JP4182509B2 - アキシャル型斜板式液圧ポンプ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、アキシャル型斜板式液圧ポンプに関し、特に油圧ショベル等の建設機械の高圧油圧源として好適に用いられる液圧ポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のアキシャル型斜板式液圧ポンプは、ケーシング内に、駆動軸に対して傾転可能に配設される斜板と、駆動軸に取り付けられ、斜板と対向して回転するロータと、ロータのシリンダ孔に嵌挿されるピストンと、ピストンの突出端部を球面軸受けを介して揺動自在に枢支し、斜板の摺動面を円周方向に摺動するシュー等を備えており、ロータが回転駆動されると斜板の傾転角に応じて発生するシューとロータとの距離の変化をピストンの往復ストロークとして、ピストンがシリンダ孔を往復動するので斜板傾転角に応じた容量の高圧作動油を吐出することができる。
【0003】
このような液圧ポンプのピストンは、僅かの隙間を有してシリンダ孔に摺動可能に嵌挿されており、上記隙間に作動油の油膜が形成されることによって、ピストン及びシリンダ孔との接触面(摺動面)の潤滑と、シリンダ孔内の液体のシールを行っている。
しかし、斜板式液圧ポンプでは、シューが斜板に沿って摺動する際にはロータの回転方向に沿った摩擦力と斜板からの押圧力の分力としてシリンダ軸に直交する方向に作用する力をうけるために、シリンダ軸に対しピストン軸が僅かに傾き、ピストンがシリンダ孔壁に片当たりするため接触部における接触抵抗が増加する問題がある。
【0004】
このような問題を回避するため、ピストンの突出端側の端部(以下、「突出端部」という)に、接触面積を減少させて、接触抵抗を低減するためのテーパ部を採用した例がある(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開平10−176652号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ピストンの突出端部にテーパをつけると、所謂くさび効果による潤滑作用を奏することになる。より詳しくは、ピストンが、シリンダ孔に没入する方向に移動するときシリンダ孔とピストン本体部により形成される隙間部よりピストン本体部とテーパ部との境界とシリンダ孔壁との接触部に潤滑油となる作動油が掻き込むように供給され、その作動油が油膜を形成して接触部における潤滑状態を良好なものとし、接触抵抗を低減させる。
【0007】
しかし、上述した従来技術によっては、ピストンの突出端部テーパによりその部分が摺動する領域については接触抵抗を減じるものの、全体としては、その効果は十分ではない。
また、シリンダ孔軸に対しピストンが傾くためにシリンダ孔とピストンの隙間部の圧力分布が均一でないために、ピストンが、作動圧力の高い方向から低い方向に向かってシリンダ孔壁の片側に押し付けられ、ピストン軸がシリンダ孔軸に対して偏芯してしまう事態が生じうる。
【0008】
このような場合には、ピストンとシリンダ孔壁間において直接金属接触が生じ、円滑な潤滑が行われなくなり、ピストンとシリンダ孔壁間にかじりや焼き付きが生じることが考えられる。
本発明は、シリンダとピストンの間の摺動面全体の潤滑油を確保することにより良好な摺動性を確保し、焼き付きを防止して、ポンプの機械効率と寿命の向上をはかることのできるアキシャル型斜板式液圧ポンプを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するため、本発明によれば、駆動軸と一体となって回転するロータのシリンダ孔に出没自在に嵌挿されるピストンを備え、斜板の傾転角に応じた容量の圧油を吐出させるアキシャル型斜板式液圧ポンプであって、前記ピストンは、円筒形状のピストン本体部と、前記ピストン本体部の内端側に設けられ、前記ピストンが前記シリンダ孔に没入する方向に縮径している挿入テーパ端と、前記ピストン本体部の外端側に設けられ、前記ピストンが前記シリンダ孔から突出する方向に縮径している突出テーパ端とを含み、前記シリンダ孔は、前記ピストン本体部が摺接するシリンダ本孔部と、前記シリンダ孔の底部近傍に形成され、前記シリンダ本孔部より大径の円環溝部とを含み、前記ピストンが上死点に位置したとき、前記ピストン本体部と前記挿入テーパ端との間の挿入端側境界が前記シリンダ本孔部内に留まった状態で、前記挿入テーパ端は、前記円環溝部に臨んで突出し、前記ピストンが下死点に位置したとき、前記ピストン本体部と前記突出テーパ端との間の突出端側境界は、前記シリンダ本孔部内に留まっていることを特徴とするアキシャル型斜板式液圧ポンプが提供される。
