JP4162917B2 - 合金型温度ヒュ−ズ - Google Patents

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    • H01H2037/768Contact member actuated by melting of fusible material, actuated due to burning of combustible material or due to explosion of explosive material characterised by the composition of the fusible material

Description

【産業上の利用分野】
【0001】
本発明は合金型温度ヒュ−ズに関し、特に電池のサーマルプロテクターとして有用なものである。
【従来の技術】
【0002】
合金型温度ヒュ−ズにおいては,フラックスを塗布した低融点可溶合金片をヒュ−ズエレメントとしており、保護すべき電気機器に取り付けて使用され、電気機器が異常時に発熱すると、その発生熱により低融点可溶合金片が液相化され、その溶融金属が既溶融フラックスとの共存のもとで表面張力により球状化され、球状化の進行により分断されて機器への通電が遮断される。
【0003】
上記低融点可溶合金に要求される第1の要件は、機器の許容温度で溶融される所定の融点を有することである。
更に、固相線と液相線との間の固液共存域が狭いことが要求される。すなわち、通常、合金においては、固相線と液相線との間に固液共存域が存在し、この領域においては、液相中に固相粒体が分散した状態にあり、液相様の性質も備えているために、固液共存域に属する温度範囲(ΔTとする)で低融点可溶合金片が球状化分断される可能性がある。而して、固液共存域が広いほど、それだけ温度ヒュ−ズの作動温度範囲のバラツキが大となる。他方、固液共存域が狭いほど、温度ヒュ−ズの作動温度範囲のバラツキが小さくなって、温度ヒュ−ズをそれだけ確実に所定の設定温度で作動させることができる。従って、温度ヒュ−ズのヒュ−ズエレメントとして使用される合金には、固液共存域が狭いことが要求される。
【0004】
更に、上記低融点可溶合金に要求される要件は、電気抵抗が低いことである。
すなわち、低融点可溶合金片の抵抗に基づく平常時の発熱による温度上昇をΔT'とすると、その温度上昇がないときに較べ、実質上、作動温度がΔT'に応じて低くなり、ΔT'が高くなるほど、融点同一のもとでは、作動誤差が実質的に高くなる。従って、温度ヒュ−ズのヒュ−ズエレメントとして使用する合金には、比抵抗が低いことが要求される。特に、近来の機器の小型化に伴う温度ヒューズの小サイズのために、500μφ以下のヒューズエレメントが用いられることがあり、かかるもとでは、より一層の比抵抗の低減が要請される。
【0005】
更に、ヒューズエレメントの製造中に作用する力(線引きや巻き取り時に作用する力等)、温度ヒューズの製造中にヒューズエレメントが受ける力、温度ヒューズの運搬・取扱い中にヒューズエレメントが受ける力、ヒートサイクル時にヒューズエレメントが受ける力等に対し、ヒューズエレメントを安全に維持するために、所定の機械的強度、特に引っ張り強度が必要とされる。
【0006】
旧来、合金型温度ヒューズのヒューズエレメントには、鉛を含有するものが汎用されていたが、鉛は生体系に有害であり、近来の地球規模での要請である環境保全に適応し得ない。
そこで、生体系に有害な金属(Pb、Cd、Tl等)を含有しないヒューズエレメントの出現が要請されており、その一種として、In−Sn−Bi三元合金のヒューズエレメントが提案されている。
【0007】
