JP4182530B2 - ダブル穴明け装置及びダブル穴明け方法 - Google Patents

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Description

本発明は、平行な2つの円形直状穴を部分的に重複させた形態のダブル穴を被加工対象物に明けるための技術に係るダブル穴明け装置及びダブル穴明け方法に関する。
被加工対象物にドリルで穴を明けることは周知であり、そのためのドリルとして例えば特許文献1に示すようなものがあり、またアウターチューブやインナーチューブを使用して穴を明ける技術として、例えば特許文献2に示すようなものが存在している。
特開2000−61721号公報 特開2002−188385号公報
最近、舶用内燃機関に使用される高圧燃料集合管として、図7に示すようにダブル穴Dhを形成されてなる肉厚円筒部材を使用することが要請されている。
この肉厚円筒部材はダブル穴Dhのくびれ箇所の管壁の長さ方向特定間隔位置のそれぞれに径方向の分岐孔c1を具備したものとなされるのであり、この分岐孔c1のそれぞれには舶用内燃機関の各シリンダの燃料噴射管が接続される。
このような肉厚円筒部材を使用すれば、高圧燃料集合管の外形を円筒状になすことができる上に、ダブル穴Dh内に極めて大きな圧力が作用するときの、分岐孔c1周辺の管壁強度が確保されるのである。
本発明は、例えば上記のような肉厚円筒部材などの加工に寄与せんとするものであって、被加工対象物にダブル穴Dhを簡易且つ正確に明けることを目的とする。
本発明は上記目的を達成するため、次のようなものとなすのであって、即ち、平行な2つの円形直状穴を部分的に重複させた形態のダブル穴を被加工対象物に明けるさいに使用されるものであって、アウターチューブを備えると共に、このアウターチューブの内方にインナーチューブが回転可能に挿通されており、前記アウターチューブの前端外周部には前記2つの円形直状穴のうち予め形成された一方の円形直状穴に内挿される案内部材が前方への張出状に固定され、一方、前記インナーチューブの先端箇所にはドリルヘッドが延長状に固定され且つ該ドリルヘッドの前端面が前記アウターチューブの前端よりも前方でしかも前記案内部材の長さ途中に位置されていることを特徴とするものである。
この発明は請求項2及び3に記載したように具体化する。
即ち、請求項2に記載のダブル穴明け装置は、前記アウターチューブを回転規制状態に支持するチューブ支持固定部と、前記インナーチューブを回転させるチューブ回転駆動部と、前記チューブ支持固定部及び前記チューブ回転駆動部を前後へ送り移動させる送り移動部とからなるドリル駆動部を備えている構成となす。
そして、請求項3に記載のダブル穴明け装置は、前記被加工対象物を前後方向線回りへ回転駆動可能に支持する被加工対象支持部を備えている構成となす。
次に第二発明である請求項4記載のダブル穴明け方法は、上記請求項1〜3の何れかに記載のダブル穴明け装置を使用して被加工対象物にダブル穴を明けるように実施するものである。
この発明は請求項5及び6に記載したように具体化する。
即ち、請求項5に記載のダブル穴明け方法は、被加工対象物に前後方向の円形直状穴を明ける第一工程と、この第一工程で明けられた円形直状穴に前記案内部材の先部を嵌挿させた後に前記インナーチューブを回転させつつ該インナーチューブ及び前記アウターチューブを前方へ送り移動させる第二工程とをこの順に実行するものである。
