JP4162185B2 - 長尺材の立て起こし方法及び装置 - Google Patents

長尺材の立て起こし方法及び装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は長尺材の立て起こし方法及び装置、特に、柱や板等の長尺材を垂直と水平の間で傾動自在ならしめる長尺材の立て起こし方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、板状体を垂直と水平の間で傾動自在ならしめる装置としては、特開平10−250972号公報に示されたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
然しながら、上記従来の装置では電動ウインチや電動チェンブロック及びその駆動動力源と操作動力源とを必要とするため省エネルギー化できない欠点があった。
【0004】
本発明は上記の欠点を除くようにしたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の長尺材の立て起こし装置は、長尺材を吊下するための、油圧制御回路を有する油圧シリンダ装置を含む吊具を有し、上記油圧シリンダ装置が、そのピストンシリンダ及びピストンロッドに夫々接続された、上下に配置した滑車と、上記上方に配置した滑車の回転軸を回転自在に保持し、上記下方に配置した滑車の回転軸を回転自在に且つ上下方向に移動自在に支持するフレームと、上記フレームに固定した一端と、上記下方の滑車から上方の滑車に懸架した後上記長尺材の一端部に固定される他端とを有する伸縮側ワイヤーと、上記フレームに固定される一端と、上記長尺材の他端部に固定される他端とを有する固定側ワイヤーとより成り、上記油圧制御回路が、ロッド側チャンバーとピストン側チャンバー間を連結する油圧ラインと、この油圧ラインに介挿した切替弁と、上記油圧ラインに連通したアキュムレータとより成り、上記切替弁を開放(通油)して、上記アキュムレータにより上記ロッド側チャンバーとピストン側チャンバー内を加圧した時、上記ピストンロッドのピストン側受圧面積とロッド側受圧面積との差を利用して、上記ピストンロッドを移動せしめ上記伸縮側ワイヤーを縮めることを特徴とする。
【0006】
また、本発明の長尺材の立て起こし装置は、長尺材を吊下するための、油圧制御回路を有する油圧シリンダ装置を含む吊具を有し、上記油圧シリンダ装置が、そのピストンシリンダ及びピストンロッドに夫々接続された、上下に配置した滑車と、上記上方に配置した滑車の回転軸を回転自在に保持し、上記下方に配置した滑車の回転軸を回転自在に且つ上下方向に移動自在に支持するフレームと、上記フレームに固定した一端と、上記下方の滑車から上方の滑車に懸架した後上記長尺材の一端部に固定される他端とを有する伸縮側ワイヤーと、上記フレームに固定される一端と、上記長尺材の他端部に固定される他端とを有する固定側ワイヤーとより成り、上記油圧制御回路が、アキュムレータと、ピストン側チャンバーと上記アキュムレータ間を連結する油圧ラインと、この油圧ラインに介挿した切替弁と、ロッド側チャンバーに連通したエアーブリーザーとより成り、上記アキュムレータにより、上記ピストン側チャンバーを加圧せしめ、上記ピストンロッドを移動せしめ上記伸縮側ワイヤーを縮めることを特徴とする。
【0007】
また、本発明の長尺材の立て起こし方法は、ピストンシリンダ及びピストンロッドに夫々接続された、上下に配置した滑車と、上記上方に配置した滑車の回転軸を回転自在に保持し、上記下方に配置した滑車の回転軸を回転自在に且つ上下方向に移動自在に支持するフレームと、上記フレームに固定した一端と、上記下方の滑車から上方の滑車に懸架した後上記長尺材の一端部に固定される他端とを有する伸縮側ワイヤーと、上記フレームに固定される一端と上記長尺材の他端部に固定される他端とを有する固定側ワイヤーとより成る油圧シリンダ装置と、ロッド側チャンバーとピストン側チャンバー間を連結する油圧ラインと、この油圧ラインに