JP4158144B2 - 収納ボックスの取付構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車に配設されるグローブボックス等の小物入れを対象とする収納ボックスの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図9は、実開昭62−23976号公報に開示されている車両用の収納ボックスの取付構造を示す。図に示すように、収納ボックスとしての小物入れボックス50には、軸51を回転軸として回転可能なリッド52を設けている。ボックス50の一側壁53には、ピストンシリンダ型のダンパー54が設けられ、ダンパー54のシリンダ55の先端部にはラック56が設けられている。ラック56にはシリンダ55の軸方向に延在するガイド孔61を設け、ガイド孔61の内部にはガイドピン62が設けられ、ラック56はシリンダ55の軸方向に伸縮可能である。
【0003】
一方、リッド52の軸51には扇形ギヤー57を固定し、この扇形ギヤー57とラック56の各々の歯に噛合するピニオン58を、ボックス50の側壁53に回転可能に取付けている。そして、扇形ギヤー57には一端がピン60に固定されたつる巻きばね59の他端が連結されている。
このような構成によりリッド52を開閉する際に、扇形ギヤー57が回転するとともに、ピニオン58を介してダンパー54のラック56が伸縮動作を行う。この際、リッド52は閉じる時にのみダンパー作用を行うようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような車両用物入れボックスは、ボックス50の開口を開閉するために、ボックス50とは別に専用のリッド52を設けている。また、リッド52が大きくなると材料コストが高価になる。リッド52にダンパー作用を与えるためにギヤー構造を採っているためダンパー構造が複雑となり、ダンパーの組み付けに時間を費やす。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、収納ボックスの開閉にダンパーを用い、かつ組み付けが容易な収納ボックスの取付構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明の収納ボックスの取付構造は、物入れ用ボックス部とリッド部とを一体に形成した収納ボックスが車体の構成部材に対して回転することにより、収納ボックスが開閉する収納ボックスの取付構造において、前記収納ボックスに回転可能に構成部材側ヒンジ部を設け、前記収納ボックスにボックス側ヒンジ部を固定して設け、シリンダ本体と該シリンダ本体から伸び縮みする摺動ロッドで構成したダンパーを前記構成部材側ヒンジ部と前記ボックス側ヒンジ部との間に配設し、前記構成部材側ヒンジ部に前記ダンパー用の一方のヒンジ軸を設け、前記ボックス側ヒンジ部に前記ダンパー用の他方のヒンジ軸を設け、前記シリンダ本体にヒンジ孔を設けるとともに、前記摺動ロッドにヒンジ孔を設け、該ヒンジ孔へそれぞれ任意に前記一方のヒンジ軸と前記他方のヒンジ軸を回転可能に取付けて、前記収納ボックスに前記構成部材側ヒンジ部、前記ボックス側ヒンジ部および前記ダンパーを一体的に組付け、該構成部材側ヒンジ部を前記車体の構成部材に固定し、前記収納ボックスを車体の構成部材に対して回転可能に取付けるようにした。
前記収納ボックスの取付構造は、前記構成部材側ヒンジ部の一方のヒンジ軸及び収納ボックス側ヒンジ部の他方のヒンジ軸は、これらヒンジ軸の先端部が先細のテーパ部と、該テーパ部の最大径よりも小径の軸部とを備え、ヒンジ軸を該ヒンジ軸の先端側から基端側に形成した溝部により分割してなり、前記一方のヒンジ軸及び他方のヒンジ軸に前記ダンパーのヒンジ孔を差し込むことにより、前記ダンパーを取付けできる。
また、前記収納ボックスの取付構造は、前記収納ボックスの一方側の回転軸として、該収納ボックスおよび前記構部材側ヒンジ部にそれぞれ軸孔を形成し、該軸孔に差込ピンを挿通して前記収納ボックスと前記構部材側ヒンジ部を回転可能に取付け、該構成部材側ヒンジ部を前記車体の構成部材に固定し、前記収納ボックスの他方側の回転軸として、該収納ボックスの回転軸方向に延びる支持ピンを前記収納ボックスに形成し、前記車体の構成部材に軸孔を形成し、該軸孔に前記支持ピンを挿通して前記収納ボックスと前記車体の構成部材を回転可能に組付けることができる。
