JP4166108B2 - 作業車 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エンジンから動力伝達される上手側伝動軸と、走行装置に動力伝達する下手側伝動部における入力軸の間に、ギヤ変速機構および油圧操作式の第1摩擦クラッチが直列に連結している第1中継伝動系と、ギヤ変速機構および油圧操作式の第2摩擦クラッチが直列に連結している第2中継伝動系を並列的に配置し、
前記第1中継伝動系のギヤ変速機構のシフトギヤをシフト操作する第1油圧アクチュエータ、第2中継伝動系のギヤ変速機構のシフトギヤをシフト操作する第2油圧アクチュエータを備え、前記下手側伝動部に、前記入力軸の動力を走行装置に伝達する油圧操作式の伝動クラッチを設け、
変速指令に基づいて前記第1油圧アクチュエータ、前記第2油圧アクチュエータ、前記第1摩擦クラッチ、前記第2摩擦クラッチ、前記伝動クラッチそれぞれの操作弁を操作する変速制御を実行する制御手段を備えてある作業車に関する。
【0002】
【従来の技術】
作業車は一般に走行抵抗の大きな軟弱な地面を走行する場合や、荷物を載せた台車を牽引したりする場合等、大きな走行負荷が掛かることが多い。このため、変速操作される時に走行装置に対する伝動系が遮断状態になると、この時点で走行装置にエンジン動力が伝達されなくなり、走行負荷のために車体の走行速度が急激に低下することがある。これによって、変速操作が終了した時、車体の走行速度が大きく低下した状態で、伝動系が伝動状態に戻ってエンジン動力が走行装置に流れて車体が急加速される状態になり、ショックの生じることがある。
【0003】
上記した作業車は、たとえば変速操作に伴う前記ショックの発生を回避しやすくなったものである。
つまり、制御手段によって実行される変速制御を、変速指令に基づいて第1油圧アクチュエータ、第2油圧アクチュエータ、第1摩擦クラッチ、第2摩擦クラッチ、伝動クラッチそれぞれの操作弁が次の如く操作されるものに設定する。すなわち、上手側伝動軸から第1および第2中継伝動系の一方を介して下手側伝動部に動力伝達されるように、かつ、第1中継伝動系のギヤ変速機構が変速操作される際、第1摩擦クラッチが遮断状態から伝動状態に切り換わり、第2中継伝動系のギヤ変速機構が所定の変速状態に操作され、第2摩擦クラッチが伝動状態から遮断状態に切り換わり、伝動クラッチが半伝動状態から伝動状態に切り換わるように、さらに、第2中継伝動系のギヤ変速機構が変速操作される際、第2摩擦クラッチが遮断状態から伝動状態に切り換わり、第1中継伝動系のギヤ変速機構が所定の変速状態に操作され、第1摩擦クラッチが伝動状態から遮断状態に切り換わり、伝動クラッチが半伝動状態から伝動状態に切り換わるように各操作弁が操作されるものに設定する。
【0004】
すると、第1伝動系を介して動力伝達されている状態(第1中継伝動系のギヤ変速機構が所定の変速状態に操作され、第1摩擦クラッチが伝動状態に操作されている状態)において、変速指令が発せられると、第2中継伝動系のギヤ変速機構が第2油圧アクチュエータによって所定の変速状態に操作され、第2摩擦クラッチが遮断状態から伝動状態に操作されながら第1摩擦クラッチが伝動状態から遮断状態に操作されるのであり、さらにこの間において、伝動クラッチが伝動状態から半伝動状態に操作されて漸次的に伝動状態に操作される。逆に第2伝動系を介して動力が伝達されている状態(第2中継伝動系のギヤ変速機構が所定の変速状態に操作され、第2摩擦クラッチが伝動状態に操作されている状態)において、変速指令が発せられると、第1中継伝動系のギヤ変速機構が第1油圧アクチュエータによって所定の変速状態に操作され、第1摩擦クラッチが遮断状態から伝動状態に操作されながら第2摩擦クラッチが伝動状態から遮断状態に操作されるのであり、さらにこの間において、伝動クラッチが伝動状態から半伝動状態に操作されて漸次的に伝動状態に操作される。
【0005】
これにより、変速操作が行われている間、第2摩擦クラッチが遮断状態から伝動状態に操作されながら第1摩擦クラッチが伝動状態から遮断状態に操作されることにより、又は、第1摩擦クラッチが遮断状態から伝動状態に操作されながら第2摩擦クラッチが伝動状態から遮断状態に操作されることにより、上手側伝動軸の動力が第1及び第2中継伝動系の両方に分岐して伝達されて第1及び第2中継伝動系の動力が下手側伝動部の入力軸に合流する状態(二重伝動状態)が発生する。この二重伝動状態においてトルクの変動が生じても、半伝動状態の伝動クラッチがある程度滑ることによりトルクの変動が吸収されて、トルク変動の少ない動力が走行装置に伝達される。
すると、変速操作が行われている間、二重伝動状態が発生してトルク変動の少ない動力が走行装置に伝達されるので、走行負荷による車体走行速度の低下が抑えられ、変速操作が終了して伝動クラッチが伝動状態に戻されても、ショックが発生しにくくなる。
【0006】
さらに、二重伝動状態を発生させる場合、第1中継伝動系を介して動力が伝達される状態(第1中継伝動系のギヤ変速機構が所定の変速状態に操作され、第1摩擦クラッチが伝動状態に操作されている状態)では、第2中継伝動系のギヤ変速機構を複数の変速状態の中から適切な変速状態に操作することができる。第2中継伝動系を介して動力が伝達される状態(第2中継伝動系のギヤ変速機構が所定の変速状態に操作され、第2摩擦クラッチが伝動状態に操作されている状態)では、第1中継伝動系のギヤ変速機構を複数の変速状態の中から適切な変速状態に操作することができる。これにより、高低速いずれの側で変速操作が行なわれ場合でも、変速操作が終了して伝動クラッチが伝動状態に戻されて走行装置に動力伝達されるときに変速完了前とあまり速度差が無い状態で動力伝達され、ショックが発生しにくくなる。
【0007】
この種作業車にあっては、第1および第2中継伝動系のギヤ変速機構のシフトギヤを操作する油圧アクチュエータであるとか、この油圧アクチュエータ、第1および第2摩擦クラッチ、伝動クラッチそれぞれの操作弁を、第1および第2中継伝動系や下手側伝動部が収容されているミッションケースに脱着自在に取付けると、シフトギヤと油圧アクチュエータを連動させる連動機構や、クラッチと操作弁を接続する油路を極力コンパクトに得られるとか、油圧アクチュエータや操作弁の点検などが行いやすくなる。このため、油圧アクチュエータや操作弁は、ミッションケースに脱着自在に取り付けられる。
【0008】
ギヤミッションのシフトギヤを操作する油圧アクチュエータや、この油圧アクチュエータであるとかクラッチの操作弁をミッションケースに支持させたものとして、従来、たとえば特許文献1に示されるように、油圧アクチュエータおよび操作弁の全てをミッションケースの横側壁に取付けたものがあった。
【0009】
【特許文献1】
実開昭59−92288号公報 (第5、6頁、第2、3図 )
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
作業車にあっては、農用トラクタの如くミッションケースによって車体フレームを構成することがある。この場合、従来の取付け技術を採用して油圧アクチュエータや操作弁をミッションケースに取付けると、走行時に石や土塊が上げられた際、操作弁やこれの配管であるとか配管接続部に衝突するとか付着し、故障しやすくなっていた。また、点検を行なうなどの際、操作弁と配管を外しにくくなる事態が発生しやすくなっていた。
【0011】
本発明の目的は、ミッションケースの強度低下を極力回避しながら、かつ、アクチュエータや操作弁の脱着作業が容易に行なえるようにしながら上記トラブルを極力回避できるようにして油圧アクチュエータや操作弁をミッションケースに取り付けられる作業車を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
請求項1による発明の構成、作用、効果はつぎのとおりである。
【0013】
〔構成〕
エンジンから動力伝達される上手側伝動軸と、走行装置に動力伝達する下手側伝動部における入力軸の間に、ギヤ変速機構および油圧操作式の第1摩擦クラッチが直列に連結している第1中継伝動系と、ギヤ変速機構および油圧操作式の第2摩擦クラッチが直列に連結している第2中継伝動系を並列的に配置し、前記第1中継伝動系のギヤ変速機構のシフトギヤをシフト操作する第1油圧アクチュエータ、第2中継伝動系のギヤ変速機構のシフトギヤをシフト操作する第2油圧アクチュエータを備え、前記下手側伝動部に、前記入力軸の動力を走行装置に伝達する油圧操作式の伝動クラッチを設け、変速指令に基づいて前記第1油圧アクチュエータ、前記第2油圧アクチュエータ、前記第1摩擦クラッチ、前記第2摩擦クラッチ、前記伝動クラッチそれぞれの操作弁を操作する変速制御を実行する制御手段を備えてある作業車において、
