JPH11246527A - Mmp−8阻害剤 - Google Patents
Mmp−8阻害剤Info
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- JPH11246527A JPH11246527A JP4926098A JP4926098A JPH11246527A JP H11246527 A JPH11246527 A JP H11246527A JP 4926098 A JP4926098 A JP 4926098A JP 4926098 A JP4926098 A JP 4926098A JP H11246527 A JPH11246527 A JP H11246527A
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- compound
- mmp
- inhibitor
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- hydrate
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 MMP−8阻害作用を有する薬剤を提供す
る。 【解決手段】 一般式(I): 【化1】 で示される化合物、その光学活性体、もしくはそれらの
製薬上許容される塩、またはそれらの水和物を有効成分
として含有するMMP−8阻害剤。
る。 【解決手段】 一般式(I): 【化1】 で示される化合物、その光学活性体、もしくはそれらの
製薬上許容される塩、またはそれらの水和物を有効成分
として含有するMMP−8阻害剤。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マトリックスメタ
ロプロテアーゼ(MMP)の一種である、MMP−8の
阻害剤に関する。
ロプロテアーゼ(MMP)の一種である、MMP−8の
阻害剤に関する。
【0002】
【従来の技術】細胞外マトリックスは、コラーゲン、フ
ィブロネクチン、ラミニン、プロテオグリカン等から構
成され、組織支持機能、細胞の増殖、分化、接着等の役
割を持つ。細胞外マトリックスの分解には、活性中心に
金属イオンを含むプロテアーゼであるメタロプロテアー
ゼ、特にマトリックスメタロプロテアーゼ(MMP)が
関与している。MMPにはMMP−1(I型コラゲナー
ゼ)からMMP−18まで多くのファミリーが報告さ
れ、本来の生理条件下では成長、組織改革等に作用して
いる。しかし、組織破壊や繊維化を伴う各種病態(変形
性関節炎、関節リウマチ、角膜潰瘍、歯周病、腫瘍の転
移又は浸潤、ウイルス感染症(HIV感染症))では病態
の進行と前記酵素の発現(活性)上昇が相関しているこ
とが報告されている。例えば、炎症には、MMP−1
(I型コラゲナーゼ)、MMP−3(ストロメライシ
ン)と同様にMMP−8(好中球コラゲナーゼ)の関与
が示唆されている。炎症反応において好中球(多形核白
血球)が浸潤してくると、MMP−8が放出され、主と
して、I、II、III型コラーゲンの分解に関わる。
現在のところ、MMP−8と病態についての関係は明ら
かにはされていないが、MMP−8が組織破壊を伴う病
態に関わっているという点では一致するところである。
従って、MMP−8阻害剤は、関節の軟骨破壊を抑制
し、慢性関節リウマチ、変形性関節症等の治療薬として
期待される。本発明におけるMMP−8阻害作用を有す
る化合物は、WO97/27174に記載されている。
また、関連する出願としては、WO95/35276、
EP0757037−A2、特開平9−104672、
およびWO97/45402が挙げられる。MMP−8
阻害剤としては、β−カルボリン誘導体(WO97/3
7658)、ジペプチド誘導体(WO96/01317
5)が知られている。
ィブロネクチン、ラミニン、プロテオグリカン等から構
成され、組織支持機能、細胞の増殖、分化、接着等の役
割を持つ。細胞外マトリックスの分解には、活性中心に
金属イオンを含むプロテアーゼであるメタロプロテアー
ゼ、特にマトリックスメタロプロテアーゼ(MMP)が
関与している。MMPにはMMP−1(I型コラゲナー
ゼ)からMMP−18まで多くのファミリーが報告さ
れ、本来の生理条件下では成長、組織改革等に作用して
いる。しかし、組織破壊や繊維化を伴う各種病態(変形
性関節炎、関節リウマチ、角膜潰瘍、歯周病、腫瘍の転
移又は浸潤、ウイルス感染症(HIV感染症))では病態
の進行と前記酵素の発現(活性)上昇が相関しているこ
とが報告されている。例えば、炎症には、MMP−1
(I型コラゲナーゼ)、MMP−3(ストロメライシ
ン)と同様にMMP−8(好中球コラゲナーゼ)の関与
が示唆されている。炎症反応において好中球(多形核白
血球)が浸潤してくると、MMP−8が放出され、主と
して、I、II、III型コラーゲンの分解に関わる。
現在のところ、MMP−8と病態についての関係は明ら
かにはされていないが、MMP−8が組織破壊を伴う病
態に関わっているという点では一致するところである。
従って、MMP−8阻害剤は、関節の軟骨破壊を抑制
し、慢性関節リウマチ、変形性関節症等の治療薬として
期待される。本発明におけるMMP−8阻害作用を有す
る化合物は、WO97/27174に記載されている。
また、関連する出願としては、WO95/35276、
EP0757037−A2、特開平9−104672、
およびWO97/45402が挙げられる。MMP−8
阻害剤としては、β−カルボリン誘導体(WO97/3
7658)、ジペプチド誘導体(WO96/01317
5)が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記に鑑み、本発明者
らは慢性関節リウマチ、変形性関節症等の組織破壊を伴
う病態の発症、進展を抑制する薬剤として、MMP−8
阻害剤にについて研究を行ってきた。
らは慢性関節リウマチ、変形性関節症等の組織破壊を伴
う病態の発症、進展を抑制する薬剤として、MMP−8
阻害剤にについて研究を行ってきた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、FEBS
LETT.,296,1992,263−366記載
の方法を用いてMMP−8阻害活性を測定し、強いMM
P−8阻害作用を有する化合物の創製を試みた。その結
果、ある種のスルホンアミド誘導体が、強いMMP−8
阻害作用を有することを見出した。
LETT.,296,1992,263−366記載
の方法を用いてMMP−8阻害活性を測定し、強いMM
P−8阻害作用を有する化合物の創製を試みた。その結
果、ある種のスルホンアミド誘導体が、強いMMP−8
阻害作用を有することを見出した。
【0005】すなわち本発明は、I)一般式(I):
【化13】 [式中、R1は置換されていてもよい低級アルキル、置
換されていてもよいアリール、置換されていてもよいア
ラルキル、置換されていてもよいヘテロアリールまたは
置換されていてもよいヘテロアリールアルキル;R2は
水素原子、低級アルキル、またはアラルキル;R3は
式:
換されていてもよいアリール、置換されていてもよいア
ラルキル、置換されていてもよいヘテロアリールまたは
置換されていてもよいヘテロアリールアルキル;R2は
水素原子、低級アルキル、またはアラルキル;R3は
式:
【化14】 で表わされる基または単結合;R4は、一般式(I
I):
I):
【化15】 (式中、R5は水素原子、低級アルキル、ハロゲンまた
はヒドロキシで置換されている低級アルキル、ハロゲ
ン、置換されていてもよいアミノ、低級アルキルオキ
シ、低級アルキルチオ、フェニル、低級アルキルカルボ
ニルオキシ、アミノスルホニル、またはヒドロキシ)で
表わされる基、2−ハロフェニル、2−チエニル、8位
がニトロまたはアミノで置換された3−ジベンゾフラニ
ル、フェニルエテニル、または低級アルキル;YはNH
OHまたはOHである(ただし、R4が低級アルキルで
ある場合は、R3は単結合である)。]で示される化合
物、その光学活性体、もしくはそれらの製薬上許容され
る塩、またはそれらの水和物を有効成分として含有する
MMP−8阻害剤に関する。
はヒドロキシで置換されている低級アルキル、ハロゲ
ン、置換されていてもよいアミノ、低級アルキルオキ
シ、低級アルキルチオ、フェニル、低級アルキルカルボ
ニルオキシ、アミノスルホニル、またはヒドロキシ)で
表わされる基、2−ハロフェニル、2−チエニル、8位
がニトロまたはアミノで置換された3−ジベンゾフラニ
ル、フェニルエテニル、または低級アルキル;YはNH
OHまたはOHである(ただし、R4が低級アルキルで
ある場合は、R3は単結合である)。]で示される化合
物、その光学活性体、もしくはそれらの製薬上許容され
る塩、またはそれらの水和物を有効成分として含有する
MMP−8阻害剤に関する。
【0006】さらに詳しくは、II)一般式(II
I):
I):
【化16】 (式中、R1、R2、R5、およびYは前記と同意義)で
示される化合物、その光学活性体、もしくはそれらの製
薬上許容される塩、またはそれらの水和物を有効成分と
して含有するMMP−8阻害剤。 III)一般式(IV):
示される化合物、その光学活性体、もしくはそれらの製
薬上許容される塩、またはそれらの水和物を有効成分と
して含有するMMP−8阻害剤。 III)一般式(IV):
【化17】 (式中、R1、R2、R5、およびYは前記と同意義)で
示される化合物、その光学活性体、もしくはそれらの製
薬上許容される塩、またはそれらの水和物を有効成分と
して含有するMMP−8阻害剤。 IV)一般式(V):
示される化合物、その光学活性体、もしくはそれらの製
薬上許容される塩、またはそれらの水和物を有効成分と
して含有するMMP−8阻害剤。 IV)一般式(V):
【化18】 (式中、R1、R2、R5、およびYは前記と同意義)で
示される化合物、その光学活性体、もしくはそれらの製
薬上許容される塩、またはそれらの水和物を有効成分と
して含有するMMP−8阻害剤。
示される化合物、その光学活性体、もしくはそれらの製
薬上許容される塩、またはそれらの水和物を有効成分と
して含有するMMP−8阻害剤。
【0007】V)一般式(VI):
【化19】 (式中、R1、R2、R5、およびYは前記と同意義)で
示される化合物、その光学活性体、もしくはそれらの製
薬上許容される塩、またはそれらの水和物を有効成分と
して含有するMMP−8阻害剤。 VI) 一般式(VII):
示される化合物、その光学活性体、もしくはそれらの製
薬上許容される塩、またはそれらの水和物を有効成分と
して含有するMMP−8阻害剤。 VI) 一般式(VII):
【化20】 (式中、R1、R2、R5、およびYは前記と同意義)で
示される化合物、その光学活性体、もしくはそれらの製
薬上許容される塩、またはそれらの水和物を有効成分と
して含有するMMP−8阻害剤。 VII)一般式(VIII):
示される化合物、その光学活性体、もしくはそれらの製
薬上許容される塩、またはそれらの水和物を有効成分と
して含有するMMP−8阻害剤。 VII)一般式(VIII):
【化21】 (式中、R1、R2、R5、およびYは前記と同意義)で
示される化合物、その光学活性体、もしくはそれらの製
薬上許容される塩、またはそれらの水和物を有効成分と
して含有するMMP−8阻害剤。
示される化合物、その光学活性体、もしくはそれらの製
薬上許容される塩、またはそれらの水和物を有効成分と
して含有するMMP−8阻害剤。
【0008】VIII)一般式(IX):
【化22】 (式中、R1、R2、R5、およびYは前記と同意義)で
示される化合物、その光学活性体、もしくはそれらの製
薬上許容される塩、またはそれらの水和物を有効成分と
して含有するMMP−8阻害剤。 IX)一般式(X):
示される化合物、その光学活性体、もしくはそれらの製
