JP4161886B2 - 車両の盗難防止装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の盗難防止装置に関するものである。
車両の盗難防止装置に関する従来技術としては、下記特許文献1が知られている。
同文献1に記載の車両の盗難防止装置は、レッカー車やトレーラに車両を積込んで運び去り、盗難を察知される恐れのない場所でエンジンコントローラのユニットを交換するような車両窃盗を防止しようとするもので、キーオフ操作時にナビゲーションシステムに使用されているGPSが検出する自車位置を停止時位置として停止時位置記憶部に記憶させ、次のキーオン操作時には、イモビライザユニットがGPSの検出する自車位置を停止時位置記憶部に記憶されている停止時位置と比較し、所定の誤差範囲内にあれば正規のユーザーによる始動操作としてエンジン始動を可能とし、一方、キーオン操作時の自車位置が停止時位置と大きく食違っていれば、イモビライザユニットは不正に車両が移動されたもの、したがって盗難を受けたものと見なしてエンジン始動を禁止するものである。
しかしながら、このような車両の盗難防止装置では、例えば、車両が海上をカーフェリーで移動したり、何らかの車両事故で自動車積載用車両に乗せられてリペアショップに搬送されたりする時に問題が生じる。即ち、上記のような場合、キーオフ操作された状態で別の場所に移動するため、次にキーオン操作される時の自車位置はキーオフ操作される時の自車位置と大きく食違ってしまい、その結果、盗難されていないにもかかわらず、正規のユーザーのエンジン始動が禁止されてしまう状態となる。
したがって、上記のように、盗難されていないにもかかわらず、正規のユーザーのエンジン始動が禁止されてしまう状態となったり、別の場所に運び去られた後にエンジンコントローラ等がイモビライザーシステムの無いものと交換されてエンジンの始動が許可されて盗難にあったりするのを、共に防止できる車両の盗難防止装置が望まれる。
特開平9−240429号公報
以上より本発明は、盗難されていないにもかかわらず、正規のユーザーのエンジン始動が禁止されてしまう状態となったり、別の場所に運び去られた後にエンジンコントローラ等がイモビライザーシステムの無いものと交換されてエンジンの始動が許可されて盗難にあったりするのを、共に防止できる車両の盗難防止装置を提供する。
本発明に関わる車両の盗難防止装置の第一の構成は、イグニッションキースイッチのON操作によって作動し、車両の走行距離データを記憶する走行距離データ記憶手段が備えられたエンジン制御側イモビライザユニットと、インパネに設けられた指示メータに接続され、車両の走行距離データを記憶する走行距離データ記憶手段が備えられたメータ側イモビライザユニットとを有すると共に、エンジン制御側イモビライザユニットの走行距離データ記憶手段に記憶されている走行距離データと、メータ側イモビライザユニットの走行距離データ記憶手段に記憶されている走行距離データとを比較する比較手段が備えられ、
エンジン制御側イモビライザユニットは、イグニッションキースイッチのON操作時に比較手段における両走行距離データの比較判定結果が不一致の時、エンジンの作動を禁止するものである。
第一の構成によれば、エンジン制御側イモビライザユニットの走行距離データ記憶手段に記憶されている走行距離データと、メータ側イモビライザユニットの走行距離データ記憶手段に記憶されている走行距離データとが比較手段で比較判定され、両走行距離データが一致していればエンジンの始動が許可され、不一致の時にはエンジンの始動が禁止される車両の盗難防止装置とされている。したがって、車両が停止しているその場所、あるいは持ち運ばれた別の場所を問わず、エンジン制御ユニットがイモビライザーシステムの搭載されていない別のエンジン制御ユニットと交換された場合、エンジン制御側イモビライザユニットの走行距離データ記憶手段に記憶されている走行距離データと、メータ側イモビライザユニットの走行距離データ記憶手段に記憶されている走行距離データとは、比較の判定結果が不一致とされ、エンジンの始動ができず、盗難による不当な使用が防止できる。
また、第一の構成によれば、エンジン制御側イモビライザユニットの走行距離データ記憶手段に記憶されている走行距離データとメータ側イモビライザユニットの走行距離データ記憶手段に記憶されている走行距離データとを比較するものであるため、エンジンがOFFとされた状態でカーフェリー等で移動した後、正規のユーザーのエンジン始動が禁止されることも無い。
なお、イモビライザーシステムとしては、キーシリンダにキーが挿入され、エンジン始動操作を行う際、キーID番号がエンジン制御ユニットとメータユニットとに送信され、エンジン制御ユニットとメータユニットとに登録されているキーID番号と照合を行うようにされるのが好ましい。
