JP4178362B2 - Game machine - Google Patents

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Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技球タンクとタンクレールとを備える遊技機に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、パチンコ機等の遊技機は、遊技の状況に応じて遊技球を払い出したり、遊技音を音声出力したりしながら、遊技を進行させている。
図３１に示すように、遊技機では、遊技球を貯留する遊技球タンク１や、遊技球を払い出す図示しない遊技球払い出し機構や、遊技球タンク１の下方に設けられて同遊技球タンク１の下部流出口１ａから下方に流出する遊技球を遊技球払い出し機構に導くタンクレール２、等が機構板に取り付けられている。なお、図は、遊技球タンク１とタンクレール２の要部を、背面側から断面図により示している。
ここで、タンクレール２は、遊技球を二列等、複数列にして下流側に案内するものであり、遊技球タンクの下部流出口１ａ側を上流側、遊技球払い出し機構側を下流側として、底面に緩やかな傾斜が付けられている。そして、遊技球払い出し機構が遊技球を払い出すと、遊技球タンクから流入する遊技球がタンクレールの底面に沿って下流側に流下し、流路を介して遊技球払い出し機構に導かれる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の遊技機においては、遊技球タンクの下部流出口に対面する遊技球導入部位２ａにおいて、鉛直方向から若干斜めの向き（図のＬ１の向き）に複数の遊技球が直線状に並んだまま動かなくなるという、玉詰まり現象が生じることがあった。なお、図では、玉詰まり現象が生じたときの遊技球の一部を点線により示している。特に、大型の遊技領域を有するＬ枠遊技機では、遊技球タンクやタンクレールを設置する空間が少ないため、タンクレールの底面の傾斜を緩くせざるを得ず、玉詰まり現象が生じやすくなる。ここで、タンクレールや遊技球タンクを有する遊技球流路部に振動を与える電動式のバイブレータを別途取り付けることも考えられるが、部品数が増えてしまうことになる。
本発明は、上記課題にかんがみてなされたもので、別途振動を与える装置を設置しなくても、より確実に遊技球タンク内やタンクレール内にて玉詰まり現象を生じさせないようにすることが可能な遊技機の提供を目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
本発明は、遊技球を貯留する遊技球タンクと同遊技球タンクの下部流出口から遊技球払い出し機構へ遊技球を流下させるタンクレールとを有する遊技球流路部を備える遊技機であって、上記遊技球流路部に、上記遊技球タンクと上記タンクレールのいずれかまたは組み合わせを共振させる周波数の音を出力して振動を与える音声出力手段を具備することを特徴とする。
本発明によれば、遊技球流路部は、遊技球を貯留する遊技球タンクと、同遊技球タンクの下部流出口から遊技球払い出し機構へ遊技球を流下させるタンクレールとを有している。そして、音声出力手段は、遊技球流路部に、上記遊技球タンクと上記タンクレールのいずれかまたは組み合わせを共振させる周波数の音を出力して振動を与える。すると、この振動が遊技球タンク内の遊技球やタンクレール内の遊技球に伝えられるので、遊技球タンク内やタンクレール内の遊技球の流下が促進される。また、遊技球タンクやタンクレールに与えられた振動は、共振することにより大きくなる。したがって、より効果的に遊技球タンク内やタンクレール内の遊技球の流下を促進させることができる。
【０００５】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、別途振動を与える装置を設置しなくても、より確実に遊技球タンク内やタンクレール内にて玉詰まり現象を生じさせないようにすることが可能な遊技機を提供することができる。
【０００６】
【発明の実施の形態】
以下、上述した目的を達成するのに適した手段について説明する。
手段１：
遊技球を貯留する遊技球タンクと同遊技球タンクの下部流出口から遊技球払い出し機構へ遊技球を流下させるタンクレールとを有する遊技球流路部に、当該遊技球流路部に振動を与えつつ音声を出力する音声出力手段を具備することを特徴とする遊技機。
手段１によれば、遊技球流路部は、遊技球を貯留する遊技球タンクと、同遊技球タンクの下部流出口から遊技球払い出し機構へ遊技球を流下させるタンクレールとを有している。そして、音声出力手段は、遊技球流路部に振動を与えつつ音声を出力する。すると、この振動が遊技球タンク内の遊技球やタンクレール内の遊技球に伝えられるので、遊技球タンク内やタンクレール内の遊技球は滞留せず、遊技球の流下が促進される。したがって、音声を出力する手段を利用することにより別途遊技球流路部に振動を与える装置を設置する必要がなく、遊技球タンク内やタンクレール内にて玉詰まり現象を生じさせないようにすることが可能となる。
本発明の遊技機は、遊技球を用いて遊技を行うものであればよく、例えば、遊技領域に向けて遊技球を発射させて遊技を行うパチンコ遊技機であってもよいし、遊技球の投入により図柄を変化させて遊技を行ういわゆるパチロットであってもよい。
特に、大型の遊技領域を有するパチンコ遊技機（Ｌ枠遊技機）においては、遊技球タンクやタンクレールを設置する空間が少ないため、タンクレールの底面の傾斜を緩くせざるを得ず、遊技球が流入する部位にて玉詰まり現象が生じやすくなる。このような遊技機であっても、本発明の遊技機は音声出力手段からの振動が遊技球タンク内の遊技球やタンクレール内の遊技球に伝えられるので、遊技球の流下が促進され、玉詰まり現象は生じない。
なお、音声出力手段は、遊技球流路部に設けられていればよく、遊技球タンクやタンクレールの外部に設けられてもよいし、これらの内部に設けられてもよい。
【０００７】
手段２：
上記手段１に記載の遊技機において、上記音声出力手段は、ピエゾスピーカを備えることを特徴とする遊技機。
手段２によれば、音声出力手段の一例を提供することができる。ここで、ピエゾスピーカは、音声出力する際に大きな振動を生じさせるので、効果的に遊技球タンク内やタンクレール内の遊技球の流下を促進させることができる。むろん、ピエゾスピーカにより音声出力手段を構成するのは一例にすぎず、遊技球流路部に振動を与えつつ音声を出力するものであれば音声出力手段を構成することが可能であるため、他のスピーカ等を使用してもよい。
手段３：
上記手段２に記載の遊技機において、上記ピエゾスピーカは、上記遊技球タンクとタンクレールのいずれかまたは組み合わせに接して装着されていることを特徴とする遊技機。
手段３によれば、ピエゾスピーカからの振動が効率よく遊技球タンクやタンクレールに伝えられるので、より効果的に遊技球タンク内やタンクレール内の遊技球の流下を促進させることができる。むろん、遊技機の構造に応じて、ピエゾスピーカを遊技球タンクやタンクレールに接しないように遊技球流路部に装着して同ピエゾスピーカからの振動を間接的に遊技球タンクやタンクレールに対して伝えるようにすることも可能である。
【０００８】
手段４：
上記手段２または手段３のいずれかに記載の遊技機において、上記ピエゾスピーカは、上記遊技球タンクにおける上記下部流出口の近傍に装着されていることを特徴とする遊技機。
手段４によれば、ピエゾスピーカの取り付け位置の一例を提供することができる。ここで、玉詰まり現象は遊技球タンクの下部流出口からタンクレールの遊技球導入部位にかけて生じやすいので、より確実に玉詰まり現象を生じさせないようにすることが可能となる。
【０００９】
手段５：
上記手段２または手段３のいずれかに記載の遊技機において、上記ピエゾスピーカは、上記タンクレールにおける上記下部流出口に対面する遊技球導入部位の近傍に装着されていることを特徴とする遊技機。
手段５によっても、ピエゾスピーカの取り付け位置の一例を提供することができ、上述した理由により、より確実に玉詰まり現象を生じさせないようにすることが可能となる。むろん、遊技機の構造に応じてピエゾスピーカを様々な位置に装着することができ、遊技球の流下を促進させることができる。
【００１０】
手段６：
上記手段２〜手段５のいずれかに記載の遊技機において、上記ピエゾスピーカは、上記遊技球タンクとタンクレールのいずれかまたは組み合わせに対してリベットにより取り付けられていることを特徴とする遊技機。
手段６によれば、ピエゾスピーカの取り付け構造の一例を提供することができる。ここで、例えば遊技球タンクやタンクレールの側面とピエゾスピーカとを貫通させたリベットの端部に頭を形成すると、ピエゾスピーカから大きな振動が生じてもリベットは脱落しない。したがって、ピエゾスピーカは取り付け位置から外れてしまうことがない。
【００１１】
手段７：
上記手段２〜手段５のいずれかに記載の遊技機において、上記ピエゾスピーカは上記遊技球タンクとタンクレールのいずれかまたは組み合わせに対して着脱可能なねじにより取り付けられるとともに、当該ねじの抜け止めを図る抜け止め機構が設けられていることを特徴とする遊技機。
手段７によっても、ピエゾスピーカの取り付け構造の一例を提供することができる。ここで、ピエゾスピーカを取り付けるねじには抜け止め機構が設けられているので、ピエゾスピーカから大きな振動が生じてもねじは脱落しない。したがって、ピエゾスピーカは取り付け位置から外れてしまうことがない。
【００１２】
手段８：
上記手段２〜手段５のいずれかに記載の遊技機において、上記遊技球タンクとタンクレールのいずれかまたは組み合わせは、上記ピエゾスピーカを密着させて収容する収容ポケットを備えることを特徴とする遊技機。
手段８によれば、ピエゾスピーカは収容ポケットに密着して収容されると、生じる振動を収容ポケットから遊技球タンクやタンクレールに伝えることができる。すなわち、ピエゾスピーカを遊技球タンクやタンクレールに装着する際に収容ポケットに収容するだけでよいので、ピエゾスピーカの交換が容易となる。
【００１３】
手段９：
上記手段２〜手段８のいずれかに記載の遊技機において、上記ピエゾスピーカは、上記遊技球タンクとタンクレールのいずれかまたは組み合わせに対して装着位置を変更可能に装着されていることを特徴とする遊技機。
手段９によれば、ピエゾスピーカの装着位置を変更することが可能である。したがって、例えば遊技球の流れに応じてピエゾスピーカの装着位置を調整することが可能となり、利便性が向上する。
【００１４】
手段１０：
上記手段１〜手段９のいずれかに記載の遊技機において、上記音声出力手段は、上記遊技球タンクとタンクレールのいずれかまたは組み合わせを共振させる周波数の音を音声出力することを特徴とする遊技機。
手段１０によれば、遊技球タンクやタンクレールに与えられた振動は、共振することにより大きくなる。したがって、より効果的に遊技球タンク内やタンクレール内の遊技球の流下を促進させることができる。
【００１５】
手段１１：
上記手段１０に記載の遊技機において、上記音声出力手段は、上記タンクレールにおける遊技球の流下方向と略平行な両側面を共振させる周波数の音を音声出力することを特徴とする遊技機。
手段１１によれば、タンクレールに与えられた振動は同タンクレールの両側面にて共振することにより大きくなるので、より効果的に遊技球流路部内の遊技球の流下を促進させることができる。この場合、音声出力手段をタンクレールの側面に装着すると、同音声出力手段からの振動が直接タンクレールの側面に伝えられるので、さらに効果的に遊技球タンク内やタンクレール内の遊技球の流下を促進させることができる。むろん、音声出力手段からは、遊技球タンクにおけるタンクレール内の遊技球の流下方向と略平行な両側面を共振させる周波数の音を音声出力するようにしてもよい。すると、遊技球タンクに与えられる振動は同遊技球タンクの両側面にて共振することにより大きくなるので、この場合でもより効果的に遊技球流路部内の遊技球の流下を促進させることができる。
【００１６】
手段１２：
上記手段１０または手段１１のいずれかに記載の遊技機において、上記音声出力手段は、上記タンクレールの底面と上記遊技球タンクの底面とを共振させる周波数の音を音声出力することを特徴とする遊技機。
手段１２によれば、遊技球タンクやタンクレールに与えられた振動は、タンクレールの底面と遊技球タンクの底面とにて共振することにより大きくなる。したがって、手段１２によっても、より効果的に遊技球流路部内の遊技球の流下を促進させることができる。
【００１７】
手段１３：
上記手段１〜手段１２のいずれかに記載の遊技機において、上記音声出力手段は、本遊技機の動作が正常でないことを報知する報知音を音声出力することを特徴とする遊技機。
手段１３によれば、本遊技機の動作が正常でないことを報知する報知音を音声出力する手段を利用して本発明にいう音声出力手段を構成することができるので、構造が複雑とならない。
【００１８】
手段１４：
上記手段１３に記載の遊技機において、
上記遊技球流路部の玉詰まりを検出する玉詰まり検出手段が設けられ、
上記音声出力手段は、上記玉詰まり検出手段にて玉詰まりが検出されたときに報知音を音声出力することを特徴とする遊技機。
手段１４によれば、遊技球流路部に玉詰まりが生じると、玉詰まり検出手段にて玉詰まりが検出され、音声出力手段から報知音が音声出力される。すると、遊技球タンク内やタンクレール内の遊技球に音声出力に伴う振動が伝えられる。したがって、玉詰まり現象が生じたときに音声出力手段から報知音の音声出力に伴う振動により玉詰まり現象を解消することが可能となる。
【００１９】
手段１５：
上記手段１４に記載の遊技機において、
上記遊技球払い出し機構は、払い出す遊技球の数を計数する計数カウンタを有し、入力される払い出し数に応じて同計数カウンタにて遊技球を計数しながら遊技球を払い出し、
上記玉詰まり検出手段は、上記遊技球払い出し機構に対して上記払い出し数を出力するとともに、同払い出し数と上記計数カウンタにて計数された遊技球の数とに基づいて上記遊技球流路部の玉詰まりを検出することを特徴とする遊技機。
手段１５によれば、玉詰まり検出手段が遊技球払い出し機構に対して払い出し数を出力すると、遊技球払い出し機構は入力される払い出し数に応じて計数カウンタにて遊技球を計数しながら遊技球を払い出す。ここで、玉詰まり検出手段は、払い出し数と計数カウンタにて計数された遊技球の数とに基づいて遊技球流路部の玉詰まりを検出する。すなわち、遊技球払い出し機構の計数カウンタを利用して玉詰まりを検出することができ、玉詰まり現象が生じたときに音声出力手段から報知音の音声出力に伴う振動により玉詰まり現象を解消することが可能となる。
【００２０】
手段１６：
上記手段１〜手段１５のいずれかに記載の遊技機において、上記音声出力手段は、上記遊技球を払い出す条件が成立したときに音声を出力することを特徴とする遊技機。
手段１６によれば、遊技球を払い出す条件が成立したときに遊技球流路部に音声出力手段からの振動が与えられる。遊技球流路部での玉詰まり現象は遊技球を払い出す条件が成立したときに生じやすいので、効率よく遊技球流路部での遊技球の流下を促進させることができる。
手段１７：
上記手段１〜手段１６のいずれかに記載の遊技機において、上記音声出力手段は、遊技の状況が所定の状態であると判定したときに音声を出力することを特徴とする遊技機。
手段１７によれば、遊技の状況が所定の状態である場合に遊技球流路部に音声出力手段からの振動が与えられる。したがって、遊技球流路部での玉詰まり現象が生じやすい状態になったと判定されるときに音声出力手段から音声を出力するようにすると、効率よく遊技球流路部での遊技球の流下を促進させることができる。
ここで、所定の状態の一例として、上記音声出力手段は、遊技の状況が所定の大当たり状態であると判定したときに音声を出力するようにしてもよい。遊技球流路部での玉詰まり現象は特に遊技の状況が大当たり状態となった場合に生じやすいので、玉詰まり現象が生じやすい状況となったときに遊技球流路部での遊技球の流下を促進させることができる。むろん、音声出力手段は遊技機に応じて様々な状態と判定したときに音声を出力するようにすることができ、例えば、大当たり状態の手前のいわゆるリーチ状態でも遊技球流路部での玉詰まり現象は生じやすいので、同リーチ状態であると判定したときに音声を出力するようにしてもよい。
【００２１】
手段１８：
上記手段１〜手段１７のいずれかに記載の遊技機において、上記音声出力手段は、遊技の状況に応じた遊技音を音声出力することを特徴とする遊技機。
手段１８によれば、遊技の状況に応じた遊技音を音声出力する手段を利用して本発明にいう音声出力手段を構成することができる。したがって、遊技機の構造が複雑とならない。むろん、遊技機の動作が正常でないことを報知する報知音を音声出力する手段と併用することも可能であることは言うまでもない。
【００２２】
次に、下記の順序に従って本発明の実施形態を説明する。
（１）本発明の遊技機を適用したＬ枠遊技機の概略構成：
（２）遊技球タンク、タンクレールの説明：
（３）ピエゾスピーカの説明：
（４）本発明の作用：
（５）ピエゾスピーカの装着位置に関する変形例：
（６）ピエゾスピーカの装着構造に関する変形例：
（７）第二の実施形態：
（８）遊技球流路部を共振させる位置に関する変形例：
（９）第三の実施形態：
【００２３】
（１）本発明の遊技機を適用したＬ枠遊技機の概略構成：
図１は、本発明の第一の実施形態にかかる遊技機を正面から見て示している。なお、本遊技機は、大型の遊技領域を有するＬ枠遊技機である。
図において、金属製外枠１０は、鋼材をプレス加工して形成されている。この外枠１０は、矩形板状の金属製本体枠２０よりも僅かに大きいサイズの矩形開口１０ａを有している。この本体枠２０は、矩形開口１０ａの左端にて枢支されており、図示しない回転軸を中心に回動し、外枠１０に対して開閉可能かつ着脱可能に装着されている。
本体枠２０も、鋼材をプレス加工して形成されている。この本体枠２０の上部には、矩形板状の遊技板３０が取り付けられている。また、本体枠２０の下部には、遊技球の発射機構４０と、概略矩形形状に形成された樹脂製流路板５０とが取り付けられている。さらに、流路板５０の前面側にて下皿７０が本体枠２０に取り付けられている。
【００２４】
遊技板３０の前面には、下端中央から右巻きに概略一回転する外枠レールが前方へ立設されており、この外枠レールに取り囲まれる略円形の領域が遊技領域３１となっている。この遊技領域３１には、図示していないが、多数の釘や、複数の入賞口や、入賞しなかった遊技球をアウト球として回収するアウト球回収口や、遊技の状況を表示する表示装置などが配設されている。
遊技板３０の前面側には、樹脂製前面枠６０が本体枠２０の左端にて枢支されている。この前面枠６０には、遊技領域３１を臨むガラス枠６１、ガラス枠６１の周囲を取り囲むように配置される装飾ランプ６２、上皿６３が設けられている。また、前面枠６０の前方には、発射機構４０の一部を構成する発射ハンドル４１が取り付けられている。
発射機構４０は、発射ハンドル４１の回転量に応じて遊技球を発射棹にて打ち出し、遊技板３０に向けて放出する。放出された遊技球は、流路板５０の前面側に取り付けられた遮蔽板と一対の仕切板とで囲まれた発射経路を通過した後、遊技板３０の前面側に立設された外側レールと内側レールとの間を通り抜けて、遊技領域３１に投入されるようになっている。
【００２５】
図２は本Ｌ枠遊技機を背面から見て示す背面図であり、図３は図１の右側から見て示す右側面図である。遊技板３０の背面側では、矩形筺状の樹脂製機構板８０が本体枠２０の図２における右端上部にて枢支され、矩形筺状の樹脂製基板ベース９０が本体枠２０の図２における右端下部にて枢支されている。
基板ベース９０は、図２の右端において本体枠２０の背面との間に設けられたヒンジ金具により支持されており、このヒンジを支軸として、同図における紙面手前側へ開閉可能となっている。この基板ベースの前面側には、各種制御基板や電源回路が収容されている。
【００２６】
機構板８０も、図２の右端において本体枠２０の背面との間に設けられたヒンジ金具により支持されており、このヒンジを支軸として、同図における紙面手前側へ開閉可能となっている。機構板８０には遊技板３０に配置された液晶ディスプレイや制御基板などを背面側から覆うカバーとしての役割を果たすカバー部８１が形成されており、このカバー部８１の上方に遊技球流路部１００が設けられ、同カバー部８１の右方に払い出し装置ユニット８２が設けられている。
カバー部８１は、前面側に開口を有する矩形筺体により構成されており、遊技板３０を背面側から覆っている。本実施形態では、遊技板３０に取り付けられたメイン基板をカバー部８１が覆う構造となっているが、メイン基板を点検する際に機構板８０の開閉を不要にさせるため、メイン基板を覆わないようにカバー部を形成してもよい。
【００２７】
払い出し装置ユニット８２は、計数カウンタ８２ａ１により払い出す遊技球の数を計数しながら所定数の遊技球を下方に向かって払い出す遊技球払い出し機構８２ａ、タンクレール１４０からの遊技球を遊技球払い出し機構８２ａに誘導するカーブ状に設けられた流路８２ｂ、遊技球払い出し機構８２ａから払い出された遊技球を上皿６３や下皿７０に誘導する流路８２ｃを備えている。遊技球払い出し機構８２ａは、内蔵するモータの回転により、遊技球を１個単位で放出可能となっている。
そして、カバー部８１の上方に装着された遊技球タンク１２０から下方へ流出する遊技球が、タンクレール１４０内を図２の左側から右側へ移動し、払い出し装置ユニット８２内を流下して上皿６３や下皿７０に払い出されるようになっている。
【００２８】
（２）遊技球タンク、タンクレールの説明：
