JP4166296B2 - ドーパミン受容体拮抗作用を有する化合物 - Google Patents

ドーパミン受容体拮抗作用を有する化合物 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ドーパミンD4(以下D4と略す。ドーパミンD1〜D3およびドーパミンD5についても同様)受容体拮抗剤として有用な縮合環誘導体に関する。
【0002】
【従来の技術】
精神分裂病(以下、分裂病と略す)の患者は全人口の1〜2%を占めている。患者の大部分は、10代後半から20代前半に発病している。若い世代の慢性病であるという点、完治が困難であるという点から、患者の家族、強いては社会の経済的負担は大きい。
従来、ドーパミン受容体は薬理学的な見地から、D1様受容体とD2様受容体に分類されていた。このうちD2様受容体は、精神機能や運動機能と関係が深く、この受容体に作用する薬剤(例えば、ハロペリドール、スルプリド、ネモナプリド等)は、分裂病、うつ病、およびその他の精神性疾患の治療に利用されてきた(Synapse,1976,192,481)。これらの薬剤は、精神分裂病の陽性症状と呼ばれる精神運動興奮、幻覚、妄想といった症状には優れた効果を示す。しかしながら、陰性症状と呼ばれる自発性減退、関心の消失、感情鈍磨などを主体とする慢性分裂病患者に対しては、十分な効果を示さない。
また、これらの薬剤は、不随意運動の異常といった錐体外路症状や、高プロラクチン血症、無月経などの内分泌症を副作用として伴うことも知られている。
一般に、定型分裂病薬の主作用である抗精神分裂作用は前頭皮質や、辺縁系に存在するD2様受容体を介した作用であることが知られている。また、副作用の錐体外路症状は、線条体に存在するD2様受容体、内分泌症は下垂体前葉に存在するD2受容体を介した作用に基づくと考えられている(Pergamon Press,New York,1990,383−435)。
【0003】
近年、分子生物学の進歩により、新しいドーパミン受容体サブタイプが発見された。ドーパミン受容体は、構成アミノ酸配列の異なるD1〜D5受容体の5種類のサブタイプに再分類され、従来の薬理学的分類によるD2様受容体は、新たにD3、D4受容体が加えられた。これらD2、D3、D4受容体の分布には特徴的な差があることが明らかになった(Trends in Pharmacological Science,1992,13,61;Brain Res.,1991,564,203;Eur.J.Pharmacol.,1992,211,189;Nature,1991,350,610)。
2受容体は、錐体外路系に深く関与していると考えられる線条体に特に多く分布している。側坐核、嗅結節、あるいは内分泌症状と関連する脳下垂体にも比較的多く分布している。精神機能と関連する大脳皮質への分布は比較的少ない。D3受容体は、大脳辺縁系に多く分布し、認知機能や情動に関連するとされている側坐核、嗅結節、海馬、内側乳頭核、中脳腹側被蓋野、あるいは小脳第10葉に分布している。線条体には少なく、脳下垂体では検出されない。
4受容体は、高次精神機能を調節し、分裂病と最も関連があるとされている前頭皮質や扁桃体に多く分布している。錐体外路系に深く関与していると考えられる線条体での分布は非常に少ない。
【0004】
この様なD2様受容体の脳内分布の差異に基づき、錐体外路症状などの副作用を持たない薬剤の開発として、D3、D4受容体拮抗剤の研究が始まっている。
特に、D4受容体に関しては、精神分裂病患者のD4受容体発現率が健常人の6倍程度増加していることがわかっている(Nature,1993,365,441)。
錐体外路症状などの副作用が少なく、通常の抗分裂病薬には抵抗性の陰性症状にも有効であるクロザピンは、D4受容体に対する親和性が、D2受容体に比べて高い。クロザピンの臨床容量における有効血中濃度がD2受容体親和性から導かれる値よりも、D4受容体親和性から導かれる値とよく一致する(Neuropsychopharmacology,1992,7,261)。以上の2点から、選択的D4受容体拮抗作用を有する化合物は、従来にはなかった、陰性症状にも有効で、副作用も少ない薬剤になる可能性がある。
3受容体親和性を有する化合物は、EP0539281Aに記載されている。
3およびD4受容体親和性を有する化合物は、WO95/08533およびWO95/29891に記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記に鑑み、本発明者らは錐体外路症状や内分泌症状などの副作用がなく、分裂病の陰性症状の改善作用を有する向精神病薬について研究を行ってきた。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは鋭意研究の結果、錐体外路症状や内分泌症状に関連するD2受容体との親和性が低く、分裂病の陰性症状に関連するD4受容体との親和性が強い化合物を見出した。
【0007】
すなわち本発明は、I)一般式(I):
【化14】
Figure 0004166296
[式中、Aは式:
【化15】
Figure 0004166296
{式中、Zは酸素原子または硫黄原子を示し;
1、R2、R3、およびR4は同一または異なって、
(a)水素原子、
(b)直鎖状または分枝状のC1〜C6アルキル、
(c)C3〜C8シクロアルキル、
(d)C1〜C3ハロアルキル、もしくは
(e)ハロゲンを示すか、または
(f)R1とR2が一緒になってもしくはR3とR4が一緒になって(CH2)m鎖(式中、mは2から4の整数を表わす)を形成する}を示し;
EおよびFは同一または異なって窒素原子またはXもしくはYで置換されていてもよいCH;
Xは直鎖状または分枝状のC1〜C6アルキルオキシ、C3〜C8シクロアルキルオキシ、またはC3〜C8シクロアルキルにより置換されている直鎖状または分枝状のC1〜C3アルキルオキシ;
Yは式:
【化16】
Figure 0004166296
(式中、Gは−CONH−、−C(O)O−、−NHCO−、または−OC(O)−;
5
(a)直鎖状または分枝状のC1〜C6アルキル、
(b)C3〜C8シクロアルキル、
(c)C7〜C12スピロアルキル、
(d)C7〜C12ビシクロアルキル、
(e)アリール、
(f)アラルキル、
(g)ヘテロアリールアルキル、もしくは、
(h)フェニル基により置換されていてもよい非芳香性複素環基、もしくは、
(i)C3〜C8シクロアルキルC1〜C3アルキル
を示す。その各々は、
i)直鎖状または分枝状のC1〜C6アルキル、
ii)直鎖状または分枝状のC1〜C8アルキルオキシ、
iii)C1〜C3ハロアルキル、
iv)ハロゲン、
v)C3〜C8シクロアルキル、
vi)カルボキシ、
vii)アルキルオキシカルボニル、
viii)アシル、
ix)ホルミル、または、
x)ニトロ
よりなる群から選択される1または2以上の置換基によって置換されていてもよい;
nは1〜3の整数、pは1〜3の整数を示し、(CH2)nおよび(CH2)pは直鎖状または分枝状のC1〜C6アルキル、またはC1〜C3ハロアルキルによって置換されていてもよい。ただし、−E=F−は−N=N−ではなく、n+pは5以下の整数である]で示される化合物、その光学活性体、もしくはそれらの製薬上許容される塩、またはそれらの水和物。
【0008】
II)一般式(II):
【化17】
Figure 0004166296
(式中、EはCHまたは窒素原子を示し、A、X、およびYは前記と同意義)で示される化合物、その光学活性体、もしくはそれらの製薬上許容される塩、またはそれらの水和物。
III)一般式(III):
【化18】
Figure 0004166296
(式中、A、E、X、およびYは前記と同意義)で示される化合物、その光学活性体、もしくはそれらの製薬上許容される塩、またはそれらの水和物。
IV)一般式(IV):
【化19】
Figure 0004166296
(式中、E、X、Y、R1、およびR2は前記と同意義)で示される化合物、その光学活性体、もしくはそれらの製薬上許容される塩、またはそれらの水和物。
V)一般式(V):
【化20】
Figure 0004166296
(式中、E、X、Y、R1、およびR2は前記と同意義)で示される化合物、その光学活性体、もしくはそれらの製薬上許容される塩、またはそれらの水和物。
【0009】
VI)一般式(VI):
【化21】
Figure 0004166296
(式中、E、X、Y、R3、およびR4は前記と同意義)で示される化合物、その光学活性体、もしくはそれらの製薬上許容される塩、またはそれらの水和物。
VII)一般式(VII):
【化22】
Figure 0004166296
(式中、E、X、Y、R3、およびR4は前記と同意義)で示される化合物、その光学活性体、もしくはそれらの製薬上許容される塩、またはそれらの水和物。
VIII)Xが直鎖状または分枝状のC1〜C6アルキルオキシを示し;
1およびR2は同一または異なって水素原子または直鎖状もしくは分枝状のC1〜C6アルキルを示し;
Gは−CONH−を示し、
5
(a)C3〜C8シクロアルキル、もしくは、
(b)アラルキル、その各々は、
i)直鎖状または分枝状のC1〜C6アルキル、
ii)直鎖状または分枝状のC1〜C8アルキルオキシ、
iii)C1〜C3ハロアルキル、および、
iv)ハロゲン
から任意に選択される1または2以上の置換基によって置換されていてもよい基を示すか、
(b)直鎖状または分枝状のC1〜C6アルキルによって置換されていてもよいC3〜C8シクロアルキル、または、
(c)直鎖状または分枝状のC1〜C6アルキルで置換されていてもよいC3〜C8シクロアルキルによって置換されていてもよいC1〜C3アルキルを示し;
nが1、pが2であるI)〜V)のいずれかに記載の化合物、その光学活性体、もしくはそれらの製薬上許容される塩、またはそれらの水和物。
【0010】
IX)Xが直鎖状または分枝状のC1〜C6アルキルオキシを示し;
3およびR4は同一または異なって水素原子または直鎖状もしくは分枝状のC1〜C6アルキルを示し;
Gは−CONH−を示し、
5
(a)C3〜C8シクロアルキル、もしくは、
(b)アラルキル、その各々は、
i)直鎖状または分枝状のC1〜C6アルキル、
ii)直鎖状または分枝状のC1〜C8アルキルオキシ、
iii)C1〜C3ハロアルキル、および、
iv)ハロゲン
から任意に選択される1または2以上の置換基によって置換されていてもよい基を示すか、
(b)直鎖状または分枝状のC1〜C6アルキルによって置換されていてもよいC3〜C8シクロアルキル、または、
(c)直鎖状または分枝状のC1〜C6アルキルで置換されていてもよいC3〜C8シクロアルキルによって置換されていてもよいC1〜C3アルキルを示し;
nが1、pが2であるI)〜III)およびVI)〜VII)のいずれかに記載の化合物、その光学活性体、もしくはそれらの製薬上許容される塩、またはそれらの水和物。
X)Gが−CONH−であるI)〜VII)のいずれかに記載の化合物、その光学活性体、もしくはそれらの製薬上許容される塩、またはそれらの水和物。
XI)I)〜X)のいずれかに記載の化合物を有効成分として含有する医薬組成物。
XII)I)〜X)のいずれかに記載の化合物を有効成分として含有するドーパミン受容体拮抗剤。
