JP4165278B2 - インクジェット記録装置およびインクカートリッジ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、インクジェット記録装置およびインクカートリッジに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、インクを収納したインクカートリッジを着脱可能にし、インクカートリッジから供給されるインクを記録ヘッドに備えられた複数のノズルから記録媒体に噴射することで記録を行うインクジェット記録装置が知られている。このインクジェット記録装置では、インクカートリッジと記録ヘッドとを繋ぐインク流路の途中で発生する気泡や高粘度化したインク等の不純物によってノズルが閉塞されることがあり、その不純物を除去すべく所謂パージ処理が行われている。
【0003】
このパージ処理の方法としては種々の方法が提案されている。例えば、特開昭59−59457号公報(特許文献1)には、インクを満たした可撓性材料製のインク収納袋を気密性剛体構造のカートリッジ筐体に収納したインクカートリッジに対し、加圧用エアーポンプによってカートリッジ筐体の内部に加圧空気を送気し、その加圧空気でインク収納袋を押圧することで、インク収納袋内のインクを高い正圧で記録ヘッドに供給し、ノズルを閉塞する不純物を除去するパージ処理の方法が開示されている。
【0004】
このような方法でパージ処理を行うべく、先の先行技術文献に記載されたインクジェット記録装置に装着されるインクカートリッジは、インクを満たした可撓性材料製のインク収納袋と、そのインク収納袋を内蔵し気密性剛体構造のカートリッジ筐体と、インク収納袋の開口部に密封状態に接続すると共にカートリッジ筐体の一開口部に固設された口金部材と、その口金部材の内部にインクの流出や外部からの気体流入を防止し、且つ、中空ニードルが差し込み可能な弾性部材とから構成されており、更に、カートリッジ筐体の壁面には加圧用エアーポンプから送気される加圧空気をカートリッジ筐体の内部に導入する気体導入孔が設けられている。
【0005】
このように構成されたインクカートリッジをインクジェット記録装置本体に装着すると、中空ニードルが弾性部材に挿入され、加圧用エアーポンプと連通する気体送気孔と気体導入孔とが連結される。そして、記録動作時には加圧用エアーポンプからは加圧空気は供給されず、インク収納袋内のインクは中空ニードルを介して記録ヘッドに供給される。一方、パージ処理時には加圧用エアーポンプから気体導入孔を介してカートリッジ筐体の内部に加圧空気が供給され、インク収納袋内のインクは高い正圧で記録ヘッドに供給される。
【0006】
【特許文献1】
特開昭59−59457号公報(3頁第1列第19行目〜第2列第10行目、第1図等)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した構成では、気体送出孔と気体導入孔との連結部を気密にシールするのはもちろん、カートリッジ筐体内に供給された加圧空気が漏れないようにカートリッジ筐体と口金部材との連結部を気密にシールする必要があった。そのため、部品点数の増加や製造工程の増加を招来しインクジェット記録装置の製造コストがアップするという問題点があった。
【0008】
また、口金部材をカートリッジ筐体に固定するためにカートリッジ筐体に設けられる一開口部は気密シールされているため、この一開口部とは別に気体導入孔をカートリッジ筺体に設ける必要があった。そのため、中空ニードルと口金部材に圧入されている弾性部材とを合致させる事に加え、加圧用エアーポンプと連通する気体送出孔と気体導入孔とが合致するように設計しなければならず、設計上の制約要因となっていた。
【0009】
更に、中空ニードルが貫通する弾性部材の内側(インク収納袋内に露出する面)では、加圧空気によりインクに圧力が加わり、その外側(インク収納袋の外に露出する面)では大気圧であるため、弾性部材の弾性力次第では、その圧力差により中空ニードルの周辺からインクが漏洩するという問題点があった。
【0010】
