JP4180310B2 - 自動変速機の電動式レンジ切換装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、レンジ切換シャフトの角度に基づいてモータを制御する構成の自動変速機の電動式レンジ切換装置に関し、詳しくは、前記レンジ切換シャフトの角度を検出するセンサの故障時におけるフェイルセーフ技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、モータの回転駆動力を、減速歯車機構を介してレンジ切換シャフトに伝達し、該レンジ切換シャフトの回転運動によってレンジ切換バルブを駆動する構成とし、角度センサ(ポテンショメータ)によって連続的に検出される前記レンジ切換シャフトの角度に基づいて前記モータを駆動制御する構成の自動変速機の電動式レンジ切換装置が知られている(特開平7−305770号公報参照)。
【0003】
前記モータ制御においては、例えば、シフト要求に伴ってモータ駆動を開始させた後、角度センサで検出される角度変化に基づいてディテント機構による自走開始が判断された時点、又は、角度センサで検出される角度が要求レンジに対応する目標角度よりも所定角度だけ前の位置になったときに、モータ駆動を停止させるようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように、モータ制御に角度センサを用いるから、角度センサが故障すると、レンジ切り換えが行えなくなってしまう。
ここで、角度センサを2重に備え、それまで使用していた角度センサに故障が発生した場合に、他の正常な角度センサに切り換えることで、正常時と同様にモータを制御してレンジ切り換え機能を維持させることが可能である。
【0005】
しかし、更に、正常側の角度センサも故障する多重故障がシフト動作中に発生すると、正常時の応答性重視の駆動制御状態からは、レンジ切換シャフトを安全に停止させることが困難で、多重故障に対しての安全性を充分に確保することができないという問題があった。
本発明は上記問題点に鑑みなされたものであり、角度センサを2重に備えることで、角度センサの1つに故障が生じても、他方の角度センサでレンジ切り換えを行えるようにする共に、正常側の角度センサも故障する多重故障が発生しても安全性を確保することができる自動変速機の電動式レンジ切換装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
そのため、請求項1記載の発明では、角度センサとして第1角度センサと第2角度センサとを備え、一方の角度センサが故障したときに、他方の角度センサの検出出力から求められるレンジ切換シャフトの回転速度を所定の目標回転速度に一致させるようにモータをフィードバックする速度フィードバック制御を行わせる構成とした。
【0007】
上記構成によると、2つの角度センサが共に正常であるときには、レンジ切換シャフトの角度が要求レンジに対応する角度になるようにモータを制御するが、一方の角度センサが故障すると、他方の角度センサの検出出力からレンジ切換シャフトの回転速度を求め、該回転速度が目標回転速度に一致するようにモータをフィードバック制御し、目標回転速度で要求レンジに対応する目標角度に向けて回転するようにする。
【0008】
従って、2つの角度センサの一方が故障しても、レンジ切り換えを行わせることが可能であり、また、レンジ切換シャフトの回転速度をフィードバック制御することで、2つの角度センサが共に正常である通常制御時に比べて、レンジ切換シャフトの回転速度を安定的に抑制した駆動が可能となり、シフト動作中に正常側の角度センサも故障する多重故障が発生しても、安全にレンジ切換シャフトを停止させることが可能となる。
【0009】
請求項2記載の発明では、前記速度フィードバック制御時において、前記モータの印加電圧を制御する制御信号に対し、レンジ切り換え方向とは逆方向のモータ制御信号を、正方向のモータ制御信号に比して、印加電圧がより小さい値以下となるように制限する構成とした。
上記構成によると、2つの角度センサの一方に故障が発生し、他方の正常側の角度センサで検出される回転速度に基づいて速度フィードバック制御を行うときには、要求レンジに近づく方向のモータ制御信号に比して、逆方向にレンジ切換シャフトを回転駆動するモータ制御信号を、印加電圧がより小さい値以下となるように制限し、逆方向に大きな駆動力が加えられることを防止する。
