JP2007015507A - 車輪ロック装置およびこの車輪ロック装置を用いた駐輪構造体 - Google Patents

車輪ロック装置およびこの車輪ロック装置を用いた駐輪構造体 Download PDF

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力 三井
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Abstract

【課題】 故障時に容易に拘束解除可能であり、高さが低く、車輪が移動しても検出状態を維持可能であり、強度的に優れ、ロック時に傷付けない車輪ロック装置および駐輪構造体を提供すること。
【解決手段】 車輪Tの移動を拘束する車輪ロック装置10であり、駆動源51と、偏心カム57を具備するカム機構と、カム機構により閉状態と開状態との間を揺動し、車輪Tを拘束するロックアーム80A,80Bと、車輪Tによって押された場合、最初に第1踏込部101が車輪Tに当接すると共に第2踏込部102が第2回動軸104Bを支点として回動すると共に、該第1段階の回動後に、第1踏込部101が第2踏込部102に対して回動し、第1踏込部101を車輪Tの拘束位置まで退避させる連接回動機構100と、第2踏込部102の第1段階の回動を検出する回動検出手段61と、を具備している。
【選択図】 図5

Description

本発明は、自転車等の車両の車輪をロックする車輪ロック装置およびこの車輪ロック装置を用いた駐輪構造体に関する。
各種公共機関、スーパー等においては、自転車の不法駐輪が問題となっている。また、これらの施設において、自転車の盗難を防止する必要がある。そこで、かかる不法駐輪をおよび盗難を防止するために、自転車用の車輪ロック装置が開発されている。
このような車輪ロック装置の例としては、特許文献1に示すものがある。この特許文献1には、二輪車用有料駐車装置としての車輪ロック装置が開示されている。この車輪ロック装置は、一対の施錠アームの一端側先端に設けられた車輪ロック片が突出した状態で、施錠アームロック手段のラチェットアームとラチェット片とが噛合することで、車輪をロックしている。また、ソレノイドを動作させることでラチェット片とラチェットアームとの噛合関係を解き、車輪のロックを開錠する。
特開2001−001966号公報(発明の詳細な説明、図面)
しかしながら、特許文献1に記載される従来の車輪ロック装置では、施錠アームが閉錠し、車輪がロックされた状態では、ラチェットアームがラチェット片と噛合し、施錠アームの動作は拘束される。そのため、施錠アームの拘束を解除させるためには、ソレノイドを動作させることでラチェット片とラチェットアームとの噛合関係を解除しなければならない。
したがって、駐輪していた自転車等を車輪ロック装置から脱出させる際に、車輪ロック装置の制御機構等が故障した場合には、施錠アームおよび車輪ロック装置の駆動機構を覆っている筐体を取り除き、その後、治具等を駆動機構の内部に差し入れ、ラチェット片とラチェットアームとの噛合関係を解除しなければ、自転車等を車輪ロック装置から脱出させることができない。このように、特許文献1記載の車輪ロック装置では、車輪ロック装置が故障した場合には、自転車等の車輪を拘束している状態を、容易に解除することができないため、自転車等を装置から脱出させるのに大変な手間がかかるという問題を有している。
ここで、本出願人は、特願2004−328902(以下、参考文献1とする。)において、支軸の雌ネジ部に、工具の雄ネジ部を捻じ込み、支軸を抜き取ることによって、ロックアームのロック状態を解除する構成について開示している。しかしながら、この構成では、切り欠き孔から工具を容易に差し込み可能であるため、防犯面から更なる改良が望まれている。
また、特許文献1に示されている車輪ロック装置は、受け溝の内部に車輪を位置させる構成であるため、車輪を搭載する位置の高さが高くなる、という不具合がある。特に、受け溝に車輪を良好に挟み込む場合、該受け溝の手前に受け溝よりも高い位置を頂部とするガイドスロープが設けられるケースが多い。この場合、ガイドスロープの頂部に車輪を持ち上げて搭載する必要があり、老人等にとっての負担が大きい状態となっている。なお、この点は、参考文献1においても、依然として改良が為されていない部分である。
さらに、特許文献1に開示されている構成、および参考文献1に開示されている構成では、前輪設置部から車輪を持ち上げると、車輪が検出されず、車輪の非検出状態となる、という不具合が存在している。そのため、車輪が上下方向に移動した場合でも、確実に検出を行えることが望まれている。
また、特許文献1に開示されている構成、および参考文献1に開示されている構成では、無理に車輪を引き抜こうとして、上方側に車輪を移動させることを考慮して、該車輪と接触する部分の板厚を十分にとる必要があるが、板厚を厚くすると、材料のコストが増えるため、板厚が薄くても十分な強度を有することが望まれている。
さらに、車輪と接触する部分は、ホイールやリムに対して傷をつけないことが望まれているが、特許文献1に開示されている構成、および参考文献1に開示されている構成では、その面の配慮が為されていない。
本発明は上記の事情にもとづきなされたもので、その目的とするところは、故障時に容易に車輪拘束を解除可能であり、高さを低くすることができ、車輪を移動させても車輪の検出状態を維持可能であり、強度的に優れ、かつロック時に傷を生じさせない車輪ロック装置、およびこの車輪ロック装置を用いた駐輪構造体を提供しよう、とするものである。
上記課題を解決するために、本発明は、二輪車の車輪の存在を検知し、該車輪の移動を拘束する車輪ロック装置において、駆動力を生じさせる駆動源と、この駆動源によって生じる駆動力により回動させられる偏心カムを具備するカム機構と、カム機構によって閉じ状態と開き状態との間を揺動すると共に、車輪の移動を拘束する一対のロックアームと、第1回動軸を支点として回動する第1踏込部と、第2回動軸を支点として回動する第2踏込部とを有し、車輪によって押された場合には、最初に第1踏込部が車輪に当接すると共に第2踏込部が第2回動軸を支点として回動する第1段階の回動を行い、該第1段階の回動後に、第1踏込部が第2踏込部に対して第2段階の回動を行い該第1踏込部を車輪の拘束位置まで退避させる連接回動機構と、連接回動機構のうち、第2踏込部の第1段階の回動を検出する回動検出手段と、を具備するものである。
このように構成した場合には、駆動源によって生じた駆動力により、カム機構の偏心カムは、回動させられる。かかる回動によって、ロックアームは、閉じ状態と開き状態の間の揺動が可能となる。また、一対のロックアームが揺動することにより、車輪の移動の拘束および拘束解除が行える。また、車輪が搬入される場合、この車輪は連接回動機構に当接するが、この連接回動機構のうち、車輪は、最初に第1踏込部に当接する。ここで、車輪が第1踏込部に当接して、連接回動機構を押し込む場合、該第1踏込部は、第2踏込部に対して回動しないものの、第2踏込部が第2回動軸を支点として第1段階の回動を行う。それにより、この回動が回動検出手段によって検出される。すなわち、車輪が搬入されてきたことが、この第1段階の回動によって検出される。
さらに車輪を押し込むと、今度は、第1踏込部が第1回動軸を支点として、第2踏込部に対して回動する。それにより、第1踏込部は、車輪の拘束位置まで退避し、該車輪の拘束を良好に行うことが可能となる。
このようにすれば、車輪が第1踏込部に触れ、連接回動機構を押し込むと、第2回動軸を中心として第2踏込部が回動するため、回動検出手段によって車輪の搬入を即座に検出することが可能となる。また、車輪の拘束状態において、車輪を多少移動させた場合でも、第1踏込部のみが第1回動軸を中心として回動する第2段階の回動を行うのみで、第1段階の回動は為されない。そのため、車輪を持ち上げたり、多少移動させることによる、駐輪検出状態が途切れるのが防止され、該駐輪状態を継続して検出可能となる。それにより、車輪ロック装置の不正使用を防止することが可能となる。
また、他の発明は、上述の発明に加えて更に、連接回動機構には、第1回動軸に挿通されると共に、第1踏込部と第2踏込部に当接して、第1踏込部に車輪の押し込みに抗する付勢力を与える第1バネと、第2回動軸に挿通されると共に、第2踏込部と固定部位に当接して、第2踏込部に車輪の押し込みに抗する付勢力を与え、かつ回動検出手段に第2踏込部の非回動状態の検出を維持させる第2バネと、が設けられていて、第2バネは、車輪が押し込まれた場合に、第1バネよりも先に弾性変形するものである。
このようにすれば、車輪の押し込み状態において、第2バネが先に弾性変形する。このため、第1段階の回動を良好に実現可能となる。また、車輪がさらに押し込まれると、今度は、第1バネが変形し、第2段階の回動が実現され、第1踏込部は、車輪の拘束位置まで退避させられる。この状態において、車輪が拘束されると、車輪を多少移動させた場合でも、第1バネの付勢力によって、第1踏込部は、車輪への当接状態を維持するように回動するが、第2踏込部はほとんど回動しない。それにより、車輪ロック装置の不正使用を防止することが可能となる。
さらに、他の発明は、上述の発明に加えて更に、回動検出手段は、発光部と受光部とを備える投受光式の光センサであると共に、第2踏込部には、光の進行を遮ると共に発光部と受光部との間の空間部に位置可能な遮光部が設けられていて、第2バネは、車輪の非押し込み状態においては、空間部に位置すると共に、第2踏込部が第1段階の回動を行った場合に、該第2踏込部の回動に伴なって空間部から退避するものである。
