JP4183032B2 - フィルム状電子装置を装着した空気入りタイヤ及びそのフィルム状電子装置の装着方法 - Google Patents

フィルム状電子装置を装着した空気入りタイヤ及びそのフィルム状電子装置の装着方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4183032B2
JP4183032B2 JP2002254387A JP2002254387A JP4183032B2 JP 4183032 B2 JP4183032 B2 JP 4183032B2 JP 2002254387 A JP2002254387 A JP 2002254387A JP 2002254387 A JP2002254387 A JP 2002254387A JP 4183032 B2 JP4183032 B2 JP 4183032B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
electronic device
sheet
tire
members
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002254387A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004090775A (ja
Inventor
一浩 志村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yokohama Rubber Co Ltd filed Critical Yokohama Rubber Co Ltd
Priority to JP2002254387A priority Critical patent/JP4183032B2/ja
Priority to CNB038180391A priority patent/CN100371181C/zh
Priority to US10/516,737 priority patent/US7201813B2/en
Priority to DE60334635T priority patent/DE60334635D1/de
Priority to EP03794113A priority patent/EP1552968B1/en
Priority to PCT/JP2003/010909 priority patent/WO2004022362A1/ja
Publication of JP2004090775A publication Critical patent/JP2004090775A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4183032B2 publication Critical patent/JP4183032B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60—VEHICLES IN GENERAL
    • B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C23/00—Devices for measuring, signalling, controlling, or distributing tyre pressure or temperature, specially adapted for mounting on vehicles; Arrangement of tyre inflating devices on vehicles, e.g. of pumps or of tanks; Tyre cooling arrangements
    • B60C23/02—Signalling devices actuated by tyre pressure
    • B60C23/04—Signalling devices actuated by tyre pressure mounted on the wheel or tyre
    • B60C23/0491—Constructional details of means for attaching the control device
    • B60C23/0493—Constructional details of means for attaching the control device for attachment on the tyre
    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60—VEHICLES IN GENERAL
    • B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C13/00—Tyre sidewalls; Protecting, decorating, marking, or the like, thereof
    • B60C13/001—Decorating, marking or the like
    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60—VEHICLES IN GENERAL
    • B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C19/00—Tyre parts or constructions not otherwise provided for
    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29D—PRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
    • B29D30/00—Producing pneumatic or solid tyres or parts thereof
    • B29D30/0061—Accessories, details or auxiliary operations not otherwise provided for
    • B29D2030/0072—Attaching fasteners to tyres, e.g. patches, in order to connect devices to tyres
    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29D—PRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
    • B29D30/00—Producing pneumatic or solid tyres or parts thereof
    • B29D30/0061—Accessories, details or auxiliary operations not otherwise provided for
    • B29D2030/0077—Directly attaching monitoring devices to tyres before or after vulcanization, e.g. microchips
    • Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T152/00—Resilient tires and wheels
    • Y10T152/10—Tires, resilient
    • Y10T152/10495—Pneumatic tire or inner tube
    • Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T156/00—Adhesive bonding and miscellaneous chemical manufacture
    • Y10T156/10—Methods of surface bonding and/or assembly therefor

