JP4566529B2 - 微動アクチュエータおよび記録媒体駆動装置 - Google Patents

微動アクチュエータおよび記録媒体駆動装置 Download PDF

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本発明は、任意の表面で支持部材に受け止められる被駆動部材に、その表面を貫通する中心軸回りで回転駆動力を付与する微動アクチュエータに関する。
例えば特開2003−123416号公報に開示されるように、ハードディスク駆動装置(HDD)でヘッドアセンブリに組み込まれる微動アクチュエータは広く知られる。微動アクチュエータは例えばヘッドサスペンションとヘッドスライダとの間に組み込まれる。微動アクチュエータの働きで、ヘッドスライダはヘッドサスペンション上で任意の中心軸回りに回転することができる。こうした回転に基づきヘッドスライダ上の電磁変換素子は高い精度で磁気ディスク上の記録トラックに位置決めされることができる。
特開2003−123416号公報 特開2002−74870号公報 国際公開第WO00/30081号パンフレット 特開2000−348321号公報
こういった微動アクチュエータの場合には、ヘッドスライダとの接着面積が著しく制限されてしまう。微動アクチュエータとヘッドスライダとの接着強度は低下する。こういった接着強度が十分に高められなければ、外部からHDDに大きな衝撃が加わった際にヘッドスライダは微動アクチュエータから分離してしまう。
本発明は、上記実状に鑑みてなされたもので、被駆動部材に十分に高い強度で固定されることができる微動アクチュエータを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、第1発明によれば、所定の長手方向に延びて、長手方向中央の基準位置で被駆動部材を受け止める第1固定部材と、第1固定部材の一端から少なくとも第1方向に延び、少なくとも先端で前記被駆動部材を受け止める第2固定部材と、第1固定部材の他端から第1方向に相反する第2方向に少なくとも延び、少なくとも先端で前記被駆動部材を受け止める第3固定部材と、第2固定部材の外面に固定される第1圧電素子と、第3固定部材の外面に固定される第2圧電素子とを備えることを特徴とする微動アクチュエータが提供される。
こういった微動アクチュエータでは、例えば第1圧電素子の収縮に基づき第2固定部材の先端は第1固定部材に向かって引き寄せられる。同様に、第2圧電素子の収縮に基づき第3固定部材の先端は第1固定部材に向かって引き寄せられる。こうして所定の中心軸回りに偶力は生み出される。被駆動部材は中心軸回りで回転する。
この微動アクチュエータでは、被駆動部材と固定部材との間で多数の接着箇所は確保されることができる。したがって、被駆動部材は微動アクチュエータに強固に固定されることができる。被駆動部材の落下や離脱は確実に回避されることができる。第1、第2および第3固定部材は一体に形成されてもよい。
第2発明によれば、所定の長手方向に延びて、長手方向中央の基準位置で被駆動部材を受け止める第1固定部材と、第1固定部材の一端から相反する2方向に延び、少なくとも2点で前記被駆動部材を受け止める第2固定部材と、第1固定部材の他端から相反する2方向に延び、少なくとも2点で前記被駆動部材を受け止める第3固定部材と、第2固定部材の外面に固定されて、1対の伸縮体を相互に隔てる不活性域で第1固定部材に対して位置合わせされる第1圧電素子と、第3固定部材の外面に固定されて、1対の伸縮体を相互に隔てる不活性域で第1固定部材に対して位置合わせされる第2圧電素子とを備えることを特徴とする微動アクチュエータが提供される。
こういった微動アクチュエータでは、例えば第1圧電素子で一方の伸縮体が収縮すると、第2固定部材の一端は第1固定部材に向かって引き寄せられる。同様に、第2圧電素子で一方の伸縮体が収縮すると、第3固定部材の一端は第1固定部材に向かって引き寄せられる。こうして所定の中心軸回りに偶力は生み出されることができる。被駆動部材は中心軸回りで回転する。反対に、第1圧電素子で他方の伸縮体が収縮すると、第2固定部材の他端は第1固定部材に向かって引き寄せられる。第2圧電素子で他方の伸縮体が収縮すると、第3固定部材の他端は第1固定部材に向かって引き寄せられる。所定の中心軸回りに偶力は生み出されることができる。被駆動部材は中心軸回りで反対向きに回転することができる。
この微動アクチュエータでは、前述と同様に、被駆動部材と固定部材との間で多数の接着箇所は確保されることができる。したがって、被駆動部材は微動アクチュエータに強固に固定されることができる。被駆動部材の落下や離脱は確実に回避されることができる。第1、第2および第3固定部材は一体に形成されてもよい。
ここで、第1圧電素子や第2圧電素子では、伸縮体、不活性域および伸縮体は連続する1セラミック体から構成されればよい。こういったセラミック体は例えばグリーンシートから簡単に成形されることができる。ただし、セラミック体の成形にあたっていかなる製法が用いられてもよい。
