JP4170918B2 - ジッタトレランス診断方法およびジッタトレランス診断装置 - Google Patents

ジッタトレランス診断方法およびジッタトレランス診断装置 Download PDF

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Description

本発明は、高速インタコネクトなどのように、高速動作が求められるLSIのジッタトレランスを診断するためのジッタトレランス診断方法およびジッタトレランス診断装置に関するものである。
情報処理装置の高速化高機能化に伴って、例えば、中央処理装置と主記憶装置との間のインタフェースにも、より一層の高速化が求められている。このような需要に応えて、高速インタコネクトの規格としてInfiniBandと呼ばれる規格が提唱され、この規格に沿った製品の開発が進展している。
高速インタコネクトには、当然ながら、非常に高いデータ伝送速度が求められており、近年では、1リンクあたりの伝送速度が2.5Gbpsと極めて高速な製品が主流になっている。このような伝送速度の高速化に伴って、各リンクで伝送される信号の特性に関しても厳しい制約が必要となっており、InfiniBand規格では、高速インタコネクトの出力信号Txおよび入力信号Rxに許容されるジッタは、それぞれ0.35UIおよび0.65UIである。ここで、ジッタの単位として用いたUIは、データ1ビットあたりの時間間隔(unit Interval)を意味しており、ちなみに、伝送速度が2.5Gbpsである場合、1UIは、わずかに、400psである。
このような背景から、高速インタコネクトを製品化する段階において、個々のLSIが規格を満足するジッタトレランスを備えているか否かを評価する技術が要望されている。
図12に、インタコネクトLSIの一般的な構成を示す。
図12に示すように、一般的なインタコネクトLSIは、入力データをシリアル化して出力するTxブロック410と、シリアルデータをパラレル化して出力するRxブロック420とを備えている。図12に示したTxブロック410およびRxブロック420は、それぞれクロック生成器414,424を備えており、これらのクロック生成器414,424は、PLL401が基準クロックに基づいて生成したクロック信号から必要な周期のクロック信号を生成し、それぞれシリアライザ412およびドライバ413あるいはデシリアライザ422およびレシーバ423にこのクロック信号を供給する。
このように、インタコネクトLSIは、様々な機能を持つ素子から構成されており、これらの素子が互いに関連して動作するものである。このため、インタコネクトLSIの回路特性を劣化させる要因としては、LSI製造プロセスやジャンクション温度のばらつきなどのように、個々の素子に関する個別的な要因に加えて、例えば、Txブロック410に備えられたクロック生成器414によって生成されたクロック信号に現れたジッタがシリアライザ412あるいはドライバ413の動作に対して及ぼす影響のように、複数の素子の関連において考慮すべき要因も考えられる。
これらの要因は、本来それぞれに突き詰めて検討すべきではある。しかしながら、従来は、インタコネクトLSIにそれほどの高速性能が要求されていなかったので、インタコネクトLSIに内蔵されたPLL401の調整コードを目安とする方法が一般的に用いられていた(特許文献1参照)。
この方法は、上述した様々な要因によるインタコネクトLSIにおける回路特性の劣化の程度を、PLLに関する要因によって代表させて評価しようとするものである。つまり、インタコネクトLSIの出力端子を介して出力されるPLLの調整コードをインタコネクトLSI全体の回路特性の劣化を示す指標として利用するもので、簡便法としては有効であった。
しかしながら、この方法によってあからさまに知ることができるのは、当然ながら、インタコネクトLSIを構成する多数の素子の中の一つであるPLLに起因する劣化の程度のみである。したがって、このPLLの調整コードを利用する方法によって得られた評価結果に基づいて、近年の高速インタコネクトLSIの回路特性、特に、出力ジッタおよび入力許容ジッタに関する特性が、Infinibandなどの規格を満足しているか否かを判断することは、ほとんど期待できない。
そこで、シンセサイザなどの測定装置を用いて、高速インタコネクトLSIのジッタトレランスを実測する方法が考えられている。
図13に、従来のジッタトレランス測定方法の概念図を示す。
図13に示したシンセサイザ402は、ノイズを付加した基準クロックを生成し、インタコネクトLSIに備えられたPLL401に入力する。この状態で、ノイズ測定装置403は、インタコネクトLSIのTxブロック410から出力された信号に含まれるノイズの量を測定する。このようにして測定されたTxブロック410の出力端におけるノイズ量と、シンセサイザ402によって付加されたノイズ量とを関連付けることにより、Txブロック410についてのジッタトレランスを評価する。また一方、ノイズ付加装置404は、Txブロック410からRxブロック420に入力される信号にノイズを付加し、このときのRxブロック420の出力信号を信号監視装置405によって監視する。この信号監視装置405による監視結果と、ノイズ付加装置404によって付加されたノイズ量とを関連付けることにより、Rxブロック420が正常にデータを受信できる限界のノイズ量、すなわち、Rxブロックの入力端におけるジッタトレランスを評価する。
このようなジッタトレランス測定方法を適用すれば、基準クロックにジッタが発生した場合についてのジッタトレランスをTxブロックおよびRxブロックについてそれぞれ実測することが可能である。
特開平8−50156号公報
しかしながら、上述した測定方法を実施するためには、図13に示したように、様々な測定装置を準備する必要があり、測定システムが非常に大掛かりになってしまう。また、この測定方法では、これらの測定装置とインタコネクトLSIとを接続するために、極めて高精度のコネクタやソケットなどを改めて準備して、この測定のための接続そのものによるノイズの混入を避ける必要がある。このように、この測定方法の実施には、多大な労力とコストがかかるので、試作品のテストや製品の抜き取り検査などに適用することは可能であるものの、量産した製品についての全数検査などに適用することは極めて困難である。
また、ジッタを付加した入力を直接に入力可能な箇所は、図13に示したように、PLL401やTxブロック410あるいはRxブロック420の入力端に限られるので、この測定方法を適用することにより、PLL401とTxブロック410あるいはRxブロック420とを組み合わせた回路部分については、その回路部分としてのジッタトレランスを評価することができるものの、Txブロック410やRxブロック420を構成している各部に関するジッタトレランスを個別に評価することはできない。
