JP4172300B2 - 電気掃除機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般家庭で使用され、着脱可能な集塵ケースを有する電気掃除機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の集塵ケースを有する電気掃除機は、床面より垂直上向きに配設された電動送風機を内蔵しており、この電動送風機と集塵ケースとは、掃除機本体に軸支され開閉可能で集塵ケースを覆うフタ体の連通口を通して連通されていた(例えば、特許文献1参照)。そして、集塵ケースとフタ体とは、掃除機本体に設けられたパッキンにより、床面と略水平にエアータイトされているものである。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−528号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の電気掃除機にあっては、フタ体に、集塵ケースと電動送風機を連通する連通口が必要であるため、掃除機本体が大きくなる課題があった。また、集塵ケースはパッキンにより、床面と略水平にエアータイトされているが、簡単かつ確実なものとは言い難いものであった。
【0005】
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、集塵ケースのエアータイトを簡単かつ確実に行い、掃除機本体を小型化し、吸引力の高い電気掃除機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の電気掃除機は、電動送風機を内蔵する掃除機本体と、集塵ケースの吸気口とを直接連通させるとともに、吸気口と掃除機本体とのエアータイト面を床面に対し傾斜させたものである。
【0007】
これにより、集塵ケースを掃除機本体にセットするだけで重力の作用により簡単にエアータイトができるため、別に連通口を必要とすることなく、掃除機本体の小型化をはかり吸引力を向上させることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載の発明は、吸引風を発する電動送風機を内蔵する掃除機本体と、前記電動送風機の吸気上流側で掃除機本体に着脱自在に設けた集塵ケースとを備え、前記集塵ケースは、塵埃を収納する集塵収納室と、集塵収納室と掃除機本体とを直接連通させる吸気口とを有し、前記吸気口と掃除機本体とのエアータイト面を床面に対し傾斜させ、前記吸気口の外郭上部をエアータイト面の方向に押圧すると共に、掃除機本体に軸支され開閉可能で集塵ケースを覆うフタ体を有し、このフタ体に、フタ体を閉じた際に吸気口の外郭上部を押圧する押し付け部を設け、前記押し付け部を吸気口の外郭と略同一形状に形成し、押し付け部で吸気口の外郭の左右面および上面を覆うようにした電気掃除機とすることにより、集塵ケースを掃除機本体にセットするだけで重力の作用により簡単にエアータイトができるため、別に連通口を必要とすることなく、掃除機本体の小型化をはかり吸引力を向上させることができる。また、フタ体を閉操作すると同時に、確実に集塵ケースと掃除機本体とをエアータイトすることができる。さらに、押し付け部により吸気口の周囲を固定することができ、より確実にエアータイトすることができる。
【0009】
請求項2に記載の発明は、吸引風を発する電動送風機を内蔵する掃除機本体と、前記電動送風機の吸気上流側で掃除機本体に着脱自在に設けた集塵ケースとを備え、前記集塵ケースは、塵埃を収納する集塵収納室と、集塵収納室と掃除機本体とを直接連通させる吸気口とを有し、前記吸気口と掃除機本体とのエアータイト面を床面に対し傾斜させ、前記吸気口の外郭上部をエアータイト面の方向に押圧すると共に、掃除機本体に軸支され開閉可能で集塵ケースを覆うフタ体を有し、このフタ体に、フタ体を閉じた際に吸気口の外郭上部を押圧する押し付け部を設け、前記押し付け部に、吸気口の外郭の左右面を誘導する傾斜部を設けた電気掃除機とすることにより、集塵ケースを掃除機本体にセットするだけで重力の作用により簡単にエアータイトができるため、別に連通口を必要とすることなく、掃除機本体の小型化をはかり吸引力を向上させることができる。また、フタ体を閉操作すると同時に、確実に集塵ケースと掃除機本体とをエアータイトすることができる。さらに、集塵ケースを適当な位置にセットしても、吸気口が押し付け部の傾斜部により誘導されて、正規の位置に移動し押圧されるため、簡単でより確実にエアータイトすることができる。
