JP4179139B2 - 炭化珪素半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

炭化珪素半導体装置およびその製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、J−FETを備えた炭化珪素半導体装置およびその製造方法に関するものである。
従来より、半導体装置では、MOSFETなどの半導体素子が形成されたセル部を中心とした外周部領域において、電界集中を緩和し、半導体装置の耐圧向上を図ることが種々提案されている。その外周部領域における終端構造の1つとして、フローティングフィールドリング(以下、ガードリングという)が挙げられる。このガードリングは、一般的に、シリコンをベースとする半導体装置では、半導体基板の表面から不純物をイオン注入法によって注入したのち、注入された不純物を熱拡散によって活性化させることにより形成される。
一方、近年、シリコンをベースとする半導体装置では、高耐圧に限界があるということから、炭化珪素をベースとする炭化珪素半導体装置が研究されている。炭化珪素は、シリコンに比べて、高バンドギャップ、高融点、低誘電率、高ブレークダウン耐量、高熱伝導率および高電子移動度であるという利点がある。このため、シリコンをベースとする半導体装置よりも炭化珪素をベースとする炭化珪素半導体装置の方が、より優れていると考えられる。
しかしながら、炭化珪素は非常に硬く、また、不純物の熱拡散係数がシリコンよりも非常に小さいことから、イオン注入法によってガードリングを形成するのであれば、高エネルギー出力が発生させられるイオン注入装置が必要となり、また、不純物の拡散のために高い温度での長時間の熱処理が必要となる。
このため、図9に示される炭化珪素半導体装置が提案されている。この炭化珪素半導体装置では、N型ドリフト層J1の表面にP型層J2とN型層J3とが順に形成された炭化珪素半導体基板J4が用いられている。そして、その表面からP型層J2およびN型層J3を貫通するような複数のトレンチJ5を形成したのち、トレンチJ5内に酸化膜J6を形成し、さらに酸化膜J6の表面に金属層J7を配置することによりトレンチJ5を埋め込むことで、P型層J2が分断されるようにし、ガードリングとして機能するようにしている。また、最外周部においては、深いトレンチJ8を形成し、そのトレンチJ8も酸化膜J9および金属膜J10で埋め込まれるようにしている(例えば、特許文献1参照)。
米国特許第5233215号公報
しかしながら、上記特許文献1に示される炭化珪素半導体装置では、トレンチJ5の内部に形成された酸化膜J6にN型ドリフト層J1からの電界が集中してしまう。そして、酸化膜J6の絶縁耐圧が炭化珪素よりも低いことから、炭化珪素半導体装置の耐圧低下を引き起こしてしまう。
一方、上記特許文献1に示される炭化珪素半導体装置では、トレンチJ5、J8を形成したあとに酸化膜形成工程や金属層形成工程が必要になるし、また、最外周部における深いトレンチJ8を形成する工程も必要となる。そのため、炭化珪素半導体装置の製造工程が複雑になるという問題がある。
本発明は上記点に鑑みて、炭化珪素半導体装置の耐圧向上を図ることを第1の目的とする。また、炭化珪素半導体装置の製造方法において製造工程の簡略化を図ることを第2の目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、半導体基板(5)のうちの外周部領域には、第3、第2半導体層(4、3)を貫通して第1半導体層(2)まで達し、かつ、セル部を囲むように第3、第2半導体層(3、4)を実質的に分断するトレンチ(13)が形成され、トレンチ(13)の内壁面には、第1導電型の第4半導体層(14)が形成されていることを特徴としている。
このような構成によれば、第2半導体層(3)を分断してガードリングとして機能させるために、トレンチ(13)を形成すると共に、そのトレンチ(13)内を第4半導体層(14)で埋め込むようにしている。このため、トレンチ(13)の内壁面に酸化膜を形成する場合と比べて、炭化珪素半導体装置の絶縁耐圧を向上させることができる。
また、請求項1に記載の発明では、半導体基板(5)のうちのセル部には、第3、第2半導体層(4、3)を貫通して第1半導体層(2)まで達するトレンチ(6)が形成され、このトレンチ(6)の内壁面には第1導電型のチャネル層(7)が形成されていると共に、このチャネル層(7)の上にさらに第2導電型の第5半導体層(8)が形成されており、さらに、セル部における第5半導体層(8)を第1ゲート層、第2半導体層(3)を第2ゲート層とし、第1ゲート層と第2ゲート層のうち少なくとも一方に電気的に接続されるゲート電極(9、10)と、第3半導体層(4)をソース層とし、該ソース層に電気的に接続されるソース電極(11)と、基板(1)の裏面側に形成されたドレイン電極(12)とを有することを特徴としている。このように、セル部にJ−FETが構成される炭化珪素半導体装置において適用することが可能である。
そして、半導体基板(5)のうちセル部に形成されたトレンチ(6)を第1トレンチとし、半導体基板(5)のうち外周部領域に形成されたトレンチ(13)を第2トレンチとすると、第1トレンチ(6)の幅よりも第2トレンチ(13)の幅の方を小さく設定し、第2トレンチ(13)の内部が第4半導体層(14)で完全に埋め込まれるようにすることができる。
また、請求項2に示されるように、第1トレンチ(6)の幅と第2トレンチ(13)の幅とを同等に設定し、第2トレンチ(13)の内部に第4半導体層(14)と、この第4半導体層(14)の表面に形成された第2導電型の第6半導体層(20)とが埋め込まれるようにすることもできる。
