JP4178085B2 - 護岸及び護岸用PCa板 - Google Patents

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本発明は、河岸を構成する護岸で特に景観と耐久性に優れた護岸、及びこの護岸の構築に用いる護岸用PCa板に関する。
従来の護岸の最も一般的なものは、河岸に沿って鋼矢板を連設したものである。また、景観と耐久性を向上するため、鋼矢板の前面を現場打コンクリートで被覆したものもある。また、河岸に沿ってH形鋼杭を所定間隔で打ち込み、該H形鋼杭の間にコンクリート矢板を差し込んだものもある。また、特許文献1(特開2002−129537号公報)には、河岸に沿ってコンクリート矢板を連設し、頭部を笠コンクリートで連結すると共に、対岸の笠コンクリート又はコンクリート矢板どうしを張り材で突っ張る構成の護岸が開示されている。
特開2002−129537号公報
前記の鋼矢板を連設した護岸は、鋼矢板が前面に露出するので景観上問題があり、また、鋼矢板が錆びて耐久性にも問題があった。鋼矢板の前面を現場打コンクリートで被覆した護岸は景観、耐久性が改善されるが、型枠組み立て、コンクリート打設、コンクリート養生、型枠脱型を現場で行わなければならないので、工事が煩雑で工期が長期間となり、作業が煩雑でコストも高くなるという問題がある。特許文献1に記載されている護岸は、張り材を用いる場合は幅の狭い水路に限定して施工され、張り材を用いない場合には背面の土圧に対する耐力が小さいためにきわめて浅い水路に限定して施工されるものであり、一般の河川の護岸として用いることはできない。
本発明は、景観、耐久性に優れ、施工が容易で工期が短され、施工コストも低減される護岸を開発することを課題としてなされたものである。
本発明は、河岸に沿って所定間隔で打ち込んだ複数のH形鋼杭と、該H形鋼杭の前面に沿って継目がH形鋼杭のほぼ中心となるように連設したPCa板とを有し、頭繋ぎ材を前記H形鋼杭の頭部を連結して設け、前記PCa板の背面上部に背面方向に突出する掛止部を設け、該掛止部を前記頭繋ぎ材に結合することで前記PCa板を前記H形鋼杭に支持せしめた護岸であって、前記PCa板の背面の両端付近に、PCa板の背面後方に突出し更にその先端側の部分がPCa板の端部方向に突出する背面板をPCa板の上下の長さ方向に沿って設け、さらに該背面板の先端部にゴム板をその先端が背面板の先端から突出するように取り付け、前記PCa板の継目において、隣り合うPCa板の前記背面板、ゴム板及びPCa板背面で囲繞され前記H形鋼杭の一部を含む空間に充填硬化材を充填し硬化させたことを特徴とする護岸である(請求項1)。本発明において、PCa板はプレキャストコンクリート板を意味する。本発明護岸の表面はPCa板で覆われるので、景観に優れたものとなり、H形鋼杭が錆びずに耐久性も向上する。PCa板は掛止部を頭繋ぎ材に結合して連設するのでPCa板の取り付け施工がきわめて容易であり、工期が短くなり、施工コストも安くなる。なお、頭繋ぎ材はH形鋼杭の頭頂部又はH形鋼杭頭部の側面(背面側)を連結するものである。
