JP4168484B2 - 放電灯点灯装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はDC−DCコンバータを備え、かつDC−AC変換を行うインバータを備える放電灯点灯装置に関するものである。特にその異常時保護に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図2に示す従来の放電灯点灯装置について説明する。図2装置は交流電源11電圧を整流する整流電源10を備える。前記整流電源10からの直流出力を入力して電圧可変の直流電力を出力するDC−DCコンバータ20を備える。前記DC−DCコンバータ20からの直流出力を入力して高周波電力を出力するインバータ30を備える。前記インバータ30からの高周波出力により点灯する放電ランプを含む負荷回路40を備える。前記放電ランプの電圧を監視して異常状態を検知するランプ電圧検知回路80を備える。ランプ電圧検知回路80のランプ異常検知信号を受けDC−DCコンバータ20の出力電圧を制限する制御回路60を備える。
【0003】
DC−DCコンバータ20は、整流電源10のプラス側より昇圧用インダクタ22・整流ダイオード24・平滑コンデンサ26を介して整流電源10のマイナス側へ接続する回路を含む。また、昇圧用インダクタ22・整流ダイオード24の接続点と整流電源10のマイナス側との間のスイッチング素子23および該スイッチング素子23のドライブ回路25を含む。さらに平滑コンデンサ26と並列に直列接続された抵抗27・28とその中点およびドライブ回路25間を結ぶ配線を含む。ドライブ回路25は抵抗27・28の中点電圧を所定の基準電圧と等しくなるようにスイッチング素子23のオン・オフ周期を制御する。中点電圧が基準電圧より低くなると、ドライブ回路25はDC−DCコンバータ20出力電圧を上げるように働き、逆に基準電圧より高くなるとDC−DCコンバータ20出力電圧を下げるように働く。
【0004】
ランプ電圧検知回路80がランプ異常を検知してランプ異常信号を出力すると、該信号が制御回路60に属するサイリスタ61のゲートに入力される。それにより、サイリスタ61は導通し、トランジスタ64が導通する。これにより直流電源66の電圧がダイオード65を介して抵抗27・28の中点に印可される。ここで直流電源66電圧を前記基準電圧より高く設定しておくと、制御回路25はDC−DCコンバータ20出力電圧を下げるように働き、DC−DCコンバータ20出力電圧は整流電源10電圧(瞬時値)のピーク値まで下がる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来の図2装置においては、抵抗27が断線などのオープンモードで故障したときに、抵抗27・28の中点電圧はゼロになる。これにより、制御回路25はDC−DCコンバータ20出力電圧を上げるように働き、DC−DCコンバータ20出力電圧は過大値となる。その後の変化の一例は平滑コンデンサ26の定格電圧を超えてそれに付属する保護圧力弁が動作することである。抵抗28の断線は逆の傾向の安全サイドの故障であり、問題は少ない。しかし、抵抗27の断線は不安全サイドの故障であり、困る。
本発明の目的は、不安全サイドの故障時にもDC−DCコンバータの出力電圧を下げて保護する放電灯点灯装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、DC−DCコンバータの出力電圧を監視して異常状態を検知するコンバータ電圧検知回路を備える。前記コンバータ電圧検知回路のコンバータ異常信号を受け前記DC−DCコンバータの出力電圧を制限する制御回路を、ランプ異常信号を受け前記DC−DCコンバータの出力電圧を制限する制御回路と兼用する。つまり、コンバータ異常信号をランプ異常信号と見なす。
【0007】
【発明の実施の形態】
図1を用いて本発明の実施形態について説明する。この説明に前記図2の部品符号および用語をそのまま転用し、重複する説明の一部を適宜に割愛する。本発明に係る図1の放電灯点灯装置は、交流電源11電圧を整流する整流電源10を備える。整流電源10からの直流出力を入力して電圧可変の直流電力を出力するDC−DCコンバータ20を備える。DC−DCコンバータ20からの直流出力を入力して高周波電力を出力するインバータ30を備える。インバータ30からの高周波出力により点灯する放電ランプを含む負荷回路40を備える。放電ランプの電圧を監視して異常状態を検知するランプ電圧検知回路80を備える。ランプ電圧検知回路80のランプ異常信号を受けDC−DCコンバータ20の出力電圧を制限する制御回路60を備える。