前記第1油圧アクチュエータ、この第1油圧アクチュエータの操作弁支持する同一の支持体、前記第2油圧アクチュエータ、この第2油圧アクチュエータの操作弁支持する同一の支持体を、前記第1および第2中継伝動系、前記下手側伝動部が内部に位置するミッションケースの左右の横側壁に振り分けて脱着自在に取付け、
前記第1中継伝動系のギヤ変速機構のシフトギヤに係止したシフトフォークを前記第1油圧アクチュエータに連動させる連動部材と、前記第2中継伝動系のギヤ変速機構のシフトギヤに係止したシフトフォークを前記第2油圧アクチュエータに連動させる連動部材とを、車体横方向に分散配置して前記ミッションケースに支持させ、
前記第1油圧アクチュエータおよび前記第2油圧アクチュエータを、対応する前記連動部材に係脱自在に連結してある。
【0014】
〔作用〕
圧アクチュエータによるシフトギヤの操作を可能にするために油圧アクチュエータがミッションケースに入り込むようにとか、油圧アクチュエータとシフトギヤを連動させる連動機構が通るようにミッションケースに設ける必要がある変速機構用の貫通孔は、比較的大きな貫通孔になり、ミッションケースの強度に影響しやすい。殊に、ミッションケースが車体フレームを構成する場合、ミッションケースを車体上下方向に湾曲させる方向の大きな操作力が掛かることから、変速機構用の貫通孔をミッションケースの上壁に設けると、貫通孔のためにミッションケースの強度が低下しやすくなる。本発明では、第1および第2油圧アクチュエータをミッションケースの横側壁に支持させているものだから、変速機用の貫通孔を横側壁に設け、ミッションケースがその貫通孔を備える割には前記操作力に対抗する強度を発揮するようにしながら、各シフトギヤの油圧アクチュエータによる操作を可能にでき、かつ、各油圧アクチュエータおよび各操作弁をミッションケースに脱着自在に支持させられる。
【0015】
【0016】
第1油圧アクチュエータとこの操作弁を支持する同一の支持体、第2油圧アクチュエータとこの操作弁を支持する同一の支持体を備えるとともに両支持体を側壁に脱着自在に取付けてあるものだから、各油圧アクチュエータや各操作弁を脱着する際、中継伝動系のための油圧アクチュエータと操作弁を支持体に支持させたユニットにして脱着できるようにして、各油圧アクチュエータおよび各操作弁をミッションケースに脱着自在に支持させられる。
【0017】
〔効果〕
従って、各油圧アクチュエータおよび各操作弁をミッションケースに脱着自在に支持させて、シフトギヤと油圧アクチュエータを連動させる連動機構を極力コンパクトに得られ、かつ、各油圧アクチュエータや各操作弁をミッションケースから容易に取り外して楽に点検するなどができる。点検などを行なうに当たり、中継伝動系のための油圧アクチュエータと操作弁をユニットにしてまとめて脱着して能率よく作業できる。
【0018】
請求項2による発明の構成はつぎのとおりである。
【0019】
〔構成〕
請求項1による発明の構成において、前記第1油圧アクチュエータおよび前記第2油圧アクチュエータが、対応する中継伝動系のギヤ変速機構よりも車体後方側に位置している
【0020】
【0021】
【0022】
請求項3による発明の構成、作用、効果はつぎのとおりである。
【0023】
〔構成〕
請求項1又は2による発明の構成において、前記伝動クラッチを、前記走行装置に前進駆動力を伝達する前進クラッチ部と、前記走行装置に後進駆動力を伝達する後進クラッチ部を備えて構成し、
前記前進クラッチ部の操作弁と、前記後進クラッチ部の操作弁を支持する同一の支持体を備えてあるとともに、この支持体を前記ミッションケースに脱着自在に取付けてある。
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】
〔作用〕
前進クラッチ部と後進クラッチ部の切り換えにより、エンジンからの駆動力を前進側と後進側に切り換えて走行装置に伝達する。前後進切り換えのためのクラッチ部を前記トルク変動吸収の伝動クラッチに兼用して前記二重伝動状態の現出を可能にするものである。
【0029】
〔効果〕
従って、前後進切り換えのクラッチ部をトルク変動吸収の伝動クラッチに兼用し、変速ショックが抑制できるものを構造簡単に得られる。
【0030】
【0031】
【0032】
〔作用〕
前記クラッチ部の操作弁と後進クラッチ部の操作弁を同一の支持体に支持させたユニットにしてミッションケースに対して脱着できるものである。
【0033】
〔効果〕
前進クラッチ部および後進クラッチ部の操作弁を点検するなどに当たり、両操作弁をユニットにしてまとめて脱着して能率よく作業できる。
【0034】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態〕
[1]
左右一対の操向操作および駆動自在な前車輪53,53と左右一対の駆動自在な後車輪54,54によって自走し、かつ、車体前部にエンジン1が装備された原動部を備え、この原動部の後側に搭乗型運転部を備えた自走車体の車体フレーム70の後部に、左右一対のリフトアーム68をリフトシリンダ69によって上下に揺動操作できるように設けるとともに動力取り出し軸3(以下PTO軸3と呼称する。)を設けて、農用トラクタを構成してある。
【0035】
この農用トラクタは、車体後部にロータリ耕耘装置(図示せず)を前記リフトアーム68によって昇降操作するように連結するとともに、前記エンジン1の駆動力を前記PTO軸3からロータリ耕耘装置に伝達するように構成して乗用型耕耘機を構成するなど、車体後部に各種の作業装置を昇降操作および駆動自在に連結して各種の作業機を構成するとか、荷台付き台車を連結して運搬車を構成するものである。
【0036】
車体フレーム70は、主に前記エンジン1と、このエンジン1の下部の両横側に連結している前輪支持フレーム71と、前記エンジン1の後部にフライホイールカバー部74aで脱着自在に連結し、後端部に後車軸ケース72、前記リフトアーム68、PTO軸3を備えたミッションケース73によって構成してある。
【0037】
前記ミッションケース73は、前記フライホィールカバー部74aを前端部に備えているフロントミッションケース74、前記後車軸ケース72、リフトアーム68、PTO軸3が付いているリヤミッションケース75、このリヤミッションケース75の前端部と前記フロントミッションケース74の後端部にわったって連結しているミッドケース76によって構成してある。ミッドケース76は、フロントミッションケース74に対してもリヤミッションケース75に対しても脱着自在に連結している。
【0038】
[2]
図2に示すように、前記エンジン1の動力を、伝動軸2を介してPTOクラッチ78の入力部に伝達し、このPTOクラッチ78の出力をPTO変速装置79a、ギヤ機構79bを介して前記PTO軸3に伝達するように、作業用伝動装置を構成してある。
【0039】
[3]
図2に示すように、エンジン1の出力部に連結している上手側伝動軸としての前記伝動軸2の前端側と、後輪差動機構58や前輪変速機構56を備えた下手側伝動部M3における筒軸形の入力軸4の間に、第1ギヤ変速機構13などを有した第1中継伝動系M1と、第2ギヤ変速機構15などを有した第2中継伝動系M2を並列的に配置し、エンジン1の動力を前記伝動軸2に伝達し、この伝動軸2の動力を、第1中継伝動系M1と第2中継伝動系M2の一方によって下手側伝動部M3の入力軸4に伝達し、この下手側伝動部M3の前記後輪差動機構58の出力を左右後輪54,54に伝達し、前記下手側伝動部M3の前記前輪変速機構56の出力を前輪伝動軸55によって前輪差動機構59に伝達し、この前輪差動機構59の出力を左右前輪53,53に伝達するように、走行用伝動装置を構成してある。
【0040】
前記第1中継伝動系M1は、前記伝動軸2の前端側に一体回動自在に連結している一対の伝動ギヤ17,19を有したシンクロメッシュ型式の前記第1ギヤ変速機構13、この第1ギヤ変速機構13の車体後方側に位置している湿式かつ多板式の第1摩擦クラッチ、この第1摩擦クラッチの車体後方側に位置している第1副ギヤ変速機構14を備えて構成してある。
【0041】
第1ギヤ変速機構13は、前記一対の伝動ギヤ17,19、この一対の伝動ギヤ17,19に各別に噛合った状態で伝動軸7に相対回動自在に付いている低速ギヤ21および高速ギヤ22、前記伝動軸7に一体回転およびスライド自在に付いているシフトギヤ23を備えて構成してあり、このシフトギヤ23がシフト操作されて低速ギヤ21に係合した低速位置Lと、高速ギヤ22に係合した高速位置Hに切り換えられることにより、伝動軸2の動力を高速と低速の2段階に変速して伝動軸7から第1摩擦クラッチ9に伝達するようになっている。シフトギヤ23が低速ギヤ21および高速ギヤ22のいずれにも係合しない中立位置Nにシフト操作されることにより、伝動軸7に対する伝動を遮断するように中立状態になる。
