JP4160713B2 - 新規マロネートおよびその製法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は有機合成の分野に関する。特に、以下に記載の新規マロネートおよび次式:
【0002】
【化8】
Figure 0004160713
【0003】
[サイクラニック(1R)配置を有し、1位の置換基に対して2位の基はトランス位に存在し、エポキシ基はシス位に存在し、式中、Rは線状または分枝したC1〜C4のアルキル基であり、R1は線状または分枝したC4〜C6のアルキル、アルケニルまたはアルキニル基である]のキラルなエポキシドの新規合成におけるその使用に関する。本発明は、特に式中のRがメチル基であり、R1が(Z)−2−ペンテニル基である前記式(I)のエポキシドの合成の方向に向けられている。
【0004】
【従来の技術】
前記式(I)のエポキシドは、香料工業において、式(II)のケトンの合成のための前駆物質として非常に重要であり、これは、選択された条件に依存して立体化学的に選択的方法で進行させられる転位反応でケトン(II)に変換される。
【0005】
【化9】
Figure 0004160713
【0006】
(1R)−シス配置を示す式(II)のケトンは、置換基RおよびR1の特性に依存して変動するジャスミン様芳香を発する1群の芳香性分子を形成する。配置(1R)−シスを有する分子は、前記式(II)に示されているように、正にこの化合物の典型的なジャスミン香を示すが、他の3立体異性体は、記載のかつ高度に認められるジャスミン香よりもかなり少ない程度を示す。
【0007】
調香師にとって特に重要なのは、式中のRがメチル基で、R1がn−ペンチルまたは(Z)−2−ペンテニル基である、式(II)の2分子である。これらの化合物は、調香師により賞賛される最良のジャスミン香を示す。式中のR1がn−ペンチル基である化合物に関して、この化合物は、現在は、例えば適当な前駆化合物のエナンチオ選択的水素化により合成的に入手されている(US5874600およびを98/52687参照、双方ともFiemenichSA)。本発明に関連しているこの化合物およびその(Z)−2−ペンテニル類縁体の他の合成は、US 5962706(出願人:Firmenich SA)に記載されており、これを以下に詳説する。
【0008】
前記式(I)のエポキシドの合成法は、US 5962706(出願人:Firmenich SA)明細書に記載されている。この合成は、次のスキームIにより示されている反応工程よりなる。
【0009】
【化10】
Figure 0004160713
【0010】
前記合成は、95%より大きい次元のエナンチオマー過剰率(ee’s)および高収率を示し、従って、所望の規定立体化学を有する所望エポキシド(I)を製造することを可能にし、総合的な収率を高め、かつこの合成のコストを低めるためになお改善することができる。特にキラルなアルコール(IV)から出発するエステル(III)の合成は、オルトエステルCH3C(OR)3でのエステル化反応の後に得られる中間生成物(括弧内に記載)が、所望のエステル(III)(これからエポキシド(I)が製造される)を生じるクライゼン転位反応を誘導するために、約140℃以上の比較的高い温度で処理されるべきである事実により制約されている。従って、アルコール(IV)のエステル化がオルト酢酸トリメチル(R=CH3)で実施される場合には、中間体エステルがその低い沸点の故に約110℃まで加熱できるにすぎないので、不完全な転位反応が起こる。従って、オルト酢酸トリエチル(R=C25)またはより高級な類縁体の使用が要求され、この場合には、中間体エステルはより高い沸点を示し、クライゼン転位反応でエステル(III)の方向への完全な変換を許容する。しかしながら、式(II)の最も評価の高い化合物はメチルエステル(R=CH3)であるので、この転位反応が行われた後に補足的なエステル交換または鹸化/エステル化反応が実施されるべきであり、従ってコストは高くなり、収率は低くなる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、US5962706明細書中に記載の方法を改善する前記の式(III)のエステルを製造する方法を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