【0010】
ピストン本体部がシリンダ孔壁を摺動する一方、ピストンの挿入テーパ端および突出テーパ端のそれぞれが、ピストンの往復動において、ピストンとシリンダ孔壁の接触部近傍にくさび効果による給油を行い、ピストン本体部の摺動面全体を円滑な潤滑状態に維持する。
ここで、ピストンがシリンダ孔から最も突出した状態にあっても、ピストンの挿入テーパ端がシリンダ孔壁と接触しないよう、ピストン本体部の外径とシリンダ孔内径の差から生じ得るピストンの最大傾斜角度よりも挿入テーパ端のテーパ角度を大とすること、及びシリンダ孔底近傍に円環溝部を形成させた場合は、ピストンがシリンダ孔に最も没入した状態にあってもピストン本体部と挿入テーパ端との境界がピストンとシリンダ孔との摺動面上に存在することが抵抗を低減するために望ましい。
【0011】
同様の理由により、ピストンの突出テーパ端がシリンダ孔壁と接触しないよう、ピストン本体部の外径とシリンダ孔内径の差から生じ得るピストンの最大傾斜角度よりも突出テーパ端のテーパ角度を大に設定するとともに、ピストンがシリンダ孔に対し最も突出した状態にあってもピストン本体部と突出テーパ端との境界がピストンとシリンダ孔との摺動面上に存在することが抵抗を低減するために望ましい(請求項)。
【0012】
さらに、請求項の発明によれば、前記ピストンは、前記挿入端側境界と前記突出端側境界との間に環状オイル溝を更に含むことを特徴とする。ピストンがシリンダ孔壁に対し片当たりを生じた場合にも、環状オイル溝を通して潤滑油が供給され、圧力分布を均一化し、潤滑状態を保つことができる。
斯かる環状オイル溝は、潤滑油の軸方向分布を考慮し、ピストン本体部の略中央に存在することが望ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図1〜7を参照しながら詳細に説明する。
まず、本発明に係るアキシャル型斜板式液圧ポンプ1の構成について図1及び図2に基づき説明する。
液圧ポンプ1は、リアケーシング2およびフロントケーシング3とからなるケーシング4を備えており、ケーシング4の内部には、駆動軸5によって回転駆動されるロータ6と駆動軸5に対して傾転可能な斜板8が収容されている。
【0014】
ロータ6は、軸5にスプライン結合され、軸5と一体となって回転し、その周辺部に円周方向に複数の有底のシリンダ孔20(図2に示すように本実施例では円周方向等間隔に8個配設される)が斜板8に開口を臨ませて穿設されている。シリンダ孔20は、詳細は後述するピストン30が摺接するシリンダ本孔部20aと、シリンダ孔20の底面20c近傍に形成され、シリンダ本孔部20aより大径であるシリンダ孔円環溝部20bとを備えている。
【0015】
各シリンダ孔20には、ピストン30がそれぞれ往復自在に嵌挿されており、ピストン30がシリンダ孔に最も没入した状態(上死点位置に没入した状態)において、その一部(以下「突出テーパ端」という)33がシリンダ孔20より斜板8側に突出している。
突出テーパ端33の端面には、凹部33aが形成され、ピストン30はこの凹部33aに嵌合された略球状の継手10aを介してシュー10(図1においては2個のみ図示)に揺動自在に枢支されている。
【0016】
シュー10は、上述の継手10aと一体形成された台座10bを備えており、環状の押さえ板11により保持されて、台座10bが斜板8に、ロータ6の円周方向に摺動自在に装着される。
斜板8は、周縁部の対称箇所2箇所において、斜板傾転角度調整用ピストン7A、7Bと当接しており、ピストン7A、7Bは、リアケーシング2に穿設されたシリンダ孔2c、2dに嵌挿され、油圧を制御してそれぞれのピストンを伸縮させることにより斜板8の傾転角度を調節することができる。
【0017】
