JP4167171B2 - 梱包体及びこれを用いた物品保持構造 - Google Patents

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本発明は、梱包体及びこれを用いた物品保持構造に関し、特に複写装置や、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置用のプロセスカートリッジ等の物品を梱包、運搬するのに適するものに関する。
複写機等の画像形成装置では、トナーを内包しているユニット(プロセスカートリッジあるいはプロセスカートリッジユニット、または現像ユニット等と称されるが、本明細書においては、これをプロセスカートリッジという。前記各品の同等品をも含む。)がある。プロセスカートリッジには、種々のタイプのものが存在しているが、近年、例えば、交換時の立ち上がり時間短縮等のために、トナーホッパー部に予めトナーを充填しておき、現像ローラ近傍の開口部を覆うシールを設けない構成とし、かつ現像ローラ表面のトナーを適量に保つためのドクターローラの圧接方式を圧縮バネによる押圧付勢としたものが提案されている。このタイプのプロセスカートリッジは、従来のように開口部をシールで覆っておいて設置時にシールを剥がしてもらうという作業性の悪さを無くし、ユーザが設置時にトナーを含む現像部のシール等を剥がさずに、そのまま画像形成作業に移行でき、設置性が非常によいものとなっている。
この種のプロセスカートリッジのトナーホッパー部、現像ローラ、ドクターローラ及び圧縮バネの概念的配置形態を図12に示す。図中1が現像ローラ、2がドクターローラ、3が圧縮バネ、4がトナーホッパー部、5がトナーを示す。
ところでこのようなプロセスカートリッジは、画像形成装置本体に搭載した状態で運搬するにしても、サプライ品として個別に運搬するにしても、衝撃を受けることによってトナーホッパー部4内のトナー5が外部へ漏れ出ることがあると周囲環境を汚染するので、一般に製造メーカにおいては、落下衝撃試験と称して梱包状態で所定の高さから落下させ、トナーの漏れが生じるか否か等を検査するようになっている。
従来、プロセスカートリッジの梱包には、一般的な梱包と同様にウレタン、段ボール、発泡スチロール等の種々の緩衝材を用いたものが採用されているが、前記タイプのプロセスカートリッジでは、従来の梱包構成である程度以上の高さからの落下衝撃試験(例えば落下高さ80cm)を行うと、ほとんどトナー漏れが発生してしまっていた。例えば梱包容積を同程度とした場合、落下衝撃に耐え得る高さは、ダンボール緩衝材では30cm、弾性ウレタンフィルム緩衝材では60cmであった。
すなわち、図12(B)に示すように、落下衝撃が緩衝されないことによって圧縮バネ3が瞬間的に縮み、ドクターローラ2が現像ローラ1から離れ、すぐに圧縮バネ3の付勢力でドクターローラ2が元の状態に戻ろうとするが、その短時間のうちでも両ローラ1、2の間に生じた隙間6からトナーホッパー部4内のトナー5が外部へ漏れ出てしまうという現象が発生していた。特に、ドクターローラ2と圧縮バネ3とが下側になる梱包状態で梱包底面から落下させた場合にドクターローラ2が現像ローラ1から離れやすく、トナー5の漏れについて一番弱かった。
落下衝撃試験としては、梱包状態で角部から落とす、側面から落とす、天面から落とす等の種々の態様があるが、もちろん運搬時等に考え得る落下高さを考慮する必要があり、製造メーカではそのような高さを考えて規格化しているが、前記のようなタイプのプロセスカートリッジについては、この規格を満足する緩衝材の設計は困難を極めていた。すなわち、上述のように設置性を向上させ、ユーザが現像部のシール等剥がさずに画像形成へ移行できるように開口部を持たせたことが原因で、公知、周知のタイプのダンボール、プラスチック、発泡体等の梱包では、輸送時の落下衝撃により隙間6からのトナー飛散が生じていた。これを防ぐには従来と同様に開口部をシールで覆っておき、設置時にシールを剥がしてもらうことが最も簡便な解決につながるが、それでは設置性を向上させるという本来の目的に反するものとなってしまうため解決が望まれていた。