この課題は、式:
【0013】
【化11】
Figure 0004160713
【0014】
[(1R)−配置を有し、式中、Rは線状または分枝したC1〜C4のアルキル基であり、R1は線状または分枝したC4〜C6のアルキル、アルケニルまたはアルキニル基である]で表されるエステルの製法により達成され、この方法は、式:
【0015】
【化12】
Figure 0004160713
【0016】
[式中RおよびR1は前記のものを表し、R’は水素またはトリオルガニルシリル基を表す]の化合物の脱カルボキシル化反応よりなる。
【0017】
本発明の有利な1実施態様では、Rはメチル基であり、R’はトリメチルシリル基であり、R1はペンチルまたは(Z)−2−ペンテニル基である。
【0018】
化合物(VI)は、本発明の目的物である新規種の化合物であり、式(II)の所望の芳香成分およびその中間体の製造のために意想外に有利であることが判明した。
【0019】
本発明による新規化合物(VI)の使用は、エステル(III)および最終的にエポキシド(I)を、簡単かつ非常に有効な1ポット反応で製造することを可能にする。
【0020】
この新規化合物(VI)は、エステル(III)を生じる脱カルボキシル化反応で使用され、この反応は、例えば1エステル官能基の鹸化により実施でき、この鹸化は、塩基性または酸性条件下に実施できる。R’がオルガノシリル基、例えばトリメチルシリル基である場合には、N−メチルピロリドン(NMP)および水が加水分解のために使用される場合が特に有利であることが判明した。
【0021】
更に、マロネート(VI)の製造のための独創的な方法を開発することができた。1つの合成法は次のスキームIIに示されており、ここで、R、R’およびR1は前記のものを意味する:
【0022】
【化13】
Figure 0004160713
【0023】
この合成は、公知シクロペンテノン(V)から出発する。このケトンが(1R)配置を有する新規のキラルな混合マロン酸エステル(VII)に変換される。この変換は種々の方法で実施できる。
【0024】
本発明の方法によれば、ケトンがエナンチオ選択的方法で還元されて(1R)サイクラニック配置(cyclanic configuration)を有する相応するシクロペンテノールにされ、次いで、後者がマロン酸の適当な誘導体、例えばそのエステルによりエステル化され、このエステル化は、キラルな炭素の立体化学の保留(retention)を許す条件下に実施される。特別な条件は実施例中に詳述されている。
【0025】
このケト官能基のエナンチオ選択的還元は、文献中に公知の技術を用いて実施される。オキシアザボロリジン−ボランタイプの還元系を使用する場合に有利な結果を得ることができた(例えば E. J. Corey et al., J. Amer. Chem. Soc. 1987,109 7925; S. Itsuno et al., Bull. Chem. Soc. Jpn. 1987, 60, 395; D. J. Mathre et al., J. Org. Chem. 1991,56, 751; V. K. Singh, Synthesis 1992, 605 参照)。
【0026】
式(V)のシクロペンテノンを還元して慣用の変換により所望のラセミ性アルコールにし、引き続きエステル化してラセミ性エステル、例えばアセテートにすることもできる。次いで、ラセミ性エステルは、エナンチオ選択的鹸化を包含する生物工業的方法でリパーゼを用いることにより所望の光学的活性のアルコールに分離される。好適なリパーゼの例は、カンジダ アンタルクチカ(Candida Antarctica) 、シュードモナス フルオレッセンス(Pseudomonas Fluorescens) 、シュードモナス セパシア (Pseudomonas Cepacia) 、ムコール ミエヘイ(Mucor Miehei) 、クロマバクテリウム ビスコスム(Chromabacterium Viscosum) およびムコール ヤバニクス(Mucor Javanicus) を包含する。