その一方、高速インタコネクトLSI求められる性能の向上にかかわらず、LSIの回路特性を劣化させる要因の大きさに、ここ数年目だった変化は見られていない。例えば、各回路ブロックの製造プロセスは、従来と変わらず基準値を中心に−60%から+50%の範囲でばらついており、ジャンクション温度も同様に、基準値を中心に−40度から+50度の範囲でばらついているのが現実である。このようなLSIの製造工程における現実に基づいて、十分に規格を満たす高速インタコネクトLSIを確実に量産するためには、LSIを構成する各回路ブロックについてのジッタトレランスを、製品化されたLSIのほぼ全数について明確に把握することを可能とする技術が必要不可欠である。
本発明は、複数の回路ブロックから形成されている評価対象のLSIにおいて、任意の回路ブロックの入力端に任意のジッタを付加し、各回路ブロックのジッタトレランスを個々に評価するジッタトレランス診断方法および装置を提供することを目的とする。
図1に、本発明にかかわるジッタトレランス診断方法の原理を示す。
図1(a)に示す第1のジッタトレランス診断方法は、制御手順(S11)および監視手順(S12)から構成される。
本発明にかかわる第1のジッタトレランス診断方法の原理は、以下の通りである。
制御手順(S11)は、複数の回路ブロックの内所望の回路ブロックの前段に配置され、通常の機能素子の一部として動作する第一のトランジスタと、特定の制御指示に対応する組み合わせで機能素子の形成に寄与させることで入力信号に対して機能素子をその設計値と等価な動作を行わせる少なくとも一つの第二のトランジスタを備えたジッタ付加回路に、ジッタ付加回路が機能素子の形成に寄与させる第二のトランジスタの組み合わせを変更することにより、機能素子の形成に寄与する第1のトランジスタと第2のトランジスタとのサイズ比を変更して、変更されたサイズに対応する大きさのジッタが発生するよう制御指示を行う。
監視手順(S12)は、評価対象のLSIから出力される少なくとも1つの出力信号を監視し、この出力信号の特性が所望の規格を満足するか否かを判定する。
このような構成の第1のジッタトレランス診断方法の動作は以下の通りである。
所望の回路ブロックの前段に配置されたジッタ付加回路に、制御手順(S11)により、適切な制御指示を所望のジッタ付加回路に入力することにより、このジッタ付加回路の後段の回路ブロックに所望の大きさのジッタを含んだ信号を入力する。また、制御手順(S11)により、このジッタ付加回路によって発生させるジッタの大きさを変化させつつ、監視手順(S12)によってLSIの出力信号を監視することにより、この出力信号の特性が所望の規格を満足する限界に相当するジッタの大きさ、すなわち、ジッタトレランスを見つけ出すことができる。
また、図1(b)に示す第2のジッタトレランス診断方法は、選択手順(S21)、置換手順(S22)、サイズ比変更手順(S23)および監視手順(S13)から構成される。
本発明にかかわるジッタトレランス診断方法の原理は、以下の通りである。
選択手順(S21)は、所望の回路ブロックとその前段の回路ブロックとの間に配置された相補型MOS回路素子を選択する。
置換手順(S22)は、入力される比変更指示に応じて、p型MOSトランジスタとn型MOSトランジスタとをそのサイズ比を変更可能なように組み合わせた回路であって、このサイズ比を適切な値に固定することによって選択された相補型MOS回路素子と等価な機能を果たす回路であるジッタ付加回路によって、選択されたバッファあるいはインバータを置き換える。
サイズ比変更手順(S23)は、評価対象のLSIについてジッタトレランスを測定する際に、所望の回路ブロックの前段に配置されたジッタ付加回路を形成するp型MOSトランジスタとn型MOSトランジスタとのサイズ比を、このジッタ付加回路を対応する相補型MOS回路素子と等価な回路とするサイズ比を基準として定めた所定の範囲において変更する。
監視手順(S13)は、評価対象のLSIから出力される少なくとも1つの出力信号を監視し、この出力信号の特性が所望の規格を満足するか否かを判定する。
このような構成の第2のジッタトレランス診断方法の動作は以下の通りである。
評価対象のLSIを製造する段階において、選択手順(S21)によって選択された相補型MOS回路素子を、置換手段(S22)は、サイズ比を変更可能なp型MOSトランジスタとn型MOSトランジスタを含んで形成されたジッタ付加回路に置き換える。評価対象のLSIについてジッタトレランスを測定する際に、サイズ比変更手順(S23)は、所望の回路ブロックに対応するジッタ付加回路におけるp型MOSトランジスタとn型MOSトランジスタとのサイズ比を変更することにより、このジッタ付加回路を介して所望の回路ブロックに入力される信号の立ち上がり時間あるいは立ち下がり時間を、変更されたサイズ比と基準となるサイズ比との割合に応じて変動させる。このようにして、入力信号に立ち上がり時間あるいは立ち下がり時間の変動を与えることは、この変動の大きさに相当する大きさの擬似的なジッタを入力信号に付加することに相当する。監視手順(S13)は、このようにして付加された擬似的なジッタの大きさに関連付けて、評価対象のLSIの出力信号を監視する。
次に、図2を参照して本発明にかかわるジッタトレランス診断装置の原理を説明する。
図2は、本発明にかかわるジッタトレランス診断装置の原理ブロック図である。
図2に示すジッタトレランス診断装置は、ジッタ付加回路111、付加制御手段112および監視手段113から構成される。
本発明にかかわるジッタトレランス診断装置の原理は、以下の通りである。
ジッタ付加回路111は、LSIを形成している複数の回路ブロックの内所望の回路ブロックの前段にそれぞれ配置されており、通常の機能素子の一部として動作する第一のトランジスタと、特定の制御指示に対応する組み合わせで機能素子の形成に寄与させることで入力信号に対して機能素子をその設計値と等価な動作を行わせる少なくとも一つの第二のトランジスタを備える。
付加制御手段112は、LSIを形成している複数の回路ブロックのいずれかに対応して配置されたジッタ付加回路111に対し、ジッタ付加回路が機能素子の形成に寄与させる第二のトランジスタの組み合わせを変更することにより、機能素子の形成に寄与する第1のトランジスタと第2のトランジスタとのサイズ比を変更して、変更されたサイズに対応する大きさのジッタが発生するよう制御指示を行う。
監視手段113は、評価対象のLSIから出力される少なくとも1つの出力信号を監視し、この出力信号の特性が所望の規格を満足するか否かを判定する。
このような構成のジッタトレランス診断装置の動作は以下の通りである。
所望の回路ブロックについてジッタトレランスを診断する際に、付加制御手段112は、その回路ブロックの前段に配置されたジッタ付加回路111に適切な大きさのジッタを付加する旨の制御指示を入力する。例えば、付加制御手段112により、所定の範囲に含まれる大きさのジッタを付加する旨の制御指示をジッタ付加回路111に入力し、これらの制御指示によって付加されるジッタ値に関連付けて、監視手段113が、評価対象のLSIの出力信号を監視することにより、この出力信号の特性が所望の規格を満足する限界に相当するジッタの大きさ、すなわち、ジッタトレランスを見つけ出すことができる。