このように構成した場合には、第1段階の回動により第2踏込部が回動すると、この回動に伴って、遮光部も回動する。ここで、遮光部は、車輪の搬入前の状態においては、空間部に位置して受光部から発せられる光を遮っているものの、車輪が搬入されて、第1段階の回動によって第2踏込部が回動させられると、遮光部は、第2バネの付勢力によって、空間部から退避させられる。そのため、受光部では、発光部から発せられる光が受光可能となり、車輪の搬入状態を確実に検出することが可能となる。
また、他の発明は、上述の各発明に加えて更に、一対のロックアームには、それぞれ回転自在なローラが設けられていて、ロックアームの揺動に伴ってこれらのローラの対向間隔が狭まることにより、車輪の移動を拘束するものである。
このように構成した場合には、ロックアームが揺動して閉じ状態となると、ローラの対向間隔が狭まり、車輪のホイール等が抜け出せなくなり、車輪の移動を拘束可能となる。ここで、ローラは、回転自在に設けられている。このため、車輪のホイール等の部位にローラが接触したままで、該車輪が多少移動しても、ローラの回転によって、車輪のホイール等の部位に傷がつくのを防止可能となる。
さらに、他の発明は、上述の発明に加えて更に、ローラは、その材質を樹脂としているものである。このように構成した場合には、ローラの材質が樹脂であるため、車輪のホイール等の部位にローラが接触した場合でも、該ホイール等の部位に一層傷が生じ難くなる。
また、他の発明は、上述の発明に加えて更に、一対のロックアームは、車輪が搬出される側の一端においてローラを回転可能に支持すると共に、該一端とは逆の他端かつそれぞれのロックアームに交叉部位を生じさせる部位において支軸によって回動自在に軸支されていて、支軸は、一対のロックアームの対向状態における中心線を挟んで、ローラとは反対側に設けられていると共に、それぞれのロックアームにおける交叉部位には、偏心カムが挿入される長孔が設けられているものである。
このように構成した場合には、駆動源の駆動により、偏心カムが回動させられると、該偏心カムは、長孔を摺動する。この摺動により、ロックアームは、支軸を中心として揺動し、開き状態と閉じ状態との間の切り替えが可能となる。
また、他の発明は、上述の各発明に加えて更に、ロックアームは、平板状に設けられると共に車輪が搬出される側の一端においてローラの一方側を、該ローラの軸方向と板厚方向とが一致する状態で軸支する上方アーム部と、平板状に設けられ車輪が搬出される側の一端においてローラの他方側を、該ローラの軸方向と板厚方向とが一致する状態で軸支すると共に、上方アーム部に対向配置される下方アーム部と、上方アーム部と下方アーム部との間を接続する側板と、を具備するものである。
このように構成した場合には、平板状に設けられる上方アーム部および下方アーム部により、ローラの一方側と他方側が挟み込まれる状態で軸支される。ここで、車輪を搬出方向に引っ張る場合、その引っ張り力は、ローラを介して上方アーム部および下方アーム部に作用する。しかしながら、上方アーム部および下方アーム部は、平板状に設けられていると共に、ローラの軸方向と板厚方向とが一致する状態で、ローラを軸支している。このため、上方アーム部と下方アーム部に引っ張り力が作用しても、平板状の上方アーム部および下方アーム部には、平面応力が作用し、板厚方向に向かう曲げ応力(曲げ荷重)が作用しない状態となる。このため、上方アーム部と下方アーム部とは、板厚方向に荷重が作用する場合と比較して、はるかに大きな耐荷重を有する状態となる。それにより、ロックアームは、車輪の引っ張り力によっては、塑性変形等を生じ難くなり、該ロックアームが破損するのを防ぐことが可能となる。
また、仮に上方アーム部および下方アーム部に対して、板厚方向に向かう荷重が作用した場合でも、側板がこの荷重を受ける状態となり、該側板にせん断荷重が作用する状態となる。そのため、上方アーム部および下方アーム部の板厚方向に荷重が作用する場合と比較して、はるかに大きな耐荷重を有する状態となり、かかる方向に荷重が作用する場合でも、ロックアームが破損するのを防ぐことが可能となる。
さらに、他の発明は、上述の各発明に加えて更に、偏心カムは、出力軸に対して偏心する状態で取り付けられていて、この出力軸は、駆動源で生じる駆動力が伝達されて回転駆動されると共に、該出力軸には、ロックアームの閉じ状態を強制的に解除する際に用いられる工具の係合部と係合可能な被係合部が取り付けられている。
このように構成した場合には、被係合部に工具の係合部を係合させ、その係合状態において出力軸を強制的に回転させることができる。かかる出力軸の回転に伴って、偏心カムも回転し、その偏心カムの回転により、ロックアームを、閉じ状態から開き状態に強制的に回動させることが可能となる。このため、ロックアームが車輪を拘束している状態で車輪ロック装置が故障している場合等においても、車輪の拘束状態を解除することが可能となる。
さらに、他の発明は、上述の車輪ロック装置に係る各発明を用いた駐輪構造体に関してであり、車輪ロック装置は、該車輪ロック装置が設置される部位の法線方向に向かって延伸する取付フレームに取り付けられると共に、ロックアームは、この取付フレームを起点として、車輪が挿入される一端側であって法線方向に向かって延伸しているものである。
このように構成した場合には、ロックアームは、車輪が挿入される一端側かつ設置部位の法線方向に向かって延伸する。そのため、ロックアームは、設置部位に対して斜めに延伸する状態となり、設置部位の法線方向に向かっては延伸しない。それにより、ロックアームが設置部位の法線方向に向かう状態で取り付けられる場合と比較して、車輪の拘束状態では、ロックアームの支軸等のような機構の上部に存在しない状態となる。そのため、車輪を拘束する部位の高さを低くすることが可能となり、車輪を設置部位に持ち上げて搭載する等せずに済む。それによって、老人等の弱者の負担を軽減することが可能となる。
本発明によると、車輪ロック装置が故障した場合でも、容易に車輪の拘束を解除可能となる。また、車輪ロック装置の高さ方向の寸法を小さくすることができ、車輪を持ち上げても車輪の検出状態を維持可能である。さらに、車輪ロック装置は、強度的に優れ、かつ被拘束部分に傷を生じさせるのを防ぐことができる。
以下、本発明の一実施の形態に係る車輪ロック装置10およびこの車輪ロック装置10を有する駐輪構造体、駐輪管理システムについて、図1から図15に基づいて説明する。図1および図2は、車輪ロック装置10およびこの車輪ロック装置10が取り付けられる各ラックユニット130,140を有する駐輪構造体を示す分解斜視図である。なお、図1は、低ラックユニット130を用いた場合、図2は、高ラックユニット140を用いた場合を示している。
図1〜図4に示すように、駐輪構造体は、車輪ロック装置10と、後架台110と、前架台120と、低ラックユニット130と、高ラックユニット140とを有している。なお、駐輪管理システムは、これら駐輪構造体の各構成要素の他に、集金ユニット150を有している(図12参照)。
これらのうち、後架台110は、前架台120と平行を為す状態で延伸する部材である。後架台110には、上方に向かって突出する取付固定部111が設けられている。取付固定部111には、後述するガイド部材132,142を取付固定するための固定孔112が設けられていて、この固定孔112にガイド部材132,142の後端側(他端側に対応)を差し込むことにより、該ガイド部材132,142の後端側は、後架台110に固定される。また、この取付固定部111には、低ラックユニット130の車輪レール131の後端側も取付固定される。なお、高ラックユニット140の車輪レール131,141の後端側は、ガイド部材132,142のうち、取付固定部111から垂直に延伸する後端側の中途高さ位置に取付固定されている。
なお、ガイド部材132,142の前端側(一端側に対応)は、後述する取付フレーム121の側面部123の中途部位に、例えばネジを介して取付固定される。
また、前架台120は、上述の後架台110に対して平行を為す状態で延伸する部材である。この前架台120には、上方に向かって突出する取付フレーム121が設けられていて、この取付フレーム121の上端側に車輪ロック装置10が取付固定される。図1および図2に示すように、取付フレーム121は、板状部材の折り曲げおよび組み付けによって、筒状に形成されている。また、取付フレーム121の上端部122は、側方から見ると、後端側に向かうにつれて上方に向かうように、テーパ状に設けられている。この上端の傾斜角度は、車輪レール131,141に対する後述する第1回動軸104Aの上端に車輪Tが接触するとした場合に、該車輪レール131,141に対して、 〜 度の範囲内となっている。
また、取付フレーム121のうち、車輪Tの挿入方向と平行を為す側面部123には、貫通孔124aが設けられている。貫通孔124aは、後述するネジ孔43aと位置合わせが為される部分であり、その位置合わせ後に、不図示のネジが捻じ込まれ、車輪ロック装置10が取付固定される。また、側面部123のうち、貫通孔124aよりも下方側には、前端固定孔124bが設けられている。前端固定孔124bはネジ孔であり、ガイド部材132,142の前端側が位置合わせされた後に、ネジ等を介して取付固定するための部位である。