介挿した切替弁と、上記油圧ラインに連通したアキュムレータとより成る油圧制御回路とより成る吊具を用い、水平状態の長尺材の一端部及び他端部に夫々上記吊具の伸縮側ワイヤーの下端及び固定側ワイヤーの下端を固定し、上記切替弁を閉鎖状態として長尺材を水平に吊り上げる工程と、上記切替弁を開放して、上記伸縮側ワイヤーを伸ばし長尺材を略垂直ならしめる工程と、上記略垂直とした長尺材を所定の位置に載置する工程と、上記切替弁を閉鎖状態として、上記載置された長尺材から上記固定側及び伸縮側ワイヤーを除去する工程と、上記切替弁を開放して、上記アキュムレータにより上記ロッド側チャンバーとピストン側チャンバー内を加圧し、上記ピストンロッドのピストン側受圧面積とロッド側受圧面積との差を利用して、上記ピストンロッドを移動せしめ上記伸縮側ワイヤーを縮める工程と、より成ることを特徴とする。
【0008】
また、本発明の長尺材の立て起こし方法は、ピストンシリンダ及びピストンロッドに夫々接続された、上下に配置した滑車と、上記上方に配置した滑車の回転軸を回転自在に保持し、上記下方に配置した滑車の回転軸を回転自在に且つ上下方向に移動自在に支持するフレームと、上記フレームに固定した一端と、上記下方の滑車から上方の滑車に懸架した後上記長尺材の一端部に固定される他端とを有する伸縮側ワイヤーと、上記フレームに固定される一端と上記長尺材の他端部に固定される他端とを有する固定側ワイヤーとより成る油圧シリンダ装置と、ロッド側チャンバーとピストン側チャンバー間を連結する油圧ラインと、この油圧ラインに介挿した切替弁と、上記油圧ラインに連通したアキュムレータとより成る油圧制御回路とより成る吊具を用い、垂直状態の長尺材の一端部及び他端部に夫々上記固定側ワイヤーの下端及び伸縮側ワイヤーの下端を固定し、上記切替弁を閉鎖状態として、長尺材を垂直に吊り上げる工程と、上記切替弁を開放して、上記伸縮側ワイヤーを伸ばし長尺材を略水平ならしめる工程と、上記略水平とした長尺材を所定の位置に載置する工程と、上記切替弁を閉鎖状態として、上記載置された長尺材から上記固定側及び伸縮側ワイヤーを除去する工程と、上記切替弁を開放して、上記アキュムレータにより上記ロッド側チャンバーとピストン側チャンバー内を加圧し、上記ピストンロッドのピストン側受圧面積とロッド側受圧面積との差を利用して、上記ピストンロッドを移動せしめ上記伸縮側ワイヤーを縮める工程と、より成ることを特徴とする。
【0009】
また、本発明の長尺材の立て起こし方法は、ピストンシリンダ及びピストンロッドに夫々接続された、上下に配置した滑車と、上記上方に配置した滑車の回転軸を回転自在に保持し、上記下方に配置した滑車の回転軸を回転自在に且つ上下方向に移動自在に支持するフレームと、上記フレームに固定した一端と、上記下方の滑車から上方の滑車に懸架した後上記長尺材の一端部に固定される他端とを有する伸縮側ワイヤーと、上記フレームに固定される一端と、上記長尺材の他端部に固定される他端とを有する固定側ワイヤーとより成る油圧シリンダ装置と、アキュムレータと、ピストン側チャンバーと上記アキュムレータ間を連結する油圧ラインと、この油圧ラインに介挿した切替弁と、ロッド側チャンバーに連通したエアーブリーザーとより成より成る吊具を用い、水平状態の長尺材の一端部及び他端部に夫々上記吊具の伸縮側ワイヤーの下端及び固定側ワイヤーの下端を固定し、上記切替弁を閉鎖状態として、長尺材を水平に吊り上げる工程と、上記切替弁を開放して、上記長尺材の自重を利用して、上記伸縮側ワイヤーを伸ばし長尺材を略垂直ならしめると同時に上記ピストンロッドの移動により上記アキュムレータを蓄圧せしめ工程と、上記略垂直とした長尺材を所定の位置に載置する工程と、上記切替弁を閉鎖状態として、上記載置された長尺材から上記固定側及び伸縮側ワイヤーを除去する工程と、上記切替弁を開放して、上記アキュムレータにより上記ピストン側チャンバー内を加圧し、上記ピストンロッドを移動せしめ上記伸縮側ワイヤーを縮めることを特徴とする。
【0010】