【0010】
【実施例】
以下、本発明の実施例について、図を参照して説明する。
【0011】
(実施例1)
図1〜図3は本発明の実施例1における電気掃除機を示すものである。
【0012】
図1に示すように、掃除機本体1には、吸引風を発する電動送風機19(図3)を内蔵している。塵埃を捕集する集塵ケース2は、透明材料にて形成され、電動送風機19の吸気上流側で掃除機本体1に着脱自在に設けている。また、集塵ケース2には、掃除機本体1の流入口16、フタ体13、手元ハンドル3、ホース継ぎ手4付きのホース5、および延長管6を介して、塵埃を吸引する吸込具7が連結されている。掃除機本体1は、底面に枢支された1個の前輪キャスター8と、後部両側面に回転自在に取り付けた一対の後輪9と、後方下内部に設けた電動送風機19への電源を供給する2次電池(図示せず)を備えている。また、図3に示すように、掃除機本体1の集塵ケース2との当接面に、床面に対して傾斜(好ましくは略45度)してパッキン10を配設している。
【0013】
また、前記集塵ケース2は、略円筒形状の遠心分離室11と、遠心分離室11と電動送風機19とが連通した位置に設けた、床面に対して傾斜(好ましくは略45度)した吸気口12と、遠心分離室11から吸気口12に至る途中に設けたフィルター17とを備えている。前記吸気口12は、集塵ケース2の掃除機本体1へのセット時にパッキン10と当接してエアータイト面を形成するものであり、結果として、このエアータイト面は床面に対し傾斜したものとなっている。
【0014】
さらに、前記フタ体13は、その後方部が掃除機本体1に対して、吸気口12近傍に軸支され、閉操作時には集塵ケース2を覆うものである。フタ体13は掃除機本体1に対して尾錠係止部20で開閉可能に装備されている。このフタ体13には、吸気口12の外郭上部との対応位置に、閉操作時に吸気口12の外郭上部をエアータイト面の方向に押圧する押し付け部14を備えている。この押し付け部14は、フタ体13に備えることが取扱い上、好ましいが、必ずしもこれに限られるものではなく、例えば、吸気口12の外郭に突部を設けてこれをフタ体13の閉操作時に押さえ、吸気口12の外郭上部をエアータイト面の方向に押圧するようにしてもよい。
【0015】
上記構成による動作・作用は以下の通りである。
【0016】
電動送風機19の駆動により、吸込具7、延長管6、手元ハンドル3、ホース5を通して、掃除機本体1の流入口16より侵入した塵埃を含んだ吸引風は、集塵ケース2に導かれ、略円筒形状の遠心分離室11の内壁に沿って旋回し、遠心分離作用により吸引風と塵埃が分離される。分離された吸引風は、フィルター17および吸気口12、パッキン10を通り電動送風機19に吸引され、掃除機本体1外部へと排出される。
【0017】
集塵ケース2の掃除機本体1へのセット時には、吸気口12が直接、掃除機本体1に設けられたパッキン10と当接し、そのエアータイト面が床面に対し略45度となり、集塵ケース2を掃除機本体1にセットするだけで重力の作用により簡単にエアータイトされる。このため、従来のように別に連通口を必要とすることなく、掃除機本体の小型化をはかり吸引力を向上させることができる。
【0018】
さらに、集塵ケース2を掃除機本体1にセット後、フタ体13の閉操作を行うと同時に、押し付け部14が吸気口12の外郭上部を押圧することにより、確実に集塵ケース2と掃除機本体1とをエアータイトすることができる。また、フタ体13は、軸を吸気口12近傍に設けており、押し付け部14が軸に近いため、フタ体13先端である尾錠係止部20近傍で軽い力を加えても、押し付け部14では先端よりも大きな押圧が加わり、より確実に集塵ケース2と掃除機本体1とをエアータイトすることができるものである。
