JP4178926B2 - バイポーラ電池、バイポーラ電池の製造方法、組電池および車両 - Google Patents

バイポーラ電池、バイポーラ電池の製造方法、組電池および車両 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、バイポーラ電池に関し、特に電解質にゲル電解質を用いたバイポーラ電池、該バイポーラ電池の製造方法、組電池、該バイポーラ電池を搭載した車両に関する。
【0002】
【従来の技術】
リチウム二次電池では、その中に封入する電解質として、固体電解質を用いたもの、液体電解質を用いたもの、そして高分子ゲル電解質を用いたものがある。
【0003】
固体電解質には、たとえばポリエチレンオキシドなどの全固体高分子電解質が用いられ、一方、液体電解質には、100%電解液を用いる。高分子ゲル電解質は、これらの中間とも言うべきもので、たとえばポリフッ化ビニリデン(PVDF)などのそのもの自体はリチウムイオン伝導性を持たない高分子の骨格中に電解液を保持させたものである(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−204136号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
この高分子ゲル電解質を用いて単電池層を構成し、この単電池層を複数積層してバイポーラ電池を製作した場合、各単電池層間において電解質が染み出し、他の単電池層の電解質と接触して液絡と称する単電池層同士の短絡が発生してしまうという問題があった。
【0006】
そこで本発明の目的は、高分子ゲル電解質を用いた単電池層を複数積層して電池を構成した場合でも単電池層同士の液絡を防止したバイポーラ電池を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、集電体の一方の面に正極活物質層が設けられ他方の面に負極活物質層が設けられてなる複数のバイポーラ電極と、前記正極活物質層および前記負極活物質層間に挟まれるセパレータとを積層してなるバイポーラ電池であって、前記セパレータは、ゲル電解質を保持する保持部と、前記保持部の外周に位置し、前記ゲル電解質の液漏れを防止するシール部とを含んでなり、前記シール部上には、前記セパレータの溶融温度とほぼ同じ溶融温度である樹脂部材が配置され、前記セパレータは該樹脂部材と共に前記集電体間に挟まれるバイポーラ電池である。
【0008】
【発明の効果】
本発明のバイポーラ電池によれば、セパレータにゲル電解質を保持する保持部とゲル電解質の液漏れを防止するシール部とを一体に設けているので、ゲル電解質の漏れ出しによる短絡を防止することができる。バイポーラ電池の製造においては、ゲル電解質層とシール部とを一度に積層できるので、製造工程を簡略化することができる。特に、シール部上に樹脂部材を配置して、積層後の電池構造体の外周を加熱および加圧することによって、集電体に歪みがなく剛性の強いバイポーラ電池を形成することができる。

【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。なお、以下の図面では、説明の明確のために一部構成要素を誇張して表現している。
【0010】
(第1の実施の形態)
本発明の第1は、集電体の一方の面に正極活物質層が設けられ他方の面に負極活物質層が設けられてなる複数のバイポーラ電極と、前記正極活物質層および前記負極活物質層間に挟まれるセパレータとを積層してなるバイポーラ電池であって、前記セパレータは、ゲル電解質を保持する保持部と、前記保持部の外周に位置し、前記ゲル電解質の液漏れを防止するシール部とを含んでなるバイポーラ電池ある。
【0011】
図1はバイポーラ電池の電極を示す図、図2は電極がセパレータを挟んで積層される様子を示す図、図3はゲル電解質層が封止される様子を示す図である。
【0012】
図1に示すように、バイポーラ電池を構成するバイポーラ電極10は、集電体1の一の面に正極活物質層2を配置し、他の面に負極活物質層3を配置した構造を有する。換言すれば、正極活物質層2、集電体1および負極活物質層3が、この順序で積層した構造を有する。