また本発明は、河岸に沿って所定間隔で打ち込んだ複数のH形鋼杭と、該H形鋼杭の前面に沿って継目がH形鋼杭のほぼ中心となるように連設したPCa板とを有し、板状の起立部を有する頭繋ぎ材を前記H形鋼杭の頭頂部を連結して設け、前記PCa板の背面上部に鈎状に突出する掛止部を設け、該掛止部を前記頭繋ぎ材に引っ掛けることで前記PCa板を前記H形鋼杭に支持せしめた護岸であって、前記PCa板の背面の両端付近に、PCa板の背面後方に突出し更にその先端側の部分がPCa板の端部方向に突出する背面板をPCa板の上下の長さ方向に沿って設け、さらに該背面板の先端部にゴム板をその先端が背面板の先端から突出するように取り付け、前記PCa板の継目において、隣り合うPCa板の前記背面板、ゴム板及びPCa板背面で囲繞され前記H形鋼杭の一部を含む空間に充填硬化材を充填し硬化させたことを特徴とする護岸である(請求項2)。PCa板は掛止部を頭繋ぎ材に引っ掛けて連設するのでPCa板の取り付け施工がきわめて容易である。
また本発明は、河岸に沿って所定間隔で打ち込んだ複数のH形鋼杭と、該H形鋼杭の前面に沿って継目がH形鋼杭のほぼ中心となるように連設したPCa板とを有し、頭繋ぎ材を前記H形鋼杭の頭部側面を連結して設け、前記PCa板の背面上部に水平板状に突出する掛止部を設け、該掛止部を前記頭繋ぎ材に固定することで前記PCa板を前記H形鋼杭に支持せしめた護岸であって、前記PCa板の背面の両端付近に、PCa板の背面後方に突出し更にその先端側の部分がPCa板の端部方向に突出する背面板をPCa板の上下の長さ方向に沿って設け、さらに該背面板の先端部にゴム板をその先端が背面板の先端から突出するように取り付け、前記PCa板の継目において、隣り合うPCa板の前記背面板、ゴム板及びPCa板背面で囲繞され前記H形鋼杭の一部を含む空間に充填硬化材を充填し硬化させたことを特徴とする護岸である(請求項3)。掛止部を頭繋ぎ材に結合するのは、ボルトナット、溶接など任意の手段を用いることができる。掛止部は水平板状なので、結合手段であるボルトナットを調整したり、掛止部と頭繋ぎ材の間に任意のスペーサを挟み込むなどして、容易にPCa板の高さ調整を行うことができる。
本発明において、前記PCa板の背面の両端付近に、PCa板の背面後方に突出し更にその先端側の部分がPCa板の端部方向に突出する背面板を垂直方法に沿って設けたので、H形鋼杭とPCa板とが充填硬化材で一体化されるので、H形鋼杭とPCa板とが一体化され、PCa板背面に作用する土圧が確実にH形鋼杭に伝達され、護岸背面の土圧に対する抵抗力が強化される。また、H形鋼杭の一部が充填硬化材で被覆されるので、H形鋼杭がさらに錆びにくくなる。充填硬化材としては、コンクリート、モルタルなど任意の硬化材料を選択できる。
本発明において、前記背面板の先端部にゴム板をその先端が背面板の先端から突出するように取り付けたので、背面板の先端がゴムの弾性によりH形鋼杭に密着し、隙間が無くなるので、充填硬化材の漏れを防ぐことができる。背面板は強度に優れた金属製(鉄板など)とすることが望ましい。
本発明において、前記PCa板背面から前記充填硬化材内に補強アンカーを突設することができる(請求項)。補強アンカーは鉄筋や任意の鋼材をPCa板背面に打ち込んだり、PCa板背面に埋め込んだインサートにアンカーボルトを螺着するなどして設けることができる。このようにすると、PCa板と充填硬化材ひいてはH形鋼杭とがさらに強固に一体化され、PCa板の背面に作用する土圧に対する抵抗力がさらに強くなる。