なお、請求項に示されるように、第4半導体層(14)にはエピタキシャル層を適用することができる。
さらに、請求項に示されるように、トレンチ(13)の幅を第4半導体層(14)の厚みの2倍以上とし、第4半導体層のうち、トレンチ(13)の底面に位置する部分の表層部に、第2導電型のバッファ層(50)を形成するようにすれば、より炭化珪素半導体装置の耐圧を向上することができる。この場合、トレンチ(13)のうち第4半導体層(14)の表面には、絶縁膜(30、40)が形成されることになる。
また、この場合において、請求項に示されるように、セル部にJ−FETが構成されるものであれば、第1のトレンチ(6)の幅よりも第2トレンチ(13)の幅の方が大きくなるように設定すれば、第2のトレンチ(13)内に電界が入り込み易くなり、より炭化珪素半導体装置の耐圧を向上させることができる。
請求項に記載の発明では、半導体基板(5)のセル部において、第3、第2半導体層(4、3)を貫通して第1半導体層(2)まで達する第1トレンチ(6)を形成すると共に、半導体基板(5)のうちセル部を囲むように構成される外周部領域においても、第3、第2半導体層(4、3)を貫通して第1半導体層(2)まで達し、かつ、セル部を囲むように第3、第2半導体層(3、4)を実質的に分断する第2トレンチ(13)を形成する工程と、エピタキシャル成長により、第1トレンチ(6)の内壁面に第1導電型のチャネル層()を形成すると共に、第2トレンチ(13)の内壁面に第1導電型の第4半導体層(14)を形成する工程とを有することを特徴としている。
このように、第1、第2トレンチ(6、13)を同時に形成したり、第1トレンチ(6)内にチャネル層()を形成する際に、第2トレンチ(6、13)の内部に同時に第4半導体層(14)を形成したりすることにより、炭化珪素半導体装置の製造工程の簡略化を図ることができる。
そして、第1および第2トレンチ(6、13)を形成する工程では、第2トレンチ(13)の幅が第1トレンチ(6)よりも小さくなるようにし、エピタキシャル成長工程では、第4半導体層(14)によって第2トレンチ(13)が埋め込まれるようにすることができる。
また、請求項に示されるように、第1および第2トレンチ(6、13)を形成する工程では、第2トレンチ(13)の幅が第1トレンチ(6)と同等になるようにし、第5半導体層(8)を形成する工程では、第2トレンチ(13)の内壁面に形成された第4半導体層(14)の表面に、第2導電型の第6半導体層(20)が形成されるようにすることにより、第2トレンチ(13)内を第4半導体層(14)と第6半導体層(20)にて完全に埋め込むことも可能である。
さらに、請求項に示されるように、第1および第2トレンチ(6、13)を形成する工程では、第2トレンチ(13)の幅が、エピタキシャル成長工程で形成される第4半導体層(14)の2倍以上となるようにし、さらに、第2トレンチ(13)の内部における第4半導体層(14)の表面に絶縁膜(30、40)を形成する工程を行うこともできる。
この場合、請求項に示されるように、第1および第2トレンチ(6、13)を形成する工程では、第2トレンチ(13)の幅が、第1トレンチ(6)よりも広くなるようにすることもできる。このようにすれば、請求項に記載の効果を得ることができる。なお、ここでいう絶縁膜は、請求項10に示されるように、CVDによる酸化膜(30)、もしくは、請求項11に示されるように、熱酸化による酸化膜(40)とすることができる。
請求項12に記載の発明では、第4半導体層(14)を形成する工程を行ったのち、絶縁膜(30、40)を形成する工程の前に、第2トレンチ(13)の底面に位置する第4半導体層(14)の表層部に、イオン注入により、第2導電型のバッファ層(50)を形成する工程を有することを特徴としている。
このようなバッファ層を形成することにより、請求項に記載の効果を得ることができる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
本発明の一実施形態を適用した炭化珪素半導体装置の断面構成を図1に示す。以下、この図に基づいて本実施形態における炭化珪素半導体装置の構成について説明する。
図1に示すように、炭化珪素半導体装置には、例えば1×1019cm−3以上の不純物濃度とされたN型基板(基板)1と、例えば1×1015〜5×1016cm−3の不純物濃度とされたN型ドリフト層(第1半導体層)2と、例えば1×1018〜5×1019cm−3の不純物濃度とされたP型層(第2半導体層)3と、例えば1×1018〜5×1020cm−3の不純物濃度とされたN型層(第3半導体層)4とが備えられている。これらN型基板1、N型ドリフト層2、P型層3およびN型層4は、炭化珪素によって構成されており、これらによって半導体基板5が構成されている。
そして、この半導体基板5の内部側に多数のJ−FETが備えられるセル部が形成されると共に、そのセル部を囲むように外周部領域が形成され、炭化珪素半導体装置が構成されている。
セル部(J−FET形成領域)における半導体基板5の主表面側には、N型層4およびP型層3を貫通してN型ドリフト層2まで達するトレンチ6が形成されている。このトレンチ6は、図1中ではすべて図示されていないが、実際には複数個所定間隔に並べられた状態で形成されている。この複数のトレンチ6それぞれの内壁面には、例えば1μm以下の厚さ、5×1015〜5×1016cm−3の不純物濃度とされたチャネル層となるN型エピタキシャル層(以下、N型エピ層という)7と、1×1018〜5×1020cm−3の不純物濃度とされたP型層(第5半導体層)8とが順に成膜されている。