【0027】
次いで、(1R)−配置を有するキラルなシクロペンタノールをラセミ化せずにエステル化してマロン酸ジエステル(VII)にする。このエステル化は、例えばアルキルマロニルハライド、例えばメチルマロニルクロリドを用いて実施される。この試薬の使用は、本発明により有利であり、結果的に式中のRがメチル基である混合マロネート(VII)を生じる。
【0028】
新規のキラルなマロネート(VII)を得るためにの他の合成経路では、シクロペンテノン(V)を慣用の還元で相応するラセミ性アルコールにし、引き続き、エナンチオ識別エステル化またはエステル交換により記載のキラルなマロネートにする。この独創的な合成経路が本発明により有利である。もちろん、この酵素的エステル化は、非ラセミ性(1R)−(IV)アルコール上でも好適に実施できる。
【0029】
記載のラセミ性還元は、慣用の還元剤、例えばLiAlH4を用いて実施することができる。こうして得られたラセミ性シクロペンテノールの発明によるエナンチオ選択的エステル化またはエステル交換は、リパーゼをマロン酸の適当な誘導体と一緒に使用することを包含する。記載の誘導体の例(これに限定されるものではない)には、マロン酸のモノエステルおよびマロン酸のジエステルが包含され、後者は、混合エステル(2種の異なるアルコールの)および非混合エステル(1種のアルコールの)であってよい。本発明の関連において、その中の少なくとも1個のカルボキシル基がメタノールによりエステル化されているマロン酸の誘導体を使用するのが有利である。マロン酸の最も有利な誘導体はマロン酸ジメチルである。
【0030】
本発明によるエステル化またはエステル交換反応で使用するのに好適なリパーゼは市販の酵素であり、これには、例えばカンジダ アンタルクチカ 、シュードモナス フルオレッセンス 、シュードモナス セパシア 、ムコール ミエヘイ、クロマバクテリウム ビスコスおよびリゾプス アルヒズス(Rhisopus arrhizus) が包含される。本発明による好適なリパーゼは次のものから選択される:カンジダ アンタルクチカ[即ちNovozyme(R) 435 (Novo Nordisk) およびキラチーム(Chirazyme (R) L-2またはC−2(Roche)、ムコール ミエヘイ(即ちLypozyme (R) IM; origin: Novo Noedisk) およびアルカリゲネスspp(即ち、Lipase QLM; origin :Meito Sangyo; Chyrazyme(R) L10; origin : Roche
) 。
【0031】
マロン酸エステル(VII)の製造に関する最も有利な結果は、ラセミ性シクロペンテノール(出発ケトン(V)から非エナンチオ選択的還元で得られた)を触媒量のリパーゼ、好ましくはカンジダ アンタルクチカまたはアルカリゲネスspp.の存在下に、マロン酸ジメチルと反応させた際に得ることができた。この方法で、97%より大きいエナンチオマー過剰率(ee’s)を得ることができた。
【0032】
次の反応工程で、混合マロネート(VII)をエノール化して、かつ不安定なケテンアセタール(VIII)(これは円滑なクライゼン転位を受ける)に変換し、所望のマロネート(VI)を生じる。混合マロネート(VII)のエノール化、即ちα−位のプロトンの抜き取りによりカルボニル基にすることは、試薬、例えばヒドリドまたは他の塩基を用いて達成される。これら試薬のより詳細な例には、アルコレート、アミドおよびアルカリ金属およびアルカリ土類金属のヒドリドが包含される。好ましいプロトン引き抜き剤は、NaH、KHおよびヘキサメチルジシラザンナトリウム塩である。
【0033】
生じるエノレートと適当な親核性R’Xとの反応は、ケテンアセタール(VIII)を生じる。本発明で使用するために有利である基には、オルガノシラン基が包含され、最も有利な基はトリメチルシラン基である。この基の導入は、転位反応を促進し、鹸化を容易にし、脱カルボキシル化をも促進する。トリメチルシリル誘導体、エノレートとトリメチルクロロシランとの反応により得られる。
【0034】
選択的に、エノレートをルイス酸性金属塩、例えばZnCl2(R’=ZnCl)で処理することも可能である。
【0035】
