JP4173630B2 - 非励振素子付二重帯域螺旋アンテナ - Google Patents

非励振素子付二重帯域螺旋アンテナ Download PDF

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Description

【0001】
(技術分野)
本発明は、広くは、無線電話器のためのアンテナシステムに関するもので、特に、二重帯域螺旋(ヘリクス)アンテナシステム及び携帯無線電話器と共に使用する方法に関する。
【0002】
(背景技術)
無線電話は、よく知られているように、1つ又は2つ以上の他の通信端末に無線通信を提供することができる。そのような無線電話は、様々な応用例があり、セルラー電話、地上移動(例えば、警察や消防署)、人工衛星通信システムなどが含まれる。
【0003】
本質的に、どの無線電話器も、何かしらの種類のアンテナシステムを使用して、通信信号を送信したり受信したりしている。歴史的に見ると、様々な無線電話器で最も広く使用されてきたのは、単極及び双極アンテナであろう。それは、構成が単純で、広帯域レスポンス、広い放射パタンを備え、そして費用が安いという特徴がある。特に、半波長(λ/2)単極、双極アンテナは、多数の無線電話器において使用され、成功を収めている。しかしながら、以下に述べるように、そのようなアンテナは、無線電話器の種類によっては、具合の悪いことがある。
【0004】
通信技術が成熟してくると、無線電話器のサイズを非常に小さくすることができるようになり、現在では、多くの無線電話器が移動するユーザーのために設計され、ユーザーは、手の平に入る小型の無線電話器で、ポケットにしまえるようなものを希望する。しかしながら、伝統的な半波長や4分の1波長の単極アンテナは、そのような応用には向いていない。というのは、現代的な手の平に入るトランシーバに対して、アンテナが大きすぎるからである。
【0005】
螺旋アンテナは、手の平サイズの無線電話器における単極アンテナに関して1つの解法となる。このクラスのアンテナは、導電部材が螺旋状になっているアンテナを指す。導電部材が軸の周りに螺旋状に巻かれているので、4分の1波長又は半波長螺旋アンテナの軸長は、4分の1波長単極アンテナと比較して、かなり小さく、このように、螺旋アンテナは、4分の1波長単極アンテナが使えない場合に、しばしば使用することができる。更に、半波長又は4分の1波長螺旋アンテナは、典型的には、対応の半波長又は4分の1波長単極アンテナより、かなり短くなっても、同じ効果の電気的長さを示すことができる。
【0006】
無線電話器に適合する螺旋アンテナには、その他にも利点がある。それは、設計の柔軟性である。例えば、螺旋アンテナは、それぞれが異なった放射パタンを提供するいくつかのモードで動作するように設計することもできる。そのようなモードの1つに、「軸モード」動作があり、これを達成するには、螺旋アンテナは、所望の動作周波数に対応する波長より数倍長く設計される。このモードでは、螺旋アンテナは、典型的には、比較的高いゲインの放射パタンを提供し、このパタンが、比較的大きな動作帯域で保持される。しかしながら、軸モードで提供される放射パタンは、指向性が高く、円形に分極されるので、軸モード動作は、移動する無線電話器には適さない。例えば、セルラー電話では、ユーザーが持つ電話器は、基地局アンテナを追跡しない。
【0007】
螺旋アンテナが動作する第2のモードは、通常モードと呼ばれる。このモードで動作するには、螺旋アンテナは、典型的には、共振長の放射素子を持ち(即ち、アンテナが動作する周波数帯域の中央周波数に対応する波長をλとした場合に、λ/4, λ/2, 3λ/4, λ)、それが小さな直径で小さなピッチ角度で巻かれている。このように通常モードで動作するように設計された螺旋アンテナは小さくて、セルラー電話のような様々な携帯無線電話器にとって適している。通常モードでは、アンテナは典型的には、線形に分極されたドーナツ型放射パタンを提供し、このこともセルラー電話器に適合しているが、この放射は、共振周波数近くの比較的狭い帯域幅しかカバーしない。また、アンテナの固有帯域幅は、螺旋状に巻かれたアンテナの放射素子によって定義される円筒の直径に正比例するため、他の条件が同じであるならば、アンテナの直径が小さくなるほど、動作帯域幅も狭くなる。
【0008】
螺旋アンテナは、軸モード、通常モード、あるいはその2つの正比例的組み合わせで動作しているとき、伝統的な双極あるいは単極アンテナでは大きすぎる多くのアプリケーションにおいて論理的選択となり、2つ又はそれ以上に広く分かれている周波数帯域で信号を送信及び・又は受信することのできる比較的小さなアンテナを要求する多数の無線電話がある。1例として、二重帯域セルラー電話があり、このセルラー電話は、850MHzと1920MHzというように2つの周波数帯域で動作するセルラー電話である。様々の人工衛星通信システムは、二重帯域能力を要求する他の例を提供し、このシステムは、典型的には、広く分かれた送信と受信の周波数帯域を持つ。しかしながら、残念なことに、前述のように、螺旋アンテナは、このようなアプリケーションには適していない。というのは、この種のアンテナは、通常モードで動作するとき、帯域幅制限により、広い周波数帯域で擬似全方向性放射パタンを提供することができないからである。
【0009】
螺旋アンテナは前述のような制限があるが、いくつかの二重帯域螺旋アンテナシステムが提案されている。例えば、米国特許4,554,554号、オルセン(Olesen)他が提案する、各エレメントにPINダイオードスイッチを備えたクワドリフィラー(quadrifilar)螺旋アンテナは、エレメントの電気的長さを変化させることによって、2つの違った周波数の1方で、選択的にアンテナを共振させる手段を提供する。しかしながら、オレセン他に開示されるアンテナは、軸モードで動作するときの前記問題を解決しないので、全方向性放射パタンを提供せず、通常モードで動作するための対応のアンテナ設計は、手の平サイズの無線電話には、大きすぎる。