XIII)I)〜X)のいずれかに記載の化合物を有効成分として含有するドーパミンD4受容体拮抗剤。
IX)I)〜X)のいずれかに記載の化合物を有効成分として含有するドーパミンD2およびD4受容体拮抗剤、に関する。
【0011】
前記の化合物は、全て優れたD4受容体拮抗作用を有するが、特に以下に示す化合物が好ましい。
1)一般式(IV)において、EがCHである化合物、その光学活性体、もしくはそれらの製薬上許容される塩、またはそれらの水和物。
2)一般式(IV)または(V)において、R1およびR2は同一または異なって水素原子または直鎖状もしくは分枝状のC1〜C6アルキル、EがCHまたは窒素原子、Xがメチルオキシ、Gが−CONH−、(n,p)が(1,2)または(2,2)、R5がC3〜C8シクロアルキル、ハロゲンもしくはC1〜C8アルキルオキシで置換されていてもよいベンジル、またはC3〜C8シクロアルキルで置換されているメチルである化合物、その光学活性体、もしくはそれらの製薬上許容される塩、またはそれらの水和物。
3)一般式(VI)または(VII)において、R3およびR4は同一または異なって水素原子または直鎖状もしくは分枝状のC1〜C6アルキル、EがCHまたは窒素原子、Xがメチルオキシ、Gが−CONH−、(n,p)が(1,2)または(2,2)、R5がC3〜C8シクロアルキル、ハロゲンもしくはC1〜C8アルキルオキシで置換されていてもよいベンジル、またはC3〜C8シクロアルキルで置換されているメチルである化合物、その光学活性体、もしくはそれらの製薬上許容される塩、またはそれらの水和物。
【0012】
本明細書中、「ハロゲン」とはフッ素、塩素、臭素、およびヨウ素を意味する。
本明細書中、「直鎖状または分枝状のC1〜C6アルキル」とは、例えば、メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、n−ブチル、i−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシル等が挙げられる。
本明細書中、「C3〜C8シクロアルキル」とは、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチルが挙げられる。
本明細書中、「C1〜C3ハロアルキル」とは、例えば、クロロメチル、クロロエチル、ジクロロエチル、トリクロロエチル、クロロプロピル、ブロモメチル、ブロモエチル、ジブロモエチル、トリブロモエチル、ブロモプロピル、トリフルオロメチル等が挙げられる。
本明細書中、「直鎖状または分枝状のC1〜C6アルキルオキシ」とは、例えば、メチルオキシ、エチルオキシ、n−プロピルオキシ、i−プロピルオキシ、n−ブチルオキシ、i−ブチルオキシ、sec−ブチルオキシ、tert−ブチルオキシ、n−ペンチルオキシ、n−ヘキシルオキシ等が挙げられる。
【0013】
本明細書中、「C3〜C8シクロアルキルにより置換されている直鎖状または分枝状のC1〜C3アルキルオキシ」とは、例えば、シクロプロピルメチルオキシ、シクロプロピルエチルオキシ、シクロプロピルプロピルオキシ、シクロブチルメチルオキシ、シクロペンチルメチルオキシ、シクロヘキシルメチルオキシ、シクロヘプチルメチルオキシ、シクロオクチルメチルオキシ等が挙げられる。
本明細書中、「C3〜C8シクロアルキルC1〜C3アルキル」とは、例えば、シクロプロピルメチル、シクロプロピルエチル、シクロプロピルプロピル、シクロブチルメチル、シクロペンチルメチル、シクロヘキシルメチル、シクロヘプチルメチル、シクロオクチルメチル等が挙げられる。
本明細書中、「C7〜C12スピロアルキル」とは、例えば、スピロ[2,4]ヘプチル、スピロ[3,3]ヘプチル、スピロ[2,5]オクチル、スピロ[3,4]オクチル、スピロ[2,6]ノナニル、スピロ[3,5]ノナニル、スピロ[4,4]ノナニル、スピロ[4,5]デカニル、スピロ[5,5]ウンデカニル、スピロ[5,6]ドデカニル等が挙げられる。
本明細書中、「C7〜C12ビシクロアルキル」とは、例えば、ビシクロ[2,2,1]ヘプチル、ビシクロ[3,2,1]オクチル、ビシクロ[3,3,1]ノナニル、ビシクロ[4,2,1]ノナニル、ビシクロ[4,3,1]デカニル、ビシクロ[3,3,2]デカニル、ビシクロ[4,3,2]ウンデカニル、ビシクロ[4,4,2]ドデカニル等が挙げられる。
【0014】
本明細書中、「アルキルオキシカルボニル」とは、アルキル部分が前記「直鎖状または分枝状のC1〜C6アルキル」であるアルキルオキシカルボニルを意味し、例えば、メチルオキシカルボニル、エチルオキシカルボニル、n−プロピルオキシカルボニル、i−プロピルオキシカルボニル、n−ブチルオキシカルボニル、i−ブチルオキシカルボニル、sec−ブチルオキシカルボニル、tert−ブチルオキシカルボニル、n−ペンチルオキシカルボニル、n−ヘキシルオキシカルボニル等を意味する。
本明細書中、「アシル」とは、アルキル部分が前記「直鎖状または分枝状のC1〜C6アルキル」であるアルキルカルボニル、アリール部分がフェニルであり、さらに前記「直鎖状または分枝状のC1〜C6アルキル」および前記「ハロゲン」等で置換されていてもよいアリールカルボニルを意味する。例えば、アセチル、プロピオニル、ベンゾイル、トルオイル等が挙げられる。
本明細書中、「アリール」とは、単環状もしくは縮合環状芳香族炭化水素を意味する。例えば、フェニル、α−ナフチル、β−ナフチル、アントリル、インデニル、フェナンスリル、1,2,3,4−テトラヒドロナフチル等が挙げられる。
本明細書中、「アラルキル」とは、前記「直鎖状または分枝状のC1〜C6アルキル」に、前記「アリール」が置換した基を意味する。例えば、ベンジル、フェニルエチル、フェニルプロピル、フェニルブチル、フェニルペンチル、フェニルヘキシル等が挙げられる。
本明細書中、「ヘテロアリール」とは、任意に選ばれる、酸素原子、硫黄原子又は窒素原子を環内に1個以上含み、かつ炭素環もしくは他の複素環と縮合していてもよい5〜6員の芳香環を意味し、これらは置換可能な全ての位置で結合しうる。例えば、ピロリル(例えば、1−ピロリル)、インドリル(例えば、2−インドリル)、カルバゾリル(例えば、3−カルバゾリル)、イミダゾリル(例えば、4−イミダゾリル)、ピラゾリル(例えば、1−ピラゾリル)、ベンゾイミダゾリル(例えば、2−ベンゾイミダゾリル)、インダゾリル(例えば、3−インダゾリル)、インドリジニル(例えば、6−インドリジニル)、ピリジル(例えば、4−ピリジル)、キノリル(例えば、5−キノリル)、イソキノリル(例えば、3−イソキノリル)、アクリジル(例えば、1−アクリジル)、フェナンスリジニル(例えば、2−フェナンスリジニル)、ピリダジニル(例えば、3−ピリダジニル)、ピリミジニル(例えば、4−ピリミジニル)、ピラジニル(例えば、2−ピラジニル)、シンノリニル(例えば、3−シンノリニル)、フタラジニル(例えば、2−フタラジニル)、キナゾリニル(例えば、2−キナゾリニル)、イソキサゾリル(例えば、3−イソキサゾリル)、ベンゾイソキサゾリル(例えば、3−ベンゾイソキサゾリル)、オキサゾリル(例えば、2−オキサゾリル)、ベンゾオキサゾリル(例えば、2−ベンゾオキサゾリル)、ベンゾオキサジアゾリル(例えば、4−ベンゾオキサジアゾリル)、イソチアゾリル(例えば、3−イソチアゾリル)、ベンゾイソチアゾリル(例えば、2−ベンゾイソチアゾリル)、チアゾリル(例えば、2−チアゾリル)、ベンゾチアゾリル(例えば、2−ベンゾチアゾリル)、フリル(例えば、3−フリル)、ベンゾフリル(例えば、3−ベンゾフリル)、チエニル(例えば、2−チエニル)、ベンゾチエニル(例えば、2−ベンゾチエニル)、テトラゾリル等が挙げられる。
本明細書中、「ヘテロアリールアルキル」とは、前記「直鎖状または分枝状のC1〜C6アルキル」に前記「ヘテロアリール」が置換した基を意味する。例えば、ピリジルメチル、イミダゾリルメチル、イソキサゾリルメチル、チエニルメチル等が挙げられる。
本明細書中、「非芳香性複素環基」とは、任意に選ばれる、酸素原子、硫黄原子又は窒素原子を環内に1個以上含む、非芳香性の5〜7員環を意味し、これらは置換可能な全ての位置で結合しうる。例えば、モルホリノ、ピペリジノ、ピロリジノ等を意味する。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明化合物において、一般式(I)におけるGが−CONH−または−NHCO−である化合物は、例えば、以下に示す方法で合成することができる。(Gが−C(O)O−または−OC(O)−である化合物については、同様に行うことができる。)
【0016】
【化23】
Figure 0004166296
(式中、A、E、F、X、n、p、R5は前記と同意義)
【0017】
上記A法およびB法は、共にアミド結合形成反応である。アミド結合形成反応は、例えば、「The Peptide」(vol.1)、「ペプチド合成」(泉屋信夫、丸善)等に記載されている、通常用いられるペプチド合成反応法に従って行うことができる。
通常用いられるアミド結合形成反応としては、N,N−シクロヘキシルカルボジイミド(DCC)、N,N−カルボニルジイミダゾール(CDI)等の脱水縮合剤を用いる方法、アジド法、酸クロリド法、酸無水物法、活性エステル法等が挙げられる。出発原料が本ペプチド形成反応の障害となる置換基(アミノ、カルボキシ、ヒドロキシ等)を有する場合には、Protective Groups in Organic Synthesis, Theodora W Green (John Wiley & Sons)等に記載の方法であらかじめ保護し、望ましい段階でその保護基を除去すればよい。
化合物(X)等の反応に関与するカルボキシの活性化方法としては、1)N−ヒドロキシこはく酸イミドエステル、N−ヒドロキシベンゾトリアゾ−ルエステル、p−ニトロフェノ−ルエステル等の活性エステルへと導く方法、2)オキシ塩化リン、三塩化リン、塩化チオニル、塩化オキザリル等の塩素化剤を用いて酸クロリドへと導く方法、3)アジドへと導く方法、4)酸無水物へと導く方法等があげられる。これらの方法は、脱酸剤の存在下あるいは非存在下において、N,N−ジメチルホルムアミド、アセトニトリル、テトラヒドロフラン、塩化メチレン等の適当な溶媒中、−50℃〜加熱還流下にて行う。
このように得られたカルボン酸の活性体は、一旦単離してから反応に関与するアミノ基を有する化合物と反応させることができる。また、カルボン酸の活性体を単離せずに上記反応系中に反応に関与するアミノ基を有する化合物を加えてもよい。また、より反応を促進させるために、1−ヒドロキシベンゾトリアゾ−ルを加えてもよい。
【0018】
化合物(XI)および化合物(XI’)は、以下に示すa)法〜h)法およびそれらと類似の方法により合成することができる。
(a法)
【化24】
Figure 0004166296
(式中、R6は直鎖状のC1〜C6アルキル、R7はC1〜C6アルキル、C3〜C8シクロアルキル、またはC3〜C8アルキルにより置換されていてもよい直鎖状または分枝状のC1〜C3アルキル、前記Halはハロゲンを示す。R8およびR9は前記R1、R2、R3、およびR4と同意義)
【0019】
i)ベンゾチオフェンの2位にメチル基を有する化合物の合成[(XII)→(XIV)]