【0010】
従って、たとえ2重故障が発生し、故障判定までにタイムラグがあっても、誤って逆方向に大きく回転駆動されることを回避できる。
請求項3記載の発明では、レンジ切換シャフトが各レンジに対応する角度であるときにONするインヒビタスイッチを備え、前記他方の角度センサによる検出角度が要求レンジに対応する目標角度に一致するか、又は、要求レンジに対応する前記インヒビタスイッチがONになったときに終了させる構成とした。
【0011】
上記構成によると、速度フィードバック制御に用いている角度センサが正常であれば、検出角度が要求レンジに対応する目標角度に一致した時点で速度フィードバック制御を終了させ、仮に、多重故障の発生により目標角度に一致したことが検出されない場合であっても、インヒビタスイッチがONになることで速度フィードバック制御を終了させて、目標角度付近にレンジ切換シャフトを停止させる。
【0012】
従って、速度フィードバック制御中に多重故障が発生しても、目標位置を行き過ぎてしまうことを回避して、要求レンジ位置にシフトさせることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明に係る自動変速機の電動式レンジ切換装置の全体構成を示すシステム概略図であり、図2は、レンジ切換バルブの駆動機構を示す斜視図である。
【0014】
この図1,図2において、車両用自動変速機1には、電動式レンジ切換装置のアクチュエータとしてのモータ2が取り付けられる。
前記モータ2の出力軸には減速歯車機構3が設けられ、該減速歯車機構3の出力軸には、レンジ切換シャフト4が回転方向に遊びを設けて接続される。
前記レンジ切換シャフト4には、該レンジ切換シャフト4を複数のレンジにそれぞれ対応する角度に位置決めするためのディテント機構5が取り付けられる。
【0015】
前記ディテント機構5は、レンジ切換シャフト4に固定されて一体に回転するディテントレバー5A、及び、該ディテントレバー5Aの周縁に各レンジに対応して形成される凹部に係合するローラを支持すると共に、該ローラを切欠きに向けて押圧付勢するディテントスプリング5Bから構成される。
そして、該ディテント機構5は、レンジ切換シャフト4を、Pレンジ,Rレンジ,Nレンジ,Dレンジ,2レンジ,1レンジのいずれかに対応する角度に位置決めする。
【0016】
前記レンジ切換シャフト4の回転運動は、ディテントレバー5Aとレンジ切換バルブ6(スプールバルブ)との係合によって、レンジ切換バルブ6の軸方向運動に変換され、レンジ切換バルブ6がバルブボディ7内で軸方向に変位すると、油圧ポートの開閉が切り換えられ、これによって各シフトレンジを設定するための摩擦係合要素の解放・締結が制御される。
【0017】
前記ディテントレバー5Aに一端が取り付けられるロッド8の他端には、カム9が取り付けられ、揺動可能に支持されたパーキングポール10が前記カム9との摺接によって揺動駆動され、Pレンジ位置においては、パーキングポール10の爪10aがパーキングギヤ11の凹部11aに噛み合って、パーキングギヤ11が固定されるようになっている。
【0018】
また、前記レンジ切換シャフト4(ディテントレバー5A)の角度を連続的に検出する角度センサとして、第1ポテンショメータ12A(第1角度センサ)及び第2ポテンショメータ12B(第2角度センサ)が設けられる。
また、レンジ切換シャフト4が各レンジに対応する角度であるときにONするインヒビタスイッチ13が設けられ、更に、運転者がレンジの選択操作を行うためのシフトスイッチ14が設けられている。
【0019】
前記ポテンショメータ12A,12B及びレンジセレクトスイッチ14の信号は、レンジ切換制御ユニット15に入力され、また、インヒビタスイッチ13の信号は、AT制御ユニット16に入力された後、ネットワークを介して前記レンジ切換制御ユニット15に送信されるようになっている。
前記レンジ切換制御ユニット15は、シフトスイッチ14からの信号に基づき運転者が選択しているレンジを判定し、該選択レンジに対応する位置にレンジ切換シャフト4(レンジ切換バルブ6)を駆動すべく、前記ポテンショメータ12A,12Bで検出される実際の角度に基づいて前記モータ2の印加電圧をフィードバック制御する。
【0020】
