JP4158606B2 - 受信機、及び、受信制御方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、地上デジタル放送システムに適用され、この放送システムより配信されるデータを受信する受信機、及び、電子機器における受信制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
ISDB−T(Integration Services Digital Broadcasting Terrestrial)方式は、1999年に策定された我が国における地上デジタル放送の技術基準である。ISDB−T方式の最大の特徴は、一つの放送チャンネルを多重構造としたことにある(たとえば、非特許文献1参照)。すなわち、1事業者に割り当てられる約5.75MHzの周波数帯域(チャンネル)内に、「セグメント」と呼ばれる伝送単位(帯域幅約429KHz)を13個多重化したものである。
【0003】
事業者は、セグメントを組み合わせて、固定受信機向けの高精細(高画質)デジタルテレビ放送(HDTV:High Definition Television)、固定または移動受信機向けの標準デジタルテレビ放送(SDTV:Standard Definition Television)、及び、携帯電話機やPDA(Personal Digital Assistance)あるいはカーナビ等の簡易動画放送をサイマルキャストする。サイマルキャスト(SIMULCAST:SimultaneousとBroadcastの合成語)とは“同時同内容”の放送のことをいう。サイマル放送ともいう。
【0004】
図10は、地上デジタル放送のサービス例とその受信概念図である。この図では、二つのサービスの例が示されている。その一つは12セグメントのハイビジョン放送または標準放送と、1セグメントの簡易動画放送とをサイマルキャストするサービス(図中のチャンネルXの例を参照)であり、他の一つは9セグメントのハイビジョン放送と、3セグメントの標準放送と、1セグメントの簡易動画放送とをサイマルキャストするサービス(図中のチャンネルYの例を参照)である。我が国における地上デジタル放送は、当面、前者のサービス(「12セグメント放送」と「1セグメント放送」とをサイマルキャストするもの)を行うものと考えられている。
【0005】
上記のとおり、ISDB−T方式では、当面、12セグメント放送と1セグメント放送とをサイマルキャストするので、視聴者は、固定受信機を用いて12セグメント放送を受信したり、または、携帯受信機を用いて1セグメント放送を受信したり、さらにまたは、持ち運び可能な小型のデジタルテレビ受信機を用いて12セグメント放送あるいは1セグメント放送を受信したりすることができ、その時々の状況に応じて、同一内容の放送を臨機応変に楽しむことができる。
【0006】
【非特許文献1】
「ディジタル放送教科書(下)」株式会社IDGジャパン、2003年2月1日初版発行、48頁−50頁
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、持ち運び可能な小型のデジタルテレビ受信機を用いて12セグメント放送を受信する場合、特にそのデジタルテレビ受信機が電池で動いているときは、できるだけ電池の長持ちが求められるものの、12セグメント放送においては、セグメント数に対応した多くの回路(同調回路や復調回路及び復号回路など)が同時に動作するため、比較的電力消費が大きく、上記の要求(電池の延命化)に応え難いという問題点がある。
【0008】