以上のような微動アクチュエータでは、第1固定部材の長手方向に直交する横幅方向に広がる取り付け部材が第1固定部材に一体に形成されてもよい。こういった取り付け部材によれば、第1固定部材の取り付けにあたって第1固定部材上だけでなく取り付け部材上にも接着層は形成されることができる。接着層の範囲は拡大されることができる。第1固定部材は強固に固定されることができる。
第1固定部材上には導電性の配線パターンが形成されてもよい。こういった配線パターンは第2固定部材上の配線と第3固定部材上の配線とを相互に接続することができる。その結果、微動アクチュエータに至る配線は簡略化されることができる。その他、第1固定部材は導電性材料から構成されてもよい。
以上のような微動アクチュエータは例えばハードディスク駆動装置(HDD)といった記録媒体駆動装置に組み込まれて利用されることができる。このとき、微動アクチュエータは、記録媒体に向き合わせられるヘッドスライダとヘッドサスペンションとの間に挟み込まれればよい。微動アクチュエータの働きでヘッドスライダは微小な角度で回転することができる。例えばヘッドスライダ上の電磁変換素子は高い精度で記録トラックを追従することができる。
このとき、記録媒体駆動装置は、例えば、揺動アームと、揺動アームの先端から前方に延びるヘッドサスペンションと、ヘッドスライダと、ヘッドサスペンションに固定されつつ所定の長手方向に延びて、長手方向中央の基準位置でヘッドスライダを受け止める第1固定部材と、第1固定部材の一端から少なくとも第1方向に延び、少なくとも先端でヘッドスライダを受け止める第2固定部材と、第1固定部材の他端から第1方向に相反する第2方向に少なくとも延び、少なくとも先端でヘッドスライダを受け止める第3固定部材と、第2固定部材の外面に固定される第1圧電素子と、第3固定部材の外面に固定される第2圧電素子とを備えればよい。その他、記録媒体駆動装置は、揺動アームと、揺動アームの先端から前方に延びるヘッドサスペンションと、ヘッドスライダと、ヘッドサスペンションに固定されつつ所定の長手方向に延びて、長手方向中央の基準位置でヘッドスライダを受け止める第1固定部材と、第1固定部材の一端から相反する2方向に延び、少なくとも2点でヘッドスライダを受け止める第2固定部材と、第1固定部材の他端から相反する2方向に延び、少なくとも2点でヘッドスライダを受け止める第3固定部材と、第2固定部材の外面に固定されて、1対の伸縮体を相互に隔てる不活性域で第1固定部材に対して位置合わせされる第1圧電素子と、第3固定部材の外面に固定されて、1対の伸縮体を相互に隔てる不活性域で第1固定部材に対して位置合わせされる第2圧電素子とを備えてもよい。
こういった記録媒体駆動装置は、例えば、ヘッドスライダ上に配置される導電性の端子パッドと、浮遊領域でヘッドサスペンションから離隔するフレキシブルプリント配線基板と、フレキシブルプリント配線基板の浮遊領域に配置される導電性パッドと、ヘッドスライダ上の端子パッドおよび導電性パッドの間に挟まれるボンディング部材とをさらに備えてもよい。こうしてヘッドスライダ上のヘッド素子に電流は供給されることができる。その他、記録媒体駆動装置は、電流の供給にあたって、ヘッドスライダ上に配置される導電性の端子パッドと、ヘッドサスペンションの表面に配置される導電性パッドと、ヘッドスライダ上の端子パッドおよび導電性パッドの間に介在するワイヤボンディング部材とをさらに備えてもよい。
以上のように本発明によれば、被駆動部材に十分に高い強度で固定されることができる微動アクチュエータを提供することができる。
以下、添付図面を参照しつつ本発明の実施形態を説明する。
図1は記録媒体駆動装置の一具体例に係るハードディスク駆動装置(HDD)11の内部構造を概略的に示す。このHDD11は、例えば平たい直方体の収容空間を区画する箱形の筐体本体12を備える。収容空間には、記録媒体としての1枚以上の磁気ディスク13が収容される。磁気ディスク13はスピンドルモータ14の回転軸に装着される。スピンドルモータ14は例えば7200rpmや10000rpmといった高速度で磁気ディスク13を回転させることができる。筐体本体12には、筐体本体12との間で収容空間を密閉する蓋体すなわちカバー(図示されず)が結合される。
収容空間にはヘッドアクチュエータ15がさらに収容される。このヘッドアクチュエータ15は、垂直方向に延びる支軸16に回転自在に連結されるアクチュエータブロック17を備える。アクチュエータブロック17には、支軸16から水平方向に延びる複数のアクチュエータアーム18が区画される。こういったアクチュエータブロック17は例えば鋳造に基づきアルミニウムから成型されればよい。
個々のアクチュエータアーム18の先端にはヘッドサスペンションアセンブリ19が取り付けられる。このヘッドサスペンションアセンブリ19では、アクチュエータアーム18の先端から前方に向かってヘッドサスペンション21が延びる。ヘッドサスペンション21には、弾性変形に基づきアクチュエータアーム18に対して揺動するロードビームが組み込まれる。