本発明は、これらの問題点を解消すべくなされたものであって、記録装置本体とインクカートリッジとの間のシール構造を簡単にし、かつインクの漏洩を防止することができるインクジェット記録装置およびそれに使用されるインクカートリッジを提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために請求項1記載のインクジェット記録装置は、記録ヘッドを備えたインクジェット記録装置本体に、インクを収納したインクカートリッジを着脱可能に装着するものであって、前記インクカートリッジは、少なくとも1つの壁が可撓性シート材料で構成されたインク収納部と、そのインク収納部の前記壁との間に空間を置いた外壁を有するケースとから成り、前記インク収納部に接続し且つその中のインクを外部に供給するために設けたインク導出部を、前記ケースの一側に露出するとともに、前記空間を外部に開口させる開口部を前記ケースの一側に設け、前記インクジェット記録装置本体は、前記インク導出部に接続可能で、前記記録ヘッドに供給するインクを前記インク収納部から抽出する抽出部材と、前記インク導出部と開口部とに対向する1つの連続した凹部を有し前記ケースの一側に密着可能な連結部材と、その連結部材に連結され前記凹部に正の気体圧力を供給する正圧発生手段とを備え、前記抽出部材が、前記凹部を通って前記インク導出部に接続するよう、前記連結部材に一体的に設けられている。
【0012】
この請求項1記載のインクジェット記録装置によれば、インクカートリッジをインクジェット記録装置本体に装着すべく、インクカートリッジを構成するケースの一側を連結部材に密着させると、ケースの一側に露出するインク導出部と開口部とが連結部材の1つの凹部に対向され、開口部を介してケースの内部と凹部とによって気密空間が形成される。また、連結部材に一体設けられている抽出部材が凹部を通ってインク導出部に接続され、記録動作時には、インク収納部に収納されているインクは抽出部材を介して記録ヘッドに供給される。
【0013】
一方、正圧発生手段から連結部材の凹部に正の気体圧力が供給されると、開口部を介して、ケースの内部に形成される可撓性シート材料で構成されたインク収納部の壁が押圧され、インク収納部に収納されているインクは高い正圧で記録ヘッドに供給される。また、インク導出部に接続された抽出部材周辺はインク収納部の内側および外側とも同等な圧力が作用する。
【0014】
また、請求項2に記載のインクジェット記録装置は、請求項1に記載のインクジェット記録装置において、前記連結部材は、前記ケースの一側に密着する部分が、前記凹部を囲む1つの連続した弾性リップで構成されている。
【0015】
また、請求項3に記載のインクジェット記録装置は、請求項1又は2に記載のインクジェット記録装置において、前記インクカートリッジの開口部は、前記インク導出部と対向した位置にあり、そのインク導出部を外部に露出させる開口部を兼ねている。
【0016】
請求項4に記載のインクカートリッジは、少なくとも1つの壁が可撓性シート材料で構成されたインク収納部と、そのインク収納部の前記壁との間に空間を置いた外壁を有するケースとから成り、前記空間を外部に開口させる開口部を前記ケースの一側に設け、前記インク収納部に接続し且つその中のインクを外部に供給するために設けたインク導出部を、前記開口部をとおして前記ケースの外部に露出させ、且つ、前記開口部に対し前記空間と外部との連通を可能にする位置に配置している。
【0017】
この請求項4に記載のインクカートリッジは、インク収容部とケースとの間の空間を外部に開口させる開口部に対して、インク収容部のインク導出部を、空間と外部との連通を可能にする位置であってかつ該開口部をとおしてケースの外部に露出させるように配置することで、請求項1から3のいずれかに記載の記録装置本体に装着されるインクカートリッジが容易に製作される。
【0018】
請求項5に記載のインクカートリッジは、請求項4に記載のインクカートリッジにおいて、前記インク収納部は、可撓性シート材料で一端を開口した袋状に形成され、その開口に前記インク導出部が固着されており、前記ケースは、前記インク収納部を収納する箱状に形成され、前記インク導出部をそのケースの前記開口部に対向した位置に固定する固定部を有している。