そして、J−FETにおいては、P型層8によって第1ゲート層が構成され、P型層3によって第2ゲート層が構成され、N型層4によってN型ソース層が構成される。そして、第1ゲート層を成すP型層8と電気的に接続される第1ゲート電極9と、第2ゲート層を成すP型層3と電気的に接続される第2ゲート電極10とが備えられている。具体的には、第1ゲート電極9は、第1ゲート層を成すP型層8の各表面に形成されており、例えばP型半導体とオーミック接触可能な材質であるNiと、その上に積層されたNiおよびAlの合金膜とから構成される。また、第2ゲート電極10も、第2ゲート層を成すP型層3の表面上に形成されているが、この第2ゲート電極10は、実際には図1とは別断面の位置に形成されており、N型ソース層を成すN型層4に形成されたコンタクトホールを介してP型層3と接触させられている。
さらに、N型ソース層を成すN型層4の表面には、例えばNiから構成されたソース電極11が形成されている。このソース電極11は、層間絶縁膜等を介して、第1、第2ゲート電極9、10から電気的に分離された構成となっている。
また、半導体基板5の裏面側にはN型基板1と電気的に接続されたドレイン電極12が形成され、このような構成によって複数のJ−FETによるセル部が構成されている。
一方、外周部領域では、半導体基板5の主表面側に、N型層4およびP型層3を貫通してN型ドリフト層2まで達するトレンチ6が形成されている。このトレンチ13も、図1中ではすべて図示されていないが、実際には複数個所定間隔(例えば、2μm間隔)に並べられた状態で形成されている。そして、各トレンチ13の内部がN型エピ層7と同時に形成されたN型エピ層(第4半導体層)14で埋め込まれた状態になっている。
トレンチ13は、ガードリングを形成するためのものであり、セル部におけるトレンチ6と同等の深さで構成されている。そして、その幅は、セル部に形成されたトレンチ6の幅よりも狭く設定されている。すなわち、セル部におけるトレンチ6内にN型エピ層7を形成する際に、トレンチ13内がN型エピ層14によって完全に埋め込まれる程度とされている。例えば、N型エピ層7の膜厚が0.5μm程度とされ、外周部領域に形成されたトレンチ13の幅が1μm程度とされていることで、トレンチ13内がN型エピ層14で埋め込まれるようにしている。
このようなトレンチ13およびN型エピ層14により、P型層3およびN型層4が分断され、各トレンチ13の間に配置されるP型層3およびN型層4によってセル部の周囲を囲むような構成となっている。このように構成されたP型層3がガードリングとして機能し、外周部領域に延びる電界をさらにセル部の外周側に延ばすことで、電界緩和を行うようになっている。
各トレンチ13の間に配置された各P型層3および各N型層4は、フローティング状態、つまり第1、第2ゲート電極9、10やソース電極11およびドレイン電極12とは電気的に接続されない状態とされている。
さらに、外周部領域には、ガードリング形成用に備えられたトレンチ13のうち最も外周に形成されたものより更に外周側に、トレンチ15が形成されている。このトレンチ15の内部には、N型エピ層16が形成され、トレンチ15の底面の表層部にはN型層17が形成されている。
このトレンチ15も、ガードリング形成用のトレンチ13と同様に、セル部におけるトレンチ6と同等の深さ及び同等の幅で構成されている。そして、トレンチ15からトレンチ13のうち最も外周に形成されたものまでの間隔が各トレンチ13の間隔よりも広く設定され、例えば5μm程度となっている。
これらトレンチ15やN型層17などにより、電界カット用チャネルストッパー(EQR)が構成されている。
このように構成された炭化珪素半導体装置において、セル部に形成されたJ−FETはノーマリオフで作動する。この作動は、第1、第2ゲート電極9、10への印加電圧によって制御され、以下のように行われる。
第1ゲート電極9と第2ゲート電極10とが電気的に接続され、これらの電位を同電位に制御可能な態様の場合、もしくは、互いに電気的に接続されておらず独立してそれぞれの電位が制御可能な態様の場合には、ダブルゲート駆動が行われる。すなわち、第1、第2ゲート電極9、10の電位に基づいて、第1、第2ゲート層となるP型層3、8の双方からN型エピ層7側に延びる空乏層の延び量が制御される。例えば、第1、第2ゲート電極10、11に電圧を印加していない時には、N型エピ層7がP型層3、8の双方から延びる空乏層によってピンチオフされる。これにより、ソース−ドレイン間の電流がオフされる。そして、P型層3、8とN型エピ層7との間に順バイアスをかけると、N型エピ層7に延びる空乏層の延び量が縮小される。これにより、チャネル領域が設定されて、ソース−ドレイン間に電流が流される。
以上のように構成された炭化珪素半導体装置によれば、P型層3を分断してガードリングとして機能させるために、トレンチ13を形成すると共に、そのトレンチ13内をN型エピ層14で埋め込むようにしている。このため、トレンチ13の内壁面に酸化膜を形成する場合と比べて、炭化珪素半導体装置の絶縁耐圧を向上させることができる。
次に、図1に示す炭化珪素半導体装置の製造工程について、図2、図3に示す製造工程図を用いて説明する。
〔図2(a)に示す工程〕
まず、上記不純物濃度で構成されたN型基板1を用意し、N型基板1の表面に、N型ドリフト層2、P型層3およびN型層4を順にエピタキシャル成長させることで半導体基板6を形成する。