本発明において、前記H形鋼杭を連結してコ字形部材を上方に開口するようにH形鋼杭に取り付け、前記PCa板の下端を前記コ字形部材内に収納し、任意の位置決め手段で前記PCa板の下端を位置決めすることができる(請求項)。コ字形部材としてはコ字形鋼、H形鋼、I形鋼、鉄板を折り曲げたものなどを使用できる。PCa板下面はコ字形部材のウエブ上に当接する必要はないが、当接させることでPCa板の取り付け高さ(上下方向)の位置決めを兼ねることができる。位置決め手段(表裏方向)としては、コ字形部材に螺合したボルト、PCa板とコ字形部材の間に挟み込んだスペーサやクサビなど、任意のものを用いることができる。このようにすると、PCa板の下部が表裏方向に位置決めされ、PCa板が垂直に取り付けられると共に、隣り合うPCa板どうしの継目の段差がなくなり、見栄えが良くなる。なお、PCa板の上部は前記掛止部と頭繋ぎ材によっても位置決めされる。
本発明において、前記空間の底部を閉塞する閉塞板を前記H形鋼杭に設けることができる(請求項)。閉塞板は鉄板とすることが好ましく、溶接などの任意の手段でH形鋼杭に取り付けることができる。閉塞板を設けることで、前記空間に充填硬化材を充填する場合、充填硬化材の漏れを防ぐことができる。また、閉塞板にPCa板を載置することで、PCa板の上下方向の取付位置を位置決めできる。
本発明において、前記H形鋼杭から背面に向かってタイロッドを設けることができる(請求項)。地盤が軟弱な場合、H形鋼杭の間隔が広い場合、H形鋼杭の根入れ深さが短い場合などにおいて、土圧に対する耐力不足がタイロッドを設けることで補強、解消される。
また本発明は、板状本体の背面上部に鈎状又は水平板状に突出する掛止部を設け、背面の両端付近に、前記本体の背面後方に突出し更にその先端側の部分が本体の端部方向に突出する背面板を前記本体施工時の縦方向に沿って設け、さらに該背面板の先端部にゴム板をその先端が背面板の先端から突出するように取り付けたことを特徴とする護岸用PCa板である(請求項。本体の一方の側面に縦方向に凸目地を、他方の側面に該凸目地に対応する凹目地を形成することができる(請求項)。本発明のPCa板を用いて、前記の本発明護岸を容易に構築することができる。
本発明の護岸は、河岸に沿って所定間隔で打ち込んだ複数のH形鋼杭で背面の土圧を支える構造であるので、張り材を必要とせず、H形鋼杭の大きさや間隔を調整することで大きな河川の大型の護岸(高さの高い護岸)を構築することができる。また、地盤が極端に悪いといった悪条件でも、タイロッドを設けることで張り材なしに土圧を支えることが可能である。護岸の表面はH形鋼杭の前面に連設したPCa板の表面となるので、景観に優れたものとなり、H形鋼杭も錆びにくくなり耐久性も向上する。PCa板は掛止部を頭繋ぎ材に結合して連設するのでPCa板の取り付け施工がきわめて容易であり、工期が短くなり、施工コストも安くなる。
背面板の先端部にゴム板を取り付けたので、ゴムの弾性によりゴム板がH形鋼杭に密着し、隙間が無くな、充填硬化材の漏れを防ぐことができる。
背面板及びPCa板背面で囲繞されH形鋼杭の一部を含む空間に充填硬化材を充填し硬化させることで、H形鋼杭とPCa板とが一体化され、PCa板背面に作用する土圧が確実にH形鋼杭に伝達され、護岸背面の土圧に対する抵抗力が強化される。また、H形鋼杭の一部が充填硬化材で被覆されるので、H形鋼杭がさらに錆びにくくなる。
PCa板背面から前記充填硬化材内に補強アンカーを突設することで、PCa板と充填硬化材ひいてはH形鋼杭とがさらに強固に一体化され、PCa板の背面に作用する土圧に対する抵抗力がさらに強くなる。
H形鋼杭を連結してコ字形部材を上方に開口するようにH形鋼杭に取り付け、前記PCa板の下端を前記コ字形部材内に収納し、任意の位置決め手段で前記PCa板の下端を位置決めすることで、PCa板の下部が位置決めされ、PCa板が垂直に取り付けられると共に、隣り合うPCa板どうしの段差がなくなり、見栄えが良くなる。