このIn−Sn−Bi三元合金のヒューズエレメントとして、合金組成がIn40〜53%,Sn40〜46%,Bi7〜12%の作動温度95℃〜105℃用のもの(特開2001−266724号)、合金組成がIn55〜72.5%,Sn2.5〜10%,Bi25〜35%の作動温度65℃〜75℃用のもの(特開2001−291459号)、合金組成がIn0.5〜10%,Sn33〜43%,Bi47〜66.5%の作動温度125℃〜135℃用のもの(特開2001−266723号)、合金組成がIn51〜53%,Sn42〜44%,Bi4〜6%の作動温度107℃〜113℃用のもの(特開昭59−8229号)、Sn1〜15%,Bi20〜33%、残部Inで、作動温度75℃〜100℃のもの(特開2001−325867号)が知られている。
【0008】
近来、携帯電子機器、例えば、携帯電話、ノートパソコン等の電源としてリチウムイオン電池等のエネルギー密度の高い二次電池が汎用され、その電池に対する熱的保護を温度ヒューズで行なうことが要請されている。すなわち、エネルギー密度が大きいために、異常時発熱温度が高く、異常温度に達するまえに電池回路をサーモプロテクターにより遮断することが要請され、このサーモプロテクターとして温度ヒューズが好敵とされている。この場合、温度ヒューズに要求される作動温度は、100℃程度以下(100℃前後もしくはそれ以下の温度)である。
【0009】
ところで、In−Sn−Bi三元合金の溶融特性をDSC(示差走査熱量計)を測定すると、大抵、図13に示すように、溶融終結点b直前に緩慢な変態cが観られる(図13は、48In−45Sn−7BiのDSC曲線)。
図13において、温度a(固相線温度)までは、試料(ヒューズエレメント)への熱エネルギー入力量の変化が無く固相状態を維持し、温度aを越えると、熱エネルギーを吸収して変態し始め、温度b(液相線温度)を越えて試料が完全な液相になると、熱エネルギー入力量の変化がなくなる。
一般に、合金のDSC曲線の溶融終結時に上記のような緩慢変化が生じることは稀であり、この緩慢変化は、In−Sn−Bi三元合金のDSCの特殊な現象である。
In−Sn−Bi三元合金ヒューズエレメントのDSC曲線の溶融完結時の緩慢変化は、前記した固液共存巾ΔTの拡大を招来し、前記した合金型温度ヒューズの作動温度のバラツキの増加が余儀なくされる。
【0010】
かかる現況下、本発明者がIn−Sn−Bi三元合金のDSC曲線の溶融完結時の前記緩慢変化を排除すべく、鋭意探究した結果、52In−(48−x)Sn−xBi,x=8〜16の条件によって、前記緩慢変化の発生を確実に防止でき、かつ温度ヒューズの作動温度を100℃程度以下にできることを知った。さらに、前記した低抵抗、機械的強度の要件もこの条件のもとで、充分に充足させ得ることを確認した。
【0011】
本発明の目的は、上記の知見と確認に基づき、In−Sn−Bi三元合金、または、この三元合金に更にAgやCuを添加した合金をヒューズエレメントとする温度ヒューズにおいて、作動温度のバラツキを良好に抑制でき、かつ、温度ヒューズの作動温度を100℃程度以下にでき、しかもヒューズエレメントの低抵抗や機械的強度を充分に保証できるようにすることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
請求項1では、低融点可溶合金をヒュ−ズエレメントとする温度ヒュ−ズにおいて、低融点可溶合金の合金組成のベースを、質量百分率のもとでIn50〜55%,Sn25〜40%,残部Biの組成としている。好ましい範囲は、In51〜53%,Sn32〜36%,残部Biの組成である。請求項2では、Inがほぼ52%で、かつSnとBiとの合計量がほぼ48%とされ、請求項3では、Biが8〜16%、好ましくは8〜14とされている。
【0013】
