JP4167142B2 - ヘッドサスペンションアセンブリおよび記録ディスク駆動装置 - Google Patents

ヘッドサスペンションアセンブリおよび記録ディスク駆動装置 Download PDF

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本発明は、ハードディスク駆動装置(HDD)といった記録ディスク駆動装置に組み込まれるヘッドサスペンションアセンブリに関し、特に、前後方向に延び、前端でヘッドスライダを支持するヘッドサスペンションと、ヘッドスライダに接続されて、ヘッドサスペンションから後方に延びるフレキシブルプリント基板とを備えるヘッドサスペンションアセンブリに関する。
ハードディスク駆動装置(HDD)には、垂直方向に延びる支軸に装着されるアクチュエータブロックが組み込まれる。アクチュエータブロックには支軸から水平方向に延びるアクチュエータアームが保持される。アクチュエータアームの先端にはヘッドスライダが支持される。アクチュエータアームが支軸回りで回転すると、ヘッドスライダは磁気ディスク上の所望の記録トラックに位置決めされることができる。
特開2002−269712号公報
アクチュエータアームには、ヘッドスライダから後方に延びるフレキシブルプリント基板(FPC)が取り付けられる。こうしたFPCは、磁気ディスクの表面に平行な水平面に沿って広がる。磁気ディスクの回転に基づき磁気ディスクの表面で気流が生成されるとFPCは上下動してしまう。こうした上下動はアクチュエータアームの振動を引き起こす。ヘッドスライダの位置決めは阻害される。
本発明は、上記実状に鑑みてなされたもので、比較的に簡単にアクチュエータアームの振動を抑制することができるヘッドサスペンションアセンブリおよび記録ディスク駆動装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、発明によれば、垂直方向に延びる支軸から水平方向に延びるアクチュエータアームと、前記アクチュエータアームに形成され、相互に向き合わせられる内壁面を規定する溝と、前記アクチュエータアームの前記溝に受け入れられるフレキシブルプリント基板とを備え、前記フレキシブルプリント基板にはうねりに基づき前記溝の内壁面に前記フレキシブルプリント基板を押し付ける弾性部が区画されることを特徴とする記録ディスク駆動装置。
こうした記録ディスク駆動装置では、うねりに基づき形成される弾性部の働きでフレキシブルプリント基板は溝の内壁面に押し付けられる。うねりによれば、フレキシブルプリント基板は溝に弾性的に嵌め込まれることができる。記録ディスクの回転に基づき記録ディスクの表面で気流が生成されても、溝内でフレキシブルプリント基板の上下動は確実に阻止されることができる。比較的に簡単にアクチュエータアームの振動は抑制されることができる。しかも、うねりの働きでフレキシブルプリント基板は幅方向に折れ曲がりにくい。フレキシブルプリント基板の剛性は高められる。
性部はフレキシブルプリント基板の屈曲に基づき形成されてもよい。こうした屈曲によれば、フレキシブルプリント基板は溝に弾性的に嵌め込まれることができる。溝内でフレキシブルプリント基板の上下動は確実に阻止されることができる。しかも、屈曲の働きでフレキシブルプリント基板は幅方向に折れ曲がりにくい。フレキシブルプリント基板の剛性は高められることができる。
以上のような記録ディスク駆動装置の組み立てにあたって、前後方向に延び、前端でヘッドスライダを支持するヘッドサスペンションと、ヘッドスライダに接続されて、ヘッドサスペンションから後方に延びるフレキシブルプリント基板とを備え、フレキシブルプリント基板にはうねりが形成されることを特徴とするヘッドサスペンションアセンブリが用いられることができる。こうしたヘッドヘッドサスペンションアセンブリでは、うねりは複数回にわたって繰り返されてもよい。
こうしたヘッドサスペンションアセンブリでは、フレキシブルプリント基板にはうねりよりも後方で連結部材が配置されればよい。同様に、ヘッドサスペンションアセンブリは、フレキシブルプリント基板上に形成されて、うねりよりも後方に延びる配線パターンと、うねりよりも後方で配線パターンに接続される導電性の連結部材とを備えてもよい。こういった連結部材は例えば鉤形に形成されればよい。
