JP4181526B2 - 自動二輪車の駐車装置 - Google Patents

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本発明は自動二輪車の駐車装置に関する。さらに詳しくは、原動機付自転車やスクータなどの自動二輪車を所定の位置に有料で駐車させる駐車装置に関する。
駅前などの混雑を解消するとともに安全な通行を確保するために、従来より種々の有料タイプの駐輪設備が施工されているが、従来の駐輪設備は専ら自転車を対象としていた。
ところが、近年、原動機付自転車やスクータなどの自動二輪車の利用者数の増加に伴い、自動二輪車の駐輪設備に対する需要が増してきており、これに応じて各種システムが提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
この特許文献1記載の二輪車用有料駐輪装置は、1つの駐輪ユニットにより、自転車と自動二輪車を選別して課金することができ、重量検出手段により検出した二輪車の前輪重量に基づいて、CPUが駐輪した二輪車の種別を判定し、この判定に基づき、料金テーブルから算出した時間当たりの駐輪料金と駐輪時間検出手段により検出した駐輪時間とを乗じて、二輪車の種別に応じた駐輪料金を算定するようにしている。
特開2001−1966号公報
しかしながら、特許文献1記載の駐輪装置では、二輪車の前輪の駐輪予定位置に前記重量検出手段や車輪ロック装置が固設されているため、この重量検出手段の直前で二輪車の進入を止めることにより、料金を支払わずに駐輪する者が出てくるという問題がある。
この無料駐輪を防止するために、たとえば走行台車を利用し、駐輪位置の手前側に待機させた走行台車上に二輪車の前輪を載せた時点で当該前輪を電気式機構によりロックし、所定の料金が支払われたことを確認したのちに、この確認する手段からの信号を受けて前記ロックを解除するシステムが考えられるが、このシステムでは、走行台車の電気的ロック機構と信号のやり取りをするために走行台車に配線をする必要がある。
しかしながら、走行台車は、駐輪させる毎に前方および後方へ移動させる必要があるため、この移動によって前記配線部分が損傷してしまう惧れがある。
また、誤操作またはいたずらで、足や棒などロック機構をすりぬけるものによって車輪ロック機構が操作された場合、車輪ロック機構がロック状態になったままになり、空車であるにもかかわらず二輪車を駐輪することができず、駐輪装置を利用することができなくなってしまうという問題がある。
本発明は、叙上の事情に鑑み、確実に駐車料金を徴収することができる自動二輪車の駐車装置を提供することを目的とする。
本発明の自動二輪車の駐車装置は、自動二輪車の前輪が嵌まり得る大きさの開口が上面に形成されており、かつ両側に車輪が設けられている走行台車と、
長尺部材で作製されており、前記走行台車の一方の側の車輪が走行する軌道を有するガイドレールと、
前記走行台車に設けられており、前記開口上に載置された自動二輪車の前輪をロックする前輪ロック機構と、
前記ガイドレール上に設けられており、当該ガイドレールの軌道上を走行する走行台車の車輪との当接により揺動し得る当接部材、該当接部材の揺動を規制する規制部材、および該規制部材を移動させる電磁式アクチュエータを含む電磁ロック機構と、
前記走行台車を前記ガイドレールの前方端部に付勢する復帰手段と、
前記走行台車が前記ガイドレールの前方端部に当接した状態で、かつ、前記走行台車の開口に自動二輪車の前輪が嵌まっていない状態を検出する空車検出スイッチと、
前記走行台車が後方に引き出された場合に、前記前輪ロック機構のロック状態を解除するロック解除手段と
を備えていることを特徴としている。
前記前輪ロック機構が、自動二輪車の前輪を両側から把持し得る揺動自在の一対のアームと、該一対のアームを連結する連結部材と、一方のアームに設けられており、前記自動二輪車の前輪が載置されたときに当該一方のアームを揺動させる踏み板と、前記一方のアームに揺動自在に取り付けられており、先端付近に前記空車検出スイッチと当接しうる当接部を有するとともに、その上辺に切欠が形成された係合部材と、前記切欠に嵌まり得るロック棒と、前記係合部材の上辺を前記ロック棒側に付勢する手段とを備え、前記切欠を前記ロック棒から離脱させる方向に前記係合部材の上辺に当接しうるロック開放部が前記踏み板の端部に形成され、前記自動二輪車の前輪が載置されていないときに、前記係合部材の切欠が前記ロック棒から離脱する方向に、前記踏み板を付勢するロック解除バネを備えているのが好ましい。