更に、図3を参照して本発明にかかわるジッタ付加回路の原理を説明する。
図3は、本発明にかかわるジッタ付加回路の原理を示す図である。
図3に示すジッタ付加回路は、相補型MOS回路素子121と、サイズ比変更手段122とから構成される。
本発明にかかわるジッタ付加回路の原理は、以下の通りである。
相補型MOS回路素子121は、所定のサイズを有するp型MOSトランジスタと別の所定のサイズを有するn型MOSトランジスタとから形成されている。
サイズ比変更手段122は、入力される制御指示に応じて、相補型MOS回路素子121の形成に寄与するp型MOSトランジスタとn型MOSトランジスタとのサイズ比を変更する。
このような構成のジッタ付加回路の動作は以下の通りである。
サイズ比変更手段122は、相補型MOS回路素子121を形成すべきp型MOSトランジスタあるいはn型MOSトランジスタから、制御指示で指定されたジッタ値に相当する分を切り離すことにより、実質的に相補型MOS回路素子121を形成するp型MOSトランジスタとn型MOSトランジスタとの比を変更する。このようなジッタ付加回路111に前段の回路ブロックから出力された信号が入力されると、p型MOSトランジスタとn型MOSトランジスタとのサイズ比が相補型MOS回路素子121として機能するために最適な基準値である場合とは異なる波形を有する出力信号が得られる。この出力信号と最適なサイズ比に基づいて形成された相補型MOS回路素子121から得られるべき出力信号との間の立ち上がり時間あるいは立ち下がり時間の差は、このジッタ付加回路111の出力信号が入力される回路ブロックから見れば、入力信号に現れるジッタに他ならない。つまり、p型MOSトランジスタとn型MOSトランジスタとのサイズ比を基準値からずらすことにより、ジッタ付加回路210を介して所望の回路ブロックに入力する信号に、サイズ比のずれの大きさに応じた大きさの擬似的なジッタを付加することができる。
また更に、図3を参照して本発明にかかわるサイズ比変更手段の原理を説明する。
なお、図3に示すサイズ比変更手段122を、k個のn型MOSトランジスタ123を備えて形成されるバッファあるいはインバータである相補型MOS回路素子121を備えたジッタ付加回路111において、k個のスイッチ124と、スイッチ制御手段125とを備えて構成することもできる。
このようなサイズ比変更手段において、k個のn型MOSトランジスタ123は、p型MOSトランジスタのソース端子に互いに並列に接続されており、これらのn型MOSトランジスタ123の少なくとも一つとp型MOSトランジスタとのサイズ比は、バッファあるいはインバータとして最適に機能するための基準値よりも小さい値であり、全てのn型MOSトランジスタ123を合わせたものとp型MOSトランジスタとのサイズ比は、基準値と同じか大きい値である。
また、このようなサイズ比変更手段において、k個のスイッチ124は、k個のn型MOSトランジスタ123に対応して配置されており、対応するn型MOSトランジスタ123のバッファあるいはインバータへの寄与を有効とするか否かを決定する。
スイッチ制御手段125は、入力される制御指示に応じて適切なスイッチ124を選択し、選択したスイッチ124に対応するn型MOSトランジスタ123をバッファあるいはインバータの形成に寄与させる。
このような構成のサイズ比変更手段の動作は以下の通りである。
スイッチ制御手段125が、制御指示に応じてk個のスイッチ124を制御することにより、n型MOSトランジスタ123それぞれを相補型MOS回路素子121であるバッファあるいはインバータの形成に選択的に寄与させる。これにより、p型MOSトランジスタとn型MOSトランジスタとのサイズ比を基準値よりも小さい値から基準値と同じか大きい値まで変化させ、そのサイズ比に応じたジッタを付加した信号を後段の回路ブロックに入力することができる。
更に、図4を参照して本発明にかかわる第2のジッタトレランス診断装置の原理を説明する。
図4は、本発明にかかわる第2のジッタトレランス診断装置の原理を示す図である。
図4に示す第2のジッタトレランス診断装置は、固定トランジスタ131とm個の可変トランジスタ132を備えたバッファあるいはインバータ130およびm個のスイッチ133を備えたジッタ付加回路111と、制御指示作成手段134および回路選択手段135を備えた付加制御手段112とから構成される。
本発明にかかわる第2のジッタトレランス診断装置の原理は、以下の通りである。なお、図4は、ジッタ付加回路111をインバータに基づいて形成した場合の回路を示している。
ジッタ付加回路111に備えられた固定トランジスタ131は、バッファあるいはインバータ130を構成するp型MOSトランジスタに直列に接続されており、所定のサイズSを有するn型MOSトランジスタとしてバッファあるいはインバータ130の機能に寄与する。
ジッタ付加回路111に備えられたm個の可変トランジスタ132は、それぞれサイズSi(i=1〜m)を有するn型MOSトランジスタであり、固定トランジスタ131に並列に接続されている。
ジッタ付加回路111に備えられたm個のスイッチ133は、m個の可変トランジスタ132に対応して配置されており、制御指示に応じて、対応する可変トランジスタ132のゲート端子に入力信号電圧を印加するか否かを決定する。
付加制御手段112に備えられた制御指示作成手段134は、所望のジッタ値に応じてmビットの制御指示を作成する。
付加制御手段112に備えられた回路選択手段135は、所望のジッタ付加回路111に備えられたm個のスイッチ133に制御指示を形成している各ビットの信号を各スイッチ133に対する制御指示として入力する。
このような構成のジッタトレランス診断装置の動作は以下の通りである。
制御指示作成手段134によって作成された制御指示の各ビットは、回路選択手段135によって所望のジッタ付加回路111に備えられたm個のスイッチ133に入力され、これに応じて各スイッチ133のオン/オフが決定される。これらのスイッチ133に関するオン/オフの組み合わせを変えれば、当然ながら、対応する可変トランジスタ132の組み合わせが変化するので、バッファあるいはインバータ130の形成に寄与するn型MOSトランジスタとp型MOSトランジスタとのサイズ比を、固定トランジスタ131のサイズに相当する最小値Sに対応する値から全ての可変トランジスタ132を寄与させた場合に相当する最大値S+ΣSi(i=1〜m)に対応する値まで離散的に変化させることができる。
更に、図4に示したジッタ付加回路111に備えられるm個の可変トランジスタ132を、それぞれサイズSi(i=1〜m)=2i-1×Sを有する構成としてもよい。