【0013】
上記構造を有するバイポーラ電極10は、図2に示すように、全て積層順序が同一となるように配置され、セパレータ40を挟んで積層されている。セパレータ40は後述するように、ゲル電解質を保持することにより、セパレータ40と一体にゲル電解質層4が形成されている。したがって、セパレータ40をバイポーラ電極10間に配置することによって、実質的にゲル電解質層4も正極活物質層2および負極活物質層3の間配置されることになる。
【0014】
正極活物質層2および負極活物質層3の間にゲル電解質層4を設けることによって、イオン伝導がスムーズになり、パイポーラ電池全体としての出力向上が図れる。ゲル電解質層4は、セパレータ40の中央に形成されている。
【0015】
ここでゲル電解質層4に用いるゲル電解質は、たとえば、ポリマー骨格中に、数重量%〜98重量%程度電解液を保持させたゲル電解質で、特に本発明のバイポーラ電池では、70重量%以上電解液を保持したゲル電解質を使用する場合に有効である。
【0016】
なお、集電体1の間に挟まれる、負極活物質層3、ゲル電解質層4および正極活物質層2を合わせた層を単電池層20という。
【0017】
図2に示す状態では、ゲル電解質層4を構成するゲル電解質が積層の隙間から液漏れするので、単電池層20間にゲル電解質層4を交互に積層した電池構造体の外周部を加熱しながら加圧して、図3に示すように、集電体1とセパレータ40とを熱融着して一体化する。これにより、ゲル電解質層4が集電体1間にシール(封止)され、液漏れによる短絡(液絡)を防止することができるバイポーラ電池30が完成する。
【0018】
なお、セパレータ40は、その中央に形成されるゲル電解質層4のゲル電解質が外部に染み出さないように、外周にシール部42が形成されている。次に、セパレータ40の具体的な構成について説明する。
【0019】
図4は、セパレータの構成を示す図である。
【0020】
セパレータ40は、主に、多孔質の樹脂や、樹脂繊維を絡めた不織布のように細孔が多く設けられてなる材料により形成されている。図4に示すように、セパレータ40の内周には、ゲル電解質を保持し、ゲル電解質層4が形成される保持部41が設けられ、保持部41の外周には、ゲル電解質の液漏れを防止するシール部42が設けられている。
【0021】
保持部41は、セパレータ40を形成する材料の性質をそのまま利用し、細孔にゲル電解質を浸透させて、ゲル電解質を保持し、ゲル電解質層4を形成する役割を果たす。
【0022】
シール部42は、ゲル電解質が浸透すると外部に液漏れしてしまうので、細孔を閉じるように予め処理が施されている。細孔を閉じる方法としては、例えば、シール部42の場所、すなわち、セパレータ40の外周を加熱して、熱溶融により細孔を埋める手法が考えられる。また、他の方法として、溶融した樹脂を予めシール部42に浸透させて、固体化させ細孔を埋めるという手法が考えられる。この場合、細孔を埋める樹脂は、後に、電池構造体の外周を加熱してバイポーラ電池を製造する際に溶融しない樹脂を用いる必要がある。
【0023】
セパレータ40は、シール部42を形成するために熱溶融し、また、シール部42を集電体1と熱融着するので、溶融温度が通常の樹脂に比べて低いことが望ましい。例えば、一般的な樹脂であるポリプロピレン(PP)の溶融温度は140℃程度であり、電解液の沸点は70℃程度なので、この間に溶融温度を持つ樹脂をセパレータ40に用いることが望ましい。とりわけ、溶融温度90℃程度の変性ポリプロピレンを用いることが望ましい。セパレータ40の溶融温度を下げることによって細孔を閉じる工程や、集電体1と熱融着する工程が容易になり、製造工程を簡略化することができる。
【0024】
以上のようにして、セパレータ40は、中央にゲル電解質層4を保持するための保持部41が設けられ、保持部41の外周にゲル電解質層4をシールするシール部42が設けられる。細孔が残った保持部41にゲル電解質を注入することによって、セパレータ40中にゲル電解質層4が形成される。ここで、ゲル電解質を重合するタイミングとしては、ゲル電解質注入直後でもよいし、図3に示すような積層構造体に組み込んだ後でもよい。
【0025】
