JP4164468B2 - 咬合器用モデル及びその製法 - Google Patents

咬合器用モデル及びその製法 Download PDF

Info

Publication number
JP4164468B2
JP4164468B2 JP2004094940A JP2004094940A JP4164468B2 JP 4164468 B2 JP4164468 B2 JP 4164468B2 JP 2004094940 A JP2004094940 A JP 2004094940A JP 2004094940 A JP2004094940 A JP 2004094940A JP 4164468 B2 JP4164468 B2 JP 4164468B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
model
base member
disk
lower jaw
jaw models
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004094940A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005278772A (ja
Inventor
博英 有本
Original Assignee
博英 有本
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 博英 有本 filed Critical 博英 有本
Priority to JP2004094940A priority Critical patent/JP4164468B2/ja
Publication of JP2005278772A publication Critical patent/JP2005278772A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4164468B2 publication Critical patent/JP4164468B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Dental Prosthetics (AREA)

Description

本発明は、咬合器で実際の噛合状態に合わせた上・下顎模型を、外科的矯正の治療目標に調整して、ずれ・傾きを検出するためのモデル及びその製法に関するものである。
従来の咬合器用モデルは、咬合器の上部の枠と基台との間で、石膏を硬化させて、上下顎模型を咬合した状態に固定するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平8−107906号公報
この従来の咬合器用モデルは、上下顎模型を一旦石膏で固定して位置決めした後に、修正したり噛合の調整を行いたい場合には、石膏を切断したり、壊して取り外さなければならず、多くの手間が掛かる。また、一旦、調整を行った後は、実際の噛合状態(元の状態)にもどすことができない。
そこで、本発明は、一旦上下顎模型の噛合状態を介装材で固定した後でも、固化した介装材を容易に取り替えて何度でも噛合状態を変更できて、しかも、上下顎模型のずれ・傾き具合を、容易に検出できる咬合器用モデル及びその製法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係る咬合器用モデルは、所定間隔で水平状に保持された上下一対の短円柱状ベース部材の間で、咬合器によって実際の噛合状態に合わされた上・下顎模型を、塑性変形後固化する介装材によって、正しい噛合状態にして保持するものであって;上記上・下顎模型が固定される内向面を有する一対の模型固定円板と、該模型固定円板とベース部材との間に選択的に介装取外自在に配設されるスペーサ円板と、を備え;上記ベース部材と上記模型固定円板は、夫々の側部に、ずれ検出用の目盛りを、有し;上記ベース部材の内向面と、上記模型固定円板の外向面は、夫々磁石面部を面一状として有し;上記磁石面部に吸着取外自在であり上記介装材の塑性変形時に該介装材の外・内向面に同一面状に埋設される第1・第2金属埋込部材を、備え;噛合状態の調整後の上記両目盛りのずれによって、上記上・下顎模型の相互の鉛直軸心廻りと水平方向のずれが検出され;上記ベース部材に対する上記模型固定円板の傾斜角度によって、上記上・下顎模型の相互の傾きが検出されるように構成したものである。
