JP4177276B2 - 温風暖房機の制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ファンヒーター等の温風暖房機の制御方法に関するものである。
従来から提案されているファンヒーター等の温風暖房機は、筐体内に燃料を燃焼させるバーナと、燃焼より生じる排ガス(温風)を筐体外に圧送する送風機とが設けられている。
ところで、送風機により外気を取り込む筐体に設けられた吸気開口部には埃等を捕集するフィルタが設けられている。
従って、フィルタに埃等が多量に付着して目詰まりを起こすと筐体内に取り込まれる外気の量が不足(排ガス(温風)の吹出しが不良)となり、筐体内の温度が異常な高温状態(過熱異常)となってしまう。
この筐体内が過熱異常の状態のまま運転を続けると、筐体内温度の異常上昇により基板等の内装部品が損傷を受けたり、筐体自体が過熱してしまう恐れがある。
そこで、従来においても特開2001−330246に開示される温風暖房装置(以下、従来例)が提案されている。
この従来例は、筐体内に温度を検知する温度センサを設け、この温度センサにより筐体内を所定の温度以上(過熱異常)と検知した場合、表示部でこの過熱異常を表示するとともに、バーナの燃焼量と風量を同期して低下させるか、若しくは、送風機の回転力を増加させることで筐体内部を冷却するように制御されている。従って、ユーザーはこの表示部の表示に従い、フィルタの掃除を行うか、或いは、フィルタを交換するかなどの処置を施すことになる。
特開2001−330246公報
ところが、従来例には次の問題点がある。
即ち、実際、筐体内の過熱異常が生じる原因としては、フィルタの目詰まりだけでなく、バーナだけが作動していて送風機が停止している状態(送風機が故障した状態)となる場合もあるなど、温度センサが筐体内を過熱異常と検知する原因は種々あるが、従来例は、これらの原因はともかく、表示部には過熱異常と表示されるだけである為、ユーザーが対処できるレベル(フィルタの掃除をすれば良いレベル)のものか、メーカーに修理に出さないといけないレベルのものかを正確に判断することができないのが現状である。
本発明は上記課題を解決するためのもので、筐体内の過熱異常の原因が、フィルタの目詰まりが原因であるか、フィルタの目詰まり以外の故障(例えば電気部品の故障)が原因であるかを判断することのできる温風暖房機の制御方法を提供することを目的とする。
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
燃料を燃焼させるバーナと、筐体内の温度を検知する温度センサと、筐体内にフィルタを介して外気を取り入れる送風機と、該送風機を駆動するモータとを備え、吹出口から温風を導出する温風暖房機の制御方法であって、フィルタの目詰まりがなく送風機が正常に動作しているときには達しない所定温度をSとし、前記温度センサの検知温度が所定温度S以上のとき前記バーナを停止し、続いて、該バーナの停止から所定時間T経過後の筐体内の温度を再度温度センサにより検知し、該検知温度がSよりも低い所定温度U以下のとき前記フィルタが目詰まりしていると判断して前記送風機を所定時間T1駆動してからモータへの通電を停止させ、該検知温度が所定温度Uよりも高温のとき前記フィルタの目詰まり以外の故障と判断して前記モータへの通電を直ちに停止させることを特徴とする温風暖房機の制御方法に係るものである。
また、燃料を燃焼させるバーナと、筐体内の温度を検知する温度センサと、筐体内にフィルタを介して外気を取り入れる送風機と、該送風機を駆動するモータと、運転状態の表示を行う表示部とを備え、吹出口から温風を導出する温風暖房機の制御方法であって、フィルタの目詰まりがなく送風機が正常に動作しているときには達しない所定温度をSとし、前記温度センサの検知温度が所定温度S以上のとき前記バーナを停止し、続いて、該バーナの停止から所定時間T経過後の筐体内の温度を再度温度センサにより検知し、該検知温度がSよりも低い所定温度U以下のとき前記表示部に前記筐体内が過熱異常となった原因が前記フィルタの目詰まりであることが確知できる表示をするとともに、前記送風機を所定時間T1駆動してからモータへの通電を停止させ、該検知温度が所定温度Uよりも高温のとき前記表示部に前記筐体内が過熱異常となった原因が前記フィルタの目詰まり以外の故障であることが確知できる表示をするとともに、前記モータへの通電を直ちに停止させることを特徴とする温風暖房機の制御方法に係るものである。