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、フィルム状電子装置を装着した空気入りタイヤ及びそのフィルム状電子装置の装着方法に関し、更に詳しくは、フィルム状電子装置の破断を防ぐようにしたフィルム状電子装置を装着した空気入りタイヤ及びそのフィルム状電子装置の装着方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】
近年、空気入りタイヤを識別するための情報や、タイヤの内圧、温度、及び回転数などの情報を得るために、送信機と受信機の機能を併せ持つトランスポンダを装着するようにした空気入りタイヤが提案されている（例えば、実開平７−３０１０４号公報）。このような空気入りタイヤに使用されるトランスポンダは、通常、コイル状に巻回したアンテナと情報を格納する集積回路とを円筒状のガラス保護容器内に収容した構成になっている。
【０００３】
上記トランスポンダを用いた空気入りタイヤは、集積回路に格納された様々な情報を必要に応じて簡単に得ることができるため、極めて有用である。しかし、その反面、上述した構成のトランスポンダは、コストが高いため、空気入りタイヤのコストを大きく上昇させるという問題があった。
【０００４】
そこで、本発明者は、上記対策として、一般に使用されている安価なフィルム状のトランスポンダ（ＩＳＯで標準化された１３ＭＨｚ帯の周波数を使用するトランスポンダ）を空気入りタイヤに埋設して使用してみたところ、フィルム状のトランスポンダは耐久性がガラス保護容器を使用したものに比べて大きく劣ることがわかった。
【０００５】
即ち、空気入りタイヤをリムに装着し、内圧を付与してインフレートさせた際に、トランスポンダが空気入りタイヤの膨張変形により引っ張られて破断するという問題が生じるのである。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、安価なフィルム状のトランスポンダなどのフィルム状電子装置を装着してもその破断を防止することが可能なフィルム状電子装置を装着した空気入りタイヤ及びそのフィルム状電子装置の装着方法を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明のフィルム状電子装置を装着した空気入りタイヤは、フィルム状電子装置の両面に配置した両シート状部材内で摺動自在な該フィルム状電子装置をタイヤ表面またはタイヤ内部に装着した空気入りタイヤであって、前記両シート状部材をフッ素樹脂から、または前記フィルム状電子装置に接する内面に該フィルム状電子装置を摺動させるための材料をコーティングして構成し、前記両シート状部材の周縁部を接着し、該両シート状部材間に前記フィルム状電子装置が摺動可能な室部を有することを特徴とする。
本発明の他のフィルム状電子装置を装着した空気入りタイヤは、フィルム状電子装置の両面に配置した両シート状部材内で摺動自在な該フィルム状電子装置をタイヤ外側表面に装着した空気入りタイヤであって、前記フィルム状電子装置が集積回路及びコイル状のアンテナをフィルム基材上に設けた、タイヤ識別情報を読み取り可能なフィルム状トランスポンダであり、前記両シート状部材の少なくとも表面側に位置するシート状部材を透明材料から構成し、前記フィルム状トランスポンダの表面に前記タイヤ識別情報と同様の情報を表示したことを特徴とする。
【０００８】
本発明のフィルム状電子装置の装着方法は、フィルム状電子装置を両シート状部材間に配置した後、両シート状部材の周縁部を接着して両シート状部材間に形成した室部に前記フィルム状電子装置を摺動自在に収容したフィルム状電子装置収容シート体を形成し、該シート体を未加硫タイヤの内部または表面、または加硫済タイヤの表面に装着し、前記シート状部材がフッ素樹脂から、または前記フィルム状電子装置に接する内面に該フィルム状電子装置を摺動させるための材料をコーティングしてなることを特徴とする。
【０００９】
上記構成によれば、空気入りタイヤに内圧を付与してインフレートさせた際に、空気入りタイヤの膨張変形に伴ってシート状部材が引張変形するが、フィルム状電子装置はシート状部材内で摺動移動するため、引張変形の影響を受けることがない。また、走行時に空気入りタイヤが圧縮変形を受けてもフィルム状電子装置はその影響を回避することができる。従って、空気入りタイヤに装着した際のフィルム状電子装置の破断を防止することができ、安価なフィルム状電子装置の使用が可能になる。
【００１０】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の構成について添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
【００１１】
図１は本発明のフィルム状電子装置を装着した空気入りタイヤの一例を示し、１はトレッド部、２はサイドウォール部、３はビード部である。