したがって、本発明が解決しようとする課題は、特に電池駆動が可能なデジタルテレビ受信機において、電池駆動時には電力消費の少ない放送サービスに切り換えることにより、電池の延命化を図ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、周波数帯域内に複数のセグメントを含む放送システムより配信されるデータを受信する受信機であって、前記複数のセグメントの全てを受信することにより、前記周波数帯域に対応する放送内容を再生する第1の受信再生手段と、前記複数のセグメントの一部を受信することにより、前記周波数帯域に対応する放送内容を再生する第2の受信再生出力手段と、外部電源供給手段と、内部電源供給手段と、前記外部電源供給手段もしくは前記内部電源供給手段の何れかから電源を生成する電源生成手段と、前記電源生成手段によって生成された電源が前記外部電源供給手段より生成されたものか前記内部電源供給手段より生成されたものかを判定する判定手段と、この判定手段による判定結果により、前記第1の受信再生手段、前記第2の受信再生手段の何れかを動作させる動作制御手段とを備えたことを特徴とするものである。
この発明では、電源生成手段によって生成された電源が内部電源供給手段より生成されたものである場合に、第2の受信再生手段を動作させるようにすれば、言い換えれば、第1の受信再生手段を動作させないようにすれば、この第1の受信再生手段は、第2受信再生手段に比べて電力消費が大きいので、受信機の電力消費を抑えることができ、内部電源(すなわち電池)の延命化を図ることができる。
また、本発明の好ましい態様は、前記判定手段の判定結果と動作させる受信再生手段との対応関係を設定するモードと、前記判定手段の判定結果にかかわらず、一意的に一方の受信再生手段を動作させるように設定するモードとを有し、前記いずれかの設定モードに移行したときには、設定内容をディスプレイ上に表示させる表示制御手段を備えたことを特徴とするものである。
この態様では、ユーザは、ディスプレイ上に表示された画面で、前記受信再生手段の動作条件を任意に設定することができる。このため、ユーザ各々の使用環境に適合した自由なカスタマイズが可能となり、使い勝手の向上を図ることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明における様々な細部の特定ないし実例および数値や文字列その他の記号の例示は、本発明の思想を明瞭にするための、あくまでも参考であって、それらのすべてまたは一部によって本発明の思想が限定されないことは明らかである。また、周知の手法、周知の手順、周知のアーキテクチャおよび周知の回路構成等(以下「周知事項」)についてはその細部にわたる説明を避けるが、これも説明を簡潔にするためであって、これら周知事項のすべてまたは一部を意図的に排除するものではない。かかる周知事項は本発明の出願時点で当業者の知り得るところであるので、以下の説明に当然含まれている。
【0011】
図1は、実施の形態の地上デジタルテレビ受信機を含むシステム概念図である。地上デジタルテレビ受信機(以下、単に「テレビ受信機」という。)1は、ポータブル型のものであり、持ち運びに適した外観形状(図では小型の薄型形状)のボディ2の前面に、液晶表示パネル等の平面型ディスプレイパネル(タッチパネル付)3やチャンネル選択ボタン等の操作ボタン群4及びスピーカ用拡声穴5などを配置すると共に、ボディ2の任意位置(図では上側面)に受信用のロッドアンテナ6を取り付け、さらに、ボディ2の任意位置(図では右側面)にDCジャック7を設けて構成されている。テレビ受信機1は受信機に相当し、平面型ディスプレイパネル3はディスプレイに相当する。
【0012】
図示のテレビ受信機1は内部電源と外部電源の二電源方式で動作する。すなわち、テレビ受信機1には、商用電源(AC100V)を所定のDC電圧に変換して出力するAC/DCコンバータ8(単にACアダプタまたはDCアダプタともいう。)が付属している。外部電源で動作させる場合は、AC/DCコンバータ8のACプラグ8aを電源コンセントに差し込むと共に、DCプラグ8bをDCジャック7に差し込むが、内部電源で動作させる場合は、DCプラグ8bをDCジャック7から取り外せばよい。
【0013】
なお、AC/DCコンバータ8の代わりに、自動車等車両のバッテリ電圧(DC12VまたはDC24VもしくはDC42V)を所定のDC電圧に変換して出力するDC/DCコンバータを用いてもよい。AC/DCコンバータ8またはDC/DCコンバータのいずれを用いる場合も、DCジャック7に加えられる電圧は共に“外部電源”である。
【0014】