上記において、低融点可溶合金の合金組成を、In50〜55%,Sn25〜40%,残部Biとした理由は、この範囲を外すと、前記したIn−Sn−Bi三元合金のDSC曲線の溶融完結時の前記緩慢変化を確実に排除するための条件、52In−(48−x)Sn−xBi,x=8〜16から離隔し過ぎてその緩慢変化を充分に抑制できず、合金型温度ヒューズの作動温度のバラツキを満足に抑えることが困難であり、また、温度ヒューズの作動温度を100℃程度以下に設定し難いためである。Inを52%で、かつSnとBiとの合計量をほぼ48%とした理由は、前記条件により一層に接近させるためであり、更に、Biを8〜16%とした理由は、実質的に前記条件により一致させて合金型温度ヒューズの作動温度のバラツキを最大限に抑えるためである。
【0014】
請求項1は、低融点可溶合金をヒュ−ズエレメントとする温度ヒュ−ズにおいて、低融点可溶合金の合金組成が、In,Sn,Bi及びAgを含有し,In50〜55%,Ag0.01〜7.0%,SnとAgとの合計量が25〜40%,残部Biの組成であることを特徴とし、好ましい組成は、In51〜53%,Ag0.01〜3.5%,SnとAgとの合計量が32〜36%,残部Biである。請求項2では、Inをほぼ52%とし、かつSnとBiとAgとの合計量がほぼ48%とされ、請求項3では、Biが8〜16%とされている。
【0015】
上記において、Agを添加する理由は、動作温度を低くしたり、ヒューズエレメントの比抵抗を低減するためであり,0.01%未満ではその効果を満足に達成し難く、7.0%を越えると、Agの添加が原因で、DSC曲線の前記緩慢変化が無視できない程度に発生するからである。そして、In50〜55%,Ag0.01〜7.0%,SnとAgとの合計量が25〜40%,残部Biとした理由は、前記の条件52In−(48−x)Sn−xBi,x=8〜16に対し、Sn量(48−x)%の0.01〜7.0%をAgに置換すれば、Agの添加にもかかわらず、In−Sn−Bi三元合金のDSC曲線の溶融完結時の前記緩慢変化を確実に排除できことを実験的に確認した結果、In50〜55%,Ag0.01〜7.0%,SnとAgとの合計量が25〜40%,残部Biの範囲を外すと、前記Ag添加のもとでのDSC曲線の前記緩慢変化を確実に排除するための条件から離隔し過ぎてその緩慢変化を充分に抑制できず、合金型温度ヒューズの作動温度のバラツキを満足に抑えることが困難であり、また、温度ヒューズの作動温度を100℃程度以下に設定し難いためである。Inをほぼ52%とし、かつSnとBiとAgとの合計量をほぼ48%とした理由は、前記条件により一層に接近させるためであり、更に、Biを8〜16%とした理由は、実質的に前記条件により一致させて合金型温度ヒューズの作動温度のバラツキを最大限に抑えるためである。
【0016】
請求項4は、低融点可溶合金をヒュ−ズエレメントとする温度ヒュ−ズにおいて、低融点可溶合金の質量百分率のもとでの合金組成が、In50〜55%,Sn25〜40%,Bi15〜25%の組成であることを特徴とする。
【0017】
請求項5は、請求項1〜4何れか記載の合金型温度ヒューズにおいて、不可避的不純物が含有されており、この不可避的不純物には、例えば、各原料地金の製造上及びこれら原料の溶融撹拌上不可避的に生じる不純物を挙げることができる。
【0018】
請求項では、低融点可溶合金の溶融ジェットを回転冷却液層中に噴射して紡糸する回転液中紡糸法により上記請求項1〜5のヒューズエレメントが製造されている。
【0019】
請求項では、請求項1〜6何れか記載の合金型温度ヒューズを電池におけるサーモプロテクターとしはて使用している。
【0020】
なお、上記において、ほぼx%(x=52または48)とは、x%とすることを理想とするが、(x−1)%以上で(x+1)%以下の範囲を含ませることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
