JP4179182B2 - カラオケ装置の音源プログラム更新方法 - Google Patents

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Description

本発明は、カラオケ装置の音源のパラメータを設定する方法に関する。
近年、シンセサイザ等を用いて新しい音色を楽曲の演奏に取り入れることが盛んに行われている。このような状況の下、カラオケ装置の音源も、様々な楽曲に合った音色や音量等によって演奏できるようにすることが求められている。従来、このような要請に応える手段として、以下の(1)および(2)に示す手段があった。
(1)各カラオケ装置の音源プログラムのバージョンアップ
各カラオケ装置では、予め記憶された音源プログラムに従って音源の制御が行われる。そして、この音源プログラムには、電源投入時に音源を初期化するためのプリセットデータが含まれている。音源によって生成される音色も、このプリセットデータによって設定される。
この方法(1)では、新たな音色を必要とする楽曲データの配信サービスを開始する場合に、そのような新たな音色に対応したプリセットデータを含んだ新バージョンの音源プログラムを各カラオケ装置に配信する。
(2)ユーザバンクデータによる各楽曲別の音源パラメータ設定この方法(2)では、音色や音量、アタック、ディケイおよびリリース等のエンベロープ形状値、並びにエコーおよびリバーブ等のエフェクト処理のためのフィルタ係数といった種々のパラメータ値が記述されたユーザバンクデータを各楽曲データ毎に含ませ、各カラオケ装置に配信する。そして、この楽曲データの配信を受けたカラオケ装置側では、楽曲の演奏開始時に、当該ユーザバンクデータに従って音源のパラメータ設定を行ってから、演奏を開始する。この方法(2)によれば、上記方法(1)のみではまかないきれない個々の楽曲別の設定によって音源を動作させることができる。
しかしながら、上記方法(1)および(2)は、以下に示す問題点があった。すなわち、上記方法(1)の場合、各カラオケ装置の音源のバージョンアップの必要が生じる度に、新たなバージョンの音源プログラム全体を各カラオケ装置に配信していたため、通信回線上のトラヒックが増大するといった問題があった。また、配信する音源プログラムの量が大きいため、多大な配信コストおよび配信時間がかかるといった問題もあった。
また、上記方法(2)の場合、近年の音色等に関する演奏態様の多様化に伴って各楽曲データに含まれるユーザバンクデータの容量が大きくなったことから、ホストコンピュータから各カラオケ装置への楽曲データの配信に際して、通信回線上のトラヒックが増大するという問題がある。また、楽曲の演奏開始時に、カラオケ装置内のCPUがハードディスク装置に記憶された楽曲データ中のユーザバンクデータを読み出して、当該ユーザバンクデータに従って音源のパラメータ設定を行うため、ユーザがカラオケ演奏を指示してから実際に演奏が始まるまでに長時間待たされるといった問題があった。
本発明はこのような背景の下になされたものであり、その目的は、新しい音色等を生成するための情報をホストコンピュータから配信する際に、通信回線上のトラヒックを減少させ、配信コストおよび配信時間を低減することにある。
上述した課題を解決するために、本発明に係る音源プログラム更新方法は、カラオケ装置は、音源のパラメータ設定のための複数のプリセットデータを含む音源プログラムを記憶手段に保持し、ホストコンピュータは、前記カラオケ装置に対し、前記音源プログラムを更新するための先頭識別子、終了識別子および更新範囲指定データを含む音源プログラム更新用データを送信し、前記カラオケ装置は、前記ホストコンピュータから送信された音源プログラム更新用データから前記先頭識別子、前記終了識別子および前記更新範囲指定データを抽出するとともに、当該先頭識別子の後に書き込まれ、かつ、当該終了識別子が読み出されるまでの間に書き込まれたデータを更新プリセットデータとして抽出して、抽出された更新プリセットデータを、前記記憶手段のうち、当該更新範囲指定データによって指定される範囲に書き込むことを特徴とする。