生じるケテンアセタール(VIII)は、クライゼン転位反応を円滑な条件下に受け、このアセタールを150℃に近い温度に加熱する必要はない。この転位反応は、立体特異的に進行し、式(VI)の置換されたマロネートを生じ、これは次に式(III)のエステルを製造するために使用でき、双方とも97%以上までのエナンチオマー過剰率でサイクラニック(1R)−配置を有する。
【0036】
前記の方法に従って、マロネート(VI)を用いて得ることのできるシクロペンテニルエステル(III)は、強い有機過酸、一般に強力な電子引き抜き基を有する過酸を使用する特別なエポキシ化法でエポキシ化して、キラルなエポキシド(I)にすることができる。これに関して、有利な試剤として、過マレイン酸、過フタル酸、m−クロル過安息香酸または式CX3COO2H(ここでXはハロゲン原子、特に塩素または弗素である)の過ハロゲン化酸を挙げることができる、最も有利な過酸は、過マレイン酸およびトリフルオロ過酢酸である。
【0037】
エポキシ化剤は塩素化された溶剤中で使用するのが有利であり、最も有利なのはジクロロメタンである。
【0038】
前記の特別な試剤の使用は、この環の1位の−CH2COOR基に対してシス位におけるエステル(III)の選択的エポキシ化を可能にする。この選択性は、ジアステレオ選択的方法で芳香性ケトン(II)を得るために必要である。更に、置換基R1が(Z)−2−ペンテニル基である場合には、前記のエポキシ化剤の使用が側鎖中の二重結合に作用することなしに、シクロペンテニル環中の二重結合を特に選択的にエポキシ化することを可能にしたことを知って驚いた。
【0039】
要約すると、本発明は、新規マロネート(VI)およびその簡単な製法を提供し、このマロネートは、規定された立体化学を有する芳香性ケトンの製造ために有用である。
【0040】
次の実施例につき本発明を詳述する。ここで温度は摂氏で示し、NMR−スペクトルのデータは、内部標準としてのTMSに対する化学シフトδをppmで示し、略字は文献に慣用の意味を有する。
【0041】
【実施例】
例1
(+)−メチル(R)−2−ペンチル−2−シクロペンテン−1−イルマロネートの製造
ラセミ性2−ペンチル−2−シクロペンテン−1−オール(55.0g;357ミリモル)、マロン酸ジメチル(55.0g;417ミリモル)、磨砕KHCO3(1.78g;17.8ミリモル)およびノボチーム435(R)(Novo Nordiskからの固定化カンジダ アンタルクチカ;5.50g)の混合物を、ブッチ ロータベータ(Buechi rotavator) に連結された250mlフラスコ中で、40℃および53hPaでゆっくり渦動させた。60分後に生成物を濾過し、洗浄し(飽和NaOH水、飽和NaCl水)、乾燥させ(Na2SO4)、濃縮させた(112.4g)。110℃/1hPaでの蒸留は、(+)−メチル−(R)−2−ペンチル−2−シクロペンテン−1−イルマロネート32.26g(71%)を提供した。
【0042】
【外1】
Figure 0004160713
【0043】
MS(電子スプレー):276.8[M+Na]+、分子量253.8に相当。
【0044】
例2
(+)−メチル (1R)−2−ペンチル−2−シクロペンテン−1−アセテートの製造
例1で得られた化合物(25.10g;98.8ミリモル)を60℃で35分かかって、THF(210ml)中の未洗浄NaH[油中55%;5.17g(=純粋NaH2.84g);118ミリモル]の機械的撹拌懸濁液(350ml三首フラスコ、N2)に添加した。中間的ガス発生(H2)が観察され、同様に新規沈殿も観察された。1時間後に、トリメチルクロロシラン(16.09g;148.2ミリモル)を20分かかって添加した。ミルク様反応混合物の3時間還流の後に、反応はもはや進行しなかった。反応混合物を60℃/8hPaで濃縮させ、N−メチルピロリドン(145.3g)で処理し、蒸留条件下に約135℃で温度が安定化するまで加熱した。この時点で水3mlを添加し(温度120℃)、残留THF、水およびシランの同時の蒸留除去と共に加熱を続けた。この熱混合物(148℃)に更に水(3.02g;168ミリモル)を添加した後に、非蒸留条件下に加熱を続けた(140〜145℃)。ガス発生(CO2)は15分後に止まり、この反応の終了を示している。冷却された反応混合物を水中に注ぎ入れ、エーテルを用いて所望のエステルを抽出し、H2Oで洗浄し、次いで再び5%飽和NaOH水、H2O、飽和NaCl水で洗浄し、乾燥させ(Na2SO4)、濾過し、濃縮させた。残分(24.5g)の100〜120℃(炉内温度)/0.05hPaでのバルブ−バルブ(Bulb-to-bulb) 蒸留により、所望のメチルエステルの主フラクシヨン(16.90g;純度86%、収率70%;ee97%)が得られた。頭部−および尾部フラクシヨンを捨てた。