第1工程は、市販の2−メトキシ−4−メチルスルファニルベンゼンカルボン酸から2工程(エステル化、還元)で導かれる化合物(XII)を出発原料として、S−アルキル化を行う工程である。
化合物(XII)をアセトン、テトラヒドロフラン、ジメチルホルムアミド、メタノール等の溶媒に溶解する。−20℃〜80℃、好ましくは、20℃〜40℃で炭酸カリウム、炭酸ナトリウム等の塩基(1〜2当量、好ましくは1.1〜1.5当量)を加え攪拌する。さらに、2,3−ジハロプロペン(1〜1.5当量、好ましくは1.01〜1.1当量)を加え、1〜10時間、好ましくは2〜5時間攪拌し、通常の後処理を行うことにより化合物(XIII)が得られる。第2工程は、化合物(XIII)を通常用いられるチオクライゼン反応(J.C.S.Perkin I,1,1(1976))の条件下で閉環させた後、加水分解することにより目的の化合物(XIV)へと導く工程である。
化合物(XIII)をN,N−ジエチルアニリンに溶解し、150℃〜250℃、好ましくは、180℃〜230℃で、15〜40時間、好ましくは20〜30時間攪拌する。得られた化合物をメタノール、エタノール等の溶媒に溶解する。氷冷下〜60℃、好ましくは室温〜50℃で、1〜4規定の水酸化ナトリウム水溶液を加え、1〜10時間、好ましくは3〜7時間攪拌する。通常の後処理を行うことにより化合物(XIV)が得られる。
【0020】
ii)ベンゾチオフェンの2位または3位に置換基を有する化合物の合成[(XII)→(XV)→(XVI)]
第3工程は、化合物(A)、(B)、(C)、または(D)(シクロヘキサン環以外も可)を用いて化合物(XII)をS−アルキル化した後、フリーデル−クラフト(Friedel−Crafts)反応を用いて閉環する工程である。化合物(XII)をアセトン、テトラヒドロフラン、ジメチルホルムアミド、メタノール等の溶媒に溶解する。化合物(A)、(B)、(C)、または(D)(シクロヘキサン環以外も可)、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム等の塩基(1〜2当量、好ましくは1.1〜1.5当量)を加えた後、室温〜溶媒還流温度、好ましくは50℃〜溶媒還流温度で攪拌する。反応をより促進させるためにヨウ化カリウムを加えてもよい。1〜10時間、好ましくは2〜5時間攪拌した後、通常の後処理を行うことによりS−アルキル体を得ることができる。得られた化合物を、モノクロロベンゼンに溶解する。この溶液を、モノクロロベンゼン−ポリリン酸(PPA)の混合溶液中に、100℃〜150℃、好ましくは120℃〜130℃で15分〜3時間、好ましくは20分〜1時間攪拌する。通常の後処理を行うことにより化合物(XV)を得ることができる。
第4工程は、エステルの加水分解を行う工程である。通常行われるエステルの加水分解反応により行うことができる。
化合物(XV)をメタノール、エタノール等の溶媒に溶解する。氷冷下〜50℃、好ましくは氷冷下〜室温で、1〜4規定の水酸化ナトリウム水溶液を加え、1〜10時間、好ましくは3〜7時間攪拌する。通常の後処理を行うことにより化合物(XVI)を得ることができる。
【0021】
iii)ベンゾチオフェンの2位および3位にハロゲン置換基を有する化合物の合成[(XV)→(XVII)]
第4工程は、化合物(XV)のR8およびR9の少なくとも一方が水素原子の時にハロゲン化を行った後、加水分解を行う工程である。ハロゲン化は、芳香族環のハロゲン化に通常用いられる反応が、加水分解も通常用いられる加水分解反応により行うことができる。
化合物(XV)を塩化メチレン、ジクロロエタン、四塩化炭素等の溶媒に溶解する。塩素を飽和させた四塩化炭素溶液、臭素等を加え、氷冷下〜室温で1〜30時間、好ましくは10〜20時間攪拌する。通常の後処理を行うことによりハロゲン体を得ることができる。得られた化合物を、前記第4工程の加水分解と同様の条件で反応を行うことにより化合物(XVII)を得ることができる。
【0022】
(b法)
【化25】
Figure 0004166296
(式中、R6、R9、およびHalは前記と同意義)
第1工程は、J.Het.Chem.,17,87(1980)に記載の方法と同様の方法で合成した化合物(XVIII)のカルボニルのα位をジハロゲン化する工程である。(a法)の第5工程と同様に行うこともできる。
化合物(XVIII)を四塩化炭素−ジエチルエーテルの混合溶媒に溶解する。臭素を加え、氷冷下〜60℃、好ましくは室温〜50℃で1〜10時間、好ましくは2〜5時間攪拌する。通常の後処理を行うことにより化合物(XIX)を得ることができる。
【0023】
第2工程は、縮合したシクロヘキサン環を芳香化させる工程である(Bull.Chem.Soc.Jpn,48,2215(1975))。
化合物(XIX)をジメチルホルムアミド等の溶媒に溶解する。炭酸リチウムおよび臭化リチウムを加え、50℃〜溶媒還流温度で15分〜5時間、好ましくは30分〜3時間攪拌する。通常の後処理を行うことにより化合物(XX)を得ることができる。
【0024】
第3工程は、水酸基のアルキル化を行う工程である。フェノールのアルキル化に通常用いられる反応により行うことができる(J.Chem.Soc.,4769(1961)等)。
化合物(XX)をアセトン、テトラヒドロフラン、ジメチルホルムアミド、メタノール等の溶媒に溶解する。炭酸カリウム、炭酸ナトリウム等の塩基、ジメチル硫酸、ハロゲン化アルキル等のアルキル化剤を加え攪拌する。室温〜溶媒還流温度、好ましくは50℃〜溶媒還流温度で30分〜10時間、好ましくは1〜5時間攪拌する。通常の後処理を行うことにより化合物(XXI)を得ることができる。
【0025】
第4工程は、ベンゾチオフェン環5位をリチオ化した後、炭酸ガスを導入することでカルボキシル基を導入する工程である。
化合物(XXI)を無水テトラヒドロフラン、無水ジエチルエーテル、無水ジイソプロピルエーテル等の溶媒に溶解する。アルゴンまたは窒素雰囲気下、−100℃〜−30℃、好ましくは−78℃〜−50℃でn−ブチルリチウム、sec−ブチルリチウム等のリチオ化剤を加え、10分〜1時間、好ましくは20〜40分攪拌する。炭酸ガスを通じ、30分〜5時間、好ましくは1〜3時間攪拌する。通常の後処理を行うことにより化合物(XXII)を得ることができる。
【0026】
(c法)
【化26】
Figure 0004166296
(式中、R6、R7、R9、およびHalは前記と同意義)
第1工程は、J.C.S.Perkin I,1,1(1976)に記載の方法と同様の方法で合成した化合物(XXIII)のハロゲン化を行う工程である。通常の芳香環上のハロゲン化反応を用いることができる。
化合物(XXIII)を塩化メチレン、ジクロロエタン等の溶媒に溶解する。−30℃〜室温、好ましくは−10℃〜10℃でN−ブロモスクシンイミド等のハロゲン化剤を加える。30分〜10時間、好ましくは1〜5時間攪拌する。通常の後処理を行うことにより、化合物(XXIV)を得ることができる。
【0027】
第2工程は、エーテル結合の切断を行った後、フリーデル−クラフト反応(ニトリル誘導体を用いたアシル化)に付して、カルボニル基を導入する工程である。
化合物(XXIV)を塩化メチレン、ジクロロエタン等の溶媒に溶解する。−100℃〜−30℃、好ましくは−78℃〜−50℃でトリブロモホウ素の塩化メチレン溶液を加え、15分〜2時間、好ましくは30分〜1時間攪拌する(加える試薬はヨウ化トリメチルシリルでもよい)。反応温度を−20℃〜5℃、好ましくは−5℃〜0℃に昇温し、トリクロロアセトニトリルの塩化メチレン溶液および塩化アルミニウムを加える。−20℃〜5℃、好ましくは−5℃〜0℃で30分〜3時間、好ましくは1〜2時間攪拌した後、10℃〜50℃、好ましくは室温に昇温し、5〜30時間、好ましくは10〜20時間攪拌する。通常の後処理を行うことにより化合物(XXV)を得ることができる。
【0028】
第3工程は、水酸基のメチル化およびトリクロロメチルカルボニル基のアルキルオキシカルボニル基への変換を行う工程である。
化合物(XXV)をアセトン、テトラヒドロフラン、ジメチルホルムアミド等の溶媒に溶解する。炭酸カリウム、炭酸ナトリウム等の塩基、ジメチル硫酸、ハロゲン化アルキル等のアルキル化剤を加え攪拌する。室温〜溶媒還流温度、好ましくは50℃〜溶媒還流温度で1〜30時間、好ましくは10〜20時間攪拌する。通常の後処理を行うことにより化合物(XXVI)を得ることができる。
【0029】
第4工程は、還元反応を行うことによる脱ハロゲン化の工程である。通常用いられる芳香環に置換したハロゲンの脱ハロゲン化に用いられる反応を用いることで行うことができる。
化合物(XXVI)を酢酸エチル、メタノール、エタノール、酢酸等の溶媒に溶解する。パラジウム炭素、パラジウム−硫酸バリウム、Wilkinson’s触媒((Ph3P)3RHCl)等の接触水素化に用いる試薬、酸化マグネシウムを加え、0℃〜60℃、好ましくは室温で5時間〜3日間攪拌する。通常の後処理を行うことにより化合物(XXVII)を得ることができる。
【0030】
第5工程は、エステルの加水分解を行う工程である。(a法)の第2工程および第4工程と同様に行うことができる。
【0030】
(d法)
【化27】
Figure 0004166296
(式中、R6、R9、およびHalは前記と同意義)
(c法)の第2工程で得られた化合物(XXIX)を出発原料にして、(c法)の第2工程〜第5工程と同様の反応を行い、化合物(XXX)を得る。
【0031】
(e法)
【化28】
Figure 0004166296
(式中、R6、R8、R9、およびHalは前記と同意義)
第1工程は、J.Het.Chem.,25,1733(1988)に記載の方法と同様の方法で合成した化合物(XXXI)を、S−オキシド体へと変換する工程である。
化合物(XXXI)をメタノール、エタノール等の溶媒に溶解する。−30℃〜室温、好ましくは−20℃〜10℃で、過ヨウ素酸カリウム、過ヨウ素酸ナトリウム等の試薬を加えて3〜30時間、好ましくは10〜25時間攪拌する。通常の後処理を行うことにより化合物(XXXII)を得ることができる。
【0032】
第2工程は、ジヒドロチエノピリジン誘導体をチエノピリジン誘導体へと変換する工程である。
化合物(XXXII)を無水酢酸に溶解し、24〜72時間、好ましくは40〜60時間加熱還流する。通常の後処理を行うことにより化合物(XXXIII)を得ることができる。
【0033】
第3工程は、ハロゲン置換基をアルキルオキシ基に変換する置換反応を行う工程である。
金属ナトリウムと無水メタノール、無水エタノール等の溶媒から得られるナトリウムアルコキシド溶液に化合物(XXXIII)を加え、3〜20時間、好ましくは5〜10時間攪拌する(該化合物を前記溶媒に溶解し、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド等の試薬を加え、同条件で反応させてもよい)。通常の後処理を行うことにより化合物(XXXIV)を得ることができる。
【0034】
第4工程は、エステルの加水分解を行う工程である。(a法)の第2工程および第4工程と同様に行うことができる。