以上のように本発明によれば、比較的に簡単にアクチュエータアームの振動を抑制することができるヘッドサスペンションアセンブリおよび記録ディスク駆動装置を提供することができる。
以下、添付図面を参照しつつ本発明の実施形態を説明する。
図1は記録ディスク駆動装置の一具体例すなわちハードディスク駆動装置(HDD)11の内部構造を概略的に示す。このHDD11は、例えば平たい直方体の収容空間を区画する箱形の筐体本体12を備える。収容空間には、記録媒体としての1枚以上の磁気ディスク13が収容される。磁気ディスク13はスピンドルモータの回転軸14に装着される。スピンドルモータ14は例えば7200rpmや10000rpm、15000rpmといった高速度で磁気ディスク13を回転させることができる。筐体本体12には、筐体本体12との間で収容空間を密閉する蓋体すなわちカバー(図示されず)が結合される。
収容空間にはヘッドアクチュエータ15がさらに収容される。このヘッドアクチュエータ15はアクチュエータブロック16を備える。アクチュエータブロック16は、垂直方向に延びる支軸17に回転自在に支持される。ヘッドアクチュエータ15は、支軸17から水平方向に延びる剛体のアクチュエータアーム18を備える。アクチュエータアーム18はアクチュエータブロック16に保持される。周知の通り、複数枚の磁気ディスク13が筐体本体12内に組み込まれる場合には、隣接する磁気ディスク13同士の間に1つのアクチュエータアーム18が配置される。アクチュエータブロック16およびアクチュエータアーム18は例えば鋳造に基づきアルミニウムから一体成型されればよい。
アクチュエータアーム18の先端にはヘッドサスペンションアセンブリ19が取り付けられる。ヘッドサスペンションアセンブリ19は、アクチュエータアーム18の前端から前方に延びるヘッドサスペンション21を備える。ヘッドサスペンション21はいわゆる弾性屈曲域でアクチュエータアーム18の前端に連結される。弾性屈曲域の働きで、ヘッドサスペンション21の前端には磁気ディスク13の表面に向かって所定の押し付け力が作用する。ここでは、最上のアクチュエータアーム18および最下のアクチュエータアーム18には1つのヘッドサスペンションアセンブリ19が取り付けられる。隣接する磁気ディスク13同士の間に配置される中間のアクチュエータアーム18には2つのヘッドサスペンションアセンブリ19が取り付けられる。
ヘッドサスペンション21の前端にはフレキシャ22が固定される。フレキシャ22には浮上ヘッドスライダ23が固定される。浮上ヘッドスライダ23はフレキシャ22に姿勢変化自在に受け止められる。こうして浮上ヘッドスライダ23は磁気ディスク13の表面に向き合わせられる。
浮上ヘッドスライダ23にはいわゆる磁気ヘッドすなわち電磁変換素子(図示されず)が搭載される。この電磁変換素子は、例えば、スピンバルブ膜やトンネル接合膜の抵抗変化を利用して磁気ディスク13から情報を読み出す巨大磁気抵抗効果(GMR)素子やトンネル接合磁気抵抗効果(TMR)素子といった読み出し素子と、薄膜コイルパターンで生成される磁界を利用して磁気ディスク13に情報を書き込む薄膜磁気ヘッドといった書き込み素子とで構成されればよい。
磁気ディスク13の回転に基づき磁気ディスク13の表面で気流が生成されると、気流の働きで浮上ヘッドスライダ23には正圧すなわち浮力や負圧が作用する。浮力および負圧とヘッドサスペンション21の押し付け力とが釣り合うことで磁気ディスク13の回転中に比較的に高い剛性で浮上ヘッドスライダ23は浮上し続けることができる。
アクチュエータブロック16には例えばボイスコイルモータ(VCM)といった動力源24が接続される。この動力源24の働きでアクチュエータブロック16は支軸17回りで回転することができる。こうしたアクチュエータブロック16の回転に基づきアクチュエータアーム18およびヘッドサスペンションアセンブリ19の揺動は実現される。浮上ヘッドスライダ23の浮上中に支軸17回りでアクチュエータアーム18が揺動すると、浮上ヘッドスライダ23は半径方向に磁気ディスク13の表面を横切ることができる。こうした浮上ヘッドスライダ23の移動に基づき電磁変換素子は目標記録トラックに対して位置決めされることができる。