【0045】
【外2】
Figure 0004160713
【0046】
n−ヘキシル側鎖を有する類似生成物、即ち(+)−メチル(1R)−2−ヘキシル−2−シクロペンテン−1−アセテートが、例1および2に記載と同様な反応順序で、2−ペンチル−2−シクロペンテノールを2−ヘキシル−2−シクロペンテノールに代えることにより得られる。最終生成物(+)−メチル−(1R)−2−ヘキシル−2−シクロペンテン−1−アセテートがee95%で得られた。所望の生成物は21.41分の保留時間(retention time)を示した(Megadex 5型のカラム上で、90℃で開始し(60分間一定)、次いで2.5℃/分で180℃まで加熱する加熱プログラムおよび16.9psiの水素圧を用いて測定した配置(1S)のそのエナンチオマーに対しては21.63)。分析データは次の通りであった:
【0047】
【外3】
Figure 0004160713
【0048】
例3
メチル トリメチルシリル(1R)−(2−ペンチル−2−シクロペンテン−1−イル)マロネートの製造
表題化合物、即ち中間的にシリル化されたマロン酸エステルが、クライゼン転位の後に、式(VI)の化合物に相応して得られ、単離もできる。
【0049】
このために、例2に記載と同様の反応を、トリメチルクロロシランの添加および混合物の3時間の還流の後に停止させた。次いで、混合物を減圧下に25℃で濃縮し、ペンタンで処理し、シリカを通して濾過した。得られた生成物は、85%の純度を有し、1H−NMR−スペクトルにおいて、δ=3.66および3.72ppmで、2種のジアステロマーの2つの−COOメチル基に関する特徴的シグナルを示した。
【0050】
例4
メチル(R,Z)−2−(2−ペンテニル)−2−シクロペンテン−1−イルマロネートの製造
(Z)−2−(2−ペンテニル)−2−シクロペンテン−1−オール(17.8g;117ミリモル)、マロン酸ジメチル(17.8g;135ミリモル)、磨砕KHCO3(0.58g;5.8ミリモル)およびノボチーム435(R)(Novo Noedisk からの固定化カンジダ アンタルクチカ;1.80g)の混合物をブッチ ロータベーターに連結された100mlフラスコ中、40℃および10hPaでゆっくり渦動させた。80分後に反応混合物を濾過し、洗浄し(飽和NaHCO3水、飽和NaCl水)、乾燥させ(Na2SO4)、濃縮させた(30.8g)。バルブ−バルブ蒸留により揮発成分15.5g(炉内温度70℃/10〜0.1hPa)および所望の生成物約11.14g(純度95%、36%、ee97%)が提供され、これは炉内温度80〜130℃/0.06hPaで単離される。
【0051】
【外4】
Figure 0004160713
【0052】
出発物質(Z)−2−(2−ペンテニル)−2−シクロペンテン−1−オールを次のようにして製造した:
Et2O(50ml)中の(Z)−2−(2−ペンテニル)−2−シクロペンテン−1−オン(42.0g、280ミリモル)の溶液をEt2O(100ml)中のLiAlH4(5.32g、140ミリモル)の機械的撹拌懸濁液に2時間かかって滴加し、このように緩徐な還流を保持する。完全に導入した後に、混合物を還流(水浴)下に15分間加熱し、次いで冷却し(氷水浴)、5%NaOH水(40ml)で加水分解し、かつ濾過した。濃縮された濾液(40.5g)をバルブーバルブ装置(炉内温度70℃/0.1hPa)中で蒸留させた(2つに分けて)。収量:39.5g(93%)。
【0053】
【外5】
Figure 0004160713
【0054】
例5
(+)−メチル(R,Z)−2−(2−ペンテニル)−2シクロペンテン−1−アセテートの製造