カバー部８１の上方に設けられた遊技球流路部１００は、遊技球を貯留する遊技球タンク１２０と、遊技球タンク１２０の下部流出口から払い出し装置ユニット８２の遊技球払い出し機構８２ａへ遊技球を流下させるタンクレール１４０とを有している。図４は同遊技球タンク１２０とタンクレール１４０を背面から見て示す背面図であり、図５は図４の左斜め上の方向から機構板８０とともに見て示す要部斜視図であり、図６は遊技球タンク１２０を上面から見て示す上面図である。
遊技球タンク１２０は、上が略矩形状に広く開口し、底部の傾斜下端（図４の左側）に略矩形状の下部流出口１２１が設けられた略箱型形状とされている。下部流出口１２１は、前後方向においてやや中間よりとされ、タンクレール１４０の上方に配置されている。
【００２９】
この遊技球タンク１２０は、両側端に取付片１２２ａ，１２２ｂが一体的に形成されており、図４の右側の取付片１２２ａが機構板８０の固定ポケット８０ａに挿入されて支持され、左側の取付片１２２ｂが機構板８０にビス止めされている。したがって、遊技球タンク１２０を機構板８０に密接させて取り付ける際には、右側の取付片１２２ａを固定ポケット８０ａに挿入して左側の取付片１２２ｂを機構板８０にビス止めするだけでよい。また、遊技球タンク１２０を取り外す際には、左側の取付片１２２ｂの部位にあるビスを外すだけで容易に取り外すことができる。このように、遊技球タンク１２０は機構板８０に対して着脱が容易となっているので、使用に伴い摩耗が目立ってきたときでも素早く遊技球タンク１２０を交換することが可能である。
【００３０】
遊技球タンク１２０の底面部１２３は図４の左側の下部流出口１２１に向かって下側となるような傾斜面となっており、適宜供給されて貯留される遊技球が下部流出口１２１に向かって流れるようになっている。底面部１２３には、検知板やマイクロスイッチからなる玉切れセンサ１２４が取り付けられている。玉切れセンサ１２４の検知板は、底面部１２３に沿った上面を有し、先端部１２４ａを下部流出口１２１に向けて、先端部１２４ａとは反対側の軸着部１２４ｂにて遊技球タンク１２０の底部に軸着されている。同検知板の先端部１２４ａは上下方向に微動可能であり、玉切れセンサ１２４のマイクロスイッチは検知板の動きによってオンオフし、遊技球タンク１２０内の遊技球が玉切れ状態かどうかを検知する。
【００３１】
図７は、タンクレール１４０を図４のＡ方向から見て示した断面図である。図４、図５、図７に示すように、タンクレール１４０は、遊技球を二列にして下流側に案内するものであり、遊技球タンクの下部流出口１２１側を上流側端部１４０ａ、払い出し装置ユニット８２側を下流側端部１４０ｂとして、底面に緩やかな傾斜が付けられている。本実施形態のタンクレール１４０は、Ｌ枠遊技機に使用するため、Ｌ枠でない遊技機に使用するタンクレールよりも傾斜が緩くなっている。なお、本発明を適用可能なタンクレールは様々あり、三列等、二列以外にして下流側に案内するものであってもよい。
同タンクレール１４０は、遊技球タンク１２０の下方にて、機構板８０にビス止めされている。遊技球タンクの下部流出口１２１に対面する遊技球導入部位１４１が図４の左側に設けられており、タンクレールの底面部１４２は、遊技球導入部位１４１側から払い出し装置ユニット８２側（図４の右側）に向かって徐々に低くなるように傾斜した板状に形成されている。
【００３２】
底面部１４２からは、遊技球の流下方向に対して略平行となるように前後両側の縁部から上方に向かって板状に延出した一対の側面部１４３，１４４や、一対の側面部１４３，１４４で挟まれた通路を前後に区画する仕切部１４５が形成されている。また、上流側の縁部は、上方に曲げられて延出した上流側端面部１４６が形成されている。さらに、底面部１４２における遊技球導入部位１４１の下部から下方に延出するとともに、上流側端面部１４６から上流側に延出した取付部１４７が立設されている。なお、取付部１４７は、上流側端面部１４６から上流側に延出した部位とつながっており、同部位に形成された穴１４７ａにて機構板８０にビス止め可能となっている。
ここで、タンクレール１４０の下流側端部１４０ｂの下部からは、下方に向かって凸部１４９が形成されている。この凸部１４９には貫通穴１４９ａが形成されており、機構板８０からタンクレール１４０側の背面方向に突出して設けられる軸支ピンにてタンクレールの下流側端部１４０ｂが軸支されるようになっている。また、穴１４７ａは貫通穴１４９ａまでの位置が略等距離となるように略上下方向に長くなった形状に形成されており、ビス止めの位置に応じてタンクレール１４０の傾きを調整可能となっている。
【００３３】
タンクレール１４０を機構板８０に密接させて取り付ける際には、下流側端部１４０ｂの貫通穴１４９ａを軸支ピンにて回動可能に機構板８０に取り付け、取付部の穴１４７ａを機構板８０にビス止めするだけでよい。また、タンクレール１４０を取り外す際には、取付部の穴１４７ａを貫通したビスを外すだけで容易に機構板８０から取り外すことができる。このように、遊技球タンク１２０とともにタンクレール１４０も機構板８０に対して着脱が容易となっているので、使用に伴い摩耗が目立ってきたときでも素早くタンクレール１４０を交換することが可能である。
なお、タンクレール１４０本体は樹脂製であり、上述した底面部１４２、側面部１４３，１４４、仕切部１４５、上流側端面部１４６、取付部１４７は、すべて一体的に成形されるようになっている。むろん、これらの部材を別々に形成して接合し、タンクレール本体を形成してもよい。
【００３４】
側面部１４３，１４４の間に仕切部１４５を設けたことにより、前後方向に２本の溝が形成されることになる。ここで、各溝の幅は遊技球の直径よりも若干大きくしてあり、タンクレール内を流下する遊技球は２条に整列させられることになる。また、各溝内で遊技球が上下に積み重ならないようにするため、タンクレール１４０の下流側には仕切部１４５の上部に球均し板１４８を設けている。この球均し板１４８は、側面部１４３，１４４間を架け渡した支持ピンに支持されており、下流側に向かって底面部１４２との上下間隔が小さくなるように設けられている。ここで、タンクレールの下流側端部１４０ｂでは、底面部１４２との間隔が遊技球の直径よりも若干大きい程度とされているので、タンクレール１４０から流出する遊技球は、上下方向に積み重ならずに払い出し装置ユニット８２まで流下する。
そして、遊技球払い出し機構８２ａが遊技球を払い出すと、遊技球タンク１２０から流入する遊技球がタンクレール１４０の底面に沿って下流側に流下し、流路８２ｂを介して遊技球払い出し機構８２ａに導かれる。
【００３５】
ところで、従来の遊技機では、図３１で示したように、遊技球タンクの下部流出口に対面するタンクレールの遊技球導入部位において、鉛直方向から若干斜めの向きに複数の遊技球が直線状に並んだまま動かなくなるという、玉詰まり現象が生じることがあった。特に、Ｌ枠遊技機では、遊技球タンクやタンクレールを設置する空間が少ないため、タンクレールの底面の傾斜を緩くせざるを得ず、玉詰まり現象が生じやすくなる。そこで、遊技球流路部にピエゾスピーカ（圧電スピーカ）を装着し、遊技球流路部１００に振動を与えつつ音声を出力させることにより、遊技球タンク１２０内やタンクレール１４０内の遊技球の流下を促進させるようにしている。
【００３６】
（３）ピエゾスピーカの説明：
図８は、タンクレールの遊技球導入部位１４１の近傍にピエゾスピーカ１６０を装着する様子を前面から臨んで右斜め上の方向から見て示す分解斜視図である。
図に示すように、ピエゾスピーカ１６０は、表側（図の手前側）を前面側に向け、遊技球導入部位１４１の近傍にてタンクレール１４０の前面側の側面部１４３に接して装着されるようになっている。ピエゾスピーカ１６０は、円盤形状とされており、タンクレール１４０への装着位置において直径が同タンクレール１４０の高さとほぼ等しくなるようにしている。むろん、ピエゾスピーカ１６０の大きさは、遊技球タンクとタンクレールの構造や、遊技球の流れに応じて適宜決めることができ、より大きなピエゾスピーカを採用してもよいし、より小さなピエゾスピーカを採用してもよい。
円盤形状とされたピエゾスピーカ１６０の中心部には、表側から裏側まで貫通した貫通穴１６１が形成されている。この貫通穴１６１は、リベット１７０を貫通させることが可能であるとともに、同リベット１７０の頭１７０ａを掛止させるようになっている。なお、ピエゾスピーカ１６０の装着位置に対応して機構板８０に図示しない貫通穴が形成されており、ピエゾスピーカ１６０からの音声は同貫通穴を通して前面方向へ伝えられるようになっている。
【００３７】
また、貫通穴１６１を中心としてピエゾ素子１６２が略ドーナツ形状に形成されており、同ピエゾ素子１６２はリード線１６３，１６３から入力される電圧信号に応じてピエゾ効果により音声を出力する。ここで、ピエゾ素子１６２は、入力される電圧信号に応じて結晶が伸縮することにより音声を出力するため、音声出力する際に大きな振動を生じるようになっている。図９に示すように、ピエゾスピーカ１６０は、リード線１６３，１６３を介して音声出力回路Ｃ６に接続されている。音声出力回路Ｃ６は、各種遊技音のパターンを内蔵した図示しない音声出力ＩＣを中心として各種抵抗器やコンデンサ等から構成される回路であり、遊技音を選択する信号を入力してピエゾスピーカ１６０に対して所定の遊技音の電圧信号を出力する回路である。遊技板３０に取り付けられたメイン基板ではバスＣ１にＣＰＵＣ２、ＲＯＭＣ３、ＲＡＭＣ４、インターフェイス回路Ｃ５等が接続されており、音声出力回路Ｃ６はメイン基板のインターフェイス回路Ｃ５に接続されている。ＣＰＵＣ２は、ＲＯＭＣ３に記憶された制御プログラムに基づいてＲＡＭＣ４をワークエリアとして利用しながら各部を制御するとともに、インターフェイス回路Ｃ５を介して音声出力回路Ｃ６に対して遊技の状況に応じた信号を出力し、遊技音を音声出力させるようにしている。すると、音声出力回路Ｃ６により、ピエゾスピーカ１６０は遊技の状況に応じた遊技音を音声出力する。
このように、ピエゾスピーカ１６０は、音声出力回路Ｃ６やメイン基板とともに、遊技球流路部に振動を与えつつ音声を出力する音声出力手段を構成する。
【００３８】
さらに、図示していないが、ピエゾスピーカ１６０の裏側には貫通穴１６１を中心として略ドーナツ形状の金属板が取り付けられており、ピエゾスピーカ１６０は裏側の金属板をタンクレールの側面部１４３における前面側に当接させてタンクレール１４０に装着されるようになっている。その結果、ピエゾスピーカ１６０からの振動は同金属板から側面部１４３へと伝えられることになる。
【００３９】
同側面部１４３における遊技球導入部位１４１近傍には、ピエゾスピーカ１６０の取り付け位置に合わせて貫通穴１４３ａが設けられている。この貫通穴１４３ａは、ピエゾスピーカの貫通穴１６１とほぼ同じ内径とされ、リベット１７０を貫通させることが可能となっている。
ピエゾスピーカの貫通穴１６１をタンクレールの貫通穴１４３ａの位置に合わせ、頭１７０ａを前面側としたリベット１７０を前面側から貫通穴１６１、貫通穴１４３ａの順に貫通させ、タンクレール１４０内にて貫通させたリベット１７０の端部をプレスして頭を形成すると、図１０と図１１に示すように、ピエゾスピーカ１６０はタンクレール１４０における遊技球導入部位１４１の近傍に取り付けられる。ここで、図１０はタンクレールの遊技球導入部位１４１の近傍にピエゾスピーカ１６０を装着した様子を遊技球タンク１２０とともに前面から臨んで右斜め上の方向から見て示す要部斜視図であり、図１１は図１０のＢ方向から見て示す断面図である。このように、ピエゾスピーカ１６０とタンクレールの側面部１４３とを貫通させたリベット１７０の端部１７０ｂに頭を形成すると、ピエゾスピーカ１６０から大きな振動が生じてもリベット１７０は脱落しない。したがって、ピエゾスピーカ１６０は取り付け位置から外れてしまうことがない。
なお、ピエゾスピーカ１６０をリベット１７０によりタンクレール１４０に取り付ける際には、頭１７０ａを背面側としたリベット１７０を背面側から貫通穴１４３ａ、貫通穴１６１の順に貫通させ、ピエゾスピーカ１６０の表側にて貫通させたリベット１７０の端部をプレスして頭を形成してもよい。また、タンクレールの貫通穴１４３ａにタンクレール内側においてリベットの頭１７０ａを側面部１４３に挿入させる挿入部を形成し、リベットの頭１７０ａを同挿入部に挿入させてタンクレール内への同頭１７０ａの出っ張りをなくすようにしてもよい。
【００４０】
（４）本発明の作用：
以下、本発明の遊技機の作用を説明する。
遊技球タンク１２０には多数の遊技球が貯留されており、図１２に示すように、これらの遊技球は遊技球タンク１２０内で左端にある下部流出口１２１に向かって流下するようになっている。なお、図は、タンクレール１４０と遊技球タンク１２０の要部を一部断面視して背面側から見て示している。遊技球タンクの下部流出口１２１からタンクレールの遊技球導入部位１４１に遊技球が流入すると、遊技球は底面部１４２に沿って上流側端部１４０ａから下流側端部１４０ｂに向かって誘導される。
【００４１】
ここで、遊技板３０に取り付けられたメイン基板の制御により、ピエゾスピーカ１６０は遊技球流路部１００に振動を与えつつ遊技の状況に応じた遊技音を音声出力する。なお、図中、ピエゾスピーカ１６０の位置を点線により示している。すると、ピエゾスピーカ１６０から音声出力の際に生じる振動は、タンクレールの前面側の側面部１４３に伝えられ、同タンクレール１４０の遊技球導入部位１４１の遊技球Ｂ１を中心とした複数の遊技球に伝えられる。また、側面部１４３に伝えられた振動は、同遊技球Ｂ１を介してさらに周辺の遊技球にも伝えられる。
遊技球タンク１２０とタンクレール１４０とは機構板８０に取り付けられているので、遊技球導入部位１４１を中心としてタンクレール１４０に伝えられた振動は、機構板８０を介して遊技球タンク１２０における下部流出口１２１を中心とした部位にも伝えられる。すると、遊技球タンク１２０に伝えられた振動は、下部流出口１２１を中心とした遊技球タンク１２０内の遊技球に伝えられる。
【００４２】
このように、遊技球流路部１００に設けられたピエゾスピーカ１６０からの振動は同遊技球流路部１００に伝えられるので、遊技球タンク１２０内やタンクレール１４０内の遊技球は滞留せず、遊技球の流下が促進される。また、本発明によると、別途電気配線を設けて電動式のバイブレータ等を装着したりする必要がない。したがって、遊技音を出力する回路を利用することにより別途遊技球流路部にバイブレータ等の振動を与える装置を設置する必要がなく、遊技球タンク内やタンクレール内にて玉詰まり現象を生じさせないようにすることが可能となる。
さらに、ピエゾスピーカを使用することにより、音声出力する際に大きな振動が生じるので、効果的に遊技球タンク内やタンクレール内の遊技球の流下を促進させることができる。ここで、玉詰まり現象は遊技球タンクの下部流出口からタンクレールの遊技球導入部位にかけて生じやすいが、ピエゾスピーカは遊技球導入部位近傍においてタンクレールに接して装着されているので、ピエゾスピーカからの振動が効率よくタンクレールに伝えられるとともに、効果的に遊技球タンク内やタンクレール内の遊技球の流下を促進させることができる。
【００４３】
（５）ピエゾスピーカの装着位置に関する変形例：
ところで、ピエゾスピーカは、タンクレールの前面側の側面部以外にも、様々な位置に装着されて遊技球流路部の遊技球の流下を促進させることができる。
例えば、タンクレールの背面側の側面部や、底面部にピエゾスピーカを装着してもよい。これらの場合であっても、ピエゾスピーカからの振動は遊技球流路部に伝えられるので、遊技球タンク内やタンクレール内の遊技球は滞留せず、遊技球の流下が促進される。また、タンクレールの下流側端部にピエゾスピーカを装着してもよい。タンクレールの下流側端部にて玉詰まり現象を生じやすい場合、同下流側端部に装着されたピエゾスピーカからの振動により遊技球の流下を促進させ、下流側端部での玉詰まり現象を生じさせないようにすることが可能となる。
【００４４】
さらに、遊技球タンクにピエゾスピーカを装着してもよい。図１３は、変形例にかかる遊技機において、遊技球タンクの下部流出口１２１の近傍にピエゾスピーカ１６０を装着する様子を前面から臨んで右斜め上の方向から見て示す分解斜視図である。なお、構成が同じものについては、上述した実施形態と同じ符号を付して説明を省略する。
図に示すように、ピエゾスピーカ１６０は、表側を前面側に向け、下部流出口１２１の近傍にて遊技球タンク１２０の前面側の側面部１２５における前面側に接して装着されるようになっている。同側面部１２５における下部流出口１２１近傍には、ピエゾスピーカ１６０の取り付け位置に合わせて貫通穴１２５ａが設けられている。この貫通穴１２５ａは、ピエゾスピーカの貫通穴１６１とほぼ同じ内径とされ、リベット１７０を貫通させることが可能となっている。なお、ピエゾスピーカ１６０の装着位置に対応して機構板８０に図示しない貫通穴が形成されており、遊技球タンク１２０を機構板８０に取り付けた際にピエゾスピーカ１６０は同貫通穴に挿入され、音声を同貫通穴から前面方向へ出力するようになっている。
【００４５】
ピエゾスピーカの貫通穴１６１を遊技球タンクの貫通穴１２５ａの位置に合わせ、リベット１７０を貫通穴１６１，１２５ａに貫通させ、貫通させたリベット１７０の端部をプレスして頭を形成すると、ピエゾスピーカ１６０は遊技球タンク１２０における下部流出口１２１の近傍に取り付けられる。
ピエゾスピーカ１６０から音声出力の際に生じる振動は、遊技球タンクの前面側の側面部１２５に伝えられ、同遊技球タンク１２０の下部流出口１２１近傍の遊技球、さらにその周辺の遊技球に伝えられる。また、遊技球タンク１２０に伝えられた振動は、機構板８０を介してタンクレール１４０における遊技球導入部位１４１を中心とした部位にも伝えられ、遊技球導入部位１４１を中心としたタンクレール１４０内の遊技球に伝えられる。このように、ピエゾスピーカ１６０を遊技球タンク１２０に装着しても、ピエゾスピーカ１６０からの振動は遊技球流路部に伝えられるので、遊技球タンク内やタンクレール内の遊技球は滞留せず、遊技球の流下が促進される。ここで、玉詰まり現象は遊技球タンクの下部流出口からタンクレールの遊技球導入部位にかけて生じやすいが、ピエゾスピーカは下部流出口近傍において遊技球タンクに接して装着されているので、ピエゾスピーカからの振動が効率よく遊技球タンクに伝えられ、効果的に遊技球タンク内やタンクレール内の遊技球の流下を促進させることができる。
【００４６】
ピエゾスピーカを遊技球タンクに装着する場合も、様々な位置に装着して遊技球流路部の遊技球の流下を促進させることができる。例えば、図１３において、遊技球タンクの背面側の側面部１２６や、図示されていない底面部や、下部流出口１２１側の端部の側面１２７にピエゾスピーカを装着してもよい。
また、遊技球タンクとタンクレールの双方にピエゾスピーカを取り付けてもよい。図１４は、変形例にかかる遊技機において、遊技球タンクの下部流出口１２１の近傍と、タンクレールの遊技球導入部位１４１の近傍とにピエゾスピーカ１６０を装着する様子を前面から臨んで右斜め上の方向から見て示す分解斜視図である。なお、構成が同じものについては、上述した実施形態と同じ符号を付して説明を省略する。
【００４７】
図に示すように、ピエゾスピーカ１６０は、表側を前面側に向け、遊技球タンクの前面側の側面部１２５とタンクレールの前面側の側面部１４３とにおける前面側に接して装着されるようになっている。ここで、装着された状態におけるピエゾスピーカ１６０の上部には、第二のリベット１８０を貫通させることが可能な第二の貫通穴１６４が形成されている。タンクレールの側面部１４３における遊技球導入部位１４１近傍には、ピエゾスピーカ１６０の取り付け位置に合わせて貫通穴１４３ｂが設けられている。また、下部流出口１２１近傍であって遊技球タンクの側面部１２５の下側縁部近傍には、ピエゾスピーカ１６０の取り付け位置に合わせて貫通穴１２５ｂが設けられている。そして、貫通穴１４３ｂ、１２５ｂは、ピエゾスピーカの貫通穴１６１，１６４とほぼ同じ内径とされ、リベット１７０，１８０を貫通させることが可能となっている。なお、ピエゾスピーカ１６０の装着位置に対応して機構板８０に図示しない貫通穴が形成されており、遊技球タンク１２０を機構板８０に取り付けた際にピエゾスピーカ１６０は同貫通穴に挿入されるようになっている。
【００４８】
ピエゾスピーカの貫通穴１６１，１６４を貫通穴１４３ｂ，１２５ｂの位置に合わせ、リベット１７０を貫通穴１６１，１４３ｂに貫通させ、第二のリベット１８０を貫通穴１６４，１２５ｂに貫通させて、貫通させたリベット１７０，１８０の端部をプレスして頭を形成すると、ピエゾスピーカ１６０は遊技球タンク１２０とタンクレール１４０とに取り付けられる。
ピエゾスピーカ１６０から音声出力の際に生じる振動は、遊技球タンクの前面側の側面部１２５とタンクレールの前面側の側面部１４３とに伝えられ、遊技球タンク１２０内とタンクレール１４０内の遊技球に伝えられる。このように、ピエゾスピーカ１６０を遊技球タンク１２０とタンクレール１４０の双方に装着しても、ピエゾスピーカ１６０からの振動は遊技球流路部に伝えられるので、遊技球タンク内やタンクレール内の遊技球は滞留せず、遊技球の流下が促進される。
この他、複数のピエゾスピーカを遊技球タンクやタンクレールに装着してもよい。また、遊技球タンクやタンクレールとともに遊技球流路部を構成する機構板の上部にピエゾスピーカを装着してもよい。この場合、ピエゾスピーカからの振動は機構板を介して遊技球タンクやタンクレールに伝えられるので、遊技球タンク内やタンクレール内の遊技球は滞留せず、遊技球の流下が促進されることになる。
【００４９】
（６）ピエゾスピーカの装着構造に関する変形例：
なお、ピエゾスピーカを遊技球流路部に装着する際には、リベットを使用する以外にも、様々なものを使用して装着することが可能である。