ヘッドサスペンション21の先端には浮上ヘッドスライダ22が支持される。浮上ヘッドスライダ22には、ロードビームの働きで磁気ディスク13の表面に向かって押し付け力が作用する。磁気ディスク13が回転すると、磁気ディスク13の表面に沿って生成される気流の働きで浮上ヘッドスライダ22には浮力が作用する。ロードビームの押し付け力と浮力とのバランスで磁気ディスク13の回転中に比較的に高い剛性で浮上ヘッドスライダ22は浮上し続けることができる。
こういった浮上ヘッドスライダ22の浮上中にヘッドアクチュエータ15が支軸16回りで回転すると、浮上ヘッドスライダ22は磁気ディスク13の半径線に沿って移動することができる。こうした移動に基づき浮上ヘッドスライダ22は磁気ディスク13上の所望の記録トラックに位置決めされる。ヘッドアクチュエータ15の回転すなわちアクチュエータアーム18の揺動は例えばボイスコイルモータ(VCM)といった動力源23の働きを通じて実現されればよい。
図2に示されるように、本発明の第1実施形態に係るヘッドサスペンションアセンブリ19では、ロードビームの先端にいわゆるフレキシャ24が固定される。フレキシャ24には平板部材25が打ち抜かれる。この平板部材25はいわゆるジンバルばね26の働きで姿勢を変化させることができる。平板部材25の表面に浮上ヘッドスライダ22は受け止められる。浮上ヘッドスライダ22はジンバルばね26の働きで磁気ディスク13の表面に対して浮上姿勢を変化させることができる。
浮上ヘッドスライダ22は、平たい直方体に形成されるAl−TiC(アルチック)製のスライダ本体27を備える。スライダ本体27には電磁変換素子すなわち読み出し書き込みヘッド28が搭載される。読み出し書き込みヘッド28は、スライダ本体27の空気流出端に接合されるAl(アルミナ)製のヘッド素子内蔵膜29に埋め込まれる。読み出し書き込みヘッド28は、例えば、磁気ディスク13から情報を読み出す際に使用される巨大磁気抵抗効果(GMR)素子やトンネル接合磁気抵抗効果(TMR)素子といった読み取り素子と、磁気ディスク13に情報を書き込む際に使用される薄膜磁気ヘッドといった書き込み素子とで構成されればよい。
浮上ヘッドスライダ22の空気流出側端面すなわちヘッド素子内蔵膜29の表面には2対の電極端子31、32すなわち端子パッドが配置される。1対の電極端子31は例えば読み出し書き込みヘッド28の読み取り素子に電気的に接続される。こうして読み取り素子には1対の電極端子31からセンス電流が供給される。電極端子31からセンス電流の電圧変化は取り出される。もう1対の電極端子32は例えば読み出し書き込みヘッド28の書き込み素子に電気的に接続される。電極端子32から書き込み素子に書き込み電流が供給される。書き込み電流の供給に応じて例えば薄膜コイルパターンで磁界は生成される。
スライダ本体27およびヘッド素子内蔵膜29には、磁気ディスク13に対向する媒体対向面すなわち浮上面33が規定される。浮上面33には、スライダ本体27の空気流入端に沿って延びるフロントレール34と、スライダ本体27の空気流出端に隣接して広がるリアレール35とが形成される。フロントレール34およびリアレール35の頂上面にはいわゆるABS(空気軸受け面)36、37が規定される。ABS36、37の空気流入端は段差38、39でレール34、35の頂上面に接続される。読み出し書き込みヘッド28はABS37で前端を露出させる。ただし、ABS37の表面には、読み出し書き込みヘッド28の前端に覆い被さるDLC(ダイヤモンドライクカーボン)保護膜が形成されてもよい。
磁気ディスク13の回転に基づき生成される気流は浮上面33に受け止められる。このとき、段差38、39の働きでABS36、37には比較的に大きな正圧すなわち浮力が生成される。しかも、フロントレール34の後方すなわち背後には大きな負圧が生成される。これら浮力および負圧のバランスに基づき浮上ヘッドスライダ22の浮上姿勢は確立される。なお、浮上ヘッドスライダ22の形態はこういった形態に限られるものではない。
浮上ヘッドスライダ22とフレキシャ24の平板部材25との間にはマイクロアクチュエータ41が挟み込まれる。マイクロアクチュエータ41は平板部材25に浮上ヘッドスライダ22を連結する。マイクロアクチュエータ41の働きで、浮上ヘッドスライダ22は、浮上面33を貫通する回転中心軸CR回りで回転することができる。回転中心軸CRは平板部材25の表面に直交する。マイクロアクチュエータ41の詳細は後述される。
フレキシャ24の表面には所定の配線パターン42が形成される。この配線パターン42には、前述のセンス電流や書き込み電流の供給に用いられる電極取り出し用導電パターン43と、マイクロアクチュエータ41に駆動電圧を供給する際に用いられる導電パターン44とが含まれる。電極取り出し用導電パターン43は、電極端子31、32の表面を含む1垂直平面に直交する1水平平面に沿って広がる導電性パッドを備える。
