JP4168415B2 - 駐輪装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自転車または自動二輪車等を上下二段に整列駐輪するための駐輪装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来二輪車を載置する車輪導入レールを上下二段に備え、上段の車輪導入レールを前後に出し入れ及び傾倒自在に設け、下段の車輪導入レールを、その前端側の縦軸を支点として左右に回動自在に設けた二段式の駐輪装置が知られている(特開平8−42178号公報)。
この駐輪装置では、上段の自転車を出し入れする際に、上段の車輪導入レールを後方に引き出し、後端が床面に接地するまで下方へ傾倒させる。このとき、下段の自転車を車輪導入レールもろとも左右に回動させて位置をずらすことにより、上段の車輪導入レールが、下段に収容されている自転車の後部のかご等に接触するのを回避できるようにしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の駐輪装置においては、縦軸による下段の車輪導入レールの枢支部の構造が比較的複雑で、製造コストが高くなるし、組み付け、保守作業が容易でない難点がある。また、回動角度が規制されていないので無制限に回動してしまうおそれがあるし、回動角度の規制手段を付設するとさらに構造が複雑で高価なものとなるという問題点がある。
従って、この発明は、縦軸による下段の車輪導入レールの枢支部の構造が単純で、製造コストが低く、組み付け、保守作業が容易で、構造簡単な回動角度の規制手段を具備した駐輪装置を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この発明においては、上記課題を解決するため、下段の車輪導入レール11を、その前端側の縦軸部12を支点として左右に回動自在に設けた二段式の駐輪装置において、縦軸部12を軸筒13、軸受筒14、回動角度規制部材15とで構成する。軸筒13は、床面2に敷設されたベース板3上に垂直に起立させ、所要高さ位置に水平方向の連結孔13aを具備させる。軸受筒14は、下段の車輪導入レール11の前端側から下方へ突出させ、軸筒13の連結孔13aに対応する水平方向の連結孔14aを具備させる。軸受筒14を軸筒13の外側に嵌合させて相対回動自在とする。回動規制部材15は、軸受筒14の連結孔14aの周囲に溶着されたナット15aと、このナット15aに螺合される規制ボルト15bとで構成する。規制ボルト15bは、軸受筒14と軸筒13の連結孔13a、14aを遊隙を残して水平に貫通させ、遊隙の範囲で軸筒13と軸受筒14とを水平回動させる。
【0005】
【発明の実施の形態】
図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1は駐輪装置の側面図、図2は駐輪装置の平面図、図3は下段の車輪導入レールの縦軸部の側面図、図4は隣接する他の車輪導入レールの縦軸部の側面図、図5は縦軸部の一部を切り欠いた正面図、図6は縦軸部の横断平面図である。
図1,図2は自転車6用の駐輪装置の概要を示し、支柱1は、左右方向(以下、方向は、何れも自転車6の収容方向を基準とする。)に所定間隔をおいて床面2に複数立設されている。ベース板3は、左右の支柱1の下端部間に渡って床面2上に固定されている。横梁4は、左右の支柱1の上部間に水平に架設されている。
【0006】
自転車6を載置する上段の車輪導入レール5は、横梁4 に固定された支持フレーム7に前後方向に出し入れ自在で、後方へ引き出した状態で後端が接地するまで傾倒させることができるように設けられている。車輪導入レール5は、上側が開放する断面ほぼU字状で、その内側に自転車6の車輪を受け入れることができる。また車輪導入レール5は、その上に載置された自転車6を倒れないように支持する前輪枠8と後輪枠9とを前後に備え、後端部に操作用のハンドル10を備えている。上段の各車輪導入レール5 は、隣合うものに載置された自転車6 のハンドル同士が互いに干渉しないように、所定の高低差をつけて水平に設けられている。
【0007】
自転車6 を載置する下段の車輪導入レール11は、上段の各車輪導入レール5と上下に相対応するように配置され、上段の各車輪導入レール5の高低差に対応するように、隣接するもの同士、前端側に高低差をつけて設けられている。車輪導入レール11は、上段の車輪導入レール5と同様、上側が開放する断面ほぼU字状で、その内側に自転車6の車輪を受け入れることができる。下段の各車輪導入レール11は、図1乃至図6に示すように、前端部側がベース板3上に、縦軸部12を介して左右回動自在に枢支されている。
【0008】
図3乃至図6に示すように、縦軸部12は、軸筒13、軸受筒14、回動角度規制部材15で構成される。軸筒13は、床面に敷設されたベース板3上に垂直に起立し、所要の高さ位置に水平方向の連結孔13a(図5,図6)を具備する。連結孔13aは、ベース板3の延長方向に向いている。軸受筒14は、その内径が、軸筒13の外径より大で、下段の車輪導入レール11の前端側下面から下方へ突出している。軸受筒14は、軸筒13の外側に嵌合させたときに軸筒13の連結孔13aに対応する水平方向の連結孔14aを具備する。
【0009】
回動規制部材15は、軸受筒14の連結孔14aの周囲に溶着されたナット15aと、このナットに螺合される規制ボルト15bと、ロックナット15cとを具備する。規制ボルト15bは、軸受筒14と軸筒13の連結孔14a、13aを遊隙を残して水平に貫通する。従って、図6に示すように、軸受筒14と軸筒13とは、遊隙の範囲で相対水平回動自在である。規制ボルト15bと連結孔14a、13aの直径の差を4mm程度とれば、約1600mm離れた車輪導入レール11の後端で左右に約220mmの揺動幅を確保できる。
