JP7292857B2 - 包装材 - Google Patents
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Description
被包装物を、一対のクッション体で挟持して包装する包装材であって、
クッション体は、クッション本体部と、クッション本体部の外周に設けられたクッション緩衝部とを有し、
一対のクッション体におけるクッション本体部同士の間で、被包装物を挟持して包装することを特徴とする。
本発明の包装材は、
被包装物を、一対のクッション体で挟持して包装する包装材であって、
クッション体は、クッション本体部と、クッション本体部の外周に設けられたクッション緩衝部とを有し、
一対のクッション体におけるクッション本体部同士の間で、被包装物を挟持して包装することを特徴とする
本発明の包装材1は、被包装物Eを、一対のクッション体10(10A,10B)で挟持して包装するものであって、クッション体10は、クッション本体部20と、クッション本体部20の外周に設けられたクッション緩衝部30とを有する。
本発明のクッション本体部20は、図1や図2に示すように独立した空間S1を有し、かつ、図5や図6に示すように一対のクッション体におけるクッション本体部20同士の間で、被包装物Eを挟持して包装する部位である。
また、空間S1は、空気などの気体を注入した空間とすることができる。
スリットについては、例えば配送時の落下により包装材1が衝撃を受けた際だけ、空間S1の気体がスリットより僅かに排出される程度のものであればよく、1~10mm程度の直線的なものがよい。
本発明のクッション緩衝部30は、図1や図2に示すようにクッション本体部20とは別の独立した空間S2を有するものであり、配送時の落下による衝撃がクッション本体部20へ伝わるのを緩和する部位である。
また、空間S2は、空気などの気体を注入した空間とすることができる。
ここで、クッション本体部20における被包装物を挟時する面とは、例えば図3~図6における上面21を指す。
また、被包装物Eを、一対のクッション体10におけるクッション本体部20同士の間に挟持してから空間(S1,S2)に気体を注入してもよく、そのようにすることで、クッション本体部20の上面フィルム21を被包装物Eの形状に沿わせることでき、より衝撃性能を高めることができる。
また、配送後は、空間(S1,S2)の気体を排気し、一対のクッション体10からなる包装材1を折り畳んで収納することができる。
本発明の包装材1の製造方法は、特に限定されるものではないが、例えば図1に示すようなクッション緩衝部30を、すなわち、断面がリング状の空間S2を有するクッション緩衝部30をフィルムで形成する。その後、クッション緩衝部30の中央に形成された空間をクッション本体部20の上面フィルム21と下面フィルム22で被覆し、空間S1を有するクッション本体部20を形成したクッション体10を一対得ることで包装材1を製造することができる。
熱可塑性エラストマーフィルムとしては、例えば熱可塑性ポリスチレン系エラストマー(TPS)フィルム、熱可塑性ポリオレフィン(TPO)フィルム、熱可塑性ポリ塩化ビニル(TPVC)フィルム、熱可塑性ポリウレタン系(TPU)フィルム、熱可塑性ポリエステル系(TPEE)フィルム、熱可塑性ポリアミド系(TPAE)フィルム、熱可塑性ポリブタジエン系エラストマーフィルムなどが挙げられ、好ましくはウェルダー加工性のある熱可塑性ポリウレタン系エラストマー(TPU)フィルム、熱可塑性ポリ塩化ビニル系(TPVC)フィルム、熱可塑性ポリスチレン系(TPS)フィルムがよい。
図1や図2に示すように、空間S1を有するクッション本体部20と、クッション本体部20の外周に空間S2を有するクッション緩衝部30を設けた、長さ30cm×幅30cm×高さ5cmの略直方体であるクッション体10を、一対得た。
