JP4159369B2 - モノクロ液晶表示装置用基板 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、モノクロ液晶表示装置に用いるモノクロ液晶表示装置用基板に関し、特に詳しくは、表示特性の低下を防止するモノクロ液晶表示装置用基板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、液晶表示装置は、モノクロ型及びカラー型のいずれを問わず、多方面で、情報の表示手段として活用されている。
【0003】
例えば、モノクロ液晶表示装置は、基板と、上記基板上にパターン状に形成されたブラックマトリクスと、上記ブラックマトリクスを保護し、基板表面の平坦性を確保するために設けられる保護層とを有するモノクロ表示装置用基板、上記モノクロ表示装置用基板に対向する対向基板およびこれらモノクロ表示装置用基板および対向基板に狭持された液晶層を少なくとも有する構造とされている。
【0004】
そして、近年モノクロ液晶表示装置用基板と対向基板との間隙を一定に保つための間隙材(スペーサ)として、従来用いられてきたプラスチックビーズに代わり、柱状のスペーサが用いるようになってきている。すなわち、プラスチックビーズ周辺の光漏れによるコントラストの低下、および散布むらに起因する表示むらを解消するために、いずれかの基板側に柱状のスペーサを形成し、このスペーサにより2枚の基板の間隙を一定に保つことが行なわれている。
【0005】
例えば、特許文献1には、液晶表示装置の表示領域および表示領域外とでは柱状スペーサ自体の高さにばらつきが生じることを防止するために、一層からなる大径スペーサと2層以上からなる小径スペーサとからなる柱状スペーサを用いた技術が開示されている。さらに、特許文献2には、液晶表示装置の組み立て時における高温高圧下の影響から柱状スペーサが変化することを防止するために、柱状スペーサを、高温高圧化での変形量の小さい低変形部と、低温での液晶の収縮に追従可能な高弾性部とからなる2層構造とし、柱状スペーサの形状を一定に保つ技術が開示されている。また、特許文献3には、柱状スペーサを所定の位置から1〜4μmの範囲内で突出させ、2枚の基板の間隙を一定に保持する技術が開示されている。
【0006】
このような柱状スペーサを用いた場合の従来のモノクロ液晶表示用基板の一例は、図3に示すように、モノクロ液晶表示装置用基板の基板1上に、画素間を区切るブラックマトリクス2がパターン状に形成されている。このようなブラックマトリクス2は、表示領域である画素部Aに位置する部分において、表示領域の開口率を低下させないために、その線幅が狭く形成されている。一方、表示領域外である外周部Bに形成されているブラックマトリクス2は、バックライト等の光源からの光を効果的に遮蔽するため、線幅が広く形成されている。
【0007】
さらに、ブラックマトリクス2等の部材を保護し、モノクロ液晶表示装置用基板の基板1表面に平坦性を付与するため、ブラックマトリクス2表面を被覆するように、保護層3が形成されている。このような保護層3において、画素部Aおよび外周部Bでは、膜厚に差が生じる。これは、画素部Aに位置するブラックマトリクス2は線幅が狭く形成されているために、その上面に保護層3が積層しにくく、積層される保護層3の膜厚は薄くなる傾向にあるからであり、一方、外周部Bに設けられているブラックマトリクス2は十分な線幅を有して形成されているため、保護層3の膜厚は画素部Aのものと比較し厚くなるからである。このような保護層3上に、柱状スペーサ4を形成すると、上述した保護層3自体の膜厚の差により、モノクロ液晶表示装置用基板の基板1の表面から柱状スペーサ4の上面までの高さは、外周部Bの方が画素部Aより高くなる。
【0008】
このような高さの違いは、基板間の間隙の違いとなって表れ、この間隙の領域における相違は、特にIPS型のモノクロ液晶表示装置では、表示特性に大きな影響を与える。また、このような状態でモノクロ液晶表示層用基板上に柱状スペーサ4を介して対向基板5を配置させると、対向基板5にゆがみが発生する。このようなゆがみは、対向基板5の周辺部分から光が漏れるといった不都合を引き起こし、これにより画面周辺が明るくなるといった問題が生じる。
【0009】
【特許文献1】
特開平11−109366号公報
【特許文献2】
特開2002−148426号公報
【特許文献3】
特開平11−2717号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、モノクロ液晶表示装置用基板および対向基板の間隙の均一性に優れ、明度にムラがなく良好な画質の表示が達成できるモノクロ液晶表示装置用基板を提供することを主目的とするものである。
【0011】
