JP4158623B2 - 燃料噴射装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は燃料噴射装置に関する技術であり、詳しくは経時変化等による噴射量のズレを学習制御によって自動補正する燃料噴射装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、排気ガスの規制強化に伴い、燃料の噴射時に要求される噴射量の要求精度が格段に高くなっている。具体的な例を示すと、近年のディーゼルエンジンは、排気ガスの規制強化に伴って、パイロット噴射や多段噴射等の要求が高まっており、噴射量の精度を高める要求がある。
高い噴射精度を得るために、出荷前に燃料噴射装置等の微細調整を行うことが考えられる。しかし、微細調整を行っても、経時変化によって噴射量が変化する可能性があり、高い噴射精度を維持できなくなる可能性がある。
【0003】
そこで、エンジンの運転中に学習噴射を実施し、その学習用噴射量(制御装置が算出した噴射量)と実噴射量(実際の噴射量)のズレを求め、そのズレ量から学習値(補正量)を算出し、その学習値に基づいて通常運転時の噴射量を補正して、エンジン運転状態に応じて算出した噴射量(狙い噴射量)を実噴射量に一致させる学習制御が知られている。
従来の学習制御の一例を示す。従来の学習制御は、エンジンの運転状態が学習運転状態になると、学習噴射(例えば、微少噴射)を実施させる。そして、その学習噴射による影響値を複数採取する。この影響値とは、エンジン運転状態の変化(例えば、回転数センサにより検出される回転数変化量等)から得られる値のことであり、この影響値が複数採取されると、採取された複数の影響値の平均値に基づいて通常運転時の噴射量を補正するための学習値を求める(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平10−205372号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来の学習制御は、学習条件が成立すると、学習用噴射量(学習に適した値に設定された噴射量であり、以下、学習マスター噴射量と称す)を噴射するものである。
このため、経時変化等によって噴射精度が低下した状態で学習マスター噴射量を噴射すると、エンジン運転状態特性値(例えば、エミッション、エンジン騒音、エンジン発生トルクなど)が不適切になる可能性がある。
【0006】
【発明の目的】
本発明の目的は、学習制御によって長期に亘って高い噴射精度を維持できるとともに、学習噴射の影響によってエンジン運転状態特性値が不適切にならない燃料噴射装置の提供にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
〔請求項1の手段〕
請求項1の手段を採用する燃料噴射装置は、学習条件が成立して複数の影響値を取得する際、学習開始初期時に、これから学習を実行しようとする際に用いる学習用噴射量が、エンジンのエミッション、エンジン騒音、エンジン発生トルクのうちの少なくとも1つのエンジン運転状態特性値が適切な所定領域内に収まる噴射量であるか否かを確認し、所定領域に収まる場合には学習開始初期時に用いた学習用噴射量をそのまま継続して用いて残りの学習噴射を実施し、所定領域から外れる場合にはエンジン運転状態特性値が所定領域内に収まるように学習用噴射量を補正し、補正した学習用噴射量を用いて残りの学習噴射を実施する。
この制御により、学習中においてエンジン運転状態特性値が望ましくない状態に留まるのを抑えることができる。
【0008】
〔請求項2の手段〕
請求項2の手段を採用する燃料噴射装置は、学習噴射の影響によって生じるエンジン運転状態特性値が所定領域から外れる場合、学習用噴射量が実噴射量と略一致するように学習用噴射量を補正する。
この制御により、学習制御に適した影響値をサンプリングできるため、学習精度を向上できる。
【0009】
〔請求項3の手段〕
請求項3の手段を採用する燃料噴射装置は、学習噴射の影響によって生じるエンジン運転状態特性値が所定領域内であっても、学習用噴射量が実噴射量と略一致するように学習用噴射量を補正する。