第5工程は、チオフェン環をハロゲン化し、得られたハロゲン体をn−ブチルリチウム存在下でハロゲン化アルキルまたはジメチル硫酸と反応させアルキル側鎖を導入した後、エステルを加水分解する工程である。化合物(XXXIV)を(a法)の第5工程と同様にハロゲン化する。得られたハロゲン体をジエチルエーテル、テトラヒドロフラン等の溶媒に溶解する。n−ブチルリチウムを加えた後、ジメチル硫酸等を加え攪拌する。後処理を行った後、(a法)の第2工程および第4工程と同様に加水分解反応を行うことにより、化合物(XXXVI)を得ることができる(Synthesis,545(1972))。
また、チオフェン環をハロゲン化し、得られたハロゲン体を金属触媒を用いたカップリング反応に付し、アルキル側鎖を導入した後、エステルを加水分解することにより行うこともできる。化合物(XXXIV)を(a法)の第5工程と同様にハロゲン化する。得られたハロゲン体をジメチルホルムアミド、トルエン、キシレン、ベンゼン、テトラヒドロフラン等の溶媒に溶解する。ニッケル触媒(例えば、Ni(Ph2PCH2CH2PPh2)2Cl2等)等を加え、アルキルグリニャール試薬を加え攪拌する。後処理を行った後、(a法)の第2工程および第4工程と同様に加水分解反応を行うことにより、化合物(XXXVI)を得ることができる(Synthetic Commun,16,689(1986))。
【0035】
(f法)
【化29】
Figure 0004166296
(式中、R6、R8、およびR9は前記と同意義)
化合物(XXXVII)は、特公昭59−47674およびJ.Chem.Research,771(1983)に記載の方法と同様に合成することができる。
【0036】
(g法)
【化30】
Figure 0004166296
(式中、R6、R8、R9、およびHalは前記と同意義)
第1工程は、J.Chem.Research,771(1983)に記載の方法で合成された化合物(XXXVIII)を、(e法)の第3〜第4工程と同様の反応を行うことにより、化合物(XXXIX)を得ることができる。
第2工程は、(e法)の第5工程と同様の反応を行うことにより、化合物(XL)を得ることができる。
【0037】
(h法)
【化31】
Figure 0004166296
(式中、R6、R8、R7およびR9は前記と同意義)
第1工程は、(a法)で得られた化合物(XVI)を出発原料にして、ホフマン分解(Hofmann degradation)型の反応を用い、アミド誘導体に変換する工程である。
化合物(XVI)をメタノール、エタノール、プロパノール、t−ブタノール等のアルコール系有機溶媒に溶解する。トリエチルアミン等の塩基、ジフェニルホスホリルアジド(DPPA)を加え、50℃〜溶媒還流温度で3〜30時間攪拌する。通常の後処理を行うことにより化合物(XLI)を得ることができる。
第2工程は、脱アルコキシカルボニル化を行う工程である。
化合物(XLI)をトリフルオロ酢酸に溶解する。氷冷下〜50℃、好ましくは室温で30分〜5時間、好ましくは1〜3時間攪拌する。通常の後処理を行うことにより化合物(XLII)を得ることができる。
【0038】
「本発明化合物」という場合には、製薬上許容される塩、またはその水和物も抱合される。例えば、アルカリ金属(リチウム、ナトリウム、カリウム等)、アルカリ土類金属(マグネシウム、カルシウム等)、アンモニウム、有機塩基およびアミノ酸との塩、または無機酸(塩酸、臭化水素酸、りん酸、硫酸等)、および有機酸(酢酸、クエン酸、マレイン酸、フマル酸、ベンゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸等)との塩が挙げられる。これらの塩は、通常行われる方法によって形成させることができる。
【0039】
本発明化合物は、優れたD4受容体親和性を有し、D2受容体親和性との選択性を有することから、錐体外路症状などの副作用が少なく、陰性症状にも有効な分裂病薬として用いることができる。
【0040】
本発明化合物を、上記の疾患の治療あるいは予防を目的としてヒトに投与する場合は、散剤、顆粒剤、錠剤、カプセル剤、丸剤、液剤等として経口的に、または注射剤、坐剤、経皮吸収剤、吸入剤等として非経口的に投与することができる。また、本化合物の有効量にその剤型に適した賦形剤、結合剤、湿潤剤、崩壊剤、滑沢剤等の医薬用添加剤を必要に応じて混合し、医薬製剤とすることができる。注射剤の場合には、適当な担体と共に滅菌処理を行って製剤とする。
【0041】
投与量は疾患の状態、投与ルート、患者の年齢、または体重によっても異なるが、成人に経口で投与する場合、通常0.01〜100mg/kg/日であり、好ましくは0.5〜20mg/kg/日である。
以下に実施例および試験例を挙げて本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれらにより限定されるものではない。
実施例中、以下の略号を使用する。
Me:メチル
Et:エチル
【0042】
【実施例】
【化32】
Figure 0004166296
実施例1−第1工程
4−メルカプト−2−メトキシ−ベンゼンカルボン酸 メチルエステル(2)の合成
化合物(1)(50.00 g, 0.252 mol)をメタノール(500 ml)に溶解し、濃硫酸(1 ml)を加え、9時間加熱還流した。減圧下溶媒を留去し、得られた残渣に水を加え、析出した結晶を濾取して乾燥することにより2−メトキシ−4−メチルスルファニル安息香酸メチルエステル(52.93 g, 99%)を得た。
mp 36 - 37℃.
上記で得た化合物(13.96 g, 64.49 mmol)をメタノール(300 ml)に溶解し、氷冷下メタ過ヨウ素酸ナトリウム(15.17 g, 70.92 mmol)の水(100 ml)懸濁液を加え、室温下22時間攪拌した。反応の進行とともに生成した白色沈殿を濾過して除き、濾液を減圧下留去して得られた残渣にクロロホルムを加え、飽和食塩水で洗浄、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去して油状物を得た。次いでこの油状物を塩化メチレン(150 ml)に溶解し、無水トリフルオロ酢酸(18.5 ml, 129.13 mmol)を加え、1時間加熱還流した後、溶媒を減圧下留去し、得られた残渣に氷冷下メタノール(100 ml)とトリエチルアミン(100 ml)の混合液を加えて室温下更に1時間攪拌した。反応液はその後溶媒を留去した後、クロロホルムに溶解し、飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去した。ここで得られた残渣は更に無水酢酸(50 ml)とピリジン(50 ml)に溶解し、80℃で1時間攪拌した後、減圧下溶媒を留去して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ−(Merk Kieselgel 60, 70-230 メッシュ)に付し、酢酸エチル:ヘキサン=1:3の混合溶媒で溶出し、4−アセチルスルファニル−2−メトキシ安息香酸メチルエステル(12.30 g, 79%)を得た。
1H-NMR (CDCl3) 2.45 (3H, s), 3.93 (3H, s), .3.91 (3H, s), 7.04 (1H, dd, J = 8.2, 2.4 Hz), 7.06 (1H, br s), 7.81 (1H, d, J = 8.2, Hz).
上記で得た化合物(11.89 g, 49.90 mmol)をメタノール(100 ml)に溶解し、氷冷下ナトリウムメトキシド(3.07 mM メタノール溶液、16.3 ml)を加え、1時間撹拌した。反応液に氷を加え、2N−塩酸で酸性とした後、塩化メチレンで抽出を行い、有機層は飽和食塩水で洗浄、硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下溶媒を留去して化合物(2)(9.90 g, 99%)を得た。
mp 38 - 39℃
1H-NMR (CDCl3) 3.61 (1H, s), 3.86 (3H, s), .3.89 (3H, s), 6.80 - 6.87 (2H, m), 7.70 (1H, d, J = 8.6, Hz).
実施例1−第2工程
4−(2−クロロアリルスルファニル)−2−メトキシ−ベンゼンカルボン酸 メチルエステル(3)の合成
化合物(2)(1.17 g, 5.88 mmol)をアセトン(10 ml)に溶解し、炭酸カリウム(894 mg, 6.47 mmol)、2,3−ジクロロプロペン(0.55 ml, 5.97 mmol)を加え室温下3時間撹拌した後、反応液を濾過し、溶媒を減圧下留去した。これを酢酸エチルに溶解し、飽和食塩水で洗浄、硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下溶媒を留去して得られた残査をシリカゲルカラムクロマトグラフィ−(Merck Kieselgel 60, 70-230 メッシュ)に付し、酢酸エチル:ヘキサン=1:8の混合溶媒で溶出し、化合物(3)(1.08 g, 67%)を得た。
無色油状物
1H-NMR (CDCl3) 3.80 (2H, s), 3.87 (3H, s), 3.90 (3H, s), 5.32 (1H, d, J = 1.8 Hz), 5.42 (1H, d, J = 1.8 Hz),6.87 - 6.93 (2H, m), 7.75 (1H, d, J = 8.6 Hz).
実施例1−第3工程
6−メトキシ−2−メチルベンゾ[b]チオフェン−5−カルボン酸(XIV−1)の合成
化合物(3)(498 mg, 1.83 mmol)をN,N−ジエチルアニリン(10 ml)に溶解し、アルゴン雰囲気下200℃で24時間撹拌した。反応液をエーテルで希釈し、10%塩酸、飽和食塩水で洗浄、硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下溶媒を留去して得られた残査をシリカゲルカラムクロマトグラフィ−(Merck Kieselgel 60, 70-230 メッシュ)に付し、酢酸エチル:ヘキサン=1:6の混合溶媒で溶出し、6−メトキシ−2−メチルベンゾ[b]チオフェン−5−カルボン酸メチルエステル(315 mg, 73%)を得た。
mp 60 - 62℃
1H-NMR (CDCl3) 2.55 (3H, d, J = 1.2 Hz), 3.91 (3H, s), 3.94 (3H, s), 6.90 (1H, br s), 7.30 (1H, s), 8.08 (1H, s).
上記で得た化合物(2.03 g, 8.60 mmol)をメタノール(50 ml)に溶解し、1N−水酸化ナトリウム(10 ml)を加え、50℃で6時間撹拌した。反応液に氷を加え、2N−塩酸で酸性とした後、塩化メチレンで抽出を行い、有機層は飽和食塩水で洗浄、硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下溶媒を留去して化合物(XIV−1)(1.92 g, 100%)を得た。
mp 144 - 145℃
1H-NMR (CDCl3) 2.57 (3H, d, J = 1.8 Hz), 4.12 (3H, s), 6.98 (1H, m), 7.39 (1H, s), 8.48 (1H, s).
