JP4166203B2 - ノンコートエアバック用ポリアミド繊維 - Google Patents

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Description

本発明は、ポリアミド延伸糸の繊度及び応力−ひずみ曲線を調節することにより、エアバックの作動時、瞬間的に発生する衝撃エネルギーを吸収するためのノンコートエアバック用ポリアミド繊維に関し、本発明のポリアミド繊維を用いた織物は引張強度及び引裂強度の高いノンコートエアバック用織物を提供する。
近年、エアバックは車両の乗員保護用安全装置として不可欠なものとなり、車両への装着率が上昇している。
エアバッグ用織物に対する要求項目としては、衝撃時にスムーズに膨脹するだけの低い透過性ならびにバック自体の損傷・破裂を防止するための高強力、さらに、膨脹時に乗員の顔面擦傷防止のための柔軟性などを有することが必要である。また、近頃はエアバック織物自体の折り畳み性や収納性の向上、さらにはコスト低減なども重要な要求事項となっている。
エアバック用織物は、製織後に織物の表面に樹脂をコーティングしたいわゆるコーティング織物と、製織後に織物の表面に樹脂をコーティングせずにそのまま使用するノンコート織物とに大別される。エアバックとして前記低い通気性を維持するためには、一般的にコーティング織物を採用したほうが有利である。
これ迄、適切な強力はもちろんのこと、低通気性を損なうことなく、優れた折り畳み性を有し、収納容積の小さなエアバックを実現せしめる技術が多く開示されてきた。例えば、特許文献1には、強度8.5g/d以上であり、かつ、単糸繊度が3デニール以下の繊維からなる糸条で構成されたエアバック用織物を製造することにより、上記目的が達成されると開示されている。特許文献1にはコーティング織物及びノンコート織物の差異については何らの言及もされていないが、特許文献1のエアバック用織物は、実際には織物の表面にクロロプレンゴムなどのエラストマーを塗布した、いわゆるコーティング織物であった。よって、ノンコート織物に当該技術を適用した場合においては、強力及び収納性は十分に満足させるものの、低通気性の維持には優れていないことがわかった。
また、特許文献2には、単糸繊度1.0〜12デニール、単糸変形度1.5〜7.0の異形断面を有する複数の単糸からなるポリアミドマルチフィラメントを用いることにより、強力及び折り畳み性に優れたエアバック用織物が得られる技術が開示されている。しかしながら、特許文献2におけるエアバック用織物の製造技術も、コーティング織物に適用するとエアバック用織物としての要求特性を満足させるものの、ノンコート織物に適用すると、通気性、特に縫製部での通気性に問題があった。
ノンコート織物に関する技術としては、特許文献3記載の方法がある。特許文献3には、偏平度1.5以上の偏平単面糸を用いることによる、低通気性、折り畳み性及び収納性に優れたノンコートエアバック用織物について開示されている。しかしながら、特許文献3のノンコートエアバック用織物は、低圧(124Pa)下での通気性が0.3cm3/cm2/sec以上で、近年要求されている低通気性を十分満足することができなかった。
一方、2000年に改正された米国法規FMVSS208に対応するために、インフレーターのデュアル化が検討されている。このインフレーターは2段階展開方式になることから、2段階目のガス出力が従来のインフレーターの出力よりも大きくなる。このため、高圧下で従来よりも低通気性であること、また、エアバックを構成する縫製部分の縫製糸と織物の目ズレ(以下、「縫製部目ズレ」という)を小さくする要求が出てきている。
この点から見ると、特許文献4には、総繊度300〜400dtexの糸を用いたノンコート織物が開示されているが、特許文献4における縫製部目ズレは十分に小さいとは言い難い。また、特許文献5には、経緯のカバーファクターがともに900〜1400である織物において、この織物の残留油剤付着量及び滑脱抵抗力を規定したエアバッグ用織物が開示されているが、特許文献5においても、縫製部目ズレを満足させるには十分とは言い難いのが実状である。