本発明に係る合金型温度ヒュ−ズにおいて、ヒュ−ズエレメントには、外径200μmφ〜600μmφ、好ましくは250μmφ〜350μmφの円形線、または当該円形線と同一断面積の扁平線を使用できる。
【0022】
本発明に係る温度ヒュ−ズのヒュ−ズエレメントは、合金母材の線引きや回転液中紡糸法により製造でき、断面丸形のまま、または、さらに扁平に圧縮加工して使用できる。
回転液中紡糸法により製造するには、図1に示す回転液中紡糸装置を使用できる。図1において、61は回転ドラムであり、円形胴壁の一端を垂直壁で閉成し、円形胴壁の他端内周にフランジ壁を設けてある。62は冷却液であり、例えば、イソプロピルアルコール等の有機溶剤を使用できる。63は石英等の耐熱材からなるノズルであり、ヒータを備えている。ヒュ−ズエレメントを回転液中紡糸法により製造するには、回転ドラム61の内周面に遠心力により形成保持させた冷却液層621に、石英ノズル63から噴射した溶融母材ジェット20を冷却液層の周速と同速・同方向で入射させ、この入射ジェットを冷却液層621中で急冷・凝固させて紡糸していく。この場合、ノズルから冷却液層に至る空間でのジェットは、ノズルの円形形状が溶融金属の表面張力により保持されて円形断面となるが、冷却液層内で動圧によりやや扁平化される。しかし、前記ジェットの表面張力による円形保持力を冷却液層の動圧に基づく扁平化圧力よりも大とするように、冷却液層周速、ジェットの冷却液層入射角等を調整して、冷却液層に入射されたジェットを断面円形を保持させつつ冷却・凝固させることにより、断面がほぼ真円のヒューズエレメントを得ることができる。
【0023】
合金型温度ヒューズの形式をテ−プタイプとすれば、合金型温度ヒューズの薄型化が可能であり、リチウムイオン電池等の二次電池のサーモプロテクターとして好適である。
図2はテ−プタイプの合金型温度ヒュ−ズを示し、プラスチックベ−スフィルム41に帯状リ−ド導体1、1を接着剤または融着により固着し、帯状リ−ド導体間にヒュ−ズエレメント2を接続し、このヒュ−ズエレメント2にフラツクス3を塗布し、このフラツクス塗布ヒュ−ズエレメントをプラスチックカバ−フィルム41の接着剤または融着による固着で封止してある。
【0024】
本発明に係る合金型温度ヒュ−ズは、ケ−スタイプ、基板タイプ、樹脂ディツピングタイプの形式で実施することもできる。
図3は筒型ケ−スタイプを示し、一対のリ−ド線1、1間に低融点可溶合金片2を接続し、該低融点可溶合金片2上にフラックス3を塗布し、このフラックス塗布低融点可溶合金片上に耐熱性・良熱伝導性の絶縁筒4、例えば、セラミックス筒を挿通し、該絶縁筒4の各端と各リ−ド線1との間を常温硬化の封止剤5、例えば、エポキシ樹脂で封止してある。
【0025】
図4はケ−ス型ラジアルタイプを示し、並行リ−ド導体1、1の先端部間にヒュ−ズエレメント2を溶接により接合し、ヒュ−ズエレメント2にフラックス3を塗布し、このフラックス塗布ヒュ−ズエレメントを一端開口の絶縁ケ−ス4、例えばセラミックスケ−スで包囲し、この絶縁ケ−ス4の開口をエポキシ樹脂等の封止剤5で封止してある。
【0026】
図5は基板タイプを示し、絶縁基板4、例えばセラミックス基板上に一対の膜電極1、1を導電ペ−スト(例えば銀ペ−スト)の印刷焼付けにより形成し、各電極1にリ−ド導体11を溶接等により接続し、電極1、1間にヒュ−ズエレメント2を溶接により接合し、ヒュ−ズエレメント2にフラックス3を塗布し、このフラックス塗布ヒュ−ズエレメントを封止剤5例えばエポキシ樹脂で被覆してある。
【0027】
図6は樹脂ディツピングラジアルタイプを示し、並行リ−ド導体1、1の先端部間にヒュ−ズエレメント2を溶接により接合し、ヒュ−ズエレメント2にフラックス3を塗布し、このフラックス塗布ヒュ−ズエレメントを樹脂液ディッピングにより絶縁封止剤、例えばエポキシ樹脂5で封止してある。
