JP4158721B2 - エアバッグ装置 - Google Patents

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本発明は、膨張用ガスを流入させて膨張可能に折り畳まれたエアバッグと、エアバッグを収納可能に有底の箱形状とされてエアバッグ突出用の開口を備えたケースと、を備える構成のエアバッグ装置に関する。
従来、上記構成のエアバッグ装置では、エアバッグが、膨張用ガスを流入させるガス流入口の周縁を、複数のボルトを備えた平板状のリテーナを利用して、ケースの底壁部に取り付けられる構成であった。また、上記構成のエアバッグ装置では、インフレーターとして、円盤状の本体部と、インフレーターをケースに取り付けるための平板状のフランジ部と、から構成されるものを使用しており、リテーナに配設されるボルトを利用して、インフレーターのフランジ部を、ケースの底壁部に組み付ける構成であった(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−86319号公報
この従来のエアバッグ装置では、ケースにエアバッグ及びインフレーターを組み付ける際に、リテーナの複数のボルト(図例では4箇所)を突出させるように、エアバッグ内にリテーナを配設させ、さらに、各ボルトをケース底壁部から突出させるようにして、エアバッグをケース内に収納させていた。そして、インフレーターを、ケース底壁部の下方からケース内に本体部の上端側を挿入させるように、配設させつつ、ケース底壁部から突出しているボルトをインフレーターのフランジ部に挿通させ、インフレーターのフランジ部から突出した各ボルトに、それぞれ、ナットを螺合させて、ケースにエアバッグ及びインフレーターを組み付けていた。通常、エアバッグのガス流入口をリテーナにより、強固に、ケースに固定させるためには、ガス流入口の中心を通る線を中心線として、対称となる位置に、ボルトを複数配設させる必要が生じていた。そのため、従来のエアバッグ装置では、多数のボルトとナットとを使用して、ケースに、エアバッグ及びインフレーターを組み付ける必要があり、組付作業が煩雑で、組付工数が増大していた。
本発明は、上述の課題を解決するものであり、エアバッグを取り付けるリテーナやインフレーターのケースへの組付工数及びコストを低減可能なエアバッグ装置を提供することを目的とする。
本発明に係るエアバッグ装置は、膨張用ガスを流入させて膨張可能に折り畳まれたエアバッグと、エアバッグを収納可能に有底の箱形状とされてエアバッグ突出用の開口を備えたケースと、を備える構成とされて、
エアバッグが、膨張用ガスを流入させるガス流入口の周縁を、リテーナを利用して、ケースに取り付ける構成のエアバッグ装置であって、
エアバッグに膨張用ガスを供給するインフレーターが、ケースの外側に配置されるとともに、
略円柱状の本体部と、
本体部の一端側に配設されて、膨張用ガスを吐出可能なガス吐出口を有した頭部と、
を備える構成とされ、
リテーナが、
ケース内周面に沿うように配設される略平板状とされて、ケース内周面との間に、エアバッグのガス流入口周縁付近を挟持させて、ガス流入口周縁を保持可能とされる平板部と、
平板部から、ケース及びエアバッグを貫通してインフレーター側に突出するとともに、インフレーターにおける頭部の周囲を覆い、かつ、ガス吐出口から吐出される膨張用ガスをエアバッグ内に案内可能とされ、さらに、頭部を挿入させるための挿通孔を有したカバー部と、
平板部から、ケース及びエアバッグを貫通してインフレーター側に突出するように配設されて、インフレーターにおける本体部を取り付けるとともに、インフレーターを閂として使用してリテーナをケースに取り付ける保持部と、
を備える構成とされ、
インフレーターが、本体部における頭部側の端部付近に、本体部における軸回り方向の略全周にわたって突出するように配設されるとともに、外形形状を、挿通孔より大きく設定される突出部を、備えて構成され、
ケースの外側において、カバー部の外周側を覆うように、保持補助材が、配設され、
保持補助材が、開口幅寸法をインフレーターにおける本体部を挿通可能として突出部を挿通不能とする寸法として、ケース側を開口させる挿入凹部を有した保持壁部を備える構成とされるとともに、インフレーター本体部を挿入凹部に挿入させて、インフレーター突出部を、保持壁部とカバー部における挿通孔周縁部位との間に挟持させるようにして、カバー部側に固着される構成であることを特徴とする。