【００１２】
タイヤ内側に左右のビード部３間にカーカス層４が装架され、その両端部４ａがビードコア５の周りにビードフィラー６を挟み込むようにしてタイヤ内側から外側に折り返されている。トレッド部１のカーカス層４外周側には複数のベルト層７が設けられ、その外周側に複数のベルトカバー層８を配置している。カーカス層４の内側には、インナーライナー層９が設けられている。
【００１３】
ビード部３におけるカーカス層４とインナーライナー層９との間のタイヤ内部には、フィルム状トランスポンダ２０（図２，３参照）を収容したフィルム状電子装置収容シート体１０が装着してある。
【００１４】
フィルム状電子装置収容シート体１０は、図２に示すように、トランスポンダ２０が摺動自在な材料からなる２枚のシート状部材１１，１２を重ねて全周縁部を接着した構成になっており、両シート状部材１１，１２間に密閉した室部１３が形成されている。トランスポンダ２０がこの室部１３に収容され、トランスポンダ２０の両面に配置された状態となる両シート状部材１１，１２内で摺動自在になっている。一方のシート状部材１１がカーカス層４の内面に、他方のシート状部材１２がインナーライナー層９の外面にそれぞれ固着している。
【００１５】
フィルム状のトランスポンダ２０は、ＩＳＯで標準化された１３ＭＨｚ帯の周波数を使用するトランスポンダを使用しており、図３に示すように、ポリイミド、ナイロン、ポリエチレンテレフタレート（ＰＥＴ）などの樹脂からなるフィルム基材２１の一方の面２１ａに、印刷形成されたコイル状のアンテナ２２と、ろう付けなどにより固着した集積回路２３を備えている。
【００１６】
このフィルム基材２１の一方の面２１ａ上に、図４に示すように、接着層２４を介してフィルム基材２１と同様の材料からなる保護層２５を積層してある。このような構成のトランスポンダの厚さとしては、０．２〜０．８mmの範囲にすることができる。
【００１７】
アンテナ２２が集積回路２３に接続され、集積回路２３に格納された様々なタイヤ識別情報をアンテナ２２を介してトランスポンダ２０の読取り／書込み器（不図示）により読み取ることができ、また読取り／書込み器により集積回路２３に新たな情報を格納できるようになっている。
【００１８】
上記トランスポンダ２０を空気入りタイヤに装着するには、先ず、トランスポンダ２０をシート状部材１１，１２間にサンドイッチ状に配置した後、シート状部材１１，１２の周縁部を接着し、トランスポンダ２０を摺動自在にシート状部材１１，１２間の室部１３に収容したフィルム状電子装置収容シート体１０を形成する。
【００１９】
このフィルム状電子装置収容シート体１０を、従来の未加硫タイヤの製造工程において、インナーライナー層９をタイヤ成形ドラム上に巻き付けた後、そのインナーライナー層９上に貼り付けて、未加硫タイヤの内部に配置するようにする。その未加硫タイヤを加硫成形することにより、図１の空気入りタイヤを得ることができる。
【００２０】
上述した本発明によれば、空気入りタイヤをリムに装着し、内圧を付与してインフレートさせた際に、空気入りタイヤの膨張変形に伴ってシート状部材１１，１２が引っ張られる。トランスポンダ２０はシート状部材１１，１２内で摺動自在になっているため、空気入りタイヤの膨張変形に応じてシート状部材１１，１２内を移動するので、引張り変形を受けることがない。
【００２１】
また、走行時に空気入りタイヤが圧縮変形を受けた際にも、トランスポンダ２０がシート状部材１１，１２内で移動できるので、その影響を回避することができる。従って、空気入りタイヤに装着したフィルム状トランスポンダ２０の破断を防ぐことができる。そのため、ＩＳＯで標準化された１３ＭＨｚ帯の周波数を使用する安価なフィルム状トランスポンダ２０を用いることが可能になり、トランスポンダを装着した空気入りタイヤにおいて、大幅なコスト上昇を招くようなことがない。
【００２２】
本発明において、トランスポンダ２０は、上述したようにカーカス層４とインナーライナー層９との間に設けるのが、トランスポンダ２０に対するタイヤの引張圧縮変形の影響を最も小さくする上で好ましいが、それに限定されず、例えば、カーカス層４とその外側のサイドウォール部を構成するゴム部との間に配置することもできる。
【００２３】
その場合のトランスポンダ２０の装着は、トランスポンダ２０を収容したフィルム状電子装置収容シート体１０を、従来の未加硫タイヤの製造工程において、カーカス層４をタイヤ成形ドラム上に巻き付けた後、そのカーカス層４上に貼り付けて、未加硫タイヤの内部に配置するようにする。
【００２４】
また、上記実施形態では、トランスポンダ２０を収容したフィルム状電子装置収容シート体１０をタイヤ内部に装着する例を示したが、それに代えて、タイヤ表面に装着するようにしてもよい。
【００２５】
タイヤ表面は、タイヤ外側表面Ｔ１であっても内側表面Ｔ２であってもよい。タイヤ外側表面Ｔ１の場合にはサイドウォール部２に装着するのがよく、またタイヤ内側表面Ｔ２の場合にはサイドウォール部２やビード部３に装着することができる。このようなタイヤ表面へのトランスポンダ２０の装着は、トランスポンダ２０を収容したフィルム状電子装置収容シート体１０を接着剤などにより加硫済タイヤの表面に接着する。あるいは加硫機にセットする前の未加硫タイヤの表面に貼り付けるようにする。
【００２６】
フィルム状電子装置収容シート体１０を未加硫タイヤのサイドウォール部外側表面に貼り付けた場合には、以下のようにして未加硫タイヤを加硫機の金型にセットし、加硫成形するのがよい。
【００２７】
一般に、サイドウォール部２の外側表面には、メーカー名などを示す凹凸模様が形成されているが、その凹凸部を避けた位置に装着するのがよい。そこで、図５に示すように、未加硫タイヤＴｕを加硫機の金型にセットする前に、回転テーブル３０上に金型セット時と同じ横倒しの状態で、フィルム状電子装置収容シート体１０を上側にして載置する。その上方にトランスポンダ２０の読み取りアンテナ３１を配置し、回転機構３２により回転テーブル３０が回転した際に、それに伴って回転する未加硫タイヤＴｕに貼り付けたフィルム状電子装置収容シート体１０のトランスポンダ２０から発信される応答信号を読み取りアンテナ３１で受信し、その受信信号に基づいて読み取りアンテナ３１に接続された不図示のコンピュータがフィルム状電子装置収容シート体１０の位置を割り出し、その位置をコンピュータに予めインプットされたデータに基づいて凹凸模様が形成されない位置に位相調整して、回転を停止させる。その状態で不図示のローダにより未加硫タイヤを搬送して金型にセットし、加硫成形する。
【００２８】
フィルム状電子装置収容シート体１０をタイヤ外側表面Ｔ１に装着する場合には、図６に示すように、トランスポンダ２０の表面２０ａ（タイヤ外側に位置する表面）に集積回路２３に格納されたタイヤ識別情報と同様の情報Ｉを表示する。これによりトランスポンダ２０の読取り器が無くてもタイヤ識別情報を得ることができる。
【００２９】
図では、情報Ｉの内容をコード化した数字やアルファベットを示しているが、文字であってもよい。その色は、目視により判読できればいずれの色を採用してもよい。このようにトランスポンダ２０の表面２０ａにタイヤを識別する情報Ｉを表示した場合には、シート状部材１１，１２の少なくとも表面側に位置するシート状部材を後述する条件に加えて透明材料から構成する。
【００３０】
フィルム状電子装置収容シート体１０を構成するシート状部材１１，１２としては、トランスポンダ２０が摺動でき、かつタイヤに装着した際にタイヤ性能に悪影響を与えないもので、融点が１５０℃以上でシート状部材に成形した際の摩擦係数が低いフッ素樹脂が使用される。シート状部材１１，１２は、シート状であれば織物や編み物であってもよい。
【００３１】
また、シート状部材１１，１２をトランスポンダ２０が摺動し難い材料で構成する場合は、そのシート状部材のトランスポンダ２０に接する内面にトランスポンダ２０が摺動し易くなる材料をコーティングし、トランスポンダ２０をシート状部材１１，１２内で摺動するようにする。
【００３２】
本発明は、上記実施形態では、フィルム状のトランスポンダ２０を装着した空気入りタイヤについて説明したが、トランスポンダ２０に代えて他のフィルム状の電子装置を装着する空気入りタイヤにも好適に用いることができる。
【００３３】
【発明の効果】
上述したように本発明は、フィルム状電子装置の両面に配置したシート状部材内で摺動自在な該フィルム状電子装置をタイヤ表面またはタイヤ内部に装着したので、タイヤの変形により引張圧縮を受けてもフィルム状電子装置がシート状部材間で自由に摺動するため、その引張圧縮の影響を回避することができ、従って、安価なフィルム状の電子装置を装着してもその破断を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の空気入りタイヤの一例を示すタイヤ子午線要部断面図である。
【図２】図１のフィルム状電子装置収容シート体の拡大断面図である。
【図３】図２のトランスポンダの平面図である。
【図４】図２のトランスポンダの要部拡大断面図である。
【図５】フィルム状電子装置収容シート体をサイドウォール部外側表面に貼り付けた未加硫タイヤを加硫機の金型にセットする前の工程を示す説明図で、（ａ）は平面図、（ｂ）は断面図である。
【図６】表面にタイヤを識別する情報を表示したトランスポンダの一例を示す平面図である。
【符号の説明】
１ トレッド部 ２ サイドウォール部
３ ビード部 ４ カーカス層
５ ビードコア ７ ベルト層
９ インナーライナー層 １０ フィルム状電子装置収容シート体
１１，１２ シート状部材 １３ 室部
２０ トランスポンダ（フィルム状電子装置）
２０ａ 表面 ２１ フィルム基材
２２ アンテナ ２３ 集積回路
Ｉ 情報 Ｔ１ タイヤ外側表面
Ｔ２ タイヤ内側表面 Ｔｕ 未加硫タイヤ

Claims (7)

  1. フィルム状電子装置の両面に配置した両シート状部材内で摺動自在な該フィルム状電子装置をタイヤ表面またはタイヤ内部に装着した空気入りタイヤであって、
    前記両シート状部材をフッ素樹脂から、または前記フィルム状電子装置に接する内面に該フィルム状電子装置を摺動させるための材料をコーティングして構成し、
    前記両シート状部材の周縁部を接着し、該両シート状部材間に前記フィルム状電子装置が摺動可能な室部を有する空気入りタイヤ。
  2. 前記フィルム状電子装置が集積回路及びコイル状のアンテナをフィルム基材上に設けた、タイヤ識別情報を読み取り可能なフィルム状トランスポンダである請求項１に記載の空気入りタイヤ。
  3. フィルム状電子装置の両面に配置した両シート状部材内で摺動自在な該フィルム状電子装置をタイヤ外側表面に装着した空気入りタイヤであって、
    前記フィルム状電子装置が集積回路及びコイル状のアンテナをフィルム基材上に設けた、タイヤ識別情報を読み取り可能なフィルム状トランスポンダであり、
    前記両シート状部材の少なくとも表面側に位置するシート状部材を透明材料から構成し、前記フィルム状トランスポンダの表面に前記タイヤ識別情報と同様の情報を表示した空気入りタイヤ。
  4. 前記シート状部材が融点１５０℃以上の樹脂からなる請求項３に記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記樹脂がフッ素樹脂である請求項４に記載の空気入りタイヤ。
  6. 前記フィルム状トランスポンダの厚さが０．２〜０．８ｍｍである請求項２乃至５のいずれか１項に記載の空気入りタイヤ。
  7. フィルム状電子装置を両シート状部材間に配置した後、両シート状部材の周縁部を接着して両シート状部材間に形成した室部に前記フィルム状電子装置を摺動自在に収容したフィルム状電子装置収容シート体を形成し、
    該シート体を未加硫タイヤの内部または表面、または加硫済タイヤの表面に装着し、
    前記シート状部材がフッ素樹脂から、または前記フィルム状電子装置に接する内面に該フィルム状電子装置を摺動させるための材料をコーティングしてなるフィルム状電子装置の装着方法。
JP2002254387A 2002-08-30 2002-08-30 フィルム状電子装置を装着した空気入りタイヤ及びそのフィルム状電子装置の装着方法 Expired - Fee Related JP4183032B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002254387A JP4183032B2 (ja) 2002-08-30 2002-08-30 フィルム状電子装置を装着した空気入りタイヤ及びそのフィルム状電子装置の装着方法
CNB038180391A CN100371181C (zh) 2002-08-30 2003-08-28 安装有薄膜状电子装置的充气轮胎以及该薄膜状电子装置的安装方法
US10/516,737 US7201813B2 (en) 2002-08-30 2003-08-28 Pneumatic tire having a film-shaped electronic device and method of mounting the film-shaped electronic device
DE60334635T DE60334635D1 (de) 2002-08-30 2003-08-28 Luftreifen mit folienartigem elektronischem bauelement und verfahren zum anordnen des folienartigen elektronischen bauelements
EP03794113A EP1552968B1 (en) 2002-08-30 2003-08-28 Pneumatic tire with film-like electronic device and method for mounting the film-like electronic device
PCT/JP2003/010909 WO2004022362A1 (ja) 2002-08-30 2003-08-28 フィルム状電子装置を装着した空気入りタイヤ及びそのフィルム状電子装置の装着方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002254387A JP4183032B2 (ja) 2002-08-30 2002-08-30 フィルム状電子装置を装着した空気入りタイヤ及びそのフィルム状電子装置の装着方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004090775A JP2004090775A (ja) 2004-03-25
JP4183032B2 true JP4183032B2 (ja) 2008-11-19

Family

ID=31972838

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002254387A Expired - Fee Related JP4183032B2 (ja) 2002-08-30 2002-08-30 フィルム状電子装置を装着した空気入りタイヤ及びそのフィルム状電子装置の装着方法

Country Status (6)

Country Link
US (1) US7201813B2 (ja)
EP (1) EP1552968B1 (ja)
JP (1) JP4183032B2 (ja)
CN (1) CN100371181C (ja)
DE (1) DE60334635D1 (ja)
WO (1) WO2004022362A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102080442B1 (ko) * 2019-06-28 2020-02-21 한국타이어앤테크놀로지 주식회사 전자장치가 일체화된 타이어 및 이의 제조방법

Families Citing this family (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10243441B4 (de) * 2002-09-18 2004-12-30 Continental Aktiengesellschaft Transponder für Reifen
JP4052290B2 (ja) 2003-08-29 2008-02-27 オムロン株式会社 無線ｉｃタグ接合方法、無線ｉｃタグ付き物品、及び車両
TWI406690B (zh) 2004-02-26 2013-09-01 Semiconductor Energy Lab 運動器具，娛樂工具，和訓練工具
DE102004009907A1 (de) * 2004-02-26 2005-09-29 Mann + Hummel Gmbh Flüssigkeitsfilter, insbesondere Ölfilter für eine Brennkraftmaschine
US20080303674A1 (en) * 2004-03-31 2008-12-11 Bridgestone Corporation Holder with Wireless Ic Tag and Tire with Wireless Ic Tag
JP4487125B2 (ja) * 2004-08-23 2010-06-23 横浜ゴム株式会社 空気入りタイヤ
JP4599150B2 (ja) * 2004-12-14 2010-12-15 住友ゴム工業株式会社 電子部品の収納具を具える空気入りタイヤ
US20110041309A1 (en) * 2009-08-24 2011-02-24 Peter Ross Shepler Method of installing tire electronics in a tire
US20110302078A1 (en) 2010-06-02 2011-12-08 Bryan Marc Failing Managing an energy transfer between a vehicle and an energy transfer system
US20120103487A1 (en) * 2010-10-28 2012-05-03 Ramendra Nath Majumdar Pneumatic tire with tire layer and dva barrier layer adhered thereto and method of making same
US9827724B2 (en) 2013-09-17 2017-11-28 Bridgestone Americas Tire Operations, Llc Tire structure for externally mounted device
US9821734B2 (en) * 2015-03-13 2017-11-21 Aero Advanced Paint Technology, Inc. Concealed embedded circuitry, vehicles comprising the same, and related methods
JP5833271B1 (ja) * 2015-08-26 2015-12-16 ニッタ株式会社 Ｉｃタグ収容体及びこれを備えたｉｃタグ付きゴム製品
DE102017209536A1 (de) * 2017-06-07 2018-12-13 Continental Reifen Deutschland Gmbh Elektromagnetische Sende- und Empfangsvorrichtung für einen Reifen
FR3073171B1 (fr) * 2017-11-08 2019-11-08 Compagnie Generale Des Etablissements Michelin Procede de rechapage pour un pneumatique comprenant un ensemble electronique
IT201800004917A1 (it) * 2018-04-27 2019-10-27 Pneumatico provvisto di un transponder
JP6594506B1 (ja) * 2018-10-03 2019-10-23 Ｔｏｙｏ Ｔｉｒｅ株式会社 タイヤ
JP7186067B2 (ja) * 2018-11-14 2022-12-08 Ｔｏｙｏ Ｔｉｒｅ株式会社 タイヤおよびタイヤの製造方法
DE102018220562A1 (de) * 2018-11-29 2020-06-04 Continental Reifen Deutschland Gmbh Fahrzeugreifen
DE102019207020A1 (de) * 2019-05-15 2020-11-19 Continental Reifen Deutschland Gmbh Reifen
JP7425310B2 (ja) * 2020-06-29 2024-01-31 横浜ゴム株式会社 空気入りタイヤ
JP2022081914A (ja) * 2020-11-20 2022-06-01 Ｔｏｙｏ Ｔｉｒｅ株式会社 タイヤ
JP2023085852A (ja) * 2021-12-09 2023-06-21 株式会社ブリヂストン タイヤ
JP7354364B1 (ja) * 2022-06-24 2023-10-02 住友ゴム工業株式会社 重荷重用タイヤ
JP2024015903A (ja) * 2022-07-25 2024-02-06 株式会社ブリヂストン タイヤの製造方法及びタイヤ

