JP4159129B2 - 出力信号発生用回路装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は実質上かなりゆっくり変化する入力信号から、本来トランジションなしで切り替わる複数の予定値を有する出力信号を発生する回路装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
斯種の回路装置は、例えば Tietze/Schenk著の本“「Halbleiter−Schaltungsanordungen」Springer−Verlag, 1978年, 第134及び135頁並びに第412〜415頁”から一般に知られており、このような回路装置は特にゆっくり信号遷移する入力信号から論理回路にてさらに処理するのに好適な2つの信号値を有する特に明瞭な2進信号を発生するのに役立つ。このような回路の出力信号の値は、入力信号が或る高いしきい値以上となるときに変わり、この出力信号は入力信号がその後に或る低いしきい値以下に降下するときに以前の値に戻る。従って、出力信号は入力信号に重畳される如何なる小さな妨害信号によっても影響されることのないようになる。これは、入力信号が高い方のしきい値を越したら、入力信号を低い方のしきい値以下に降下させる不所望な妨害信号しか出力信号の値を変えることができず、入力信号の立下がり縁での逆もまた同様であるから達成される。
【0003】
上記従来回路の欠点は、正に向かうか、又は負に向かう信号縁部の開始後の比較的遅い時点でしか信号を評価することができないと云うことにある。入力信号が或るバスから到来し、このバスに幾つかの装置が接続されており、各装置がメッセージの伝送を開始し得る(マルチ−マスタ動作)場合には、バス上での衝突をなくすために、各信号はその信号の立上がり縁の開始後の或る予定した期間内にてサンプリングされ、このサンプリング時の信号状態のみが評価される。広範囲にわたるバスの場合には、信号縁部が比較的平坦になるため、各信号の接続時間は或る所定値よりも短くすることができない。このために、信号の最大周波数、従ってバスの伝送容量が制限される。さらに従来回路では、入力信号が上方しきい値以上となり、また下方しきい値以下に降下する必要がある。しかし、信号を逆位相で伝送する2つのリード線上の信号差から入力信号を取り出し、しかもこれらのリード線の一方が、何等かの不良のために高か、又は低レベルの信号を絶えず伝送する場合には、こうしたリード線から取り出される入力信号は下方又は上方のしきい値範囲内でごく僅かなスウィングでしか変化しないため、このような場合に従来の回路装置によって有効な出力信号を得るのは困難である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、入力信号の変化をできるだけ速く評価することができ、且つ入力信号のスウィングが小さく、しかもこの小さな信号スウィングの大きさ程度のオフセットであっても全く確実に作動する冒頭にて述べた種類の回路装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明によれば、出力信号の値が変わるしきい値が、入力信号の正に向かう縁部では低く、入力信号の負に向かう縁部では高くなるようにする。これら2つのしきい値間の切り替えは入力信号に応じて、即ち前記しきい値とは異なる別のしきい値にて行なうようにする。高い方のしきい値への切り替えは、入力信号の正に向かう縁部が少なくとも前記高い方のしきい値を越えてから行ない、低い方のしきい値への切り替えは、入力信号がその負に向かう縁部にて少なくともこの低い方のしきい値以下に降下する場合に行なう。出力信号の転換部は従来回路におけるよりも早く、即ち正に向かう縁部又は負に向かう縁部の開始後に短時間で起こり得る。しかし、このような手段による必然的な結果は、少なくとも所定の妨害信号に対する信号対雑音比が低減すると云うことにある。これは、出力信号の最初の転換後の或る所定期間にて入力信号を既知の方法にてサンプリングすることにより補償される。
【0006】
本発明の原理は出力信号が2進信号でなく、2つ以上の値をとり得る信号の場合にも使用することができる。この場合には、それ相当に多数のしきい値が必要である。下方又は第1しきい値から上方又は第2しきい値へのスイッチングしきい値の切り替えは、入力信号が第2しきい値に等しいか、又はそれよりも大きくし得る第3しきい値以上となる場合に行なうことができ、且つスイッチングしきい値は、入力信号が第1しきい値に等しいか、又はそれ以下とし得る第4しきい値以下に降下する場合に第1しきい値に切り替えることができる。しきい値が等しいときには、相当するしきい値に達した後にしきい値の切り替えを遅延させれば、妨害信号に対する感度を高くすることができる。
【0007】
本発明による回路装置の実際の好適例では、出力信号を発生させるために比較器を利用し、この比較器によって入力信号を或るしきい値と比較し、これらが一致する場合に出力信号の値を変え、入力信号に応じて追加のスイッチング装置によってしきい値を切り替えるようにする。比較器が関連するしきい値に対してスイッチング・ヒステリシスを呈する場合には、入力信号中の妨害信号に対する感度が低減する。
【0008】
本発明による回路装置の他の好適例では、2つの比較器を利用し、その一方により入力信号を第1しきい値と比較し、他方の比較器により入力信号を第2しきい値と比較する。2つの比較器の出力はスイッチに供給され、このスイッチは第3及び第4しきい値に応じて切り替えられて、一方又は他方の比較器の出力端子から出力信号を取出す。この場合の動作は、第1及び第2しきい値に対して1個の比較器だけを用いる場合のしきい値の切り替えと全く同じである。この場合にも、少なくとも1個又は双方の比較器がスイッチング・ヒステリシスを呈するようにして、入力信号中の妨害信号に対する感度を低減させることができる。
【0009】
1個の比較器を用いる場合におけるしきい値の切り替え又は2個の比較器を用いる場合における出力信号の切り替えは、入力信号によって制御されるスイッチング装置によって行なう。このスイッチング装置にはヒステリシスを呈するしきい値スイッチを含めることができ、このスイッチの切替点は第3及び第4しきい値とそれぞれ同じとすることができる。しかし、これら2つの各しきい値に対するそれぞれの比較器を用いることもでき、これらの比較器は記憶段を制御し、この記憶段の出力信号がしきい値の切り替えをする。上記後者の例で、しかも出力信号を発生するのに2つの比較器を用いる場合にはさらに、これらの比較器の出力端子の信号を直接用いて記憶段を制御することができる。このようにすることにより特に簡単な構成とすることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明による回路装置を有する差分信号評価装置を示す図1のブロック図では、信号が2つのリード線61及び62に図2Aの信号電圧波形Ua及びUbで示すように逆位相で伝送される。これら2つの信号電圧は、これらの差(Ua−Ub)をとる段64に供給され、この差電圧がリード線65に信号電圧Ucとして出力される。リード線65はブロック66に接続され、このブロックは本発明による回路装置を具えており、リード線67に急峻な縁部を有する出力信号を発生する。これらの出力信号は処理装置68に供給されるが、この処理装置は本発明の一部を成すものではないため、これについての説明は省略する。
【0011】
図2Bは信号電圧Uc=Ua−Ub及びリード線67における電圧の変化を示したものである。この場合、ブロック66の入力信号を成す電圧Ucは負から正の値へと変化しているが、この信号電圧Ucは適当に電圧シフトすることにより正の値の信号だけが発生するようにすることもできることは明らかである。
【0012】
ブロック66内に含まれる本発明による回路装置は、信号電圧Ucが低い値の下方しきい値V1を越えると、リード線67における信号の値が変化してしまうように構成する。信号電圧Ucが高い値の上方しきい値V2、即ち前記下方しきい値よりもっと高い或るしきい値以上になると、ブロック66における回路装置のスイッチングしきい値がしきい値V2に切り替わり、リード線67における信号値は、信号電圧Ucの負に向かう縁部にて、この信号電圧Ucが第2しきい値V2以下に降下する際に変化する。従って、信号電圧Ucの正及び負縁のいずれの場合にも信号電圧Ucが遷移し始めた後に早めに出力信号がブロック66から発生するため、リード線61及び62における信号の遷移(トランジション)を速く、又は早めに評価することができる。