以上説明してきたように、本発明のバイポーラ電池30では、セパレータ40にゲル電解質を保持する保持部41を配置し、さらに、保持したゲル電解質をシールするシール部42を配置したので、セパレータ40、保持部41およびシール部42が一体に形成されている。したがって、バイポーラ電池30の製造時、すなわち、バイポーラ電極10およびゲル電解質層4の積層時には、ゲル電解質の液漏れを防止するための特別な構成を配置しなくても液漏れを防止することができ、セパレータ40を積層するだけで、ゲル電解質層4およびシール部42の積層が同時に完了し、製造工程を簡略化することができる。
【0026】
以下に、このバイポーラ電池30に使用することのできる集電体、正極、負極、ゲル電解質、および電池ケースなどについて説明する。
【0027】
[集電体]
集電体は、製法上、スプレーコートなどの薄膜製造技術により、いかような形状を有するものにも製膜積層して形成し得る必要上、たとえば、アルミニウム、銅、チタン、ニッケル、ステンレス鋼(SUS)、これらの合金などの金属粉末を主成分として、これにバインダー(樹脂)、溶剤を含む集電体金属ペーストを加熱して成形してなるものであり、上記金属粉末およびバインダーにより形成されてなるものである。また、これら金属粉末を1種単独で用いてもよいし、2種以上を混合して用いてもよいし、さらに、製法上の特徴を生かして金属粉末の種類の異なるものを多層に積層したものであってもよい。
【0028】
上記バインダーとしては、特に制限されるべきものではなく、たとえば、エポキシ樹脂など、従来公知の樹脂バインダー材料を用いることができるほか、導電性高分子材料を用いても良い。
【0029】
集電体の厚さは、特に限定されないが、通常は1〜100μm程度である。
【0030】
[正極活物質層]
正極は、正極活物質を含む。この他にも、イオン伝導性を高めるために電解質、リチウム塩などが含まれ得る。また、この他にも、電子伝導性を高めるために導電助剤、スラリー粘度の調整溶媒としてNMP(N−メチル−2−ピロリドン)、重合開始材としてAIBN(アゾビスイソブチロニトリル)などが含まれ得る。特に、正極または負極の少なくとも一方に電解質、好ましくは固体高分子電解質が含まれていることが望ましいが、バイポーラ電池の電池特性をより向上させるためには、双方に含まれることが好適である。
【0031】
上記正極活物質としては、溶液系のリチウムイオン電池でも使用される、遷移金属とリチウムとの複合酸化物を使用できる。具体的には、LiCoO2などのLi・Co系複合酸化物、LiNiO2などのLi・Ni系複合酸化物、スピネルLiMn24などのLi・Mn系複合酸化物、LiFeO2などのLi・Fe系複合酸化物などが挙げられる。この他、LiFePO4などの遷移金属とリチウムのリン酸化合物や硫酸化合物;V25、MnO2、TiS2、MoS2、MoO3などの遷移金属酸化物や硫化物;PbO2、AgO、NiOOHなどが挙げられる。
【0032】
正極活物質の粒径は、製法上、正極材料をペースト化してスプレーコートなどにより製膜し得るものであればよい。さらにバイポーラ電池の電極抵抗を低減するために、電解質が固体でない溶液タイプのリチウムイオン電池で用いられ一般に用いられる粒径よりも小さいものを使用するとよい。具体的には、正極活物質の平均粒径が10〜0.1μmであるとよい。
【0033】
上記正極に含まれる電解質としては、固体高分子電解質、高分子ゲル電解質、およびこれらを積層したものなどが利用できる。すなわち、正極を多層構造とすることもでき、集電体側と電解質側とで、正極を構成する電解質の種類や活物質の種類や粒径、さらにはこれらの配合比を変えた層を形成することもできる。
【0034】
高分子ゲル電解質は、イオン導伝性を有する固体高分子電解質に、通常リチウムイオン電池で用いられる電解液を含んだものであるが、さらに、リチウムイオン導伝性を持たない高分子の骨格中に、同様の電解液を保持させたものも含まれる。
【0035】