各シリンダ孔底面20cには、油路61が開口しており、この油路61は、ロータの回転に伴い、リアケーシング2に設置された吸入ポート2a、または、吐出ポート2bとリアケーシング2に設置された弁板9を介して交互に連通させる。
このように構成される斜板式液圧ポンプ1の作動の概略を以下に説明する。
【0018】
まず、斜板傾転角度調整用ピストン7Aと7Bとを伸縮させ、それらに当接する斜板8の傾転角度を所定の角度に調整すると、この傾転角度によりピストン30の往復運動のストロークが決まるので、傾転角度とロータ6の回転速度とから液圧ポンプ1の単位時間当たりの吐出量(容量)が決まる。
駆動軸5を図示しないエンジン等により回転させると、ロータ6もピストン30をシリンダ孔20内に嵌挿したまま一体となって回転する。ロータ6の回転に伴い、シュー10は斜板8の摺動面に沿って周方向に摺動し、且つ、斜板が駆動軸8に対して傾斜しているために、ピストン30の軸方向に前後に移動することになる。このため、ロータ6の回転に伴ってピストン30は、シリンダ孔20への挿入(前進)、突出(後退)という往復運動を繰り返すことになる。
【0019】
このとき、ロータ6の回転に伴ってシリンダ孔底面20cに開口する油路61が、ピストン30の後退中は吸入ポート2aと、前進中は吐出ポート2bと、弁板9を介して連通することにより、シリンダ孔20内に作動油が吸入され、高圧の作動油が吐出されることになる。
次に、本発明にかかる液圧ポンプ1のピストン30について図3〜図5に基づき詳細に説明する。
【0020】
ピストン30は、図3に示すようにピストン本体部31と、その両端に一体に形成された挿入テーパ端32及び突出テーパ端33とから構成される。
ピストン本体部31は、軽量化及びシュー10などへの給油のために中空の円筒体に形成され、この部分は、シリンダ孔20内に常に嵌挿される。ピストン本体部31の外周壁にはその略中央位置を挟んで両側概略対称位置に2本の環状オイル溝31a、31bが形成されている。
【0021】
挿入テーパ端32は、ピストン本体部31の挿入端側に位置し、その外形状は、挿入方向に向かって縮径している。また、突出テーパ端33は、ピストン本体部31の突出端側に位置し、その外形状は、出端方向に向かって縮径している。
ピストン本体部31の外径は、潤滑に必要な油膜厚が確保できるよう、シリンダ本孔部20aの内径に対して1/1000程度の隙間がピストン本体部31の周囲に生じるように好適に設定される。例えばシリンダ孔内径が36mmの場合、隙間は、約36ミクロン程度となっている。
【0022】
ピストン本体部31と挿入テーパ端32との境界34は、図4に示すように、斜板8の最大傾転角を考慮して、ピストン30がシリンダ孔20に最も没入した状態(上死点位置)で、シリンダ本孔部20aの挿入側端縁(段部)20dから距離L1(例えば、1〜2mm)だけ後退した位置に位置し、ピストン本体部31と突出テーパ端33との境界35は、図5に示すように、斜板8の最大傾転角を考慮して、ピストン30がシリンダ孔20から最も突出した状態(下死点位置)で、シリンダ孔開口端縁20fから距離L2(例えば、1〜2mm)だけ前進(挿入)した位置に位置するように設定される。このように設定すると、前述したとおり、ピストン本体部31は、シリンダ本孔部20aを外れることなく、常にシリンダ壁20eに摺接することになる。
【0023】
上述の距離L1及びL2は、加工誤差や組立誤差を考慮し境界34、35がシリンダ本孔20a上に位置しうる、極力小さな値に設定される。
なお、ピストン本体部31、挿入端テーパ部32、突出端テーパ部33長さは、最大ストローク長さ、シリンダ本孔部20a深さや円環溝部20bの溝幅等を考慮して設定される。
【0024】
挿入テーパ端32及び突出テーパ端33のテーパ角度については、ピストン30がシリンダ孔20の軸に対して最も傾いた状態であっても各テーパ32、33がシリンダ孔壁20eと摺接することのないよう、すなわち、ピストン30の最大の傾き角度αより大であることが必要であり、シリンダ孔20内の高圧の作動油の漏れを抑止することも考慮して、αの2倍程度が好ましい。
【0025】