実施例1−第4工程
(3S)−6−メトキシ−2−メチルベンゾ[b]チオフェン−5−カルボン酸−(1−シクロヘキシルピロリジン−3−イル)アミド(V−1)の合成
化合物(XIV−1)(597 mg, 2.68 mmol)を無水テトラヒドロフラン(20 ml)に溶解し、氷冷下カルボニルジイミダゾール(460 mg, 2.84 mmol)を加え2時間撹拌した。次いで反応液に(3S)−3−アミノ−1−シクロヘキシルピロリジン(WO95/08533に記載の方法で合成した)(545 mg, 3.24 mmol)、トリエチルアミン(820 mg, 8.11 mmol)の無水テトラヒドロフラン溶液(5 ml)を加え、室温下20時間撹拌した後、更に60℃で2時間反応させた。反応液に氷冷下水を加え、塩化メチレンで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下溶媒を留去して得られた残査をアルミナカラムクロマトグラフィ−(Merck alminiumoxide 90, 70-230 メッシュ)に付し、酢酸エチル:ヘキサン=1:4の混合溶媒で溶出し、目的の化合物(V−1)(26.8 mg, 35%)を得た。
また化合物(V−1)の一部をメタノールに溶解し、シュウ酸(1当量)を加えて(3S)−6−メトキシ−2−メチルベンゾ[b]チオフェン−5−カルボン酸−(1−シクロヘキシルピロリジン−3−イル)アミド・1.0シュウ酸塩を得た。
同様の方法で実施例2〜41を行い、化合物(V−2)〜(V−41)を合成した。ただし、実施例33−第4工程については以下のような条件で行った。
実施例33−第4工程
6−メトキシ−2−メチル−ベンゾ[b]チオフェン−5−カルボン酸−(1−ベンジルピロリジン−3−イル)アミド(V−33)
6−メトキシ−2−メチル−ベンゾ[b]チオフェン−5−カルボン酸(57.0 mg, 0.257 mmol)を塩化チオニル(2 ml)に溶解し30分間還流撹拌した後、減圧下に溶媒を留去した。次いで得られた残査を塩化メチレン(2 ml)に溶解し、氷冷下にトリエチルアミン(39.0 mg, 0.284 mmol)の塩化メチレン溶液(1 ml)、3−アミノ−1−ベンジルピロリジン(50.0 mg, 0.284 mmol)の塩化メチレン溶液(1 ml)を加え、更に1時間撹拌した。以下実施例1−第4工程と同様の後処理を行い、目的化合物(V−33)(64.4 mg, 66%)を得た。
物理恒数は表1〜表7に示した。
【0043】
【化33】
Figure 0004166296
実施例42−第1工程
6−メトキシベンゾ[b]チオフェン−5−カルボン酸 メチルエステル(4)の合成
化合物(2)(5.57 g, 28.1 mmol)をアセトン(50 ml)に溶解し、炭酸カリウム(4.66 g, 33.7 mmol)、ブロモアセトアルデヒドジメチルアセタ−ル(3.7 ml, 31.3 mmol)を加え2時間還流撹拌した。反応液を濾過し、溶媒を減圧下留去し、溶媒を減圧下留去した。これを酢酸エチルに溶解し、飽和食塩水で洗浄、硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下溶媒を留去して得られた残査を精製することなくモノクロロベンゼン(50 ml)に溶解し、モノクロロベンゼン(250 ml)とポリリン酸(15 ml)の混合溶媒中に150℃で30分間かけて滴下した。反応液を更に30分間撹拌した後、氷冷下水を加え、塩化メチレンで抽出を行い、飽和食塩水で洗浄、硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下溶媒を留去して得られた残査をシリカゲルカラムクロマトグラフィ−(Merck Kieselgel 60, 70-230 メッシュ)に付し、酢酸エチル:ヘキサン=1:8の混合溶媒で溶出し、化合物(XV−1)(2.54 g, 44%)を得た。
黄色油状物
1H-NMR (CDCl3) 3.93 (3H, s), 3.97 (3H, s), 7.25 - 7.33 (2H, m), 7.42 (1H, s), 8.26 (1H, s).
実施例42−第2工程
6−メトキシベンゾ[b]チオフェン−5−カルボン酸(XV−1)の合成
化合物(4)(45.7 mg, 0.21 mmol)をメタノール(3 ml)に溶解し、1N−水酸化ナトリウム(3 ml)を加え、室温下5時間撹拌した。反応液に氷を加え、2N−塩酸で酸性とした後、塩化メチレンで抽出を行い、有機層は飽和食塩水で洗浄、硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下溶媒を留去して化合物(XV−1)(42.4 mg, 99%)を得た。
mp 162 - 163℃
1H-NMR (CDCl3) 3.87 (3H, s), 7.42 (1H, d, J = 5.4 Hz), 7.62 (1H, d, J = 5.4 Hz), 7.75 (1H, s), 8.16 (1H, s), 12.65 (1H, br s).
また同様の反応を行い、化合物(XV−2)〜(XV−6)を合成した。物理恒数を表7に示した。
実施例42−第3工程
(3S)−6−メトキシ−ベンゾ[b]チオフェン−5−カルボン酸−(1−シクロヘキシルピロリジン−3−イル)アミド(V−42)の合成
実施例1−第1工程と同様の反応を行い、目的の化合物(V−42)を得た。
同様の方法で実施例43〜54を行い、化合物(V−42)〜(V−54)を合成した。ただし、実施例49−第3工程については以下の様な方法を用いて行った。
実施例49−第3工程
(3S)−3−エチル−6−メトキシ−ベンゾ[b]チオフェン−5−カルボン酸−(1−シクロヘキシルピロリジン−3−イル)アミド(V−40)の合成
3−エチル−6−メトキシベンゾ[b]チオフェン−5−カルボン酸(46.9 mg, 0.198 mmol)を塩化メチレン(4 ml)に溶解し、氷冷下N−ヒドロキシスクシンイミド(27.6 mg, 0.240 mmol)、ジシクロヘキシルカルボジイミド(49.6 mg, 0.241 mmol)を加え1時間撹拌した後、(3S)−3−アミノ−1−シクロヘキシルピロリジン(37.0 mg, 0.220 mmol)の塩化メチレン溶液(1 ml)を加え、更に室温下18時間撹拌した。以下実施例1−第4工程と同様の後処理を行い、目的化合物(V−49)(26.8 mg, 35%)を得た。
物理恒数は表8〜表10に示した。
【0044】
【化34】
Figure 0004166296
実施例55−第1工程
2,3−ジクロロ−6−メトキシ−ベンゾ[b]チオフェン−5−カルボン酸(XV−6)の合成
化合物(4)(598 mg, 2.69 mmol)を塩化メチレン(6 ml)に溶解し、氷冷下塩素を飽和させた四塩化炭素溶液(12 ml)を加え、19時間撹拌した。反応液にハイポ水を加え、クロロホルムで抽出を行い、有機層は飽和食塩水で洗浄、硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下溶媒を留去して得られた残査をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(Merck Kieselgel 60, 70-230 メッシュ)に付し、塩化メチレン:ヘキサン=2:1の混合溶媒で溶出し、2,3−ジクロロ−6−メトキシ−ベンゾ[b]チオフェン−5−カルボン酸 メチルエステル(337 mg, 56%)を得た。これをメタノール(15 ml)に溶解し、1N−水酸化ナトリウム(2 ml)を加え、50℃で9時間撹拌した。反応液に氷を加え、2N−塩酸で酸性とした後、塩化メチレンで抽出を行い、有機層は飽和食塩水で洗浄、硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下溶媒を留去して得られた残渣を酢酸エチル−ヘキサンより再結晶し化合物(XV−6)(231 mg, 73%)を得た。
mp 240 - 242℃
1H-NMR (CDCl3) 4.15 (3H, s), 7.36 (1H, s), 8.58 (1H, s), 10.64 (1H, br s).
実施例55−第2工程
(3S)−2,3−ジクロロ−6−メトキシ−ベンゾ[b]チオフェン−5−カルボン酸−(1−シクロヘキシルピロリジン−3−イル)アミド(V−53)の合成
実施例1−第1工程と同様の反応を行い、目的の化合物(V−55)を得た。
同様の方法で実施例56を行い、化合物(V−56)を合成した。
物理恒数は表10に示した。
【0045】
【表1】
Figure 0004166296
【0046】
【表2】
Figure 0004166296
【0047】
【表3】
Figure 0004166296
【0048】
【表4】
Figure 0004166296
【0049】
【表5】
Figure 0004166296
【0050】
【表6】
Figure 0004166296
【0051】
【表7】
Figure 0004166296
【0052】
【表8】
Figure 0004166296
【0053】
【表9】
Figure 0004166296
【0054】
【表10】
Figure 0004166296
【0055】
【化35】
Figure 0004166296
実施例57−第1工程
5−ブロモ−4−メトキシ−2−メチル−ベンゾ[b]チオフェン(XXI−1)の合成
2−メチル−6,7−ジヒドロ−5H−ベンゾ[b]チオフェン−4−オン(3.32 g, 20.00 mmol)をエーテル(120 ml)に溶解し、−15℃で臭素(2.1 ml, 40.75 mmol)の四塩化炭素溶液(20 ml)を1時間かけて滴下し、室温に戻して更に1時間攪拌した。反応液に氷冷下水を加え、エーテルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下溶媒を留去して5,5−ジブロモ−2−メチル−6,7−ジヒドロ−5H−ベンゾ[b]チオフェン−4−オンの粗生成物(6.60 g, 99%)を得た。本化合物は、精製することなく次の反応に用いた。
1H-NMR (CDCl3) 2.44 (3H, s), 3.03 - 3.20 (4H, m), 7.12 (1H, d, J = 1.2 Hz).
上記で得た化合物(6.60 g, 20.37 mmol)をN,N−ジメチルホルムアミド(100 ml)に溶解し、臭化リチウム(3.91 g, 45.00 mmol)、炭酸リチウム(2.96 g, 40.00 mmol)を加え1時間加熱還流した。反応液に氷冷下水を加え、2N-塩酸で酸性とした後、エーテルで抽出、有機層を飽和食塩水で洗浄、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去して得られた残査をシリカゲルカラムクロマトグラフィ−(Merk Kieselgel 60, 70-230 メッシュ)に付し、酢酸エチル:ヘキサン=1:6の混合溶媒で溶出し、5−ブロモ−4−ヒドロキシ−2−メチルベンゾ[b]チオフェン(2.68 g, 55%)を得た。
1H-NMR (CDCl3) 2.58 (3H, d, J = 1.4 Hz), 5.75 (1H, s), 7.12 - 7.15 (1H, m), 7.19 (1H, dd, J = 8.6, 0.6 Hz), 7.29 (1H, d, J = 8.6 Hz).
上記で得た化合物(2.68 g, 11.02 mmol)をアセトン(50 ml)に溶解し、炭酸カリウム(4.57 mg, 33.09 mmol)、硫酸ジメチル(3.1 ml, 32.69 mmol)を加え1時間加熱還流した。反応液を濾過し、溶媒を減圧下留去し、得られた残査をシリカゲルカラムクロマトグラフィ−(Merk Kieselgel 60, 70-230 メッシュ)に付し、ヘキサンで溶出し、化合物(XXI−1)(2.48 g, 88%)を得た。
mp 40 - 41℃
1H-NMR (CDCl3) 2.60 (3H, d, J = 1.2 Hz), 3.96 (3H, s), .7.09 (1H, m), 7.35 (1H, d, J = 8.8, Hz), 7.40 (1H, d, J = 8.8 Hz)
実施例57−第2工程
4−メトキシ−2−メチル−ベンゾ[b]チオフェン−5−カルボン酸(XXII−1)の合成
化合物(XXI−1)(2.56 g, 0.994 mmol)を無水テトラヒドロフラン(5 ml)に溶解し、アルゴン雰囲気下、−78℃でn−ブチルリチウム(1.69 M, 0.7 ml, 1.18 mmol)を滴下し、30分間撹拌した後、炭酸ガスを通じ室温下更に1時間撹拌した。反応液に水を加え、2N−塩酸で酸性とした後、エーテルで抽出を行い、有機層は飽和食塩水で洗浄、硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下溶媒を留去して粗生成物を得た。これをエーテル−ヘキサンより再結晶して目的化合物(XXII−1)(120.0 mg, 54%)を得た。
mp 172 - 173℃
1H-NMR (CDCl3) 2.64 (3H, d, J = 1.2 Hz), 4.17 (3H, s), 7.16 (1H, m), 7.62 (1H, d, J = 8.4 Hz), 8.00 (1H, d, J = 8.4 Hz).