ここで、高分子ゲル電解質に含まれる電解液(電解質塩および可塑剤)としては、通常リチウムイオン電池で用いられるものであればよく、たとえば、LiPF6、LiBF4、LiClO4、LiAsF6、LiTaF6、LiAlCl4、Li210Cl10等の無機酸陰イオン塩、LiCF3SO3、Li(CF3SO22N、Li(C25SO22N等の有機酸陰イオン塩の中から選ばれる、少なくとも1種類のリチウム塩(電解質塩)を含み、プロピレンカーボネート、エチレンカーボネート等の環状カーボネート類;ジメチルカーボネート、メチルエチルカーボネート、ジエチルカーボネート等の鎖状カーボネート類;テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン、1,2−ジメトキシエタン、1,2−ジブトキシエタン等のエーテル類;γ−ブチロラクトン等のラクトン類;アセトニトリル等のニトリル類;プロピオン酸メチル等のエステル類;ジメチルホルムアミド等のアミド類;酢酸メチル、蟻酸メチルの中から選ばれる少なくともから1種類または2種以上を混合した、非プロトン性溶媒等の有機溶媒(可塑剤)を用いたものなどが使用できる。ただし、これらに限られるわけではない。
【0036】
高分子ゲル電解質に用いられるリチウムイオン導伝性を持たない高分子としては、たとえば、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、ポリビニルクロライド(PVC)、ポリアクリロニトリル(PAN)、ポリメチルメタクリレート(PMMA)などが使用できる。ただし、これらに限られるわけではない。なお、PAN、PMMAなどは、どちらかと言うとイオン伝導性がほとんどない部類に入るものであるため、上記イオン伝導性を有する高分子とすることもできるが、ここでは高分子ゲル電解質に用いられるリチウムイオン導伝性を持たない高分子として例示したものである。
【0037】
上記リチウム塩としては、たとえば、LiPF6、LiBF4、LiClO4、LiAsF6、LiTaF6、LiAlCl4、Li210Cl10等の無機酸陰イオン塩、Li(CF3SO22N、Li(C25SO22N等の有機酸陰イオン塩、またはこれらの混合物などが使用できる。ただし、これらに限られるわけではない。
【0038】
導電助剤としては、アセチレンブラック、カーボンブラック、グラファイト等が挙げられる。ただし、これらに限られるわけではない。
【0039】
正極における、正極活物質、電解質(好ましくは固体高分子電解質)、リチウム塩、導電助剤の配合量は、電池の使用目的(出力重視、エネルギー重視など)、イオン伝導性を考慮して決定すべきである。たとえば、正極内における電解質、特に固体高分子電解質の配合量が少なすぎると、活物質層内でのイオン伝導抵抗やイオン拡散抵抗が大きくなり、電池性能が低下してしまう。一方、正極内における電解質、特に固体高分子電解質の配合量が多すぎると、電池のエネルギー密度が低下してしまう。従って、これらの要因を考慮して、目的に合致した固体高分子電解質量を決定する。
【0040】
正極の厚さは、特に限定するものではなく、配合量について述べたように、電池の使用目的(出力重視、エネルギー重視など)、イオン伝導性を考慮して決定すべきである。一般的な正極活物質層の厚さは10〜500μm程度である。
【0041】
[負極活物質層]
負極は、負極活物質を含む。この他にも、イオン伝導性を高めるために電解質、リチウム塩や導電助剤などが含まれ得る。負極活物質の種類以外は、基本的に「正極活物質層」の項で記載した内容と同様であるため、ここでは説明を省略する。
【0042】
負極活物質としては、溶液系のリチウムイオン電池でも使用される負極活物質を用いることができる。たとえば、金属酸化物、リチウム−金属複合酸化物金属、カーボンなどが好ましい。より好ましくは、カーボン、遷移金属酸化物、リチウム−遷移金属複合酸化物である。さらに好ましくは、チタン酸化物、リチウム−チタン複合酸化物、カーボンである。これらは1種単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
【0043】
[電解質]
電解質としては、高分子ゲル電解質である。この電解質は多層構造とすることもでき、正極側と負極側とで、電解質の種類や成分配合比を変えた層を形成することもできる。高分子ゲル電解質を用いる場合、該高分子ゲル電解質を構成するポリマーと電解液との比率(質量比)は、20:80〜2:98と比較的電解液の比率が大きい範囲である。