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5181975A (en) * 1991-03-27 1993-01-26 The Goodyear Tire & Rubber Company Integrated circuit transponder with coil antenna in a pneumatic tire for use in tire identification
JPH0730104A (ja) 1993-07-08 1995-01-31 Toshiba Corp 半導体装置及びその製造方法
JPH0730104U (ja) * 1993-11-12 1995-06-06 株式会社ブリヂストン トランスポンダを内蔵した空気入りタイヤ
JP3878280B2 (ja) * 1997-05-27 2007-02-07 横浜ゴム株式会社 タイヤ装着用トランスポンダ及びトランスポンダ装着タイヤ
EP1078559B1 (en) * 1998-04-14 2002-03-13 The Goodyear Tire & Rubber Company Encapsulation package and method of packaging an electronic circuit module
DE19940086A1 (de) * 1999-08-24 2001-03-15 Georg Siegel Gmbh Zur Verwertu Verfahren zur Identifikation von Reifen, insbesondere Flugzeugreifen, mittels integrierter Transponder und Dokumentation der Nutzungsdaten des Reifens einschließlich Druck und Temperaturen im Transponder
AU1914500A (en) * 1999-11-15 2001-05-30 Goodyear Tire And Rubber Company, The Mounting transponders and antennas in pneumatic tires
WO2001036221A1 (en) * 1999-11-15 2001-05-25 The Goodyear Tire & Rubber Company Mounting transponders and antennas in pneumatic tires
JP4501097B2 (ja) * 2001-01-12 2010-07-14 横浜ゴム株式会社 タイヤ装着用トランスポンダ及びトランスポンダ装着タイヤの製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102080442B1 (ko) * 2019-06-28 2020-02-21 한국타이어앤테크놀로지 주식회사 전자장치가 일체화된 타이어 및 이의 제조방법

Also Published As

Publication number Publication date
DE60334635D1 (de) 2010-12-02
EP1552968A4 (en) 2009-09-09
JP2004090775A (ja) 2004-03-25
US20060174985A1 (en) 2006-08-10
EP1552968B1 (en) 2010-10-20
US7201813B2 (en) 2007-04-10
CN100371181C (zh) 2008-02-27
CN1671566A (zh) 2005-09-21
EP1552968A1 (en) 2005-07-13
WO2004022362A1 (ja) 2004-03-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4183032B2 (ja) フィルム状電子装置を装着した空気入りタイヤ及びそのフィルム状電子装置の装着方法
KR100791739B1 (ko) 무선 집적회로 태그 접합 방법, 무선 집적회로 태그 부착물품, 및 차량
EP1575789B1 (en) Tire with tire tag
CA2564284C (en) Method for attaching ic tag, article with ic tag attached, and ic tag
WO2005073903A1 (ja) Ｒｆｉｄ組込バーコードラベル、及び、タイヤとその管理方法
CN111186263B (zh) 轮胎及轮胎的制造方法
WO2006022218A1 (ja) 空気入りタイヤ
CN111376660B (zh) 轮胎及轮胎的制造方法
JP7263181B2 (ja) タイヤおよびタイヤの製造方法
JP2020055521A (ja) タイヤおよびタイヤの製造方法
JP7069781B2 (ja) Ｉｃタグ付きタイヤ
JP2024015254A (ja) タイヤ
JP7019839B2 (ja) トランスポンダ付空気入りタイヤ
JP4204845B2 (ja) 電子チップを配設した空気入りタイヤおよびその製造方法
EP3921186B1 (en) Pneumatic tyre equipped with a transponder
EP3921187B1 (en) Pneumatic tyre equipped with a transponder
CN209955673U (zh) 带有胎压监测功能的轮胎
JP2024015903A (ja) タイヤの製造方法及びタイヤ
JP2020055458A (ja) タイヤおよびタイヤの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050809

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080212

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080311

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080708

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080718

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080819

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080826

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110912

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110912

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110912

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120912

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120912

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120912

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130912

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees