JP4176571B2 - 物品の仕分方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、工場・倉庫・物流センター等から供給されてくる比較的に多い仕分け先(会社・店舗・工場・加工現場・作業現場等)に向けて出荷される多数の物品(製品,カートン荷,原料,半加工品,ダンボール詰商品等)を、少ない分岐数のソータでもって連続的に物品を各仕分け先単位に仕分ける方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
生産ラインから流れて来る製品を仕分け先毎に仕分けるには、一旦生産された製品をストックして生産が略終わってから仕分け先毎に仕分ける方法、または生産ラインから流れてくる製品をその都度仕分け先毎の分岐ラインを持つソータで仕分ける方法があった。
前者は製品を一時ストックするためのストックエリアが必要なのと、生産が略終了してから仕分けるために2度手間であり、しかも仕分けの終わる時間が生産終了後に数時間の仕分け時間を必要として、遅れるという問題点がある。
後者は生産と同期して仕分けられるので、生産の終了即仕分け完了するのでその点では良いが、全仕分け先数が多い場合にはソータの分岐ライン数が多くなりその為に多くのスペースを必要とし、且つ設備費も高価になるという問題点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明が解決しようとする課題は、従来のこれらの問題点を解消し、分岐数が少ないソータで多くの仕分け先に仕分けられ、設備が小型化でき、設備費が安価になるという物品の仕分け方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決した本発明の構成は、
1) 上流から複数のアイテムが混流して連続的に流れてくる物品を仕分け先単位に仕分ける物品の仕分け方法であって、流されてくる物品をストレージするNラインのストレージバッファと、物品の全仕分け先数Eに対してN分の1以上の整数値Mの数の分岐数を有するソータとを設け、
前記ストレージバッファの各ラインそれぞれに整数値M以下の数の仕分け先を割り振って全仕分け先をいずれかのラインに対応させ、各ラインは流れてくる物品のストレージをT時間可能とし、
上流から複数のアイテムが混流状態で流されてくる物品を仕分け先に対応したNラインのストレージバッファに1次仕分けしながら、1次仕分けされた1ライン分の物品を払い出して前記ソータに流し、前記ソータによって仕分け先単位に2次仕分けすることを、T時間内に各ラインに対してN回サイクリックに行って全ラインを2次仕分けし、この全ラインの2次仕分けを行うことをT時間単位で繰り返すことで上流から流れてくる物品を全仕分け先数Eに比べ少ない整数値Mの分岐数Mのソータでもって連続的に仕分け先単位に仕分けることを可能にした、物品の仕分方法
2) N回サイクリックな各ラインの払い出しを、T/N以内の一定時間間隔で行うようにした前記1)記載の物品の仕分方法
3)上流から複数のアイテムが混流して連続的に流れてくる物品を仕分け先単位に仕分ける物品の仕分け方法であって、流されてくる物品をストレージするNラインのストレージバッファと、物品の全仕分け先数Eに対してN分の1以上の整数値Mの数の分岐数を有するソータとを設け、
前記ストレージバッファの各ラインそれぞれに整数値M以下の数の仕分け先を割り振って全仕分け先をいずれかのラインに対応させ、各ラインに対してソータへ流すことを開始する物品のストレージ数としての所定量を予め定めておき、
上流から複数のアイテムが混流状態で流されてくる物品を仕分け先に対応したNラインのストレージバッファに1次仕分けしながら、1次仕分けされたラインのストレージ量が前記所定量貯まりしだい、該ラインからその前記所定量だけ払い出してソータへ流し、該ソータで仕分け先単位に2次仕分けを行い、上流から流されてくる物品を全仕分け先数Eに比べて少ない数の分岐数のソータで仕分け可能とした、物品の仕分方法
4) Nラインのストレージバッファの各ラインに対する仕分け先の対応付けを、物量の多い順に複数の仕分け先を各ラインに対応付けするようにした前記1)〜3)いずれか記載の物品の仕分方法
にある。
【0005】
【発明の実施の形態】
本発明におけるソータによる2次仕分け後のソータの分岐レーンからの物品搬出は、作業者が手作業で分岐レーンから物品を搬出して他の搬送手段(例えばかご車,別のコンベア,運送車等)へ移載する場合と、機械を用いて自動的に他の搬送機器(搬出コンベア,運送車等)へ移載・移送する場合とがある。この後処理作業時間をも考慮してT時間が決定される。
本発明の全仕分け先数Eとは、連続して流れてくる物品の総仕分け先数のことである。物品の供給が連続して流れてくる物品と次の連続して流れてくる物品との間にかなりの時間がある区画された連続供給の場合(例えば、1日区切りの運転,午前・午後の区切りのある運転の場合)には、各区画毎に全全仕分け先数E,T時間,所定量を決めることができる。
【0006】
本発明の全仕分け先数Eに対してN分の1以上の整数値Mは、全仕分け先数Eより小さいものであり、好ましくは小さい整数値程ソータが小型化できて好ましい。望ましくは、Eに対してN分の1した値が整数の場合はその整数値,値が小数点がある数値のときはその切り上げ整数値がよい。
本発明のソータの分岐レーン数に余剰が生じれば余剰の分岐数は不使用の状態にしてもよいし、余剰の分岐レーンを一つの分岐レーンの仕分け先の補助分岐レーンとして活用してその分岐レーンの搬出のときに補助分岐レーンの物品も同時に搬出するようにしてもよい。
【0007】
本発明におけるストレージバッファの各ラインに対する複数の仕分け先の対応付けを、物流が多い順に複数の仕分け先を各ラインに対応付けすることによって、ソータによる2次仕分けされた仕分け先の物品の数がきわめて小量となることを防ぐことができる。即ち物流のきわめて多い仕分け先と、物流がきわめて少ない仕分け先とが同じラインに割り付けられると、ソータで2次仕分けされる分岐レーンに貯えられる物品の数にきわめて大きい数量差ができる。きわめて少ない仕分け先では0個,1個,2個で搬出せねばならず、仕分け先の出荷数量に致らずに、数回の2次仕分けされた物品を集めて出荷せねばならなくなるという問題が生じる。この点を、物量の多い順に仕分け先をラインに対応付けすることで各仕分け先の2次仕分けの物品量の差異が少なく、上記問題を解消する。
又本発明では、ストレージバッファの各ラインが、その払い出し間の時間にストレージされる物品量がラインの許容ストレージ量(最大ストレージ量)を超えないように、T時間を設定する。又は各ラインに対する複数の仕分け先の対応付けを調整する。ストレージ量は許容ストレージ量の8割前後として余裕を残すことが好ましい。又ストレージ量が大きく許容ストレージ量を超えそうなときはT時間を短く設定するか、仕分け先の対応付けを調整する。
これらの各ラインへの複数の仕分け先の対応付け・T時間の設定・請求項3,4の各ラインのストレージ量の所定量の設定は、ストレージバッファの各ラインのストレージ能力、ソータの能力及び流される物品の状況に応じ、予め最適な値、対応付けを前もってコンピュータのシュミレーションによって計算して、最適なものを決定することが好ましい。
【0008】
本発明の供給ラインはローラコンベヤを採用するのが一般的である。又、ストレージバッファ,ソータの分岐としては下端に可動ストッパ付きのフリーローラを用いたグラビティコンベヤとすることが一般的である。供給ラインの上流には物品の通過を検出する物品センサーを設け、ソータ・ストレージバッファを作動させるために必要な物品の位置情報・物品の長さ又は物品識別情報等をコンピュータに記憶・確認し、この情報に基づいて、コンピュータと制御装置とによってストレージバッファへの供給ラインからの移載、ソータでの分岐への移載を行うことが好ましい。
【0009】
製品が多い場合又は製品の寸法に大小がある場合には、ストレージバッファの1ラインに複数レーン割り付けることもある。
【0010】
【実施例】
図1〜5に示す実施例1は、請求項2の発明の実施例であって、生産設備から製造されてくる60の出荷先(仕分け先,全仕分け先数E=60)の製品を物品とし、ストレージバッファとして各ラインが60分(T=60分)のストレージ能力を有する5ライン(N=5)のストレージバッファを使用し、各ラインそれぞれにE/N=60/5=12の仕分け先を対応付けし、上記物品を供給ラインによって連続的に流し、ストレージバッファで物品を5ラインに1次仕分けしながら、各ラインからT/N=60分/5=12分の一定時間間隔で、整数値M=E/N=60/5=12の分岐数のソータへ5回サイクリックに払い出しすることを60分間(T)単位に繰り返し行う実施例である。
図6,7,8に示す実施例2は、請求項3,4の実施例であって、実施例1と同じストレージバッファとソータの設備を用い、ストレージバッファの各ラインが所定量40個ストレージされたら、その所定量ストレージされたラインの順番でソータへストレージされた物品を払い出すようにし、物量の多い順に複数の仕分け先を各ラインに対応付け、ソータによる2次仕分けの仕分け先毎の物品の数量の差異を少なくし、搬出・出荷を効果的にした例である。
【0011】
:実施例1(図1〜5参照)
図1は、実施例1に用いる物品の仕分け設備を示す斜視図である。
図2は、実施例1に用いる物品の仕分け設備を示す平面図である。
図3は、実施例1の物品の仕分け方法の説明図である。
図4は、実施例1の物品の連続仕分け方法の処理フロー図である。
図5は、実施例1のラインから物品払い出しタイミング説明図である。
【0012】
実施例1に用いる物品の仕分け設備の構造は、供給ライン10の片側に直角に5ライン(N=5)のストレージバッファ11を設け、同ストレージバッファの各ライン11aはグラビティコンベヤを使用している。ストレージバッファ11の各ライン11aの下端(先端)には貯えた物品を払い出す可動ストッパ11bを設けている。供給ライン10からストレージバッファ11へ物品を移載する移載装置13は5台の直角転換装置を使用し、物品を供給ライン10から略直角に押し出して物品をストレージバッファ11のライン11aへ移載する。本実施例のソータ14の分岐数Mは12分岐(M=12)であり、各分岐レーン14aにはグラビティコンベヤを使用している。又分岐レーン14a下端(先端側)にはストッパ14cを設けている。ソータ14の分岐レーン14aの下端付近には、払い出される物品を搬出する搬出具としてのかご車16が複数用意されている。これらの装置は制御装置17とコンピュータ18を用いて作動させられている。全仕分け先数Eは60で、又、ストレージバッファ11は5ライン(N=5)で、ソータ14の1回のソートによる仕分け先数は12である。分岐数は整数値Mで12である。
【0013】
:実施例の物品の仕分け設備の説明
図中、1は実施例に用いる物品の仕分け設備、2は生産設備で製造された製品である物品、10〜18は同物品の仕分け設備1の構成部分であり、10はローラコンベヤを使用した供給ライン、11はグラビティコンベヤ(フリーローラを用いた傾斜したローラコンベヤ)を用いた5個のライン11aからなるストレージバッファであって、各ライン11aの下端には可動ストッパ11bを設け、物品2のストレージ(貯え)と払い出しが行えるようになっている。12は同ストレージバッファ11の各ライン11aから払い出される物品2を高速度でソータ14へ送る払出しライン、13は供給ライン10上の物品2をストレージバッファ11の各ライン11aへ直角転換して移載する5台の移載装置、14は払出しライン12からの物品2を12の分岐を有する仕分け先単位に仕分けするソータ、14aは同ソータの分岐でグラビティコンベヤを使用している分岐レーン、14bは払出しライン12の物品2を分岐レーン14aに移載する直角転換の12台の移載装置、14cは分岐レーン14aの先端に設けたストッパ、15は供給ライン10のストレージバッファ11の上流に設けられた物品検出センサーで、供給される物品2の位置・長さ・中心位置を計測し、ストレージバッファ11のライン11aへの移載信号を発生させるための物品位置情報をコンピュータ18に与える。16は搬送具であるかご車、17は供給ライン10・移載装置13・ストレージバッファの可動ストッパ11b・払出しライン12,ソータ14の移載装置14b・ソータ14の分岐レーン14aのストッパ14c等の装置・器具を制御する制御装置、18は供給ライン10で送られてくる物品2毎に仕分け先・移載するストレージバッファ11のライン11a・ソータ14の分岐レーン14a、物品2の位置,物品2の長さ,物品2の中心位置等を記憶し、ストレージバッファ11の1次仕分けの仕分け先対応及びソータ14での仕分け先毎の分岐14aの割り付けを決定し、制御装置17に必要な制御の為の情報を出力するコンピュータである。S1,S2,・・・S60は仕分け先の店舗番号である。
【0014】
:仕分け動作説明
以下、本実施例を用い、工場の生産設備から生産されて供給ライン10で流されてくる物品2を仕分け先である60店の店舗S1,S2,・・・S60別に仕分けする例でその動作例を説明する。
5個のライン11aに対する仕分け先の店舗S1〜S60の対応は、第1番目のストレージバッファ11のライン11aにはS1〜S12の店舗が、第2番目のライン11aにはS13〜S24の店舗が、第3番目のライン11aにはS25〜S36の店舗が、第4番目のライン11aにはS37〜S48の店舗が、第5番目のライン11aにはS49〜S60の店舗が対応するようにする。
ライン11aからの払い出しは、T/N=60分/5=12分の12分間隔になされ、第1ライン11a、第2,第3,第4,第5のライン11aからの払い出しがサイクリックに12分間単位で5回なされた。
生産設備から供給ライン10で流れてくる物品2はこの対応付けの各ライン11aにまず1次仕分けされていく。そしてT/N=60分/5=12分間隔でストレージバッファ11の各ライン11aの物品2はソータ14に向けて払い出される(図5参照)。運転開始後12分後にまず1サイクル目の1番目のライン11aの先端の可動ストッパー11bが動作して払出しライン12上に払い出す。払い出された店舗S1〜S12(仕分け先)の物品2は下流域でソータ14によって12の分岐レーン14a毎にS1〜S12の店舗に2次仕分けられる(図3,図4の1サイクルα参照)。
ソータ14の先端で、2次仕分けされた物品2を作業者Wが店舗別のかご車16に移載する(図4の1サイクルβ参照)。
【0015】
第1のライン11aの1サイクル目の分の店舗S1〜S12分の物品2の全てをかご車16に移載し、物品2が所定量貯えられたかご車16が搬出され、次の空のかご車16が用意された時点(12分以内)の後、開始後24分目に第2番目のライン11aのS13〜S24の店舗の物品2を切り出して払いだされ、ソータ(図4の2サイクルα,β参照)14で2次仕分けをしてかご車16へ移載し、搬出して次の空のかご車16を用意する。以下順次同様に各ライン11aの物品2を店舗毎の2次仕分けを行い、60分(T=60分)の時間に1回のサイクルで12店舗毎に、1サイクル,2サイクル,3サイクル,4サイクル,5サイクルの5回のサイクルで60店舗(E=60)を仕分ける(図4,5参照)。この5サイクルを60分間単位に繰り返すことで、物品2の仕分け先毎の連続仕分けを可能とする。2回目以降の60分間単位では各ライン11aがストレージする時間は60分となるが、各ライン11aは60分(T時間)のストレージ可能であるので各ラインが容量オーバーすることはなく、円滑に連続仕分けが可能である。
【0016】
上記の例で60分当たり供給ライン10から流される物品2の総個数が200個とすれば、5回のサイクルの1サイクル当りの物品2の個数は平均40個となる。40個を12店舗に時間3000個を処理する能力のソータ14で仕分けると約1分で2次仕分けができる。又、40個を12店舗に仕分けると平均1店舗(ソータ14の1分岐レーン)当たり、3.3個になる。同一店舗先(1分岐レーン)の3.3個分の物品2を各店舗別(仕分け先毎)のかご車16に投入し終わるのに5分かかるとし、所定量貯えられたかご車16が搬出され、次のサイクル分の空のかご車16を並べられて準備完了するのに5分かかるとすれば、仕分け時間の1分を加えて1サイクル計11分かかり、次のサイクルの払い出しの12分後に1分の余裕を残し、60分以内で円滑に60の仕分け先(店舗先)に仕分けされることとなる。しかも必要なソータ14の分岐レーン14aの数は整数値M=12の12レーンで済み、移載装置も12台で済み、全仕分け先数Eの店舗数60に比べ大巾に少なくできる。
【0017】
:実施例2(図6,7,8参照)
図6は、実施例2の仕分け設備を示す説明図である。
図7は、実施例2におけるラインの仕分け先対応の説明図である。
図8は、実施例2の処理フロー図である。
【0018】
本発明の実施例2は、前記実施例1の仕分け設備1のソータ14の分岐レーン14a下端にそれぞれ搬出コンベア20を設けた設備を使用する。ストレージバッファ11の各ライン11aには供給ライン10からの物品を連続して1次仕分けし、ライン11aが所定量40個ストレージすると、そのライン11aの物品をソータ14へ流して2次仕分けし、2次仕分け後の各分岐レーン11aの各店舗(仕分け先)の物品は搬出コンベア20で自動的に搬出する。所定量ストレージしたライン11aを逐次サイクル処理する(図8参照)。ここで所定量ストレージしたライン11aはそのストレージ完了したラインの順番で原則としてソータ14にその所定量のみを流すが、その順番はかならずしもその所定量ストレージ時点でなくてもよく、その順番を変えたり、流すタイミングもそのソータの処理具合・仕分け先の順番等で調整することもある。
【0019】
この方式のストレージバッファの各ラインに対する仕分け先の対応を、図7の如く物流量の多い仕分け先の順でグループ化して、そのグループでライン11aを対応すれば、更に効率的な仕分けが行える。例えば図7の如く、物量の多い仕分け先S12・・・S42のグループG1を第1番目のライン11aに、次に多い仕分け先S13・・・S24のグループG2を第2番目のライン11aに、以下同様に仕分け先S05・・・S09のグループG3を第3番目のライン11aに、仕分け先S07・・・S48のグループG4を第4番目のライン11aに、仕分け先S29,S60のグループG5を第5番目のラインに対応づければ、各ライン11aが所定量貯まって各ライン11aの所定量貯まる時間に差がでてきて、ソータ14の各分岐レーン14aに貯える物品の個数の差異が少なくなり、物流量が少ない仕分け先が集められて貯えられ、仕分け効率がよくなる。
【0020】
【発明の効果】
以上の様に、本発明によれば物品の連続的な仕分けを、少ない分岐数のソータと少ない数の移載装置とで効率的に行える。その設備費を大巾に安価にでき、占有敷置面積も小さくできる。又物流の多い順に仕分先を各ラインに対応づけするものは、ソータによって物流量が少ない仕分け先の物品が集められて貯えられ、搬出される個数がまとまった数となり、搬出・移載作業が効率化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の物品の仕分け設備を示す斜視図である。
【図2】実施例1の物品の仕分け設備を示す平面図である。
【図3】実施例1の物品の仕分け方法の説明図である。
【図4】実施例1の物品の連続仕分け先仕分け方法の処理フロー図である。
【図5】実施例1のラインからの物品払い出しタイミング説明図である。
【図6】実施例2の仕分け設備を示す説明図である。
【図7】実施例2におけるラインの仕分け先対応づけ説明図である。
【図8】実施例2の処理フロー図である。
【符号の説明】
1 物品の仕分け設備
2 物品
10 供給ライン
11 ストレージバッファ
11a ライン
11b 可動ストッパ
12 払い出しライン
13 移載装置
14 ソータ
14a 分岐レーン
14b 移載装置
14c ストッパ
15 物品検出センサー
16 かご車
17 制御装置
18 コンピュータ
20 搬出コンベア
S1〜S60 仕分け先の店舗番号
Claims (4)
- 上流から複数のアイテムが混流して連続的に流れてくる物品を仕分け先単位に仕分ける物品の仕分け方法であって、流されてくる物品をストレージするNラインのストレージバッファと、物品の全仕分け先数Eに対してN分の1以上の整数値Mの数の分岐数を有するソータとを設け、
前記ストレージバッファの各ラインそれぞれに整数値M以下の数の仕分け先を割り振って全仕分け先をいずれかのラインに対応させ、各ラインは流れてくる物品のストレージをT時間可能とし、
上流から複数のアイテムが混流状態で流されてくる物品を仕分け先に対応したNラインのストレージバッファに1次仕分けしながら、1次仕分けされた1ライン分の物品を払い出して前記ソータに流し、前記ソータによって仕分け先単位に2次仕分けすることを、T時間内に各ラインに対してN回サイクリックに行って全ラインを2次仕分けし、この全ラインの2次仕分けを行うことをT時間単位で繰り返すことで上流から流れてくる物品を全仕分け先数Eに比べ少ない整数値Mの分岐数Mのソータでもって連続的に仕分け先単位に仕分けることを可能にした、物品の仕分方法。 - N回サイクリックな各ラインの払い出しを、T/N以内の一定時間間隔で行うようにした請求項1記載の物品の仕分方法。
- 上流から複数のアイテムが混流して連続的に流れてくる物品を仕分け先単位に仕分ける物品の仕分け方法であって、流されてくる物品をストレージするNラインのストレージバッファと、物品の全仕分け先数Eに対してN分の1以上の整数値Mの数の分岐数を有するソータとを設け、
前記ストレージバッファの各ラインそれぞれに整数値M以下の数の仕分け先を割り振って全仕分け先をいずれかのラインに対応させ、各ラインに対してソータへ流すことを開始する物品のストレージ数としての所定量を予め定めておき、
上流から複数のアイテムが混流状態で流されてくる物品を仕分け先に対応したNラインのストレージバッファに1次仕分けしながら、1次仕分けされたラインのストレージ量が前記所定量貯まりしだい、該ラインからその前記所定量だけ払い出してソータへ流し、該ソータで仕分け先単位に2次仕分けを行い、上流から流されてくる物品を全仕分け先数Eに比べて少ない数の分岐数のソータで仕分け可能とした、物品の仕分方法。 - Nラインのストレージバッファの各ラインに対する仕分け先の対応付けを、物量の多い順に複数の仕分け先を各ラインに対応付けするようにした請求項1〜3いずれか記載の物品の仕分方法。
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