本発明の護岸用PCa板を用いることで、上記の本発明護岸を容易に構築することができる。
図面に基づいて本願発明の実施例を説明する。図1はPCa板1の正面、平面及び左側面を示す説明図、図2はH形鋼杭にPCa板1を取り付けた状態を示す説明図、図3はPCa板の継目部分の説明図、図4は本発明の護岸の施工例の平面説明図、図5は本発明の護岸の施工例の断面説明図、図6はH形鋼杭にPCa板30を取り付けた状態を示す説明図、図7は閉塞板19の説明図である。
図1に示すように、PCa板1はプレキャストコンクリート製の縦長の板で、上部が波返し1aによって肉厚に、下部がテーパ部1bによって肉薄に形成されている。波返し1a、テーパ部1bは必ずしも必要なものではなく、全体を同じ厚さの平板としても良い。また、表面に凹凸模様などのデザインを設けても良い。背面上部には掛止部6が鈎状に突出形成されている。図2に示すように、掛止部6はコ字状形鋼を下向きにして、一方のフランジをボルト14をPCa板背面に埋設したインサートアンカー7に螺着することで取り付けている。掛止部の構成はこれに限るものではない。PCa板1の背面の両端付近には、PCa板の背面後方に突出し更にその先端側の部分がPCa板の端部方向に突出する背面板2が垂直方向(PCa板本体施工時の縦方向)に沿ってPCa板の全長に亘って設けられている。図3に示すように、背面板2は乙の字を左右に引き延ばしたような断面形状となるように鉄板を曲げ加工したもので、アンカー鉄筋5を溶接した一辺がPCa板のコンクリートに埋め込まれている。背面板2にはゴム板3が多数のボルト4とナットで取り付けられている結果、先端が全長に亘ってゴム製となっている。PCa板の一方の側面には縦方向に凸目地9が、他方の側面にはこれに対応して凹目地10が形成されている。PCa板1を連設した場合、隣り合うPCa板の凸目地9と凹目地10とが凹凸嵌合し、目地部分が位置決めされて隣り合うPCa板どうしに段差が生じない。
図2〜5に示すように、河岸に沿って所定間隔で打ち込んだ複数のH形鋼杭11の前面に沿って、継目がH形鋼杭のほぼ中心となるようにPCa板1を連設する。H形鋼杭は通常400H程度のものを用い、間隔は通常2m程度である。H形鋼杭は一方のフランジ面が河の方向を向くように打設される。図2などに示すように、H形鋼杭11の頭部には、各H形鋼杭を連結してL形鋼の頭繋ぎ材13を溶接により取り付けている。頭繋ぎ材12は板状の起立部13を有する。頭繋ぎ材としてはコ字形鋼、I形鋼、H形鋼など、他の断面形状を有する鋼材を用いることもできる。また、H形鋼杭11の前面側には、各H形鋼杭を連結してコ字形鋼15を、その開口が上を向くように、ボルト16及びナットで取り付けている。
図2に示すように、PCa板1は、その鈎状の掛止部6を頭繋ぎ材12の起立部13に引っ掛けてH形鋼杭11に取り付ける。このとき、PCa板の下端部はコ字形部材15内に収納され、コ字形部材15の外側のフランジに螺着した固定ボルト17を締め付け、取付ボルト16及び固定ボルト17によって位置決め、固定される。同様にして、図4に示すように、複数のPCa板1を連設する。
図3に示すように、PCa板1の継目はH形鋼杭11のほぼ中心に位置する。背面板2に取り付けられたゴム板3の先端部分はH形鋼杭11のウエブに密着する。隣り合うPCa板1の背面板2及びPCa板1の背面で囲繞された空間はH形鋼杭11の一部(ウエブの一部と表側のフランジ)を含む。この空間に充填硬化材18を充填し硬化させる。この空間の最下部は、必要があれば鉄板やベニヤ板などで塞ぎ、充填硬化材が底から漏れないようにすることが望ましい。PCa板1の背面から充填硬化材内に補強アンカー8が突設されている。補強アンカーは鉄筋などの適宜の金属材料が望ましい。この場合、補強アンカーの根元部分はPCa板のコンクリートに埋め込まれている。
