JP4168163B2 - ガス不純物の除去システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、空気中に含まれる水溶性のガス不純物の除去に適したガス不純物の除去システムに関するものであって、特に、この種のシステムにおける省エネルギー性能の改善技術に係るものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、超微細化が進む半導体デバイス等の製造工程において、空気中に含まれるガス不純物が問題となっている。かかるガス不純物が半導体等の製造雰囲気に混入した場合、デバイスの電気特性を劣化させる原因となるおそれがあるためである。
【0003】
このような空気中に含まれるガス不純物の除去手段としては、従来からケミカルフィルタ処理による除去方法(乾式法)と、気液接触による除去方法とが知られている。上記乾式法は、気中のガス不純物を化学吸着又は物理吸着、あるいは両方によりフィルタ内に取り込み除去するもので、ガス不純物の種類により、濾材の種類や処理方法及び濾材に添着する化学物質の種類が異なるものである。一方、気液接触による除去方法は、液滴を噴霧したり、表面積の大きい充填材に液状物質を供給することにより、気中のガス不純物を除去するものである。
【0004】
しかしながら、乾式法に用いられるケミカルフィルタは、(a)高価、(b)除去効果が短命(1年位)、(c)適正交換時期の予測が困難、(d)交換作業が必要、(e)送風抵抗(圧力損失)が大きく送風コストが上昇するといった問題があった。また、従来の気液接触による除去方法では、吸水性の低い充填材を使用して気液接触面積を大きくしようとするために、大量の液状物質を供給しなければならず、ランニングコストが高くなるという問題があった。
【0005】
これらの問題点を解決すべく、本出願人は、特許文献1に記載のガス不純物の除去システムを提案した。このガス不純物の除去システムは、図2に示すように構成されている。なお、図2は、特許文献1の発明をより簡略化して表したものである。すなわち、処理空気の取入口及び供給口を有するチャンバ(図示せず)の内部に、プレフィルタ1、中性能フィルタ2、加熱コイル3、冷却コイル4、ガス不純物の除去装置10、送風機5が順次設けられている。
【0006】
また、前記ガス不純物の除去装置10は、送風方向に沿って複数段(ここでは、4段)に設けられた第1の水膜11〜第4の水膜14を備えており、各段の水膜には上方から液体(純水)が滴下されるように構成されている。また、各段の水膜に液体を滴下する手段としては、給水装置(図示せず)によって最下流に配設された第4の水膜14に滴下された液体を回収し、この液体をポンプ15によって隣接する第3の水膜13の上部に供給し、同様に、ポンプ16、17によって順次上流側の水膜12、11の上部に供給するように構成されている。
【0007】
上記のような構成を有する特許文献1のガス不純物の除去システムにおいては、第1〜第4の水膜11〜14の内、最下流に配設された第4の水膜14に純水を滴下し、その滴下水をポンプ15〜17によって第1の水膜11まで供給した後、その排水を排水管18を介して外部に排出している。
【0008】
一方、取入口からチャンバの内部に導入された処理対象となる空気は、プレフィルタ1、中性能フィルタ2、加熱コイル3及び冷却コイル4を介して、上記ガス不純物の除去装置10に供給される。そして、処理対象となる空気は、このガス不純物の除去装置10において、第1〜第4の水膜11〜14と接触し、ガスの拡散運動によりその空気中に含まれるガス不純物が除去される。
【0009】
なお、ガス不純物の除去装置10に供給された処理対象となる空気は、まず、第1の水膜11と接触し、ここである程度ガス不純物が除去される。そして、最後に、清浄な純水が供給される第4の水膜14と接触するため、水溶性のガス不純物は非常に効率良く除去される。
【0010】
【特許文献1】
特開2000−317248号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したような特許文献1のガス不純物の除去システムには、以下に述べるような問題点があった。すなわち、ガス不純物の除去装置10の最下流に位置する第4の水膜14に供給された純水は、順次、上流側に配設された水膜11〜13に供給された後、排水管18を介してそのまま外部に排出され、また、冷却コイル4から排出されるドレン水も、排水管19を介してそのまま外部に排出されていた。
【0012】
しかし、夏季の冷房運転中においては、ガス不純物の除去装置10から排出される排水の温度は10.5℃前後と低く、ドレン水の温度も14℃前後と低いため、この冷水エネルギーを活用する技術の開発が望まれていた。
【0013】
また、夏季においては、外気温度が非常に高くなるため、ガス不純物の除去装置10に供給する処理空気の温度を所定の温度まで下げるためには、冷却コイルの列数を増やしたり、フィンピッチ等を細かくする等の対応が必要となる。