前記ロック解除手段が、前記ガイドレールに固定され、平たん面および該平たん面に続く斜面を有する誘導路とを備える板状部材からなり、前記走行台車が後方に引き出された場合に、前記斜面によって、前記係合部材の切欠が前記ロック棒から離脱する方向に、前記係合部材が動かされるよう構成されるているのが好ましい。
前記当接部材の一方の端部が、前記ガイドレールの上面に形成された開口を介して当該ガイドレール内に突出しており、他方の端部の外周に凸部が形成されており、該凸部と前記規制部材の先端部とによって当接部材の揺動が規制し得るよう構成されているのが好ましい。
前記当接部材の凸部と当接し得る接点を有する第1スイッチ手段を備えているのが好ましい。
前記電磁式アクチュエータが、それぞれのロッドが対向するように配置された一対の電磁機構と、前記両ロッドを連結する連結体とを備えているのが好ましい。
前記連結体の外周に形成された斜面と当接し得る接点を有する第2スイッチ手段を備えているのが好ましい。
前記走行台車の他方の側の車輪が床面上を走行するのが好ましい。
前記走行台車の一方の側の車輪の断面形状が、ほぼ長円形状であるのが好ましい。
本発明の自動二輪車の駐車装置においては、走行台車はバネによってガイドレール前方に付勢されており、走行台車の開口に自動二輪車の前輪を載置することによって自動的に前輪がロックされる(機械的ロック)。そして、この前輪のロックを検知することで電気的なロックがなされ、料金を支払うなどの所定の手続きを経ないかぎり、前記車輪の後方への移動(自動二輪車を出庫させる方向への移動)が当接部材によって禁止される。
このように、自動二輪車を走行台車上に載置させただけでロックされるので、従来のように所定の駐車位置の直前において未ロックの状態で駐車がなされるのを防止することができる。
また、電気的なロック機構は、ガイドレール上に固定されているので、電気的ロックに必要な配線を駐車操作を行なうたびに移動させる必要がなく、配線の損傷に伴う故障の発生を防止することができる。
さらに、自動二輪車の前輪などが除かれた場合には、前輪を両側から把持するアームを揺動させる踏み板が、前記ロック機構の係合部材の切欠が前記ロック棒から離脱する方向に、係合部材を動かしてロック機構を解除するので、誤操作またはいたずらで、足や棒などロック機構をすりぬけるものによって車輪ロック機構が操作された場合でも、そののち自動的に車輪ロックが解除され、空車にもかかわらずロックされた状態のままになることを回避できる。
以下、添付図面に基づいて、本発明の自動二輪車の駐車装置(以下、単に駐車装置という)を詳細に説明する。
図1および図2は本発明の一実施の形態にかかわる駐車装置Aを示しており、該駐車装置Aは、オートバイやスクータなどの自動二輪車の前輪を載置して走行させる走行台車1と、該走行台車1の一方の側の車輪を走行させるガイドレール10と、前記走行台車1の下面に取り付けられており、自動二輪車の前輪をロックする前輪ロック機構30と、前記ガイドレール10上に設けられており、前記走行台車1の移動を電気的にロックし得る電磁ロック機構40と、走行台車を前記ガイドレールの前方端部に付勢する復帰手段としての復帰バネ15と、前記走行台車1が前記ガイドレール10の前方端部に当接し、かつ、前記走行台車の開口2に自動二輪車の前輪が嵌まっていない状態を検出する空車検出スイッチ23と、前記走行台車が後方に引き出された場合に、前記前輪ロック機構のロック状態を解除するロック解除手段21とを備えている。