【0019】
(実施例2)
次に、図4〜図6に基づき、本発明の実施例2における電気掃除機について説明する。電気掃除機としての基本構成は実施例1と同一であり、同一要素については同一符号を付して説明を省略する。
【0020】
本実施例では、図4に示すように、押し付け部14は、吸気口12の外郭と略同一形状で、吸気口12外郭の左右面および上面を覆うように形成されている。これにより、押し付け部14により吸気口12の周囲を固定することができ、より確実に集塵ケース2と掃除機本体1とをエアータイトすることができるようにしている。
【0021】
また、本実施例では、図5に示すように、吸気口12のエアータイト面全周は、幅1mm高さ1mm程度の糸状のリブ15で形成されており、パッキン10と当接している。これにより、面によるエアータイトと比較して、リブ15が押圧により相手パッキン10に食い込み易く、より確実に集塵ケース2と掃除機本体1とをエアータイトすることができるようにしている。
【0022】
なお、図6に示すように、押し付け部14に、吸気口12の外郭の左右面を誘導する傾斜部18を設ければ、集塵ケース2を適当な位置にセットしても、吸気口12が押し付け部14の傾斜部18により誘導されて、正規の位置に移動し押圧されるため、簡単でより確実にエアータイトすることができるものである。
【0023】
【発明の効果】
以上のように、本発明の電気掃除機によれば、集塵ケースを掃除機本体にセットするだけで重力の作用により簡単にエアータイトができるため、別に連通口を必要とすることなく、掃除機本体の小型化をはかり吸引力を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1における電気掃除機の外観図
【図2】 同電気掃除機のフタ体を開いた状態の外観図
【図3】 同電気掃除機のエアータイト面の部分断面図
【図4】 本発明の実施例2における電気掃除機の吸気口部分の正面図
【図5】 同電気掃除機の吸気口部分を示す斜視図
【図6】 同電気掃除機の吸気口部分の他例を示す正面図
【符号の説明】
1 掃除機本体
2 集塵ケース
10 パッキン
11 遠心分離室
12 吸気口
13 フタ体
14 押し付け部
15 糸状のリブ
18 傾斜部
19 電動送風機
Claims (2)
- 吸引風を発する電動送風機を内蔵する掃除機本体と、前記電動送風機の吸気上流側で掃除機本体に着脱自在に設けた集塵ケースとを備え、前記集塵ケースは、塵埃を収納する集塵収納室と、集塵収納室と掃除機本体とを直接連通させる吸気口とを有し、前記吸気口と掃除機本体とのエアータイト面を床面に対し傾斜させ、前記吸気口の外郭上部をエアータイト面の方向に押圧すると共に、掃除機本体に軸支され開閉可能で集塵ケースを覆うフタ体を有し、このフタ体に、フタ体を閉じた際に吸気口の外郭上部を押圧する押し付け部を設け、前記押し付け部を吸気口の外郭と略同一形状に形成し、押し付け部で吸気口の外郭の左右面および上面を覆うようにした電気掃除機。
- 吸引風を発する電動送風機を内蔵する掃除機本体と、前記電動送風機の吸気上流側で掃除機本体に着脱自在に設けた集塵ケースとを備え、前記集塵ケースは、塵埃を収納する集塵収納室と、集塵収納室と掃除機本体とを直接連通させる吸気口とを有し、前記吸気口と掃除機本体とのエアータイト面を床面に対し傾斜させ、前記吸気口の外郭上部をエアータイト面の方向に押圧すると共に、掃除機本体に軸支され開閉可能で集塵ケースを覆うフタ体を有し、このフタ体に、フタ体を閉じた際に吸気口の外郭上部を押圧する押し付け部を設け、前記押し付け部に、吸気口の外郭の左右面を誘導する傾斜部を設けた電気掃除機。
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