【0019】
この請求項5に記載のインクカートリッジによれば、請求項4に記載のインクカートリッジと同様に作用する上、インク導出部が固着されたインク収納部は、ケースに設けられた固定部によってインク導出部をケースの開口部に対向した位置に固定しつつ、箱状に形成されたケースの内部に収納される。
【0020】
請求項6に記載のインクカートリッジは、請求項5に記載のインクカートリッジにおいて、前記固定部は、前記ケースの前記開口部から前記ケース内に突出して前記インク導出部を囲むように形成され、前記固定部と前記インク導出部との間に、前記空間と外部との連通を可能にする空隙を形成して、前記インク導出部を固定している。
【0021】
この請求項6に記載のインクカートリッジによれば、請求項5に記載のインクカートリッジと同様に作用する上、インク導出部は、そのインク導出部を囲むようにケースの開口部からケース内に突出して形成される固定部によって固定される。また、固定部とインク導出部との間には、ケースの内部に形成される空間と外部との連通を可能にする空隙が形成されるので、正圧発生手段から連結部材の凹部とケースの開口部とを介してケースの内部に供給される正の気体圧力は、その空隙を通って、ケースの内部に供給される。
【0022】
請求項7に記載のインクカートリッジは、請求項6に記載のインクカートリッジにおいて、前記空隙は少なくとも一箇所が屈曲した迷路状に形成されている。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施例について、添付図面を参照して説明する。図1は、本発明のインクジェット記録装置1を模式的に示す図である。図2は、インクカートリッジ2と装着部3との部分的な拡大図である。尚、インクカートリッジ2と当接部材14とについては、その断面を図示している。最初にインクジェット記録装置1の主な構成について説明する。
【0024】
インクジェット記録装置1は、主に、インクを収納するインクカートリッジ2と、そのインクカートリッジ2を着脱可能に装着する装着部3と、インクカートリッジ2からインク供給チューブ4を介して供給されるインクを記録媒体に向けて噴射する記録ヘッド5と、インクカートリッジ2にエアー供給チューブ6を介してエアーを供給するエアーポンプ7とを備えている。尚、このインクジェット記録装置1は、中央演算装置であるCPU(図示せず)が搭載されており、このCPUの下で記録動作、パージ処理等の諸動作が制御されている。
【0025】
インクカートリッジ2は、インクを収納する袋状の袋体8(インク収納部)と、その袋体8に接続されたスパウト9(インク導出部)と、そのスパウト9を固定しつつ袋体8を収納する収納ケース10とを備えている。
【0026】
袋体8は、可撓性を有する複数枚のフィルムシートを積層して構成される2枚のシート材料の周縁部同士を、一部にスパウト9を固定する開口8aを残すように溶着して袋状に形成されている。袋体8を構成するシート材料は、具体的には、アルミニウム合金層を中心に、一側に接着層及びナイロン層(外面層)を、他側に接着層,ポリエチレンテレフタレート層、接着層及びポリプロピレン層(内面層)を順に積層して構成されている。
【0027】
このように複数枚のフィルムシートを積層することによって耐久性に優れ、特に、内面層にポリプロピレン層を配置することによって、袋体8の内部に充填されるインクに対する耐インク性に優れ、また、中間層としてアルミニウム合金層を配置することによって、気体が袋体8を透過するのを遮断し、インクの脱気度が劣化するのを防止することができる。
【0028】
スパウト9は、袋体8に収納されているインクを外部に供給するための部材であり、最大径部9a1を有する頭部9aと、その頭部9aに連設される頸部9bと、頭部9aから頸部9bを貫通する貫通路9cとを備え、頸部9bの外周面を袋体8の開口8aの内面に溶着することで袋体8に固着されている。
【0029】