図4、5は本発明の護岸にタイロッド20を設けた例を示している。タイロッド20の先端は溶接、ナット締めその他の手段でH形鋼杭11に接続し、末端は、この場合鋼矢板21に任意の手段で接続する。タイロッドをH形鋼杭や鋼矢板に接続する手段は周知であるので、ここでは説明を省略する。この場合、反力部材は鋼矢板であるが、その他コンクリート壁、コンクリート塊など、任意の反力部材を選択できる。
PCa板1の背面側は、中詰固化土などの任意の埋め戻し材を埋め戻す。H形鋼杭の上部にはコンクリートで笠木22を設けることが望ましい。また、河川側は玉砂利などの任意の材料で河床を形成する。
図6に示すPCa板30は、前記のPCa板1と掛止部の形状のみが異なり、その他は同一の構成である。PCa板の掛止部31はPCa板30の背面上部に水平板状に突出して設けられている。具体的には、PCa板30に埋設したインサートアンカー7にボルト32を螺合することで取り付けたL形鋼である。掛止部としてはL形鋼に限らず鉄板を折り曲げたものなど、種々の材料を使用できる。H形鋼杭11の上部の背面側の側面には頭繋ぎ材(コ字形鋼)33がボルト34とナットにより、各H形鋼杭鋼を連結して護岸の長さ方向に沿って取り付けられている。頭繋ぎ材33の水平部33aには掛止部31がボルト35とナットにより高さ調整されて取り付けられている。頭繋ぎ材はコ字形鋼に限るものではないが、水平部を有する部材が好ましい。
図7は閉塞板19の説明図で、左側が平面図、右側が側面図である。閉塞板19は図3の充填硬化材18を充填する空間の底部を閉塞する形状であればよい。この場合は鉄板をH形鋼杭11の所定の高さに溶接固定して設けており、PCa板30(又はPCa板1)の下端を載置させることで高さ方向の位置決め機能も兼ねている。
護岸用PCa板1の正面、平面及び左側面を示す説明図である。 H形鋼杭にPCa板1を取り付けた状態を示す説明図である。 PCa板の継目部分の説明図である。 本発明の護岸の施工例の平面説明図である。 本発明の護岸の施工例の断面説明図である。 H形鋼杭にPCa板30を取り付けた状態を示す説明図である。 閉塞板19の説明図である。
符号の説明
1 PCa板
2 背面板
3 ゴム板
4 ボルト
5 アンカー鉄筋
6 掛止部
7 インサートアンカー
8 補強アンカー
9 凸目地
10 凹目地
11 H形鋼杭
12 頭繋ぎ材
13 起立部
14 ボルト
15 コ字形部材
16 取付ボルト
17 固定ボルト
18 充填硬化材
19 閉塞板
20 タイロッド
21 鋼矢板
22 笠木
30 PCa板
31 掛止部
32 ボルト
33 頭繋ぎ
34 ボルト
35 ボルト

Claims (9)

  1. 河岸に沿って所定間隔で打ち込んだ複数のH形鋼杭と、該H形鋼杭の前面に沿って継目がH形鋼杭のほぼ中心となるように連設したPCa板とを有し、頭繋ぎ材を前記H形鋼杭の頭部を連結して設け、前記PCa板の背面上部に背面方向に突出する掛止部を設け、該掛止部を前記頭繋ぎ材に結合することで前記PCa板を前記H形鋼杭に支持せしめた護岸であって、