本発明のエアバッグ装置では、エアバッグ内に配設させたリテーナを、保持部及びカバー部をケースから突出させるようにして、エアバッグとともにケース内に収納させ、インフレーターを、カバー部内に頭部を配設させるようにして、保持部に取り付ければ、エアバッグとインフレーターとをケースに組み付けることができる。そして、本発明のエアバッグ装置では、インフレーターは、ケースから突出するように配設される保持部により取り付けられており、このインフレーターを閂として利用して、リテーナをケースに取り付ければ、膨張用ガスを流入させてエアバッグが展開膨張する際にも、インフレーターにより、リテーナを、ケースに対して移動しないように、強固に保持することができる。その結果、従来のエアバッグ装置のごとく、ボルトのみを使用してリテーナをケースに固定させる場合と比較して、リテーナをケースに取り付けるためのボルトの数を低減することができて、ボルトにナットを締結させる作業工数を低減することができる。
従って、本発明のエアバッグ装置では、エアバッグを取り付けるリテーナやインフレーターのケースへの組付工数及びコストを低減することができる。
また、本発明のエアバッグ装置では、インフレーターは、ケース内に収納されない構成である。すなわち、本発明のエアバッグ装置では、リテーナにおける平板状の平板部のみが、エアバッグとともに、ケース内に収納されることとなる。通常、円柱状のインフレーターを折り畳まれたエアバッグとともにケース内に収納させる構成とする場合、ケース内におけるインフレーターの周囲であって、インフレーターの軸直交方向でケースを構成する外周壁と近接した部位には、エアバッグを収納できず、ケース内に余剰の空間が生ずるのを避けられなかった。しかし、本発明のエアバッグ装置では、インフレーターをケース外に配設させていることから、ケース内に、リテーナの平板部及び折り畳まれたエアバッグのみを、隙間なく収納させることができる。そのため、ケースをコンパクトにすることができて、エアバッグ装置を小型化することができる。
さらに、本発明のエアバッグ装置では、インフレーターにおける頭部の周囲を覆うカバー部を、エアバッグ内に配設されるリテーナの平板部から突出させるように、配設させている構成である。すなわち、本発明のエアバッグ装置では、インフレーターの頭部に配設されるガス吐出口から吐出された膨張用ガスは、カバー部により、エアバッグ内に、直接、案内されることとなる。そのため、インフレーターをケース外に配設させていても、エアバッグの展開膨張時において、エアバッグからの膨張用ガスの漏れを抑えることができる。特に、本発明のエアバッグ装置では、ケースの外側において、カバー部の外周側を覆うように、保持補助材が、配設され、この保持補助材が、インフレーター本体部の頭部側の端部付近に配設される突出部を、カバー部との間に挟持させるようにして、カバー部側に固着される構成である。すなわち、本発明のエアバッグ装置では、保持補助材により、インフレーターのカバー部からの抜けが確実に抑えられると同時に、カバー部に配設される頭部を挿通させるための挿通孔の周縁を、挿通孔より外形形状を大きく設定される突出部により塞ぐことができることから、カバー部における挿通孔周縁からの膨張用ガスの漏れも、極力抑えることができる。
さらにまた、本発明のエアバッグ装置において、保持補助材が、保持壁部に対向するようにインフレーター頭部の先端側に配設させる対向壁部を、備え、
カバー部の挿通孔から離れたインフレーター頭部の先端側の壁部と、対向壁部と、の相互が、保持補助材のカバー部側への固着時に、保持壁部を突出部側へ押圧可能なテーパ状に、構成させることが好ましい。
上記構成のエアバッグ装置では、保持補助材をカバー部側に固着させる際において、保持補助材の保持壁部が、インフレーターの突出部を、頭部側に向かって押圧することとなる。すなわち、本発明のエアバッグ装置では、インフレーターの突出部が、保持壁部により、カバー部の挿通孔周縁に、圧接されるような態様となる。そのため、カバー部に配設された挿通孔周縁からの膨張用ガスの漏れを、一層、抑えることができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。なお、実施形態では、本発明を適用可能なエアバッグ装置として、膝保護用エアバッグ装置Sを例に採り、説明する。膝保護用エアバッグ装置Sは、乗員としての運転者MDの膝K(KL・KR)を保護できるように、図1・7に示すごとく、運転者MDの車両前方側であるステアリングコラム2の下方に配設されている。
なお、本明細書における上下、左右、及び、前後は、膝保護用エアバッグ装置Sを車両に搭載させた際の車両の上下・左右・前後に対応するものである。
ステアリングコラム2は、図1に示すように、ステアリングホイール1に連結されるコラム本体3と、ステアリングホイール1の下方のコラム本体3を覆うように配設されるコラムカバー6と、を備えて構成されている。コラム本体3は、メインシャフト4と、メインシャフト4の周囲を覆うコラムチューブ5と、を備えて構成されている。
コラムカバー6は、略四角筒形状の合成樹脂製として、コラム本体3を覆うように、コラム本体3の軸方向に沿って配設されている。コラムカバー6におけるインストルメントパネル(以下「インパネ」と省略する)8から突出する部位の後面6aは、略長方形板状とし、車両前後方向で、後上がりの曲面状に形成されている。