この制御により、学習制御に適した影響値をサンプリングできるため、学習精度を向上できる。
【0010】
〔請求項4の手段〕
請求項4の手段を採用する燃料噴射装置は、学習噴射の影響によって生じるエンジン運転状態特性値が所定領域から外れる場合、学習噴射によるエンジン運転状態特性値が、所定領域の中央値と略一致するように学習用噴射量を補正する。
この制御により、学習噴射の影響によって生じるエンジン運転状態特性値を最適化できる。
【0011】
〔請求項5の手段〕
請求項5の手段を採用する燃料噴射装置は、学習噴射の影響によって生じるエンジン運転状態特性値が所定領域内であっても、学習噴射によるエンジン運転状態特性値が、所定領域の中央値と略一致するように学習用噴射量を補正する。
この制御により、学習噴射の影響によって生じるエンジン運転状態特性値を最適化できる。
【0012】
〔請求項6の手段〕
請求項6の手段を採用する燃料噴射装置は、エンジンの気筒毎の学習値を個別に求める。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を、複数の実施例と変形例を用いて説明する。
[第1実施例]
第1実施例を図1〜図8を参照して説明する。
まず、本発明が適用されたコモンレール式の燃料噴射装置の構成を図8を参照して説明する。
コモンレール式の燃料噴射装置は、エンジン(例えばディーゼルエンジン)1の各気筒に燃料噴射を行う装置であり、コモンレール2、インジェクタ3、サプライポンプ4、ECU5(エンジン・コントロール・ユニットの略:制御装置に相当する)等から構成される。
【0015】
コモンレール2は、インジェクタ3に供給する高圧燃料を蓄圧する蓄圧容器であり、燃料噴射圧に相当するコモンレール圧力が蓄圧されるように高圧ポンプ配管6を介して高圧燃料を圧送するサプライポンプ4の吐出口と接続されるとともに、各インジェクタ3へ高圧燃料を供給する複数のインジェクタ配管7が接続されている。なお、インジェクタ3からのリーク燃料およびサプライポンプ4からのリーク燃料は、リーク配管8を経て燃料タンク9へ戻される。
【0016】
コモンレール2から燃料タンク9へ燃料を戻すリリーフ配管10には、プレッシャリミッタ11が取り付けられている。このプレッシャリミッタ11は圧力安全弁であり、コモンレール2内の燃料圧が限界設定圧を超えた際に開弁して、コモンレール2の燃料圧を限界設定圧以下に抑える。
また、コモンレール2には、減圧弁(図示しない)が取り付けられている。この減圧弁は、ECU5から与えられる開弁指示信号によって開弁してリーク配管8を介してコモンレール2内の高圧燃料を溢流させることでコモンレール圧力を急速に減圧するものである。このように、コモンレール2に減圧弁を搭載することによって、ECU5はコモンレール圧力を車両走行状態に応じた圧力へ素早く低減制御できる。
【0017】
インジェクタ3は、エンジン1の各気筒に搭載されて燃料を各気筒内に噴射供給するものであり、コモンレール2より分岐する複数のインジェクタ配管7の下流端に接続されて、コモンレール2に蓄圧された高圧燃料を各気筒内に噴射供給する燃料噴射ノズル、およびこの燃料噴射ノズル内に収容されたニードルのリフト制御を行う電磁弁等を搭載している。
【0018】
サプライポンプ4は、コモンレール2に高圧に圧縮した燃料を送るものであり、燃料タンク9内の燃料を吸い上げるフィードポンプと、レギュレータバルブで調圧され、燃料調量弁(以下、SCV)で調量された燃料をコモンレール2へ圧送する高圧ポンプとを有するものであり、フィードポンプおよび高圧ポンプはカムシャフト12によって回転駆動される。このカムシャフト12は、エンジン1のクランク軸13によって回転駆動される。
【0019】
ECU5は、図示しないCPU、記憶装置(RAM、ROM、バックアップRAM等)、AD変換器、入力ポート、出力ポートなどから構成されるコンピュータである。
このECU5には、演算のための情報信号(エンジン1や車両の運転状態を検出するための信号)を得るために、各種センサが接続されている。具体的には、エンジン回転数Neを検出する回転数センサ21、吸気管内に配置されたスロットルバルブの開度を検出するスロットル開度センサ22、エンジン冷却水温Thwを検出する冷却水温センサ23、コモンレール圧Pcrを検出するコモンレール圧センサ24、およびその他のセンサ類25が接続されている。