特許文献6には、カレンダー加工により通気性を低くして気密性を向上させるために、500デニール以下の原糸で反物を製造した後、カレンダー加工を行う方法が開示されているが、特許文献6の方法は、反物の引裂強度が低下するという問題がある。
特許文献7には、実質的に対称的構造を有し、デニールが300〜400dtexである合成フィラメント糸を用いたエアバック製造用熱収縮性または熱収縮したノンコート織物が開示されているが、特許文献7の方法は、合成フィラメント糸が熱収縮工程でその強力が急激に低下し、反物の引裂強度が低下してしまう問題がある。
特許文献8には、160℃での熱風収縮率が6〜15%であり、織物構造が少なくともほぼ対称的なポリアミドフィラメント糸からなる織物を60〜140℃の水性浴中で処理することを含む、高密度の組織を有するコーティング処理を要しない工業用織物の製造方法が開示されているが、特許文献8の方法は、合成フィラメント糸が高温の水性浴で熱収縮が急激に進み、織物品位が低下し、反物の引裂強度が低下してしまう問題がある。
本発明では、エアバックの作動時、瞬間的に発生する衝撃エネルギーを吸収するために、延伸糸の繊度及び応力−ひずみ曲線を調節することにより、最終織物の引裂強度を高めることができた。
また、本発明では、ポリアミドフィラメントの単糸繊度を低め、また、延伸糸の配向度に対する均一性及び結晶と結晶を連結させるタイチェーン(Tie chain)の形成を増加させることにより、高強力及び高収納性を有するノンコートエアバック用織物を提供する。
特開平1−41438公報 特開平4−201650公報 特開平7−252740号公報 特許第2950954号公報 特開平8−2359号公報 米国特許第5,073,418号 ヨーロッパ特許公報第416483号 ヨーロッパ特許第436950号
本発明は、前記したように、モノフィラメントの繊度及び応力−ひずみ曲線を調節することにより、エアバックの作動時、瞬間的に発生する衝撃エネルギーを吸収するためのノンコートエアバック用ポリアミド繊維に関し、本発明の目的は、常温で測定されたポリアミドモノフィラメントが1.0g/dの初期応力に置かれた時5%未満伸張し、4.5g/dの中期応力に置かれた時は12%未満伸張し、また、最小9.0g/dの引張強度から糸が切断されるまで3%以上伸張する応力−ひずみ曲線を有し、繊度が4デニール以下であるポリアミドモノフィラメントからなるエアバック用高強力ポリアミド繊維を提供することである。
本発明の高強力ポリアミド繊維を用いた織物は、引張強度及び引裂強度が高いことから、ノンコートエアバック用織物として有用に用いることができる。
本発明は、(1)ポリヘキサメチレンアジポアミド重合体を紡糸パックを通って20〜200の紡糸ドラフト比で溶融紡糸し、単糸繊度が10〜25デニールである未延伸糸を得る工程、ここで前記紡糸パック内の濾過滞留時間は3〜30秒である;及び(2)第2段階延伸倍率が第1段階延伸倍率より高くて、第3段階延伸倍率が第2段階延伸倍率より低いように前記未延伸糸を多段延伸する工程;を含む方法により製造されたノンコートエアバック用ポリアミドモノフィラメントであって、常温で測定されたポリアミドモノフィラメントが、(A)1.0g/dの初期応力に置かれた時5%未満伸張し、(B)4.5g/dの中期応力に置かれた時は12%未満伸張し、(C)最小9.0g/dの引張強度から糸が切断されるまで3%以上伸張する、応力−ひずみ曲線を有し、繊度が4デニール以下であるノンコートエアバック用ポリアミドモノフィラメントを提供する。
前記ポリアミドモノフィラメントは切断時の引張強度値が9.0〜11g/dであることが好ましい。
また、前記ポリアミドモノフィラメントは繊度が2〜3.5デニールであることが好ましい。
また、本発明は前記ポリアミドモノフィラメントの集合体からなるノンコートエアバック用ポリアミドマルチフィラメントを提供する。
前記ポリアミドモノフィラメントの集合体はポリアミドモノフィラメント50〜500個からなることが好ましく、ポリアミドモノフィラメント136個からなることがより好ましい。