また、本発明の長尺材の立て起こし方法は、ピストンシリンダ及びピストンロッドに夫々接続された、上下に配置した滑車と、上記上方に配置した滑車の回転軸を回転自在に保持し、上記下方に配置した滑車の回転軸を回転自在に且つ上下方向に移動自在に支持するフレームと、上記フレームに固定した一端と、上記下方の滑車から上方の滑車に懸架した後上記長尺材の一端部に固定される他端とを有する伸縮側ワイヤーと、上記フレームに固定される一端と、上記長尺材の他端部に固定される他端とを有する固定側ワイヤーとより成る油圧シリンダ装置と、アキュムレータと、ピストン側チャンバーと上記アキュムレータ間を連結する油圧ラインと、この油圧ラインに介挿した切替弁と、ロッド側チャンバーに連通したエアーブリーザーとより成より成る吊具を用い、垂直状態の長尺材の一端部及び他端部に夫々上記吊具の固定側ワイヤーの下端及び伸縮側ワイヤーの下端を固定し、上記切替弁を閉鎖状態として長尺材を垂直に吊り上げる工程と、上記切替弁を開放して、上記長尺材の自重を利用して、上記伸縮側ワイヤーを伸ばし長尺材を略水平ならしめると同時に上記ピストンロッドの移動により上記アキュムレータを蓄圧せしめ工程と、上記略水平とした長尺材を所定の位置に載置する工程と、上記切替弁を閉鎖状態として、上記載置された長尺材から上記固定側及び伸縮側ワイヤーを除去する工程と、上記切替弁を開放して、上記アキュムレータにより上記ピストン側チャンバー内を加圧し、上記ピストンロッドを移動せしめ上記伸縮側ワイヤーを縮めることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下図面によって本発明の実施例を説明する。
【0012】
本発明の長尺材の立て起こし装置は、図1に示すようにプレキャスト梁部材等の長尺材1を吊下するための、油圧シリンダ装置2を含む吊具3を有し、上記油圧シリンダ装置2は、図1及び図2に示すようにピストンシリンダ4及びピストンロッド5と、このピストンシリンダ4とピストンロッド5の何れか一方及び他方に夫々に接続された、複数の滑車を同軸状に連結して成る上下に配置した滑車連6,6と、上記上方に配置した滑車連6の回転軸をその位置で回転自在に保持し、上記下方に配置した滑車連6の回転軸を回転自在に且つ上下方向に移動自在に支持するフレーム7と、上記フレーム7に固定した一端と、図3に示すように上記上下に移動自在な下方に位置する滑車連6に懸架した後移動しない上方の滑車連6に懸架し、以下これを順次に繰り返した後、移動しない上方の滑車連6から延びて上記長尺材1の一端部に固定される他端とを有する伸縮側ワイヤー8と、上記フレーム7の上端部に固定される一端と上記長尺材1の他端部に固定される他端とを有する固定側ワイヤー9とにより構成する。
【0013】
図4は上記油圧シリンダ装置2の開放(ON)状態の油圧制御回路10、図5は同じく停止(OFF)状態の油圧制御回路10を示し、この油圧制御回路10は、油圧シリンダ装置2のピストン側チャンバー11とロッド側チャンバー12間を連結する閉油圧ライン13と、この油圧ライン13に順次に介挿した切替弁14、チェック弁付流量調整弁15と、上記ピストン側チャンバー11にチェック弁16、及び手動油圧ポンプ17を介して連結した油タンク18と、上記ロッド側チャンバー12と切替弁14間の上記油圧ライン13に切替弁19を介して連通した蓄圧用アキュムレータ20と、同じくこの油圧ライン13に連通した圧力計21とより成る。
【0014】
上記油圧制御回路10は以下のように機能する。
【0015】
本発明の油圧シリンダ装置2の停止時は図5に示すように2箇所の切替弁14,19が閉鎖されており、油圧シリンダ装置2に外部から荷重が作用しても、油圧シリンダ装置2は作動せず、ワイヤー8も繰り出されない。図4に示すように、2箇所の切替弁14,19を開放(通油)にすると、油圧シリンダ装置2のロッド側チャンバー12およびピストン側チャンーバー11にアキュムレータ20に蓄圧された油圧が同時に加わる。この際、ロッド側、ピストン側チャンバー12、11は何れも同圧力であるが、ピストン22のピストン側受圧面積がロッド側受圧面積よりロッドの断面積分大きいため荷重差が生じ、油圧シリンダ装置2のピストンロッド5は伸ばされ、この伸びに従い、両端の滑車連6,6間の距離が広がり、伸縮側ワイヤー8が巻き取られる事に成る。
