JP4171996B2 - ロータリ磁気エンコーダ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、モータシャフトの回転位置や回転速度などを検出するロータリ磁気エンコーダに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のロータリ磁気エンコーダは、図3に示すように構成されている。
図3において、1はロータリ磁気エンコーダで、固定部2と、回転部3とからなっている。前記固定部2は、図示しないモータのブラケットにばね4を介して取付けられた固定ハウジング5と、この固定ハウジング5にホルダ6を介して取付けられたMRセンサ7と、前記固定ハウジング5に基板8を介して取付けられた磁極センサ9とを有している。10はフレキシブル基板で、前記MRセンサ7と基板8とを電気的に接続している。
また、前記回転部3は、モータのシャフト11に取り付けられた円板部12と、前記円板部12の外周に設けられた鍔部13とを有する磁気ドラム支持体14と、この磁気ドラム支持体14の鍔部13に設けられた磁気ドラム15と、前記磁気ドラム支持体14の円板部12に形成した凹部16に取付けた磁極マグネット17とを有している。
前記磁気ドラム15は、前記MRセンサ7と空隙を介して対向するとともに、周方向に交互に異極になるように着磁されている。
また、磁極マグネット17は、前記磁気センサ9と空隙を介して対向するとともに、モータの磁極数と同一極数に設定されている。
なお、図において、18は軸受で、前記固定ハウジング5と磁気ドラム支持体14との間に介挿している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のロータリ磁気エンコーダは、つぎのような問題があった。
(1) 接着剤を用いて、前記磁極マグネット17を凹部16へ取付けているので、作業工数が多くなるとともに、接着剤の管理が必要であり、そのため、製造が非常に面倒であった。
(2) 接着剤の劣化等により接着力が低下し、磁極マグネット17が、磁気ドラム支持体14の回転中に剥がれる恐れがある。
本発明は、このような問題を解決するためになされたもので、製造が簡単で、かつ磁極マグネットを強固に取付けることができるロータリ磁気エンコーダを提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記問題を解決するために、本発明は、モータのシャフトに取り付けられた円板部と、前記円板部の外周に設けられた鍔部とを有する磁気ドラム支持体と、前記磁気ドラム支持体の鍔部に設けられた磁気ドラムと、前記磁気ドラム支持体の磁極マグネット取付け部に取り付けた磁極マグネットとを有するロータリ磁気エンコーダにおいて、前記円板部の磁極マグネット取付け部に、反磁極マグネット側の径が大きいテーパ穴を設け、前記テーパ穴に、プラスチックマグネットで構成され、かつ前記磁極マグネット取付け部側の磁極マグネットと一体化して形成した磁極マグネットを配設するようにしたものである。
したがって、前記凹部に設けられた磁極マグネットを、接着剤を用いることなく、簡単に、かつ強固に磁気ドラム支持体に取付けることができる。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図に基づいて説明する。
図1は、本発明のロータリ磁気エンコーダを示す側断面図である。なお、図3と同一符号は、同一もしくは相当する部材を示している。
本発明のロータリ磁気エンコーダの基本構成は、従来のロータリ磁気エンコーダの構成と同じであるが、図1に示すように、前記円板部12の磁極マグネット取付け部である凹部16に、反磁気マグネット側の径が大きいテーパ穴19を設け、前記テーパ穴19に、プラスチックマグネットで構成され、かつ前記凹部側の磁極マグネット17aと一体化して形成した磁極マグネット17bを配設するようにした点が異なっている。
前記磁極マグネット17a、17bは、プラスチックマグネットで構成されており、磁気ドラム支持体14を鋳型に入れてプラスチックマグネットを鋳込むことにより、凹部16とテーパ穴18にまたがって形成される。
これにより、磁極マグネット17aは、接着剤を用いなくても磁気ドラム支持体14に簡単に取付けることができる。しかも、凹部16と連通しているテーパ穴19にも磁極マグネット17bを充填することができるので、磁極マグネット17bを磁極マグネット17aの抜け止めとして働かせることができ、磁極マグネット17aを磁気ドラム支持体14に強固に取付けることができる。
なお、磁気ドラム15もプラスチックマグネットで構成するようにすれば、磁極マグネット17a、17bと磁気ドラム15を同一の鋳型を用いて、鋳込み形成することができ、さらに、ロータリ磁気エンコーダの製造を簡単にすることができる。
図2は、本発明の他の実施例を示すロータリ磁気エンコーダの側断面図で、前記凹部16と磁極マグネット17aとの間に貫通穴付の磁気遮蔽板20を介在させるようにしたものである。この場合も、磁極マグネット17aと磁極マグネット17bとの間で前記磁気遮蔽板20を挟持するので、磁極マグネット17aと磁気遮蔽板20は、磁気ドラム支持体14に強固に取り付けられる。
なお、本発明においては、凹部16は必ずしも必要ではなく、要は磁極マグネット17aが磁気ドラム支持体14の円板部12に取付けられるようになっていればよい。
【0006】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、製造が簡単で、かつ磁極マグネットを強固に磁気ドラム支持体に取付けることができるロータリ磁気エンコーダを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例を示すロータリ磁気エンコーダの側断面図である。
【図2】 本発明の他の実施例を示すロータリ磁気エンコーダの側断面図である。
【図3】 従来例のロータリ磁気エンコーダを示す側断面図である。
【符号の説明】
1 ロータリ磁気エンコーダ
2 固定部
3 回転部
4 ばね
5 固定ハウジング
6 ホルダ
7 MRセンサ
8 基板
9 磁極センサ
10 フレキシブル基板
11 モータシャフト
12 円板部
13 鍔部
14 磁気ドラム支持体
15 磁気ドラム
16 凹部
17a、17b 磁極マグネット
18 軸受
19 テーパ穴
20 磁気遮蔽板
Claims (1)
- モータのシャフトに取り付けられた円板部と、前記円板部の外周に設けられた鍔部とを有する磁気ドラム支持体と、前記磁気ドラム支持体の鍔部に設けられた磁気ドラムと、前記磁気ドラム支持体の磁極マグネット取付け部に取り付けた磁極マグネットとを有するロータリ磁気エンコーダにおいて、
前記円板部の磁極マグネット取付け部に、反磁極マグネット側の径が大きいテーパ穴を設け、前記テーパ穴に、プラスチックマグネットで構成され、かつ前記磁極マグネット取付け部側の磁極マグネットと一体化して形成した磁極マグネットを配設したことを特徴とするロータリ磁気エンコーダ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08257998A JP4171996B2 (ja) | 1998-03-13 | 1998-03-13 | ロータリ磁気エンコーダ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08257998A JP4171996B2 (ja) | 1998-03-13 | 1998-03-13 | ロータリ磁気エンコーダ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11257994A JPH11257994A (ja) | 1999-09-24 |
JP4171996B2 true JP4171996B2 (ja) | 2008-10-29 |
Family
ID=13778400
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08257998A Expired - Fee Related JP4171996B2 (ja) | 1998-03-13 | 1998-03-13 | ロータリ磁気エンコーダ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4171996B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
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---|---|---|---|---|
CN107425671A (zh) * | 2016-05-23 | 2017-12-01 | 西门子公司 | 编码器及电机 |
-
1998
- 1998-03-13 JP JP08257998A patent/JP4171996B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11257994A (ja) | 1999-09-24 |
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