DC−DCコンバータ20の出力電圧を監視して異常状態を検知するコンバータ電圧検知回路70を備える。コンバータ電圧検知回路70のコンバータ異常信号を受けDC−DCコンバータ20の出力電圧を制限する制御回路を前記制御回路60で兼用する。
【0008】
制御回路60は次のようなものである。直流電源66のプラス側にトランジスタ64のエミッタ端子を接続し、該トランジスタ64のコレクタ端子をダイオード65を介して抵抗27・28の中点にする。トランジスタ64のエミッタ端子・ベース端子間に抵抗62を接続する。ベース端子は抵抗63・サイリスタ61を介して直流電源66のマイナス側に接続される。サイリスタ61のゲート端子は、ランプ電圧検知回路80の信号出力側に接続される。直流電源66のマイナス側は整流電源10のマイナス側に接続されている。
コンバータ電圧検知回路70は次のようなものである。平滑コンデンサ26と並列に直列接続される抵抗71・72の中点にスイッチングダイオード73のカソード端子を接続し、そのアノード端子をサイリスタ61のゲート端子に接続する。図2同様に抵抗27・28の中点電圧はドライブ回路25により所定の基準電圧と一致するようにドライブされる。ランプ電圧検知回路80がランプ異常を検知し、ランプ異常信号を出力すると、サイリスタ61が導通しかつトランジスタ64が導通する。これにより直流電源66電圧がダイオード65を介して抵抗27・28の中点に印加される。ここで直流電源66電圧を前記基準電圧より高く設定しておくと、ドライブ回路25はDC−DCコンバータ20出力電圧を下げるように働き、該出力電圧は整流電源10電圧のピーク値まで下がる。
【0009】
一方、何らかの故障(抵抗27の断線のオープンモード等)でDC−DCコンバータ20の出力電庄が上昇すると、コンバータ電圧検知回路70の抵抗71・72で分圧される電圧が上昇し、スイッチングダイオード73がオンする。これがコンバータ異常信号出力状態に相当する。その場合もサイリスタ61が導通し前記同様となる。結果的には保護の観点から見ると、コンバータ異常信号出力時はランプ異常信号出力時と同様となる。
【0010】
【発明の効果】
本発明は、DC−DCコンバータの出力電圧を監視して異常状態を検知するコンバータ電圧検知回路70を備え、前記コンバータ電圧検知回路70のコンバータ異常信号をランプ異常信号と同様に扱うことを主たる特徴事項とするものである。これによれば、DC−DCコンバータの不安全サイドの故障時にもDC−DCコンバータの出力電圧を下げて装置を保護することが可能となる。また、制御回路を共用するので、安価に実施できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の回路図である。
【図2】従来装置の回路図である。
【符号の説明】
11:交流電源
10:整流電源
20:DC−DCコンバータ
30:インバータ
40:負荷回路
60:制御回路
70:コンバータ電圧検知回路
80:ランプ電圧検知回路
Claims (1)
- 交流電源電圧を整流する整流電源を備え、前記整流電源からの直流出力を入力して電圧可変の直流電力を出力するDC−DCコンバータを備え、該DC−DCコンバータからの直流出力を入力して高周波電力を出力するインバータを備え、前記インバータからの高周波出力により点灯する放電ランプを含む負荷回路を備え、前記放電ランプの電圧を監視して異常状態を検知するランプ電圧検知回路を備え、前記ランプ電圧検知回路のランプ異常信号を受け前記DC−DCコンバータの出力電圧を制限する制御回路を備えた放電灯点灯装置において、前記DC−DCコンバータの出力電圧を監視して前記DC−DCコンバータの出力電圧上昇の異常状態を前記DC−DCコンバータの出力電圧の分圧電圧でスイッチングダイオードがオンすることにより検知するコンバータ電圧検知回路を備え、前記コンバータ電圧検知回路のコンバータ異常信号を受け前記DC−DCコンバータの出力電圧を制限する制御回路を前記制御回路で兼用することを特徴とする放電灯点灯装置。
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1998
- 1998-07-14 JP JP23220098A patent/JP4168484B2/ja not_active Expired - Fee Related
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