尚、モータ2の印加電圧は、モータ2への通電のON・OFFをデューティ制御することで制御され、電圧の印加方向を切り換えることで、モータ2の回転方向が切り換えられる。
ここで、前記減速歯車機構3の出力軸とレンジ切換シャフト4との間における回転方向に遊びによって、モータ2のフィードバック制御によって目標角度でレンジ切換シャフト4が正確に停止しなくても、前記ディテント機構5によってレンジ切換シャフト4を自走させて所望のレンジ位置に位置決めさせることができるようになっている。
【0021】
次に、前記レンジ切換制御ユニット15によるレンジ切り換え制御の詳細を、図3〜図8のフローチャートに従って説明する。
図3〜図5のフローチャートに示すルーチンは、前記ポテンショメータ12A,12Bの故障診断ルーチンである。
ステップS11では、ポテンショメータ12A,12Bそれぞれで検出されたレンジ切換シャフト4の角度の偏差の絶対値を演算する。
【0022】
ステップS12では、前記偏差の絶対値が閾値以上であるか否かを判別する。前記偏差の絶対値が閾値以上であるときには、ステップS13へ進み、故障判定タイマをインクリメントする。
ステップS14では、ステップS13でインクリメントした故障判定タイマによる計測時間が判定時間以上であるか否かを判別する。
【0023】
そして、故障判定タイマによる計測時間が判定時間以上であれば、ステップS15へ進んで、ポテンショメータ整合異常フラグに1をセットし、次のステップS16では、バックアップ制御開始フラグに1をセットする。
即ち、前記偏差の絶対値が閾値以上である状態が判定時間以上継続したときには、ポテンショメータ12A,12Bの少なくとも一方が異常であるために、両者の検出結果に隔たりを生じていると判断する。
【0024】
一方、ステップS12で、前記偏差の絶対値が閾値未満であると判別されたときには、ステップS17へ進んで、前記故障判定タイマをクリアする。
ステップS17で前記故障判定タイマをクリアした後、ステップS14で故障判定タイマによる計測時間が判定時間未満であると判別されたとき、及び、ステップS16でバックアップ制御開始フラグに1をセットした後は、ステップS18へ進む。
【0025】
ステップS18では、第1ポテンショメータ12Aの出力値(電圧値)からそのときのレンジ位置を推定する制御を、例えば図9に示すようなテーブルを用いて行う。
ステップS19では、第1ポテンショメータ12Aの出力値(電圧値)から推定したレンジ位置と、インヒビタスイッチ13で検出されるレンジ位置とが一致するか否かを判別する。
【0026】
第1ポテンショメータ12Aの出力値(電圧値)から推定したレンジ位置と、インヒビタスイッチ13で検出されるレンジ位置とが一致しない場合には、ステップS20へ進み、推定ポジション1不一致フラグに1をセットし、次のステップS21では、故障判定タイマをインクリメントする。
そして、ステップS22では、ステップS21でインクリメントした故障判定タイマによる計測時間が判定時間以上であるか否かを判別する。
【0027】
ここで、前記計測時間が判定時間以上であれば、ステップS23へ進んで、ポテンショメータ1異常フラグに1をセットする。
即ち、第1ポテンショメータ12Aの出力値(電圧値)から推定したレンジ位置と、インヒビタスイッチ13で検出されるレンジ位置とが一致しない状態が、判定時間以上に継続した場合に、ポテンショメータ1異常フラグに1がセットされる。
【0028】
一方、ステップS19で、第1ポテンショメータ12Aの出力値(電圧値)から推定したレンジ位置と、インヒビタスイッチ13で検出されるレンジ位置とが一致すると判断されたときには、ステップS24へ進んで、推定ポジション1不一致フラグに0をセットする。
ステップS25〜31は、前記ステップS18〜24と同様にして、第2ポテンショメータ12B側の異常を診断するものであり、
ステップS25では、第2ポテンショメータ12Bの出力値(電圧値)からそのときのレンジ位置を推定する制御を、例えば図9に示すようなテーブルを用いて行う。
【0029】
ステップS26では、第2ポテンショメータ12Bの出力値(電圧値)から推定したレンジ位置と、インヒビタスイッチ13で検出されるレンジ位置とが一致するか否かを判別する。
