JP4168883B2 - 液体噴射装置 - Google Patents

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本発明は、液体噴射装置に関する。特に本発明は、被記録物の後端を精度よく検出することができる液体噴射装置に関する。
液体噴射装置の一例であるインクジェット式記録装置は、記録ヘッドが有するノズル列からインクを噴射することにより、記録用紙等の被記録物に記録を行う。近年、被記録物の縁まで記録を行うことにより、被記録物の全面に記録を行うインクジェット式記録装置がある(例えば特許文献1参照)。
特開2002−264319号公報
被記録物の縁まで記録を行うためには、被記録物の後端を正確に検出する必要がある。被記録物の後端を検出する方法の一つに、記録ヘッドのノズル列の横に光センサを設け、この光センサに被記録物からの反射光を検出させ、反射光の強度が閾値以下となる部分に後端があると判断する方法がある。しかしこの場合、被記録物の後端近傍に暗色の記録が行われると、後端近傍からの反射光は弱くなるため、被記録物の後端を実際より手前側に誤って認識する場合がある。このため、被記録物の後端に精度よく記録を行えない場合があった。
本発明の第1の形態によると、液体噴射領域にある被記録物に液体を噴射して記録を行う液体噴射装置であって、液体噴射領域の上を主走査方向に走査し、被記録物に対して液体を噴射する複数のノズルを有する液体噴射ヘッドと、主走査方向と直交する方向に被記録物を搬送する搬送部と、液体噴射領域より被記録物の搬送方向について上流に設けられ、搬送部により搬送された被記録物の後端部を検出する主検出部と、液体噴射領域において被記録物の下方に設けられ、被記録物に付着しなかった液体を吸収する、暗色の液体吸収材と、主走査方向について複数のノズルと重なる位置に設けられ、被記録物からの反射光を検出し、当該反射光の強度に基づいて、液体噴射領域において被記録物の後端部を検出する副検出部と、複数のノズルを制御する制御部であって、主検出部が被記録物の後端部を検出した後、搬送部が被記録物を予め定められた距離搬送した場合に、副検出部と重なるノズルから液体を噴射させず、副検出部より下流にあるノズルから液体を噴射させることにより、後端部において副検出部が走査し終えた部分に対してのみ記録を行う制御部とを備える、液体噴射装置を提供する。この液体噴射装置によれば、副検出部は、記録が行われる前に被記録物の上を走査することができる。従って、副検出部は、精度よく被記録物を検出することができる。
副検出部は、液体噴射ヘッドと一体に液体噴射領域の上を主走査方向に走査し、制御部は、液体噴射ヘッドの往路及び復路の双方で記録を行い、液体噴射ヘッドが、往路及び復路のうち、複数のノズルが副検出部より先行する方向に走査する場合に、副検出部と重なるノズルから液体を噴射させずに、副検出部より下流にあるノズルから液体を噴射させ、液体噴射ヘッドが、往路及び復路のうち、副検出部が複数のノズルより先行する方向に走査する場合に、副検出部と重なるノズル及び副検出部より下流にあるノズルから液体を噴射させてもよい。この場合、一方向に走査する場合にのみ液体を噴射するノズルを少なくするため、記録速度を速くすることができる。
副検出部は、液体噴射ヘッドと一体に液体噴射領域の上を主走査方向に走査し、副検出部は、副検出部が走査している途中において反射光の強度が閾値より高い場合に被記録物があると判断し、制御部は、液体噴射ヘッド及び副検出部を主走査方向に走査している間に副検出部が被記録物を検出しなくなるまで、液体噴射ヘッド及び副検出部を走査させつつ複数のノズルから液体を噴射させてもよい。この場合、確実に被記録物の後端部に記録を行うことができる。
被記録物の形状は既知であり、副検出部は、液体噴射ヘッドと一体に液体噴射領域の上を主走査方向に走査し、走査している途中において反射光の強度が閾値より低くなった位置に被記録物の主走査方向の端があると判断し、制御部は、搬送方向について異なる部分で被記録物の端の位置を検出することにより、被記録物の後端部の傾き量を算出し、被記録物が傾いている場合に、後端部に記録を行うときに、複数のノズルのうち液体を噴射すべきノズルを、被記録物の傾きに合わせて液体噴射ヘッドを走査している途中で徐々に変更してもよい。この場合、確実に被記録物の後端に記録を行うことができる。また記録に用いられずに液体吸収材に吸収されるインクの量を少なくすることができる。