【0013】
図2Cはリード線61又は62が、例えばこのようなリード線が大地又は供給電圧に短絡されたりして不良となる場合における信号電圧Ucの変化を示す。信号変化U′cの場合には、電圧Uaが絶えず高電位にあり、電圧Ubが絶えず基準電位にあるものとする。これに対し、信号電圧U″cの場合には、電圧Ubが絶えず高電位を有し、電圧Uaが絶えず基準電位を有するものとする。電圧U′cは下方のしきい値V1を決して越えることがないため、上方のしきい値V2が絶えず有効のままとなることは明らかである。また、信号電圧U″cは上方のしきい値V2を決して越えることがないため、この場合には下方のしきい値V1が常に有効のままとなる。従って、本発明による回路はこうした双方の場合に出力信号を発生する。
【0014】
図3は図1にブロック66で示した回路装置の実施例を示し、この例の回路装置は各2進信号用の2つの別個の出力端子4a及び4bを経て出力される3つの異なる値の出力信号を発生すべく作用する。入力信号I用の信号入力端子2は2個の比較器6a及び6bの第1端子にそれぞれ接続され、これらの比較器の第2入力端子はスイッチ8a,8bにそれぞれ接続されている。比較器6a及び6bの出力信号の2進状態、つまり出力端子4a及び4bをそれぞれ通る出力は、関連する比較器の第1入力端子における信号電圧がその第2入力端子における電圧よりもそれぞれ大きくなるか、又は小さくなる場合に変化する。比較器6a及び6bの第2入力端子は、スイッチ8a又は8bの位置に応じてそれぞれ第1しきい値V1,V′1か、又は第2しきい値V2,V′2を受電する。
【0015】
スイッチ8a及び8bの位置はスイッチング装置10a及び10bによって制御され、これらのスイッチング装置の入力端子も信号入力端子2に接続されている。スイッチ8aを制御するスイッチング装置10aはシュミットトリガ12aを具えており、この出力信号は、それが上方のスイッチングしきい値V3を越えると、第1値から第2値へと切り替わり、又前記シュミットトリガの出力信号は、その出力信号が後に下方のスイッチングしきい値V4以下に降下すると、再び第1値をとるようになる。同様に、スイッチング装置10bもシュミットトリガ12bを具えており、この出力信号はそれが上方のスイッチングしきい値V′3以上となるか、又は下方のスイッチングしきい値V′4以下に降下するときにその出力信号の値を変える。
【0016】
図3に示した回路装置の機能を図4の線図を参照して詳細に説明する。図4Aは直線的に上昇し、且つ下降する縁部を有している入力信号を示す。これらの縁部は様々なしきい値V1〜V4又はV′1〜V′4を通過し、本例ではしきい値V3はしきい値V′4と同じであるとする。
【0017】
最初は、スイッチ8a及び8bが図3に示す位置にある。比較器6a及び6bは、入力信号Iがそれぞれしきい値V1又はV′1以下の場合に、それぞれ出力端子4a及び4bを経て低レベルの信号を出力する。入力信号Iが瞬時t1にてしきい値V1以上になると、出力端子4aの出力信号01は図4Bに示すように高レベルとなる。入力信号Iがしきい値V2を越えても図3に示す回路装置には信号変化は生じない。入力信号Iが瞬時t2にてしきい値V3を越える場合にだけ、スイッチング装置10aがスイッチ8aを図4Cに示すようなしきい値V2に切り替える。しかし、しきい値V2はしきい値V3以下であるため、出力信号01の値は変わらない。
【0018】
入力信号Iがその後瞬時t3にてしきい値V′1以上になると、比較器6bの出力信号02は図4Dに示すように高レベルとなる。その後入力信号Iがしきい値V′2を越えても図3の回路にて信号のトランジションは現れないが、入力信号Iが瞬時t4にてしきい値V′3以上になると、スイッチング装置10bがスイッチ8bをしきい値V′2へと切り替える。しかし、これに応答して比較器6bの出力信号02の値が変わることはない。