このような構成の可変トランジスタの動作は以下の通りである。
スイッチ133に関するオン/オフの組み合わせに応じて、対応する可変トランジスタ132の組み合わせがバッファあるいはインバータ130の形成に寄与するので、バッファあるいはインバータ130の形成に寄与するn型MOSトランジスタのサイズは、固定トランジスタ131のサイズに相当する最小値Sから最大値2m×Sまで刻みSで離散的に変化する。
本発明にかかわる第1のジッタトレランス診断方法および第1のジッタトレランス診断装置よれば、複数の回路ブロックから形成されている評価対象のLSIにおいて、任意の回路ブロックの入力端に任意のジッタを付加することにより、LSI全体のジッタトレランスはもちろん、LSIを構成する各回路ブロックのジッタトレランスを個々に評価することもできる。
また、本発明にかかわる第2のジッタトレランス診断方法およびジッタトレランス診断装置によれば、任意のジッタを付加可能なジッタ付加回路に、評価対象のLSIが本来の機能を果たす上で必要とされる素子としての役割を果たさせることができるので、評価対象のLSIの性能を維持しつつ、ジッタトレランスの診断を実現することを目的とする。
更に、本発明にかかわる第3のジッタトレランス診断装置によれば、評価対象のLSIに組み込まれたジッタ付加回路によって、実用的な範囲で可変なジッタを簡単な制御コードに応じて発生させることができるので、ジッタトレランスの診断を十分な精度をもって実現することができる。
また、このようにして、個々の回路ブロックについて個別にジッタトレランスを評価することにより、高速インタコネクトLSIなどのように極めてジッタマージンの狭いLSIの設計に、有効なフィードバックを与え、このような回路の設計分野において大きく貢献することができる。
以下、図面に基づいて、本発明の実施形態について詳細に説明する。
以下、本発明にかかるジッタトレランス診断装置の最良の実施形態について説明する。
図5に、本発明にかかるジッタトレランス診断装置の実施形態を示す。
なお、図5に示す各部のうち、図13に示した各部と同等のものについては、同一の符号を付して示し、その説明を省略する。
図5に示したインタコネクトLSIにおいて、このインタコネクトLSIにおいて、基準クロックは、ジッタ付加回路201aを介してPLL401に入力されている。また、このPLL401によって生成されたクロック信号は、ジッタ付加回路201b,201cをそれぞれ介してTxブロック410およびRxブロック420に入力される。また、図5に示したインタコネクトLSIにおいて、分配回路202は、外部から入力されるセレクトコードに基づいてイネーブル信号を生成し、上述した3つのジッタ付加回路201a,201b,201cのそれぞれに対応するイネーブル信号を入力する。また、この分配回路202は、外部から入力される制御コードを、後述する手順に従って、上述した3つのジッタ付加回路201a,201b,201cに入力する。以下、これらのジッタ付加回路201a,201b,201cを総称する際には、単に、ジッタ付加回路201と称する。
また、図5に示した制御コード生成装置203は、後述する手順に従って所定の範囲の数値を示す制御コードと、上述した3つのジッタ付加回路201のいずれかを示すセレクトコードとを生成し、インタコネクトLSIに設けられた制御情報用の入力端子を介してこの制御コードおよびセレクトコードを分配回路202に入力する。一方、図5に示したノイズ測定装置204は、Txブロック410から出力されるデータ信号あるいはRxブロック420から出力されるデータ信号に混入しているノイズ成分の大きさを測定し、制御コード生成装置203から受け取った制御コードおよびセレクトコードと関連付けて出力する。
次に、ジッタ付加回路の詳細構成について説明する。
図6に、ジッタ付加回路の詳細構成を示す。
図6に示したジッタ付加回路において、バッファ211は、p型MOSトランジスタとn型MOSトランジスタとから形成された一つのインバータと、固定トランジスタ131と3個の可変トランジスタ1321〜1323とをp型MOSトランジスタのソース端子に並列に接続して形成されたもう一つのインバータとから構成されている。図6に示した固定トランジスタ131およびm個の可変トランジスタ1321〜1323は、いずれもn型MOSトランジスタであり、これらのn型MOSトランジスタのソース端子はそれぞれ接地されている。また、3個の可変トランジスタ1321〜1323それぞれのサイズSiは、固定トランジスタ131のサイズSを用いて、式(1)のように表される。
i=2i-1×S ・・・(1)
なお、固定トランジスタ131のサイズSは、例えば、p型MOSトランジスタのサイズSpの4分の1とすればよい。
また、固定トランジスタ131のゲート端子には、前段のインバータの出力信号が入力されており、一方、3個の可変トランジスタ1321〜1323のゲート端子には、それぞれMOSトランジスタ2121〜2123を介して前段のインバータの出力信号が入力されている。また、図6において、これらのMOSトランジスタ2121 〜2123 のゲート端子には、それぞれMOSトランジスタ2131〜2133のドレイン端子が接続されており、イネーブル信号に応じて、これらのMOSトランジスタ2131〜2133がオン状態となったときに、MOSトランジスタ2121〜2123のゲート端子に制御コードの対応するビット値に相当する信号電圧が印加される。
以下、可変トランジスタ1321〜1323、MOSトランジスタ2121〜2123およびMOSトランジスタ2131〜2133を総称する際は、それぞれ単に、可変トランジスタ132、MOSトランジスタ212およびMOSトランジスタ213と称する。
以下に、図2、図3および図4に示した各手段と、図5および図6に示した各部との対応関係を示す。
図5に示したジッタ付加回路201は、図2に示したジッタ付加回路111に相当する。図5に示したPLL401,Txブロック410およびRxブロック420のそれぞれは、図2に示した回路ブロックに相当する。また、図5に示した分配回路202および制御コード生成装置203は、図2に示した付加制御手段112に相当する。図5に示したノイズ測定装置204は、図2に示した監視手段113に相当する。また、図6に示したMOSトランジスタ212は、図3に示したスイッチ124あるいは図4に示したスイッチ133に相当する。一方、図6に示したMOSトランジスタ213は、図3に示したスイッチ制御手段125に相当する。また、図5に示した分配回路202が生成したイネーブル信号に応じて、図6に示したMOSトランジスタ213が動作することにより、図4に示した回路選択手段125の機能を実現している。また、図5に示した制御コード生成装置203は、図4に示した制御指示作成手段124に相当する。
なお、図5に示したインタコネクトLSIには、製造段階において、図6に示したような構成のジッタ付加回路201が組み込まれている。このことは、評価対象のLSIであるインタコネクトLSIの製造段階において、図1(a)に示した配置手順(S11)が完了していることを示している。