第2ポテンショメータ12Bの出力値(電圧値)から推定したレンジ位置と、インヒビタスイッチ13で検出されるレンジ位置とが一致しない場合には、ステップS27へ進み、推定ポジション2不一致フラグに1をセットし、次のステップS28では、故障判定タイマをインクリメントする。
【0030】
そして、ステップS29では、ステップS28でインクリメントした故障判定タイマによる計測時間が判定時間以上であるか否かを判別する。
ここで、前記計測時間が判定時間以上であれば、ステップS30へ進んで、ポテンショメータ2異常フラグに1をセットする。
即ち、第2ポテンショメータ12Bの出力値(電圧値)から推定したレンジ位置と、インヒビタスイッチ13で検出されるレンジ位置とが一致しない状態が、判定時間以上に継続した場合に、ポテンショメータ2異常フラグに1がセットされる。
【0031】
一方、ステップS26で、第2ポテンショメータ12Bの出力値(電圧値)から推定したレンジ位置と、インヒビタスイッチ13で検出されるレンジ位置とが一致すると判断されたときには、ステップS31へ進んで、推定ポジション2不一致フラグに0をセットする。
本実施形態では、前記第1ポテンショメータ12A及び第2ポテンショメータ12Bの出力値(電圧値)は、アナログのローパスフィルタで処理された後でA/D変換されて、データとして読み込まれるようになっている。
【0032】
このため、例えば、第1ポテンショメータ12Aを用いた通常のレンジ切り換え制御の途中で、第1ポテンショメータ12Aの出力回路に断線が発生すると、図10に示すように、第1ポテンショメータ12Aの出力データは徐々に低下することになり、これにより、第2ポテンショメータ12Bの出力値に対する偏差が閾値以上である状態が継続すると、バックアップ制御フラグに1がセットされる。
【0033】
更に、第1ポテンショメータ12Aの出力データから推定されるレンジと、インヒビタスイッチ13によるレンジとが一致しない状態が継続すると、ポテンショメータ1異常フラグに1がセットされることで、第1ポテンショメータ12Aの故障が確定されることになる。
図6及び図7のフローチャートに示すルーチンは、モータ駆動制御を示す。
【0034】
ステップS41では、レンジの切り換えを要求するセレクト操作があったか否かを判別する。
セレクト操作があると、ステップS42へ進んで、制御開始フラグ(初期値=0)に1をセットする。
ステップS41でセレクト操作がないと判断されたときには、ステップS42を迂回してステップS43へ進む。
【0035】
ステップS43では、前記制御開始フラグに1がセットされているか否かを判別する。
前記制御開始フラグに1がセットされているときには、ステップS44へ進み、前記制御開始フラグに0がセットされているときには、ステップS44〜49を迂回してステップS50へ進む。
【0036】
ステップS44では、バックアップ制御開始フラグに1がセットされているか否かを判別する。
バックアップ制御開始フラグに0がセットされているとき、即ち、後述するように通常の位置フィードバック制御が行われているときには、ステップS45へ進み、通常の位置フィードバック制御の終了条件が成立しているか否かを判別する。
【0037】
前記制御終了条件として、ここでは、第1ポテンショメータ12Aの検出角度が要求レンジに対応する目標角度に略一致しているか否かを判別する。
ステップS45で制御終了条件の成立が判別されると、ステップS46へ進んで、前記制御開始フラグに0をセットする。
一方、ステップS45で制御終了条件が成立していないと判別されると、ステップS46を迂回してステップS50へ進む。
【0038】
また、ステップS44で、バックアップ制御開始フラグに1がセットされていると判別されたとき、即ち、ポテンショメータ12A,12Bのいずれか一方に異常があり、後述するように、レンジ切換シャフト4の回転速度を目標速度に一定させる速度フィードバック制御が行われているときには、ステップS47へ進む。
【0039】
ステップS47では、前記速度フィードバック制御の終了条件が成立しているか否かを判別する。
前記制御終了条件として、ここでは、制御に用いている第1ポテンショメータ12A又は第2ポテンショメータ12Bの検出角度が要求レンジに対応する目標角度に一致しているか否かを判別する。
【0040】
ステップS47で制御終了条件の成立が判別されると、ステップS49へ進んで、前記制御開始フラグに0をセットする。