そして、請求項6に記載のダブル穴明け方法は、上記請求項3に記載したダブル穴明け装置を使用して、平行な2つの円形直状穴を部分的に重複させた形態のダブル穴を被加工対象物に明けるさい、前記被加工対象支持部に被加工対象物を支持させると共に前記チューブ回転駆動部にドリルチューブを結合させ、次に該ドリルチューブ及びこれの前端に固定されたドリルヘッドや、前記被加工対象物を互いに逆向きに且つ前後方向線回りへ回転させつつ、前記送り移動部により前記ドリルヘッドを前方へ押し移動させて被加工対象物に前後方向の円形直状穴を明けるように実施する第一工程と、前記チューブ支持固定部に前記アウターチューブを結合させると共に前記チューブ回転駆動部に前記ドリルチューブに代えて前記インナーチューブを結合させ、一方では前記被加工対象支持部に前記被加工対象物を前後方向と交差する方向へ特定距離だけ偏芯させた状態に且つ回転規制状態に支持させておき、前記送り移動部の作動により前記案内部材の前端部を第一工程で明けられた前記円形直状穴部に嵌挿させ、この後、前記送り移動部及び前記チューブ回転駆動部の作動により前記インナーチューブを回転させつつ前記アウターチューブ及び前記インナーチューブを前方へ送り移動させて被加工対象物に別の円形直状穴を明けるように実施する第二工程をこの順に実行するものである。
上記発明によれば次のような効果が得られる。
即ち、請求項1に記載したものによれば、案内部材が予め被加工対象物に明けられた円形直状穴に案内されるため、ドリルヘッドの使用により、被加工対象物にダブル穴を簡易且つ正確に加工することができるのである。
請求項2に記載したものによれば、アウターチューブが回転規制状態となされ且つインナーチューブが回転状態となされた状態の下で、これらアウターチューブ及びインナーチューブや、これらに固定された案内部材及びドリルヘッドを一体状に送り移動させることができ、ダブル穴明け加工を容易化させることができる。
請求項3に記載したものによれば、被加工対象物を固定状に支持させたり回転させることが容易に行えるため、ダブル穴の一部をなす円形直状穴をドリルヘッドで形成するさいに被加工対象物をドリルヘッドとは逆向きに相対回転させることにより被加工対象物の自重による撓み変形の影響を緩和させ円形直状穴を正確に明けることができると共に、被加工対象物をこれの回転方向の任意な特定位置に簡便に移動させることができる。
請求項4に記載したものによれば、請求項1記載の発明に準じた効果が得られる。
請求項5に記載したものによれば、請求項4記載の発明に準じた効果が得られる上に次のような効果が得られるのであって、即ち、第一工程において被加工対象物に円形直状穴がドリルヘッドにより明けられ、第二工程において、請求項2中のドリルヘッドにより別の円形直状穴が先の円形直状穴に部分的に重複するように明けられるものとなり、二つの円形直状穴を同時に加工する場合に比べ、ダブル穴を小さい回転力で無理なく正確に明けることができる。
請求項6に記載したものによれば、請求項3及び5記載の発明に準じた効果を得ることができる。
図1は本発明に係るダブル穴明け装置を示す側面図であり、図2は前記ダブル穴明け装置のドリルヘッドであって、Aは側面図、そしてBは前面図であり、図3は前記ダブル穴明け装置の被加工対象支持部を除いた部分を示すものであって、Aは側面図、Bはx1−x1部を示す図、Cはx2−x2部を示す図、そしてDはx3−x3部を示す図であり、図4は図3中の一部を変更した状態を示すものであって、Aは側面図、そしてBはx4−x4部を示す図であり、図5はワークの加工過程を示すものであって、Aは第一工程で被加工対象物に明けられる円形直状穴と被加工対象物の外周面箇所との関係を示す図、そしてBは第二工程で被加工対象物に明けられるダブル穴と被加工対象物の外周面箇所との関係を示す図であり、図6は被加工対象物の別の加工過程を示すものであって、Aは第一工程で被加工対象物に明けられる円形直状穴と被加工対象物の外周面箇所との関係を示す図、そしてBは第二工程で被加工対象物に明けられるダブル穴と被加工対象物の外周面箇所との関係を示す図である。
図1に示すように、本発明に係るダブル穴明け装置は、ドリルヘッド100、アウターチューブ200、インナーチューブ300、案内部材400、ドリル駆動部500、被加工対象支持部600、チューブ案内・クーラント供給部700などを備えている。
上記各部について詳述する。
図2にも示すように、ドリルヘッド100は、径大部101及び径小部102を具備し且つ、径大部101の前面にチップ103を固定されると共に切屑導入口104を形成され且つ、径大部101の外周箇所にガイドパッド105を固定され且つ、径小部102の後端部に雄ネジ102aを形成され且つ、径大部101及び径小部102の中心部に切屑排出孔a1を形成されたものとなされている。