【0020】
ECU5は、通常運転時の噴射制御および学習制御(後述する)を実施する。このECU5は、燃料の噴射毎に、ROMに記憶されたプログラム、RAMに読み込まれたセンサ類の信号(車両の運転状態)、バックアップRAM(例えば、不揮発メモリ)に書き込まれた補正値等に基づいて、各気筒の目標噴射量、噴射形態(パイロット噴射等のマルチ噴射、単噴射等)、インジェクタ3の開弁閉弁時期等を決定する。
【0021】
ECU5内に搭載されているROMには、インジェクタ3等の経時変化による各気筒の噴射量のズレを、気筒毎に学習補正する学習制御が予めプログラミングされている。なお、この実施例では、発明にかかる実施例の理解を容易にするために、エンジン冷却水温Thw等による補正やインジェクタ3の電磁弁の個体差による補正制御を省略して説明する。
【0022】
この学習制御のプログラムは、エンジン1の運転中に学習条件が成立すると、補正対象の気筒へ学習用噴射量(エンジントルクに影響を与えない微少噴射、あるいはパイロット噴射に相当する微少噴射)を噴射させ、この学習噴射により生じた影響値を複数(例えば、10個)採取し、採取された複数(10個)の影響値に基づいて補正対象の気筒における学習値(補正値)を求め、その学習値をECU5内に搭載されているバックアップRAMに記憶させる。
そして、ECU5は、バックアップRAMに記憶された気筒毎の学習値を加味して、通常運転時の噴射量(噴射期間TQ)を決定する。即ち、ECU5は、演算で求めた噴射量(運転状態に応じた狙い噴射量)が実噴射量と一致するように、学習値を用いてインジェクタ3の電磁弁の開閉時期(TQ)を補正制御する。
【0023】
[第1実施例の特徴]
次に、ECU5の実施する学習制御について説明する。
上述したように、本実施例のECU5は、学習噴射を実施させ、その学習噴射による影響値を複数(10個)採取し、採取された複数(10個)の影響値に基づいて学習値を求めるように設けられている。
ここで、この実施例では、実施例の理解を容易にするために、学習噴射の影響値を実噴射量で説明する。なお、この実施例における実噴射量は、エンジン回転数の変動量(ΔNe)からエンジン発生トルク(以下、発生トルク)を求め、求めた発生トルクから実噴射量を算出するものとする。
しかし、後述するように、実噴射量を用いずに、エンジン回転数変動量(ΔNe)、発生トルク、A/F(空燃比)など、学習噴射の影響が見られる他の影響値(実噴射量との関係を知ることができる影響値)を複数採取して学習値を求めるように設けても良い。
【0024】
ECU5は、学習条件が成立した学習開始初期時に、学習噴射の影響によって生じるエミッション、エンジン騒音、エンジン発生トルクのうちの少なくとも1つのエンジン運転状態特性値が所定領域から外れる場合に、そのエンジン運転状態特性値が所定領域内に収まるように学習用噴射量を補正する。
【0025】
(学習噴射を実施する際に考慮すべき事項)
(1)ディーゼルエンジンでは、図2に示すように、実噴射量と発生トルクは基本的に比例関係にある。だたし、噴射量が少なすぎる場合(所定噴射量Q0 より少ない場合)は、比例関係が成立しなくなる。
上述したように、本実施例では、発生トルクを求め、求めた発生トルクから実噴射量を算出するものである。このため、実噴射量と発生トルクの比例関係が成立している範囲内でのみ適切な学習が可能になる。即ち、図2において、学習用噴射量を所定噴射量Q0 以上にする必要がある。
【0026】
(2)コモンレール式の燃料噴射装置では、図3に示すように、実噴射量が多いほど、コモンレール圧が高いほど、エンジン騒音が増加する。また、図示しないが、エンジン騒音はエンジン回転数などのエンジン運転状態が変化すると、騒音レベルも増減する。
そこで、車両乗員等が気にならない騒音レベル(騒音許容限界)を定めると、その騒音レベル以下となる学習用噴射量が、その時のエンジン運転状態(コモンレール圧、エンジン回転数等)によって決定できる。
具体的に、図3の場合、騒音許容限界を図中Aに定めた場合、コモンレール圧が120MPaの時は学習用噴射量を所定噴射量Q1 以下、コモンレール圧が80MPaの時は学習用噴射量を所定噴射量Q2 以下にする必要がある。