図1から明らかなように、アクチュエータブロック16上には、プリント基板すなわちフレキシブルプリント基板(FPC)ユニット25が配置される。FPC基板ユニット25にはヘッドIC(集積回路)すなわちプリアンプIC26が実装される。磁気情報の読み出し時には、このプリンアンプIC26から読み出し素子に向けてセンス電流は供給される。同様に、磁気情報の書き込み時には、プリアンプIC26から書き込み素子に向けて書き込み電流は供給される。FPC基板ユニット25上のプリアンプIC26には、収容空間内に配置される小型の回路基板27や、筐体本体12の底板の裏側に取り付けられるプリント配線基板(図示されず)からセンス電流や書き込み電流は供給される。
こうしたセンス電流や書き込み電流の供給にあたってフレキシブルプリント基板(FPC)28が用いられる。FPC28は個々のヘッドサスペンションアセンブリ19ごとに配置される。FPC28は、例えばステンレス鋼といった金属薄板と、金属薄板上に順番に積層される絶縁層、導電層および保護層とを備える。導電層は、FPC28上で延びる配線パターン(図示されず)を構成する。導電層には例えばCuといった導電材料が用いられればよい。絶縁層および保護層には例えばポリイミド樹脂といった樹脂材料が用いられればよい。
FPC28は、例えば図2に示されるように、一端でフレキシャ23に固定される。FPC28上の配線パターンは浮上ヘッドスライダ23に接続される。FPC28はヘッドサスペンション18上に例えば接着剤に基づき貼り付けられればよい。FPC28はヘッドサスペンション21からアクチュエータアーム18の側面に沿って後方に延びる。FPC28は他端でFPC基板ユニット25に連結される。配線パターンはFPC基板ユニット25上の配線パターン(図示されず)に接続される。こうして浮上ヘッドスライダ23およびFPC基板ユニット25は電気的に接続される。
図3は本発明の第1実施形態に係るヘッドサスペンションアセンブリ19の構造を概略的に示す。このヘッドサスペンションアセンブリ19ではFPC28にうねりが形成される。うねりは例えば複数回にわたって繰り返される。こうしたFPC28は、アクチュエータアーム18の側面に形成される溝31に受け入れられる。FPC28のうねりは少なくとも溝31内に形成されればよい。溝31には相互に向き合わせられる内壁面31a、31bが規定される。
FPC28は、前述のうねりに基づき複数の第1接触部28aで内壁面31aに接触すると同時に、複数の第2接触部28bで内壁面31bに接触する。第1および第2接触部28a、28bの間には弾性部28cが区画される。弾性部28cの発揮する弾性力に基づき第1および第2接触部28a、28bは相互に遠ざけられる。こうした弾性部28cの働きでFPC28は溝31の内壁面31a、31bに押し付けられる。FPC28は、図3から明らかなように、溝31の入り口から外側に向かって突き出る。ただし、FPC28は溝31内に完全に収容されてもよい。
図4に示されるように、FPC基板ユニット25上には導電性の被係り合い部材32が配置される。各被係り合い部材32は、FPC基板ユニット25上で延びる配線パターン(図示されず)にそれぞれ接続される。被係り合い部材32は、FPC基板ユニット25の表面から例えば鉤形に立ち上がる。被係り合い部材32は例えばアクチュエータアーム18の後方に向かって折れ曲がる。
その一方で、FPC28には前述のうねりよりも後方で導電性の連結部材すなわち係り合い部材33が配置される。各係り合い部材33はうねりよりも後方でFPC28上の配線パターン34に接続される。係り合い部材33は、前述の被係り合い部材32と同様に、FPC28の表面から例えば鉤形に立ち上がる。係り合い部材33は例えばアクチュエータアーム18の前方に向かって折れ曲がる。こうして被係り合い部材32は係り合い部材33に係り合う。FPC28およびFPC基板ユニット25は電気的に接続される。ただし、被係り合い部材32および係り合い部材33は例えばはんだ材で相互に接合されてもよい。