【0044】
このような高分子ゲル電解質としては、イオン導伝性を有する固体高分子電解質に、通常リチウムイオン電池で用いられる電解液を含んだものであるが、さらに、リチウムイオン導伝性を持たない高分子の骨格中に、同様の電解液を保持させたものも含まれるものである。これらについては、[正極]に含まれる電解質の1種として説明した高分子ゲル電解質と同様であるため、ここでの説明は省略する。
【0045】
これら固体高分子電解質もしくは高分子ゲル電解質は、電池を構成する高分子電解質のほか、上記したように正極および/または負極にも含まれ得るが、電池を構成する高分子電解質、正極、負極によって異なる高分子電解質を用いてもよいし、同一の高分子電解質を使用してもよいし、層によって異なる高分子電解質を用いてもよい。
【0046】
電池を構成する電解質の厚さは、特に限定するものではない。しかしながら、コンパクトなバイポーラ電池を得るためには、電解質としての機能が確保できる範囲で極力薄くすることが好ましい。一般的な固体高分子電解質層の厚さは10〜100μm程度である。ただし、電解質の形状は、製法上の特徴を生かして、電極(正極または負極)の上面ならびに側面外周部も被覆するように形成することも容易であり、機能、性能面からも部位によらず常に略一定の厚さにする必要はない。
【0047】
[電池外装材(電池ケース)]
バイポーラ電池は、外部からの衝撃、環境劣化を防止するために、使用する際の外部からの衝撃、環境劣化を防止するために、バイポーラ電池本体である型板を含めた電池積層体全体を電池外装材ないし電池ケース(図示せず)に収容するとよい。
【0048】
軽量化の観点からは、アルミニウム、ステンレス、ニッケル、銅などの金属(合金を含む)をポリプロピレンフィルム等の絶縁体で被覆した高分子−金属複合ラミネートフィルムやアルミラミネートパックなど、従来公知の電池外装材を用いて、その周辺部の一部または全部を熱融着にて接合することにより、電池積層体を収納し密封した構成とするのが好ましい。
【0049】
この場合、上記正極および負極リードは、上記熱融着部に挟まれて上記電池外装材の外部に露出される構造とすればよい。また、熱伝導性に優れた高分子−金属複合ラミネートフィルムやアルミラミネートパックなどを用いることが、自動車の熱源から効率よく熱を伝え、電池内部を電池動作温度まですばやく加熱することができる点で好ましい。
【0050】
[正極および負極端子板]
正極および負極端子板は、端子としての機能を有するほか、薄型化の観点からは極力薄い方がよいが、製膜により積層されてなる電極、電解質および集電体はいずれも機械的強度が弱いため、これらを両側から挟示し支持するだけの強度を持たせることが望ましい。さらに、端子部での内部抵抗を抑える観点から、正極および負極端子板の厚さは、通常0.1〜2mm程度が望ましいといえる。
【0051】
正極および負極端子板の材質は、通常リチウムイオン電池で用いられる材質を用いることができる。たとえば、アルミニウム、銅、チタン、ニッケル、ステンレス鋼(SUS)、これらの合金などを利用することができる。耐蝕性、作り易さ、経済性などの観点からは、アルミニウムを用いることが好ましい。
【0052】
正極端子板と負極端子板との材質は、同一の材質を用いてもよいし、異なる材質のものを用いてもよい。さらに、これら正極および負極端子板は、材質の異なるものを多層に積層したものであってもよい。
【0053】
正極および負極端子板の形状は、型板と兼用する場合には、自動車の熱源外面等をトレースした形状に、また、型板と対極する位置に設けられる端子板では、該端子板を設置する集電体外面をトレースした形状であればよく、プレス成形等によりトレースして形成すればよい。なお、型板と対極する位置に設けられる端子板では、集電体と同様にスプレーコートにより形成してもよい。
【0054】
[正極および負極リード]
正極および負極リードに関しては、通常リチウムイオン電池で用いられる公知のリードを用いることができる。なお、電池外装材(電池ケース)から取り出された部分は、自動車の熱源との距離がないことから、これらに接触して漏電したりして自動車部品(特に電子機器)に影響を与えないように、耐熱絶縁性の熱収縮チューブなどにより被覆しておくのが好ましい。