しかし、冷却コイルの列数を増やしたり、フィンピッチ等を細かくすると、送風抵抗が大きくなるため、システム全体の運転効率が低下するという問題点があった。
【0014】
本発明は、上述したような従来技術の問題点を解決するために提案されたものであり、その目的は、省エネ性能の向上を可能としたガス不純物の除去システムを提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、ガス不純物を含む処理対象となる空気をその内部で上流から下流に流通させることが可能なチャンバと、前記チャンバ内に、前記処理対象となる空気を冷却する冷却コイルと、前記空気の流通方向に対して略直交方向に複数段に設けられた水膜と、最下流に配設された水膜に液体を供給する給水手段とを備え、前記最下流に配設された水膜に供給された液体を回収し、この液体を順次隣接する上流側の水膜の上部に供給するように構成したガス不純物の除去システムにおいて、
前記複数段の水膜の内、少なくとも1つの水膜を前記冷却コイルの上流側に配設し、前記冷却コイルの下流側に配設された複数段の水膜の内、最上流側の水膜から排出される液体と、前記冷却コイルから排出されるドレン水を、前記冷却コイルの上流側に配設された水膜の上部に供給するように構成したことを特徴とするものである。
【0016】
上記のような構成を有する請求項1に記載のガス不純物の除去システムによれば、従来はそのまま廃棄していた純水及びドレン水の冷水エネルギーを活用することができるだけでなく、冷却コイルに課される冷却能力の低減が可能となるため、冷却コイルの列数を削減したり、フィンピッチ等を大きくすることができる。その結果、冷却コイルにおける送風抵抗の低減が可能となるため、システム全体の運転効率を向上させることができる。
【0017】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のガス不純物の除去システムにおいて、前記液体が、純水であることを特徴とするものである。
上記のような構成を有する請求項2に記載のガス不純物の除去システムによれば、特に、水溶性のガス不純物を効率良く除去することができる。
【0018】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載のガス不純物の除去システムにおいて、前記水膜が各段ごとにユニット化され、前記チャンバ内に着脱可能に配設されていることを特徴とするものである。
上記のような構成を有する請求項3に記載のガス不純物の除去システムによれば、各段の水膜の交換作業が容易となるだけでなく、種々の状況に合わせて、ユニット化された水膜を抜き取ることにより、低圧損化が可能となる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態(以下、実施形態という)について、図面を参照して具体的に説明する。なお、図2に示した従来型と同一の部材には同一の符号を付して、説明は省略する。
【0020】
(1)構成
本実施形態のガス不純物の除去システムは、図1に示すように構成されている。すなわち、処理空気の取入口及び供給口を有するチャンバ(図示せず)の内部に、プレフィルタ1、中性能フィルタ2、加熱コイル3、第1の水膜21、冷却コイル4、第2〜第4の水膜22〜24(これらがガス不純物の除去装置20を構成している)、送風機5が順次設けられている。
【0021】
また、前記第1の水膜21及び第2〜第4の水膜22〜24は共に、十分な気液接触面積を有する気化式加湿膜から構成されており、第2〜第4の水膜22〜24間で、順次、純水が供給されるように構成されている。すなわち、最下流に配設された第4の水膜24には、上方から液体(純水)が滴下され、その表面に液膜が形成されるように構成されている。また、この第4の水膜24に滴下された液体を回収し、この液体をポンプ25によって隣接する第3の水膜23の上部に供給し、同様にポンプ26によって上流側の第2の水膜22の上部に供給するように構成されている。また、第2の水膜22から排出された液体は、第1の配管30を介して、第1の水膜21の下部に備えられた第1の水槽31に供給されるように構成されている。
【0022】
一方、前記冷却コイル4から排出されるドレン水も、第2の配管32を介して、第1の水膜21の下部に備えられた第1の水槽31に供給されるように構成されている。そして、第1の水槽31に貯えられたこれらの液体は、ポンプ27を備えた第3の配管33を介して、第1の水膜21の上部から滴下されるように構成されている。なお、第1の水膜21からの排水は、第4の配管34を介して外部に排出されるように構成されている。
【0023】
なお、本実施形態においては、第1〜第4の水膜21〜24としては、気化式加湿用の材料(例えば、ウェットマスター株式会社製の気化式加湿器)を用い、滴下する液体に純水を使用することで、空気中のガス不純物を除去すると同時に加湿にも適用できる構造となっている。また、水膜の材料としては、上記気化式加湿用の材料に限らず、グラスファイバーを骨材として焼成した複合セラミックスや、多孔質セラミックを用いることができ、また、ポリエステル、ポリエチレン等の化学繊維を用いた吸水性あるいは親水性の素材を用いることもできる。