前記ポリアミドマルチフィラメントの全体繊度が200〜800デニールであることが好ましい。
また、本発明は、(A)前記ポリアミドマルチフィラメントでエアバック用生地を製織する工程;(B)前記生地を、5〜20℃ずつ順次温度が上昇する3〜10個の水性浴を連続的に通過させて熱収縮させる工程;及び(C)前記織物を熱風乾燥機を通過させて乾燥させる工程を経て製造されるノンコートエアバック用織物を提供する。
前記(B)工程のエアバック用生地を50℃の水性浴を1次通過させ、10℃ずつ順次温度が上昇する5個の水性浴を連続的に通過させることが好ましい。
また、選択的に、前記水性浴を通過した織物を連続的に150〜220℃のスチーム加熱機を通過させることにより、追加的に熱収縮させることが好ましい。
また、前記(C)工程の熱風乾燥機の織物投入口の温度は140〜160℃とし、織物排出口の温度は投入口の温度よりも30〜70℃程度高く設定することが好ましい。
また、本発明によって製造されたノンコートエアバック用織物の引張強度は200〜300kgであることが好ましい。
また、本発明によって製造されたノンコートエアバック用織物の引裂強度は25〜40kgであることが好ましい。
また、本発明によって製造されたノンコートエアバック用織物の通気性は1.0cm3/cm2/sec以下であることが好ましい。
本発明によると、エアバックの作動時、瞬間的に発生する衝撃エネルギーを吸収するための応力−ひずみ曲線を有し、繊度が4デニール以下のポリアミドモノフィラメントからなる高強力ポリアミドマルチフィラメントが提供される。
また、本発明によると、本発明によって製造された高強力ポリアミドマルチフィラメントを用いてノンコートエアバック用生地を製造することにより、引張強度及び引裂強度が高く、また、織物の重量が低くて収納性が優れたノンコートエアバック用織物が提供される。
本発明に用いられるポリヘキサメチレンアジポアミド重合体は、最小限85モル%のヘキサメチレンアジポアミドの繰り返し単位を含有し、好ましくはヘキサメチレンアジポアミドの繰り返し単位のみで構成される。
本発明では、選択的に前記ポリヘキサメチレンアジポアミド重合体の代わりに、任意のポリアミド単独重合体及び共重合体が用いられる。このようなポリアミドは主に脂肪族である。好ましくは、ポリ(ヘキサメチレンアジポアミド)(ナイロン66)、ポリ(e−カプロアミド)(ナイロン6)、及びこれらの共重合体など通常のナイロン重合体が用いられる。これらの中でナイロン66が最も好ましい。有利に使用され得るその他ナイロン重合体としては、ナイロン12、ナイロン46、ナイロン6・10及びナイロン6・12が挙げられる。
本発明に係るポリヘキサメチレンアジポアミド重合体は、熱安定性を向上させるために、最終重合体中のCu金属の残存量が10〜80ppmとなるように添加することが好ましい。最終重合体中のCu金属の残存量が10ppm未満であると、紡糸時に熱安定性が低下して熱分解が起こる。一方、80ppmを超えると、必要以上のCu金属が異物として作用し、紡糸時に問題となる。
前記ポリヘキサメチレンアジポアミド重合体を本発明の高強力ポリアミド繊維の製造方法によって繊維化するにおいて、図1は本発明の一実施形態に係る製造工程を概略的に示す。
本発明の高強力ポリアミド繊維の製造において、ポリヘキサメチレンアジポアミド重合体を紡糸パック1及びノズル2を通って、好ましくは270〜320℃の紡糸温度で、20〜200の紡糸ドラフト比(最初の巻取ローラー上の線速度/ノズルの線速度)で低温溶融紡糸することにより、熱分解による重合体の粘度低下を防止することができる。紡糸ドラフト比が20未満であると、フィラメント断面の均一性が低下して延伸作業性が著しく落ちる。一方、200を超えると、紡糸中にフィラメントの破損が発生して正常な原糸の生産が難しくなる。
また、本発明では、紡糸パック内の濾過滞留時間を3〜30秒と調整することが好ましい。紡糸パック内の濾過滞留時間が3秒未満であると、異物の濾過効果が不十分である。一方、30秒以上であると、紡糸パック圧が過度に上昇し、熱分解が過剰に進行する。