また、スパウト9は、耐インク性に優れるポリプロピレンを主成分とする材料で構成されている。即ち、スパウト9を構成する主成分は、袋体8の内面層を構成するポリプロピレン層と、その主成分を同一とするため、スパウト9を袋体8に強固に溶着することができる。よって、袋体8とスパウト9との溶着部から気体が侵入するのを抑制して、インクの脱気度が劣化するのを防止することができる。
【0030】
スパウト9の頭部9aは、スパウト9を収納ケース10の内部に固定するための部位であり、両側の最大径部9a1を挟んで、その最大径部9a1より小径の溝部9a2が形成されている。両側の最大径部9a1のうち収納ケース10側の最大径部9a1と溝部9a2とは、後述する収納ケース10の固定壁10cにより、その周りを囲まれて収納ケース10の内部に固定されている。
【0031】
スパウト9の貫通路9cには、袋体8の内部と外部とを遮断する弾性栓部材11が圧入されている。弾性栓部材11は、例えばブチルゴムまたはそれに近い材料で構成されている。よって、後述するインク抽出部材15を弾性栓部材11に突き刺した場合であっても、弾性栓部材11は弾性によりインク抽出部材15の外周を押圧し、インク抽出部材15の周辺からインクが漏れ出すのを防止することができる。
【0032】
収納ケース10は、その内部に袋体8より大きい空間を有する気密剛性の略中空箱状に形成されている。よって、収納ケース10内に袋体8を収納すると、袋体8と収納ケース10の外壁との間に空間10aが形成される。また、収納ケース10の壁にはスパウト9と対向するように開口部10bが設けられ、収納ケース10の内部にはスパウト9を固定する固定壁10c(固定部)が設けられている。
【0033】
開口部10bは、スパウト9の最大径部9a1より小径に形成され、その中心はスパウト9の中心と一致する位置に設けられている。よって、スパウト9が開口部10bから飛び出すのを防止することができる。一方、スパウト9に圧入されている弾性栓部材11はこの開口部10bから外部に露出される。
【0034】
固定壁10cは、開口部10bが形成されている収納ケース10の壁からスパウト9の最大径部9a1(収納ケース10側)と溝部9a2とを囲みつつ、且つ、その最大径部9a1と溝部9a2とから所定の間隔を開けて収納ケース10の内部に突出して形成されている。この固定壁10cによりスパウト9は収納ケース10の内部に固定されると共に、スパウト9と固定壁10cとの間に形成される所定の間隔によって、収納ケース10の内部の空間10aを、開口部10bを介して外部と連通させる迷路状の空隙12が形成される。尚、空隙12には、少なくとも1箇所が屈曲した迷路状に形成されていればよい。
【0035】
装着部3は、インクジェット記録装置本体に固定されているベース部材13と、そのベース部材13に固定されインクカートリッジ2の収納ケース10に当接する当接部材14(連結部材)と、インク抽出部材15とを備えている。尚、装着部3には、その他にも図示しないガイド壁が設けられており、インクカートリッジ2はこのガイド壁に沿って装着部3に装着される。
【0036】
ベース部材13は、インク供給チューブ4及びエアー供給チューブ6とインクカートリッジ2とを連結すると共に、当接部材14やインク抽出部材15を支持する部材であり、剛性を有する金属又は合成樹脂で構成されている。その内部には、インク供給チューブ4とインク抽出部材15とを連通させるインク供給流路13aと、エアー供給チューブ6と後述する第2エアー供給流路14bとを連通させる第1エアー供給流路13bとが形成されている。
【0037】
当接部材14は、ゴムを主成分とする弾性材料で構成され、インクカートリッジ2と対向する面には、収納ケース10の開口部10bとスパウト9とに対向する1つの連続した凹部14aが設けられ、その凹部14aを囲む部分は、1つの連続した弾性リップとなっている。そして、その内部には第1エアー供給流路13bと凹部14aとを連通させる第2エアー供給流路14bが設けられている。
【0038】