ここで、ピストン30の最大の傾き角度αは、シリンダ本孔部20aの内径とピストン本体部31の外径の差、さらにはこれらの加工誤差を考慮して演算することができ、図4に示す状態を想定すると、ピストン本体部31の長さを与えると容易に求めることができる。なお、本実施例における最大傾き角度は、ピストン30がシリンダ孔20に対し最も没入した状態(図4)から最も突出した状態(図5)に至るまで、一定値となる。
【0026】
次に上述のように形成されるピストン30の作用効果について説明する。
ここで挿入テーパ端が形成されないピストン40によって摺接面に形成される油膜の様子を考察する。このとき、円環溝部20bには、潤滑油としても作用する作動油が満たされている。図6に示すように、ピストン40がシリンダ孔20に対し傾いた状態で、すなわち、ピストン40が、シリンダ孔壁20eに摺動しつつ挿入端部方向(矢印Vの方向)へ挿入されるとき(すなわち吐出行程であるとき)、図6においてピストン40の上側、且つ、ピストン本体部41と突出テーパ端43との境界44より挿入端側に、挿入端に向かって拡大するくさび状の空間S1が形成される。
【0027】
ここで、図6における境界44の最上点44aにおいて、ピストン40とシリンダ孔壁20eとの間に、隙間C1が形成され、また、ピストン挿入端42の図6における上側端縁42aとシリンダ孔壁20eとの間には隙間C2が形成された場合、くさび状の空間S1の圧力P1は、ピストン30が挿入端側へ進入するに従って高圧となる。そして圧力P1は、隙間C1を境として突出テーパ端43側の、図6においてピストン40の上側に形成される空間S2の圧力PLより高圧であり、また、隙間C1は隙間C2より小であることから、くさび状空間S1の潤滑油は、斯かる圧力分布により隙間C1方向へ向かって掻き込まれ、隙間C1まで達するため、隙間C1に安定した油膜が形成し、良好な潤滑状態が維持される。
【0028】
一方、テーパを有さないピストン挿入端部42については、上記の所謂くさび効果が作用せず、最悪の場合には、挿入端部42とシリンダ本孔部端縁20dとの間で油膜を介さない金属接触を生じる虞もある。
これに対し、本発明の実施例である、本液圧ポンプ1のピストン30は、図3に示すように突出テーパ端33の他、挿入端にも挿入テーパ端32を有するため、突出テーパ端33側境界35はいうまでもなく、挿入テーパ端32側境界34についても、くさび効果が作用し、接触抵抗が低減される。
【0029】
さらに、ピストン30がシリンダ孔20に対して偏芯することによる接触抵抗の増加については以下のように考察される。
すなわち、ピストン40がシリンダ孔20を挿入方向に移動するとき、シリンダ孔20の軸に対しピストン40が傾くと、図6中におけるピストン40上側空間S1の圧力P1が、ピストン40下側空間S3の圧力P2より大きくなるために、圧力P1と圧力P2の差圧がピストン40に作用し、ピストン40全体が、図6中、下方向に押し付けられ、図7に示すように、シリンダ孔20の中心20gとピストン40の中心40aとが一致せず、ピストン40が偏芯した状態でシリンダ孔壁20eに摺接する。
【0030】
このような場合でもピストン40がシリンダ孔20の軸回りに相対的に回転している場合には、摺接部近傍の狭い隙間部22が低圧部となるために隙間部22に潤滑油が廻りこむが、ピストン40がシリンダ孔20に対して回転していない場合にはそのような効果はなく、ピストン40とシリンダ孔壁20eとが潤滑油を介さない直接金属接触を生じ、接触抵抗が増加する虞がある。
【0031】
本実施例におけるピストン30においては、圧力分布が非均一であることによる差圧の効果により、ピストン本体部30の略中央の2本の環状オイル溝31a、31bを通して潤滑油が供給され、圧力分布が均一になるため、直接金属接触を生ずることがなく、接触抵抗が増加することはない。
以上の作用効果により本実施例における液圧ポンプ1においては、ピストン30とシリンダ孔壁20eとの間でかじりや焼き付きを生じることはない。
【0032】
なお、本実施例においては、シリンダ孔20の底面20c近傍に円環溝部20bを形成させたが、円環溝部20bを省略することもできる。その場合には、ピストンの挿入端面より、良好なくさび効果の得られる、例えば、シリンダ孔20内径の1/3程度の長さを有する挿入テーパ端を設けるとよい。