例えば、着脱可能なねじを使用してピエゾスピーカを遊技球流路部に装着するようにしてもよい。図１５は、変形例にかかる遊技機において、タンクレールの遊技球導入部位１４１の近傍にピエゾスピーカ１６０を装着する様子を前面から臨んで右斜め上の方向から見て示す分解斜視図である。なお、上述した実施形態と同じ構成のものについては、同じ符号を付して詳しい説明を省略する。
【００５０】
上述した実施形態と同様、ピエゾスピーカ１６０は、表側を前面側に向け、遊技球導入部位１４１の近傍にてタンクレール１４０の前面側の側面部１４３に接して装着されるようになっている。円盤形状とされたピエゾスピーカ１６０の中心部に表側から裏側まで貫通した貫通穴１６１が形成されているとともに、タンクレールの側面部１４３における遊技球導入部位１４１近傍には、ピエゾスピーカ１６０の取り付け位置に合わせて貫通穴１４３ａが設けられている。これらの貫通穴１４３ａ，１６１は、ねじ２６１を貫通させることが可能であるとともに、同ねじ２６１の頭２６１ａを掛止させるようになっている。
ねじ２６１は、ナット２６２と螺合可能である。また、ねじ２６１のねじ山部には、ねじ２６１の長さ方向に対して略垂直に細い貫通孔２６１ｂが形成されており、針金２６３を貫通させることが可能となっている。この貫通孔２６１ｂは、ピエゾスピーカ１６０をタンクレール１４０における装着位置としてナット２６２を螺合させたときにナット２６２よりも前面側となる位置とされている。
【００５１】
ピエゾスピーカ１６０をタンクレール１４０に装着するには、以下のようにすればよい。
まず、ピエゾスピーカの貫通穴１６１をタンクレールの貫通穴１４３ａの位置に合わせ、頭２６１ａを背面側としたねじ２６１を背面側から貫通穴１４３ａ、貫通穴１６１の順に貫通させ、ナット２６２をねじ２６１と螺合させる。その後、ナット２６２よりも前面側となった貫通孔２６１ｂに針金２６３を貫通させ、両端を合わせるように折り返して捩ると、図１６に示すように、ピエゾスピーカ１６０はタンクレール１４０に対して着脱可能なねじにより遊技球導入部位１４１の近傍に取り付けられる。ここで、図は、タンクレールの遊技球導入部位１４１の近傍にピエゾスピーカ１６０を装着した様子を前面から臨んで右斜め上の方向から見て示す要部斜視図である。このように、ねじの貫通孔２６１ｂに針金２６３を貫通させているので、ピエゾスピーカ１６０から大きな振動が生じてもねじ２６１は脱落しない。すなわち、貫通孔２６１ｂと針金２６３とはねじ２６１の抜け止めを図る抜け止め機構を構成しており、ピエゾスピーカ１６０は取り付け位置から外れてしまうことがない。
なお、タンクレールの貫通穴１４３ａにタンクレール内側においてねじの頭２６１ａを側面部１４３に挿入させる挿入部を形成し、ねじの頭２６１ａを同挿入部に挿入させてタンクレール内への同頭２６１ａの出っ張りをなくすようにしてもよい。
【００５２】
また、ピエゾスピーカ１６０をタンクレール１４０から取り外す際には、捩られた針金２６３を切断用工具にて切断して除去すると、ナット２６２を外すことができ、ねじ２６１を外してピエゾスピーカ１６０をタンクレール１４０から取り外すことができる。このように、着脱可能なねじ２６１と抜け止め機構により、ピエゾスピーカ１６０が振動によりタンクレール１４０から外れることを防止しながら、ピエゾスピーカ１６０の交換を容易にさせることができる。
この場合も、ピエゾスピーカ１６０から音声出力の際に生じる振動は、タンクレールや、機構板を介して遊技球タンクに伝えられ、遊技球タンク内やタンクレール内の遊技球に伝えられる。したがって、遊技球タンク内やタンクレール内の遊技球は滞留せず、遊技球の流下が促進されることになる。
【００５３】
さらに、ピエゾスピーカを遊技球タンクに装着する際にも、着脱可能なねじを使用することが可能である。なお、図示を省略しているが、図１３を用いて説明する。
遊技球タンク１２０の側面部１２５における下部流出口１２１近傍には、ピエゾスピーカ１６０の取り付け位置に合わせて貫通穴１２５ａが設けられている。この貫通穴１２５ａは、ピエゾスピーカの貫通穴１６１とほぼ同じ内径とされ、図１５で示したねじ２６１と同様の貫通孔を有するねじを貫通させることが可能であるとともに、同ねじの頭を掛止させるようになっている。
【００５４】
ピエゾスピーカの貫通穴１６１を遊技球タンクの貫通穴１２５ａの位置に合わせ、頭を背面側としたねじを背面側から貫通穴１２５ａ、貫通穴１６１の順に貫通させると、ナットをねじと螺合させることができる。その後、ナットよりも前面側となった貫通孔に針金を貫通させ、両端を合わせるように折り返して捩ると、ピエゾスピーカ１６０は遊技球タンク１２０に対して着脱可能なねじにより下部流出口１２１の近傍に取り付けられる。この場合も、着脱可能なねじと抜け止め機構により、ピエゾスピーカ１６０が振動により遊技球タンク１２０から外れることを防止しながら、ピエゾスピーカ１６０の交換を容易にさせることができる。そして、ピエゾスピーカ１６０から音声出力の際に生じる振動は、遊技球タンクや、機構板を介してタンクレールに伝えられ、遊技球タンク内やタンクレール内の遊技球に伝えられて、遊技球の流下が促進されることになる。
この他、詳しい説明を省略するが、ピエゾスピーカを遊技球タンクとタンクレールの双方に装着する際にも、着脱可能なねじを使用することが可能である。
【００５５】
また、ピエゾスピーカを遊技球流路部の所定場所に収容することにより装着するようにしてもよい。図１７は、変形例にかかる遊技機において、タンクレールの遊技球導入部位１４１の近傍にピエゾスピーカ１６０を装着する様子を前面から臨んで右斜め上の方向から見て示す分解斜視図である。なお、符号については、上述した実施形態と同じにしてある。
遊技球導入部位１４１近傍におけるタンクレール１４０の側面部１４３の前面側には、ピエゾスピーカ１６０を密着させて収容可能な収容ポケット１４３ｃが設けられている。この収容ポケット１４３ｃは、上方に開口１４３ｃ１を有し、ピエゾスピーカ１６０を上方から収容することができるようになっている。ここで、収容ポケット１４３ｃの前後方向の内寸Ｌ１１はピエゾスピーカ１６０の厚みと略一致させ、前面から臨んだときの左右方向の内寸Ｌ１２はピエゾスピーカ１６０の直径と略一致させてある。また、収容ポケット１４３ｃの前面側には開口１４３ｃ２が形成されている。なお、ピエゾスピーカ１６０の装着位置に対応して機構板８０に図示しない貫通穴が形成されており、タンクレール１４０を機構板８０に取り付けた際に収容ポケット１４３ｃは同貫通穴に挿入されるようになっている。
【００５６】
ピエゾスピーカ１６０の表側を前面側に向けて同ピエゾスピーカ１６０を上方から収容ポケット１４３ｃに収容すると、図１８に示すように、ピエゾスピーカ１６０は収容ポケット１４３ｃに密着して収容される。そして、ピエゾスピーカ１６０から音声出力の際に生じる振動は、遊技球導入部位１４１近傍に収容ポケット１４３ｃを有するタンクレール１４０や、機構板８０を介して遊技球タンク１２０に伝えられ、遊技球タンク１２０内やタンクレール１４０内の遊技球に伝えられる。したがって、遊技球タンク内やタンクレール内の遊技球は滞留せず、遊技球の流下が促進されることになる。
このように、ピエゾスピーカを密着させて収容する収容ポケットをタンクレールに設けることにより、ピエゾスピーカをタンクレールに装着する際に収容ポケットに収容するだけでよくなり、ピエゾスピーカを装着する作業が容易となる。また、ピエゾスピーカを装着位置から外す際には収容ポケットからピエゾスピーカを抜き取るだけでよいので、ピエゾスピーカの交換が容易となる。
【００５７】
一方、ピエゾスピーカを遊技球タンクに装着する際にも、収容ポケットを使用することが可能である。図１９は、変形例にかかる遊技機において、遊技球タンクの下部流出口１２１の近傍にピエゾスピーカ１６０を装着する様子を前面から臨んで右斜め上の方向から見て示す分解斜視図である。
下部流出口１２１近傍における遊技球タンク１２０の側面部１２５の前面側には、ピエゾスピーカ１６０を密着させて収容可能な収容ポケット１２５ｃが設けられている。この収容ポケット１２５ｃも、上方に開口を有してピエゾスピーカ１６０を上方から収容することができるようになっているとともに、前面側には開口が形成されている。また、収容ポケット１２５ｃの前後方向の内寸はピエゾスピーカ１６０の厚みと略一致させ、前面から臨んだときの左右方向の内寸はピエゾスピーカ１６０の直径と略一致させてある。なお、遊技球タンク１２０を機構板８０に取り付けた際に収容ポケット１２５ｃを挿入可能な貫通穴が機構板８０に形成されている。
【００５８】
ピエゾスピーカ１６０の表側を前面側に向けて同ピエゾスピーカ１６０を上方から収容ポケット１２５ｃに収容すると、ピエゾスピーカ１６０は収容ポケット１２５ｃに密着して収容される。そして、ピエゾスピーカ１６０から音声出力の際に生じる振動は、遊技球タンク１２０や、機構板８０を介してタンクレール１４０に伝えられ、遊技球タンク１２０内やタンクレール１４０内の遊技球に伝えられる。このように、ピエゾスピーカを密着させて収容する収容ポケットを遊技球タンクに設けることが可能であり、ピエゾスピーカを装着する作業や、ピエゾスピーカを交換する作業が容易となる。
この他、詳しい説明を省略するが、遊技球タンクとタンクレールの双方に収容ポケットを設け、複数のピエゾスピーカをそれぞれの収容ポケットに収容するようにしてもよい。
【００５９】
さらに、ピエゾスピーカを遊技球タンクに装着した後、装着位置を調整することができると好適である。図２０は、変形例にかかる遊技機において、タンクレールの遊技球導入部位１４１の近傍にピエゾスピーカ１６０を装着する様子を前面から臨んで右斜め上の方向から見て示す分解斜視図である。なお、図１５と同じ構成のものについては、同じ符号を付して詳しい説明を省略する。
円盤形状とされたピエゾスピーカ１６０の中心部に表側から裏側まで貫通した貫通穴１６１が形成されているとともに、タンクレールの側面部１４３における遊技球導入部位１４１近傍にはタンクレール１４０内の遊技球の流下方向と略平行に形成された長穴１４３ｄが設けられている。この長穴１４３ｄは、ねじ２６１を貫通させることが可能であるとともに、同ねじ２６１の頭２６１ａを掛止させるようになっている。
【００６０】
まず、ピエゾスピーカの貫通穴１６１をタンクレールの長穴１４３ｄのある位置に合わせ、頭２６１ａを背面側としたねじ２６１を背面側から長穴１４３ｄ、貫通穴１６１の順に貫通させ、ナット２６２をねじ２６１と螺合させる。その後、ナット２６２よりも前面側となった貫通孔２６１ｂに針金２６３を貫通させ、両端を合わせるように折り返して捩ると、ピエゾスピーカ１６０はタンクレール１４０に対して着脱可能なねじにより遊技球導入部位１４１の近傍に取り付けられる。ここで、ねじ２６１を取り付ける位置は長穴１４３ｄに沿って遊技球の流下方向に変更可能である。すなわち、ピエゾスピーカ１６０はタンクレール１４０に対して装着位置を変更可能に装着されていることになり、遊技球タンクとタンクレールの構造や、遊技球の流れに応じてピエゾスピーカの装着位置を調整することが可能となるので、利便性が向上する。なお、ピエゾスピーカ１６０の装着位置を変更する際には、捩られた針金２６３を切断用工具にて切断して除去すると、ナット２６２を緩めることができ、ピエゾスピーカ１６０の装着位置を長穴１４３ｄに沿って変更することが可能である。
この他、詳しい説明を省略するが、遊技球タンクの側面部に長穴を形成し、ピエゾスピーカの装着位置を同長穴に沿って変更可能としてもよい。むろん、ピエゾスピーカを遊技球タンクとタンクレールの双方に装着する際にも、同遊技球タンクとタンクレールに長穴を形成し、ピエゾスピーカの装着位置を同長穴に沿って変更可能とすることができる。
【００６１】
また、ピエゾスピーカを収容する収容ポケットを使用して装着位置を調整することができると好適である。図２１は、変形例にかかる遊技機において、遊技球タンクの下部流出口１２１の近傍にピエゾスピーカ１６０を装着した様子を前面から臨んで右斜め上の方向から見て示す要部斜視図である。
遊技球タンクの前面側の側面部１２５には、略水平に一対のレール部材１２５ｄ，１２５ｄが互いに平行となるように取り付けられている。同レール部材１２５ｄ，１２５ｄは、収容ポケット１２５ｅの背面側において略水平に形成された挿入部１２５ｅ１を上下から挟むようにしてスライド動可能に保持するようになっている。なお、収容ポケット１２５ｅは、図１９で示した収容ポケット１２５ｃと同様、上方に開口を有してピエゾスピーカ１６０を上方から収容することができるようになっているとともに、前面側には開口が形成されている。また、収容ポケット１２５ｃの前後方向の内寸はピエゾスピーカ１６０の厚みと略一致させ、前面から臨んだときの左右方向の内寸はピエゾスピーカ１６０の直径と略一致させてある。
【００６２】
レール部材１２５ｄ，１２５ｄには、それぞれ水平方向の位置が同じとなるように上下方向に貫通した複数の貫通孔１２５ｄ１が形成されている。また、図示されていないが、収容ポケット１２５ｅの背面側の挿入部１２５ｅ１にも上下方向に貫通した貫通孔１２５ｄ１と略同径の貫通孔が形成されている。そして、レール部材１２５ｄ，１２５ｄの貫通孔１２５ｄ１のいずれかと収容ポケット１２５ｅの貫通孔の位置を合わせて上方から挿入ピン１２５ｆを挿入すると、同挿入ピン１２５ｆはこれらの貫通孔をすべて貫通し、収容ポケット１２５ｅを固定することができる。そして、ピエゾスピーカ１６０から音声出力の際に生じる振動は、収容ポケット１２５ｅを介して遊技球タンク１２０に伝えられ、さらに機構板８０を介してタンクレール１４０に伝えられて、遊技球タンク１２０内やタンクレール１４０内の遊技球に伝えられる。
【００６３】
ここで、挿入ピン１２５ｆを挿入する位置は、レール部材１２５ｄ，１２５ｄに沿って略水平に変更可能である。すなわち、収容ポケット１２５ｅに収容されたピエゾスピーカ１６０は遊技球タンク１２０に対して装着位置を変更可能に装着されていることになり、遊技球タンクとタンクレールの構造や、遊技球の流れに応じてピエゾスピーカの装着位置を調整することが可能となるので、利便性が向上する。なお、ピエゾスピーカ１６０の装着位置を変更する際には、挿入ピン１２５ｆを外すことにより、レール部材１２５ｄ，１２５ｄに沿ってピエゾスピーカの装着位置を変更することが可能である。
【００６４】
（７）第二の実施形態：
ところで、本発明の遊技機は、上述した実施形態以外にも、様々な実施形態が考えられる。
例えば、ピエゾスピーカは、遊技の状況に応じた遊技音を音声出力する以外にも、遊技機の動作が正常でないことを報知する報知音を音声出力してもよい。図２２は、第二の実施形態にかかる遊技機における音声出力手段の回路構成を示す概略ブロック図である。
図に示すように、ピエゾスピーカ１６０は、リード線１６３，１６３を介して音声出力回路Ｃ６に接続されている。本音声出力回路Ｃ６は、各種報知音のパターンを内蔵した図示しない音声出力ＩＣを中心として各種抵抗器やコンデンサ等から構成される回路であり、遊技音の周波数を決定する信号を入力し、ピエゾスピーカ１６０に対して同信号に応じた周波数の報知音の電圧信号を出力する回路である。遊技板３０に取り付けられたメイン基板ではバスＣ１にＣＰＵＣ２、ＲＯＭＣ３、ＲＡＭＣ４、インターフェイス回路Ｃ５の他、タイマ回路Ｃ７、インターフェイス回路Ｃ８等が接続されており、音声出力回路Ｃ６はメイン基板のインターフェイス回路Ｃ５に接続されている。また、計数カウンタ８２ａ１を有する遊技球払い出し機構８２ａがインターフェイス回路Ｃ８に接続されている。タイマ回路Ｃ７は、時間を掲示するとともに、入力される時間に応じてＣＰＵＣ２に対して割り込み信号を出力可能である。
【００６５】
ＣＰＵＣ２は、ＲＯＭＣ３に記憶された制御プログラムに基づいてＲＡＭＣ４をワークエリアとして利用しながら各部を制御するとともに、インターフェイス回路Ｃ８を介して遊技球を払い出す払い出し数を遊技球払い出し機構８２ａに対して出力したり、計数カウンタ８２ａ１にて計数された遊技球の数を遊技球払い出し機構８２ａから入手したりする。さらに、ＣＰＵＣ２は、遊技球流路部の玉詰まりを検出する処理を行ったり、玉詰まりを検出したときにインターフェイス回路Ｃ５を介して音声出力回路Ｃ６に対して遊技機の動作が正常でないことを報知させる報知音を音声出力させるようにしている。すなわち、本実施形態では、遊技機の動作が正常でないことを報知させる報知音を音声出力するピエゾスピーカ１６０や音声出力回路Ｃ６やメイン基板が遊技球流路部に振動を与えつつ音声を出力する音声出力手段を構成している。
なお、ピエゾスピーカの取り付け位置は、遊技球タンクとタンクレールを有する遊技球流路部であればよく、上述した実施形態のいずれでもよいが、本実施形態では図２３に示すように遊技球導入部位１４１近傍におけるタンクレール１４０の前面側の側面部１４３に接して取り付けられているものとする。
【００６６】
図２４はメイン基板にて行われる遊技球の払い出し数を遊技球払い出し機構８２ａに対して出力する処理の概略を示すフローチャートであり、図２５は玉詰まりを検出する処理の概略を示すフローチャートである。
図２４の払い出し数出力処理は、遊技球が入賞したとき等、遊技球を払い出す条件が成立したときに実行されるようになっている。処理を開始すると、遊技球払い出し機構８２ａに対して遊技球の払い出し数を出力する（ステップＳ１０２）。また、出力した払い出し数をＲＡＭＣ４に記憶しておく（ステップＳ１０４）。そして、遊技球の払い出しが完了する所定時間後に割り込み処理が行われるように、タイマ回路Ｃ７に対して割り込み処理を行う時間を出力してタイマを設定し（ステップＳ１０６）、本フローを終了する。すると、タイマを設定してから所定時間後にタイマ回路Ｃ７がＣＰＵＣ２に対して割り込み信号を出力するので、割り込み処理が開始されるようになっている。
なお、遊技球払い出し機構８２ａでは、遊技球の払い出し数を入手すると、内蔵するモータを回転駆動し、払い出し数に応じて計数カウンタ８２ａ１にて遊技球を計数しながら遊技球を払い出す動作を行う。
【００６７】
図２５の玉詰まり検出処理は、上記ステップＳ１０６にて設定された時間にタイマ回路Ｃ７から割り込み信号が入力されたときに行われる。処理を開始すると、ＲＡＭＣ４から払い出し数を読み出し（ステップＳ２０２）、計数カウンタにて計数された遊技球の数を遊技球払い出し機構８２ａから入手する（ステップＳ２０４）。次に、計数カウンタにて計数された遊技球の数が上記払い出し数よりも小さいかどうかを判断する（ステップＳ２０６）。遊技球流路部にて玉詰まり現象が生じていなければ、本フローが行われるのは遊技球払い出し機構８２ａにて払い出し数分の遊技球が払い出された後であるため計数された遊技球の数と払い出し数とは同じになる。これらが同じであれば、条件不成立となり、本フローを終了する。
一方、計数された遊技球の数よりも払い出し数のほうが大きい場合、遊技球払い出し機構８２ａに遊技球を流下させる遊技球流路部にて玉詰まり現象が生じている可能性が大きい。この場合、条件成立となり、ステップＳ２０８に進む。
すなわち、上記ステップＳ１０２〜Ｓ１０６，Ｓ２０２〜Ｓ２０６の処理は、遊技球払い出し機構に対して払い出し数を出力するとともに、同払い出し数と計数カウンタにて計数された遊技球の数とに基づいて遊技球流路部の玉詰まりを検出する玉詰まり検出手段を構成する。
【００６８】
ステップＳ２０８では、タンクレール１４０における遊技球の流下方向と略平行な両側面部１４３，１４４を共振させる周波数の音を遊技機の動作が正常でないことを報知する報知音として、音声出力回路Ｃ６に音声出力させる。その後、所定時間後に本フローを再び行うため、タイマ回路Ｃ７に対して割り込み処理を行う時間を出力してタイマを設定し（ステップＳ２１０）、本フローを終了する。すると、所定時間後にタイマ回路Ｃ７がＣＰＵＣ２に対して割り込み信号を出力するので、再度本フローが行われ、ステップＳ２０６にて条件が成立するまで継続して音声出力されることになる。
すなわち、ステップＳ２０８〜Ｓ２１０の処理は、音声出力回路Ｃ６やピエゾスピーカ１６０とともに、玉詰まりが検出されたときに報知音を音声出力する意味での音声出力手段を構成する。
【００６９】
上記ステップＳ２０８にてタンクレールの側面部１４３，１４４を共振させる周波数の音を音声出力させるには、以下のようにすればよい。
すなわち、側面部１４３，１４４を共振させる周波数の基本周波数は、図２３を参照して側面部１４３，１４４の内側を基準として幅をＬ（ｃｍ）、音速をｃ（ｃｍ／ｓ）とすると、ｃ／２Ｌ（Ｈｚ）となる。なお、基本周波数ｃ／２Ｌの整数倍も共振周波数となるが、共振度合いは基本周波数よりも小さくなる。例えば、側面部１４３，１４４の幅Ｌを３ｃｍとすると、２０℃の場合、音速は約３４０００ｃｍ／ｓであるので、共振周波数の基本周波数は、ほぼ、３４０００／（２×３）＝５６６７（Ｈｚ）となる。そして、基本周波数の整数倍も共振周波数となる。そこで、音声出力回路Ｃ６に対して、求められた共振周波数の音をピエゾスピーカ１６０から音声出力させるようにすればよい。
【００７０】
ステップＳ２０８が実行されると、ピエゾスピーカ１６０は、タンクレールの側面部１４３，１４４を共振させる周波数の音を音声出力する。すると、音声出力の際に生じるピエゾスピーカ１６０の振動はタンクレール１４０に伝えられ、タンクレールの側面部１４３，１４４にて共振することにより大きくなる。すなわち、タンクレール１４０内や遊技球タンク１２０内の遊技球に伝えられる振動も大きくなる。