インクカートリッジ2を装着部3に装着すると、当接部材14の弾性リップは弾性変形し、そのリップの端面と収納ケースの壁面とが密着する。そして、当接部材14の凹部14aが収納ケース10の開口部10bを内包(該開口部10bを通る中心軸線方向に見たとき、凹部14a内に開口部10bが位置する)し、凹部14aと収納ケース10とによって開口部10bに連通する空間が形成される。パージ処理をする場合には、エアーポンプ7(正圧発生手段)からこの空間にエアーが供給されるが、当接部材14の端面と収納ケースの壁面とは密着して連結されているので、その連結部分から供給されたエアーが外部に流出するのを防止することができる。
【0039】
また、開口部10bは空隙12を介して収納ケース10の内部の空間10aと連通されているので、当接部材14の凹部14aと収納ケース10とによって形成される空間は、開口部10bを介して収納ケース10の内部の空間10aと連通し、この両空間は互いに連通する気密空間を形成することになる。
【0040】
インク抽出部材15は中空円筒の針状に形成され、当接部材14の凹部14aを通って弾性栓部材11と対向するように当接部材14に組み込まれると共に、ベース部材13においてインク供給流路13aと連結、支持されている。インクカートリッジ2を装着部3に装着すると、インク抽出部材15が凹部14aを通って弾性栓部材11に突き刺さり、袋体8に収納されているインクは、インク抽出部材15、インク供給流路13aを介して、記録ヘッド5に供給される。
【0041】
記録ヘッド5には、複数個のノズルが設けられており、このノズルからインクカートリッジ2に収納されているインクが噴射される。また記録ヘッド5は往復移動可能なキャリッジ(図示せず)に搭載されており、記録動作時には往復移動しながら記録動作を行う。また、パージ処理時には、記録範囲外に設定されているパージ処理実行位置に移動し、このパージ処理実行位置に設けられている廃インクタンク(図示せず)に向けて、不純物を含むインクを排出する。
【0042】
エアーポンプ7は、パージ処理時に収納ケース10の内部に正圧エアーを供給するためのポンプであり、その供給流路であるエアー供給チューブ6の途中には圧力調節弁16が設けられている。パージ処理時にはエアーポンプ7から、エアー供給チューブ6、第1エアー供給流路13b、第2エアー供給流路14b、凹部14a、開口部10b、空隙12を介して収納ケース10の内部に形成される空間10aに正圧エアーが供給される。尚、圧力調節弁16は、パージ処理が終了すると、加圧状態にある収納ケース10の内部が大気圧になるように調節する。
【0043】
次に、上述のように構成されたインクジェット記録装置1の動作について説明する。インクカートリッジ2をガイド壁(図示せず)に沿って装着部3に装着すると、当接部材14が収納ケース10に密着し、収納ケース10の開口部10bが当接部材14の凹部14aに内包される。また、インク抽出部材15が凹部14aと収納ケース10の開口部10aとを通って、その開口部10aから露出する弾性栓部材11に突き刺さる。こうして、インクカートリッジ2が装着部3に装着されると、記録動作時には、袋体8に収納されているインクは、インク抽出部材15、インク供給流路13a、インク供給チューブ6を介して記録ヘッド5に供給され、記録ヘッド5から記録媒体にインクが噴射される。
【0044】
一方、パージ処理時には、記録ヘッド5がパージ処理実行位置に移動すると共に、エアーポンプ7が作動し、エアー供給チューブ6、第1エアー供給流路13b、第2エアー供給流路14bを介して、当接部材14の凹部14aに正圧エアーが供給される。当接部材14の凹部14aは、収納ケース10の開口部10aを内包するように収納ケース10に密着し、且つ、開口部10aは収納ケースの内部に形成される空間10aと連通しているので、凹部14aに供給された正圧のエアーは、開口部10a、空隙12を介して収納ケース10内の空間10aに供給され、このエアーによって可撓性材料で構成されている袋体8が押圧される。よって、袋体8に収納されているインクは、高い正圧で、上述したと同様の経路を辿って記録ヘッド5に供給される。こうして、記録ヘッド5に供給されたインクは、ノズルを閉塞する不純物と共に排出される。
【0045】