【0042】
第1副ギヤ変速機構14は、前記入力軸4に一体回動自在に連結している一対の伝動ギヤ27,28、この一対の伝動ギヤ27,28に各別に噛合った状態で伝動軸8に相対回動自在に付いている高速ギヤ29と低速ギヤ30、伝動軸8に一体回動およびスライド自在に付いているシフトギヤ31を備えて構成してあり、シフトギヤ31が高速ギヤ29と低速ギヤ30に掛け換え操作されることにより、第1摩擦クラッチ9から伝動軸8に伝達された動力を高速と低速の2段階に変速して入力軸4に伝達するようになっている。
【0043】
これにより、第1中継伝動系M1では、伝動軸2の動力を第1ギヤ変速機構13から第1摩擦クラッチ9に、この摩擦クラッチ9から第1副ギヤ変速機構14に、この第1副ギヤ変速機構14から下手側伝動部M3の入力軸4にそれぞれ伝達するように第1ギヤ変速機構13と第1摩擦クラッチ9と第1副ギヤ変速機構14が直列に連結しており、伝動軸2の動力を第1ギヤ変速機構13と第副ギヤ変速機構14とによって4段階に変速して下手側伝動部M3の入力軸4に伝達するようになっている。
【0044】
前記第2中継伝動系M2は、前記伝動軸2の前端側に一体回動自在に連結している一対の伝動ギヤ18,20を有したシンクロメッシュ型式の前記第2ギヤ変速機構15、この第2ギヤ変速機構15の車体後方側に位置している湿式かつ多板式の第2摩擦クラッチ12、この第2摩擦クラッチ12の車体後方側に位置している第2副ギヤ変速機構16を備えて構成してある。
【0045】
第2ギヤ変速機構15は、前記一対の伝動ギヤ18,20、この一対の伝動ギヤ18,20に各別に噛合った状態で伝動軸10に相対回動自在に付いている低速ギヤ24および高速ギヤ25、前記伝動軸10に一体回転およびスライド自在に付いているシフトギヤ26を備えて構成してあり、このシフトギヤ26がシフト操作されて低速ギヤ24に係合した低速位置Lと、高速ギヤ25に係合した高速位置Hに切り換えられることにより、伝動軸2の動力を高速と低速の2段階に変速して伝動軸10から第2摩擦クラッチ12に伝達するようになっている。シフトギヤ26が低速ギヤ24と高速ギヤ25のいずれにも係合しない中立位置Nにシフト操作されることにより、伝動軸10に対する伝動を遮断するように中立状態になる。
【0046】
第2副ギヤ変速機構16は、前記入力軸4に一体回動自在に連結している前記一対の伝動ギヤ27,28、この一対の伝動ギヤ27,28に各別に噛合った状態で伝動軸11に相対回動自在に付いている高速ギヤ32と低速ギヤ33、伝動軸11に一体回動およびスライド自在に付いているシフトギヤ34を備えて構成してあり、シフトギヤ34が高速ギヤ32と低速ギヤ33に掛け換え操作されることにより、第2摩擦クラッチ12から伝動軸11に伝達された動力を高速と低速の2段階に変速して入力軸4に伝達するようになっている。
【0047】
これにより、第2中継伝動系M2では、伝動軸2の動力を第2ギヤ変速機構15から第2摩擦クラッチ12に、この第2摩擦クラッチ12から第2副ギヤ変速機構16に、この第2副ギヤ変速機構16から下手側伝動部M3の入力軸4にそれぞれ伝達するように第2ギヤ変速機構15と第2摩擦クラッチ12と第2副ギヤ変速機構16が直列に連結しており、伝動軸2の動力を第2ギヤ変速機構15と第2副ギヤ変速機構16とによって4段階に変速して下手側伝動部M3の入力軸4に伝達するようになっている。
【0048】
下手側伝動部M3は、前記伝動軸2の中間部に相対回動自在に外嵌しているとともに前記一対の伝動ギヤ27,28が付いている前記入力軸4、この入力軸4の後端側に入力側が連結している湿式かつ多板式の摩擦クラッチで成る伝動クラッチ6、この伝動クラッチ6の出力側に筒形の伝動軸5によって入力側が連動しているシンクロメッシュ型式の前後進切換機構44、この前後進切換機構44の出力側に筒形の伝動軸43によって入力側が連動しているシンクロメッシュ型式の副変速機構46、この副変速機構46の出力側に伝動軸45を介して入力部が連動している前記後輪差動機構58、前記副変速機構46の出力側に入力側が連動している油圧クラッチ型式の前記前輪変速機構56を備えて構成してあり、入力軸4の動力を伝動クラッチ6を介して前後進切換機構44に伝達し、この前後進切換機構44からの前進側や後進側の駆動力を副変速機構46から後輪差動機構58および前輪変速機構56に伝達することにより、左右前輪53,53および左右後輪54,54に前進駆動力や後進駆動力を伝達するようになっている。
【0049】
前記前後進切換機構44は、前記伝動軸5に相対回動自在に付いている一対の入力ギヤ49,50、一方の入力ギヤ49に噛合った状態で伝動軸43に一体回動自在に連結している前進ギヤ47、他方の入力ギヤ50に中間ギヤ51を介して連動した状態で伝動軸43に一体回動自在に連結している後進ギヤ48を備えて構成してあり、伝動軸5に一体回転およびスライド自在に付いているシフトギヤ52がシフト操作されて一対の入力ギヤ49,50に掛け換えられることにより、伝動軸5の動力を前進側と後進側の駆動力に変換して伝動軸43から副変速機構46に伝達するようになっている。
【0050】
つまり、この走行用伝動装置では、図8に示す如く第1および第2ギヤ変速機構13,15、第1および第2副ギヤ変速機構14,16の変速伝動状態と、第1および第2摩擦クラッチ9,12の操作状態の組み合わせによって、第1〜第8速の主変速の伝動状態を現出するようになっている。
【0051】
すなわち、第1ギヤ変速機構13および第1副変速ギヤ機構14が低速伝動状態に、第1摩擦クラッチ9が伝動状態に、第2摩擦クラッチ12が遮断状態にそれぞれ操作されると、第1速の伝動状態になり、伝動軸2の動力が伝動ギヤ17、低速ギヤ21、シフトギヤ23、伝動軸7、第1摩擦クラッチ9、伝動軸8、シフトギヤ31、低速ギヤ30、伝動ギヤ28を介して入力軸4に伝達される。このとき、第2ギヤ変速機構15が中立状態に、第2副変速ギヤ機構16が低速伝度状態にそれぞれ操作されるようになっている。
【0052】
第1摩擦クラッチ9が遮断状態に、第2ギヤ変速機構15および第2副変速ギヤ機構16が低速伝動状態に、第2摩擦クラッチ12が伝動状態にそれぞれ操作されると、第2速の伝動状態になり、伝動軸2の動力が伝動ギヤ18、低速ギヤ24、シフトギヤ26、伝動軸10、第2摩擦クラッチ12、伝動軸11、シフトギヤ34、低速ギヤ33、伝動ギヤ28を介して入力軸4に伝達される。このとき、第1ギヤ変速機構13が中立状態に、第1副変速ギヤ機構14が低速伝動状態にそれぞれ操作されるようになっている。
【0053】
第1ギヤ変速機構13が高速伝動状態に、第1副変速ギヤ機構14が低速伝動状態に、第1摩擦クラッチ9が伝動状態に、第2摩擦クラッチ12が遮断状態にそれぞれ操作されると、第3速の伝動状態になり、伝動軸2の動力が伝動ギヤ19、高速ギヤ22、シフトギヤ23、伝動軸7、第1摩擦クラッチ9、伝動軸8、シフトギヤ31、低速ギヤ30、伝動ギヤ28を介して入力軸4に伝達される。このとき、第2ギヤ変速機構15が中立状態に、第2副変速ギヤ機構16が低速伝度状態にそれぞれ操作されるようになっている。
【0054】
第1摩擦クラッチ9が遮断状態に、第2ギヤ変速機構15が高速伝動状態に、第2副変速ギヤ機構16が低速伝動状態に、第2摩擦クラッチ12が伝動状態にそれぞれ操作されると、第4速の伝動状態になり、伝動軸2の動力が伝動ギヤ20、高速ギヤ25、シフトギヤ26、伝動軸10、第2摩擦クラッチ12、伝動軸11、シフトギヤ34、低速ギヤ33、伝動ギヤ28を介して入力軸4に伝達される。このとき、第1ギヤ変速機構13が中立状態に、第1副変速ギヤ機構14が低速伝動状態にそれぞれ操作されるようになっている。
【0055】
第1ギヤ変速機構13が低速伝動状態に、第1副変速ギヤ機構14が高速伝動状態に、第1摩擦クラッチ9が伝動状態に、第2摩擦クラッチ12が遮断状態にそれぞれ操作されると、第5速の伝動状態になり、伝動軸2の動力が伝動ギヤ17、低速ギヤ21、シフトギヤ23、伝動軸7、第1摩擦クラッチ9、伝動軸8、シフトギヤ31、高速ギヤ29、伝動ギヤ27を介して入力軸4に伝達される。このとき、第2ギヤ変速機構15が中立状態に、第2副変速ギヤ機構16が高速伝度状態にそれぞれ操作されるようになっている。
【0056】