薬上許容される塩、またはそれらの水和物を有効成分と
して含有するMMP−8阻害剤。 IX)一般式(X):
【化23】 (式中、R1、R2、R5、およびYは前記と同意義)で
示される化合物、その光学活性体、もしくはそれらの製
薬上許容される塩、またはそれらの水和物を有効成分と
して含有するMMP−8阻害剤。 X)一般式(XI):
示される化合物、その光学活性体、もしくはそれらの製
薬上許容される塩、またはそれらの水和物を有効成分と
して含有するMMP−8阻害剤。 X)一般式(XI):
【化24】 (式中、R1、R2、R5、およびYは前記と同意義)で
示される化合物、その光学活性体、もしくはそれらの製
薬上許容される塩、またはそれらの水和物を有効成分と
して含有するMMP−8阻害剤。 XI) R1が置換されていてもよい低級アルキル、置換
されていてもよいアラルキル、または置換されていても
よいヘテロアリールアルキルであるI)〜X)のいずれ
かに記載のMMP−8阻害剤。 XII)R2が水素原子、メチル、またはベンジルであ
るI)〜XI)のいずれかに記載のMMP−8阻害剤。
示される化合物、その光学活性体、もしくはそれらの製
薬上許容される塩、またはそれらの水和物を有効成分と
して含有するMMP−8阻害剤。 XI) R1が置換されていてもよい低級アルキル、置換
されていてもよいアラルキル、または置換されていても
よいヘテロアリールアルキルであるI)〜X)のいずれ
かに記載のMMP−8阻害剤。 XII)R2が水素原子、メチル、またはベンジルであ
るI)〜XI)のいずれかに記載のMMP−8阻害剤。
【0009】XIII)R1に隣接する不斉炭素がR配
置である請求項I)〜XII)のいずれかに記載のMM
P−8阻害剤。 XIV)慢性関節リウマチの治療薬であるI)〜XII
I)のいずれかに記載のMMP−8阻害剤。 XV)変形性関節症の治療薬であるI)〜XIII)の
いずれかに記載のMMP−8阻害剤、に関する。
置である請求項I)〜XII)のいずれかに記載のMM
P−8阻害剤。 XIV)慢性関節リウマチの治療薬であるI)〜XII
I)のいずれかに記載のMMP−8阻害剤。 XV)変形性関節症の治療薬であるI)〜XIII)の
いずれかに記載のMMP−8阻害剤、に関する。
【0010】上記の化合物はすべてMMP−8阻害作用
を有するが、一般式(XII):
を有するが、一般式(XII):
【化25】 において以下に表わされる化合物が特に好ましい。
【0011】
【化26】
【0012】
【化27】
【0013】
【化28】
【0014】
【化29】
【0015】
【化30】
【0016】
【化31】
【0017】特に好ましくは、(化合物No.)18、
28、29、30、41、57、65、68、72、7
8、79、83、および84で表わされる化合物が挙げ
られる。さらに好ましくは、(化合物No.)78、7
9、および84で表わされる化合物が挙げられる。R1
は、イソプロピル、トリフルオロメチル、ヒドロキシメ
チル、シクロヘキシルメチル、カルボキシエチル、ベン
ジルオキシメチル、ベンジル、フェニルエチル、4−フ
ルオロベンジル、4−フェニルベンジル、1−ナフチル
メチル、4−ピリジルメチル、(チアゾール−4−イ
ル)メチル、(ベンゾチアゾール−3−イル)メチル、
(インドール−3−イル)メチル、(1−メチル−イン
ドール−3−イル)メチル、(1−メチルスルホニル−
インドール−3−イル)メチル、(1−アセチル−イン
ドール−3−イル)メチル、(5−メチル−インドール
−3−イル)メチル、(5−フルオロ−インドール−3
−イル)メチル、(7−メチル−インドール−3−イ
ル)メチルが好ましい。また、一般式(XI)において
は、R5が4位に置換した化合物が好ましい。
28、29、30、41、57、65、68、72、7
8、79、83、および84で表わされる化合物が挙げ
られる。さらに好ましくは、(化合物No.)78、7
9、および84で表わされる化合物が挙げられる。R1
は、イソプロピル、トリフルオロメチル、ヒドロキシメ
チル、シクロヘキシルメチル、カルボキシエチル、ベン
ジルオキシメチル、ベンジル、フェニルエチル、4−フ
ルオロベンジル、4−フェニルベンジル、1−ナフチル
メチル、4−ピリジルメチル、(チアゾール−4−イ
ル)メチル、(ベンゾチアゾール−3−イル)メチル、
(インドール−3−イル)メチル、(1−メチル−イン
ドール−3−イル)メチル、(1−メチルスルホニル−
インドール−3−イル)メチル、(1−アセチル−イン
ドール−3−イル)メチル、(5−メチル−インドール
−3−イル)メチル、(5−フルオロ−インドール−3
−イル)メチル、(7−メチル−インドール−3−イ
ル)メチルが好ましい。また、一般式(XI)において
は、R5が4位に置換した化合物が好ましい。
【0018】本明細書中、「低級アルキル」とは、直鎖
状または分枝状のC1〜C8アルキルを意味する。例え
ば、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n
−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブ
チル、n−ペンチル、n−ヘキシル、n−ヘプチル、n
−オクチル等が挙げられる。R2における「低級アルキ
ル」は、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル
が好ましい。R4における「低級アルキル」は、n−ヘ
キシル、n−ヘプチル、n−オクチルが好ましい。R5
における「低級アルキル」は、メチル、エチル、n−プ
ロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、se
c−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチルが好まし
い。本明細書中、「アリール」とは、単環状もしくは縮
合環状芳香族炭化水素を意味する。例えば、フェニル、
1−ナフチル、2−ナフチル、アントリル等が挙げられ
る。本明細書中、「アラルキル」とは、前記「低級アル
キル」に前記「アリ−ル」が置換したもので、これらは
置換可能な全ての位置で結合しうる。例えば、ベンジ
ル、フェニルエチル、フェニルプロピル(例えば、3−
フェニルプロピル)、ナフチルメチル(例えば、1−ナ
フチルメチル)、アントリルメチル(例えば、9−アン
トリルメチル)等が挙げられる。中でもベンジル、フェ
ニルエチルが好ましい。本明細書中、「ヘテロアリー
ル」とは、任意に選ばれる、酸素原子、硫黄原子又は窒
素原子を環内に1個以上含む5〜6員の芳香環を意味
し、これは炭素環もしくは他の複素環と縮合していても
よく、これらは置換可能な全ての位置で結合しうる。例
えば、ピロリル(例えば、1-ピロリル)、インドリル
(例えば、3−インドリル)、カルバゾリル(例えば、
3−カルバゾリル)、イミダゾリル(例えば、4−イミ
ダゾリル)、ピラゾリル(例えば、1−ピラゾリル)、
ベンゾイミダゾリル(例えば、2−ベンゾイミダゾリ
ル)、インダゾリル(例えば、3−インダゾリル)、イ
ンドリジニル(例えば、6−インドリジニル)、ピリジ
ル(例えば、4−ピリジル)、キノリル(例えば、5−
キノリル)、イソキノリル(例えば、3−イソキノリ
ル)、アクリジル(例えば、1−アクリジル)、フェナ
ントリジニル(例えば、2−フェナントリジニル)、ピ
リダジニル(例えば、3−ピリダジニル)、ピリミジニ
ル(例えば、4−ピリミジニル)、ピラジニル(例え
ば、2−ピラジニル)、シンノリニル(例えば、3−シ
ンノリニル)、フタラジニル(例えば、2−フタラジニ
ル)、キナゾリニル(例えば、2−キナゾリニル)、イ
ソキサゾリル(例えば、3−イソキサゾリル)、ベンゾ
イソキサゾリル(例えば、3−ベンゾイソキサゾリ
ル)、オキサゾリル(例えば、2−オキサゾリル)、ベ
ンゾオキサゾリル(例えば、2−ベンゾオキサゾリ
ル)、ベンゾオキサジアゾリル(例えば、4−ベンゾオ
キサジアゾリル)、イソチアゾリル(例えば、3−イソ
チアゾリル)、ベンゾイソチアゾリル(例えば、2−ベ
ンゾイソチアゾリル)、チアゾリル(例えば、4−チア
ゾリル)、ベンゾチアゾリル(例えば、2−ベンゾチア
ゾリル)、フリル(例えば、3−フリル)、ベンゾフリ
ル(例えば、3−ベンゾフリル)、チエニル(例えば、
2−チエニル)、ベンゾチエニル(例えば、2−ベンゾ
チエニル)、テトラゾリル等が挙げられる。
状または分枝状のC1〜C8アルキルを意味する。例え
ば、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n
−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブ
チル、n−ペンチル、n−ヘキシル、n−ヘプチル、n
−オクチル等が挙げられる。R2における「低級アルキ
ル」は、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル
が好ましい。R4における「低級アルキル」は、n−ヘ
キシル、n−ヘプチル、n−オクチルが好ましい。R5
における「低級アルキル」は、メチル、エチル、n−プ
ロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、se
c−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチルが好まし
い。本明細書中、「アリール」とは、単環状もしくは縮
合環状芳香族炭化水素を意味する。例えば、フェニル、
1−ナフチル、2−ナフチル、アントリル等が挙げられ
る。本明細書中、「アラルキル」とは、前記「低級アル
キル」に前記「アリ−ル」が置換したもので、これらは
置換可能な全ての位置で結合しうる。例えば、ベンジ
ル、フェニルエチル、フェニルプロピル(例えば、3−
フェニルプロピル)、ナフチルメチル(例えば、1−ナ
フチルメチル)、アントリルメチル(例えば、9−アン
トリルメチル)等が挙げられる。中でもベンジル、フェ
ニルエチルが好ましい。本明細書中、「ヘテロアリー
ル」とは、任意に選ばれる、酸素原子、硫黄原子又は窒
素原子を環内に1個以上含む5〜6員の芳香環を意味
し、これは炭素環もしくは他の複素環と縮合していても
よく、これらは置換可能な全ての位置で結合しうる。例
えば、ピロリル(例えば、1-ピロリル)、インドリル
(例えば、3−インドリル)、カルバゾリル(例えば、
3−カルバゾリル)、イミダゾリル(例えば、4−イミ
ダゾリル)、ピラゾリル(例えば、1−ピラゾリル)、
ベンゾイミダゾリル(例えば、2−ベンゾイミダゾリ
ル)、インダゾリル(例えば、3−インダゾリル)、イ
ンドリジニル(例えば、6−インドリジニル)、ピリジ
ル(例えば、4−ピリジル)、キノリル(例えば、5−
キノリル)、イソキノリル(例えば、3−イソキノリ
ル)、アクリジル(例えば、1−アクリジル)、フェナ
ントリジニル(例えば、2−フェナントリジニル)、ピ
リダジニル(例えば、3−ピリダジニル)、ピリミジニ
ル(例えば、4−ピリミジニル)、ピラジニル(例え
ば、2−ピラジニル)、シンノリニル(例えば、3−シ
ンノリニル)、フタラジニル(例えば、2−フタラジニ
ル)、キナゾリニル(例えば、2−キナゾリニル)、イ
ソキサゾリル(例えば、3−イソキサゾリル)、ベンゾ
イソキサゾリル(例えば、3−ベンゾイソキサゾリ
ル)、オキサゾリル(例えば、2−オキサゾリル)、ベ
ンゾオキサゾリル(例えば、2−ベンゾオキサゾリ
ル)、ベンゾオキサジアゾリル(例えば、4−ベンゾオ
キサジアゾリル)、イソチアゾリル(例えば、3−イソ
チアゾリル)、ベンゾイソチアゾリル(例えば、2−ベ
ンゾイソチアゾリル)、チアゾリル(例えば、4−チア
ゾリル)、ベンゾチアゾリル(例えば、2−ベンゾチア
ゾリル)、フリル(例えば、3−フリル)、ベンゾフリ
ル(例えば、3−ベンゾフリル)、チエニル(例えば、
2−チエニル)、ベンゾチエニル(例えば、2−ベンゾ
チエニル)、テトラゾリル等が挙げられる。
【0019】本明細書中、「ヘテロアリールアルキル」
とは、前記「低級アルキル」の任意の位置に前記「ヘテ
ロアリ−ル」が置換したもので、これらは置換可能な全
ての位置で結合しうる。例えば、チアゾリルメチル(例
えば、4−チアゾリルメチル)、チアゾリルエチル(例
えば、5−チアゾリル−2−エチル)、ベンゾチアゾリ
ルメチル(例えば、(ベンゾチアゾール−2−イル)メ
チル)、インドリルメチル(例えば、(インドール−3
−イル)メチル)、イミダゾリルメチル(例えば、4−
イミダゾリルメチル)、ベンゾチアゾリルメチル(例え
ば、2−ベンゾチアゾリルメチル)、ベンゾピラゾリル
メチル(例えば、1−ベンゾピラゾリルメチル)、ベン
ゾトリアゾリルメチル(例えば、4−ベンゾトリアゾリ
ルメチル)、ベンゾキノリルメチル(例えば、2−ベン
ゾキノリルメチル)、ベンゾイミダゾリルメチル(例え
ば、2−ベンゾイミダゾリルメチル)、ピリジルメチル
(例えば、4−ピリジルメチル)等が挙げられる。特に
(インドール−3−イル)メチル、(ベンゾチアゾール
−2−イル)メチル、4−チアゾリルメチル、4−ピリ
ジルメチルが好ましい。本明細書中、「ハロゲン」とは
フッ素、塩素、臭素、およびヨウ素を意味する。本明細
書中、「低級アルキルオキシ」とは、アルキル部分が前
記「低級アルキル」であるアルキルオキシを意味する。
例えば、メチルオキシ、エチルオキシ、n−プロピルオ
キシ、イソプロピルオキシ、n−ブチルオキシ、イソブ
チルオキシ、sec−ブチルオキシ、tert−ブチル
オキシ等が挙げられる。好ましくは、メチルオキシ、エ
チルオキシ、n−プロピルオキシ、イソプロピルオキシ
が挙げられる。本明細書中、「低級アルキルチオ」と
は、アルキル部分が前記「低級アルキル」であるアルキ
ルチオを意味する。例えば、メチルチオ、エチルチオ等
が挙げられる。本明細書中、「低級アルキルカルボニル
オキシ」とは、アルキル部分が前記「低級アルキル」で
ある低級アルキルカルボニルオキシを意味する。例え
ば、メチルカルボニルオキシ、エチルカルボニルオキ
シ、n−プロピルカルボニルオキシ等が挙げられる。本
明細書中、「ハロフェニル」とは、前記「ハロゲン」で
置換されたフェニルを意味する。例えば、4−フルオロ
フェニル、4−クロロフェニル、4−ブロモフェニル等
が挙げられる。
とは、前記「低級アルキル」の任意の位置に前記「ヘテ
ロアリ−ル」が置換したもので、これらは置換可能な全
ての位置で結合しうる。例えば、チアゾリルメチル(例
えば、4−チアゾリルメチル)、チアゾリルエチル(例
えば、5−チアゾリル−2−エチル)、ベンゾチアゾリ
ルメチル(例えば、(ベンゾチアゾール−2−イル)メ
チル)、インドリルメチル(例えば、(インドール−3
−イル)メチル)、イミダゾリルメチル(例えば、4−
イミダゾリルメチル)、ベンゾチアゾリルメチル(例え
ば、2−ベンゾチアゾリルメチル)、ベンゾピラゾリル
メチル(例えば、1−ベンゾピラゾリルメチル)、ベン
ゾトリアゾリルメチル(例えば、4−ベンゾトリアゾリ
ルメチル)、ベンゾキノリルメチル(例えば、2−ベン
ゾキノリルメチル)、ベンゾイミダゾリルメチル(例え
ば、2−ベンゾイミダゾリルメチル)、ピリジルメチル
(例えば、4−ピリジルメチル)等が挙げられる。特に
(インドール−3−イル)メチル、(ベンゾチアゾール
−2−イル)メチル、4−チアゾリルメチル、4−ピリ
ジルメチルが好ましい。本明細書中、「ハロゲン」とは
フッ素、塩素、臭素、およびヨウ素を意味する。本明細
書中、「低級アルキルオキシ」とは、アルキル部分が前
記「低級アルキル」であるアルキルオキシを意味する。
例えば、メチルオキシ、エチルオキシ、n−プロピルオ
キシ、イソプロピルオキシ、n−ブチルオキシ、イソブ
チルオキシ、sec−ブチルオキシ、tert−ブチル
オキシ等が挙げられる。好ましくは、メチルオキシ、エ
チルオキシ、n−プロピルオキシ、イソプロピルオキシ
が挙げられる。本明細書中、「低級アルキルチオ」と
は、アルキル部分が前記「低級アルキル」であるアルキ
ルチオを意味する。例えば、メチルチオ、エチルチオ等
が挙げられる。本明細書中、「低級アルキルカルボニル
オキシ」とは、アルキル部分が前記「低級アルキル」で
ある低級アルキルカルボニルオキシを意味する。例え
ば、メチルカルボニルオキシ、エチルカルボニルオキ
シ、n−プロピルカルボニルオキシ等が挙げられる。本
明細書中、「ハロフェニル」とは、前記「ハロゲン」で
置換されたフェニルを意味する。例えば、4−フルオロ
フェニル、4−クロロフェニル、4−ブロモフェニル等
が挙げられる。
【0020】本明細書中、「置換されていてもよいアミ
ノ」とは、前記「低級アルキル」、「アラルキル」、
「ヘテロアリールアルキル」、もしくはアシル(例え
ば、アセチル)で1または2以上置換されていていもよ
いアミノまたは非置換アミノを意味する。例えば、アミ
ノ、メチルアミノ、ジメチルアミノ、エチルメチルアミ
ノ、ベンジルアミノ、アセチルアミノ等が挙げられる。
特にアミノ、ジメチルアミノ、アセチルアミノが好まし
い。本明細書中、R1における「置換されていてもよい
アルキル」における置換基としてはヒドロキシ、アルキ
ルオキシ(例えば、メチルオキシ、エチルオキシ)、メ
ルカプト、アルキルチオ(例えば、メチルチオ)、シク
ロアルキル(例えば、シクロプロピル、シクロブチル、
シクロペンチル、シクロヘキシル)、ハロゲン(例え
ば、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素)、カルボキシ、低級
アルキルオキシカルボニル(例えば、メチルオキシカル
ボニル、エチルオキシカルボニル)、ニトロ、シアノ、
低級ハロアルキル(例えば、トリフルオロメチル)、置
換されていてもよいアミノ(例えば、メチルアミノ、ジ
メチルアミノ、カルバモイルアミノ)、グアニジノ、ベ
ンジルオキシ等が挙げられる。これらは、全ての可能な
位置で1個以上置換しうる。「置換されていてもよいア
ルキル」としては、メチル、エチル、n−プロピル、イ
ソプロピル、トリフルオロメチル、ヒドロキシメチル、
シクロヘキシルメチル、カルボキシエチル、ベンジルオ
キシメチルが好ましい。本明細書中、「置換されていて
もよいアリ−ル」、「置換されていてもよいアラルキ
ル」、「置換されていてもよいヘテロアリ−ル」、およ
び「置換されていてもよいヘテロアリ−ルアルキル」に
おける芳香環上の置換基とは、例えば、ヒドロキシ、低
級アルキルオキシ(例えば、メチルオキシ、エチルオキ
シ)、メルカプト、低級アルキルチオ(例えば、メチル
チオ)、シクロアルキル(例えば、シクロプロピル、シ
クロブチル、シクロペンチル)、ハロゲン(例えば、フ
ッ素、塩素、臭素、ヨウ素)、カルボキシ、低級アルキ
ルオキシカルボニル(例えば、メチルオキシカルボニ
ル、エチルオキシカルボニル)、ニトロ、シアノ、低級
ハロアルキル(例えば、トリフルオロメチル)、アリ−
ルオキシ(例えば、フェニルオキシ)、置換されていて
もよいアミノ(例えば、メチルアミノ、ジメチルアミ
ノ、ジエチルアミノ、ベンジリデンアミノ)、グアニジ
ノ、低級アルキル(例えば、メチル、エチル、n−プロ
ピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec
−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、イソペン
チル、neo−ペンチル、tert−ペンチル)、低級
アルケニル(例えば、ビニル、プロペニル)、アルキニ
ル(例えば、エチニル、フェニルエチニル)、低級アル
カノイル(例えば、ホルミル、アセチル、プロピオニ
ル)、アシルオキシ(例えば、アセチルオキシ)、アシ
ルアミノ、低級アルキルスルホニル(例えば、メチルス
ルホニル)、フェニル、ベンジル、アゾ基(例えば、フ
ェニルアゾ)、置換されていてもよいヘテロアリ−ル
(例えば、3-ピリジル)、置換されていてもよいウレイ
ド(例えば、ウレイド、フェニルウレイド)等が挙げら
れる。これらは、全ての可能な位置で1個以上置換しう
る。「置換されていてもよいアラルキル」としては、ベ
ンジル、フェニルエチル、4−フルオロベンジル、4−
フェニルベンジル、1−ナフチルメチルが挙げられる。
「置換されていてもよいヘテロアリールアルキル」とし
ては、4−ピリジルメチル、(チアゾール−4−イル)
メチル、(ベンゾチアゾール−3−イル)メチル、(イ
ンドール−3−イル)メチル、(1−メチル−インドー
ル−3−イル)メチル、(1−メチルスルホニル−イン
ドール−3−イル)メチル、(1−アセチル−インドー
ル−3−イル)メチル、(5−メチル−インドール−3
−イル)メチル、(5−フルオロ−インドール−3−イ
ル)メチル、(7−メチル−インドール−3−イル)メ
チルが挙げられる。
ノ」とは、前記「低級アルキル」、「アラルキル」、
「ヘテロアリールアルキル」、もしくはアシル(例え
ば、アセチル)で1または2以上置換されていていもよ
いアミノまたは非置換アミノを意味する。例えば、アミ
ノ、メチルアミノ、ジメチルアミノ、エチルメチルアミ
ノ、ベンジルアミノ、アセチルアミノ等が挙げられる。
特にアミノ、ジメチルアミノ、アセチルアミノが好まし
い。本明細書中、R1における「置換されていてもよい
アルキル」における置換基としてはヒドロキシ、アルキ
ルオキシ(例えば、メチルオキシ、エチルオキシ)、メ
ルカプト、アルキルチオ(例えば、メチルチオ)、シク
ロアルキル(例えば、シクロプロピル、シクロブチル、
シクロペンチル、シクロヘキシル)、ハロゲン(例え
ば、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素)、カルボキシ、低級
アルキルオキシカルボニル(例えば、メチルオキシカル
ボニル、エチルオキシカルボニル)、ニトロ、シアノ、
低級ハロアルキル(例えば、トリフルオロメチル)、置
換されていてもよいアミノ(例えば、メチルアミノ、ジ
メチルアミノ、カルバモイルアミノ)、グアニジノ、ベ
ンジルオキシ等が挙げられる。これらは、全ての可能な
位置で1個以上置換しうる。「置換されていてもよいア
ルキル」としては、メチル、エチル、n−プロピル、イ
ソプロピル、トリフルオロメチル、ヒドロキシメチル、
シクロヘキシルメチル、カルボキシエチル、ベンジルオ
キシメチルが好ましい。本明細書中、「置換されていて
もよいアリ−ル」、「置換されていてもよいアラルキ
ル」、「置換されていてもよいヘテロアリ−ル」、およ
び「置換されていてもよいヘテロアリ−ルアルキル」に
おける芳香環上の置換基とは、例えば、ヒドロキシ、低
級アルキルオキシ(例えば、メチルオキシ、エチルオキ
シ)、メルカプト、低級アルキルチオ(例えば、メチル
チオ)、シクロアルキル(例えば、シクロプロピル、シ
クロブチル、シクロペンチル)、ハロゲン(例えば、フ
ッ素、塩素、臭素、ヨウ素)、カルボキシ、低級アルキ
ルオキシカルボニル(例えば、メチルオキシカルボニ
ル、エチルオキシカルボニル)、ニトロ、シアノ、低級
ハロアルキル(例えば、トリフルオロメチル)、アリ−
ルオキシ(例えば、フェニルオキシ)、置換されていて
もよいアミノ(例えば、メチルアミノ、ジメチルアミ
ノ、ジエチルアミノ、ベンジリデンアミノ)、グアニジ
ノ、低級アルキル(例えば、メチル、エチル、n−プロ
ピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec
−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、イソペン
チル、neo−ペンチル、tert−ペンチル)、低級
アルケニル(例えば、ビニル、プロペニル)、アルキニ