このように、遊技球流路部１００に設けられたピエゾスピーカ１６０からの振動が共振により大きくなるので、より効果的に遊技球タンク１２０内やタンクレール１４０内の遊技球の流下を促進させることができる。なお、ピエゾスピーカがタンクレールの側面に取り付けられているので、ピエゾスピーカからの振動が直接タンクレールの側面に伝えられ、さらに効果的に遊技球タンク内やタンクレール内の遊技球の流下を促進させることができる。その際、別途電気配線を設けて電動式のバイブレータ等を装着したりする必要がない。したがって、遊技機の動作が正常でないことを報知する報知音を出力する回路を利用することにより別途遊技球流路部にバイブレータ等の振動を与える装置を設置する必要がなく、構造を複雑にさせずに、遊技球タンク内やタンクレール内にて玉詰まり現象を生じさせないようにすることが可能となる。
また、遊技球流路部にて玉詰まり現象が生じたときにピエゾスピーカから報知音の音声出力に伴う振動が生じるので、同玉詰まり現象を解消することが可能となる。
【００７１】
なお、ステップＳ２０８を実行する際、室温を温度センサ等により検出し、検出した温度により音声出力させる音の周波数を補正してピエゾスピーカから音声出力させるようにしてもよい。すると、室温変化に応じてタンクレールの両側面をより確実に共振させることができるので、さらに効果的に遊技球タンク内やタンクレール内にて玉詰まり現象を生じさせないようにすることが可能となる。
また、ステップＳ２０６の判断処理では、計数カウンタにて計数された遊技球の数と上記払い出し数とが異なるかどうかを判断するようにしてもよい。計数カウンタにて計数された遊技球の数が払い出し数よりも大きい場合は、玉詰まり現象は生じていないにしてもピエゾスピーカから報知音が音声出力されるので、音声出力の際に生じる振動がタンクレールや遊技球タンクに伝えられ、タンクレール内や遊技球タンク内の遊技球に伝えられて、遊技球の流下が促進される。
【００７２】
上述したフローは遊技球流路部の玉詰まりを検出して報知音を音声出力させる処理の一例にすぎず、様々なフローにより玉詰まりを検出して音声出力させることが可能である。例えば、遊技球払い出し機構が払い出し数分すべての遊技球を払い出す前にさらに遊技球を払い出す条件が成立するような場合には、払い出し数を順次加算してＲＡＭＣ４に記憶させるようにし、加算された払い出し数の遊技球の払い出しが完了する時間に図２５の玉詰まり検出処理を行うようにすればよい。また、遊技球払い出し機構が遊技球を払い出す際に、単位時間あたりに計数される遊技球の数が所定範囲内となっているかどうかにより遊技球流路部の玉詰まりを検出して報知音を音声出力させるようにしてもよい。
さらに、遊技球払い出し機構自体に玉詰まりを検出して所定の検出信号を出力する回路を組み込み、メイン基板では同回路からの検出信号に応じて報知音を音声出力させる処理を行うようにしてもよい。
【００７３】
その他、遊技の状況に応じた遊技音を音声出力するピエゾスピーカとタンクレールを共振させる周波数の報知音を音声出力するピエゾスピーカとを併用して遊技球流路部に音声出力の際に生じる振動を伝えるようにしてもよい。
また、遊技の状況に応じた遊技音にタンクレールを共振させる周波数の音を重畳してピエゾスピーカから音声出力するようにしてもよい。この場合でも、ピエゾスピーカから音声出力する際にタンクレールを共振させる周波数成分の振動が含まれているため、ピエゾスピーカからタンクレールに伝えられる振動は共振により大きくなってタンクレール内や遊技球タンク内の遊技球に伝えられるので、効果的に遊技球の流下を促進させることができる。
なお、タンクレールを共振させるとタンクレールに大きな振動が生じるので、ピエゾスピーカ以外のスピーカを用いてタンクレールを共振させる周波数の音を音声出力させるようにしてもよい。この場合でも、タンクレールは共振により大きく振動し、この振動がタンクレール内や遊技球タンク内の遊技球に伝えられて遊技球の流下を促進させることができる。
【００７４】
（８）遊技球流路部を共振させる位置に関する変形例：
ところで、タンクレールの両側面を共振させる以外にも、様々な部位を共振させることにより遊技球流路部の遊技球の流下を促進させることが可能である。
例えば、図１３を参照して説明すると、遊技球タンク１２０においてタンクレール内の遊技球の流下方向と略平行な一対の側面部１２５，１２６を共振させる周波数の音をピエゾスピーカ１６０から音声出力するようにしてもよい。例えば、側面部１２５，１２６の間隔を８ｃｍとすると、共振周波数の基本周波数は２０℃の場合、ほぼ、３４０００／（２×８）＝２１２５（Ｈｚ）となる。すると、ピエゾスピーカ１６０から遊技球タンク１２０に与えられる振動は同側面部１２５，１２６にて共振することにより大きくなる。したがって、この場合でも効果的に遊技球タンク内やタンクレール内の遊技球の流下を促進させることができる。なお、図１３で示したように、ピエゾスピーカ１６０を遊技球タンクの側面部１２５，１２６に接して装着させると、ピエゾスピーカからの振動が直接遊技球タンクの側面に伝えられ、さらに効果的に遊技球タンク内やタンクレール内の遊技球の流下を促進させることができる。
【００７５】
なお、遊技球タンクの側面部１２５，１２６の間隔とタンクレールの側面部１４３，１４４の間隔とを同じにすると、遊技球タンクとタンクレールとを同時に共振させることができる。遊技球タンクの側面部１２５，１２６の間隔がタンクレールの側面部１４３，１４４の間隔の整数倍であれば、タンクレールの側面部１４３，１４４を共振させる周波数は、遊技球タンクの側面部１２５，１２６を共振させる周波数にもなる。したがって、ピエゾスピーカ１６０からタンクレールの側面部１４３，１４４を共振させる周波数の音を音声出力すると、遊技球タンク１２０の側面部１２５，１２６も共振させることができる。
【００７６】
また、図２６に示すように、タンクレール１４０の底面部１４２と遊技球タンク１２０の底面部１２３とを共振させる周波数の音をピエゾスピーカ１６０から音声出力するようにしてもよい。ここで、両底面部１４２，１２３を共振させる周波数の基本周波数は、底面部１４２，１２３の上下方向の間隔Ｌ２２に基づいて、上述した式により求めることができる。そこで、音声出力回路に対して、求められた共振周波数の音をピエゾスピーカ１６０から音声出力させるようにすればよい。すると、ピエゾスピーカ１６０からタンクレール１４０に与えられる振動は同底面部１４２，１２３にて共振することにより大きくなる。したがって、効果的に遊技球タンク内やタンクレール内の遊技球の流下を促進させることができる。
【００７７】
さらに、同図に示すように、遊技球タンク１２０における下部流出口１２１側の端部の側面１２７と対向する側面１２８とを共振させる周波数の音をピエゾスピーカ１６０から音声出力するようにしてもよい。例えば、側面１２７，１２８の間隔Ｌ２１を２４ｃｍとすると、共振周波数の基本周波数は２０℃の場合、ほぼ、３４０００／（２×２４）＝７０８（Ｈｚ）となり、遊技球タンクの前後方向の側面部１２５，１２６を共振させる場合と比べて共振周波数を小さく、すなわち、低音側とすることができる。なお、基本周波数の整数倍も共振周波数となる。そこで、ピエゾスピーカ１６０から求められた共振周波数の音を音声出力させるようにすればよい。
【００７８】
（９）第三の実施形態：
なお、音声出力手段により遊技球流路部に振動を与えつつ音声を出力するタイミングは、遊技機の動作が正常でないことを報知するタイミング以外としてもよい。遊技球流路部での玉詰まり現象は遊技球を払い出す条件が成立したときに生じやすいので、例えば、同条件が成立したときに音声出力手段により音声を出力するようにしてもよい。
図２７は、第三の実施形態にかかる遊技機における音声出力手段の回路構成を示す概略ブロック図である。なお、バスＣ１、ＣＰＵＣ２、ＲＯＭＣ３、ＲＡＭＣ４、インターフェイス回路Ｃ５、音声出力回路Ｃ６、タイマ回路Ｃ７、ピエゾスピーカ１６０は第二の実施形態と同じであるので、詳細な説明を省略する。ピエゾスピーカ１６０の取り付け位置も第二の実施形態と同じタンクレール１４０の側面部１４３である。むろん、ピエゾスピーカ１６０を遊技球タンク１２０に取り付けてもよいし、遊技球タンク１２０とタンクレール１４０の双方に取り付けてもよい。また、その他の遊技機の各部は第一の実施形態と同じものを採用している。
【００７９】
本実施形態では、バスＣ１にインターフェイス回路Ｃ９，Ｃ１０が接続されている。遊技板３０に設けられた図示しない入賞口には入賞した遊技球を検知する入賞球検知センサ２０１が取り付けられており、同入賞球検知センサ２０１がインターフェイス回路Ｃ９に接続されている。また、遊技板３０には表示装置２０２も取り付けられており、同表示装置２０２がインターフェイス回路Ｃ１０に接続されている。
ＣＰＵＣ２は、ＲＯＭＣ３に記憶された制御プログラムに基づいてＲＡＭＣ４をワークエリアとして利用しながら各部を制御するとともに、インターフェイス回路Ｃ９を介して入賞した遊技球が検知されたことを表す信号を入手したり、インターフェイス回路Ｃ１０を介して遊技の状況に応じた画面を表示装置２０２に表示させたりする。また、ＣＰＵＣ２は、遊技球を払い出す条件が成立したときにインターフェイス回路Ｃ５を介して音声出力回路Ｃ６に対して所定の音を音声出力させるようにしている。
【００８０】
図２８は、メイン基板にて行われる音声出力処理の概略を示すフローチャートである。本フローは、所定時間毎に実行されるようになっている。処理を開始すると、遊技球を払い出す条件が成立しているかどうかを判断する（ステップＳ３０２）。
遊技球を払い出す条件が成立しているかどうかの判断は、例えば、図示しない以下のようなフローを利用して行うことができる。
すなわち、入賞球検知センサ２０１からインターフェイス回路Ｃ９を介して入賞した遊技球が検知されたことを表す信号を入手すると、遊技球を払い出す条件が成立したと判断し、ＲＡＭＣ４内に設けられた所定の払い出し条件フラグをセットする。そして、所定時間後、入賞球検知センサ２０１から入賞した遊技球が検知されている信号が出力されているかどうかを判断し、同信号が出力されている場合には遊技球を払い出す条件が継続して成立していると判断する。この場合はさらに所定時間後に入賞球検知センサ２０１から入賞した遊技球が検知されている信号が出力されているかどうかを判断する処理を繰り返す。一方、同信号が出力されていない場合には、遊技球を払い出す条件は成立していないと判断し、払い出し条件フラグをリセットする。
したがって、同払い出し条件フラグがセットされているかどうかを判断することにより、遊技球を払い出す条件が成立しているかどうかを判断することができる。
【００８１】
ステップＳ３０２にて遊技球を払い出す条件が成立していないと判断した場合、本フローを終了する。一方、遊技球を払い出す条件が成立していると判断した場合、ステップＳ３０４に進み、遊技球を払い出している状態を表す遊技音をピエゾスピーカ１６０から音声出力させる。すると、ピエゾスピーカ１６０からは音声出力に伴って振動が生じるので、生じた振動が遊技球流路部１００に伝わり、遊技球タンク内やタンクレール内の遊技球に伝わって、同遊技球タンク内やタンクレール内の遊技球の流下を促進させることができる。
むろん、第二の実施形態のように、タンクレール１４０を共振させる周波数の音をピエゾスピーカ１６０から音声出力させてもよい。この場合、上述したようにタンクレール１４０における遊技球の流下方向と略平行な両側面部１４３，１４４を共振させる周波数の音を音声出力回路Ｃ６に音声出力させることにより、タンクレール１４０を共振させることができる。
その後、本フローを終了する。すると、所定時間後に再度本フローが行われ、ステップＳ３０２にて遊技球を払い出す条件が不成立となるまで継続して音声出力されることになる。
【００８２】
このように、ステップＳ３０２〜Ｓ３０４の処理は、入賞球検知センサ２０１や音声出力回路Ｃ６やピエゾスピーカ１６０とともに、遊技球を払い出す条件が成立したときに音声を出力する意味での音声出力手段を構成する。その結果、遊技球流路部での玉詰まり現象が生じやすい遊技球を払い出す条件が成立したときに音声出力手段から音声出力に伴う振動が遊技球流路部に与えられるので、効率よく遊技球流路部での遊技球の流下を促進させることができる。
【００８３】
また、遊技球流路部での玉詰まり現象は特に遊技の状況が大当たり状態となった場合に生じやすいので、遊技の状況が大当たり状態となったときに音声出力手段により音声を出力するようにしてもよい。この場合の音声出力手段の回路構成は、例えば、図２７で示したブロック構成とすることができる。ピエゾスピーカ１６０の取り付け位置も第二の実施形態と同じタンクレール１４０の側面部１４３とすることができる。むろん、ピエゾスピーカ１６０を遊技球タンク１２０に取り付けてもよいし、遊技球タンク１２０とタンクレール１４０の双方に取り付けてもよい。
ＣＰＵＣ２は、インターフェイス回路Ｃ１０を介して遊技の状況に応じた画面を表示装置２０２に表示させるとともに、遊技の状況が大当たり状態であるかどうかを判定し、大当たり状態であると判定したときには大当たり状態を示す図柄を表示装置２０２に表示させる。そして、ＣＰＵＣ２は、遊技球を払い出す条件が成立したときにインターフェイス回路Ｃ５を介して音声出力回路Ｃ６に対して所定の音を音声出力させる。
【００８４】
図２９は、メイン基板にて行われる遊技の状況に応じた処理の一部を示すフローチャートである。本フローは、所定時間毎に実行されるようになっている。処理を開始すると、入賞球検知センサ２０１からインターフェイス回路Ｃ９を介して信号を入手し、入賞した遊技球が検知されているかどうかを判断する（ステップＳ４０２）。条件不成立の場合にはステップＳ４１０に進み、条件成立の場合にはステップＳ４０４に進む。
ステップＳ４０４では、表示装置２０２に抽選時の図柄を表示する抽選処理を行う。そして、抽選の結果、遊技の状態がリーチ状態となったり、大当たり状態となったり等するので、ステップＳ４０６にて遊技の状況が大当たり状態であるかどうかを判断する。条件不成立の場合にはステップＳ４１０に進み、条件成立の場合にはステップＳ４０８に進む。
【００８５】
ステップＳ４０８では、ＲＡＭＣ４内に設けられた所定の大当たりカウンタに所定数加算する。ここで、大当たりカウンタが０よりも大きいときが大当たり状態である。そして、図示しないフローにより大入賞口を開状態にさせる処理等を行い、本フローを終了する。
一方、ステップＳ４１０では、大当たりカウンタが０よりも大きいかどうかを判断する。条件成立の場合、大当たりカウンタをデクリメント、すなわち、大当たりカウンタから１を差し引いた値を同大当たりカウンタの値とする処理を行う（ステップＳ４１２）。条件不成立の場合、ステップＳ４１２の処理は行わない。その後、図示しないフローにより大当たりカウンタが０である場合に大入賞口を閉状態にさせる処理等を行い、本フローを終了する。したがって、大当たり状態は大当たりカウンタが０となるまで継続することになる。
【００８６】
図３０は、メイン基板にて行われる音声出力処理の概略を示すフローチャートである。本フローは、所定時間毎に実行されるようになっている。処理を開始すると、大当たり状態であるかどうかを判断する（ステップＳ５０２）。図２９で示したフローを利用すると、大当たりカウンタが０よりも大きいかどうかにより大当たり状態であるかどうかを判断することができる。
ステップＳ５０２にて大当たり状態でないと判断した場合、本フローを終了する。一方、大当たり状態であると判断した場合、ステップＳ５０４に進み、遊技の状況が大当たり状態であることを表す遊技音をピエゾスピーカ１６０から音声出力させる。すると、ピエゾスピーカ１６０からは音声出力に伴って振動が生じるので、生じた振動が遊技球流路部１００に伝わり、遊技球タンク内やタンクレール内の遊技球の流下を促進させることができる。むろん、タンクレール１４０を共振させる周波数の音をピエゾスピーカ１６０から音声出力させてもよい。
その後、本フローを終了する。すると、所定時間後に再度本フローが行われ、ステップＳ５０２にて大当たり状態でないと判断するまで継続して音声出力されることになる。
【００８７】
このように、ステップＳ４０２〜Ｓ４１２，Ｓ５０２〜Ｓ５０４の処理は、入賞球検知センサ２０１や音声出力回路Ｃ６やピエゾスピーカ１６０とともに、遊技の状況が所定の大当たり状態であると判定したときに音声を出力する意味での音声出力手段を構成する。その結果、遊技球流路部での玉詰まり現象が特に生じやすい大当たり状態となったときに音声出力手段から音声出力に伴う振動が遊技球流路部に与えられるので、効率よく遊技球流路部での遊技球の流下を促進させることができる。
なお、遊技の状況が大当たり状態以外の所定の状態であると判定したときにピエゾスピーカ１６０から音声を出力してもよい。例えば、大当たり状態の手前のリーチ状態であっても遊技球流路部での玉詰まり現象は生じやすいので、遊技の状況がリーチ状態であると判定したときにピエゾスピーカ１６０から音声を出力する構成とすることが可能である。この場合でも、遊技球流路部での玉詰まり現象が生じやすいときに音声出力手段からの振動が遊技球流路部に与えられるので、効率よく遊技球流路部での遊技球の流下を促進させることができる。
【００８８】
以上説明したように、本発明によると、種々の使用態様により、別途振動を与える装置を設置する必要がなく、遊技球タンク内やタンクレール内にて玉詰まり現象を生じさせないようにすることが可能な遊技機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明の第一の実施形態にかかるＬ枠遊技機を示す正面図である。
【図２】 図１のＬ枠遊技機を背面から見て示す背面図である。
【図３】 図１のＬ枠遊技機を右側から見て示す右側面図である。
【図４】 遊技球タンクとタンクレールを背面から見て示す背面図である。
【図５】 遊技球タンクとタンクレールを図４の左斜め上の方向から機構板とともに見て示す要部斜視図である。
【図６】 遊技球タンクを上面から見て示す上面図である。
【図７】 タンクレールを図４のＡ方向から見て示す断面図である。
【図８】 タンクレールにピエゾスピーカを装着する様子を前面から臨んで右斜め上の方向から見て示す分解斜視図である。
【図９】 音声出力手段の回路構成を示す概略ブロック図である。
【図１０】 タンクレールにピエゾスピーカを装着した様子を遊技球タンクとともに前面から臨んで右斜め上の方向から見て示す要部斜視図である。
【図１１】 図１０のＢ方向から見て示す断面図である。
【図１２】 タンクレールと遊技球タンクの要部を一部断面視して示す要部背面図である。
【図１３】 変形例にかかる遊技機において、遊技球タンクにピエゾスピーカを装着する様子を示す分解斜視図である。
【図１４】 変形例にかかる遊技機において、遊技球タンクとタンクレールにピエゾスピーカを装着する様子を示す分解斜視図である。
【図１５】 変形例にかかる遊技機において、タンクレールにピエゾスピーカを装着する様子を示す分解斜視図である。
【図１６】 タンクレールにピエゾスピーカを装着した様子を示す要部斜視図である。
【図１７】 変形例にかかる遊技機において、タンクレールにピエゾスピーカを装着する様子を示す分解斜視図である。
【図１８】 タンクレールにピエゾスピーカを装着した様子を示す要部斜視図である。
【図１９】 変形例にかかる遊技機において、遊技球タンクにピエゾスピーカを装着する様子を示す分解斜視図である。
【図２０】 変形例にかかる遊技機において、タンクレールにピエゾスピーカを装着する様子を示す分解斜視図である。
【図２１】 変形例にかかる遊技機において、遊技球タンクにピエゾスピーカをスライド動可能に装着した様子を示す要部斜視図である。
【図２２】 第二の実施形態にかかる遊技機における音声出力手段の回路構成を示す概略ブロック図である。
【図２３】 タンクレールの両側面を共振させる周波数を説明する説明図である。
【図２４】 遊技球の払い出し数を出力する処理の概略を示すフローチャートである。
【図２５】 玉詰まりを検出する処理の概略を示すフローチャートである。
【図２６】 変形例にかかる遊技機において、共振させる位置を説明する説明図である。
【図２７】 第三の実施形態にかかる遊技機における音声出力手段の回路構成を示す概略ブロック図である。
【図２８】 メイン基板にて行われる音声出力処理の概略を示すフローチャートである。
【図２９】 メイン基板にて行われる遊技の状況に応じた処理の一部を示すフローチャートである。
【図３０】 メイン基板にて行われる音声出力処理の概略を示すフローチャートである。
【図３１】 従来例にかかる遊技機の要部を一部断面視して背面側から見て示す要部背面図である。
【符号の説明】
８０…機構板
８１…カバー部
８２…払い出し装置ユニット
８２ａ…遊技球払い出し機構
８２ａ１…計数カウンタ
８２ｂ，８２ｃ…流路
１００…遊技球流路部
１２０…遊技球タンク
１２１…下部流出口
１２３…底面部
１２４…玉切れセンサ
１２５，１２６…側面部
１２５ａ，１２５ｂ…貫通穴
１２５ｃ，１２５ｅ…収容ポケット
１２５ｄ…レール部材
１２５ｄ１…貫通孔
１２５ｅ１…挿入部
１２５ｆ…挿入ピン
１２７，１２８…側面
１４０…タンクレール
１４０ａ…上流側端部
１４０ｂ…下流側端部
１４１…遊技球導入部位
１４２…底面部
１４３，１４４…側面部
１４３ａ，１４３ｂ…貫通穴
１４３ｃ…収容ポケット
１４３ｄ…長穴
１４５…仕切部
１４６…上流側端面部
１４７…取付部
１４８…球均し板
１４９…凸部
１６０…ピエゾスピーカ
１６１，１６４…貫通穴
１６２…ピエゾ素子
１６３…リード線
１７０，１８０…リベット
２６１…ねじ
２６１ｂ…貫通孔
２６２…ナット
２６３…針金
Ｂ１…遊技球
Ｃ１…バス
Ｃ２…ＣＰＵ
Ｃ３…ＲＯＭ
Ｃ４…ＲＡＭ
Ｃ５，Ｃ８…インターフェイス回路
Ｃ６…音声出力回路
Ｃ７…タイマ回路[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
  The present invention relates to a gaming machine including a game ball tank and a tank rail.