第1摩擦クラッチ9が遮断状態に、第2ギヤ変速機構15が低速伝動状態に、第2副変速ギヤ機構16が高速伝動状態に、第2摩擦クラッチ12が伝動状態にそれぞれ操作されると、第6速の伝動状態になり、伝動軸2の動力が伝動ギヤ18、低速ギヤ24、シフトギヤ26、伝動軸10、第2摩擦クラッチ12、伝動軸11、シフトギヤ34、高速ギヤ32、伝動ギヤ27を介して入力軸4に伝達される。このとき、第1ギヤ変速機構13が中立状態に、第1副変速ギヤ機構14が高速伝動状態にそれぞれ操作されるようになっている。
【0057】
第1ギヤ変速機構13が高速伝動状態に、第1副変速ギヤ機構14が高速伝動状態に、第1摩擦クラッチ9が伝動状態に、第2摩擦クラッチ12が遮断状態にそれぞれ操作されると、第7速の伝動状態になり、伝動軸2の動力が伝動ギヤ19、高速ギヤ22、シフトギヤ23、伝動軸7、第1摩擦クラッチ9、伝動軸8、シフトギヤ31、高速ギヤ29、伝動ギヤ27を介して入力軸4に伝達される。このとき、第2ギヤ変速機構15が中立状態に、第2副変速ギヤ機構16が高速伝度状態にそれぞれ操作されるようになっている。
【0058】
第1摩擦クラッチ9が遮断状態に、第2ギヤ変速機構15が高速伝動状態に、第2副変速ギヤ機構16が高速伝動状態に、第2摩擦クラッチ12が伝動状態にそれぞれ操作されると、第8速の伝動状態になり、伝動軸2の動力が伝動ギヤ20、高速ギヤ25、シフトギヤ26、伝動軸10、第2摩擦クラッチ12、伝動軸11、シフトギヤ34、高速ギヤ32、伝動ギヤ27を介して入力軸4に伝達される。このとき、第1ギヤ変速機構13が中立状態に、第1副変速ギヤ機構14が高速伝動状態にそれぞれ操作されるようになっている。
【0059】
第1ギヤ変速機構13、第1副ギヤ変速機構14、第2ギヤ変速機構15、第2副ギヤ変速機構16それぞれのシフトギヤ23,31,26,34を複動形で油圧ピストン型式の油圧アクチュエータ35,36,37,38によってシフト操作するように構成してある。第1摩擦クラッチ9、第2摩擦クラッチ12、伝動クラッチ6の各クラッチを、クラッチボディ(図示せず)に内装した単動形式の油圧ピストン(図示せず)を備え、この油圧ピストンに対して油圧が供給されることによって伝動状態になり、この油圧供給が解除されることによって遮断状態になるように油圧操作式に構成してある。
【0060】
図3に示すように、前記シフトギヤ23を操作する前記第1油圧アクチュエータ35の電磁操作弁39、前記シフトギヤ31を操作する第1副油圧アクチュエータ36の電磁操作弁40、前記シフトギヤ26を操作する前記第2油圧アクチュエータ37の電磁操作弁41、前記シフトギヤ34を操作する前記第1副油圧アクチュエータ38の電磁操作弁42、伝動クラッチ6の前記油圧ピストンに対する油圧供給や供給解除を行なって伝動クラッチ6を操作する電磁比例減圧弁型式の操作弁60、第1摩擦クラッチ9の前記油圧ピストンに対する油圧供給や供給解除を行なって第1摩擦クラッチ9を操作する電磁比例減圧弁型式の操作弁61、第2摩擦クラッチ12の前記油圧ピストンに対する油圧供給や供給解除を行なって第2摩擦クラッチ12を操作する電磁比例減圧弁型式の操作弁62それぞれの操作部を制御手段としての制御装置64に連係させるとともに、この制御装置64には、運転部に設けた主変速レバー63および変速モード選択スイッチ65も連係させてある。
【0061】
制御装置64は、マイクロコンピュータを利用して構成してあり、変速モード選択スイッチ65から変速モード指令としての操作位置を入力すると、第1〜第4変速モードの4種の変速モードから変速モード選択スイッチ65の操作位置に対応した変速モードを設定し、主変速レバー63の操作位置を検出するセンサー(図示せず)から変速指令としての主変速レバー63の操作位置を入力すると、この主変速レバー63からの操作位置情報、設定変速モード、予め設定して入力してある制御フローを基に、第1および第2ギヤ変速機構13,15、第1および第2副ギヤ変速機構14,16、第1および第2摩擦クラッチ9,12、伝動クラッチ6のそれぞれが主変速レバー63の操作位置に対応した変速伝動状態や操作状態になるように、前記第1および第2油圧アクチュエータ35,37、第1および第2副油圧アクチュエータ36,38、第1および第2摩擦クラッチ9,12、伝動クラッチ6それぞれの前記操作弁39〜42、60〜62を操作する変速制御を実行するように構成してある。
【0062】
[4]
つまり、モード選択スイッチ65を切り換え操作して、第1変速モード、第2変速モード、第3変速モード、第4変速モードから一つの変速モードを選択しておき、主変速レバー63を揺動操作して、前記第1〜第8速の8段階に速度状態を変更する主変速を行なうようになっている。
【0063】
先ず、第1変速モードについて説明する。
第1変速モードにおいては、主変速レバー63をある操作位置(変速位置)から別の操作位置(変速位置)に操作した場合、主変速レバー63が操作される前の操作位置(変速位置)から、主変速レバー63が操作された操作位置(変速位置)に一気に変速操作が行われる。
【0064】
図4及び図8に示すように、例えば主変速レバー63を1速位置に操作している状態から、2速位置に操作したとする。主変速レバー63を1速位置に操作している状態では、シフトギヤ31が低速位置L、シフトギヤ23が低速位置Lで、伝動クラッチ6及び第1摩擦クラッチ9が作動圧P1で伝動状態に操作されており、シフトギヤ34が低速位置L、シフトギヤ26が中立位置Nで、第2摩擦クラッチ12が作動圧P0で遮断状態に操作されている。
【0065】
図4に示すように、主変速レバー63を2速位置に操作すると(時点T11)、伝動クラッチ6及び第1摩擦クラッチ9が作動圧P0に速やかに減圧されて遮断状態に操作され(実線A3及び一点鎖線A1参照)、第2摩擦クラッチ12が作動圧P1に速やかに昇圧されて伝動状態に操作される(点線A2参照)。これと同時に、シフトギヤ23が低速位置Lから中立位置Nに操作され、シフトギヤ26が中立位置Nから低速位置Lに操作される(シフトギヤ31,34は低速位置Lに保持されている)。
【0066】
図4に示すように、シフトギヤ23が低速位置Lから中立位置Nに操作され、シフトギヤ26が中立位置Nから低速位置Lに操作されると(時点T12)、伝動クラッチ6が作動圧P0から漸次的に昇圧されて作動圧P1に達し(実線A3参照)、伝動クラッチ6が伝動状態に操作される(時点T13)。以上のようにして、変速操作を終了する。この場合、1回の変速操作に要する時間T1(時点T11から時点T13まで)が比較的短いものとなっている。
【0067】
例えば主変速レバー63を2速位置から1速位置に操作する場合、図8
に示すようにシフトギヤ23,26(シフトギヤ31,34は低速位置Lに保持されている)が操作されるのに加えて、図4において第1及び第2摩擦クラッチ9,12の状態が逆転し、第1摩擦クラッチ9が遮断状態から伝動状態に操作され、第2摩擦クラッチ12が伝動状態から遮断状態に操作されるのであり、図4の実線A3に示すように伝動クラッチ6の減圧及び昇圧が行われる。
【0068】
例えば主変速レバー63を1速位置から3速位置に操作する場合、図8に示すようにシフトギヤ23が操作されるが、シフトギヤ26は中立位置Nのままで(シフトギヤ31,34は低速位置Lに保持されている)、第1摩擦クラッチ9が伝動状態に保持され、第2摩擦クラッチ12が遮断状態に保持されて、図4の実線A3に示すように伝動クラッチ6の減圧及び昇圧が行われる。
【0069】
例えば主変速レバー63を2速位置から4速位置に操作する場合、図8に示すようにシフトギヤ26が操作されるが、シフトギヤ23は中立位置Nのままで(シフトギヤ31,34は低速位置Lに保持されている)、第1摩擦クラッチ9が遮断状態に保持され、第2摩擦クラッチ12が伝動状態に保持されて、図4の実線A3に示すように伝動クラッチ6の減圧及び昇圧が行われる。
【0070】
[5]
次に、第2変速モードの前半について、図5,6,8に基づいて説明する。
第2変速モードにおいては、主変速レバー63をある操作位置(変速位置)から別の操作位置(変速位置)に操作した場合、主変速レバー63が操作される前の操作位置(変速位置)から、1回ずつ変速操作が行われて、最後に主変速レバー63が操作された操作位置(変速位置)に達するように変速操作が行われる。
例えば主変速レバー63を1速位置から5速位置に操作すると、1速位置から2速位置への変速操作が行われて、2速位置から3速位置への変速操作が行われ、3速位置から4速位置への変速操作が行われて、4速位置から5速位置への変速操作が行われる。例えば主変速レバー63を6速位置から3速位置に操作すると、6速位置から5速位置への変速操作が行われ、5速位置から4速位置への変速操作が行われて、4速位置から3速位置への変速操作が行われる。