ル(例えば、エチニル、フェニルエチニル)、低級アル
カノイル(例えば、ホルミル、アセチル、プロピオニ
ル)、アシルオキシ(例えば、アセチルオキシ)、アシ
ルアミノ、低級アルキルスルホニル(例えば、メチルス
ルホニル)、フェニル、ベンジル、アゾ基(例えば、フ
ェニルアゾ)、置換されていてもよいヘテロアリ−ル
(例えば、3-ピリジル)、置換されていてもよいウレイ
ド(例えば、ウレイド、フェニルウレイド)等が挙げら
れる。これらは、全ての可能な位置で1個以上置換しう
る。「置換されていてもよいアラルキル」としては、ベ
ンジル、フェニルエチル、4−フルオロベンジル、4−
フェニルベンジル、1−ナフチルメチルが挙げられる。
「置換されていてもよいヘテロアリールアルキル」とし
ては、4−ピリジルメチル、(チアゾール−4−イル)
メチル、(ベンゾチアゾール−3−イル)メチル、(イ
ンドール−3−イル)メチル、(1−メチル−インドー
ル−3−イル)メチル、(1−メチルスルホニル−イン
ドール−3−イル)メチル、(1−アセチル−インドー
ル−3−イル)メチル、(5−メチル−インドール−3
−イル)メチル、(5−フルオロ−インドール−3−イ
ル)メチル、(7−メチル−インドール−3−イル)メ
チルが挙げられる。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明MMP−8阻害剤である化
合物(I)は、一般式(XIII)で示されるα−アミ
ノ酸を出発原料にして、以下に示す5種類の合成法によ
り製造することができる。一般的にはA法を用いれば該
化合物を合成することができる。また構造上の特徴によ
って、B法〜E法を用いても合成することができる。こ
れらの合成法はWO97/27174に記載されてい
る。 A法:化合物(I)全般についての合成法。 B法:一般式(I)においてR3が(−(テトラゾー
ル)−(フェニル)−)である化合物についての合成
法。 C法:一般式(I)においてR3が(−C(三重結合)
C−(フェニル、チオフェン)−)である化合物につい
ての合成法。 D法:一般式(I)においてR3が(−C(=O)−N
H−(フェニル)−)である化合物についての合成法。 E法:一般式(I)においてR3が(−(フェニル)
−)である化合物についての合成法。 以下にこれらの方法について詳しく説明する。
合物(I)は、一般式(XIII)で示されるα−アミ
ノ酸を出発原料にして、以下に示す5種類の合成法によ
り製造することができる。一般的にはA法を用いれば該
化合物を合成することができる。また構造上の特徴によ
って、B法〜E法を用いても合成することができる。こ
れらの合成法はWO97/27174に記載されてい
る。 A法:化合物(I)全般についての合成法。 B法:一般式(I)においてR3が(−(テトラゾー
ル)−(フェニル)−)である化合物についての合成
法。 C法:一般式(I)においてR3が(−C(三重結合)
C−(フェニル、チオフェン)−)である化合物につい
ての合成法。 D法:一般式(I)においてR3が(−C(=O)−N
H−(フェニル)−)である化合物についての合成法。 E法:一般式(I)においてR3が(−(フェニル)
−)である化合物についての合成法。 以下にこれらの方法について詳しく説明する。
【0022】(A法)
【化32】 (式中、R1、R2、R3、およびR4は前記と同意義、R
7は水素またはカルボキシ保護基、R8はヒドロキシ保護
基、Halはハロゲンを示す)
7は水素またはカルボキシ保護基、R8はヒドロキシ保護
基、Halはハロゲンを示す)
【0023】化合物(XIII)から化合物(Ia)への反応
は、化合物(XIII)のアミノ基をスルホニル化する反応
(第1工程)である。要すれば反応後、N−アルキル化
等やカルボキシ保護基の除去等を行う。化合物(Ia)か
ら化合物(Ib)への反応はカルボキシをヒドロキサム酸
化する反応(第2工程)である。また、化合物(Ia)か
ら化合物(Ib)へは、化合物(Ia)にヒドロキシ保護基
を有するヒドロキシルアミンまたはその酸付加塩を作用
させて化合物(XIV)を得た後(第3工程)、脱保護反
応(第4工程)に付してもよい。スルホニル化およびヒ
ドロキサム酸化反応は常法に従って行なえばよい。例え
ば、式(XIII)で示されるアミノ酸に、塩基の存在下、
スルホニル化試薬、例えば、R4−R3−SO2Hal
(R3およびR4は前記と同意義;Hal=ハロゲン)で
表わされるスルホン酸ハロゲン化物等を反応させ、次い
でヒドロキシルアミンを反応させる。各工程についてさ
らに詳しく述べれば以下の通りである。
は、化合物(XIII)のアミノ基をスルホニル化する反応
(第1工程)である。要すれば反応後、N−アルキル化
等やカルボキシ保護基の除去等を行う。化合物(Ia)か
ら化合物(Ib)への反応はカルボキシをヒドロキサム酸
化する反応(第2工程)である。また、化合物(Ia)か
ら化合物(Ib)へは、化合物(Ia)にヒドロキシ保護基
を有するヒドロキシルアミンまたはその酸付加塩を作用
させて化合物(XIV)を得た後(第3工程)、脱保護反
応(第4工程)に付してもよい。スルホニル化およびヒ
ドロキサム酸化反応は常法に従って行なえばよい。例え
ば、式(XIII)で示されるアミノ酸に、塩基の存在下、
スルホニル化試薬、例えば、R4−R3−SO2Hal
(R3およびR4は前記と同意義;Hal=ハロゲン)で
表わされるスルホン酸ハロゲン化物等を反応させ、次い
でヒドロキシルアミンを反応させる。各工程についてさ
らに詳しく述べれば以下の通りである。
【0024】(第1工程)原料化合物の式(XIII)で示
されるアミノ酸またはその酸付加塩(例えば、塩酸塩、
p-トルエンスルホン酸塩、トリフルオロ酢酸塩)の一部
のものは市販品として入手できる。その他のものは実験
化学講座22巻、第4版(日本化学会編)に記載のアミ
ノ酸合成法、 J. Med. Chem. 38, 1689-1700 (1995) Ga
ry M. Ksander et. al.に記載の方法等に従って合成で
きる。また、スルホニル化試薬(例えば、スルホン酸ハ
ロゲン化物)の一部のものは市販品として入手可能であ
り、その他のものは新実験化学講座14巻、1787頁、(1
978)、Synthesis 852-854 (1986) Tatsuo Hamada et. a
l.記載の方法等に従って合成できる。保護されたカルボ
キシル基としては、例えば、エステル(例えば、メチル
エステル、tert−ブチルエステル、ベンジルエステ
ル)化されたカルボキシが挙げられる。これらの保護基
の脱離は、保護基に応じて酸(例えば、塩酸、トリフル
オロ酢酸)または塩基(例えば、水酸化ナトリウム等)
の存在下に加水分解するか、または接触還元(例えば、
10%パラジウム−炭素触媒存在下)することによって実
施されるが、化合物(Ib)を得るためには、エステルの
まま第2工程のヒドロキサム酸化を行なってもよい。ス
ルホニル化反応の溶媒としては、化合物(XIII)におい
てR7が水素であるアミノ酸の場合には、ジメチルホル
ムアミド、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメチル
スルホキシド、アセトニトリル、水またはそれら混合溶
媒が好ましいが、R7が保護基であるエステル体の場合
には、この他に上記溶媒と水不溶性溶媒(例えば、ベン
ゼン、ジクロロメタン)との混合溶媒が挙げられる。ス
ルホニル化反応に用いられる塩基は、トリエチルアミ
ン、N−メチルモルホリン等の有機塩基、または水酸化
ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸カリウム等の無機塩
基等を用いることができる。反応温度は通常、氷冷〜室
温である。尚、化合物(Ia)におけるR1、R2、R3、
またはR4がスルホニル化に障害となる置換基(例え
ば、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、グアニジノ)を
有する基である場合には、Protective Groups in Organ
ic Synthesis, Theodora W Green (John Wiley & Sons)
等に記載の方法で予め保護し、望ましい段階でその保
護基を除去すればよい。また、R2が水素でない場合
は、さらにジメチルホルムアミド、テトラヒドロフラ
ン、ジオキサン等の溶媒中、氷冷下〜80℃、好ましく
は氷冷下〜室温でハロゲン化アルキル(例えば、ヨウ化
メチル、ヨウ化エチル等)やハロゲン化アラルキル(例
えば、ベンジルクロリド、ベンジルブロミド等)等を加
え、3〜30時間、好ましくは10〜20時間攪拌する
ことにより目的のN−R2体を得ることができる。
されるアミノ酸またはその酸付加塩(例えば、塩酸塩、
p-トルエンスルホン酸塩、トリフルオロ酢酸塩)の一部
のものは市販品として入手できる。その他のものは実験
化学講座22巻、第4版(日本化学会編)に記載のアミ
ノ酸合成法、 J. Med. Chem. 38, 1689-1700 (1995) Ga
ry M. Ksander et. al.に記載の方法等に従って合成で
きる。また、スルホニル化試薬(例えば、スルホン酸ハ
ロゲン化物)の一部のものは市販品として入手可能であ
り、その他のものは新実験化学講座14巻、1787頁、(1
978)、Synthesis 852-854 (1986) Tatsuo Hamada et. a
l.記載の方法等に従って合成できる。保護されたカルボ
キシル基としては、例えば、エステル(例えば、メチル
エステル、tert−ブチルエステル、ベンジルエステ
ル)化されたカルボキシが挙げられる。これらの保護基
の脱離は、保護基に応じて酸(例えば、塩酸、トリフル
オロ酢酸)または塩基(例えば、水酸化ナトリウム等)
の存在下に加水分解するか、または接触還元(例えば、
10%パラジウム−炭素触媒存在下)することによって実
施されるが、化合物(Ib)を得るためには、エステルの
まま第2工程のヒドロキサム酸化を行なってもよい。ス
ルホニル化反応の溶媒としては、化合物(XIII)におい
てR7が水素であるアミノ酸の場合には、ジメチルホル
ムアミド、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメチル
スルホキシド、アセトニトリル、水またはそれら混合溶
媒が好ましいが、R7が保護基であるエステル体の場合
には、この他に上記溶媒と水不溶性溶媒(例えば、ベン
ゼン、ジクロロメタン)との混合溶媒が挙げられる。ス
ルホニル化反応に用いられる塩基は、トリエチルアミ
ン、N−メチルモルホリン等の有機塩基、または水酸化
ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸カリウム等の無機塩
基等を用いることができる。反応温度は通常、氷冷〜室
温である。尚、化合物(Ia)におけるR1、R2、R3、
またはR4がスルホニル化に障害となる置換基(例え
ば、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、グアニジノ)を
有する基である場合には、Protective Groups in Organ
ic Synthesis, Theodora W Green (John Wiley & Sons)
等に記載の方法で予め保護し、望ましい段階でその保
護基を除去すればよい。また、R2が水素でない場合
は、さらにジメチルホルムアミド、テトラヒドロフラ
ン、ジオキサン等の溶媒中、氷冷下〜80℃、好ましく
は氷冷下〜室温でハロゲン化アルキル(例えば、ヨウ化
メチル、ヨウ化エチル等)やハロゲン化アラルキル(例
えば、ベンジルクロリド、ベンジルブロミド等)等を加
え、3〜30時間、好ましくは10〜20時間攪拌する
ことにより目的のN−R2体を得ることができる。