電極取り出し用導電パターン43と電極端子31、32とは導電ワイヤ45で相互に接続される。個々の導電ワイヤ45は、電極端子31、32の表面から直立する第1接点46と、導電取り出し用導電パターン43の表面から直立する第2接点47とを備える。第1および第2接点46、47はワイヤ本体48で相互に接続される。第1および第2接点46、47の90度の角度差はワイヤ本体48の湾曲で吸収される。こうした導電ワイヤ45は例えばワイヤボンディング法に基づき形成されればよい。
図3に示されるように、本発明の一具体例に係るマイクロアクチュエータ41は、浮上ヘッドスライダ22の横幅方向に延びる長尺の第1固定部材51を備える。第1固定部材51は、横幅方向中央の基準位置で浮上ヘッドスライダ22の上面を受け止める。この基準位置では、浮上ヘッドスライダ22は第1接着層52の働きで第1固定部材51に接着される。第1接着層52は少なくとも回転中心軸CRから周囲に向かって広がる。ただし、第1接着層52は、第1固定部材51に対して浮上ヘッドスライダ22の回転を妨げない程度に接着力を発揮する。第1固定部材51は接着層53の働きで平板部材25に固着される。第1接着層52や接着層53は例えばエポキシ系接着剤から構成されればよい。
第1固定部材51の一端には、相反する2方向に延びる第2固定部材54が一体に形成される。この第2固定部材54は、前述の横幅方向に直交する前後方向に延びればよい。第2固定部材54の前端および後端は浮上ヘッドスライダ22の側面を受け止める。第2接着層55の働きで浮上ヘッドスライダ22は第2固定部材54の前端および後端に接着される。第2接着層55同士は所定の間隔で隔てられる。第2接着層55は例えばエポキシ系接着剤から構成されればよい。第2固定部材54の外向き面には第1圧電素子56が貼り付けられる。貼り付けにあたって例えば接着剤は用いられる。第1圧電素子56の詳細は後述される。
同様に、第1固定部材51の他端には、相反する2方向に延びる第3固定部材57が一体に形成される。第1〜第3固定部材51、54、57は例えばジルコニアのグリーンシートから焼成に基づき成型されればよい。この第3固定部材57は、前述の横幅方向に直交する前後方向に延びればよい。第3固定部材57の前端および後端は浮上ヘッドスライダ22の側面を受け止める。第3接着層58の働きで浮上ヘッドスライダ22は第3固定部材57の前端および後端に接着される。第3接着層58同士は所定の間隔で隔てられる。第3接着層58は例えばエポキシ系接着剤から構成されればよい。第3固定部材57の外向き面には第2圧電素子59が貼り付けられる。貼り付けにあたって例えば接着剤は用いられる。
図4に示されるように、第1圧電素子56は前端側の第1伸縮体62aと後端側の第2伸縮体62bとを備える。第1および第2伸縮体62a、62bは不活性域63で相互に隔てられる。この不活性域63に基づき第1圧電素子56は第2固定部材54上で位置決めされる。すなわち、第1伸縮体62aは第2固定部材54の前端と第1固定部材51との間に配置される。第2伸縮体62bは第2固定部材54の後端と第1固定部材51との間に配置される。
第1および第2伸縮体62a、62bは圧電セラミック薄板の積層体から構成される。圧電セラミック薄板は、平板部材25の表面に対して直立姿勢で順番に重ね合わせられる。圧電セラミック薄板は例えばPNN−PT−PZといった圧電性材料から構成されればよい。ここでは、第1伸縮体62a、不活性域63および第2伸縮体62bは、連続する1セラミック体から構成される。
第1伸縮体62aでは、圧電セラミック薄板同士の間に第1電極層64および第2電極層65が交互に挟み込まれる。第1伸縮体62aの外壁には第1取り出し電極層66が接合される。全ての第1電極層64は第1取り出し電極層66に接続される。同様に、第2伸縮体62bでは、圧電セラミック薄板同士の間に第1電極層64および第2電極層65が交互に挟み込まれる。第2伸縮体62bの外壁には第1取り出し電極層66が接合される。全ての第1電極層64は第1取り出し電極層66に接続される。
その一方で、不活性域63の外壁には第2取り出し電極層67が接合される。全ての第2電極層65は第2取り出し電極層67に接続される。ここでは、第1伸縮体62a内の第2電極層65と第2伸縮体62b内の第2電極層65とは不活性域63を貫通して連続する。第1および第2電極層64、65や第1および第2取り出し電極層66、67は例えばPtといった導電性金属材料から構成されればよい。
例えば前端側の第1取り出し電極層66に駆動電圧が供給されると、第1伸縮体62a内では第1電極層64および第2電極層65の間に電位差が生み出される。個々の圧電セラミック薄板では、第1および第2電極層64、65の間に確立される電圧の向きに応じて分極が引き起こされる。同時に、この分極方向に電圧は印加される。その結果、第1伸縮体62aは前後方向に収縮する。同様に、後端側の第1取り出し電極層66に駆動電圧が供給されると、第2伸縮体62bは前後方向に収縮する。なお、第2圧電素子59は第1圧電素子56と同様に構成されればよい。ただし、第2圧電素子59では、第1伸縮体62aは第3固定部材57の後端と第1固定部材51との間に配置され、第2伸縮体62bは第3固定部材57の前端と第1固定部材51との間に配置される。