また、本実施例においては、ピストン本体部31と挿入テーパ端32およびピストン本体部31と突出テーパ端33との各境界を、単純な円筒形状と円錐形状(テーパ)との交線としたが、該部分を曲面とする、いわゆるクラウニングによって形成するようにしてもよい。
【0033】
また、本実施例においては、ピストン本体部31の概略中央部の環状オイル溝31a、31bの本数は2本としたが、2本に限定せず、1本でも、あるいは3本以上でもよい。
【0034】
【発明の効果】
本発明によれば、ピストンを、円筒形状のピストン本体部と、ピストン本体部から挿入方向に縮径する挿入テーパ端と、ピストン本体部から突出端方向に縮径する突出テーパ端とで構成したので、突出端および挿入端におけるくさび効果により接触(摺動)抵抗を十分に低減させることができ、また、好ましくは、ピストン本体部の外周面に環状オイル溝を形成させると、圧力分布が均一でなく圧力差によりピストンがシリンダ孔壁に押しつけられて片当りになっている場合にも、環状オイル溝を通して潤滑油が供給され、圧力分布を均一化し、潤滑状態を保つことができ、シリンダ孔−ピストン間における接触抵抗が低減され、かじりや焼き付きも防止され、機械効率、および寿命の向上をはかることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による、アキシャル型斜板式液圧ポンプを示す略縦断面図である。
【図2】図1中の矢線II−II方向からみたロータ6の略断面図である。
【図3】図1に示すアキシャル型斜板式液圧ポンプのシリンダ及びピストンの拡大部分断面図である。
【図4】本発明の実施例による、上死点におけるピストンとシリンダとの位置関係を模式的に示す拡大部分断面図である(図中ハッチングを省略)。
【図5】本発明の実施例による、下死点におけるピストンとシリンダとの位置関係を模式的に示す拡大部分断面図である(図中ハッチングを省略)。
【図6】従来のピストンの潤滑状態を説明するための拡大部分断面図である。
【図7】従来のピストンとシリンダ孔との位置関係を模式的に示す拡大部分断面図である(図中ハッチングを省略)。
【符号の説明】
1 アキシャル型斜板式液圧ポンプ
4 ケーシング
5 駆動軸
6 ロータ
8 斜板
10 シュー
20 シリンダ孔
20a シリンダ本孔部
20b シリンダ孔円環溝部
20c シリンダ孔底面
30 ピストン
31 ピストン本体部
31a 環状オイル溝
31b 環状オイル溝
32 挿入テーパ端
33 突出テーパ端
34 境界
35 境界

Claims (3)

  1. 駆動軸と一体となって回転するロータのシリンダ孔に出没自在に嵌挿されるピストンを備え、斜板の傾転角に応じた容量の圧油を吐出させるアキシャル型斜板式液圧ポンプであって、
    前記ピストンは、
    円筒形状のピストン本体部と、
    前記ピストン本体部の内端側に設けられ、前記ピストンが前記シリンダ孔に没入する方向に縮径している挿入テーパ端と、
    前記ピストン本体部の外端側に設けられ、前記ピストンが前記シリンダ孔から突出する方向に縮径している突出テーパ端と
    を含み、
    前記シリンダ孔は、
    前記ピストン本体部が摺接するシリンダ本孔部と、
    前記シリンダ孔の底部近傍に形成され、前記シリンダ本孔部より大径の円環溝部と
    を含み、
    前記ピストンが上死点に位置したとき、前記ピストン本体部と前記挿入テーパ端との間の挿入端側境界が前記シリンダ本孔部内に留まった状態で、前記挿入テーパ端は、前記円環溝部に臨んで突出し、
    前記ピストンが下死点に位置したとき、前記ピストン本体部と前記突出テーパ端との間の突出端側境界は、前記シリンダ本孔部内に留まっていることを特徴とするアキシャル型斜板式液圧ポンプ。
  2. 前記挿入テーパ端及び前記突出テーパ端は、前記ピストン本体部外径と前記シリンダ本孔部内径の差によって生じ得る前記ピストンの最大傾斜角度以上のテーパ角度を有することを特徴とする、請求項1に記載のアキシャル型斜板式液圧ポンプ。
  3. 前記ピストンは、前記挿入端側境界と前記突出端側境界との間に環状オイル溝を更に含むことを特徴とする請求項1又は2に記載のアキシャル型斜板式液圧ポンプ。
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