同様の方法で、2−エチル−4−メトキシ−ベンゾ[b]チオフェン−5−カルボン酸(XXII−2)を合成した。
mp 136 - 137℃
1H-NMR (CDCl3) 1.32 (3H, t, J = 7.5 Hz), 2.95 (2H, q, J = 7.5 Hz), 3.92 (3H, s), 7.29 (1H, m), 7.61 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.69 (1H, d, J = 8.4 Hz).
実施例57−第3工程
(3S)−4−メトキシ−2−メチル−ベンゾ[b]チオフェン−5−カルボン酸−(1−シクロヘキシルピロリジン−3−イル)アミド(IV−1)の合成
実施例1−第1工程と同様の反応を行い、目的の化合物(IV−1)を得た。
また同様の反応を行い、実施例58〜62において、化合物(IV−2)〜(IV−6)を合成した。物理恒数を表11〜表12に示した。
【0056】
【表11】
Figure 0004166296
【0057】
【表12】
Figure 0004166296
【0058】
【化36】
Figure 0004166296
実施例63−第1工程
3−ブロモ−5−メトキシ−2−メチルベンゾ[b]チオフェン(7)、4−ブロモ−5−メトキシ−2−メチルベンゾ[b]チオフェン(8)の合成
5−メトキシ−2−メチルベンゾ[b]チオフェン(J.C.S.Perkin I,1(1976))(1.00 g, 5.61 mmol)を塩化メチレン(30 ml)に溶解し、氷冷下N-ブロモスクシンイミド(1.00 g, 5.62 mmol)を加え、0℃で2時間撹拌した。反応液にハイポ水を加え、クロロホルムで抽出を行い、有機層は飽和食塩水で洗浄、硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下溶媒を留去して得られた残査をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(Merk Kieselgel 60, 70-230 メッシュ)に付し、塩化メチレン:ヘキサン=1:10の混合溶媒で溶出し、溶出順に化合物(7)(768.7 mg, 53%)、化合物(8)(639.3 mg, 44%)を得た。
化合物(7);1H-NMR (CDCl3) 2.55 (3H, s), 3.91 (3H, s), 6.97 (1H, dd, J = 8.6, 2.4 Hz), 7.16 (1H, d, J = 2.4 Hz), 7.58 (1H, d, J = 8.6 Hz).
化合物(8);1H-NMR (CDCl3) 2.59 (3H, d, J = 1.2 Hz), 3.95 (3H, s), 6.93 (1H, d, J = 8.6 Hz), 7.09 - 7.14 (1H, m), 7.60 (1H, dd, J = 8.6, 0.8 Hz).
実施例63−第2工程
3−ブロモ−6−トリクロロアセチル−5−ヒドロキシ−2−メチル−ベンゾ[b]チオフェン(XXV−1)の合成
化合物(7)(297 mg, 1.16 mmol)を塩化メチレン(5 ml)に溶解し、アルゴン雰囲気下に−78℃で、トリブロモホウ素の塩化メチレン溶液(1.6 M, 0.8 ml)を加え、1時間撹拌した。ついで反応温度を0℃とし、トリクロロアセトニトリル(186 mg, 1.29 mmol)の塩化メチレン溶液(1 ml)、塩化アルミニウム(80.0 mg, 0.60 mmol)を加え、0℃で1時間撹拌した後、室温下更に18時間反応した。反応液を氷中に注ぎ、2N−塩酸(2 ml)を加え、塩化メチレンで抽出を行い、有機層は飽和食塩水で洗浄、硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下溶媒を留去して得られた残査をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(Merck Kieselgel 60, 70-230 メッシュ)に付し、塩化メチレン:ヘキサン=1:1の混合溶媒で溶出し化合物(XXV−1)の粗生成物(364 mg, 98%)を得た。化合物(XXV−1)はこのまま次の反応に用いた。
1H-NMR (CDCl3) 2.60 (3H, s), 7.36 (1H, s), 8.72 (1H, s).
実施例63−第3工程
3−ブロモ−5−メトキシ−2−メチルベンゾ[b]チオフェン−6−カルボン酸メチルエステル(XXVI−1)の合成
化合物(XXV−1)(110 mg, 0.295 mmol)をアセトン(9 ml)に溶解し、炭酸カリウム(86.2 mg, 0.624 mmol)、硫酸ジメチル(80.3 mg, 0.637 mmol)のアセトン(1 ml)溶液を加え18時間還流撹拌した。反応液を濾過し、溶媒を減圧下留去した後、得られた残査をシリカゲルカラムクロマトグラフィ−(Merck Kieselgel 60, 70-230 メッシュ)に付し、塩化メチレン:ヘキサン=1:2の混合溶媒で溶出し、化合物(XXVI−1)の粗生成物(83.5 mg, 90%)を得た。化合物(XXVI−1)はこのまま次の反応に用いた。
1H-NMR (CDCl3) 2.57 (3H, s), 3.92 (3H, s), 4.01 (3H, s), 7.26 (1H, s), 8.19 (1H, s).
実施例63−第4工程
5−メトキシ−2−メチルベンゾ[b]チオフェン−6−カルボン酸メチルエステル(XXVII−1)の合成
化合物(XXVI−1)(33.7 mg, 0.107 mmol)を酢酸エチル(5 ml)に溶解し、10%パラジウム炭素(13.0 mg)、酸化マグネシウム(12.1 mg, 0.300 mmol)を加え、水素雰囲気下3日間室温で撹拌した。反応液を濾過し、濾液は飽和食塩水で洗浄、硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下溶媒を留去して16の粗生成物(18.1 mg, 72%)を得た。16はこのまま次の反応に用いた。
1H-NMR (CDCl3) 2.59 (3H, d, J = 1.2 Hz), 3.91 (3H, s), 3.94 (3H, s), 6.93 (1H, br s), 7.18 (1H, s), 8.21 (1H, s).
実施例63−第5工程
5−メトキシ−2−メチルベンゾ[b]チオフェン−6−カルボン酸(XXVIII−1)の合成
化合物(XXVII−1)(32.0 mg, 0.135 mmol)をメタノール(5 ml)に溶解し、1N−水酸化ナトリウム(1 ml)を加え、室温下21時間撹拌した。反応液に氷を加え、2N−塩酸で酸性とした後、塩化メチレンで抽出を行い、有機層は飽和食塩水で洗浄、硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下溶媒を留去して化合物(XXVIII−1)の粗生成物(31.4 mg, 100%)を得た。化合物(XXVIII−1)はこのまま次の反応に用いた。
1H-NMR (CDCl3) 2.62 (3H, d, J = 1.2 Hz), 4.12 (3H, s), 6.98 (1H, br s), 7.24 (1H, s), 8.58 (1H, s), 10.91 (1H, br s).
実施例63−第6工程
5−メトキシ−2−メチルベンゾ[b]チオフェン−6−カルボン酸−(1−シクロヘキシルピロリジン−3−イル)アミド(VII−1)の合成
実施例1−第1工程と同様の反応を行い、目的の化合物(VII−1)を得た。
mp 104 - 107℃(oxalate)
1H-NMR (CDCl3) 1.1 - 1.4 (4H, m), 1.4 - 2.2 (8H, m), 2.2 - 2.6 (2H, m), 2.59 (3H, s), 2.7 - 3.1 (3H, m), 3.99 (3H, s), 4.6 -4.8 (1H, m), 6.92 (1H, s), 7.15 (1H, s), 8.27 (1H, m), 8.56 (1H, s).
【0059】
【化37】
Figure 0004166296
実施例64−第1工程
5−メトキシ−2−メチルベンゾ[b]チオフェン−4−カルボン酸(XXX−1)の合成
化合物(8)(491 mg, 1.91 mmol)を無水テトラヒドロフラン(10 ml)に溶解し、アルゴン雰囲気下、−78℃でn−ブチルリチウム(1.66 M, 1.2 ml, 1.99 mmol)を滴下し、30分間撹拌した後、炭酸ガスを通じ室温下更に1時間撹拌した。反応液に水を加え、2N−塩酸で酸性とした後、エーテルで抽出を行い、有機層は飽和食塩水で洗浄、硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下溶媒を留去して化合物(XXX−1)の粗生成物を得た。これをエーテル−ヘキサンより再結晶し化合物(XXX−1)(319.2 mg, 75%)を得た。
mp 140 - 141℃
1H-NMR (CDCl3) 2.64 (3H, d, J = 1.8 Hz), 4.13 (3H, s), 7.05 (1H, d, J = 9.0 Hz), 7.89 (1H, d, J = 9.0 Hz), 8.18 (1H, m).
実施例64−第2工程
5−メトキシ−2−メチルベンゾ[b]チオフェン−4−カルボン酸−(1−シクロヘキシルピロリジン−3−イル)アミド(VLIII−1)の合成
実施例1−第1工程と同様の反応を行い、目的の化合物(VLIII−1)を得た。
mp 161 - 162℃
1H-NMR (CDCl3) 1.1 - 1.4 (4H, m), 1.5- 2.2 (8H, m), 2.2 - 2.5 (2H, m), 2.57 (3H, d, 1.0 Hz), 2.7 - 3.0 (3H, m), 3.92 (3H, s), 4.6 -4.8 (1H, m), 6.94 (1H, d, 9.0 Hz), 7.29 (1H, br s), 7.65 (1H, m), 7.70 (1H, d, 9.0 Hz).