上記目的を達成するために、本発明は、基板と、上記基板上にパターン状に形成されており、モノクロ液晶表示装置の表示領域である画素部に位置する画素ブラックマトリクスおよび上記画素部の周囲の部分である外周部に位置する外周ブラックマトリクスを有するブラックマトリクスと、上記ブラックマトリクスの表面を覆うように基板上に形成されている第1保護層および画素部の上記第1保護層上に形成されており、上記外周部の上記第1保護層上には形成されていない第2保護層を有する保護層と、上記画素ブラックマトリクスが形成されている上記保護層上および上記外周ブラックマトリクスが形成されている上記保護層上に設けられ、上記基板および対向する基板の間隙を調整する柱状スペーサとを有することを特徴とするモノクロ液晶表示装置用基板を提供する。
【0012】
本発明においては、ブラックマトリクス表面を覆うように基板全面に形成されている第1保護層の画素ブラックマトリクス上における膜厚の薄さを補うため、画素部の第1保護層上に第2保護層を形成することにより、最終的に得られる保護層において、画素ブラックマトリクス上および外周ブラックマトリクス上における膜厚を均一とすることができる。従って、このような第1保護層および第2保護層からなる保護層上に形成された柱状スペーサにおいては、その上面の高さが、画素部および外周部において良好な均一性が確保されるので、このような柱状スペーサを介してモノクロ液晶表示装置用基板上に対向基板を配置させると、対向基板に外周部に向って間隙が広がるようなゆがみが生じることが抑制される。よって、対向基板がこのようにゆがむことにより生じていた対向基板周辺から光が漏れるといった不都合が解消され、モノクロ液晶表示装置において不自然に画面周辺が明るくなるといった問題を解決することができる。
【0013】
本発明においてはまた、基板と、上記基板上にパターン状に形成されており、モノクロ液晶表示装置の表示領域である画素部に位置する画素ブラックマトリクスおよび上記画素部の周囲の部分である外周部に位置する外周ブラックマトリクスを有するブラックマトリクスと、上記画素ブラックマトリクスの表面を覆うように基板上に形成されており、上記外周ブラックマトリクスの表面を覆うように基板上に形成されていない第1保護層および上記第1保護層の表面および上記外周ブラックマトリクスの表面を覆うように形成されている第2保護層を有する保護層と、上記画素ブラックマトリクスが形成されている上記保護層上および上記外周ブラックマトリクスが形成されている上記保護層上に設けられ、上記基板および対向する基板の間隙を調整する柱状スペーサとを有することを特徴とするモノクロ液晶表示装置用基板を提供する。
【0014】
本発明においては、画素ブラックマトリクスの線幅の狭さを要因とする、画素ブラックマトリクス上に積層される保護層の膜厚の薄さによる影響を回避するため、予め、画素ブラックマトリクスを覆うように第1保護層を基板上にパターン状に設け、そのような第1保護層上に第2保護層を基板全面に形成しているので、最終的に得られる保護層は、画素ブラックマトリクス上および外周ブラックマトリクス上で均一な膜厚とすることができる。従って、このような保護層上に設けられた柱状スペーサにおいては、その上面の高さが画素部および外周部で良好な均一性が確保されるため、対向基板を不都合なゆがみを生じさせることなく配置することができる。
【0015】
上記発明においては、上記基板表面から上記画素ブラックマトリクスが形成されている上記保護層表面までの高さは、上記基板表面から上記外周ブラックマトリクスが形成されている上記保護層表面までの高さよりも0.8μmの範囲内で高い又は等しいことが好ましい。
【0016】
基板表面から画素ブラックマトリクスが形成されている保護層表面までの高さを、基板表面から外周ブラックマトリクスが形成されている保護層表面までの高さよりも上記範囲内で高くしているので、このようなモノクロ液晶表示装置用基板上に対向基板を配置させると、対向基板が外周部に向って2枚の基板間の間隙が広がるようにゆがむことを防止し、かつ液晶注入速度の低下を防ぐことができるからである。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のモノクロ表示装置用基板について説明する。
【0018】
本発明のモノクロ表示装置用基板は、保護層を第1保護層および第2保護層からなる構造とすることにより、最終的に得られる保護層において、画素ブラックマトリクスおよび外周ブラックマトリクスの線幅の違いを要因とする、各ブラックマトリクス上の保護層の膜厚の違いを解消している。
【0019】
このような本発明のモノクロ液晶表示装置用基板においては、モノクロ液晶表示装置用基板の基板表面から当該基板の画素部に設けられている柱状スペーサの上面までの高さが、同様の基板表面から当該基板の外周部に設けられた柱状スペーサ上面までの高さより、0μm〜0.8μmの範囲内、その中でも、0.2μm〜0.6μmの範囲内で高いことが好ましい。
【0020】