【0016】
この状態にして、ワイヤー8にこれを引き出す荷重が作用した場合、油圧シリンダ装置2の両端の滑車連6,6間の距離が縮められることになる。この場合、ピストン側チャンバー11内の油はチェック弁付流量調整弁15を通ってロッド側チャンバー12内に流れるが、チェック弁付流量調整弁15を調整することで、急激なワイヤー繰り出しはおこらない。
【0017】
閉ループ回路の中の油量は油圧シリンダ装置2のピストン22の位置によって増減するが、アキュムレータ20により調整される。また、油タンク18と手動油圧ポンプ17は油圧回路中の圧力調整に使用される。
【0018】
図6は本発明の他の実施例における油圧制御回路10aを示し、この実施例においてはピストン側チャンバー11とアキュムレータ20間を連結する油圧ライン13aに切替弁14と、チェック弁付流量調整弁15a,15bを介挿し、上記油圧ライン13aと油タンク18間にチェック弁15c、ラインフィルター23及び手動油圧ポンプ17を介挿し、アキュムレータ20と油タンク18間をチェック弁15dとリリーフ弁24を介して連通せしめ、更に、ロッド側チャンバー12にはエアーブリーザー25を連通せしめる。
【0019】
上記油圧制御回路10aは以下のように機能する。
【0020】
図6において切替弁14を閉鎖状態として長尺材1を吊り上げると長尺材1の自重により油圧シリンダ装置2のピストンロッド5に自重に比例した圧力が発生するが切替弁14が閉鎖状態であるので油圧シリンダ装置2のピストン22は動かず、伸縮側ワイヤー8も繰り出されない。
【0021】
ここで切替弁14を開放(通油)側に切り替えると長尺材1の自重によりピストンロッド5が図6において上方に移動し、この結果発生した圧力油は蓄圧用アキュームレータ20内にストックされる。この際、圧力油はチェック弁付流量調整弁15a,15bを通るので、ピストンロッド5は徐々に縮み、滑車連6,6間の距離が小さくなり、伸縮側ワイヤー8が繰り出される。ロッド側チャンバー12内には、エアーブリーザー25から空気が入る。
【0022】
長尺材1を切り離し、外部荷重の発生していない状態で、切替弁14を開放(通油)側に切り替えると蓄圧用アキュームレータ20にストックされた圧力油がチェック弁付流量調整弁15b,15aを通りピストン側チャンバー11内に流れ、ピストンロッド5は徐々に延び、滑車連6,6間の距離が大きくなり、伸縮側ワイヤー8が巻き取られる。ロッド側チャンバー12内からはエアーブリーザー25を介して空気が出る。
【0023】
アキュームレータ20内の圧力は油圧ライン13中の油量がピストン22の位置によって変わるため必要になるとともに、ワイヤー繰り出し時の荷重設定をここの蓄圧圧力で調整する。また、油タンク18と手動油圧ポンプ17は、油圧ライン13中の圧力調整に使用する。
【0024】
本発明の長尺材の立て起こし方法による長尺材1の荷取り収納、取出し方法を以下図7〜図9を用いて説明する。
【0025】
(荷取り収納)
▲1▼図7に示すように運搬手段(トラック等)26により現場に水平状態の長尺材1を搬入する。
【0026】
▲2▼吊具3にて長尺材1を水平に十分な高さに吊り上げる。
【0027】
▲3▼無線遠隔操縦にて油圧回路をONにし、空中にて長尺材1を立てる。
【0028】
▲4▼長尺材1を立てた状態にて保管用ラック27内に収納し、油圧回路を停止にした後、吊具3を開放する。
【0029】
▲5▼次の長尺材1を吊りにいくまでに油圧をONにし、上記油圧シリンダ装置2の受圧面積の差を用いた作用力によって荷重によって繰り出されたワイヤー8を縮める。
【0030】
▲6▼長尺材1の収納数に応じ、上記工程▲2▼〜▲5▼を繰り返す。
【0031】
(取り出し)