    前記PCa板の背面の両端付近に、PCa板の背面後方に突出し更にその先端側の部分がPCa板の端部方向に突出する背面板をPCa板の上下の長さ方向に沿って設け、さらに該背面板の先端部にゴム板をその先端が背面板の先端から突出するように取り付け、
    前記PCa板の継目において、隣り合うPCa板の前記背面板、ゴム板及びPCa板背面で囲繞され前記H形鋼杭の一部を含む空間に充填硬化材を充填し硬化させたことを特徴とする護岸
  2. 河岸に沿って所定間隔で打ち込んだ複数のH形鋼杭と、該H形鋼杭の前面に沿って継目がH形鋼杭のほぼ中心となるように連設したPCa板とを有し、板状の起立部を有する頭繋ぎ材を前記H形鋼杭の頭頂部を連結して設け、前記PCa板の背面上部に鈎状に突出する掛止部を設け、該掛止部を前記頭繋ぎ材に引っ掛けることで前記PCa板を前記H形鋼杭に支持せしめた護岸であって、
    前記PCa板の背面の両端付近に、PCa板の背面後方に突出し更にその先端側の部分がPCa板の端部方向に突出する背面板をPCa板の上下の長さ方向に沿って設け、さらに該背面板の先端部にゴム板をその先端が背面板の先端から突出するように取り付け、
    前記PCa板の継目において、隣り合うPCa板の前記背面板、ゴム板及びPCa板背面で囲繞され前記H形鋼杭の一部を含む空間に充填硬化材を充填し硬化させたことを特徴とする護岸
  3. 河岸に沿って所定間隔で打ち込んだ複数のH形鋼杭と、該H形鋼杭の前面に沿って継目がH形鋼杭のほぼ中心となるように連設したPCa板とを有し、頭繋ぎ材を前記H形鋼杭の頭部側面を連結して設け、前記PCa板の背面上部に水平板状に突出する掛止部を設け、該掛止部を前記頭繋ぎ材に固定することで前記PCa板を前記H形鋼杭に支持せしめた護岸であって、
    前記PCa板の背面の両端付近に、PCa板の背面後方に突出し更にその先端側の部分がPCa板の端部方向に突出する背面板をPCa板の上下の長さ方向に沿って設け、さらに該背面板の先端部にゴム板をその先端が背面板の先端から突出するように取り付け、
    前記PCa板の継目において、隣り合うPCa板の前記背面板、ゴム板及びPCa板背面で囲繞され前記H形鋼杭の一部を含む空間に充填硬化材を充填し硬化させたことを特徴とする護岸
  4. 請求項1〜3のいずれかの護岸において、前記PCa板背面から前記充填硬化材内に補強アンカーを突設したことを特徴とする護岸
  5. 請求項1〜4のいずれかの護岸において、前記H形鋼杭を連結してコ字形部材を上方に開口するようにH形鋼杭に取り付け、前記PCa板の下端を前記コ字形部材内に収納し、任意の位置決め手段で前記PCa板の下端を位置決めしたことを特徴とする護岸
  6. 請求項1〜5のいずれかの護岸において、前記空間の底部を閉塞する閉塞板を前記H形鋼杭に設けたことを特徴とする護岸
  7. 請求項1〜6のいずれかの護岸において、前記H形鋼杭から背面に向かってタイロッドを設けたことを特徴とする護岸
  8. 板状本体の背面上部に鈎状又は水平板状に突出する掛止部を設け、背面の両端付近に、前記本体の背面後方に突出し更にその先端側の部分が本体の端部方向に突出する背面板を前記本体施工時の縦方向に沿って設け、さらに該背面板の先端部にゴム板をその先端が背面板の先端から突出するように取り付けたことを特徴とする護岸用PCa板
  9. 請求項8のPCa板において、前記本体の一方の側面に縦方向に凸目地を、他方の側面に該凸目地に対応する凹目地を形成したことを特徴とする護岸用PCa板
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