JP2001116005A - 破砕機の油圧回路 - Google Patents

破砕機の油圧回路

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JP2001116005A JP29328399A JP29328399A JP2001116005A JP 2001116005 A JP2001116005 A JP 2001116005A JP 29328399 A JP29328399 A JP 29328399A JP 29328399 A JP29328399 A JP 29328399A JP 2001116005 A JP2001116005 A JP 2001116005A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 【解決手段】 自走式作業台車のアームに装着する自動
旋回式破砕機において、旋回用の油圧配管を省略して経
費を節減し且つ取付作業を軽減する。 【解決手段】 旋回用油圧モータをブラケット内などに
配置するとともに、アーム開閉用の油圧シリンダに接続
する往復の油圧管路からそれぞれ枝管を分岐し、両枝管
を油圧モータと接続する際に、アーム開動作時に供給側
となる管路から分岐する一方の枝管には、所定圧力以上
に達したときに油圧モータ側に連通する機能を付与し、
アーム閉動作時に供給側となる管路から分岐する他方の
枝管には、油圧モータ側への逆流を阻止する機能を付与
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自走式作業台車に
装着する破砕機において、アーム開閉用の油圧シリンダ
へ供給する作動油の圧力を利用して破砕アームを自動旋
回する油圧回路に関する。
【0002】
【従来の技術】破砕機は、油圧ショベルのような自走式
の作業台車に装着した際に、作業能率が上がるので自動
旋回できることが望ましい。従来の破砕機では、破砕ア
ームを内蔵の油圧モータで自動旋回する場合、アーム開
閉用の油圧シリンダおよび旋回用油圧モータのそれぞれ
について、独立の油圧配管を油圧ショベルのアームに沿
って配設することを要する。
【0003】 2系統の油圧配管は、その先端部をそれ
ぞれ破砕機の取付ブラケットに設けた油圧コネクション
に接続し、運転室内に設置のペダルまたはレバーによ
り、破砕アームの開閉操作および旋回操作を行うことが
できる。用いる油圧モータは、特定の機種の場合には、
ケーシングドレンをタンクに戻す専用ドレン配管を追加
配管する必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】破砕機を油圧ショベル
などに装着すると、該油圧ショベルに破砕機用の油圧配
管のほかに、制御弁、操作ペダルやレバー、該制御弁用
の油圧配管などを取り付ける改造工事が必要になる。従
来の破砕機では、前記のように、アーム開閉用の配管と
旋回用の配管を独立させて2系統取り付ける必要があ
り、材料費と人件費を抑制して経費節減を達成するため
のネックとなっている。
【0005】 本発明は、自動旋回可能な破砕機に関す
る前記の問題点を改善するために提案されたものであ
り、アーム開閉用の油圧シリンダへ送る作動油の圧力に
より、旋回用油圧モータを自動回転する油圧回路を提供
することを目的としている。本発明の他の目的は、旋回
専用の配管系統を省略して配管工事費などを節減し、加
えて油圧ショベルへの破砕機の着脱が短時間で行える油
圧回路を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、旋回用油圧モータを破砕機に設置し、該旋回用油圧
モータにアーム開閉用の油圧シリンダの配管系統から分
岐する枝管を接続する。自走式作業台車のアームに装着
し且つ油圧シリンダで破砕アームを開閉作動する自動旋
回式破砕機において、破砕作業を行う時には、全量の作
動油をアーム開閉用の油圧シリンダに供給し、旋回を行
う時には、アーム全開状態でさらに作動油をアーム開方
向に供給し、その際の圧力上昇で作動油を旋回用油圧モ
ータへ供給するように構成する。
【0007】 本発明に係る油圧回路では、旋回用油圧
モータをブラケット内などに配置するとともに、アーム