【0028】
また、通電式発熱体付きヒュ−ズ、例えば、基板タイプの合金型温度ヒュ−ズの絶縁基板に抵抗体(膜抵抗)を付設し、機器の異常時、抵抗体を通電発熱させ、その発生熱で低融点可溶合金片を溶断させる抵抗付きの基板型ヒュ−ズの形式で実施することもできる。
【0029】
上記のフラックスには、通常、融点がヒュ−ズエレメントの融点よりも低いものが使用され、例えば、ロジン90〜60重量部、ステアリン酸10〜40重量部、活性剤0〜3重量部を使用できる。この場合、ロジンには、天然ロジン、変性ロジン(例えば、水添ロジン、不均化ロジン、重合ロジン)またはこれらの精製ロジンを使用でき、活性剤には、ジエチルアミンの塩酸塩や臭化水素酸塩等を使用できる。
【0030】
本発明に係る合金型温度ヒューズの作動温度は、後述の各実施例のDSC曲線から理解できるように、100℃前後もしくはそれよりもやや低い温度であり、二次電池の缶体に熱的に接触させて取付けることにより、サーモプロテクターとして使用される(電池温度が100℃前後もしくはそれよりもやや低い温度に達すると、温度ヒューズの作動により、電池が負荷から遮断される)。
【0031】
【実施例】
以下の実施例及び比較例において、試料数を30箇とし、0.1アンペアの電流を通電しつつ、昇温速度0.5℃/分のオイルバスに浸漬し、溶断による通電遮断時のオイル温度を測定して作動温度とし、更に、作動温度の標準偏差を求めた。
作動温度のバラツキの評価は、標準偏差1以下を合格とし、1以上を不合格とした。
【0032】
DSC〔基準試料(不変化)と測定試料とを窒素ガス容器内に納め、容器ヒータに電力を供給して両試料を一定の速度で加熱し、測定試料の熱的変化に伴う熱エネルギー入力量の変動を示差熱電対により検出する〕の加熱速度を5℃/分、サンプリング時間間隔を0.5sとした。
DSC曲線の溶融終結時での緩慢変態排除の評価は、変化巾が固液共存巾の50%以上のもの(図13参照)を×、50%〜10%のもの(図12参照)を△、緩慢変化が観られないものを◎、緩慢変化が観られるが、変化巾が僅かなもの(10%以下)を○とした。
【0033】
ヒューズエレメントは回転液中紡糸法により製造し、ノズル径を300μφ、ドラムの回転速度を200rpm、噴射圧力を1.0kg/cm2とした。得られたヒューズエレメントの断面寸法は、縦横比ほぼ0.8、平均直径ほぼ300μmである。
【0034】
合金型温度ヒュ−ズの形式はテープタイプとし、図2において、樹脂フィルム41及び42に厚さ200μm、巾5mm、長さ10mmのポリエチレンテレフタレートフィルムを、帯状リード導体1に厚さ150μm、巾3mm、長さ20mmの銅導体を使用し、ヒューズエレメント2の長さを4mmとし、両帯状リード導体1の端部とリード導体間に接続したヒューズエレメントを樹脂フィルム41,42で挾んで基台上に配置し、各帯状リード導体に接するカバー樹脂フィルム縁端部をセラミックスチップで加圧し、次いで絶縁基台内に設けた電磁誘導加熱器でセラミックスチップ直下の帯状リード導体部分を加熱して帯状リード導体と各フィルムとの間の融着封止を行ない、而るのち、超音波融着によりフィルム同士の融着封止を行なった。
フラックスの組成は、ロジン70重量部,アーマイドHT30重量部,アジピン酸5重量部とした。各実施例及び比較例の合金型温度ヒューズの製作個数は30箇とした。
【0035】
〔実施例1〕
In52%,Sn40%,Bi8%をベース組成とした。
DSC曲線を測定したところ、図7の通りであり、DSC評価は◎であった。
合金型温度ヒューズの作動温度を測定したところ、平均102.63℃、最大104.1℃、最小101.6℃、標準偏差0.53であり、作動温度のバラツキ評価は合格であった。