[0002]
[Prior art]
  Conventionally, a gaming machine such as a pachinko machine advances a game while paying out a game ball or outputting a game sound as a sound in accordance with the game situation.
  As shown in FIG. 31, in the gaming machine, a gaming ball tank 1 for storing gaming balls, a gaming ball dispensing mechanism (not shown) for dispensing gaming balls, and a gaming ball tank 1 provided below the gaming ball tank 1. A tank rail 2, etc. for guiding a game ball flowing downward from the lower outlet 1a to a game ball payout mechanism is attached to the mechanism plate. In addition, the figure has shown the principal part of the game ball tank 1 and the tank rail 2 with sectional drawing from the back side.
  Here, the tank rail 2 guides the game balls in a plurality of rows, such as two rows, to the downstream side, with the lower outlet 1a side of the game ball tank as the upstream side and the game ball payout mechanism side as the downstream side. The bottom has a gentle slope. When the game ball payout mechanism pays out the game balls, the game balls flowing from the game ball tank flow down to the downstream side along the bottom surface of the tank rail, and are guided to the game ball payout mechanism via the flow path.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
  In the conventional gaming machine described above, a plurality of game balls are arranged in a straight line in a slightly slanted direction (direction L1 in the figure) from the vertical direction at the game ball introduction part 2a facing the lower outlet of the game ball tank. A clogging phenomenon that would cause it to stop moving sometimes occurred. In the figure, a part of the game ball when the clogging phenomenon occurs is indicated by a dotted line. In particular, in an L-frame game machine having a large game area, the space for installing the game ball tank and the tank rail is small, so the bottom surface of the tank rail has to be loosened, and a clogging phenomenon is likely to occur. Here, although it is conceivable to separately attach an electric vibrator that vibrates the game ball flow path portion having the tank rail or the game ball tank, the number of parts increases.
  The present invention has been made in view of the above problems, and a device for separately providing vibration is installed.More reliably withoutIt is an object of the present invention to provide a gaming machine capable of preventing a clogging phenomenon in a game ball tank or a tank rail.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
The present invention is a gaming machine comprising a gaming ball channel section having a gaming ball tank for storing gaming balls and a tank rail for flowing the gaming balls from a lower outlet of the gaming ball tank to a gaming ball payout mechanism, The game ball flow path section includes sound output means for outputting a sound having a frequency for resonating any one or a combination of the game ball tank and the tank rail to give vibration.
According to the present invention, the game ball channel section includes a game ball tank that stores the game ball, and a tank rail that causes the game ball to flow down from the lower outlet of the game ball tank to the game ball payout mechanism. . Then, the sound output means outputs a sound having a frequency that resonates any one or a combination of the game ball tank and the tank rail to the game ball flow path section. Then, since this vibration is transmitted to the game balls in the game ball tank and the game balls in the tank rail, the flow of the game balls in the game ball tank and the tank rail is promoted. Further, the vibration applied to the game ball tank and the tank rail is increased by resonating. Therefore, it is possible to promote the flow of the game balls in the game ball tank or the tank rail more effectively.
[0005]
【The invention's effect】
As described above, the present invention is a gaming machine capable of preventing a clogging phenomenon from occurring in a game ball tank or a tank rail more reliably without installing a separate vibration device. Can be provided.
[0006]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the above-mentionedMeans suitable for achieving the objective will be described.
  Mean 1:
  A game ball channel having a game ball tank for storing the game ball and a tank rail for allowing the game ball to flow down from the lower outlet of the game ball tank to the game ball dispensing mechanism is given vibration to the game ball channel. A gaming machine comprising voice output means for outputting voices.
  According to the means 1, the game ball channel section includes a game ball tank that stores the game ball, and a tank rail that causes the game ball to flow down from the lower outlet of the game ball tank to the game ball payout mechanism. . The sound output means outputs sound while applying vibration to the game ball flow path portion. Then, since this vibration is transmitted to the game balls in the game ball tank and the game balls in the tank rail, the game balls in the game ball tank and the tank rail do not stay and the flow of the game balls is promoted. Therefore, it is not necessary to separately install a device for applying vibration to the game ball flow path section by using a means for outputting sound, so that a clogging phenomenon does not occur in the game ball tank or tank rail. Is possible.
  The gaming machine of the present invention only needs to play a game using a game ball. For example, it may be a pachinko gaming machine that launches a game ball toward a game area and plays a game. It may be a so-called pachi-lot where a game is changed by changing the design.
  In particular, in a pachinko gaming machine (L-frame gaming machine) having a large gaming area, there is little space for installing a gaming ball tank or tank rail, so the inclination of the bottom surface of the tank rail has to be relaxed. The clogging phenomenon tends to occur at the site where the water flows. Even in such a gaming machine, the gaming machine according to the present invention transmits vibration from the sound output means to the gaming ball in the gaming ball tank and the gaming ball in the tank rail, so that the flow of the gaming ball is promoted, The clogging phenomenon does not occur.
  Note that the audio output means may be provided in the game ball flow path section, and may be provided outside the game ball tank or the tank rail, or may be provided inside these.
[0007]
  Mean 2:
  2. A gaming machine according to claim 1, wherein the sound output means includes a piezo speaker.
  According to the means 2, an example of the sound output means can be provided. Here, since the piezo speaker generates a large vibration when outputting sound, it is possible to effectively promote the flow of the game ball in the game ball tank or the tank rail. Of course, it is only an example that the sound output means is configured by a piezo speaker, and it is possible to configure the sound output means as long as it outputs sound while vibrating the game ball flow path portion. A speaker or the like may be used.
  Mean 3:
  2. The gaming machine according to claim 2, wherein the piezo speaker is mounted in contact with one or a combination of the game ball tank and the tank rail.
  According to the means 3, the vibration from the piezo speaker is efficiently transmitted to the game ball tank or the tank rail, so that the flow of the game ball in the game ball tank or the tank rail can be promoted more effectively. Of course, depending on the structure of the gaming machine, the piezo speaker is attached to the game sphere flow path so as not to contact the game sphere tank or tank rail, and vibration from the piezo speaker is indirectly applied to the game sphere tank or tank rail. It is also possible to communicate to them.
[0008]
  Mean 4:
  4. The gaming machine according to any one of means 2 or 3, wherein the piezo speaker is mounted in the vicinity of the lower outlet in the gaming ball tank.
  According to the means 4, an example of the attachment position of the piezo speaker can be provided. Here, the clogging phenomenon is likely to occur from the lower outlet of the game ball tank to the game ball introduction portion of the tank rail, so that it is possible to prevent the clogging phenomenon from occurring more reliably.
[0009]
  Mean 5:
  4. The gaming machine according to any one of the means 2 or 3, wherein the piezo speaker is mounted in the vicinity of a game ball introducing portion facing the lower outlet in the tank rail. .
  The means 5 can also provide an example of the attachment position of the piezo speaker, and for the reason described above, it is possible to prevent the clogging phenomenon more reliably. Of course, the piezo speaker can be mounted at various positions depending on the structure of the gaming machine, and the flow of the gaming ball can be promoted.
[0010]
  Mean 6:
  6. The gaming machine according to any one of the means 2 to 5, wherein the piezo speaker is attached to one or a combination of the game ball tank and the tank rail by a rivet.
  According to the means 6, an example of the attachment structure of the piezo speaker can be provided. Here, for example, if a head is formed at the end of a rivet that penetrates the side surface of the game ball tank or tank rail and the piezo speaker, the rivet will not fall off even if a large vibration occurs from the piezo speaker. Therefore, the piezo speaker does not come off the mounting position.
[0011]
  Mean 7:
  In the gaming machine according to any one of the means 2 to 5, the piezo speaker is attached to any one or combination of the game ball tank and the tank rail with a detachable screw, and the screw is prevented from coming off. A gaming machine, characterized in that a retaining mechanism is provided.
  The means 7 can also provide an example of a piezo speaker mounting structure. Here, since the screw for attaching the piezo speaker is provided with a retaining mechanism, the screw does not fall off even if a large vibration is generated from the piezo speaker. Therefore, the piezo speaker does not come off the mounting position.
[0012]
  Mean 8:
  6. The gaming machine according to any one of the means 2 to 5, wherein any one or a combination of the game ball tank and the tank rail includes an accommodation pocket for accommodating the piezoelectric speaker in close contact with each other. .
  According to the means 8, when the piezo speaker is stored in close contact with the storage pocket, the generated vibration can be transmitted from the storage pocket to the game ball tank or tank rail. That is, when the piezo speaker is mounted on the game ball tank or tank rail, the piezo speaker can be easily replaced because it only needs to be stored in the storage pocket.
[0013]
  Mean 9:
  In the gaming machine according to any one of the means 2 to 8, the piezo speaker is mounted so that a mounting position can be changed with respect to any one or combination of the game ball tank and the tank rail. To play.
  According to the means 9, the mounting position of the piezo speaker can be changed. Therefore, for example, the mounting position of the piezo speaker can be adjusted according to the flow of the game ball, and convenience is improved.
[0014]
  Mean 10:
  10. The gaming machine according to any one of the means 1 to 9, wherein the sound output means outputs sound of a frequency that resonates any one or combination of the game ball tank and tank rail. Machine.
  According to the means 10, the vibration applied to the game ball tank or the tank rail is increased by resonating. Therefore, it is possible to promote the flow of the game balls in the game ball tank or the tank rail more effectively.
[0015]
  Mean 11:
  11. The gaming machine according to claim 10, wherein the sound output means outputs a sound having a frequency that resonates both side surfaces of the tank rail that are substantially parallel to the flow-down direction of the game ball.
  According to the means 11, the vibration applied to the tank rail is increased by resonating on both side surfaces of the tank rail, so that the flow of the game ball in the game ball channel portion can be more effectively promoted. . In this case, if the sound output means is attached to the side surface of the tank rail, the vibration from the sound output means is directly transmitted to the side surface of the tank rail, so that the flow of the game balls in the game ball tank or the tank rail is more effectively reduced. Can be promoted. Of course, the sound output means may output a sound having a frequency that resonates both side surfaces substantially parallel to the flow-down direction of the game ball in the tank rail in the game ball tank. Then, the vibration applied to the game ball tank is increased by resonating on both side surfaces of the game ball tank, so that even in this case, the flow of the game ball in the game ball channel portion can be more effectively promoted. .
[0016]
  Means 12:
  In the gaming machine according to any one of the means 10 and 11, the sound output means outputs a sound having a frequency that causes the bottom surface of the tank rail and the bottom surface of the game ball tank to resonate. Gaming machine.
  According to the means 12, the vibration applied to the game ball tank or the tank rail is increased by resonating between the bottom surface of the tank rail and the bottom surface of the game ball tank. Therefore, the flow of the game ball in the game ball channel portion can be more effectively promoted by the means 12 as well.
[0017]
  Mean 13:
  13. The gaming machine according to any one of the means 1 to 12, wherein the sound output means outputs a sound for notifying that the operation of the gaming machine is not normal.
  According to the means 13, since the sound output means according to the present invention can be configured by using means for outputting sound of the notification sound for notifying that the operation of the gaming machine is not normal, the structure is not complicated.
[0018]
  Mean 14:
  In the gaming machine described in the above means 13,
  A clogging detection means for detecting clogging of the game ball flow path portion is provided,
  The gaming machine according to claim 1, wherein the sound output means outputs a notification sound as a sound when a clogging is detected by the clogging detection means.
  According to the means 14, when a clogging occurs in the game ball flow path portion, the clogging is detected by the clogging detection means, and a notification sound is output from the voice output means. Then, the vibration accompanying the sound output is transmitted to the game balls in the game ball tank or the tank rail. Therefore, when the clogging phenomenon occurs, it is possible to eliminate the clogging phenomenon by the vibration accompanying the voice output of the notification sound from the voice output means.
[0019]
  Means 15:
  In the gaming machine described in the above means 14,
  The game ball payout mechanism has a counting counter for counting the number of game balls to be paid out, and pays out the game balls while counting the game balls with the count counter according to the number of payouts to be input.
  The clogging detection means outputs the number of payouts to the game ball payout mechanism, and based on the number of payouts and the number of game balls counted by the count counter, A gaming machine characterized by detecting clogging.
  According to the means 15, when the ball clogging detection means outputs the number of payouts to the game ball payout mechanism, the game ball payout mechanism counts the game balls while counting the game balls with the count counter according to the input payout number. Pay out. Here, the clogging detection means detects clogging in the game ball flow path section based on the number of payouts and the number of game balls counted by the counting counter. In other words, the clogging can be detected by using the counting counter of the game ball payout mechanism, and when the clogging phenomenon occurs, the clogging phenomenon is eliminated by the vibration accompanying the voice output of the notification sound from the voice output means. Is possible.
[0020]
  Means 16:
  16. The gaming machine according to any one of the means 1 to 15, wherein the sound output means outputs a sound when a condition for paying out the game ball is satisfied.
  According to the means 16, when the condition for paying out the game ball is satisfied, vibration from the sound output means is given to the game ball flow path portion. Since the clogging phenomenon in the game ball channel portion is likely to occur when the condition for paying out the game ball is satisfied, the flow of the game ball in the game ball channel portion can be promoted efficiently.
  Means 17:
  The gaming machine according to any one of the means 1 to 16, wherein the sound output means outputs a sound when it is determined that the game situation is in a predetermined state.
  According to the means 17, the vibration from the sound output means is given to the game ball flow path section when the game situation is a predetermined state. Therefore, if the sound is output from the sound output means when it is determined that the clogging phenomenon is likely to occur in the game ball flow channel portion, the flow of the game ball in the game ball flow channel portion is efficiently reduced. Can be promoted.
  Here, as an example of the predetermined state, the sound output means may output a sound when it is determined that the game situation is a predetermined jackpot state. The clogging phenomenon in the game ball channel part is likely to occur especially when the game situation becomes a big hit state, so the game ball flows down in the game ball channel part when the ball clogging phenomenon is likely to occur. Can be promoted. Of course, the sound output means can output sound when it is determined that there are various states depending on the gaming machine. For example, in the so-called reach state in front of the big hit state, the game ball flow block is clogged. Since a phenomenon is likely to occur, sound may be output when it is determined that the reach state is reached.
[0021]
  Means 18:
  18. A gaming machine according to any one of the means 1 to 17, wherein the sound output means outputs a sound of a game sound according to a game situation.
  According to the means 18, the sound output means according to the present invention can be configured using the means for outputting the game sound according to the game situation. Therefore, the structure of the gaming machine is not complicated. Of course, it goes without saying that it is also possible to use in combination with means for outputting a notification sound for notifying that the operation of the gaming machine is not normal.
[0022]
nextThe embodiments of the present invention will be described in the following order.
(1) Schematic configuration of an L-frame gaming machine to which the gaming machine of the present invention is applied:
(2) Description of game ball tank and tank rail:
(3) Explanation of piezo speaker:
(4) Effects of the present invention:
(5) Modification examples regarding the mounting position of the piezo speaker:
(6) Modified example regarding the mounting structure of the piezo speaker:
(7) Second embodiment:
(8) Modifications related to the position where the game ball channel portion is resonated:
(9) Third embodiment:
[0023]
(1) Schematic configuration of an L-frame gaming machine to which the gaming machine of the present invention is applied:
  FIG. 1 shows the gaming machine according to the first embodiment of the present invention as seen from the front. Note that this gaming machine is an L-frame gaming machine having a large gaming area.
  In the figure, the metal outer frame 10 is formed by pressing a steel material. The outer frame 10 has a rectangular opening 10 a that is slightly larger in size than the rectangular plate-shaped metal main body frame 20. The main body frame 20 is pivotally supported at the left end of the rectangular opening 10a, rotates about a rotation shaft (not shown), and is detachably attached to the outer frame 10.
  The main body frame 20 is also formed by pressing a steel material. A rectangular board-shaped game board 30 is attached to the upper part of the main body frame 20. A game ball launching mechanism 40 and a resin flow path plate 50 formed in a substantially rectangular shape are attached to the lower part of the main body frame 20. Further, a lower plate 70 is attached to the main body frame 20 on the front side of the flow path plate 50.
[0024]
  On the front surface of the game board 30, an outer frame rail that makes a right turn from the center of the lower end is erected forward, and a substantially circular region surrounded by the outer frame rail is a game region 31. Although not shown in the game area 31, a large number of nails, a plurality of winning holes, an out-ball collecting port for collecting game balls that have not won a prize as out-balls, and a display device for displaying the status of the game Etc. are arranged.
  A resin front frame 60 is pivotally supported at the left end of the main body frame 20 on the front side of the game board 30. The front frame 60 is provided with a glass frame 61 facing the game area 31, a decoration lamp 62 arranged so as to surround the glass frame 61, and an upper plate 63. A firing handle 41 that constitutes a part of the firing mechanism 40 is attached to the front of the front frame 60.
  The launch mechanism 40 launches a game ball with a launcher according to the amount of rotation of the launch handle 41 and releases it toward the game board 30. The released game ball passes through a launch path surrounded by a shield plate attached to the front side of the flow path plate 50 and a pair of partition plates, and then is an outer rail erected on the front side of the game plate 30. And the inner rail are inserted into the game area 31.
[0025]
  2 is a rear view of the L-frame gaming machine as viewed from the back, and FIG. 3 is a right side view of the L-frame game machine as viewed from the right side of FIG. On the back side of the game board 30, a rectangular bowl-shaped resin mechanism plate 80 is pivotally supported at the upper right end of the main body frame 20 in FIG. 2, and a rectangular bowl-shaped resin board base 90 is shown in FIG. 2 of the main body frame 20. It is pivotally supported at the lower right corner.
  The substrate base 90 is supported at the right end of FIG. 2 by a hinge fitting provided between the rear surface of the main body frame 20 and can be opened and closed to the front side of the paper in FIG. . Various control boards and power supply circuits are accommodated on the front side of the board base.