【0024】
また、吸水性材料や親水性材料よりなる第1〜第4の水膜21〜24は、空気中に含まれるガス不純物を周知のガスの拡散運動により吸収するため、その表面に液膜を一様に形成することができるように、ジグザグに屈曲した折れ板状(プリーツ状)あるいは平行平板状に構成されている。なお、このような液膜式は、従来から用いられているワッシャー方式でスプレーされる水粒子を微細化するよりも気体と液体の接触面積を容易に増やすことができるため、ガス不純物の吸収率の向上が期待できる。
【0025】
(2)作用
上記のような構成を有する本実施形態のガス不純物の除去システムは、以下のように作用する。すなわち、図1に示したガス不純物の除去装置20においては、3段の水膜22〜24の内、最下流に配設された第4の水膜24に純水が滴下され、その滴下水がポンプ25によって第3の水膜23へ再び滴下され、同様にして、第2の水膜22まで繰り返した後、その排水が第1の配管30を介して第1の水槽31に供給される。
【0026】
一方、取入口からチャンバの内部に導入された処理対象となる空気は、プレフィルタ1、中性能フィルタ2及び加熱コイル3を介して、第1の水膜21に供給され、さらに、冷却コイル4を経て上記ガス不純物の除去装置20に供給される。そして、処理対象となる空気は、このガス不純物の除去装置20において、各段の水膜22〜24と接触し、ガスの拡散運動によりその空気中に含まれるガス不純物が除去される。
【0027】
この場合、冷却コイル4から排出されたドレン水も、第2の配管32を介して第1の水槽31に供給される。そして、第1の水槽31に貯えられたガス不純物の除去装置20からの排水と、冷却コイル4のドレン水とが、第3の配管33を介して、第1の水膜21の上部から滴下される。そして、第1の水膜21を流下した液体は、第4の配管34を介して、外部に排出される。
【0028】
(3)効果
このように、本実施形態においては、処理対象となる空気は、まず、第1の水膜21と接触し、ここである程度ガス不純物が除去されると共に、第1の水膜21に供給された液体(純水及びドレン水)によって冷却される。すなわち、本実施形態においては、第1の水膜21を冷却コイル4の上流側に配設し、第2の水膜22及び冷却コイル4から排出された純水及びドレン水をこの第1の水膜21に供給することにより、ガス不純物の除去効果を得ることができるだけでなく、冷却コイル4に導入する前に、処理空気を冷却する効果も得られる。
【0029】
従って、従来はそのまま廃棄していた純水及びドレン水の冷水エネルギーを活用することができるだけでなく、冷却コイルに課される冷却能力の低減が可能となるため、冷却コイルの列数を削減したり、フィンピッチ等を大きくすることができる。その結果、冷却コイルにおける送風抵抗の低減が可能となるため、システム全体の運転効率を向上させることができる。
【0030】
(4)具体例
本実施形態のガス不純物の除去システムを採用することにより得られる効果を、具体例を用いて説明する。本例は、夏季の冷房運転時において、外気温34℃、相対湿度が60%の処理空気が、プレフィルタ1、中性能フィルタ2を介して、チャンバ内に取り入れられた場合についてのものである。
【0031】
まず、本システムにおいて、3段の水膜から成るガス不純物の除去装置20に供給される純水の補給水量は次式から得られる。なお、次式において、“100000(m3/h)”は、1時間あたりに本システムに導入される処理空気量を示し、1.2(kg/m3)は、1m3当たりの処理空気の重さ、“0.01”は、処理空気に対する補給水量の比を表している。
【数1】
100000(m3/h)×1.2(kg/m3)×0.01=1200(kg/h)
【0032】
また、処理空気が3段の水膜22〜24から成るガス不純物の除去装置20を通過する間に減少する水分量は、次式から得られる。なお、次式において、“0.0076”は、ガス不純物の除去装置20の上流側(第2の水膜22の上流側)における処理空気の絶対湿度を示し、“0.0078”は、ガス不純物の除去装置20の下流側(第4の水膜24の下流側)における処理空気の絶対湿度を示している。
【数2】
(0.0078−0.0076)(kg/kg)×1.2(kg/m3)×100000(m3/h)=24(kg/h)
【0033】
従って、3段の水膜22〜24から成るガス不純物の除去装置20から排出され、第1の配管30を介して第1の水槽31に供給される排水量は、1200−24=1176(kg/h)となる。
【0034】
一方、冷却コイル4から排出されるドレン水量は、次式から得られる。なお、次式において、“0.0202”は、冷却コイル入口の処理空気の絶対湿度を示し、“0.0076”は、冷却コイル出口の処理空気の絶対湿度である。
【数3】
(0.0202−0.0076)(kg/kg)×1.2(kg/m3)×100000(m3/h)=1512(kg/h)
【0035】
また、これらの排水(排水+ドレン水)を第1の水膜21に供給することによって低減できるエネルギー量は、以下のようにして求められる。なお、“26℃”は、第4の配管34を介して本システムから排出される排水の温度である。