図2は、テレビ受信機1のブロック図である。テレビ受信機1は、その内部に、受信部10、復調部11、復号部12、表示制御部13、音声出力部14、スピーカ15、電源制御部16、中央制御部17及び操作部18などを含んで構成されている。
【0015】
各部を説明すると、受信部10は、ISDB−T方式のテレビ信号(図1の地上デジタル放送信号を参照)を受信する同調回路(チューナ)であり、この受信部10は、ISDB−T方式のテレビ信号の全て(n個:nはUHFの13チャンネルから62チャンネルまでの50個)の受信チャンネルについて、各受信チャンネルの13個のセグメントに対応した同数の同調ブロックを備える。受信部10は、任意チャンネルの任意の同調ブロックを選択的に動作させることにより、その同調ブロックに対応したセグメントを受信する。図中のS1〜S13は、ある受信チャンネルの13個の同調ブロックを模式的に表している。また、同ブロックからなる縦長の矩形図形は、一つの受信チャンネルを模式的に表している。すなわち、縦長の矩形図形はチャンネル数nと同数であり、各矩形図形内にそれぞれ13個の同調ブロックS1〜S13が実装される模式的構造になっている。
【0016】
冒頭でも説明したとおり、我が国における地上デジタル放送は、当面、「12セグメント放送」と「1セグメント放送」とをサイマルキャストするものと考えられており、この場合の12セグメント放送は7番目のセグメント(S7ブロックに対応するセグメント)を除く12個のセグメント(S1〜S6及びS8〜S13ブロックに対応するセグメント)を使用し、1セグメント放送は7番目のセグメント(S7ブロックに対応するセグメント)を使用する。後で詳しく説明するが、本実施の形態のテレビ受信機1は、12セグメント放送と1セグメント放送を択一的に受信することができる。
【0017】
復調部11は、受信部10で取り出された任意の受信チャンネルの12個または1個のセグメントをOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:直交周波数分割多重)に対応した方式で復調する。ISDB−T方式では、13個のセグメントを最大3種類の異なる変調方式を持つグループで分割できるとされており、たとえば、12セグメント放送には64QAM(Quadrature Amplitude Modulation:直交振幅変調)、1セグメント放送にはDQPSK(Differential Quadrature Phase Shift Keying:差動4相位相変調)などの変調方式を用いることができる。
【0018】
以下、12セグメント放送に64QAM、1セグメント放送にDQPSKを用いることにすると、復調部11は、64QAM復調ブロック11aとDQPSK復調ブロック11bとを備える。そして、この復調部11も、上記の受信部10と同様に、少なくとも1セグメント放送の受信時には、12セグメント放送の復調ブロック(すなわち、64QAM復調ブロック11a)を非活性化状態(電力を消費しない状態)にする。64QAM復調ブロック11aは第1の受信再生手段の一部に相当し、DQPSK復調ブロック11bは第2の受信再生手段の一部に相当する。
【0019】
復号部12は、復調部11で復調された12セグメント放送または1セグメント放送及びそれらの音声を各々の圧縮方式に適合したアルゴリズムで伸張するためのものであり、たとえば、MPEG(Moving Picture Experts Group)−2で伸張する12セグメント(図中の“SEG”はセグメントの略である。)放送用復号ブロック12a、H.264、もしくは、MPEG−4に準拠した方式で伸張する1セグメント放送用復号ブロック12b及びMPEG−2_AAC(Advanced Audio Coding)で伸張する音声用復号ブロック12cを備える。そして、この復号部12も、上記の受信部10や復調部11と同様に、少なくとも1セグメント放送の受信時には、12セグメント放送用復号ブロック12aを電力を消費しない状態にする。12セグメント放送用復号ブロック12aは第1の受信再生手段の一部に相当し、1セグメント放送用復号ブロック12bは第2の受信再生手段の一部に相当する。
【0020】