本発明は、前記従来の事情と、空気緩衝材が優れた緩衝特性を示すことにかんがみ、前記従来の問題点を解決でき、かなりの落下高さでもトナー漏洩防止等に十分な緩衝特性を示し得る梱包体を提供することを目的とする。
またプロセスカートリッジ等の物品の梱包に、小物部品等を同封するには、このような物品(本明細書では別添物品という。)を固着させないようにして箱詰め等しているが、梱包体に上述のような衝撃が加わる場合、被梱包物と別添物品の相対位置によっては互いに衝突したり、被梱包物に加わる衝撃が梱包材によって十分には緩衝されなかったりする場合が生じ得る。例えば、衝撃が加わることにより固定されていない別添物品が移動し、梱包材の衝撃緩衝効果を低減させる場合が生じる。さらに別添物品の収納位置にばらつきが生じ得ることにより、梱包材の衝撃緩衝効果にばらつきが生じ、予想した衝撃緩衝効果が得られない場合も生じる。
本発明は、前記従来の事情にかんがみ、別添物品があっても被梱包物に加わる衝撃、圧力を低減、分散させて被梱包物の保護性を向上させ得る物品保持構造を提供することをも目的とする。
本発明の請求項1に係る梱包体は、前記目的を達成するために、被梱包物の周囲を緩衝材として枠状に囲む側壁部と、該側壁部の内側に固着した前記被梱包物の収納袋とからなり、前記側壁部が、内部に空気等の気体を封入した複数の袋体を上下に連結し、これら袋体のうち前記収納袋よりも下側に配した複数の袋体の高さ寸法を、前記収納袋よりも上側に配した袋体の高さ寸法より大きく形成し、前記収納袋の下面と前記側壁部の下端との間に空間形成してなることを特徴とする。
ここで被梱包物は既述のようなプロセスカートリッジには限定されず、梱包対象となる有体物であればどのようなものでも対象となる。また被梱包物は、明確に区分される複数の側面によって構成されていなくてもよく、梱包体の側壁部がその周囲を枠状に囲み得るものであればよい。梱包体の側壁部は、四面あるいは複数面を構成するように明確に区分あるいは分割されていても、または区分あるいは分割されていなくてもよい。収納袋は、いわゆる一縁のみを開閉可能にしたものだけでなく、一縁とその対向縁とを開閉可能なもの、あるいは上下面に開閉可能な部位を含み、四周は閉じているもの等をも含む。また側壁部を構成する上下一対の袋体は、一体の袋体を区分形成したものでも、あるいは別体の袋体を溶着等の手段で連結形成したものでも、いずれも含む。連結方向は上下方向であるが、この上下方向は、物品の運搬において通常認識される上、下方向であり、例えば天地方向等のようにも言う方向である。さらに袋体の高さ寸法とは、上述の上下方向における袋体の外形寸法であるが、袋体の素材厚さ寸法を差し引いた気体を封入した部分の内径寸法と考えることもできる。
同請求項2に係るものは、前記目的を達成するために、請求項1の梱包体において、前記下側の袋体の外周面位置を、前記上側の袋体の外周面位置よりも前記側壁部のなす枠に関して外側に位置させてなることを特徴とする。
下側の袋体の外周面位置を上側の袋体の外周面位置よりも外側に位置させるとは、前記側壁部のなす枠に関しての内、外関係において外側であり、また下側の袋体全体が上側の袋体よりも外側にあることのみを意味するものではなく、一部でも前記の意味で外側に位置することを言う。
同請求項3に係るものは、前記目的を達成するために、請求項2の梱包体において、前記下側の袋体を、少なくとも二つ以上の袋体で構成してなることを特徴とする。