【0019】
その後入力信号Iが再び低下して、瞬時t5にしきい値V′2を通過すると、出力信号02は再び低レベルの値となる。入力信号Iが瞬時t6にてしきい値V′4以下に降下すると、スイッチング装置10bはスイッチ8bを再び下方のしきい値V′1の方へと切り替える。しかし、このしきい値V′1は瞬時t6における入力信号よりも高いため、出力信号02は変化しない。
【0020】
瞬時t7にて入力信号はしきい値V2以下に降下し、従って出力信号01も再び低レベルの値となる。最後に、瞬時t8にて入力信号はしきい値V4以下となるため、スイッチング装置10aはスイッチ8aを再びしきい値V1の方へと切り替える。これにより初期状態が復元されたこととなる。
【0021】
図4に示すように、出力信号01及び02の値はいずれも入力信号Iの正に向かう縁部並びに負に向かう縁部の比較的早い瞬時にて変化する。しきい値V′4を例えばしきい値V3と同じとなるようにしたが、実際にはそれぞれのしきい値は互いに独立したものであるから、しきい値V1〜V4をしきい値V′1〜V′4に対して任意にシフトさせておくことができる。3つ以上の異なる出力信号を発生させる場合に、追加の比較器及びスイッチング装置を設けて図3に示す回路を拡張させることができることも明らかである。後述する他の実施例の説明を簡単にするために、これからは2つだけの異なる値を有する出力信号を発生させるものとする。
【0022】
図5に示す回路装置も比較器6及びスイッチ8を具えているが、スイッチ8に対するスイッチング装置20の構成が図3に示した回路装置におけるものとは相違している。スイッチング装置20は2個の比較器22及び24を具えており、これらの各比較器の第1入力端子は入力信号I用の信号入力端子2に接続され、前記比較器22及び24の各第2入力端子はしきい値V3及びV4にそれぞれ関連付けられている。比較器22は、入力信号Iがしきい値V3以上となると高レベルの信号を発生するのに対し、比較器24は、この比較器の出力端子に丸印で示すように、入力信号Iがしきい値V4以下となる場合にだけ高レベル信号を発生する。それぞれのしきい値V1〜V4は図4に示したような値をとるものとする。
【0023】
比較器22の出力端子は遅延部材32を介してフリップフロップ26の入力端子Sに接続するが、比較器24の出力端子は遅延部材34を介してこのフリップフロップの入力端子Rに接続する。フリップフロップ26の出力Qがスイッチ8を制御する。
【0024】
入力信号Iが最初しきい値V4以下である場合、フリップフロップ26がその入力端子Rにて高レベル信号を受信するため、このフリップフロップの出力端子Qは低レベル信号を出力し、スイッチ8はしきい値V1を受信する側に切り替えられる。その後入力信号Iがしきい値V4を越えると、フリップフロップ26の入力端子Rにおける信号が低レベルとなるが、このフリップフロップの状態はそのままで、出力Qは低レベルのままで、スイッチ8の位置も同じ位置のままである。入力信号Iがしきい値V1以上になると、比較器6はその信号出力端子4における出力信号0を高レベルの値に切り替える。しかし、フリップフロップ26の状態は入力信号Iがしきい値V3以上となるまでは同じままである。入力信号Iがしきい値V3以上となる瞬時にフリップフロップ26の入力端子Sは、(遅延部材32の影響をしばらく考慮しないものとすれば)高レベルの信号を受信し、出力Qが高レベルとなり、スイッチ8をしきい値V2に切り替えるため、比較器6の出力信号0は変わらない。その後入力信号Iがしきい値V3以下に降下すると、フリップフロップ26の入力端子Sにおける信号が再び低レベルとなるが、このフリップフロップの状態は入力信号Iがしきい値V4以下に降下するまでそのままの状態に維持される。入力信号IがV4以下になると、比較器24が再び高レベルの信号を発生し、フリップフロップ26がリセットされるため、このフリップフロップの出力Qが低レベル信号を出力することにより、スイッチ8は再びしきい値V1の方へと戻る。入力信号Iがしきい値V2を通過した際に比較器6の出力信号0は再び低レベルになっている。