本発明においては、保護層を第1保護層および第2保護層からなる構造とすることにより、一方の保護層の画素ブラックマトリクス上および外周ブラックマトリクス上における膜厚の違いを他方の保護層により補うため、最終的な保護層は、画素ブラックマトリクス上および外周ブラックマトリクス上に積層されている膜厚を均一とすることができる。従って、最終的に得られるモノクロ液晶表示装置用基板において、当該基板表面から柱状スペーサの上面までの高さを外周部よりも上記範囲内で画素部を高くすることが可能であるため、これにより、当該モノクロ液晶表示装置用基板上に対向基板を配置した際に、外周部に向って間隙が広がるように対向基板がゆがむことがなく、モノクロ液晶表示装置の表示品質を大幅に向上させることができるのである。また、2枚の基板間に液晶を注入し液晶層を形成する際に効率良く液晶を注入することができる。
【0021】
このような本発明のモノクロ液晶表示装置用基板は、第1保護層および第2保護層の設け方により2つの態様に分けることができる。以下、本発明のモノクロ液晶表示装置を2つの実施態様に分けて説明する。
【0022】
1.第1実施態様
第1実施態様のモノクロ液晶表示装置用基板は、基板と、前記基板上にパターン状に形成されており、モノクロ液晶表示装置の表示領域である画素部に位置する画素ブラックマトリクスおよび前記画素部の周囲の部分である外周部に位置する外周ブラックマトリクスを有するブラックマトリクスと、前記ブラックマトリクスの表面を覆うように基板上に形成されている第1保護層および画素部の前記第1保護層上に形成されている第2保護層を有する保護層と、前記ブラックマトリクスが形成されている前記保護層上に設けられ、前記基板および対向する基板の間隙を調整する柱状スペーサとを有することを特徴とするものである。
【0023】
このように、本実施態様においては、ブラックマトリクス表面を覆うように基板上に形成されている第1保護層の画素ブラックマトリクス上における膜厚の薄さを補うため、画素部の第1保護層上に第2保護層を形成することにより、最終的に得られる保護層において、画素ブラックマトリクス上および外周ブラックマトリクス上における膜厚を均一とすることができる。従って、このような第1保護層および第2保護層からなる保護層上に形成された柱状スペーサにおいては、その上面の高さが、画素部および外周部において良好な均一性が確保されるので、このような柱状スペーサを介してモノクロ液晶表示装置用基板上に対向基板を配置させると、対向基板に外周部に向って間隙が広がるようなゆがみが生じることが抑制される。よって、対向基板がこのようにゆがむことにより生じていた対向基板周辺から光が漏れるといった不都合が解消され、モノクロ液晶表示装置において不自然に画面周辺が明るくなるといった問題を解決することができる。
【0024】
以下、本実施態様のモノクロ表示装置用基板について図面を用いて説明する。図1は、本実施態様のモノクロ表示装置用基板の一例を示した概略断面図である。
【0025】
まず、図1に示すように、モノクロ液晶装置用基板の基板1上には、画素間を区分するブラックマトリクス2がパターン状に形成されている。このようなブラックマトリクス2は、モノクロ液晶表示装置の表示領域である画素部Aに設けられた画素ブラックマトリクス2aと表示領域外である外周部Bに設けられた外周ブラックマトリクス2bとからなる。これら画素ブラックマトリクス2aと外周ブラックマトリクス2bとは線幅が異なるように設けられている。具体的に画素ブラックマトリクス2aでは、表示領域の開口率の低下を防止するために線幅が狭く形成され、一方、外周ブラックマトリクス2bでは、光源からの光を遮蔽するために、線幅が広く形成されている。
【0026】
このようなブラックマトリクス2が形成されているモノクロ液晶表示装置用基板の基板1上には、ブラックマトリクス2等の部材を保護し、基板1表面に平坦性を付与するために保護層が設けられているが、本実施態様における保護層は、ブラックマトリクス2表面を覆うように形成されている第1保護層3aと、画素部Aの第1保護層3a上に形成された第2保護層3bとからなる。
【0027】
このような保護層において第1保護層3aは、画素ブラックマトリクス2aと外周ブラックマトリクス2bとにおける線幅の違いを要因として、線幅が狭く形成されている画素ブラックマトリクス2a上面に積層される第1保護層3aの膜厚は薄く、一方、外周ブラックマトリクス2bは、第1保護層3aが積層されるのに十分な線幅を有して形成されているため、その上面に積層される第1保護層3aの膜厚は画素部Aにおける保護層3のそれよりも厚くなっている。
【0028】
本実施態様では、このような第1保護層3aの画素ブラックマトリクス2a上および外周ブラックマトリクス2b上における膜厚の違いを解消するため、画素部Aの第1保護層3a上に第2保護層3bを形成しているのである。この際、第2保護層3bの膜厚を調整することにより、画素ブラックマトリクス2aが形成されている領域の第2保護層3b表面と、外周ブラックマトリクス2bが形成されている領域の第1保護層3a表面とに、良好な高さの均一性を保つことができる。
【0029】
このような基板1上において、外周部Bでは外周ブラックマトリクス2bが形成されている第1保護層3a上に、および画素部Aでは画素ブラックマトリクス2aが形成されている第2保護層3b上に柱状スペーサ4が形成されている。これにより本実施態様のモノクロ液晶表示装置用基板となる。
【0030】