【0060】
【化38】
Figure 0004166296
実施例65−第1工程
5−エトキシカルボニル−6−クロル−1−オキソ−2,3−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン(XXXII−1)の合成
3−ブチン−1−オールを原料として文献(J.Heterocyclic Chem.25 1733(1988)記載の方法で合成した、化合物(9)2g(8.26ミリモル)をメタノールに溶かし、氷冷下メタ過ヨウ素酸ナトリウム2.27gを加え、室温で22時間攪拌した。反応液から析出物を除き、濾液を減圧留去した。残渣に、クロロホルム、水、飽和食塩水を加え、有機層を分離し、残液を更にクロロホルムで抽出した。抽出液を硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去し残渣をシリカゲルクロマトに付した。酢酸エチルーメタノール(30:1)で溶出される留分から、化合物(XXXII−1)1.9g(89.2%)を油状物として得た。
NMR(d−CDCl3)1.43(3H,t,7.2Hz),3.33−3.50(3H,m),3.79−3.90(1H,m),4.46(2H,q, 7.2Hz),8.23(1H, s)
実施例65−第2工程
5−エトキシカルボニル−6−クロル−チエノ[2,3−b]ピリジン(XXXIII−1)の合成
化合物(XXXII−1)1.9gに無水酢酸30mlを加え、60時間還流した。反応液から溶媒を留去し、残渣をクロロホルムで溶かし、加水後炭酸水素ナトリウム水でアルカリ性として有機層を分離した。更にクロロホルムで抽出後、抽出液を飽和食塩水で洗浄し次いで、硫酸マグネシウムで乾燥後溶媒を留去し、残渣をシリカゲルクロマトに付した。酢酸エチルーヘキサン(1:3)で溶出して化合物(XXXIII−1)631mg(38.5%)を結晶として得た。エーテルと石油エーテルの混合溶媒で再結晶した。
融点;60.5−61℃
元素分析:C108ClNO2Sとして
計算値:C,49.70; H,3.34; N,5.80
実験値:C,49.59; H,3.45; N,6.09
NMR(d−CHCl3)1.44(3H,t, 6.9Hz),4.46(2H,q, 6.9Hz),7.33(1H,d, 6.0Hz),7.61(1H,d, 6.0Hz),8.56(1H,s)
酢酸エチルーヘキサン(1:1)で溶出される留分として、中間体2−アセトキシ−5−エトキシカルボニル−6−クロル−2,3−ヒドロチエノ[2,3−b]ピリジンを820mg(37.3%)得た。エーテルで再結晶した。
融点;105−106℃を
元素分析:C1212ClNO4Sとして
計算値:C,47.77;H,4.01;N,4.64;S,10.72
実験値:C,47.54;H,4.03;N,4.65;S,10.72
NMR(d−CHCl3)1.40(3H,t, 7.2Hz),3.43−3.65(2H,m),4.40(2H,q, 7.2Hz),6.43(1H,d−d, 6.0Hz,0.9Hz),7.99(1H,s)
実施例65−第3工程
6−メトキシ−5−メトキシカルボニルチエノ[2,3−b]ピリジン(XXXIV−1)の合成
無水メタノール40mlに金属ナトリウム860mgを溶かした溶液に化合物(XXXIII−1)を1.3g(5.3ミリモル)加え、9時間還流した。反応後、反応液に酢酸を加え酸性とした後、溶媒を留去した。残渣に水10mlを加え、氷冷後、析出結晶を濾取しその結晶を冷水で洗浄して、化合物(XXXIV−1)を結晶として1.05g(89.0%)得た。エーテルと石油エーテルの混合溶媒で再結晶した。
融点;59−60℃
元素分析 C109NO3Sとして
計算値:C,53.80;H,4.06;N,6.27;S,14.36
実験値:C,53.45;H,4.35;N,6.31;S,14.28
NMR(d−CDCl3)3.94(3H,s),4.12(3H,s),7.21(1H,d, 5.8Hz),7.32(1H,d, 5.8Hz),8.55(1H,s)
実施例65−第4工程
6−メトキシチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボン酸(XXXV−1)の合成
1規定水酸化ナトリウム10mlとメタノール10mlに化合物(XXXIV−1)860mgを加え、室温で1.5時間攪拌した。反応液を活性炭処理後、酢酸を加え酸性とした後濃縮した。残留液を、氷冷後析出結晶を濾取し、ついで60℃で乾燥して化合物(XXXV−1)の結晶596mg(73.9%)を得た。
融点200−201.5℃
元素分析 C97NO3Sとして
計算値:C,51.67;H,3.37;N,6.69;S,15.33
実験値:C,51.54;H,3.49;N,6.91;S,15.31
NMR(d−DMSO)3.99(3H,s),7.43(1H,d, 6.0Hz),7.68(1H,d, 6.0Hz),8.61(1H,d, 0.15Hz)
実施例65−第5工程
6−メトキシチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボン酸−(1−シクロヘキシルピロリジン−3−イル)アミド(V’−1)の合成
実施例1−第1工程と同様の反応を行い、目的の化合物(V’−1)を得た。
上記と同様の方法で、実施例66〜68を行い、化合物(V’−2)〜(V’−4)を得た。物理恒数を表13に示した。
【0061】
【表13】
Figure 0004166296
【0062】
【化39】
Figure 0004166296
実施例69−第1工程
4−メトキシ−2−メチルチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボン酸−(1−シクロヘキシルピロリジン−3−イル)アミド(IV’−1)の合成
特公昭59−47674およびJ.Chem.Research,771(1983)に記載の方法と同様に合成した化合物(XXXVII)を、実施例65−第4工程〜第5工程と同様の反応を行い、目的の化合物(IV’−1)を得た。
上記と同様の方法で、実施例70〜106を行い、化合物(IV’−2)〜(IV’−38)を得た。物理恒数を表14〜表20に示した。
【0063】
【表14】
Figure 0004166296
【0064】
【表15】
Figure 0004166296
【0065】
【表16】
Figure 0004166296
【0066】
【表17】
Figure 0004166296
【0067】
【表18】
Figure 0004166296
【0068】
【表19】
Figure 0004166296
【0069】
【表20】
Figure 0004166296
【0070】
【化40】
Figure 0004166296
実施例107−第1工程
5−メトキシチエノ[2、3−b]ピリジン−5−カルボン酸(XXXIX−1)の合成
無水メタノ−ル25mlに金属ナトリウム130mgを溶かした溶液に,文献(J.Chem.Research:771(1983))記載の方法で合成した化合物(XXXIX−1)(XXXVII−1)を加え、6時間還流した。次いで、ナトリウムを300mg追加した後、更に100℃で19時間封管で反応させた。反応後、酢酸で酸性とした後溶媒を留去した。残渣に、水、食塩水、クロロホルムを加え有機層を分離し、残液を更にクロロホルムで抽出した。抽出液を硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去して表記化合物の結晶を340mg(77.3%)得た。
実施例107−第2工程
5−メトキシチエノ[2、3−b]ピリジン−5−カルボン酸−(1−シクロヘキシルピロリジン−3−イル)アミド(VI’−1)の合成
融点180−182.5℃(dec)
元素分析 C97NO3Sとして
計算値:C,51.67;H,3.37;N,6.69;S,15.33
実験値:C,51.75;H,3.56;N,6.93;S,15.23
NMR(d−DMSO)3.95(3H,s),7.47(1H,d, 5.6Hz),8.26(1H,d, 5.6Hz),8.81(1H,s),12.93(1H,br.s)
上記と同様の方法で、実施例98〜100を行い、化合物(VI’−2)〜(VI’−4)を得た。物理恒数を表21〜表22に示した。
【0071】
【表21】
Figure 0004166296
【0072】
【表22】
Figure 0004166296
【0073】
上記の方法を用いて、以下の表23〜表72に示す化合物を合成することがでる。
【0074】
【表23】
Figure 0004166296
【0075】
【表24】
Figure 0004166296
【0076】
【表25】
Figure 0004166296
【0077】
【表26】
Figure 0004166296
【0078】
【表27】
Figure 0004166296
【0079】
【表28】
Figure 0004166296
【0080】
【表29】
Figure 0004166296
【0081】
【表30】
Figure 0004166296
【0082】
【表31】
Figure 0004166296
【0083】
【表32】
Figure 0004166296
【0084】
【表33】
Figure 0004166296
【0085】
【表34】
Figure 0004166296
【0086】
【表35】
Figure 0004166296
【0087】
【表36】
Figure 0004166296
【0088】
【表37】
Figure 0004166296
【0089】
【表38】
Figure 0004166296
【0090】
【表39】
Figure 0004166296
【0091】
【表40】
Figure 0004166296
【0092】
【表41】
Figure 0004166296
【0093】
【表42】
Figure 0004166296
【0094】
【表43】
Figure 0004166296
【0095】
【表44】
Figure 0004166296
【0096】
【表45】
Figure 0004166296
【0097】
【表46】
Figure 0004166296
【0098】
【表47】
Figure 0004166296
【0099】
【表48】
Figure 0004166296
【0100】
【表49】
Figure 0004166296
【0101】
【表50】
Figure 0004166296
【0102】
【表51】
Figure 0004166296
【0103】
【表52】
Figure 0004166296
【0104】
【表53】
Figure 0004166296
【0105】
【表54】
Figure 0004166296
【0106】
【表55】
Figure 0004166296
【0107】
【表56】
Figure 0004166296
【0108】
【表57】
Figure 0004166296
【0109】
【表58】
Figure 0004166296
【0110】
【表59】
Figure 0004166296
【0111】
【表60】
Figure 0004166296
【0112】
【表61】
Figure 0004166296
【0113】
【表62】
Figure 0004166296
【0114】
【表63】
Figure 0004166296
【0115】
【表64】
Figure 0004166296
【0116】
【表65】
Figure 0004166296
【0117】
【表66】
Figure 0004166296
【0118】
【表67】
Figure 0004166296
【0119】
【表68】
Figure 0004166296
【0120】
【表69】
Figure 0004166296
【0121】
【表70】
Figure 0004166296
【0122】
【表71】
Figure 0004166296
【0123】
【化41】
Figure 0004166296
実施例1434−第1工程
N−(6−メトキシ−2−メチルベンゾ[b]チオフェン−5−イル)−2,2−ジメチルプロピオンアミド(XLI−1)の合成
6−メトキシ−2−メチルベンゾ[b]チオフェン−5−カルボン酸(XVI−1)(532 mg, 2.39 mmol)を2−メチル−2−プロパノール(18 ml)に溶解し、アジ化 ジフェニルホスホリル(790 mg, 2.87 mol)の2−メチル−2−プロパノール(1 ml)溶液、トリエチルアミン(290 mg, 2.87 mmol)の2−メチル−2−プロパノール(1 ml)溶液を加え17時間還流撹拌した。反応液を濾過し、溶媒を減圧下留去した後、得られた残査を酢酸エチルに溶解し、5%クエン酸、水、飽和食塩水で洗浄、硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下溶媒を留去した。得られた残査をシリカゲルカラムクロマトグラフィ−(Merck Kieselgel 60, 70-230 メッシュ)に付し、酢酸エチル:ヘキサン=1:10の混合溶媒で溶出し、化合物(XLI−1)(331 mg, 47%)を得た。
mp 145 - 146℃
1H-NMR (CDCl3) 1.55 (9H, s), 2.53 (3H, d, J = 1.2 Hz), 3.91 (3H, s), 6.84 (1H, br s), 7.15 (1H, br s), 7.17 (1H, s), 8.35 (1H, br s).
実施例1434−第2工程
6−メトキシ−2−メチルベンゾ[b]チオフェン−5−イルアミン(XLII−1)の合成
化合物(XLI−1)(232 mg, 0.792 mmol)をトリフルオロ酢酸(5 ml)に溶解し、室温下1時間攪拌した。反応液を減圧下留去した後、得られた残査を塩化メチレンに溶解し、2N−水酸化ナトリウム、飽和食塩水で洗浄、硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下溶媒を留去した。得られた残査をアルミナカラムクロマトグラフィ−(Merck alminiumoxide 90, 70-230 メッシュ)に付し、酢酸エチル:ヘキサン=1:7の混合溶媒で溶出し、化合物(XLII−1)(150 mg, 98%)を得た。
mp 94 - 96℃
1H-NMR (CDCl3) 2.51 (3H, d, J = 1.2 Hz), 3.80 (2H, br s), 3.89 (3H, s), 6.73 (1H, br s), 6.96 (1H, s), 7.11 (1H, s).