制御部は、更に、後端部に記録を行う場合に、後端部の近傍に記録すべき記録データの明度が、予め定められた値より高い場合に、副検出部と重なるノズル及び副検出部より下流にあるノズルから液体を噴射させて記録を行い、後端部の近傍に記録すべき記録データの明度が、予め定められた値より低い場合に、副検出部と重なるノズルから液体を噴射させずに、副検出部より下流にあるノズルから液体を噴射させて記録を行ってもよい。記録データの明度が高い場合は、記録した後に副検出部が被記録物を走査しても、副検出部は後端部を正確に検出することができる。このため、記録データの明度が高い場合に複数のノズルの一部から液体を噴射させ、記録のスループットを上げることができる。
液体噴射装置はインクジェット式記録装置である場合、制御部は、記録データに従って噴射すべき黒インクの記録密度に基づいて、記録データの明度を判断してもよい。この場合、記録データの明度を簡単に判断することができる。
また液体が顔料インクの場合、被記録物からの反射光は染料インクの場合と比べて弱くなるため、特に第1の形態は効果を発揮する。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、液体噴射装置の一例であるインクジェット式記録装置10の斜視図であり、図2はインクジェット式記録装置10における被記録物11の搬送経路の構造を示す。インクジェット式記録装置10は、複数の被記録物11を載置する載置トレイ12、載置トレイ12に載置された被記録物11を給送する給送ローラ22及びリタードローラ24、給送ローラ22及びリタードローラ24が給送した被記録物11をインク噴射領域に向けて副走査方向に搬送する搬送ローラ32及び搬送従動ローラ34、インク噴射領域において被記録物11にインクを噴射して記録を行う記録ヘッド44、被記録物11をインク噴射領域から排出する排出ローラ52及び排出従動ローラ54、並びにインクジェット式記録装置10全体を制御する制御部80を備える。記録ヘッド44はキャリッジ42に載置されており、また下面に複数のノズルから構成されるノズル列を有する。
制御部80は、キャリッジ42を、副走査方向に直交する方向である主走査方向にインク噴射領域の上を往復させつつ記録ヘッド44のノズル列からインクを噴射させる。制御部80は、被記録物11を搬送しつつキャリッジ42を走査し、被記録物11の全面に記録を行う。なお、インクジェット式記録装置10は、記録ヘッド44の往路及び復路の双方で記録を行う。
またインクジェット式記録装置10は、給送ローラ22と搬送ローラ32の間において被記録物11を検出する主検出部200、及びインク噴射領域において被記録物11を検出する副検出部450を備える。主検出部200は、図2に示すように、給送ローラ22と搬送ローラ32の間において搬送中の被記録物11に接触して押されることにより回動する接触レバー210、及び接触レバー210の回動を検出するセンサ220を有する。副検出部450は、記録ヘッド44の下面に設けられ、被記録物11からの反射光を検出することにより被記録物11の有無を判断する。副検出部450は被記録物11からの反射光を幅を持ってとりこみ、その強度を検出する。そして強度が予め定められた閾値以上である場合に、記録ヘッド44の下に被記録物11があると判断し、閾値未満である場合に、記録ヘッド44の下に被記録物11が無いと判断する。そして主走査方向に走査している途中に閾値以下となった場合、この位置に被記録物11の主走査方向の端があると判断する。
またインクジェット式記録装置10は、インク噴射領域に、被記録物11を下方から支持する支持リブ100、被記録物11に付着しなかったインクを吸収する黒色のインク吸収材110、及びインク噴射領域に被記録物11を案内する案内フレーム120を備える。
このような構成において、制御部80は、主検出部200が被記録物11の後端を検出した後、搬送ローラ32及び搬送従動ローラ34が被記録物11を予め定められた距離ほど搬送した場合に、記録ヘッド44が有するノズル列のうち、支持リブ100より上流にあるノズルのみからインクを噴射させることにより、被記録物11の後端に記録を行う。制御部80は、予め定められた距離として、例えば主検出部200の接触レバー210が被記録物11と接触する位置と、インク噴射領域の上流側の端との間隔に等しい距離を用いる。
図3は、副検出部450が被記録物11を検出するときの動作を説明する図である。図3(a)に示すように未記録の被記録物11が搬送されていくと、副検出部450が徐々に被記録物11と重なっていくため、副検出部450の検出値は、最小値から徐々に高くなる。そして副検出部450の全てが被記録物11と重なると、副検出部450の検出値は最大値で一定になる。更に被記録物11が搬送されると副検出部450が徐々に被記録物11から外れるため、副検出部450の検出値は徐々に低くなる。そして副検出部450の全てが被記録物11から外れると副検出部450の検出値は最小値で一定になる。制御部80は、端検出のための閾値を、例えば最大値と最小値の中間値であるKに設定する。