ここでも、下側の袋体を構成する上下一対の袋体は、一体の袋体を区分形成したものでも、あるいは別体の袋体を溶着等の手段で連結形成したものでも、いずれでもよい。連結方向は上下方向であるが、この上下方向も前記方向と同様である。
同請求項4に係るものは、前記目的を達成するために、請求項の梱包体において、前記下側の袋体をなす前記少なくとも二つの袋体のうち、上側の袋体を下側の袋体より小径としてなることを特徴とする。
ここでも袋体の高さ寸法とは、上述の上下方向における袋体の外形寸法であるが、袋体の素材厚さ寸法を差し引いた気体を封入した部分の内径寸法と考えてもよく、同径ではない寸法関係を採ればよい。
同請求項5に係るものは、前記目的を達成するために、請求項3または4の梱包体において、前記側壁部が、一つの隣り合う側壁間を上下方向に分断して該隣り合う側壁の一を開閉可能とし、かつ前記収納袋の一対の端縁を、該開閉可能にした一の側壁と分断した隣り合う他の側壁及び該他の側壁と対向するさらに他の側壁の間で水平または略水平に固着するとともに前記被梱包物を収納するための開口を前記開閉可能な側壁方向へ向けてなり、前記固着位置を、上側の袋体と前記少なくとも二つの袋体のうちの上側の袋体との間としてなることを特徴とする。
側壁間を上下方向に分断するとは、もともとつながっていたものを切断等により分断する場合も、もともとつながっておらず、二つの隣り合う側壁が離れている場合も含む。側壁への収納袋の固着には、ヒートシールによる溶着、接着等の種々の手段を適宜採用できる。また固着状態を水平または略水平にするとは、多少傾斜があっても一般的に水平と考え得る状態を含む。さらに固着位置を上側の袋体と前記上下一対の二つの袋体のうちの上側の袋体との間にするとは、両袋体の間に縁部分などがあればその部分に固着することを、縁部分等がなければ両者にあるいは両者の境目部分近傍でいずれか一方に固着することを言う。
同請求項6に係るものは、前記目的を達成するために、請求項1ないし5のいずれかの梱包体において、前記収納袋の上、下両面部それぞれが、前記被梱包物を上下から挟むことを特徴とする。
収納袋の上、下両面部それぞれが被梱包物を挟む方向は、上述した上下方向からである。上下から挟めば収納袋の上、下両面部それぞれが他方の面部と共同して被梱包物を挟む力を掛けることになるが。もちろん常に被梱包物に対して力を掛けていることを必要とするものではなく、接触状態に立ち至った際に、被梱包物が収納袋の内部でいわゆる遊ぶ状態にならないように付勢できればよい。
同請求項7に係る物品保持構造は、前記目的を達成するために、請求項1ないし6のいずれかの梱包体を用いてなることを特徴とする。
本発明に係る梱包体は、かなりの落下高さ(例えば100cm)でもトナー漏洩防止等に十分な緩衝特性を示し得るものとなる。
本発明に係る物品保持構造は、被梱包物に加わる衝撃、圧力を低減、分散させ、梱包物の保護性を向上させ得るものとなる。
以下本発明を実施するための最良の形態を、図に示す実施例を参照して説明する。
図1は、本発明に係る梱包体による梱包対象となるプロセスカートリッジと、これを使用する複写機等の画像形成装置の一部を示す斜視図である。図中10がプロセスカートリッジ、11が画像形成装置で、プロセスカートリッジ10は、画像形成装置11の開口部12から着脱可能になっており、詳細な図示は省略するが、内部のトナーホッパー部にトナーを収容してある。なお図中13は扉体で、開口部12等を開閉してプロセスカートリッジ10等を出し入れする等の作業を行うためのものである。
プロセスカートリッジ10は、詳細な図示は省略するが、既述の例と同様に現像ローラ、ドクターローラ、圧縮バネ等を内蔵しており、現像ローラの両端に設けた駆動用のギヤ14(図では一側のみを示す)を外部へ突出させて備え、画像形成装置11内へ装着して画像形成装置11側の図示せぬ駆動装置によって回転駆動できるようになっている。またこれも既述の例と同様に、現像ローラの下方からドクターローラが圧縮バネの付勢によって圧接している。