また、燃料を燃焼させるバーナと、筐体内の温度を検知する温度センサと、筐体内にフィルタを介して外気を取り入れる送風機と、該送風機を駆動するモータと、運転状態の表示を行う表示部とを備え、吹出口から温風を導出する温風暖房機の制御方法であって、フィルタの目詰まりがなく送風機が正常に動作しているときには達しない所定温度をSとし、前記温度センサの検知温度が所定温度S以上のとき前記バーナを停止するとともに、前記表示部に筐体内が過熱異常であることが確知できる表示をし、続いて、該バーナの停止から所定時間T経過後の筐体内の温度を再度温度センサにより検知し、該検知温度がSよりも低い所定温度U以下のとき前記表示部に前記筐体内が過熱異常となった原因が前記フィルタの目詰まりであることが確知できる表示をするとともに、前記送風機を所定時間T1駆動してからモータへの通電を停止させ、該検知温度が所定温度Uよりも高温のとき前記表示部に前記筐体内が過熱異常となった原因が前記フィルタの目詰まり以外の故障であることが確知できる表示をするとともに、前記モータへの通電を直ちに停止させることを特徴とする温風暖房機の制御方法に係るものである。
本発明は上述のように構成したから、筐体内の過熱異常の原因が、フィルタの目詰まりが原因であるか、或いは、フィルタの目詰まり以外の故障が原因であるかを確実に判断して、無駄な電力の消費を防ぐとともに、無理にモータを駆動させ続けることによるモータの故障を防止するなど画期的な温風暖房機の制御方法となる。
好適と考える本発明の最良の形態を、本発明の作用効果を示して簡単に説明する。
本発明は、温度センサ10により筐体1内の温度を検知し、該検知温度が所定温度S(フィルタ7の目詰まりはなく送風機2が正常に作動していたら達しないであろう温度)以上のとき前記バーナ3を停止し、続いて、該バーナ3の停止から所定時間T経過後の筐体1内の温度を再度温度センサ10により検知し、該検知温度が所定温度U(フィルタ7に多少の目詰まりがあっても送風機2が所定時間T作動していた場合に冷却されるであろう温度:S>U)以下のとき前記フィルタ7が目詰まりしていると判断し、該検知温度が所定温度U(S>U)よりも高温のとき前記フィルタ7の目詰まり以外の故障と判断するものである。
即ち、バーナ3の停止から所定時間T経過後の筐体1内の温度を再度温度センサ10により検知した際、該検知温度が所定温度U(S>U)以下に下がっていれば、それまで送風機2による冷却が行われていたことになるから、送風機2が停止してはおらず、よって、筐体1が所定温度S以上となったのはフィルタ7の目詰まりが原因であると判断される。
一方、バーナ3の停止から所定時間T経過後の筐体1内の温度を再度温度センサ10により検知した際、該検知温度が所定温度U(S>U)よりも高温であれば、それまで送風機2による冷却は行われていなかったことになるから、筐体1が所定温度S以上となったのはフィルタ7の目詰まり以外の故障(例えば送風機2の故障)が原因であると判断される。
従って、筐体1内の過熱異常の原因が、フィルタ7の目詰まりが原因であるか、フィルタ7の目詰まり以外の故障(例えば送風機2の故障)が原因であるかを判断することができる。
この結果を例えば筐体1の一部に表示することで、ユーザーは筐体1内の過熱異常の原因が自分で対処できるもの、即ち、フィルタ7を掃除するだけで良いか、メーカーで対処するもの、即ち、送風機2の修理・交換かを正確に判断することができることになる。
本発明の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。
本実施例は、温風暖房機の制御方法である。
この温風暖房機は、図1に図示したように筐体1内に外気を取り込んで圧送する送風機2と、燃料を燃焼させて燃焼排ガスを発生させるバーナ3と、該バーナ3上に設けられた燃焼室4とを具備する構造であり、バーナ3の燃焼で発生する燃焼排ガスと送風機2によって筐体1内に取り込まれた空気とを混合して該筐体1の正面部下方位置に設けた吹出口5より温風として排出するように構成されている。