膝保護用エアバッグ装置Sは、折り畳まれたエアバッグ56、エアバッグ56に膨張用ガスを供給するインフレーター39、折り畳まれたエアバッグ56を収納するとともに車両後方側を開口させたケース11、折り畳まれたエアバッグ56のガス流入口56a周縁をケース11に取り付けるためのリテーナ19、リテーナ19における後述するカバー部21の周囲を覆う保持補助材30、及び、ケース11における開口11aの車両後方側を覆うエアバッグカバー45を、備えて構成されている。
ケース11は、図1〜4に示すように、板金製として、ステアリングコラム2の下部側に配設されている。ケース11は、有底の箱形状とされて、軸方向を略前後方向に沿わせて配設される略四角筒形状の周壁部12と、周壁部12の車両前方側を塞ぐ底壁部15と、を備えるとともに、車両後方側に、略長方形状の開口11aを備えて、構成されている。周壁部12における上下で対向する壁部12a・12bの外表面側には、エアバッグカバー45をケース11に組み付けるための複数の係止爪部13が、突設されている。係止爪部13は、上壁部12aと下壁部12bとに、それぞれ、複数個(実施形態の場合4個ずつ)配設されるもので、先端13a側を車両前方側に屈曲させて構成されて、この先端13a側を、エアバッグカバー45の後述する上側・下側壁部48・49に形成される係止穴部48a・49a周縁に、係止可能な構成とされている。なお、実施形態の場合、各係止爪部13は、上・下壁部12a・12bに所定形状の切り込みを形成し、上・下壁部12a・12bから切り起すようにして、上・下壁部12a・12bと一体的に、構成されている(図2・4・5参照)。
底壁部15における車外側O(インフレーター39における頭部41側)の部位には、リテーナ19の後述するカバー部21を挿通可能とする略長方形状に開口した挿通孔15aが形成され、底壁部15における車内側I(インフレーター39におけるコネクタ42側)の部位には、リテーナ19の後述する保持部27を挿通可能とする略長方形状に開口した挿通孔15bが形成されている(図3・5参照)。さらに、底壁部15における挿通孔15bの周縁となる部位には、リテーナ19の保持部27に保持されたインフレーター39における本体部40の車両後方側の面を保持可能な支持片部16が、配設されている(図2・3・5参照)。この支持片部16は、実施形態の場合、挿通孔15bにおける左右方向の縁部から車両前方側に突出するように、配設されて、前端面16aを、それぞれ、インフレーター39の本体部40を上下方向への移動を抑えて安定して支持可能なように、本体部40の軸回り方向の外周面に沿うような略半円弧状とされている。
ケース周壁部12における開口11a周縁となる部位には、ケース11をボディ側に取付固定させるための取付ブラケット17が、配設されている。実施形態の場合、取付ブラケット17は、開口11aの左右両縁側における上端付近となる位置と、開口11aの下縁側における左右方向の中央付近となる位置と、の3箇所に、配設されている(図5参照)。これらの取付ブラケット17は、車両のボディ側に配設される図示しないインパネリインフォースメント等に、取付固定されている。
リテーナ19は、板金製とされて、平板部20と、平板部20から突出するように配設されてインフレーター39の頭部41の周囲を覆うように配設されるカバー部21と、平板部20から突出するように配設されてインフレーター39を保持するための保持部27と、を備えて構成されている。平板部20は、略長方形板状とされて、底壁部15における周壁部12側の面に沿うように、ケース11内において上下方向に沿って配設されるもので、底壁部15との間に、エアバッグ56のガス流入口56a周縁付近を挟持させて、エアバッグ56のガス流入口56a周縁を保持する構成とされている。
カバー部21は、エアバッグ56に配設されるガス流入口56aと、ケース底壁部15に配設される挿通孔15aと、を挿通して、ケース11の車両前方側に突出するように、平板部20から凹んで配設されている。カバー部21は、インフレーター39の頭部41を全周にわたって覆うとともに、平板部20(エアバッグ)側を開口させた略直方体の箱形状とされている。すなわち、カバー部21は、頭部41の上下、左右、及び、前方側を覆うように、上側壁部21a、下側壁部21b、左側壁部21c、右側壁部21d、及び、前側壁部21eを、備える構成とされている。そして、インフレーター39のガス吐出口41aから吐出された膨張用ガスは、カバー部21において平板部20側に開口されているガス流出口23から、エアバッグ56内に流入することとなる。また、頭部41の元部側となる左側壁部21cには、頭部41を挿通可能とされる円形に開口した挿通孔24が、形成されている。そして、実施形態の場合、挿通孔24から離れた頭部41の先端側となる右側壁部21dが、平板部20側を拡開させるように、テーパ状に傾斜して形成されている。また、前側壁部21eには、保持補助材30を固着させるためのボルト21fが、前方に向かって突出するように、配設されている。