▲1▼図8に示すように固定側ワイヤー9を長いものに取り替え、油圧回路を停止にする。
【0032】
▲2▼保管用ラック27に立てた長尺材1の一端部(下端部)に固定側ワイヤー9の他端(下端)を固定し、長尺材1の他端部(上端部)に伸縮側ワイヤー8の他端(下端)を接続し、長尺材1を吊具3にて十分な高さに吊り上げる。
【0033】
▲3▼空中にて油圧回路をONにし、伸縮側ワイヤー8を延ばし長尺材1が水平になったら停止にする。
【0034】
本発明の他の実施例における取り出しは下記のように行なう。
【0035】
(取り出し)
▲1▼図9に示すように油圧回路をONにし、吊具3の伸縮側ワイヤー8の下端を地面等に固定し所定の長さだけ引き出す。
【0036】
▲2▼所定の長さを引き出したら、油圧回路を停止する。
【0037】
▲3▼保管用ラック27に立てた長尺材1を吊具3にて図7の場合と同様に吊り上げる。
【0038】
▲4▼仮置架台(ウマ)28の一方に長尺材1を載置し、油圧回路をONにした後、長尺材1が水平になるまでクレーンフックを徐々に下げる。
【0039】
▲5▼油圧回路を停止し、水平状態で長尺材1を搬送する。
【0040】
表1は、長尺材の立て起こし状態と、本発明の長尺材の立て起こし装置における油圧シリンダ装置の各部の作動関係を示す。
【0041】
【表1】
Figure 0004162185
【0042】
【発明の効果】
上記のように本発明の長尺材の立て起こし方法及び装置によれば、操作電力源のみで、駆動動力源を必要としないため極めて省エネルギーとなし得ると共に、長尺材の立て起こしを簡単になし得るようになる大きな利益がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の長尺材の立て起こし装置の説明図である。
【図2】図1に示す長尺材の立て起こし装置における油圧シリンダ装置の詳細図である。
【図3】図2に示す油圧シリンダ装置の滑車連の説明図である。
【図4】図2に示す油圧シリンダ装置の油圧制御回路の開放(ON)状態説明図である。
【図5】図2に示す油圧シリンダ装置の停止(OFF)状態の油圧制御回路図である。
【図6】図2に示す油圧シリンダ装置の油圧制御回路の他の実施例を示す。
【図7】本発明の長尺材の立て起こし方法説明図である。
【図8】本発明の長尺材の立て起こし方法説明図である。
【図9】本発明の長尺材の立て起こし方法説明図である。
【符号の説明】
1 長尺材
2 油圧シリンダ装置
3 吊具
4 ピストンシリンダ
5 ピストンロッド
6 滑車連
7 フレーム
8 伸縮側ワイヤー
9 固定側ワイヤー
10 油圧制御回路
10a 油圧制御回路
11 ピストン側チャンバー
12 ロッド側チャンバー
13 閉油圧ライン
13a 油圧ライン
14 切替弁
15 チェック弁付流量調整弁
15a チェック弁付流量調整弁
15b チェック弁付流量調整弁
15c チェック弁
15d チェック弁
16 チェック弁
17 手動油圧ポンプ
18 油タンク
19 切替弁
20 アキュームレータ
21 圧力計
22 ピストン
23 ラインフィルター
24 リリーフ弁
25 エアーブリーザー
26 運搬手段
27 保管用ラック
28 仮置架台

Claims (6)

  1. 長尺材を吊下するための、油圧制御回路を有する油圧シリンダ装置を含む吊具を有し、
    上記油圧シリンダ装置が、そのピストンシリンダ及びピストンロッドに夫々接続された、上下に配置した滑車と、上記上方に配置した滑車の回転軸を回転自在に保持し、上記下方に配置した滑車の回転軸を回転自在に且つ上下方向に移動自在に支持するフレームと、上記フレームに固定した一端と、上記下方の滑車から上方の滑車に懸架した後上記長尺材の一端部に固定される他端とを有する伸縮側ワイヤーと、上記フレームに固定される一端と、上記長尺材の他端部に固定される他端とを有する固定側ワイヤーとより成り、
    上記油圧制御回路が、ロッド側チャンバーとピストン側チャンバー間を連結する油圧ラインと、この油圧ラインに介挿した切替弁と、上記油圧ラインに連通したアキュムレータとより成り、