さらに、柱状スペーサ4を介して、モノクロ液晶表示装置用基板上に対向基板5が配されている。本実施態様においては、画素部Aに第2保護層3bを設けていることにより、柱状スペーサ4の上面に良好な高さの均一性が確保される。よってこのような柱状スペーサ4を介してモノクロ液晶表示装置用基板上に対向基板5を配置すると、外周部Bに向って2枚の基板1、5間の間隙が広がるようにゆがむ心配がなく、これにより、光源からの光が対向基板5周辺等から漏れるおそれが少ない。従って、表示画面の周辺が不自然に明るくなるといった問題を解決することができる。
【0031】
なお、ここでいう「画素部」とは、本実施態様のモノクロ液晶表示装置用基板を用いてモノクロ液晶表示装置とした際に、実際にモノクロ表示が行われる表示領域となる部分を意味する。さらに、「外周部」とは、当該画素部の周囲に位置し、前述した表示領域外に該当する部分を意味する。
【0032】
以下、このような利点を有する本実施態様のモノクロ表示装置用基板を構成する各部材について説明する。
【0033】
(1)保護層
本実施態様における保護層とは、ブラックマトリクス等が形成された基板において、これらの部材を保護し、かつモノクロ液晶表示装置用基板の基板表面に平坦性を付与するために設けられるものである。また、本実施態様においては、このような保護層が、ブラックマトリクスの表面を覆うように基板上に形成されている第1保護層と画素部の前記第1保護層上に形成されている第2保護層とからなることを特徴とするものである。
【0034】
このような保護層において、画素ブラックマトリクスが形成されている保護層表面までの高さと、外周ブラックマトリクスが形成されている保護層表面までの高さとの関係は、最終的に得られるモノクロ液晶表示装置用基板において、モノクロ液晶表示装置用基板上に配置される対向基板が、外周部に向って2枚の基板間の間隙が広がるようにゆがむことを抑制することができるのであれば特に限定はされない。しかしながら、モノクロ液晶表示装置用基板の基板表面から画素ブラックマトリクスが形成されている保護層表面までの高さを、同様の基板表面から外周ブラックマトリクスが形成されている保護層表面までの高さよりも、0μm〜0.8μmの範囲内で、その中でも、0.2μm〜0.6μmの範囲内で高くすることが好ましい。上記範囲内であれば、対向基板が上述したようにゆがむことが効果的に防止され、対向基板の周辺から光が漏れ、液晶表示装置の表示画面の周辺が不自然に明るくなるといった問題を解決することができるからである。
【0035】
以下、本実施態様における保護層について、第1保護層および第2保護層に分けて説明する。
【0036】
▲1▼ 第1保護層
本実施態様における第1保護層は、ブラックマトリクス表面を覆うように基板上に形成されているものである。このような第1保護層は、画素ブラックマトリクスおよび外周ブラックマトリクスの線幅の違いを要因として、画素ブラックマトリクス上では膜厚が薄くなる傾向にあり、外周ブラックマトリクス上では画素ブラックマトリクス上のそれよりも膜厚が厚くなる。
【0037】
このような第1保護層を形成する材料としては、例えば、アクリル樹脂、ポリイミド等を挙げることができる。その中でも、保護層として要求される平坦性の観点からアクリル樹脂であることが好ましい。
【0038】
さらに、第1保護層を形成する方法としては、ブラックマトリクス表面を覆うように成膜することができ、基板上にある程度の平坦性を保つことが可能な塗布方法であれば特に限定はされない。具体的には公知の塗布方法を用いることができ、例えば、スピンコーティング法、キャスティング法、ディッピング法、バーコート法、ブレードコート法、ロールコート法、グラビアコート法、フレキソ印刷法、スプレーコート法等の塗布方法を挙げることができる。
【0039】
なお、第1保護層における画素ブラックマトリクス上および外周ブラックマトリクス上の保護層の膜厚の差は、実際に形成された各ブラックマトリクスの線幅の違いや、第1保護層を形成する材料によって異なるものであるため一概に規定することは困難であるが、一般的には、0μm〜0.5μmの範囲内であることが多い。
【0040】
このような第1保護層の画素ブラックマトリクス上および外周ブラックマトリクス上における膜厚の差に応じて、第2保護層の膜厚を調整し、第1保護層の膜厚が薄くなる画素部にパターン状に形成することにより、最終的な保護層において画素ブラックマトリクス上および外周ブラックマトリクス上における膜厚に良好な均一性が保たれる。
【0041】
▲2▼ 第2保護層
次に第2保護層について説明する。第2保護層は、画素部の第1保護層上に形成されるようにパターン状に形成され、最終的な保護層の画素ブラックマトリクス上および外周ブラックマトリクス上における膜厚の差を解消するものである。
【0042】
このような第2保護層を形成する材料としては、パターニングを可能とする材料であれば特に限定はされない。具体的には、感光性樹脂であることが好ましく、例えば、感光性アクリル樹脂、感光性ポリイミド等を挙げることができる。その中でも、保護層として要求される平坦性の観点から感光性アクリル樹脂であることが好ましい。