また、一般的なインタコネクトの設計において、図11に示したPLL401とTxブロック410あるいはRxブロック420との間には、しばしば複数段のインバータやバッファが配置される。したがって、図5に示したジッタ付加回路201は、このような一般的な設計によってPLL401やTxブロック410、Rxブロック420の前段に配置されたインバータあるいはバッファを選択的に置き換えたものと捉えることもできる。このことは、図5に示したインタコネクトLSIの製造段階において、図1(b)に示した選択手順(S21)および置換手順(S22)が完了していることを示している。
次に、図5に示したジッタトレランス診断装置の動作を説明する。
図7に、ジッタトレランス診断装置の動作を表す流れ図を示す。
以下の記述では、図5乃至図7を適宜参照されたい。
図5に示した制御コード生成装置203は、まず、前段にジッタ付加回路201が配置された回路ブロックの一つを選択し、選択した回路ブロックに対応するジッタ付加回路201を示すセレクトコードを分配回路202に入力する(ステップ301)。次に、制御コード生成装置203は、数値「0」から数値「23」までの範囲の数値を表す3ビットの制御コードを順次に生成し、分配回路202を介して各ジッタ付加回路201に入力する(ステップ302)。
例えば、ステップ301においてTxブロック410が選択されて、対応するジッタ付加回路201bを示すセレクトコードが分配回路202に入力されると、分配回路202により、ジッタ付加回路201bによるサイズ比変更動作を有効とする旨のイネーブル信号が生成され、このイネーブル信号がジッタ付加回路201bに入力される。このイネーブル信号の入力に応じて、ジッタ付加回路201bに備えられたMOSトランジスタ213(図6参照)はオン状態となり、ステップ302において制御コード生成装置203によって生成された制御コードの各ビットに対応する電圧が対応するMOSトランジスタ212のゲート端子に印加される。これにより、制御コードを形成する各ビットのうち、論理「1」であるビットに対応するMOSトランジスタ212はオン状態となり、対応する可変トランジスタ132のゲート端子に入力信号に対応する電圧値が入力される。このようにして、制御コードに応じて、所望の可変トランジスタ132を、固定トランジスタ131とともにバッファ211を形成するn型MOSトランジスタの一部として寄与させることにより、バッファ211の形成に寄与するp型MOSトランジスタとn型MOSトランジスタに関するサイズ比を変更する。
例えば、制御コードを形成する各ビットC1,C2,C3がともに論理「0」であった場合には、全ての可変トランジスタ132は入力信号から切り離され、固定トランジスタ131のみがバッファ211の形成に寄与する。この場合は、固定トランジスタ131と相補結合しているp型MOSトランジスタのサイズSpと、固定トランジスタ131のサイズSとの比が、バッファ211の形成に寄与するp型MOSトランジスタとn型MOSトランジスタに関するサイズ比となる。ここで、固定トランジスタ131のサイズSがp型MOSトランジスタのサイズSpの4分の1である場合は、上述した制御コードの入力に応じて、バッファ211の形成に寄与するp型MOSトランジスタとn型MOSトランジスタのサイズ比は4対1となり、一般的なCMOSで形成されたバッファにおけるサイズ比(2対1)から大幅にずれることになる。
このようにして、バッファ211の形成に寄与するp型MOSトランジスタとn型MOSトランジスタに関するサイズ比を、バッファ211がバッファとしての機能を果たすために最適なサイズ比からずらすことは、当然ながら、このバッファ211の出力信号に影響を及ぼす。つまり、このバッファ211の出力信号における立ち上がり時間traおよび立ち下がり時間tfaは、図8に符号(a)を付して示した信号波形において示すように、このバッファ211がバッファとして最適に機能するときの基準となる信号波形(図8において符号(b)を付して示す)における対応する値trr,tfrから変化させられる。これにより、このバッファ211の出力信号のデューティー比も、立ち上がり時間および立ち下がり時間の基準値からのずれに応じて変化する。このようなデューティー比のずれは、後段の回路ブロックから見ると、バッファ211によって発生したジッタと同等のものである。ここで、上述したようにして変更されたサイズ比と基準となるサイズ比とのずれの大きさと、このずれによって発生するデューティー比の変化量(すなわちジッタ値)との間には相関関係がある。したがって、上述したようにして、バッファ211の形成に寄与するp型MOSトランジスタとn型MOSトランジスタに関するサイズ比を変更することにより、サイズ比のずれに応じた大きさのジッタを、バッファ211への入力信号に付加して後段の回路ブロック(例えば、Txブロック410)に入力することができる。
このようなジッタが付加された信号の入力に応じて、Txブロック410から出力された信号は、インタコネクトLSIに備えられている出力端子を介してノイズ測定装置204に入力される(図5参照)。これに応じて、ノイズ測定装置204は、この出力信号に含まれているノイズ成分の大きさを測定する(ステップ303)。次いで、ノイズ測定装置204は、制御コード生成装置203から受け取ったセレクトコードに対応する回路ブロックについての測定結果の一部として、ステップ303で得られたノイズ値と、制御コード生成装置203から受け取った制御コードに相当するジッタ値に対応付けて蓄積する(ステップ304)。なお、制御コードとジッタ値との対応関係は、制御コードに対応するサイズ比とジッタ値との関係に基づいて、予め求めておけばよい。
次に、制御コード生成装置203は、全ての制御コードの生成を完了したか否かを判定し(ステップ305)、まだ生成していない制御コードがある場合は(ステップ305の否定判定)、ステップ302に戻って次の制御コードを生成して分配回路202に入力する。
このようにして、制御コード生成装置203により、3ビットの組み合わせで生成可能な全ての制御コードを生成し、分配回路202を介して順次にジッタ付加回路201に入力する。これにより、このジッタ付加回路201内部のバッファ211に形成に寄与するp型MOSトランジスタとn型MOSトランジスタとのサイズ比を、制御コード「000」に相当する4対1から制御コード「111」に相当する1対2まで離散的に変化させ、このジッタ付加回路201により、それぞれのサイズ比に相当するジッタを入力信号に付加させて、Txブロック410に渡すことができる。そして、各サイズ比に相当するジッタが付加されているときに、Txブロック410の出力信号に含まれているノイズ成分の大きさがノイズ測定装置204によって測定され、ジッタ値に対応して順次に蓄積される。