本発明に関わる第二の構成は、上記第一の構成において、比較手段はエンジン制御側イモビライザユニットとメータ側イモビライザユニットのいずれか一方に備えられ、エンジン制御側イモビライザユニットには、走行距離データを用いて照合値を演算するための暗号値が生成される暗号値生成手段が備えられ、暗号値生成手段で生成された暗号値はエンジン制御側イモビライザユニットからメータ側イモビライザユニットに送信され、エンジン制御側イモビライザユニットは、暗号値と記憶している走行距離データとを用いてエンジン制御ユニット側照合値を演算する演算手段によりエンジン制御ユニット側照合値を演算し、メータ側イモビライザユニットは、受信した暗号値と記憶している走行距離データとを用いてメータ側照合値を演算する演算手段によりメータ側照合値を演算した後、比較手段で両照合値を比較するものである。
第二の構成によれば、エンジン制御側イモビライザユニットからメータ側イモビライザユニットに暗号値が送信され、メータ側イモビライザユニットは、受信した暗号値と記憶していた走行距離データとを用いて演算手段によりメータ側照合値を演算する。一方、エンジン制御側イモビライザユニットは、自ユニットで生成した暗号値と、記憶していた走行距離データとを用いて演算手段により演算したエンジン制御側照合値を演算する。そして、メータ側照合値とエンジン制御側照合値とは、エンジン制御側イモビライザユニットまたはメータ側イモビライザユニットに備えられている比較手段で比較される。したがって、エンジン制御ユニットがイモビライザーシステムの搭載されていない別のエンジン制御ユニットと交換された場合、エンジン制御側イモビライザユニットから暗号値をメータ側ユニットに送信することが出来ず、比較も不能であるためエンジンの始動ができず、盗難による不当な使用が防止できる。
なお、より高いセキュリティ性を確保するためには、暗号値生成手段によって生成される暗号値を、イグニッションキースイッチONの度に異なる暗号値として生成するのが好ましい。
本発明に関わる第三の構成は、上記第二の構成において、比較手段は、イグニッションキースイッチのON時に、該ON時よりも少なくとも1回前のON時の走行距離データを下に演算された照合値を比較するものである。
第三の構成によれば、比較に用いられる照合値は、イグニッションキースイッチONされる時点よりも1回前、或いは2回前等、少なくとも1回前のイグニッションキースイッチON時に記憶されていた走行距離データが下とされるため、イグニッションキースイッチONの操作の度に比較に用いられる照合値が変更され、高いセキュリティを有するシステムとすることができる。したがって、例えば、インパネの指示メータに表示されている走行距離を、比較手段を有する別の盗難用エンジン制御ユニットに入力して比較させて走行距離の一致を得ようとする手口をしてもメータ側に記憶されている走行距離データは、その時よりも少なくとも1回前のイグニッションキースイッチON時に記憶されていた走行距離データであるため比較結果は不一致となる。したがって、エンジンの始動は禁止され、盗難による不当な使用が防止できる。
本発明に関わる第四の構成は、上記第一の構成において、走行距離データ記憶手段は、イグニッションキースイッチのON時にメータ側記憶部と、エンジン制御ユニット側記憶部とに走行距離データがそれぞれ記憶されるものである。
第四の構成によれば、走行距離記憶手段は、イグニッションキースイッチのON時にメータ側記憶部と、エンジン制御ユニット側記憶部とに走行距離がそれぞれ記憶されるため、電源電圧が安定して得られ、メモリ用バッテリを別途設ける必要が無い。
以上、本発明によれば、盗難されていないにもかかわらず、正規のユーザーのエンジン始動が禁止されてしまう状態となったり、別の場所に運び去られた後にエンジンコントローラ等がイモビライザーシステムの無いものと交換されてエンジンの始動が許可されて盗難にあったりするのを、共に防止できる車両の盗難防止装置を提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明に係る車両の盗難防止装置の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、本発明に係る車両の盗難防止装置は、例えば燃料噴射量、燃料噴射タイミング、スロットル開度、エンジン始動用スタータの起動指令等、エンジンに係る装置を総合的に制御するパワートレイン制御モジュール( Powertrain Control Module、以下、PCMと称す)1と、運転席の車両前方に配設された指示メータ3と、エンジン制御装置1と指示メータ3とを結ぶ通信ライン5と、キーシリンダ11に挿入されてイグニッションキースイッチOFF、アクセサリON、或いはイグニッションキースイッチONの位置に回動操作されるキー7と、エンジンスタータ39とで構成されている。また、キー7にはID番号が記憶されていると共に、キー7がキーシリンダ11に挿入された際に、記憶されているID番号をアンテナANTに送信するトランスポンダ9が備えられている。
PCM1には、エンジン制御側イモビライザユニット(以下、PCM側ユニットと称す)21が設けられ、このPCM側ユニット21には、暗号値生成手段19と、記憶部25と演算手段27とを有する記憶手段23と、比較手段29とが備えられ、記憶部25と演算手段27とは走行距離データが相互にやり取りされる。また、記憶手段23から比較手段29に走行距離データを用いて演算されたエンジン制御ユニット側照合値(以下、PCM側照合値)が送られる。