また、ステップS47で制御終了条件が成立していないと判別されると、ステップS48へ進み、インヒビタスイッチ13が要求のレンジ位置でONになっているか否かを判別する。
【0041】
インヒビタスイッチ13が要求のレンジ位置でONになっている場合には、制御に用いているポテンショメータの検出角度が要求レンジに対応する目標角度に一致していない状態であっても、ステップS49へ進んで、前記制御開始フラグに0をセットする。
また、制御に用いているポテンショメータの検出角度が要求レンジに対応する目標角度に一致してなく、かつ、インヒビタスイッチ13が要求のレンジ位置でONになっていない場合には、制御を継続させるべく、ステップS49を迂回してステップS50へ進む。
【0042】
ステップS50では、前記制御開始フラグに1がセットされているか否かを判別する。
前記制御開始フラグに1がセットされているときには、ステップS51へ進み、前記バックアップ制御開始フラグに1がセットされているか否かを判別する。前記バックアップ制御開始フラグに0がセットされている場合には、ステップS52へ進み、前記第1ポテンショメータ12Aの検出角度に基づいて前記モータ2を制御して、前記レンジ切換シャフト4を要求レンジに対応する目標角度に駆動する通常の位置フィードバック制御を行う。
【0043】
上記通常の位置フィードバック制御では、例えば、モータ2を要求レンジに近づく方向に駆動させておいて、第1ポテンショメータ12Aによる検出角度の変化に基づいてディテント機構5による自走開始が判断された時点、又は、第1ポテンショメータ12Aで検出される角度が要求レンジに対応する目標角度よりも所定角度だけ前の位置になったときに、モータ2の駆動を停止させる。
【0044】
但し、通常の位置フィードバック制御を上記構成に限定するものではなく、例えば、前記第1ポテンショメータ12Aの検出角度と目標角度との偏差に基づく比例・積分・微分制御によってモータ2の駆動デューティを演算させる構成とし、かつ、係る偏差によるフィードバック制御に不感帯を設ける構成としても良い。
【0045】
更に、自走開始が判断された時点、又は、目標角度よりも所定角度だけ前の位置になったときに、モータ2の駆動を停止させた後で、偏差によるフィードバック制御を行わせて目標角度に収束させる構成などであっても良い。
一方、前記バックアップ制御開始フラグに1がセットされている場合には、ステップS53へ進む。
【0046】
ステップS53では、ポテンショメータ1異常フラグに1がセットされているか否かを判別する。
ポテンショメータ1異常フラグに1がセットされている場合には、インヒビタスイッチ13による検出レンジと第1ポテンショメータ12Aによる検出レンジとが一致しない状態が継続して、第1ポテンショメータ12Aに何らかの故障が発生していると確認されている状態である。
【0047】
この場合には、ステップS54へ進み、ポテンショメータ2異常フラグに1がセットされているか否かを判別する。
ポテンショメータ2異常フラグに0がセットされている場合には、故障の発生が確認されているのが、第1ポテンショメータ12Aのみであることになり、その場合には、ステップS55へ進み、モータ制御に用いるポテンショメータとして第2ポテンショメータ12Bを選択した後、ステップS64へ進む。
【0048】
一方、ステップS54でポテンショメータ2異常フラグに1がセットされていると判断された場合は、第1ポテンショメータ12A及び第2ポテンショメータ12Bの双方で、故障の発生が確認されていることになる。
この場合には、レンジ切換シャフト4の角度を検出することができないから、ステップS56へ進んで、モータ2の駆動を直ちに停止させる。
【0049】
また、ステップS53で、ポテンショメータ1異常フラグに0がセットされていると判別されたときには、ステップS57へ進んで、ポテンショメータ2異常フラグに1がセットされているか否かを判別する。
ここで、ポテンショメータ2異常フラグに1がセットされていると判別されたときには、第2ポテンショメータ12Bでのみ故障の発生が確認されていることになるので、ステップS58へ進み、モータ制御に用いるポテンショメータとして第1ポテンショメータ12Aを選択した後、ステップS64へ進む。
【0050】