図2は本発明に係る梱包体の第1実施例を示す斜視図、図3は梱包体をなす袋体及び収納袋の分解平面形状を示す平面図である。詳細には、図2(A)は梱包状態の斜視図、図2(B)は梱包時にプロセスカートリッジを収納する状態あるいは梱包を解いてプロセスカートリッジを取り出す状態を示す斜視図である。本実施例の梱包体20は、被梱包物であるプロセスカートリッジの周囲を枠状に囲む側壁部をなす一対の袋材21、21と、これら袋材21、21に対して溶着した収納袋22とから構成してある。袋材21は、例えばエアーキャリー(商標)等と称して市販されているものと同様に、合成樹脂(例えばポリエチレンやナイロン(商標)等のポリアミド系合成繊維製あるいはこれらの合成素材をヒートシールやウェルダー加工等の溶着加工により袋状に形成して緩衝材に適するようにしたものであり、収納袋22は、袋材21と例えば同一素材として袋材21に対して溶着可能としたものである。
側壁部をなす袋材21は、それぞれ長手方向(使用状態では水平方向)、短手方向(同上下方向)ともに同寸の長方形状の平面形状を有し、それぞれ長手方向の1/3強の部位を短手方向に沿う断続的な島状の溶着で二分するとともに、短手方向では長手方向に沿うこれも断続的な島状の溶着で三分し(図中23が溶着部分である)、それぞれ二つの側壁24a、24bと、各側壁24a、24bをなす上、中、下の袋体25a、25b、26a、26b、27a、27bを区画形成してある。そして、側壁24bをなす袋体中26aまたは26bの端部に、側壁24a、24b全体に対してエアを注入しあるいは全体からエアを抜くためのエア注入口をなすエア注入体28を設けてある。すなわち、上述のように区分用の溶着部分23が断続的に設けてあるので、1個のエア注入体28による全体へのエア注入あるいは全体からのエア抜きが可能となっている。なおエア注入体28は公知のタイプのものや、あるいは弁体を備えるもの等を適宜採用すればよいので、説明及び詳細な図示を省略する。
収納袋22は、一側の短手縁を開口部29としたもので、長手方向の両縁22a、22bを側壁24bに溶着して固定し、開口部29からプロセスカートリッジ10を収納できるようにするものである。図中30が収納袋22側の溶着部分、31が側壁24b側の溶着部分である。詳細には、収納袋22は、長手方向の両縁を二つの袋材21の側壁24bに対して溶着して固定するが、溶着部位は袋体上25bと袋体中26bの境界部分としている。なお開口部29を設けた縁とこれに対向する縁は固着しないで残し、プロセスカートリッジ10を収納して膨らんだ際に側壁24aが変形しないようにしてある。
また収納袋22は、長手方向の寸法L1を側壁24bの長手方向寸法L3と同一またはほぼ同一とし、短手方向の寸法L2(溶着部分30、30を除き、袋として機能する部分の寸法)を側壁24aの長手方向の寸法L4より若干短く形成してある。そして各側壁24a、24bをなす袋体上25a、25b、袋体中26a、26b、袋体下27a、27bは、短手方向である上下方向の寸法を、袋体上25a、25bと袋体下27a、27bは同寸法H1、H3(H1=H3)、袋体中26a、26bはそれらより若干小さい寸法H2(H1=H3<H2)としてある。
例えば、一実施例としての各部寸法は、
袋体上25a、25bの寸法H1=85mm(膨張時57mm)
袋体中26a、26bの寸法H2=76mm(膨張時51mm)
袋体下27a、27bの寸法H3=85mm(膨張時57mm)
収納袋22の長手方向の寸法L1=480mm
同短手方向の寸法L2=270mm
側壁24bの長手方向寸法L3=480mm
側壁24aの長手方向の寸法L4=290mm
袋材21の長手方向の寸法(全長)=770mm