〔図2(b)に示す工程〕
フォトリソグラフィにより、セル部において、N型層4およびP型層3を貫通してN型ドリフト層2に達するトレンチ6を形成すると共に、外周部領域においても、N型層4およびP型層3を貫通してN型ドリフト層2に達するトレンチ13およびトレンチ15を形成する。このとき、トレンチ6の幅に対して、トレンチ13の幅が小さくなるようにする。
そして、メタルマスクなどを用いてトレンチ15以外の領域をマスクした後、N型不純物をイオン注入し、更に注入した不純物を活性化させることで、トレンチ15の底面の表層部にN型層17を形成する。
〔図3(a)に示す工程〕
次に、エピタキシャル成長法により、N型エピ膜を半導体基板6の表面全面に形成する。このとき、N型エピ膜によってトレンチ13がすべて埋め込まれるように、N型エピ膜の厚さがトレンチ13の幅の半分以上となるようにする。
〔図3(b)に示す工程〕
続いて、エピタキシャル成長法により、N型エピ膜の表面にP型エピ膜を形成する。このとき、P型エピ膜によってトレンチ6の残りの部分が埋め込まれるようにP型エピ膜の厚さを設定する。
そして、エッチバックなどによって半導体基板5の表面を平坦化する。これにより、トレンチ6の内部にN型エピ層7およびP型エピ層8が形成されると共に、トレンチ13およびトレンチ15の内部にN型エピ層14およびN型エピ層16が形成される。
この後の工程については図示しないが、半導体基板5の表面全面に層間絶縁膜を成膜したのち、層間絶縁膜やN型層4の所定領域にコンタクトホールを形成し、層間絶縁膜の上に配線層を成膜すると共に配線層をパターニングすることで、第1、第2ゲート電極9、10、ソース電極11を形成する。そして、半導体基板5の裏面側にドレイン電極12を形成することで、図1に示す炭化珪素半導体装置が完成する。
以上説明したように、本実施形態に示す炭化珪素半導体装置では、セル部におけるトレンチ6を形成する際に同時に外周部領域におけるトレンチ13、15を形成するようにし手いる。また、セル部においてチャネル領域を形成するためのN型エピ層6を形成する際に、トレンチ13、15内にもN型エピ層14、16が形成されるようにすることで、P型層3がガードリングとして機能するようにしている。
このため、ガードリングを形成するためにのみ必要とされる工程を削減することが可能となる。そして、本実施形態では、そのガードリングを形成する工程がすべて、セル部におけるJ−FETを形成するための各工程と兼用されるため、製造工程の簡略化を図ることが可能となる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態について説明する。図4に、本実施形態における炭化珪素半導体装置の断面構成を示す。本実施形態は、第1実施形態に対して、トレンチ13の幅を変更したものである。
図4に示されるように、本実施形態では、外周部領域におけるトレンチ13の幅がセル部におけるトレンチ6と同等にされている。このため、トレンチ13の内部に、セル部と同様に、N型エピ層14だけでなくP型層(第6半導体層)20も形成され、これらN型エピ層14とP型層20によってトレンチ13が埋め込まれた構成とされている。そして、P型層20は、半導体基板6の表面に形成される層間絶縁膜などによってフローティング状態とされ、セル部におけるP型層8とは電気的に接続されない構成とされている。
この他の構成については、本実施形態における炭化珪素半導体装置は、第1実施形態と同様である。
このような構成によれば、各トレンチ13の間に配置されるP型層3だけでなく、トレンチ13の内部に形成されたP型層20もガードリングとして機能する。このため、本実施形態のように、外周部領域におけるトレンチ13がセル部におけるトレンチ6と同様の構成となっても第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、P型層20の形成に関しては、セル部におけるP型層3の形成と同時に行うことができる。このため、第1実施形態と同様に、外周部領域のためのみの工程は必要とされない。
なお、本実施形態のような構成の場合、外周部領域において、半導体基板5の上部に形成されるフィールドプレートの終端構造としては、例えば、以下の図5(a)、(b)に示されるようなものが採用され得る。
図5(a)に示す構造は、フィールドプレートとなる金属層21がガードリングを構成するトレンチ13のうち、最も外周側に配置されるものの内部に形成されたP型層20に電気的に接続されるようにしたものである。具体的には、金属層21は、層間絶縁膜22に形成されたコンタクトホールを介してP型層20に電気的に接続されている。このような構成とすることが可能である。なお、この金属層21は、例えば、第1ゲート電極9、第1ゲート電極10およびソース電極11(図1参照)と同時に形成される。例えば、層間絶縁膜22の所望位置にコンタクトホールを形成したのち、金属膜を形成し、その後、その金属膜をパターニングすることで、上記各金属層9、10、11、21が同時に形成される。
図5(b)に示す構造は、フィールドプレートとなる金属層21がガードリングを構成するトレンチ13に形成された各P型層20に電気的に接続されるようにしたものである。具体的には、金属層21は、層間絶縁膜22に形成されたコンタクトホールを介して各P型層20に電気的に接続されている。このような構成とすることが可能である。なお、この金属層21は、図5(a)に示す構造に対して、層間絶縁膜22にコンタクトホールを形成する際のマスクと金属膜をパターニングする際のマスクの形状を変更すれば、上記と同様の工程により形成される。