また、低ラックユニット130および高ラックユニット140は、車輪レール131,141と、一対のガイド部材132,142とを有する。車輪レール131,141は、例えば金属板を折り曲げることにより樋状に形成されている。この樋状の一部を為す底壁131a,141aに車輪Tが載置されると共に、同じく樋状の一部を為す側壁131b,141bにより、車輪Tの左右への移動が規制される。
なお、低ラックユニット130および高ラックユニット140は、共に、車輪ロック装置10から離間する端部側が最も高さ位置の高い頂部となっており、この頂部から車輪ロック装置10に向かうにつれて、その高さ位置が徐々に低くなるスロープ状に設けられている。そして、低ラックユニット130においては、車輪ロック装置10に向かう中途部分において、車輪Tが地面(後架台110等が設置される設置部位に対応)に設置するように設けられている。
また、ガイド部材132,142は、例えばパイプ状の部材を折り曲げることにより形成されている。このガイド部材132,142も、車輪ロック装置10から離間する端部側が最も高さ位置の高い頂部となっており、車輪ロック装置10に向かうにつれて、その高さ位置が徐々に低くなっている。
続いて、車輪ロック装置10の構成について説明する。図5〜図7に示すように、車輪ロック装置10は、下方シャーシ20を具備している。下方シャーシ20には、長手方向(図5〜図7に示す矢示X方向)に沿うように、切欠部21が設けられている。この切欠部21は、下方シャーシ20を構成する板状部材を矩形状に切り欠いた部分である。このため、下方シャーシ20の平面形状は、略コ字形状を為している。
また、下方シャーシ20には、長手方向に延伸する中心線Lを挟んで、一対のアーム揺動部22,22(以下、アーム揺動部22と略記する。)を有している。アーム揺動部22は、後述するロックアーム80A,80B(図8他参照)の揺動を許容する部分である。なお、かかるロックアーム80A,80Bの揺動範囲を規定すべく、アーム揺動部22は、下方シャーシ20の平面部23の他に、外側フランジ24aと、内側フランジ24bとを有している。外側フランジ24aおよび内側フランジ24bは、共に平面部23から上方に向かい所定寸法だけ折り曲げ等により突出する部分である。
これらのうち、外側フランジ24aは、下方シャーシ20のうち、中心線Lから離間する外縁側を上方に向かって折り曲げた部分である。また、内側フランジ24bは、下方シャーシ20のうち、切欠部21を形作る内縁側を上方に向かって折り曲げた部分である。かかる外側フランジ24aおよび内側フランジ24bに、ロックアーム80A,80Bの下方アーム部84が衝突することにより、ロックアーム80A,80Bの回動範囲が規定されている。
また、下方シャーシ20には、垂直部25が設けられている。垂直部25は、下方シャーシ20のうち、後端側が上方に向かうように折り曲げられた部分である。なお、この折り曲げによる突出は、上述した外側フランジ24aおよび内側フランジ24bよりも高くなるように設けられている。この垂直部25には、不図示のネジを介して、後述する上方シャーシ30が取付固定される。
また、下方シャーシ20のうち、切欠部21よりも後端側に位置する平面部23には、大径孔26が設けられている。大径孔26の中心は、中心線L上に位置している。この大径孔26には、後述する偏心カム57および出力軸53が、挿通/配置される。そのため、大径孔26は、平面部23において、最も孔径が大きく設けられている。また、平面部23には、大径孔26よりも小径である、一対の小径孔27が設けられている。一対の小径孔27は、中心線Lを挟んでそれぞれ対称となる部位に設けられている。この小径孔27は、大径孔26よりも中心線Lから離間する部位であって、大径孔26よりも後端側の部位に設けられている。この小径孔27には、後述する支軸81が挿通される。
また、上述の垂直部25には、ネジを介して上方シャーシ30が取付固定される。この上方シャーシ30は、垂直部31を有している。この垂直部31は、下方に向かって折れ曲がる部分であり、上述した垂直部25と係合し、ネジによって固定される部分である。また、上方シャーシ30は、垂直部31に連続する平面部32を有している。平面部32は、上述した下方シャーシ20の平面部23に対して、所定の間隔を有した状態で対向する部分である。これら平面部23,32の対向間隔は、後述するロックアーム80A,80Bの揺動が十分に可能な程度の間隔に設定されている。
また、上方シャーシ30は、一対のフランジ部33も有している。フランジ部33は、平面部32のうち中心線Lから離間する外縁部分に連続しており、該外縁部分から上方に向かうように折れ曲がった部分である。また、フランジ部33には、ネジ孔34が形成されており、後述する内部カバー70を取付可能となっている。さらに、上方シャーシ30には、小切欠部35が設けられている。小切欠部35は、上方シャーシ30を構成する板状部材を矩形状に切り欠いた部分である。なお、小切欠部35の切欠形状は、上述の切欠部21とは異なり、中心線Lと直交する短手方向に長い矩形状となっている。
また、図8に示すように、上方シャーシ30は、上述の小切欠部35に面するように、一対の軸受部36を有している。軸受部36は、折り曲げ等により、平面部32から下方に向かって突出する部分である。軸受部36は、中心線Lを挟んで対称な位置に設けられている。また、軸受部36には、軸孔36aが形成されており、該軸孔36aには、後述する第2回動軸104Bが挿通される。また、平面部32には、貫通孔37が設けられている。この貫通孔37には、後述する出力軸53が挿通される。そのため、上方シャーシ30の取付状態において、貫通孔37は、上述の大径孔26と、その中心が略一致するように設けられている。また、平面部32には、一対の挿通孔38が設けられている。一対の挿通孔38は、中心線Lを挟んでそれぞれ対称となる部位に設けられている。この挿通孔38は、貫通孔37よりも中心線Lから離間する部位であって、貫通孔37よりも後端側の部位に設けられている。この挿通孔38には、後述する支軸81が挿通される。
また、上方シャーシ30の平面部32から上方に向かい、支持柱部39が突出している。この支持柱部39には、ネジ孔39aが形成されている。また、この支持柱部39は、その上端において、後述する回路基板60を支持可能となっている。なお、本実施の形態では、支持柱部39は、平面部32の四隅寄りの部位に、合計4つ設けられている。
また、図6等に示すように、平面部23の下面には、モータ用シャーシ40が、ネジ等を介して取付固定される。また、モータ用シャーシ40の下面には、偏心カム57および出力軸53等を回転駆動させるための駆動ユニット50が、ネジ等を介して取付固定される。このため、モータ用シャーシ40には、ダルマ孔41が形成されている。ダルマ孔41のうち、小径部分41aには、出力軸53が挿通される。この小径部分41aは、上述の大径孔26および貫通孔37と、その中心が略一致するように設けられている。また、ダルマ孔41の大径部分41bは、偏心カム57の挿通が可能な直径に形成されている。なお、ダルマ孔41の周囲には、駆動ユニット50をモータ用シャーシ40に取付固定するためのネジ孔41cが複数(本実施の形態では3つ)設けられている。
また、モータ用シャーシ40のうち、中心線Lから離間する外縁側には、抜き孔42が設けられている。抜き孔42は、支軸81の下端が挿通可能に設けられている。この抜き孔42は、支軸81に取り付けられるワッシャの直径よりも大きく設けられている。
また、モータ用シャーシ40は、一対のフランジ部43も有している。フランジ部43は、モータ用シャーシ40の平面部44のうち中心線Lから離間する外縁部分に連続しており、該外縁部分から下方に向かうように折れ曲がっている。このフランジ部43には、ネジ孔43aが形成されている。ネジ孔43aには、上述した取付フレーム121の貫通孔124aが位置合わせされる。なお、本実施の形態では、フランジ部43は、筒状の取付フレーム121の側面部123に内接する状態となり、該内接状態において貫通孔124aとネジ孔43aとの位置合わせが為された後に、ネジが捻じ込まれる。それによって、車輪ロック装置10が取付フレーム121に取付固定される。
また、モータ用シャーシ40に取付固定される駆動ユニット50は、図6に示すように、駆動源に対応するモータ51と、モータ51からの駆動力を減速するためのギヤ輪列を内部に備えるギヤケース52と、該ギヤケース52から延伸するギヤ軸55に連結される出力軸53と、を備えている。なお、ギヤケース52の上端面52aには、上方に向かって突出する受け座54が設けられている。この受け座54には、孔部54aが設けられていて、この孔部54aからギヤ軸55が突出している。ここで、ギヤ軸55と出力軸53との間の連結は、それぞれに雄ネジか雌ネジかのいずれかを形成し、両者を捻じ込むことにより、強固に締結される状態となる。
また、出力軸53は、上述したダルマ孔41の小径部分41a、大径孔26、貫通孔37および後述する挿通孔64に挿通される。すなわち、出力軸53の上端は、回路基板60よりも上方に向かって突出する状態となる。ここで、出力軸53の上端には、六角ボルト53a(図9参照)が取り付けられている。この六角ボルト53aには、六角レンチを差し込み可能な六角ネジ孔53bが形成されている。なお、この六角ボルト53aの六角ネジ孔53bは、被係合部に対応する。また、この六角ネジ孔53bに係合する六角レンチの捻じ込み部は、係合部に対応すると共に、六角レンチは工具に対応する。