このようにして、全ての制御コードについての測定が完了したときに(ステップ305の肯定判定)、ノイズ測定装置204は、ジッタ値の変化に対応するノイズ成分の大きさの変化を調べ、ノイズ成分の大きさが規格によって定められた限界を超えない最大のジッタ値、すなわち、ジッタトレランスを見つけ出す(ステップ306)。
その後、制御コード生成装置203は、全ての回路ブロックについて処理を完了したか否かを判定し(ステップ307)、否定判定の場合は、ステップ301に戻って新たな回路ブロックに関する処理を開始し、一方、肯定判定の場合は、ジッタトレランスの測定処理を終了する。
このように、本発明にかかわるジッタトレランス診断装置によれば、評価対象のLSIの内部に組み込まれたジッタ付加回路を、制御コードに従って動作させることにより、所望の回路ブロックに所望の大きさのジッタを付加した信号を入力し、その回路ブロックについてのジッタトレランスを個別的に見つけ出すことができる。
このとき、評価対象のLSIにジッタを含んだ信号を入力するために、シンセサイザなどの高価な装置も、また、外部からの信号を忠実に評価対象のLSIに伝達するための高精度なインタフェースも不要である。本発明にかかわるジッタトレランス診断装置による測定を実現するために必要な機材は、簡単な制御コードとセレクトコードを生成する制御コード生成装置203とノイズ測定装置204のみであり、これらの装置と評価対象のLSIとのインタフェースは、このLSIが実装される際に使われる程度の精度を持ったコネクタやソケットがあれば十分である。このように、本発明にかかわるジッタトレランス診断装置を適用するために必要とされる労力およびコストは、従来の測定方式において必要とされる機材やインタフェースの準備に要する労力およびコストに比べて極めて少ない。したがって、本発明のジッタトレランス診断装置によれば、量産された高速インタコネクトLSIの全数検査を行なうことも十分に可能である。
なお、図6に示したようなジッタ付加回路は、通常のバッファあるいはインバータと同程度のサイズに集積可能であるので、本来のインタコネクトLSIの設計において配置されていたバッファあるいはインバータに置き換えて実装することが十分に可能である。また、インタコネクトLSIの運用状態においては、各ジッタ付加回路201において、バッファ211の形成に適切な可変MOSトランジスタ132を寄与させ、通常のバッファとして機能させるために最適なサイズ比を実現すれば、ジッタ付加回路201によって本来のバッファを置き換えたことによって、インタコネクトLSIの性能が損なわれることはない。
周知の通り、バッファやインバータは、インタコネクトLSIを始めとする大規模集積回路において、回路ブロックの境界に元々多数が配置されている。したがって、バッファあるいはインバータの構成を基礎としてジッタ付加回路を構成したことにより、ジッタ付加回路を配置する際の自由度を特に向上することができる。
また、上述したジッタ付加機能を組み込む回路素子は、p型MOSトランジスタとn型MOSトランジスタとを組み合わせた相補型MOS回路素子であればよいので、必ずしも、図3に示した構成を持つインバータや図6に示した構成を持つバッファに限らない。例えば、ジッタ付加機能を相補型の差動バッファに組み込むことも可能である。
図9に、ジッタ付加回路の別実施形態を示す。
なお、図9に示す構成要素のうち、図6に示した構成要素と同等のものについては、図6に示した構成要素に付された符号と同一の符号を付して示し、説明を省略する。
図9に示したジッタ付加回路201において、差動バッファは、p型MOSトランジスタpa、pbとn型MOSトランジスタn1a,n1b,n2a,n2bとから形成されている。また、図9において、n型MOSトランジスタn1a,n1bは、図6に示した後段のインバータを構成するn型MOSトランジスタと同様に、固定トランジスタ131と3個の可変トランジスタ1321〜1323とから構成されている。なお、図9においては、n型MOSトランジスタn1aについてのみ詳細構成を示し、n型MOSトランジスタn1bについては、詳細構成を省略し、ブロックで示した。
このように構成されたジッタ付加回路201に、適切な制御コードを入力すれば、この制御コードに応じて、n型MOSトランジスタ2131〜2133およびn型MOSトランジスタ2131〜2133がそれぞれ動作し、n型MOSトランジスタn1a,n1bに備えられた3個の可変トランジスタ1321〜1323の中の制御コードに対応するものをn型MOSトランジスタn1の形成に寄与させることができる。これにより、p型MOSトランジスタpaのサイズと、n型MOSトランジスタn1a、n2aのサイズの和との比率およびp型MOSトランジスタpbのサイズと、n型MOSトランジスタn1b、n2bのサイズの和との比率を同じ割合で変化させ、この差動バッファの出力に所望のジッタを発生させることができる。
なお、図9に示したジッタ付加回路201を差動バッファとして動作させる場合には、p型MOSトランジスタpaのサイズと、n型MOSトランジスタn1a、n2aのサイズの和との比率が2対1となるように、適切な可変トランジスタ132をn型MOSトランジスタn1aの形成に寄与させればよい。
また、上述したようにしてn型MOSトランジスタn1a,n1bのサイズを変更する代わりに、n型MOSトランジスタn2a,n2bあるいはp型MOSトランジスタpa、pbのサイズを変更してもよい。更に、これらの全てのサイズを変更してもよい。
上述したように、図3、図6あるいは図9に示したジッタ付加回路においては、ジッタ付加回路を構成するp型MOSトランジスタあるいはn型MOSトランジスタのサイズを変更した結果として、バッファ、インバータに代表される相補型MOS回路素子を構成するp型MOSトランジスタのサイズとn型MOSトランジスタのサイズとのバランスが崩れることにより、ジッタを発生させている。したがって、もちろん、バッファやインバータにジッタ付加機能を組み込んだジッタ付加回路において、n型MOSトランジスタのサイズを変更する代わりに、p型MOSトランジスタのサイズを変更しても良いし、両方のサイズを同時に変更してもよい。
次に、インタコネクトLSIに備えられるTxブロックやRxブロックを形成する回路素子について、更に詳細にジッタトレランスを診断する方法について説明する。
図10に、ジッタ付加回路の配置例を示す。
なお、図10に示した構成要素のうち、図12に示した構成要素と同等のものについては、図12に示した構成要素に付された符号と同一の符号を付して示し、説明を省略する。
図10に示したTxブロック410において、クロック生成器414の後段やシリアライザ412とドライバ413との境界にジッタ付加回路201を配置する。そして、これらのジッタ付加回路201にそれぞれ制御コードを入力し、所望のジッタを発生させた状態でTxブロック410の出力信号を監視することにより、Txブロック410を形成している回路素子それぞれについて、ジッタトレランスを個別に測定することが可能である。