アウターチューブ200は直状管からなり、図2及び図3などに示すように、ドリルヘッド100の径小部102に回転自在に外嵌され後端部に雄ネジ201aを形成された最前位アウターチューブ201と、このチューブ201の後端に前記雄ネジ201aを介し結合される後側アウターチューブ202とを備えたものとなされている。後側アウターチューブ202は単一の管部材で形成したものであっても或いは複数の管部材を分離可能に結合したものであってもよい。
インナーチューブ300はアウターチューブ200に対し回転可能に内挿された直状管からなり、単一の管部材で形成したものであっても或いは複数の管部材を分離可能に結合したものであってもよい。このインナーチューブ300の前端にはドリルヘッド100が前方への張り出し状に位置されており、図2に示す前記雄ネジ102aを介して結合される。
案内部材400は、図2に示すように、断面三日月形状の柱状部材となされ且つ外周面にガイドパッド105が突状に固定されており、凹み状周面部400aを最前位アウターチューブ201の前端外周部に当接され且つ該前端外周部にボルト401を介し前方への張出状に固定されている。
このさい、案内部材400とドリルヘッド100との関係は、ドリルヘッド100の前端面が最前位アウターチューブ201の前端よりも前方でしかも案内部材400の長さ途中に位置された状態となされる。
ドリル駆動部500は、アウターチューブ200を回転規制状態に支持するチューブ支持固定部501と、インナーチューブ300を回転させるチューブ回転駆動部502と、チューブ支持固定部501及びチューブ回転駆動部502を前後へ送り移動させる前後送り駆動部503とからなっている。
ここに、チューブ支持固定部501は、図1及び図3などに示すように、前後送り駆動部503と同体状に固定され且つアウターチューブ200の後端部の下半分箇所を嵌合される断面半円形溝を具備した下側部材504と、後側アウターチューブ202の後端部の上半分箇所を嵌合される断面半円形溝を具備しボルト505を介して下側部材504に結合される上側押さえ部材506とからなっている。
そして、チューブ回転駆動部502は、図示しない電動モーターで回転される駆動軸507と、この駆動軸507の前端に固定された原動側カップリング部材508と、この部材508の前面にボルトを介して固定され中心にインナーチューブ300の後端部の雌ネジ300aを螺合される雄ネジを形成された従動側カップリング509とを備えたものとなされている。
そして、前後送り駆動部503は、チューブ支持固定部501及びチューブ回転駆動部502を支持する本体フレーム510と、この本体フレーム510の下部を前後方向へ案内する案内軌道511と、図示しないサーボモータにより本体フレーム510に前後方向の送り力を付与する前後駆動手段512とを具備したものとなされている。
被加工対象支持部600は、被加工対象物(ワーク)wの前端部を把持し回転させる駆動側支持部601と、ワークwの後端部の外周面を複数の把持部材(ローラなど)を介して把持し円滑回転可能状態に支持するものとした付加支持部602とからなっている。
ここに、駆動側支持部601は、固定状の本体フレーム603と、この本体フレーム603に支持され図示しないサーボモーターにより前後方向線回りへ回転される駆動軸604と、この駆動軸604の後端部に固定され複数の爪部材605aを介してワークwの外周面を把持するチャック部605と、該チャック部605の外周面を把持してチャック部605の回転を規制することのできる回転規制部材606とを備えたものとなされている。
チューブ案内・クーラント供給部700は、前記ドリル駆動部500と共に油圧駆動移動台800上に設けられたものであって、基礎台701と、この基礎台701上に択一的に固定されるものとなされた2つの独立状の交換装着部(即ち、図3に示す交換装着部702Aと、図4に示す交換装着702B)とを備えている。