合金型温度ヒューズの作動温度測定前に抵抗値を測定したところ、平均13.35mΩであり、何ら問題はなかった。また、ヒューズエレメントの製造から動作温度測定までの間に、ヒューズエレメントが断線したものは皆無であり、強度的にも何ら問題はなかった。
ベース組成100重量部に対し、Ag、Cuの何れか、または双方を溶融温度の低減や抵抗低減等のために0.01〜7重量部添加しても、DSC評価は、添加無しの場合の◎から○になったが、強度的にも何ら問題のないことを確認した。
【0036】
〔実施例2〕
In52%,Sn38%,Bi10%をベース組成とした。
DSC曲線を測定したところ、図8の通りであり、DSC評価は◎であった。
合金型温度ヒューズの作動温度を測定したところ、平均98.00℃、最大99.7℃、最小96.6℃、標準偏差0.76であり、作動温度のバラツキ評価は合格であった。
合金型温度ヒューズの作動温度測定前に抵抗値を測定したところ、平均14.27mΩであり、何ら問題はなかった。また、ヒューズエレメントの製造から動作温度測定までの間に、ヒューズエレメントが断線したものは皆無であり、強度的にも何ら問題はなかった。
ベース組成100重量部に対し、Ag、Cuの何れか、または双方を溶融温度の低減や抵抗低減等のために0.01〜7重量部添加しても、DSC評価は、添加無しの場合の◎から○になったが、強度的にも何ら問題のないことを確認した。
【0037】
〔実施例3〕
In52%,Sn36%,Bi12%をベース組成とした。
DSC曲線を測定したところ、図9の通りであり、DSC評価は◎であった。
テープタイプ合金型温度ヒューズの作動温度を測定したところ、平均94.15℃、最大95.9℃、最小93.0℃、標準偏差0.74であり、作動温度のバラツキ評価は合格であった。
合金型温度ヒューズの作動温度測定前に抵抗値を測定したところ、平均15.28mΩであり、何ら問題はなかった。また、ヒューズエレメントの製造から動作温度測定までの間に、ヒューズエレメントが断線したものは皆無であり、強度的にも何ら問題はなかった。
ベース組成100重量部に対し、Ag、Cuの何れか、または双方を溶融温度の低減や抵抗低減等のために0.01〜7重量部添加しても、DSC評価は、添加無しの場合の◎から○になったが、強度的にも何ら問題のないことを確認した。
【0038】
図10は実施例1〜3から、作動温度とBi量との関係を求めた結果であり、Bi量の1%増加・Sn量1%減少により合金型温度ヒューズの作動温度を2℃低減できることが明かである。
【0039】
〔実施例4〕
In52%,Sn34%,Bi14%をベース組成とした。
DSC曲線を測定したところ、図11の通りであり、DSC評価は◎であった。
合金型温度ヒューズの作動温度の標準偏差を測定したところ、1以下であり、作動温度のバラツキ評価は合格であった。
合金型温度ヒューズの抵抗値、機械的強度にも何ら問題はなかった。
ベース組成100重量部に対し、Ag、Cuの何れか、または双方を溶融温度の低減や抵抗低減等のために0.01〜7重量部添加しても、DSC評価が○になるが、強度的にも何ら問題のないことを確認した。
【0040】
上記実施例のDSC測定により、52In−(48-x)Sn−xBiにおいて、x=8〜14で、DSC曲線での緩慢変化の発生を完全に排除できること(DSC評価◎)が明かであり、x=14〜16でも同様であることを確認した。更に、x=15〜25では、DSC評価を○にできることを確認した。xが8未満では、DSC評価を◎〜○にできるが、作動温度の条件を充足させ得ず(x=0、すなわち、52In−48Snではほぼ118℃)、xが25を越えるとDSC評価が△〜×になるとともに比抵抗が大きくなり過ぎることが判明した。
【0041】
【比較例1】