例4で得られたマロネート(9.90g;純度約95%、約37.3ミリモル)を、50℃で15分かかって、THF(100ml)中の洗浄されたNaH[油中55%;2.14g(純NaH1.18g);49ミリモル]の機械的撹拌懸濁液(350ml三首フラスコ、N2)に添加した。直ちにガス発生が観察され、同様に新たな沈殿の形成も観察された。反応混合物を還流下に1時間加熱の後に、トリメチルクロロシラン(8.50g;78.0ミリモル)を10分かかって添加した。ミルク状反応混合物を3時間還流の後に、生成混合物を減圧下に濃縮させ、エーテル中に溶かし、セライト(Celite(R))で濾過し、濃縮させ、乾燥させた(13.81g)。粗製生成物をN−メチルピロリドン(58.1g)、H2O(1.2ml)およびNaCl(29.0g、49ミリモル)で処理し、140℃で30分加熱した。15分後にガス発生(CO2)は停止し、反応の終了を示している。冷却した反応混合物を水中に注ぎ入れ、エステルをエーテルで2回抽出し、H2Oで3回、次いで飽和NaCl水で洗浄し、乾燥させ(Na2SO4)、濾過し、かつ濃縮させた。70〜80℃(炉内温度)/0.1hPaでの残分(8.89g)のバルブ−バルブ蒸留により、所望のエステル7.05g(純度92%、収率80%、ee97%)が得られた。
【0055】
エナンチオマー過剰率を、90℃(60分間一定)で開始し、2.5℃/minで180℃まで加熱する温度プログラムおよび水素圧16.9psiを用いてMegadex 5型のカラム上で測定した。所望のエナンチオマーは、17.17分の保留時間を示した(それのエナンチオマーでは17.42分)。
【0056】
【外6】
Figure 0004160713
【0057】
例6
(+)−メチル(1R,2S,3R,Z)−2,3−エポキシ−2−(2−ペンテニル)−1−シクロペンタンアセテートの製造
CH2Cl2(30ml)中の無水トリフルオロ酢酸(6.28g;30.0ml)の溶液に、0℃で70%H22(0.1g;20.6ミリモル)を添加した。温度を20℃に達成させ(30分)、次いでこの溶液をCH2Cl2(30ml)中の例6で製造されたシクロペンテンアセテート(2.80%、純度92%、12.38ミリモル)およびNa2CO3(4.30g、40.6ミリモル)の懸濁液に−50℃で滴加した。90%添加の後(30分)後に、反応はすでに完了した。反応混合物をNa2SO3水中に注ぎ入れ、エーテルで抽出した。有機相を引き続きH2O、飽和NaHCO3および飽和NaClで洗浄し、乾燥させ(Na2SO4)、蒸発させ、バルブ−バルブ蒸留させる(炉内温度70〜80℃/0.08hPa)と、所望の生成物が2.38gの収量(82%、純度95%)で得られた。
【0058】
エナンチオマー過剰率を例5の記載と同様に測定し、所望のエナンチオマーは、23.48分の保留時間を有した(それのエナンチオマーでは23.99分)。
【0059】
【外7】
Figure 0004160713
【0060】
例7
(+)−メチル(R,Z)−シス−3−オキソ−2−(2−ペンテニル)−1−シクロペンタンアセテートの製造
トルエン(10ml)中の例6で得られたエポキシド(2.00g、純度95%、8.48ミリモル)の溶液を、3℃でトルエン(20ml)中のAlCl3
(360mg、2.70ミリモル)の撹拌懸濁液に10分かかって添加した。5〜10分の開始時間の後に黄色混合物は赤色に変わり、反応は急速に進行した。15分後に混合物を飽和NaHCO3水(30ml)中に注ぎ入れ、一晩撹拌した。生成物をエーテルで抽出し、引き続き有機相をH2Oおよび飽和NaCl水で洗浄し、乾燥させ(Na2SO4)、蒸発させた。濃縮物(2.42g)をフラッシュクロマトグラフィ(シリカゲルF60,35〜70分;15g)により、溶離液としてCH2Cl2を用いて精製した。所望の生成物1.36g(68%、純度95%)が、ee97%で得られた。
【0061】
エナンチオマー過剰率を例5の記載と同様に測定し、所望のエナンチオマーは25.43分の保留時間を示した(それのエナンチオマーでは25.82分)。
【0062】
【外8】
Figure 0004160713
【0063】