    上記切替弁を開放(通油)して、上記アキュムレータにより上記ロッド側チャンバーとピストン側チャンバー内を加圧した時、上記ピストンロッドのピストン側受圧面積とロッド側受圧面積との差を利用して、上記ピストンロッドを移動せしめ上記伸縮側ワイヤーを縮めることを特徴とする長尺材の立て起こし装置。
  2. 長尺材を吊下するための、油圧制御回路を有する油圧シリンダ装置を含む吊具を有し、
    上記油圧シリンダ装置が、そのピストンシリンダ及びピストンロッドに夫々接続された、上下に配置した滑車と、上記上方に配置した滑車の回転軸を回転自在に保持し、上記下方に配置した滑車の回転軸を回転自在に且つ上下方向に移動自在に支持するフレームと、上記フレームに固定した一端と、上記下方の滑車から上方の滑車に懸架した後上記長尺材の一端部に固定される他端とを有する伸縮側ワイヤーと、上記フレームに固定される一端と、上記長尺材の他端部に固定される他端とを有する固定側ワイヤーとより成り、
    上記油圧制御回路が、アキュムレータと、ピストン側チャンバーと上記アキュムレータ間を連結する油圧ラインと、この油圧ラインに介挿した切替弁と、ロッド側チャンバーに連通したエアーブリーザーとより成り、
    上記アキュムレータにより、上記ピストン側チャンバーを加圧せしめ、上記ピストンロッドを移動せしめ上記伸縮側ワイヤーを縮めることを特徴とする長尺材の立て起こし装置。
  3. ピストンシリンダ及びピストンロッドに夫々接続された、上下に配置した滑車と、上記上方に配置した滑車の回転軸を回転自在に保持し、上記下方に配置した滑車の回転軸を回転自在に且つ上下方向に移動自在に支持するフレームと、上記フレームに固定した一端と、上記下方の滑車から上方の滑車に懸架した後上記長尺材の一端部に固定される他端とを有する伸縮側ワイヤーと、上記フレームに固定される一端と上記長尺材の他端部に固定される他端とを有する固定側ワイヤーとより成る油圧シリンダ装置と、
    ロッド側チャンバーとピストン側チャンバー間を連結する油圧ラインと、この油圧ラインに介挿した切替弁と、上記油圧ラインに連通したアキュムレータとより成る油圧制御回路とより成る吊具を用い、
    水平状態の長尺材の一端部及び他端部に夫々上記吊具の伸縮側ワイヤーの下端及び固定側ワイヤーの下端を固定し、上記切替弁を閉鎖状態として長尺材を水平に吊り上げる工程と、
    上記切替弁を開放して、上記伸縮側ワイヤーを伸ばし長尺材を略垂直ならしめる工程と、
    上記略垂直とした長尺材を所定の位置に載置する工程と、
    上記切替弁を閉鎖状態として、上記載置された長尺材から上記固定側及び伸縮側ワイヤーを除去する工程と、
    上記切替弁を開放して、上記アキュムレータにより上記ロッド側チャンバーとピストン側チャンバー内を加圧し、上記ピストンロッドのピストン側受圧面積とロッド側受圧面積との差を利用して、上記ピストンロッドを移動せしめ上記伸縮側ワイヤーを縮める工程と
    より成ることを特徴とする長尺材の立て起こし方法
  4. ピストンシリンダ及びピストンロッドに夫々接続された、上下に配置した滑車と、上記上方に配置した滑車の回転軸を回転自在に保持し、上記下方に配置した滑車の回転軸を回転自在に且つ上下方向に移動自在に支持するフレームと、上記フレームに固定した一端と、上記下方の滑車から上方の滑車に懸架した後上記長尺材の一端部に固定される他端とを有する伸縮側ワイヤーと、上記フレームに固定される一端と上記長尺材の他端部に固定される他端とを有する固定側ワイヤーとより成る油圧シリンダ装置と、
    ロッド側チャンバーとピストン側チャンバー間を連結する油圧ラインと、この油圧ラインに介挿した切替弁と、上記油圧ラインに連通したアキュムレータとより成る油圧制御回路とより成る吊具を用い、
    垂直状態の長尺材の一端部及び他端部に夫々上記固定側ワイヤーの下端及び伸縮側ワイヤーの下端を固定し、上記切替弁を閉鎖状態として、長尺材を垂直に吊り上げる工程と、