また、本発明に係る咬合器用モデルは、所定間隔で水平状に保持された上下一対の短円柱状ベース部材の間で、咬合器によって実際の噛合状態に合わされた上・下顎模型を、塑性変形後固化する介装材によって、正しい噛合状態にして保持するものであって;上記上・下顎模型が固定される内向面を有する一対の模型固定円板と、該模型固定円板とベース部材との間に選択的に介装取外自在に配設されるスペーサ円板と、を備え;上記ベース部材と上記模型固定円板は、その側部に、ずれ検出用の目盛りを、有し;上記スペーサ円板の内向面と、上記模型固定円板の外向面は、夫々磁石面部を面一状として有し;上記磁石面部に吸着取外自在であり上記介装材の塑性変形時に該介装材の外・内向面に同一面状に埋設される第1・第2金属埋込部材を、備え;噛合状態の調整後の上記両目盛りのずれによって、上記上・下顎模型の相互の鉛直軸心廻りと水平方向のずれが検出され;上記ベース部材に対する上記模型固定円板の傾斜角度によって、上記上・下顎模型の相互の傾きが検出されるように構成したものである。
また、上記ベース部材は、その内向面に、位置決め用の第1嵌合凹部を有し;上記スペーサ円板は、その外向面に、上記第1嵌合凹部に嵌合可能な位置決め用の第1嵌合凸部を有すると共に、その内向面に、上記第1嵌合凹部と同じ形状及び配置の位置決め用第3嵌合凹部、及び上記第1嵌合凹部と異なる形状の位置決め用第2嵌合凹部を、有し;さらに、上記模型固定円板は、その外向面に、上記第2嵌合凹部に嵌合可能な位置決め用の第2嵌合凸部を有する。
発明は、次のような著大な効果を奏する。
上・下顎模型の噛合状態を調整した後でも、一旦固化した介装材を、模型固定円板及びベース部材から容易に取り外すことができるので、噛合状態の調整を、容易に何度でもでき、固化した介装材を切断する等の手間を掛けなくてもよい。
そして、簡易な構造でありながら、上・下顎模型について、相互の鉛直軸心廻りと水平方向のずれや、夫々の傾きを、容易に検出することができる。
このように、噛合状態の調整作業が容易になると共に、精度も上昇するので、外科的矯正治療シュミレーションの向上を図り得る。
また、顎模型、スペーサ円板、介装材を、ベース部材から取り外して分解できるので、コンパクトに収納できる。そして、復元も容易である。
また、上・下顎模型を実際の噛合状態に合わせる場合や、正しい噛合状態に調整する場合に、スペーサ円板を、ベース部材と模型固定円板の間隔に応じて、自由に介在させたり取り外すことができるので、上・下顎模型を安定した状態に固定し易い。
また、ベース部材とスペーサ円板を繰り返し利用することができ、部材の無駄を省くことができる。
以下、実施の形態を示す図面に基づき、本発明を詳説する。
図1,図2,図3及び図4に於て、本発明に係る咬合器用モデルは、所定間隔で水平状に保持された上下一対の短円柱状ベース部材1,1の間で、咬合器によって実際の噛合状態に合わされた上・下顎模型5A,5Bを、正しい噛合状態への調整後に、塑性変形後固化する介装材4,4によって保持するものである。
20は、夫々咬合器に備えられる上下一対の固定用フレームである。
図5,図6に示すように、ベース部材1の外向面1bはネジ孔18を有しており(図5参照)、上下の固定用フレーム20,20の内向側に、ベース部材1,1が、ネジ等のネジ孔18への螺合により固定される。ベース部材1,1の間隔は、9mm〜10mm程度が好ましい。
ベース部材1は、その内向面1aの中央部に、円形の磁石面部15を、面一状として備えると共に、ベース部材1は、その側部に、等間隔に配列された縦状目盛り16を有する。
また、ベース部材1の内向面1aは、位置決め用の複数の第1嵌合凹部11…が備えられる。実施例では、3個の第1嵌合凹部11…が、磁石面部15の周囲に均等な間隔をもって等間隔に配設されている。
また、本発明に係る咬合器用モデルは、上・下顎模型5A,5Bが固定される内向面3a, 3aを有する一対の模型固定円板3, 3と、模型固定円板3, 3とベース部材1, 1との間に選択的に介装取外自在に配設されるスペーサ円板2と、を備える。