分析データは、K.Weinges, U. Lernhardt, Liebigs Ann. Chem. 1990,751に報告されているものと同じである。
【0064】
例8
(+)−メチル(R)−2−ペンチル−2−シクロペンテン−1−イル マロネートの製造
ラセミ性2−(ペンチル)−2−シクロペンテン−1−オール(100mg;0.649ミリモル)、マロン酸ジメチル(100mg;0.757ミリモル)、磨砕KHCO3(7mg;0.05ミリモル)、ジイソプロピルエーテル(1.8ml)およびリパーゼ(100mg)の懸濁液を、10mlフラスコ中、室温(20〜23℃)で撹拌した。結果を次の表中に示す。
【0065】
この反応に引き続き、GC法を行い、集められた試料を指定時間にジプロピルエーテル中のN−メチル−N−トリメチルシリル−トリフルオロアセタミドで処理して未反応のアルコールをシリル化し、キラルGC分析(Megadex 5)を行うことによりeeを測定した。
【0066】
結果を次の表中に示す。
【0067】
【表1】
Figure 0004160713
【0068】
前記表中に示されているように、反応の進行は不所望の基質(−)−2−(ペンチル)−2−シクロペンテン−1−オールのeeにより測定された。
【0069】
例9
(R)−メチル−2−(2−ペンチニル)−マロネート
前記のVII型のマロネート[R1=ペンチルまたは(Z)−2−ペンテニル]を得るための記載と同様に操作した。
【0070】
(±)−1−(2−ペンチニル)−2−シクロペンテン−1−オール(GCによる純度70%)23.4gから出発して、蒸留により(R)−メチル−2−(2−ペンチニル)−マロネート(GC=90%)(沸点73〜77℃;0.25hPa)14.7gが単離された。
【0071】
【外9】
Figure 0004160713
【0072】
出発2−(2−ペンチニル)−2−シクロペンテン−1−オールを次のようにして製造した。
【0073】
純度89%の2−(2−ペンチニル)−2−シクロペンテン−1−オン29.9gを、0℃で、Et2O(300ml)中のLiAlH4(2.50g)の撹拌懸濁液に添加した。2時間後に混合物を注意深く水(2.5ml)、5%NaOH水(2.5ml)および更に水(7.5ml)で処理した。10分後に懸濁液を乾燥させ(Na2SO4)、セライトで濾過し、濾液を蒸発させ、蒸留させた(72℃/0.5hPa)。収量:23.4g(純度76%)。
【0074】
【外10】
Figure 0004160713
【0075】
例10
(R)−メチル−2−(2−ペンチニル)−2−シクロペンテン−1−アセテート
前記のエステルIII[R=Me、R1=ペンチルまたは(Z)−2−ペンテニル]を得るための記載と同様に操作した。
【0076】
(R)−メチル−2−(2−ペンチニル)−マロネート(GCによる純度90%)14.7gから出発して、蒸留(バルブ−バルブ;炉内温度100℃;0.15hPa)の後に、(R)−メチル−2−(2−ペンチニル)−2−シクロペンテン−1−アセテート(GCによる純度90%)9.4gが得られた。キラルGC(Megadex 5 、通常通り)によりeeを測定した:ee96%。
【0077】
【外11】
Figure 0004160713
【0078】
例11
メチル−(1R,2S,3R)−2,3−エポキシ−2−(2−ペンチニル)−1−シクロペンテンアセテート
例6中における前記[R=Me、R1=(Z)−2−ペンテニル]と同様に操作した。(R)−メチル−2−(2−ペンチニル)−2−シクロペンテン−1−アセテート(GCによる純度90%)から出発して、蒸留(バルブ−バルブ;炉内温度130℃;0.25hPa)の後に、メチル−(1R,2S,3R)−2,3−エポキシ−2−(2−ペンチニル)−1−シクロペンテンアセテート(GCによる純度90%)0.83gが得られた。
【0079】
【外12】
Figure 0004160713
【0080】
例12
(+)−メチル−(1R,2S,3R,Z)−2,3−エポキシ−2−(2−ペンテニル)−1−シクロペンタンアセテート「≡I、R=Me、R 1 =(Z)−2−ペンテニル]