[0026]
  The mechanism plate 80 is also supported by a hinge fitting provided between the right end of FIG. 2 and the back surface of the main body frame 20, and can be opened and closed to the front side of the drawing in FIG. . The mechanism plate 80 is formed with a cover portion 81 that serves as a cover for covering the liquid crystal display, the control board, and the like disposed on the game board 30 from the back side. 100 is provided, and a dispensing device unit 82 is provided on the right side of the cover portion 81.
  The cover part 81 is comprised by the rectangular housing which has an opening in the front side, and has covered the game board 30 from the back side. In the present embodiment, the cover 81 covers the main board attached to the game board 30, but the main board is not covered in order to eliminate the need to open and close the mechanism board 80 when inspecting the main board. A cover portion may be formed as described above.
[0027]
  The payout unit 82 is a game ball payout mechanism 82a for paying down a predetermined number of game balls while counting the number of game balls to be paid out by the counting counter 82a1, and a game ball payout mechanism for the game balls from the tank rail 140. A flow path 82b provided in a curved shape for guiding to 82a and a flow path 82c for guiding the game balls paid out from the game ball paying mechanism 82a to the upper plate 63 and the lower plate 70 are provided. The game ball payout mechanism 82a can release game balls in units of one by rotation of a built-in motor.
  Then, the game balls that flow downward from the game ball tank 120 mounted above the cover portion 81 move from the left side to the right side in FIG. 63 and the lower plate 70 are paid out.
[0028]
(2) Description of game ball tank and tank rail:
  The game ball channel section 100 provided above the cover portion 81 includes a game ball tank 120 for storing game balls, and a game ball from the lower outlet of the game ball tank 120 to the game ball payout mechanism 82a of the payout device unit 82. And a tank rail 140 for flowing down. 4 is a rear view showing the game ball tank 120 and the tank rail 140 as viewed from the back, and FIG. 5 is a perspective view of the main part as seen along with the mechanism plate 80 from the upper left direction of FIG. 6 is a top view showing the game ball tank 120 as seen from above.
  The game ball tank 120 has a substantially box-like shape in which the top is widely opened in a substantially rectangular shape, and a substantially rectangular lower outlet 121 is provided at the bottom of the bottom (left side in FIG. 4). The lower outlet 121 is slightly intermediate in the front-rear direction and is disposed above the tank rail 140.
[0029]
  The game ball tank 120 is integrally formed with attachment pieces 122a and 122b on both side ends, and the right attachment piece 122a in FIG. 4 is inserted into the fixed pocket 80a of the mechanism plate 80 and supported. The piece 122b is screwed to the mechanism plate 80. Therefore, when the game ball tank 120 is attached in close contact with the mechanism plate 80, it is only necessary to insert the right attachment piece 122a into the fixed pocket 80a and screw the left attachment piece 122b to the mechanism plate 80. Further, when removing the game ball tank 120, the game ball tank 120 can be easily removed simply by removing the screw at the portion of the left mounting piece 122b. Thus, since the game ball tank 120 is easily attached to and detached from the mechanism plate 80, it is possible to quickly replace the game ball tank 120 even when wear becomes noticeable with use.
[0030]
  The bottom surface 123 of the game ball tank 120 has an inclined surface that faces downward toward the lower outlet 121 on the left side of FIG. 4, and the game balls that are supplied and stored appropriately face the lower outlet 121. Is flowing. A ball break sensor 124 including a detection plate and a micro switch is attached to the bottom surface portion 123. The detection plate of the ball break sensor 124 has an upper surface along the bottom surface portion 123, with the front end portion 124 a directed toward the lower outlet 121, and the game ball tank 120 at the shaft attachment portion 124 b opposite to the front end portion 124 a. It is pivotally attached to the bottom. The front end portion 124a of the detection plate can be finely moved in the vertical direction, and the micro switch of the ball break sensor 124 is turned on / off by the movement of the detection plate, and detects whether or not the game ball in the game ball tank 120 is out of ball.
[0031]
  7 is a cross-sectional view showing the tank rail 140 as viewed from the direction A in FIG. As shown in FIGS. 4, 5, and 7, the tank rail 140 guides the game balls to the downstream side in two rows. The lower outlet 121 side of the game ball tank is connected to the upstream end portion 140a, A gentle slope is attached to the bottom surface with the dispensing device unit 82 side as the downstream end 140b. Since the tank rail 140 of this embodiment is used for an L frame gaming machine, the inclination is gentler than that of a tank rail used for a gaming machine that is not an L frame. There are various tank rails to which the present invention can be applied, and the rails may be guided to the downstream side in other than two rows such as three rows.
  The tank rail 140 is screwed to the mechanism plate 80 below the game ball tank 120. A game ball introduction portion 141 facing the lower outlet 121 of the game ball tank is provided on the left side of FIG. 4, and the bottom surface portion 142 of the tank rail is disposed on the payout device unit 82 side from the game ball introduction portion 141 side (FIG. 4). It is formed in the shape of a plate inclined so as to gradually become lower toward the right side.
[0032]
  From the bottom surface portion 142, a pair of side surface portions 143 and 144 extending upward from the edge portions on the front and rear sides so as to be substantially parallel to the flowing direction of the game ball, or a pair of side surface portions 143. , 144 is formed with a partition 145 that divides the passage between the front and the rear. Further, an upstream end surface portion 146 that is bent upward and extends is formed on the upstream edge portion. Further, a mounting portion 147 is provided to extend downward from a lower portion of the game ball introduction site 141 in the bottom surface portion 142 and to extend upstream from the upstream end surface portion 146. The attachment portion 147 is connected to a portion extending upstream from the upstream end surface portion 146, and can be screwed to the mechanism plate 80 through a hole 147a formed in the same portion.
  Here, a convex portion 149 is formed downward from a lower portion of the downstream end portion 140 b of the tank rail 140. A through hole 149 a is formed in the convex portion 149 so that the downstream end portion 140 b of the tank rail is pivotally supported by a pivot pin that protrudes from the mechanism plate 80 toward the back side of the tank rail 140 side. It has become. Further, the hole 147a is formed in a shape that is elongated in the substantially vertical direction so that the position to the through hole 149a is substantially equidistant, and the inclination of the tank rail 140 can be adjusted according to the position of the screw stopper. ing.
[0033]
  When the tank rail 140 is attached in close contact with the mechanism plate 80, the through hole 149a of the downstream end 140b is attached to the mechanism plate 80 so as to be rotatable by a pivot pin, and the hole 147a of the attachment portion is attached to the mechanism plate 80. Just screw it in. Further, when removing the tank rail 140, the tank rail 140 can be easily detached from the mechanism plate 80 simply by removing the screw that penetrates the hole 147a of the attachment portion. As described above, the tank rail 140 and the game ball tank 120 can be easily attached to and detached from the mechanism plate 80, so that the tank rail 140 can be quickly replaced even when wear becomes noticeable with use. .
  The main body of the tank rail 140 is made of resin, and the bottom surface portion 142, the side surface portions 143 and 144, the partition portion 145, the upstream end surface portion 146, and the mounting portion 147 are all integrally formed. Yes. Of course, these members may be separately formed and joined to form the tank rail body.
[0034]
  By providing the partition portion 145 between the side surface portions 143 and 144, two grooves are formed in the front-rear direction. Here, the width of each groove is slightly larger than the diameter of the game ball, and the game balls flowing down in the tank rail are aligned in two rows. Further, a ball leveling plate 148 is provided on the upper side of the partition portion 145 on the downstream side of the tank rail 140 so that the game balls do not stack up and down in each groove. The ball leveling plate 148 is supported by a support pin that spans between the side surface portions 143 and 144, and is provided so that the vertical distance from the bottom surface portion 142 decreases toward the downstream side. Here, at the downstream end 140b of the tank rail, the distance from the bottom 142 is slightly larger than the diameter of the game ball, so that the game ball flowing out of the tank rail 140 is stacked in the vertical direction. Instead, it flows down to the dispensing device unit 82.
  When the game ball payout mechanism 82a pays out the game ball, the game ball flowing in from the game ball tank 120 flows down along the bottom surface of the tank rail 140 and flows through the flow path 82b. Led to.
[0035]
  By the way, in the conventional gaming machine, as shown in FIG. 31, in the game ball introduction part of the tank rail facing the lower outlet of the game ball tank, a plurality of game balls are linearly formed in a slightly oblique direction from the vertical direction. In some cases, the clogging phenomenon occurred, causing the robot to stop moving while in line. In particular, in an L-frame gaming machine, since there is little space for installing a game ball tank or tank rail, the bottom of the tank rail has to be loosened, and a clogging phenomenon tends to occur. Therefore, by attaching a piezo speaker (piezoelectric speaker) to the game ball channel portion and outputting sound while applying vibration to the game ball channel portion 100, the game balls in the game ball tank 120 and the tank rail 140 are The flow is promoted.
[0036]
(3) Explanation of piezo speaker:
  FIG. 8 is an exploded perspective view showing a state in which the piezo speaker 160 is mounted in the vicinity of the game ball introduction portion 141 of the tank rail as viewed from the upper right direction as viewed from the front.
  As shown in the figure, the piezo speaker 160 is mounted so that the front side (the front side in the figure) faces the front side and is in contact with the side part 143 on the front side of the tank rail 140 in the vicinity of the game ball introduction site 141. It has become. The piezo speaker 160 has a disk shape, and the diameter of the piezo speaker 160 is substantially equal to the height of the tank rail 140 at the mounting position on the tank rail 140. Of course, the size of the piezo speaker 160 can be appropriately determined according to the structure of the game ball tank and the tank rail and the flow of the game ball. A larger piezo speaker may be adopted, or a smaller piezo speaker may be used. It may be adopted.
  A through hole 161 penetrating from the front side to the back side is formed at the center of the piezo speaker 160 having a disk shape. The through-hole 161 allows the rivet 170 to pass therethrough and is adapted to hook the head 170a of the rivet 170. A through hole (not shown) is formed in the mechanism plate 80 corresponding to the mounting position of the piezo speaker 160, and sound from the piezo speaker 160 is transmitted to the front through the through hole.
[0037]
  A piezo element 162 is formed in a substantially donut shape with the through hole 161 as a center, and the piezo element 162 outputs sound by a piezo effect according to a voltage signal input from the lead wires 163 and 163. Here, since the piezo element 162 outputs a sound when the crystal expands and contracts in accordance with an input voltage signal, a large vibration is generated when the sound is output. As shown in FIG. 9, the piezo speaker 160 is connected to the audio output circuit C6 via lead wires 163 and 163. The audio output circuit C6 is a circuit composed of various resistors, capacitors, and the like centering on an audio output IC (not shown) incorporating various game sound patterns, and inputs a signal for selecting a game sound to the piezo speaker 160. A circuit for outputting a voltage signal of a predetermined game sound. In the main board attached to the game board 30, CPUC2, ROMC3, RAMC4, interface circuit C5 and the like are connected to the bus C1, and the audio output circuit C6 is connected to the interface circuit C5 of the main board. The CPU C2 controls each part while using the RAMC4 as a work area based on the control program stored in the ROMC3, and outputs a signal corresponding to the game situation to the audio output circuit C6 via the interface circuit C5. The game sound is output as a sound. Then, by the audio output circuit C6, the piezo speaker 160 outputs the game sound corresponding to the game situation as audio.
  Thus, the piezo speaker 160, together with the audio output circuit C6 and the main board, constitutes audio output means for outputting sound while applying vibration to the game ball flow path section.
[0038]
  Further, although not shown, a substantially donut-shaped metal plate is attached to the back side of the piezo speaker 160 with the through hole 161 as a center. The piezo speaker 160 is attached to the front surface of the side surface portion 143 of the tank rail. It is attached to the tank rail 140 in contact with the side. As a result, vibration from the piezo speaker 160 is transmitted from the metal plate to the side surface 143.
[0039]
  A through hole 143 a is provided in the vicinity of the game ball introduction site 141 in the side surface portion 143 in accordance with the attachment position of the piezo speaker 160. The through hole 143a has substantially the same inner diameter as the through hole 161 of the piezo speaker so that the rivet 170 can be passed therethrough.
  The through hole 161 of the piezo speaker is aligned with the position of the through hole 143a of the tank rail, and the rivet 170 with the head 170a as the front side is passed through the through hole 161 and the through hole 143a in this order from the front side and penetrates through the tank rail 140. When the end of the rivet 170 is pressed to form the head, the piezo speaker 160 is attached to the tank rail 140 in the vicinity of the game ball introduction site 141 as shown in FIGS. Here, FIG. 10 is a perspective view of a main part showing a state in which the piezo speaker 160 is mounted in the vicinity of the game ball introduction part 141 of the tank rail as viewed from the front right side together with the game ball tank 120 from the front, 11 is a cross-sectional view seen from the direction B of FIG. In this way, when the head is formed at the end 170b of the rivet 170 that penetrates the piezo speaker 160 and the side surface portion 143 of the tank rail, the rivet 170 does not fall off even if a large vibration occurs from the piezo speaker 160. Therefore, the piezo speaker 160 does not come off the attachment position.
  When the piezo speaker 160 is attached to the tank rail 140 with the rivet 170, the rivet 170 with the head 170a on the back side is passed through the through hole 143a and the through hole 161 in this order from the back side, and on the front side of the piezo speaker 160 The end of the rivet 170 penetrated may be pressed to form the head. Further, an insertion portion for inserting the rivet head 170a into the side surface portion 143 is formed inside the tank rail in the through hole 143a of the tank rail, and the rivet head 170a is inserted into the insertion portion to insert the rivet head 170a into the tank rail. You may make it remove the protrusion of.
[0040]
(4) Effects of the present invention:
  Hereinafter, the operation of the gaming machine of the present invention will be described.
  A large number of game balls are stored in the game ball tank 120, and as shown in FIG. 12, these game balls flow down toward the lower outlet 121 at the left end in the game ball tank 120. Yes. In addition, the figure has shown the principal part of the tank rail 140 and the game ball | bowl tank 120 partially, seeing it from the back side. When a game ball flows into the game ball introduction site 141 of the tank rail from the lower outlet 121 of the game ball tank, the game ball is guided along the bottom surface portion 142 from the upstream end 140a toward the downstream end 140b. .
[0041]
  Here, under the control of the main board attached to the game board 30, the piezo speaker 160 outputs a game sound according to the state of the game as a sound while applying vibration to the game ball channel portion 100. In the figure, the position of the piezo speaker 160 is indicated by a dotted line. Then, the vibration generated during the sound output from the piezo speaker 160 is transmitted to the side surface portion 143 on the front side of the tank rail, and a plurality of game balls centering on the game ball B1 of the game ball introduction site 141 of the tank rail 140 are provided. To be told. Further, the vibration transmitted to the side surface portion 143 is further transmitted to surrounding game balls via the game ball B1.
  Since the game ball tank 120 and the tank rail 140 are attached to the mechanism plate 80, the vibration transmitted to the tank rail 140 around the game ball introduction site 141 is lower in the game ball tank 120 via the mechanism plate 80. It is also transmitted to the part centering on the outflow port 121. Then, the vibration transmitted to the game ball tank 120 is transmitted to the game balls in the game ball tank 120 around the lower outlet 121.
[0042]
  In this way, the vibration from the piezo speaker 160 provided in the game ball channel portion 100 is transmitted to the game ball channel portion 100, so that the game balls in the game ball tank 120 and the tank rail 140 do not stay. , The flow of game balls is promoted. Further, according to the present invention, it is not necessary to provide an electric wiring separately and attach an electric vibrator or the like. Therefore, it is not necessary to separately install a device for applying vibration such as a vibrator to the game ball flow path by using a circuit that outputs game sound, and a clogging phenomenon does not occur in the game ball tank or tank rail. It becomes possible to do so.
  Furthermore, by using a piezo speaker, a large vibration is generated when outputting sound, so that it is possible to effectively promote the flow of the game ball in the game ball tank or the tank rail. Here, the clogging phenomenon is likely to occur from the lower outlet of the game ball tank to the game ball introduction site of the tank rail, but the piezo speaker is mounted in contact with the tank rail in the vicinity of the game ball introduction site. Can be efficiently transmitted to the tank rail, and the flow of the game ball in the game ball tank or the tank rail can be effectively promoted.
[0043]
(5) Modification examples regarding the mounting position of the piezo speaker:
  By the way, the piezo speaker can be mounted at various positions other than the side surface portion on the front side of the tank rail to promote the flow of the game ball in the game ball flow path portion.
  For example, a piezo speaker may be mounted on the side surface on the back side of the tank rail or on the bottom surface. Even in these cases, the vibration from the piezo speaker is transmitted to the game ball channel portion, so that the game balls in the game ball tank and the tank rail do not stay, and the flow of the game balls is promoted. A piezo speaker may be attached to the downstream end of the tank rail. When the clogging phenomenon is likely to occur at the downstream end of the tank rail, the flow of the game ball is promoted by vibration from the piezo speaker attached to the downstream end, and the clogging phenomenon at the downstream end is prevented. It is possible to prevent it from occurring.
[0044]
  Further, a piezo speaker may be attached to the game ball tank. FIG. 13 is an exploded perspective view showing a state in which the piezo speaker 160 is mounted in the vicinity of the lower outlet 121 of the game ball tank as viewed from the upper right direction as viewed from the front in the gaming machine according to the modified example. In addition, about the thing with the same structure, the same code | symbol as embodiment mentioned above is attached | subjected, and description is abbreviate | omitted.
  As shown in the figure, the piezo speaker 160 is mounted with the front side facing the front side and in contact with the front side of the side portion 125 on the front side of the game ball tank 120 in the vicinity of the lower outlet 121. Yes. A through hole 125 a is provided in the vicinity of the lower outlet 121 in the side surface portion 125 according to the attachment position of the piezo speaker 160. The through hole 125a has an inner diameter substantially the same as that of the through hole 161 of the piezo speaker, so that the rivet 170 can be passed therethrough. A through hole (not shown) is formed in the mechanism plate 80 corresponding to the mounting position of the piezo speaker 160. When the game ball tank 120 is attached to the mechanism plate 80, the piezo speaker 160 is inserted into the through hole, Audio is output from the through hole toward the front.
[0045]
  When the through hole 161 of the piezo speaker is aligned with the position of the through hole 125a of the game ball tank, the rivet 170 is passed through the through holes 161 and 125a, and the end of the penetrated rivet 170 is pressed to form the head. 160 is attached in the vicinity of the lower outlet 121 in the game ball tank 120.
  Vibration generated when sound is output from the piezo speaker 160 is transmitted to the side surface portion 125 on the front side of the game ball tank, and is transmitted to the game ball near the lower outlet 121 of the game ball tank 120 and further to the game balls in the vicinity thereof. It is done. Further, the vibration transmitted to the game ball tank 120 is also transmitted to a part centered on the game ball introduction part 141 in the tank rail 140 via the mechanism plate 80, and the tank rail 140 centered on the game ball introduction part 141. It is transmitted to the game ball inside. Thus, even if the piezo speaker 160 is mounted on the game ball tank 120, the vibration from the piezo speaker 160 is transmitted to the game ball flow path portion, so that the game ball in the game ball tank or tank rail does not stay. , The flow of game balls is promoted. Here, the clogging phenomenon is likely to occur from the lower outlet of the game ball tank to the game ball introduction part of the tank rail, but since the piezo speaker is mounted in contact with the game sphere tank in the vicinity of the lower outlet, Can be efficiently transmitted to the game ball tank, and the flow of the game ball in the game ball tank or the tank rail can be effectively promoted.
[0046]
  Even when the piezo speaker is mounted on the game ball tank, it can be mounted at various positions to promote the flow of the game ball in the game ball channel section. For example, in FIG. 13, a piezo speaker may be attached to the side surface 126 on the back side of the game ball tank, the bottom surface not shown, or the side surface 127 on the end on the lower outlet 121 side.
  Moreover, you may attach a piezo speaker to both a game ball tank and a tank rail. FIG. 14 shows a game machine according to a modification in which a piezo speaker 160 is attached to the vicinity of the lower outlet 121 of the game ball tank and the vicinity of the game ball introduction part 141 of the tank rail from the front side. It is a disassembled perspective view seen from the upper direction. In addition, about the thing with the same structure, the same code | symbol as embodiment mentioned above is attached | subjected, and description is abbreviate | omitted.
[0047]
  As shown in the figure, the piezo speaker 160 is mounted so that the front side faces the front side and is in contact with the front side of the side part 125 on the front side of the game ball tank and the side part 143 on the front side of the tank rail. It has become. Here, a second through hole 164 through which the second rivet 180 can be passed is formed in the upper portion of the piezo speaker 160 in the mounted state. A through hole 143b is provided in the vicinity of the game ball introduction site 141 in the side surface portion 143 of the tank rail in accordance with the mounting position of the piezo speaker 160. A through hole 125b is provided near the lower outlet 121 and in the vicinity of the lower edge of the side surface 125 of the game ball tank in accordance with the mounting position of the piezo speaker 160. The through holes 143b and 125b have substantially the same inner diameter as the through holes 161 and 164 of the piezo speaker, and the rivets 170 and 180 can be passed therethrough. A through hole (not shown) is formed in the mechanism plate 80 corresponding to the mounting position of the piezo speaker 160, and the piezo speaker 160 is inserted into the through hole when the game ball tank 120 is attached to the mechanism plate 80. It is like that.
[0048]
  The through holes 161 and 164 of the piezoelectric speaker are aligned with the positions of the through holes 143b and 125b, the rivet 170 is passed through the through holes 161 and 143b, and the second rivet 180 is passed through the through holes 164 and 125b. When the ends of the rivets 170 and 180 are pressed to form the head, the piezo speaker 160 is attached to the game ball tank 120 and the tank rail 140.