以上のようなHDD11では、弾性部28cの働きで第1および第2接触部28a、28bは相互に遠ざけられる。FPC28は溝31に弾性的に嵌め込まれる。溝31内でFPC28の上下動は確実に阻止されることができる。しかも、うねりの働きでFPC28は幅方向に折れ曲がりにくい。FPC28の剛性は高められることができる。磁気ディスク13の回転に基づき磁気ディスク13の表面で気流が生成されても、比較的に簡単にアクチュエータアーム18の振動は抑制されることができる。浮上ヘッドスライダ23すなわち電磁変換素子は所定の記録トラックに正確に位置決めされることができる。
FPC28の成形にあたって金型が用意される。金型には例えばうねりに対応した湾曲面が形成されればよい。FPC28は金型に挟み込まれる。うねりの高さは溝31の幅よりも少し大きめに設定されればよい。その後、FPC28はヘッドサスペンション21に取り付けられる。取り付けにあたって例えば接着剤が用いられればよい。FPC28上で延びる配線パターンは浮上ヘッドスライダ23に接続される。こうしてヘッドサスペンションアセンブリ19は製造される。
ヘッドサスペンションアセンブリ19はアクチュエータアーム18の前端に連結される。FPC28は溝31に挿入される。挿入にあたって、FPC28はアクチュエータアーム18の後方に引き伸ばされる。うねりの振幅は縮小される。こうして、溝31の内壁面31a、31bに接触せずにFPC28は挿入されることができる。拘束力が解放されるとうねりの振幅は増大する。振幅が増大すると、FPC28は第1および第2接触部28a、28bで溝31の内壁面31a、31bに接触する。同時に、FPC28の他端はアクチュエータアーム18の前方に引き寄せられる。このとき、被係り合い部材32は係り合い部材33に係り合わせられる。こうしてFPC28の取り付けと同時に、FPC28およびFPC基板ユニット25の電気的な接続は確立されることができる。
前述されるように、中間のアクチュエータアーム18には2つのヘッドサスペンションアセンブリ19が配置される。溝31には2つのFPC28、28が受け入れられる。このとき、例えば図5に示されるように、2つのFPC28、28にはともにうねりが形成されてもよい。例えばうねりの高さは前述と同様に溝31の幅よりも少し大きめに設定されればよい。FPC28、28は相互に接触した状態で溝31に挿入されればよい。こうしたHDD11では、弾性部28cの発揮する弾性力に基づき第1および第2接触部28a、28bは相互に遠ざけられる。FPC28、28は溝31に弾性的に嵌め込まれる。しかも、うねりの働きでFPC28、28は幅方向に折れ曲がりにくい。FPC28の剛性は高められることができる。溝31内でFPC28、28の上下動は確実に阻止されることができる。比較的に簡単にアクチュエータアーム18の振動は抑制されることができる。加えて、被係り合い部材32は係り合い部材33に比較的に簡単に係り合うことができることから、FPC28およびFPC基板ユニット25の電気的な接続は容易に確立されることができる。
その他、例えば図6に示されるように、一方のFPC28のみにうねりが形成されてもよい。他方のFPC28は例えば平板状のまま溝31に挿入されればよい。一方のFPC28には前述と同様に弾性部28cが区画される。弾性部28cの発揮する弾性力に基づき一方のFPC28では第1および第2接触部28a、28bは相互に遠ざけられる。弾性部28cの働きで一方のFPC28は溝31の内壁面31aおよび他方のFPC28の表面に押し付けられる。こうして他方のFPC28は溝31の内壁面31bに押し付けられる。こうしたHDD11では、一方のFPC28は溝31に弾性的に嵌め込まれる。しかも、うねりの働きで一方のFPC28は幅方向に折れ曲がりにくい。一方のFPC28の剛性は高められることができる。溝31内でFPC28、28の上下動は確実に阻止されることができる。比較的に簡単にアクチュエータアーム18の振動は抑制されることができる。加えて、被係り合い部材32は係り合い部材33に比較的に簡単に係り合うことができることから、FPC28およびFPC基板ユニット25の電気的な接続は容易に確立されることができる。