なお、図2に示すように、空間S1を形成するための上面フィルム21(図1における色塗り部分)としては、0.1mm厚の熱可塑性ポリウレタンエラストマー(TPU)フィルムを用い、下面フィルム22としては、0.5mm厚の熱可塑性ポリウレタンエラストマー(TPU)フィルムを用い、空間S2を形成するための断面がリング状のフィルム31としては、0.5mm厚の熱可塑性ポリウレタン(TPU)樹脂フィルムを用いた。
また、得られたクッション体10のクッション本体部20における被包装物Eを挟時する面(図3~図6における上面21)と、クッション緩衝部30の硬度について、それぞれ硬度計(高分子計器株式会社製の「アスカーゴム硬度計C型」)を用いて測定を行った。結果を表1に示す。
図5や図6に示すように、包装材である一対のクッション体10Aと10Bにおけるクッション本体部20同士の間に、被包装物Eとして4個パックの卵を挟持し、その後、図7に示すように、包装材1の外面を養生テープTで固定した状態にした。なお、図示省略するが、図7に示す包装材を180度反転しても、同じように養生テープTで固定した状態とした。
次に、地面より1mの高さから、その固定状態の包装材1を落下させた。そして、この落下させる作業を合計3回繰り返した後、卵の割れ具合を評価した。結果を表1に示す。
○:卵が割れなかった。
×:卵が割れた。
クッション本体部20の上下面フィルム(21,22)と、クッション緩衝部30のフィルム31として、0.3mmの熱可塑性ポリウレタンエラストマー(TPU)フィルムを用いた以外は、実施例1と同じようにクッション体10を一対得て、包装材1とした。
また、得られたクッション体10について、実施例1と同じように硬度測定を行い、包装材1の落下試験も行った。結果を、表1に示す。
クッション本体部20の上下面フィルム(21,22)に、0.5mmの直線形状のスリットを各1箇所設けた以外は、実施例1と同じようにクッション体10を一対得て、包装材1とした。
また、得られたクッション体10について、実施例1と同じように硬度測定を行い、包装材1の落下試験も行った。結果を、表1に示す。
0.5mmの熱可塑性ポリウレタンエラストマー(TPU)フィルムを用いて、30cm角×30cm角×高さ5cmの略直方体である1つの空間を有するクッション体を一対得て、包装材とした。
なお、得られたクッション体の硬度について、それぞれ硬度計(高分子計器株式会社製の「アスカーゴム硬度計C型」)を用いて測定を行った。結果を表1に示す。
また、得られた一対のクッション体を包装材とし、実施例1と同じように落下試験を行った。
0.3mmの熱可塑性ポリウレタンエラストマー(TPU)フィルムを用いて、30cm角×30cm角×高さ5cmの略直方体である1つの空間を有するクッション体を一対得て、包装材とした。
また、得られたクッション体の硬度について、それぞれ硬度計(高分子計器株式会社製の「アスカーゴム硬度計C型」)を用いて測定を行った。結果を表1に示す。
また、得られた一対のクッション体を包装材とし、実施例1と同じように落下試験を行った。
10(10A,10B):クッション体
20:クッション本体部
21:上面フィルム(クッション本体部における上面)
22:下面フィルム(クッション本体部における下面)
30:クッション緩衝部
S1,S2:空間
E:被包装物
T:養生テープ
Claims (2)
- 被包装物を、一対のクッション体で挟持して包装する包装材であって、
クッション体は、クッション本体部と、クッション本体部の外周に設けられたクッショ ン緩衝部とを有し、
クッション本体部は、上面フィルムと下面フィルムと、当該上面フィルムと下面フィルム間の独立した空間とからなり、
当該上面フィルムと下面フィルムには前記独立した空間の気体が排出されるスリットが設けられており、
一対のクッション体におけるクッション本体部同士の間で、被包装物を挟持して包装す ることを特徴とする包装材。 - クッション本体部における被包装物を挟時する面とクッション緩衝部の硬度は同等、あ るいはクッション緩衝部の硬度がクッション本体部における被包装物を挟時する面よりも高いことを特徴とする請求項1記載の包装材。
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