以上に説明したように、本発明によれば、楽曲データ中のユーザバンクデータを不要とすることができるので、楽曲データの配信コストの低減および配信時間を短縮することができる。また、カラオケ演奏を開始する毎に楽曲データ中のユーザバンクデータに従って音源の設定をする必要がなくなるので、ユーザがカラオケ演奏を指示してから実際にカラオケ演奏が始まるまでの時間を短縮することができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。かかる実施の形態は、本発明の一形態を示すものであり、この発明を限定するものではなく、本発明の範囲内で任意に変更可能である。
<A.実施形態の構成>
図1は本発明の第1の実施形態であるカラオケ装置の全体の構成を示すブロック図である。同図において、1はセンタ内に設けられたホストコンピュータ、2はISDN回線または公衆電話回線等の通信回線、3はカラオケ装置である。同図に示すように、上記ホストコンピュータ1には、通信回線2を介して、各カラオケ店舗等に設置された複数のカラオケ装置3、3、……が接続されている。
また、ホストコンピュータ1は、CPU(中央処理装置)1a、ハードディスク装置(HDD)1b、通信制御部1cおよびこれらを接続するバスBUSにより構成されている。このホストコンピュータ1は、各カラオケ装置3からの要求に応じて楽曲データの配信を行う。また、ホストコンピュータ1は、各カラオケ装置が保有している音源プログラムのバージョンアップが必要になった場合に、そのバージョンアップに必要な音源プログラム更新用データ(詳細は後述する)を各カラオケ装置3に配信する。
CPU1aは、このようなホストコンピュータ1全体の動作を制御するための手段である。また、ハードディスク装置1bは、音源プログラム、各カラオケ装置に配信される楽曲データおよび音源プログラム更新用データ等を記憶するための手段である。また、通信制御部1cは、CPU1aによる制御の下、通信回線2を介して各カラオケ装置3に対して上記楽曲データおよび音源プログラム更新用データの送信を行うための手段である。
次に、図2を参照して、カラオケ装置3の詳細な構成を説明する。図2に示すカラオケ装置3は、CPU(中央処理装置)10、ROM(読み出し専用メモリ)11、RAM(読み書き可能メモリ)12、操作部13、ハードディスク装置(HDD)14、通信制御部15、表示制御部16、ディスプレイ装置(CRT)17、音源18、マイクロフォン(以下、「マイク」という)19およびミキサ20により構成されている。ここで、CPU10、ROM11、RAM12、操作部13、ハードディスク装置14、通信制御部15、表示制御部16および音源18は、共通のバスBUSに接続されている。
ROM11には、当該カラオケ装置3を起動するために必要なイニシャルプログラムが記憶されている。カラオケ装置3の電源が投入されると、CPU10は、このイニシャルプログラムに従ってハードディスク装置14に記憶されたシステムプログラムおよび音源プログラムを読み出し、RAM12に書き込む。このRAM12は、ロードされたシステムプログラムおよび音源プログラムを記憶するプログラム記憶エリアの他、カラオケ演奏を制御するための楽曲データを記憶する楽曲データ記憶エリアを有している。
操作部13は、曲番号を入力するためのテンキーやカラオケ装置3を操作するためのキーおよび摘み等を備えており、カラオケ装置本体の前面等に設けられている。ユーザは、この操作部13を操作することにより、CPU10に対し、曲番号の入力、音量の調節およびキーコントロール等の指示を与えることができる。なお、カラオケ装置3の操作は、図示しないリモートコントローラによっても可能である。
ハードディスク装置14には、図3に示すように、上述したシステムプログラムと、音源プログラムと、カラオケ演奏時に再生される約1万曲分の楽曲データからなる楽曲データファイルとが記憶されている。
ここで、上記音源プログラムは、図3に示すように、バージョン番号と、これに続くMIDI制御部分、エフェクト制御部分およびプリセットデータ部により構成されている。
このうちバージョン番号は、当該音源プログラムのバージョンを示す情報であり、上述した音源プログラム更新用データが受信され、これにより当該音源プログラムの内容が更新される度に更新される。また、MIDI制御部分は、カラオケ演奏の際に、楽曲データ中の情報をシーケンシャルに処理するためのプログラムである。エフェクト制御部分は、カラオケ演奏の際に、音源18で生成される楽音信号およびマイク19から入力されるボーカル音信号に対して、エコーやリバーブ等の効果を付与するためのプログラムである。