【0025】(第2工程)ヒドロキサム酸(Ib)は、ヒ
ドロキシルアミンを化合物(Ia)またはその反応性誘導
体に作用させることによって製造される。ヒドロキシル
アミンは通常、その酸付加塩(例えば、塩酸塩、リン酸
塩、硫酸塩;市販品として入手可能)を塩基の存在下で
反応に使用する。塩基としては、トリエチルアミン、
N,N−ジメチルアニリン、N−メチルモルホリン等の
有機塩基、または水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、
炭酸カリウム等の無機塩基を用いることができる。化合
物(Ia)をそのままヒドロキサム酸化の原料として使用
するときには、ペプチド縮合試薬(例えば、ジシクロヘ
キシルカルボジイミド、1−エチル−3−(3−ジメチ
ルアミノプロピル)カルボジイミド、N,N'−カルボ
ニルジイミダゾ−ルまたはそれらのいずれかと1−ヒド
ロキシベンゾトリアゾ−ル、N−ヒドロキシコハク酸イ
ミド等との混合物)等の存在下に反応を行う。溶媒とし
ては、ジメチルホルムアミド、テトラヒドロフラン、ジ
オキサン、ジメチルスルホキシド、アセトニトリル、水
またはそれら混合溶媒が用いられ、反応温度は、−20
℃〜40℃、好ましくは氷冷〜室温で、反応時間は1時
間〜16時間である。化合物(Ia)の反応性誘導体とし
ては、酸無水物(特に、混合酸無水物)、酸ハロゲン化
物、酸アジドまたはエステルを使用する。これらの反応
性誘導体は通常の方法で製造されるが、酸無水物は、例
えば、化合物(Ia)に塩基(例えば、トリエチルアミ
ン)の存在下に酸ハロゲン化物(例えば、クロロ炭酸エ
チル)を作用させ、酸ハロゲン化物は、例えば、化合物
(Ia)にハロゲン化試薬(例えば、オキサリルクロリ
ド、チオニルクロリド)を作用させて製造できる。ま
た、エステルは非活性エステルもしくは活性エステルか
ら選択することができるが、非活性エステルは第1工程
で化合物(XIII)においてR7がカルボキシ保護基(例
えば、メチル、tert−ブチル、ベンジル)であるも
のを、スルホニル化した生成物を脱保護せずそのまま使
用すればよく、活性エステルは化合物(Ia)にカルボジ
イミド(例えば、ジシクロヘキシルカルボジイミド、1
−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボ
ジイミド)と1−ヒドロキシベンゾトリアゾ−ルまたは
N−ヒドロキシコハク酸イミド等の活性エステル残基に
対応するヒドロキシ体とを作用させて製造できる。化合
物(Ia)の反応性誘導体のヒドロキサム酸化の反応条件
は、化合物(Ia)をそのまま用いるときのヒドロキサム
酸化と同一でよい。なお、第1工程および第2工程の反
応は単一反応槽(いわゆるワンポット)で行なってもよ
い。
ドロキシルアミンを化合物(Ia)またはその反応性誘導
体に作用させることによって製造される。ヒドロキシル
アミンは通常、その酸付加塩(例えば、塩酸塩、リン酸
塩、硫酸塩;市販品として入手可能)を塩基の存在下で
反応に使用する。塩基としては、トリエチルアミン、
N,N−ジメチルアニリン、N−メチルモルホリン等の
有機塩基、または水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、
炭酸カリウム等の無機塩基を用いることができる。化合
物(Ia)をそのままヒドロキサム酸化の原料として使用
するときには、ペプチド縮合試薬(例えば、ジシクロヘ
キシルカルボジイミド、1−エチル−3−(3−ジメチ
ルアミノプロピル)カルボジイミド、N,N'−カルボ
ニルジイミダゾ−ルまたはそれらのいずれかと1−ヒド
ロキシベンゾトリアゾ−ル、N−ヒドロキシコハク酸イ
ミド等との混合物)等の存在下に反応を行う。溶媒とし
ては、ジメチルホルムアミド、テトラヒドロフラン、ジ
オキサン、ジメチルスルホキシド、アセトニトリル、水
またはそれら混合溶媒が用いられ、反応温度は、−20
℃〜40℃、好ましくは氷冷〜室温で、反応時間は1時
間〜16時間である。化合物(Ia)の反応性誘導体とし
ては、酸無水物(特に、混合酸無水物)、酸ハロゲン化
物、酸アジドまたはエステルを使用する。これらの反応
性誘導体は通常の方法で製造されるが、酸無水物は、例
えば、化合物(Ia)に塩基(例えば、トリエチルアミ
ン)の存在下に酸ハロゲン化物(例えば、クロロ炭酸エ
チル)を作用させ、酸ハロゲン化物は、例えば、化合物
(Ia)にハロゲン化試薬(例えば、オキサリルクロリ
ド、チオニルクロリド)を作用させて製造できる。ま
た、エステルは非活性エステルもしくは活性エステルか
ら選択することができるが、非活性エステルは第1工程
で化合物(XIII)においてR7がカルボキシ保護基(例
えば、メチル、tert−ブチル、ベンジル)であるも
のを、スルホニル化した生成物を脱保護せずそのまま使
用すればよく、活性エステルは化合物(Ia)にカルボジ
イミド(例えば、ジシクロヘキシルカルボジイミド、1
−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボ
ジイミド)と1−ヒドロキシベンゾトリアゾ−ルまたは
N−ヒドロキシコハク酸イミド等の活性エステル残基に
対応するヒドロキシ体とを作用させて製造できる。化合
物(Ia)の反応性誘導体のヒドロキサム酸化の反応条件
は、化合物(Ia)をそのまま用いるときのヒドロキサム
酸化と同一でよい。なお、第1工程および第2工程の反
応は単一反応槽(いわゆるワンポット)で行なってもよ
い。
【0026】(第3工程)本工程で使用される保護され
たヒドロキシルアミンとしては、例えば、O−ベンジル
ヒドロキシルアミン、O−(p−メトキシベンジル)ヒ
ドロキシルアミン、 O−(tert−ブチル)ヒドロ
キシルアミン等が挙げられる。反応条件は第2工程にお
ける反応条件と同じでよい。 (第4工程)本工程では水素雰囲気下での接触還元、あ
るいは濃塩酸またはトリフルオロ酢酸との処理によって
保護基を除去し、目的の式(Ib)で示される化合物に導
く。このように製造された本発明化合物(Ia)および
(Ib)は公知の分離、精製手段(例えば、クロマトグラ
フィ−、結晶化法等)により単離精製することができ
る。
たヒドロキシルアミンとしては、例えば、O−ベンジル
ヒドロキシルアミン、O−(p−メトキシベンジル)ヒ
ドロキシルアミン、 O−(tert−ブチル)ヒドロ
キシルアミン等が挙げられる。反応条件は第2工程にお
ける反応条件と同じでよい。 (第4工程)本工程では水素雰囲気下での接触還元、あ
るいは濃塩酸またはトリフルオロ酢酸との処理によって
保護基を除去し、目的の式(Ib)で示される化合物に導
く。このように製造された本発明化合物(Ia)および
(Ib)は公知の分離、精製手段(例えば、クロマトグラ
フィ−、結晶化法等)により単離精製することができ
る。
【0027】(B法)
【化33】 (式中、R1、R2、R5およびR7は前記と同意義)
【0028】化合物(XIII)から化合物(XV)への反応
は、化合物(XIII)のアミノ基をスルホニル化する反応
(第1工程)であり、A法第1工程と同様に行うことが
できる。化合物(XV)から化合物(XVI)への反応は、
エテニル置換基をアルデヒドへと変換する反応(第2工
程)である。化合物(XVI)から化合物(XVIII)への反
応は、テトラゾール環を構築させる反応(第3、第4工
程)である。化合物(XVIII)から化合物(XIX-a)への
反応は、化合物(XVIII)のN−アルキル化等やカルボ
キシ保護基の除去を行う反応(第5工程)であり、A法
第1工程と同様に行うことができる。化合物(XIX-a)
から化合物(XIX-b)への反応はカルボン酸誘導体をヒ
ドロキサム酸誘導体に変換する反応(第6工程)であ
り、A法第2〜第4工程と同様に行うことができる。各
工程についてさらに詳しく述べれば以下の通りである。
は、化合物(XIII)のアミノ基をスルホニル化する反応
(第1工程)であり、A法第1工程と同様に行うことが
できる。化合物(XV)から化合物(XVI)への反応は、
エテニル置換基をアルデヒドへと変換する反応(第2工
程)である。化合物(XVI)から化合物(XVIII)への反
応は、テトラゾール環を構築させる反応(第3、第4工
程)である。化合物(XVIII)から化合物(XIX-a)への
反応は、化合物(XVIII)のN−アルキル化等やカルボ
キシ保護基の除去を行う反応(第5工程)であり、A法
第1工程と同様に行うことができる。化合物(XIX-a)
から化合物(XIX-b)への反応はカルボン酸誘導体をヒ
ドロキサム酸誘導体に変換する反応(第6工程)であ
り、A法第2〜第4工程と同様に行うことができる。各
工程についてさらに詳しく述べれば以下の通りである。
【0029】(第1工程)A法第1工程と同様に行うこ
とができる。 (第2工程)化合物(XV)をジクロロメタン、酢酸エチ
ル、メタノール等の溶媒中、オゾンを添加することによ
りオゾニドを形成させ、引き続き同じ系中に亜鉛−酢
酸、トリエチルホスフェート、あるいはジメチルスルフ
ィド等を加えることにより還元的処理を行い、目的のア
ルデヒド誘導体(化合物(XVI))へと変換することが
できる(還元的処理は接触水素添加でもよい)。反応温
度は、−100℃〜室温、好ましくは−78℃〜氷冷
下、反応時間は、0.5〜10時間、好ましくは1〜3
時間である。 (第3工程)化合物(XVI)を、テトラヒドロフラン、
エーテル等の溶媒とメタノール、エタノール等の溶媒の
混合溶媒中、ベンゼンスルホニルヒドラジドを反応させ
ることにより目的とする化合物(XVII)へと変換するこ
とができる。反応温度は、氷冷下〜80℃、好ましくは
室温〜50℃、反応時間は、3〜30時間、好ましくは
10〜20時間である。 (第4工程)アニリン等のアミノ基を有する、置換され
ていてもよいアリールまたは置換されていてもよいヘテ
ロアリール誘導体をアルコール(例えば、エタノール
等)−水の混合溶媒に溶解し、系中の温度を−20℃〜
10℃、好ましくは0℃〜5℃にて濃塩酸、および亜硝
酸ナトリウム水溶液等のジアゾ化剤を加えて、ジアゾニ
ウム塩に変換する。反応時間は5分〜1時間、好ましく
は10〜30分である。この反応溶液を化合物(XVII)
のピリジン溶液に加え、−30℃〜50℃、好ましくは
−15℃〜室温で1〜10時間、好ましくは2〜5時間
反応させることにより、目的の化合物(XV)へと変換さ
せることができる。R1およびR5が本反応の障害となる
置換基である場合には、Protective Groups in Organic
Synthesis, Theodora W Green (John Wiley & Sons)
等に記載の方法で予め保護し、望ましい段階でその保護
基を除去すればよい。 (第5工程)A法第1工程と同様に行うことができる。 (第6工程)A法第2〜第4工程と同様に行うことがで
きる。
とができる。 (第2工程)化合物(XV)をジクロロメタン、酢酸エチ
ル、メタノール等の溶媒中、オゾンを添加することによ
りオゾニドを形成させ、引き続き同じ系中に亜鉛−酢
酸、トリエチルホスフェート、あるいはジメチルスルフ
ィド等を加えることにより還元的処理を行い、目的のア
ルデヒド誘導体(化合物(XVI))へと変換することが
できる(還元的処理は接触水素添加でもよい)。反応温
度は、−100℃〜室温、好ましくは−78℃〜氷冷
下、反応時間は、0.5〜10時間、好ましくは1〜3
時間である。 (第3工程)化合物(XVI)を、テトラヒドロフラン、
エーテル等の溶媒とメタノール、エタノール等の溶媒の
混合溶媒中、ベンゼンスルホニルヒドラジドを反応させ
ることにより目的とする化合物(XVII)へと変換するこ
とができる。反応温度は、氷冷下〜80℃、好ましくは
室温〜50℃、反応時間は、3〜30時間、好ましくは
10〜20時間である。 (第4工程)アニリン等のアミノ基を有する、置換され