図3に示す交換装着部702Aは、アウターチューブ200を前後方向へ案内し支持するチューブ案内手段703と、クーラントをドリルヘッド100の周辺に供給するためのクーラント供給手段704とを備えたものとなされており、図4に示す交換装着部702Bは、先のドリルヘッド100に準じた既存のドリルヘッド100Aを前端部に固定され先のインナーチューブ300に準じたものとなされた既存のドリルチューブ300Aを前後方向へ案内し支持するチューブ案内手段703と、クーラントをドリルヘッド100Aの周辺に供給するためのクーラント供給手段704とを備えたものとなされている。
前記交換装着部702Aをさらに詳細に説明すると次のとおりである。
即ち、図3に示すように、チューブ案内手段703は前後向きの筒状となされた本体フレーム705の内方空間a3の後側に、アウターチューブ200を内挿されるチューブ受け筒部材706を設けたものとなされており、またクーラント供給手段704は、本体フレーム705の内方空間a3の前側にブッシュ707を固定すると共に、チューブ受け筒部材706の内周箇所に環状液密状態生成部708を形成し、且つ、ブッシュ707及びこれを包囲した筒状ケーシング709の環状前端面の全周箇所に環状溝a4を形成すると共にこの環状溝a4内にパッキン部材710を嵌着し、アウターチューブ200がチューブ受け筒部材706の内方に嵌挿され且つブッシュ707の前面がワークwの後端面w1に押圧された状態の下で本体フレーム705の内方空間a3が密閉状態になるものとなし、且つ、本体フレーム705の側壁部に、本体フレーム705の外方からこれの内方空間a3内にクーラントを流入させるためのクーラント供給口711を形成したものとなされている。
このさい、ブッシュ707はドリルヘッド100と案内部材400とが密状態で前後移動し得るように案内するダブル穴状の透孔a5を有したものとなされる。
また前記交換装着部702Bをさらに詳細に説明すると次のとおりである。
即ち、図4に示すように、チューブ案内手段703は前後向きの筒状となされた本体フレーム705の内方空間a3の後側に、先端に既存のドリルヘッド100Aの固定された既存のドリルチューブ300A(寸法が適合すれば先のインナーチューブ300であってもよい。)を内挿されるチューブ受け筒部材706を設けたものとなされており、またクーラント供給手段704は、本体フレーム705の内方空間a3の前側にブッシュ707aを固定すると共に、チューブ受け筒部材706の内周箇所に環状液密状態生成部708を形成し、且つ、ブッシュ707aの前部外周面に外嵌固定された環状前張出ケーシング部材709aの環状前端面の内孔周面箇所に環状凹み部a6を形成すると共にこの環状凹み部a6内にパッキン部材710aを嵌着し、既存のドリルチューブ300A(寸法が適合すれば先のインナーチューブ300であってもよい。)がチューブ受け筒部材706の内方に嵌挿され且つ環状前張出ケーシング部材709aの前端面がワークwの後端面w1に押圧された状態の下で本体フレーム705の内方空間a3が密閉状態になるものとなし、且つ、本体フレーム705の側壁部に、本体フレーム705の外方からこれの内方空間a3内にクーラントを流入させるためのクーラント供給口711を形成したものとなされている。
このさい、ブッシュ707aは既存のドリルヘッド100Aが密状態で前後移動され得るように図4Bに示すような断面形状が円形となされた透孔a7を有したものとなされる。
次に上記したダブル穴明け装置を使用して、直径凡そ250mmのワークwに直径凡そ70mmの例えば図5Bに示すような2つの円形直状穴h1、h2からなるダブル穴Dhを明ける場合の手順及び各部の作用などを説明する。
ワークwが比較的短い場合には精度が確保され易いため、それが比較的長い場合に比べて手順を簡略化することができるのであり、以下、ワークwが比較的長い場合と、ワークwが比較的短い場合とに分けて説明する。