図7は本発明の第2実施形態に係るヘッドサスペンションアセンブリ19aの構造を概略的に示す。このヘッドサスペンションアセンブリ19aでは、FPC38には屈曲に基づき弾性部38cが形成される。屈曲は複数回にわたって繰り返されてもよい。このとき、第1および第2接触部38a、38bには平坦面が規定される。弾性部38cの弾性力に基づき第1および第2接触部38a、38bは相互に遠ざけられる。FPC38は溝31の内壁面31a、31bに押し付けられる。FPC38の屈曲すなわち段差の高さは例えば溝31の幅よりも少し大きめに設定されればよい。その他、前述の実施形態と均等な構成や構造には同一の参照符号が付される。こうして、前述と同様に、FPC38は溝31に弾性的に嵌め込まれる。しかも、屈曲の働きでFPC38は幅方向に折れ曲がりにくい。FPC38の剛性は高められることができる。溝31内でFPC38の上下動は確実に阻止されることができる。比較的に簡単にアクチュエータアーム18の振動は回避される。
その他、溝31に2つのFPC38、38が受け入れられるとき、例えば図8に示されるように、一方のFPC38のみに屈曲が形成されてもよい。他方のFPC38は例えば平板状のまま溝31に挿入されればよい。一方のFPC38には前述と同様に弾性部38cが区画される。こうした弾性部38cの発揮する弾性力に基づき一方のFPC38では第1および第2接触部38a、38bは相互に遠ざけられる。弾性部38cの働きで一方のFPC38は溝31の内壁面31aおよび他方のFPC38の表面に押し付けられる。他方のFPC38は溝31の内壁面31bに押し付けられる。こうしてFPC38、38は溝31に弾性的に嵌め込まれる。溝31内でFPC38、38の上下動は確実に阻止されることができる。比較的に簡単にアクチュエータアーム18の振動は抑制されることができる。
その他、例えば図9に示されるように、2つのFPC38、38にはともに屈曲が形成されてもよい。このとき、第2接触部38b同士が重ね合わせられればよい。前述と同様に、弾性部38cの発揮する弾性力に基づき各FPC38、38では第1および第2接触部38a、38bは相互に遠ざけられる。一方のFPC38は溝31の内壁面31aに押し付けられると同時に、他方のFPC38は溝31の内壁面31bに押し付けられる。こうしてFPC38、38は溝31に弾性的に嵌め込まれる。溝31内でFPC38、38の上下動は確実に阻止されることができる。比較的に簡単にアクチュエータアーム18の振動は抑制されることができる。
こういったヘッドサスペンションアセンブリ19aでは、例えば図10に示されるように、FPC基板ユニット25上に導電パッド39が配置される。導電パッド39はFPC基板ユニット25上で延びる配線パターン(図示されず)に接続される。FPC38上で延びる配線パターン(図示されず)は導電パッド39と例えばはんだ材41に基づき接合されればよい。前述されるように、FPC38は溝31の内壁面31a、31bに押し付けられる。FPC38は溝31に弾性的に嵌め込まれる。溝31内でFPC38の移動は阻止される。したがって、FPC38の配線パターンはFPC基板ユニット25の導電パッド39に容易に位置決めされることができる。ただし、前述の実施形態と同様に、FPC38およびFPC基板ユニット25には被係り合い部材および係り合い部材が配置されてもよい。
図11は本発明の第3実施形態に係るヘッドサスペンションアセンブリ19bの構造を概略的に示す。このヘッドサスペンションアセンブリ19bでは、FPC48は平板状に形成される。上側および下側のアクチュエータアーム18では1つのFPC48が溝31に受け入れられる。例えば上側のアクチュエータアーム18では溝31の内壁面31aおよびFPC48の間に弾性体49が受け入れられる。中間のアクチュエータアーム18では2つのFPC48、48が溝31に受け入れられる。中間のアクチュエータアーム18ではFPC48同士の間に弾性体49が受け入れられる。その他、前述の実施形態と均等な構成や構造には同一の参照符号が付される。