【0010】
同様に、米国特許4,494,122号、ガレイ(Garay)他が議論しているアンテナシステムは、1つの周波数で共振する上部放射素子及びタンク回路と、第2の周波数で共振する螺旋素子及び関連スリーブとを備える。この装置は、従来のスリーブ付双極よりは短いが、それでも比較的に大きく、各共振周波数の周囲のアンテナの使用可能帯域幅は、非常に小さく、このアンテナシステムは、セルラー電話器のような多くの二重帯域アプリケーションに適してはいない。
【0011】
米国特許4,442,438号、サイウイーク(Siwiak)他で議論されているアンテナシステムは、2つの4分の1波長螺旋(ヘリカル)アンテナ素子と、線形導電部材を備え、線形導電部材は、2つの異なった周波数で共振するとされている。しかしながら、サイウイーク他に開示されているアンテナは、広く離れた周波数では共振しない(開示されている共振周波数は、827MHzと850MHzである)。というのは、アンテナの設計は、アンテナのレスポンスを広げて、単一の帯域幅の動作をカバーして、2つの広く離れた周波数帯域における動作を提供すべく対立するようになされている。
国際特許出願WO97/11507号は、共通基盤上でインターリーブされた2つのクワドリフィラー(quadrifilar)螺旋アンテナを備えた二重帯域オクタフィラー(octafilar)螺旋アンテナを開示している。開示されている実施の形態の1つにおいて、クワドリフィラー螺旋アンテナの1つは、受動的に駆動される。しかしながら、WO97/11507号に開示されているアンテナは、通常モードに対して、ラジアルモードで動作し、2つのクワドリフィラー螺旋アンテナを必要とし、全部で8個の螺旋素子を必要とする。
欧州特許0,635,898号が開示する螺旋アンテナは、通常モードで動作し、所望の動作周波数範囲の上限付近の範囲で4分の1波長ラジエターとして動作すべく同調された付加的部材を備え、螺旋アンテナは、所望の動作周波数範囲の低い方の部分の周波数に同調され、アンテナの帯域幅を増大させる。しかしながら、そこに開示されたアンテナは、前述の問題を解決しない。なぜなら、それは、広く離れた周波数帯域で共振しないので、二重帯域アンテナとしての使用に適さないからである。
【0012】
最後に、日本国特許5−136623号と、米国特許出願番号08−725507号においては、付加的螺旋アンテナシステムが開示されている。そこでは、導電チューブと、可変ピッチ巻き線を使用した二重帯域動作が開示されている。しかしながら、これらのアプローチで使用される二重帯域動作を提供する機構は、つまり、隣接する巻き線の間の結合(カプリング)は、典型的には、周波数帯域の高い方における動作帯域幅が狭くし、設計の柔軟性も限定する。また、日本国特許5−136623号も、周波数帯域の高い方において効果が削減された開口(aperture)を備えている。
【0013】
このように、二重帯域無線電話に要求されるもの、そのような無線電話に対する現在のアンテナシステムを考えると、小型の全方向性無線電話アンテナシステムで、2つの広く離れた周波数帯域で動作することのできるものが必要である。
【0014】
(発明の要約)
現在の無線電話と関連した上記限定を考えると、本発明の目的は、現代的な手の平にはいるセルラー電話器に使用できるほど十分に小さい二重帯域無線電話用のアンテナシステムを提供することである。
【0015】
本発明の他の目的は、両方の帯域で動作するための、あるいはトランシーバとのインターフェースのための余分な回路を必要としない無線電話用の二重帯域アンテナシステムを提供することである。
【0016】
また、本発明の目的は、2つ以上の異なった周波数で共振することのできるアンテナシステムを提供することである。
【0017】
本発明のその他の目的、特徴、利点は、以下の詳細な説明、請求の範囲に、添付図面を見ることによって明らかとなるであろう。
【0018】
本発明のこれらの目的を提供する螺旋(ヘリクス)アンテナシステムは、螺旋アンテナと螺旋アンテナに隣接する1つ以上の非励振素子を備えて、螺旋アンテナは、少なくとも2つの離れた周波数帯域において共振する。非励振素子を有利に配置し、螺旋の選択された巻き線だけを非励振素子と結合させることによって、良好なインピーダンスマッチング(matching)を示し、製造コストも比較的安価な小型の高性能二重帯域アンテナシステムを提供することができる。
【0019】
本発明の好ましい実施の形態において、2つの広く離れた周波数帯域において信号を送受信するアンテナシステムであって、螺旋アンテナと螺旋アンテナに隣接する非励振素子を備えるアンテナシステムが提供される。本発明のこの実施の形態において、非励振素子の配置は、周波数帯域の高い方における無線周波数エネルギーが前記アンテナシステムに入ってきた場合、前記螺旋アンテナ及び前記非励振素子が容量結合し、一方、周波数帯域の低い方における無線周波数エネルギーが前記アンテナシステムに入ってきた場合、前記螺旋アンテナは実質的に前記非励振素子から隔離されるように、なされていている。また、アンテナシステムの有効開口は、前記周波数帯域の両方において、実質的に同じである。
【0020】
本発明の他の実施の形態において、螺旋アンテナは通常モードで動作するように構成することができ、アンテナ給電から見たアンテナのインピーダンスは、およそ50オームでよい。また、アンテナシステムは、螺旋アンテナと非励振素子の間の非隣接巻き線においてのみエネルギーが結合されるように設計してよい。更に、アンテナシステムは、螺旋アンテナを非励振素子から物理的に隔離するために誘電体を備えてもよい。