さらに、前記収納ボックスの取付構造は、前記収納ボックスの閉時において、前記構成部材側ヒンジ部が前記リッド部に覆われるようにすることができ、また、前記ボックス側ヒンジ部は収納ボックスと別体のボックス側ヒンジ部材であって、前記収納ボックスの外側面に前記ボックス側ヒンジ部材を取付ける係止部を収納ボックスに一体的に形成することもできる。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態による収納ボックスの取付構造について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明に係る収納ボックスの取付構造を採用している自動車の室内の前側に配設される車体の構部材としてのインストルメントパネルを示す。図2はそのインストルメントパネルに配設される収納ボックスとしてのグローブボックスをリッドの裏面側から見た斜視図であり、図3はグローブボックスの分解図である。
図1に示すように、車体の構成部材としてのインストルメントパネル1の助手席側(図1は、左ハンドル車)には、下部にグローブボックス2が配設されている。このグローブボックス2は、小物を収納するボックス3と、グローブボックス2の蓋材としてのリッド4とを備えている。
【0007】
ボックス3は、前壁部5と左右両側壁6,7とを備え、ボックス3の後壁はリッド4が兼用している。なお、本明細書での前後の表現は自動車の前後に対応させて説明する。図3に示すように、リッド4は、化粧材としてのリッド本体8とリーンフォース9とベース板10とを重ね合わせて形成した。
グローブボックス2は、図4に示すように、車体の前後方向に回転が可能であり、図における実線は、グローブボックス2の閉じ状態を示し、想像線は開状態を示している。
【0008】
図4に示すように、グローブボックス2の側壁7には、ダンパー11が設けられている。このダンパー11は、グローブボックス2の開閉を円滑に行うための部材である。ダンパー11は、図5に示すように、シリンダ12とシリンダ12の一端部から突出する摺動ロッド13とを備え、摺動ロッド13はシリンダ12の軸方向にストロークSの範囲内で伸縮が可能である。シリンダ12の外周部における摺動ロッド13側の側端部には、シリンダ12の径方向に突出する舌片状の取付片14を取付け、取付片14にはシリンダ側ヒンジ孔14aを形成している。また、摺動ロッド13の先端部にもロッド側ヒンジ孔13aを形成している。
【0009】
図6のAに示すように、グローブボックス2の側壁7には、グローブボックス2と一体的に成形された円柱状のボス15と位置決めピン16とが、側壁7面から車幅方向に立設している。これらの円柱状ボス15と位置決めピン16には、ボックス側ヒンジ17が取付けられる。ボックス側ヒンジ17には、位置決めピン16と嵌合するピン孔18を形成するとともに、ネジ挿通孔19を形成し、スクリュ20がボス15のネジ孔21に螺着させることにより、ボックス側ヒンジ17が側壁7に固定される。また、ボックス側ヒンジ17は、側壁7と反対方向の面にロッド側ヒンジ軸22を車幅方向に突出させている。ロッド側ヒンジ軸22は、図7のAに示すように、先細のテーパ状の先端部23と先端部23の最大径よりも小径の軸部24とから構成され、ロッド側ヒンジ軸22の軸方向に形成し、かつ先端部23及び軸部24を径方向に2分割する溝25を形成している。
【0010】
図2及び図6のBに示す構部材側ヒンジ部としてのインストルメントパネル側ヒンジ(以下、インパネ側ヒンジと略す)26は、板状部27と、一段車体の前方側に窪んだ凹部28を設け、これらの板状部27及び凹部28にはスクリュ29の挿通孔30,31を形成している。また、図8に示すように、インストルメントパネル1に形成したグローブボックス2の取付開口部には、その右側縁部に形成したインパネ側ヒンジ26の取付部にスクリュ孔32,33を形成している。そして、スクリュ孔32,33により、インパネ側ヒンジ26がインストルメントパネル1に取付けられ、インパネ側ヒンジ26はインストルメントパネル1に対して回動不可の状態で固定される。