【0010】
なお、図4に示すように、隣接する他の車輪導入レール11の軸受筒14は、先のものより長く、これにより隣接するもの同士の高低差をつけている。
図示しないが、上記実施形態とは逆に、軸受筒14をベース板3から立ち上げ、軸筒13をレール11の下面から突出させる構成を採用することもできる。
【0011】
車輪導入レール11の後端部の下部には、ローラ16が設けられ、車輪導入レール11が左右に揺動するときに、床面8上を転動して円滑な揺動を得る。各車輪導入レール11には、これに載せられた自転車6を倒れないように支持する前輪枠17が前端部に設けられている。
【0012】
上記構成の駐輪装置において、上段の車輪導入レール5を後方に引き出して下側に傾倒させる際に、その下方の車輪導入レール11上に駐輪中の自転車6の後部かご6a等が邪魔になる場合には、下段の車輪導入レール11を縦軸部12を中心として左右方向に水平回動させて、図2又は図6に示すように、後端部側を上段の車輪導入レール5の直下から左右の何れかにずらす。その上で、上段の車輪導入レール5後方に引き出し、下方へと傾倒させれば邪魔にならない。
【0013】
縦軸部12を軸筒13、軸受筒14、回動角度規制部材15とで構成したため、施工現場では、軸筒13と軸受筒14とを嵌合させ、規制ボルト15bを螺合するだけで、下段の車輪導入レール11の組み付けができ、現場での施工が非常に容易である。連結孔13a,14aが、車輪導入レール11の延長方向と直交する方向に設けられているので、ボルト15bの螺合作業時に、車輪導入レール11が邪魔にならず、迅速に作業を進行できる。また構造が単純でコストダウンに貢献するところ大である。
【0014】
【発明の効果】
以上のように、本発明は、下段の車輪導入レール11を左右に揺動可能としたので、各自転車をそれぞれを平行に並置できるし、後方部を各レール11と共に揺動して目的の自転車の横に人が入る間隔を確保することができ、各レール11を可能な範囲で多数並置することができ、しかも、自転車の出し入れが容易に行える駐輪装置を提供することができる。また、この揺動により、上段の自転車を出し入れするときに、下段に収容されている自転車の後部のかご等に接触するのを回避できる。下段の車輪導入レール11の枢支部の構造が単純で、製造コストが低く押さえることができ、組み付け、保守作業が容易である。また、回動角度の規制構造も簡単で損耗部品の交換等の保守作業も容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】駐輪装置の側面図である。
【図2】駐輪装置の平面図である。
【図3】下段の車輪導入レールの縦軸部の側面図である。
【図4】隣接する他の車輪導入レールの縦軸部の側面図である。
【図5】縦軸部の一部を切り欠いた正面図である。
【図6】縦軸部の横断平面図である。
【符号の説明】
1 支柱
2 床面
3 ベース板
4 横梁
5 上段の車輪導入レール
6 自転車
7 支持フレーム
8 前輪枠
9 後輪枠
10 ハンドル
11 下段の車輪導入レール
12 縦軸部
13 軸筒
13a 連結孔
14 軸受筒
14a 連結孔
15 回動角度規制部材
15a ナット
15b 規制ボルト
15c ロックナット
Claims (4)
- 二輪車を載置する車輪導入レールを上下二段に備え、上段の車輪導入レールを前後に出し入れ及び傾倒自在に設け、下段の車輪導入レールを、その前端側の縦軸部を支点として左右に回動自在に設けた二段式の駐輪装置において、
前記縦軸部が、床面に敷設されたベース板上に垂直に起立し所要高さ位置に水平方向の連結孔を備えた軸筒と、前記下段の車輪導入レールの前端側から下方へ突出して軸筒の外側に水平回動自在に嵌合し軸筒の連結孔に対応する水平方向の連結孔を備えた軸受筒と、軸筒と軸受筒との水平回動許容角度を規制する規制部材とを具備し、
前記規制部材は、前記軸受筒の連結孔の周囲に溶着されたナットと、このナットに螺合され前記前記軸受筒と軸筒の連結孔を遊隙を残して水平に貫通する規制ボルトとを具備し、
規制ボルトと連結孔との遊隙の範囲で軸筒と軸受筒とが相対的に水平回動自在に構成されることを特徴とする駐輪装置。 - 二輪車を載置する車輪導入レールを上下二段に備え、上段の車輪導入レールを前後に出し入れ及び傾倒自在に設け、下段の車輪導入レールを、その前端側の縦軸部を支点として左右に回動自在に設けた二段式の駐輪装置において、
前記縦軸部が、床面に敷設されたベース板上に垂直に起立し所要高さ位置に水平方向の連結孔を備えた軸受筒と、前記下段の車輪導入レールの前端側から下方へ突出して軸受筒の内側に水平回動自在に嵌合し軸受筒の連結孔に対応する水平方向の連結孔を備えた軸筒と、軸筒と軸受筒との水平回動許容角度を規制する規制部材とを具備し、
前記規制部材は、前記軸受筒の連結孔の周囲に溶着されたナットと、このナットに螺合され前記前記軸受筒と軸筒の連結孔を遊隙を残して水平に貫通する規制ボルトとを具備し、
規制ボルトと連結孔との遊隙の範囲で軸筒と軸受筒とが相対的に水平回動自在に構成されることを特徴とする駐輪装置。 - 前記軸受筒と軸筒の連結孔及び前記規制部材が、前記車輪導入レールの延長方向に直交する方向に設けられることを特徴とする請求項1又は2に記載の駐輪装置。
- 前記下段の車輪導入レールの後端部の下部に、床面上を転動するローラが設けられることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の駐輪装置。
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