前記走行台車1は、平面がほぼ矩形であり、鋼板などで作製することができる。走行台車1の手前側(図1において右下側。自動二輪車を駐車(入庫)させる際の手前側)には、自動二輪車の前輪が乗り上げ易いようにスロープ3が形成されており、また中央やや奥には前輪が嵌まり得る大きさの開口2が形成されている。該開口2は長円形状を呈しており、自動二輪車を駐車させる場合、通常、前輪を左へ45度だけ回転させてスタンドを立てるため、開口2の長手方向の軸は走行台車2の移動方向に対して約45度傾いている。前輪を回転させて駐車させるので、ハンドルロック機構を有する自動二輪車はハンドルロックがかかる。また、斜めに支えるタイプのスタンドと後輪を持ち上げるタイプのスタンドのいずれでも、自動二輪車を立てておくことができる。開口2の周辺には、自動二輪車の前輪をガイドする、丸棒で作製されたフェンス4が立設されている。
走行台車1の両側(自動二輪車の進行方向に対して両側)には車輪5が取り付けられている。進行方向左側の車輪5aは床面上を走行し、進行方向右側の車輪5bはガイドレール10の軌道上を走行する。
ガイドレール10は、長尺部材で作製されており、図1および2に示されるように、上レール11、下レール12および支持部材13から構成されている。上レール11および下レール12は、いずれも山形を呈する折曲部11a、12aをそれぞれ有しており、下レール12の折曲部12aの内面がガイドレール10の軌道を構成している。前記上レール11および下レール12は、それぞれの折曲部11a、12aの山形が互いに逆方向を向くように配設されている(図8参照)。
ガイドレール10の軌道の両端付近には、前記軌道からの車輪5bの脱落を防止するための板材からなる車輪止め14が設けられている。ガイドレール10はアンカーボルト(図示せず)などを用いて床面に固定されている。本発明においては、走行台車1の片側だけにガイドレール10が設けられており、走行台車1の一方の側の車輪だけがガイドレール10内の軌道を走行するように構成されている。このように、走行台車1の片側だけにガイドレール10を設けることにより、自動二輪車のスタンドを立てる操作がやり易くなるとともに、一台あたりに必要な駐車スペースを小さくすることができるという効果が得られる。
本実施の形態では、走行台車1の他方の側の車輪5aは床面を走行するが、床面に若干の凹凸ないし高低が存在しても、ガイドレール10内を走行する車輪5bの断面(車輪の軸を含む断面)を長円形状とするとともに軌道を構成する下レールに山形の折曲部を設けることによって、走行台車1の多少の上下動にもかかわらず滑らかにガイドレール10内を走行させることができる(図8参照)。
走行台車1のガイドレール10に隠れる部分に、バネかけ金具6が形成されており、このバネかけ金具6とガイドレールの前方とに復帰バネ15がかけられている。この復帰バネ15の作用によって、走行台車1はガイドレール10の前方に付勢され、出庫操作する場合以外は、ガイドレール10前方に当接して保持されている(図2および8参照)。
ガイドレール10には、図2に示されるように、走行台車がガイドレール10の前方に当接して保持された状態で、かつ、自動二輪車の前輪が開口2に嵌まっていない状態を検出する空車検出スイッチ23が固定されている。
前記ロック機構30は、図3に示されるように、自動二輪車の前輪を両側から把持しうる一対のアーム31と、該一対のアーム31を連結する連結部材32と、一方のアーム31aに固定された踏み板33と、前記空車検出スイッチに当接し得る当接部35を有する係合部材34と、ロック棒37とを備えている。
前記一対のアーム31は、走行台車1の下面にボルトで固定されたケーシング38の側板38aに揺動自在に取り付けられており、またそれぞれの下端付近が連結部材32によって揺動自在に連結されている。図3〜4において、39a、39bは各アーム31a、31bの揺動軸を示しており、また50は前記連結部材32の揺動を一定範囲に規制するための、棒材からなるストッパを示している。アーム31の先端には合成樹脂などで作製されたローラ51が回動自在に軸支されている。
踏み板33は、板状部材を折り曲げ加工することで作製され、一方のアーム31aのブラケット部52に固定されている。踏み板33の前輪が載置される部分と反対側には、係合部材34の切欠がロック棒から離脱する方向に当接しうるロック開放部が形成されている。踏み板33は、ロック解除バネ55によって係合部材34の切欠がロック棒から離脱する方向に付勢されている。