また、かかる六角ボルト53aは、遮光板56を、出力軸53の上端に取付固定している。遮光板56は、出力軸53の上端への取り付け状態において回路基板60に対して略平行を為す延伸部56aと、この延伸部56aから下方に向かって折れ曲がる遮光部56bと、を有している。遮光部56bは、回路基板60に取り付けられている各センサ61〜36の空間部61c〜63cを通過する部分であり、該遮光部56bが空間部に位置する場合、各センサ61〜63の発光部61a〜63aから発せられた光が、遮光部56bによって遮られて、受光部61b〜63bで受光不可能な状態となる。それにより、出力軸53および偏心カム57の回転ポジションが検出可能となっている。
また、出力軸53には、偏心カム57が取り付けられる。この偏心カム57は、後述する長孔87と共に、カム機構を構成するものである。偏心カム57は、そのカム孔57aが偏心カム57の中心から偏心して設けられている。また、偏心カム57は、出力軸53のうち、上方シャーシ30の下面と受け座54との間の部位に設けられる。この偏心カム57は、出力軸53と同期して回転可能に設けられている。かかる同期回転を可能とするために、出力軸53と偏心カム57との間には、例えばキーおよびキー溝が設けられていて、かかるキーとキー溝との間の係合により、偏心カム57が出力軸53の回転に伴って同期回転可能となっている。
この偏心カム57は、後述する長孔87の内部を摺動可能となっている。かかる摺動により、ロックアーム80A,80Bは、閉じ方向および開き方向に回動可能となっている。なお、偏心カム57の偏心度合いは、ロックアーム80A,80Bの閉じ動作および開き動作を良好に実行可能な程度となっている。
また、上述の支持柱部39には、ネジ等を介して回路基板60が取り付けられる。回路基板60には、車輪検出センサ61と、開位置検出センサ62と、閉位置検出センサ63とが取り付けられている。これらの各センサ61,62,63は、いずれも発光部61a,62a,63aと受光部61b,62b,63bとを有する投受光方式の光センサであり、発光部61a,62a,63aと受光部61b,62b,63bとは、互いに空間部61c,62c,63cを隔てて対向している。この空間部61c,62c,63cに、上述した遮光部56b、または後述する遮光部105が差し掛かると、受光部61b,62b,63bでは、発光部61a,62a,63aで発せられる光を受光できなくなる。
これらの各センサ61〜63のうち、開位置検出センサ62は、ロックアーム80A,80Bの開き状態に対応していると共に、閉位置検出センサ63は、ロックアーム80A,80Bの閉じ状態に対応している。かかる検出を良好に行うために、開位置検出センサ62と閉位置検出センサ63とは、互いに略180度ずれた位置に配置されている。また、残りの車輪検出センサ61は、回動検出手段に対応し、後述する車輪検出ペダル100における車輪Tの搬入検出を行うためのものである。また、回路基板60には、挿通孔64が設けられていて、出力軸53の上端側を挿通させることを可能としている。
この回路基板60を覆うように、内部カバー70が取り付けられている。内部カバー70は、回路基板60に雨水等が侵入するのを防止するものである。この内部カバー70は、下底側のみが開放して設けられる箱状を為している。そして、開放した下底側からは、上方シャーシ30が取り付けられる。なお、内部カバー70の側面70bには、挿通孔71が設けられていて、この挿通孔71は、フランジ部33のネジ孔34と位置合わせが為される。そして、両者を位置合わせした状態で、ネジを捻じ込むことにより、内部カバー70が上方シャーシ30に取付固定される。また、内部カバー70は、その側面70bにフランジ部33が内接する状態で取り付けられる。この取り付け状態では、上方シャーシ30の前端側が閉塞されるが、後端側においては、小切欠部35が下方に開放した状態に設けられる。そして、開放している小切欠部35に対して、後述する遮光部105を挿入可能となっている。
また、図8等に示すように、下方シャーシ20の小径孔27には、一対のロックアーム80A,80B(以下、ロックアーム80Aとロックアーム80Bを区別して呼ぶ必要がない場合には、単にロックアーム80とする。)が、支軸81を介して回動自在に取り付けられる。このロックアーム80A,80Bは、その外観がフック状に設けられている。このロックアーム80A,80Bは、短手方向に沿う断面が略コ字状を為すように設けられている。かかる略コ字状となるように、ロックアーム80A,80Bは、側板82に対して、略平板状の上方アーム部83と下方アーム部84とが連続している。側板82は、ロックアーム80A,80Bの取付状態において、平面部23に対して略垂直を為すと共に、アーム揺動部22の延伸方向に沿う状態に設けられている。
また、側板82には、上下2段のアーム部(それぞれ、上方アーム部83、下方アーム部84とする。)が連続している。かかる上方アーム部83および下方アーム部84には、それぞれ前端片85が設けられている。前端片85は、ロックアーム80A,80Bのうち、最も前端側に位置する部分であり、かつ前架台120の延伸方向(図8におけるY方向)に向かって延伸する部分である。なお、前端片85は、ロックアーム80A,80Bの取り付け状態において、前端片85の先端側が中心線Lを挟んで側板82と反対側に位置する程度に、Y方向に延伸している。
この前端片85の延伸の先端側かつ後端側の隅角部には、軸孔86が形成されている。軸孔86には、支軸81が挿通される。なお、支軸81は、この軸孔86の他に、上述した小径孔27および挿通孔38にも挿通される。そして、軸孔86に支軸81が挿通された状態で、下方シャーシ20の下面側において支軸81には不図示のワッシャが取り付けられると共に、上方シャーシ30の上面側においても支軸81には不図示のワッシャが取り付けられる。それによって、支軸81は、ロックアーム80A,80Bを回動自在に支持すると共に、下方シャーシ20および上方シャーシ30に支持される状態となる。
また、前端片85には、長孔87が設けられている。長孔87は、偏心カム57が挿入される部分である。この長孔87は、ロックアーム80A,80Bの閉じ状態において、矢示Y方向に長手が沿うように形成されている。また、かかる長孔87は、ロックアーム80A,80Bの閉じ状態において、側板82寄りの円弧部分が支軸81寄りの円弧部分よりも偏心カム57に対して近接している。
なお、ロックアーム80A,80Bのそれぞれの前端片85は、互いに重なるように配置されている。そのため、一方の前端片85は、後述するアーム片88から上方に向かって折り曲げられていると共に、他方の前端片85は、アーム片88から下方に向かって折り曲げられている。それにより、前端片85は、互いに重ねられる配置となるが、重ねられた状態では、アーム片88およびロック片89の高さ位置が同程度となるように設けられる。
また、ロックアーム80A,80Bには、アーム片88が設けられている。アーム片88は、前端片85から連続する板状アームを為す部分であり、支軸81による取り付け状態において、後端側に向かって延伸する部分である。このアーム片88の後端側の先端には、ロック片89が連続している。ロック片89は、ロックアーム80A,80Bの支軸81による取り付け状態において、アーム片88の先端から、後端側かつ中心線L側に向かって所定長さだけ延伸する部分である。しかしながら、ロック片89は、ロックアーム80A,80Bの閉じ状態においても、中心線Lを超えない程度の突出長さに設けられている。
ここで、ロック片89には、ローラ軸孔89a1,89a2が設けられている。ローラ軸孔89aは、ローラ軸90を挿通させるための孔部分である。このローラ軸孔89aのうち、上方側(一方側に対応)のロック片89のローラ軸孔89a1は、下方側(他方側に対応)のロック片89のローラ軸孔89aよりも大径に設けられている。ローラ軸孔89a1は、ローラ軸90の直径に対応する直径を有している。また、ローラ軸孔89a2は、ローラ軸90の小径部分90aに対応する直径を有している。このローラ軸孔89a2には、小径部分90aが挿通された後に、その上面にローラ軸90の段差部分が載置される。なお、ローラ軸孔89a1,89a2をまとめて称呼する場合、ローラ軸孔89aとする。
また、図8等に示すように、ローラ軸孔89aに挿通されるローラ軸90は、小径部分90aと、軸部分90bと、鍔部分90cとを有している。これらのうち、小径部分90aは、最も小径に設けられる部分であり、上述のローラ軸孔89aに挿通される。また、軸部分90bは、ローラ91の中央孔91aに挿通される部分である。さらに、鍔部分90cは、ローラ軸90のうち最も上端に位置する部分であり、軸部分90bおよびローラ軸孔89aよりも大径に設けられている。そのため、ローラ軸孔89aに軸部分90bを挿通させた場合でも、鍔部分90cがローラ軸孔89aの上面に係止され、下方側に抜け落ちない状態となる。
また、ローラ軸90の軸部分90bに軸支されるローラ91は、その材質を樹脂等のような、ホイールWやリムに接触した場合でも、これらに傷を生じさせない材質によって形成されている。ローラ91は、その外観がコロ状を為していて、その外周面91bがロック片89よりも中心線L側に向かい突出している。そのため、車輪Tは、ローラ91の外周面91bに接触するが、ロック片89には接触しない状態となる。なお、ロックアーム80A,80Bの閉じ状態においても、ローラ91の外周面91bは、中心線Lを超えずに、側板82と同一の側に位置している。