具体的には、図7,図8,図9,図10に示すように、スペーサ円板2は、ベース部材1と同一円形状であり、その外向面2bの中央部に、ベース部材1の内向面1aの磁石面部15と磁力によって吸着取外自在な磁性体面26を、面一状として備えると共に、その内向面2aの中央部に、円形の磁石面部25を、面一状として備える。磁性体面26は、鉄等から成る。
スペーサ円板2の外向面2bは、上記第1嵌合凹部11…に嵌合可能な位置決め用の第1嵌合凸部12…が、第1嵌合凹部11…の位置に対応して備えられる。
また、スペーサ円板2の内向面2aは、第1嵌合凹部11と同じ形状かつ配置の位置決め用第3嵌合凹部31…、及び第1嵌合凹部11と異なる形状の位置決め用の複数の第2嵌合凹部21…が、備えられる。
第1嵌合凹部11と第2嵌合凹部21の形状が相互に異なることにより、ベース部材1に対し、スペーサ円板2と模型固定円板3を吸着させる順を間違えることがない。
また、模型固定円板3は、ベース部材1と同一円形状であり、その外向面3bの中央部に、円形の磁石面部35を面一状として備えると共に、その内向面3aに、(後述する)固定材9の剥離及び滑り防止用の複数列の帯状突起部13…が、クロス状に形成されている。 この帯状突起部13…の内向側端部を、(図10(b)に示すように、)その長手方向に対する横断面に於て、拡大テーパ状に形成すれば、固定材9の固定が強固になる。
模型固定円板3の外向面3bは、上記第2嵌合凹部21…に嵌合可能な位置決め用の第2嵌合凸部22…が、第2嵌合凹部21…の位置に対応して備えられる。
さらに、スペーサ円板2と模型固定円板3は、その側部に、ベース部材1の目盛り16と同じ配列の縦状目盛り17,36を有する。
図1,図2に於て、咬合器によって実際の噛合状態に合わされた上・下顎模型5A,5Bの外向側と、上記模型固定円板3, 3の内向面3a,3a側とは、石膏やしっくい等の固定材9により連結され固定される。
この固定材9による固定の際には、ベース部材1と模型固定円板3との間隔に応じて、ベース部材1と模型固定円板3を直接重ねてスペーサ円板2を介装しなかったり、あるいは、ベース部材1と模型固定円板3の間に1枚又は2枚以上のスペーサ円板2を介装して調整する。
さらに、本発明に係る咬合器用モデルは、介装材4の塑性変形時に介装材4の外・内向面に同一面状に埋設(固着)される第1・第2金属埋込部材M1 , M2 を、備える。この埋込部材M1 , M2 としては、図面では、メッシュの場合を例示する。なお、磁性材の薄い金属板に埋込用の起立片(突片)を有する部材にて構成するも好ましい。
介装材4は、塑性変形後固化可能な材質で、例えば、ワックス(蝋),シリコン,石膏等である。
スペーサ円材2は、上・下顎模型5A,5Bを正しい噛合状態へ調整(変更)する際にベース部材1と模型固定円板3の隙間の大きさに応じて、(図4のように)ベース部材1に重ねられた状態に保持されたり、あるいは、(図2の下顎模型5Bの例のように)取り外される。
次に、この咬合器用モデルの作用(使用方法)について説明する。
図1に示すように、上下のベース部材1の内向面1aの磁石面部15に、スペーサ円板2の外向面2bの磁性体面26を磁力により吸着させ、スペーサ円板2の内向面2aの磁石面部25に、模型固定円板3の外向面2bの磁石面部35を、磁力によって吸着させる。
図例のように、スペーサ円板2を2枚以上介在させる場合は、一方の磁石面部25と他方の磁性体面26とにより、該スペーサ円板2,2同士を吸着させる。
このとき、ベース部材1,スペーサ円板2,模型固定円板3は、上述の第1嵌合凹部11と第1嵌合凸部12,第2嵌合凹部21と第2嵌合凸部22,第3嵌合凹部31と第1嵌合凸部12の、夫々の嵌合により位置決めされ、水平方向へ相互にずれない。
そして、上・下顎模型5A,5Bを、咬合器によって実際の噛合状態に合わせ、模型固定円板3, 3の内向面3a,3a側に石膏やしっくい等の固定材9により固定する。
次に、上下の模型固定円板3,3を、スペーサ円板2,2から離し、スペーサ円板2の内向面2aの磁石面部25に、第1金属埋込部材M1 を吸着させ(図8参照)、模型固定円板3の外向面3bの磁石面部35に第2金属埋込部材M2 を吸着させる(図9参照)。そして、図2に於て、上顎模型5A側のように、スペーサ円板2と模型固定円板3との間で、介装材4を、第1・第2金属埋込部材M1 , M2 に固着させると共に、塑性変形させて、上・下顎模型5A,5Bを正しい噛合状態に調整し、固化させる。