表示制御部13は、平面型ディスプレイパネル3の表示制御を行うものである。この表示制御は、通常の使用時に用いられるモード、すなわち、復号部12で復号された12セグメント放送または1セグメント放送の映像信号を平面型ディスプレイパネル3に出力して、それらの放送の画像を表示させる通常のモードと、初期設定等の際に用いられるモード、たとえば、後述のシステム設定選択画面を表示する設定モードの少なくとも二つがある。
【0021】
音声出力部14は、復号部12で復号された12セグメント放送の音声信号または1セグメント放送の音声信号を増幅してスピーカ15を駆動するものである。また、この音声出力部14は、平面型ディスプレイパネル3に後述のシステム設定選択画面が表示されているときに、電子的な操作音を発生してスピーカ15を駆動するものであってもよい。
【0022】
電源制御部16は、テレビ受信機1の内部電源(以下、単に「電池」という。)19またはDCジャック7に加えられた外部電源のいずれか一方から、各部(受信部10、復調部11、復号部12、表示制御部13、音声出力部14、中央制御部17及び平面型ディスプレイパネル3など)に必要な各種内部電源Vaを生成するものである。
【0023】
図3は、電源制御部16の一例を示すブロック図である。この図において、電源制御部16はDCジャック7の電圧(つまり外部電源の電圧)Eextを検出する電圧検出回路16aと、電圧検出回路16aが外部電源の電圧Eextを検出していないときには電池19の電圧Eintを選択する一方、電圧検出回路16aが外部電源の電圧Eextを検出しているときには電圧Eextを選択する電圧選択回路16bと、電圧選択回路16bで選択された電圧(EextまたはEint)からテレビ受信機1の各部の動作に必要な各種の内部電源Vaを生成する電源生成回路16cと、上記の内部電源Vaを分配して、それらの分配電圧Va1〜Vanをテレビ受信機1の各部に供給する分配回路16dとを有する。
【0024】
なお、図面では内部電源Vaの伝達線数を1本としているが、この線数と内部電源Vaの種類は必ずしも一致しない。たとえば、Vaは複数の異なる電圧のセットであってもよい。
【0025】
ここで、電圧検出回路16aの検出結果は、電源種別通知信号(Vaの生成元になっている電源の種別を通知する信号)として中央制御部17に出力される。また、分配回路16dには中央制御部17からの制御信号が入力されている。分配回路16dは、その制御信号に基づいて、テレビ受信機1の各部に供給する分配電圧Va1〜Vanの各々を個別にオンオフする。したがって、電源制御部16は、以下の機能を有する。
【0026】
すなわち、電源制御部16は、内部電源Vaの生成元になっている電源種別を判定する機能を持つ。一般的に外部電源と内部電源の二電源方式の電子機器は、外部電源優先であるので、本実施の形態のテレビ受信機1もその例に従うものとすると、電源制御部16は、DCジャック7に外部電源が加えられているときには電池19の有無に関わらず、その外部電源(の電圧Eext)から各種内部電源Vaを生成する一方、DCジャック7に外部電源が加えられていないときには電池19の電圧Eintから内部電源Vaを生成する。
【0027】
また、電源制御部16は、上記の判定結果(DCジャック7に外部電源が加えられているか否かの判定結果)を中央制御部17に通知する機能を持つと共に、その通知に応答して中央制御部17から返される所定の制御信号に従って、各種内部電源Vaの個別オンオフを行う機能を持つ。ここで、“オフ”状態とされる内部電源は、少なくとも、1セグメント放送受信時に非活性化されるブロック(受信部10のS1〜S6ブロックとS8〜S13ブロック、復調部11の64QAM復調ブロック11a、復号部12の12セグメント放送用復号ブロック12a)への供給内部電源である。
【0028】
次に、中央制御部17は、テレビ受信機1の動作を統括する部分であり、たとえば、マイクロコンピュータによって構成されているものである。この中央制御部17は、チャンネル選択ボタン等の操作ボタン群4(図1参照)を含む操作部18からの操作信号に応じて、通常のテレビ受信制御、たとえば、受信チャンネルを切り換えたり、平面型ディスプレイパネル3の表示調整を行ったり、スピーカ15の音量を調整したりする。また、この中央制御部17は、以下に説明する「電源制御」を継続的または周期的に実行すると共に、必要に応じて、平面型ディスプレイパネル3にシステム設定選択画面を表示し、ユーザに対して後述の「電源制御モード」の選択を促して、その選択情報を不図示のメモリに記憶する。