また、本発明では、押出機スクリューのL/D(長さ/直径)を10〜40とすることが好ましい。スクリューのL/Dが10未満であると、均一な溶融に難がある。一方、40を超えると、過度なせん断応力による分子量低下が急激に進み、物性が落ちる。
本発明では、溶融紡出糸4を冷却区域3を通過させて冷却固化させる。冷却区域3では、冷却空気を吹き出す方法によって、オープン冷却(open quenching)法、円形密閉冷却(circular closed quenching)法及び紡糸型アウトフロー冷却(radial outflow quenching)法などを適用することができ、このうちオープン冷却(open quenching)法のほうが好ましい。
次いで、冷却区域3を通過しながら固化された紡出糸4を油剤付与装置5によって0.5〜3.0重量%でオイリングすることができる。
本発明の高強力ポリアミド繊維の製造方法において、未延伸糸の紡糸速度は200〜1,000m/minとすることが好ましい。
本発明の核心的な技術事項として、未延伸糸の単糸繊度を10〜25デニールとして、従来より細く調節することが挙げられる。従来技術では、未延伸糸の単糸繊度が25デニールを超えるが、このような場合は、繊度が太くなりすぎて均一な冷却が難しい。一方、未延伸糸の表面と内部の冷却差異によって、高倍率延伸の際、糸の損傷をもたらす。また、未延伸糸の単糸繊度を10デニール以下にすると、未延伸糸のフィラメントの数が過度に増加して、紡糸の際、工程安定性が落ちるので好ましくない。
本発明の高強力ポリアミド繊維の製造において、第1延伸ローラー6を通過した糸を、スピンドロー(spin draw)法で一連の延伸ローラー7,8,9及び10を通過させながら総延伸比4.0倍以上、好ましくは4.5〜6.5倍に延伸させることで、最終の延伸糸11を得る。
本発明の多段延伸工程は、低い延伸温度で行われる1段延伸工程及び2段延伸工程と、高い温度と比較的低い延伸倍率で行われる3段延伸工程とからなる。このように、3段延伸工程によって製造される本発明のポリアミドモノフィラメントは、1.0g/dの初期応力に置かれた時5%未満伸張し、4.5g/dの中期応力に置かれた時は12%未満伸張し、また、最小9.0g/dの引張強度から糸が切断されるまで3%以上伸張する応力−ひずみ曲線を有する。
本発明の1段延伸工程及び2段延伸工程では主に配向による結晶化が行われる。本発明の1段延伸工程では、延伸温度を20〜50℃とし、延伸倍率を1.05〜1.5倍とすることが好ましい。延伸温度を20℃未満にするためには、工程上、冷却装置を延伸ローラーに追加設置する必要があるので、経済的に不利である。一方、延伸温度が50℃を超えると、熱による結晶化が行われるおそれがある。また、延伸倍率が1.5倍を超えると、糸に過度な延伸張力が発生するので好ましくない。
本発明の2段延伸工程で好ましい延伸温度はポリアミドのガラス転移温度で50〜90℃であり、延伸倍率は2.5〜3.5である。延伸温度が50℃未満であると、延伸性が劣る。一方、延伸温度が90℃を超えると、熱による結晶化が行われるので好ましくない。
本発明の3段延伸工程では、高温で熱による結晶化が行われる。本発明の3段延伸工程における好ましい延伸温度は200〜250℃で、延伸倍率は2.0倍以下である。延伸温度が200℃未満であると、熱による充分な結晶化が行われない。一方、延伸温度が250℃を超えると、糸に損傷をもたらすおそれがある。また、延伸倍率が2.0倍を超えると、糸の伸度が急激に減少するので好ましくない。
また、本発明では延伸ローラー7,8,9及び10の表面粗度を2〜3μmに調節することにより、ローラーとの摩擦による糸の損傷を最小化することができる。