そして、スペーサ円板2と模型固定円板3の間に、塑性変形後固化する介装材4を配設し、かつ、介装材4の外・内向面と、スペーサ円板2・模型固定円板3との間に夫々第1・第2金属埋込部材M1 ,M2 を介在させる。
そして、第1・第2金属埋込部材M1 ,M2 を、スペーサ円板2の内向面2aに備えられた磁石面部25と、模型固定円板3の外向面3bに備えられた磁石面部35とに磁力によって吸着させると共に介装材4に埋設させ、上・下顎模型5A,5Bを正しい噛合状態にして介装材4を固化させる。
あるいは、スペーサ円板2をベース部材1から取り外しベース部材1と模型固定円板3との間に介在させない場合は、ベース部材1と模型固定円板3の間に、塑性変形後固化する介装材4を配設し、かつ、介装材4の外・内向面と、ベース部材1・模型固定円板3との間に夫々第1・第2金属埋込部材M1 ,M2 を介在させて、同様の作業を行う。
このように、ベース部材1に対する模型固定円板3の傾きが大きくなる場合は、スペーサ円板2を取り外し、傾きが小さい場合は、(図4に示すように)2枚のスペーサ円板2,2を介在させたままにして、間隔の調整を行う。
そして、ベース部材1の目盛り16(あるいはスペーサ円板2の目盛り17)と模型固定円板3の目盛り36のずれDを測定して、噛合状態調整後の上・下顎模型5A, 5Bの相互の鉛直軸心廻りと水平方向のずれを検出する。目盛りは、周方向に、例えば5mmピッチとする。
さらに、ベース部材1に対する模型固定円板3の傾斜角度θを測定して、上・下顎模型5A, 5Bの夫々の傾きを検出する。
また、介装材4が固化した後に於て、介装材4は、模型固定円板3及びベース部材1(あるいはスペーサ円板2)と、第1・第2金属埋込部材M1 , M2 と磁石面部の磁力の吸着によって、くっついている。
よって、図3に示すように、顎模型及び模型固定円板3と、介装材4と、をベース部材1から取り外して収納し、再現させることができる。
また、介装材4を取り外して、新たな第1・第2金属埋込部材M1 , M2 と新たな介装材4を用いることで、上・下顎模型5A,5Bを、再度正しい噛合状態に(調整)することができる。
なお、上述の咬合器用モデルの製法は、所定間隔で水平状に保持された上下一対の短円柱状ベース部材1,1の内向面1a,1aに、スペーサ円板2,2と、模型固定円板3,3とを順に、吸着分離自在に重ね、ベース部材1,1の間で、上・下顎模型5A,5Bを、咬合器で実際の噛合状態に合わせて、模型固定円板3,3の内向面3a,3a側に固定し、その後、スペーサ円板2を取り外し、ベース部材1と模型固定円板3の間に、塑性変形後固化する介装材4を配設し、かつ、介装材4の外・内向面と、ベース部材1・模型固定円板3との間に夫々第1・第2金属埋込部材M1 ,M2 を介在させて、第1・第2金属埋込部材M1 ,M2 を、ベース部材1の内向面1aに備えられた磁石面部15と、模型固定円板3の外向面3bに備えられた磁石面部35とに磁力によって吸着させると共に介装材4に埋設させ、上・下顎模型5A,5Bを正しい噛合状態にして介装材4を固化させて、ベース部材1と模型固定円板3の側部に備えられた目盛り16,36のずれDを測定して、噛合状態調整後の上・下顎模型5A,5Bの相互の鉛直軸心廻りと水平方向のずれを検出し、さらに、ベース部材1に対する模型固定円板3の傾斜角度θを測定して、上・下顎模型5A,5Bの相互の傾きを検出するので、上・下顎模型5A,5Bの噛合状態を調整した後でも、一旦固化した介装材4を、模型固定円板3及びベース部材1から容易に取り外すことができるので、噛合状態の調整を、容易に何度でもでき、固化した介装材を切断する等の手間を掛けなくてもよい。
そして、簡易な構造でありながら、上・下顎模型5A, 5Bについて、相互の鉛直軸心廻りと水平方向のずれや、夫々の傾きを、容易に検出することができる。
このように、噛合状態の調整作業が容易になると共に、精度も上昇するので、矯正治療の向上を図り得る。
また、顎模型、スペーサ円板2、介装材4を、ベース部材1から取り外して分解できるので、コンパクトに収納できる。そして、復元も容易である。
また、上・下顎模型5A,5Bを実際の噛合状態に合わせる場合や、正しい噛合状態に調整する場合に、スペーサ円板2を、ベース部材1と模型固定円板3の間隔に応じて、自由に介在させたり取り外すことができるので、上・下顎模型5A,5Bを安定した状態に固定し易い。