【0036】
まず、冷却コイルのドレン水を再利用することによる省エネ量は、次式のようになる。
【数4】
(26−14)(℃)×1512(kg/h)×1(kcal/kg・℃)=18144(kcal/h)…(A)
【0037】
次に、ガス不純物の除去装置20から排出される排水を再利用することによる省エネ量は、次式のようになる。
【数5】
(26−10.5)(℃)×1176(kg/h)×1(kcal/kg・℃)=18228(kcal/h)…(B)
【0038】
その結果、本システム全体としての省エネ量は(A)+(B)で、次式のようになる。
【数6】
18144+18228=36372(kcal/h)
【0039】
これに対して、図2に示した従来例で必要とされるエネルギー量は、次式から得られる。なお、次式において、“20.6”は、本システムの入口部における外気のエンタルピー、“7.4”は、本システムの出口部(室内供給空気)における処理空気のエンタルピーである。
【数7】
(20.6−7.2)(kcal/kg)×1.2(kg/m3)×100000(m3/h)=1608000(kcal/h)
【0040】
従って、本システムを用いた場合には、従来と比較してエネルギーは、36372/1608000≒2.3%低減される。
【0041】
なお、本システムは、冷却コイルが使用される時期(夏季の運転時)に適用されることにより、その効果が得られる。例えば、夏季の運転時を5ヶ月と想定すると、年間の省エネ量は、次式で得られる。
【数8】
5ヶ月×30日×36372(kcal/h)×24時間×0.3(負荷率)=39281760(kcal)
【0042】
このように、本システムを採用することにより、エネルギーを大幅に低減することが可能となる。また、温暖化の影響で炭酸ガスの排出量についての規制が厳しくなっている近年、本システムを採用することにより、多大な省エネ効果が得られる。さらに、上記の具体例では外調機1台を用いた場合について説明したが、工場などでは、上記のような大型の外調機を複数台設置してるので、全体としての省エネ量(絶対量)は非常に大きくなる。
【0043】
(5)他の実施形態
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、種々の変形例が考えられる。例えば、冷却コイルの上流側に配設する水膜の個数は、1つに限定されるものではない。また、ガス不純物の除去装置20を構成する水膜の個数も適宜増減可能である。さらに、複数段設置される水膜を、各段ごとにユニット化して構成し、チャンバ内に着脱可能に配設することができるようにすることもできる。また、複数台の外調機から排出されるドレン水及び排水を集合し、1台の外調機に対して本システムを採用することもできる。
【0044】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、省エネ性能の向上を可能としたガス不純物の除去システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るガス不純物の除去システムの一実施形態の構成を示す概略図
【図2】従来のガス不純物の除去システムの構成を示す概略図
【符号の説明】
1…プレフィルタ
2…中性能フィルタ
3…加熱コイル
4…冷却コイル
5…送風機
10…ガス不純物の除去装置
11〜14…第1〜第4の水膜
15〜17…ポンプ
18…排水管
19…排水管
20…ガス不純物の除去装置
21〜24…第1〜第4の水膜
25〜27…ポンプ
30…第1の配管
31…第1の水槽
32…第2の配管
33…第3の配管
34…第4の配管

Claims (3)

  1. ガス不純物を含む処理対象となる空気をその内部で上流から下流に流通させることが可能なチャンバと、前記チャンバ内に、前記処理対象となる空気を冷却する冷却コイルと、前記空気の流通方向に対して略直交方向に複数段に設けられた水膜と、最下流に配設された水膜に液体を供給する給水手段とを備え、前記最下流に配設された水膜に供給された液体を回収し、この液体を順次隣接する上流側の水膜の上部に供給するように構成したガス不純物の除去システムにおいて、
    前記複数段の水膜の内、少なくとも1つの水膜を前記冷却コイルの上流側に配設し、
    前記冷却コイルの下流側に配設された複数段の水膜の内、最上流側の水膜から排出される液体と、前記冷却コイルから排出されるドレン水を、前記冷却コイルの上流側に配設された水膜の上部に供給するように構成したことを特徴とするガス不純物の除去システム。
  2. 前記液体が、純水であることを特徴とする請求項1に記載のガス不純物の除去システム。
  3. 前記水膜が各段ごとにユニット化され、前記チャンバ内に着脱可能に配設されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のガス不純物の除去システム。
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