【0021】
本発明の螺旋アンテナは、周波数帯域の低い法で非励振素子とは独立に共振するように設計されてよい。また、非励振素子は、螺旋アンテナの外側に螺旋アンテナの少なくとも2つの巻き線に隣接して配置してよい。また、アンテナシステムは、送信器と、受信器と、ユーザーインターフェースと、アンテナ給電システムを有する無線電話器と組み合わせて実現してもよい。
【0022】
本発明の他の実施の形態において、非励振素子は、螺旋アンテナの内側の対角線上に配置される。この実施の形態においては、非励振素子は、螺旋アンテナの少なくとも2つの巻き線に近接して配置することができる。更に別の実施の形態において、非励振素子は、螺旋アンテナの外側に隣接して配置することができる。
【0023】
本発明の更に別の実施の形態において、第2の非励振素子を螺旋アンテナに隣接して備えることができる。その際、第2の非励振素子の配置は、広く離れた周波数帯域の低い方より高い第3周波数帯域における無線周波数エネルギーがアンテナシステムに入ってくると、螺旋アンテナと前記第2の非励振素子が容量結合し、一方、前記広く離れた周波数帯域の低い方における無線周波数エネルギーが前記アンテナシステムに入ってくると、前記螺旋アンテナは、前記第2の非励振素子から実質的に隔離されるように、なされている。
【0024】
本発明の好ましい実施の形態において、アンテナシステムは、周波数帯域824から894MHzと、1850から1990MHzの電気信号の送受信を行う。本発明のこの実施の形態において、螺旋アンテナの直径は、約6−10ミリメートルで、螺旋アンテナの軸長は約20−25ミリメートルで、非励振素子の長さは約10−14ミリメートルである。
【0025】
このように、本発明のアンテナシステムは、比較的小型の、擬似全方向アンテナで、2つ以上の広く離れた周波数帯域で動作することができる。この動作は、能動的切り替えあるいはユーザー入力を必要としないという意味で受動的に達成される。また、これらのアンテナは、インピーダンスマッチングを必要とせずに、且つ、動作周波数の各々で動作するアンテナの開口全体を有効に使用するように設計することができ、従って、アンテナによって送信される及び・又は受信される信号エネルギーの量を最大限にすることができる。更に、本発明のアンテナシステムは、非隣接巻き線だけが結合できるように設計することができ、アンテナが動作する周波数帯域のすべてにおいてアンテナシステムの動作帯域幅を最大限にすることができる。
【0026】
(発明の詳細な説明)
以下、本発明について、添付図面を参照しながら詳細に述べる。、添付図面には、本発明の好ましい実施の形態が示されている。しかしながら、本発明は、その他の異なった実施の形態も可能であり、ここに述べる実施の形態に限定されるべきものではなく、むしろ、これらの実施の形態は、開示を完全なものにするためのものであり、当業者にとって、発明の範囲をわかりやすくするためのものである。また、当業者にとっては明らかなように、本発明は、様々な応用が可能であり、以下に例として述べるものに限定されるべきものではない。同じ参照番号は、同じ構成要素を示す。
【0027】
図1は、本発明に基づくアンテナシステム20を備えた無線電話器の1つの実施の形態を示す。無線電話器10は、例えば、人工衛星通信端末、携帯セルラー電話、あるいは市民バンドトランシーバなど、双方向無線音声通信端末であればどんなものであってもよい。
【0028】
図1に示されたように、無線電話器10は、典型的には、送信器12と、受信器14と、ユーザーインターフェース16とを備える。当業者には、よく知られれているように、送信器12は、無線電話器10によって送信されるべき情報を無線通信用の電磁信号に変換し、受信器14は、無線電話器10によって受信された電磁信号を復調して、信号に含まれる情報を、ユーザーに理解できるフォーマットでユーザーインターフェースに提供する。当業者には、様々な送信器12、受信器14、ユーザーインターフェース(例えば、マイクロフォン、キーパッド、回転式ダイヤル)が手に持つ無線電話器に適したものとして知られており、それらは、無線電話器10に導入することができる。
【0029】
図2は、本発明のアンテナシステム20の好ましい実施の形態を示す。図2に示されるように、アンテナシステム20は、アンテナ給電構造22、放射素子30、非励振素子40とを備える。また、アンテナシステム20は、更に、好ましい実施の形態においては、先端に蓋のついたプラスチックチューブとしてのレードームを備えることができる。
【0030】
放射素子30は、好ましくは、銅のような電導性材料から成る連続的ワイヤあるいはストリップから成る。図2に示されたように、このワイヤあるいはストリップは、螺旋状に巻かれている。図2に示された実施の形態において、放射素子30の原点は、電気的にアンテナ給電構造22に接続され、末端34は解放されている。しかしながら、当業者であればわかるように、放射素子30は、必ずしも原点32に給電される必要はなく、末端34から給電されてもかまわない。
【0031】
図2に示されたように、アンテナシステム20の螺旋アンテナは、放射素子30によって規定される円筒形の直径に対応する直径(D)と、その円筒形の高さに対応する軸長(H)を持つ。アンテナは、更に、放射素子の長さ(L)と、ピッチ角度によって定義され、ピッチ角度は、軸長の単位長さ当たりヘリクス(螺旋)が回転する回数の関数である。図2に示されたアンテナシステム20の実施の形態において、放射素子30は、小さなピッチ角度の小さな直径で、巻かれており、通常モードで動作するように設計されている。
【0032】