また、筐体1の背面部には吸気開口部1aが設けられており、この吸気開口部1aから前述した送風機2により外気を取り入れるように構成されており、この吸気開口部1aには埃等を捕集するフィルタ7が着脱自在に設けられている。
また、筐体1の表面上方位置には操作パネル6が設けられており、この操作パネル6には、温風暖房機の運転・停止および温度設定等の操作を行う複数のスイッチを有する操作部25と、運転状態や異常の表示を行う表示部26が設けられている(図3参照)。
バーナ3は、図1,2に図示したように後述する気化器14により気化された燃焼用ガスと一次空気を混合し燃焼用混合ガスとする混合管17と、燃焼用混合ガスに点火する点火装置18と、燃焼用混合ガスを燃焼させる炎孔部19とから構成されている。
従って、炎孔部19から噴出される燃焼用混合ガスは点火装置18で点火されて燃焼する(バーナ3には火炎Fが形成される)ことになる。
気化器14は、図2に図示したように内蔵された気化用ヒータ15により液体燃料を加熱して燃焼用ガスとし、この燃焼用ガスを気化器14の先端に設けられたノズル16よりバーナ3(混合管17)へ噴出されるように構成され、この気化器14で気化される液体燃料は、下部に設けた油受皿12から電磁ポンプ13で汲み上げられて当該気化器14へ供給されるように構成されている。
燃焼室4は、図1に図示したようにバーナ3の火炎Fを覆い燃焼排ガスを上方排出部8aから排出するケース状の燃焼室本体8と、この燃焼室本体8の周囲を覆うように設けられた燃焼室遮熱板9とからなり、この燃焼室本体8と燃焼室遮熱板9の間は燃焼排ガスと送風機2からの空気とを混合して温風とする温風通路11として構成されている。
また、燃焼室遮熱板9には温度センサ10が設けられており、この温度センサ10は筐体1内の温度を検知するものである。
具体的には、温度センサ10は、雰囲気の温度によって接点がON/OFFするバイメタルにより構成されていて、バーナ3の通常燃焼中はON状態となっているが、筐体1内の温度が所定温度S以上であることを検知するとON状態からOFF状態に切り替わり、その後、筐体1内の温度が所定温度Sよりも低い所定温度U以下であるとOFF状態からON状態に切り替わる。そして、この温度センサ10のON状態若しくはOFF状態を後述する過熱検知手段22で検知し、温度センサ10がOFF状態となると筐体1内が過熱異常であると検知されて後述する運転制御手段21へ信号を送るように構成されている(図3参照)。
尚、本実施例では、温度センサ10をバイメタル式の温度検知素子として説明したが、その他のサーミスタ等の温度センサを用いる構成としても良い。また、温度センサ10のON/OFFをマイコン20の過熱検知手段22で検知する構成としたが、この過熱検知手段22はマイコン20外部に機械的手段で構成することも可能である。
ここで、本明細書で言う、所定温度Sとは、フィルタ7の目詰まりはなく送風機2が正常に作動していたら達しないであろう温度(筐体1内の温度が異常と判断される温度)であり、所定温度Uとは、フィルタ7に多少の目詰まりがあっても送風機2が所定時間T作動していた場合に冷却されるであろう温度(S>U)である。
図3は本実施例に係る温風暖房機の動作を制御するマイコン20の構成図であり、運転制御手段21、過熱検知手段22、計時手段23、表示駆動手段24を有している。
運転制御手段21は、操作パネル6に設けた操作部25の操作、室温センサ27、温度センサ10からの信号により温風暖房機の運転・停止や燃焼量を決定して、気化器14の電磁ポンプ13及び気化用ヒータ15、送風機2を駆動するモータ28の動作を制御し得るように構成されている。
また、運転制御手段21は、筐体1内の温度が所定温度S以上となり過熱検知手段22が温度センサ10のOFF状態を検知することで筐体1内の過熱異常を検知した際、バーナ3の燃焼を停止すべく気化器14に係る電磁ポンプ13及び気化用ヒータ15への通電を停止するとともに、モータ28に対してはそのまま通電を継続して送風機2を駆動させるように構成されている。
従って、バーナ3を停止した状態で送風機2により外気を取り入れることで、筐体1内の冷却が行われることになる。この送風機2による筐体1内の冷却は、少なくとも後述する筐体1内の過熱異常の判別に要する所定時間Tの間は行われるように設定されており、この過熱異常の判別をした後は運転制御手段21によりモータ28が停止するように構成されている。