【0025】
上述した説明から明らかなように、遅延部材32及び34を無視すれば、スイッチング装置20は図3のスイッチング装置10aと全く同じように作動する。これらの遅延部材はフリップフロップ26を遅延態様で切り替えるのであって、この場合の入力電圧はそれぞれ既にしきい値V3よりも高い値か、又はしきい値V4よりも低い値をとっている。従って、しきい値V3はしきい値V2よりも僅かに高い値とするか、又はそれに等しくなるように選定することができる。同様に、遅延部材34があるため、しきい値V4はしきい値V1よりも僅かに低いか、又はそれに等しくなるように選定することができる。双方の遅延部材32及び34を用いる代わりに、破線にて示すようにフリップフロップ26の出力端子に単一の遅延部材36を用いることもできる。
【0026】
図6に示した実施例では、しきい値電圧を切り替えるのではなくて、その代わりに信号入力端子2に接続される2個の比較器42及び44を設け、比較器42が入力信号をしきい値電圧V1と比較し、比較器44が入力信号をしきい値電圧V2と比較するようにする。本例の信号出力端子4はスイッチ48に接続されており、このスイッチはその切替え位置に応じて信号出力端子4を比較器42か、比較器44の出力端子に接続する。スイッチ48はスイッチング装置30によって制御され、このスイッチング装置の構成原理はスイッチング装置20の構成と同じであるが、図面の明瞭化のために遅延部材は省いてある。
【0027】
図6に示した回路の動作は次の通りであり、それぞれのしきい値の順序は図4の線図に示したようなものとする。最初のうちは入力信号Iがしきい値V4よりも小さいため、フリップフロップ26がリセット状態になり、出力端子Qの信号が低レベルで、スイッチ48を図示の下側位置にセットする。入力信号Iがしきい値V1以上になると、比較器42の出力端子における信号が高レベルとなり、従って、信号出力端子4における出力信号0も高レベルとなる。その後、入力信号Iがしきい値V2以上になると、比較器44の出力端子における出力信号も高レベルとなるが、この出力信号はしばらくの間開放されたままである。
【0028】
入力信号Iがしきい値V3以上になると、スイッチング装置30におけるフリップフロップ26が比較器22によって切り替わり、スイッチ48が上側の位置へとセットされるが、これにより出力端子4の信号は変わらない。
【0029】
その後入力信号Iがしきい値V2以下に降下すると、比較器44の出力端子における信号が低レベルとなり、従って信号出力端子4における出力信号0も低レベルとなる。しかし、比較器42の出力端子における信号はしばらくの間は高レベルのままであり、この信号は入力信号Iがしきい値V1以下に降下した後にのみ低レベルとなる。その後入力信号Iがしきい値V4以下に降下すると、フリップフロップ26が初期状態に戻るため、スイッチ48は再び下側の位置へと切り替えられる。しかし、この際出力信号0は変わらず、低レベルのままである。
【0030】
上述した所から明らかなように、図6の回路は図5の回路と同じ出力信号を発生する。これら両回路の構成上の違いは、スイッチング装置以外に図6の回路では2個の比較器42及び44を用い、これらの比較器の出力端子にスイッチを接続していることにある。
【0031】
図7は上述したそれぞれの実施例から導出し得るかなり簡単な回路を示す。この回路は比較器52を具えており、この比較器の一方の入力端子は信号入力端子2に接続され、他方の入力端子はしきい値V1に接続されている。シュミットトリガ54も設け、これも入力端子2に接続する。このシュミットトリガ54はしきい値V2とV3との間にてヒステリシスを呈する。比較器52及びシュミットトリガ54の出力端子はスイッチ48の入力端子に接続され、スイッチ48はその切り替え位置に応じて2つの比較器52及び54の一方を信号出力端子4に接続する。比較器52の出力端子は遅延部材50を介してフリップフロップ46の入力端子Rにも接続され、この場合の遅延部材50は出力端子に丸印にて示すように反転機能も有している。シュミットトリガ54の出力端子はフリップフロップ46の入力端子Sにも結合され、この信号通路にも遅延部材50aを設けることができる。フリップフロップ46の出力Qはスイッチ48を制御する。