また、図2に示されるように、放射素子30は、電導性ワイヤ又はストリップを、螺旋状に、同軸支持チューブ38の長さに沿って巻くことによって導入することができる。しかしながら、当業者には明らかなように、同軸支持チューブ38は、なくてもかまわない。なぜなら、アンテナは、螺旋状の自己支持型電導性ワイヤ又はストリップ30として導入できるからである。放射素子30が電導性材料から成るストリップとして導入される場合、好ましくは、比較的幅の広いもの(1500−1660MHz周波数範囲で動作すべく設計されたアンテナでは、3−5ミリメートルの程度)が使用され、損失を減らし、放射素子30に関連したインダクタンスを最小にすることによって、アンテナ20のインピーダンスを、送信器12と受信器14のインピーダンスに合わせる。
【0033】
また、これも当業者には明らかなように、放射素子30は、同軸長さ全体で一定の直径を持つ真性螺旋である必要はない。反対に、本発明の範囲に入る別の実施の形態では、軸の周りにコイル又はコイル部分を作るが、一方の端から他方の端に至るまでに直径が変化する螺旋状放射素子30を備える。このように、アンテナシステム20の好ましい実施の形態が備える放射素子30は、円筒形エンベロープを定義する一方で、アンテナシステム20は、円錐状エンベロープ又は、その他の回転体の表面を定義することも可能でである。
【0034】
アンテナシステム20の螺旋アンテナによって提供される放射パタンは、第一に、螺旋の直径(D)、ピッチ角度、素子長さ(L)の関数である。本発明の好ましい実施の形態においては、放射素子30の電気的長さは、(アンテナが動作する周波数帯域の低い方の中央周波数に対応する波長をλとした場合)、λ/4,λ/2,3λ/4, λである。というのは、このようなアンテナは、動作周波数帯域の低い方で共振して動作するからである。しかしながら、本開示についての当業者にとっては明らかとなるように、アンテナシステム20の螺旋部分は、アンテナが動作する周波数帯域の低い方で固有共振すべく設計される必要はない。というのは、多数の非励振素子を使用することによって、多数の共振ポイントを作り、放射素子30が動作帯域の1つで共振する必要をなくすことができる。更に、ここで述べられているように、4分の1波長の倍数に対して、長さλ/4の放射素子を使用して動作させるのが好ましい。なぜなら、この長さ(典型的には、50オーム程度)の放射素子のインピーダンスは、ソース送信ライン18のインピーダンスに、より適合する可能性がある。
【0035】
更に、当業者には明らかになるように、放射素子30の物理的な長さは、レードーム効果によって短くなる可能性がある。というのは、レードームは、伝播速度を変化させて、長さが自由空間におけるよりも短くなるようにする傾向があるからである。このような効果は、小型化を目指す場合には、有利であり、本発明のアンテナシステム20は、物理的長さが4分の1波長の倍数でない物理的長さを持つ放射素子30によって、共振又はその近辺で動作させることができる。また、実際の、あるいは電気的(レードーム効果が適用される)長さが、λ/4,λ/2,3λ/4, λである素子を備えた螺旋アンテナは、共振で動作することが知られているが、そのような共振動作あるいは共振近辺動作は、付加的適合手段を使用することによって、他の長さの放射素子30によっても得ることができ、それにより、ソースとロードとの間に良好な送信を提供する。従って、本発明は、4分の1波長の倍数である放射素子長さの螺旋アンテナに限定されるものではない。
【0036】
また、図2に示されているように、アンテナシステム20は、非励振素子40を備える。これは、放射素子30に隣接した位置にあるが、放射素子30と、直接的な電気的接触はしていない。非励振素子40は、放射素子30の近傍に配置された電導性材料であれば、何でもよい。本発明の好ましい実施の形態において、非励振素子40は、非共振電導性ワイヤまたはストリップから成り、その端部42,44は、螺旋の巻き線の近傍にある。図2に示された本発明の実施の形態において、非励振素子40は、放射素子30の巻き線によって規定される円筒形の外にあって、円筒形に平行に配置され、端部44は、放射素子30の末端の最後の1巻きに隣接し、端部42は、放射素子30の原点端部の最後の1巻きに隣接している。
【0037】
また、図2に示されたように、非励振素子40は、好ましくは、テフロン、ポリカーボネイト、ポリウレタンなどのような誘電材料46によって隔離され、誘電材料46は、非励振素子40が放射素子30と電気的に直接接触するのを防止し、非励振素子40と放射素子30との間に最適な空間を保持する助けとなる。好ましい実施の形態において、非励振素子40は、プラスチックのケース内に成形された電導性ワイヤ又はストリップとして導入される。当業者であればわかるように、誘電材料バッファ46は、なくてもよい。
【0038】
アンテナシステム20は、次のように動作する。無線電話器10が動作する周波数帯域の低い方における電磁信号が、アンテナシステム20に入ってくると、放射素子30が共振モードで動作し(放射素子30が、低い方の周波数帯域にある信号に対する共振長さである場合)、この周波数帯域での通信を提供する。また、非励振素子40の端部42,44と、放射素子30との間の距離を注意深く選択することによって、アンテナシステム20は、次のように設計することができる。即ち、これらの低い周波数において、放射素子30に入ってくる信号は、そのまま非励振素子40に結合されることなく、代わりに、大部分、又は好ましくは完全に、放射素子30に残る。しかしながら、動作の高い方の帯域では、放射素子30と非励振素子40との間の容量結合がかなり増加し、エネルギーが、螺旋の巻き線の1つ以上をバイパスする経路に沿って、放射素子30から非励振素子40に結合され、次に放射素子30に戻る。このように、アンテナシステム20に入ってくる高い方の周波数におけるエネルギーの一部は、容量結合効果によって、短くなった電気的経路を取り、アンテナシステム20にとって第2の効果的共振周波数を提供する。