また、同様に、Rxブロック420において、クロック生成器424の後段やデシリアライザ422とレシーバ423との境界にジッタ付加回路201を配置する。そして、これらのジッタ付加回路201にそれぞれ制御コードを入力し、所望のジッタを発生させた状態でRxブロック420の出力信号を監視することにより、Rxブロック420を形成している回路素子それぞれについて、ジッタトレランスを個別に測定することが可能である。
なお、上述した実施形態において述べたように、バッファあるいはインバータの回路を変形したジッタ付加回路によって擬似的なジッタを生成する代わりに、PLLを用いて真のジッタを発生する回路をジッタ付加回路として実装してもよい。
このようなジッタ付加回路の例としては、図11に示すように、制御コードに応じた分周比に従って分周回路231によって出力信号を分周し、得られた信号を位相比較回路232の制御入力とする構成が考えられる。
以上の説明に関して、更に、以下の各項を開示する。
(付記1) 所望の回路ブロックの前段にそれぞれ配置され、指定された大きさのジッタを発生する機能を備えたジッタ付加回路に、所望の大きさのジッタを発生させる旨の制御指示を入力する制御手順と、評価対象のLSIから出力される少なくとも1つの出力信号を監視し、この出力信号の特性が所望の規格を満足するか否かを判定する監視手順とを備えたジッタトレランス診断方法。
(付記2) 所望の回路ブロックとその前段の回路ブロックとの間に配置された相補型MOS回路素子を選択する選択手順と、入力される比変更指示に応じて、p型MOSトランジスタとn型MOSトランジスタとをそのサイズ比を変更可能なように組み合わせたジッタ付加回路によって、選択された相補型MOS回路素子を置き換える置換手順と、評価対象のLSIについてジッタトレランスを診断する際に、所望の回路ブロックの前段に配置されたジッタ付加回路を形成するp型MOSトランジスタとn型MOSトランジスタとのサイズ比を、このジッタ付加回路に対応する相補型MOS回路素子におけるサイズ比を所定の範囲において変更するサイズ比変更手順と、評価対象のLSIから出力される少なくとも1つの出力信号を監視し、この出力信号の特性が所望の規格を満足するか否かを判定する監視手順とを備えたジッタトレランス診断方法。
(付記3) 選択手順は、複数の回路ブロックにおける所望の回路ブロックとその前段の回路ブロックとの間に配置されたバッファあるいはインバータを選択する構成の付記2に記載のジッタトレランス診断方法。
(付記4) LSIを形成している複数の回路ブロックの少なくとも一つの前段にそれぞれ配置され、入力される制御指示に対応する大きさのジッタを前段の回路ブロックから受け取った信号に付加して出力するジッタ付加回路と、各ジッタ付加回路に、所望の大きさのジッタを付加する旨の制御指示を入力する付加制御手段と、評価対象のLSIから出力される出力信号を監視し、この出力信号の特性が所望の規格を満足するか否かを判定する監視手段とから構成されるジッタトレランス診断装置。
(付記5) 所定のサイズを有するp型MOSトランジスタと別の所定のサイズを有するn型MOSトランジスタとから形成される相補型MOS回路素子と、入力される制御指示に応じて、この相補型MOS回路素子の形成に寄与するp型MOSトランジスタとn型MOSトランジスタとのサイズ比を変更するサイズ比変更手段とから構成されるジッタ付加回路を備えた付記4記載のジッタトレランス診断装置。
(付記6) k個のn型MOSトランジスタを備えて形成されるバッファあるいはインバータを備え、k個のn型MOSトランジスタは、p型MOSトランジスタのソース端子に互いに並列に接続されており、k個のn型MOSトランジスタの少なくとも一つととのサイズ比は、バッファあるいはインバータとして最適に機能するための基準値よりも小さい値であり、全てのn型MOSトランジスタを合わせたものとp型MOSトランジスタとのサイズ比は基準値と同じか大きい値である構成のジッタ付加回路において、k個のn型MOSトランジスタに対応して配置されており、対応するn型MOSトランジスタのバッファあるいはインバータへの寄与を有効とするか否かを決定するk個のスイッチと、入力される制御指示に応じて適切なスイッチを選択し、選択したスイッチに対応するn型MOSトランジスタをバッファあるいはインバータの形成に寄与させるスイッチ制御手段とからサイズ比変更手段を構成する付記5に記載のジッタトレランス診断装置。
(付記7) ジッタ付加回路は、固定トランジスタとm個の可変トランジスタを備えたバッファあるいはインバータおよびm個のスイッチを備え、固定トランジスタは、バッファあるいはインバータを構成するp型MOSトランジスタに直列に接続されており、所定のサイズSを有するn型MOSトランジスタとしてバッファあるいはインバータの機能に寄与し、m個の可変トランジスタは、それぞれサイズSi(i=1〜m)を有するn型MOSトランジスタであり、固定トランジスタに並列に接続されており、m個のスイッチは、m個の可変トランジスタに対応して配置され、制御指示に応じて、対応する可変トランジスタのバッファあるいはインバータへの寄与を有効とするか否かを決定する構成であり、付加制御手段は、制御指示作成手段および回路選択手段を備えており、制御指示作成手段は、所望のジッタ値に応じてmビットの制御指示を作成し、回路選択手段は、所望のジッタ付加回路に備えられたm個のスイッチに制御指示を形成している各ビットの信号を各スイッチに対する制御指示として入力する構成とする付記4に記載のジッタトレランス診断装置。
(付記8) ジッタ付加回路において、m個の可変トランジスタを、それぞれサイズSi(i=1〜m)=2i-1×Sを有する構成とする付記7に記載のジッタトレランス診断装置。
上述したように、本発明にかかわるジッタトレランス診断方法およびジッタトレランス診断装置によれば、評価対象のLSI全体についてのジッタトレランスはもちろん、所望の回路ブロックについて個別にジッタトレランスを測定することができる。個々の回路ブロックについて個別にジッタトレランスを評価することにより、高速インタコネクトLSIなどのように極めてジッタマージンの狭いLSIの設計に、有効なフィードバックを与えることができるので、このような回路の設計分野において大きな貢献が期待できる。
また、本発明にかかわるジッタトレランス診断方法およびジッタトレランス診断装置では、評価対象のLSIに組み込んでおいたジッタ付加回路を簡単な制御コードに応じて動作させることによって所望のジッタを付加した信号を所望の回路ブロックに入力することができるので、ジッタトレランスの測定を非常に簡単なインタフェースを用いて実現することができる。これにより、試作段階におけるテストはもちろん、量産された製品についての全数検査も現実的なコストによって実現することができる。