本発明におけるポリアミド繊維の乾熱収縮率(190℃、15分)は3〜8%である。本発明において、このような比較的低い糸の収縮率は延伸糸の結晶構造を安定化させる弛緩工程によって達成される。弛緩工程は3段延伸工程の後、連続して行われる。弛緩工程において、弛緩温度は200〜260℃とし、弛緩率は2〜7%とする。弛緩温度が200℃未満であると、熱による十分な結晶構造の安定化に難がある。一方、260℃を超えると、熱によって糸にダメージを与えるおそれがある。また、弛緩率が2%未満であると、糸の収縮率が高くて製織後の収縮工程で糸の強力が急激に低下する。一方、弛緩率が7%以上であると、延伸工程で糸の揺れが激しくなる。
高倍率の熱延伸工程によって製造されるポリアミド繊維は、強度及び弾性率が高くて集束性が劣るため、これを改善するために、本発明では選択的に3段延伸後、弛緩工程前後でインターレースノズルを通過させる。この際、インターレースの効果を高めるために、様々な形態のインターレースノズルを使用することができる。この際、インターレースノズル前後の糸の張力と両方のホールを通じて供給される空気圧などが糸の品質を決定する重要な因子になり、本発明では、弛緩張力を最小に固定し、各インターレースノズルの空気圧力を0.5〜4kg/cm2にして供給した。空気圧力が0.5kg/cm2未満になると、ポリアミド繊維に充分な交絡が入らない。一方、4kg/cm2を超えると、ポリアミド繊維に過度な張力及び撚りが与えられて、強力の低下が発生するので好ましくない。また、油剤処理後にインターレースノズルを通過させると、油剤分散効果ももたらす。
本発明の他の核心的な技術事項として、エアバックの作動時、瞬間的に発生する衝撃エネルギーを吸収する方法として、ポリアミドモノフィラメントの応力−ひずみ曲線を調節することが挙げられる。この際、常温で測定されたポリアミドモノフィラメントの応力−ひずみ曲線は、1.0g/dの初期応力に置かれた時5%未満伸張し、4.5g/dの中期応力に置かれた時は12%未満伸張し、また、最小9.0g/dの引張強度から糸が切断されるまで3%以上伸張することが好ましい。
エアバック内部の火薬爆発によって発生する排出ガスの瞬間的な衝撃エネルギーを初期に織物が安全に吸収するためには、糸の初期モジュラスが高いことが必要である。この際、本発明において、糸の応力−ひずみ曲線は1.0g/dの初期応力に置かれた時5%未満伸張することが好ましい。糸が1.0g/dの初期応力に対して5%以上伸張すると、織物の急激な変形によって初期に織物の損傷をもたらすおそれがある。
また、本発明では、4.5g/dの中期応力に置かれた時、糸が12%未満伸張することが好ましい。糸が4.5g/dの中期応力に対して12%以上伸張すると、織物の通気性が急激に増加して排出ガスによって人体に火傷を招くおそれがある。
また、本発明では、織物の引張強度及び引裂強度を向上させて、織物の厚さを最小化することにより収納性を向上させるためには、最小9.0g/dの引張強度から糸が切断されるまで3%以上伸張することが好ましい。最小9.0g/dの引張強度から糸が切断されるまで3%以上伸張すると、糸の最大引張荷重の吸収力が足りないので、重量が低い織物に製織する場合、引張強度及び引裂強度が足りない。
本発明のポリアミドモノフィラメントの繊度は、4デニール以下であり、2〜3.5デニールであることが好ましい。また、本発明のポリアミドモノフィラメントは、切断時の引張強度値が9.0〜11g/dであることが好適である。本発明のポリアミドマルチフィラメントは、本発明のポリアミドモノフィラメントの集合体からなり、ポリアミドモノフィラメント50〜500個の集合体からなることが好ましく、136個の集合体からなることがより好ましい。また、本発明のポリアミドマルチフィラメントは、全体繊度が200〜800デニールであることが好適である。
本発明の高強力ポリアミド繊維の製造方法によって製造された高強力ポリアミド繊維は、レーピアまたはウォータージェットルーム織機により製織し、所望の通気性を達成するために、210デニールポリアミド糸の場合は典型的に25〜33/cmの糸数、420デニールの場合は経糸及び緯糸共に14〜25/cmの糸数、630デニールの場合は経糸及び緯糸共に11〜20/cmの糸数を有する平織形態を製織する。