【0039】
上記容量結合効果は、キャパシタのリアクタンス等式を参照することによって、よく理解することができる。リアクタンス等式は、次のとおりである。
【数1】
c = 1/j2πfC
式中、fは、動作周波数であり、Cは、容量である。この等式に示されるように、キャパシタのリアクタンス(この場合は、非励振素子40)は、周波数が大きくなるほど、小さくなり、このように、高い周波数においては、非励振素子40への容量結合は、実質的に増加する。従って、アンテナシステム20は、非励振素子40が、低い方の周波数では、放射素子30から実質的に隔離されるが、高い方の周波数範囲では、放射素子30と容量結合するように、設計することができる。
【0040】
当業者にはわかるように、高い方の周波数帯域にある信号について生じる容量結合の量は、第一に、非励振素子40と放射素子30の巻き線との間の距離に依存する。本発明の好ましい実施の形態において、この距離は、放射素子30に入ってくる高い方の周波数帯域におけるエネルギーの全部ではなく一部が、非励振素子40に容量的に結合されるように選択される。このように、本実施の形態においては、非励振素子40は、真性な電気的短絡としては動作せず、「分配的インピーダンス」を生成することによって、非励振素子40によって橋渡しされる巻き線に対して、放射素子30と非励振素子40との間で、エネルギーが分けられる。このようにして、アンテナシステム20を備えた構造全体が放射するのは、低い周波数帯域と高い周波数帯域の両方で動作するときであり、アンテナシステム20の有効開口は、低い周波数帯域でも高い周波数帯域でも実質的に同じである。これにより、アンテナシステム20は、前記周波数帯域の高い方で動作しているときに、受信信号を最大にすることができるという利点がある。というのは、アンテナのすべての巻き線が、その周波数帯域での電気信号の送信及び受信に使用されるからである。
【0041】
また、前述のように、本発明の好ましい実施の形態において、放射素子30は、固有インピーダンスが50オーム程度に設計された4分の1波長螺旋であるから、無線電話器10において、送信器12と受信器14とをアンテナシステム20に接続するのに一般に使用される50オーム同軸接続18に元来適合する。更に、本発明の教示に基づけば、非励振素子40の末端42及び44と、放射素子30の個々の巻き線との間の距離は、アンテナシステム20の性能を最大にすべく調節することができる。即ち、アンテナが共振する周波数、動作周波数帯域のそれぞれで達成される電圧定在波比、アンテナ給電システム22から見たアンテナシステム20のインピーダンスを考慮して調節する。
【0042】
このように、図2に示されたアンテナシステムは、比較的小型であり、擬似全方向アンテナであり、2つ以上の広く離れた周波数帯域で動作することができる(「広く離れた」という用語は、低い方の周波数帯域の中央周波数の少なくとも30%離れている周波数帯域を指す)。また、このアンテナは、インピーダンス合わせ(マッチング)を必要としないという利点があり、アンテナ全体が両方の周波数帯域で放射するので、その有効開口は、動作周波数とは無関係に、実質的に同じであり、このようにして、アンテナは、アンテナにより送信され且つ/又は受信される信号エネルギーの量を最大限にする。
【0043】
図3は、本発明のアンテナシステムの別の実施の形態を示す。この実施の形態において、非励振素子40は、放射素子30によって形成される螺旋(ヘリクス)の内部に配置され、螺旋の左上から右下まで斜めに延びる。この実施の形態において、非励振素子40は、螺旋の少なくとも2つの点(放射素子30の末端の最後の巻き線の左側と、放射素子30の原点に隣接する巻き線の右側)で、螺旋の近傍に位置して、このようにして、非励振素子40は、螺旋の非隣接巻き線の間に結合(カプリング)を提供する。
【0044】
当業者にとっては、本発明から明らかなように、非隣接巻き線の間の結合は、設計における柔軟性を大いに増す。というのは、これにより、放射構造全体を最大限に使うことができるようになるからである。このように、本発明のアンテナ設計は、このようにして得られる柔軟性を利用して、アンテナシステム20のインピーダンスを、アンテナ給電ネットワーク22におけるインピーダンスに合わせることができ、アンテナが動作するすべての周波数帯域におけるアンテナシステムの動作帯域幅を最大限にすることができる。また、本発明の教示によれば、非励振素子40は、螺旋の巻き線の2つ以下と近接するように配置させることができる。このような配置は、アンテナシステムの製造を単純にするので有利である。
【0045】
図4は、本発明のアンテナシステムの他の実施の形態を示す。この実施の形態において、非励振素子40は、非線形であり、放射素子30によって形成される螺旋の外に位置し、螺旋の主軸に対して平行になっている。非線形な設計であるために、非励振素子40は、螺旋上のいくつかの巻き線の近くにあり、他の巻き線からは、より離れている。
【0046】