【0055】
図5は、図3に示すバイポーラ電池30をアルミラミネートパックにより電池50として構成した場合の外観を示す斜視図である。この電池50は、バイポーラ電池30の両端に位置する集電体1に上記の正極および負極端子板を設け、さらにリードを取り付けて、電極51および52としている。
【0056】
次に、実際上記バイポーラ電池30を製作して評価を行った実験例について説明する。
【0057】
実験例
<液絡評価>
上述した実施の形態と同様にしてバイポーラ電池30を製作し、単電池層20同士の液絡の評価を行った。
【0058】
参考例として実際に作製したバイポーラ電池30は、下記の通りである。
【0059】
集電体1は、20μmのステンレス(SUS)箔を使用し、積層の両端に位置する集電体1には正極活物質層2または負極活物質層3の一方のみを形成し、積層の中間の集電体1には正極活物質層2および負極活物質層3を形成した。
【0060】
正極活物質層2は、LiMn24に、導電助剤としてアセチレンブラック、バインダーとしてポリフッ化ビニリデン(PVDF)、粘度調整溶媒としてN−メチル−2−ピロリドン(NMP)を混合して正極スラリーを作製し、これを正極活物質として、集電体であるステンレス箔(厚さ20μm)の片面に塗布し、乾燥させて膜厚40μmの正極活物質層2としている。
【0061】
負極活物質層3は、Li4Ti512に、導電助剤としてアセチレンブラック、バインダーとしてPVDF、粘度調整溶媒としてNMPを混合して負極スラリーを作製し、この負極スラリーを正極活物質層2を塗布したステンレス箔の反対面に塗布し、乾燥させて膜厚50μmの負極活物質層3としている。
【0062】
セパレータ40としては、11cm×8cmで厚さ50μmのポリプロピレン(PP)不識布を用い、不織布の外周の四辺を外辺から1cmの幅で加熱溶融させて外周の細孔を閉じてシール部42を形成した。
【0063】
高分子ゲル電解質層4は、上記セパレータ40のシール部42で囲まれた保持部41に、ポリマー(ポリエチレンオキシドとポリプロピレンオキシドの共重合体)5重量%、混合比1:3のエチレンカーボネート(EC)+ジメチルカーボネート(DMC)95重量%、EC+DMC電解液に対して1.0mol/lのLi(C25SO22N、からなるプレゲル溶液を浸漬させて、不活性雰囲気下で熱重合させることにより保持させた。
【0064】
上記集電体1、正極活物質層2および負極活物質層3によりバイポーラ電極10を形成し、ゲル電解質層4が形成されたセパレータ40を挟んで正極活物質層2と負極活物質層3とが対向するように積層した。積層後、電池構造体の外周の四辺に、加熱および加圧を行い集電体1とセパレータ40の外周を融着してシールし、これをラミネートパックで封止し、バイポーラ電池を形成した。単電池層20の積層数は5層とした。
【0065】
また、この評価の比較例として、シール部42と一体に形成されゲル電解質を保持するセパレータ40を積層せずに、代わりに、通常のゲル電解質層を積層した以外は同様構造のバイポーラ電池を形成した。
【0066】
液絡の評価は、参考例および比較例のバイポーラ電池30の充放電サイクル試験を行うことにより評価した。充放電のサイクルは、0.5Cの電流で充電し、0.5Cの電流で放電を行い、これを1サイクルとした。
【0067】
(評価結果)
参考例のバイポーラ電池30では、充放電サイクルを50サイクル超えても電極間の液絡(短絡)は起こらず、出力電圧が維持されていた。
【0068】
一方、比較例のバイポーラ電池では、初回の充電を行っている途中に、電解液が単電池層外に染み出し、他の単電池層のゲル電解質と接触して液絡が起こり、電池電圧が著しく低下した。
【0069】
この評価結果から、シール機能を果たすシール部42とゲル電解質の保持機能を果たす保持部41とを一体に有するセパレータ40を用いることで、単電池同士の液絡を確実に防止できることがわかる。
【0070】
変形例