一方、指示メータ3には、走行距離を表示するオドメータ13と、メータ側イモビライザユニット(以下、MU側ユニットと称す)31が設けられ、MU側ユニット31には、記憶部35と演算手段37とを有する記憶手段33が備えられ、記憶部25と演算手段37とは走行距離データが相互にやり取りされる。演算手段37では、記憶部25に記憶されていた走行距離データを用いてメータ側照合値が演算され、MU側ユニット31からPCM側ユニットにメータ側照合値(MU側照合値)が送信される。
そして、比較手段29においてPCM側照合値とMU側照合値とが比較され、その比較の結果に基づいてPCM側ユニット21はエンジンの始動を許可、又は禁止する。その結果、エンジンの始動が許可された場合は、エンジンスタータ39が起動し、逆に始動を禁止された場合は、エンジンスタータ39は起動出来ないようにされている。なお、暗号値生成手段19は、走行距離データを用いて照合値を演算するための暗号値を生成する手段である(詳細、後述)。
図2は、キー7がキーシリンダ11に挿入され、PCM側ユニット21とMU側ユニット31とに記憶されていた走行距離データを比較照合し、エンジンの始動を許可、或いは不許可にする、走行距離データ照合ロジックの内、PCM側ユニット21の制御フローを示すフローチャート図である。
図2において、まず、ステップ100からスタートし、ステップ105でキー7がキーシリンダ11に挿入されると、トランスポンダ9からアンテナANTを経てID番号がPCM側ユニット21に送信され、ステップ110に進む。ステップ110では、PCM側ユニット21が予め記憶しているID番号と、アンテナANTから受信したID番号とを照合し、一致すればさらにID番号をMU側ユニット31に送信し、MU側ユニット31でも予め記憶しているID番号と受信したID番号とを照合する。
MU側ユニット31でも両ID番号が一致すれば、MU側ユニット31は一致信号をPCM側ユニット21に送信してステップ115に進む。
両ID番号が不一致の場合、MU側ユニット31は不一致信号をPCM側ユニット21に送信し、MU側ユニット31はステップ140に進んでエンジンの始動を不許可とし、エンジンスタータ39は起動されない。
PCM側ユニット21とMU側ユニット31の両ユニットで夫々、予め記憶しているID番号と受信したID番号が一致し、ステップ115に進むと、PCM側ユニット21の暗号値生成手段19でランダム値(暗号値)(R)が生成される。
ランダム値(R)は、例えば2、3、・・・、10等の整数値であり、キー7がイグニッションキースイッチON位置に操作される度に異なったランダム値(R)として生成され、ステップ120に進む。
ステップ120では、ステップ115で生成されたランダム値(R)がPCM側ユニット21からMU側ユニット31へ送信されると同時に、PCM側ユニット21の演算手段27で照合値を演算処理するステップ125に進む。
まず、ステップ125では、PCM側ユニット21の記憶部25に予め記憶されていた走行距離データ(Cm−2)とステップ115で生成したランダム値(R)とを用い、演算手段27にて照合用アルゴリズム(Cp=F(Cm−2,R))によりPCM側照合値(Cp)を生成する。
これは例えば、ステップ115で生成したランダム値(R)が5で、PCM側ユニット21の記憶部25に予め記憶されていた走行距離データ(Cm−2)が6,000kmの場合、これらを乗じた30,000がPCM側照合値(Cp)として生成されるものである。
一方、ステップ120においてMU側ユニット31に送信されたランダム値(R)は、走行距離データ照合ロジックの内、MU側ユニット31の制御フローを示すフローチャート図である図3の各ステップにより処理されてMU側照合値が演算される。
即ち、ステップ200でMU側ユニット31はPCM側ユニット21から送信されたランダム値(R)を受信し、ステップ205に進む。
ステップ205では、MU側ユニット31の記憶部35に予め記憶されていた走行距離データ(Cm−2)とステップ200で受信したランダム値(R)とを用い、演算手段37にて照合用アルゴリズム(Cm=F(Cm−2,R))によりMU側照合値(Cm)を生成する。
これは例えば、上で説明した例に倣えば、ステップ200で受信したランダム値(R)は5であり、MU側ユニット31の記憶部35に予め記憶されていた走行距離データ(Cm−2)が6,000kmの場合、これらを乗じた30,000がMU側照合値(Cm)として生成されるものである。