また、ベース部材1とスペーサ円板2を、繰り返し再利用することができる。
また、上述の咬合器用モデルの製法は、所定間隔で水平状に保持された上下一対の短円柱状ベース部材1,1の内向面1a,1aに、スペーサ円板2,2と、模型固定円板3,3とを順に、吸着分離自在に重ね、ベース部材1,1の間で、上・下顎模型5A,5Bを、咬合器で実際の噛合状態に合わせて、模型固定円板3,3の内向面3a,3a側に固定し、その後、模型固定円板3を、スペーサ円板2から離し、スペーサ円板2と模型固定円板3の間に、塑性変形後固化する介装材4を配設し、かつ、介装材4の外・内向面と、スペーサ円板2・模型固定円板3との間に夫々第1・第2金属埋込部材M1 ,M2 を介在させて、第1・第2金属埋込部材M1 ,M2 を、スペーサ円板2の内向面2aに備えられた磁石面部25と、模型固定円板3の外向面3bに備えられた磁石面部35とに磁力によって吸着させると共に介装材4に埋設させ、上・下顎模型5A,5Bを正しい噛合状態にして介装材4を固化させて、ベース部材1と模型固定円板3の側部に備えられた目盛り16,36のずれDを測定して、噛合状態調整後の上・下顎模型5A,5Bの相互の鉛直軸心廻りと水平方向のずれを検出し、さらに、ベース部材1に対する模型固定円板3の傾斜角度θを測定して、上・下顎模型5A,5Bの相互の傾きを検出するので、噛合状態の調整を、容易に何度でもでき、固化した介装材4を切断する等の手間を掛けなくてもよい。
よって、噛合状態を修正したい場合に、固化した介装材4を切断する等の手間を掛けなくても、新たな金属埋込部材M1 , M2 と介装材4を用いることで、噛合状態の調整を、容易に何度でもできる。そして、簡易な構造でありながら、上・下顎模型5A, 5Bについて、相互の鉛直軸心廻りと水平方向のずれや、夫々の傾きを、容易に検出することができる。
このように、噛合状態の調整作業が容易になると共に、精度も上昇するので、矯正治療の向上を図り得る。
また、顎模型、スペーサ円板2、介装材4を、ベース部材1から取り外して分解できるので、コンパクトに収納できる。そして、復元も容易である。
また、上・下顎模型5A,5Bを実際の噛合状態に合わせる場合や、正しい噛合状態に調整する場合に、スペーサ円板2を、ベース部材1と模型固定円板3の間隔に応じて、自由に介在させたり取り外すことができるので、上・下顎模型5A,5Bを安定した状態に固定し易い。
また、ベース部材1とスペーサ円板2を、繰り返し再利用することができる。
以上のように、本発明に係る咬合器用モデルは、所定間隔で水平状に保持された上下一対の短円柱状ベース部材1、1の間で、咬合器によって実際の噛合状態に合わされた上・下顎模型5A,5Bを、塑性変形後固化する介装材4,4によって、正しい噛合状態にして保持するものであって、上・下顎模型5A,5Bが固定される内向面3a,3aを有する一対の模型固定円板3,3と、模型固定円板3,3とベース部材1,1との間に選択的に介装取外自在に配設されるスペーサ円板2と、を備え、ベース部材1と模型固定円板3は、夫々の側部に、ずれ検出用の目盛り16,36を、有し、ベース部材1の内向面1aと、模型固定円板3の外向面3bは、夫々磁石面部15,35を面一状として有し、磁石面部15,35に吸着取外自在であり介装材4の塑性変形時に介装材4の外・内向面に同一面状に埋設される第1・第2金属埋込部材M1 ,M2 を、備え、噛合状態の調整後の両目盛り16,36のずれDによって、上・下顎模型5A,5Bの相互の鉛直軸心廻りと水平方向のずれが検出され、ベース部材1に対する模型固定円板3の傾斜角度θによって、上・下顎模型5A,5Bの相互の傾きが検出されるように構成したので、上・下顎模型5A,5Bの噛合状態を調整した後でも、固化した介装材4を、模型固定円板3及びベース部材1から容易に取り外すことができるので、噛合状態の調整を、容易に何度でもでき、固化した介装材4を切断する等の手間を掛けなくてもよい。
そして、簡易な構造でありながら、上・下顎模型5A, 5Bについて、相互の鉛直軸心廻りと水平方向のずれや、夫々の傾きを、容易に検出することができる。
このように、噛合状態の調整作業が容易になると共に、精度も上昇するので、矯正治療の向上を図り得る。
また、顎模型、スペーサ円板2、介装材4を、ベース部材1から取り外して分解できるので、コンパクトに収納できる。そして、復元も容易である。