また、本発明の教示によれば、アンテナシステム20は、複数の非励振素子を備えて、3つ以上の離れた周波数帯域で動作させることもできる。図5は、アンテナシステム20のそのような実施の形態を示し、これは、3つの広く離れた周波数帯域で動作するように設計されている。図5に示されたように、アンテナシステム20は、放射素子30によって形成される螺旋の主軸に平行で、螺旋の外に配置された第1の非励振素子50と、螺旋の反対側に同様に配置された、より短い第2の非励振素子52とを備える。この実施の形態において、アンテナが動作する3つの周波数帯域のうち最高の周波数帯域で放射素子30に入ってくる無線周波数エネルギーは、第1の非励振素子50と第2の非励振素子52と容量結合されたり離れたりすることによって、エネルギーは、放射素子30と、第1の非励振素子50と第2の非励振素子52との間で分割され、その際、放射素子30と、第1の非励振素子50と第2の非励振素子52とが容量結合されると、アンテナシステム20が動作する最高の周波数帯域で共振するように分割される。同様に、アンテナが動作する3つの周波数帯域のうち真中の帯域にある無線周波数エネルギーが放射素子30に入ってくると、そのエネルギーは、第1の非励振素子50と第2の非励振素子52との少なくとも一方と容量結合したり離れたりすることによって、エネルギーは、放射素子30と、第1の非励振素子50と第2の非励振素子52との少なくとも一方により分割され、その際、放射素子30と、第1の非励振素子50と第2の非励振素子52との少なくとも一方とが容量結合すると、アンテナが動作する3つの周波数帯域のうちの真中の周波数帯域で共振するように分割される。しかしながら、アンテナの動作する周波数帯域の最低の周波数帯域の無線周波数エネルギーが放射素子30に入ってきても、そのようなエネルギーは、第1の非励振素子50と第2の非励振素子52のどちらとも、すぐには容量結合せず、実質的に、それらから隔離されている。しかしながら、放射素子30は、3つの周波数帯域のうち最低のもので共振するように設計されているので、放射素子30は、それだけで、アンテナが動作する周波数帯域の最低のものにおいて、送信及び/又は受信を行う。
【0047】
前述のように、アンテナシステム20の好ましい実施の形態において、アンテナのインピーダンスは、アンテナ給電回路22から見て約50オームである。そのようなインピーダンスを得るには、放射素子30を4分の1波長螺旋とし、非励振素子40の位置と長さをうまく選択すればよい。本発明の好ましい実施の形態において、アンテナシステム20は、同軸接続18を介して送信器12と受信器14とに接続されており、同軸接続18は、典型的には、50オーム程度のインピーダンスを出す。このように、本実施の形態において、インピーダンスを合わせるネットワークなしに、最大の電力移送を達成することができる。なぜなら、アンテナシステム20のインピーダンスは、ソース送信ライン18のインピーダンスと合わせてあるからである。しかしながら、当業者には明らかなように、インピーダンスを合わせるネットワークは、アンテナのインピーダンスを変形してソース送信ラインのインピーダンスに合わせる技術において公知である。従って、本発明により設計されるアンテナは、50オーム程度のインピーダンスを持つように設計される必要はない。ただしこの範囲のインピーダンスを持つアンテナは、インピーダンスを合わせるネットワークと関連した付加的ハードウェアを必要としないという利点がある。
【0048】
本発明の教示によればわかるように、非励振素子は、螺旋アンテナに隣接した様々の位置に、様々の向きで配置することができる。しかしながら、最良の位置と向きは、アンテナシステムに指定される寸法や性能によって大きく変化する。従って、本発明のアンテナシステムは、非励振素子の配置について柔軟性があり、設計者には、許容できるVSWRと帯域幅性能を提供し、2つ以上の周波数帯域で共振し、ユーザーに適したサイズと体積(volume)を提供するアンテナを設計するに当たり、いくつかの自由度が与えられる。この設計の柔軟性は、非常に重要である。なぜなら、アンテナのサイズと体積は、美観とユーザーが要望する小型の無線電話器にとって、非常に限定されるからである。
【0049】
本発明の別の側面において、アンテナシステム20の製造方法が開示される。本発明のこの側面によると、2つの離れた周波数帯域で通信するためのアンテナシステム20は、放射素子30と、放射素子30に隣接する非励振素子40を提供することによって提供される。非励振素子40の配置は、周波数帯域の高い方で無線周波数エネルギーがアンテナシステム20に入ってきたときに、放射素子30と非励振素子40が容量結合され、周波数帯域の低い方で無線周波数エネルギーがアンテナシステム20に入ってきたときに、放射素子30が実質的に非励振素子40から隔離されるように、なされる。当業者にとっては、本発明の開示から明らかなように、放射素子の直径は、好ましい実施の形態において、アンテナシステム20に許容される体積内に適合する最大の直径を持つ螺旋アンテナとして選択される。
【0050】
本発明の1つの実施の形態において、非励振素子の最良の配置を決定するには、無線周波数エネルギーをアンテナシステム20に提供し、いろいろなサイズの非励振素子40をいろいろな位置で、放射素子30に隣接したいろいろな向きに置いて、ネットワーク分析器を使用して、アンテナ20の出力を測定することによって、決めることができる。この方法によって、非励振素子40のサイズ、位置、向きを選択するのに、指定されたサイズ、必要なVSWR、及び周波数レスポンスに合うアンテナシステムを提供すべく、選択する。本発明の好ましい実施の形態において、非励振素子40の位置は、アンテナシステム20の有効開口が、それが動作する周波数の両方において実質的に同じであるように配置する。
【0051】
(実施例1)