保持部27は、エアバッグ56に配設される挿通孔56bと、底壁部15に配設される挿通孔15bと、を挿通して、ケース11の車両前方側に突出するように配設されている。保持部27は、実施形態の場合、リテーナ19と一体的に、形成されており、インフレーター39の本体部40における上部側と下部側とを保持可能なように、2つの保持片部28・28から、構成されている。各保持片部28は、挿通孔15bの上縁側または下縁側から前方に突出するように配設されるとともに本体部40の軸回り方向に沿って湾曲して配設される湾曲部28aと、湾曲部28aの先端側において本体部40の中心軸を通って前方側に突出するように配設される平板状の当接部28bと、から構成されている。
各湾曲部28aには、インフレーター39の本体部40の抜けを不能として、インフレーター39の本体部40を取付可能なかしめ部29が、配設されている。かしめ部29は、実施形態の場合、各湾曲部28aにおいて、本体部40の上部側と下部側となる位置において、本体部40側に突出するような凸状部28cとされており、この凸状部28cを、当接部28b・28b相互を当接させるように、本体部40側に向かって押圧して、本体部40に形成される嵌合凹部40b内に嵌合させるように塑性変形させることにより、構成されている。実施形態の場合、インフレーター30の本体部40は、支持片部16の前端面16aと凸状部28cとで、上下両側と後方側とを保持されて、保持部27に保持されることとなる。そして、支持片部16は、前端面16aを、本体部40の軸回り方向の外周面に沿うような略半円弧状に形成されていることから、インフレーター39の本体部40は、支持片部16の前端面16aにより、上下方向への移動も抑えられて、保持部27に、保持されることとなる。
保持補助材30は、ケース11の外側において、リテーナ19のカバー部21の外周側を覆い可能な構成とされており、実施形態の場合、ケース底壁部15側を開口させた有底の略箱形状とされている。保持補助材30は、カバー部21の外周側における上下、左右、及び、前方側を覆うように、上側壁部31、下側壁部32、左側壁部33、右側壁部34、及び、前側壁部35を、備える構成とされている。そして、左側・右側壁部33・34のケース底壁部15側には、底壁部15に当接可能とされるように、左右方向に沿って突出するように形成される当接部36・36が、それぞれ、配設されている。インフレーター頭部41の元部側となる保持壁部としての左側壁部33には、開口幅寸法を、インフレーター39における本体部40を挿通可能として、本体部40に配設される後述する突出部40aを挿通不能とする寸法とした挿入凹部33aが、ケース11側を開口させるように、構成されている。実施形態の場合、挿入凹部33aは、ケース11側を開口させるとともに、周縁部位33bで突出部40aを支持可能なように、略U字形状に、形成されている。この保持壁部としての左側壁部33は、保持補助材30をカバー部21側に固着させた際に、挿入凹部33aの周縁部位33bと、カバー部21における挿通孔24周縁部位と、で、インフレーター39の突出部40aを挟持可能に、構成されている。また、実施形態の場合、左側壁部(保持壁部)33に対向して、頭部41の先端側に配設される対向壁部としての右側壁部34が、カバー部21の右側壁部21dに対応して、平板部20側を拡開させるように、テーパ状に傾斜して形成されている。保持補助材30における右側壁部34の傾斜角度は、カバー部21における右側壁部21dの傾斜角度と、略同一に、設定されている。また、前側壁部35には、カバー部21に配設されるボルト21fを挿通可能な挿通孔35aが、形成されている。
実施形態の保持補助材30では、カバー部21の外周側に、挿通孔35aにボルト21fを挿通させるようにして保持補助材30を配設させ、前側壁部35から突出しているボルト21fにナット25を締結させる際に、傾斜している右側壁部34が、カバー部21の右側壁部21dを押圧しつつ、カバー部21に対してインフレーター頭部41の先端側に若干スライドするような態様となり、このスライド移動に伴って、左側壁部33における挿入凹部周縁部位33bを、突出部40a側へ押圧させるような態様となる。このボルト21fへのナット25の締結作業は、各当接部36の後面が、底壁部15に当接するまで、締結させることが好ましい。また、実施形態の場合、当接部36から前側壁部35にかけての突出高さ寸法h1は、リテーナ19のカバー部21におけるケース底壁部15表面から前側壁部21eにかけての突出高さ寸法h2と、略同一か、若干小さく設定されている(図4参照)。