ていてもよいアリールまたは置換されていてもよいヘテ
ロアリール誘導体をアルコール(例えば、エタノール
等)−水の混合溶媒に溶解し、系中の温度を−20℃〜
10℃、好ましくは0℃〜5℃にて濃塩酸、および亜硝
酸ナトリウム水溶液等のジアゾ化剤を加えて、ジアゾニ
ウム塩に変換する。反応時間は5分〜1時間、好ましく
は10〜30分である。この反応溶液を化合物(XVII)
のピリジン溶液に加え、−30℃〜50℃、好ましくは
−15℃〜室温で1〜10時間、好ましくは2〜5時間
反応させることにより、目的の化合物(XV)へと変換さ
せることができる。R1およびR5が本反応の障害となる
置換基である場合には、Protective Groups in Organic
Synthesis, Theodora W Green (John Wiley & Sons)
等に記載の方法で予め保護し、望ましい段階でその保護
基を除去すればよい。 (第5工程)A法第1工程と同様に行うことができる。 (第6工程)A法第2〜第4工程と同様に行うことがで
きる。
【0030】(C法)
【化34】 (式中、R1、R2、R7およびHalは前記と同意義)
【0031】化合物(XIII)から化合物(XX)への反応
は、化合物(XIII)のアミノ基をスルホニル化する反応
(第1工程)であり、A法第1工程と同様に行うことが
できる。化合物(XX)から化合物(XXI)への反応は、
フェニルのハロゲン置換基を足がかりにしてヘック(H
eck)反応(K. Sonogashira, Y. Tohda, and N. Hag
ihara, Tetrahedron Lett., 4467(1975)等に記載)を用
いて三重結合を導入する反応(第2工程)である。化合
物(XXI)から化合物(XXII-a)への反応は、化合物(X
XI)のN−アルキル化等やカルボキシ保護基の除去を行
う反応(第3工程)であり、A法第1工程と同様に行う
ことができる。化合物(XXII-a)から化合物(XXII-b)
への反応はカルボン酸誘導体をヒドロキサム酸誘導体に
変換する反応(第4工程)であり、A法第2〜第4工程
と同様に行うことができる。各工程についてさらに詳し
く述べれば以下の通りである。 (第1工程)A法第1工程と同様に行うことができる。 (第2工程)化合物(XX)をジメチルホルムアミド、ト
ルエン、キシレン、ベンゼン、テトラヒドロフラン等の
溶媒中、パラジウム触媒(例えば、Pd(Ph3P)2Cl2等)、
1価の銅試薬(例えば、CuI等)、有機塩基(例えば、
トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン等)の
存在下、エチニルベンゼン等のエチニル基を有する(R
5−フェニル−C(三重結合)C−)誘導体を反応させ
ることにより(Heck反応)、目的とする化合物(XXI)
へと変換することができる。反応温度は、室温〜100
℃、好ましくは室温〜80℃、反応時間は、3〜30時
間、好ましくは10〜20時間である。R1およびR5が
本反応の障害となる置換基である場合には、Protective
Groups in Organic Synthesis, Theodora W Green (Jo
hn Wiley& Sons) 等に記載の方法で予め保護し、望まし
い段階でその保護基を除去すればよい。 (第3工程)A法第1工程と同様に行うことができる。 (第4工程)A法第2〜第4工程と同様に行うことがで
きる。
は、化合物(XIII)のアミノ基をスルホニル化する反応
(第1工程)であり、A法第1工程と同様に行うことが
できる。化合物(XX)から化合物(XXI)への反応は、
フェニルのハロゲン置換基を足がかりにしてヘック(H
eck)反応(K. Sonogashira, Y. Tohda, and N. Hag
ihara, Tetrahedron Lett., 4467(1975)等に記載)を用
いて三重結合を導入する反応(第2工程)である。化合
物(XXI)から化合物(XXII-a)への反応は、化合物(X
XI)のN−アルキル化等やカルボキシ保護基の除去を行
う反応(第3工程)であり、A法第1工程と同様に行う
ことができる。化合物(XXII-a)から化合物(XXII-b)
への反応はカルボン酸誘導体をヒドロキサム酸誘導体に
変換する反応(第4工程)であり、A法第2〜第4工程
と同様に行うことができる。各工程についてさらに詳し
く述べれば以下の通りである。 (第1工程)A法第1工程と同様に行うことができる。 (第2工程)化合物(XX)をジメチルホルムアミド、ト
ルエン、キシレン、ベンゼン、テトラヒドロフラン等の
溶媒中、パラジウム触媒(例えば、Pd(Ph3P)2Cl2等)、
1価の銅試薬(例えば、CuI等)、有機塩基(例えば、
トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン等)の
存在下、エチニルベンゼン等のエチニル基を有する(R
5−フェニル−C(三重結合)C−)誘導体を反応させ
ることにより(Heck反応)、目的とする化合物(XXI)
へと変換することができる。反応温度は、室温〜100
℃、好ましくは室温〜80℃、反応時間は、3〜30時
間、好ましくは10〜20時間である。R1およびR5が
本反応の障害となる置換基である場合には、Protective
Groups in Organic Synthesis, Theodora W Green (Jo
hn Wiley& Sons) 等に記載の方法で予め保護し、望まし
い段階でその保護基を除去すればよい。 (第3工程)A法第1工程と同様に行うことができる。 (第4工程)A法第2〜第4工程と同様に行うことがで
きる。
【0032】(D法)
【化35】 (式中、R1、R2およびR7は前記と同意義)
【0033】化合物(XIII)から化合物(XXIII)への
反応は、化合物(X)のアミノ基をスルホニル化する反
応(第1工程)であり、A法第1工程と同様に行うこと
ができる。化合物(XXIII)から化合物(XXIV)への反
応は、フェニルのニトロ置換基をアミノ基へと還元する
反応(第2工程)である。接触還元法、塩酸−鉄、塩酸
−スズの反応条件等で行うことができる。化合物(XXI
V)から化合物(XXV)への反応は、フェニルのアミノ基
を足がかりにしてアミド結合を形成させる反応(第3工
程)である。通常用いられるアミド結合形成反応によっ
て行うことができる。化合物(XXV)から化合物(XXVI-
a)への反応は、化合物(XXV)のN−アルキル化等やカ
ルボキシ保護基の除去を行う反応(第4工程)であり、
A法第1工程と同様に行うことができる。化合物(XXVI
-a)から化合物(XXVI-b)への反応はカルボン酸誘導体
をヒドロキサム酸誘導体に変換する反応(第5工程)で
あり、A法第2〜第4工程と同様に行うことができる。
各工程についてさらに詳しく述べれば以下の通りであ
る。 (第1工程)A法第1工程と同様に行うことができる。 (第2工程)化合物(XXIII)を、メタノール、エタノ
ール、酢酸エチル、酢酸等の溶媒中、触媒(Pd-C, PtO2,
Raney Ni等)の存在下、水素雰囲気下、常圧または加
圧条件下で反応させることにより、目的とする化合物
(XXIV)を得ることができる。反応温度は、氷冷下〜8
0℃、好ましくは室温〜50℃、反応時間は、1〜10
時間、好ましくは2〜5時間である。 (第3工程)化合物(XXIV)を、ジメチルホルムアミ
ド、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメチルスルホ
キシド、アセトニトリル、キシレン、トルエン、ベンゼ
ン、ジクロロメタン等の溶媒中、塩基(例えば、トリエ
チルアミン、N−メチルモルホリン、炭酸カリウム等)
の存在下、ベンゾイルクロリド等の酸ハライド官能基
(他に活性エステル等)を有する置換されていてもよい
アリールまたは置換されていてもよいヘテロアリール誘
導体を反応させることにより、目的とする化合物(XX
V)へと変換することができる。反応温度は、氷冷下〜
100℃、好ましくは室温〜60℃、反応時間は、3〜
30時間、好ましくは10〜25時間である。 (第4工程)A法第1工程と同様に行うことができる。 (第5工程)A法第2〜第4工程と同様に行うことがで
きる。
反応は、化合物(X)のアミノ基をスルホニル化する反
応(第1工程)であり、A法第1工程と同様に行うこと
ができる。化合物(XXIII)から化合物(XXIV)への反
応は、フェニルのニトロ置換基をアミノ基へと還元する
反応(第2工程)である。接触還元法、塩酸−鉄、塩酸
−スズの反応条件等で行うことができる。化合物(XXI
V)から化合物(XXV)への反応は、フェニルのアミノ基
を足がかりにしてアミド結合を形成させる反応(第3工
程)である。通常用いられるアミド結合形成反応によっ
て行うことができる。化合物(XXV)から化合物(XXVI-
a)への反応は、化合物(XXV)のN−アルキル化等やカ
ルボキシ保護基の除去を行う反応(第4工程)であり、
A法第1工程と同様に行うことができる。化合物(XXVI
-a)から化合物(XXVI-b)への反応はカルボン酸誘導体
をヒドロキサム酸誘導体に変換する反応(第5工程)で
あり、A法第2〜第4工程と同様に行うことができる。
各工程についてさらに詳しく述べれば以下の通りであ
る。 (第1工程)A法第1工程と同様に行うことができる。 (第2工程)化合物(XXIII)を、メタノール、エタノ
ール、酢酸エチル、酢酸等の溶媒中、触媒(Pd-C, PtO2,
Raney Ni等)の存在下、水素雰囲気下、常圧または加
圧条件下で反応させることにより、目的とする化合物
(XXIV)を得ることができる。反応温度は、氷冷下〜8
0℃、好ましくは室温〜50℃、反応時間は、1〜10
時間、好ましくは2〜5時間である。 (第3工程)化合物(XXIV)を、ジメチルホルムアミ
ド、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメチルスルホ
キシド、アセトニトリル、キシレン、トルエン、ベンゼ
ン、ジクロロメタン等の溶媒中、塩基(例えば、トリエ
チルアミン、N−メチルモルホリン、炭酸カリウム等)
の存在下、ベンゾイルクロリド等の酸ハライド官能基
(他に活性エステル等)を有する置換されていてもよい
アリールまたは置換されていてもよいヘテロアリール誘
導体を反応させることにより、目的とする化合物(XX
V)へと変換することができる。反応温度は、氷冷下〜
100℃、好ましくは室温〜60℃、反応時間は、3〜
30時間、好ましくは10〜25時間である。 (第4工程)A法第1工程と同様に行うことができる。 (第5工程)A法第2〜第4工程と同様に行うことがで
きる。
【0034】(E法)
【化36】 (式中、R1、R2、R5、R7、およびHalは前記と同
意義。)
意義。)
【0035】化合物(XX)から化合物(XXVII)への反
応は、フェニルのハロゲン置換基を足がかりにして鈴木
反応(M.J. Sharp and V. Snieckus, Tetrahedron Let
t. 26, 5997(1985)等に記載)を用いて(R5−フェニ
ル)を導入する反応(第1工程)である。化合物(XXVI
I)から化合物(XXVIII-a)への反応は、化合物(XXVI
I)のN−アルキル化等やカルボキシ保護基の除去を行
う反応(第2工程)であり、A法第1工程と同様に行う
ことができる。化合物(XXVIII-a)から化合物(XXVIII
-b)への反応はカルボン酸誘導体をヒドロキサム酸誘導
体に変換する反応(第3工程)であり、A法第2〜第4
工程と同様に行うことができる。各工程についてさらに
詳しく述べれば以下の通りである。 (第1工程)化合物(XX)をジメチルホルムアミド、ト
ルエン、キシレン、ベンゼン、テトラヒドロフラン等の
溶媒中、パラジウム触媒(例えば、 Pd(Ph3P)4等)、塩