一方、ポテンショメータ1異常フラグ及びポテンショメータ2異常フラグの双方が共に0であるときには、いずれのポテンショメータについても故障の発生が確認されていないことになるが、最終確認されていない段階であっても、正常である可能性の高い方のポテンショメータを制御に用いるべく、ステップS59へ進む。
【0051】
ステップS59では、推定ポジション1不一致フラグに1がセットされているか否かを判別する。
推定ポジション1不一致フラグに1がセットされている場合には、第1ポテンショメータ12Aが故障している可能性があり、この場合には、ステップS60へ進み、推定ポジション2不一致フラグに1がセットされているか否かを判別する。
【0052】
推定ポジション2不一致フラグに1がセットされている場合には、第1ポテンショメータ12A及び第2ポテンショメータ12Bの双方が故障している可能性があるため、この場合には、ステップS56へ進んで、モータ2の駆動を停止させる。
一方、推定ポジション2不一致フラグに0がセットされている場合には、第1ポテンショメータ12Aが故障している可能性がある一方、第2ポテンショメータ12Bは正常であるから、ステップS61へ進んで、モータ制御に用いるポテンショメータとして第2ポテンショメータ12Bを選択した後、ステップS64へ進む。
【0053】
また、ステップS59で、推定ポジション1不一致フラグに0がセットされていると判別されたとき、即ち、第1ポテンショメータ12Aは正常であると判断されるときには、ステップS62へ進む。
ステップS62では、推定ポジション2不一致フラグに1がセットされているか否かを判別し、推定ポジション2不一致フラグに1がセットされている場合には、第2ポテンショメータ12Bが故障している可能性があるので、ステップS63へ進んで、モータ制御に用いるポテンショメータとして第1ポテンショメータ12Aを選択した後、ステップS64へ進む。
【0054】
ステップS64では、選択されたポテンショメータの検出出力を読み込み、次のステップS65では、前記ステップS64で読み込んだ検出出力に基づきバックアップ制御を実行する。
前記バックアップ制御は、選択されたポテンショメータの検出出力からレンジ切換シャフト4の回転速度を求め、該回転速度を目標回転速度に一致させるようにモータ2の駆動デューティをフィードバックする制御である(図11参照)。
【0055】
尚、上記バックアップ制御中は、警告灯や警告音によって、ポテンショメータの故障によってバックアップ制御に切り換えられていることを、運転者に警告することが好ましい。
また、前記目標回転速度は、通常の位置フィードバック制御によってレンジ切換シャフト4が回転駆動される場合よりも遅い速度に設定される。
【0056】
前記バックアップ制御の詳細は、図8のフローチャートに示してある。
図8のフローチャートにおいて、ステップS71では、選択されたポテンショメータの検出出力の変化速度、即ち、レンジ切換シャフト4の回転速度を算出する。
次のステップS72では、前記変化速度と速度目標値との偏差を演算する。
【0057】
そして、ステップS73では、前記変化速度を速度目標値に近づけるように、モータ2の駆動デューティを演算する。
尚、上記速度フィードバック制御においては、要求レンジ位置に向かう速度が速すぎるときには、逆向きにモータ2を駆動させて制動を加える制御が行われる(図11参照)。
【0058】
ステップS74では、セレクト方向が、Pレンジから1レンジに向かう方向と(例えばP→Dシフト時)、逆に1レンジからPレンジに向かう方向(例えばD→Pシフト時)とのいずれであるかを判別する。
セレクト方向がPレンジから1レンジに向かう方向であるときには、ステップS75へ進み、Pレンジから1レンジに向かう方向にモータ2に電圧を印加するときのデューティ(モータ制御信号)のリミッタに制限値(1)をセットすると共に、1レンジからPレンジに向かう方向にモータ2に電圧を印加するときのデューティのリミッタに制限値(2)(<制限値(1))をセットする。
【0059】
一方、セレクト方向が1レンジからPレンジに向かう方向であるときには、ステップS76へ進み、1レンジからPレンジに向かう方向にモータ2に電圧を印加するときのデューティのリミッタに制限値(1)をセットすると共に、Pレンジから1レンジに向かう方向にモータ2に電圧を印加するときのデューティのリミッタに制限値(2)(<制限値(1))をセットする。
【0060】
前記制限値(1)は例えば50%程度であり、また、前記制限値(2)は例えば20%程度である。