本発明の教示に従って、824MHzから894MHzのAMPS周波数帯域と、1850MHzから1990MHzのPCS周波数帯域で動作するアンテナシステムを製造した。本発明のこの実施の形態において、放射素子30は、ファイバーグラスのチューブに約6巻きされた銅製のストリップであり、放射素子30の長さは、約88ミリメートル(850MHzにおける4分の1波長)であり、軸長は25ミリメートル程度で、螺旋の直径はおよそ8ミリメータである。この実施の形態において導入した非励振素子40は、長さ13ミリメートルの非共振電導性ワイヤであって、放射素子30によって形成された螺旋の外側に隣接して(約0.2ミリメートル離して)、螺旋の主軸に平行に置かれた。非励振素子40は、ワイヤの外側を誘電コーティング46で覆った。本発明の本実施の形態において、非励振素子40の配置は、一端を、放射素子30の原点32から約1.5巻き上のところで、1巻きか2巻きさせ、非励振素子40の他端を、放射素子30の原点32から約4.5巻き上のところで、1巻きか2巻きさせた。本実施の形態において、非励振素子40を囲む誘電コーティング46は、放射素子30の中間巻き線の両方(即ち、非励振素子40が放射素子30を取り巻いて巻かれているところの巻き線の間の巻き線)に触れている。
【0052】
(実施例2)
本発明の教示に従って、第2のアンテナシステム20を製作した。これも、824MHzから894MHzのAMPS周波数帯域と、1850MHzから1990MHzのPCS周波数帯域で動作すべく設計された。本実施の形態において、放射素子30は、ファイバーグラスのチューブにおよそ5.5巻きされた銅製のストリップであり、放射素子30の長さは、およそ88ミリメートル(850MHzにおける4分の1波長)であり、軸長は20ミリメートル程度で、螺旋の直径はおよそ7ミリメータである。この実施の形態において導入した非励振素子40は、長さ10ミリメートルの非共振電導性ワイヤであって、放射素子30によって形成された螺旋の外側に隣接して(約0.2ミリメートル離して)、螺旋の主軸に平行に置かれた。非励振素子40は、ワイヤの外側を誘電コーティング46で覆った。本発明の本実施の形態において、非励振素子40の配置は、一端を、放射素子30の原点32から約1.5巻き上のところで、1巻きか2巻きさせ、非励振素子40の他端を、原点32から約4.5巻き上のところで、1巻きか2巻きさせた。
【0053】
図6及び図7は、動作周波数帯域の両方におけるアンテナシステム20レスポンスを示す。図6に示されたように、アンテナシステム20は、周波数範囲824894MHzで、2.0未満のVSWRを提供し、図7は、周波数範囲18501990MHzで、同様に、2.5未満のVSWRを示す。このように、このアンテナシステムは、AMPS及びPCS周波数帯域の両方で、二重帯域動作を提供する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に基づくアンテナシステムを備えた二重帯域無線電話のブロック図である。
【図2】 本発明のアンテナシステムの好ましい実施の形態を示す。
【図3】 本発明のアンテナシステムの別の実施の形態を示す。
【図4】 本発明のアンテナシステムの別の実施の形態を示す。
【図5】 本発明のアンテナシステムの別の実施の形態を示す。
【図6】 本発明のアンテナシステムの好ましい実施の形態の、低い方(850MHz)の周波数帯域における動作を示す。
【図7】 本発明のアンテナシステムの好ましい実施の形態の、高い方(1920MHz)の周波数帯域における動作を示す。

Claims (21)

  1. 少なくとも2つ以上の広く離れた周波数帯域で電気信号の送受信を行うアンテナシステム(20)であって、
    螺旋(ヘリクス)アンテナ(30)と、
    前記螺旋アンテナ(30)に隣接する第1非励振素子(40)とを備え、
    第1周波数帯域における無線周波数エネルギーが前記アンテナシステム(20)に入ってきた場合、前記螺旋アンテナ(30)前記第1非励振素子(40)が容量結合され、前記第1周波数帯域における無線周波数エネルギーの一部が前記第1非励振素子(40)に分けられることによって前記アンテナシステム(20)が前記第1周波数帯域で共振し、かつ、前記第1周波数帯域より低い周波数帯域である第2周波数帯域の無線周波数エネルギーが前記アンテナシステム(20)に入ってきた場合、前記螺旋アンテナ(30)は実質的に前記第1非励振素子(40)から絶縁されることによって前記アンテナシステム(20)が前記第2周波数帯域で共振するように、前記螺旋アンテナ(30)と距離を有して前記第1非励振素子(40)が配置されており、
    前記螺旋アンテナ(30)全体が前記第1周波数帯域および前記第2周波数帯域で放射することを特徴とするアンテナシステム。
  2. 請求項1に記載のアンテナシステム(20)であって、前記第1非励振素子(40)が、前記螺旋アンテナ(30)の内部に対角線に沿って配置され、前記螺旋アンテナ(30)上の2点だけに近接しているアンテナシステム。
  3. 請求項1に記載のアンテナシステム(20)であって、前記第1非励振素子(40)が、前記螺旋アンテナ(30)の外部に配置され、前記螺旋アンテナ(30)の少なくとも2巻き線に隣接しているアンテナシステム。
  4. 請求項1,2,3のいずれかに記載のアンテナシステム(20)であって、前記螺旋アンテナ(30)と前記第1非励振素子(40)との間だけで、非隣接巻き線において、エネルギーが結合されるアンテナシステム。
  5. 請求項1,2,3のいずれかに記載のアンテナシステム(20)であって、前記第1非励振素子(40)の一部が、前記螺旋アンテナ(30)の少なくとも1つの巻き線に付着され、更に、前記螺旋アンテナ(30)と前記第1非励振素子(40)とをそれらが付着されている点において物理的に絶縁する誘電体(46)を備えるアンテナシステム。
  6. 請求項1,2,3のいずれかに記載のアンテナシステム(20)であって、前記螺旋アンテナ(30)が、前記第1非励振素子(40)とは独立に、前記第2周波数帯域で共振するアンテナシステム。
  7. 請求項1,2,3のいずれかに記載のアンテナシステム(20)であって、更に、前記螺旋アンテナ(30)に隣接する2非励振素子(52)を備え、