また、上・下顎模型5A,5Bを実際の噛合状態に合わせる場合や、正しい噛合状態に調整する場合に、スペーサ円板2を、ベース部材1と模型固定円板3の間隔に応じて、自由に介在させたり取り外すことができるので、上・下顎模型5A,5Bを安定した状態に固定し易い。
また、ベース部材1とスペーサ円板2を、繰り返し再利用することができる。
また、所定間隔で水平状に保持された上下一対の短円柱状ベース部材1,1の間で、咬合器によって実際の噛合状態に合わされた上・下顎模型5A,5Bを、塑性変形後固化する介装材4,4によって、正しい噛合状態にして保持するものであって、上・下顎模型5A,5Bが固定される内向面3a,3aを有する一対の模型固定円板3,3と、模型固定円板3,3とベース部材1,1との間に選択的に介装取外自在に配設されるスペーサ円板2と、を備え、ベース部材1と模型固定円板3は、その側部に、ずれ検出用の目盛り16,36を、有し、スペーサ円板2の内向面2aと、模型固定円板3の外向面3bは、夫々磁石面部25,35を面一状として有し、磁石面部25,35に吸着取外自在であり介装材4の塑性変形時に介装材4の外・内向面に同一面状に埋設される第1・第2金属埋込部材M1 ,M2 を、備え、噛合状態の調整後の両目盛り16,36のずれDによって、上・下顎模型5A,5Bの相互の鉛直軸心廻りと水平方向のずれが検出され、ベース部材1に対する模型固定円板3の傾斜角度θによって、上・下顎模型5A,5Bの相互の傾きが検出されるように構成したので、上・下顎模型5A,5Bの噛合状態を調整した後でも、一旦固化した介装材4を、模型固定円板3及びスペーサ円板2から容易に取り外すことができるので、噛合状態の調整を、容易に何度でもでき、固化した介装材4を切断する等の手間を掛けなくてもよい。
そして、簡易な構造でありながら、上・下顎模型5A, 5Bについて、相互の鉛直軸心廻りと水平方向のずれや、夫々の傾きを、容易に検出することができる。
このように、噛合状態の調整作業が容易になると共に、精度も上昇するので、矯正治療の向上を図り得る。
また、顎模型、スペーサ円板2、介装材4を、ベース部材1から取り外して分解できるので、コンパクトに収納できる。そして、復元も容易である。
また、上・下顎模型5A,5Bを実際の噛合状態に合わせる場合や、正しい噛合状態に調整する場合に、スペーサ円板2を、ベース部材1と模型固定円板3の間隔に応じて、自由に介在させたり取り外すことができるので、上・下顎模型5A,5Bを安定した状態に固定し易い。
また、ベース部材1とスペーサ円板2を、繰り返し再利用することができる。
また、ベース部材1は、その内向面1aに、位置決め用の第1嵌合凹部11を有し、スペーサ円板2は、その外向面2bに、第1嵌合凹部11に嵌合可能な位置決め用の第1嵌合凸部12を有すると共に、その内向面2aに、第1嵌合凹部11と同じ形状及び配置の位置決め用第3嵌合凹部31、及び第1嵌合凹部11と異なる形状の位置決め用第2嵌合凹部21を、有し、さらに、模型固定円板3は、その外向面3bに、第2嵌合凹部21に嵌合可能な位置決め用の第2嵌合凸部22を有するので、ベース部材1,スペーサ円板2,模型固定円板3を、迅速に位置決めして吸着させることができると共に、相互が水平方向にずれるのを防止できる。
また、第1嵌合凹部11と第2嵌合凹部21の形状が相互に異なるので、ベース部材1に対し、スペーサ円板2と模型固定円板3を吸着させる順序を間違えたり、吸着させる表裏面を間違えることがない。
本発明に係る咬合器用モデルの実施の一形態を示す正面図である。 正面図である。 一部分解正面図である。 一部正面図である。 ベース部材の平面図である。 底面図である。 スペーサ円板の平面図である。 底面図である。 模型固定円板の平面図である。 模型固定円板の説明図であって、(a)は説明用底面図であり、(b)は説明用側面図である。
符号の説明
1 ベース部材
1a 内向面
2 スペーサ円板
2a 内向面
2b 外向面
3 模型固定円板
3a 内向面
3b 外向面
4 介装材
5A 上顎模型
5B 下顎模型
11 第1嵌合凹部
12 第1嵌合凸部
15 磁石面部
16 目盛り
21 第2嵌合凹部
22 第2嵌合凸部
25 磁石面部
31 第3嵌合凹部
35 磁石面部
36 目盛り
D ずれ
1 第1金属埋込(メッシュ)部材
2 第2金属埋込(メッシュ)部材
θ 傾斜角度