本発明の高強力ポリアミド繊維の製造方法によって製造された高強力ポリアミドで織物を製織する際は、対象構造を有する平織を製織することが好ましいが、選択的に魅力的な織物を得るためには、より細い線密度を有する糸を用いて対称構造の2/2パナマ織を製織することもできる。
本発明に係るノンコートエアバック用織物は、次の工程を経て製造されることを特徴とする;
(A)前記本発明によって製造されたポリアミドマルチフィラメントでエアバック用生地を製織する工程;
(B)前記生地を、5〜20℃ずつ順次温度が上昇する3〜10個の水性浴を連続的に通過させて熱収縮させる工程;及び
(C)前記織物を熱風乾燥機を通過させて乾燥させる工程。
本発明では、精練工程の際、水性浴の高い温度(90〜100℃)で発生する生地の急激な収縮による織物の品位損傷及び強力低下を防止するために、水性浴の温度を徐々に増加させる。50℃の水性浴を1次通過させた後、10℃ずつ順次温度が増加する5個の水性浴を連続的に通過させることが好ましい。
本発明のノンコートエアバック用織物の製造方法において、前記(C)工程の熱風乾燥機の織物投入口の温度は140〜160℃とし、織物排出口の温度は投入口の温度よりも30〜70℃高く設定することが好ましい。
また、本発明では選択的に、充分に低い通気性を有するノンコート織物を製造する場合、精練工程後、連続的に150〜220℃のスチーム加熱機を使用して追加的に織物を収縮させる。この際、スチーム加熱機による織物の熱収縮比率は、全体織物の熱収縮に対して10〜40%程度にすることが好ましい。
本発明のノンコートエアバック用織物の製造方法によって製造されたノンコートエアバック用織物は、引張強度200〜300kg、引裂強度25〜40kg、通気性1.0cm3/cm2/sec以下の物性を有する。
前記したように、本発明によると、高強力ポリアミドモノフィラメントの繊度及び応力−ひずみ曲線を調節することにより、エアバックの作動時、瞬間的に発生する衝撃エネルギーを吸収することのできるエアバック用ポリアミド織物を提供することができる。
以下、本発明を下記実施例に基づきより詳細に説明する。ただし、下記実施例は本発明を限定するものではなく例示するためのものに過ぎない。本発明の実施例及び比較例で製造された糸及び処理コードの各種物性評価は次の方法で行われた。
(1)相対粘度(R.V.)
硫酸(90%)に試料0.1gを濃度0.4g/100mlになるように90分間溶解させた後、ウベローデ(Ubbelohde)粘度計に入れて30℃常温水槽(Water bath)で10分間維持し、粘度計と吸引装置(aspirator)を用いて溶液の落下時間(秒)を計算した。溶媒の落下時間(秒)も同一方法で計算した後、以下の式によりR.Vを得た。
R.V.=試料の落下時間(秒)/溶媒の落下時間(秒)
(2)強度及び伸度(Strength and elongation)
インストロン(Instron)5565(インストロン社製、米国)を用いて、ASTM D 885の規定により標準状態(20℃、相対湿度65%)下で24時間以上放置した後、試料長さ250mm、引張速度300mm/min及び20ターン(turns)/mの条件下で強度及び伸度を測定した。
(3)乾熱収縮率
試料を20℃、相対湿度65%の標準状態下で24時間以上放置した後、0.1g/dに相当する重量を計って長さ(L0)を測定し、無張力状態でドライオーブンを用いて190℃下で15分間処理した後、取り出して4時間以上放置した後、荷重を計って長さ(L)を測定し、以下の式により収縮率を算出した。
ΔS(%)=(L0−L)/L0×100
(4)織物の引張強度
インストロン(Instron)4465(インストロン社製、米国)を用いて、ASTM D 5034の規定により標準状態(20℃、相対湿度65%)下で24時間以上放置した後、織物の幅10cm、長さ15cmで織物の引張強度を測定した。
(5)織物の引裂強度
インストロン(Instron)4465(インストロン社製、米国)を用いて、ASTM D 2261法によるタング法の規定により標準状態(20℃、相対湿度65%)下で24時間以上放置した後、織物の引裂強度を測定した。
(6)織物の通気性