なお、PCM側ユニット21の記憶部25とMU側ユニット31の記憶部35とに記憶されていた走行距離データ(Cm−2)は、今回のイグニッションキースイッチON操作時の走行距離データではなく、過去のイグニッションキースイッチON操作時の走行距離データである。また、PCM側ユニット21の記憶部25に記憶されていた走行距離データ(Cm−2)と、MU側ユニット31の記憶部35に予め記憶されていた走行距離データ(Cm−2)とは、PCM側ユニット21若しくはMU側ユニット31が別のユニットに交換されない限り等しい。これらについては、図4、図5を用いた走行距離データ移動ロジック、及び走行距離データ変換ロジックの説明で明らかにされる。
さて、ステップ205で生成されたMU側照合値(Cm)は、ステップ210に進んでMU側ユニット31からPCM側ユニット21に送信される。
そしてここで再度、図2に戻り、ステップ130においてPCM側ユニット21はMU側ユニット31からMU側照合値(Cm)を受信し、ステップ135に進む。
ステップ135は、PCM側ユニット21の比較手段29において、先に演算していたPCM側照合値(Cp)と、MU側ユニット31から受信したMU側照合値(Cm)とを比較し、一致、又は不一致を判断する判断ブロックである。
ステップ135では、PCM側照合値(Cp)とMU側照合値(Cm)とが一致した場合、ステップ150に進むと同時に図4、図5に示す走行距離データ移動ロジック、及び走行距離データ変換ロジックに進み、不一致の場合ステップ140に進む。
ステップ140は、エンジン始動を不許可とするもので、エンジンスタータ39は起動することなく、ステップ145に進んでエンドとされる。
このステップ140に進むのは、車両のPCM1、若しくはPCM側ユニット21が不当に取り替えられた場合である。即ち、このような場合はPCM側ユニット21の記憶部25に記憶されていた走行距離データ(Cm−2)が別の値、或いはPCM側ユニット21に走行距離データが無い状態となるため、PCM側照合値(Cp)とMU側照合値(Cm)とは不一致となってエンジンスタータ39は起動されない。
一方、ステップ150では、PCM側ユニット21がエンジン始動許可信号を生成し、エンジンスタータ39の起動が実行され、ステップ160にてエンドとされる。
また、ステップ150では、エンジン始動許可信号が生成されると同時に、走行距離データ移動ロジック、及び走行距離データ変換ロジックの実行を開始するためのトリガとしてMU側ユニット31に送信される。
続いて、走行距離データ移動ロジック、及び走行距離データ変換ロジックについて説明する。図4は、MU側ユニット31で処理される走行距離データ移動ロジック、及び走行距離データ変換ロジックのフローチャート図、図5は、PCM側ユニット21で処理される走行距離データ変換ロジックのフローチャート図である。
図4において、ステップ300では、MU側ユニット31はステップ150で生成されるエンジン始動許可信号を受信して以下の処理の実行を開始しステップ305に進む。
ステップ305は、走行距離データ移動ロジックの一部であり、イグニッションキースイッチONした現在のMU側ユニット31の走行距離データ(O)と、これより1回前にイグニッションキースイッチONした時のMU側ユニット31の走行距離データ(Om−1)と、さらに1回前にイグニッションキースイッチONした時のMU側ユニット31の走行距離データ(Om−2)とについて、条件αとして(O)>(Om−1)>(Om−2)が成立するかどうかを判断するステップである。
この走行距離データ(Om−2)は、即ち、現時点のイグニッションキースイッチON時よりも2回前のイグニッションキースイッチON時点の走行距離データであると共に、先にステップ125で説明した、PCM側照合値(Cp)を演算するためにPCM側ユニット21に送信され、PCM側ユニット21の記憶部25に予め記憶される走行距離データ(Cm−2)の元データである。したがって、先にステップ125で説明した「過去のイグニッションキースイッチON操作時」とは、「現時点のイグニッションキースイッチON時よりも2回前のイグニッションキースイッチON操作時」ということになる。
ステップ305では、通常の自動車の使用であれば2回前のイグニッションキースイッチON操作の後、ある距離を走行した後イグニッションキースイッチはOFF操作され、次に1回前のイグニッションキースイッチON操作の後、ある距離を走行した後イグニッションキースイッチがOFF操作され、そして今回、イグニッションキースイッチON操作に至ることになるので、条件αは成立し、ステップ310へ進む。
しかし、例えば1回前のイグニッションキースイッチのON操作でエンジンは起動したが運転者の都合で走行しないような場合もあり得る。このような場合、条件αは不成立となり、以後の処理は行われず、ステップ325に進んでエンドとされる。但し、この場合、エンジン停止に至ることは無い。
条件αが成立し、ステップ310へ進むと、MU側ユニット31では走行距離データ変換ロジックにより走行距離データ変換処理が実行される。このステップ310における走行距離データ変換ロジックは、ステップ200においてPCM側ユニットから受信したランダム値(R)と、走行距離データ変換アルゴリズム(Ov=F(Om−1,R))とを使って、1回前にイグニッションキースイッチONした時のMU側ユニット31の走行距離データ(Ov)を演算手段37にて生成する。ここで、走行距離データ(Om−1)は、1回前にイグニッションキースイッチをON操作した時のMU側ユニット31の走行距離データである。