上記実施形態では、単電池層20とセパレータ40とを積層した電池構造体の外周を加熱および加圧していたため、図3に示すように、正極活物質層2および負極活物質層3の厚さ分、バイポーラ電池30の外周において中央よりも厚さが薄くなっている。バイポーラ電池30の中央と外周との厚さの差を補正すれば、バイポーラ電池30の強度をより高めることができる。
【0071】
次に、バイポーラ電池30の変形例について説明する。
【0072】
図6は、バイポーラ電池30の変形例を示す図である。セパレータ40(ゲル電解質層4、保持部41およびシール部42を含む)、集電体1、正極活物質層2および負極活物質層3については、図3に示すバイポーラ電池30と同様である。図6に示すバイポーラ電池60では、セパレータ40のシール部42上に加熱により溶融する樹脂部材61が配置され、セパレータ40が樹脂部材61と共に集電体1間に挟まれている。
【0073】
樹脂部材61の材料は、例えば、ホットメルトなどの樹脂である。ホットメルトなどの溶融温度が低い材料を用いることによって、バイポーラ電池60の形成時に集電体1と樹脂部材61とセパレータ40とを一体に融着することができる。すなわち、バイポーラ電池60の形成時にも、バイポーラ電池30と同様に、電池構造体の外周を加熱および加圧するので、このときに樹脂部材61がセパレータ40とほぼ同じ溶融温度であれば、セパレータ40と樹脂部材61が同時に溶融して、集電体1と融着する。
【0074】
これにより、バイポーラ電池60の融着の強度を向上することができる。また、樹脂部材61を集電体1とセパレータ40のシール部42との間に挟みこむ構成としたので、正極活物質層2および負極活物質層3の厚みによる集電体の歪みを解消することができる。
【0075】
歪みの解消の観点から、樹脂部材61は、正極活物質層2または負極活物質層3よりも数μm厚く形成されていることが好ましい。樹脂部材61は電池構造体の外周の加熱および加圧により厚さが多少薄くなり、結果として、正極活物質層2または負極活物質層3の厚さとほぼ同一になるからである。
【0076】
以上のように、単電池層20およびセパレータ40を順次積層しつつ、セパレータ40上、特にシール部42上に樹脂部材61を配置して、積層後の電池構造体の外周を加熱および加圧することによって,集電体1に歪みがなく剛性の強いバイポーラ電池60を形成することができる。
【0077】
(第2の実施の形態)
本発明の第2は、上記第1の実施の形態のバイポーラ電池30、60を複数個、並列および/または直列に接続してなる組電池である。
【0078】
図7は、第2の実施の形態による組電池の斜視図であり、図8は、内部構成を上方から見た図面である。
【0079】
図7および図8に示すように組電池70は、上述した第1の実施の形態によるバイポーラ電池30、60をラミネートパックによりパッケージした電池50(図5参照)複数個直接に接続したものをさらに並列に接続したものである。電池50同士は、導電バー53により各電池の電極51および52が接続されている。この組電池70には電極ターミナル71および72が、この組電池70の電極として組電池70の一側面に設けられている。
【0080】
この組電池においては、電池50を直接に接続しさらに並列に接続する際の接続方法として、超音波溶接、熱溶接、レーザー溶接、リベット、かしめ、電子ビームなどを用いることができる。このような接続方法をとることで、長期的信頼性のある組電池を製造することができる。
【0081】
本第2の実施の形態による組電池によれば、前述した第1の実施の形態による電池を用いて組電池化することで、高容量、高出力と得ることができ、しかも一つひとつの電池の信頼性が高いため、組電池としての長期的信頼性を向上させることができる。
【0082】
なお、組電池としての電池50の接続は、電池50を複数個全て並列に接続してもよいし、また、電池50を複数個全て直列に接続してもよい。
【0083】
(第3の実施の形態)
本発明の第3は、上記第1実施形態のバイポーラ電池30、60または第2実施形態の組電池70を駆動用電源として搭載してなる車両である。バイポーラ電池30、60または組電池70をモータ用電源として用いる車両としては、たとえば電気自動車、ハイブリッド自動車など、車輪をモータによって駆動している自動車である。
【0084】