通常の位置フィードバック制御時には、デューティを100%とした駆動が許容されるが、速度フィードバック制御時(バックアップ制御時)には、デューティに制限が加えられ、然も、セレクト方向と同じ方向のモータ駆動デューティよりも逆方向のモータ駆動デューティをより小さい値に制限する。
【0061】
ステップS77では、ステップS73で演算された駆動デューティが、ステップS75又はステップS76で設定されたリミッタ値を超えるときに、駆動デューティにリミッタ値をセットすることで、リミッタ値内にデューティを制限する。
ステップS78では、前記リミッタ処理後の最終的な駆動デューティを出力してモータ2を駆動する。
【0062】
上記バックアップ制御(速度フィードバック制御)によって、レンジ切換シャフト4が要求レンジ位置に近づき、前記ステップS47で、正常側のポテンショメータで検出される角度が要求レンジに対応する目標角度に一致していると判別されると、ステップS49へ進んで、制御開始フラグが0にリセットされる。
また、検出角度が要求レンジに対応する目標角度に一致していないと判別されたときにはステップS48へ進み、ここで、インヒビタスイッチ13が要求のレンジ位置でONになっていると判別されたときにも、ステップS49へ進んで、制御開始フラグが0にリセットされる。
【0063】
検出角度が要求レンジに対応する目標角度に一致していないという判別と、インヒビタスイッチ13が要求のレンジ位置でONになっているという判別とは矛盾する判別結果である。
しかし、バックアップ制御中に正常側のポテンショメータにも故障が発生した場合でも、レンジ切換シャフト4が目標角度付近にまで回転駆動されて、インヒビタスイッチ13が要求のレンジ位置でONになれば、ステップS48からステップS49へ進んで、制御開始フラグを0にリセットさせることができる。
【0064】
制御開始フラグが0にリセットされると、ステップS50からステップS66へ進み、リミッタ値などのバックアップ制御用変数をクリアする。
上記構成によると、2つのポテンショメータ12A,12Bのいずれか一方が故障しても、正常である方のポテンショメータを用いて要求レンジにシフトさせることができる。
【0065】
また、2つのポテンショメータ12A,12Bのいずれか一方が故障したときのバックアップ制御においては、レンジ切換シャフト4の回転速度を目標回転速度に一致させる速度フィードバック制御を行わせるから、レンジ切換シャフト4の回転速度を抑制して、直ちにモータ2を停止させることができる状態でシフト動作を行わせることができ、2重故障に対する安全性を確保できる。
【0066】
更に、前記バックアップ制御(速度フィードバック制御)において、モータ駆動デューティに制限を加えると共に、特に逆回転方向での駆動デューティをより小さい値に制限することで、誤って逆方向に回転駆動されてしまうことを回避できる。
また、前記バックアップ制御(速度フィードバック制御)の終了が、正常である方のポテンショメータの検出結果から判断されない場合であっても、インヒビタスイッチ13のON・OFFに基づいて終了判断させて、前記バックアップ制御を終了させることができるから、前記バックアップ制御中に2重故障が発生しても、要求レンジ位置でレンジ切換シャフト4を停止させることが可能である。
【0067】
尚、上記実施形態では、前記バックアップ制御(速度フィードバック制御)において、モータ駆動デューティを双方の回転方向について制限する構成としたが、逆回転方向のみに制限を設定する構成としても良い。
更に、上記実施形態から把握し得る請求項以外の技術思想について、以下にその効果と共に記載する。
(イ)請求項1〜3のいずれか1つに記載の自動変速機の電動式レンジ切換装置において、前記所定の目標回転速度が、前記第1角度センサ及び第2角度センサが共に正常であるときの前記レンジ切換シャフトの回転速度よりも遅い速度に設定されることを特徴とする自動変速機の電動式レンジ切換装置。
【0068】
上記構成によると、一方の角度センサが故障したときには、通常制御時よりも遅い一定の速度でレンジ切換シャフトを目標角度に向けて回転させるように、フィードバック制御が行われる。
従って、速度フィードバック制御時には、モータを直ちに停止させることができる遅い速度でシフト動作が行われ、2重故障が発生した場合に、安全な位置でレンジ切換シャフトを確実に停止させることができる。
