JP3386691B2 - 作業車輛の油圧回路 - Google Patents
作業車輛の油圧回路Info
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Description
等の軽負荷駆動のアタッチメントを接続するための作業
車輛の油圧回路に関する。 【0002】 【従来の技術】例えば、ホイールローダ等の作業車輛に
は、モーア、スィーパ等のアタッチメントを接続するた
めのサービスポート23が用意されており、これらのア
タッチメントの油圧モータ27は比較的軽負荷であり、
これを制御する制御弁24は、図3に示すように、チル
トシリンダ13を制御する第1制御弁21とリフトシリ
ンダ12を制御する第2制御弁22と共に、油圧制御手
段16に組み込まれ、3連マルチバルブ接続になってい
る。 【0003】前記サービスポート用の第3制御弁24は
メイン供給油路40の上流側に、第1、第2制御弁2
1、22は下流側にそれぞれ接続され、全制御弁24、
21、22はパラレル(並列)接続になっている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】前記従来技術のよう
に、アタッチメントの軽負荷駆動の油圧モータ27に対
して、チルトシリンダ13、リフトシリンダ12等がパ
ラレル接続になっていると、油圧モータ27を駆動した
ときに、メイン供給油路40の全油量がサービスポート
23に流れ、チルトシリンダ13及び/又はリフトシリ
ンダ12を同時作動することが困難になることがある。 【0005】本発明は、メインの供給油路に接続された
軽負荷駆動アタッチメント用の油路に対して、その下流
側の本体付属アクチュエータ用の油路を直列(シリー
ズ)接続することにより、本体付属アクチュエータを同
時作動可能にした作業車輌の油圧回路を提供することを
目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明における課題解決
のための第1の具体的手段は、供給油路40に軽負荷駆
動アタッチメント用の油路26を接続し、その下流側に
本体付属アクチュエータ用の油路Bをシリーズ接続した
ことである。これによって、軽負荷駆動アタッチメント
を作動させても、その戻り油を下流側の本体付属アクチ
ュエータ用の油路Bに供給でき、本体付属アクチュエー
タの同時作動が可能になる。 【0007】本発明における課題解決のための第2の具
体的手段は、第1の具体的手段に加えて、供給油路40
に油圧モータ27を有するアタッチメント1へ圧油を供
給する制御弁24を接続し、その下流側に本体付属のリ
フトシリンダ12へ圧油を供給する制御弁22及び/又
はチルトシリンダ13へ圧油を供給する制御弁21を直
列接続したことである。 【0008】これによって、制御弁24を介して軽負荷
油圧モータ27を駆動させても、その戻り油を下流側の
制御弁22及び/又は制御弁21を介して、リフトシリ
ンダ12及び/又はチルトシリンダ13を同時駆動する
ことが可能になる。 【0009】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図2において、作業車輛として例
示するホイールローダ2は、アタッチメントとして例示
したモーア1を装着しており、左右の前輪3と左右の後
輪4を有する四輪駆動形であり、その車体5は前後中間
部で屈折する屈折車体であって、左右に備えたステアリ
ングシリンダ6によって操舵可能である。なお、車体5
は非胴割れタイプでも良い。 【0010】前後輪3、4は、油圧ミッションによって
駆動され、車体5には操縦ハンドル7と座席8を有し、
座席8は油圧ミッション、エンジン等を覆うボンネット
9上に備えられている。車体5の前部寄りには、マスト
10を介して左右一対のリフトアーム11が上下揺動自
在に備えられて前方に延伸されていて、この左右一対の
リフトアーム11の先端に、回転刃駆動用の油圧モータ
を有するモーア1がバケットに代替して着脱自在に備え
られている。 【0011】モーア1は左右一対のリフトアーム11の
先端に枢支されていて、リフトアーム11が復動形で示
すリフトシリンダ12により上下動作されることにより
昇降し、復動形のチルトシリンダ13の伸縮動作で、中
継アーム14およびリンクロッド15を介して、地面に
対して前後傾動して姿勢を制御可能になっている。前記
リフトシリンダ12及びチルトシリンダ13は本体付属
のアクチュエータとなっており、このアクチュエータは
3つ以上でもよい。 【0012】モーア1は、左右にスキッド形接地体17
を有し、モーア本体に設けた油圧モータで刈刃体18を
正逆転駆動自在にしており、刈刃体18は左右方向の軸
心廻りに回転可能なドラムに多数のタイン形のスイング
自在であるフレール刃を備え、このフレール刃によって
雑草等をなぎ倒し(自由切断)するように構成されてい
る。 【0013】図1において、30は車体5の静油圧トラ
ンスミッションであり、エンジン31で可変ポンプ32
を駆動し、この可変ポンプ32と閉回路で接続された可
変モータ(又は固定モータ)33を油圧駆動し、減速機
構34を介して後輪4に無段変速動力を伝達するように
なっている。エンジン31は可変ポンプ32の他に作業
機用ポンプ35、チャージ用ポンプ36も駆動してお
り、作業機用ポンプ35の吐出油は、プライオリティ弁
37を介してステアリング手段38へ供給されると共
に、油圧制御手段16へ供給されている。 【0014】油圧制御手段16は、図2に示すようにハ
ンドル7の近傍に備えられ、チルトシリンダ13を制御
する第1制御弁21と、リフトシリンダ12を制御する
第2制御弁22と、モーア1に接続されたサービスポー
ト23を制御する第3制御弁24とを備えている。前記
第1、第3制御弁21、24は3位置切り換え弁であ
り、第2制御弁22は4位置切り換え弁であり、第3制
御弁24が上流側、第1、第2制御弁21、22が下流
側となっている。 【0015】チルトシリンダ13用の第1制御弁21は
チルト動作部21A、中立部21B、ダンプ動作部21