実施例1434−第3工程
1−ベンジルピロリジン−3−カルボン酸(6−メトキシ−2−メチルベンゾ[b]チオフェン−5−イル)アミド(XLIII−1)の合成
1−ベンジルピロリジン−3−カルボン酸(107 mg, 0.521 mmol, J. Chem. Soc., 1959, 851.)を無水テトラヒドロフラン(4 ml)に懸濁させ、氷冷下カルボニルジイミダゾール(88.6 mg, 0.546 mmol)を加え2時間撹拌した。次いで反応液に化合物(XLII−1)(100.5 mg, 0.520 mmol)、トリエチルアミン(158.1 mg, 1.56 mmol)の無水テトラヒドロフラン溶液(1 ml)を加え、7日間還流攪拌した。反応液に氷冷下水を加え、塩化メチレンで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下溶媒を留去して得られた残査をアルミナカラムクロマトグラフィ−(Merck alminiumoxide 90, 70-230メッシュ)に付し、酢酸エチル:ヘキサン=1:4の混合溶媒で溶出し、目的の化合物(XLIII−1)(160 mg, 81%)を得た。また一部をメタノールに溶解し、シュウ酸(1当量)を加えて(1−ベンジルピロリジン−3−カルボン酸(6−メトキシ−2−メチルベンゾ[b]チオフェン−5−イル)アミド・1.0シュウ酸塩を得た。
mp 198 - 200℃
1H-NMR (CDCl3) 2.0 - 2.4 (3H, m), 2.53 (3H, d, J = 1.2 Hz), 2.5 - 2.6 (1H, m), 2.9 - 3.2 (3H, m), 3.64 (1H, d, J = 12.9 Hz), 3.87 (1H, d, J = 12.9 Hz), 3.90 (3H, s), 6.87 (1H, br s), 7.21 (1H, s), 7.2 - 7.5 (5H, m), 8.65 (1H, s), 9.32 (1H, br s).
【0124】
【化42】
Figure 0004166296
実施例1435−第1工程
イミダゾール−1−イル−(6―メトキシ−2−メチルベンゾ[b]チオフェン−5−イル)−メタノン(XLIV−1)の合成
6−メトキシ−2−メチルベンゾ[b]チオフェン−5−カルボン酸(XVI−1)(510 mg, 2.29 mmol)を塩化メチレン(15 ml)に溶解し、氷冷下カルボニルジイミダゾール(391 mg, 2.41 mmol)を加え3時間還流撹拌した。反応液に氷冷下水を加え、塩化メチレンで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下溶媒を留去して得られた残査をシリカゲルカラムクロマトグラフィ−(Merck Kieselgel 60, 70-230 メッシュ)に付し、酢酸エチル:ヘキサン=1:1の混合溶媒で溶出し、化合物(XLIV−1)(572 mg, 92%)を得た。
mp 141 - 142℃
1H-NMR (CDCl3) 2.58 (3H, d, J = 1.2 Hz), 3.84 (3H, s), 6.94 (1H, br s), 7.09 - 7.10 (1H, m), 7.36 (1H, s), 7.48 (1H, br s), 7.72 (1H, s), 7.89 (1H, br s).
実施例1435−第2工程
6−メトキシ−2−メチルベンゾ[b]チオフェン−5−カルボン酸 1−ベンジルピロリジン−3−イル エステル(XLV−1)の合成
1−ベンジル−3−ピロリジノール(74.0 mg, 0.418 mmol)を無水N,N-ジメチルホルムアミド(1 ml)に溶解し、60% 水素化ナトリウム(20.0 mg, 0.500 mmol)を加え10分間攪拌した後、氷冷下化合物(XLIV−1)(114 mg, 0.419 mmol)の無水N,N-ジメチルホルムアミド溶液(1 ml)を加え、室温下20時間反応させた。反応液に氷冷下水を加え、塩化メチレンで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下溶媒を留去して得られた残査をアルミナカラムクロマトグラフィ−(Merck alminiumoxide 90, 70-230 メッシュ)に付し、酢酸エチル:ヘキサン=1:4の混合溶媒で溶出し、目的の化合物(XLV−1)(98.2 mg, 62%)を得た。また(XLV−1)の一部をメタノールに溶解し、シュウ酸(1当量)を加えて6−メトキシ−2−メチルベンゾ[b]チオフェン−5−カルボン酸 1−ベンジルピロリジン−3−イル エステル・1.0シュウ酸塩を得た。
mp 203 - 205℃
1H-NMR (CDCl3) 1.9 - 2.1 (1H, m), 2.3 - 2.6 (2H, m), 2.55 (3H, d, J = 1.2 Hz), 2.7 - 2.9 (2H, m), 2.9 - 3.1 (1H, m), 3.63 (1H, d, J = 12.9 Hz), 3.72 (1H, d, J = 12.9 Hz), 3.92 (3H, s), 5.3 - 5.5 (1H, m), 6.90 (1H, s), 7.2 - 7.4 (6H, m), 8.06 (1H, s).
【0125】
製剤例
一般式(I)で表わされる化合物 10mg
でんぷん 24mg
乳糖 12mg
ヒドロキシプロピルセルロース 0.8mg
ステアリン酸マグネシウム 0.4mg
【0126】
試験例1
ドパミンD2受容体結合試験
ヒトD4受容体(Van Tolら、Nature 350, 610-614, 1991)を発現させた細胞から得られた細胞膜標本と0.2 nMの[3H]spiperoneおよび数濃度の被験化合物の混合物をそれぞれ25℃で120分間インキュベートした後、希釈しWhatmann GF/C濾紙で濾過する。濾紙上の放射活性を液体シンチレーションカウンターで測定し、特異的[3H]spiperone結合に対する被験化合物の50%阻害濃度 (IC50値)を算出し、Cheng-Prusoff (Biochem. Pharmacol., 22, 3099-3108, 1973) の式Ki = IC50/(1+[L]/Kd) からKi値を求めた。[L] は用いたラジオリガンドの濃度、Kdは解離常数を示す。
試験例2
ドパミンD2受容体結合試験
ラット線条体標本と0.2 nMの[3H]spiperoneおよび数濃度の被験化合物をそれぞれ30℃で10分間インキュベートした後、試験例1と同様にしてKi値を求めた。
【0127】
試験例1〜2で得られた結果を表73に示す。
【0128】
【表72】
Figure 0004166296
【0129】
【発明の効果】
錐体外路症状や内分泌症状などの副作用がなく、分裂病の陰性症状の改善作用を有する向精神病薬を提供する。

Claims (8)

  1. 一般式(IV):
    Figure 0004166296
    [式中、EはCHまたは窒素原子を示し;Xは直鎖状または分枝状のC〜Cアルキルオキシ、C〜Cシクロアルキルオキシ、またはC〜Cシクロアルキルにより置換されていている直鎖状または分枝状のC〜Cアルキルオキシを示し;
    Yは式:
    Figure 0004166296
    (式中、R
    (a)直鎖状または分枝状のC〜Cアルキル、
    (b)C〜Cシクロアルキル、
    (c)C〜C12スピロアルキル、
    (d)C〜C12ビシクロアルキル、
    (e)アリール、
    (f)アラルキル、
    (g)ヘテロアリールアルキル、
    (h)フェニル基により置換されていてもよい非芳香性複素環基、もしくは、
    (i)C〜CシクロアルキルC〜Cアルキル
    を示し、その各々は、
    i)直鎖状または分枝状のC〜Cアルキル、
    ii)直鎖状または分枝状のC〜Cアルキルオキシ、
    iii)C〜Cハロアルキル、
    iv)ハロゲン、
    v)C〜Cシクロアルキル、
    vi)カルボキシ、
    vii)アルキルオキシカルボニル、
    viii)アシル、
    ix)ホルミル、または、
    x)ニトロ
    よりなる群から選択される1または2以上の置換基によって置換されていてもよい;
    nは1〜3の整数、pは1〜3の整数を示し、(CH)nおよび(CH)pは直鎖状または分枝状のC〜Cアルキル、またはC〜Cハロアルキルによって置換されていてもよい;
    およびRは同一または異なって、
    (a)水素原子、
    (b)直鎖状または分枝状のC〜Cアルキル、
    (c)C〜Cシクロアルキル、
    (d)C〜Cハロアルキル、もしくは
    (e)ハロゲンを示すか、または
    (f)RとRが一緒になって(CH)m鎖(式中、mは2から4の整数を表わす)である]で示される化合物、その光学活性体、もしくはそれらの製薬上許容される塩、またはそれらの水和物。
  2. 一般式(V):
    Figure 0004166296
    (式中、E、X、Y、R、およびRは請求項1と同意義である)で示される化合物、その光学活性体、もしくはそれらの製薬上許容される塩、またはそれらの水和物。
  3. 一般式(VI):
    Figure 0004166296
    [式中、E、XおよびYは請求項1と同意義であり、RおよびRは同一または異なって、
    (a)水素原子、
    (b)直鎖状または分枝状のC〜Cアルキル、
    (c)C〜Cシクロアルキル、
    (d)C〜Cハロアルキル、もしくは
    (e)ハロゲンを示すか、または
    (f)RとRが一緒になって(CH)m鎖(式中、mは2から4の整数を表わす)である]で示される化合物、その光学活性体、もしくはそれらの製薬上許容される塩、またはそれらの水和物。
  4. 一般式(VII):
    Figure 0004166296
    (式中、E、X、およびYは請求項1と同意義であり、RおよびRは請求項3と同意義である)で示される化合物、その光学活性体、もしくはそれらの製薬上許容される塩、またはそれらの水和物。
  5. Xが直鎖状または分枝状のC〜Cアルキルオキシを示し;
    およびRは同一または異なって水素原子または直鎖状もしくは分枝状のC〜Cアルキルを示し;

    (a)C〜Cシクロアルキル、もしくは、
    (b)アラルキル、その各々は、
    i)直鎖状または分枝状のC〜Cアルキル、
    ii)直鎖状または分枝状のC〜Cアルキルオキシ、
    iii)C〜Cハロアルキル、および、
    iv)ハロゲン
    から任意に選択される1または2以上の置換基によって置換されていてもよい基を示すか、
    (b)直鎖状または分枝状のC〜Cアルキルによって置換されていてもよいC〜Cシクロアルキル、または、
    (c)直鎖状または分枝状のC〜Cアルキルで置換されていてもよいC〜Cシクロアルキルによって置換されていてもよいC〜Cアルキルを示し;
    nが1、pが2である請求項1または2に記載の化合物、その光学活性体、もしくはそれらの製薬上許容される塩、またはそれらの水和物。
  6. Xが直鎖状または分枝状のC〜Cアルキルオキシを示し;
    およびRは同一または異なって水素原子または直鎖状もしくは分枝状のC〜Cアルキルを示し;

    (a)C〜Cシクロアルキル、もしくは、
    (b)アラルキル、その各々は、
    i)直鎖状または分枝状のC〜Cアルキル、
    ii)直鎖状または分枝状のC〜Cアルキルオキシ、
    iii)C〜Cハロアルキル、および、
    iv)ハロゲン
    から任意に選択される1または2以上の置換基によって置換されていてもよい基を示すか、
    (b)直鎖状または分枝状のC〜Cアルキルによって置換されていてもよいC〜Cシクロアルキル、または、
    (c)直鎖状または分枝状のC〜Cアルキルで置換されていてもよいC〜Cシクロアルキルによって置換されていてもよいC〜Cアルキルを示し;
    nが1、pが2である請求項3または4に記載の化合物、その光学活性体、もしくはそれらの製薬上許容される塩、またはそれらの水和物。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の化合物を有効成分として含有する医薬組成物。
  8. 請求項1〜6のいずれかに記載の化合物を有効成分として含有するドーパミンD受容体拮抗剤。
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