突出高さ寸法h1を、突出高さ寸法h2より若干小さく設定すれば、各当接部36の後面が底壁部15に当接するまで締結させることにより、ボルト21fの締結力を増大させることができ、保持補助材30を、カバー部21側に強固に固着することができるためである。なお、実施形態の場合、当接部36・36が配設されていない上側壁部31と下側壁部32とは、ケース11側となる後部側の部位を、切り欠かれるようにして、構成されており、仮に、突出高さ寸法h1が、突出高さ寸法h2より小さく設定されていても、ボルト21fのナット25の締結作業時に、各当接部36の元部側を構成する左側・右側壁部33・34の先端側(ケース11側)の部位を容易に撓ませることができて、各当接部36の後面を、底壁部15に当接するまで、ナット25をボルト21fに締結させることができる。
インフレーター39は、略円柱状のシリンダタイプとされて、図1〜3に示すように、ケース11の外側であって車両前方側となる位置において、軸方向を左右方向に略沿わせるようにして、配設されている。インフレーター39は、略円柱状の本体部40と、本体部40の一端側(実施形態の場合、車外側Oとなる右側)に配設される頭部41と、を備えて構成されている。頭部41は、本体部40より小径とされて、外周面に、膨張用ガスを吐出可能な複数のガス吐出口41aを、備えている。本体部40における頭部41側(車外側O)の端部付近には、本体部41における軸回り方向の略全周にわたって突出するように配設されるとともに、インフレーター39の軸直交方向における外形形状を、本体部40よりも大きく設定される突出部40aが、配設されている。突出部40aは、実施形態の場合、図4・5に示すように、略長方形板状とされており、保持補助材30における挿入凹部33aに挿通不能な大きさに、設定されている。また、突出部40aは、カバー部21における挿通孔24周縁部位と、保持補助材30における挿入凹部周縁部位33bと、に挟持された際に、挿通孔24周縁を塞ぎ可能なように、外形形状を、挿通孔24より大きく、設定されている。さらに、本体部40における他端側(車内側Iとなる左側)には、作動信号入力用のリード線43を結線させたコネクタ42が、接続されることとなる。
エアバッグカバー45は、オレフィン系等の熱可塑性エラストマー等から形成されており、ケース11の車両後方側を覆い可能なように構成されて、ケース11に組み付けられている。また、エアバッグカバー45は、アッパパネル8aとロアパネル8bとからなるインパネ8におけるロアパネル8b側に、配設されており、ケース11の開口11a付近に配設される扉配設部47と、扉配設部47の周囲に配設される一般部46と、を備えて構成されている。
扉配設部47の周囲には、扉配設部47に隣接して、ロアパネル8bが、配設されている。実施形態の場合、扉配設部47とロアパネル8bとは、車両後方側の面を略面一とするように、配設されている(図3参照)。そして、扉配設部47は、扉部54と、扉部54の周縁近傍となる部位に配設される上・下・左・右側壁部48・49・50・51と、を備えて構成されている。
扉部54は、ケース11の開口11aより僅かに大きく形成されて、開口11aを覆う略長方形板状とされている。扉部54は、実施形態では、上下方向に開く2枚の扉部から構成されている。そして、扉部54は、上端及び下端に、開き時の回転中心となるヒンジ部53を配設させるとともに、扉部54の周囲における車両後方側から見て略H字形状となる部位に、薄肉の破断予定部52を配設させて構成されている。
上側壁部48、下側壁部49、左側壁部50、及び、右側壁部51は、それぞれ、ケース11における周壁部12の外周側に隣接して、車両前方側に突出するように、配設されている。そして、上壁部12a近傍に配設される上側壁部48と、下壁部12b近傍に配設される下側壁部49と、が、エアバッグカバー45をケース11に組み付ける組付片とされることとなる。上側・下側壁部48・49には、それぞれ、ケース周壁部12に形成される係止爪部13を周縁に係止させるための略長方形状に開口した係止穴部48a・49aが、それぞれ、配設されている。
一般部46は、図2・3に示すように、扉配設部47の周囲に配設されるロアパネル8bに干渉しないように、扉配設部47から、ロアパネル8bの肉厚分車両前方側にへこませるようにして、形成されている。
エアバッグ56は、可撓性を有したポリエステルやポリアミド糸等からなる織布から形成されて、展開膨張完了時の形状を、図1・7の二点鎖線に示すごとく、略長方形板状とするとともに、乗員としての運転者MDの膝KL・KRを保護可能な左右方向の幅寸法を備える形状とされている。また、膨張完了時のエアバッグ56の下端側の部位には、インフレーター39のガス吐出口41aから吐出される膨張用ガスをエアバッグ56内に流入させるガス流入口56aと、挿通孔56bと、が、形成されている(図3参照)。ガス流入口56aは、リテーナ19におけるカバー部21に配設されるガス流出口23に対応した位置に、配設されている。挿通孔56bは、リテーナ19の保持部27を挿通させるためのものである。そして、エアバッグ56は、ガス流入口56aからリテーナ19のカバー部21を突出させるとともに、挿通孔56bからリテーナ19の保持部27を突出させて、ガス流入口56aの周縁を、ケース底壁部15とリテーナ19の平板部20との間に挟持されて、ケース11に取り付けられている。
次に、実施形態の膝保護用エアバッグ装置Sの車両への搭載について述べる。まず、ガス流入口56aからカバー部21を突出させるとともに、挿通孔56bから保持部27を突出させるようにして、エアバッグ56内にリテーナ19を収納させて、エアバッグ56を折り畳む。次に、折り崩れ防止用の破断可能な図示しないラッピング材により、折り畳まれたエアバッグ56の周囲をくるむ。このとき、ガス流入口56aから突出させたカバー部21や、挿通孔56bから突出させた保持部27は、ラッピング材から突出させておく。
次いで、リテーナ19におけるカバー部21と保持部27とを、それぞれ、ケース底壁部15に形成された挿通孔15a・15bから突出させるようにして、折り畳まれたエアバッグ56を、リテーナ19とともに、ケース11内に収納させる。
その後、インフレーター39の頭部41を、挿通孔24を介してカバー部21内に挿入させ、保持部27のかしめ部29を、各保持片部28に配設される当接部28b・28b相互を当接させつつ、各保持片部の凸状部28cを本体部40に形成される嵌合凹部40b内に嵌合させるように、かしめて、インフレーター39を保持部27から抜け不能に固定させる。そして、カバー部21に配設されているボルト21fを挿通孔35aから突出させるようにして、保持補助材31を、カバー部21の外周側に配設させる。このとき、インフレーター本体部40に配設される突出部40aは、左側壁部21cにおける挿通孔24周縁の部位と、保持補助材30における左側壁部33の挿入凹部周縁部位33bと、の間に、配設されることとなる。そして、前側壁部35から突出しているボルト21fに、当接部36を底壁部15に当接させるまで、ナット25を締結させて、保持補助材30を、カバー部21に固着させれば、リテーナ19をケース底壁部15に対して固定でき、インフレーター39とエアバッグ56とをケース11に組み付けることができる。
その後、各係止爪部13の先端13aを各係止穴部48a・49a周縁に係止させるようにして、ケース11に、エアバッグカバー45を組み付ける。そして、ケース11の取付ブラケット17を、図示しないボディ側のインパネリインフォースメント等に取付固定し、同時に、リード線43を結線させたコネクタ42を、インフレーター39の本体部40に接続させる。その後、インパネ8やアンダーカバー9(図1・2・4参照)を取り付ければ、膝保護用エアバッグ装置Sを車両に搭載することができる。
エアバッグ装置Sの車両への搭載後、リード線43を経てインフレーター39の本体部40に作動信号が入力されれば、頭部41に形成されたガス吐出口41aから膨張用ガスが吐出され、膨張用ガスが、エアバッグ56のガス流入口56aを経て、エアバッグ56内に流入することとなる。そして、エアバッグ56は、膨張して、図示しないラッピング材を破断させ、エアバッグカバー45の扉部54を押圧し、破断予定部52を破断させることとなる。その後、扉部54が、ヒンジ部53を回転中心として、上下に開くこととなり、エアバッグ56が、図1・7の二点鎖線で示すごとく、展開膨張することとなる。
実施形態のエアバッグ装置Sでは、エアバッグ56内に配設させたリテーナ19を、保持部27及びカバー部21をケース11から突出させるようにして、エアバッグ56とともにケース11内に収納させ、インフレーター39を、カバー部21内に頭部41を配設させるようにして、保持部27に取り付ければ、エアバッグ56とインフレーター39とをケース11に組み付けることができる。そして、実施形態のエアバッグ装置でSは、インフレーター39は、ケース11から突出するように配設される保持部27により取り付けられており、このインフレーター39を閂として利用して、リテーナ19をケース11に取り付ければ、膨張用ガスを流入させてエアバッグ56が展開膨張する際にも、インフレーター39により、リテーナ19を、ケース11に対して移動しないように、強固に保持することができる。その結果、従来のエアバッグ装置のごとく、ボルトのみを使用してリテーナをケースに固定させる場合と比較して、リテーナをケースに取り付けるためのボルトの数を低減することができて、ボルトにナットを締結させる作業工数を低減することができる。
従って、実施形態のエアバッグ装置Sでは、エアバッグ56を取り付けるリテーナ19やインフレーター39のケース11への組付工数及びコストを低減することができる。
また、実施形態のエアバッグ装置Sでは、インフレーター39は、ケース11内に収納されない構成である。すなわち、実施形態のエアバッグ装置Sでは、リテーナ19における平板状の平板部20のみが、エアバッグ56とともに、ケース11内に収納されることとなる。通常、円柱状のインフレーターを折り畳まれたエアバッグとともにケース内に収納させる構成とする場合、ケース内におけるインフレーターの周囲であって、インフレーターの軸直交方向でケースを構成する外周壁と近接した部位には、エアバッグを収納できず、ケース内に余剰の空間が生ずるのを避けられなかった。しかし、実施形態のエアバッグ装置Sでは、インフレーター39をケース11外に配設させていることから、ケース11内に、リテーナ19の平板部20及び折り畳まれたエアバッグ56のみを、隙間なく収納させることができる。そのため、ケース11をコンパクトにすることができて、エアバッグ装置Sを小型化することができる。
さらに、実施形態のエアバッグ装置Sでは、インフレーター39における頭部41の周囲を覆うカバー部21を、エアバッグ56内に配設されるリテーナ19の平板部20から突出させるように、配設させている構成である。すなわち、実施形態のエアバッグ装置Sでは、インフレーター39の頭部41に配設されるガス吐出口41aから吐出された膨張用ガスは、カバー部21により、エアバッグ56内に、直接、案内されることとなる。そのため、インフレーター39をケース11外に配設させていても、エアバッグ56の展開膨張時において、エアバッグ56からの膨張用ガスの漏れを抑えることができる。特に、実施形態のエアバッグ装置Sでは、ケース11の外側において、カバー部21の外周側を覆うように、保持補助材30が、配設され、この保持補助材30が、インフレーター本体部40の頭部41側の端部付近に配設される突出部40aを、カバー部21との間に挟持させるようにして、カバー部21側に固着される構成である。すなわち、実施形態のエアバッグ装置Sでは、保持補助材30により、インフレーター39のカバー部21からの抜けが確実に抑えられると同時に、カバー部21に配設される頭部41を挿通させるための挿通孔24の周縁を、挿通孔24より外形形状を大きく設定される突出部40aにより塞ぐことができることから、カバー部21における挿通孔24周縁からの膨張用ガスの漏れも、極力抑えることができる。
さらにまた、実施形態のエアバッグ装置Sでは、保持補助材30の対向壁部としての右側壁部34と、カバー部21の挿通孔24から離れたインフレーター頭部41の先端側の壁部21dと、の相互が、保持補助材30のカバー部21側への固着時に、左側壁部33を突出部40a側へ押圧可能なテーパ状に、構成されている。そのため、保持補助材30をカバー部21側に固着させる際において、保持補助材30における左側壁部33が、インフレーター39の突出部40aを、頭部41側に向かって押圧することとなる。すなわち、実施形態のエアバッグ装置Sでは、インフレーター39の突出部40aが、左側壁部33により、カバー部21の挿通孔24周縁に、圧接されるような態様となる。そのため、カバー部21に配設された挿通孔24周縁からの膨張用ガスの漏れを、一層、抑えることができる。勿論、このような点を考慮しなければ、カバー部21及び保持補助材30における各壁部21d・34を、それぞれ、テーパ状に、形成しなくともよい。
また、実施形態のエアバッグ装置Sでは、カバー部21側への保持補助材30の固着時において、保持補助材30に配設される当接部36が、ケース底壁部15表面に当接する構成である。そして、当接部36をケース底壁部15に当接させた状態で、ボルト21fにナット25を締結させれば、カバー部21が保持補助材30側に引っ張られるような態様となり、リテーナ19の平板部20が、底壁部15を圧接することとなる。そのため、エアバッグ56のガス流入口56a周縁を、リテーナ19の平板部20により、底壁部15側に圧接させることができ、エアバッグ56のケース11への締結力を増大させることができる。勿論、このような点を考慮しなければ、保持補助材として、当接部を配設させない構成のものを使用してもよい。
なお、実施形態のエアバッグ装置Sでは、保持補助材30を、カバー部21に配設されたボルト21fとナット25とを利用して、カバー部21側に固着させているが、保持補助材30のカバー部21への固着手段はこれに限られるものではなく、例えば、リベット等を使用して、保持補助材をカバー部側に固着させる構成としてもよい。また、保持補助材のカバー部側への固着位置も、実施形態に限られるものではなく、例えば、保持補助材を、ケース底壁部を介在させて、リテーナにおけるカバー部付近の平板部に、固着させる構成としてもよい。さらには、保持補助材は、カバー部付近となるケース周壁部の部位に、固着させる構成としてもよい。
また、実施形態のエアバッグ装置Sでは、インフレーター39を、ケース11の外側となる底壁部15の前方側に、配設させている構成であるが、インフレーター39の配置位置はこれに限られるものではなく、例えば、インフレーター39を、周壁部12における上壁部12aの上方側や、下壁部12bの下方側に、配設させる構成としてもよい。
さらに、実施形態では、着座した乗員MDの膝Kの前方に配設される膝保護用エアバッグ装置Sを例に採り説明したが、本発明を適用可能なエアバッグ装置はこれに限られるものではない。例えば、本発明は、助手席用エアバッグ装置や、ハンドル用エアバッグ装置等に、適用することができる。
本発明の一実施形態である膝保護用エアバッグ装置の使用状態を示す車両前後方向の概略縦断面図である。 膝保護用エアバッグ装置の車両前後方向の概略拡大断面図であり、図3のII−II部位を示す図である。 図2のIII−III部位の概略断面図である。 図3のIV−IV部位の概略断面図である。 実施形態の膝保護用エアバッグ装置に使用するエアバッグカバー、ケース、リテーナ、インフレーター、及び、保持補助材を車両前方側からみた概略分解斜視図である。 実施形態の膝保護用エアバッグ装置に使用する保持補助材の概略斜視図である。 膝保護用エアバッグ装置の使用状態を示す車両後方側から見た概略正面図である。
符号の説明
11…ケース、
11a…開口、
15…底壁部、
15a・15b…挿通孔、
19…リテーナ、
20…平板部、
21…カバー部、
21c…左側壁部、
21d…右側壁部、
21f…ボルト(固着手段)、
23…ガス流出口、
24…挿通孔、
25…ナット(固着手段)、
27…保持部、
30…保持補助材、
33…左側壁部(保持壁部)、
33a…挿入凹部、
34…右側壁部(対向壁部)、
39…インフレーター、
40…本体部、
40a…突出部、
41…頭部、
41a…ガス吐出口、
45…エアバッグカバー、
56…エアバッグ、
56a…ガス流入口、
56b…挿通孔、
K(KL・KR)…膝、
MD…乗員、
S…膝保護用エアバッグ装置。

Claims (2)

  1. 膨張用ガスを流入させて膨張可能に折り畳まれたエアバッグと、該エアバッグを収納可能に有底の箱形状とされて前記エアバッグ突出用の開口を備えたケースと、を備える構成とされて、
    前記エアバッグが、膨張用ガスを流入させるガス流入口の周縁を、リテーナを利用して、前記ケースに取り付ける構成のエアバッグ装置であって、
    前記エアバッグに膨張用ガスを供給するインフレーターが、前記ケースの外側に配置されるとともに、
    略円柱状の本体部と、
    該本体部の一端側に配設されて、膨張用ガスを吐出可能なガス吐出口を有した頭部と、
    を備える構成とされ、
    前記リテーナが、
    前記ケース内周面に沿うように配設される略平板状とされて、前記ケース内周面との間に、前記エアバッグの前記ガス流入口周縁付近を挟持させて、前記ガス流入口周縁を保持可能とされる平板部と、
    該平板部から、前記ケース及び前記エアバッグを貫通して前記インフレーター側に突出するとともに、前記インフレーターにおける前記頭部の周囲を覆い、かつ、前記ガス吐出口から吐出される膨張用ガスを前記エアバッグ内に案内可能とされ、さらに、前記頭部を挿入させるための挿通孔を有したカバー部と、
    前記平板部から、前記ケース及び前記エアバッグを貫通して前記インフレーター側に突出するように配設されて、前記インフレーターにおける前記本体部を取り付けるとともに、前記インフレーターを閂として使用して前記リテーナを前記ケースに取り付ける保持部と、
    を備える構成とされ、
    前記インフレーターが、前記本体部における前記頭部側の端部付近に、前記本体部における軸回り方向の略全周にわたって突出するように配設されるとともに、外形形状を、前記挿通孔より大きく設定される突出部を、備えて構成され、
    前記ケースの外側において、前記カバー部の外周側を覆うように、保持補助材が、配設され、
    該保持補助材が、開口幅寸法を前記インフレーターにおける前記本体部を挿通可能として前記突出部を挿通不能とする寸法として、前記ケース側を開口させる挿入凹部を有した保持壁部を備える構成とされるとともに、前記インフレーター本体部を前記挿入凹部に挿入させて、前記インフレーター突出部を、前記保持壁部と前記カバー部における前記挿通孔周縁部位との間に挟持させるようにして、前記カバー部側に固着される構成であることを特徴とするエアバッグ装置。
  2. 前記保持補助材が、前記保持壁部に対向するように前記インフレーター頭部の先端側に配設させる対向壁部を、備え、
    前記カバー部の前記挿通孔から離れた前記インフレーター頭部の先端側の壁部と、前記対向壁部と、の相互が、前記保持補助材の前記カバー部側への固着時に、前記保持壁部を前記突出部側へ押圧可能なテーパ状に、構成されていることを特徴とする請求項1に記載のエアバッグ装置。
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