同短手方向の寸法(全長)=244mm(膨張時165mm)
である。
上述のような一対の袋材21を、図3に示すように水平方向で側壁24a、24bの配置を逆にしておいて、まず収納袋22の長手方向の両縁を開口部29がエア注入体28側を向くようにして袋体上25bと袋体中26bの境界部分に溶着し、次いで袋材21のエア注入体28を備えていない短手方向の縁同士を溶着する(図中32が溶着部分である)。この状態でエア注入体28から一対の袋材21それぞれにエアを注入して膨らませると、図2(B)に示すように短手方向の一辺側が開き、収納袋22の開口部29からプロセスカートリッジ10を収納できる状態になる。なお注入エア圧は、例えば0.10ないし0.20Kg/cmが適当である。
そして前記の状態でプロセスカートリッジ10を収納し、テープ材33等を用いて開口部29を閉じる。プロセスカートリッジ10が収納したトナーを封印するための除去シールを有しないものである場合には、ドクターローラが現像ローラに対する当接部位、すなわちトナーが漏れ出る隙間ができ得る部位を収納袋22の下側面に向けて収納する。テープ材33等を貼り付ける位置は、プロセスカートリッジ10のギヤ14等のように突出している部材や突起等がある部位とすると良い。突出部や突起が直接に袋材21に当たらないようにすることにより、破裂(パンク)を防止できる。また収納時に収納袋22の開口部29と対向する辺側に位置するプロセスカートリッジ10の端部に突出部や突起があれば、こちら側についてもテープ材を貼り付ける等して袋材21の破裂を防止することが好ましい。
最後に、一方の袋材21の開いている側壁24a端部を他方の袋材21の開いている側壁24bの端部に合わせ、テープ材34等で固定してプロセスカートリッジ10の収納を完了する。なお図示の実施例ではテープ材34で閉じる位置を袋体上25a、25bのみとしてあるが、これは、収納袋22の開口部29付近に突出部や突起が位置している状態で、袋体中26a、26bや袋体下27a、27bまで閉じてしまうと、突起等が袋材21、特に袋体中26a、26bに当たって破裂させやすくなるので、これを防ぐためのものである。
プロセスカートリッジ10を取り出す際には、前記とほぼ逆の手順となる。また本実施例の梱包体20が不要となった場合は、エア注入体28から袋材21内のエアを抜き、体積を縮小させてしまえば、保管や破棄、廃棄に都合がよい。
次に本実施例の梱包体20の緩衝性について説明する。
エアーキャリー(商標)のような合成樹脂製の袋材からなる緩衝材は、包装容積が限定された場合に、ウレタン、段ボール、発泡スチロール等の他の緩衝材と比較して緩衝効果が高く、また収納する製品の形状に合わせた緩衝設計をすることなく対応が可能なので、モジュール化に適した緩衝材であり、輸送時にいわばトランポリン(商標)のように作用して被収納体に掛かる加速度を低減させるが、発泡緩衝材等に比べて被収納体の突起等により破裂する可能性が高い。すなわち物流過程上の取り扱いで大きな衝撃を受け、購入者、使用者等からのクレームとなる傾向が大きい。
そこで本願発明者は、前記した本実施例の梱包体20の緩衝性について種々の比較、検討を行った。比較対象としたのは、図4に示すような、本実施例の袋体中26a、26bの無い2層タイプの梱包体40である。材料等は上述の本発明の実施例に係る梱包体20と同一またはほぼ同一とし、各側壁25a、25c、27a、27cの高さ寸法は82mmとした。この寸法は通常使用される外箱の高さ寸法に対応させたものである。