【0032】
図7に示した回路ではフリップフロップ46だけがスイッチング装置40を形成し、これがスイッチ48の位置を制御する。図5及び図6に示した回路と比較するに、図7の回路の場合には、比較器52及びシュミットトリガ54が比較器22及び24の機能をそれぞれ引き継ぐために、これらの比較器が省かれている。
【0033】
図7に示した回路の機能を図8を参照して詳細に説明する。図8Aに入力信号Iの変化及びしきい値V1,V2及びV3の位置を再び示してある。前述した回路に用いたしきい値V4はしきい値V1と一致し、これは図示していない。最初は比較器52の出力端子の信号及びシュミットトリガ54の出力端子の信号も低レベルであるため、フリップフロップ46の入力端子Rは高レベル信号を受信してフリップフロップ46をリセット状態に切り替える。この際、出力端子Qは低レベルの信号を出力するため、スイッチ48は図示の下側位置にある。
【0034】
入力信号Iが瞬時t1にてしきい値V1以上となると、比較器52の出力端子における信号値が高レベルとなり、従って信号出力端子4における出力信号0もそれぞれ図8B及び図8Eに示すように高レベルとなる。シュミットトリガ54は図8Cに示すように、入力信号Iが瞬時t2にてしきい値V3以上となった場合にのみ高レベル信号を出力する。従って、フリップフロップ46は遅延部材50aがない場合には直ちに、遅延部材50aがある場合にはそれ相当の遅延後に図8Dに示すように切り替えられる。この際信号出力端子4における出力信号0の値は変わらず、高レベルのままである。
【0035】
その後入力信号Iは再び低レベルとなり、瞬時t3にてしきい値V2以下になると、シュミットトリガ54の出力端子における信号が再び低レベルとなり、従って出力信号0もスイッチ48がまだ上側位置にあるから低レベルとなる。その後入力信号が瞬時t4にてしきい値V1以下に降下すると、比較器52の出力端子における信号も低レベルとなり、遅延部材50による遅延後にフリップフロップ46が再びリセットされ、スイッチ48が再び下側の位置へと戻る。遅延部材50は入力信号Iにおける小さな妨害の影響をなくすようにする。その理由は、入力信号Iがしきい値V1を通過する瞬時t4に、この入力信号に僅かな妨害信号がある場合、入力信号がしきい値V1を短期間にて数回上下に通過し、図8Bに示すように比較器52の出力端子にそれ相当の信号も発生することになるからである。遅延部材50がない場合には、比較器52の出力端子における信号の第1縁部がフリップフロップ46を切り替え、スイッチ48を比較器52の出力端子に接続するため、この比較器の出力端子における信号転換部も信号出力端子に現れることになる。しかし、遅延部材50があるために、フリップフロップ46は比較器52の出力端子における斯様な短い信号転換部が減衰した後にしか切り替えられなくなる。
【0036】
このことからして、図4に示した順序のしきい値V1とV4との間にてヒステリシスを有するシュミットトリガにより比較器52を置き換えれば、遅延部材50を省くことができる。これに対し、シュミットトリガ54も簡単な比較器と置き換え、遅延部材50aがある場合に、この比較器の第2入力端子がしきい値V2を受信するようにすることもできる。しかし、比較器52をシュミットトリガとして構成する場合には、入力信号の双方の縁部に対して回路装置の信頼度をさらに向上させるために遅延部材50及び50aも設けることもできる。
【0037】
図9は図7の回路装置に相当するもので、スイッチ48及びフリップフロップ46を別々のゲートで作製する場合の回路装置を示す。比較器52の出力端子はANDゲートの入力端子と、インバータ56及び遅延部材50を経てNANDゲート70の一方の入力端子とに接続されている。シュミットトリガ54の出力端子はANDゲート76の入力端子と、遅延部材50aを経てNANDゲート72の一方の入力端子とに接続されている。NANDゲート70及び72の出力端子は、これらの各他方のゲートのそれぞれ別の入力端子と、ANDゲート74及び76のそれぞれ他方の入力端子とに接続されている。ANDゲート74及び76の出力端子はORゲート78の入力端子に接続され、このORゲートの出力端子が信号出力端子4に接続されている。NANDゲート70及び72はフリップフロップを構成するが、ゲート74,76及び78はスイッチを構成する。図9に示した回路の機能が図7に示した回路の機能と同じであることは明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による回路装置を有す差分信号評価装置のブロック図である。