【0043】
さらに第2保護層を形成する方法としては、画素部の第1保護層上に精度良くパターン状に形成することが可能な方法であれば特に限定はされない。具体的には、フォトリソグラフィー法を挙げることができる。例えば、感光性樹脂を塗布し、外周部に該当する位置が開口となっているマスクを介して紫外線を露光し、現像することにより、所望の形状に第2保護層をパターニングすることができる。
【0044】
このような第2保護層の膜厚としては、画素ブラックマトリクス上および外周ブラックマトリクス上における第1保護層の膜厚の差を、第2保護層を形成する以前に計測またはシュミレーション等することにより、第1保護層の状態を把握した後、そのような状態に応じて、第2保護層を画素部にパターン状に形成するため、一概に第2保護層の膜厚を規定することは困難であるが、一般的には、0.5μm〜1.3μmの範囲内であることが好ましい。
【0045】
本実施態様においては、第1保護層の画素ブラックマトリクス上および外周ブラックマトリクス上における膜厚の差に応じて、第2保護層の膜厚を調整するため、精度の高い膜厚の調整が可能であり、画素ブラックマトリクス上および外周ブラックマトリクス上においてより均一性に優れた保護層とすることが可能である。
【0046】
(2)柱状スペーサ
本実施態様における柱状スペーサとは、内部に液晶層を挟持する2枚の基板間に配され、当該2枚の基板間の間隙を一定に保持するために設けられるものである。
【0047】
このような柱状スペーサの高さは、一般的にモノクロ液晶表示装置において用いられている高さであれば特に限定はされない。具体的には、2.5μm〜5.5μmの範囲内であることが好ましい。上記範囲内であれば、液晶層の応答速度を低下させることがないからである。
【0048】
また、柱状スペーサを形成する方法としては、所望の領域に精度良く形成することが可能な方法であれば特に限定はされない。例えば、感光性樹脂を成膜しフォトリソグラフィー法によりパターニングする方法等を挙げることができる。
【0049】
さらに、本実施態様における柱状スペーサの形状としては、2枚の基板間の間隙を一定に保つことを可能とする形状であれば特に限定はされない。具体的には、円柱形状、角柱形状または截頭錐体形状等を挙げることができる。また、このような柱状スペーサを形成する材料としては、アクリル樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、ポリアクリルアミド樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−塩化ビニル共重合体、エチレンビニル共重合体、ポリスチレン、アクリロニトリル−スチレン共重合体、ABS樹脂、ポリメタクリル酸樹脂、エチレンメタクリル酸樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、塩素化塩化ビニル、ポリビニルアルコール、セルロースアセテートプロピオネート、セルロースアセテートブチレート、ナイロン6、ナイロン66、ナイロン12、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリビニルアセタール、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエーテルサルフォン、ポリフェニレンサルファイド、ポリアリレート、ポリビニルブチラール、エポキシ樹脂、フェノキシ樹脂、ポリイミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、ポリアミック酸樹脂、ポリエーテルイミド樹脂、フェノール樹脂、ユリア樹脂等、および、重合可能なモノマーであるメチルアクリレート、メチルメタクリレート、エチルアクリレート、エチルメタクリレート、n−プロピルアクリレート、n−プロピルメタクリレート、イソプロピルアクリレート、イソプロピルメタクリレート、sec−ブチルアクリレート、sec−ブチルメタクリレート、イソブチルアクリレート、イソブチルメタクリレート、tert−ブチルアクリレート、tert−ブチルメタクリレート、n−ペンチルアクリレート、n−ペンチルメタクリレート、n−ヘキシルアクリレート、n−ヘキシルメタクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレート、n−オクチルアクリレート、n−オクチルメタクリレート、n−デシルアクリレート、n−デシルメタクリレート、スチレン、α−メチルスチレン、N−ビニル−2−ピロリドン、グリシジル(メタ)アクリレートの一種以上と、アクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸の2量体(例えば東亜合成化学(株)製M−5600)、イタコン酸、クロトン酸、マレイン酸、フマル酸、ビニル酢酸、これらの酸無水物等の一種以上からなるポリマーまたはコポリマー等の樹脂を1種または2種以上混合したものを挙げることができる。その中でも、アクリル樹脂、エポキシ樹脂等を用いた感光性樹脂組成物であることが好ましい。塑性変形量が少なく2枚の基板間の間隙を一定に保つ機能に優れているからである。