このように、本実施形態における炭化珪素半導体装置では、ガードリングとフィールドプレートとの組み合わせに関して、様々な終端構造を採用することが可能である。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態について説明する。図6に、本実施形態における炭化珪素半導体装置の断面構成を示す。本実施形態は、第2実施形態に対して、トレンチ13の内側にP型層ではなく酸化膜が形成されるようにしたものである。
図5に示されるように、本実施形態では、外周部領域におけるトレンチ13の幅がセル部におけるトレンチ6と同等にされている。そして、セル部と同様に、トレンチ13の内壁面にN型エピ層14が形成され、そのN型エピ層14の表面に酸化膜30が形成され、トレンチ13の内部が埋め込まれた構成とされている。
この他の構成については、本実施形態における炭化珪素半導体装置は、第2実施形態と同様である。
このような構成では、第1実施形態と同様に、各トレンチ13の間に配置されるP型層3がガードリングとして機能する。この場合、トレンチ13の内壁面に形成されたN型エピ層14の表面に酸化膜30が形成されることになるが、酸化膜30の周囲がN型エピ層14で覆われた構成となる。したがって、N型ドリフト層2からの電界は、N型エピ層14を通じて酸化膜30に加えられることになる。このため、N型エピ層14の濃度をN型ドリフト層2よりも高濃度、例えば、N型ドリフト層2の2倍の不純物濃度で構成するようにすれば、酸化膜30への電界集中が緩和され、炭化珪素半導体装置の耐圧を向上させることができる。
このように、外周部領域におけるトレンチ13の内部がN型層14と酸化膜30が形成された構成としても良い。
この酸化膜30の形成に関しては、次のように行われる。すなわち、トレンチ13の表面にN型層14を形成したとき、N型層14の表面には何も形成されていないことから、セル部にP型層8を形成する際に、トレンチ13内におけるN型層14の表面にもP型層8が形成されてしまう。このため、P型層8を形成した後に、外周部領域に関してP型層8を除去するための工程を行う。そして、その後に、N型層14の表面に酸化膜30を例えばCVD法等によって形成する。この後の工程に関しては、第1、第2実施形態と同様である。
なお、酸化膜30の形成に関しては、半導体基板5の表面に形成される層間絶縁膜の形成工程と兼用することが可能であり、このように工程を兼用すれば、製造工程の簡略化を図ることが可能である。
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態について説明する。図7に、本実施形態における炭化珪素半導体装置の断面構成を示す。本実施形態は、第3実施形態に対して、トレンチ13の内壁面に形成したN型層14の表面に、熱酸化によって酸化膜40を形成したものである。熱酸化で形成された酸化膜40の厚みは、CVD法などで形成される第3実施形態の酸化膜30よりも薄いため、酸化膜30によってトレンチ13が埋め込まれた構成とはならないが、図示しない層間絶縁膜によってトレンチ13が埋め込まれた構成とされる。その他の点に関しては、第3実施形態と同様である。
このように、トレンチ13の内壁面に形成したN型エピ層14表面に、熱酸化によって酸化膜40を形成することも可能であり、第3実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、本実施形態の場合にも、N型層14の表面にP型層8が形成されてしまうため、P型層8を形成した後に、外周部領域に関してP型層8を除去する工程が行われ、その後にN型層14の表面に熱酸化によって酸化膜40を形成することになる。この後の工程に関しては、第3実施形態と同様である。
(第5実施形態)
本発明の第5実施形態について説明する。図8に、本実施形態における炭化珪素半導体装置の断面構成を示す。本実施形態は、第3実施形態に対して、トレンチ13の内壁面に形成したN型層14のうち、トレンチ13の底面に位置する部分の表面に、バッファ層となるP/P型層50を形成したものである。その他の点に関しては、第3実施形態と同様である。
このように、トレンチ13の底面に位置するN型層14にP/P型層50を形成することで、酸化膜30の下方にP/P型層50が位置することになり、このP/P型層50をバッファとして機能させることが可能となる。これにより、第2実施形態と同様の効果を得ることができると共に、P型層3より深い位置、例えば2〜3μm程度の深さに形成されたP/P型層50をバッファとして機能させられるため、より耐圧を向上させることができる。
なお、本実施形態の場合、酸化膜30を形成する工程の前に、トレンチ13の底面に位置するN型エピ層14の表面にのみP型不純物が注入されるイオン注入を行うことによってP/P型層50を形成する工程を行う。その他の工程については、第3実施形態と同様である。
(他の実施形態)
上記実施形態では、ガードリングとしてP型層3を機能させるように、トレンチ13を複数個形成すると説明したが、その数については特に制限されるものではなく、少なくとも1つP型層5がガードリングとして機能する構成であれば良い。
また、第3〜第4実施形態では、各トレンチ13、15の幅を任意に設定することが可能である。そして、トレンチ13の幅を広く設定し、例えば、トレンチ5の幅よりも広くすれば、酸化膜30内に入り込む電界の入り込み量が狭く設定した場合よりも大きくなる。このため、トレンチ13の幅を狭く設定するよりもより電界集中を緩和することができ、より高耐圧の炭化珪素半導体装置とすることが可能である。