【図2】障害がない場合及び障害がある場合に図1の回路装置の種々の個々における信号波形の例を示す波形図である。
【図3】2つ以上の異なる値の出力信号に対する本発明による回路装置の実施例を示すブロック図である。
【図4】図3の回路装置の種々の点における信号波形の例を示す波形図である。
【図5】しきい値を切り替えるスイッチング装置の他の例を示すブロック図である。
【図6】出力信号を切り替える回路装置を示すブロック図である。
【図7】記憶段を出力信号用の比較器の出力によって制御する回路装置を示すブロック図である。
【図8】図7に示す回路の種々の点における信号波形の例を示す波形図である。
【図9】それぞれのスイッチをゲートによって作製する回路装置の例を示すブロック図である。
【符号の説明】
2 信号入力端子
4,4a,4b 信号出力端子
6,6a,6b 比較器
8,8a,8b スイッチ
10a,10b,20 スイッチング装置
12a,12b シュミットトリガ
22,24 比較器
26 フリップフロップ(記憶段)
32,34,36 遅延部材
I 入力信号
V1〜V4,V′1〜V′4 しきい値
0,01,02 出力信号
Claims (10)
- 切り替え可能な複数のスイッチングしきい値を有する少なくとも1個のしきい値スイッチを利用しながら、入力端子に供給され時間的に変化する入力信号から出力信号を出力端子に発生する出力信号発生用回路装置を動作させる方法であって、前記出力信号は複数の所定値をとり、前記入力信号の値が前記複数のスイッチングしきい値のうちの或るしきい値を通過する際に、前記出力信号は前記複数の所定値の1つの値から他の値にトランジションなしで切り替わる出力信号発生用回路装置を動作させる方法において、
低い値の入力信号に対しては前記スイッチングしきい値が第1しきい値を有し、前記入力信号が前記第1しきい値以上になると、前記出力信号を第1値から第2値へと切り替え、
前記入力信号が第3しきい値以上になると、前記スイッチングしきい値を前記第1しきい値より高い第2しきい値へと切り替え、前記第3しきい値は前記第2しきい値以上であり、
前記入力信号が前記第2しきい値以下に降下すると、前記出力信号を再び前記第1値へと切り替え、且つ、
前記入力信号が第4しきい値以下に降下した際に、前記スイッチングしきい値を前記第1しきい値に切り替え、前記第4しきい値は前記第1しきい値以下であることを特徴とする出力信号発生用回路装置の動作方法。 - 前記第3しきい値を前記第2しきい値よりも高くし、及び/又は前記第4しきい値を前記第1しきい値よりも低くすることを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 前記第3しきい値を前記第2しきい値と等しくし、且つ前記スイッチングしきい値の第1から第2しきい値への切り替えを遅延態様で行ない、及び/又は前記第4しきい値を前記第1しきい値と等しくし、且つ前記第2しきい値から第1しきい値へのスイッチングしきい値の切り替えを遅延態様で行なうことを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 