    前記第2周波数帯域より高い第3周波数帯域における無線周波数エネルギーが前記アンテナシステム(20)に入ってきた場合、前記螺旋アンテナ(30)と前記第1非励振素子(40)及び前記2非励振素子(52)が容量結合され前記第3周波数帯域における無線周波数エネルギーの一部が前記第1非励振素子(40)及び前記第2非励振素子(52)にそれぞれ分けられることによって前記アンテナシステム(20)が前記第3周波数帯域で共振し、かつ、前記第2周波数帯域における無線周波数エネルギーが前記アンテナシステム(20)に入ってきた場合、前記螺旋アンテナ(30)は、前記第2非励振素子(52)から実質的に絶縁されることによって前記アンテナシステム(20)が前記第2周波数帯域で共振するように、前記螺旋アンテナ(30)と距離を有して前記第2非励振素子(52)が配置されているアンテナシステム。
  8. 請求項1に記載のアンテナシステム(20)であって、
    送信器(12)と、
    受信器(14)と、
    ユーザーインターフェース(16)と、
    アンテナ給電システム(22)と
    を有する無線電話器と組み合わせたアンテナシステム。
  9. 請求項1に記載のアンテナシステム(20)であって、前記螺旋アンテナ(30)が、通常モードで動作するように構成されているアンテナシステム。
  10. 請求項1に記載のアンテナシステム(20)であって、アンテナ給電(22)から見たインピーダンスが約50オームであるアンテナシステム。
  11. 請求項1に記載のアンテナシステム(20)であって、アンテナシステム(20)は、824894MHz及び18501990MHz周波数帯域の電気信号を送受信すべく構成され、前記螺旋アンテナ(30)は、824894MHz周波数帯域において共振すべく設計されているアンテナシステム。
  12. 請求項11に記載のアンテナシステム(20)であって、前記螺旋アンテナ(30)の直径が、約6−10ミリメートルであって、前記螺旋アンテナ(30)の軸長が、約20−25ミリメートルであるアンテナシステム。
  13. 請求項11に記載のアンテナシステム(20)であって、前記第1非励振素子(40)が前記螺旋アンテナ(30)の外にあって前記螺旋アンテナ(30)の少なくとも2つの巻き線に隣接して配置されているアンテナシステム。
  14. 請求項11に記載のアンテナシステム(20)であって、前記第1非励振素子(40)が約1014ミリメートルの長さであり、非励振素子(40)の少なくとも一部が、螺旋アンテナ(30)から、約0.2ミリメートルのところに配置されているアンテナシステム。
  15. 少なくとも2つ以上の離れた周波数帯域で通信を行うアンテナシステム(20)を製造する方法であって、螺旋アンテナ(30)を提供するステップと、前記螺旋アンテナ(30)に隣接する非励振素子(40)を提供するステップとを備え、更に、
    第1周波数帯域における無線周波数エネルギーが前記アンテナシステム(20)に入ってきた場合、前記螺旋アンテナ(30)前記非励振素子(40)が容量結合され前記第1周波数帯域における無線周波数エネルギーの一部が前記非励振素子(40)に分けられることによって前記アンテナシステム(20)が前記第1周波数帯域で共振し、かつ、前記第1周波数帯域より低い周波数帯域である第2周波数帯域の無線周波数エネルギーが前記アンテナシステム(20)に入ってきた場合、前記螺旋アンテナ(30)は実質的に前記非励振素子(40)から絶縁されることによって前記アンテナシステム(20)が前記第2周波数帯域で共振するように、前記螺旋アンテナ(30)と距離を有して前記非励振素子(40)を配置するステップと、
    前記螺旋アンテナ(30)全体が前記第1周波数帯域および前記第2周波数帯域で放射するように、前記非励振素子(40)を配置するステップと
    を備える方法。
  16. 請求項15に記載の方法であって、前記非励振素子(40)が前記螺旋アンテナ(30)の内部の対角線上に配置される方法。
  17. 請求項15に記載の方法であって、螺旋アンテナ(30)が通常モードで動作するように構成される方法。
  18. 請求項15に記載の方法であって、前記螺旋アンテナ(30)が、前記第2周波数帯域で前記非励振素子(40)とは独立に共振する方法。
  19. 螺旋アンテナ(30)と、前記螺旋アンテナ(30)に隣接して配置された非励振素子(40)とを備えた二重帯域アンテナシステム(20)を使用する信号受信方法であって、
    前記非励振素子(40)を螺旋アンテナ(30)から実質的に絶縁して、前記螺旋アンテナ(30)の共振周波数に対応する第周波数帯域において前記螺旋アンテナ(30)を介して信号を受信するステップ
    前記螺旋アンテナ(30)と前記非励振素子(40)を容量結合させ、無線周波数エネルギーの一部を前記非励振素子(40)に分けて、2周波数帯域より高い第1周波数帯域において、前記螺旋アンテナ(30)と前記非励振素子(40)の組み合わせを介して、信号を受信するステップと、
    を備える方法。
  20. 請求項19に記載の方法であって、前記螺旋アンテナ(30)と前記非励振素子(40)を容量結合させるステップを実行する際に、前記螺旋アンテナ(30)と前記非励振素子(40)との間だけで、非隣接巻き線においてエネルギーが結合される方法。
  21. 請求項19に記載の方法であって、前記アンテナシステム(20)が、更に、前記螺旋アンテナ(30)と前記非励振素子(40)を物理的に絶縁する誘電体(46)を備え、前記非励振素子(40)の一部が、前記螺旋アンテナ(30)の少なくとも1つの巻き線に巻かれている方法。
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