これに対し、後端近傍を含む領域に黒色の記録を行う場合(図3(b))、反射光の強度は、後端近傍において未記録の被記録物11の上を走査した場合(図3(a))と比べて弱い。このため副検出部450は、後端を、実際の位置より内側に検出する。記録に用いられるインクが顔料インクの場合、特に反射光は弱くなりやすいため、この傾向は顕著になる。
そこで制御部80は、副検出部450が記録ヘッド44のノズル列より先行する方向にキャリッジ42を走査する場合、副走査方向について副検出部450より下流にあるノズルのみからインクを噴射させる。このため、副検出部450は、記録ヘッド44が記録を行う前に被記録物11の上を走査することができる。従って、被記録物11の後端近傍に黒色の顔料インクを噴射して黒色の記録が行われる場合でも、副検出部450は、記録される前に被記録物11からの反射光を検出するため、精度よく被記録物11の後端を検出することができる。
図4は、副検出部450、記録ヘッド44のノズル列440、支持リブ100、インク吸収材110、及び案内フレーム120の相対位置を示す。インク吸収材110は、インク噴射領域の全域に設けられている。そして支持リブ100はインク吸収材110を下から上に記録ヘッド44に向けてい貫いている。支持リブ100は、上流リブ102及び下流リブ104をそれぞれ複数有する。複数の上流リブ102は、主走査方向について互いに重なる位置に配置されており、また下流リブ104の上流に設けられている。複数の下流リブ104は、主走査方向について互いに重なる位置に配置されており、副走査方向について、複数の上流リブ102の各々と重なる位置に配置されている。被記録物11は、幅方向について一方(例えば図4の右側)に寄せられた状態で搬送される。このため、被記録物11の他方の端は、被記録物11の幅が変わると主走査方向における位置が変わる。ここで複数の上流リブ102及び複数の下流リブ104は、それぞれ、規格に従った大きさの用紙(L、はがき、A4等)が搬送される場合に、他方の端が通過する位置よりも少し用紙内側に配置されている。案内フレーム120は、規格に従った大きさの用紙の端と重なる部分が切り欠かれており、インク吸収材110を露出させている。
記録ヘッド44のノズル列440は、上流側の端部が案内フレーム120と重なっている。副検出部450は案内フレーム120と重ならないように、案内フレーム120のすぐ下流に配置されている。
また図4は、図5とともに、被記録物11の後端に記録を行う場合において、ノズル列440のうちいずれのノズルがインクを噴射するかを示す。被記録物11の後端近傍に暗色の画像が記録されている場合、後端近傍において被記録物11からの反射光は弱いため、記録が行われた後に被記録物11の上を走査する場合、副検出部450は、後端を実際より被記録物11の内側にあると誤って判断する場合がある。これに対し本実施形態の制御部80は、以下のように動作することにより、後端を精度よく検出できるようにしている。
すなわち、副検出部450がノズル列440より先行する方向(図4中右から左)に記録ヘッド44が走査しているとき、制御部80は、ノズル列440のうち、上流側の端部から上流リブ102までの間にある後端記録ノズル列442のみからインクを噴射させる。ここで副検出部450は副走査方向について後端記録ノズル列442と重なっているが、後端記録ノズル列442より先行するため、記録が行われる前に被記録物11の上を走査することができる。
また、ノズル列440が副検出部450より先行する方向(図5中左から右)に記録ヘッド44が走査しているとき、制御部80は、後端記録ノズル列442のうち、副検出部450と重なっていない下流ノズル列442bのみからインクを噴射させ、副検出部450と重なっている上流ノズル列442aからはインクが噴射させない。このため、副検出部450は、ノズル列440に先行される場合においても、記録が行われる前に被記録物11を走査することができる。
図6は、インクジェット式記録装置10が被記録物11に記録を行うときの動作を示すフローチャートである。本実施形態において、被記録物11に記録されるべき記録データを記録した場合の記録範囲は、副走査方向について被記録物11より大きい。
被記録物11がインク噴射領域に搬送されると、制御部80は、記録ヘッド44及び副検出部450を主走査方向に走査させつつ、記録データに従ってノズル列440からインクを噴射させ、記録を行う(S20)。このとき副検出部450に被記録物の主走査方向の端を検出させる(S30)。そして制御部80は搬送ローラ32及び搬送従動ローラ34に被記録物11を搬送させる(S40)。