第1及び第2入力端子並びに1個の出力端子を有している少なくとも1個の第1比較器を具え、該第1比較器の前記出力端子は信号出力端子に結合され、前記第1比較器の前記第1入力端子は信号入力端子に結合され、前記第1比較器の前記第2入力端子は第1スイッチの出力端子に結合され、該第1スイッチも2つの入力端子を有し、これらの入力端子が前記第1及び第2しきい値をそれぞれ受信し、前記第1スイッチが制御入力端子も有しており、且つ前記比較器用のスイッチング装置も具え、該スイッチング装置が前記信号入力端子に結合された入力端子及び前記第1スイッチの前記制御入力端子に結合された出力端子を有し、前記信号入力端子に供給される入力信号が第3しきい値以上になると、前記第1スイッチが第1しきい値から該第1しきい値より高い第2しきい値へと切り替わり、前記第3しきい値は前記第2しきい値以上であるのに対し、前記入力信号が第4しきい値以下に降下すると、前記第1スイッチが前記第2しきい値から前記第1しきい値へと切り替わり、前記第4しきい値は前記第1しきい値以下であることを特徴とする回路装置。
- 少なくとも第2及び第3比較器を具え、これらの各比較器が少なくとも第1入力端子と出力端子とを有しており、これら両比較器の前記第1入力端子が前記信号入力端子に接続され、前記第2比較器の出力端子の信号は、前記入力信号の値が前記第1しきい値を通過する際に変わるのに対し、前記第3比較器の出力端子における信号は、前記入力信号の値が前記第2しきい値を通過する際に変わり、前記第2及び第3比較器の出力端子は第2スイッチの入力端子に接続され、該第2スイッチの出力端子は前記信号出力端子に接続され、前記第2スイッチは制御入力端子を具え、且つ前記第2及び第3比較器に対する各スイッチング装置も具えており、該スイッチング装置は、前記信号入力端子に結合された入力端子及び前記第2スイッチの制御入力端子に結合された出力端子を有し、前記入力信号が前記第3しきい値以上になると、前記スイッチング装置が前記第2スイッチを前記第2比較器の出力端子から前記第3比較器の出力端子へと切り替えて、該出力端子を前記信号出力端子に結合させ、且つ前記入力信号が前記第4しきい値以下に降下すると、前記スイッチング装置が前記第2スイッチを前記第3比較器の出力端子から前記第2比較器の出力端子へと切り替えて、該出力端子を前記信号出力端子へ結合することを特徴とする請求項4に記載の回路装置。
- 前記スイッチング装置が、入力端子及び出力端子を有すると共に前記第3しきい値及び第4しきい値に相当するスイッチング電圧でスイッチング・ヒステリシスを呈するシュミットトリガを具え、該シュミットトリガの前記入力端子が前記信号入力端子に結合され、且つ前記シュミットトリガの前記出力端子が前記第1スイッチの前記制御入力端子に結合されていることを特徴とする請求項4又は5に記載の回路装置。
- 前記スイッチング装置が、第1及び第2入力端子と出力端子とを有している双安定記憶段並びに第4及び第5比較器も具えており、これらの各比較器が第1及び第2入力端子と出力端子とを有しており、前記記憶段の出力端子が前記第1及び第2スイッチの前記制御入力端子に結合され、前記記憶段の2つの入力端子が、それぞれ対応する前記第4及び第5比較器の出力端子に接続され、前記第4及び第5比較器の第1入力端子が前記信号入力端子に接続されるのに対し、前記第4及び第5比較器の第2入力端子が前記第3しきい値及び第4しきい値をそれぞれ受信することを特徴とする請求項4又は5に記載の回路装置。
- 前記スイッチング装置が第1及び第2入力端子と出力端子とを有する双安定記憶段を具え、該記憶段の出力端子が前記第2スイッチの前記制御入力端子に接続されるのに対し、前記記憶段の第1入力端子が前記第2比較器の出力端子に結合され、且つ前記記憶段の第2入力端子が前記第3比較器の出力端子に結合されていることを特徴とする請求項5に記載の回路装置。
- 前記第2及び第3比較器のうちの少なくとも一方の比較器が、前記第2比較器用の前記第1しきい値及び第4しきい値に相当し、且つ前記第3比較器用の前記第2しきい値及び第3しきい値に相当するそれぞれのスイッチング電圧でスイッチング・ヒステリシスを呈するシュミットトリガとして構成されていることを特徴とする請求項8に記載の回路装置。
- 前記双安定記憶段の前記第1及び第2入力端子のうちの少なくとも一方の入力端子の前に遅延素子を設けたことを特徴とする請求項7〜9のいずれか一項に記載の回路装置。
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