  The vibration generated when outputting sound from the piezo speaker 160 is transmitted to the side surface portion 125 on the front side of the game ball tank and the side surface portion 143 on the front side of the tank rail, and the game in the game ball tank 120 and the tank rail 140 is played. It is conveyed to the sphere. In this way, even if the piezo speaker 160 is mounted on both the game ball tank 120 and the tank rail 140, vibration from the piezo speaker 160 is transmitted to the game ball flow path section, so that the game ball tank or tank rail The game ball does not stay and the flow of the game ball is promoted.
  In addition, a plurality of piezo speakers may be mounted on the game ball tank or tank rail. Further, a piezo speaker may be mounted on the upper part of a mechanism plate that constitutes the game ball flow path section together with the game ball tank and the tank rail. In this case, the vibration from the piezo speaker is transmitted to the game ball tank or tank rail via the mechanism plate, so that the game ball in the game ball tank or tank rail does not stay and the flow of the game ball is promoted. become.
[0049]
(6) Modified example regarding the mounting structure of the piezo speaker:
  In addition, when attaching a piezo speaker to a game ball flow path part, it is possible to attach using various things besides using a rivet.
  For example, the piezo speaker may be attached to the game ball channel using a detachable screw. FIG. 15 is an exploded perspective view showing a state in which the piezo speaker 160 is mounted in the vicinity of the game ball introduction site 141 of the tank rail as viewed from the upper right direction in the gaming machine according to the modified example. In addition, about the thing of the same structure as embodiment mentioned above, the same code | symbol is attached | subjected and detailed description is abbreviate | omitted.
[0050]
  Similar to the above-described embodiment, the piezo speaker 160 is mounted so as to be in contact with the side surface portion 143 on the front side of the tank rail 140 in the vicinity of the game ball introduction portion 141 with the front side facing the front side. A through hole 161 penetrating from the front side to the back side is formed in the center portion of the piezo speaker 160 having a disk shape, and the mounting position of the piezo speaker 160 is in the vicinity of the game ball introduction site 141 in the side surface portion 143 of the tank rail. A through hole 143a is provided in accordance with the above. These through-holes 143a and 161 allow the screw 261 to pass therethrough and latch the head 261a of the screw 261.
  The screw 261 can be screwed with the nut 262. Further, a thin through hole 261b is formed in the screw thread portion of the screw 261 substantially perpendicularly to the length direction of the screw 261 so that the wire 263 can be passed therethrough. The through hole 261b is positioned at the front side of the nut 262 when the nut 262 is screwed with the piezo speaker 160 mounted on the tank rail 140.
[0051]
  In order to attach the piezo speaker 160 to the tank rail 140, the following may be performed.
  First, the through hole 161 of the piezo speaker is aligned with the position of the through hole 143a of the tank rail, the screw 261 with the head 261a as the back side is passed through the through hole 143a and the through hole 161 in this order from the back side, and the nut 262 is screwed 261. And screw together. After that, when the wire 263 is passed through the through hole 261b on the front side of the nut 262, and folded and twisted so that both ends are aligned, the piezo speaker 160 can be attached to and detached from the tank rail 140 as shown in FIG. It is attached in the vicinity of the game ball introduction site 141 with a simple screw. Here, the figure is a perspective view of a principal part showing a state in which the piezo speaker 160 is mounted in the vicinity of the game ball introduction part 141 of the tank rail as viewed from the upper right direction as viewed from the front. As described above, since the wire 263 is passed through the through hole 261b of the screw, the screw 261 does not fall off even when a large vibration is generated from the piezo speaker 160. That is, the through-hole 261b and the wire 263 constitute a retaining mechanism that prevents the screw 261 from coming off, and the piezo speaker 160 does not come off the mounting position.
  An insertion portion for inserting the screw head 261a into the side surface portion 143 is formed inside the tank rail in the through-hole 143a of the tank rail, and the screw head 261a is inserted into the insertion portion so that the head 261a into the tank rail is inserted. You may make it remove the protrusion of.
[0052]
  Further, when removing the piezo speaker 160 from the tank rail 140, the nut 262 can be removed by removing the twisted wire 263 by cutting with a cutting tool, and the screw 261 is removed to remove the piezo speaker 160 from the tank. It can be removed from the rail 140. As described above, the detachable screw 261 and the retaining mechanism can easily replace the piezo speaker 160 while preventing the piezo speaker 160 from being detached from the tank rail 140 due to vibration.
  In this case as well, vibration generated when sound is output from the piezo speaker 160 is transmitted to the game ball tank via the tank rail or the mechanism plate, and is transmitted to the game ball tank or the game ball in the tank rail. Therefore, the game balls in the game ball tank and the tank rail do not stay, and the flow of the game balls is promoted.
[0053]
  Furthermore, it is possible to use a detachable screw when attaching the piezo speaker to the game ball tank. Although not shown, the description will be made with reference to FIG.
  A through hole 125 a is provided in the vicinity of the lower outlet 121 in the side surface 125 of the game ball tank 120 in accordance with the mounting position of the piezo speaker 160. The through hole 125a has substantially the same inner diameter as the through hole 161 of the piezo speaker, and can pass through a screw having a through hole similar to the screw 261 shown in FIG. It is supposed to stop.
[0054]
  When the through hole 161 of the piezo speaker is aligned with the position of the through hole 125a of the game ball tank and the screw with the head on the back side is passed through the through hole 125a and the through hole 161 in this order from the back side, the nut is screwed with the screw. be able to. After that, when the wire is passed through the through hole on the front side of the nut and turned back and twisted so that both ends are aligned, the piezo speaker 160 is near the lower outlet 121 by a screw that can be attached to and detached from the game ball tank 120. Attached to. Also in this case, the piezo speaker 160 can be easily replaced while preventing the piezo speaker 160 from being detached from the game ball tank 120 due to vibration by the detachable screw and the retaining mechanism. The vibration generated when the sound is output from the piezo speaker 160 is transmitted to the tank rail via the game ball tank or the mechanism plate, and is transmitted to the game ball in the game ball tank or the tank rail. Downflow will be promoted.
  In addition, although detailed explanation is omitted, it is possible to use a detachable screw when the piezo speaker is mounted on both the game ball tank and the tank rail.
[0055]
  Further, the piezo speaker may be mounted by being housed in a predetermined place in the game ball channel portion. FIG. 17 is an exploded perspective view showing a state in which the piezo speaker 160 is mounted in the vicinity of the game ball introduction portion 141 of the tank rail as viewed from the upper right direction in the gaming machine according to the modified example. In addition, about the code | symbol, it is the same as embodiment mentioned above.
  An accommodation pocket 143 c that can accommodate the piezo speaker 160 in close contact is provided on the front side of the side surface portion 143 of the tank rail 140 in the vicinity of the game ball introduction site 141. The accommodation pocket 143c has an opening 143c1 on the upper side so that the piezo speaker 160 can be accommodated from above. Here, the inner dimension L11 in the front-rear direction of the accommodation pocket 143c is substantially matched with the thickness of the piezo speaker 160, and the inner dimension L12 in the left-right direction when viewed from the front is substantially matched with the diameter of the piezo speaker 160. In addition, an opening 143c2 is formed on the front side of the accommodation pocket 143c. A through hole (not shown) is formed in the mechanism plate 80 corresponding to the mounting position of the piezo speaker 160, and the storage pocket 143c is inserted into the through hole when the tank rail 140 is attached to the mechanism plate 80. It has become.
[0056]
  When the piezo speaker 160 is accommodated in the accommodation pocket 143c from above with the front side of the piezo speaker 160 facing the front side, the piezo speaker 160 is accommodated in the accommodation pocket 143c as shown in FIG. Then, the vibration generated during the sound output from the piezo speaker 160 is transmitted to the game ball tank 120 via the tank rail 140 having the accommodation pocket 143c in the vicinity of the game ball introduction site 141 and the mechanism plate 80, and the game ball tank 120. To the game balls in the tank rail 140. Therefore, the game balls in the game ball tank and the tank rail do not stay, and the flow of the game balls is promoted.
  In this way, by providing a storage pocket in the tank rail for accommodating the piezo speaker in close contact, it is only necessary to store the piezo speaker in the storage pocket when the piezo speaker is mounted on the tank rail, and the work for mounting the piezo speaker is easy. It becomes. Further, when removing the piezo speaker from the mounting position, it is only necessary to remove the piezo speaker from the accommodation pocket, so that the piezo speaker can be easily replaced.
[0057]
  On the other hand, the storage pocket can be used when the piezo speaker is mounted on the game ball tank. FIG. 19 is an exploded perspective view showing a state in which the piezo speaker 160 is mounted in the vicinity of the lower outlet 121 of the game ball tank as viewed from the upper right direction when viewed from the front in the gaming machine according to the modified example.
  An accommodation pocket 125c that can accommodate the piezo speaker 160 in close contact is provided on the front side of the side surface portion 125 of the game ball tank 120 in the vicinity of the lower outlet 121. The accommodation pocket 125c also has an opening on the upper side so that the piezo speaker 160 can be accommodated from above, and an opening is formed on the front side. The inner dimension in the front-rear direction of the storage pocket 125c is substantially matched with the thickness of the piezo speaker 160, and the inner dimension in the left-right direction when viewed from the front is substantially matched with the diameter of the piezo speaker 160. The mechanism plate 80 has a through hole into which the accommodation pocket 125c can be inserted when the game ball tank 120 is attached to the mechanism plate 80.
[0058]
  When the piezo speaker 160 is stored in the storage pocket 125c from above with the front side of the piezo speaker 160 facing the front side, the piezo speaker 160 is stored in close contact with the storage pocket 125c. The vibration generated when outputting sound from the piezo speaker 160 is transmitted to the tank rail 140 via the game ball tank 120 and the mechanism plate 80, and is transmitted to the game ball in the game ball tank 120 and the tank rail 140. . Thus, the storage pocket for accommodating the piezo speaker in close contact can be provided in the game ball tank, and the work for mounting the piezo speaker and the operation for replacing the piezo speaker are facilitated.
  In addition, although detailed explanation is omitted, a storage pocket may be provided in both the game ball tank and the tank rail, and a plurality of piezo speakers may be stored in the respective storage pockets.
[0059]
  Furthermore, it is preferable that the mounting position can be adjusted after the piezo speaker is mounted on the game ball tank. FIG. 20 is an exploded perspective view showing a state in which the piezo speaker 160 is mounted in the vicinity of the game ball introduction portion 141 of the tank rail in the game machine according to the modification as seen from the upper right direction as viewed from the front. In addition, about the thing of the same structure as FIG. 15, the same code | symbol is attached | subjected and detailed description is abbreviate | omitted.
  A through hole 161 penetrating from the front side to the back side is formed at the center of the piezo speaker 160 having a disk shape, and the game ball in the tank rail 140 is in the vicinity of the game ball introduction site 141 in the side surface portion 143 of the tank rail. A long hole 143d formed substantially parallel to the flow-down direction is provided. The elongated hole 143d can pass through the screw 261 and is adapted to hook the head 261a of the screw 261.
[0060]
  First, the through hole 161 of the piezo speaker is aligned with the position where the long hole 143d of the tank rail is located, the screw 261 with the head 261a as the back side is passed through the long hole 143d and the through hole 161 in this order from the back side, and the nut 262 is screwed 261. After that, when the wire 263 is passed through the through hole 261b on the front side of the nut 262, and folded back and twisted so that both ends are aligned, the piezo speaker 160 is attached to the tank rail 140 with a game ball introduction site. 141 is attached in the vicinity. Here, the position where the screw 261 is attached can be changed along the elongated hole 143d in the flow direction of the game ball. That is, the piezo speaker 160 is mounted on the tank rail 140 so that the mounting position can be changed, and the mounting position of the piezo speaker is adjusted according to the structure of the game ball tank and the tank rail and the flow of the game ball. Therefore, convenience is improved. When changing the mounting position of the piezo speaker 160, the nut 262 can be loosened by cutting and removing the twisted wire 263 with a cutting tool, and the mounting position of the piezo speaker 160 is changed to the elongated hole 143d. It is possible to change along
  In addition, although detailed explanation is omitted, a slot may be formed in the side surface portion of the game ball tank so that the mounting position of the piezo speaker can be changed along the slot. Of course, when the piezo speaker is mounted on both the game ball tank and the tank rail, a long hole is formed in the game ball tank and the tank rail so that the mounting position of the piezo speaker can be changed along the same hole. be able to.
[0061]
  In addition, it is preferable that the mounting position can be adjusted using a storage pocket for storing the piezo speaker. FIG. 21 is a main part perspective view showing a state in which the piezo speaker 160 is mounted in the vicinity of the lower outlet 121 of the game ball tank, as viewed from the upper right direction in the gaming machine according to the modified example. .
  A pair of rail members 125d and 125d are attached substantially horizontally to the side surface portion 125 on the front side of the game ball tank so as to be parallel to each other. The rail members 125d and 125d are slidably held so as to sandwich an insertion portion 125e1 formed substantially horizontally on the back side of the accommodation pocket 125e. The accommodation pocket 125e has an opening upward so that the piezo speaker 160 can be accommodated from above, and an opening is formed on the front side, like the accommodation pocket 125c shown in FIG. Has been. The inner dimension in the front-rear direction of the storage pocket 125c is substantially matched with the thickness of the piezo speaker 160, and the inner dimension in the left-right direction when viewed from the front is substantially matched with the diameter of the piezo speaker 160.
[0062]
  The rail members 125d and 125d are formed with a plurality of through holes 125d1 penetrating in the vertical direction so that the positions in the horizontal direction are the same. Although not shown, a through-hole having substantially the same diameter as the through-hole 125d1 penetrating in the vertical direction is also formed in the insertion portion 125e1 on the back side of the accommodation pocket 125e. When one of the through holes 125d1 of the rail members 125d and 125d is aligned with the position of the through hole of the accommodation pocket 125e and the insertion pin 125f is inserted from above, the insertion pin 125f penetrates all of these through holes, and the accommodation pocket 125e can be fixed. The vibration generated when the sound is output from the piezo speaker 160 is transmitted to the game ball tank 120 through the storage pocket 125e, and further transmitted to the tank rail 140 through the mechanism plate 80, and the vibrations in the game ball tank 120 and It is transmitted to the game ball in the tank rail 140.
[0063]
  Here, the position where the insertion pin 125f is inserted can be changed substantially horizontally along the rail members 125d and 125d. In other words, the piezo speaker 160 accommodated in the accommodation pocket 125e is attached to the game ball tank 120 so that the attachment position can be changed, and it corresponds to the structure of the game ball tank and the tank rail and the flow of the game ball. This makes it possible to adjust the mounting position of the piezo speaker, thereby improving convenience. When changing the mounting position of the piezo speaker 160, it is possible to change the mounting position of the piezo speaker along the rail members 125d and 125d by removing the insertion pin 125f.
[0064]
(7) Second embodiment:
  By the way, the game machine of this invention can consider various embodiment besides embodiment mentioned above.
  For example, the piezo speaker may output a notification sound for notifying that the operation of the gaming machine is not normal, in addition to outputting a game sound according to the game situation. FIG. 22 is a schematic block diagram showing a circuit configuration of sound output means in the gaming machine according to the second embodiment.
  As shown in the figure, the piezo speaker 160 is connected to an audio output circuit C6 via lead wires 163 and 163. This audio output circuit C6 is a circuit composed of various resistors, capacitors, etc., centering on an audio output IC (not shown) incorporating various notification sound patterns, and inputs a signal for determining the frequency of the game sound. This is a circuit that outputs a voltage signal of a notification sound having a frequency corresponding to the signal to the speaker 160. In the main board attached to the game board 30, the CPU C2, ROMC3, RAMC4, interface circuit C5, timer circuit C7, interface circuit C8, etc. are connected to the bus C1, and the audio output circuit C6 is the interface circuit C5 of the main board. It is connected to the. A game ball payout mechanism 82a having a counting counter 82a1 is connected to the interface circuit C8. The timer circuit C7 posts time and can output an interrupt signal to the CPU C2 according to the input time.
[0065]
  The CPUC2 controls each unit while using the RAMC4 as a work area based on a control program stored in the ROMC3, and outputs a payout number for paying out game balls to the game ball payout mechanism 82a via the interface circuit C8. Or the number of game balls counted by the counting counter 82a1 is obtained from the game ball payout mechanism 82a. Further, the CPU C2 performs processing for detecting clogging of the game ball flow path section, and when the clogging is detected, the CPU C2 confirms that the operation of the gaming machine is not normal with respect to the audio output circuit C6 via the interface circuit C5. The notification sound to be notified is output as a sound. In other words, in this embodiment, the piezo speaker 160, the audio output circuit C6, and the main board that output the notification sound for notifying that the operation of the gaming machine is not normal outputs sound while vibrating the game ball channel section. It constitutes an audio output means.
  Note that the piezo speaker may be attached to the game ball channel portion having a game ball tank and a tank rail, and may be any of the above-described embodiments, but in this embodiment, the game ball is introduced as shown in FIG. It is assumed that the tank rail 140 is attached in contact with the side surface portion 143 on the front surface side in the vicinity of the portion 141.
[0066]
  FIG. 24 is a flowchart showing an outline of a process for outputting the number of game balls to be paid out on the main board to the game ball payout mechanism 82a, and FIG. 25 is a flowchart showing an outline of a process for detecting clogging. .
  The payout number output process of FIG. 24 is executed when a condition for paying out a game ball is satisfied, such as when a game ball is won. When the process is started, the number of game balls to be paid out is output to the game ball payout mechanism 82a (step S102). Further, the output number of payouts is stored in the RAMC 4 (step S104). Then, the timer is set by outputting the time for performing the interrupt processing to the timer circuit C7 so that the interrupt processing is performed after a predetermined time when the payout of the game ball is completed (step S106), and this flow is finished. Then, the timer circuit C7 outputs an interrupt signal to the CPUC2 after a predetermined time from setting the timer, so that interrupt processing is started.
  When the game ball payout mechanism 82a obtains the number of game balls to be paid out, the built-in motor is driven to rotate, and the game ball is paid out while counting the game balls by the counting counter 82a1 according to the number of payouts. .
[0067]
  The clogging detection process in FIG. 25 is performed when an interrupt signal is input from the timer circuit C7 at the time set in step S106. When the process is started, the payout number is read from the RAMC 4 (step S202), and the number of game balls counted by the count counter is obtained from the game ball payout mechanism 82a (step S204). Next, it is determined whether or not the number of game balls counted by the counting counter is smaller than the number of payouts (step S206). If the clogging phenomenon does not occur in the game ball flow path section, this flow is performed after the game balls are paid out by the game ball payout mechanism 82a. And the number of payouts will be the same. If they are the same, the condition is not satisfied, and this flow is terminated.
  On the other hand, when the number of payouts is larger than the counted number of game balls, there is a high possibility that a clogging phenomenon has occurred in the game ball flow path portion where the game balls flow down to the game ball payout mechanism 82a. In this case, the condition is satisfied, and the process proceeds to step S208.
  That is, in the processing of steps S102 to S106 and S202 to S206, the number of payouts is output to the game ball payout mechanism, and the game balls are based on the number of payouts and the number of game balls counted by the counter. A clogging detection means for detecting clogging of the flow path portion is configured.
[0068]
  In step S208, a sound with a frequency that resonates both side surfaces 143 and 144 in the tank rail 140 that is substantially parallel to the flow direction of the game ball is used as a notification sound for notifying that the operation of the gaming machine is not normal. Output. After that, in order to perform this flow again after a predetermined time, the timer is set by outputting the time for interrupt processing to the timer circuit C7 (step S210), and this flow is ended. Then, since the timer circuit C7 outputs an interrupt signal to the CPU C2 after a predetermined time, this flow is performed again, and sound is continuously output until the condition is satisfied in step S206.
  That is, the processing in steps S208 to S210 constitutes an audio output means in the sense of outputting an alarm sound when a clogging is detected, together with the audio output circuit C6 and the piezo speaker 160.
[0069]
  In order to output a sound having a frequency at which the side portions 143 and 144 of the tank rail resonate in step S208, the following may be performed.
  That is, the basic frequency of the frequency at which the side surface portions 143 and 144 are resonated is as follows. Referring to FIG. c / 2L (Hz). Note that an integral multiple of the fundamental frequency c / 2L is also a resonance frequency, but the degree of resonance is smaller than the fundamental frequency. For example, when the width L of the side surface parts 143 and 144 is 3 cm, the sound speed is about 34000 cm / s at 20 ° C., so the fundamental frequency of the resonance frequency is approximately 34000 / (2 × 3) = 5667 (Hz ) An integral multiple of the fundamental frequency is also the resonance frequency. Therefore, the sound output circuit C6 may be configured to output sound of the obtained resonance frequency from the piezo speaker 160.
[0070]
  When step S208 is executed, the piezo speaker 160 outputs a sound having a frequency that causes the tank rail side portions 143 and 144 to resonate. Then, the vibration of the piezo speaker 160 that is generated at the time of sound output is transmitted to the tank rail 140 and becomes larger by resonating at the side surface portions 143 and 144 of the tank rail. That is, the vibration transmitted to the game balls in the tank rail 140 and the game ball tank 120 is also increased.
  As described above, the vibration from the piezo speaker 160 provided in the game ball channel portion 100 is increased due to resonance, so that the flow of the game ball in the game ball tank 120 and the tank rail 140 can be more effectively promoted. Can do. In addition, since the piezo speaker is attached to the side of the tank rail, vibration from the piezo speaker is directly transmitted to the side of the tank rail, and more effectively promotes the flow of game balls in the game ball tank and tank rail. Can be made. At that time, it is not necessary to provide an electric wiring separately and attach an electric vibrator or the like. Therefore, it is not necessary to separately install a device for applying vibrations such as a vibrator to the game ball flow path section by using a circuit that outputs a notification sound for notifying that the operation of the gaming machine is not normal, thereby complicating the structure. Therefore, it is possible to prevent the clogging phenomenon from occurring in the game ball tank or the tank rail.