【0027】
(3)エミッションの発生量は、エンジン運転状態(実噴射量、コモンレール圧、エンジン回転数等)によって増減する。
そこで、エミッションの発生量の許容限界を定めると、そのエミッション許容限界以下となる学習用噴射量が、その時のエンジン運転状態(コモンレール圧、エンジン回転数等)によって決定できる。
具体的に、THC(エミッション)は、図4(a)に示すように、実噴射量が少ないほど、THCが増加する。そこで図4(a)の場合、THC許容限界を図中Bに定めた場合、学習用噴射量を所定噴射量Q3 以上にする必要がある。
また、NOx(エミッション)は、図4(b)に示すように、実噴射量が多いほど、NOxが増加する。そこで図4(b)の場合、NOx許容限界を図中Cに定めた場合、学習用噴射量を所定噴射量Q4 以下にする必要がある。
【0028】
(4)エンジン1の発生トルクは、噴射量の増減によって変化するものであるが、同一噴射量であっても、噴射開始時期によっては発生トルクが増減する。噴射量を一定値に保って噴射開始時期を変化させた場合の発生トルクの変化を図5に示す。
この図5にあるように、噴射開始時期を進角させ過ぎるとTDC(上死点)前着火によるロスが生じ、エンジン1を回転させるために利用されるのは発生トルクの一部だけとなる。逆に、噴射開始時期を遅角させ過ぎると失火、もしくは噴射燃料が十分に燃焼せず、発生トルクが低下してしまう。
このように、一定の噴射量を噴射して、発生トルクが変動する不具合を防ぐには、噴射開始時期を所定区間内に設定する必要がある。
具体的に、図5の場合では、噴射開始時期をθ0 より進角させて噴射を開始すると発生トルクが変動し、逆に噴射開始時期をθ1 より遅角させて噴射を開始すると発生トルクが変動するため、噴射開始時期をθ0 〜θ1 の範囲内にする必要がある。
なお、この実施例では開示しないが、噴射開始時期に対するエンジン1の騒音レベル、エミッションを考慮して噴射開始時期の範囲を決定しても良い。
【0029】
(学習噴射の制御)
ECU5による学習制御の制御例を図6のフローチャートを参照して説明する。
エンジン1の運転中にこの制御ルーチンに侵入すると(スタート)、まず各種センサによって検出された値、即ち現在のエンジン運転状態を入力する(ステップS1 )。
次に、エンジン1の燃料カット中(無噴射状態)であるか否かの判断を行う(ステップS2 )。
ステップS2 の判断結果がNOの場合は、学習条件に移行せずにそのままこのルーチンを終了する(エンド)。ステップS2 の判断結果がYES の場合は、所定の学習条件が成立しているか否かの判断を行う(ステップS3 )。
ここで、この実施例における所定の学習条件とは、(a)エンジン回転数が所定回転数より高く、(b)エンジン冷却水温が所定温度より高く、(c)コモンレール圧が所定圧力範囲内で、(d)吸気管内に配置されたスロットルバルブが全開であることを条件としている。
【0030】
ステップS3 の判断結果がNOの場合は、学習条件に移行せずにそのままこのルーチンを終了する。ステップS3 の判断結果がYES の場合は、学習噴射の影響によって生じるエンジン運転状態特性値(エミッション、エンジン騒音、発生トルク等)が所定運転領域内となる学習用噴射量の閾値Min−Max(エンジン運転状態特性値に基づいて設定された影響値の所定領域)を設定する(ステップS4 )。
具体的には、図7に示すように、発生トルクを所定値以上にするために所定噴射量Q0 以上、騒音レベルを所定値以下にするためにコモンレール圧によって設定される所定噴射量(例えば、コモンレール圧80MPa時は所定噴射量Q2 )以下、THC発生量を許容限界以下にするために所定噴射量Q3 以上、NOx発生量を許容限界以下にするために所定噴射量Q4 以下など、これら全てを満足する学習用噴射量の範囲を設定する(図7ではQ0 〜Q2 の間)。
【0031】
次に、TQ変更フラグがONであるか否かの判断を行う(ステップS5 )。このTQフラグは、後述するように、学習噴射の影響によって生じるエンジン運転状態特性値が所定領域から外れる場合に、そのエンジン運転状態特性値が所定領域内に収まるように学習用噴射量を変更した場合にONされるフラグである。