【0029】
図4(a)は、中央制御部17で実行される「電源制御」の概念的なフローチャートを示す図である。このフローチャートにおいて、中央制御部17は、電源制御部16からの通知信号に基づいて、現在、DCジャック7に外部電源が加えられているか否かを判定する(ステップS11)。そして、外部電源が加えられている場合は「12セグメント放送受信モード」を選択し(ステップS12)、外部電源が加えられていない場合は「1セグメント放送受信モード」を選択し(ステップS13)、いずれの場合も再びステップS11に復帰する。
【0030】
図4(b)は、「12セグメント放送受信モード」と「1セグメント放送受信モード」の対比表を示す図である。12セグメント放送受信モードを選択した場合は、受信部10の12セグメントブロック(S1〜S6、S8〜S13)、復調部11の64QAMブロック11a、及び、復号部12の12セグメント復号ブロック12aに電源が供給される。一方、1セグメント放送受信モードを選択した場合は、受信部10の1セグメントブロック(S7)、復調部11のDQPSKブロック11b、及び、復号部12の1セグメント復号ブロック12bに電源が供給される。なお、対比表に記載されていないブロックに対してはモードの種類に関わらず、電源が供給される。
【0031】
さて、同対比表では“電源供給”に着目しているが、“電源非供給”の点で見た場合、少なくとも、1セグメント放送受信モードを選択した場合には、受信部10の12個の同調ブロック(S1〜S6、S8〜S13)、復調部11の64QAMブロック11a、及び、復号部12の12セグメント復号ブロック12aに電源が供給されないため、これらのブロックは動作を停止した状態になる。
【0032】
したがって、以上の実施の形態によれば、外部電源が加えられている場合(ステップS11の“YES”)は、「12セグメント放送受信モード」を選択(ステップS12)して良好な画質のテレビ放送を受信することができる。また、外部電源が加えられていない場合(ステップS11の“NO”)は、テレビ受信機1が内部電源(電池19)で動作しているものと判断して「1セグメント放送受信モード」を選択(ステップS13)し、1セグメント放送の受信に不必要なブロックを非活性化して電力消費を抑え、電池19の延命化を図ることができる。
【0033】
なお、本発明の外延は上記の実施の形態に限定されるものではなく、その技術思想の範囲内において様々な変形例や発展例を包含することはもちろんである。
【0034】
図5は、発展例を示す図である。上記の実施の形態においては、外部電源と内部電源のいずれであるかを判定して「12セグメント放送受信モード」と「1セグメント放送受信モード」を切り換えていたが、内部電源に用いられる電池19は、アルカリ電池やニッカド電池のような高性能電池と、マンガン電池のような低性能電池の二種類存在する。ここで“性能”とは、同一の負荷を接続したときに定格電圧を維持できる放電時間のことをいう。放電時間が長い電池を高性能、短い電池を低性能という。
【0035】
さて、高性能電池を用いる場合は、その使用時間が短い間であれば、画質優先で「12セグメント放送受信モード」を選択しても差し支えないことがある。また、低性能電池を用いる場合は、時間優先で「1セグメント放送受信モード」を選択することが望ましい。このように、単に内部電源を使用するにしても、電池19の性能如何によっては「12セグメント放送受信モード」を選択したり、「1セグメント放送受信モード」を選択したりケースバイケースになる。
【0036】