そして、ステップ315に進むと、生成した走行距離データ(Ov)はPCM側ユニット21に送信され、且つ次ステップ320に進む。
ステップ320では、再び走行距離移動ロジックに戻り、MU側ユニット31の走行距離データのメモリシフト処理が実行される。即ち、1回前にイグニッションキースイッチONした時のMU側ユニット31の走行距離データ(Om−1)を、新たに2回前にイグニッションキースイッチONした時のMU側ユニット31の走行距離データ(Cm−2)と書き換え、同時に現在のMU側ユニット31におけるオドメータ値である走行距離データ(O)を、新たに1回前にイグニッションキースイッチONした時のMU側ユニット31の走行距離データ(Om−1)と書き換える。これら新たに書き換えられた走行距離データ(Om−1)、(Cm−2)は、記憶部35に記憶され、ステップ325に進んで終了される。
なお、新たに書き換えられて記憶部35に記憶された走行距離データ(Cm−2)は、次回のイグニッションキースイッチON操作時におけるステップ130の照合用アルゴリズム(Cm=F(Cm−2,R))を演算実行するための走行距離データとして用いられる。
一方、ステップ315にてMU側ユニット31から送信された走行距離データ(Ov)は、図5に示すステップ400にてPCM側ユニット21に受信され、次ステップ405に進む。
ステップ405では、PCM側ユニット21の演算手段27にて、走行距離変換ロジックにより走行距離データ復元処理が実行される。走行距離データ復元処理とは、MU側ユニット31から送信された走行距離データ(Ov)と、ステップ115で生成したランダム値(R)とを用いた走行距離データ復元アルゴリズム(Om−2=F(Ov,R))を使って走行距離データ(Om−2)を演算する処理である。即ち、この演算された走行距離データ(Om−2)は、元々、ステップ310にて1回前の走行距離データである(Om−1)とランダム値(R)を用いた走行距離データ変換アルゴリズム(Ov=F(Om−1,R))により演算された走行距離データ(Ov)を用い、これが逆算されるものであるから、現時点のイグニッションキースイッチON時よりも1回前のイグニッションキースイッチON時の走行距離データ(Om−1)と等しいことになる。しかし、次回のイグニッションキースイッチON時には、1回前の走行距離データとなるため、予め、2回前のイグニッションキースイッチON時の走行距離データ(Om−2)として演算しておくものである。
走行距離データ復元アルゴリズム(Om−2=F(Ov,R))を使って走行距離データ(Om−2)が演算されると、ステップ410に進む。ステップ410は、PCM側ユニット21における走行距離変換ロジックの続きのステップであり、走行距離データPCM側ユニット21の記憶部25に、走行距離データ(Om−2)を新たな走行距離データ(Cm−2)として記憶する。この新たな走行距離データ(Cm−2)は、次回のイグニッションキースイッチON時におけるステップ125にて照合値(Cp)を生成するために用いられる。
新たな走行距離データ(Cm−2)が記憶部25に記憶されると、ステップ415に進んで終了する。
以上、本発明の実施の形態を説明した。これによれば、以下5点のセキュリティ性向上策が本実施の形態には含まれている。
(1)キーのID番号は、エンジン制御ユニットとメータユニットとで照合される。
(2)ランダム値は、イグニッションキースイッチON操作時の度に異なる値が生成される。
(3)PCM側ユニットとMU側ユニットとで夫々、ランダム値と記憶していた走行距離データを用いて走行距離データが演算される。
(4)PCM側ユニットとMU側ユニットとがデータ等を互いに送受信する。
(5)現在のイグニッションキースイッチON操作時よりも過去のイグニッションキースイッチON操作時の走行距離データを用いて照合値が演算される。
したがって、例えば、エンジン制御ユニットをイモビライザーシステムの搭載されていない別のエンジン制御ユニットと交換してエンジンを起動させようとする、極めて悪質な盗難の手口をもってしても、MU側ユニットとのデータ等のやり取りが出来ないためエンジン始動は不可能であり、盗難による不当な使用が防止できる。
また、GPS装置を用いてキーオフ時の自車位置とキーオン時の自車位置とを夫々記憶させ、これら比較するというシステムではないので、フェリー等で別の場所に移動した際に、正規ユーザであるにもかかわらずエンジン始動が出来なくなるという事態に陥ることは無い。