ステップS5 の判断結果がNOの場合は、学習によって得られたデータ(影響値)の数が0(ゼロ)であるか否かの判断を行う(ステップS6 )。
【0032】
ステップS6 の判断結果がYES の場合は、図1に示すように、学習マスター噴射量Cを噴射する(ステップS7 )。学習マスター噴射量Cは、学習噴射に適した基準噴射量であり、このステップS7 では、図1中、▲3▼に示す劣化の発生していないマスターTQ−Q特性(噴射期間と噴射量との関係式)から、学習マスター噴射量Cを得るための噴射期間τ0 (初期値)を求めて学習噴射を実施するものである。この時、噴射開始時期はθ0 〜θ1 の間に設定される。
【0033】
次に、学習噴射を実施したことによって生じた発生トルクから実噴射量を算出し、その実噴射量が学習マスター噴射量(狙い値)に対して所定範囲内にあるか否かの判断を行う(ステップS8 )。
なお、このステップS8 は、インジェクタ3等の噴射系の性能が劣化するなどして、その劣化状態が想定範囲を超えたか否かを判断するものであり、ステップS8 の所定範囲は上述した閾値Min−Maxより広い範囲に設定されるものである。
【0034】
ステップS8 の判断結果がNOの場合は、運転者等に「噴射系の劣化」をランプ等の視覚表示手段(図示しない)によって警告表示する(ステップS9 )。
ステップS8 の判断結果がYES の場合は、発生トルクから算出された実噴射量が閾値Min−Max内か否かの判断を行う(ステップS10)。
このステップS10の判断結果がYES の場合(例えば、図1の実噴射量Bのように閾値Min−Max内の場合)は、発生トルクから算出された実噴射量を学習用のデータとして保存し(ステップS11)、このルーチンを終了する。
【0035】
ステップS10の判断結果がNOの場合(例えば、図1の実噴射量A、Dのように閾値Min−Maxから外れる場合)は、実噴射量が学習マスター噴射量となる仮の学習用噴射量を求める(ステップS12)。
具体的な変更例を示す。
初期には図1中▲3▼であったTQ−Q特性が劣化すると、例えば図中▲1▼、▲2▼、▲4▼に示すように、そのTQ−Q特性が初期特性▲3▼に対して略平行に変化する。そこで、図1中において実噴射量がAの場合、Aを通るTQ−Q特性▲1▼と、噴射量Fから、仮の噴射量を得るための噴射期間τ3 を求める。
次に、学習噴射の噴射期間を変更したことを示すTQ変更フラグをONし(ステップS13)、このルーチンを終了する。
【0036】
上記の制御によって、学習データが1つ、あるいは学習データは0(ゼロ)であるが学習に適した学習用噴射量(噴射期間)に変更される。
このため、次回この図6の制御ルーチンに侵入すると、ステップS5 でYES 、あるいはステップS6 でNOと判断される。
【0037】
ステップS5 でYES と判断された場合は、ステップS12で変更された噴射期間(例えばτ3 )で学習噴射を実施し(ステップS14)、発生トルクから算出された実噴射量を学習用のデータとして保存する(ステップS15)。
また、ステップS6 でNOと判断された場合、初期設定の学習用噴射量は閾値Min−Max内であるため、噴射期間τ0 (初期値)を変更せず、噴射期間τ0 (初期値)で学習噴射を実施し(ステップS16)、続いてステップS15で発生トルクから算出された実噴射量を学習用のデータとして保存する。
【0038】
次に、ステップS11あるいはステップS15で保存したデータの数が所定数(10個)になったか否かの判断を行う(ステップS17)。
このステップS17の判断結果がNOの場合は、このルーチンを終了する。
ステップS17の判断結果がYES の場合は、10個のデータ(実噴射量)から実噴射量に対するズレ量を求め、そのズレ量から学習値(補正量)を算出し、その学習値をバックアップRAM等の記憶装置に保存する(ステップS18)。
なお、通常運転時は、記憶装置に記憶された学習値に基づいて噴射量(噴射期間)を補正する。具体的には、通常運転時において図1中、ECU5が車両の運転状態に応じた噴射量Gを算出した場合、記憶装置に記憶された学習値を考慮して噴射期間τ4 を算出するものである。