In50%,Sn43%,Bi7%の組成とした。
DSC曲線を測定したところ、図12の通りであり、DSC評価は△であった。
【0042】
【比較例2】
In48%,Sn45%,Bi7%の組成とした。
DSC曲線を測定したところ、図13の通りであり、DSC評価は×であった。
【0043】
〔実施例5〕
In52%,Sn33%,Ag3%,Bi12%の組成とした。
DSC曲線を測定したところ、図14の通りであり、DSC評価は◎であった。図9に示す実施例3のDSC曲線(In52%,Sn36%,Bi12%)との対比から、4℃〜5℃の作動温度の低減が見込まれる。
テープタイプ合金型温度ヒューズの作動温度の標準偏差を測定したところ、1以下であり、作動温度のバラツキ評価は合格であった。
合金型温度ヒューズの抵抗値、機械的強度にも何ら問題がなかった。
【0044】
〔実施例6〕
In52%,Sn34%,Ag2%、Bi12%の組成とした。
DSC曲線を測定したところ、DSC評価は◎であった。In52%,Sn36%,Bi12%に対し、3℃〜4℃の作動温度の低減が見込まれた。
合金型温度ヒューズの作動温度の標準偏差を測定したところ、1以下であり、作動温度のバラツキ評価は合格であった。
合金型温度ヒューズの抵抗値、機械的強度にも何ら問題がなかった。
【0045】
〔実施例7〕
In52%,Sn35%,Ag1%、Bi12%の組成とした。
DSC曲線を測定したところ、DSC評価は◎であった。In52%,Sn36%,Bi12%に対し、2℃〜3℃の作動温度の低減が見込まれた。
合金型温度ヒューズの作動温度の標準偏差を測定したところ、1以下であり、作動温度のバラツキ評価は合格であった。
合金型温度ヒューズの抵抗値、機械的強度にも何ら問題がなかった。
【0046】
〔実施例8〕
In52%,Sn37%,Ag3%,Bi8%の組成とした。
DSC曲線を測定したところ、図15の通りであり、DSC評価は◎であった。図7に示す実施例1(In52%,Sn40%,Bi8%)のDSC曲線との対比から、4℃〜5℃の作動温度の低減が見込まれる。
合金型温度ヒューズの作動温度の標準偏差を測定したところ、1以下であり、作動温度のバラツキ評価は合格であった。
合金型温度ヒューズの抵抗値、機械的強度にも何ら問題がなかった。
【0047】
〔実施例9〕
In52%,Sn38%,Ag2%、Bi8%の組成とした。
DSC曲線を測定したところ、DSC評価は◎であった。In52%,Sn40%,Bi8%に対し、3℃〜4℃の作動温度の低減が見込まれた。
合金型温度ヒューズの作動温度の標準偏差を測定したところ、1以下であり、作動温度のバラツキ評価は合格であった。
合金型温度ヒューズの抵抗値、機械的強度にも何ら問題がなかった。
【0048】
〔実施例10〕
In52%,Sn39%,Ag1%、Bi8%の組成とした。
DSC曲線を測定したところ、DSC評価は◎であった。In52%,Sn40%,Bi8%に対し、2℃〜3℃の作動温度の低減が見込まれた。
合金型温度ヒューズの作動温度の標準偏差を測定したところ、1以下であり、作動温度のバラツキ評価は合格であった。
合金型温度ヒューズの抵抗値、機械的強度にも何ら問題がなかった。
【0049】
更に、Ag量を変えてDSC評価を行なったところ、前記の条件52In−(48−x)Sn−xBi,x=8〜16に対し、52In−(48−x−y)Sn−xBi−yAg,x=8〜16のyが0.01〜7.0%であれば、Agの添加にもかかわらず、DSC曲線の溶融完結時の前記緩慢変化を確実に排除できた。
【0050】
【発明の効果】