被記録物11への記録が進み、被記録物11が搬送されていくと、主検出部200が被記録物11の後端を検出する。主検出部200が被記録物11の後端を検出した後、被記録物11が予め定められた距離、例えば主検出部200の接触レバー210が被記録物11と接触する位置と、インク噴射領域の搬送ローラ32側の端部との間隔に等しい距離搬送された場合(S50:Yes)、インクジェット式記録装置10の制御部80は、後端記録ノズル列442を用いて被記録物11の後端に記録を行う(S60)。
図7は、図6のS60の詳細を示すフローチャートである。ノズル列440が副検出部450より先行する方向に記録ヘッド44が走査し(S100:Yes)、かつ後端近傍に記録すべき記録データの明度が基準値未満の場合(S105:Yes)、制御部80は、記録ヘッド44を走査させつつ、副検出部450より下流側にあるノズルすなわち下流ノズル列442bのみからインクを噴射させ、上流ノズル列442aからはインクを噴射させない(S110)。このとき副検出部450は被記録物11からの反射光の強度を検出する。S105において制御部80は、例えば記録データに従って噴射すべき黒インクの記録濃度に基づいて記録データの明度を判断する。
また副検出部450がノズル列440より先行する方向に記録ヘッド44が走査する場合(S100:No)、制御部80は、記録ヘッド44を走査させつつノズル列440のうち案内フレーム120より下流側にあるノズルすなわち後端記録ノズル列442の全部からインクを噴射させる(S120)。また制御部80は、ノズル列440が副検出部450より先行する方向に記録ヘッド44が走査するが(S100:Yes)後端近傍に記録すべき記録データの明度が基準値以上の場合(S105:Yes)においても、後端記録ノズル列442の全部からインクを噴射させる(S120)。
このため、副検出部450は、後端近傍に暗色の記録が行われる場合、常に、記録が行われる前に被記録物11の上を走査することができる。また一方向に走査する場合にのみ液体を噴射するノズルを少なくするため、記録速度を速くすることができる。また後端近傍に記録すべき記録データの明度が基準値以下の場合にのみ上流ノズル列442aからインクを噴射させないので、記録のスループットの落ち込み量は小さい。
そしてキャリッジ42が主走査方向についてインク噴射領域の一端から他端まで移動する間に副検出部450が検出した反射光の強度がいずれかの所で閾値以上であった場合(S130:Yes)、制御部80は被記録物11の後端への記録が終了していないと判断し、被記録物11を搬送させた(S140)上で、記録データに従って記録を続ける。副検出部450が検出した反射光の強度が全ての範囲で閾値以下であった場合(S130:No)、制御部80は、被記録物11の後端まで記録を行ったと判断し、記録を終了する。
図8は、図6のS60の変形例を示すフローチャートである。本変形例において被記録物11は略長方形である。また被記録物11に記録されるべき記録データが示す記録すべき領域は、副走査方向について被記録物11の幅より大きい。
被記録物11が傾いている場合(S200:Yes)、制御部80はその傾きを算出する(S210)。制御部80は、例えば最初に被記録物11の上を走査したときに検出した端の位置と、今回検出した端の位置とを用いて、被記録物11に傾きがあるか否かを判断する。そして例えば主検出部200における被記録物11の搬送量と、反射光の強度が閾値より小さくなった位置の搬送前後のずれに基づいて、被記録物11の後端の傾きを算出する。
そして制御部80は、被記録物11の後端の傾きに合わせて、記録ヘッド44を走査している途中においてインクを吐出するノズル列の上端を徐々に変更するように設定する(S220)。具体的には、被記録物11の後端とインクを吐出するノズル列の上端がほぼ重なるようにする。すなわち記録ヘッド44が走査するにつれて被記録物11の後端が上流にずれていく場合、制御部80は、記録ヘッド44が走査するにつれてノズル列440のうちインクを吐出するノズル列の上端を徐々に上流にずらしていく。逆に記録ヘッド44が走査するにつれて被記録物11の後端が下流にずれていく場合、制御部80は、記録ヘッド44が走査するにつれてノズル列440のうちインクを吐出するノズル列の上端を徐々に下流にずらしていく。
このため、被記録物11に付着しないでインク吸収材110に吸収されるインクの量を少なくすることができる。従ってインクの利用効率が高くすることができる。
そして、ノズル列440が副検出部450より先行する方向に記録ヘッド44が走査する場合(S230:Yes)、制御部80は、記録ヘッド44を走査させつつ、下流ノズル列442bのみからインクを噴射させる(S240)。副検出部450がノズル列440より先行する方向に記録ヘッド44が走査する場合(S230:No)、制御部80は、記録ヘッド44を走査させつつ後端記録ノズル列442の全部からインクを噴射させる(S250)。走査後、制御部80は被記録物11を搬送する(S260)。