さらに、車輪ロック装置10は、連接回動機構に対応する車輪検出ペダル100を有している。車輪検出ペダル100は、第1踏込部101と第2踏込部102とを有している。第1踏込部101は、車輪Tが最初に接触する部分であり、その平面形状が略矩形状となっている。この第1踏込部101は、車輪載置部101aと、フランジ部101bと、ガイド部101cとを有している。これらのうち、車輪載置部101aは、平面状に設けられている部分であり、この車輪載置部101aに車輪Tが載置される。また、フランジ部101bは、第1踏込部101の側面に位置する部分である。このフランジ部101bのうち、前端側には、孔部103aを有する軸受部103が設けられている。この孔部103aには、第1回動軸104Aが挿通される。
また、ガイド部101cは、第1踏込部101のうち後端側に位置する部位である。このガイド部101cは、車輪Tの載置を良好にするための部分である。かかる車輪Tの載置を良好にするために、ガイド部101cは、側面形状が円弧状を為すように設けられている。
さらに、第1踏込部101には、第1回動軸104Aを介して第2踏込部102が連結されている。この第2踏込部102も、車輪載置部102aと、フランジ部102bとを有するが、その他に、遮光部105も有している。なお、フランジ部102bには、その前端側と後端側に、それぞれ軸受部106,107が設けられていて、この軸受部106,107には、それぞれ孔部106a,107aが設けられている。このうち、第1踏込部101側(後端側)の軸受部106は、上述した軸受部103と接触し、孔部106aと孔部103aが位置合わせされた状態で、第1回動軸104Aが挿通される。また、前端側の軸受部107は、上述の軸受部36と接触する。そして、軸孔36aと孔部107aとが位置合わせされた状態で、第2回動軸104Bが挿通される。
また、遮光部105は、第2踏込部102の車輪載置部102aから、前端側に向かってさらに延伸する部分である。この遮光部105は、上述した小切欠部35から差し込まれる部分であり、かかる差込後に、遮光部105の先端が、車輪検出センサ61の空間部61cに差し掛かることが可能となっている。なお、第2踏込部102が車輪Tによって押されていない状態においては、遮光部105は、空間部61cに位置していて、発光部61aから発せられる光を遮っており、受光部61bで光の非受光状態となる。しかしながら、第2踏込部102が車輪Tによって押されると、遮光部105は、空間部61cから離脱し、発光部61aから発せられる光を受光部61bで受光可能となる。それにより、車輪Tが挿入されたことを検出可能となっている。
また、第1回動軸104Aは、ネジリコイルバネからなる第1バネ108の巻回孔108aに挿通されると共に、第2回動軸104Bは、同じくネジリコイルバネからなる第2バネ109の巻回孔109aに挿通される。第1バネ108は、その一端108bが車輪載置部101aの裏面に係止されると共に、その他端108cは、車輪搭載部102aの裏面に係止される。また、第2バネ109は、その一端109bが車輪載置部102aの裏面に係止されると共に、その他端109cは、切欠部21または小切欠部35の側縁に係止される。かかる係止状態においては、第1バネ108のバネ力は、第2バネ109のバネ力よりも大きく設けられている。そのため、車輪Tが前端側に向かって進行すると、まず第2バネ109が弾性変形し、遮光部105の遮光状態が解除される。このとき、第1踏込部101と第2踏込部102とは、初期の角度を維持した状態となっている。さらに車輪Tが前端側に向かって進行すると、第1バネ108も弾性的に変形し、第1踏込部101が車輪Tに倣う状態となる。
また、車輪ロック装置10は、外部カバー75を有している。外部カバー75は、下方シャーシ20に対して例えばネジを介して取り付けられ、車輪ロック装置10の各構成要素を覆う構成である。そのため、外部カバー75は、その平面形状が下方シャーシ20に概略倣う形状に形成されている。それにより、外部カバー75も、切欠部76を有している。また、外部カバー75の下方シャーシ20への取り付けを可能とするために、外部カバー75は、その下方が開放して設けられている。加えて、外部カバー75には、開口部75aが設けられている。開口部75aは、外部カバー75のうち、ロック片89が切欠部21に延出する部分を切り欠いた部分である。
また、外部カバー75の裏面には、発光ユニット77が取り付けられる。発光ユニット77は、例えば複数のLED77aを具備していて、これら複数のLED77aが実装基板77bに取り付けられている。かかる発光ユニット77は、車輪ロック装置10の使用状態を知らせるためのものである。そのため、発光ユニット77は、外部カバー75の上面を切り欠いた開口75bを下方から覆うように取り付けられている。
なお、本実施の形態では、開口75bの周囲には、外部カバー75の裏面から下方に向かい、ボス75cが突出形成されている。このボス75cに形成されているネジ孔(不図示)と、実装基板77bに形成されている貫通孔77cとの位置合わせを行い、実装基板77bをネジによって取付固定すると、発光ユニット77は、開口75bを介して外部に露出する状態となる。また、外部カバー75には、開口75bを覆うように、窓部材78が取り付けられる。窓部材78は、透明または着色された半透明部材等によって構成されており、LED77aが発光した際に、外部からその発光状態を認識可能となっている。
続いて、集金ユニット150の構成について、図12に基づいて説明する。集金ユニット150は、時刻情報を出力するタイマ151と、データを記憶する記録部152と、入力キー153と、表示部154と、紙幣や貨幣が投入される料金回収部155と、車輪ロック装置10のモータ51に通電するモータ駆動部156と、不図示のマイクロコンピュータと、を有する。マイクロコンピュータは、図示外の駐輪制御プログラムを実行することで、駐車検出部161と、通電制御手段としての施錠制御部162と、料金計算部163と、入金計量部164と、通電制御手段としての開錠制御部165と、を実現する。駐輪制御プログラムは、たとえば図示外のコンパクトディスクなどのコンピュータ読取可能な記録媒体や電気通信回線などの伝送媒体を媒体として、記録部152に記憶することができる。
駐車検出部161は、車輪検出センサ61から検出信号が入力されると、その検出信号の入力タイミングにおける時刻情報をタイマ151から読み取り、その読み取った時刻情報を駐車開始時刻として記録部152に記録させるものである。
施錠制御部162は、駐車検出部161に検出信号が入力した後に、モータ駆動部156に通電を開始させる。また、施錠制御部162は、閉位置検出センサ63から検出信号が入力されると、モータ駆動部156による通電を停止させる。
なお、駐車検出部161に検出信号が入力してから施錠制御部162がモータ駆動部156に通電を開始させるまでの期間は、任意の時間に設定することができる。つまり、駐車検出部161に検出信号が入力したら直ちに施錠制御部162がモータ駆動部156に通電を開始させるように設定しても良いし、駐車検出部161に検出信号が入力してからたとえば20分などの所定の時間が経過してから、施錠制御部162がモータ駆動部156に通電を開始させるように設定してもよい。
料金計算部163は、入力キー153において清算の対象となる低ラックユニット130あるいは高ラックユニット140が例えばラックユニット毎に固有の識別番号によって指定されると、記録部152からそのラックユニットの駐車開始時刻を読み取るとともに、タイマ151から現在の時刻情報を読み取り、それらの時間差に基づいて料金を計算するものである。また、料金計算部163は、計算した料金を表示部154に表示させる。
入金計量部164は、料金回収部155に投入された料金を計算するものである。そして、入金計量部164は、投入された料金が料金計算部163によって計算された料金以上になったら、開錠制御部165へ通知を行う。
開錠制御部165は、入金計量部164からの通知があったらモータ駆動部156に通電を開始させる。また、開錠制御部165は、開位置検出センサ62からの検出信号が入力されると、モータ駆動部156による通電を停止させる。しかしながら、開位置検出センサ62からの検出信号が受信されない場合には、モータ駆動部156に通電を開始させる。
以上のような構成を有する車輪ロック装置10およびこの車輪ロック装置10を有する駐輪管理システムの動作について説明する。なお、以下の説明においては、自転車を高ラックユニット140に停める手順も、低ラックユニット130に停める場合の手順と同様となるため、自転車を低ラックユニット130に停める場合について説明する。
自転車に乗ってきた人は、たとえば低ラックユニット130の車輪レール131に自転車を載せる(図13参照)。具体的には、車輪レール131の後端側から先端側に向かって自転車を押すことで、低ラックユニット130の車輪レール131に自転車を載せる。そして、自転車を前端側に向かって押していくと、該自転車の車輪Tは、第1踏込部101に接触する。かかる接触状態から自転車(車輪T)をさらに前端側に向けて押すと、最初に、第1バネ108よりもバネ係数の小さな第2バネ109が弾性変形し、第2踏込部102が第2回動軸104Bを中心として回動していく(第1段階の回動に対応)。このとき、さらに自転車(車輪T)を前端側に向けて押し込んでいくと、いずれ第2踏込部102は、取付フレーム121等に衝突し、それ以上回動しなくなる(図15参照)。