また、上記実施の形態は、ステップ135において比較される照合値(Cp)と照合値(Cm)とが、現在のイグニッションキースイッチON操作時よりも2回前のイグニッションキースイッチON操作時に記憶した走行距離データを元にしたデータとされている。本発明では、これに限定されることはなく、1回前のイグニッションキースイッチON操作時に記憶した走行距離データを元にした照合値(Cp)と照合値(Cm)とを比較しても良く、この別の実施の形態について図6〜図9に基づいて説明する。なお、図6におけるステップ500〜ステップ520、及び図7におけるステップ600はそれぞれ、図2のステップ100〜ステップ115、及び図3におけるステップ200の説明と同じであるため省略する。ここで図6は、上記別の実施の形態におけるPCM側ユニットの走行距離データ照合ロジックを示すフローチャート図、図7は、同MU側ユニットの走行距離データ照合ロジックを示すフローチャート図、図8は、上記別の実施の形態におけるMU側ユニット31で処理される走行距離データ移動ロジック、及び走行距離データ変換ロジックのフローチャート図、図9は、同PCM側ユニット21で処理される走行距離データ変換ロジックのフローチャート図である。
まず、図6において、ステップ520では、PCM側ユニット21の記憶部25に予め記憶されていた走行距離データ(Cm−1)とステップ515で生成したランダム値(R)とを用い、演算手段27にて照合用アルゴリズム(Cp=F(Cm−1,R))によりPCM側照合値(Cp)を生成する。
これは例えば、ステップ315で生成したランダム値(R)が5で、PCM側ユニット21の記憶部25に予め記憶されていた走行距離データ(Cm−1)が6,000kmの場合、これらを乗じた30,000がPCM側照合値(Cp)として生成されるものである。
一方、ステップ520においてMU側ユニット31に送信されたランダム値(R)は、走行距離データ照合ロジックの内、MU側ユニット31の制御フローを示すフローチャート図である図7の各ステップにより処理されてMU側照合値が演算される。
即ち、ステップ600でMU側ユニット31はPCM側ユニット21から送信されたランダム値(R)を受信し、ステップ605に進む。
ステップ605では、MU側ユニット31の記憶部35に予め記憶されていた走行距離データ(Cm−1)とステップ600で受信したランダム値(R)とを用い、演算手段37にて照合用アルゴリズム(Cm=F(Cm−1,R))によりMU側照合値(Cm)を生成する。
これは例えば、上で説明した例に倣えば、ステップ600で受信したランダム値(R)は5であり、MU側ユニット31の記憶部35に予め記憶されていた走行距離データ(Cm−1)が6,000kmの場合、これらを乗じた30,000がMU側照合値(Cm)として生成されるものである。
なお、PCM側ユニット21の記憶部25とMU側ユニット31の記憶部35とに記憶されていた走行距離データ(Cm−1)は、今回のイグニッションキースイッチON操作時の走行距離データではなく、今回より1回前のイグニッションキースイッチON操作時の走行距離データである。また、PCM側ユニット21の記憶部25に記憶されていた走行距離データ(Cm−1)と、MU側ユニット31の記憶部35に予め記憶されていた走行距離データ(Cm−1)とは、PCM側ユニット21若しくはMU側ユニット31が別のユニットに交換されない限り等しい。これらについては、図8、図9を用いた走行距離データ移動ロジック、及び走行距離データ変換ロジックの説明で明らかにされる。
さて、ステップ605で生成されたMU側照合値(Cm)は、ステップ610に進んでMU側ユニット31からPCM側ユニット21に送信される。
そしてここで再度、図6に戻り、ステップ530においてPCM側ユニット21はMU側ユニット31からMU側照合値(Cm)を受信し、ステップ535に進む。
ステップ535は、PCM側ユニット21の比較手段29において、先に演算していたPCM側照合値(Cp)と、MU側ユニット31から受信したMU側照合値(Cm)とを比較し、一致、又は不一致を判断する判断ブロックである。
ステップ535では、PCM側照合値(Cp)とMU側照合値(Cm)とが一致した場合、ステップ550に進むと同時に走行距離データ移動ロジック、及び走行距離データ変換ロジックに進み、不一致の場合ステップ540に進む。
ステップ540は、エンジン始動を不許可とするもので、エンジンスタータ39は起動しない。
このステップ540に進むのは、車両のエンジン制御装置1、若しくはPCM側ユニット21が不当に取り替えられた場合である。即ち、このような場合はPCM側ユニット21の記憶部25に記憶されていた走行距離データ(Cm−1)が別の値となるため、PCM側照合値(Cp)とMU側照合値(Cm)とは不一致となってエンジン始動は不許可とされる。
一方、ステップ550では、PCM側ユニット21がエンジン始動許可信号を生成し、エンジンスタータ39の起動が実行される。
また、ステップ345で生成されるエンジン始動許可信号は、走行距離データ移動ロジック、及び走行距離データ変換ロジックの実行を開始するためのトリガとしてMU側ユニット31に送信される。
続いて、走行距離データ移動ロジック、及び走行距離データ変換ロジックについて、それらのフローチャート図である図8、図9を用いて説明する。
図8のステップ700において、MU側ユニット31はステップ550で生成されるエンジン始動許可信号を受信して以下の処理の実行を開始しステップ405に進む。