【0071】
例えば主変速レバー63を1速位置に操作している状態(シフトギヤ23が低速位置L、シフトギヤ26が中立位置N、シフトギヤ31,34が低速位置L、伝動クラッチ6及び第1摩擦クラッチ9が作動圧P1で伝動状態、第2摩擦クラッチ12が作動圧P0で遮断状態に操作された状態)において、例えば主変速レバー63を5速位置に操作すると(ステップS1)(時点T21)、シフトギヤ26が中立位置Nから低速位置Lに操作される(ステップS2,S3)(時点T21から時点T22)。これにより、シフトギヤ23,31が1速位置の状態で、シフトギヤ26,34が2速位置の状態となる。この場合、シフトギヤ34は高速位置Hに操作されずに低速位置Lに残される(ステップS4を通過)(図8参照)。
【0072】
シフトギヤ26が低速位置L(2速位置の状態)に操作されると(ステップS3)(時点T22)、伝動クラッチ6が作動圧P2(作動圧P0,P1の間の中間)に速やかに減圧されて、半伝動状態に操作される(ステップS5)(時点T22)(実線A3参照)。これと略同時に、第2摩擦クラッチ12が作動圧P0から比較的速やかに昇圧されて伝動状態に操作されながら(時点T22から時点T23)(点線A2参照)、第1摩擦クラッチ9が作動圧P1から比較的速やかに減圧されて遮断状態に操作される(ステップS6)(時点T22から時点T23)(一点鎖線A1参照)。
【0073】
これにより、シフトギヤ23,31が1速位置の状態での動力が伝動軸4に伝達されるのと同時に、シフトギヤ26,34が2速位置の状態での動力が伝動軸4に伝達されて合流する二重伝動状態が発生するのであり、二重伝動状態においてトルクの変動が生じても、半伝動状態の伝動クラッチ6がある程度滑ることによりトルクの変動が吸収されて、トルクの変動の少ない動力が前輪53及び後輪54に伝達される。
【0074】
第2摩擦クラッチ12が作動圧P1で伝動状態に操作され、第1摩擦クラッチ9が作動圧P0で遮断状態に操作されると(時点T23)、シフトギヤ23が中立位置Nに操作される(ステップS7)(時点T23から時点T24)。この場合、シフトギヤ31は高速位置Hに操作されずに低速位置Lに残される(ステップS8を通過)(図8参照)。シフトギヤ23が中立位置Nに操作されると(時点T24)、伝動クラッチ6が作動圧P2から漸次的に昇圧されて作動圧P1に達し伝動状態に操作される(ステップS9)(時点T24から時点T25)。以上のようにして、1速位置から2速位置への変速操作が終了する。
【0075】
[6]
次に、第2変速モードの後半について、図5,6,8に基づいて説明する。
前項[5]に記載のような1速位置から2速位置への変速操作が終了すると、ステップS16,S2からステップS10に移行して、シフトギヤ26,34が2速位置の状態で、シフトギヤ23,31が3速位置の状態に操作される(ステップS10)。この場合、シフトギヤ31は高速位置Hに操作されずに低速位置Lに残される(ステップS11を通過)(図8参照)。伝動クラッチ6が作動圧P2(作動圧P0,P1の間の中間)に速やかに減圧されて、半伝動状態に操作され(ステップS12)、これと略同時に第1摩擦クラッチ9が作動圧P0から比較的速やかに昇圧されて伝動状態に操作されながら、第2摩擦クラッチ12が作動圧P1から比較的速やかに減圧されて遮断状態に操作される(ステップS13)。
【0076】
これにより、シフトギヤ26,34が2速位置の状態での動力が伝動軸4に伝達されるのと同時に、シフトギヤ23,31が3速位置の状態での動力が伝動軸4に伝達されて合流する二重伝動状態が発生するのであり、二重伝動状態においてトルクの変動が生じても、半伝動状態の伝動クラッチ6がある程度滑ることによりトルクの変動が吸収されて、トルクの変動の少ない動力が前輪53及び後輪54に伝達される。
【0077】
第1摩擦クラッチ9が作動圧P1で伝動状態に操作され、第2摩擦クラッチ12が作動圧P0で遮断状態に操作されると、シフトギヤ26が中立位置Nに操作される(ステップS14)。この場合、シフトギヤ34は高速位置Hに操作されずに低速位置Lに残される(ステップS15を通過)(図8参照)。シフトギヤ26が中立位置Nに操作されると、伝動クラッチ6が作動圧P2から漸次的に昇圧されて作動圧P1に達し伝動状態に操作される(ステップS9)。以上のようにして、2速位置から3速位置への変速操作が終了する。
【0078】
前述のように2速位置から3速位置への変速操作が終了すると、次にシフトギヤ23,31が3速位置の状態及びシフトギヤ26,34が4速位置の状態での3速位置から4速位置への変速操作が、前項[5]及びステップS2〜S9に基づいて行わる(この場合、シフトギヤ34,31は高速位置Hに操作されずに低速位置Lに残される(ステップS4,S8を通過)(図8参照)。
【0079】
次にシフトギヤ26,34が4速位置の状態及びシフトギヤ23,31が5速位置の状態での4速位置から5速位置への変速操作が、本項[6]及びステップS2,S10〜S15,S9に基づいて行われる(この場合、ステップS11において、シフトギヤ31が低速位置Lから高速位置Hに操作されるのであり、ステップS15において、シフトギヤ34が低速位置Lから高速位置Hに操作される)(図8参照)。
以上のようにして変速操作が繰り返されて、主変速レバー63の操作位置(変速位置)に達すると(ステップS16)、変速操作が終了する。
【0080】
[7]
次に、第3変速モードの前半について、図7及び図8に基づいて説明する。
第3変速モードにおいては、主変速レバー63をある操作位置(変速位置)から別の操作位置(変速位置)に操作した場合、主変速レバー63が操作される前の操作位置(変速位置)と、主変速レバー63が操作された操作位置(変速位置)との間において、略中間の伝動比の第1中間変速位置(第1及び第2中間変速位置)が設定され、主変速レバー63が操作される前の操作位置(変速位置)から第1中間変速位置への変速操作が行われ、第1中間変速位置から主変速レバー63が操作された操作位置(変速位置)への変速操作が行われる(主変速レバー63が操作される前の操作位置(変速位置)から第1中間変速位置への変速操作が行われて、第1中間変速位置から第2中間変速位置への変速操作が行われ、第2中間変速位置から主変速レバー63が操作された操作位置(変速位置)への変速操作が行われる。
【0081】
主変速レバー63をある操作位置(変速位置)から1つ高速側又は低速側の操作位置に操作した場合(例えば主変速レバー63を1速位置から2速位置に操作した場合や8速位置から7速位置に操作した場合)、ステップS21,S22,S23からステップS29に移行して、主変速レバー63の操作位置(変速位置)への変速操作が行われる。この場合、主変速レバー63が操作される前の操作位置(変速位置)が1,3,5,7速位置であると、前項[5]及び図6のステップS3〜S9に基づく変速操作が行われ、主変速レバー63が操作される前の操作位置(変速位置)が2,4,6,8速位置であると、前項[6]及び図6のステップS10〜S15,S9に基づく変速操作が行われる。
【0082】
主変速レバー63を1,3,5,7速位置に操作した状態で主変速レバー63を別の1,3,5,7速位置に操作した場合(ステップS21,S22)、主変速レバー63が操作される前の操作位置(変速位置)と、主変速レバー63が操作された操作位置(変速位置)との間において、2,4,6,8速位置のうちで略中間の伝動比の第1中間変速位置が設定される(ステップS24)。例えば主変速レバー63を1速位置から7速位置に操作すると、4速位置が第1中間変速位置として設定される。
【0083】
主変速レバー63を2,4,6,8速位置に操作した状態で主変速レバー63を別の2,4,6,8速位置に操作した場合(ステップS21,S23)、主変速レバー63が操作される前の操作位置(変速位置)と、主変速レバー63が操作された操作位置(変速位置)との間において、1,3,5,7速位置のうちで略中間の伝動比の第1中間変速位置が設定される(ステップS24)。例えば主変速レバー63を8速位置から2速位置に操作すると、5速位置が第1中間変速位置として設定される。
【0084】