また、第2踏込部102の衝突に前後して、第2バネよりもバネ係数の大きな第1バネ108が弾性変形を開始し、第1踏込部101が第1回動軸104Aを中心として前端側に回動していく(第2段階の回動に対応)。そして、車輪Tの適正挿入位置において、第2踏込部102は、車輪Wに接触したまま、回動が停止される。
ここで、第1バネ108と第2バネ109のバネ定数の関係について述べる。ロックアーム80により、車輪Tをロックしている状態のとき、使用者が車輪Tを持ち上げると、第1踏込部101の車輪Tに当接する傾斜角度が変化する。かかる第1踏込部101の傾斜角度が変化しても、依然として、第1バネ108は、その傾斜角度に対応する分だけ、捩れている。そのため、かかる捻れが生じ、その捻れによって、第1バネ108が車輪Tおよび第2踏込部102に、依然としてバネ力を及ぼすが、第2バネ109は、そのバネ力が作用した場合に、遮光部105が回動し、空間部61cに位置しない状態となっている。
つまり、ロックアーム80によって、車輪Tをロックしている状態においては、遮光部105が空間部61cから退避するように、第1バネ108と第2バネ109との間のバネ定数が設定されている。
また、車輪Tの進行により、第2バネ109が弾性変形した場合、遮光部105は、空間部61cに位置する状態から回動し、受光部61bは、発光部61aから発せられる光を受光可能な状態となる。それにより、受光部61bは、駐車検出部161に対して検出信号を送信する。このとき、検出信号の入力タイミングにおける時刻情報をタイマ151から読み取り、読み取った時刻情報を、駐車開始時刻として記録部152に記録する。
この後、予め設定された時間だけ経過すると、施錠制御部162は、モータ駆動部156に通電を開始させ、モータ駆動部156は、モータ51に対して所定の向きの通電を開始する。かかる通電により、モータ51は駆動を開始し、出力軸53は回転を開始する。すると、この出力軸53の回転に伴って、偏心カム57も回転駆動を開始する。
ここで、図10に示すように、通電開始前は、ロックアーム80A,80Bは、互いのローラ91が離間する開き状態となっている。このとき、偏心カム57は、前端側に突出するように設けられている。すなわち、偏心カム57の後端側の外面と出力軸53の中心線P(図6参照)との間の距離が短い状態となっている。この場合、偏心カム57の後端側と接触する長孔87の後端側の内壁87aも、中心線Pまでの距離が短い。そのため、長孔87の内壁87aは、閉じ状態のときよりも、支軸81を中心として後端側に位置している。それにより、ロックアーム80A,80Bが互いに離間する開き状態が実現されている。
しかしながら、上述のように、モータ51に通電が開始され、偏心カム57が回転されると、該偏心カム57は、徐々に後端側に向かって突出するように回動する。ここで、偏心カム57が後端側に向かって突出すると、偏心カム57の後端側の外面57bと出力軸53の中心線Pとの間の距離が長くなる。この場合、偏心カム57の後端側と接触する長孔87の後端側の内壁87aも、中心線Pまでの距離が長くなる。そのため、長孔87の内壁87aは、開き状態のときよりも、支軸81を中心として前端側に位置している。それにより、図11に示すような、ロックアーム80A,80Bが互いに近接する閉じ状態が実現される。
また、モータ51が駆動を所定時間だけ継続すると、遮光部56bが閉位置検出センサ63の空間部63cに位置する。すると、閉位置検出センサ63は、検出信号を施錠制御部162に向けて出力し、該施錠制御部162は、モータ駆動部156による通電を停止させる。
なお、上述のように、ロックアーム80A,80Bが閉じ状態となった場合でも、対向するローラ91,91の間には、若干の隙間が存在する。この隙間は、車輪Tのリムや口ゴムが、閉じ状態における一対のローラ91,91の間に位置する場合でも、該リムや口ゴムを破損せずに逃がす程度の大きさに設定されている。
また、駐車検出部161に検出信号が入力してから施錠制御部162がモータ駆動部156に通電を開始させるまでの期間は、任意の時間に設定することができる。つまり、駐車検出部161に検出信号が入力したら直ちに施錠制御部162がモータ駆動部156に通電を開始させるように設定しても良いし、駐車検出部161に検出信号が入力してからたとえば20分などの所定の時間が経過してから、施錠制御部162がモータ駆動部156に通電を開始させるように設定してもよい。
ここで、最も大径の車輪Tlが挿入される場合と、最も小径の車輪Tsが挿入される場合とを示しながら、ロックアーム80A,80B、車輪レール131、および車輪検出ペダル100の配置関係について、図13および図14に基づいて説明する。図13、図14に示すように、大径の車輪Tlの駐輪状態においては、大径の車輪Tlは、車輪レール131,141と第2踏込部102に当接する。同様に、小径の車輪Tsの駐輪状態においては、小径の車輪Tsは、車輪レール131,141と第2踏込部102に当接する。このとき、大径の車輪TlのホイールWlの内周面と、小径の車輪TsのホイールWsの内周面との交点が、ローラ91の近傍に位置する状態となる。なお、ローラ91の前端側の外周面91bは、交点よりもさらに後端側に位置している。そのため、ローラ91は、ホイールWl,Wsと干渉しない状態に設けられている。
また、ローラ91の前端側の外周面91bが近接対向するホイールWlの内周面の接線は、車輪レール131,141に対して鈍角(以下、角度αとする。)を為している。しかしながら、ホイールWsの内周面の接線は、車輪レール131,141に対して略垂直(以下、角度β)となっている。このため、本実施の形態のロックアーム80A,80Bの延伸方向は、これらの角度αと角度βの間の値を採用している。なお、本実施の形態では、ロックアーム80A,80Bの延伸方向と、取付フレーム121の上端部122とは略平行を為しているため、この上端部122に沿う直線状に、上述のホイールWの内周面と、小径の車輪TsのホイールWの内周面との交点が位置するようにしても良い。
次に、車輪Tの強行脱出に関して述べる。ロックアーム80A,80Bが閉じ状態となった後に、違法な強行脱出を試みる場合、かかる強行脱出を試みる強行脱出者は、車輪Tを後端側に引っ張ろうとする。このとき、図11に示すように、強行脱出(ただ逃げ)を試みて車輪Tが後端側に引っ張られると、ロックアーム80A,80Bが矢示A方向に押されて支軸81の回りに図11において時計方向のモーメントM1を受けることとなる。このモーメントM1は、ロックアーム80A,80Bを互いに閉じる方向に作用する。また、モーメントM1は、車輪Tによって生ずる矢示A方向の力Fによって生ずる。すなわち、力Fは、支軸81の中心と作用点を結ぶ線上の力F1と、その直線に直交する力F2に分解でき、力F2によってロックアーム80A,80Bには、互いに狭まる向きのモーメントM1が生じる。
この結果、強行脱出(ただ逃げ)を試みても、ロックアーム80A,80Bは、互いに閉じる向きに回動しようとするので、車輪Tは脱出できない。このとき、間隔Gは、さらに狭くなろうとする。また、かかる後端側に車輪Tを引っ張る場合、その引っ張り力は、ローラ91を介して、ロック片89に作用する。しかしながら、本実施の形態のロック片89は、前端側から後端側に向かう長さ寸法が、ロック片89の板厚寸法と比較して、はるかに大きく設けられている。そのため、ロック片89に引っ張り力が作用する場合、ロック片89には、長手方向の引っ張り荷重と、板幅方向のせん断荷重とが作用する状態となる。これら引っ張り荷重およびせん断荷重に対する耐荷重は、板厚方向の曲げ荷重に対する耐荷重よりも、はるかに大きくなっており、人手による力では、ロック片89が塑性変形して破損する、という心配がない。
また、強行脱出者が車輪Tを上方に向けて持ち上げる場合、ロック片89には、板厚方向の曲げ荷重が作用することになるが、同時に側板82の板幅方向に向かうせん断荷重が作用する。この場合にも、側板82のせん断荷重に対する耐荷重は、ロック片89の板厚方向の曲げ荷重に対する耐荷重よりも、はるかに大きい。このため、人手による力では、ロック片89が塑性変形して破損する、という心配がない。
次に、自転車の出車動作について説明する。上述した低ラックユニット130から自転車を出車させたい人は、入力キー153を操作して、その低ラックユニット130を指定する。料金計算部163は、この入力キー153によって指定された低ラックユニット130の駐車開始時刻を記録部152から読み取るとともに、タイマ151から現在の時刻情報を読み取る。このときの現在時刻は、駐車終了時刻となる。そして、料金計算部163は、それら駐車開始時刻と駐車終了時刻との時間差に基づいて駐車料金を計算し、計算した駐車料金を表示部154に表示させる。
自転車を出車させたい人は、表示部154に表示された駐車料金を料金回収部155に投入する。入金計量部164は、料金回収部155に投入された料金が料金計算部163によって計算された料金以上になったら、開錠制御部165への通知を行う。なお、投入された料金が駐車料金を超えている場合には、入金計量部164は、その差額を料金回収部155に返金させればよい。
開錠制御部165は、入金計量部164からの通知があったら直ちにモータ駆動部156に通電を開始させる。モータ駆動部156による通電によってモータ51の出力軸53は、施錠時と同一方向に回転を開始し、この出力軸53の回転を減速した回転によって偏心カム57も回転を開始する。偏心カム57の回転に伴う移動にしたがってロックアーム80A,80Bは、互いに離間する開方向に回転していく。そして、開位置検出センサ62からの検出信号が入力されると、開錠制御部165は、モータ駆動部156による通電を停止させる。