図示の発展例は、このようなケースに柔軟に対応できるようにしたものである。すなわち、テレビ受信機1のボディ2の適当な場所(図示の例では電池ボックス2a内)に電池種別を切り換えるためのスイッチ20が設けられている。このスイッチ20は、高性能ポジションと低性能ポジションの二つのポジジョンに切り換え可能な、たとえば、スライド式のスイッチである。電池ボックス2aに高性能な電池19を入れた場合はスイッチ20を高性能ポジションにし、低性能な電池19を入れた場合はスイッチ20を低性能ポジションにする。
【0037】
図6は、この発展例に対応させて改良した上記の「電源制御」(図4(a)参照)の概念的なフローチャートを示す図である。このフローチャートにおいて、上記の「電源制御」との相違点は、外部電源でないことを判定した場合、言い換えれば、内部電源であることを判定した場合に、その内部電源として用いられている電池19が高性能なものであるか否かを判定する処理(ステップS21)を追加したことにある。高性能な電池19であれば「12セグメント放送受信モード」を選択し(ステップS12)、低性能な電池19であれば「1セグメント放送受信モード」を選択する(ステップS13)。高性能か低性能かの判断は、スイッチ20のポジションを調べることによって行う。このようにすると、電池の性能に応じて「12セグメント放送受信モード」と「1セグメント放送受信モード」を択一的に選択できる。
【0038】
なお、以上の発展例では、電池の種別を人為的に判定してスイッチ20を切り換えているが、この方法は、面倒であるし、判定ミスの可能性も否定できないので、自動化することが望ましい。
図7は、電池の種別を自動判定できるように改良した例である。この図において、電池19′は充電可能な電池、つまり二次電池である。二次電池19′には充電回路16dが接続されており、この充電回路16dはDCジャック7に外部電源が加えられているとき、その外部電源を用いて二次電池19′を充電する。
【0039】
一方、二次電池19′に接して(または、その近傍に)温度センサ16eが設けられており、温度センサ16eの出力は電池種別判定回路16fに入力されている。ここで、二次電池19′の種類は、たとえば、ニッケル・カドミウム電池やニッケル・水素電池など様々であるが、それらの種類に応じて充電時の温度変化に違いがあることが知られている(たとえば、特開平6−251802号公報の〔0016〕欄参照)。
【0040】
したがって、図示の電池種別判定回路16fによって、二次電池19′の充電時における電池温度(温度センサ16eの出力)の変化傾向を調べ、事前に登録しておいた各電池種別ごとの温度変化パターンと照合することにより、二次電池19′の種類を自動的に判定することができる。
【0041】
このようにすると、電池種別の人為的判定を行う必要がなくなり、且つ、前記のスイッチ20をいちいち切り換える必要もないから、手間を軽減し、判定ミスを無くすことができる。
【0042】
図8(a)は、他の発展例を示す図である。上記の実施の形態においては、内部電源(または低性能な電池19)を使用する際、無条件で「1セグメント放送受信モード」を選択しているが、この仕組みでは、たとえば、電力消費を犠牲にしても画質を優先させたい場合に対応できない。
【0043】
そこで、図示の発展例では、平面型ディスプレイパネル3にシステム設定選択画面を表示させるときに、電源制御モード設定画面(画面)21を表示させる。この電源制御モード設定画面21はいくつかのグラフィカルボタンオブジェクトを適宜にレイアウトして構成されている。たとえば、自動選択するボタン21a、自動選択しないボタン21b、OKボタン21c及びキャンセルボタン21dなどを適宜にレイアウトして構成されている。自動選択するボタン21aと自動選択しないボタン21bは択一的な押圧操作(タッチパネルへのタッチ操作)が可能であり、自動選択するボタン21aを押圧した場合は、内部電源(または低性能な電池19)を使用する際に無条件で「1セグメント放送受信モード」を選択し、自動選択しないボタン21bを押圧した場合は電源種別に関わらず、「12セグメント放送受信モード」を選択する。これらの押圧操作を確定する場合はOKボタン21cを押圧し、無効にする場合はキャンセルボタン21dを押圧する。
【0044】
このようにすると、たとえば、内部電源で動作しているときに、電力消費を犠牲にしても画質を優先させたい場合には、自動選択しないボタン21bを押圧した後、OKボタン21cを押圧すればよい。