Claims (3)

  1. 所定間隔で水平状に保持された上下一対の短円柱状ベース部材 (1)(1) の間で、咬合器によって実際の噛合状態に合わされた上・下顎模型 (5A)(5B) を、塑性変形後固化する介装材 (4)(4) によって、正しい噛合状態にして保持する咬合器用モデルであって、
    上記上・下顎模型 (5A)(5B) が固定される内向面 (3a)(3a) を有する一対の模型固定円板 (3)(3) と、該模型固定円板 (3)(3) とベース部材 (1)(1) との間に選択的に介装取外自在に配設されるスペーサ円板(2) と、を備え、
    上記ベース部材(1)と上記模型固定円板(3) は、夫々の側部に、ずれ検出用の目盛り (16)(36) を、有し、
    上記ベース部材(1)の内向面(1a) と、上記模型固定円板(3)の外向面(3b)は、夫々磁石面部 (15)(35)を面一状として有し、
    上記磁石面部 (15)(35)に吸着取外自在であり上記介装材(4)の塑性変形時に該介装材(4)の外・内向面に同一面状に埋設される第1・第2金属埋込部材 (M1 )(M2 ) を、備え、
    噛合状態の調整後の上記両目盛り (16)(36) のずれ(D)によって、上記上・下顎模型 (5A)(5B) の相互の鉛直軸心廻りと水平方向のずれが検出され、
    上記ベース部材(1)に対する上記模型固定円板(3)の傾斜角度(θ)によって、上記上・下顎模型 (5A)(5B) の相互の傾きが検出されるように構成したことを特徴とする咬合器用モデル。
  2. 所定間隔で水平状に保持された上下一対の短円柱状ベース部材 (1)(1) の間で、咬合器によって実際の噛合状態に合わされた上・下顎模型 (5A)(5B) を、塑性変形後固化する介装材 (4)(4) によって、正しい噛合状態にして保持する咬合器用モデルであって、
    上記上・下顎模型 (5A)(5B) が固定される内向面 (3a)(3a) を有する一対の模型固定円板 (3)(3) と、該模型固定円板 (3)(3) とベース部材 (1)(1) との間に選択的に介装取外自在に配設されるスペーサ円板(2) と、を備え、
    上記ベース部材(1)と上記模型固定円板(3)は、その側部に、ずれ検出用の目盛り (16)(36) を、有し、
    上記スペーサ円板(2) の内向面(2a)と、上記模型固定円板(3)の外向面(3b)は、夫々磁石面部 (25)(35)を面一状として有し、
    上記磁石面部 (25)(35)に吸着取外自在であり上記介装材(4)の塑性変形時に該介装材(4)の外・内向面に同一面状に埋設される第1・第2金属埋込部材 (M1 )(M2 ) を、備え、
    噛合状態の調整後の上記両目盛り (16)(36) のずれ(D)によって、上記上・下顎模型 (5A)(5B) の相互の鉛直軸心廻りと水平方向のずれが検出され、
    上記ベース部材(1)に対する上記模型固定円板(3)の傾斜角度(θ)によって、上記上・下顎模型 (5A)(5B) の相互の傾きが検出されるように構成したことを特徴とする咬合器用モデル。
  3. 上記ベース部材(1)は、その内向面(1a)に、位置決め用の第1嵌合凹部(11)を有し、
    上記スペーサ円板(2)は、その外向面(2b)に、上記第1嵌合凹部(11)に嵌合可能な位置決め用の第1嵌合凸部(12)を有すると共に、その内向面(2a)に、上記第1嵌合凹部(11)と同じ形状及び配置の位置決め用第3嵌合凹部(31)、及び上記第1嵌合凹部(11)と異なる形状の位置決め用第2嵌合凹部(21)を、有し、
    さらに、上記模型固定円板(3)は、その外向面(3b)に、上記第2嵌合凹部(21)に嵌合可能な位置決め用の第2嵌合凸部(22)を有する請求項1又は2記載の咬合器用モデル。
JP2004094940A 2004-03-29 2004-03-29 咬合器用モデル及びその製法 Expired - Fee Related JP4164468B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004094940A JP4164468B2 (ja) 2004-03-29 2004-03-29 咬合器用モデル及びその製法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004094940A JP4164468B2 (ja) 2004-03-29 2004-03-29 咬合器用モデル及びその製法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005278772A JP2005278772A (ja) 2005-10-13
JP4164468B2 true JP4164468B2 (ja) 2008-10-15