これは無駄に送風機2(モータ28)が作動するのを防止することで消費電力を低減させることに貢献し、また、万一、筐体1内の過熱異常の原因の一つである送風機2の停止がモータ28のロックによるものであった場合、この状態でモータ28の駆動を続けると該モータ28が故障してしまうが、運転制御手段21によりモータ28が停止するように制御することでこれを阻止することに貢献する。
計時手段23は、筐体1内の温度が所定温度S以上となり過熱検知手段22が温度センサ10のOFF状態を検知することで過熱異常を検知し、運転制御手段21の指示によりバーナ3の燃焼が停止すると計時を開始し、この計時手段23が所定時間Tを計測した後、再び過熱検知手段22により温度センサ10のON状態・OFF状態が検知されるように構成されている。
この計時手段23が所定時間Tを計測したときの過熱検知手段22の検知結果により、過熱異常の原因がフィルタ7の目詰まりが原因であるか、或いは、フィルタ7の目詰まり以外の故障(モータ28の断線やロック等の電気部品の故障)が原因であるかが判断される。
即ち、筐体1内の過熱異常の原因がフィルタ7の目詰まりが原因であるのなら、バーナ3の燃焼を停止し且つ送風機2で外部から冷却用の空気を導入することで筐体1内の温度は低下するはずである。よって、所定時間T経過後の温度センサ10は筐体1内の検知温度が所定温度U(S>U)以下と検知するとON状態となり、過熱検知手段22は過熱異常を検知しない。
一方、筐体1内の過熱異常の原因がフィルタ7の目詰まりではなく、フィルタ7の目詰まり以外の故障が原因であるとき、例えばモータ28の断線やロック等によって送風機2が駆動されない場合には冷却用の空気が導入されないことになるため、筐体1内の温度はそれ程低下しないので、所定時間T経過しても温度センサ10は筐体1内の温度を所定温度U(S>U)よりも高温であると検知してOFF状態のままとなり、よって、過熱検知手段22によって過熱異常が検知される。
従って、この計時手段23による所定時間T経過後の過熱検知手段22の検知結果により、過熱異常の原因がフィルタ7の目詰まりが原因であるか、或いは、フィルタ7の目詰まり以外の故障(モータ28の断線やロック等の電気部品の故障)が原因であるかが判断される。
ここで、本明細書で言う、この筐体1内の過熱異常の判別時における送風機2で冷却する所定時間Tとは、送風機2が正常に作動した場合に、温度センサ10が筐体1内を過熱異常でないと検知する所定温度U(S>U)以下となるまでに冷却に要する時間であり、且つ、送風機2が故障により作動していない場合に、温度センサ10が筐体1内を過熱異常であると判断する温度(所定温度U(S>U)よりも高温)が維持される時間である。
本実施例は、フィルタ7の目詰まりか、送風機2の故障かを判断するものであるが、例えば、バイメタル式の温度センサ10が故障した場合、即ち、例えば実際に筐体1内の温度が上昇していないにもかかわらず、温度センサ10が筐体1内を過熱異常と検知した場合も、バイメタルの接点が常時OFF状態となるので、この場合も過熱検知手段22は過熱異常を検知することになり、少なくとも筐体1内の過熱異常の原因がフィルタ7の目詰まりではなく、フィルタ7の目詰まり以外の故障が原因であることが判断されることになるため有用性を発揮する。しかし、実際に過熱異常が生じているにもかかわらず、温度センサ10の故障でバイメタルの接点が常時ONとなり過熱異常が検知できない場合には有用性を発揮しない。
しかしながら、温度センサ10がバイメタル式ではなく、サーミスタ等を用いて構成されている場合は、過熱異常が発生しているにもかかわらず温度センサ10の故障により過熱異常が検知されないような場合であっても、温度センサ10が検出する筐体1の温度が燃焼中であるのに低すぎる、若しくは温度が検出されないようなときは、温度センサ10が故障していると判断される。
表示駆動手段24は、通常の運転中は設定温度や室内温度といった運転状態を表示部26に表示させているが、筐体1内が過熱異常となり温風暖房機の運転が停止した際(過熱異常の原因を判別している際)は、運転の停止の原因を表示部26に表示し、異常内容を使用者に報知するようになっている。この異常内容としては、フィルタ7の目詰まりが確知できる表示(文字や絵など)と、フィルタ7の目詰まり以外の故障であることが確知できる表示(文字や絵など)とに分けられている。