こういった圧電素子56、59の製造にあたって例えばPNN−PT−PZのグリーンシートは利用される。個々のグリーンシート上には第1および第2電極層64、65が形成される。形成にあたって例えばスクリーン印刷が用いられればよい。第1および第2電極層64、65の素材には例えばPtといった導電材料が用いられればよい。グリーンシートは順番に積層された後に大気中で焼成される。グリーンシートは例えば1050℃程度の高温に曝される。こうして形成されたセラミック体から複数の圧電素子56、59は切り出されることができる。切り出された圧電素子56、59は第2固定部材54や第3固定部材57に接着される。その他、圧電素子56、57はPNN−PT−PZペーストやPtペーストの印刷法に基づき形成されてもよい。この場合には、圧電セラミック薄板や第1および第2電極64、65は第2固定部材54や第3固定部材57の表面に直接に形成されていく。
いま、磁気ディスク13上の記録トラックに対して浮上ヘッドスライダ22上の読み出し書き込みヘッド28が位置決めされる場面を想定する。アクチュエータアーム18の揺動に基づき記録トラックに対して読み出し書き込みヘッド28は位置決めされる。記録トラックに対する読み出し書き込みヘッド28の追従が始まると、コントローラチップはいわゆるサーボ制御に基づきマイクロアクチュエータ41に電気信号を供給する。
図5に示されるように、第1および第2圧電素子56、59で第1伸縮体62aに駆動電圧が供給されると、第1伸縮体62aは収縮する。第1圧電素子56の前端は第1固定部材51に向かって引き寄せられる。同様に、第2圧電素子59の後端は第1固定部材51に向かって引き寄せられる。こうして回転中心軸CR回りに偶力は生み出される。浮上ヘッドスライダ22は回転中心軸CR回りに時計回りに回転する。この回転に応じて読み出し書き込みヘッド28は磁気ディスク13の半径方向に移動する。その一方で、第1および第2圧電素子56、59で第2伸縮体62bに駆動電圧が供給されると、図6に示されるように、第2伸縮体62bは収縮する。第1圧電素子56の後端は第1固定部材51に向かって引き寄せられる。同様に、第2圧電素子59の前端は第1固定部材51に向かって引き寄せられる。回転中心軸CR回りに偶力は生み出される。浮上ヘッドスライダ22は回転中心軸CR回りに反時計回りに回転する。この回転に応じて読み出し書き込みヘッド28は磁気ディスク13の半径方向に移動する。こうして読み出し書き込みヘッド28は高い精度で記録トラックを追従し続けることができる。
図5および図6から明らかなように、第1伸縮体62a、62aの第1取り出し電極層66は平板25上の第1導電パッド71に電気的に接続される。接続にあたって例えば導電性のボール端子72は用いられることができる。第1導電パッド71には導電パターン44から駆動電圧が供給される。第1導電パッド71同士は例えば任意の配線パターン73で相互に接続されればよい。こうして1対の第1伸縮体62aにはコントローラチップから単一の配線パターン44で駆動電圧は供給されることができる。
同様に、第2伸縮体62b、62bの第1取り出し電極層66は平板25上の第2導電パッド74に電気的に接続される。接続にあたって例えば導電性のボール端子75は用いられることができる。第2導電パッド74には導電パターン44から駆動電圧が供給される。第2導電パッド74同士は例えば任意の配線パターン76で相互に接続されればよい。こうして1対の第2伸縮体62bにはコントローラチップから単一の配線パターン44で駆動電圧は供給されることができる。
さらにまた、不活性域63、63の第2取り出し電極層67は平板25上の第3導電パッド77に電気的に接続される。接続にあたって例えば導電性のボール端子78は用いられることができる。第1伸縮体62aや第2伸縮体62bに供給された駆動電圧は第3導電パッド77から導電パターン44に逃される。第3導電パッド77同士は例えば任意の配線パターン79で相互に接続されればよい。こうして1対の第2取り出し電極層67から単一の配線パターン44で駆動電圧は逃されることができる。配線パターン79は例えば第1固定部材51上に形成されてもよい。
以上のようなヘッドサスペンションアセンブリ19では、読み出し書き込みヘッド28の微小移動にあたって浮上ヘッドスライダ22の回転が利用される。回転時に浮上ヘッドスライダ22で生成される慣性モーメントは低く抑え込まれる。したがって、マイクロアクチュエータ41には比較的に小さなモーメントのみが作用する。その結果、浮上ヘッドスライダ22とマイクロアクチュエータ41とで構成される振動系の固有振動数は高められることができる。広い周波数帯域でサーボ信号の周波数は確保されることができる。