主変速レバー63を1,3,5,7速位置に操作した状態で主変速レバー63を2,4,6,8速位置に操作した場合(前述のように主変速レバー63をある操作位置(変速位置)から1つ高速側又は低速側の操作位置に操作した場合を除く)(ステップS21,S22)、主変速レバー63が操作される前の操作位置(変速位置)と、主変速レバー63が操作された操作位置(変速位置)との間において、2,4,6,8速位置のうちで略中間の伝動比の第1中間変速位置が設定され、1,3,5,7速位置のうちで略中間の伝動比の第2中間変速位置が設定される(ステップS26)。この場合、第1中間変速位置に対し第2中間変速位置が、主変速レバー63が操作された操作位置(変速位置)に寄っている。例えば主変速レバー63を1速位置から6速位置に操作すると、3速位置が第1中間変速位置として設定され、4速位置が第2中間変速位置として設定される。例えば主変速レバー63を1速位置から8速位置に操作すると、4速位置が第1中間変速位置として設定され、5速位置が第2中間変速位置として設定される。
【0085】
主変速レバー63を2,4,6,8速位置に操作した状態で主変速レバー63を1,3,5,7速位置に操作した場合(前述のように主変速レバー63をある操作位置(変速位置)から1つ高速側又は低速側の操作位置に操作した場合を除く)(ステップS21,S23)、主変速レバー63が操作される前の操作位置(変速位置)と、主変速レバー63が操作された操作位置(変速位置)との間において、1,3,5,7速位置のうちで略中間の伝動比の第1中間変速位置が設定され、2,4,6,8速位置のうちで略中間の伝動比の第2中間変速位置が設定される(ステップS26)。この場合、第1中間変速位置に対し第2中間変速位置が、主変速レバー63が操作された操作位置(変速位置)に寄っている。例えば主変速レバー63を8速位置から1速位置に操作すると、5速位置が第1中間変速位置として設定され、4速位置が第2中間変速位置として設定される。
【0086】
[8]
次に、第3変速モードの後半について、図7及び図8に基づいて説明する。
前項[7]に記載のように、第1中間変速位置が設定された状態において(ステップS24)、主変速レバー63が操作される前の操作位置(変速位置)から第1中間変速位置への変速操作が行われる(ステップS25)。この場合、主変速レバー63が操作される前の操作位置(変速位置)が1,3,5,7速位置であると、前項[5]及び図6のステップS3〜S9に基づく変速操作が行われ、主変速レバー63が操作される前の操作位置(変速位置)が2,4,6,8速位置であると、前項[6]及び図6のステップS10〜S15,S9に基づく変速操作が行われる。
【0087】
次に、第1中間変速位置から主変速レバー63が操作された操作位置(変速位置)への変速操作が行われる(ステップS29)。この場合に、第1中間変速位置が1,3,5,7速位置であると、前項[5]及び図6のステップS3〜S9に基づく変速操作が行われ、第1中間変速位置が2,4,6,8速位置であると、前項[6]及び図6のステップS10〜S15,S9に基づく変速操作が行われる。
【0088】
前項[7]に記載のように、第1及び第2中間変速位置が設定された状態において(ステップS26)、主変速レバー63が操作される前の操作位置(変速位置)から第1中間変速位置への変速操作が行われる(ステップS27)。この場合に、主変速レバー63が操作される前の操作位置(変速位置)が1,3,5,7速位置であると、前項[5]及び図6のステップS3〜S9に基づく変速操作が行われ、主変速レバー63が操作される前の操作位置(変速位置)が2,4,6,8速位置であると、前項[6]及び図6のステップS10〜S15,S9に基づく変速操作が行われる。
【0089】
次に、第1中間変速位置から第2中間変速位置への変速操作が行われる(ステップS28)。この場合、第1中間変速位置が1,3,5,7速位置であると、前項[5]及び図6のステップS3〜S9に基づく変速操作が行われ、第1中間変速位置が2,4,6,8速位置であると、前項[6]及び図6のステップS10〜S15,S9に基づく変速操作が行われる。
【0090】
次に、第2中間変速位置から主変速レバー63が操作された操作位置(変速位置)への変速操作が行われる(ステップS29)。この場合に、第2中間変速位置が1,3,5,7速位置であると、前項[5]及び図6のステップS3〜S9に基づく変速操作が行われ、第2中間変速位置が2,4,6,8速位置であると、前項[6]及び図6のステップS10〜S15,S9に基づく変速操作が行われる。
【0091】
[9]
次に、第4変速モードについて説明する。
第4変速モードにおいては、前項[7][8]に記載の第3変速モードと同様に第1中間変速位置(第1及び第2中間変速位置)が設定されるが、第1中間変速位置(第1及び第2中間変速位置)が以下のように第3変速モードとは異なっている。
【0092】
第4変速モードにおいては、主変速レバー63をある操作位置(変速位置)から別の操作位置(変速位置)に操作した場合、主変速レバー63が操作された操作位置(変速位置)から、主変速レバー63が操作される前の操作位置(変速位置)に少し寄った第1中間変速位置(第1及び第2中間変速位置)が設定され、主変速レバー63が操作される前の操作位置(変速位置)から第1中間変速位置への変速操作が行われ、第1中間変速位置から主変速レバー63が操作された操作位置(変速位置)への変速操作が行われる(主変速レバー63が操作される前の操作位置(変速位置)から第1中間変速位置への変速操作が行われて、第1中間変速位置から第2中間変速位置への変速操作が行われ、第2中間変速位置から主変速レバー63が操作された操作位置(変速位置)への変速操作が行われる。
【0093】
主変速レバー63をある操作位置(変速位置)から1つ高速側又は低速側の操作位置に操作した場合(例えば主変速レバー63を1速位置から2速位置に操作した場合や8速位置から7速位置に操作した場合)、第3変速モード(前項[7]参照)と同様に主変速レバー63の操作位置(変速位置)への変速操作が行われる。この場合、主変速レバー63が操作される前の操作位置(変速位置)が1,3,5,7速位置であると、前項[5]及び図6のステップS3〜S9に基づく変速操作が行われ、主変速レバー63が操作される前の操作位置(変速位置)が2,4,6,8速位置であると、前項[6]及び図6のステップS10〜S15,S9に基づく変速操作が行われる。
【0094】
主変速レバー63を1,3,5,7速位置に操作した状態で主変速レバー63を別の1,3,5,7速位置に操作した場合、主変速レバー63が操作された操作位置(変速位置)から、主変速レバー63が操作される前の操作位置(変速位置)に少し寄った第1中間変速位置が、2,4,6,8速位置のうちから設定される。例えば主変速レバー63を1速位置から7速位置に操作すると、6速位置が第1中間変速位置として設定される。
【0095】
主変速レバー63を2,4,6,8速位置に操作した状態で主変速レバー63を別の2,4,6,8速位置に操作した場合、主変速レバー63が操作された操作位置(変速位置)から、主変速レバー63が操作される前の操作位置(変速位置)に少し寄った第1中間変速位置が、1,3,5,7速位置のうちから設定される。例えば主変速レバー63を8速位置から2速位置に操作すると、3速位置が第1中間変速位置として設定される。
【0096】
主変速レバー63を1,3,5,7速位置に操作した状態で主変速レバー63を2,4,6,8速位置に操作した場合(前述のように主変速レバー63をある操作位置(変速位置)から1つ高速側又は低速側の操作位置に操作した場合を除く)、主変速レバー63が操作された操作位置(変速位置)から、主変速レバー63が操作される前の操作位置(変速位置)に少し寄った第1中間変速位置が、2,4,6,8速位置のうちから設定され、主変速レバー63が操作された操作位置(変速位置)から、主変速レバー63が操作される前の操作位置(変速位置)に少し寄った第2中間変速位置が、1,3,5,7速位置のうちから設定される。この場合、第1中間変速位置に対し第2中間変速位置が、主変速レバー63が操作された操作位置(変速位置)に寄っている。例えば主変速レバー63を1速位置から8速位置に操作すると、6速位置が第1中間変速位置として設定され、7速位置が第2中間位置として設定される。
【0097】
主変速レバー63を2,4,6,8速位置に操作した状態で主変速レバー63を1,3,5,7速位置に操作した場合(前述のように主変速レバー63をある操作位置(変速位置)から1つ高速側又は低速側の操作位置に操作した場合を除く)、主変速レバー63が操作された操作位置(変速位置)から、主変速レバー63が操作される前の操作位置(変速位置)に少し寄った第1中間変速位置が、1,3,5,7速位置のうちから設定され、主変速レバー63が操作された操作位置(変速位置)から、主変速レバー63が操作される前の操作位置(変速位置)に少し寄った第2中間変速位置が、2,4,6,8速位置のうちから設定される。この場合、第1中間変速位置に対し第2中間変速位置が、主変速レバー63が操作された操作位置(変速位置)に寄っている。例えば主変速レバー63を8速位置から1速位置に操作すると、3速位置が第1中間変速位置として設定され、2速位置が第2中間位置として設定される。