また、収納ケース10の内部の空間10aに供給されたエアーの正圧と同等の圧力が凹部14aと収納ケース10とによって形成される空間にも、作用している。よって、弾性栓部材11の外表面にも、袋体8に加えられる圧力と同等な圧力が加えられる。従って、インク抽出部材15の外周を押圧する弾性栓部材11の弾性力が小さい場合であっても、インク抽出部材15の周辺から袋体8に収納されているインクが漏洩するのを防止することができる。尚、パージ処理が終了し、再び通常の記録動作を開始する場合には、エアーポンプ7は停止し、圧力調節弁16によって収納ケース10の内部は大気圧状態に戻される。
【0046】
以上説明したように、本発明のインクジェット記録装置1によれば、インクカートリッジ2を装着部3に装着すると、収納ケース10の内部の空間10aと外部と連通する開口部10bが当接部材14の凹部14aに内包され、開口部10bを介して収納ケース10の内部の空間10aと凹部14aとによって気密空間が形成される。よって、従来のように、パージ処理を実行すべくケース内を気密状態にするために、外部と連通する収納ケース10の開口部10bを気密シールする必要はない。従って、従来は収納ケースを気密状態にするために必要だった部品や製造工程は削減され、製造コストを低減することができる。
【0047】
次に、インクカートリッジ2と装着部3との連結に関する第2実施例を図3を参照して説明する。上述した第1実施例では、当接部材14の端面を収納ケース10の壁面に密着させて両部材を連結させる場合について説明した。この第2実施例は、収納ケース10の壁面に当接部材14の凹部14aと嵌合する嵌合部材10dを設け、この嵌合部材10dと当接部材14の凹部14aとを嵌合させて両部材を連結させるものである。図3は、図2に相当する図であって、第2実施例におけるインクカートリッジ2と装着部3との部分的な拡大図である。尚、第1実施例と同一部材には同一符号を付し、その説明を省略する。
【0048】
収納ケース10の壁面に設けられた嵌合部材10dは、収納ケース10の開口部10bを囲むように、当接部材14の凹部14aに向けて突出するリング状に形成されている。また、その外周面は当接部材14側に向けて縮径するテーパ状に形成されている。一方、この嵌合部材10dと嵌合する当接部材14の凹部14aの内面は、収納ケース10側に向けて拡径するテーパ状に形成されている。
【0049】
このように構成した嵌合部材10dを当接部材14の凹部14aに嵌合させると、第1実施例と比較して広い範囲に亘って凹部14aを構成する壁が弾性変形して嵌合部材10dを押圧する。よって、収納ケース10と当接部材14の凹部14aとによって形成される空間の気密性を上述した第1実施例より向上させることができる。従って、その空間から流出するエアーの量は一層減量し、早期に収納ケースの内部は所望する圧力状態になる。その結果、エアーポンプ7の作動時間が短縮され、装置のランニングコストを低減することができる。また、嵌合部材10dの外周面と凹部の内面とは、上述したようにテーパ状に形成されているので、両部材を容易に嵌合させることができる。尚、テーパ状に形成するのは、必ずしも両部材である必要はなくいずれか一方であっても良い。
【0050】
第1実施例では。パージ処理にカートリッジ側から供給されるインクの圧力のみを用いているが、公知のように記録ヘッド5のノズル(図示せず)を吸引キャップで覆って、吸引ポンプによりノズル側からインクを負圧吸引することを併用することもできる。また、負圧吸引を併用する場合は、少なくとも負圧吸引後から吸引キャップがノズルから離れた直後まで、袋体8内のインクに正圧を与える動作を行って、吸引キャップ内に排出したインクが背圧(記録ヘッド5のノズルと抽出部材15との水頭差による圧力)によりノズルへ吸引されることを防ぐだけでも良い。
【0051】
さらに、新しいインクカートリッジを記録装置本体に装着したとき、そのインクカートリッジ内のインクを記録ヘッド5に導入するためにも、上記のようにエアーポンプ7からの正圧エアーでインクに圧力を与えることを利用することができる。
【0052】