しかも、第1圧電素子56や第2圧電素子59が直接にフレキシャ24の平板部材25に接着される場合に比べて、浮上ヘッドスライダ22およびマイクロアクチュエータ41の間には多数の接着箇所が確保されることができる。したがって、浮上ヘッドスライダ22はマイクロアクチュエータ41に強固に固定されることができる。例えばHDD11の外部から大きな衝撃が加わっても、浮上ヘッドスライダ22の落下や離脱は確実に回避されることができる。
以上のようなマイクロアクチュエータ41では、例えば図7に示されるように、第1固定部材51の長手方向に直交する横幅方向すなわち浮上ヘッドスライダ22の前後方向に広がる取り付け部材81が一体に形成されてもよい。こういった取り付け部材81は、前述の第1固定部材51単体に比べて接着層53の範囲を拡大させることができる。したがって、第1固定部材51はさらに強固に平板部材25に固定されることができる。第1固定部材51すなわち浮上ヘッドスライダ22の落下はさらに確実に防止されることができる。
その他、例えば図8に示されるように、第1固定部材51は第2および第3固定部材54、57とは別部材で構成されてもよい。こういった場合には、第1固定部材51は例えば導電性の金属材料から構成されてもよい。第1固定部材51に導電性が付与されれば、第1固定部材51は、前述のように第3導電パッド77同士を接続する配線パターン79として機能することができる。この場合でも、例えば図9に示されるように、第1固定部材51にはその横幅方向に広がる取り付け部材82が一体に形成されてもよい。取り付け部材82は接着層53の範囲の拡大に大いに寄与する。ここで、第2固定部材54や第3固定部材57上では、例えば図8や図9に示されるように、第2取り出し電極層67と第3導電パッド77との接続にあたって第2取り出し電極67には張り出し部77aが形成されてもよい。
なお、第2固定部材54や第3固定部材57は、第1固定部材51から少なくともいずれか一方にのみ延びればよい。例えば、第2固定部材54が第1固定部材51から前方に延びる場合には、第3固定部材57は第1固定部材51から後方に延びればよい。反対に、第2固定部材54が第1固定部材51から後方に延びる場合には、第3固定部材57は第1固定部材51から前方に延びればよい。こういった場合には、第1および第2伸縮体62a、62bのいずれか一方のみが圧電素子56、59内に確立されればよい。その他、前述の不活性域63には、第1および第2伸縮体62a、62bを相互に隔てる空間が配置されてもよい。すなわち、第1および第2伸縮体62a、62bは別体に構成されてもよい。
以上のようなヘッドサスペンションアセンブリ19では、例えば図10に示されるように、センス電流の供給や書き込み電流の供給にあたってフレキシブルプリント配線基板83が用いられてもよい。フレキシブルプリント配線基板83は例えばロードビームから前方に向かって浮上ヘッドスライダ22まで延びればよい。フレキシブルプリント配線基板83は浮遊領域でヘッドサスペンション21すなわちフレキシャ24から離隔する。言い換えれば、フレキシブルプリント配線基板83はフレキシャ24の平板部材25には接触しない。
フレキシブルプリント配線基板83の表面には導電性パッド84が形成される。個々の導電性パッド84は対応する電極端子31、32にそれぞれ位置合わせられる。電極端子31、32は対応する導電性パッド84に個別に接続される。こういった接続にあたって例えば金ボールといったボンディング部材が用いられればよい。前述と同様に、個々の導電性パッド84は対応する電極取り出し用導電パターン43に接続される。電極取り出し用導電パターン43は同様にフレキシブルプリント配線基板82の表面に形成されればよい。その他、前述のヘッドサスペンションアセンブリ19と均等な構成や構造には同一の参照符号が付される。
ヘッドサスペンションアセンブリ19では、浮上ヘッドスライダ22の回転に伴い電極端子31、32はフレキシャ24に対して相対的に移動する。このとき、電極端子31、32の移動はフレキシブルプリント配線基板82の変形を引き起こす。したがって、浮上ヘッドスライダ22の回転は妨げられない。電極端子31、32と導電性パッド84との間で確実に電気的接合は維持されることができる。
なお、前述のようなマイクロアクチュエータ41では圧電素子の構造や配置は適宜に設定されればよい。
(付記1) 所定の長手方向に延びて、長手方向中央の基準位置で被駆動部材を受け止める第1固定部材と、第1固定部材の一端から少なくとも第1方向に延び、少なくとも先端で前記被駆動部材を受け止める第2固定部材と、第1固定部材の他端から第1方向に相反する第2方向に少なくとも延び、少なくとも先端で前記被駆動部材を受け止める第3固定部材と、第2固定部材の外面に固定される第1圧電素子と、第3固定部材の外面に固定される第2圧電素子とを備えることを特徴とする微動アクチュエータ。