【0050】
(3)ブラックマトリクス
本実施態様において用いられるブラックマトリックスとは、液晶分子の配向に応じてモノクロ表示が行われる画素を区分するために設けられるものである。また、本実施態様においては、画素部に位置するブラックマトリクスを画素ブラックマトリクスとし、外周部に位置するブラックマトリクスを外周ブラックマトリクスとしている。両者は、各々が位置する部分に応じて要求される線幅が異なり、画素ブラックマトリクスよりも外周ブラックマトリクスのほうが線幅が広く形成されている。
【0051】
このようなブラックマトリックスを製造する方法は、特に限定されるものではなく、例えばスパッタリング法、真空蒸着法等により、厚み1000Å〜2000Å程度のクロム等の金属薄膜を形成し、この薄膜をパターニングすることにより形成する方法等を挙げることができる。
【0052】
このようなブラックマトリクスにおいて画素ブラックマトリクスは、表示領域の開口率を高めるために線幅を狭く形成する。一方、外周ブラックマトリクスは、バックライト等の光源からの光を効果的に遮蔽するため、画素ブラックマトリクスよりも幅広に設けられる。具体的に画素ブラックマトリクスの線幅は、一般的には、6μm〜20μmの範囲内であり、一方、外周ブラックマトリクスの線幅は、2mm〜10mmの範囲内である。
【0053】
また、ブラックマトリックスとしては、樹脂バインダ中にカーボン微粒子、金属酸化物、無機顔料、有機顔料等の遮光性粒子を含有させてもよく、用いられる樹脂バインダとしては、ポリイミド樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、ポリアクリルアミド、ポリビニルアルコール、ゼラチン、カゼイン、セルロース等の樹脂を1種または2種以上混合したものや、感光性樹脂、さらにはO/Wエマルジョン型の樹脂組成物、例えば、反応性シリコーンをエマルジョン化したもの等を用いることができる。このような樹脂性ブラックマトリックスのパターニングの方法は、フォトリソ法、印刷法等一般的に用いられている方法を用いることができる。
【0054】
(4)モノクロ液晶表示装置用基板の基板および対向基板
本実施態様におけるモノクロ液晶表示装置用基板の基板および対向基板は、他の構成部材を実装するためのものであり、これらの基板としては、例えばガラス基板、ガラスフィルム、合成樹脂基板、合成樹脂フィルム等を用いることができ、透光性に優れたものであることが好ましい。
【0055】
(5)モノクロ液晶表示装置
本実施態様のモノクロ液晶表示装置用基板が用いられるモノクロ液晶表示装置としては、公知の液晶表示装置であれば特に限定はされない。具体的には、IPS(In-Plane Switching)型、STN(Super Twisted Nematic)型、強誘電性型、反強誘電性型等を挙げることができる。本実施態様においては、その中でもIPS型のモノクロ液晶表示装置であることが好ましい。IPS型は、特に2枚の基板間の間隙において高精度な調整が要求されるものであり、本実施態様のモノクロ液晶表示装置用基板の効果を十分に活かすことができるからである。
【0056】
このようなモノクロ液晶表示装置の用途としては、モノクロ表示が好適に選択される液晶表示装置が考えられ、例えば、レントゲン等の医療画像読影用等が挙げられる。
【0057】
2.第2実施態様
第2実施態様は、基板と、前記基板上にパターン状に形成されており、モノクロ液晶表示装置の表示領域である画素部に位置する画素ブラックマトリクスおよび前記画素部の周囲の部分である外周部に位置する外周ブラックマトリクスを有するブラックマトリクスと、前記画素ブラックマトリクスの表面を覆うように基板上に形成されている第1保護層および前記第1保護層の表面および前記外周ブラックマトリクスの表面を覆うように形成されている第2保護層を有する保護層と、前記ブラックマトリクスが形成されている前記保護層上に設けられ、前記基板および対向する基板の間隙を調整する柱状スペーサとを有することを特徴とするものである。
【0058】
本実施態様では、第1実施態様と異なり、第1保護層を画素ブラックマトリクス表面を覆うように基板上にパターン状に形成し、第2保護層を第1保護層および外周ブラックマトリクスを被覆するように基板全面に形成するものである。従って、第2保護層が成膜される前には、第1保護層により画素ブラックマトリクスは被覆されているため、第2保護層においては、画素ブラックマトリクス上および外周ブラックマトリクス上における膜厚の違いが生じにくくなる。よってこのような保護層上に柱状スペーサを設けると、その上面の高さに画素部および外周部で良好な均一性が確保されるため、対向基板を不都合なゆがみを生じさせることなく配置することができる。
【0059】
このような本実施態様のモノクロ液晶表示装置用基板について図面を用いて説明する。図2は本実施態様におけるモノクロ液晶表示装置用基板の一例を示す概略断面図である。