開閉用の油圧シリンダに接続する往復の油圧管路からそ
れぞれ枝管を分岐している。基本的には、両枝管を油圧
モータと接続する際に、アーム開動作時に供給側となる
管路から分岐する一方の枝管には、所定圧力以上に達し
たときに油圧モータ側に連通する機能を付与し、アーム
閉動作時に供給側となる管路から分岐する他方の枝管に
は、油圧モータ側への逆流を阻止する機能を付与してい
る。
【0008】 本発明に係る油圧回路では、アーム開閉
用の油圧シリンダに接続する往復の油圧管路からそれぞ
れ枝管を分岐し、両枝管を油圧モータと接続する際に、
アーム開動作時に供給側となる管路から分岐する一方の
枝管には、所定圧力以上に達したときに油圧モータ側に
連通するリリーフ機能付き絞り弁を介在させ、アーム閉
動作時に供給側となる管路から分岐する他方の枝管に
は、油圧モータ側への逆流を阻止する逆止弁を介在させ
る。衝撃圧バイパス手段は、リリーフ機能付き絞り弁ま
たは逆止弁から油圧モータに至る両枝管の途中に設置す
る。
【0009】 この衝撃圧バイパス手段として、両枝管
に対して2管路を並列にバイパス接続し、両バイパス路
にそれぞれ可調整リリーフ弁を互いに逆向きに介在させ
ると好ましい。また、このような衝撃圧バイパス手段と
して、両枝管に対して2管路を並列にバイパス接続し、
両バイパス路にそれぞれ2個の対向逆止弁を互いに逆向
きに介在させ、各バイパス路における両逆止弁の中間位
置を可調整リリーフ弁を介して連通してもよい。
【0010】 本発明の油圧回路は、前記の回路構成に
加えて、一方の枝管には、リリーフ機能付き絞り弁の下
流において、作動油が供給された後に一定時間が経過し
てから通路を開く開動作遅延遮断手段を設置してもよ
い。この開動作遅延遮断手段は、破砕アーム開度が全開
となった後に若干遅れてから旋回用油圧モータへ作動油
を供給するものである。
【0011】 この開動作遅延遮断手段は、遮断と通過
の2位置を持つ切換弁と、該切換弁の入口ポートをパイ
ロット油室と接続する連通路と、パイロット油室からリ
リーフ機能付き絞り弁の上流側へ逆止弁を介して連通す
るパイロット油の戻り通路とで構成すると好ましい。前
記切換弁のスプールの一端面にバネを、且つ他端面に前
記パイロット油室を備える押圧手段をそれぞれ配置する
とともに、通常はバネによってスプールを遮断位置に付
勢し、押圧手段のパイロット油室に一定量以上の作動油
が供給されるとスプールを通過位置へ切り換える。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の対象である自動旋回式破
砕機には、少なくとも旋回用油圧モータを設置している
ことを要する。この破砕機は大別して2つの形態があ
り、図4に例示する両回動型の破砕機では、取付ブラケ
ットに旋回ベアリングを介してフレームを回転可能に取
り付け、回動する1対の破砕アームを前記フレームに枢
着している。図示しないけれども、片回動型の破砕機で
は、取付ブラケットに旋回ベアリングを介してフレーム
を回転可能に取り付け、このフレームから固定アームが
前方に突出し、一方、回動アームをフレームの基部近傍
に回転自在に枢着し、該回動アームは固定アームと対向
するように配置する。
【0013】 図1と図4に示す破砕機1では、旋回用
油圧モータ5をブラケット2の水平板22上に固着し、
このモータはブラケット自体または取付フレーム側に取
り付けてもよい。破砕機1において、旋回ベアリングの
内リム42は取付フレーム3に連結固定し、該内リムに
はラック43を刻設するとともに、このラックと噛み合
うピニオン44に油圧モータ5の軸を連結する。油圧モ
ータ5をブラケット2に固着する構成では、該油圧モー
タを回転すると、破砕アーム33,33とフレーム3が
ブラケット2に対して水平旋回する。
【0014】 旋回用油圧モータ5は、ブラケット2内
に配置し、アーム開閉用の油圧シリンダ36に接続する
油圧管路89,89から分岐する枝管51,52に接続
する。アーム開動作時に供給側となる管路から分岐する
枝管51にはリリーフ機能付き絞り弁53を介在させ、
アーム閉動作時に供給側となる管路から分岐する枝管5
2には逆止弁57を介在させる。衝撃圧バイパス手段5