メチル−(1R,2S,3R)−2,3−エポキシ−2−(2−ペンチニル)−1−シクロペンテンアセテート(GCによる純度97%)222mgをシクロヘキサン(5ml)中に溶かし、リンドラー触媒(11.1mg)の使用下に水素添加した。80分後に、GC−コントロールは、完全変換を示した。反応混合物をセライトで濾過した。溶剤の蒸発および蒸留(バルブ−バルブ;炉内温度130℃;0.20hPa)の後に、91%純度の(+)−メチル−(1R,2S,3R,Z)−2,3−エポキシ−2−(2−ペンテニル)−1−シクロペンタンアセテート220mgが得られ、これは、すべてに関して参照化合物(+)−メチル−(1R,2S,3R,Z)−2,3−エポキシ−2−(2−ペンテニル)−1−シクロペンタンアセテートと同じであった。

Claims (10)

  1. 式:
    Figure 0004160713
    [サイクラニック(1R)配置を有し、式中、Rは線状または分枝したC〜Cのアルキル基であり、R’は水素またはトリオルガニルシリル基であり、Rは線状または分枝したC〜Cのアルキル、アルケニルまたはアルキニル基である]で表される化合物。
  2. 式中のRはメチル基であり、Rはn−ペンチルまたは(Z)−2−ペンテニル基である、請求項1に記載の化合物。
  3. 式:
    Figure 0004160713
    のエステルを製造するために、式:
    Figure 0004160713
    [式(IV)および(III)はサイクラニック(1R)配置を有し、式中、R、R’およびRは請求項1に記載のものを表す]の化合物から出発し、化合物(III)を製造するのに好適な条件下に、前記化合物(VI)を脱カルボキシル化反応に供することを特徴とする、式(III)のエステルの製法。

  4. Figure 0004160713
    [サイクラニック(1R)配置を有し、1位の置換基に対して2位の基はトランス位に存在し、エポキシ基はシス位に存在し、式中、Rは線状または分枝したC〜Cのアルキル基であり、Rは線状または分枝したC〜Cのアルキル、アルケニルまたはアルキニル基である]のエポキシドを製造するために、式
    Figure 0004160713
    の化合物を脱カルボキシル化反応に供して、式
    Figure 0004160713
    [式(IV)および(III)はサイクラニック(1R)配置を有し、式中、R、R’およびR は前記のものを表す]の化合物を得て、こうして得られた式(III)の化合物の立体選択的エポキシ化を行って式(I)のエポキシドを得ることを特徴とする、式(I)のエポキシドの製法。
  5. エポキシ化反応を不活性有機溶剤中の強過酸を用いて実施する、請求項4に記載の方法。
  6. 請求項1に記載の式(VI)のマロネートを製造するために、式:
    Figure 0004160713
    のシクロペンテノンを、式:
    Figure 0004160713
    [サイクラニック(1R)−配置を有し、式中、RおよびR は請求項1に記載のものを表す]のマロン酸エステルに変換し、こうして得られた化合物を引き続きエノール化により、またはエノール化とシリル化により式:
    Figure 0004160713
    [サイクラニック(1R)配置を有し、式中、R、R’およびRは請求項1に記載のものを表す]の化合物を形成させ更に式(VIII)の化合物を、式(VI)の前記化合物を製造するのに好適な条件下にクライゼン転位させることよりなる、請求項1に記載の式(VI)のマロネートの製法。
  7. トリメチルシリルクロリドを用いて前記シリル化を実施する、請求項に記載の方法。
  8. 式(V)の前記シクロペンテノンを還元して相応するアルコールにし、かつ、こうして得られたアルコールをリパーゼの使用下にジメチルマロネートでエステル交換する、請求項にまたはに記載の方法。
  9. 前記リパーゼは、カンジダ アンタルクチカまたはアルカリゲネス spp属のものである、請求項に記載の方法。
  10. 式中のRはメチル基であり、Rはn−ペンチルまたは(Z)−2−ペンテニル基である、請求項6からまでのいずれか1項に記載の方法
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