【0060】
まず、図2に示すように、モノクロ液晶装置用基板の基板1上には、画素間を区分するブラックマトリクス2がパターン状に形成されている。このようなブラックマトリクス2は、モノクロ液晶表示装置の表示領域である画素部Aに設けられた画素ブラックマトリクス2aと表示領域外である外周部Bに設けられた外周ブラックマトリクス2bとからなる。これら画素ブラックマトリクス2aと外周ブラックマトリクス2bとは線幅が異なるように設けられている。具体的に画素ブラックマトリクス2aでは、表示領域の開口率の低下を防止するために線幅が狭く形成され、一方、外周ブラックマトリクス2bでは、光源からの光を遮蔽するために、線幅が広く形成されている。
【0061】
このようなブラックマトリクス2が形成されているモノクロ液晶表示装置用基板の基板1上には、ブラックマトリクス2等の部材を保護し、基板1表面に平坦性を付与するために保護層が設けられているが、本実施態様における保護層は、画素ブラックマトリクス2a表面を覆うようにパターン状に形成されている第1保護層3aと、第1保護層3a表面および外周ブラックマトリクス2b表面を覆うように基板1全面に形成された第2保護層3bとからなる。
【0062】
本実施態様では、線幅が狭く形成されているために保護層が積層しにくい画素ブラックマトリクス2aの表面が第1保護層3aにより被覆されているため、第2保護層3bが積層される際には、画素ブラックマトリクス2a上における保護層の積層の困難さは解消され、画素ブラックマトリクス2aおよび外周ブラックマトリクス2b上において第2保護層の膜厚に良好な均一性を実現することができる。
【0063】
このような基板1上において、外周部Bでは外周ブラックマトリクス2bが形成されている第2保護層3b上に、および画素部Aでは画素ブラックマトリクス2aが形成されている第2保護層3b上に柱状スペーサ4が形成されている。これにより本実施態様のモノクロ液晶表示装置用基板となる。
【0064】
さらに、柱状スペーサ4を介して、モノクロ液晶表示装置用基板上に対向基板5が配されている。本実施態様においては、第1保護層3aおよび第2保護層3bを上述したように形成することにより、柱状スペーサ4の上面の高さを画素部Aおよび外周部Bにおいて良好な均一性を保つことができる。よってこのような柱状スペーサ4を介してモノクロ液晶表示装置用基板上に対向基板5を配置すると、外周部Bに向って2枚の基板1、5間の間隙が広がるようにゆがむ心配がなく、これにより、光源からの光が対向基板5周辺等から漏れるおそれが少ない。従って、表示画面の周辺が不自然に明るくなるといった問題を解決することができる。
【0065】
このような本実施態様を構成する各部材について説明するが、基板、ブラックマトリクスおよび柱状スペーサに関しては、上述した第1実施態様に記載したものと同様なのでここでの説明は省略する。
【0066】
(保護層)
本実施態様における保護層は、上述した第1実施態様と異なり、第1保護層を画素ブラックマトリクスの表面を覆うように基板上にパターン状に形成し、第2保護層を第1保護層の表面および前記外周ブラックマトリクスの表面を覆うように形成していることを特徴とするものである。
【0067】
本実施態様においては、第1保護層を画素ブラックマトリクス表面を被覆するように形成することにより、第2保護層において画素ブラックマトリクス上および外周ブラックマトリクス上において不都合な膜厚の差を生じにくくしている。すなわち、線幅が狭く形成されている画素ブラックマトリクス上に積層される保護層は薄くなる傾向にあるが、予め、このような画素ブラックマトリクス表面を第1保護層により被覆することにより、第2保護層を成膜する際には、画素ブラックマトリクス上の積層の困難さによる影響を回避することができるのである。これにより第1実施態様と同様に、最終的に得られる保護層の画素ブラックマトリクス上および外周ブラックマトリクス上における膜厚において良好な均一性を確保することができる。
【0068】
このような保護層において、画素ブラックマトリクスが形成されている保護層表面までの高さと、外周ブラックマトリクスが形成されている保護層表面までの高さとの関係は、上述した第1実施態様と同様に、最終的に得られるモノクロ液晶表示装置用基板において、モノクロ液晶表示装置用基板上に配置される対向基板が、外周部に向って2枚の基板間の間隙が広がるようにゆがむことを抑制することができるのであれば特に限定はされない。しかしながら、モノクロ液晶表示装置用基板の基板表面から画素ブラックマトリクスが形成されている保護層表面までの高さを、同様の基板表面から外周ブラックマトリクスが形成されている保護層表面までの高さよりも、0μm〜0.8μmの範囲内で、その中でも、0.2μm〜0.6μmの範囲内で高くすることが好ましい。
【0069】