本発明によれば、In−Sn−Bi三元組成のうち、溶融終結時に熱的エネルギー入力量が緩慢に変化して迅速に完全液相にならないものを排除し、かつ、液相線温度が110℃〜70℃の範囲にあり、しかも、充分に低抵抗で、充分な機械的強度のものを合金型温度ヒューズのヒューズエレメントに使用しており、作動温度のバラツキをよく抑え得、かつ、作動温度が100℃程度以下で、しかも環境保全に適応した合金型温度ヒューズを提供できる。
【0051】
特に、図10に示す、(Δ作動温度度)/(ΔBi添加量)=−2℃/%の関係のために、Biの添加量調整により合金型温度ヒューズの作動温度の設定を容易に行なうことも可能となる。
【0052】
また、融点低減や機械的強度の向上のために、AgやCuを添加しても、溶融終結時での緩慢変態の排除性能を保証でき、作動温度のバラツキをよく抑え得、環境保全に適応し、しかも、作動温度の設定が容易な合金型温度ヒューズを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る合金型温度ヒューズのヒューズエレメントを回転液中紡糸法により製造する場合に使用する回転液中紡糸装置を示す図面である。
【図2】 本発明に係る合金型温度ヒュ−ズの形式の一例を示す図面である。
【図3】 本発明に係る合金型温度ヒュ−ズの上記とは別形式の例を示す図面である。
【図4】 本発明に係る合金型温度ヒュ−ズの上記とは別形式の例を示す図面である。
【図5】 本発明に係る合金型温度ヒュ−ズの上記とは別形式の例を示す図面である。
【図6】 本発明に係る合金型温度ヒュ−ズの上記とは別形式の例を示す図面である。
【図7】 実施例1において使用したヒューズエレメントのDSC曲線を示す図面である。
【図8】 実施例2において使用したヒューズエレメントのDSC曲線を示す図面である。
【図9】 実施例3において使用したヒューズエレメントのDSC曲線を示す図面である。
【図10】 本発明に係る合金型温度ヒューズにおけるヒューズエレメントの作動温度/Bi添加量の関係を示す図面である。
【図11】 実施例4において使用したヒューズエレメントのDSC曲線を示す図面である。
【図12】 比較例1において使用したヒューズエレメントのDSC曲線を示す図面である。
【図13】 比較例2において使用したヒューズエレメントのDSC曲線を示す図面である。
【図14】 実施例5において使用したヒューズエレメントのDSC曲線を示す図面である。
【図15】 実施例8において使用したヒューズエレメントのDSC曲線を示す図面である。
【符号の説明】
1 リード導体または電極
2 ヒューズエレメント
3 フラックス
4 絶縁体
5 封止剤

Claims (7)

  1. 低融点可溶合金をヒュ−ズエレメントとする温度ヒュ−ズにおいて、低融点可溶合金の質量百分率のもとでの合金組成が、In,Sn,Bi及びAgを含有し,In50〜55%,Ag0.01〜7.0%,SnとAgとの合計量が25〜40%,残部Biの組成であることを特徴とする合金型温度ヒュ−ズ。
  2. Inが51〜53%で、SnとBiとAgとの合計量が47〜49%である請求項1記載の合金型温度ヒューズ。
  3. Biが8〜16%である請求項1または2記載の合金型温度ヒュ−ズ。
  4. 低融点可溶合金をヒュ−ズエレメントとする温度ヒュ−ズにおいて、低融点可溶合金の質量百分率のもとでの合金組成が、In50〜55%,Sn25〜40%,Bi15〜25%の組成であることを特徴とする合金型温度ヒュ−ズ。
  5. 不可避的不純物を含有する請求項1〜4何れか記載の合金型温度ヒューズ。
  6. 低融点可溶合金の溶融ジェットを回転冷却液層中に噴射して紡糸する回転液中紡糸法によりヒューズエレメントが製造されている請求項1〜5何れか記載の合金型温度ヒューズ。
  7. 電池のサーマルプロテクターとして使用される請求項1〜6何れか記載の合金型温度ヒューズ。
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