JP4179835B2 - 板材保管用カセット装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガラス基板等の板材を保管するためのカセット装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
【0003】
【特許文献1】
特開平10−18033号公報
【0004】
液晶ディスプレイの画面を構成するカラーフィルタは、例えば1100mm×1300mmの畳一枚程度の大きさの薄いガラス基板上に例えば16台分の多面付けにより製造され、最後にディスプレイごとに分断される。カラーフィルタは製膜工程、着色工程等の種々の工程を経てガラス基板上に形成されるが、各工程間において多数のガラス基板を一時保管したり、搬送したり、検査したりする必要があり、その保管等のためにカセット装置が用いられる。
【0005】
カセット装置は筺体内に棚を多段に形成し、各棚にガラス基板を水平に掛け渡すようにしたもので、例えば図8に示すように構成される。すなわち、筺体1の側壁にアングル材等により棚片2の対が一定ピッチで多段に固定され、棚片2間にガラス基板3が水平に掛け渡される。ガラス基板3は図8の紙面に垂直方向に出し入れされる。各棚に対するガラス基板3の出し入れには一般にロボットが使用される。
【0006】
また、図9に示すようなカセット装置が用いられる場合もある。このカセット装置では筺体4の側壁に複数本の線材5が平面上に並ぶように掛け渡され、この線材5による棚が一定ピッチで多段に掛け渡される。各棚に対するガラス基板3の出し入れには、複数列の搬送ローラ6が使用される。この搬送ローラ6の列がカセット装置の底で待機し、ガラス基板3を搬出する際に上昇して最下層のガラス基板3を線材5上に持ち上げ、しかる後回転してガラス基板3を図9の紙面に垂直な方向に送り出す。ガラス基板3をカセット装置内に搬入するには、搬送ローラ6を最下段の棚からやや上方で待機させ、搬送ローラ6を回転させてガラス基板3を棚上に送り込み、その後搬送ローラ6をカセット装置の下方へと降下させ、ガラス基板3を棚上に乗せる。このような操作を最上段の棚から最下段の棚へと逐次行い、カセット装置の全棚にガラス基板3を乗せる。
【0007】
さらに、特許文献1が開示するようなカセット装置が用いられる場合もある。ガラス基板が大きくなると水平に支持した場合に撓みが大きくなるので、このカセット装置は撓みの発生を解消するためガラス基板を垂直に支持するようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
図8に示すカセット装置は、次のような問題点を有する。
(1)一枚のガラス基板3をその両端でのみ支持するので、ガラス基板3の撓みが大きく、ガラス基板3の出し入れの際に支障を来たす。
(2)ガラス基板3の出し入れの際におけるロボットハンドのスペースを確保する必要がある。
(3)ガラス基板3を出し入れする際に棚上でガラス基板3を持ち上げなければならずそのための余裕代を確保する必要があるので、棚ピッチが大きくなり収容効率が悪い。
(4)ガラス基板3が両端の棚片2で支持されるだけであるから、カセット装置の搬送時にガラス基板3が振動しやすくなり、損傷を来たすおそれがある。
【0009】
また、図9に示すカセット装置は、次のような問題点を有する。
(1)図8のカセット装置の場合より棚ピッチを小さくすることができるが、各棚の線材5が撓むこと、ガラス基板3の出し入れに際しガラス基板3を棚上に持ち上げるための余裕代を確保しなければならないこと等の理由から棚ピッチの低減には限界がある。
(2)搬送ローラ6をガラス基板3に当てて出し入れするので、ガラス基板3の収納は最上段の棚から開始し排出は最下段の棚から開始しなければならず、先入れ後出しのみが可能であり、中間の棚からのガラス基板3の排出は不可能である。
【0010】
さらに、特許文献1が開示するカセット装置は、ガラス基板の撓みの問題は解消することができるが、ガラス基板を垂直に吊り下げるための専用の吊下げ具を必要とし、この吊下げ具を各ガラス基板に着脱するための作業を必要とするという問題がある。また、ガラス基板を吊下げ具を介して吊る吊り棚に対してガラス基板を出し入れするための専用の搬送装置をカセット装置の外部に配置しなければならないので、ガラス基板の保管・搬送スペースを多く必要とするという問題がある。
【0011】
本発明は、上記諸問題点を解決することができる板材保管用カセット装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、板材(8)を支持する複数本のローラ(10)が傾斜した平面上に縦向きで並ぶように筺体(7)の上下間に掛け渡されると共に、この複数本のローラ(10)の組が筺体(7)の側面間に多列に配置され、ローラ(10)の組に支持される板材(8)の下端を支持する支持体(11)が筐体(7)の下部に配置され、所望の列のローラ(10)の組に対する板材(8)の搬入又は搬出に際して当該列のローラ(10)を回転させる駆動手段(13)が設けられ、板材(8)の搬入又は搬出を行う際に板材(8)の下端を支持体(11)上に浮上させるロール(14)が設けられた板材保管用カセット装置を採用する。
【0013】
この請求項1に係る発明によれば、板材(8)を傾斜した複数本のローラ(10)の組で支持し板材(8)の下端を支持体(11)で支持するので、板材(8)を吊下げることなく多列で保管、搬送することができ、従って、板材(8)を垂直に吊り下げるための専用の吊下げ具や、吊下げ具を各板材(8)に着脱するための作業等が不要であり、簡易に多数の板材(8)を保管、搬送することができる。また、各板材(8)を格納する格納部が複数本のローラ(10)の組で構成されるので、板材(8)が撓み難くなり、従ってカセット装置に対する板材(8)の出し入れが円滑化される。また、板材(8)の出し入れをローラ(10)の回転駆動により行うので、ロボットハンドの進入スペースや搬送ローラ(6)による板材(8)の持上げスペースが不要になり、従って格納部のピッチを低減して格納部の列数を増加し板材(8)の積載効率を高めることができる。
【0015】
また、この請求項1に係る発明によれば、板材(8)の搬入又は搬出を行う際にロール(14)が板材(8)の下端を支持体(11)上に浮上させるので、ローラ(10)の回転に伴い板材(8)の下端はロール(14)に案内されることとなり、板材(8)は格納部に対し円滑に出入り可能である。
【0016】
また、請求項2に係る発明は、板材(8)を支持する複数本のローラ(10)が傾斜した平面上に縦向きで並ぶように筺体(7)の上下面間に掛け渡されると共に、この複数本のローラ(10)の組が筺体(7)の側面間に多列に配置され、ローラ(10)の組に支持される板材(8)の下端を支持する駆動輪(14)と支持体(11)とが筐体(7)の下部に配置され、所望の列の板材(8)の搬入又は搬出を行う際に駆動輪(14)が板材(8)の下端を支持体(11)の上方に浮上させて回転することにより当該列のローラ(10)の組に対する板材(8)の搬入又は搬出を可能とする板材保管用カセット装置を採用する。
【0017】
この請求項2に係る発明によれば、板材(8)を傾斜した複数本のローラ(10)の組で支持し板材(8)の下端を駆動輪(14)で支持するので、板材(8)を吊下げることなく多列で保管、搬送することができ、従って、板材(8)を垂直に吊り下げるための専用の吊下げ具や、吊下げ具を各板材(8)に着脱するための作業等が不要であり、簡易に多数の板材(8)を保管、搬送することができる。また、板材(8)を格納する格納部が複数本のローラ(10)の組で構成されるので、板材(8)が撓み難くなり、従ってカセット装置に対する板材(8)の出し入れが円滑化される。また、板材(8)の出し入れを駆動輪(14)の回転駆動により行うので、ロボットハンドの進入スペースや搬送ローラ(6)による板材(8)の持上げスペースが不要になり、従って格納部のピッチを低減して格納部の列数を増加し板材(8)の積載効率を高めることができる。
【0019】
また、この請求項2に係る発明によれば、板材(8)を保管する場合は支持体(11)上で安定的に支持し、板材(8)の搬入又は搬出を行う場合は駆動輪(14)が板材(8)の下端を支持体(11)の上方に浮上させ板材(8)を格納部に対し円滑に出入りさせることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0021】
図1及び図2に示すように、この板材保管用カセット装置は直方体状の筐体7を備える。
【0022】
筐体7の相対する前後の側面は板材であるガラス基板8の出し入れのために図1に示すように開放され、他の相対する左右の側面には図2に示すように縦フレーム7aが一定間隔で多数設けられている。また、筺体の上下面には天井フレーム7bと床フレーム7cがそれぞれ梁状に一定間隔で多数設けられている。
【0023】
筐体7の前側面の前方には、搬送コンベア9が一定の高さ位置に設置される。搬送コンベア9は、筐体7の左右方向に移動可能であり、ガラス基板8を筐体7内に収納し又は筐体7から排出されるガラス基板8を受け取るようになっている。その他、搬送コンベア9はガラス基板8を起立状態で支えるための図示しない支持フレームを備える。
【0024】
図1及び図2に示すように、筐体7の上下間すなわち天井フレーム7bと床フレーム7cとの間には、ガラス基板8を支持する複数本の同径のローラ10が傾斜した平面上に並ぶように掛け渡されると共に、この複数本のローラ10の組が筺体7の左右の側面間に多列に配置される。すなわち、一つの傾斜した平面上に並ぶ同径のローラ10の組により一つの格納部が形成され、この格納部が左右方向に多列に設けられる。ローラ10が配置される平面は床面に垂直な位置からやや傾斜していれば足り、ローラ10上でガラス基板8を安定的に保持できる程度の傾斜具合で足りる。
【0025】
また、ローラ10に支持されるガラス基板8の下端を支持する支持体11が、筐体の床上における床フレーム7c間に配置される。支持体11は、図2及び図3に示すように、筐体7の前後方向において複数箇所に配置され、筐体7の左右方向において各ガラス基板8の下端を適正に支持するようにガラス基板8ごとに傾斜面11aを有する。各傾斜面11aはローラ10の軸心及びローラ10に支えられるガラス基板8の板面に対し垂直方向に延びる。
【0026】
このように一つの格納部がローラ10の組と支持体11の傾斜面11aとにより形成されるので、各格納部に格納されるガラス基板8は大きな撓みを生じることなく保管される。
【0027】
各ローラ10は単なる円筒形表面を有した円柱であってもよいが、望ましくは図3に示すように円筒形表面にガラス基板8を浮き上がらせるための突起10aが形成された円柱として形成される。各突起10aは中高の環状突起として形成され、この突起10aがローラ10の軸方向に多数設けられる。もちろん、これらの突起は環状突起に限らず、多数の凸部をローラ10の表面に形成する等他の形態で構成することも可能である。突起10aはゴム材で形成することができるが、望ましくは表面が硬く摩擦係数の大きいPEEK(ポリ・エーテル・エーテル・ケトン)が用いられる。
【0028】
このようにローラ10の表面に突起10aを形成することで、ローラ10とガラス基板8との接触面積を低減し、ガラス基板8に対する傷等の発生を防止しつつガラス基板8を走行させることができる。
【0029】
図3に示すように、全ローラ10の上端と下端は筐体7の天井フレーム7bと床フレーム7cにそれぞれベアリング12を介して回転自在に支持される。また、ローラ10の下端は床フレーム7cを下方へ貫通し、その突出部が横断面非円形の例えば角軸10bとして形成される。
【0030】
図4及び図5に示すように、筐体7の床フレーム7cの下方には角軸10bに対峙するように駆動手段であるカップリング13が設けられる。カップリング13は、搬送コンベア9に対応する格納部のローラ10に対応して配置される。カップリング13は一つの格納部を構成するローラ10の組のうち所望のローラ10に対してのみ設けてもよいが、望ましくは組内の全ローラ10に対して設けられる。一つのカップリング13は図示しない制御装置とモータにより正逆転可能であり、他のカップリング13はタイミングベルト等の同期手段により一つのカップリング13と同期的に回転可能である。また、カップリング13は筐体7の床下を筐体7の左右方向すなわち図1の左右方向に移動可能であり、ガラス基板を出し入れする格納部の直下へと移動して停止するようになっている。図4及び図5に示すように、カップリング13が筐体7の所望の格納部の直下へと移動すると、図6及び図7に示すように、カップリング13が当該格納部のローラ10の角軸10bに結合し、ローラ10を一方向に回転させる。これにより、当該格納部内のガラス基板8が搬送コンベア9上に搬出される。ガラス基板8を格納部上に導入する場合は、ローラ10が逆方向に回転させられる。