  In addition, when a ball clogging phenomenon occurs in the game ball flow path portion, vibration accompanying the sound output of the notification sound is generated from the piezo speaker, so that the ball clogging phenomenon can be eliminated.
[0071]
  When step S208 is executed, the room temperature may be detected by a temperature sensor or the like, and the frequency of the sound to be output as sound may be corrected based on the detected temperature, and the sound may be output from the piezo speaker. Then, both sides of the tank rail can resonate more reliably according to the change in room temperature, so that it is possible to prevent clogging phenomenon in the game ball tank and the tank rail more effectively. Become.
  In the determination process in step S206, it may be determined whether the number of game balls counted by the counting counter is different from the number of payouts. If the number of game balls counted by the counting counter is larger than the number of payouts, the audible sound is output from the piezo speaker even if the clogging phenomenon does not occur. It is transmitted to the tank rail and the game ball tank, and is transmitted to the game ball in the tank rail and the game ball tank, and the flow of the game ball is promoted.
[0072]
  The above-described flow is merely an example of processing for detecting a clogged ball in the game ball flow path and outputting the notification sound as a sound, and it is possible to detect a clogged ball and output a sound through various flows. For example, when a condition for paying out more game balls before the game ball payout mechanism pays out all the game balls for the number of payouts is satisfied, the payout numbers are sequentially added and stored in the RAMC4. The ball clogging detection process of FIG. 25 may be performed at the time when the payout of the game balls of the number of payouts completed is completed. Further, when the game ball payout mechanism pays out the game ball, it detects the clogging of the game ball flow path portion according to whether or not the number of game balls counted per unit time is within a predetermined range, and notifies the sound. May be output by voice.
  Further, a circuit that detects a clogging and outputs a predetermined detection signal is incorporated in the game ball payout mechanism itself, and the main board performs a process of outputting a notification sound according to the detection signal from the circuit. Good.
[0073]
  In addition, vibration generated when sound is output to the game ball channel using both a piezo speaker that outputs a game sound according to the game situation and a piezo speaker that outputs a notification sound with a frequency that resonates the tank rail. May be communicated.
  Alternatively, a sound with a frequency that causes the tank rail to resonate may be superimposed on the game sound corresponding to the game situation and output from the piezo speaker. Even in this case, since the vibration of the frequency component that causes the tank rail to resonate when outputting sound from the piezo speaker is included, the vibration transmitted from the piezo speaker to the tank rail becomes large due to the resonance, and the tank rail or game ball tank Since it is transmitted to the game balls inside, it is possible to effectively promote the flow of the game balls.
  When the tank rail is resonated, a large vibration is generated in the tank rail. Therefore, a sound other than the piezo speaker may be used to output a sound having a frequency that causes the tank rail to resonate. Even in this case, the tank rail vibrates greatly due to resonance, and this vibration can be transmitted to the game balls in the tank rail or the game ball tank to promote the flow of the game balls.
[0074]
(8) Modifications related to the position where the game ball channel portion is resonated:
  By the way, in addition to resonating both side surfaces of the tank rail, it is possible to promote the flow of the game ball in the game ball flow path section by resonating various portions.
  For example, referring to FIG. 13, in the game ball tank 120, a sound having a frequency that resonates a pair of side surface portions 125 and 126 substantially parallel to the flow-down direction of the game ball in the tank rail is output from the piezo speaker 160. You may do it. For example, when the interval between the side surface portions 125 and 126 is 8 cm, the fundamental frequency of the resonance frequency is approximately 34000 / (2 × 8) = 2125 (Hz) when the resonance frequency is 20 ° C. Then, the vibration applied from the piezo speaker 160 to the game ball tank 120 is increased by resonating at the side surface portions 125 and 126. Therefore, even in this case, it is possible to effectively promote the flow of the game balls in the game ball tank or the tank rail. As shown in FIG. 13, when the piezo speaker 160 is attached in contact with the side surface portions 125 and 126 of the game ball tank, vibration from the piezo speaker is directly transmitted to the side surface of the game ball tank, and more effectively. The flow of game balls in the game ball tank or tank rail can be promoted.
[0075]
  If the distance between the side surface portions 125 and 126 of the game ball tank and the distance between the side surface portions 143 and 144 of the tank rail are the same, the game ball tank and the tank rail can be resonated simultaneously. If the interval between the side portions 125 and 126 of the game ball tank is an integral multiple of the interval between the side portions 143 and 144 of the tank rail, the frequency at which the side portions 143 and 144 of the tank rail are resonated is , 126 also resonates. Therefore, when sound of a frequency that causes the tank rail side surfaces 143 and 144 to resonate is output from the piezo speaker 160, the side surfaces 125 and 126 of the game ball tank 120 can also resonate.
[0076]
  In addition, as shown in FIG. 26, a sound with a frequency that causes the bottom surface portion 142 of the tank rail 140 and the bottom surface portion 123 of the game ball tank 120 to resonate may be output from the piezo speaker 160. Here, the fundamental frequency of the frequency at which both bottom surface portions 142 and 123 resonate can be obtained from the above-described equation based on the vertical distance L22 between the bottom surface portions 142 and 123. Therefore, the sound output circuit may be configured to output the sound having the obtained resonance frequency from the piezo speaker 160. Then, the vibration applied to the tank rail 140 from the piezo speaker 160 increases due to resonance at the bottom surface portions 142 and 123. Accordingly, it is possible to effectively promote the flow of the game balls in the game ball tank or the tank rail.
[0077]
  Furthermore, as shown in the figure, a sound having a frequency that resonates the side surface 127 opposite to the side surface 127 at the end on the lower outlet 121 side of the game ball tank 120 may be output from the piezo speaker 160 as a sound. . For example, if the distance L21 between the side surfaces 127 and 128 is 24 cm, the fundamental frequency of the resonance frequency is approximately 34000 / (2 × 24) = 708 (Hz) when the temperature is 20 ° C. Compared with the case where 125 and 126 are resonated, the resonance frequency can be made smaller, that is, the lower sound side. An integral multiple of the fundamental frequency is also the resonance frequency. Therefore, the sound of the resonance frequency obtained from the piezo speaker 160 may be output as a sound.
[0078]
(9) Third embodiment:
  It should be noted that the timing for outputting the sound while applying vibration to the game ball flow path portion by the sound output means may be other than the timing for notifying that the operation of the gaming machine is not normal. The clogging phenomenon in the game ball channel portion is likely to occur when a condition for paying out the game ball is satisfied. For example, when the condition is satisfied, a sound may be output by the sound output means.
  FIG. 27 is a schematic block diagram showing a circuit configuration of sound output means in the gaming machine according to the third embodiment. Note that the bus C1, CPUC2, ROMC3, RAMC4, interface circuit C5, audio output circuit C6, timer circuit C7, and piezo speaker 160 are the same as in the second embodiment, and thus detailed description thereof is omitted. The attachment position of the piezo speaker 160 is also the side surface 143 of the tank rail 140 as in the second embodiment. Of course, the piezo speaker 160 may be attached to the game ball tank 120, or may be attached to both the game ball tank 120 and the tank rail 140. The other parts of the gaming machine are the same as those in the first embodiment.
[0079]
  In the present embodiment, interface circuits C9 and C10 are connected to the bus C1. A winning ball detection sensor 201 for detecting a winning game ball is attached to a winning hole (not shown) provided in the game board 30, and the winning ball detection sensor 201 is connected to the interface circuit C 9. A display device 202 is also attached to the game board 30, and the display device 202 is connected to the interface circuit C10.
  The CPUC2 controls each unit while using the RAMC4 as a work area based on a control program stored in the ROMC3, and obtains a signal indicating that a winning game ball has been detected via the interface circuit C9. A screen corresponding to the game situation is displayed on the display device 202 via the interface circuit C10. Further, the CPU C2 outputs a predetermined sound to the audio output circuit C6 via the interface circuit C5 when a condition for paying out the game ball is satisfied.
[0080]
  FIG. 28 is a flowchart showing an outline of audio output processing performed on the main board. This flow is executed every predetermined time. When the process is started, it is determined whether or not a condition for paying out the game ball is satisfied (step S302).
  The determination as to whether or not the condition for paying out the game ball is established can be made using, for example, the following flow (not shown).
  That is, when a signal indicating that a winning game ball has been detected via the interface circuit C9 is obtained from the winning ball detection sensor 201, it is determined that a condition for paying out the gaming ball is satisfied, and a predetermined condition provided in the RAM C4 is established. Set the payout condition flag. Then, after a predetermined time, it is determined whether or not a signal indicating that a winning game ball is detected is output from the winning ball detection sensor 201. If the signal is output, the condition for paying out the game ball continues. It is judged that it is established. In this case, the process of determining whether or not a signal for detecting a winning game ball is output from the winning ball detection sensor 201 after a predetermined time is repeated. On the other hand, if the same signal is not output, it is determined that the condition for paying out the game ball is not satisfied, and the payout condition flag is reset.
  Therefore, by determining whether or not the same payout condition flag is set, it is possible to determine whether or not a condition for paying out the game ball is satisfied.
[0081]
  If it is determined in step S302 that the condition for paying out the game ball is not satisfied, this flow ends. On the other hand, if it is determined that the condition for paying out the game ball is satisfied, the process proceeds to step S304, and the game sound indicating the state of paying out the game ball is output from the piezo speaker 160 as a sound. Then, since vibration is generated from the piezo speaker 160 in accordance with the sound output, the generated vibration is transmitted to the game ball flow path 100 and is transmitted to the game ball in the game ball tank or the tank rail. And the flow of game balls in the tank rail can be promoted.
  Of course, as in the second embodiment, sound of a frequency that causes the tank rail 140 to resonate may be output from the piezo speaker 160. In this case, as described above, the tank rail 140 is caused to resonate by causing the sound output circuit C6 to output a sound having a frequency that resonates both the side surfaces 143 and 144 substantially parallel to the flow direction of the game ball on the tank rail 140. Can do.
  Thereafter, this flow is terminated. Then, this flow is performed again after a predetermined time, and the sound is continuously output until the condition for paying out the game ball is not satisfied in step S302.
[0082]
  As described above, the processing in steps S302 to S304 is performed by a sound output means in the sense of outputting a sound when a condition for paying out a game ball is established, together with the winning ball detection sensor 201, the sound output circuit C6, and the piezo speaker 160. Constitute. As a result, when a condition for paying out a game ball that is likely to cause a clogging phenomenon in the game ball channel portion is satisfied, vibration due to sound output is given to the game ball channel portion from the sound output means, so that the game can be efficiently performed. It is possible to promote the flow of the game ball in the ball channel portion.
[0083]
  In addition, the clogging phenomenon in the game ball channel portion is likely to occur especially when the game situation becomes a big hit state. Therefore, when the game situation becomes a big hit state, the sound output means outputs a sound. May be. The circuit configuration of the audio output means in this case can be the block configuration shown in FIG. 27, for example. The attachment position of the piezo speaker 160 can also be the side surface portion 143 of the tank rail 140 as in the second embodiment. Of course, the piezo speaker 160 may be attached to the game ball tank 120, or may be attached to both the game ball tank 120 and the tank rail 140.
  The CPU C2 displays a screen corresponding to the game situation on the display device 202 via the interface circuit C10, determines whether or not the game situation is a jackpot state, and determines that the jackpot state is determined to be a jackpot state. The displayed symbol is displayed on the display device 202. Then, the CPU C2 causes the audio output circuit C6 to output a predetermined sound via the interface circuit C5 when a condition for paying out the game ball is satisfied.
[0084]
  FIG. 29 is a flowchart showing a part of processing according to the game situation performed on the main board. This flow is executed every predetermined time. When the process is started, a signal is obtained from the winning ball detection sensor 201 via the interface circuit C9, and it is determined whether or not a winning game ball is detected (step S402). If the condition is not satisfied, the process proceeds to step S410. If the condition is satisfied, the process proceeds to step S404.
  In step S404, a lottery process for displaying a symbol at the time of the lottery on the display device 202 is performed. Then, as a result of the lottery, the game state becomes a reach state, a big hit state, or the like. Therefore, in step S406, it is determined whether or not the game state is a big win state. If the condition is not satisfied, the process proceeds to step S410. If the condition is satisfied, the process proceeds to step S408.
[0085]
  In step S408, a predetermined number is added to a predetermined jackpot counter provided in the RAMC4. Here, the jackpot state is when the jackpot counter is greater than zero. And the process etc. which open a special winning opening by the flow which is not illustrated are performed, and this flow is complete | finished.
  On the other hand, in step S410, it is determined whether or not the jackpot counter is greater than zero. When the condition is satisfied, the jackpot counter is decremented, that is, the value obtained by subtracting 1 from the jackpot counter is set as the value of the jackpot counter (step S412). If the condition is not satisfied, the process of step S412 is not performed. Thereafter, when the big hit counter is 0 by a flow (not shown), a process for closing the big prize opening is performed, and this flow is finished. Therefore, the jackpot state continues until the jackpot counter becomes zero.
[0086]
  FIG. 30 is a flowchart showing an outline of audio output processing performed on the main board. This flow is executed every predetermined time. When the process is started, it is determined whether or not the jackpot state is reached (step S502). If the flow shown in FIG. 29 is used, it can be determined whether or not the jackpot state is based on whether or not the jackpot counter is greater than zero.
  If it is determined in step S502 that it is not a big hit state, this flow ends. On the other hand, if it is determined that the game state is a jackpot state, the process proceeds to step S504, and a game sound indicating that the game state is a jackpot state is output from the piezo speaker 160 as a sound. Then, since vibration is generated from the piezo speaker 160 in accordance with sound output, the generated vibration is transmitted to the game ball channel section 100, and the flow of the game ball in the game ball tank or the tank rail can be promoted. Of course, sound of a frequency that causes the tank rail 140 to resonate may be output from the piezo speaker 160.
  Thereafter, this flow is terminated. Then, this flow is performed again after a predetermined time, and the sound is continuously output until it is determined in step S502 that it is not in the big hit state.
[0087]
  As described above, the processing of steps S402 to S412, S502 to S504 is performed together with the winning ball detection sensor 201, the audio output circuit C6, and the piezo speaker 160, and outputs a sound when it is determined that the game situation is a predetermined big hit state. In this sense, the voice output means is configured. As a result, since the sound output means vibrates with the sound output from the sound output means to the game ball flow path when the clogging phenomenon in the game ball flow path is particularly likely to occur, the game ball flow path is efficiently The flow of game balls in the club can be promoted.
  Note that sound may be output from the piezo speaker 160 when it is determined that the game state is a predetermined state other than the jackpot state. For example, since a clogging phenomenon in the game ball channel portion is likely to occur even in the reach state before the big hit state, a configuration in which sound is output from the piezo speaker 160 when it is determined that the game state is the reach state Is possible. Even in this case, the vibration from the sound output means is given to the game ball flow channel when the clogging phenomenon in the game ball flow channel is likely to occur, so that the flow of the game ball in the game ball flow channel can be efficiently reduced. Can be promoted.
[0088]
  As described above, according to the present invention, it is not necessary to install a device for giving vibration separately according to various usage modes, and it is possible to prevent a clogging phenomenon from occurring in a game ball tank or a tank rail. A possible gaming machine can be provided.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view showing an L-frame gaming machine according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a rear view of the L frame gaming machine of FIG. 1 as viewed from the back.
FIG. 3 is a right side view of the L frame gaming machine of FIG. 1 as viewed from the right side.
FIG. 4 is a rear view showing the game ball tank and the tank rail as viewed from the rear.
5 is a main part perspective view showing the game ball tank and the tank rail when viewed together with the mechanism plate from the upper left direction of FIG. 4; FIG.
FIG. 6 is a top view showing the game ball tank as viewed from above.
7 is a cross-sectional view showing the tank rail as viewed from the direction A in FIG.
FIG. 8 is an exploded perspective view showing a state in which a piezo speaker is mounted on a tank rail as viewed from the upper right direction when viewed from the front.
FIG. 9 is a schematic block diagram showing a circuit configuration of audio output means.
FIG. 10 is a perspective view of a main part showing a state in which a piezo speaker is mounted on a tank rail as viewed from the front right side together with the game ball tank from the front.
11 is a cross-sectional view seen from the direction B of FIG.
FIG. 12 is a main part rear view showing the main part of the tank rail and the game ball tank in partial cross section.
FIG. 13 is an exploded perspective view showing a state in which a piezo speaker is attached to a game ball tank in a gaming machine according to a modified example.
FIG. 14 is an exploded perspective view showing a state in which piezo speakers are attached to a game ball tank and a tank rail in a gaming machine according to a modified example.
FIG. 15 is an exploded perspective view showing a state in which a piezo speaker is mounted on a tank rail in a gaming machine according to a modified example.
FIG. 16 is a perspective view of a principal part showing a state in which a piezo speaker is mounted on a tank rail.
FIG. 17 is an exploded perspective view showing a state in which a piezo speaker is mounted on a tank rail in a gaming machine according to a modified example.
FIG. 18 is a main part perspective view showing a state where a piezo speaker is mounted on a tank rail.
FIG. 19 is an exploded perspective view showing a state in which a piezo speaker is attached to a game ball tank in a gaming machine according to a modified example.
FIG. 20 is an exploded perspective view showing a state in which a piezo speaker is mounted on a tank rail in a gaming machine according to a modified example.
FIG. 21 is a main part perspective view showing a state in which a piezo speaker is slidably attached to a game ball tank in a gaming machine according to a modified example.
FIG. 22 is a schematic block diagram showing a circuit configuration of sound output means in the gaming machine according to the second embodiment.
FIG. 23 is an explanatory diagram for explaining a frequency at which both side surfaces of a tank rail are resonated.
FIG. 24 is a flowchart showing an outline of processing for outputting the number of game balls to be paid out.
FIG. 25 is a flowchart showing an outline of a process for detecting clogging.
FIG. 26 is an explanatory diagram for explaining a position to resonate in a gaming machine according to a modified example.
FIG. 27 is a schematic block diagram showing a circuit configuration of sound output means in the gaming machine according to the third embodiment.
FIG. 28 is a flowchart showing an outline of an audio output process performed on the main board.
FIG. 29 is a flowchart showing a part of processing according to the game situation performed on the main board.
FIG. 30 is a flowchart showing an outline of an audio output process performed on the main board.
FIG. 31 is a main part rear view showing a main part of a gaming machine according to a conventional example as seen from the rear side in partial cross-sectional view.
[Explanation of symbols]
80 ... Mechanical plate
81 .. cover part
82 ... Dispensing device unit
82a ... Game ball payout mechanism
82a1 ... counter counter
82b, 82c ... flow path
100: Game ball channel section
120 ... Game ball tank
121 ... Lower outlet
123 ... bottom surface
124 ... Cut sensor
125, 126 ... side portion
125a, 125b ... through holes
125c, 125e ... storage pocket
125d ... Rail member
125d1 ... through hole
125e1 ... insertion part
125f ... Insertion pin
127, 128 ... side
140 ... Tank rail
140a: upstream end
140b ... downstream end
141 ... Game ball introduction site
142 ... bottom surface
143, 144 ... side surface
143a, 143b ... through hole
143c ... Storage pocket
143d ... slot
145 ... Partition
146: Upstream end surface
147 ... Mounting part
148 ... Ball leveling board
149 ... convex portion
160 ... Piezo speaker
161,164 ... through hole
162: Piezo element
163 ... Lead wire
170, 180 ... Rivet
261 ... Screw
261b ... through hole
262 ... Nut
263 ... Wire
B1 ... game ball
C1 ... Bus
C2 ... CPU
C3 ... ROM
C4 ... RAM
C5, C8 ... interface circuit
C6 ... Audio output circuit
C7 ... Timer circuit

Claims (4)

遊技球を貯留する遊技球タンクと同遊技球タンクの下部流出口から遊技球払い出し機構へ遊技球を流下させるタンクレールとを有する遊技球流路部を備える遊技機であって、
上記遊技球流路部に、上記遊技球タンクと上記タンクレールのいずれかまたは組み合わせを共振させる周波数の音を出力して振動を与える音声出力手段を具備することを特徴とする遊技機。A gaming machine comprising a gaming ball channel section having a gaming ball tank for storing gaming balls and a tank rail for flowing the gaming balls from a lower outlet of the gaming ball tank to a gaming ball payout mechanism,
A game machine comprising: sound output means for outputting a sound having a frequency for resonating any one or a combination of the game ball tank and the tank rail to give vibration to the game ball channel portion . 上記請求項１に記載の遊技機において、
上記音声出力手段は、本遊技機の動作が正常でないことを報知する報知音を音声出力することを特徴とする遊技機。In the gaming machine according to claim 1 ,
The above-mentioned sound output means outputs a notification sound for notifying that the operation of the gaming machine is not normal, as a gaming machine. 上記請求項１または請求項２に記載の遊技機において、
上記音声出力手段は、上記遊技球を払い出す条件が成立したときに音声を出力することを特徴とする遊技機。In the gaming machine according to claim 1 or 2 ,
The gaming machine according to claim 1, wherein the voice output means outputs a voice when a condition for paying out the game ball is satisfied. 上記遊技機は、パチンコ遊技機であることを特徴とする請求項１から請求項３のいずれか一項に記載の遊技機。The gaming machine according to any one of claims 1 to 3, wherein the gaming machine is a pachinko gaming machine.
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