【0045】
図8(b)は、さらに他の発展例を示す図であり、自動選択の詳細設定をユーザの意思で行うようにしたものである。図示の電源制御モード設定画面(画面)22はいくつかのグラフィカルボタンオブジェクトを適宜にレイアウトして構成されている。たとえば、外部電源使用時の放送受信モード選択ボタン(12セグメント放送ボタン22a、1セグメント放送ボタン22b)、高性能電池使用時の放送受信モード選択ボタン(12セグメント放送ボタン22c、1セグメント放送ボタン22d)、低性能電池使用時の放送受信モード選択ボタン(12セグメント放送ボタン22e、1セグメント放送ボタン22f)、OKボタン22g及びキャンセルボタン22hなどを適宜にレイアウトして構成されている。
【0046】
横に並んだ12セグメント放送ボタンと1セグメント放送ボタンのペア・・・・12セグメント放送ボタン22aと1セグメント放送ボタン22bのペア、12セグメント放送ボタン22cと1セグメント放送ボタン22dのペア、12セグメント放送ボタン22eと1セグメント放送ボタン22fのペア・・・・は、それぞれ択一的な押圧操作(タッチパネルへのタッチ操作)が可能である。これらの押圧操作を確定する場合はOKボタン21gを押圧し、無効にする場合はキャンセルボタン21hを押圧する。
【0047】
このようにすると、たとえば、外部電源、内部電源(高性能電池を用いるもの)または内部電源(低性能電池を用いるもの)のいずれにおいても、ユーザの希望どおりに「12セグメント放送」もしくは「1セグメント放送」を設定することができ、消費電力と画質のどちらを優先させるかをユーザの判断に委ねることができる。
【0048】
図9は、図8の発展例に対応した「電源制御」の概念的なフローチャートを示す図である。このフローチャートでは、自動選択の「する」、「しない」を判定し(ステップS31)、「しない」場合は、ディフォルトの受信モード(たとえば、画質優先の「12セグメント放送受信モード」)を選択する(ステップS32)。一方、自動選択を「する」場合は、電源制御部16からの通知信号とスイッチ20のポジションに基づいて、現在の電源種別(高性能電池を用いた内部電源/低性能電池を用いた内部電源/外部電源)を判定(ステップS33)すると共に、メモリに記憶されている電源制御モード設定情報(あらかじめ、図8(b)の電源制御モード設定画面22で設定された情報)を読み出し、その設定情報と上記の電源種別判定結果とに基づいて、適切な受信モードを選択する(ステップS34)。
【0049】
たとえば、外部電源であって且つ設定情報が「12セグメント放送受信モード」であれば同モードを選択し、外部電源であって且つ設定情報が「1セグメント放送受信モード」であれば同モードを選択する。または、高性能電池を用いた内部電源であって且つ設定情報が「12セグメント放送受信モード」であれば同モードを選択し、高性能電池を用いた内部電源であって且つ設定情報が「1セグメント放送受信モード」であれば同モードを選択する。または、低性能電池を用いた内部電源であって且つ設定情報が「12セグメント放送受信モード」であれば同モードを選択し、低性能電池を用いた内部電源であって且つ設定情報が「1セグメント放送受信モード」であれば同モードを選択する。このように、ユーザの設定に応じた適切な受信モードが選択されるので、画質と電力消費のいずれを優先させるかをユーザの決定に委ねた柔軟性のある使い方をすることができる。
【0050】
【発明の効果】
本発明によれば、電源生成手段によって生成された電源が内部電源供給手段より生成されたものである場合に、第2の受信再生手段を動作させるようにすれば、言い換えれば、第1の受信再生手段を動作させないようにすれば、この第1の受信再生手段は、第2受信再生手段に比べて電力消費が大きいので、受信機の電力消費を抑えることができ、内部電源(すなわち電池)の延命化を図ることができる。