以上の構成から成る温風暖房機の動作を説明する。
まず、操作部25の運転スイッチが押されると運転開始となり、運転制御手段21は気化器14の気化用ヒータ15へ通電を行い気化器14の予熱を開始する。
そして、気化器14が液体燃料を気化することのできる温度になると電磁ポンプ13に通電を行い、電磁ポンプ13は油受皿12から液体燃料を汲み上げて気化器14へ供給する。また、同時にモータ28も通電を行い、送風機2が駆動される。
気化器14では液体燃料が加熱気化されて燃焼用ガスとなり、ノズル16より混合管17に噴出される。燃焼用ガスが噴出されると、その噴出力により周囲の空気が一次空気として混合管17内に引き込まれ、また、送風機2の作動により筐体1内に導入された空気も筐体1下方から混合管17に一次空気として押し込まれ、これら一次空気は前述の燃焼用ガスと混合して燃焼用混合ガスとなる。そして、この燃焼用混合ガスは炎孔部19から噴出して点火装置18により点火されバーナ3で燃焼を開始する。更に、送風機2からの空気は、燃焼室本体8の背面開口部8bから該燃焼室本体8内にも流入し、二次空気として火炎Fの外縁近傍位置に供給されるようになっていて、十分な量の二次空気を火炎Fに供給することで、良好な燃焼状態が維持される。
このように燃焼が行われると、バーナ3で発生した燃焼排ガスは燃焼室本体8の上方排出部8aより排出され、温風通路11を通過する間に送風機2からの空気と混合されて温風となり、吹出口5より筐体1外へ排出される。
この温風暖房機における通常の運転中(バーナ3の燃焼中)、温度センサ10は筐体1内の温度を監視しており、筐体1内の温度が所定温度S以上になると温度センサ10がOFF状態となり過熱検知手段22が過熱異常と検知すると、筐体1内の過熱異常の原因の判別が開始される。
ここで、筐体1内の過熱異常の原因の判別動作を図4のフローチャートを用いて説明する。
温度センサ10により筐体1内の温度が所定温度S以上になったことが検知されると(ステップ1)、過熱検知手段22は過熱異常が発生したと検知して(ステップ2)、運転制御手段21へバーナ3の燃焼を停止させるよう信号を送る。
続いて、この信号を受けて運転制御手段21は気化器14に係る電磁ポンプ13や気化用ヒータ15への通電を停止してバーナ3の燃焼を停止させる(ステップ3)。
続いて、送風機2のモータ28のみ継続通電して送風機2を駆動させることで外部から空気を導入し続けて筐体1の冷却を行い(ステップ4)、この際、表示駆動手段24へ信号を送り表示部26に筐体1内に過熱異常が発生したことを使用者に報知する表示をさせる(ステップ5)。
このバーナ3での燃焼を停止すると同時に計時手段23では計時を開始しており、所定時間T経過後、再び温度センサ10がどのように筐体1内の温度を検知しているかを過熱検知手段22で検知する(ステップ6)。
このステップ6の際、所定時間T経過後に筐体1の温度が低下して温度センサ10がON状態となり、過熱検知手段22が過熱異常を検知していない場合、フィルタ7の目詰まりにより過熱異常が発生したと判断され、表示部26には、筐体1内の過熱異常の原因がフィルタ7の目詰まりであったと表示される(ステップ7)。
この場合、送風機2を更に所定時間T1駆動しつづけて筐体1を十分に冷却した後、運転停止となる(ステップ8)。
その後、使用者はこの表示に従い、フィルタ7に付着した埃を除去すればよく、埃の除去後、再度運転指示を与えることで暖房を開始することができる。
一方、ステップ6の際、所定時間T経過後に筐体1の温度が低下せず、温度センサ10がOFF状態のままで過熱検知手段22が過熱異常を検知する場合は、フィルタ7の目詰まり以外の故障が原因により過熱異常が発生したと判断される。
この場合、直ちにモータ28の通電を停止するとともに(ステップ7')、表示部26の表示は電気部品の故障(フィルタ7の目詰まり以外の故障)により運転が停止したことを報知する内容に変更される(ステップ8')。
その後、使用者はこの表示に従い、自分では対処できないと判断し、メーカーに修理の依頼をすることができる。
本実施例は上述のように構成したから、筐体1内の過熱異常の原因が、フィルタ7の目詰まりが原因であるか、或いは、フィルタ7の目詰まり以外の故障が原因であるかを確実に判断することができることになり、そして、この原因が表示部26で表示されることになるから、使用者はこの表示に従い自分で対処したり、修理を依頼すればよい。