    上記切替弁を開放して、上記伸縮側ワイヤーを伸ばし長尺材を略水平ならしめる工程と、
    上記略水平とした長尺材を所定の位置に載置する工程と、
    上記切替弁を閉鎖状態として、上記載置された長尺材から上記固定側及び伸縮側ワイヤーを除去する工程と、
    上記切替弁を開放して、上記アキュムレータにより上記ロッド側チャンバーとピストン側チャンバー内を加圧し、上記ピストンロッドのピストン側受圧面積とロッド側受圧面積との差を利用して、上記ピストンロッドを移動せしめ上記伸縮側ワイヤーを縮める工程と、
    より成ることを特徴とする長尺材の立て起こし方法
  5. ピストンシリンダ及びピストンロッドに夫々接続された、上下に配置した滑車と、上記上方に配置した滑車の回転軸を回転自在に保持し、上記下方に配置した滑車の回転軸を回転自在に且つ上下方向に移動自在に支持するフレームと、上記フレームに固定した一端と、上記下方の滑車から上方の滑車に懸架した後上記長尺材の一端部に固定される他端とを有する伸縮側ワイヤーと、上記フレームに固定される一端と、上記長尺材の他端部に固定される他端とを有する固定側ワイヤーとより成る油圧シリンダ装置と、
    アキュムレータと、ピストン側チャンバーと上記アキュムレータ間を連結する油圧ラインと、この油圧ラインに介挿した切替弁と、ロッド側チャンバーに連通したエアーブリーザーとより成より成る吊具を用い、
    水平状態の長尺材の一端部及び他端部に夫々上記吊具の伸縮側ワイヤーの下端及び固定側ワイヤーの下端を固定し、上記切替弁を閉鎖状態として、長尺材を水平に吊り上げる工程と、
    上記切替弁を開放して、上記長尺材の自重を利用して、上記伸縮側ワイヤーを伸ばし長尺材を略垂直ならしめると同時に上記ピストンロッドの移動により上記アキュムレータを蓄圧せしめ工程と、
    上記略垂直とした長尺材を所定の位置に載置する工程と、
    上記切替弁を閉鎖状態として、上記載置された長尺材から上記固定側及び伸縮側ワイヤーを除去する工程と、
    上記切替弁を開放して、上記アキュムレータにより上記ピストン側チャンバー内を加圧し、上記ピストンロッドを移動せしめ上記伸縮側ワイヤーを縮めることを特徴とする長尺材の立て起こし方法。
  6. ピストンシリンダ及びピストンロッドに夫々接続された、上下に配置した滑車と、上記上方に配置した滑車の回転軸を回転自在に保持し、上記下方に配置した滑車の回転軸を回転自在に且つ上下方向に移動自在に支持するフレームと、上記フレームに固定した一端と、上記下方の滑車から上方の滑車に懸架した後上記長尺材の一端部に固定される他端とを有する伸縮側ワイヤーと、上記フレームに固定される一端と、上記長尺材の他端部に固定される他端とを有する固定側ワイヤーとより成る油圧シリンダ装置と、
    アキュムレータと、ピストン側チャンバーと上記アキュムレータ間を連結する油圧ラインと、この油圧ラインに介挿した切替弁と、ロッド側チャンバーに連通したエアーブリーザーとより成より成る吊具を用い、
    垂直状態の長尺材の一端部及び他端部に夫々上記吊具の固定側ワイヤーの下端及び伸縮側ワイヤーの下端を固定し、上記切替弁を閉鎖状態として長尺材を垂直に吊り上げる工程と、
    上記切替弁を開放して、上記長尺材の自重を利用して、上記伸縮側ワイヤーを伸ばし長尺材を略水平ならしめると同時に上記ピストンロッドの移動により上記アキュムレータを蓄圧せしめ工程と、
    上記略水平とした長尺材を所定の位置に載置する工程と、
    上記切替弁を閉鎖状態として、上記載置された長尺材から上記固定側及び伸縮側ワイヤーを除去する工程と、
    上記切替弁を開放して、上記アキュムレータにより上記ピストン側チャンバー内を加圧し、上記ピストンロッドを移動せしめ上記伸縮側ワイヤーを縮めることを特徴とする長尺材の立て起こし方法。
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