係合部材34は、一方のアーム31aに揺動自在に取り付けられており、その上辺34aには前記ロック棒37が嵌まる大きさの切欠36が形成されている。なお、前記切欠36に代えて、たとえば係合部材34の上辺34aに突起ないし突出部を形成し、一方、前記ロック棒37に代えて前記突起ないし突出部が嵌まる大きさの開口または凹部が形成されたプレートを用い、これらにより機械的ロックを行なうこともできる。係合部材34は、上辺34aがロック棒37に当接するようにロックバネ54で付勢されている。係合部材34の先端に形成された当接部が、切欠36がロック棒から離脱している状態で、空車検出スイッチに当接している(図2および図15の(a)参照)。
本実施の形態におけるロック解除手段21は、平たん面22aおよび該平たん面22aに続く斜面22bを有する誘導路22とを備えている。前記走行台車が後方に引き出された場合に、斜面22bによって、前輪ロック機構の係合部材34の切欠36がロック棒37から離脱する方向に、係合部材34が動かされるよう構成されている(図2参照)。
つぎに図4〜7に基づいて、前記前輪ロック機構30の動作について説明する。
図4は自動二輪車の前輪が走行台車1の開口2上に載置されていない状態を示している。この状態では、一対のアーム31の先端は開いており、また一方のアーム31aに揺動自在に取り付けられている係合部材34は、図4において最も右側に位置している。
ついで、前記開口2上に自動二輪車の前輪を載せると、前輪によって前記踏み板33が下方に押され、それに伴いアーム31aが揺動軸39aまわりに図3において反時計方向に揺動する。そして、アーム31aが揺動すると、このアーム31aに連結されている連結部材32が図3において右方向に移動し、さらにこの連結部材32に押されるようにしてアーム31bが揺動軸39bのまわりに図3において時計方向に揺動する。この一連の動きによって、一対のアーム31は互いに近づく方向に揺動し、自動二輪車の前輪を把持する。そして、この状態では、前記係合部材34は左方向に移動し、係合部材34はロックバネ54によってロック棒37に当接するように付勢されているので、係合部材34の上辺34aに形成された切欠36がロック棒37に嵌まり、アーム31a、31bが開く方向の動きを規制して、図5で示されるように、前輪の機械的なロックが完了する。その結果、係合部材34の当接部35は上に持ち上げられるので、空車検出スイッチ23の接点が上に動き、空車状態が解除されたことが検知される(図15の(b)参照)。
アーム31a、31bおよび踏み板33の大きさと位置関係は、市販されている原動機付自転車の最も小さい断面の車輪でもロック状態で抜けないようにしている(図5参照)。またほとんどの原動機付自転車およびスクータで利用できるように、大きい断面の車輪でもロックできるようにしている(図6参照)。
つぎに、前輪ロック機構30が誤操作または故意に、ロック機構をすりぬけるもの、たとえば足や棒によって操作された場合の作用を説明する。踏み板33を押さえつけることによって、前輪ロック機構30が前記のように作用して、ロック状態になるが、踏み板33を押さえつけていた力がとり去られると、踏み板33がロック解除バネ55によって戻り、さらに係合部材34を下に押さえつけるので、切欠36がロック棒37から離脱する。すると、連結部材32に接続するアーム復帰バネ53の作用によって、アーム31aと31bが開き、前輪ロックが解除される。そして、係合部材34の当接部35はまた、空車検出スイッチ23に当接する。その結果、新たに自動二輪車の駐車が可能になる。
自動二輪車を出庫する場合の、前輪ロックを解除する作用について、図15を参照して説明する。前述したように、走行台車1が待機位置にあって、前記走行台車1の開口2に自動二輪車の前輪が嵌まっていない状態では、係合部材34の当接部35が空車検出スイッチ23に当接している(図15の(a))。走行台車1の開口2に自動二輪車の前輪が嵌り、前輪ロック機構30がロック状態になると、係合部材34の当接部35が上にあがって、空車検出スイッチ23に当接しなくなる(図15の(b))。この状態で、駐車装置Aは駐車されたと判断して課金を始める。