この梱包体40を図5(A)示すように外箱41(例えば一般的な段ボール箱)に入れて落下衝撃試験を行ったところ、梱包体40と外周面と外箱41の内周面に隙間がないと加速度値が目標を達成しなかった。一例として、80cmの落下高さに対応するトナー漏れを抑えるための目標値を計測値が大幅に上回った。一方、同じ梱包体40でも外箱41の底面上にプチプチブロツク等と称される気泡シート(プラスチック気泡シート等ともいう)42を敷き、かつ外箱41との隙間を大きくして確認したところ、目標加速度値を大幅に下回った。これは、この2層タイプの梱包体40がすぐれた緩衝効果を奏し得る可能性を示すものであるが、上述のように単体では所要の効果を奏し得ないことを示すものでもある。
そこで本願発明者は、これについての改良を図るべく上述の実施例の梱包体20を案出した。すなわち梱包体単体で目標加速度値以下にすることを実現するために、袋体中26a、26bを追加し、上面側を袋体上25a、25bの1層、下面側を袋体中26a、26bと袋体下27a、27bの2層の合計3層とし、袋体下27a、27bが気泡シート42に代わるエア層として機能する構成とした。
さらに、上下方向中央に位置するある袋体中26a、26bの高さを小さくしている。これは、中央にある袋体中26a、26bが、換言すればエア層の高さ寸法が大きいと、プロセスカートリッジ10が袋体中26a、26bに当たりやすくなり、当たった際の衝撃でトナー漏れが発生しまい得ることを考慮したものである。
さらに、本実施例の梱包体20は、下面側2層の袋体中26a、26bと袋体下27a、27bが、側壁24bについては図6に示すように、外側に傾斜して逃げる逃げ形状をなす構成としてある。これは、既述のように収納袋22の短手方向の寸法L2を側壁24aの長手方向の寸法L4より若干短く形成してあることにより生じさせるものである。すなわち、上述のように諸部を溶着で連結し、図2に示すように平面コ字状とした状態にすると、収納袋22の寸法が側壁24aより短いために側壁24b、24bがそれぞれ内側へ引っ張られることになり、袋体上25a、25bに比べて構造上自由度が高い袋体中26a、26bが外側へ出て、それとともにさらに自由度が高い袋体下27a、27bが外側へ開くことになる。
この袋体中26a、26bと袋体下27a、27bの逃げ形状と、収納完了時に袋体上25a、25b間のみをテープ材34で閉じることとが相まって、収納袋22内のプロセスカートリッジ10と当たることに対して余裕度が上がり、破裂を防げるようになる。なお、逃げを設けずに側壁26a、26bの形状、寸法を変えてプロセスカートリッジ10等の被梱包物との当たりを回避するようにした構成でも十分な緩衝性は期待できる。
本実施例の梱包体20も、図6(B)に示すように、外箱41の内周面との間に、隙間を設ける(例えば全周にわたって最下部、すなわち隙間が最小となる部位で20mm程度とする)と、落下時に係る衝撃で袋体中26a、26bと袋体下27a、27bがたわんで変形することによって衝撃を分散させ、トナー漏れ防止にさらに有効な対策となる。
以上説明してきた実施例の梱包体20について、注入エア圧を約0.2Kg/cmとし、上述の比較例と同様に外箱41に入れて落下衝撃試験を行ったところ、高さ80cmにとどまらず、高さ100cmでもトナー漏れが生じないという性能を発揮した。
なおプロセスカートリッジ10等の被収納体について、袋体上25a、25b、袋体中26a、26b、袋体下27a、27bのいずれかとでも当たり得る角部を、鋭角な形状でない形状を有するように構成すれば、いっそう破裂防止を図れることはもちろんである。
図7は本発明に係る物品保持構造の一実施例を示す斜視図(A)と断面図(B)である。この実施例は、上述した本発明に係る梱包体20にプロセスカートリッジ10を収納し、かつ梱包体20の外側に小物部品等の別添物品50を固着して保持する構造である。すなわち梱包体20の被梱包物であるプロセスカートリッジ10とは別に添付する別添物品50を、袋体上25bの外側面に2つのテープ材51で固着し、別添物品50の上下方向位置をプロセスカートリッジ10より上側に位置させている。そのため被梱包物であるプロセスカートリッジ10と別添物品50との相対位置がずれ、梱包体20を落とす等して衝撃が加わっても互いに衝突しにくくなり、またプロセスカートリッジ10に加わる衝撃が十分には緩衝されない等の状態が生じにくくなっている。