参考までに、図9に、組電池70を搭載する自動車90の概略図を示す。自動車に搭載される組電池70は、上記説明した特性を有する。このため、組電池70を搭載してなる自動車は高い耐久性を有し、長期間に渡って使用した後であっても充分な出力を提供しうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 バイポーラ電池の電極を示す図である。
【図2】 電極がセパレータを挟んで積層される様子を示す図である。
【図3】 ゲル電解質層が封止される様子を示す図である。
【図4】 セパレータの構成を示す図である。
【図5】 バイポーラ電池をラミネートパックにした電池の外観を示す斜視図である。
【図6】 バイポーラ電池の変形例を示す図である。
【図7】 よる組電池の斜視図である。
【図8】 組電池の内部構成を上方から見た図面である。
【図9】 組電池を搭載する自動車の概略図を示す。
【符号の説明】
1…集電体、
2…正極活物質層、
3…負極活物質層、
4…ゲル電解質層、
10…バイポーラ電極、
20…単電池層、
30、60…バイポーラ電池、
40…セパレータ、
41…保持部、
42…シール部、
50…電池、
51、52…電極、
53…導電バー、
61…樹脂部材、
70…組電池、
90…自動車。

Claims (9)

  1. 集電体の一方の面に正極活物質層が設けられ他方の面に負極活物質層が設けられてなる複数のバイポーラ電極と、前記正極活物質層および前記負極活物質層間に挟まれるセパレータとを積層してなるバイポーラ電池であって、
    前記セパレータは、
    ゲル電解質を保持する保持部と、
    前記保持部の外周に位置し、前記ゲル電解質の液漏れを防止するシール部とを含んでなり、
    前記シール部上には、前記セパレータの溶融温度とほぼ同じ溶融温度である樹脂部材が配置され、前記セパレータは該樹脂部材と共に前記集電体間に挟まれるバイポーラ電池。
  2. 前記セパレータは、多孔質に形成されており、前記保持部では細孔が開いた状態であり、前記シール部では細孔が閉じた状態である請求項1に記載のバイポーラ電池。
  3. 前記セパレータは、前記シール部を予め加熱して、溶融により前記細孔を閉じた状態にしている請求項2に記載のバイポーラ電池。
  4. 前記セパレータは、変性ポリプロピレンにより、溶融温度が低く形成されている請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のバイポーラ電池。
  5. 前記正極活物質層には、リチウムと遷移金属との複合酸化物が含まれ、
    前記負極活物質層には、カーボンもしくはリチウムと遷移金属との複合酸化物が含まれる請求項1〜請求項のいずれか一項に記載のバイポーラ電池。
  6. 集電体の一方の面に正極活物質層を設け他方の面に負極活物質層を設けてバイポーラ電極を複数形成する工程と、
    ゲル電解質を中央に保持するセパレータを前記正極活物質層および前記負極活物質層間に配置すると共に、前記ゲル電解質を保持しない前記セパレータの外周部に前記セパレータの溶融温度とほぼ同じ溶融温度である樹脂部材を配置して、該樹脂部材と共に前記セパレータを前記集電体間に挟んで積層する工程と、
    前記ゲル電解質を保持しない前記セパレータの外周を前記集電体の外周と共に熱加圧して、前記セパレータの外周と前記集電体の外周とを熱融着し、前記ゲル電解質層をシールする工程と、
    を含むバイポーラ電池の製造方法。
  7. 前記セパレータは、多孔質性シートの外周を加熱して溶融により細孔を閉じ、細孔が残った中央にゲル電解質を注入してゲル電解質層を形成してなる請求項に記載のバイポーラ電池の製造方法。
  8. 請求項1〜に記載のバイポーラ電池、または、請求項あるいは請求項7に記載の製造方法により製造されたバイポーラ電池を複数個接続してなる組電池。
  9. 請求項1〜に記載のバイポーラ電池、請求項あるいは請求項7に記載の製造方法により製造されたバイポーラ電池、または請求項に記載の組電池を駆動用電源として搭載してなる車両。
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