また、プリセットデータ部は、音源18に対して種々の設定を行うための情報により構成される。すなわち、このプリセットデータ部は、音源に対して音色、音量、エンベロープ形状値およびフィルタ係数等を設定するためのパラメータである複数のプリセットデータk(k=1〜n)により構成される。ここで、k(k=1〜n)は各プリセットデータを識別するための番号である。
次に、上記楽曲データの詳細な構成を説明する。カラオケ装置3において用いられる楽曲データは、図4(a)に示すように、ヘッダと、これに続くMIDIデータ部により構成されている。本実施形態であるカラオケ装置において用いられる楽曲データは、従来のカラオケ装置において用いられていた楽曲データとは異なり、ユーザバンクデータを含まない構成となっている。
ここで、ヘッダには、当該楽曲に関する種々の情報、例えば、曲名、ジャンルおよび発売日等の他、バンクセレクト番号が含まれている。このバンクセレクト番号とは、楽曲の演奏開始時に、RAM12に格納されたプリセットデータk(k=1〜n)を選択するための番号である。楽曲の演奏開始時、CPU10は、RAM12に格納されたプリセットデータk(k=1〜n)のうち、このバンクセレクト番号によって指定されたプリセットデータk(k=1〜n)を読み出し、当該プリセットデータに基づいて音源18に関する種々のパラメータを設定する。これにより、当該楽曲に固有の態様でカラオケ演奏を行うことができるのである。
MIDIデータ部は、図4(a)に示すように、楽音トラックおよび歌詞トラック等、複数のトラックによって構成されている。これらの各トラックは、図4(b)に示すように、複数のイベントデータと、各イベントデータ間の時間間隔を示すデュレーションデータΔtとにより構成されるシーケンスデータである。
上記各トラックのうち楽音トラックは、メロディトラック、リズムトラックを初めとして種々のパートのトラックにより構成されている。これら楽音トラック中の各トラックは、演奏イベントデータと、デュレーションデータΔtとにより構成されている。ここで、上記演奏イベントデータは、音源18が生成すべき楽音信号のノートナンバ、ベロシティ(音の強さ)および符長を指定する各情報により構成されている。これら複数のトラックを並行して演奏することによって、オーケストラやフルバンドの演奏音を出力することができるのである。
また、歌詞トラックは、演奏される楽曲の歌詞をディスプレイ装置17上に表示するための歌詞表示イベントデータと、デュレーションデータΔtにより構成されるシーケンスデータである。以上がこのカラオケ装置3において用いられる楽曲データの詳細である。
ここで、再び図2を参照して、カラオケ装置3の詳細な構成の説明を進める。図2において、CPU10は、このカラオケ装置3全体を制御する手段であり、その主な機能は次の通りである。
a.カラオケ演奏制御
CPU10は、カラオケ演奏開始時、指定された楽曲に対応する楽曲データのヘッダに書き込まれたバンクセレクト番号を読み出して、RAM12内に格納されたプリセットデータk(k=1〜n)のうち、当該バンクセレクト番号によって指定された番号に対応するプリセットデータk(k=1〜n)を読み出す。CPU10は、このプリセットデータk(k=1〜n)に従って、音源18に対して種々の設定を行う。
カラオケ演奏時、CPU10は、楽曲データ中の各トラックのイベントデータをデュレーションデータΔtによって指定されるタイミングで、所定の処理部に出力する。すなわち、CPU10は、楽音トラック中の演奏イベントデータを読み出した際には、当該演奏イベントデータを音源18に、歌詞トラック中の歌詞表示イベントデータを読み出した際には、当該歌詞表示イベントデータを表示制御部16に、それぞれ出力する。
b.音源プログラムの更新
ホストコンピュータ1から音源プログラム更新用データが配信されると、既に保有している音源プログラムを配信された当該音源プログラム更新用データに従ってバージョンアップするための制御を行う。
図2において、通信制御部15は、通信回線2を介してホストコンピュータ1から楽曲データおよび音源プログラム更新用データ等をダウンロードする。この通信制御部15は、DMAコントローラを内蔵しており、これにより、受信したデータを、CPU10を介することなく直接ハードディスク装置14に書き込むことができる。
表示制御部16は、カラオケ演奏時にCPU10によって供給される歌詞表示イベントデータに従って、演奏される楽曲に対応した歌詞の文字列を生成し、これをLD再生装置(図示略)から供給される背景映像信号に合成してディスプレイ装置17に出力する。ディスプレイ装置17は、表示制御部16から供給される情報を表示する。
音源18は、CPU10によって供給される演奏イベントデータに従って伴奏音等の楽音信号を生成してミキサ20に出力する。また、この音源18による楽音信号の形成処理は、RAM12に格納されたプリセットデータk(k=1〜n)のうち、楽曲データ中のバンクセレクト番号によって指定されたプリセットデータk(k=1〜n)に基づいて行われる。
また、マイク19は、歌唱者が発するボーカル音を電気信号(ボーカル音信号)に変換してミキサ20に出力する。ミキサ20は、音源18から供給される楽音信号と、マイク19から供給されるボーカル音信号とをミキシングして出力する。ミキサ20から出力された信号は、アンプ(図示略)を介して増幅され、アンプによって増幅された信号はスピーカ(図示略)によって出力される。以上が本実施形態であるカラオケ装置3の全体の構成である。
<B.実施形態の動作>
新たな音色を必要とする楽曲データの配信サービスを開始する場合、そのような音色の楽音信号を生成し得るよう、各カラオケ装置の音源プログラムをバージョンアップする必要がある。このような場合、本実施形態では、センタ側において図5に示す音源プログラム更新用データを作成する。
図5に示すように、この音源プログラム更新用データは、更新用データバージョン番号、更新範囲指定データ、チェックコード、更新プリセットデータおよび先頭識別子並びに終了識別子により構成されている。
ここで、更新用データバージョン番号とは、当該音源プログラム更新用データのバージョンを示す情報である。また、更新範囲指定データとは、カラオケ装置3内のハードディスク装置14に記憶されたプリセットデータ部のうちの、上記更新プリセットデータに更新されるべき部分をハードディスク装置14中のアドレスで指定するものである。また、チェックコードとは、当該更新プリセットデータのチェックサムであり、カラオケ装置3が当該音源プログラム更新用データを受信したときにカラオケ装置3側でチェックサムを計算し、これと照合することによってデータ化け等による受信データ不良を検出するためのものである。また、先頭識別子および終了識別子は、カラオケ装置3が当該音源プログラム更新用データを受信した際に、更新プリセットデータの先頭と終了を識別できるようにするためのものである。これらの情報に基づいて、カラオケ装置がすでに保有しているプリセットデータの一部または全部が、上記更新プリセットデータに更新されるのである。
次に、図6に示すフローチャートを参照して、上記音源プログラム更新用データのカラオケ装置3への配信について説明する。
まず、センタの係員等によって所定の操作がなされ、ホストコンピュータ1内のCPU1aに対して音源プログラム更新用データ配信の指示が与えられた場合には、CPU1aは、通信制御部1cを制御して、通信回線2を介して接続された各カラオケ装置3に対し、当該カラオケ装置3の音源プログラムのバージョン番号要求を送信する(ステップS1)。
ホストコンピュータ1からのバージョン番号要求を受信したカラオケ装置3内の通信制御部14は、内部のDMAコントローラによって、ハードディスク装置14中の音源プログラムファイルに記憶されたバージョン番号を読み出し、当該バージョン番号をホストコンピュータ1に送信する(ステップS2)。
カラオケ装置3から送信されたバージョン情報を受信したホストコンピュータ1内の通信制御部1cは、当該バージョン番号をCPU1aに通知する。次に、CPU1aは、ホストコンピュータ1内のハードディスク装置1bに格納された音源プログラム更新用データ中の更新用データバージョン番号を読み出し、当該更新用データバージョン番号を、通信制御部1cによって供給されたバージョン番号と比較する(ステップS3、S4)。
ここで、当該バージョン番号と更新用データバージョン番号とが一致する場合には、当該音源プログラム更新用データは既に当該カラオケ装置3に配信されているので、配信の必要はなく、音源プログラム更新用データの配信処理は終了する。
これに対し、当該バージョン番号と、更新用データバージョン番号とが一致しない場合には、CPU1aは、ハードディスク装置1bから図5に示した音源プログラム更新用データを読み出し、通信制御部1cに供給する。通信制御部1cは、供給された音源プログラム更新用データを、通信回線2を介して、カラオケ装置3に配信する(ステップS5)。
カラオケ装置3内の通信制御部15は、音源プログラム更新用データを受信すると、内部のDMAコントローラによって、当該音源プログラム更新用データをRAM12内の所定の記憶エリアに書き込む(ステップS6)。
次に、カラオケ装置3内のCPU10は、受信した音源プログラム更新用データの中から、先頭識別子を抽出する。そして、CPU10は、当該先頭識別子の後に書き込まれたデータを順次読み出し、チェックサムの計算を行う(ステップS7)。そして、終了識別子を読み出した場合には、当該計算を終了する。次に、CPU10は、RAM12に格納された音源プログラム更新用データ中のチェックコードを読み出し、計算したチェックサムと、当該チェックコードが一致するか否かを判断する。これにより、受信した音源プログラム更新用データが適正に受信されたか否かを判断することができる(ステップS8)。
ここで、CPU10が、計算されたチェックサムと音源プログラム更新用データ中のチェックコードとが一致しないと判断した場合には、ステップS2に戻り、再び音源プログラム更新用データ受信のための処理を繰り返す。
これに対し、CPU10が、計算されたチェックサムと音源プログラム更新用データ中のチェックコードが一致すると判断した場合には、CPU10は、まず、RAM12に格納された音源プログラム更新用データを読み出し、当該音源プログラム更新用データ中から音源プログラム更新用データバージョン番号、更新プリセットデータおよび更新範囲指定データを抽出する。そして、CPU10は、抽出した更新プリセットデータを、ハードディスク装置14中の、上記更新範囲指定データによって指定される範囲に書き込む。この後、CPU10は、ハードディスク装置14中のバージョン番号を、上記音源プログラム更新用データバージョン番号に書きかえる(ステップS9)。
上記処理が終了すると、カラオケ装置3内のCPU10は、通信制御部15を介してホストコンピュータ1に更新処理が終了した旨を通知する(ステップS10)。ホストコンピュータ1内のCPU1aは、通信制御部1cを介してこの通知を受信すると、更新プリセットデータの更新処理をすべて終了する(ステップS11)。以上が本実施形態であるカラオケ装置における音源プログラムのバージョンアップ処理の詳細である。
なお、以上の説明においては、プリセットデータを音源プログラム更新用データに含めて各カラオケ装置に配信する構成としたが、プリセットデータに限らず、他の音源プログラムの部分を音源プログラム更新用データに含ませて配信する構成としてもよい。
以上示した処理により、音源プログラムのバージョンアップがなされたカラオケ装置3内のCPU10は、以下に示す制御を行う。
a.電源投入時の制御
カラオケ装置の電源が投入されると、CPU10は、ROM11に記憶されたイニシャルプログラムに従って、ハードディスク装置14に記憶されたシステムプログラムおよび音源プログラムを読み出し、RAM12のプログラム記憶エリアに書き込む。
b.カラオケ演奏開始時の音源パラメータの設定
ユーザが操作部13または図示しないリモコンを操作することにより曲番号を入力すると、CPU10は、当該曲番号に対応する楽曲データをハードディスク装置14から読み出し、RAM12内の楽曲データ記憶エリアに書き込む。
カラオケ演奏開始時、CPU10は、RAM12に格納された楽曲データのヘッダ中に書き込まれたバンクセレクト番号を読み出し、当該バンクセレクト番号によって指定されたプリセットデータk(k=1〜n)をRAM12から読み出す。そして、CPU10は、当該プリセットデータk(k=1〜n)に従い、音源18に関する種々の設定を行う。すなわち、例えば、音色や音量、エンベロープ形状値およびエフェクト処理のためのフィルタ係数等に関する、各楽曲別の音源パラメータの設定を行うのである。
このように、ハードディスク装置14内の情報(従来技術におけるユーザバンクデータ)ではなく、RAM12内のプリセットデータを読み出して音源18のパラメータ設定を行うので、パラメータ設定に要する時間を短くし、カラオケ演奏を遅滞なく開始することができる。
c.カラオケ演奏に関する制御
上記bの処理が終了すると、CPU10は、RAM12に格納された楽曲データ中の各トラックを並行して読み出す。すなわち、各トラック毎にデュレーションデータΔtをカウントし、カウントを終了したタイミングで順次イベントデータを所定の処理部に出力する。さらに詳述すると、CPU10は、楽音トラック中の演奏イベントデータを読み出した際には、当該演奏イベントデータを音源18に、歌詞トラック中の歌詞表示イベントデータを読み出した際には、当該歌詞表示イベントデータを表示制御部16に、それぞれ出力する。
上記cの処理により、プリセットデータk(k=1〜n)に従って種々の設定が行われた音源18は、供給される演奏イベントデータに従って伴奏音等の楽音信号を生成し、ミキサ20に出力される。ミキサ20において、当該楽音信号はマイク19から入力されるボーカル音信号とミキシングされ、ミキシングされた信号は、アンプを介してスピーカより出力される。この楽曲の演奏に並行して、ディスプレイ17には、当該楽曲の歌詞が表示される。
以上説明したように、本実施形態によれば、すでにカラオケ装置に配信されているプリセットデータ部を、新たなプリセットデータに更新する場合であっても、新たなプリセットデータを含む音源プログラム全体を配信する必要がないので、プリセットデータ配信の際の通信回線上のトラヒックを減少させることができ、これに伴って、配信コストおよび配信時間の低減を図ることができる。
また、楽曲データ中にユーザバンクデータを含まないので、楽曲データの配信に際して、通信回線上のトラヒックの減少を図ることができる。また、楽曲の演奏開始時に、上記ユーザバンクデータに従って音源を設定する必要がないので、ユーザがカラオケ演奏を指示してから実際に演奏が始まるまでの時間を短縮することができる。
本発明の実施形態であるカラオケ装置の全体の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態であるカラオケ装置の全体の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態であるカラオケ装置内のハードディスク装置の記憶内容を示す図である。 本発明の実施形態であるカラオケ装置において用いられる楽曲データの構成を示す図である。 本発明の実施形態であるカラオケ装置において用いられる音源プログラム更新用データの構成を示す図である。 本発明の実施形態であるカラオケ装置の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1……ホストコンピュータ、1a……CPU、1b……ハードディスク装置、1c……通信制御部、2……通信回線、3……カラオケ装置、10……CPU、11……ROM、12……RAM、13……操作部、14……ハードディスク装置、15……通信制御部、16……表示制御部、17……ディスプレイ装置、18……音源、19……マイク、20……ミキサ。

Claims (1)

  1. カラオケ装置は、音源のパラメータ設定のための複数のプリセットデータを含む音源プ
    ログラムを記憶手段に保持し、
    ホストコンピュータは、前記カラオケ装置に対し、前記音源プログラムを更新するための先頭識別子、終了識別子および更新範囲指定データを含む音源プログラム更新用データを送信し、
    前記カラオケ装置は、前記ホストコンピュータから送信された音源プログラム更新用データから前記先頭識別子、前記終了識別子および前記更新範囲指定データを抽出するとともに、当該先頭識別子の後に書き込まれ、かつ、当該終了識別子が読み出されるまでの間に書き込まれたデータを更新プリセットデータとして抽出して、抽出された更新プリセットデータを、前記記憶手段のうち、当該更新範囲指定データによって指定される範囲に書き込む
    ことを特徴とするカラオケ装置の音源プログラム更新方法。
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