フレーザー(Frazier)通気性測定器を用いて、ASTM737法の規定により125Paの圧力下で織物の通気性を測定した。
(7)複屈折率
ベレック補償板(Berek compensator)付きの偏光顕微鏡を用いて測定した。
(実施例1)
Cu金属を40ppm含み、相対粘度(RV)3.5を有するポリヘキサメチレンアジポアミド重合体を押出機を用いて295℃で40の紡糸ドラフト比で溶融紡糸した。この際、紡糸パック内の濾過滞留時間は12秒であり、使用される押出機スクリューのL/Dを31とし、3個のユニットを有するスタティックミキサを紡糸パックの重合体導管内に設置して、溶融紡糸される重合体を均等に混合した。次いで、紡出糸を長さ600mmの冷却区域(オープン冷却チャンバー、20℃、0.6m/secの風速を有する冷却空気取入)を通過させて固化させた後、紡糸油剤でオイリングした。この未延伸糸を470m/minの紡糸速度で巻取り、3段延伸させた。第1段階延伸では25℃で1.2倍にし、第2段階延伸では70℃で3.0倍にし、第3段階延伸では215℃で1.7倍にし、235℃で熱固定(弛緩温度)し、4%弛緩させた後に巻取り、315d/136fの最終延伸糸を得た。下記表1に紡糸及び延伸条件を示した。このように製造された延伸糸の物性を評価し、表2に示す。
(実施例2〜5及び比較例1〜4)
以下の表1に示すように、繊度、紡糸温度、延伸条件を変更しながら、上記実施例1と同じ方法で実験を行い、延伸糸を製造した。下記表1に紡糸及び延伸条件を示した。このように製造された延伸糸の物性を評価し、表2に示す。
Figure 0004166203
Figure 0004166203
(実施例6)
実施例2で製造された原糸をレーピア織機を用いて1インチ当たり49×49の織物になるように平織し、エアバック用生地を得た。前記生地を、精練工程で50℃の水性浴を1次通過させ、10℃ずつ順次温度が上昇する5個の水性浴を連続的に通過させた。この際、最終水性浴の温度は100℃である。精練工程後、連続的に織物をスチーム加熱機を通過させることにより、再度熱収縮を行った。この際、スチーム加熱機の温度は160℃である。前記スチーム加熱機を通過させた織物を投入口の温度150℃、排出口の温度190℃の熱風乾燥機で乾燥した。
このように製造された織物の物性を評価し、表3に示す。
(比較例5)
比較例3で製造された原糸をレーピア織機を用いて1インチ当たり49×49の織物になるように平織し、エアバック用生地を得た。前記生地を、精練工程で50℃の水性浴を1次通過させ、10℃ずつ順次温度が上昇する5個の水性浴を連続的に通過させた。この際、最終水性浴の温度は100℃である。精練工程後、連続的に織物をスチーム加熱機を通過させることにより、再度熱収縮を行った。この際、スチーム加熱機の温度は160℃である。前記スチーム加熱機を通過させた織物を投入口の温度150℃、排出口の温度190℃の熱風乾燥機で乾燥した。
このように製造された織物の物性を評価し、表3に示す。
(比較例6)
実施例2で製造された原糸をレーピア織機を用いて1インチ当たり49×49の織物になるように平織し、エアバック用生地を得た。前記生地を95℃の水性浴を通過させて生地を急激に熱収縮させた後、投入口の温度150℃、排出口の温度190℃の熱風乾燥機で乾燥した。
このように製造された織物の物性を評価し、表3に示す。
(比較例7)
実施例2で製造された原糸をレーピア織機を用いて1インチ当たり49×49の織物になるように平織し、エアバック用生地を得た。前記生地をキャリンダリング装置を利用して、175℃、480kPaの圧力で熱収縮させ、織物を製造した。
このように製造された織物の物性を評価し、表3に示す。
Figure 0004166203
以上で本発明では記載された具体例だけについて詳細に記述したが、本発明の技術思想の範囲で多様な変形及び修正が可能であることは当業者にとって明確であり、このような変形及び修正が添付された特許請求範囲に属することは当然である。