また、本発明の態様によれば、ユーザは、ディスプレイ上に表示された画面で、前記受信再生手段の動作条件を任意に設定することができる。このため、ユーザ各々の使用環境に適合した自由なカスタマイズが可能となり、使い勝手の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態の地上デジタルテレビ受信機を含むシステム概念図である。
【図2】テレビ受信機1のブロック図である。
【図3】電源制御部16の一例を示すブロック図である。
【図4】中央制御部17で実行される「電源制御」の概念的なフローチャートを示す図及び「12セグメント放送受信モード」と「1セグメント放送受信モード」の対比表を示す図である。
【図5】発展例を示す図である。
【図6】発展例に対応させて改良した上記の「電源制御」(図4(a)参照)の概念的なフローチャートを示す図である。
【図7】電池の種別を自動判定できるように改良した例を示す図である。
【図8】他の発展例を示す図及びさらに他の発展例を示す図である。
【図9】図8の発展例に対応した「電源制御」の概念的なフローチャートを示す図である。
【図10】地上デジタル放送のサービス例とその受信概念図である。
【符号の説明】
S1〜S6 同調ブロック(第1の受信再生手段)
S7 同調ブロック(第2の受信再生手段)
S8〜S13 同調ブロック(第1の受信再生手段)
1 テレビ受信機(受信機)
3 平面型ディスプレイパネル(ディスプレイ)
8 AC/DCコンバータ(外部電源供給手段)
11a 64QAM復調ブロック(第1の受信再生手段)
11b DQPSK復調ブロック(第2の受信再生手段)
12a 12セグメント放送用復号ブロック(第1の受信再生手段)
12b 1セグメント放送用復号ブロック(第2の受信再生手段)
13 表示制御部
16 電源制御部(電源生成手段、判定手段)
17 中央制御部(判定手段)
19 電池(内部電源)
21 電源制御モード設定画面(画面)
22 電源制御モード設定画面(画面)
Claims (3)
- 周波数帯域内に複数のセグメントを含む放送システムより配信されるデータを受信する受信機であって、
前記複数のセグメントの全てを受信することにより、前記周波数帯域に対応する放送内容を再生する第1の受信再生手段と、
前記複数のセグメントの一部を受信することにより、前記周波数帯域に対応する放送内容を再生する第2の受信再生出力手段と、
外部電源供給手段と、
内部電源供給手段と、
前記外部電源供給手段もしくは前記内部電源供給手段の何れかから電源を生成する電源生成手段と、
前記電源生成手段によって生成された電源が前記外部電源供給手段より生成されたものか前記内部電源供給手段より生成されたものかを判定する判定手段と、
この判定手段による判定結果により、前記第1の受信再生手段、前記第2の受信再生手段の何れかを動作させる動作制御手段と
を備えたことを特徴とする受信機。 - 前記判定手段の判定結果と動作させる受信再生手段との対応関係を設定するモードと、
前記判定手段の判定結果にかかわらず、一意的に一方の受信再生手段を動作させるように設定するモードとを有し、
前記いずれかの設定モードに移行したときには、設定内容をディスプレイ上に表示させる表示制御手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の受信機。 - 周波数帯域内に複数のセグメントを含む放送システムより配信されるデータを受信する機能を備えた電子機器の受信制御方法であって、
前記複数のセグメントの全てを受信することにより、前記周波数帯域に対応する放送内容を再生する第1の受信再生ステップと、
前記複数のセグメントの一部を受信することにより、前記周波数帯域に対応する放送内容を再生する第2の受信再生ステップと、
外部電源もしくは内部電源の何れかから、電源を生成する電源生成ステップと、
この電源生成ステップにて生成された電源が外部電源より生成されたものか内部電源より生成されたものかを判定する判定ステップと、
この判定ステップによる判定結果により、第1の受信再生ステップ、第2の受信再生ステップの何れかを動作させる動作制御ステップと
からなることを特徴とする受信制御方法。
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