そして副検出部450が検出した反射光の強度が全ての範囲で閾値以下であった場合(S270:No)、制御部80は、被記録物11の後端まで記録を行ったと判断し、記録を終了する。
なお、インクジェット式記録装置10は、液体噴射装置の一例であり、キャリッジ42は液体噴射ヘッドの一例である。しかしながら、液体噴射装置はこれに限られない。液体噴射装置の他の例は、液晶ディスプレイのカラーフィルタを製造するカラーフィルタ製造装置である。液体噴射装置のさらなる他の例は、有機ELディスプレイ、FED(面発光ディスプレイ)等の電極を形成する電極形成装置である。液体噴射装置のさらなる他の例は、バイオチップを製造するバイオチップ製造装置である。本発明の液体噴射装置は、産業用途を有するその他の液体噴射装置も含む。被記録物は、液体が噴射されることにより記録が行われる物であり、記録用紙の他に、ディスプレイの電極等の回路パターンが記録される回路基板、ラベルが印刷されるCD−ROM、DNA回路が記録されるプレパラートが含まれる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
インクジェット式記録装置10を、カバーを外した状態で示す斜視図 インクジェット式記録装置10の被記録物11の搬送経路の構造を示す図 副検出部450が被記録物11を検出するときの動作を説明する図 被記録物11の後端に記録を行う場合、インクを噴射するノズルを示す図 被記録物11の後端に記録を行う場合、インクを噴射するノズルを示す図 被記録物11の後端に記録を行うときの動作を示すフローチャート 図6のS60の詳細を示すフローチャート 図6のS60の変形例を示すフローチャート
符号の説明
10…インクジェット式記録装置、11…被記録物、12…載置トレイ、22…給送ローラ、24…リタードローラ、32…搬送ローラ、34…搬送従動ローラ、42…キャリッジ、44…記録ヘッド、48…ガイドシャフト、52…排出ローラ、54…排出従動ローラ、80…制御部、100…支持リブ、102…上流リブ、104…下流リブ、110…インク吸収材、120…案内フレーム、200…主検出部、210…接触レバー、220…センサ、440…ノズル列、442…後端記録ノズル列、442a…上流ノズル列、442b…下流ノズル列、450…副検出部

Claims (2)

  1. 液体噴射領域にある被記録物に液体を噴射して記録を行う液体噴射装置であって、
    前記液体噴射領域の上を主走査方向に走査し、前記被記録物に対して前記液体を噴射する複数のノズルを有する液体噴射ヘッドと、
    主走査方向と直交する方向に前記被記録物を搬送する搬送部と、
    前記液体噴射領域より前記被記録物の搬送方向について上流に設けられ、前記搬送部により搬送された前記被記録物の後端部を検出する主検出部と、
    前記液体噴射領域において前記被記録物の下方に設けられ、前記被記録物に付着しなかった前記液体を吸収する、暗色の液体吸収材と、
    主走査方向について前記複数のノズルと重なる位置に設けられ、前記被記録物からの反射光を検出し、当該反射光の強度に基づいて、前記液体噴射領域において前記被記録物の前記後端部を検出する副検出部と、
    前記複数のノズルを制御する制御部であって、前記主検出部が前記被記録物の前記後端部を検出した後、前記搬送部が前記被記録物を予め定められた距離搬送した場合に、前記副検出部と重なるノズルから前記液体を噴射させず、前記副検出部より下流にあるノズルから前記液体を噴射させることにより、前記後端部において前記副検出部が走査し終えた部分に対してのみ記録を行う制御部と
    を備え、
    前記制御部は、前記後端部に記録を行う場合に、
    前記後端部の近傍に記録すべき記録データの明度が、予め定められた値より高い場合に、前記副検出部と重なるノズル及び前記副検出部より下流にあるノズルから前記液体を噴射させて記録を行い、
    前記後端部の近傍に記録すべき記録データの明度が、前記予め定められた値より低い場合に、前記副検出部と重なるノズルから前記液体を噴射させずに、前記副検出部より下流にあるノズルから前記液体を噴射させて記録を行う液体噴射装置。
  2. 前記液体噴射装置はインクジェット式記録装置であり、
    前記制御部は、前記記録データに従って噴射すべき黒インクの記録密度に基づいて、前記記録データの明度を判断する、請求項1に記載の液体噴射装置。
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