料金を支払うなどの所定の手続きを行なったのち、走行台車1を後方(手前側)に引き出すと、係合部材34もともに後方に移動するが(図15の(c))、ロック解除手段21の斜面22bにあたり、斜面22bによって下方に押し付けられる(図15の(d))。すると、係合部材34の切欠36がロック棒37から離脱して、前輪ロック機構30のアーム31が開放されるので、自動二輪車を引き出すことができる。
そののち、走行台車1が復帰バネ15の作用によって待機位置に復帰すると、下にさがった係合部材34の当接部35が空車検出スイッチ23に当接して(図15の(e))、空車検出スイッチ23がオンになる(図15の(a))。
このようにして、待機状態、前輪ロック・駐車検出、前輪ロック解除および走行台車復帰検出が行なわれる。料金を支払うなどの所定の手続を行なわずに出庫しようとする場合には、つぎに説明する電磁ロック機構40によって走行台車1の移動が規制される。
前記電磁ロック機構40は、図1および図9〜14に示されるように、ガイドレール10上に設けられており、該ガイドレール10の軌道上を走行する走行台車1の車輪5bとの当接により揺動し得る当接部材41、該当接部材41の揺動を規制する規制部材42、および該規制部材42を移動させる電磁式アクチュエータ45を備えている。
当接部材41は、ケーシング60内の基板61に、その軸41aまわりに揺動自在に取り付けられた板材からなっており、一方の端部41bが前記ガイドレール10の上レール11に形成された開口11aを介してガイドレール10内に突出している。また、当接部材41の他方の端部41cの外周には凸部43が形成されている。当接部材41は、コイルバネなどの付勢手段62によって、前記車輪5bとの非当接時には中立の位置(図5において、その長手軸がほぼ垂直方向を向く位置)にくるように付勢されている。
前記凸部43は、本実施の形態では3つ形成されており、凸部43a、43bは自動二輪車の出庫(図9〜14において、走行台車1の車輪5bのうちの後輪(駐車方向手前側の車輪)が当接部材41の左側の位置から右側の位置に移動すること)と、走行台車1の待機位置への復帰を検出するのに用いられ、凸部43cは、後述するように規制部材42と協働して当接部材41の揺動を規制(禁止)するのに用いられる。
当接部材41の上方には、自動二輪車の出庫を検出するのに用いられるマイクロスイッチなどからなる第1スイッチ手段44が設けられており、この第1スイッチ手段44の接点44aが前記当接部材41の凸部43a、43bによって押圧されることで自動二輪車の出庫および走行台車1の復帰が検出される。具体的には、待機および入庫の状態、すなわち走行台車1が最も奥側にある状態(図9参照)では、凸部43aによって前記接点44aは押圧されオンの状態になっている。ついで、走行台車1が後方へ走行して車輪5bが当接部材41に当接する(図10参照)。
前記規制部材42は、前記当接部材41と同じく、その軸42aまわりに揺動し得るようにケーシング60の基板61に取り付けられている。この規制部材42の先端付近には、当該規制部材42が当接部材41と当接し得る位置に揺動したときに前記当接部材41と確実に当接するように、板バネからなる付勢手段65が取り付けられている。
前記電磁式アクチュエータ45は、それぞれのロッド46aが対向するように配置された一対の電磁機構46と、前記両ロッド46aを連結する連結体47とを備えている。この連結体47には、前記規制部材42が、その中央付近で揺動自在に連結されている。このため、前記電磁機構46が駆動をして、連結体47が右(図5、6および10参照)、または左(図7〜8参照)に移動するのに伴い、規制部材42は、それぞれ反時計まわり、および時計まわりに揺動される。
前記連結体47は板状の部材で作製されており、本実施の形態においては、一方の端部の上辺に斜面47aを含む突出部47bが形成されている。そして、この突出部47bの上方には、その接点48aが前記突出部47bの先端と当接し得る、マイクロスイッチなどからなる第2スイッチ手段48が設けられている。この第2スイッチ手段48は走行台車1が待機位置にある状態(図9〜10)では、オフの状態になっており、所定の手続きを経て自動二輪車が出庫可能な状態になると、電磁機構46の作動により連結体47が右側に移動するのに伴い突起47bが接点48aの下へくるためオン状態となる。そして、出庫をすませて走行台車1が待機位置へ復帰すると、前記連結体47は右方向に移動させられるため、前記第2スイッチ手段48の接点48aは再びオフ状態になる(図14参照)。こうして、第2スイッチ手段48のオンオフによって規制部材42の動きをモニターしている。