なお、袋体8を構成する材料がガスや水蒸気の透過を完全には防止できない材料であっても、スパウト9と固定壁10cとの間の空隙12を迷路状に形成することで、収納ケース10の外壁と袋体8との間の空間10a内が大気圧と同等になっている状態において、その空間10a内の空気が空隙12を通って自由に流通するのを抑制でき、袋体8内のインクに空気中のガスが溶解、つまりインクの脱気度が低下したり、インクの水分が蒸発するのを抑制することができる。
【0053】
【発明の効果】
請求項1に記載のインクジェット記録装置によれば、インクカートリッジをインクジェット記録装置本体に装着すると、ケースの内部の空間と外部と連通する開口部が連結部材の凹部に対向されて、連結部材がケースに密着される。さらにその凹部にインク収納部の導出部材が対向され、抽出部材が凹部を通って導出部材に接続される。従って、連結部材を通して供給される正圧が導出部材を含むインク収納部に与えられるので、導出部材をケースに対してシールする必要がなく、そのシールのために必要だった部品や製造工程が削減され、製造コストを低減することができるという効果がある。
【0054】
また、抽出部材が導出部材に接続される部分では、インク収容部と反対側にも、インク収納部に作用する圧力と同等の圧力が作用するので、抽出部材と導出部材との接続力が小さくても、抽出部材の周辺からインク収納部に収納されているインクが漏洩するのを防止することができるという効果がある。
【0055】
請求項2に記載のインクジェット記録装置によれば、請求項1記載のインクジェット記録装置の奏する効果に加え、連結部材は、ケースの一側に密着する部分が凹部を囲む1つの連続した弾性リップで構成されているので、その弾性力により連結部材をケースの一側に密着させることができる。よって、正圧発生手段から送気される気体が、連結部材の凹部とケースの一側とによって形成される空間から漏れるのが防止され、効率良くパージ処理を実行することができるという効果がある。
【0056】
請求項3に記載のインクジェット記録装置によれば、請求項1又は2に記載のインクジェット記録装置の奏する効果に加え、インクカートリッジの開口部は、インク導出部と対向した位置にあり、そのインク導出部を外部に露出させる開口部を兼ねているので、従来のように、インク導出部を外部に露出させる開口部とは別に、ケースの内部と外部とを連通させる開口部を設ける必要はなく、従来よりインクカートリッジの構造を簡単にすることができる。また、ケースの開口部が連結部材の凹部に対向されるように設計すれば足りるため、従来より設計制約を緩和することができるという効果がある。
【0057】
請求項4に記載のインクカートリッジによれば、インク収容部とケースとの間の空間を外部に開口させる開口部に対して、インク収容部のインク導出部を、空間と外部との連通を可能にする位置であってかつ該開口部をとおしてケースの外部に露出させるように配置することで、請求項1から3のいずれかに記載の記録装置本体に装着されるインクカートリッジを容易に製作することができる。
【0058】
請求項5に記載のインクカートリッジによれば、請求項4に記載のインクカートリッジの奏する効果に加え、インク導出部は袋状のインク収納部に固着され、且つ、固定部によってケースの開口部に対向した位置に固定されているので、ケースの開口部を通してインク導出部を外部に露出させつつ、ケースの内部において可撓性を有するインク収納部を固定することができるという効果がある。
【0059】
請求項6に記載のインクカートリッジによれば、請求項5に記載のインクカートリッジの奏する効果に加え、固定部はケースの開口部からケース内に突出して導出部材を囲むように形成されているので、インク導出部を確実に固定することができという効果がある。また、固定部は、インク導出部との間にケース内部に形成される空間と外部との連通を可能にする空隙を形成しているので、インク導出部を固定しつつも、空隙を通して正圧発生手段から供給される気体をケースの内部の空間に供給することができるという効果がある。
【0060】