Family

ID=35177808

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004094940A Expired - Fee Related JP4164468B2 (ja) 2004-03-29 2004-03-29 咬合器用モデル及びその製法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4164468B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102129526B1 (ko) * 2019-03-12 2020-07-02 주식회사 키스톤 3d 데이터로 형성된 교합정보를 실물 교합기에 옮기기 위한 3d 프린팅 커넥터 제작 시스템 및 그 제작방법

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100739433B1 (ko) 2006-07-28 2007-07-13 전동호 치아교합기

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2585208B2 (ja) * 1993-09-30 1997-02-26 金本歯科工業株式会社 咬交器
JP2688736B2 (ja) * 1994-10-11 1997-12-10 清孝 大里 咬合器及びその石膏型取付方法
DE19754754C2 (de) * 1997-12-10 1999-09-30 Heiner Berl Hilfsmittel zum patientenindividuellen Halten des menschlichen Gebisses in einem Artikulator
JP2001346814A (ja) * 2000-06-07 2001-12-18 Ajs:Kk マウンティングディスク
EP1172072A1 (de) * 2000-07-14 2002-01-16 ISP Individual-System Prothetik AG Vorrichtung für die Aufnahme von anatomischen Gelenkmodellen
FR2837377A1 (fr) * 2002-03-21 2003-09-26 Remy Jean Cachia Dispositif de fixation de modeles maxillaire et mandibulaire sur un simulateur d'occlusion

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102129526B1 (ko) * 2019-03-12 2020-07-02 주식회사 키스톤 3d 데이터로 형성된 교합정보를 실물 교합기에 옮기기 위한 3d 프린팅 커넥터 제작 시스템 및 그 제작방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005278772A (ja) 2005-10-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4265619A (en) Method and apparatus for processing dental models
JP2584348B2 (ja) 印像トップ
RU2759463C9 (ru) Магнитный блок
JP4164468B2 (ja) 咬合器用モデル及びその製法
KR101353335B1 (ko) 작업 대상물에 대한 좌표부여 및 고정을 위한 좌표동기화용 플레이트
US20180117792A1 (en) Seamless Stamp Device and Method for Impressing Configurations into Deformable Materials
CA2829553A1 (en) Dental model and model teeth
JP2005534450A (ja) 歯型鋳込治具本願は、米国国民であるロナルドイーハフマン名義で、2003年8月4日に米国を除くすべての加盟国を指定国としてpct国際出願されたものである。
US7175437B2 (en) Dental bridge holder alignment mechanism
KR101180623B1 (ko) 석고 치아모형 그립퍼를 갖는 교합기
KR100865591B1 (ko) 치아모형 교합기
US20040096802A1 (en) Apparatus for precise registration and articulation of dental stone replicas
WO2002039922A1 (en) Dental cast tray assembly
JP6792119B2 (ja) モデルサージェリー用マウンティングデバイス
KR20130044584A (ko) 조립식 블록 완구
JP4702897B2 (ja) 額縁組み立て治具
KR100426479B1 (ko) 보철모델 장치대
US8087933B2 (en) Dental model tray and associated articulator
JP4257160B2 (ja) 歯科技工のための補綴物製作用可撤模型の基台
JP2006207309A (ja) タイルユニットの製造方法およびそれに使用するタイルユニットの製造用配置板。
KR200430808Y1 (ko) 치과 기공용 교합기 연결 고정지지대
KR100796464B1 (ko) 치과 기공용 교합기 연결 고정지지대
JP2003306945A (ja) 露出型固定柱脚工法におけるアンカーボルトの支持装置
JP2583192B2 (ja) 人工歯根用のヘッド
JPH0612894Y2 (ja) コンクリート枕木用型枠に対するレール取付金具の締結装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080422

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080613

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080715

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080728

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110801

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees