JP4175621B2 - 耐食性に優れた構造用高強度電縫鋼管の製造方法 - Google Patents
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【産業上の利用分野】
本発明は、高強度で耐食性に優れ、自動車,自転車等の構造部材や補強材に使用される電縫鋼管を製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
10年間にわたる穴開き腐食なしを保証することが必要になってきている自動車用構造部材や補強材には、耐食性に優れた鋼材が要求されており、特に足回り部材に関する耐食性改善への要求が強い。たとえば、北米,カナダ等の寒冷地では、路面の凍結防止や融雪用に散布される塩類による腐食が促進されるので、足回り部材を中心に一層の耐食性改善が要求されている。
耐食性を改善した代表的な鋼材として溶融亜鉛めっき鋼板があるが、アーク溶接によって個々の部品が組み立てられる自動車用構造部材,補強材等の用途にめっき鋼板を使用すると、溶接時にブローホール等の欠陥が発生し、健全な溶接部が得られがたい。自転車用の構造部材,補強材にあっても同様に耐食性,機械強度に優れた電縫鋼管が要求される。そこで、本発明者等は、溶融めっきを施さなくても優れた耐食性を呈する鋼材として、P,Cuの複合添加によって耐食性を改善することを特開平9−209080号公報で紹介した。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
P,Cuの複合添加で耐食性は改善されるが、自動車用構造部材や補強材には強度が高いことも要求特性の一つである。種々の合金元素を添加して高強度化する方法が考えられるが、合金元素の添加は鋼材コストの上昇を招き、経済性の面から鋼材の適用対象に制約が加わる。
そこで、本発明者等は、P,Cuの複合添加で耐食性を改善した鋼材を対象とし、当該鋼材の強度に及ぼす製造条件の影響を調査した。その結果、特定条件下の熱間圧延,冷間圧延を組み合わせることにより高強度化が図れることを見出し本発明に至った。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、製造条件が鋼材の高強度化に及ぼす原因解明から案出されたものであり、溶接時にトラブルの原因となりやすいめっきを省略しても良好な耐食性を維持し、自動車用,自転車用構造部材や補強材に必要な高強度を満足する構造用高強度電縫鋼管を提供することを目的とする。
【0005】
本発明の構造用高強度電縫鋼管製造方法は、C:0.01〜0.20質量%,Si:0.5質量%以下,Mn:1.5質量%以下,P:0.05〜0.20質量%,Cu:0.3〜1.0質量%,S:0.02質量%以下,酸可溶Al:0.005〜0.10質量%を含み,更にTi:0.01〜0.15質量%、Nb:0.01〜0.15質量%,Mo:0.01〜0.50質量%の1種または2種以上を含み、残部Fe並びに不可避的不純物の組成をもつ鋼材を連続鋳造し、仕上げ温度:Ar3変態点以上,巻取り温度:550℃以下で熱間圧延し、酸洗後に冷延率:30〜60%で冷間圧延し、冷間圧延されたままの鋼帯の幅方向両端部を溶接することを特徴とする。
【0006】
使用する鋼材は、更に、Ni:0.3〜1.0質量%,Cr:0.1〜1.0質量%の1種又は2種を含む場合もある。
【0007】
【作用】
酸洗後に冷間圧延された冷延鋼帯から造管された電縫鋼管では耐食性の劣化が懸念されるが、P,Cuの複合添加によって良好な耐食性が付与される。また、仕上げ温度:Ar3変態点以上,巻取り温度:550℃以下の熱間圧延と冷延率:10〜60%の冷間圧延とを組み合わせることにより高強度化も図られる。すなわち、熱間圧延工程では仕上げ温度をAr3変態点以上に設定して熱間強度の変動を抑制し、550℃以下の温度域で巻き取ることにより変態強化を促進させ、酸洗後の冷間圧延工程に導入される加工歪みによって鋼帯が加工硬化され更なる高強度化が進行する。このように鋼材の成分との関係で熱間圧延,冷間圧延を組み合わせることにより、通常の冷延鋼板に比較して低コストで板厚精度に優れた高強度電縫鋼管用鋼板が得られる。
【0008】
以下、本発明が対象とする鋼材に含まれる合金成分,含有量等を説明する。
C:0.01〜0.20質量%
高強度化に有効な合金成分であり、冷延率10%でもある程度の強度が得られるようにC含有量の下限を0.01質量%に設定した。しかし、0.20質量%を超える過剰量のCが含まれると、溶接性に悪影響が現れやすくなる。
Si:0.5質量%以下
高強度化,耐食性改善に有効な合金成分であり、0.05質量%以上でSiの添加効果がみられる。しかし、Si含有量が0.5質量%を超えると、強度が上昇するものの、冷間加工性や表面性状が劣化しやすい。
【0009】
Mn:1.5質量%以下
強度向上に寄与する合金成分であり、Mn含有量が多くなるほど鋼材が高強度化する。しかし、1.5質量%を超える過剰量のMnが含まれると、溶接性が著しく劣化する。
P:0.05〜0.20質量%
高強度化に有効であると共に、耐食性の改善に有効な密着性に優れた緻密な腐食生成物を生成する。耐食性改善に及ぼすPの添加効果は、Cuと複合して0.05質量%以上含ませるとき顕著になる。しかし、0.20質量%を超えるP含有量では、加工性が劣化しやすい。
【0010】
Cu:0.03〜1.0質量%
Pと複合して耐食性の改善に寄与する合金成分であり、0.03質量%以上の含有量でCu添加効果が顕著になる。耐食性を改善する上では多量のCu含有ほど好ましいが、1.0質量%でCuの添加効果が飽和し、1.0質量%を超えるCu添加は却って製造コストの上昇を招く。
S:0.02質量%以下
熱間加工性,冷間加工性に有害な成分であることから、可能な限りS含有量を低減することが好ましいが、過度の極低S化は製造コストの上昇を招く。そこで、S起因の悪影響が現れない範囲として、S含有量の上限を0.02質量%に規定した。
【0011】
酸可溶Al:0.005〜0.10質量%
酸素親和力の高い元素であることから、製鋼段階で脱酸剤として0.005質量%以上のAlが添加される。Al添加による脱酸効果は0.10質量%で飽和し、それ以上にAlを添加しても却って鋼材コストの上昇を招く。
Ti:0.01〜0.15質量%
必要に応じて添加される合金成分であり、S,Nを固定して加工性,耐食性を改善する作用を呈する。Tiの添加効果は0.01質量%以上でみられるが、0.15質量%を超える量でTiを添加しても、Tiの添加効果が飽和し、却って製造コストの上昇を招く。
Nb:0.01〜0.15質量%
必要に応じて添加される合金成分であり、鋼板の金属組織を微細化して強度上昇に寄与する。Nbの添加効果は0.01質量%以上でみられ、Nb含有量が多くなるほど高強度化する。しかし、0.15質量%を超えるNbの過剰添加は、加工性に悪影響を及ぼす。
【0012】
Mo:0.01〜0.50質量%
必要に応じて添加される合金成分であり、高強度化,耐食性改善に有効である。特に耐食性の改善に効果があり、P,Cuを複合添加した鋼材の耐食性を更に向上させる。Moの添加効果は0.01質量%以上でみられるが、0.50質量%を超えるMoを添加しても添加効果が飽和し却って加工性が劣化し、製造コスト上昇の原因にもなる。
【0013】
Ni:0.3〜1.0質量%
必要に応じて添加される合金成分であり、Cu添加に起因する熱間脆性を効果的に防止すると共に、高強度化,耐食性改善にも寄与する。Niの添加効果は0.3質量%以上でみられるが、高価な元素であることからNi含有量の上限を1.0質量%に規定した。
Cr:0.1〜1.0質量%
必要に応じて添加される合金成分であり、高強度化,耐食性改善に寄与する。0.1質量%以上のCr添加で添加効果がみられるが、1.0質量%を超える量のCrを添加しても増量に見合った強度,耐食性の向上が得られない。
【0014】
熱間圧延
熱間強度の安定化を図るためAr3変態点以上の仕上げ温度で熱間圧延した後、550℃以下の温度域で巻き取って巻き取り変態により高強度化させる。仕上げ温度がAr3変態点を下回ると、変態に伴う熱間強度の変動が大きく圧延方向に大きく変動するゲージハンチング,幅絞り等の板厚精度を劣化させる原因になりやすい。巻取り温度が高いほど鋼帯の延性が向上するが、550℃を超える温度域で巻き取ると鉄系炭化物の生成に起因して強度が著しく低下する。巻取り温度の低下に伴って強度は上昇するが、過度に低い温度で巻き取ると変態組織強化による硬質化が進行し、冷間圧延時の板厚設定や冷間圧延後の強度設定が難しくなるほどに加工性が低下するので、最低でも400℃以上の温度で巻き取ることが好ましい。
【0015】
冷間圧延
冷間圧延では、加工強化によって鋼帯を高強度化するため冷延率を10%以上に設定する。10%以上の冷延率は、板厚精度を確保する上でも有効である。しかし、冷延率の増加に応じて高強度化も進行するが、過度に大きな冷延率は製造コストの上昇を招くので冷延率の上限を60%に設定することが好ましい。
【0016】
【実施例】
表1に示すスラブを1200℃に加熱し、粗圧延,仕上げ圧延を経て板厚2.4mmの熱延鋼帯を製造した。各熱延鋼帯を酸洗した後、冷延率:30〜60%で冷間圧延した。熱間圧延,冷間圧延の条件を表2に示す。
【0017】
【表1】
【0018】
【表2】
【0019】
各冷延鋼帯からJISZ2201の5号試験片を切り出し、室温での引張試験に供した。
更に各冷延鋼帯を幅99.5mmにスリットし、ロール成形法でオープンパイプに成形した後、幅方向両端部をシーム溶接することにより径31.8mmの電縫鋼管を製造した。電縫鋼管から長さ500mmの腐食試験片を切り出し、端面,鋼管内部をシールして腐食試験に供した。
【0020】
腐食試験では、塩水噴霧(相対湿度98%の雰囲気下で50℃の5%NaCl水溶液を2時間噴霧)→塩水噴霧(相対湿度98%の雰囲気下で70℃の5%NaCl水溶液を4時間噴霧)→塩水噴霧(相対湿度98%以上の雰囲気下で60℃の5%NaCl水溶液を2時間噴霧)を1サイクルとし、塩水噴霧を150サイクル繰り返した。腐食試験後に試験片表面から腐食生成物を除去し、基材部,溶接部の最大侵食深さを測定した。
【0021】
表3の試験結果にみられるように、本発明に従って製造された電縫鋼管は、基材部,溶接部共に最大侵食深さが小さく、耐食性に優れていることが判る。機械強度も840N/mm2以上の0.2%耐力,865N/mm2以上の引張強さが得られ、自動車用構造部材や補強材に必要な機械的特性を備えている。
これに対し、P,Cuを複合添加していないNo.8〜10は、耐食性に劣っていた。P,Cuを複合添加した鋼種であっても、製造条件が適正でないNo.11〜12は、自動車用構造部材や補強材に要求される機械強度を満足していなかった。
【0022】
【表3】
【0023】
【発明の効果】
以上に説明したように、P,Cuを複合添加して耐食性を改善した鋼材に特定条件下の熱間圧延,冷間圧延を施すことにより、良好な耐食性を維持しながら高強度化した鋼材が得られる。この鋼材から作製された電縫鋼管は、優れた耐食性,機械的強度を活用し、足回り部品を始めとして各種の自動車用,自転車用構造部材や補強材に使用できる。
Claims (2)
- C:0.01〜0.20質量%,Si:0.5質量%以下,Mn:1.5質量%以下,P:0.05〜0.20質量%,Cu:0.3〜1.0質量%,S:0.02質量%以下,酸可溶Al:0.005〜0.10質量%を含み,更にTi:0.01〜0.15質量%、Nb:0.01〜0.15質量%,Mo:0.01〜0.50質量%の1種または2種以上を含み、残部Fe並びに不可避的不純物の組成をもつ鋼材を連続鋳造し、仕上げ温度:Ar3変態点以上,巻取り温度:550℃以下で熱間圧延し、酸洗後に冷延率:30〜60%で冷間圧延し、冷間圧延されたままの鋼帯の幅方向両端部を溶接することを特徴とする耐食性に優れた構造用高強度電縫鋼管の製造方法。
- 更に、Ni:0.3〜1.0質量%,Cr:0.1〜1.0質量%の1種又は2種を含む鋼材を使用する請求項1記載の製造方法。
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