開位置検出センサ62から検出信号が出力されている状態では、両ロックアーム80A,80Bの他端は、最も離れた状態になっている。したがって、自転車を出車させたい人は、低ラックユニット130から自転車を引き出すことができる。
なお、自転車を高ラックユニット140に駐車する場合の駐輪システムの動作は、上述の低ラックユニット130に自転車を駐車する場合と同様であり、その説明を省略する。
次に、ロックアーム80A,80Bが閉じた状態において車輪ロック装置10の制御機構や集金ユニット150等が故障し、車輪Tが車輪ロック装置10から脱出不可能となった場合のロックアーム80A,80Bの拘束を解除する方法について説明する。
この場合、作業者は、最初に外部カバー75を取付固定しているネジ等を取り外し、外部カバー75を下方シャーシ20等から取り外す。さらに、作業者は、内部カバー70を取付固定しているネジ等を取り外し、該内部カバー70を上方シャーシ30から取り外す。すると、回路基板60に対して、作業者が接触可能となる。
ここで、上述したように、出力軸53には、六角ネジ孔53bを有する六角ボルト53aが取り付けられている。そこで、作業者は、不図示の六角レンチを六角ネジ孔53bに捻じ込む。かかる捻じ込みが為された後に、六角レンチを回転させる。なお、上述のギヤケース52内のギヤ輪列のギヤ比、およびモータ51のディテントトルクは、かかる六角レンチによる強制回転が為される程度に設定されている。
かかる六角レンチの回転により、出力軸53および偏心カム57は、強制的に回転させられる。すると、偏心カム57も回転駆動され、その偏心カム57の回転に伴って、ロックアーム80A,80B(ローラ91,91)は、互いに離間していく。そして、偏心カム57の強制的な回転量が所定の回転角度となると、ローラ91,91の間の対向間隔が車輪Tの幅よりも大きくなり、該車輪Tを脱出させ、ロックアーム80A,80Bによる高速状態を解除することが可能となる。
なお、かかる強制的な拘束解除後に、車輪ロック装置10の故障がなくなり、正常状態に復帰した場合、遮光部56bが開位置検出センサ62の空間部62cに位置していない状態も生じることがある。この場合、開錠制御部165は、開位置検出センサ62からの検出信号を受信して、モータ駆動部156によるモータ51への通電を開始させる。それにより、モータ51が回転し、遮光部56bが空間部62cに位置する遮光状態を開位置検出センサ62が検出すると、開錠制御部165は、モータ駆動部156によるモータ51への通電を停止させる。このようにして、ロックアーム80A,80Bは、開き状態となり、次の車輪Tの挿入が為される場合に備えた待機状態となる。
このような構成の車輪ロック装置10によれば、車輪Tが第1踏込部101に触れ、車輪検出ペダル100を押し込む場合、第2回動軸104Bを中心として、先に第2踏込部102が回動する。このため、車輪検出センサ61による、車輪Tの搬入を即座に検出することが可能となる。
また、車輪Tの拘束状態において、車輪Tを多少移動させた場合でも、第1踏込部101のみが第1回動軸104Aを中心として回動するが、第2踏込部102は、ほとんど回動しない。そのため、車輪Tを持ち上げることによる、駐輪の検出状態が途切れるのが防止され、該駐輪状態の継続検出が可能となる。それにより、車輪ロック装置10の不正使用(駐輪時間のカウントを一度リセットする等)を防止することが可能となる。
また、車輪検出ペダル100においては、車輪Tが押し込まれると、第2バネ109が先に弾性変形し、続いて第2回動軸104Bを中心として第2踏込部102が回動する。このため、第2バネ109の弾性変形により、第1踏込部101と第2踏込部102との間の傾斜角度を維持しながら、第2回動軸104Aを中心として良好に回動し、車輪Tの搬入に伴って直ちに遮光部105を回動させることが可能となる。
また、車輪Tがさらに押し込まれる場合、第1バネ108が弾性変形し、第1踏込部101と第2踏込部102との間の傾斜角度が変動する。そのため、第1踏込部101は、車輪Tの搬入に伴って、該車輪Tをロックアーム80A,80Bで拘束する位置まで退避させられる。ここで、車輪Tが、その拘束状態において多少移動しても、該第1バネ108は、所定量だけ弾性変形しており、その弾性変形に対応するバネ力を第2バネ109に及ぼす。このため、該第2バネ109は、弾性変形したままであり、遮光部105が空間部61cに位置しない状態となる。それによって、車輪Tが多少移動しても、第2踏込部102は、ほとんど回動せず、車輪ロック装置10は、駐輪状態の検出が連続する状態となる。そのため、車輪検出センサ61のリセットによる、不正使用(ただ逃げ等)を防止することが可能となる。
さらに、本実施の形態では、車輪検出センサ61は、発光部61aと受光部61bとを具備する光センサであり、空間部61cには、遮光部105が位置/退避可能となっている。このため、車輪Tが搬入されて、第2踏込部102が回動させられると、この回動に伴って、遮光部105は、空間部61cから退避させられる。そのため、受光部61bでは、発光部61aから発せられる光が受光可能となり、車輪Tの搬入状態を確実に検出することが可能となる。
また、ロックアーム80A,80Bには、回転自在なローラ91が設けられている。このため、車輪TのホイールW等の部位にローラ91が接触したままで、該車輪Tが多少移動しても、ローラ91が回転することにより、車輪TのホイールW等の部位に傷がつくのを防止可能となる。さらに、本実施の形態では、ローラ91は、樹脂を材質としている。このため、車輪TのホイールW等の部位にローラ91が接触した場合でも、該ホイールW等の部位に一層傷が生じ難くなる。
また、ロックアーム80A,80Bは、支軸81によって回動自在に軸支されている。しかも、支軸81は、中心線Lを挟んで、ローラ91とは反対側に設けられている。さらに、前端片85には、偏心カム57が挿入される長孔87が設けられている。このため、モータ51の駆動により、偏心カム57が回動させられると、該偏心カム57は、長孔87を摺動する。この摺動により、ロックアーム80A,80Bの、開き状態と閉じ状態との切り替えが可能となる。
また、本実施の形態では、上方アーム部83および下方アーム部84(ロック片89)は、前端側から後端側に向かう長さ寸法が、その板厚寸法と比較して、はるかに大きくなっている。そのため、車輪Tを搬出側に向けて引っ張ろうとしても、上方アーム部83および下方アーム部84(ロック片89)の耐荷重は、板厚方向の曲げ荷重に対する耐荷重よりも、はるかに大きい。そのため、人手による力では、上方アーム部83および下方アーム部84(ロック片89)が塑性変形して破損することがなく、車輪Tの引っ張りによる脱出が不可能となる。
また、車輪Tを上方に向かって持ち上げる場合、上方アーム部83および下方アーム部84(ロック片89)には、板厚方向の曲げ荷重が作用する。この場合、同時に側板82の板幅方向に向かうせん断荷重が作用する。ここで、側板82のせん断荷重に対する耐荷重は、板厚方向の曲げ荷重に対する耐荷重よりも、はるかに大きい。このため、人手による力では、ロック片89が塑性変形して破損する、という心配がなく、車輪Tの持ち上げによる脱出が不可能となる。
さらに、出力軸53には、六角ネジ孔53bを有する六角ボルト53aが取り付けられている。このため、六角ネジ孔53bに六角レンチを係合させ、その係合状態において出力軸53を強制的に回転させることができる。かかる出力軸53の強制回転に伴って、偏心カム57も回転し、その偏心カム57の回転により、ロックアーム80A,80Bを、閉じ状態から開き状態に強制的に回動させることが可能となる。このため、ロックアーム80A,80Bが車輪Tを拘束している状態で車輪ロック装置10が故障している場合等においても、車輪Tの拘束状態を解除することが可能となる。
さらに、本実施の形態では、ロックアーム80A,80Bは、支軸81からローラ91側に向かうにつれて、後端側かつ上方側に向かうように、取付フレーム121に取り付けられている。そのため、ロックアーム80A,80Bは、設置部位(設置面)に対して斜めに延伸する状態となる。それにより、車輪Tの拘束状態では、ロックアームが設置部位(設置面)に対して垂直に延伸する場合と比較して、車輪Tは、ロックアームの支軸等のような機構の上部に存在しない状態となる。そのため、車輪Tを拘束する部位の高さを低くすることが可能となり、車輪Tを設置部位(設置面)に持ち上げて搭載する等せずに済む。それによって、老人等の弱者の負担を軽減することが可能となる。
以上、本発明の一実施の形態について説明したが、本発明は、これら以外にも、種々変形可能となっている。以下、それについて説明する。
上述の実施の形態においては、低ラックユニット130は、車輪レール131を具備しているが、かかる車輪レール131を設けずに、省略するようにしても良い。なお、この場合、車輪ロック装置10の取り付け角度が、上述の場合よりも、若干下向きとなり、水平に近い状態となる。
また、上述の実施の形態においては、カム機構は、偏心カム57と長孔87とから構成されている。しかしながら、カム機構としては、これら以外の構成(一例としては、車輪Tの大きさに対応させて、中心からの距離が異なる複数の停止ポジションを有する変形カム等)を用いるようにしても良い。また、カム機構は、これらの間の凹凸関係を逆にして構成しても良い。