こういった弾性体49には例えばポリイミド樹脂やVEM(粘弾性材料)といった材料が用いられることができる。弾性体49は例えば接着剤に基づきFPC48に固定されればよい。ただし、弾性体49はFPC48の挿入後に溝31に挿入されてもよい。弾性体49の高さは溝31の幅より少し大きめに設定されればよい。弾性体49は、溝31の全長にわたって受け入れられてもよく、溝31の一部に受け入れられてもよい。弾性体49は、例えば図12に示されるように、溝31内に収容されればよい。
こうしたHDD11では、弾性体49は溝31内に弾性的に挟み込まれることができる。弾性体49の発揮する弾性力に基づきFPC48は溝31の内壁面31a、31bに押し付けられる。こうしてFPC48の溝31内での上下動は確実に阻止されることができる。比較的に簡単にアクチュエータアーム18の振動は抑制されることができる。しかも、FPC48上に延びる配線パターンはFPC基板ユニット48の導電パッド39に容易に位置決めされることができる。ただし、FPC48およびFPC基板ユニット25には前述の被係り合い部材および係り合い部材が配置されてもよい。
(付記1) 垂直方向に延びる支軸から水平方向に延びるアクチュエータアームと、アクチュエータアームに形成され、相互に向き合わせられる内壁面を規定する溝と、アクチュエータアームの溝に受け入れられるフレキシブルプリント基板とを備え、フレキシブルプリント基板には溝の内壁面にフレキシブルプリント基板を押し付ける弾性部が区画されることを特徴とする記録ディスク駆動装置。
(付記2) 付記1に記載の記録ディスク駆動装置において、前記弾性部はフレキシブルプリント基板のうねりに基づき形成されることを特徴とする記録ディスク駆動装置。
(付記3) 付記1に記載の記録ディスク駆動装置において、前記弾性部はフレキシブルプリント基板の屈曲に基づき形成されることを特徴とする記録ディスク駆動装置。
(付記4) 付記1〜3のいずれかに記載の記録ディスク駆動装置において、前記支軸に装着されて、前記アクチュエータアームを保持するアクチュエータブロックと、アクチュエータブロック上に配置されるプリント基板と、プリント基板上に配置される被係り合い部材と、前記フレキシブルプリント基板上に配置されて、被係り合い部材に係り合う係り合い部材とをさらに備える記録ディスク駆動装置。
(付記5) 付記1〜3のいずれかに記載の記録ディスク駆動装置において、前記支軸に装着されて、前記アクチュエータアームを保持するアクチュエータブロックと、アクチュエータブロック上に配置されるプリント基板と、プリント基板上で延びる配線パターンと、配線パターンに接続される導電性の被係り合い部材と、前記フレキシブルプリント基板上で配線パターンに接続されて、被係り合い部材に係り合う導電性の係り合い部材とをさらに備える記録ディスク駆動装置。
(付記6) 支軸に回転自在に装着されるアクチュエータアームと、アクチュエータアームに形成され、相互に向き合わせられる内壁面を規定する溝と、アクチュエータアームの溝に受け入れられるフレキシブルプリント基板と、溝の内壁面にフレキシブルプリント基板を押し付ける弾性体とを備えることを特徴とする記録ディスク駆動装置。
(付記7) 付記6に記載の記録ディスク駆動装置において、前記弾性体は樹脂材料から構成されることを特徴とする記録ディスク駆動装置。
(付記8) 垂直方向に延びる支軸に装着されるアクチュエータブロックと、アクチュエータブロックに保持されて、支軸から水平方向に延びるアクチュエータアームと、アクチュエータアームに形成される溝と、アクチュエータアームの溝に受け入れられるフレキシブルプリント基板と、アクチュエータブロック上に配置されるプリント基板と、プリント基板上に配置される被係り合い部材と、フレキシブルプリント基板上に配置されて、被係り合い部材に係り合う係り合い部材とを備える記録ディスク駆動装置。
(付記9) 垂直方向に延びる支軸に装着されるアクチュエータブロックと、アクチュエータブロックに保持されて、支軸から水平方向に延びるアクチュエータアームと、アクチュエータアームに形成される溝と、アクチュエータアームの溝に受け入れられるフレキシブルプリント基板と、アクチュエータブロック上に配置されるプリント基板と、プリント基板上で延びる配線パターンと、配線パターンに接続される導電性の被係り合い部材と、フレキシブルプリント基板上で配線パターンに接続されて、被係り合い部材に係り合う導電性の係り合い部材とを備える記録ディスク駆動装置。