また、本実施例は、過熱異常の原因の判別に際し、バーナ3を停止してから所定時間T経過後、温度センサ10により筐体1内の温度を検知し、その後、前記送風機2を停止制御することで、電気部品に異常があるときは、モータ28の通電が継続することで危惧される電力の無駄を抑えることができ、また、ロックしたモータ28の駆動を続けることでモータ28の故障を引き起こしてしまうこともなくなる。
尚、本発明は、本実施例に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
本実施例に係る温風暖房機の断面図である。 本実施例に係る温風暖房機のバーナ部分の詳細図である。 本実施例に係る制御装置(マイコン20)の構成図である。 本実施例に係る温風暖房機の制御を示すフローチャートである。
符号の説明
S 所定温度
U 所定温度
T 所定時間
1 筐体
2 送風機
3 バーナ
5 吹出口
7 フィルタ
10 温度センサ
26 表示部

Claims (3)

  1. 燃料を燃焼させるバーナと、筐体内の温度を検知する温度センサと、筐体内にフィルタを介して外気を取り入れる送風機と、該送風機を駆動するモータとを備え、吹出口から温風を導出する温風暖房機の制御方法であって、フィルタの目詰まりがなく送風機が正常に動作しているときには達しない所定温度をSとし、前記温度センサの検知温度が所定温度S以上のとき前記バーナを停止し、続いて、該バーナの停止から所定時間T経過後の筐体内の温度を再度温度センサにより検知し、該検知温度がSよりも低い所定温度U以下のとき前記フィルタが目詰まりしていると判断して前記送風機を所定時間T1駆動してからモータへの通電を停止させ、該検知温度が所定温度Uよりも高温のとき前記フィルタの目詰まり以外の故障と判断して前記モータへの通電を直ちに停止させることを特徴とする温風暖房機の制御方法。
  2. 燃料を燃焼させるバーナと、筐体内の温度を検知する温度センサと、筐体内にフィルタを介して外気を取り入れる送風機と、該送風機を駆動するモータと、運転状態の表示を行う表示部とを備え、吹出口から温風を導出する温風暖房機の制御方法であって、フィルタの目詰まりがなく送風機が正常に動作しているときには達しない所定温度をSとし、前記温度センサの検知温度が所定温度S以上のとき前記バーナを停止し、続いて、該バーナの停止から所定時間T経過後の筐体内の温度を再度温度センサにより検知し、該検知温度がSよりも低い所定温度U以下のとき前記表示部に前記筐体内が過熱異常となった原因が前記フィルタの目詰まりであることが確知できる表示をするとともに、前記送風機を所定時間T1駆動してからモータへの通電を停止させ、該検知温度が所定温度Uよりも高温のとき前記表示部に前記筐体内が過熱異常となった原因が前記フィルタの目詰まり以外の故障であることが確知できる表示をするとともに、前記モータへの通電を直ちに停止させることを特徴とする温風暖房機の制御方法。
  3. 燃料を燃焼させるバーナと、筐体内の温度を検知する温度センサと、筐体内にフィルタを介して外気を取り入れる送風機と、該送風機を駆動するモータと、運転状態の表示を行う表示部とを備え、吹出口から温風を導出する温風暖房機の制御方法であって、フィルタの目詰まりがなく送風機が正常に動作しているときには達しない所定温度をSとし、前記温度センサの検知温度が所定温度S以上のとき前記バーナを停止するとともに、前記表示部に筐体内が過熱異常であることが確知できる表示をし、続いて、該バーナの停止から所定時間T経過後の筐体内の温度を再度温度センサにより検知し、該検知温度がSよりも低い所定温度U以下のとき前記表示部に前記筐体内が過熱異常となった原因が前記フィルタの目詰まりであることが確知できる表示をするとともに、前記送風機を所定時間T1駆動してからモータへの通電を停止させ、該検知温度が所定温度Uよりも高温のとき前記表示部に前記筐体内が過熱異常となった原因が前記フィルタの目詰まり以外の故障であることが確知できる表示をするとともに、前記モータへの通電を直ちに停止させることを特徴とする温風暖房機の制御方法。
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