さらに、上述の実施の形態では、連接回動機構として、2つの踏込部101,102を有する車輪検出ペダル100を用いている。しかしながら、連接回動機構は、3つ以上の踏込部を有する構成でも良い。また、かかる連接回動機構に用いられる第1バネ108、第2バネ109は、ネジリコイルバネ以外のバネを用いても良い。その他のバネとしては、コイルバネ、板バネ、渦巻きバネ等がある。
また、上述の実施の形態では、回動検出手段を始めとする、検出手段として、遮光部56,105と投受光式の光センサを用いる方式を採用している。しかしながら、検出手段は、かかる方式には限られず、反射式の光センサとロータリエンコーダを用いる等しても良い。また、電流のオン/オフが切り替えられる接点方式のスイッチを検出手段として用いるようにしても良い。
また、被係合部としては、六角ボルト53aの六角ネジ孔53b以外でも良く、例えば雌ネジ孔やドライバ溝を被係合部としても良い。この場合、工具は、雄ネジを有する部材やドライバとなる。
また、上述の実施の形態では、一対のロックアーム80A,80Bが、共に閉じ方向および開き方向に回動する構成について説明しているが、いずれか一方のロックアームのみが回動すると共に、他方のロックアームは、回動せずに固定的に設けられていても良い。
また、上述の実施の形態においては、車輪ロック装置10は、取付フレーム121に対して固定的に設けられている。しかしながら、車輪ロック装置10は、その取付角度が可変となるように、取付フレーム121に取り付けられていても良い。
さらに、上述の実施の形態における車輪ロック装置10は、防犯目的で使用することも可能であるが、かかる防犯機能を重視する場合には、強行脱出に際して、ブザーやランプで周囲に報知する等するようにしても良い。また、多重ロック方式を採用するようにしても良い。
また、上述の実施の形態では、自転車の車輪Tを拘束する場合について説明している。しかしながら、車輪ロック装置10は、自転車の車輪をロックする場合には限られず、有するものであれば、いかなるものであっても良い。他のものとしては、自動二輪車、原動機付き自転車、一輪車、車椅子等がある。
本発明の車輪ロック装置は、駐輪場等において自転車等を管理する分野において利用することができる。
本発明の一実施の形態に係る車輪ロック装置を有する駐輪構造体を示す分解斜視図であり、低ラックユニットを取り付ける場合の態様について示す図である。 図1と同様に車輪ロック装置を有する駐輪構造体を示す分解斜視図であり、高ラックユニットを取り付ける場合の態様について示す図である。 図1および図2に示す駐輪構造体を示す図であり、(A)は正面図、(B)は背面図である。 図1および図2に示す駐輪構造体を示す図であり、(A)は側面図、(B)は平面図である。 図1等における車輪ロック装置の構成を示す分解斜視図である。 図1等における車輪ロック装置の主要な構成を示す分解斜視図であり、駆動ユニット付近を拡大して示す図である。 図1等における車輪ロック装置の主要な構成を示す分解斜視図であり、上方シャーシおよびこの上方シャーシに取り付けられる車輪検出ペダル付近を拡大して示す図である。 図1等における車輪ロック装置の主要な構成を示す分解斜視図であり、ロックアーム付近を拡大して示す図である。 図1等における車輪ロック装置のうち、外部カバーおよび内部カバーを外した状態の構成を示す側面図である。 図1等における車輪ロック装置のうち、ロックアーム近傍の様子を拡大して示す平面図であり、ロックアームが開いた状態を示す図である。 図1等における車輪ロック装置のうち、ロックアーム近傍の様子を拡大して示す平面図であり、ロックアームが閉じた状態を示す図である。 図1等における車輪ロック装置を含む駐輪管理システムの概要を示す図である。 図1等に示す駐輪構造体における車輪の駐輪状態を示す図であり、車輪が低ラックユニットに駐輪している状態を示す側面図である。 図1等に示す駐輪構造体における車輪の駐輪状態を示す図であり、車輪が高ラックユニットに駐輪している状態を示す側面図である。 図1等に示す駐輪構造体における車輪の駐輪状態を部分的に拡大して示す側面図である。
符号の説明
10…車輪ロック装置
20…下方シャーシ
30…上方シャーシ
50…駆動ユニット
51…モータ(駆動源に対応)
57…偏心カム(カム機構の一部)
60…回路基板
61…車輪検出センサ(回動検出手段)
80,80A,80B…ロックアーム
87…長孔(カム機構の一部)
91…ローラ
100…車輪検出ペダル(連接回動機構に対応)
110…後架台
120…前架台
130…低ラックユニット
140…高ラックユニット
150…集金ユニット

Claims (9)

  1. 二輪車の車輪の存在を検知し、該車輪の移動を拘束する車輪ロック装置において、
    駆動力を生じさせる駆動源と、
    この駆動源によって生じる駆動力により回動させられる偏心カムを具備するカム機構と、
    上記カム機構によって閉じ状態と開き状態との間を揺動すると共に、上記車輪の移動を拘束する一対のロックアームと、
    第1回動軸を支点として回動する第1踏込部と、第2回動軸を支点として回動する第2踏込部とを有し、上記車輪によって押された場合には、最初に第1踏込部が上記車輪に当接すると共に上記第2踏込部が第2回動軸を支点として回動する第1段階の回動を行い、該第1段階の回動後に、上記第1踏込部が上記第2踏込部に対して第2段階の回動を行い該第1踏込部を上記車輪の拘束位置まで退避させる連接回動機構と、
    上記連接回動機構のうち、上記第2踏込部の上記第1段階の回動を検出する回動検出手段と、
    を具備することを特徴とする車輪ロック装置。
  2. 前記連接回動機構には、
    前記第1回動軸に挿通されると共に、前記第1踏込部と前記第2踏込部に当接して、前記第1踏込部に前記車輪の押し込みに抗する付勢力を与える第1バネと、
    前記第2回動軸に挿通されると共に、前記第2踏込部と固定部位に当接して、前記第2踏込部に前記車輪の押し込みに抗する付勢力を与え、かつ前記回動検出手段に前記第2踏込部の非回動状態の検出を維持させる第2バネと、
    が設けられていて、上記第2バネは、前記車輪が押し込まれた場合に、上記第1バネよりも先に弾性変形する、
    ことを特徴とする請求項1記載の車輪ロック装置。
  3. 前記回動検出手段は、発光部と受光部とを備える投受光式の光センサであると共に、
    前記第2踏込部には、光の進行を遮ると共に上記発光部と上記受光部との間の空間部に位置可能な遮光部が設けられていて、
    前記第2バネは、前記車輪の非押し込み状態においては、上記空間部に位置すると共に、前記第2踏込部が前記第1段階の回動を行った場合に、該第2踏込部の回動に伴なって上記空間部から退避する、
    ことを特徴とする請求項2記載の車輪ロック装置。
  4. 一対の前記ロックアームには、それぞれ回転自在なローラが設けられていて、前記ロックアームの揺動に伴ってこれらのローラの対向間隔が狭まることにより、前記車輪の移動を拘束することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の車輪ロック装置。
  5. 前記ローラは、その材質を樹脂としていることを特徴とする請求項4記載の車輪ロック装置。
  6. 一対の前記ロックアームは、前記車輪が搬出される側の一端において前記ローラを回転可能に支持すると共に、該一端とは逆の他端かつそれぞれの前記ロックアームに交叉部位を生じさせる部位において支軸によって回動自在に軸支されていて、
    上記支軸は、一対の前記ロックアームの対向状態における中心線を挟んで、前記ローラとは反対側に設けられていると共に、
    それぞれの前記ロックアームにおける上記交叉部位には、前記偏心カムが挿入される長孔が設けられている、
    ことを特徴とする請求項4または5記載の車輪ロック装置。
  7. 前記ロックアームは、
    平板状に設けられると共に前記車輪が搬出される側の一端において前記ローラの一方側を、該ローラの軸方向と板厚方向とが一致する状態で軸支する上方アーム部と、
    平板状に設けられ前記車輪が搬出される側の一端において前記ローラの他方側を、該ローラの軸方向と板厚方向とが一致する状態で軸支すると共に、上記上方アーム部に対向配置される下方アーム部と、
    上記上方アーム部と下方アーム部との間を接続する側板と、
    を具備していることを特徴とする請求項4から6のいずれか1項に記載の車輪ロック装置。
  8. 前記偏心カムは、出力軸に対して偏心する状態で取り付けられていて、この出力軸は、前記駆動源で生じる駆動力が伝達されて回転駆動されると共に、該出力軸には、前記ロックアームの閉じ状態を強制的に解除する際に用いられる工具の係合部と係合可能な被係合部が取り付けられていることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の車輪ロック装置。
  9. 請求項1から8のいずれか1項に記載されている車輪ロック装置を具備する駐輪構造体であり、
    前記車輪ロック装置は、該車輪ロック装置が設置される部位の法線方向に向かって延伸する取付フレームに取り付けられると共に、前記ロックアームは、この取付フレームを起点として、前記車輪が挿入される一端側であって上記法線方向に向かって延伸していることを特徴とする駐輪構造体。
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