【0039】
続いて、学習データの数を0(ゼロ)にリセットするとともに、TQ変更フラグもOFF にリセットし(ステップS19)、このルーチンを終了する。
なお、上記の学習制御は気筒毎に順次実施されるものである。
【0040】
[第1実施例の効果]
本実施例の燃料噴射装置は、学習条件が成立した学習開始初期時に、学習噴射の影響によって生じるエミッション、エンジン騒音、エンジン発生トルクのうちの少なくとも1つのエンジン運転状態特性値が所定領域から外れる場合に、そのエンジン運転状態特性値が所定領域内に収まるように学習用噴射量を補正する。
この制御により、学習中においてエンジン運転状態特性値が望ましくない状態に留まるのを抑えることができる。
【0041】
また、この実施例の燃料噴射装置は、学習噴射の影響によって生じるエンジン運転状態特性値が所定領域から外れる場合、学習用噴射量が実噴射量と略一致するように学習用噴射量を補正する。このため、学習制御に適した実噴射量(影響値)をサンプリングでき、学習精度を向上できる。
さらに、この実施例の燃料噴射装置は、インジェクタ3等の噴射系の性能が大幅に劣化している場合は、車両運転者に警告を発する。このため、噴射性能が劣化した状態で走行することを避けることができる。
【0042】
[第2実施例]
上記の第1実施例では、学習噴射の影響によって生じるエンジン運転状態特性値が所定領域から外れる場合にのみ、学習用噴射量が実噴射量と略一致するように学習用噴射量を変更する例を示した。
これに対して、この第2実施例では、学習噴射の影響によって生じるエンジン運転状態特性値が所定領域内であっても、学習用噴射量が実噴射量と略一致するように学習用噴射量を補正するものである。
【0043】
具体的には、第1実施例におけるステップS10の判断結果がYES の場合であっても、図1に示すように、実噴射量がBに示すように学習マスター噴射量Cに対してズレる場合は、実噴射量が学習用噴射量に略一致するように噴射期間を変更する。
具体的な変更例を示す。図1に示すように、実噴射量がBであった場合、TQ−Q特性▲3▼に平行なBを通るTQ−Q特性▲2▼から学習マスター噴射量に応じた噴射期間τ1 を求め、残りの学習噴射を噴射期間τ1 で実施して、残りの実噴射量(影響値)を取得するものである。
【0044】
この第2実施例を実施することにより、初期取得した実噴射量(影響値)が所定領域内であっても、学習制御に最適な影響値をサンプリングできるため、学習精度を向上できる。
【0045】
[第3実施例]
上記の第1、第2実施例では、学習噴射の実噴射量が学習マスター噴射量に略一致するように仮の学習用噴射量(噴射期間)を変更する例を示した。
これに対して、この第3実施例では、学習噴射の影響によって生じるエンジン運転状態特性値が所定領域から外れる場合、学習噴射によるエンジン運転状態特性値が、所定領域の中央値と略一致するように学習用噴射量を補正するものである。
【0046】
具体的には、図1に示すように、実噴射量Aが閾値Min−Maxから外れる場合(第1実施例においてステップS10がNOの場合)、初期のTQ−Q特性▲3▼に平行なAを通るTQ−Q特性▲1▼における閾値Min−Maxの中央値(図1中、閾値中央Q)の所定領域の中央値の噴射量Eから噴射期間τ2 を求め、残りの学習噴射を噴射期間τ2 で実施して、残りの実噴射量(影響値)を取得するものである。
この第3実施例を実施することにより、学習噴射の影響によって生じるエンジン運転状態特性値を適正化できる。
【0047】
[第4実施例]
上記の第3実施例では、学習噴射の影響によって生じるエンジン運転状態特性値が所定領域から外れる場合にのみ、学習噴射によるエンジン運転状態特性値が、所定領域の中央値と略一致するように学習用噴射量を補正する例を示した。
これに対して、この第4実施例では、学習噴射の影響によって生じるエンジン運転状態特性値が所定領域内であっても、学習噴射によるエンジン運転状態特性値が、所定領域の中央値と略一致するように学習用噴射量を補正するものである。
【0048】
具体的には、第1実施例におけるステップS10の判断結果がYES の場合であっても、図1に示すように、例えば実噴射量Bが学習マスター噴射量Cに対してズレる場合は、残りの学習噴射の噴射量(噴射期間)を、実噴射量(影響値)が所定領域の中央値と略一致する仮の学習用噴射量(噴射期間)に変更するものである。
具体的な変更例を示す。図1に示すように、実噴射量がBであった場合、TQ−Q特性▲3▼に平行なBを通るTQ−Q特性▲2▼において閾値Min−Maxの中央値(図1中、閾値中央Q)の噴射量から噴射期間τ5 を求め、残りの学習噴射を噴射期間τ5 で実施して、残りの実噴射量(影響値)を取得するものである。
この第4実施例を実施することにより、学習噴射の影響によって生じるエンジン運転状態特性値を最適化できる。
【0049】
[第5実施例]
上記の実施例では、ステップS3 の判断結果がNOの場合は、単にこの制御を終了し、学習条件が成立するのを受動的に待つものであった。
これに対し、この第5実施例は、学習条件が成立していない場合は、積極的に学習条件に近づけ、学習の実施回数を増やすものである。
【0050】
具体的に、この実施例では、図6におけるステップS3 がNOの場合は、図9に示す制御を実施する。
即ち、まずエンジン回転数(Ne)が所定回転数(Ne_0)より高いか否かの判断を行う(ステップS21)。このステップS21の判断結果がNOの場合は、このルーチンを終了する。
ステップS21の判断結果がYES の場合は、エンジン冷却水温(Thw)が所定温度(Thw_0)より高いか否かの判断を行う(ステップS22)。このステップS22の判断結果がNOの場合は、エンジン冷却水温を上昇させる制御を実施する(ステップS23)。
【0051】
ステップS22の判断結果がYES の場合、あるいはステップS23の実施後は、コモンレール圧(Pcr)が所定圧力範囲内であるか否かの判断を行う(ステップS24)。なお、図9中におけるPcr_trgは、学習を実施するコモンレール圧(目標コモンレール圧)を示し、εはコモンレール圧の閾値を示すものである。
このステップS24の判断結果がNOの場合は、コモンレール圧を所定圧力範囲内に入れる制御を実施する(ステップS25)。具体的に、コモンレール圧が所定圧力範囲より低い場合はサプライポンプ4による昇圧制御を実施し、コモンレール圧が所定圧力範囲より高い場合は減圧弁(図示しない)を開弁するなどして減圧制御を実施する。
【0052】
ステップS24の判断結果がYES の場合、あるいはステップS25の実施後は、吸気管内に配置されたスロットルバルブが全開であるか否かの判断を行う(ステップS26)。このステップS26の判断結果がYES の場合はこのルーチンを終了し、ステップS26の判断結果がNOの場合はスロットルバルブを全開にさせる制御を実施し(ステップS27)、このルーチンを終了する。
この第5実施例のように、学習条件が成立していない場合に、積極的に学習条件に近づけることにより、学習制御の実施回数を増やすことができる。このため、学習の頻度が高まり、噴射精度を高めることができる。
【0053】
[変形例]
上記の実施例では、学習制御中に学習用噴射量の閾値Min−Maxを求める例を示したが、予め閾値Min−Maxを記憶装置に格納しておき、学習制御に要する演算負荷を軽減しても良い。
上記の実施例では、初期取得時の学習用噴射量(初期値)として、学習マスター噴射量(噴射期間τ0 )を用いる例を示したが、前回設定された学習値や、前回設定された仮の学習用噴射量(噴射期間)に基づいて初期取得時の学習用噴射量を所定領域内(実施例では閾値Min−Maxの範囲内)に設定しても良い。
【0054】
上記の実施例では、初期取得時の回数を1回にした例を示したが、初期取得時の回数を複数回にしても良い。その場合、初期取得時の影響値の取得数が、残りの影響値の取得数より少なくなることが望ましい。このように、初期取得時の取得数よりも残りの取得数を増やすことにより、学習噴射の影響によってエンジン運転状態特性値が望ましくない割合が減り、好ましいエンジン運転状態特性値の割合を増やすことができる。
【0055】
また、初期取得時の学習噴射を複数回にして、複数の影響値に基づいて、インジェクタ3等の噴射系の性能劣化を判断するようにしても良い。
具体的な一例を示すと、初期取得時の学習噴射を複数回行い、図10に示すように、複数の影響値(発生トルク)の平均値と、その平均値に対する偏差(バラツキ)βを算出し、その偏差βが予め設定された所定値αより大きい(β>α)場合に、噴射系の性能が大幅に劣化していることを判断しても良い。
また、発生トルクの平均値が本来の発生トルク±δ(δ:設定値)内に収まっていない場合に、噴射系の性能が大幅に劣化していることを判断しても良い。
さらに、複数の影響値の最大値、最小値が予め定めた最大値、最小値の範囲から外れる場合に、噴射系の性能が大幅に劣化していることを判断しても良い。
【0056】
上記の実施例では、燃料噴射装置の一例としてコモンレール式の燃料噴射装置を例に示したが、コモンレール式以外の蓄圧式の燃料噴射装置はもちろん、分配型の燃料噴射装置など、他の形式の燃料噴射装置に適用しても良い。
また、本発明はディーゼルエンジンに限定されるものではなく、ガソリンエンジンなど他のエンジンの学習制御に適用可能なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】TQ−Q特性を用いた本発明の説明図である。
【図2】噴射量と発生トルクとの関係を示すグラフである。
【図3】コモンレール圧に応じた噴射量と騒音レベルとの関係を示すグラフである。
【図4】噴射量とエミッション(THC、NOx)との関係を示すグラフである。
【図5】噴射開始時期と発生トルクとの関係を示すグラフである。
【図6】学習制御のフローチャートである。
【図7】学習実施条件に適合した噴射量の説明図である。
【図8】燃料噴射装置の概略図である。
【図9】積極的に学習条件に近づける制御を実施するフローチャートである。
【図10】噴射系の劣化判断の説明図である。
【符号の説明】
1 エンジン
2 コモンレール
3 インジェクタ
5 ECU(制御装置)
Claims (6)
- 学習用噴射量にて学習噴射を実施させ、その学習噴射によるエンジン運転状態への影響値を複数採取し、採取された複数の影響値に基づいて通常運転時の噴射量を補正するための学習値を求める制御装置を搭載する燃料噴射装置において、
前記制御装置は、学習条件が成立して複数の影響値を取得する際、学習開始初期時に、これから学習を実行しようとする際に用いる学習用噴射量が、エンジンのエミッション、エンジン騒音、エンジン発生トルクのうちの少なくとも1つのエンジン運転状態特性値が適切な所定領域内に収まる噴射量であるか否かを確認し、
前記所定領域に収まる場合には学習開始初期時に用いた学習用噴射量をそのまま継続して用いて残りの学習噴射を実施し、
前記所定領域から外れる場合には前記エンジン運転状態特性値が前記所定領域内に収まるように学習用噴射量を補正し、補正した学習用噴射量を用いて残りの学習噴射を実施することを特徴とする燃料噴射装置。 - 請求項1に記載の燃料噴射装置において、
前記制御装置は、学習噴射の影響によって生じるエンジン運転状態特性値が前記所定領域から外れる場合、学習用噴射量が実噴射量と略一致するように学習用噴射量を補正することを特徴とする燃料噴射装置。 - 請求項2に記載の燃料噴射装置において、
前記制御装置は、学習噴射の影響によって生じるエンジン運転状態特性値が前記所定領域内であっても、学習用噴射量が実噴射量と略一致するように学習用噴射量を補正することを特徴とする燃料噴射装置。 - 請求項1に記載の燃料噴射装置において、
前記制御装置は、学習噴射の影響によって生じるエンジン運転状態特性値が前記所定領域から外れる場合、学習噴射によるエンジン運転状態特性値が、前記所定領域の中央値と略一致するように学習用噴射量を補正することを特徴とする燃料噴射装置。 - 請求項4に記載の燃料噴射装置において、
前記制御装置は、学習噴射の影響によって生じるエンジン運転状態特性値が前記所定領域内であっても、学習噴射によるエンジン運転状態特性値が、前記所定領域の中央値と略一致するように学習用噴射量を補正することを特徴とする燃料噴射装置。 - 請求項1〜請求項5のいずれかに記載の燃料噴射装置において、
前記制御装置は、前記エンジンの気筒毎の学習値を個別に求めることを特徴とする燃料噴射装置。
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