基(例えば、炭酸カリウム、炭酸カルシウム、トリエチ
ルアミン、ナトリウムメトキシド等)の存在下、フェニ
ルボロン酸等のB(OH)2(他にB(Et)2等)基を有する(R
5−フェニル)誘導体と反応させることにより(鈴木反
応)、目的とする化合物(XXVII)へと変換することが
できる。反応温度は、室温〜100℃、好ましくは室温
〜80℃、反応時間は、5〜50時間、好ましくは15
〜30時間である。R1およびR5が本反応の障害となる
置換基である場合には、Protective Groups in Organic
Synthesis, Theodora W Green (John Wiley & Sons)
等に記載の方法で予め保護し、望ましい段階でその保護
基を除去すればよい。 (第2工程)A法第1工程と同様に行うことができる。 (第3工程)A法第2〜第4工程と同様に行うことがで
きる。
応は、フェニルのハロゲン置換基を足がかりにして鈴木
反応(M.J. Sharp and V. Snieckus, Tetrahedron Let
t. 26, 5997(1985)等に記載)を用いて(R5−フェニ
ル)を導入する反応(第1工程)である。化合物(XXVI
I)から化合物(XXVIII-a)への反応は、化合物(XXVI
I)のN−アルキル化等やカルボキシ保護基の除去を行
う反応(第2工程)であり、A法第1工程と同様に行う
ことができる。化合物(XXVIII-a)から化合物(XXVIII
-b)への反応はカルボン酸誘導体をヒドロキサム酸誘導
体に変換する反応(第3工程)であり、A法第2〜第4
工程と同様に行うことができる。各工程についてさらに
詳しく述べれば以下の通りである。 (第1工程)化合物(XX)をジメチルホルムアミド、ト
ルエン、キシレン、ベンゼン、テトラヒドロフラン等の
溶媒中、パラジウム触媒(例えば、 Pd(Ph3P)4等)、塩
基(例えば、炭酸カリウム、炭酸カルシウム、トリエチ
ルアミン、ナトリウムメトキシド等)の存在下、フェニ
ルボロン酸等のB(OH)2(他にB(Et)2等)基を有する(R
5−フェニル)誘導体と反応させることにより(鈴木反
応)、目的とする化合物(XXVII)へと変換することが
できる。反応温度は、室温〜100℃、好ましくは室温
〜80℃、反応時間は、5〜50時間、好ましくは15
〜30時間である。R1およびR5が本反応の障害となる
置換基である場合には、Protective Groups in Organic
Synthesis, Theodora W Green (John Wiley & Sons)
等に記載の方法で予め保護し、望ましい段階でその保護
基を除去すればよい。 (第2工程)A法第1工程と同様に行うことができる。 (第3工程)A法第2〜第4工程と同様に行うことがで
きる。
【0036】「本発明化合物」という場合には、製薬上
許容される塩、またはその水和物も抱合される。例え
ば、アルカリ金属(リチウム、ナトリウム、カリウム
等)、アルカリ土類金属(マグネシウム、カルシウム
等)、アンモニウム、有機塩基およびアミノ酸との塩、
または無機酸(塩酸、臭化水素酸、リン酸、硫酸等)、
および有機酸(酢酸、クエン酸、マレイン酸、フマル
酸、ベンゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸等)
との塩が挙げられる。これらの塩は、通常行われる方法
によって形成させることができる。水和物を形成する時
は、任意の数の水分子と配位していてもよい。また、本
発明化合物は特定の異性体に限定するものではなく、全
ての可能な異性体やラセミ体を含むものである。本発明
化合物は後述する実験例の記載の通り、優れたMMP−
8阻害活性を示し、マトリックス分解を阻害する。具体
的には、変形性関節症、関節リウマチ、角膜潰瘍、歯周
炎、ウイルス感染症(例えば、HIV感染症)の進行、
閉塞性動脈硬化症、動脈硬化性動脈瘤、粥状動脈硬化
症、再狭窄、敗血症、敗血症ショック、冠状血栓症、異
常血管新生、強膜炎、多発性硬化症、開放角緑内障、網
膜症、増殖性網膜症、血管新生緑内障、翼状皮膚、角膜
炎、水泡性表皮剥離、乾癬、糖尿病、腎炎、神経性疾
患、炎症、骨粗鬆症、骨吸収、歯肉炎、腫瘍増殖、腫瘍
血管新生、眼腫瘍、血管線維腫、血管腫、熱病、出血、
凝固、悪液質、食欲不振、急性感染症、ショック、自己
免疫症、マラリア、クローン病、髄膜炎、および胃腸潰
瘍の治療剤として使用することができる。本発明化合物
を、上記の疾患の治療を目的としてヒトに投与する場合
は、散剤、顆粒剤、錠剤、カプセル剤、丸剤、液剤等と
して経口的に、または注射剤、坐剤、経皮吸収剤、吸入
剤等として非経口的に投与することができる。また、本
化合物の有効量にその剤型に適した賦形剤、結合剤、湿
潤剤、崩壊剤、滑沢剤等の医薬用添加剤を必要に応じて
混合し、医薬製剤とすることができる。注射剤の場合に
は、適当な担体と共に滅菌処理を行って製剤とする。投
与量は疾患の状態、投与ルート、患者の年齢、または体
重によっても異なるが、成人に経口で投与する場合、通
常0.1〜100mg/kg/日であり、好ましくは1〜2
0mg/kg/日である。以下に実施例および試験例を挙げ
て本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれらに
より限定されるものではない。実施例中、以下の略号を
使用する。 Me:メチルt Bu:tert−ブチル DMSO:ジメチルスルホキシド p−TsOH:p−トルエンスルホン酸
許容される塩、またはその水和物も抱合される。例え
ば、アルカリ金属(リチウム、ナトリウム、カリウム
等)、アルカリ土類金属(マグネシウム、カルシウム
等)、アンモニウム、有機塩基およびアミノ酸との塩、
または無機酸(塩酸、臭化水素酸、リン酸、硫酸等)、
および有機酸(酢酸、クエン酸、マレイン酸、フマル
酸、ベンゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸等)
との塩が挙げられる。これらの塩は、通常行われる方法
によって形成させることができる。水和物を形成する時
は、任意の数の水分子と配位していてもよい。また、本
発明化合物は特定の異性体に限定するものではなく、全
ての可能な異性体やラセミ体を含むものである。本発明
化合物は後述する実験例の記載の通り、優れたMMP−
8阻害活性を示し、マトリックス分解を阻害する。具体
的には、変形性関節症、関節リウマチ、角膜潰瘍、歯周
炎、ウイルス感染症(例えば、HIV感染症)の進行、
閉塞性動脈硬化症、動脈硬化性動脈瘤、粥状動脈硬化
症、再狭窄、敗血症、敗血症ショック、冠状血栓症、異
常血管新生、強膜炎、多発性硬化症、開放角緑内障、網
膜症、増殖性網膜症、血管新生緑内障、翼状皮膚、角膜
炎、水泡性表皮剥離、乾癬、糖尿病、腎炎、神経性疾
患、炎症、骨粗鬆症、骨吸収、歯肉炎、腫瘍増殖、腫瘍
血管新生、眼腫瘍、血管線維腫、血管腫、熱病、出血、
凝固、悪液質、食欲不振、急性感染症、ショック、自己
免疫症、マラリア、クローン病、髄膜炎、および胃腸潰
瘍の治療剤として使用することができる。本発明化合物
を、上記の疾患の治療を目的としてヒトに投与する場合
は、散剤、顆粒剤、錠剤、カプセル剤、丸剤、液剤等と
して経口的に、または注射剤、坐剤、経皮吸収剤、吸入
剤等として非経口的に投与することができる。また、本
化合物の有効量にその剤型に適した賦形剤、結合剤、湿
潤剤、崩壊剤、滑沢剤等の医薬用添加剤を必要に応じて
混合し、医薬製剤とすることができる。注射剤の場合に
は、適当な担体と共に滅菌処理を行って製剤とする。投
与量は疾患の状態、投与ルート、患者の年齢、または体
重によっても異なるが、成人に経口で投与する場合、通
常0.1〜100mg/kg/日であり、好ましくは1〜2
0mg/kg/日である。以下に実施例および試験例を挙げ
て本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれらに
より限定されるものではない。実施例中、以下の略号を
使用する。 Me:メチルt Bu:tert−ブチル DMSO:ジメチルスルホキシド p−TsOH:p−トルエンスルホン酸
【0037】
【実施例】参考例1
【化37】
【0038】第1工程 (R)-(+)-フェニルアラニン(化合物 XX-1) 1.65g(10mmo
l)のジメチルホルムアミド50ml、水35ml懸濁液に、氷
冷、撹拌下にトリエチルアミン2.78ml(20mmol)を加え
た。次いで4-ビフェニルスルホニルクロリド2.52g(10mm
ol)のジメチルホルムアミド10ml溶液を5分間で加えた。
同温度にて2時間撹拌後、1-ヒドロキシベンゾトリアゾ
ールハイドレート1.35g(10mmol)、1-エチル-3-(3-ジメ
チルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩2.1g(11mmo
l)、ヒドロキシルアミン塩酸塩3.47g(50mmol)、トリエ
チルアミン7ml(50mmol)を加えた。室温で16時間撹拌
後、反応液を水に注ぎ込み酢酸エチルにて抽出した。2N
-塩酸、5%炭酸水素ナトリウム水溶液、水にて順次洗浄
した。減圧濃縮後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィーに付し、クロロホルム/メタノ−ル=40/1から20
/1にて溶出する部分を集めると泡状の残渣(化合物 (1))
1.70gを得た。収率43%。 融点169-170℃。 元素分析値(%) C21H20N2O4S 計算値:C;63.62, H;5.08, N;7.07, S;8.09 実験値:C;63.61, H;5.12, N;6.98, S;8.06 IRνmax(cm-1)(Nujol):3365, 3295, 3266, 1674, 1320,
1159 NMR(δppm)d6-DMSO:2.61 (dd, J=8.6, 13.4Hz, 1H), 2.
80 (dd, J=6.0, 13.6Hz,1H), 3.80 (m, 1H) [α]D: +18.5±1.2(c=0.503%, 25℃, DMSO) 実施例1と同様の反応、上記A法〜E法、およびWO9
7/27174に記載の方法に従って化合物(2)〜化
合物(50)を合成した。物理データを以下の表1〜1
2に示した。
l)のジメチルホルムアミド50ml、水35ml懸濁液に、氷
冷、撹拌下にトリエチルアミン2.78ml(20mmol)を加え
た。次いで4-ビフェニルスルホニルクロリド2.52g(10mm
ol)のジメチルホルムアミド10ml溶液を5分間で加えた。
同温度にて2時間撹拌後、1-ヒドロキシベンゾトリアゾ
ールハイドレート1.35g(10mmol)、1-エチル-3-(3-ジメ
チルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩2.1g(11mmo
l)、ヒドロキシルアミン塩酸塩3.47g(50mmol)、トリエ
チルアミン7ml(50mmol)を加えた。室温で16時間撹拌
後、反応液を水に注ぎ込み酢酸エチルにて抽出した。2N
-塩酸、5%炭酸水素ナトリウム水溶液、水にて順次洗浄
した。減圧濃縮後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィーに付し、クロロホルム/メタノ−ル=40/1から20
/1にて溶出する部分を集めると泡状の残渣(化合物 (1))
1.70gを得た。収率43%。 融点169-170℃。 元素分析値(%) C21H20N2O4S 計算値:C;63.62, H;5.08, N;7.07, S;8.09 実験値:C;63.61, H;5.12, N;6.98, S;8.06 IRνmax(cm-1)(Nujol):3365, 3295, 3266, 1674, 1320,