4(一点鎖線の枠)は、リリーフ機能付き絞り弁53ま
たは逆止弁57から油圧モータ5の接続ポートに至る枝
管51,52に介在させる。
【0015】 前記の油圧回路において、図2または図
3に示すように、開動作遅延遮断手段60をリリーフ機
能付き絞り弁53と油圧モータ5との間の管路に介在さ
せてもよい。開動作遅延遮断手段60は、作動油が油圧
モータに至る枝管51に供給されると一定時間経過後に
通路を開く。開動作遅延遮断手段60に関して、パイロ
ット油室66の内容積を大きくし、ピストン64とスプ
ール61とのギャップもいっそう大きくし、または絞り
68をいっそう細くし、所望に応じてこれらを組み合わ
せると、切換弁70の開く時間をより遅らせることがで
きる。
【0016】 具体的には、リリーフ機能付き絞り弁5
3は、図5に示すように公知の可調整絞り弁75と可調
整リリーフ弁76を直列接続した構成要素53である。
この絞り弁は、図6のように可調整絞り弁75とクラッ
キング圧可調整の逆止弁77を直列接続した構成要素5
3aなどでもよい。リリーフ機能付き絞り弁53は、破
砕アーム33,33の全開位置で油圧シリンダ36が停
止した後に油圧がさらに上昇すると、リリーフ機能によ
って回路を開き、絞り弁53が適正量に制限した油を油
圧モータ5へ供給することができる。
【0017】 衝撃圧バイパス手段54は、油圧モータ
5に接続する枝管51,52間に、可調整リリーフ弁5
5または55aが介在するバイパス路を互いに逆向きに
並列接続する。また、図3に示す衝撃圧バイパス手段5
4aを用いてもよく、枝管51,52間に、1対の逆止
弁58,58を介して任意の高圧側と連通する油路と、
1対の逆止弁59,59を介して任意の低圧側に連通す
る油路とをそれぞれ並列接続し、高圧側連通油路の両逆
止弁の間から低圧側連通油路の両逆止弁の間に向けて連
通路を接続し、この連通路に可調整リリーフ弁56を介
在させる。衝撃圧バイパス手段54または54aは、旋
回停止時や不用意の過負荷作用時に発生する衝撃圧を高
圧側から低圧側にバイパスし、油圧モータ5などの機器
を保護する手段であり、どちらの油圧管路に衝撃圧が作
用しても反対側管路に逃がすことができる。
【0018】 破砕機1について、制御弁86をクロス
通路位置に切り換えると、Bポートから管路84,8
5,89およびスイベルジョイント24を経由しアーム
開閉油圧シリンダ36のピストンロッド側Rポートに作
動油が供給され、油圧シリンダ36が縮小作動して破砕
アーム33,33が開動作する。この際には、破砕機1
のアーム開動作は無負荷で作動圧が低いので、旋回用油
圧モータ5の回路におけるリリーフ機能付き絞り弁53
は閉じたままである。
【0019】 アームが全開に達して供給圧力が上昇す
ると、絞り弁53のリリーフ弁76(図5)が開き、作
動油が油圧モータ5のMbポートに至る枝管51に供給
され、油圧モータ5が回転して破砕機1のアーム33,
33が旋回する。油圧モータ5への供給油は、絞り弁5
3の可調整絞り弁75で油圧モータが適正な回転速度に
なるように供給流量を制限する。一方、油圧モータのM
aポートは、枝管52の逆止弁57を介して、油圧シリ
ンダ36の戻り側管路89に連通しているので、油圧モ
ータ5からの排出油はMaポートから制御弁86のAポ
ートを経てタンクTKに戻る。
【0020】 アーム33,33を所定の角度まで旋回
した後に、制御弁86を中立位置に戻し、作動油の供給
を遮断してアーム旋回を停止する。次に作業台車を操作
し、破砕機1のアーム33,33を解体対象部分に進入
させてから、制御弁86を平行通路位置に切り換える。
この結果、作動油は制御弁86のAポートから油圧シリ
ンダ36のヘッド側Cポートに供給され、油圧シリンダ
36が伸長作動して破砕アーム33,33が閉動作して
破砕作業を行う。この際に、作動油の供給圧が高圧とな
るが、逆止弁57が油圧モータ5側への油流入を阻止す
るため、該油圧モータは回転しない。
【0021】 破砕作業中は、制御弁86の操作で破砕
機1のアーム開閉を繰り返す。制御弁86は、アーム3
3,33が全開状態に達した直後またはその直前に中立
に戻すかアーム閉動作側に切り換えられると、油圧モー
タ5に作動油を供給することがなく、アーム旋回を行わ