さらに、上記各実施形態では、第1、第2ゲート電極9、10の電位が独立して制御可能となるダブルゲート駆動の場合について説明したが、その他の制御形態の炭化珪素半導体装置に対しても本発明を適用することが可能である。
例えば、第1ゲート電極9の電位のみが独立して制御可能で、第2ゲート電極10の電位がソース電極11と同電位とされる態様の場合には、第1ゲート電極9の電位に基づいてP型層3側からN型エピ層7側に延びる空乏層の延び量を制御するシングルゲート駆動が行われる。この場合にも基本的にはダブルゲート駆動の場合と同様の作動を行うが、チャネル領域の設定がP型層3側から延びる空乏層のみによって行われることになる。
また、第2ゲート電極10の電位のみが独立して制御可能で、第1ゲート電極9の電位がソース電極11と同電位とされる態様の場合には、第2ゲート電極10の電位に基づいてP型層8側からN型エピ層7側に延びる空乏層の延び量を制御するシングルゲート駆動が行われる。この場合にも基本的にはダブルゲート駆動の場合と同様の作動を行うが、チャネル領域の設定がP型層8側から延びる空乏層のみによって行われることになる。
なお、上記各実施形態では、本発明における第1導電型半導体に相当するものとしてN型、第2導電型に相当するものとしてP型が採用されるような炭化珪素半導体装置を例に挙げた。しかしながら、これらはあくまで一例であり、各導電型が逆にされた炭化珪素半導体装置にも本発明を適用することが可能である。
本発明の第1実施形態におけるJ−FETを備えた炭化珪素半導体装置の断面構成を示す図である。 図1に示す炭化珪素半導体装置の製造工程を示した図である。 図2に続く炭化珪素半導体装置の製造工程を示した図である。 本発明の第2実施形態におけるJ−FETを備えた炭化珪素半導体装置の断面構成を示す図である。 図4に示す炭化珪素半導体装置における外周部領域のフィールドプレートとガードリングとの接続構成を示した図である。 本発明の第3実施形態におけるJ−FETを備えた炭化珪素半導体装置の断面構成を示す図である。 本発明の第4実施形態におけるJ−FETを備えた炭化珪素半導体装置の断面構成を示す図である。 本発明の第5実施形態におけるJ−FETを備えた炭化珪素半導体装置の断面構成を示す図である。 従来の炭化珪素半導体装置の断面構成を示す図である。
符号の説明
1…N型基板、2…N型ドリフト層、3…P型層、4…N型層、
5…半導体基板、6…トレンチ、7…N型エピ層、8…P型層、
9…第1ゲート電極、10…第2ゲート電極、11…ソース電極、
12…ドレイン電極、13…トレンチ、14…N型エピ層、
20…P型層、21…フィールドプレート、30、40…酸化膜、
50…P/P型層。

Claims (12)

  1. 第1導電型の炭化珪素からなる基板(1)の上に、該基板(1)よりも低濃度な炭化珪素からなる第1導電型の第1半導体層(2)、炭化珪素からなる第2導電型の第2半導体層(3)、炭化珪素からなる第1導電型の第3半導体層(4)が順に形成されてなる半導体基板(5)と、
    前記半導体基板(5)のうち素子形成領域となるセル部と、
    前記セル部を囲むように形成される外周部領域とを備えた炭化珪素半導体装置であって、
    前記半導体基板(5)のうちの前記外周部領域には、前記第3、第2半導体層(4、3)を貫通して前記第1半導体層(2)まで達し、かつ、前記セル部を囲むように前記第3、第2半導体層(3、4)を実質的に分断する第2トレンチ(13)が形成され、
    前記第2トレンチ(13)の内壁面には、第1導電型の第4半導体層(14)が形成されており、
    前記半導体基板(5)のうちの前記セル部には、前記第3、第2半導体層(4、3)を貫通して前記第1半導体層(2)まで達する第1トレンチ(6)が形成され、
    この第1トレンチ(6)の内壁面には第1導電型のチャネル層(7)が形成されていると共に、このチャネル層(7)の上にさらに第2導電型の第5半導体層(8)が形成されており、
    さらに、前記セル部における前記第5半導体層(8)を第1ゲート層、前記第2半導体層(3)を第2ゲート層とし、前記第1ゲート層と前記第2ゲート層のうち少なくとも一方に電気的に接続されるゲート電極(9、10)と、
    前記第3半導体層(4)をソース層とし、該ソース層に電気的に接続されるソース電極(11)と、
    前記基板(1)の裏面側に形成されたドレイン電極(12)とを有し、
    前記第1トレンチ(6)の幅よりも前記第2トレンチ(13)の幅の方が小さく設定されており、前記第2トレンチ(13)の内部が前記第4半導体層(14)で完全に埋め込まれていることを特徴とする炭化珪素半導体装置。
  2. 第1導電型の炭化珪素からなる基板(1)の上に、該基板(1)よりも低濃度な炭化珪素からなる第1導電型の第1半導体層(2)、炭化珪素からなる第2導電型の第2半導体層(3)、炭化珪素からなる第1導電型の第3半導体層(4)が順に形成されてなる半導体基板(5)と、
    前記半導体基板(5)のうち素子形成領域となるセル部と、
    前記セル部を囲むように形成される外周部領域とを備えた炭化珪素半導体装置であって、
    前記半導体基板(5)のうちの前記外周部領域には、前記第3、第2半導体層(4、3)を貫通して前記第1半導体層(2)まで達し、かつ、前記セル部を囲むように前記第3、第2半導体層(3、4)を実質的に分断する第2トレンチ(13)が形成され、