請求項7に記載のインクカートリッジによれば、請求項6に記載のインクカートリッジの奏する効果に加え、空隙は、少なくとも一箇所が屈曲した迷路状に形成されているので、固定部によってインク導出部を一層確実に固定することができ、またケースとインク収納部との間の空間内の空気が空隙を通って自由に流通するのを抑制でき、インク収納部内のインクの脱気度が低下したり、水分が蒸発するのを抑制することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例であるインクジェット記録装置を模式的に示す図である。
【図2】 インクカートリッジと装着部との部分的な拡大図である。
【図3】 第2実施例におけるインクカートリッジと装着部との部分的な拡大図である。
【符号の説明】
1 インクジェット記録装置
2 インクカートリッジ
3 装着部(連結部材)
5 記録ヘッド
7 エアーポンプ(正圧発生手段)
8 袋体(インク収納部)
9 スパウト(インク導出部)
10 収納ケース(ケース)
11 弾性栓部材(インク導出部)
10a 収納ケースの内部の空間
10b 開口部
10c 固定壁(固定部)
12 空隙
14 当接部材(連結部材)
14a 凹部
15 インク抽出部材(抽出部材)
Claims (7)
- 記録ヘッドを備えたインクジェット記録装置本体に、インクを収納したインクカートリッジを着脱可能に装着するインクジェット記録装置において、
前記インクカートリッジは、
少なくとも1つの壁が可撓性シート材料で構成されたインク収納部と、そのインク収納部の前記壁との間に空間を置いた外壁を有するケースとから成り、
前記インク収納部に接続し且つその中のインクを外部に供給するために設けたインク導出部を、前記ケースの一側に露出するとともに、前記空間を外部に開口させる開口部を前記ケースの一側に設け、
前記インクジェット記録装置本体は、
前記インク導出部に接続可能で、前記記録ヘッドに供給するインクを前記インク収納部から抽出する抽出部材と、前記インク導出部と開口部とに対向する1つの連続した凹部を有し前記ケースの一側に密着可能な連結部材と、その連結部材に連結され前記凹部に正の気体圧力を供給する正圧発生手段とを備え、
前記抽出部材が、前記凹部を通って前記インク導出部に接続するよう、前記連結部材に一体的に設けられていることを特徴とするインクジェット記録装置。 - 前記連結部材は、前記ケースの一側に密着する部分が、前記凹部を囲む1つの連続した弾性リップであることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
- 前記インクカートリッジの開口部は、前記インク導出部と対向した位置にあり、そのインク導出部を外部に露出させる開口部を兼ねることを特徴とする請求項1又は2に記載のインクジェット記録装置。
- 少なくとも1つの壁が可撓性シート材料で構成されたインク収納部と、そのインク収納部の前記壁との間に空間を置いた外壁を有するケースとから成り、
前記空間を外部に開口させる開口部を前記ケースの一側に設け、前記インク収納部に接続し且つその中のインクを外部に供給するために設けたインク導出部を、前記開口部をとおして前記ケースの外部に露出させ、且つ、前記開口部に対し前記空間と外部との連通を可能にする位置に配置したことを特徴とするインクカートリッジ。 - 前記インク収納部は、可撓性シート材料で一端を開口した袋状に形成され、その開口に前記インク導出部が固着されており、
前記ケースは、前記インク収納部を収納する箱状に形成され、前記インク導出部をそのケースの前記開口部に対向した位置に固定する固定部を有することを特徴とする請求項4に記載のインクカートリッジ。 - 前記固定部は、前記ケースの前記開口部から前記ケース内に突出して前記インク導出部を囲むように形成され、前記固定部と前記インク導出部との間に、前記空間と外部との連通を可能にする空隙を形成して、前記インク導出部を固定することを特徴とする請求項5に記載のインクカートリッジ。
- 前記空隙は、少なくとも一箇所が屈曲した迷路状に形成されていることを特徴とする請求項6に記載のインクカートリッジ。
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