図8は本発明に係る物品保持構造の他の実施例を示す斜視図(A)と断面図(B)である。この実施例は、第1実施例とほぼ同様の構成であるが、別添物品50を、袋体中26b(または袋体下27bでもよい)の外側面に固着している点が異なる。この実施例でも、別添物品50の上下方向位置をプロセスカートリッジ10より下側に位置させることによってプロセスカートリッジ10と別添物品50との相対位置をずらし、梱包体20を落とす等して衝撃が加わっても互いに衝突しにくく、またプロセスカートリッジ10に加わる衝撃が十分には緩衝されない等の状態が生じにくくなっている。
図9は本発明に係る物品保持構造の他の実施例を示す斜視図(A)と断面図(B)である。この実施例は、別添物品50を、袋体中26bと袋体下27bの継ぎ目に生じる凹状部分52の外側に位置させて固着している。またこの実施例でも、別添物品50の上下方向位置をプロセスカートリッジ10より下側に位置させることによってプロセスカートリッジ10と別添物品50との相対位置をずらし、梱包体20を落とす等して衝撃が加わっても互いに衝突しにくく、またプロセスカートリッジ10に加わる衝撃が十分には緩衝されない等の状態が生じにくくなっている。特に凹状部分52を利用することにより、衝撃が加わることによって別添物品50が移動しにくく、いっそう梱包材の衝撃緩衝効果を低減させにくくなっている。
図10は本発明に係る物品保持構造の他の実施例を示す断面図である。この実施例は、小径円筒形状の別添物品53を、袋体中26bと袋体下27bの継ぎ目に生じる凹状部分52に外側から嵌め込むように位置させて固着している。またこの実施例でも、別添物品53の上下方向位置をプロセスカートリッジ10より下側に位置させることによってプロセスカートリッジ10と別添物品53との相対位置をずらし、梱包体20を落とす等して衝撃が加わっても互いに衝突しにくく、またプロセスカートリッジ10に加わる衝撃が十分には緩衝されない等の状態が生じにくくなっている。特に凹状部分52を利用することにより、衝撃が加わることによって別添物品52が移動しにくく、いっそう梱包材の衝撃緩衝効果を低減させにくくなっている。
図11は本発明に係る物品保持構造のさらに他の実施例を示す斜視図である。この実施例は、小径円筒形状の別添物品53を、保護袋54中にシート状の説明書55とともに収納し、別添物品53を凹状部分52に対して外側から嵌め込むように、かつシート状の説明書55が袋体中26bと袋体下27bの外側面に沿うように位置させて固着している。このため保護袋54には別添物品53を収納してかつ説明書55等を入れられる容積的にあるいは形状的に余裕部分のあるものを用いている。この実施例でも、別添物品53の上下方向位置をプロセスカートリッジ10より下側に位置させることによってプロセスカートリッジ10と別添物品53との相対位置をずらし、梱包体20を落とす等して衝撃が加わっても互いに衝突しにくく、またプロセスカートリッジ10に加わる衝撃が十分には緩衝されない等の状態が生じにくくなっている。特に凹状部分52と保護袋54を利用することにより、衝撃が加わることによって別添物品52が非常に移動しにくく、固着位置をほぼ確定できるようにしていっそう梱包材の衝撃緩衝効果を低減させにくくなっている。