(ロ)請求項1〜3のいずれか1つに記載の自動変速機の電動式レンジ切換装置において、
前記レンジ切換シャフトが各レンジに対応する角度であるときにONするインヒビタスイッチを備え、
前記第1角度センサ,第2角度センサそれぞれで検出される角度から推定されるレンジと、インヒビタスイッチが示すレンジとが一致しない状態が所定時間以上継続したときに、角度センサの故障を判定することを特徴とする自動変速機の電動式レンジ切換装置。
【0069】
上記構成によると、第1角度センサ,第2角度センサによる検出角度に基づいてそのときのレンジを推定し、該推定結果とインヒビタスイッチが示すレンジとが一致せず、然も、係る不一致状態が、所定時間以上継続したときに、角度センサの故障を判定する。
従って、インヒビタスイッチが示すレンジを基準に、各角度センサの故障を精度良く判定することができる。
(ハ)請求項1〜3のいずれか1つに記載の自動変速機の電動式レンジ切換装置において、
前記第1角度センサ,第2角度センサが共に故障したときに、前記モータを直ちに停止させることを特徴とする自動変速機の電動式レンジ切換装置。
【0070】
上記構成によると、角度センサの一方のみが故障しているときには、速度フィードバック制御によってモータを駆動させるが、双方に故障が発生すると、モータを直ちに停止させて、シフト動作を停止させる。
従って、速度フィードバック制御中に、正常側の角度センサも故障して2重故障状態になっても、レンジ切換シャフトが誤った角度位置に駆動されてしまうことを回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動変速機の電動式レンジ切換装置を示すシステム構成図。
【図2】レンジ切換シャフトの駆動機構を示す斜視図。
【図3】ポテンショメータの故障診断を示すフローチャート。
【図4】ポテンショメータの故障診断を示すフローチャート。
【図5】ポテンショメータの故障診断を示すフローチャート。
【図6】モータ制御を示すフローチャート。
【図7】モータ制御を示すフローチャート。
【図8】バックアップ制御を示すフローチャート。
【図9】ポテンショメータ出力と推定レンジとの相関を示す線図。
【図10】断線時のポテンショメータの出力変化を示すタイムチャート。
【図11】バックアップ制御時のポテンショメータ出力及びモータ駆動デューティを示すタイムチャート。
【符号の説明】
1…自動変速機、2…モータ、3…減速機構、4…レンジ切換シャフト、5…ディテント機構、6…レンジ切換バルブ、12A…第1ポテンショメータ、12B…第2ポテンショメータ、13…インヒビタスイッチ、14…シフトスイッチ、15…レンジ切換制御ユニット、16…AT制御ユニット

Claims (3)

  1. レンジ切換シャフトの角度を連続的に検出する角度センサと、前記レンジ切換シャフトを回転駆動するモータとを備え、前記角度センサの検出角度に基づいて前記モータを制御して、前記レンジ切換シャフトを要求レンジに対応する角度に駆動する自動変速機の電動式レンジ切換装置において、
    前記角度センサとして第1角度センサと第2角度センサとを備え、
    一方の角度センサが故障したときに、他方の角度センサの検出出力から求められる前記レンジ切換シャフトの回転速度を所定の目標回転速度に一致させるように前記モータをフィードバックする速度フィードバック制御を行わせることを特徴とする自動変速機の電動式レンジ切換装置。
  2. 前記速度フィードバック制御時において、前記モータの印加電圧を制御する制御信号に対し、レンジ切り換え方向とは逆方向のモータ制御信号を、正方向のモータ制御信号に比して、印加電圧がより小さい値以下となるように制限することを特徴とする請求項1記載の自動変速機の電動式レンジ切換装置。
  3. 前記レンジ切換シャフトが各レンジに対応する角度であるときにONするインヒビタスイッチを備え、
    前記速度フィードバック制御を、前記他方の角度センサによる検出角度が要求レンジに対応する目標角度に一致するか、又は、要求レンジに対応する前記インヒビタスイッチがONになったときに終了させることを特徴とする請求項1又は2記載の自動変速機の電動式レンジ切換装置。
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