(付記10) 前後方向に延び、前端でヘッドスライダを支持するヘッドサスペンションと、ヘッドスライダに接続されて、ヘッドサスペンションから後方に延びるフレキシブルプリント基板とを備え、フレキシブルプリント基板にはうねりが形成されることを特徴とするヘッドサスペンションアセンブリ。
(付記11) 付記10に記載のヘッドサスペンションアセンブリにおいて、前記うねりは複数回にわたって繰り返されることを特徴とするヘッドサスペンションアセンブリ。
(付記12) 付記10または11に記載のヘッドサスペンションアセンブリにおいて、前記フレキシブルプリント基板には前記うねりよりも後方で連結部材が配置されることをヘッドサスペンションアセンブリ。
(付記13) 付記10または11に記載のヘッドサスペンションアセンブリにおいて、前記フレキシブルプリント基板上に形成されて、前記うねりよりも後方に延びる配線パターンと、前記うねりよりも後方で配線パターンに接続される導電性の連結部材とを備えることを特徴とするヘッドサスペンションアセンブリ。
(付記14) 付記12または13に記載のヘッドサスペンションアセンブリにおいて、前記連結部材は鉤形に形成されることを特徴とするヘッドサスペンションアセンブリ。
記録媒体駆動装置の一具体例すなわちハードディスク駆動装置(HDD)の内部構造を概略的に示す平面図である。 ヘッドアクチュエータの構造を概略的に示す背面図である。 図2の3−3線に沿った拡大部分断面図であり、本発明の第1実施形態に係るヘッドサスペンションアセンブリの構造を概略的に示す図である。 係り合い部材および被係り合い部材の係り合いを概略的に示すヘッドアクチュエータの拡大部分断面図である。 図3に対応し、第1実施形態に係るヘッドサスペンションアセンブリの一変形例を概略的に示す図である。 図3に対応し、第1実施形態に係るヘッドサスペンションアセンブリの他の変形例を概略的に示す図である。 図3に対応し、本発明の第2実施形態に係るヘッドサスペンションアセンブリの構造を概略的に示す図である。 図3に対応し、第2実施形態に係るヘッドサスペンションアセンブリの一変形例を概略的に示す図である。 図3に対応し、第2実施形態に係るヘッドサスペンションアセンブリの他の変形例を概略的に示す図である。 第2実施形態に係るヘッドサスペンションアセンブリの構造を概略的に示す拡大部分平面図である。 本発明の第3実施形態に係るヘッドサスペンションアセンブリの構造を概略的に示す拡大部分平面図である。 図11の12−12線に沿った拡大部分断面図である。
符号の説明
11 記録媒体駆動装置としてのハードディスク駆動装置(HDD)、16 アクチュエータブロック、17 支軸、18 アクチュエータアーム、25 プリント基板、28 フレキシブルプリント基板(FPC)、28c 弾性部、31 溝、31a、31b 内壁面、32 被係り合い部材、33 係り合い部材(連結部材)、34 配線パターン、49 弾性体。

Claims (2)

  1. 垂直方向に延びる支軸から水平方向に延びるアクチュエータアームと、前記アクチュエータアームに形成され、相互に向き合わせられる内壁面を規定する溝と、前記アクチュエータアームの前記溝に受け入れられるフレキシブルプリント基板とを備え、前記フレキシブルプリント基板にはうねりに基づき前記溝の内壁面に前記フレキシブルプリント基板を押し付ける弾性部が区画されることを特徴とする記録ディスク駆動装置。
  2. 前後方向に延び、前端でヘッドスライダを支持するヘッドサスペンションと、前記ヘッドスライダに接続されて、前記ヘッドサスペンションから後方に延びるフレキシブルプリント基板とを備え、前記フレキシブルプリント基板にはうねりが形成されることを特徴とするヘッドサスペンションアセンブリ。
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