【0098】
以上のようにして、第1中間変速位置(第1及び第2中間変速位置)が設定されると、前項[8]及び図7に記載の第3変速モードと同様に、主変速レバー63が操作される前の操作位置(変速位置)から第1中間変速位置への変速操作、第1中間変速位置から主変速レバー63が操作された操作位置(変速位置)への変速操作が行われるのであり、主変速レバー63が操作される前の操作位置(変速位置)から第1中間変速位置への変速操作、第1中間変速位置から第2中間変速位置への変速操作、第2中間変速位置から主変速レバー63が操作された操作位置(変速位置)への変速操作が行われる。
【0099】
[10]
前後進切換機構44のシフトギヤ52に対して機械式連動機構によって連動された前後進レバー57を運転部に設けるとともに、図3に示すように、この前後進レバー57を前記制御装置64に連係させて、前後進レバー57の揺動操作によって前後進切換機構44を操作するようにしてある。
すなわち、前後進レバー57の操作位置が制御装置64に入力されており、前後進レバー57を前進位置Fから後進位置Rに操作し始めると(後進位置Rから前進位置Fに操作し始めると)、制御装置64が伝動クラッチ6の操作弁60を自動的に操作することにより、前項[4](第1変速モード)の後半の記載と同様に、図4の実線A3に示すように伝動クラッチ6が自動的に減圧されて遮断状態に操作され、前後進レバー57を後進位置R(前進位置F)に操作すると、伝動クラッチ6が自動的に漸次的に昇圧されて伝動状態に操作される。
【0100】
伝動クラッチ6に対してのみ、人為的に踏み操作自在なクラッチペダル(図示せず)が備えられて、クラッチペダルの操作位置が制御装置64に入力されている。これによって、クラッチペダルを踏み操作すると、制御装置64及び操作弁60により伝動クラッチ6が遮断状態に操作され、クラッチペダルを戻し操作すると、制御装置64及び操作弁60により伝動クラッチ6が伝動状態に操作される。
【0101】
[11]
前記走行伝動装置のうち、前記伝動軸2から後輪差動機構58および前輪変速装置56までは前記ミッションケース73の内部に設けてある。さらに詳述すると、第1中継伝動系M1と第2中継伝動系M2が車体横方向に並ぶ配置で前記フロントミッションケース74の内部に収容されるようにして、下手側伝動部M3の伝動クラッチ6、前後進切換機構44、副変速機構46がミッドミッションケース76の内部に収容されるようにして、下手側伝動部M3の後輪差動機構58がリヤミッションケース75の内部に収容されるようにしてミッションケース73に内装してある。
【0102】
図9,10,11に示すように、前記伝動クラッチ6のための前記操作弁60は、前記ミッションケース73のうちの前記ミッドミッションケース76の上壁76aに複数本の連結ボルト80によって脱着自在に取付けてある。この操作弁60の出力ポート(図示せず)は、前記上壁76aに設けた貫通孔で成る油路81を介して伝動クラッチ6の油室(図示せず)に接続してある。
【0103】
図9,10,11に示すように、前記第1油圧アクチュエータ35、この第1油圧アクチュエータ35の前記操作弁39、前記第1副油圧アクチュエータ36、この第1副油圧アクチュエータ36の前記操作弁40、前記第1摩擦クラッチ9の前記操作弁61は、両油圧アクチュエータ35,36を裏面側で支持し、各操作弁39,40,61を表面側で支持するように構成した一枚の板状の支持体82、前記ミッションケース73における前記ミッドミッションケース76の両横側壁76bのうち、ミッションケース73の軸芯に対して前記第1中継伝動系M1が位置する側と同一側に位置している方の横側壁76bに対して前記支持体82を脱着自在に連結するように構成した複数本の連結ボルト83を介して前記横側壁76bに脱着自在に取付けてある。第1摩擦クラッチ9の操作弁61の出力ポート61aは、前記フロントミッションケース74の上壁74bに設けた第1摩擦クラッチ9の入力ポート9aに対してミッションケース73の外部に位置する配管84によって接続してある。第1油圧アクチュエータ35とこれの操作弁39、および、第1副油圧アクチュエータ36とこれの操作弁40は、前記支持体82の内部に設けた油路(図示せず)によって接続してある。
【0104】
図9,10,11に示すように、前記第2油圧アクチュエータ37、この第2油圧アクチュエータ37の前記操作弁41、前記第2副油圧アクチュエータ38、この第2副油圧アクチュエータ38の前記操作弁42、前記第2摩擦クラッチ12の前記操作弁62は、両油圧アクチュエータ37,38を裏面側で支持し、各操作弁41,42,62を表面側で支持するように構成した一枚の板状の支持体85、前記ミッションケース73における前記ミッドミッションケース76の両横側壁76bのうち、ミッションケース73の軸芯に対して前記第2中継伝動系M2が位置する側と同一側に位置している方の横側壁76bに対して前記支持体85を脱着自在に連結するように構成した複数本の連結ボルト86を介して前記横側壁76bに脱着自在に取付けてある。第2摩擦クラッチ12の操作弁62の出力ポート62aは、前記フロントミッションケース74の上壁74bに設けた第2摩擦クラッチ12の入力ポート12aに対してミッションケース73の外部に位置する配管87によって接続してある。第2油圧アクチュエータ37とこれの操作弁41、第2副油圧アクチュエータ38とこれの操作弁42は、前記支持体85の内部に設けた油路(図示せず)によって接続してある。
【0105】
[12]
図9に示すように、第1および第2油圧アクチュエータ35,37も、第1および第2副油圧アクチュエータ36,38も、ミッドミッションケース76の前記横側壁76bに設けた矩形の開口88に入り込むようにして前記支持体82,85を介して横側壁76bに支持させてある。
【0106】
図9,12に示すように、各油圧アクチュエータ35,36,37,38において、油圧アクチュエータ35,36,37,38の油圧ピストンからミッションケース内側向きに突出している操作ピン35a,36a,37a,38aを、ミッションケース73の内部に車体前後方向にスライド自在に支持されている車体前後向きの連動ロッド90a〜90dの後端側に連結し、この連動ロッド90a〜90dの前端側を、前記シフトギヤ23,26,31,34にフォーク部が係止しているシフトフォーク91a〜91dの基端側に連結することにより、各油圧アクチュエータ35,36,37,38によるシフトギヤ23,26,31,34のシフト操作を可能にしてある。すなわち、車体前後方向に摺動操作される油圧ピストンによって操作ピン35a,36a,37a,38aを車体前後方向に移動操作し、この操作ピン35a,36a,37a,38aにより連動ロッド90a〜90dを介してシフトフォーク91a〜91dを車体前後方向に移動操作することにより、シフトギヤ23,26,31,34をシフト操作するようになっている。
【0107】
〔第2実施形態〕
[13]
図13は、別の実施形態を備えた走行用伝動装置を示し、この走行用伝動装置にあっては、伝動クラッチ6と前後進切換機構44の点において、前記第1実施形態のものと相違しており、この点についてのみ説明する。
すなわち、第1実施形態の如き伝動クラッチ6としての専用の伝動クラッチが省略されて、入力軸4と伝動軸5が連結されている。前後進切換機構44は、伝動軸5に相対回動自在に付いている一対の入力ギヤ49,50,一方の入力ギヤ49と伝動軸5の間に位置する湿式かつ多板式の摩擦クラッチで成る前進クラッチ部66、他方の入力ギヤ50と伝動軸5の間に位置する湿式かつ多板式の摩擦クラッチで成る後進クラッチ部67、前記一方の入力ギヤ49に噛合った状態で伝動軸43に一体回動自在に連結している前進ギヤ47、前記他方の入力ギヤ50に中間ギヤ51を介して連動した状態で伝動軸43に一体回動自在に連結している後進ギヤ48を備えて構成してあり、前進クラッチ部66が入り状態に操作されることにより、入力軸4から伝動軸5に伝達された動力を前進クラッチ部66、入力ギヤ49、前進ギヤ47によって前進駆動力にして伝動軸43に伝達するように前進伝動状態になり、後進クラッチ部67が入り状態に操作されることにより、入力軸4から伝動軸5に伝達された動力を後進クラッチ部67、入力ギヤ50、中間ギヤ51、後進ギヤ48によって後進駆動力にして伝動軸43に伝達するように後進伝動状態になる。
【0108】