    前記第2トレンチ(13)の内壁面には、第1導電型の第4半導体層(14)が形成されており、
    前記半導体基板(5)のうちの前記セル部には、前記第3、第2半導体層(4、3)を貫通して前記第1半導体層(2)まで達する第1トレンチ(6)が形成され、
    この第1トレンチ(6)の内壁面には第1導電型のチャネル層(7)が形成されていると共に、このチャネル層(7)の上にさらに第2導電型の第5半導体層(8)が形成されており、
    さらに、前記セル部における前記第5半導体層(8)を第1ゲート層、前記第2半導体層(3)を第2ゲート層とし、前記第1ゲート層と前記第2ゲート層のうち少なくとも一方に電気的に接続されるゲート電極(9、10)と、
    前記第3半導体層(4)をソース層とし、該ソース層に電気的に接続されるソース電極(11)と、
    前記基板(1)の裏面側に形成されたドレイン電極(12)とを有し、
    前記第1トレンチ(6)の幅と前記第2トレンチ(13)の幅とが同等に設定されており、前記第2トレンチ(13)の内部が前記第4半導体層(14)と、この第4半導体層(14)の表面に形成された第2導電型の第6半導体層(20)とにより完全に埋め込まれていることを特徴とする炭化珪素半導体装置。
  3. 前記第4半導体層(14)はエピタキシャル層であることを特徴とする請求項1に記載の炭化珪素半導体装置。
  4. 第1導電型の炭化珪素からなる基板(1)の上に、該基板(1)よりも低濃度な炭化珪素からなる第1導電型の第1半導体層(2)、炭化珪素からなる第2導電型の第2半導体層(3)、炭化珪素からなる第1導電型の第3半導体層(4)が順に形成されてなる半導体基板(5)と、
    前記半導体基板(5)のうち素子形成領域となるセル部と、
    前記セル部を囲むように形成される外周部領域とを備えた炭化珪素半導体装置であって、
    前記半導体基板(5)のうちの前記外周部領域には、前記第3、第2半導体層(4、3)を貫通して前記第1半導体層(2)まで達し、かつ、前記セル部を囲むように前記第3、第2半導体層(3、4)を実質的に分断するトレンチ(13)が形成され、
    前記トレンチ(13)の内壁面には、第1導電型の第4半導体層(14)が形成されており、
    前記トレンチ(13)の幅は、前記第4半導体層(14)の厚みの2倍以上とされており、
    前記第4半導体層のうち、前記トレンチ(13)の底面に位置する部分の表層部には、第2導電型のバッファ層(50)が形成され、
    前記トレンチ(13)のうち前記第4半導体層(14)の表面には、絶縁膜(30、40)が形成されていることを特徴とする炭化珪素半導体装置。
  5. 前記半導体基板(5)のうちの前記セル部には、前記第3、第2半導体層(4、3)を貫通して前記第1半導体層(2)まで達するトレンチ(6)が形成され、
    このトレンチ(6)の内壁面には第1導電型のチャネル層()が形成されていると共に、このチャネル層()の上にさらに第2導電型の第5半導体層(8)が形成されており、
    さらに、前記セル部における前記第5半導体層(8)を第1ゲート層、前記第2半導体層(3)を第2ゲート層とし、前記第1ゲート層と前記第2ゲート層のうち少なくとも一方に電気的に接続されるゲート電極(9、10)と、
    前記第3半導体層(4)をソース層とし、該ソース層に電気的に接続されるソース電極(11)と、
    前記基板(1)の裏面側に形成されたドレイン電極(12)とが備えられ、
    前記半導体基板(5)のうち前記セル部に形成されたトレンチ(6)を第1トレンチとし、
    前記半導体基板(5)のうち前記外周部領域に形成されたトレンチ(13)を第2トレンチとすると、
    前記第1のトレンチ(6)の幅よりも前記第2トレンチ(13)の幅の方が大きく設定されていることを特徴とする請求項に記載の炭化珪素半導体装置。
  6. 第1導電型の炭化珪素からなる基板(1)の上に、該基板(1)よりも低濃度な炭化珪素からなる第1導電型の第1半導体層(2)、炭化珪素からなる第2導電型の第2半導体層(3)、炭化珪素からなる第1導電型の第3半導体層(4)が順に形成されてなる半導体基板(5)を形成する工程と、
    前記半導体基板(5)のセル部において、前記第3、第2半導体層(4、3)を貫通して前記第1半導体層(2)まで達する第1トレンチ(6)を形成すると共に、前記半導体基板(5)のうち前記セル部を囲むように構成される外周部領域においても、前記第3、第2半導体層(4、3)を貫通して前記第1半導体層(2)まで達し、かつ、前記セル部を囲むように前記第3、第2半導体層(3、4)を実質的に分断する第2トレンチ(13)を形成する工程と、
    エピタキシャル成長により、前記第1トレンチ(6)の内壁面に第1導電型のチャネル層()を形成すると共に、前記第2トレンチ(13)の内壁面に第1導電型の第4半導体層(14)を形成する工程と、
    前記チャネル層()の上に第2導電型の第5半導体層(8)を形成する工程と、
    前記セル部における前記第5半導体層(8)を第1ゲート層、前記第2半導体層(3)を第2ゲート層とし、前記第1ゲート層と前記第2ゲート層のうち少なくとも一方に電気的に接続されるゲート電極(9、10)を形成する工程と、
    前記第3半導体層(4)をソース層とし、該ソース層に電気的に接続されるソース電極(11)を形成する工程と、
    前記基板(1)の裏面側に、ドレイン電極(12)を形成する工程とを有し、
    前記第1および第2トレンチ(6、13)を形成する工程では、前記第2トレンチ(13)の幅が前記第1トレンチ(6)よりも小さくなるようにし、
    前記エピタキシャル成長工程では、前記第4半導体層(14)によって前記第2トレンチ(13)が埋め込まれるようにすることを特徴とする炭化珪素半導体装置の製造方法。
  7. 第1導電型の炭化珪素からなる基板(1)の上に、該基板(1)よりも低濃度な炭化珪素からなる第1導電型の第1半導体層(2)、炭化珪素からなる第2導電型の第2半導体層(3)、炭化珪素からなる第1導電型の第3半導体層(4)が順に形成されてなる半導体基板(5)を形成する工程と、
    前記半導体基板(5)のセル部において、前記第3、第2半導体層(4、3)を貫通して前記第1半導体層(2)まで達する第1トレンチ(6)を形成すると共に、前記半導体基板(5)のうち前記セル部を囲むように構成される外周部領域においても、前記第3、第2半導体層(4、3)を貫通して前記第1半導体層(2)まで達し、かつ、前記セル部を囲むように前記第3、第2半導体層(3、4)を実質的に分断する第2トレンチ(13)を形成する工程と、
    エピタキシャル成長により、前記第1トレンチ(6)の内壁面に第1導電型のチャネル層()を形成すると共に、前記第2トレンチ(13)の内壁面に第1導電型の第4半導体層(14)を形成する工程と、
    前記チャネル層()の上に第2導電型の第5半導体層(8)を形成する工程と、
    前記セル部における前記第5半導体層(8)を第1ゲート層、前記第2半導体層(3)を第2ゲート層とし、前記第1ゲート層と前記第2ゲート層のうち少なくとも一方に電気的に接続されるゲート電極(9、10)を形成する工程と、
    前記第3半導体層(4)をソース層とし、該ソース層に電気的に接続されるソース電極(11)を形成する工程と、
    前記基板(1)の裏面側に、ドレイン電極(12)を形成する工程とを有し、
    前記第1および第2トレンチ(6、13)を形成する工程では、前記第2トレンチ(13)の幅が前記第1トレンチ(6)と同等になるようにし、
    前記第5半導体層(8)を形成する工程では、前記第2トレンチ(13)の内壁面に形成された前記第4半導体層(14)の表面に、第2導電型の第6半導体層(20)が形成されるようにすることにより、前記第2トレンチ(13)内を前記第4半導体層(14)と前記第6半導体層(20)にて完全に埋め込むことを特徴とする炭化珪素半導体装置の製造方法。
  8. 第1導電型の炭化珪素からなる基板(1)の上に、該基板(1)よりも低濃度な炭化珪素からなる第1導電型の第1半導体層(2)、炭化珪素からなる第2導電型の第2半導体層(3)、炭化珪素からなる第1導電型の第3半導体層(4)が順に形成されてなる半導体基板(5)を形成する工程と、
    前記半導体基板(5)のセル部において、前記第3、第2半導体層(4、3)を貫通して前記第1半導体層(2)まで達する第1トレンチ(6)を形成すると共に、前記半導体基板(5)のうち前記セル部を囲むように構成される外周部領域においても、前記第3、第2半導体層(4、3)を貫通して前記第1半導体層(2)まで達し、かつ、前記セル部を囲むように前記第3、第2半導体層(3、4)を実質的に分断する第2トレンチ(13)を形成する工程と、
    エピタキシャル成長により、前記第1トレンチ(6)の内壁面に第1導電型のチャネル層()を形成すると共に、前記第2トレンチ(13)の内壁面に第1導電型の第4半導体層(14)を形成する工程と、
    前記チャネル層()の上に第2導電型の第5半導体層(8)を形成する工程と、
    前記セル部における前記第5半導体層(8)を第1ゲート層、前記第2半導体層(3)を第2ゲート層とし、前記第1ゲート層と前記第2ゲート層のうち少なくとも一方に電気的に接続されるゲート電極(9、10)を形成する工程と、
    前記第3半導体層(4)をソース層とし、該ソース層に電気的に接続されるソース電極(11)を形成する工程と、
    前記基板(1)の裏面側に、ドレイン電極(12)を形成する工程とを有し、
    前記第1および第2トレンチ(6、13)を形成する工程では、前記第2トレンチ(13)の幅が、前記エピタキシャル成長工程で形成される前記第4半導体層(14)の2倍以上となるようにし、
    さらに、前記第2トレンチ(13)の内部における前記第4半導体層(14)の表面に絶縁膜(30、40)を形成する工程を行うことを特徴とする炭化珪素半導体装置の製造方法。
  9. 前記第1および第2トレンチ(6、13)を形成する工程では、前記第2トレンチ(13)の幅が、前記第1トレンチ(6)よりも広くなるようにすることを特徴とする請求項に記載の炭化珪素半導体装置の製造方法。
  10. 前記絶縁膜(30、40)を形成する工程では、CVD法により、前記絶縁膜に相当する酸化膜(30)を形成することを特徴とする請求項8または9に記載の炭化珪素半導体装置の製造方法。
  11. 前記絶縁膜(30、40)を形成する工程では、熱酸化法により、前記絶縁膜に相当する酸化膜(40)を形成することを特徴とする請求項8または9に記載の炭化珪素半導体装置の製造方法。
  12. 前記第4半導体層(14)を形成する工程を行ったのち、前記絶縁膜(30、40)を形成する工程の前に、前記第2トレンチ(13)の底面に位置する前記第4半導体層(14)の表層部に、イオン注入により、第2導電型のバッファ層(50)を形成する工程を有することを特徴とする請求項8ないし11のいずれか1つに記載の炭化珪素半導体装置の製造方法。
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