本発明のポリアミド繊維の紡糸及び延伸工程を示す工程概略図である。 本発明で製造されたポリアミドモノフィラメントのS−S(Stress-Strain)曲線の例を示したグラフである。
符号の説明
1:紡糸パック、2:ノズル、3:冷却区域、4:溶融紡出糸、5:油剤付与装置、6、7、8、9、10:延伸ローラー、11:延伸糸。

Claims (15)

  1. (1)ポリヘキサメチレンアジポアミド重合体を紡糸パックを通って20〜200の紡糸ドラフト比で溶融紡糸し、単糸繊度が10〜25デニールである未延伸糸を得る工程、ここで前記紡糸パック内の濾過滞留時間は3〜30秒である;及び
    (2)第2段階延伸倍率が第1段階延伸倍率より高くて、第3段階延伸倍率が第2段階延伸倍率より低いように前記未延伸糸を多段延伸する工程;を含む方法により製造されたノンコートエアバック用ポリアミドモノフィラメントであって、
    常温で測定されたポリアミドモノフィラメントが、
    (A)1.0g/dの初期応力に置かれた時5%未満伸張し、
    (B)4.5g/dの中期応力に置かれた時は12%未満伸張し、
    (C)最小9.0g/dの引張強度から糸が切断されるまで3%以上伸張する、
    応力−ひずみ曲線を有し、繊度が4デニール以下であることを特徴とするノンコートエアバック用ポリアミドモノフィラメント。
  2. 切断時の引張強度値が9.0〜11g/dであることを特徴とする請求項1記載のノンコートエアバック用ポリアミドモノフィラメント。
  3. 繊度が2〜3.5デニールであることを特徴とする請求項1記載のノンコートエアバック用ポリアミドモノフィラメント。
  4. 請求項1記載のポリアミドモノフィラメントの集合体からなることを特徴とするノンコートエアバック用ポリアミドマルチフィラメント。
  5. 前記ポリアミドモノフィラメント50〜500個の集合体からなることを特徴とする請求項4記載のノンコートエアバック用ポリアミドマルチフィラメント。
  6. 前記ポリアミドモノフィラメント136個の集合体からなることを特徴とする請求項4記載のノンコートエアバック用ポリアミドマルチフィラメント。
  7. 前記ポリアミドマルチフィラメントの全体繊度が200〜800デニールであることを特徴とする請求項4記載のノンコートエアバック用ポリアミドマルチフィラメント。
  8. 次の工程を経て製造されることを特徴とするノンコートエアバック用織物:
    (A)請求項4記載のポリアミドマルチフィラメントでエアバック用生地を製織する工程;
    (B)前記生地を、5〜20℃ずつ順次温度が上昇する3〜10個の水性浴を連続的に通過させて熱収縮させる工程;及び
    (C)前記織物を熱風乾燥機を通過させて乾燥させる工程。
  9. 前記(B)工程のエアバック用生地を50℃の水性浴を1次通過させ、10℃ずつ順次温度が上昇する5個の水性浴を連続的に通過させることを特徴とする請求項8記載のノンコートエアバック用織物。
  10. 前記水性浴を通過した織物を連続的にスチーム加熱機を通過させることにより、追加的に熱収縮させることを特徴とする請求項8記載のノンコートエアバック用織物。
  11. 前記スチーム加熱機の温度は150〜220℃であることを特徴とする請求項10記載のノンコートエアバック用織物。
  12. 前記(C)工程の熱風乾燥機の織物投入口の温度は140〜160℃とし、織物排出口の温度は投入口の温度よりも30〜70℃程度高く設定することを特徴とする請求項8記載のノンコートエアバック用織物。
  13. 前記ノンコートエアバック用織物の引張強度は200〜300kgであることを特徴とする請求項8記載のノンコートエアバック用織物。
  14. 前記ノンコートエアバック用織物の引裂強度は25〜40kgであることを特徴とする請求項8記載のノンコートエアバック用織物。
  15. 前記ノンコートエアバック用織物の通気性は1.0cm/cm/sec以下であることを特徴とする請求項8記載のノンコートエアバック用織物。
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