1159 NMR(δppm)d6-DMSO:2.61 (dd, J=8.6, 13.4Hz, 1H), 2.
80 (dd, J=6.0, 13.6Hz,1H), 3.80 (m, 1H) [α]D: +18.5±1.2(c=0.503%, 25℃, DMSO) 実施例1と同様の反応、上記A法〜E法、およびWO9
7/27174に記載の方法に従って化合物(2)〜化
合物(50)を合成した。物理データを以下の表1〜1
2に示した。
【0039】
【表1】
【0040】
【表2】
【0041】
【0042】
【表3】
【0043】
【表4】
【0044】
【表5】
【0045】
【表6】
【0046】
【表7】
【0047】
【表8】
【0048】
【表9】
【0049】
【表10】
【0050】
【表11】
【0051】
【表12】
【0052】実施例 実施例1 MMP−8の単離と精製 市販のHuman Bone Marrow cDNAを用いて、PCRによってC
atalytic domain (99Phe〜262Gly)を増幅した。これをH
isタグ、エンテロキナーゼ切断部位を導入した大腸菌発
現ベクターpTrc99Aにクローニングし、IPTG(Isopropyl
-β-D-thiogalactopyranoside)によって誘導発現を行
ない、不溶性画分に発現した。(Thau F. Ho、 M. Walid
Qoronfleh、Robert C. Wahl、 Trica A.Pulvino、Ka
ren J. Vavra、Joe Falvo、Tracey M. Banks、Patricia
G. Brake and Richard B. Ciccarelli:Gene expressi
on, purification and characterization of recombina
nt human neutrophil collagenase. Gene 146、(199
4) 297-301、本資料を若干改変し調製した)。不溶性画
分からMMP-8の単離は、常法により変性剤(6M尿素)に
溶解した後、メタルキレートクロマトグラフィーにより
単離した。次いで、透析により変性剤(6M尿素)を除去
すると同時に酵素のリフォールディングを行い、活性型
MMP−8を得た。 実施例2 MMP−8の酵素阻害活性測定法 MMP−8の酵素活性測定法は、C. Graham Knight, Fr
ances Willenbrock andGillian Murphy :A novel coum
arin-labelled peptide for sensitive continuous ass
ays of the matrix metallproteinases: FEBS LETT.、
296、(1992)、263-266の方法に準じた。基質:MOCAc-Pr
o-Leu-Gly-Leu-A2Pr(DNP)-Ala-Arg-NH2はPeptide Insti
tute、Inc.Osaka、Japanを用いた。阻害剤のアッセイ
は1つの化合物(阻害剤)について次の4つのアッセイを行
う。 (A)基質(合成基質)、酵素(MMP-8)、阻害剤 (B)基質(合成基質)、阻害剤 (C)基質(合成基質)、酵素(MMP-8) (D)基質(合成基質) それぞれについて蛍光強度を測定し、次式により阻害
(%)を求めた。 阻害(%)={1−(A−B)/(C−D)}×100 得られた阻害率を表13に示した。
atalytic domain (99Phe〜262Gly)を増幅した。これをH
isタグ、エンテロキナーゼ切断部位を導入した大腸菌発
現ベクターpTrc99Aにクローニングし、IPTG(Isopropyl
-β-D-thiogalactopyranoside)によって誘導発現を行
ない、不溶性画分に発現した。(Thau F. Ho、 M. Walid
Qoronfleh、Robert C. Wahl、 Trica A.Pulvino、Ka
ren J. Vavra、Joe Falvo、Tracey M. Banks、Patricia
G. Brake and Richard B. Ciccarelli:Gene expressi
on, purification and characterization of recombina
nt human neutrophil collagenase. Gene 146、(199
4) 297-301、本資料を若干改変し調製した)。不溶性画
分からMMP-8の単離は、常法により変性剤(6M尿素)に
溶解した後、メタルキレートクロマトグラフィーにより
単離した。次いで、透析により変性剤(6M尿素)を除去
すると同時に酵素のリフォールディングを行い、活性型
MMP−8を得た。 実施例2 MMP−8の酵素阻害活性測定法 MMP−8の酵素活性測定法は、C. Graham Knight, Fr
ances Willenbrock andGillian Murphy :A novel coum
arin-labelled peptide for sensitive continuous ass
ays of the matrix metallproteinases: FEBS LETT.、
296、(1992)、263-266の方法に準じた。基質:MOCAc-Pr
o-Leu-Gly-Leu-A2Pr(DNP)-Ala-Arg-NH2はPeptide Insti
tute、Inc.Osaka、Japanを用いた。阻害剤のアッセイ
は1つの化合物(阻害剤)について次の4つのアッセイを行
う。 (A)基質(合成基質)、酵素(MMP-8)、阻害剤 (B)基質(合成基質)、阻害剤 (C)基質(合成基質)、酵素(MMP-8) (D)基質(合成基質) それぞれについて蛍光強度を測定し、次式により阻害
(%)を求めた。 阻害(%)={1−(A−B)/(C−D)}×100 得られた阻害率を表13に示した。
【0053】
【表13】
【0054】製剤例 製剤例1 以下の成分を含有する顆粒剤を製造する。 成分 式(I)で表わされる化合物 10 mg 乳糖 700 mg コーンスターチ 274 mg HPC−L 16 mg 1000 mg 式(I)で表わされる化合物と乳糖を60メッシュのふ
るいに通す。コーンスターチを120メッシュのふるい
に通す。これらをV型混合機にて混合する。混合末にH
PC−L(低粘度ヒドロキシプロピルセルロース)水溶
液を添加し、練合、造粒(押し出し造粒 孔径0.5〜
1mm)したのち、乾燥する。得られた乾燥顆粒を振動
ふるい(12/60メッシュ)で櫛過し顆粒剤を得る。 製剤例2 以下の成分を含有するカプセル充填用散剤を製造する。 成分 式(I)で表わされる化合物 10 mg 乳糖 79 mg コーンスターチ 10 mg ステアリン酸マグネシウム 1 mg 100 mg 式(I)で表わされる化合物、乳糖を60メッシュのふ
るいに通す。コーンスターチは120メッシュのふるい
に通す。これらとステアリン酸マグネシウムをV型混合
機にて混合する。10倍散100mgを5号硬ゼラチン
カプセルに充填する。 製剤例3 以下の成分を含有するカプセル充填用顆粒剤を製造す
る。 成分 式(I)で表わされる化合物 15 mg 乳糖 90 mg コーンスターチ 42 mg HPC−L 3 mg 150 mg 式(I)で表わされる化合物、乳糖を60メッシュのふ
るいに通す。コーンスターチを120メッシュのふるい
に通す。これらを混合し、混合末にHPC−L溶液を添
加して練合、造粒、乾燥する。得られた乾燥顆粒を整粒
後、その150mgを4号硬ゼラチンカプセルに充填す
る。 製剤例4 以下の成分を含有する錠剤を製造する。 成分 式(I)で表わされる化合物 10 mg 乳糖 90 mg 微結晶セルロース 30 mg CMC−Na 15 mg ステアリン酸マグネ シウム 5 mg 150 mg 式(I)で表わされる化合物、乳糖、微結晶セルロー
ス、CMC−Na(カルボキシメチルセルロース ナト
リウム塩)を60メッシュのふるいに通し、混合する。
混合末にステアリン酸マグネシウム混合し、製錠用混合
末を得る。本混合末を直打し、150mgの錠剤を得
る。
るいに通す。コーンスターチを120メッシュのふるい
に通す。これらをV型混合機にて混合する。混合末にH
PC−L(低粘度ヒドロキシプロピルセルロース)水溶
液を添加し、練合、造粒(押し出し造粒 孔径0.5〜
1mm)したのち、乾燥する。得られた乾燥顆粒を振動
ふるい(12/60メッシュ)で櫛過し顆粒剤を得る。 製剤例2 以下の成分を含有するカプセル充填用散剤を製造する。 成分 式(I)で表わされる化合物 10 mg 乳糖 79 mg コーンスターチ 10 mg ステアリン酸マグネシウム 1 mg 100 mg 式(I)で表わされる化合物、乳糖を60メッシュのふ
るいに通す。コーンスターチは120メッシュのふるい
に通す。これらとステアリン酸マグネシウムをV型混合
機にて混合する。10倍散100mgを5号硬ゼラチン
カプセルに充填する。 製剤例3 以下の成分を含有するカプセル充填用顆粒剤を製造す
る。 成分 式(I)で表わされる化合物 15 mg 乳糖 90 mg コーンスターチ 42 mg HPC−L 3 mg 150 mg 式(I)で表わされる化合物、乳糖を60メッシュのふ
るいに通す。コーンスターチを120メッシュのふるい
に通す。これらを混合し、混合末にHPC−L溶液を添
加して練合、造粒、乾燥する。得られた乾燥顆粒を整粒
後、その150mgを4号硬ゼラチンカプセルに充填す
る。 製剤例4 以下の成分を含有する錠剤を製造する。 成分 式(I)で表わされる化合物 10 mg 乳糖 90 mg 微結晶セルロース 30 mg CMC−Na 15 mg ステアリン酸マグネ シウム 5 mg 150 mg 式(I)で表わされる化合物、乳糖、微結晶セルロー
ス、CMC−Na(カルボキシメチルセルロース ナト
リウム塩)を60メッシュのふるいに通し、混合する。
混合末にステアリン酸マグネシウム混合し、製錠用混合
末を得る。本混合末を直打し、150mgの錠剤を得
る。
【0055】
【発明の効果】本発明に係るスルホンアミド誘導体は、
MMP−8阻害作用を有し、慢性関節リウマチ、変形性
関節症等の治療剤として有効に機能し得ることを見出し
た。
MMP−8阻害作用を有し、慢性関節リウマチ、変形性
関節症等の治療剤として有効に機能し得ることを見出し
た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A61K 31/41 ABG A61K 31/41 ABG 31/425 31/425 31/44 31/44 // C07C 311/19 C07C 311/19 311/29 311/29 311/37 311/37 C07D 209/20 C07D 209/20 213/56 213/56 257/04 257/04 E 277/16 277/16 307/91 307/91 333/34 333/34 403/12 209 403/12 209 409/12 209 409/12 209
Claims (15)
- 【請求項1】 一般式(I): 【化1】 [式中、R1は置換されていてもよい低級アルキル、置
換されていてもよいアリール、置換されていてもよいア
ラルキル、置換されていてもよいヘテロアリールまたは
置換されていてもよいヘテロアリールアルキル;R2は
水素原子、低級アルキル、またはアラルキル;R3は
式: 【化2】 で表わされる基または単結合;R4は、一般式(I
I): 【化3】 (式中、R5は水素原子、低級アルキル、ハロゲンまた
はヒドロキシで置換されている低級アルキル、ハロゲ
ン、置換されていてもよいアミノ、低級アルキルオキ
シ、低級アルキルチオ、フェニル、低級アルキルカルボ
ニルオキシ、アミノスルホニル、またはヒドロキシ)で
表わされる基、2−ハロフェニル、2−チエニル、8位
がニトロまたはアミノで置換された3−ジベンゾフラニ
ル、フェニルエテニル、または低級アルキル;YはNH
OHまたはOHである(ただし、R4が低級アルキルで
ある場合は、R3は単結合である)。]で示される化合
物、その光学活性体、もしくはそれらの製薬上許容され
る塩、またはそれらの水和物を有効成分として含有する
MMP−8阻害剤。 - 【請求項2】 一般式(III): 【化4】 (式中、R1、R2、R5、およびYは前記と同意義)で
示される化合物、その光学活性体、もしくはそれらの製
薬上許容される塩、またはそれらの水和物を有効成分と
して含有するMMP−8阻害剤。 - 【請求項3】 一般式(IV): 【化5】 (式中、R1、R2、R5、およびYは前記と同意義)で
示される化合物、その光学活性体、もしくはそれらの製
薬上許容される塩、またはそれらの水和物を有効成分と
して含有するMMP−8阻害剤。 - 【請求項4】 一般式(V): 【化6】 (式中、R1、R2、R5、およびYは前記と同意義)で
示される化合物、その光学活性体、もしくはそれらの製
薬上許容される塩、またはそれらの水和物を有効成分と
して含有するMMP−8阻害剤。 - 【請求項5】 一般式(VI): 【化7】 (式中、R1、R2、R5、およびYは前記と同意義)で
示される化合物、その光学活性体、もしくはそれらの製
薬上許容される塩、またはそれらの水和物を有効成分と
して含有するMMP−8阻害剤。 - 【請求項6】 一般式(VII): 【化8】 (式中、R1、R2、R5、およびYは前記と同意義)で
示される化合物、その光学活性体、もしくはそれらの製
薬上許容される塩、またはそれらの水和物を有効成分と
して含有するMMP−8阻害剤。 - 【請求項7】 一般式(VIII): 【化9】 (式中、R1、R2、R5、およびYは前記と同意義)で
示される化合物、その光学活性体、もしくはそれらの製
薬上許容される塩、またはそれらの水和物を有効成分と
して含有するMMP−8阻害剤。 - 【請求項8】 一般式(IX): 【化10】 (式中、R1、R2、R5、およびYは前記と同意義)で
示される化合物、その光学活性体、もしくはそれらの製
薬上許容される塩、またはそれらの水和物を有効成分と
して含有するMMP−8阻害剤。 - 【請求項9】 一般式(X): 【化11】 (式中、R1、R2、R5、およびYは前記と同意義)で
示される化合物、その光学活性体、もしくはそれらの製
薬上許容される塩、またはそれらの水和物を有効成分と
して含有するMMP−8阻害剤。 - 【請求項10】 一般式(XI): 【化12】 (式中、R1、R2、R5、およびYは前記と同意義)で
示される化合物、その光学活性体、もしくはそれらの製
薬上許容される塩、またはそれらの水和物を有効成分と
して含有するMMP−8阻害剤。 - 【請求項11】 R1が置換されていてもよい低級アル
キル、置換されていてもよいアラルキル、または置換さ
れていてもよいヘテロアリールアルキルである請求項1
〜10のいずれかに記載のMMP−8阻害剤。 - 【請求項12】 R2が水素原子、メチル、またはベン
ジルである請求項1〜11のいずれかに記載のMMP−
8阻害剤。 - 【請求項13】 R1に隣接する不斉炭素がR配置であ
る請求項1〜12のいずれかに記載のMMP−8阻害
剤。 - 【請求項14】 慢性関節リウマチの治療薬である請求
項1〜13のいずれかに記載のMMP−8阻害剤。 - 【請求項15】 変形性関節症の治療薬である請求項1
〜13のいずれかに記載のMMP−8阻害剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4926098A JPH11246527A (ja) | 1998-03-02 | 1998-03-02 | Mmp−8阻害剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4926098A JPH11246527A (ja) | 1998-03-02 | 1998-03-02 | Mmp−8阻害剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11246527A true JPH11246527A (ja) | 1999-09-14 |
Family
ID=12825868
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4926098A Pending JPH11246527A (ja) | 1998-03-02 | 1998-03-02 | Mmp−8阻害剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11246527A (ja) |
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---|---|---|---|---|
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