このようなジッタトレランス診断方法およびジッタトレランス診断装置を適用して、製品の全数検査などの体制を整えることにより、信頼性の高い製品を確実に供給することが可能となる。このことは、高速インタコネクトのように、十分なジッタマージンを確保することが困難なLSIの製品化においては、計り知れない利点がある。
本発明かかわるジッタトレランス診断方法の原理を示す図である。 本発明かかわるジッタトレランス診断装置の原理ブロック図である。 本発明にかかわるジッタ付加回路の原理ブロック図である。 本発明にかかわる第2のジッタトレランス診断装置の原理ブロック図である。 本発明にかかるジッタトレランス診断装置の実施形態を示す図である。 ジッタ付加回路の詳細構成を示す図である。 ジッタトレランス診断装置の動作を表す流れ図である。 ジッタ付加動作を説明する図である。 ジッタ付加回路の別実施形態を示す図である。 ジッタ付加回路の配置例を示す図である。 ジッタ付加回路の別実施形態を示す図である。 インタコネクトLSIの一般的な構成を示す図である。 従来のジッタトレランス測定方法の概念図である。
符号の説明
111 ジッタ付加回路
112 付加制御手段
113 監視手段
121 相補型MOS回路素子
122 サイズ比変更手段
123 n型MOSトランジスタ
124 スイッチ
125 スイッチ制御手段
130 バッファあるいはインバータ
131 固定トランジスタ
132 可変トランジスタ
133 スイッチ
134 制御指示作成手段
201 ジッタ付加回路
202 分配回路
203 制御コード生成装置
204、403 ノイズ測定装置
211 バッファ
212 MOSトランジスタ
213 MOSトランジスタ
401 PLL
402 シンセサイザ
404 ノイズ付加装置
405 信号監視装置
410 Txブロック
412 シリアライザ
413 ドライバ
414 クロック生成器
420 Rxブロック
422 デシリアライザ
423 レシーバ

Claims (5)

  1. 複数の回路ブロックから形成される評価対象のLSIについてジッタトレランスを診断する方法であって、
    前記複数の回路ブロックの内所望の回路ブロックの前段にそれぞれ配置され、通常の機能素子の一部として動作する第一のトランジスタと、特定の制御指示に対応する組み合わせで前記機能素子の形成に寄与させることで入力信号に対して前記機能素子をその設計値と等価な動作を行わせる少なくとも一つの第二のトランジスタを備えたジッタ付加回路に対し、前記ジッタ付加回路が前記機能素子の形成に寄与させる第二のトランジスタの組み合わせを変更することにより、前記機能素子の形成に寄与する第1のトランジスタと前記第2のトランジスタとのサイズ比を変更して、変更されたサイズに対応する大きさのジッタが発生するよう制御指示を行う制御手順と、
    前記評価対象のLSIから出力される少なくとも1つの出力信号を監視し、この出力信号の特性が所望の規格を満足するか否かを判定する監視手順と
    を備えたことを特徴とするジッタトレランス診断方法。
  2. 評価対象のLSIを形成する複数の回路ブロックにおける所望の回路ブロックとその前段の回路ブロックとの間に配置された相補型MOS回路素子を選択する選択手順と、
    入力される比変更指示に応じて、p型MOSトランジスタとn型MOSトランジスタとをそのサイズ比を変更可能なように組み合わせた回路であり、かつ、このサイズ比を適切な値に固定することによって選択された相補型MOS回路素子と等価な機能を果たす回路であるジッタ付加回路によって、前記選択された相補型MOS回路素子を置き換える置換手順と、
    前記評価対象のLSIについてジッタトレランスを診断する際に、所望の回路ブロックの前段に配置されたジッタ付加回路を形成するp型MOSトランジスタとn型MOSトランジスタとのサイズ比を、このジッタ付加回路に対応する相補型MOS回路素子におけるサイズ比を基準として定めた所定の範囲において変更するサイズ比変更手順と、
    前記評価対象のLSIから出力される少なくとも1つの出力信号を監視し、この出力信号の特性が所望の規格を満足するか否かを判定する監視手順と
    を備えたことを特徴とするジッタトレランス診断方法。
  3. 評価対象のLSIを形成している複数の回路ブロックの内所望の回路ブロックの前段にそれぞれ配置されており、通常の機能素子の一部として動作する第一のトランジスタと、特定の制御指示に対応する組み合わせで前記機能素子の形成に寄与させることで入力信号に対して前記機能素子をその設計値と等価な動作を行わせる少なくとも一つの第二のトランジスタを備えたジッタ付加回路と、
    前記LSIを形成している複数の回路ブロックのいずれかに対応して配置されたジッタ付加回路に対し、前記ジッタ付加回路が前記機能素子の形成に寄与させる第二のトランジスタの組み合わせを変更することにより、前記機能素子の形成に寄与する第1のトランジスタと前記第2のトランジスタとのサイズ比を変更して、変更されたサイズに対応する大きさのジッタが発生するよう制御指示を行う付加制御手段と、
    前記評価対象のLSIから出力される少なくとも1つの出力信号を監視し、この出力信号の特性が所望の規格を満足するか否かを判定する監視手段と
    を備えたことを特徴とするジッタトレランス診断装置。
  4. 請求項3に記載のジッタトレランス診断装置において、
    ジッタ付加回路は、
    所定のサイズを有するp型MOSトランジスタと別の所定のサイズを有するn型MOSトランジスタとから形成されている相補型MOS回路素子と、
    入力される制御指示に応じて、前記相補型MOS回路素子の形成に寄与する前記p型MOSトランジスタと前記n型MOSトランジスタとのサイズ比を変更するサイズ比変更手段とを備えた構成である
    ことを特徴とするジッタトレランス診断装置。
  5. 請求項3に記載のジッタトレランス診断装置において、
    ジッタ付加回路は、
    バッファあるいはインバータを構成するp型MOSトランジスタに直列に接続されており、所定のサイズSを有するn型MOSトランジスタとして前記バッファあるいはインバータの機能に寄与する固定トランジスタと、
    それぞれサイズSi(i=1〜m)を有するn型MOSトランジスタであり、前記固定トランジスタに並列に接続されているm個の可変トランジスタと、
    前記m個の可変トランジスタに対応して配置されており、制御指示に応じて、対応する前記可変トランジスタのゲート端子に入力信号電圧を印加するか否かを決定するm個のスイッチとを備えた構成であり
    付加制御手段は、
    所望のジッタ値に応じてmビットの制御指示を作成する制御指示作成手段と、
    所望のジッタ付加回路に備えられた前記m個のスイッチに制御指示を形成している各ビットの信号を前記各スイッチに対する制御指示として入力する回路選択手段とを備えた構成である
    ことを特徴とするジッタトレランス診断装置。
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