ない。
【0022】 油圧モータ5には、その停止時に回路内
に異常に高い衝撃圧が作用したり、破砕作業中に破砕機
1に大きな捻れ力が作用して過大な負荷が作用する可能
性があり、この場合には、衝撃圧バイパス手段54が作
動して低圧側に異常高圧を逃がす。衝撃圧バイパス手段
54は、油圧モータのMa,Mbポートのいずれのポー
トが高圧になっても、内蔵リリーフ弁55または55a
が高圧ポート側から低圧ポート側に向けてリリーフする
ので、衝撃圧と過負荷のいずれの高圧からも油圧モータ
5などの機器を保護できる。
【0023】 図2に示す閉動作遅延遮断手段60を油
圧回路に設置しておくと、絞り弁53から作動油が供給
された直後は切換弁70が回路を遮断したままであり、
直ちに油圧モータ5が回転することを回避する。閉動作
遅延遮断手段60は、細い絞り68を経てパイロット油
室66に徐々に作動油を供給し、油室66に油が充満す
るとスプール61を押して切換弁70を開く。したがっ
て、破砕機1のアーム33,33が全開になってから僅
かに遅れてアーム旋回を開始するので、アーム旋回が不
要なときは作動油が閉動作遅延遮断手段60を通過する
前に、制御弁86を切り換えて中立位置に戻せばよい。
【0024】 制御弁86を中立位置または平行通路位
置(アーム閉動作側)に切り換えると、逆止弁57によ
って油圧モータ5への油供給を阻止する。閉動作遅延遮
断手段60では、パイロット油室66が逆止弁67を経
て戻り側の油圧回路89と連通し、切換弁70が復帰し
て回路を遮断し、油圧モータ5への油供給をより確実に
阻止する。
【0025】
【実施例】次に、本発明を実施例に基づいて説明する
が、本発明は実施例に限定されるものではない。本発明
の油圧回路を搭載する破砕機1は、図4に例示するよう
に、フレーム3において、中間部をピン38,38で回
転自在に枢着した1対の破砕アーム33,33と、両破
砕アームの後端部35をピン37、37で連結する油圧
シリンダ36とを配置し、油圧シリンダ36の伸縮作動
によって破砕アーム33,33の先端部34を開閉す
る。
【0026】 破砕機1は、油圧ショベル(図示しな
い)に装着し、該油圧ショベルのアーム81上のシリン
ダ83を伸縮作動すると、バケットリンク82を介して
前後方向に回動して角度調整できる。図1と図4に示す
ように、油圧シリンダ36の往復管路は、油圧ショベル
の油圧源88から制御弁86,油圧配管84,先端ホー
ス85,ブラケット内管路89,旋回ベアリング4の中
心部に設けたスイベルジョイント24およびホース25
を経由して油圧シリンダ36に至り、該油圧シリンダか
ら逆順でタンクTKへ帰還する。油圧源88は、油圧シ
ョベルの駆動用油圧ポンプ(図示しない)と兼用し、コ
ントロールバルブ87を介して制御弁86に接続する。
制御弁86は、運転室設置のペダル(図示しない)を操
作して制御し、中立と平行通路とクロス通路の3位置を
有する3位置4方弁である。制御弁86を操作して作動
油を供給すると、油圧シリンダ36を伸縮作動して破砕
アーム33,33を開閉作動できる。
【0027】 破砕機1において、フレーム3は、上部
水平板32と該水平板の下面に垂直に固着した1対の側
板31とからなり、該フレームの上方にブラケット2が
位置する。ブラケット2は、取付穴を上端部に有する1
対の側板21,21を水平板22に固着し、該取付穴に
ピン23、23を挿通して、油圧ショベルのアーム81
とバケットリンク82の先端部に破砕機1を回転自在に
装着できる。また、外リム41をブラケット2の水平板
22に、且つ内リム42をフレーム3の上部水平板32
に固着し、旋回ベアリング4によってリム41,42を
旋回自在に連結する。
【0028】 図1に示すように、旋回用油圧モータ5
は、ブラケット2の水平板22上に固着する。油圧モー
タ5の軸45にピニオン44を取り付け、該ピニオンは
旋回ベアリング4の内リム42に刻設したラック43と
噛み合う。油圧モータ5を回転すると、フレーム3およ
び破砕アーム33,33がブラケット2に対して水平に
旋回する。
【0029】 油圧モータ5のポートMa,Mbは、ブ
ラケット内管路89,89から分岐する枝管51,52
に接続する。枝管51は、油圧シリンダ36のピストン