(1)ワークwが比較的長い場合
例えばワークwが凡そ2m以上である場合であり、この場合は、一つの円形直状穴h1を明ける第一工程と、別の円形直状穴h2を明ける第二工程からなる。
先ず第一工程について詳述する。
ワークwの外周部を旋盤により円筒形状に切削する。
次にワークwの前端部をなす図5中の外周面箇所b1を被加工対象支持部600の駆動側支持部601のチャック部605に爪部材605aを介して同心状に把持させると共にワークwの後寄り箇所の外周面個所b1を付加支持部602に回転可能に支持させて、ワークwを水平状に保持させる。このさい、ワークwの外周面箇所b1が円形に切削されているため、チャック部605上のワークwは簡易迅速に駆動軸604と同心状の水平姿勢に位置される。
一方では、油圧駆動移動台800上の基礎台701上に図4に示す交換装着部702Bを固定すると共にチューブ回転駆動部502の前側カップリング509に適宜な既存のドリルヘッド100Aの固定された既存のドリルチューブ300Aの後端部を結合させ、図5Aにおけるワークwの回転中心線p0とドリルヘッド100Aの回転中心線とを合致させる。なお、ダブル穴Dhの2つの円形直状穴h1、h2の直径を同一となす場合には、前記既存のドリルヘッド100Aは図2中のドリルヘッド100を使用し、また前記既存のドリルチューブ300Aは図1中のインナーチューブ300を使用して差し支えない。
次にドリル駆動部500及びチューブ案内・クーラント供給部700の双方を、油圧駆動移動台800の移動により同体状に前方へ移動させるのであり、この移動は環状前張出ケーシング部材709aの前面をワークwの後端面w1に近接させ、やがてワークwの後端面w1にパッキン部材710aを液密状に押し当てた状態となし、以後この状態を継続させる。
次に図示しない外部のクーラント供給装置からクーラント供給口711を通じてクーラントをチューブ案内・クーラント供給部700の本体フレーム705の内方空間a3内に流入させる。このさい本体フレーム705の内方空間a3内に流入したクーラントは、ブッシュ707aと、既存のドリルヘッド100Aとの隙間を通じて前方へ流れ、その後、ドリルヘッド100Aの切屑導入口や、インナーチューブ300Aの内孔、及び、駆動軸507の内孔などを通じて前記クーラント供給装置へ環流される。
次に被加工対象支持部600の駆動側支持部601の駆動軸604と、ドリル駆動部500の駆動軸507とを互いに逆向きに回転させることにより、既存のドリルヘッド100Aと、ワークwとを互いに逆向きに回転させ、この回転中に、前後送り駆動部503の送り力により既存のドリルヘッド100Aを前方へ送り移動させるようになす。
これにより、既存のドリルヘッド100Aの前端面がワークwの後端面w1に適当圧力で押し当てられる。この押し当てによりドリルヘッド100Aはワークwの切削を開始し、時間の経過に伴ってその切削量が増大し、図5Aに示す円形直状穴h1が加工される。
この加工中には、チューブ案内・クーラント供給部700の本体フレーム705の内方空間a3内に流入したクーラントはブッシュ707aの内孔及び円形直状穴h1を通じてドリルヘッド100Aの周辺に供給され、その後は、チップ103の切削により生じた切屑と一緒にインナーチューブ300A内を後方へ流動し、前記クーラント供給装置に環流する。このさい、ドリルヘッド100Aとワークwとの相対回転はクーラントにより潤滑されて円滑に行われるのであり、またこの相対回転による摩擦により発生する熱はクーラントにより運び去られ、ドリルヘッド100A周辺の温度が過度に上昇することはない。
円形直状穴h1の加工が終了した後は、ワークwを被加工対象支持部600から取り外し、旋盤による切削により、ワークwの外周部を次に加工する予定の円形直状穴h2と同心の円筒形状に加工するのであり、この加工によりワークwには図5に示す外周面箇所b2が形成される。
上記したようにワークwとドリルヘッド100Aとが互いに逆向きへ回転されることにより形成された円形直状穴h1は、ワークwの撓みによる影響を受け難いものとなって正確に加工される。