Cを備え、リフトシリンダ12用の第2制御弁22は上
昇動作部22A、中立部22B、降下動作部22C及び
フロート制御部22Dを備え、サービスポート23用の
第3制御弁24は正転動作部24A、中立部24B、逆
転動作部24Cを備えている。 【0016】サーピスポート23にはホースを介してモ
ーア1の油圧モータ27が接続されていて、アタッチメ
ント用油路26を形成しており、第3制御弁24の切り
換えによって、中立(停止)を含めて油圧モータ27を
正逆転可能である。プライオリティ弁37から油圧制御
手段16に至るメイン供給油路40は、全制御弁21、
22、24が中立状態にあるとき、全弁内を通ってドレ
ン油路41に連通し、第3制御弁24が正転動作部24
A又は逆転動作部24Cに切り換えられると、アタッチ
メント用油路26を介して圧油が油圧モータ27に供給
される。 【0017】メイン供給油路40に対して、上流側の第
3制御弁24が油路Aを介して接続され、下流側の第
1、2制御弁21、22と油路Bを介して接続されてお
り、第3制御弁24に対して第2制御弁22は直列接続
され、第1制御弁21は第2制御弁22に対して並列接
続されている。即ち、第3制御弁24に対して第1、第
2制御弁21、22がシリーズ接続されている。 【0018】従って、第3制御弁24を正転動作部24
A又は逆転動作部24Cに切り換えて、メイン供給油路
40及び油路Aを通ってきた作動油を、アタッチメント
用油路26を介して油圧モータ27に供給すると、この
油圧モータ27からの戻り油は、再び第3制御弁24を
通ってからメイン供給油路40に戻り、油路Bから第2
制御弁22及び第1制御弁21に供給され、リフトシリ
ンダ12及び/又はチルトシリンダ13を作動すべく供
給される。 【0019】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、種々変形することができる。例えば、
作業車輛としては、ホイールローダの他にフォークリフ
ト、バックホー等でもよく、アタッチメントも公知の種
々のものが適用でき、本体付属のアクチュエータとして
はシリンダ以外でもよい。また、アタッチメント用の第
3制御弁24に対して第1、第2制御弁21、22の一
方をシリーズ接続して、他方を独立的に作業機用ポンプ
35と接続してもよい。 【0020】 【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、軽負荷駆
動アタッチメント1を作動させても、その戻り油を下流
側の本体付属のアクチュエータ用の油路Bに供給でき、
本体付属のアクチュエータの同時作動ができる。
る。 【図3】従来技術の油圧回路である。 【符号の説明】 1 モーア(アタッチメント) 2 ホイールローダ(作業車輛) 11 リフトアーム 12 リフトシリンダ(アクチュエータ) 13 チルトシリンダ(アクチュエータ) 16 油圧制御手段 21 第1制御弁 22 第2制御弁 23 サービスポート 24 第3制御弁 26 アタッチメント用油路 27 油圧モータ 40 メイン供給油路 A 油路 B 油路
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 供給油路(40)に油圧モータ(27)
を有するアタッチメント(1)へ圧油を供給する制御弁
(24)を接続し、その下流側に本体付属のリフトシリ
ンダ(12)へ圧油を供給する制御弁(22)及び/又
はチルトシリンダ(13)へ圧油を供給する制御弁(2
1)を直列接続したことを特徴とする作業車輌の油圧回
路。
Priority Applications (1)
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JP14412997A JP3386691B2 (ja) | 1997-06-02 | 1997-06-02 | 作業車輛の油圧回路 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP14412997A JP3386691B2 (ja) | 1997-06-02 | 1997-06-02 | 作業車輛の油圧回路 |
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JPH10331210A JPH10331210A (ja) | 1998-12-15 |
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ID=15354888
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP14412997A Expired - Fee Related JP3386691B2 (ja) | 1997-06-02 | 1997-06-02 | 作業車輛の油圧回路 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP3386691B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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- 1997-06-02 JP JP14412997A patent/JP3386691B2/ja not_active Expired - Fee Related
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CN102442528B (zh) * | 2011-09-19 | 2013-09-04 | 大连维乐液压制造有限公司 | 进料小车液压站 |
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JPH10331210A (ja) | 1998-12-15 |
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