ロッド側の管路に接続し、リリーフ機能付き絞り弁53
が介在する。一方、枝管52は、シリンダヘッド側の管
路に接続し、油圧モータ5側への油の流れを阻止する逆
止弁57が介在する。絞り弁53または逆止弁57から
油圧モータ5に至る管路の間には、衝撃圧パイパス手段
54が介在する。
【0030】 リリーフ機能付き絞り弁53は、供給側
圧力が設定値以下のときは作動油の通過を阻止する機能
と、通過流量を制限する機能とを兼ね備えた回路構成要
素である。具体的には、絞り弁53は、図5のように可
調整絞り弁75と可調整リリーフ弁76を直列接続した
構成要素53である。この絞り弁は、図6のように可調
整絞り弁75とクラッキング圧可調整の逆止弁77を直
列接続した構成要素53aでもよい。
【0031】 衝撃圧パイパス手段54は、油圧モータ
5のポートMbに接続する枝管51と、ポートMaに接
続する枝管52とを2管路でバイパス接続している。一
方のバイパス路には、枝管51から52へのリリーフ弁
55が介在し、他方のバイパス路には、枝管52から5
1へのリリーフ弁55aが介在する。衝撃圧パイパス手
段54により、ポートMa,Mbのいずれかに衝撃圧ま
たは高圧が作用すると、リリーフ弁55または55aが
作動し、これを反対側のポートに逃がす構成になってい
る。
【0032】 次に破砕機1の操作法について説明す
る。図1の制御弁86を平行通路側に切り換えると、油
圧源88の作動油は、P→A→84→85→89→A1
→A2→Cの順に流れ、一方、シリンダ36のロッド側
の作動油は、R→B2→B1→89→85→84→B→
Tの順に流れてタンクTKに戻り、油圧シリンダ36を
伸長作動して破砕アーム33,33を閉じる。制御弁8
6をクロス通路側に切り換えると、油圧源88の作動油
は、P→B→84→85→89→B1→B2→Rの順に
流れ、一方、シリンダ36のヘッド側の作動油は、C→
A2→A1→89→85→84→A→Tの順に流れてタ
ンクTKに戻り、油圧シリンダ36のピストンを縮小作
動して破砕アーム33,33を開く。
【0033】 この際に、破砕アーム33,33の全開
状態において、さらに制御弁86の操作ペダルをアーム
開方向に踏み続け、シリンダ36へ作動油を供給し続け
ると、他方の管路89つまり枝管51への供給油圧が上
昇する。絞り弁53の設定圧以上に達すると、該絞り弁
の可調整リリーフ弁76(図5)またはクラッキング圧
可調整逆止弁77(図6)が開き、油圧モータ5に作動
油を供給する。この作動油は、可調整絞り弁75(図
5、図6)で供給量が制限されているため、油圧モータ
5が高速回転せずに適度の速度で回転する。
【0034】 破砕機1は、油圧モータ5によって旋回
し且つ油圧ショベルとリンク82の操作によって任意の
姿勢に制御し、アーム33,33を開閉作動するとコン
クリート塊などを破砕できる。アーム33,33の全開
状態において、必要に応じて制御弁86をアーム開方向
に操作し続けると、破砕機1をさらに旋回して位置調整
できる。枝管51,52において、旋回停止時や破砕作
業中の捻れ作用などで異常高圧が発生しても、これを衝
撃圧バイバス手段54によって吸収解消でき、油圧モー
タ5を損傷することはない。
【0035】 図2は、図1の油圧回路に加えて、枝管
51において開動作遅延遮断手段60を介在させてい
る。開作動遅延遮断手段60は、破砕アーム33,33
が全開となった後に、若干遅れて油圧モータ5へ作動油
を供給し、リリーフ機能付き絞り弁53と油圧モータ5
との間の枝管51に取り付ける。
【0036】 開作動遅延遮断手段60は、遮断と通過
の2位置を持つ切換弁70を有し、該切換弁のスプール
61の一端面にバネ62を、且つ他端面にパイロット油
室66を備える押圧手段65をそれぞれ配置する。スプ
ール61は、通常、バネ62によって遮断位置に付勢さ
れている。押圧手段65は、パイロット油室66となる
シリンダと、このシリンダ内に摺動可能に収納するピス
トン64と、該ピストンをパイロット油室66内の油排
出方向へ付勢するスプリング63とによって構成する。
パイロット油室66内が無圧であると、スプリング63
によってピストン64を図2の上方へ押し、該ピストン
の端面がスプール61の端面と適宜のギャップを有する