ステップ705は、イグニッションキースイッチONした現在のMU側ユニット31の走行距離データ(O)と、これより1回前にイグニッションキースイッチONした時のMU側ユニット31の走行距離データ(Om−1)とについて、条件αとして(O)>(Om−1)が成立するかどうかを判断するステップである。
この走行距離データ(Om−1)は、現時点のイグニッションキースイッチON時よりも1回前のイグニッションキースイッチON時点の走行距離データであると共に、先にステップ525で説明した、PCM側照合値(Cp)を演算するためにPCM側ユニット21に送信され、PCM側ユニット21の記憶部25に記憶される走行距離データ(Cm−1)の元データである。
ステップ705では、通常の自動車の使用であれば1回前のイグニッションキースイッチONの後、ある距離を走行した後イグニッションキースイッチOFFされ、そして今回、イグニッションキースイッチONに至るので、条件αは成立し、ステップ710へ進む。
しかし、例えば1回前のイグニッションキースイッチONでエンジンは起動したが運転者の都合で走行しないような場合もあり得る。このような場合、条件αは不成立となり、以後の処理は行われず、ステップ725に進んで終了する。但し、この場合、エンジン停止に至ることは無い。
条件αが成立し、ステップ710へ進むと、MU側ユニット31では走行距離データ変換ロジックにより走行距離データ変換処理が実行される。このステップ710における走行距離データ変換ロジックは、ステップ600においてPCM側ユニットから受信したランダム値(R)と、走行距離データ変換アルゴリズム(Ov=F(O,R))とを使って、今回イグニッションキースイッチONした時のMU側ユニット31の走行距離データ(Ov)を演算手段37にて生成する。ここで、走行距離データ(O)は、今回のイグニッションキースイッチON時のMU側ユニット31の走行距離データである。
そして、ステップ715に進むと、生成した走行距離データ(Ov)はPCM側ユニット21に送信されると同時に、MU側ユニット31にて次の処理を実行すべくステップ720に進む。
ステップ720では、再び走行距離移動ロジックに戻り、MU側ユニット31の走行距離データのメモリシフト処理が実行される。即ち、今回イグニッションキースイッチONした時のMU側ユニット31の走行距離データ(O)を、新たに1回前にイグニッションキースイッチONした時のMU側ユニット31の走行距離データ(Cm−1)と書き換える。この新たに書き換えられた走行距離データ(Om−1)は、記憶部35に記憶され、ステップ725に進んで終了される。
なお、新たに書き換えられて記憶部35に記憶された走行距離データ(Cm−1)は、次回のイグニッションキースイッチON時におけるステップ330の照合用アルゴリズム(Cm=F(Cm−1,R))の走行距離データとして用いられる。
一方、ステップ715にてMU側ユニット31から送信された走行距離データ(Ov)は、図8に示すステップ800にてPCM側ユニット21に受信され、次ステップ805に進む。
ステップ805では、PCM側ユニット21の演算手段27にて、走行距離変換ロジックにより走行距離データ復元処理が実行される。走行距離データ復元処理とは、MU側ユニット31から送信された走行距離データ(Ov)と、ステップ310で生成したランダム値(R)とを用いた走行距離データ復元アルゴリズム(Om−1=F(Ov,R))を使って走行距離データ(Om−1)を演算する処理である。即ち、この演算された走行距離データ(Om−1)は、元々、ステップ410にて今回のイグニッションキースイッチONした時の走行距離データである(O)とランダム値(R)を用いた走行距離データ変換アルゴリズム(Ov=F(O,R))により演算された走行距離データ(Ov)を用い、これが逆算されるものであるから、現時点のイグニッションキースイッチON時の走行距離データ(O)と等しい。しかし、次回のイグニッションキースイッチON時には、1回前の走行距離データとなるため、予め、1回前のイグニッションキースイッチON時の走行距離データ(Om−1)として演算しておくものである。
走行距離データ復元アルゴリズム(Om−1=F(Ov,R))を使って走行距離データ(Om−1)が演算されると、走行距離変換ロジックの一部であるステップ810に進む。ステップ810では、PCM側ユニット21の記憶部25に、走行距離データ(Om−1)を新たな走行距離データ(Cm−1)として記憶する。この新たな走行距離データ(Cm−1)は、次回のイグニッションキースイッチON時におけるステップ525にて照合値(Cp)を生成するために用いられる。
新たな走行距離データ(Cm−1)が記憶部25に記憶されると、ステップ815に進んで終了する。
以上、別の実施の形態について説明した。これは、先に説明した実施の形態、即ち、照合値(Cp)及び照合値(Cm)のデータを演算するために、イグニッションキースイッチON操作を行った現時点よりも2回前のイグニッションキースイッチON時の走行距離データを用いる場合よりも簡略化されている。しかしながら、セキュリティ性の向上の観点からすると略同等の効果を有している。