なお、図11では保護袋54の開口側のみをテープ材51で固着しているが、もちろんその他の部位をも固着しても構わない。また保護袋54の大きさ、形状等は、収納する別添物品53及び説明書55等のサイズ、形状等を勘案して決めればよく、図示の例には限定されない。特に保護袋54の別添物品53が存在していない部位と、被梱包体であるプロセスカートリッジ10との位置関係は、収納する説明書55等の形状、サイズ等に例えば突起がある、非常に硬い部分がある等の衝撃緩衝効果を低減させ得るものがなければ、あまり問題にならないので自由に設定できる。
本発明に係る梱包体による梱包対象となるプロセスカートリッジと、これを使用する複写機等の画像形成装置の一部を示す斜視図 本発明に係る梱包体の一実施形態を示す斜視図 同梱包体をなす袋体及び収納袋の分解平面形状を示す平面図 本発明に係る梱包体との比較例を示す斜視図 図4の比較例についての実験態様を示す断面図 本発明に係る梱包体の緩衝性向上のための構造を示す断面図 本発明に係る物品保持構造の一実施例を示す斜視図(A)と断面図(B) 本発明に係る物品保持構造の他の実施例を示す斜視図(A)と断面図(B) 本発明に係る物品保持構造の他の実施例を示す斜視図(A)と断面図(B) 本発明に係る物品保持構造の他の実施例を示す断面図 本発明に係る物品保持構造のさらに他の実施例を示す斜視図 プロセスカートリッジの一例の概念的配置形態を示す図
符号の説明
1 現像ローラ
2 ドクターローラ
3 圧縮バネ
4 トナーホッパー部
5 トナー
10 プロセスカートリッジ
11 画像形成装置
12 画像形成装置の開口部
13 同扉体
14 現像ローラ駆動用のギヤ
20 梱包体
21 袋材
22 収納袋
23 溶着部分
24a、24b 側壁
25a、25b 袋体上
26a、26b 袋体中
27a、27b 袋体下
28 エア注入体
29 収納袋の開口部
30、31、32 溶着部分
33、34 テープ材
40 2層タイプの梱包体
41 外箱
42 気泡シート
50 別添物品
51 テープ材
52 袋体の継ぎ目の凹状部分
53 別添物品
54 保護袋
55 シート状の説明書

Claims (7)

  1. 被梱包物の周囲を緩衝材として枠状に囲む側壁部と、該側壁部の内側に固着した前記被梱包物の収納袋とからなり、前記側壁部が、内部に空気等の気体を封入した複数の袋体を上下に連結し、これら袋体のうち前記収納袋よりも下側に配した複数の袋体の高さ寸法を、前記収納袋よりも上側に配した袋体の高さ寸法より大きく形成し、前記収納袋の下面と前記側壁部の下端との間に空間形成してなることを特徴とする梱包体。
  2. 請求項1の梱包体において、前記下側の袋体の外周面位置を、前記上側の袋体の外周面位置よりも前記側壁部のなす枠に関して外側に位置させてなることを特徴とする梱包体。
  3. 請求項2の梱包体において、前記下側の袋体を、少なくとも二つ以上の袋体で構成してなることを特徴とする梱包体。
  4. 請求項の梱包体において、前記下側の袋体をなす前記少なくとも二つの袋体のうち、上側の袋体を下側の袋体より小径としてなることを特徴とする梱包体。
  5. 請求項3または4の梱包体において、前記側壁部が、一つの隣り合う側壁間を上下方向に分断して該隣り合う側壁の一を開閉可能とし、かつ前記収納袋の一対の端縁を、該開閉可能にした一の側壁と分断した隣り合う他の側壁及び該他の側壁と対向するさらに他の側壁の間で水平または略水平に固着するとともに前記被梱包物を収納するための開口を前記開閉可能な側壁方向へ向けてなり、前記固着位置を、上側の袋体と前記少なくとも二つの袋体のうちの上側の袋体との間としてなることを特徴とする梱包体。
  6. 請求項1ないし5のいずれかの梱包体において、前記収納袋の上、下両面部それぞれが、前記被梱包物を上下から挟むことを特徴とする梱包体。
  7. 請求項1ないし6のいずれかの梱包体を用いてなることを特徴とする物品保持構造
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