(付記2) 付記1に記載の微動アクチュエータにおいて、前記第1、第2および第3固定部材は一体に形成されることを特徴とする微動アクチュエータ。
(付記3) 付記1または2に記載の微動アクチュエータにおいて、前記被駆動部材は、記録媒体に向き合わせられるヘッドスライダであることを特徴とする微動アクチュエータ。
(付記4) 付記1〜3のいずれかに記載の微動アクチュエータにおいて、前記第1固定部材には、前記長手方向に直交する横幅方向に広がる取り付け部材が一体に形成されることを特徴とする微動アクチュエータ。
(付記5) 付記1〜4のいずれかに記載の微動アクチュエータにおいて、前記第1固定部材上には導電性の配線パターンが形成されることを特徴とする微動アクチュエータ。
(付記6) 付記1に記載の微動アクチュエータにおいて、前記第1固定部材は導電性材料から構成されることを特徴とする微動アクチュエータ。
(付記7) 所定の長手方向に延びて、長手方向中央の基準位置で被駆動部材を受け止める第1固定部材と、第1固定部材の一端から相反する2方向に延び、少なくとも2点で前記被駆動部材を受け止める第2固定部材と、第1固定部材の他端から相反する2方向に延び、少なくとも2点で前記被駆動部材を受け止める第3固定部材と、第2固定部材の外面に固定されて、1対の伸縮体を相互に隔てる不活性域で第1固定部材に対して位置合わせされる第1圧電素子と、第3固定部材の外面に固定されて、1対の伸縮体を相互に隔てる不活性域で第1固定部材に対して位置合わせされる第2圧電素子とを備えることを特徴とする微動アクチュエータ。
(付記8) 付記7に記載の微動アクチュエータにおいて、前記第1圧電素子では、伸縮体、不活性域および伸縮体は連続する1セラミック体から構成されることを特徴とする微動アクチュエータ。
(付記9) 付記7または8に記載の微動アクチュエータにおいて、前記第2圧電素子では、伸縮体、不活性域および伸縮体は連続する1セラミック体から構成されることを特徴とする微動アクチュエータ。
(付記10) 付記7〜9のいずれかに記載の微動アクチュエータにおいて、前記被駆動部材は、記録媒体に向き合わせられるヘッドスライダであることを特徴とする微動アクチュエータ。
(付記11) 付記7〜10のいずれかに記載の微動アクチュエータにおいて、前記第1、第2および第3固定部材は一体に形成されることを特徴とする微動アクチュエータ。
(付記12) 付記7〜11のいずれかに記載の微動アクチュエータにおいて、前記第1固定部材には、前記長手方向に直交する横幅方向に広がる取り付け部材が一体に形成されることを特徴とする微動アクチュエータ。
(付記13) 付記7〜12のいずれかに記載の微動アクチュエータにおいて、前記第1固定部材上には導電性の配線パターンが形成されることを特徴とする微動アクチュエータ。
(付記14) 付記7に記載の微動アクチュエータにおいて、前記第1固定部材は導電性材料から構成されることを特徴とする微動アクチュエータ。
(付記15) 揺動アームと、揺動アームの先端から前方に延びるヘッドサスペンションと、ヘッドスライダと、ヘッドサスペンションに固定されつつ所定の長手方向に延びて、長手方向中央の基準位置でヘッドスライダを受け止める第1固定部材と、第1固定部材の一端から少なくとも第1方向に延び、少なくとも先端でヘッドスライダを受け止める第2固定部材と、第1固定部材の他端から第1方向に相反する第2方向に少なくとも延び、少なくとも先端でヘッドスライダを受け止める第3固定部材と、第2固定部材の外面に固定される第1圧電素子と、第3固定部材の外面に固定される第2圧電素子とを備えることを特徴とする記録媒体駆動装置。
(付記16) 付記15に記載の記録媒体駆動装置において、ヘッドスライダ上に配置される導電性の端子パッドと、浮遊領域でヘッドサスペンションから離隔するフレキシブルプリント配線基板と、フレキシブルプリント配線基板の浮遊領域に配置される導電性パッドと、ヘッドスライダ上の端子パッドおよび導電性パッドの間に挟まれるボンディング部材とをさらに備えることを特徴とする記録媒体駆動装置。
(付記17) 付記15に記載の記録媒体駆動装置において、ヘッドスライダ上に配置される導電性の端子パッドと、ヘッドサスペンションの表面に配置される導電性パッドと、ヘッドスライダ上の端子パッドおよび導電性パッドの間に介在するワイヤボンディング部材とをさらに備えることを特徴とする記録媒体駆動装置。
(付記18) 揺動アームと、揺動アームの先端から前方に延びるヘッドサスペンションと、ヘッドスライダと、ヘッドサスペンションに固定されつつ所定の長手方向に延びて、長手方向中央の基準位置でヘッドスライダを受け止める第1固定部材と、第1固定部材の一端から相反する2方向に延び、少なくとも2点でヘッドスライダを受け止める第2固定部材と、第1固定部材の他端から相反する2方向に延び、少なくとも2点でヘッドスライダを受け止める第3固定部材と、第2固定部材の外面に固定されて、1対の伸縮体を相互に隔てる不活性域で第1固定部材に対して位置合わせされる第1圧電素子と、第3固定部材の外面に固定されて、1対の伸縮体を相互に隔てる不活性域で第1固定部材に対して位置合わせされる第2圧電素子とを備えることを特徴とする記録媒体駆動装置。