位置にある。
【0037】 開作動遅延遮断手段60には、絞り68
を介して切換弁70の入口ポートをパイロット油室66
と接続する連通路を設ける。また、パイロット油の戻り
通路として、逆止弁67を介してパイロット油室66を
絞り弁53の上流側と接続している。
【0038】 図2の油圧回路において、リリーフ機能
付き絞り弁53が開き、作動油が切換弁70に供給され
ると同時に、絞り68を経てパイロット油室66にパイ
ロット油を送給し、ピストン64を図の下方へ移動す
る。ピストン64は、下方移動によってスプール61の
端面とのギャップがゼロになり、この移動時間が経過し
た後にスプール61を押す。スプール61が移動すると
切換弁70が開き、これによって作動油が切換弁70を
経て油圧モータ5に送られ、該油圧モータが回転して破
砕機1の破砕アーム33,33を旋回する。
【0039】 開作動遅延遮断手段60に関して、パイ
ロット油室66の内容積を大きくし、ピストン64とス
プール61とのギャップもいっそう大きくし、あるいは
絞り68をいっそう細くすると、切換弁70の開く時間
をより遅らせることができる。この結果、破砕アーム3
3,33の全開から旋回開始までの時間を適宜に調整で
き、破砕作業と旋回動作の個別制御が容易になって作業
性を改善できる。
【0040】 図3は、開作動遅延遮断手段60を有す
る図2の油圧回路について、前記の手段54と異なる衝
撃圧パイパス手段54aを設置する。衝撃圧パイパス手
段54aは、油圧モータ5のポートMbに接続する枝管
51と、ポートMaに接続する枝管52とを2管路でバ
イパス接続している。一方のバイパス路には、ともに枝
管51または52から油が流入できる対向の逆止弁5
8,58が介在し、他方のバイパス路には、ともに油が
枝管51または52へ流出できる対向の逆止弁59,5
9が介在する。逆止弁58,58間と逆止弁59,59
間とには、逆止弁58から59へのリリーフ弁56が介
在する連通路を接続する。
【0041】 衝撃圧パイパス手段54aにより、ポー
トMa,Mbのいずれかに衝撃圧または高圧が作用する
と、枝管51または52のいずれでも、作動油が逆止弁
58,リリーフ弁56および逆止弁59を通って他方の
枝管の方へ流れる。この結果、発生した衝撃圧または高
圧を反対側のポートに逃がすことができる。
【0042】
【発明の効果】本発明に係る油圧回路は、従来の破砕機
用配管設備から、油圧ショベルに取り付けるアーム旋回
用の往復管路とドレン管路である油圧配管3本を省略で
き、さらに旋回用制御弁、旋回操作ペダル、旋回用制御
油圧系統および配管先端を破砕機に接続する旋回用ホー
スが不要となり、配管コストが大幅に低減する。この油
圧回路を用いると、破砕機を油圧ショベルに着脱する際
に、接続ホースの取り付け・取り外しが2本だけとな
り、取付作業の時間を短縮できる。
【0043】 本発明の破砕機の油圧回路は、作業台車
において、アーム開閉用ペダルやレバーの操作だけで破
砕アームの開閉と旋回作動を操作できる。このため、破
砕アームの旋回時に操作ペダルの踏み替えが不要とな
り、運転者の負担を軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る油圧回路およびその関連部材を
例示する概略系統図である。
【図2】 本発明の変形例を示す図1と同様の系統図で
ある。
【図3】 本発明の別の変形例を示す図1と同様の系統
図である。
【図4】 本発明の油圧回路を適用する破砕機を例示す
る側面図である。
【図5】 リリーフ機能付き絞り弁の構成要素を示す回
路図である。
【図6】 リリーフ機能付き絞り弁の別の構成要素を示
す回路図である。
【符号の説明】
1 破砕機 5 旋回用油圧モータ 36 アーム開閉用の油圧シリンダ 51,52 枝管 53 リリーフ機能付き絞り弁 54 衝撃圧バイパス手段 57 逆止弁 60 開動作遅延遮断手段 61 スプール 62 バネ 65 押圧手段 66 パイロット油室 70 切換弁 75 可調整絞り弁 76 可調整リリーフ弁 77 クラッキング圧可調整の逆止弁
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年12月18日(2000.12.
18)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自走式作業台車のアームに装着し且つ油
    圧シリンダで破砕アームを開閉作動する自動旋回式破砕
    機において、旋回用油圧モータをブラケット内などに配
    置するとともに、アーム開閉用の油圧シリンダに接続す
    る往復の油圧管路からそれぞれ枝管を分岐し、両枝管を
    油圧モータと接続する際に、アーム開動作時に供給側と
    なる管路から分岐する一方の枝管には、所定圧力以上に
    達したときに油圧モータ側に連通する機能を付与し、ア
    ーム閉動作時に供給側となる管路から分岐する他方の枝
    管には、油圧モータ側への逆流を阻止する機能を付与す
    る破砕機の油圧回路。
  2. 【請求項2】 自走式作業台車のアームに装着し且つ油
    圧シリンダで対向破砕アームを開閉する自動旋回式破砕
    機において、旋回用油圧モータをブラケット内などに配
    置するとともに、アーム開閉用の油圧シリンダに接続す
    る往復の油圧管路からそれぞれ枝管を分岐し、両枝管を
    油圧モータと接続する際に、アーム開動作時に供給側と
    なる管路から分岐する一方の枝管には、所定圧力以上に
    達したときに油圧モータ側に連通するリリーフ機能付き
    絞り弁を介在させ、アーム閉動作時に供給側となる管路
    から分岐する他方の枝管には、油圧モータ側への逆流を
    阻止する逆止弁を介在させ、前記リリーフ機能付き絞り
    弁または逆止弁から油圧モータに至る両枝管の途中に衝
    撃圧バイパス手段を設置する破砕機の油圧回路。
  3. 【請求項3】 自走式作業台車のアームに装着し且つ油
    圧シリンダで対向破砕アームを開閉する自動旋回式破砕
    機において、旋回用油圧モータをブラケット内などに配
    置するとともに、アーム開閉用の油圧シリンダに接続す
    る往復の油圧管路からそれぞれ枝管を分岐し、両枝管を
    油圧モータと接続する際に、アーム開動作時に供給側と
    なる管路から分岐する一方の枝管には所定圧力以上に達
    したときに油圧モータ側に連通するリリーフ機能付き絞
    り弁を介在させ、アーム閉動作時に供給側となる管路か
    ら分岐する他方の枝管には油圧モータ側への逆流を阻止
    する逆止弁を介在させ、前記リリーフ機能付き絞り弁ま
    たは逆止弁から油圧モータに至る両枝管の途中に衝撃圧
    バイパス手段を設置し、且つ一方の枝管には、リリーフ
    機能付き絞り弁の下流において、作動油が供給された後
    に一定時間が経過してから通路を開く開動作遅延遮断手
    段を設置する破砕機の油圧回路。
  4. 【請求項4】 衝撃圧バイパス手段として、両枝管に対
    して2管路を並列にバイパス接続し、両バイパス路には
    それぞれ可調整リリーフ弁を互いに逆向きに介在させる
    か、または両バイパス路にはそれぞれ2個の対向逆止弁
    を互いに逆向きに介在させ、各バイパス路における内向
    き逆止弁の中間から外向き逆止弁の中間に向けて可調整
    リリーフ弁を介して連通する請求項2または3に記載の
    油圧回路。
  5. 【請求項5】 開動作遅延遮断手段は、遮断と通過の2
    位置を持つ切換弁と、該切換弁の入口ポートをパイロッ
    ト油室と接続する連通路と、パイロット油室からリリー
    フ機能付き絞り弁の上流側へ逆止弁を介して連通するパ
    イロット油の戻り通路とで構成し、前記切換弁のスプー
    ルの一端面にバネを、且つ他端面に前記パイロット油室
    を備える押圧手段をそれぞれ配置するとともに、通常は
    バネによってスプールを遮断位置に付勢し、押圧手段の
    パイロット油室に一定量以上の作動油が供給されるとス
    プールを通過位置へ切り換える請求項3に記載の油圧回
    路。
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