図9〜14において、63はランプ、64はランプカバーであり、入庫、未入庫の状態に応じてランプ63を点灯または消灯させることができるようになっている。色の違うランプを用いて、ランプの色によって入庫または未入庫などを状態を区別するようにしてもよい。
つぎに図9〜14に基づいて、自動二輪車の入庫および出庫に関連した電磁ロック機構40の動作について説明する。
図9は走行台車1が待機位置にある状態を示しており、走行台車1の車輪5bの後輪は当接部材41よりも左側にある。この状態では、当接部材41は中立の状態にあり、連結体47は左側に移動している。
ついで、走行台車1の開口2上に自動二輪車の前輪を載置すると、前輪ロック機構30の係合部材34の当接部35と空車検出スイッチが当接しなくなるので、空車状態が解除(駐車状態)が検出される。このときに連結体47を左に移動してもよい。
料金を支払うなどの所定の手続きを経ないで自動二輪車を出庫させようとすると、当接部材41の凸部43cが規制部材42の先端42aと当たってしまい、当接部材41のさらなる揺動が禁止されるため、走行台車1の車輪5bの後輪は当接部材41をこえて右側へ移動することができない。すなわち、ロック機構が働くため自動二輪車を出庫させることができない(図10参照)。
一方、料金を支払うなどの所定の手続きを行なうと、電磁機構46に信号が送られ、連結体47が右側に移動して規制部材42が反時計まわりに揺動する。この状態では、当接部材41の凸部43aは規制部材42の先端とは当接しないため、車輪5bの後輪は当接部材41の右側へ走行することができ、自動二輪車の出庫が可能となる(図11参照)。
出庫可能状態で、走行台車1を後方に引き出していくと、車輪5bの後輪は当接部材41と当接し、さらに走行台車1を引き出すと第1スイッチ手段44の接点44aが当接部材41の凸部43aの動きに伴って、当接→非当接という状態になり、車輪5bの後輪が通過してしまうと、付勢手段62によって当接部材41はもとの中立状態へ復帰し、第1スイッチ手段44の接点44aが当接する(図12参照)。このときのオン、オフ、オンの信号によって、出庫操作状態と判断する。出庫操作を終えて、走行台車が復帰するときには、車輪5bが前方へ移動すると、当接部材41が時計廻りに揺動し、凸部43aと接点44aは非接触の状態になる(接点44aが凸部43aと凸部43bのあいだの凹部に位置する)。これにより、接点44aはオフの状態になる。そして、車輪5bがさらに前方へ移動すると、今度は凸部43bが接点44aを押圧し、該接点はオンの状態になる(図14参照)。こうして、凸部43aと43bによって、当接→非当接→当接→非当接→当接という状態になり、このときのオン、オフ、オン、オフ、オンの信号によって、出庫操作を終えて走行台車が復帰した状態と判断する。このとき、第2スイッチ手段48の接点48aはオンの状態にある。
そののち、空車検出スイッチ23がオンになったときに、電磁機構46を作動して連結体47を左側へ移動させる(図9参照)。
なお、凸部43bを省略し、凸部43aによる接点操作だけでもよい。または、凸部43aを図9などの位置から時計まわりに少し移動した位置に形成し、待機状態では接点44aが当接しないようにしてもよい。
または、第3のスイッチ手段を設けて、当接部材41が右側に振れた場合(出庫操作状態になったこと)と、当接部材41が左側に振れた場合(走行台車が復帰したこと)を別々に検知してもよい。
空車検出スイッチ23がオンになったときに、電磁機構46を駆動して、連結体47を左に操作することにすれば、規制部材の位置は待機状態で出庫操作を規制する側にあることが保証されるので、第2のスイッチ手段はなくてもよい。
本発明の駐車装置の一実施の形態の一部切欠斜視説明図である。 図1に示される駐車装置のガイドレール、空車検出スイッチおよびロック解除手段を示す切欠斜視説明図である。 図1に示される前輪ロック機構の分解説明図である。 図2に示される前輪ロック機構の動作説明図である。 図2に示される前輪ロック機構の動作説明図である。 図2に示される前輪ロック機構の動作説明図である。 図2に示される前輪ロック機構の動作説明図である。 図1に示されるガイドレールの断面説明図である。 本発明の駐車装置における電磁ロック機構の一例の動作説明図である。 本発明の駐車装置における電磁ロック機構の一例の動作説明図である。 本発明の駐車装置における電磁ロック機構の一例の動作説明図である。 本発明の駐車装置における電磁ロック機構の一例の動作説明図である。 本発明の駐車装置における電磁ロック機構の一例の動作説明図である。 本発明の駐車装置における電磁ロック機構の一例の動作説明図である。 本発明の駐車装置における空車検知と前輪ロック解除の動作を示す概念図である。
符号の説明
A 駐車装置
1 走行台車
2 開口
6 バネかけ金具
10 ガイドレール
15 復帰バネ
16 復帰バネ固定部
21 ロック解除手段
22 誘導路
23 空車検出スイッチ
30 前輪ロック機構
31 アーム
33 踏み板
33b ロック開放部
34 係合部材
36 切欠
37 ロック棒
40 電磁ロック機構
41 当接部
42 規制部材
45 電磁機構
53 アーム復帰バネ
54 ロックバネ
55 ロック解除バネ

Claims (4)

  1. 自動二輪車の前輪が嵌まり得る大きさの開口が上面に形成されており、かつ両側に車輪が設けられている走行台車と、
    長尺部材で作製されており、前記走行台車の一方の側の車輪が走行する軌道を有するガイドレールと、
    前記走行台車に設けられており、前記開口上に載置された自動二輪車の前輪をロックする前輪ロック機構と、
    前記ガイドレール上に設けられており、当該ガイドレールの軌道上を走行する走行台車の車輪との当接により揺動し得る当接部材、該当接部材の揺動を規制する規制部材、および該規制部材を移動させる電磁式アクチュエータを含む電磁ロック機構と、
    前記走行台車を前記ガイドレールの前方端部に付勢する復帰手段と、
    前記走行台車が前記ガイドレールの前方端部に当接した状態で、かつ、前記走行台車の開口に自動二輪車の前輪が嵌まっていない状態を検出する空車検出スイッチと、
    前記走行台車が後方に引き出された場合に、前記前輪ロック機構のロック状態を解除するロック解除手段と
    を備える自動二輪車の駐車装置。
  2. 前記前輪ロック機構が、自動二輪車の前輪を両側から把持し得る揺動自在の一対のアームと、該一対のアームを連結する連結部材と、一方のアームに設けられており、前記自動二輪車の前輪が載置されたときに当該一方のアームを揺動させる踏み板と、前記一方のアームに揺動自在に取り付けられており、先端付近に前記空車検出スイッチと当接しうる当接部を有するとともに、その上辺に切欠が形成された係合部材と、前記切欠に嵌まり得るロック棒と、前記係合部材の上辺を前記ロック棒側に付勢する手段とを備え、前記切欠を前記ロック棒から離脱させる方向に前記係合部材の上辺に当接しうるロック開放部が前記踏み板の端部に形成され、前記自動二輪車の前輪が載置されていないときに、前記係合部材の切欠が前記ロック棒から離脱する方向に、前記踏み板を付勢するロック解除バネを備える請求項1記載の自動二輪車の駐車装置。
  3. 前記ロック解除手段が、
    前記ガイドレールに固定され、平たん面および該平たん面に続く斜面を有する誘導路とを備える板状部材からなり、
    前記走行台車が後方に引き出された場合に、前記斜面によって、前記係合部材の切欠が前記ロック棒から離脱する方向に、前記係合部材が動かされるよう構成される請求項2記載の自動二輪車の駐車装置。
  4. 前記当接部材の一方の端部が、前記ガイドレールの上面に形成された開口を介して当該ガイドレール内に突出しており、他方の端部の外周に凸部が形成されており、該凸部と前記規制部材の先端部とによって当接部材の揺動が規制し得るよう構成されている請求項1、2または3記載の自動二輪車の駐車装置。
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