このような保護層として、第1保護層は、画素ブラックマトリクス表面を被覆するように基板上にパターン状に形成されていれば特に限定はされない。具体的には、外周ブラックマトリクス上に第1保護層が積層しないように、画素部のみに第1保護層を形成し、画素部に良好な平坦性を確保するようにする。このような第1保護層を形成する方法としては、精度良くパターニングを可能とする方法であれば特に限定はされないが、フォトリソグラフィー法等を挙げることができる。例えば、感光性樹脂を成膜し、外周部が開口となっているマスクを介して紫外線を露光し、現像することにより、画素ブラックマトリクス表面を覆うように第1保護層を形成することが可能である。
【0070】
その他、第1保護層に関することは、上述した第1実施態様の第2保護層の項目の中に記載したものと同様なのでここでの説明は省略する。
【0071】
さらに、本実施態様における第2保護層は、第1保護層表面および外周ブラックマトリクス表面を被覆するように基板上に形成されている。このような第2保護層は、上述した第1実施態様における第1保護層と同様に、公知の塗布方法により形成することができる。また、第2保護層を形成する材料も第1実施態様における第1実施態様と同様である。従って、ここでの説明は省略する。
【0072】
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態は例示であり、本発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなるものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
【0073】
【発明の効果】
本発明によれば、第1保護層の他に第2保護層を有する保護層とすることにより、最終的に得られる保護層において、画素ブラックマトリクス上および外周ブラックマトリクス上における膜厚を均一とすることができる。従って、このような第1保護層および第2保護層からなる保護層上に形成された柱状スペーサにおいては、その上面の高さが、画素部および外周部において良好な均一性が確保されるので、このような柱状スペーサを介してモノクロ液晶表示装置用基板上に対向基板を配置させると、対向基板に外周部に向って間隙が広がるようなゆがみが生じることが抑制される。よって、対向基板がこのようにゆがむことにより生じていた対向基板周辺から光が漏れるといった不都合が解消され、モノクロ液晶表示装置において不自然に画面周辺が明るくなるといった問題を解決することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のモノクロ液晶表示装置用基板の一例を示す概略断面図である。
【図2】本発明のモノクロ液晶表示装置用基板の他の例を示す概略断面図である。
【図3】従来のモノクロ液晶表示装置用基板の一例を示す概略断面図である。
【符号の説明】
1 … 基板
2a … 画素ブラックマトリクス
2b … 外周ブラックマトリクス
3a … 第1保護層
3b … 第2保護層
4 … 柱状スペーサ
5 … 対向基板
A … 画素部
B … 外周部

Claims (3)

  1. 基板と、
    前記基板上にパターン状に形成されており、モノクロ液晶表示装置の表示領域である画素部に位置する画素ブラックマトリクスおよび前記画素部の周囲の部分である外周部に位置する外周ブラックマトリクスを有するブラックマトリクスと、
    前記ブラックマトリクスの表面を覆うように基板上に形成されている第1保護層および画素部の前記第1保護層上に形成されており、前記外周部の前記第1保護層上には形成されていない第2保護層を有する保護層と、
    前記画素ブラックマトリクスが形成されている前記保護層上および前記外周ブラックマトリクスが形成されている前記保護層上に設けられ、前記基板および対向する基板の間隙を調整する柱状スペーサとを有することを特徴とするモノクロ液晶表示装置用基板。
  2. 基板と、
    前記基板上にパターン状に形成されており、モノクロ液晶表示装置の表示領域である画素部に位置する画素ブラックマトリクスおよび前記画素部の周囲の部分である外周部に位置する外周ブラックマトリクスを有するブラックマトリクスと、
    前記画素ブラックマトリクスの表面を覆うように基板上に形成されており、前記外周ブラックマトリクスの表面を覆うように基板上に形成されていない第1保護層および前記第1保護層の表面および前記外周ブラックマトリクスの表面を覆うように形成されている第2保護層を有する保護層と、
    前記画素ブラックマトリクスが形成されている前記保護層上および前記外周ブラックマトリクスが形成されている前記保護層上に設けられ、前記基板および対向する基板の間隙を調整する柱状スペーサとを有することを特徴とするモノクロ液晶表示装置用基板。
  3. 前記基板表面から前記画素ブラックマトリクスが形成されている前記保護層表面までの高さは、前記基板表面から前記外周ブラックマトリクスが形成されている前記保護層表面までの高さよりも0.8μmの範囲内で高い又は等しいことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のモノクロ液晶表示装置用基板。
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