【0031】
ガラス基板8の格納部に対する出し入れに際し、ガラス基板8の下端を支持体11の傾斜面11a上で滑らせるようにしてもよいが、望ましくは図2、図3乃至図7に示すように、ガラス基板8の下端を支持体11の傾斜面11aの上方へ押し上げるロール14が筺体7の床下に設けられる。
【0032】
ロール14は上記カップリング13と共に移動可能であると同時に上下動可能である。ガラス基板8を格納部に対し出し入れする際すなわちカップリング13がローラ10の角軸10bに結合する時に、このロール14が上昇してガラス基板8の下端を支持体11の傾斜面11aの上方へ浮上させ、これによりガラス基板8はローラ10とロール14とによる転がり接触により走行することとなる。
【0033】
このロール14は駆動することも可能であるが望ましくは遊びロールであり、ローラ10によるガラス基板8の支持体11上での走行を円滑化する。
【0034】
次に、上記構成のカセット装置の作用について説明する。
【0035】
図1及び図2に示すように、筐体7の全列の格納部にガラス基板8が格納されており、所望の格納部からガラス基板8を排出するものとする。
【0036】
まず、図4及び図5に示すように、カップリング13とロール14とが該当する格納部の直下へと移動し、図6及び図7に示すように、当該格納部のローラ10の角軸10bに結合し、ロール14がガラス基板8を支持体11の上方へと浮上させる。
【0037】
続いて、当該格納部の全ローラ10が回転してガラス基板8を排出方向に走行させ、ロール14が回転しつつガラス基板8の下端を案内する。
【0038】
これにより、当該格納部のガラス基板8は搬送コンベア9上に排出され、搬送コンベア9はこのガラス基板8をカラーフィルタの所望の工程に受け渡す。
【0039】
その後、図4及び図5に示すように、カップリング13及びロール14が降下し、カップリング13がローラ10の角軸10bから離脱し、ロール14が支持体11下に没入する。
【0040】
以後、上記動作が繰り返されることにより各格納部内のガラス基板8がカセット装置から排出される。
【0041】
このようにカセット装置から送られたガラス基板8に対して図示しない加工装置が所定の加工を行った後次の工程へとガラス基板8を排出するが、このガラス基板8が排出される場所では同様なカセット装置が待機しており、上記と逆の動作によりガラス基板8を筐体7の各格納部内に収納する。
【0042】
なお、上記実施の形態ではローラ10を駆動し、ロール14を遊びロールとしたが、ローラ10を遊びローラとし、ロール14を駆動輪としてもよい。その場合は、ロール14をガラス基板8の下端に常時接触するように一定高さの位置に配置し、支持体11を省略してもよい。また、カップリング13等の駆動手段を筐体7下で移動するようにしたが、逆に駆動手段を定位置に置き、筐体7を移動させるようにしてもよい。また、カセット装置に格納するものをガラス基板8としたが、その他の板材を格納することも可能である。
【0043】
【発明の効果】
請求項1に係る発明によれば、板材を支持する複数本のローラが傾斜した平面上に縦向きで並ぶように筺体の上下間に掛け渡されると共に、この複数本のローラの組が筺体の側面間に多列に配置され、ローラの組に支持される板材の下端を支持する支持体が筐体の下部に配置され、所望の列のローラの組に対する板材の搬入又は搬出に際して当該列のローラを回転させる駆動手段が設けられ、板材の搬入又は搬出を行う際に板材の下端を支持体上に浮上させるロールが設けられた板材保管用カセット装置であるから、板材を傾斜した複数本のローラの組で支持し板材の下端を支持体で支持し、板材を吊下げることなく多列で保管、搬送することができ、従って、板材を垂直に吊り下げるための専用の吊下げ具や、吊下げ具を各板材に着脱するための作業等が不要であり、簡易に多数の板材を保管、搬送することができる。また、各板材を格納する格納部が複数本のローラの組で構成されるので、板材が撓み難くなり、従ってカセット装置に対する板材の出し入れが円滑化される。また、板材の出し入れをローラの回転駆動により行うので、ロボットハンドの進入スペースや搬送ローラによる板材の持上げスペースが不要になり、従って格納部のピッチを低減して格納部の列数を増加し板材の積載効率を高めることができる。
【0044】
また、請求項1に係る発明によれば、板材の搬入又は搬出を行う際に板材の下端を支持体上に浮上させるロールを備えた板材保管用カセット装置であるから、板材の搬入又は搬出を行う際にロールが板材の下端を支持体上に浮上させ、ローラの回転に伴い板材の下端はロールに案内されることとなり、板材は格納部に対し円滑に出入り可能である。
【0045】
請求項2に係る発明によれば、板材を支持する複数本のローラが傾斜した平面上に縦向きで並ぶように筺体の上下面間に掛け渡されると共に、この複数本のローラの組が筺体の側面間に多列に配置され、ローラの組に支持される板材の下端を支持する駆動輪と支持体とが筐体の下部に配置され、所望の列の板材の搬入又は搬出を行う際に駆動輪が板材の下端を支持体の上方に浮上させて回転することにより当該列のローラの組に対する板材の搬入又は搬出を可能とする板材保管用カセット装置であるから、板材を傾斜した複数本のローラの組で支持し板材の下端を駆動輪で支持し、板材を吊下げることなく多列で保管、搬送することができ、従って、板材を垂直に吊り下げるための専用の吊下げ具や、吊下げ具を各板材に着脱するための作業等が不要であり、簡易に多数の板材を保管、搬送することができる。また、板材を格納する格納部が複数本のローラの組で構成されるので、板材が撓み難くなり、従ってカセット装置に対する板材の出し入れが円滑化される。また、板材の出し入れを駆動輪の回転駆動により行うので、ロボットハンドの進入スペースや搬送ローラによる板材の持上げスペースが不要になり、従って格納部のピッチを低減して格納部の列数を増加し板材の積載効率を高めることができる。
【0046】
また、請求項2に係る発明によれば、ローラの組に支持される板材の下端を支持する支持体が筐体の下部に配置され、板材の搬入又は搬出を行う際に板材の下端を支持体の上方に浮上させる駆動輪が筺体の下部に配置された板材保管用カセット装置であるから、板材を保管する場合は支持体上で安定的に支持し、板材の搬入又は搬出を行う場合は駆動輪が板材の下端を支持体の上方に浮上させ板材を格納部に対し円滑に出入りさせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る板材保管用カセット装置の正面図である。
【図2】図1に示す板材保管用カセット装置の側面図である。
【図3】図1の部分拡大断面図である。
【図4】ローラの駆動手段の非駆動時における部分正面図である。
【図5】ローラの駆動手段の非駆動時における部分側面図である。
【図6】ローラの駆動手段の駆動時における部分正面図である。
【図7】ローラの駆動手段の駆動時における部分側面図である。
【図8】カセット装置の従来例を示す正面図である。
【図9】カセット装置の他の従来例を示す正面図である。
【符号の説明】
7…筺体
8…ガラス基板
10…ローラ
11…支持体
13…カップリング
14…ロール

Claims (2)

  1. 板材を支持する複数本のローラが傾斜した平面上に縦向きで並ぶように筺体の上下間に掛け渡されると共に、この複数本のローラの組が筺体の側面間に多列に配置され、ローラの組に支持される板材の下端を支持する支持体が筐体の下部に配置され、所望の列のローラの組に対する板材の搬入又は搬出に際して当該列のローラを回転させる駆動手段が設けられ、板材の搬入又は搬出を行う際に板材の下端を支持体上に浮上させるロールが設けられたことを特徴とする板材保管用カセット装置。
  2. 板材を支持する複数本のローラが傾斜した平面上に縦向きで並ぶように筺体の上下間に掛け渡されると共に、この複数本のローラの組が筺体の側面間に多列に配置され、ローラの組に支持される板材の下端を支持する駆動輪と支持体とが筐体の下部に配置され、所望の列の板材の搬入又は搬出を行う際に駆動輪が板材の下端を支持体の上方に浮上させて回転することにより当該列のローラの組に対する板材の搬入又は搬出を可能とすることを特徴とする板材保管用カセット装置。
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