(付記19) 付記18に記載の記録媒体駆動装置において、ヘッドスライダ上に配置される導電性の端子パッドと、浮遊領域でヘッドサスペンションから離隔するフレキシブルプリント配線基板と、フレキシブルプリント配線基板の浮遊領域に配置される導電性パッドと、ヘッドスライダ上の端子パッドおよび導電性パッドの間に挟まれるボンディング部材とをさらに備えることを特徴とする記録媒体駆動装置。
(付記20) 付記18に記載の記録媒体駆動装置において、ヘッドスライダ上に配置される導電性の端子パッドと、ヘッドサスペンションの表面に配置される導電性パッドと、ヘッドスライダ上の端子パッドおよび導電性パッドの間に介在するワイヤボンディング部材とをさらに備えることを特徴とする記録媒体駆動装置。
記録媒体駆動装置の一具体例に係るハードディスク駆動装置(HDD)の構造を概略的に示す平面図である。 本発明の第1実施形態に係るヘッドサスペンションアセンブリの主要部の構造を概略的に示す拡大斜視図である。 浮上ヘッドスライダおよびマイクロアクチュエータの分解斜視図である。 第1圧電素子の構造を概略的に示す拡大斜視図である。 マイクロアクチュエータの動作を説明するヘッドサスペンションアセンブリの拡大部分平面図である。 マイクロアクチュエータの動作を説明するヘッドサスペンションアセンブリの拡大部分平面図である。 別の具体例に係るマイクロアクチュエータの構造を概略的に示す斜視図である。 さらに別の具体例に係るマイクロアクチュエータの構造を概略的に示す斜視図である。 さらに別の具体例に係るマイクロアクチュエータの構造を概略的に示す斜視図である。 図2に対応し、他の具体例に係るヘッドサスペンションアセンブリの主要部の構造を概略的に示す拡大斜視図である。
11 記録媒体駆動装置としてのハードディスク駆動装置(HDD)、13 記録媒体としての磁気ディスク、18 揺動アーム(アクチュエータアーム)、19 ヘッドサスペンションアセンブリ、21 ヘッドサスペンション、22 被駆動部材としてのヘッドスライダ、25 支持部材(平板部材)、26 ジンバルばね、31、32 端子パッド(電極端子)、41 微動アクチュエータ(マイクロアクチュエータ)、45 ワイヤボンディング部材(導電ワイヤ)、51 第1固定部材、54 第2固定部材、56 第1圧電素子、57 第3固定部材、59 第2圧電素子、62a 第1伸縮体、62b 第2伸縮体、63 不活性域、79 配線パターン、81 取り付け部材、82 取り付け部材、83 フレキシブルプリント配線基板、84 導電性パッド。

Claims (3)

  1. 所定の長手方向に延びて、長手方向中央の基準位置で被駆動部材を受け止め、前記被駆動部材の回転中心軸上で前記被駆動部材に接着される第1固定部材と、前記第1固定部材の一端から少なくとも第1方向に延び、前記第1方向の先端で前記被駆動部材に接着される第2固定部材と、前記第1固定部材の他端から前記第1方向に相反する第2方向に少なくとも延び、第2方向の先端で前記被駆動部材に接着される第3固定部材と、前記第2固定部材の外面に固定される第1圧電素子と、前記第3固定部材の外面に固定される第2圧電素子とを備えることを特徴とする微動アクチュエータ。
  2. 所定の長手方向に延びて、長手方向中央の基準位置で被駆動部材を受け止め、前記被駆動部材の回転中心軸上で前記被駆動部材に接着される第1固定部材と、前記第1固定部材の一端から相反する2方向に延び、前記2方向の先端で前記被駆動部材に接着される第2固定部材と、前記第1固定部材の他端から相反する2方向に延び、前記2方向の先端で前記被駆動部材に接着される第3固定部材と、前記第2固定部材の外面に固定されて、1対の伸縮体を相互に隔てる不活性域で前記第1固定部材に対して位置合わせされる第1圧電素子と、前記第3固定部材の外面に固定されて、1対の伸縮体を相互に隔てる不活性域で前記第1固定部材に対して位置合わせされる第2圧電素子とを備えることを特徴とする微動アクチュエータ。
  3. 揺動アームと、揺動アームの先端から前方に延びるヘッドサスペンションと、ヘッドスライダと、ヘッドサスペンションに固定されつつ所定の長手方向に延びて、長手方向中央の基準位置でヘッドスライダを受け止め、前記ヘッドスライダの回転中心軸上で前記ヘッドスライダに接着される第1固定部材と、前記第1固定部材の一端から少なくとも第1方向に延び、前記第1方向の先端で前記ヘッドスライダに接着される第2固定部材と、前記第1固定部材の他端から前記第1方向に相反する第2方向に少なくとも延び、前記第2方向の先端で前記ヘッドスライダに接着される第3固定部材と、前記第2固定部材の外面に固定される第1圧電素子と、前記第3固定部材の外面に固定される第2圧電素子とを備えることを特徴とする記録媒体駆動装置。
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