第1実施形態の伝動クラッチ6の機能を、前進クラッチ部66と後進クラッチ部67とによって発揮させるように構成してある。
すなわち、前進及び後進クラッチ部66,67は、クラッチボディに内装された油圧ピストン(図示せず)を備えており、この油圧ピストンに油圧が供給されることによって伝動状態に操作され、この油圧供給が解除されることによって遮断状態に操作されるように構油圧操作式になっている。そして、図14に示すように、前進クラッチ部66を操作する電磁比例減圧弁式の前進操作弁95、後進クラッチ部67を操作する電磁比例減圧減式の後進操作弁96それぞれの操作部を制御装置64に連係させてある。
【0109】
これにより、前後進レバー57を前進位置Fに操作すると、前進クラッチ部66が伝動状態に操作されて後進クラッチ部67が遮断状態に操作され、前後進レバー57を後進位置Rに操作すると、後進クラッチ部67が伝動状態に操作されて前進クラッチ部66が遮断状態に操作される。
第1実施形態における前項[4]〜[9]において、前後進レバー57が前進位置Fに操作されている状態(前進クラッチ部66が伝動状態に操作され後進クラッチ部67が遮断状態に操作された状態)では、第1実施形態の伝動クラッチ6に代わって前進クラッチ部66が操作される。前後進レバー57が後進位置Rに操作されている状態(後進クラッチ部67が伝動状態に操作され前進クラッチ部66が遮断状態に操作された状態)では、第1実施形態の伝動クラッチ6に代わって後進クラッチ部67が操作される。
【0110】
[14]
この第2実施形態においては、図15,16に示すように、前進クラッチ部66の前記前進操作弁95と、後進クラッチ部67の前記後進操作弁96は、両操作弁95,96を一枚の板状の支持体97の表面側に支持させ、この支持体97を前記ミッションケース93のうちの前記ミッドミッションケース76の上壁76aに複数本の連結ボルト98によって脱着自在に取付けることにより、前記上壁76aに脱着自在に取付けてある。これにより、前進操作弁95と後進操作弁96は、同一の支持体97に支持されたユニット状態にして前記上壁76bに対して脱着できる。前進操作弁95および後進操作弁96それぞれの出力ポートは、上壁76bに設けた貫通孔で成る油路を介して前進クラッチ部66や後進クラッチ部67の油室に接続してある。
【0111】
[15]
前進及び後進クラッチ部66,67に対して、人為的に踏み操作自在なクラッチペダル(図示せず)が備えられて、クラッチペダルの操作位置が制御装置64に入力されている。これにより、前後進レバー57が前進位置Fに操作されている状態(前進クラッチ部66が伝動状態に操作されて後進クラッチ部67が遮断状態に操作された状態)において、クラッチペダルを踏み操作すると前進クラッチ部66が遮断状態に操作され、クラッチペダルを戻し操作すると前進クラッチ部66が伝動状態に操作される。前後進レバー57が後進位置Rに操作されている状態(後進クラッチ部67が伝動状態に操作されて前進クラッチ部66が遮断状態に操作された状態)において、クラッチペダルを踏み操作すると後進クラッチ部67が遮断状態に操作され、クラッチペダルを戻し操作すると後進クラッチ67部が伝動状態に操作される。
【0112】
〔別実施形態〕
前述の第1実施形態及び第2実施形態において、第1ギヤ変速機構13を伝動軸8と入力軸4との間に構成し、第1副ギヤ変速機構14を伝動軸2と伝動軸7間に構成してもよい。第2ギヤ変速機構15を伝動軸11と入力軸4の間に構成し、第2副ギヤ変速機構16を伝動軸2と伝動軸10の間に構成してもよい。
【0113】
前輪53及び後輪54に代えて、右及び左のクローラ走行装置を備えた作業車にも本発明は適用できる。従って、これら前後輪53,54やクローラ式走行装置を総称して走行装置53,54と呼称する。
【0114】
本発明は、農用トラクタの他、芝刈り機など各種の車輌に適用できるのであり、これらの車輌を総称して作業車と呼称する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 農用トラクタ全体の側面図
【図2】 伝動装置の概略図
【図3】 ブロック図
【図4】 第1変速モードの変速操作を示す説明図
【図5】 第2変速モードの変速操作を示す説明図
【図6】 第2変速モードのフロー図
【図7】 第3変速モードのフロー図
【図8】 ギヤ変速機構および摩擦クラッチの第1〜8速での操作状態を示す説明図
【図9】 ミッションケースの縦断正面図
【図10】 ミッションケースの油圧アクチュエータ、操作弁の配設部での側面図
【図11】 ミッションケースの油圧アクチュエータ、操作弁の配設部での平面図
【図12】 油圧アクチュエータとシフトフォークの連動構造を示す平面図
【図13】 第2実施形態を備えて伝動装置の概略図
【図14】 第2実施形態でのブロック図
【図15】 第2実施形態におけるミッションケースの油圧アクチュエータ、操作弁の配設部での側面図
【図16】 第2実施形態におけるミッションケースの油圧アクチュエータ、操作弁の配設部での平面図
【符号の説明】
1 エンジン
手側伝動軸
6 伝動クラッチ
9 第1摩擦クラッチ
12 第2摩擦クラッチ
13,14 第1中継伝動系のギヤ変速機構
15,16 第2中継伝動系のギヤ変速機構
23,31 第1中継伝動系のギヤ変速機構のシフトギヤ
26,34 第2中継伝動系のギヤ変速機構のシフトギヤ
35,36 第1油圧アクチュエータ
37,38 第2油圧アクチュエータ
39,40 第1油圧アクチュエータの操作弁
41,42 第2油圧アクチュエータの操作弁
53,54 走行装置
60 伝動クラッチの操作弁
64 制御手段
66 前進クラッチ部
67 後進クラッチ部
73 ミッションケース
76a ミッションケースの上壁
76b ミッションケースの横側壁
82,85,97 支持体
90a,90b 第1油圧アクチュエータとシフトフオークとの連動部材
90c,90d 第2油圧アクチュエータとシフトフォークとの連動部材
91a,91b 第1中継伝動系のギヤ変速機構のシフトフォーク
91c,91d 第2中継伝動系のギヤ変速機構のシフトフォーク
95 前進クラッチ部の操作弁
96 後進クラッチ部の操作弁
M1 第1中継伝動系
M2 第2中継伝動系
M3 下手側伝動部

Claims (3)

  1. エンジンから動力伝達される上手側伝動軸と、走行装置に動力伝達する下手側伝動部における入力軸の間に、ギヤ変速機構および油圧操作式の第1摩擦クラッチが直列に連結している第1中継伝動系と、ギヤ変速機構および油圧操作式の第2摩擦クラッチが直列に連結している第2中継伝動系を並列的に配置し、
    前記第1中継伝動系のギヤ変速機構のシフトギヤをシフト操作する第1油圧アクチュエータ、第2中継伝動系のギヤ変速機構のシフトギヤをシフト操作する第2油圧アクチュエータを備え、前記下手側伝動部に、前記入力軸の動力を走行装置に伝達する油圧操作式の伝動クラッチを設け、
    変速指令に基づいて前記第1油圧アクチュエータ、前記第2油圧アクチュエータ、前記第1摩擦クラッチ、前記第2摩擦クラッチ、前記伝動クラッチそれぞれの操作弁を操作する変速制御を実行する制御手段を備えてある作業車であって、
    前記第1油圧アクチュエータ、この第1油圧アクチュエータの操作弁支持する同一の支持体、前記第2油圧アクチュエータ、この第2油圧アクチュエータの操作弁支持する同一の支持体を、前記第1および第2中継伝動系、前記下手側伝動部が内部に位置するミッションケースの左右の横側壁に振り分けて脱着自在に取付け、
    前記第1中継伝動系のギヤ変速機構のシフトギヤに係止したシフトフォークを前記第1油圧アクチュエータに連動させる連動部材と、前記第2中継伝動系のギヤ変速機構のシフトギヤに係止したシフトフォークを前記第2油圧アクチュエータに連動させる連動部材とを、車体横方向に分散配置して前記ミッションケースに支持させ、
    前記第1油圧アクチュエータおよび前記第2油圧アクチュエータを、対応する前記連動部材に係脱自在に連結してある作業車。
  2. 前記第1油圧アクチュエータおよび前記第2油圧アクチュエータが、対応する中継伝動系のギヤ変速機構よりも車体後方側に位置している請求項1記載の作業車。
  3. 前記伝動クラッチを、前記走行装置に前進駆動力を伝達する前進クラッチ部と、前記走行装置に後進駆動力を伝達する後進クラッチ部を備えて構成し、
    前記前進クラッチ部の操作弁と、前記後進クラッチ部の操作弁を支持する同一の支持体を備えてあるとともに、この支持体を前記ミッションケースに脱着自在に取付けてある請求項1又は2記載の作業車。
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