なお、以上2つの実施の形態において、記憶手段は、イグニッションキースイッチのON時にメータ側記憶部と、エンジン制御ユニット側記憶部とに走行距離データがそれぞれ記憶されるようにしている。これは、電源の安定性が確保されるため、確実な作動が行われるために好ましい。
以上、本発明を実施するための最良の形態を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、イグニッションキースイッチOFF時に記憶させるようにしても良い。但し、この場合、別にメモリー用バッテリを備えたり、ディレイ回路を設けて記憶する前に電源が遮断されたりしないようにする。そして、過去に記憶した走行距離データとは、1回前、或いは2回前のイグニッションキースイッチOFF時に記憶したものとすれば良い。
本発明に係る盗難防止装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態におけるPCM側ユニットの走行距離データ照合ロジックを示すフローチャート図 本発明の実施の形態におけるMU側ユニットの走行距離データ移動ロジックを示すフローチャート図 本発明の実施の形態におけるMU側ユニットで処理される走行距離データ移動ロジック、及び走行距離データ変換ロジックのフローチャート図 本発明の実施の形態におけるPCM側ユニットで処理される走行距離データ変換ロジックのフローチャート図 別の実施の形態におけるPCM側ユニットの走行距離データ照合ロジックを示すフローチャート図 別の実施の形態におけるMU側ユニットの走行距離データ照合ロジックを示すフローチャート図 別の実施の形態におけるMU側ユニットで処理される走行距離データ移動ロジック、及び走行距離データ変換ロジックのフローチャート図 別の実施の形態におけるPCM側ユニットで処理される走行距離データ変換ロジックのフローチャート図
符号の説明
1・・・パワートレイン制御モジュール
3・・・指示メータ(メータ)
7・・・キー
19・・・暗号値生成手段
21・・・PCM側ユニット(エンジン制御側イモビライザユニット)
23・・・記憶手段(走行距離データ記憶手段)
25・・・記憶部(エンジン制御ユニット側記憶部)
27・・・演算手段
29・・・比較手段
31・・・MU側ユニット(メータ側イモビライザユニット)
33・・・記憶手段(走行距離データ記憶手段)
35・・・記憶部(メータ側記憶部)
37・・・演算手段

Claims (4)

  1. イグニッションキースイッチのON操作によって作動し、車両の走行距離データを記憶する走行距離データ記憶手段が備えられたエンジン制御側イモビライザユニットと、
    インパネに設けられた指示メータに接続され、車両の走行距離データを記憶する走行距離データ記憶手段が備えられたメータ側イモビライザユニットとを有すると共に、
    前記エンジン制御側イモビライザユニットの走行距離データ記憶手段に記憶されている走行距離データと、前記メータ側イモビライザユニットの走行距離データ記憶手段に記憶されている走行距離データとを比較する比較手段が備えられ、
    前記エンジン制御側イモビライザユニットは、前記イグニッションキースイッチのON操作時に前記比較手段における前記両走行距離データの比較判定結果が不一致の時、エンジンの作動を禁止することを特徴とする車両の盗難防止装置。
  2. 請求項1において、前記比較手段は前記エンジン制御側イモビライザユニットと前記メータ側イモビライザユニットのいずれか一方に備えられ、
    前記エンジン制御側イモビライザユニットには、走行距離データを用いて照合値を演算するための暗号値が生成される暗号値生成手段が備えられ、
    該暗号値生成手段で生成された暗号値は前記エンジン制御側イモビライザユニットから前記メータ側イモビライザユニットに送信され、
    前記エンジン制御側イモビライザユニットは、前記暗号値と記憶している走行距離データとを用いて前記エンジン制御ユニット側照合値を演算する演算手段によりエンジン制御ユニット側照合値を演算し、
    前記メータ側イモビライザユニットは、受信した前記暗号値と記憶している走行距離データとを用いて前記メータ側照合値を演算する演算手段により前記メータ側照合値を演算した後、前記比較手段で前記両照合値を比較することを特徴とする車両の盗難防止装置。
  3. 請求項2において、前記比較手段は、前記イグニッションキースイッチのON時に、該ON時よりも少なくとも1回前のON時の走行距離データを下に演算された照合値を比較することを特徴とする車両の盗難防止装置。
  4. 請求項1において、前記走行距離データ記憶手段は、前記イグニッションキースイッチのON時に前記メータ側記憶部と、前記エンジン制御ユニット側記憶部とに走行距離データがそれぞれ記憶されることを特徴とする車両の盗難防止装置。
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