次に第二工程について詳述する。
基礎台701上に図4に示す交換装着部702Bに代えて図3に示す交換装着部702Aを固定すると共に、チューブ回転駆動部502に既存のドリルチューブ300Aに代えてインナーチューブ300の後端部を雌ネジ300aを介して結合させ、被加工対象支持部600の駆動軸604の回転中心線とドリルヘッド100の回転中心線とを合致させる。そして、被加工対象支持部600には第一工程の加工を終了した後のワークwの前端部である外周面箇所b2を爪部材605aを介してチャック部605上に駆動軸604と同心状に把持させると共に、ワークwの後寄り箇所の外周面個所b2を付加支持部602に回転可能に支持させ、ワークwを前後方向の水平状に保持させる。
このさい、ワークwの外周面箇所b2が円筒形状に切削されているため、チャック部605上のワークwは簡易迅速に駆動軸604と同心状の水平姿勢になされる。
次にドリル駆動部500及びチューブ案内・クーラント供給部700の双方を油圧駆動移動台800の作動により前方へ移動させるのであり、この移動はブッシュ707の前端面をワークwの後端面w1に近接させ、やがてワークwの後端面w1にパッキン部材710を液密状に押し当てた状態となし、以後、油圧駆動移動台800の押し力によりこの状態を継続させる。
次に前記クーラント供給装置からクーラント供給口711を通じてクーラントをチューブ案内・クーラント供給部700の本体フレーム705の内方空間a3内に流入させる。このさい本体フレーム705の内方空間a3内に流入したクーラントは、ブッシュ707と、ドリルヘッド100及び案内部材400との隙間を通じて前方へ流れ、その後、ドリルヘッド100の切屑導入口104や、インナーチューブ300の内孔、及び、チューブ回転駆動部502の駆動軸507の内孔などを通じて前記クーラント供給装置へ環流される。
次にチューブ回転駆動部502を作動させてドリルヘッド100及びインナーチューブ300を回転させると共に、前後送り駆動部503を作動させてインナーチューブ300及びドリルヘッド100並びにアウターチューブ200及び案内部材400を前方へ送り移動させる。
これにより、先ず案内部材400の前端部が第一工程で既に加工されている円形直状穴h1の後端開口内に挿し込まれ、その後、ドリルヘッド100の前端面のチップ103がワークwの後端面w1に適当圧力で押し当てられる。この押し当て力によりドリルヘッド100はワークwの切削を開始するのであり、時間の経過に伴ってその切削量が漸次に増大し、ドリルヘッド100は切削量に関連して前進する。
一方、案内部材400は先の円形直状穴h1の内周面に密状に嵌合した状態で摺接しつつアウターチューブ200から押し力を付与されて前進するのであり、したがってドリルヘッド100は案内部材400によって先の円形直状穴h1の下側に安定的に位置保持され且つ先の円形直状穴h1と平行に前進するように案内される。
こうして先の円形直状穴h1の下側には別の円形直状穴h2が先の円形直状穴h1に平行に且つ部分的に重複した状態に加工され、図5Bに示すような断面形状のダブル穴Dhが漸次に形成されるのである。
ダブル穴Dhの加工中には、チューブ案内・クーラント供給部700の本体フレーム705の内方空間a3内に流入したクーラントはブッシュ707の内孔及び2つの円形直状穴h1、h2を通じてドリルヘッド100や案内部材400の周辺に供給され、その後は、チップ103の切削により生じた切屑と一緒にインナーチューブ300内を後方へ流動し、前記クーラント供給装置に環流する。
したがってドリルヘッド100とワークwとの相対回転や先の円形直状穴h1内での案内部材400の移動はクーラントにより潤滑されて円滑に行われるのであり、またドリルヘッド100とワークwとの相対回転に伴う摩擦熱はクーラントにより運び去られ、ドリルヘッド100周辺の温度が前記相対回転に伴う摩擦熱に起因して過度に上昇することはない。こうしてワークwのダブル穴Dhは品質よく正確に形成される。
ダブル穴Dhの加工が終了した後は、ワークwを被加工対象支持部600のチャック部605から取り外し、旋盤による切削により、ワークwの外周部をダブル穴Dhの中心線p1と同心の円筒形状となすのであり、これによりワークwの最終的な外周面箇所b3が形成される。
この第二工程の加工が終了したワークwは、2つの円形直状穴h1、h2の直径が図5に示すように同一となされるときはダブル穴Dhを含む断面形状が上下左右対称になされたものとなる。なお、図5中、p10は円形直状穴h1の中心線を示し、p20は円形直状穴h2の中心線を示している。
(2)ワークwが比較的短い場合
例えばワークwが凡そ2m未満である場合であり、この場合も、一つの円形直状穴h1を明ける第一工程と、別の円形直状穴h2を明ける第二工程からなる。
第一工程は次のとおりである。
即ち、ワークwの外周部を旋盤により円筒形状に切削する。このさい、切削後の外周面の直径は最終仕上がり寸法となす。これにより図6に示す外周面箇所b3が形成される。そして、円形直状穴h1の加工中には、被加工対象支持部600のチャック部605の回転を回転規制部材606で規制し、ワークwを固定状態に保持させる。このさい、爪部材605aの位置調整や付加支持部602の位置調整を行うことにより、図6に示すように、ワークwの中心線p2をドリルヘッド100の回転中心線に対し上下方向へ予め特定された特定距離dLだけ偏芯させることによりドリルヘッド100の回転中心をワークw断面上における加工予定の円形直状穴h1の中心線p10に合致させておく。そしてワークwの固定状態の下でドリルヘッド100を回転させることにより円形直状穴h1を加工する。
上記以外の点は先の場合の第一工程に準じて実施する。
次に第二工程は次のとおりである。
即ち、被加工対象支持部600の回転規制部材606によるチャック部605の回転規制状態を解除し、駆動軸604を回転させてチャック部605を例えば180度回転させる。これにより円形直状穴h1は図6Bに示すようにこれから加工予定の円形直状穴h2の上側に位置した状態となる。この状態において、チャック部605の爪部材605aを必要に応じ変位させ且つ付加支持部602のワーク把持部を位置調整することによりワークwをその水平姿勢を維持させつつ上下方向へ移動させ、この工程で加工される予定の別の円形直状穴h2の中心線p20をドリルヘッド100の回転中心線に合致させる。この後、被加工対象支持部600のチャック部605の爪部材605aや回転規制部材607を締結してワークwを固定させる。なお、この工程で形成されるダブル穴Dhがワークw断面上に上下左右対称状に位置される場合には、第一工程におけるワークwの中心線p2が駆動軸604の回転中心線に合致していることを条件としてワークwの上下位置を変更する必要がなくなる。
こうしてワークwが被加工対象支持部600により位置決めされた後は、先の場合の第二工程に準じて、別の円形直状穴h2を加工するのであり、これにより予定しているダブル穴Dhが形成される。
ダブル穴Dhの形成が終了したとき、ワークwをチャック部605から取り外すのであり、取り外されたワークwは旋盤で加工するまでもなく予定された最終形状に合致したものとなる。
図5及び図6には、ダブル穴Dhがワークwの断面上に上下左右対称状に形成される場合を示したが、これに限定するものではないのであり、例えばダブル穴Dhはワークw断面上に非対象状に形成してもよく、またダブル穴Dhをなす2つの円形直状穴h1、h2のそれぞれの直径は相違させてもよいものである。
本発明に係るダブル穴明け装置を示す側面図である。 前記ダブル穴明け装置のドリルヘッドであって、Aは側面図、そしてBは前面図である。 前記ダブル穴明け装置の被加工対象支持部を除いた部分を示すものであって、Aは側面図、Bはx1−x1部を示す図、Cはx2−x2部を示す図、そしてDはx3−x3部を示す図である。 図3中の一部を変更した状態を示すものであって、Aは側面図、そしてBはx4−x4部を示す図である。 ワークの加工過程を示すものであって、Aは第一工程でワークに明けられる円形直状穴とワークの外周面箇所との関係を示す図、そしてBは第二工程でワークに明けられるダブル穴とワークの外周面箇所との関係を示す図である。 ワークの別の加工過程を示すものであって、Aは第一工程でワークに明けられる円形直状穴とワークの外周面箇所との関係を示す図、そしてBは第二工程でワークに明けられるダブル穴とワークの外周面箇所との関係を示す図である。 肉厚円筒部材を示すものであって、Aは側面図、そしてBはx5−x5部を示す図である。
符号の説明
Dh ダブル穴
h1 円形直状穴
h2
w 被加工対象物
100 ドリルヘッド
100A ドリルヘッド
200 アウターチューブ
300 インナーチューブ
300A ドリルチューブ
400 案内部材
501 チューブ支持固定部
502 チューブ回転駆動部
503 送り移動部
500 ドリル駆動部
600 被加工対象支持部

Claims (6)

  1. 平行な2つの円形直状穴を部分的に重複させた形態のダブル穴を被加工対象物に明けるさいに使用されるものであって、アウターチューブを備えると共に、このアウターチューブの内方にインナーチューブが回転可能に挿通されており、前記アウターチューブの前端外周部には前記2つの円形直状穴のうち予め形成された一方の円形直状穴に内挿される案内部材が前方への張出状に固定され、一方、前記インナーチューブの先端箇所にはドリルヘッドが延長状に固定され且つ該ドリルヘッドの前端面が前記アウターチューブの前端よりも前方でしかも前記案内部材の長さ途中に位置されていることを特徴とするダブル穴明け装置。
  2. 前記アウターチューブを回転規制状態に支持するチューブ支持固定部と、前記インナーチューブを回転させるチューブ回転駆動部と、前記チューブ支持固定部及び前記チューブ回転駆動部を前後へ送り移動させる送り移動部とからなるドリル駆動部を備えていることを特徴とする請求項1記載のダブル穴明け装置。
  3. 前記被加工対象物を前後方向線回りへ回転駆動可能に支持する被加工対象支持部を備えていることを特徴とする請求項2記載のダブル穴明け装置。
  4. 請求項1〜3の何れかに記載のダブル穴明け装置を使用して被加工対象物にダブル穴を明けることを特徴とするダブル穴明け方法。
  5. 被加工対象物に前後方向の円形直状穴を明ける第一工程と、この第一工程で明けられた円形直状穴に前記案内部材の先部を嵌挿させた後に前記インナーチューブを回転させつつ該インナーチューブ及び前記アウターチューブを前方へ送り移動させる第二工程とをこの順に実行することを特徴とする請求項4記載のダブル穴明け方法。
  6. 請求項3に記載したダブル穴明け装置を使用して、平行な2つの円形直状穴を部分的に重複させた形態のダブル穴を被加工対象物に明けるさい、前記被加工対象支持部に被加工対象物を支持させると共に前記チューブ回転駆動部にドリルチューブを結合させ、次に該ドリルチューブ及びこれの前端に固定されたドリルヘッドや、前記被加工対象物を互いに逆向きに且つ前後方向線回りへ回転させつつ、前記送り移動部により前記ドリルヘッドを前方へ押し移動させて被加工対象物に前後方向の円形直状穴を明けるように実施する第一工程と、前記チューブ支持固定部に前記アウターチューブを結合させると共に前記チューブ回転駆動部に前記ドリルチューブに代えて前記インナーチューブを結合させ、一方では前記被加工対象支持部に前記被加工対象物を前後方向と交差する方向へ特定距離だけ偏芯させた状態に且つ回転規制状態に支持させておき、前記送り移動部の作動により前記案内部材の前端部を第一工程で明けられた前記円形直状穴部に嵌挿させ、この後、前記送り移動部及び前記チューブ回転駆動部の作動により前記インナーチューブを回転させつつ前記アウターチューブ及び前記インナーチューブを前方へ送り移動させて被加工対象物に別の円形直状穴を明けるように実施する第二工程をこの順に実行することを特徴とするダブル穴明け方法。
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