【0011】
板状部27の裏面(前面)側には、突出ピン34を車体の前方側に形成している。この突出ピン34は位置決めピンとしてインストルメントパネル1に穿設した位置決め孔35に挿入される。インパネ側ヒンジ26の側壁にはグローブボックス2側に突出するシリンダ側ヒンジ軸43が形成されている。このシリンダ側ヒンジ軸43の形状は、上述した図7に示すロッド側ヒンジ軸22と同じ形状であり、先細のテーパ状の先端部44、この先端部44の最大径(基端側)よりも小径の軸部45を形成し、シリンダ側ヒンジ軸43の軸方向に形成し、かつ先端部44及び軸部45を2分割する溝46を径方向に形成している。
【0012】
インパネ側ヒンジ26の下部には、グローブボックス2の右側回転軸となるヒンジピン39のピン挿通孔40,41の各々の軸心が車体の車幅方向の同一軸線上に配置されている。図6のAに示すように、グローブボックス2のリッド本体8の裏面の下端部には、取付用ボス37が設けられ、ベース板10の下端からボックス3側すなわち、車体の前方向に突出して配置されている。取付用ボス37にはボス孔38が形成されている。取付用ボス37とピン挿通孔41を形成した舌片42とは当接するように配置され、図6のA及びBのラインaに示すようにヒンジピン39を、ピン挿通孔40,ボス孔38、ピン挿通孔41の順に挿通することにより、グローブボックス2の一端がインパネ側ヒンジ26に対して回転自在に支持される。
【0013】
図3に示すように、グローブボックス2のリッド本体8の下側端部には、グローブボックス2の外側(車幅方向)に突出する支持ピン47を形成している。この支持ピン47は、グローブボックス2の左側の回転軸であり、図8に示すインストルメントパネル1のグローブボックス2の取付開口縁部の左側に形成した軸孔48に挿通される。
【0014】
次に、ダンパー11の組み付け方の一例について説明する。
図3に示すように、グローブボックス2がインストルメントパネル1に組み込む前の状態で、ボックス側ヒンジ17をグローブボックス2のボス15及び位置決めピン16に取付け、スクリュ20によりボックス側ヒンジ17を側壁7に固定する。そして、ボックス側ヒンジ17のロッド側ヒンジ軸22にダンパー11の摺動ロッド13のロッド側ヒンジ孔13aを挿入して、ダンパー11をボックス側ヒンジ17に回転自在に組み付ける。ヒンジ軸22は、先端部23が先細でかつ、径方向を貫通する溝25を形成してあるので弾性作用があり、ロッド側ヒンジ孔13aに差し込み易く、抜く方向にはテーパ部の大径部によりロックされるので抜け難い。また、ロッド側ヒンジ孔13aとロッド側ヒンジ軸22の軸部24とは滑らかに回転できる。なお、先にダンパー11とボックス側ヒンジ17とを組み付けてからボックス側ヒンジ17を側壁7に固定してもよい。
【0015】
次に、ダンパー11の取付片14のシリンダ側ヒンジ孔14aにインパネ側ヒンジ26のシリンダ側ヒンジ軸43を差し込んでダンパー11をインパネ側ヒンジ26に回転自在に組み付ける。シリンダ側ヒンジ軸43もまた、先端部44が先細でかつ、溝46を形成してあるのでシリンダ側ヒンジ孔14aに差し込み易く抜け難く、シリンダ側ヒンジ孔14aとシリンダ側ヒンジ軸43の軸部45とは滑らかに回転できる。このように、ダンパー11にボックス側ヒンジ17とインパネ側ヒンジ26をワンタッチ差し込みで組み付けることができる。
次いで、ヒンジピン39をインパネ側ヒンジ26のピン挿通孔40,41及びグローブボックス2のボス孔38に差し込んで、インパネ側ヒンジ26をグローブボックス2に回転自在に組み付ける。ヒンジピン39の先端部も径方向に2分割されているので、容易に差し込むことができる。こうして、インパネ側ヒンジ26とグローブボックス2が回転自在に固定される。グローブボックス2は、このように、ダンパー11、ボックス側ヒンジ17及びインパネ側ヒンジ26を組み付けた状態で自動車の製造ラインに納入される。ダンパー11自体の取付けについては、一切スクリュ等を用いないでロッド側ヒンジ軸22,シリンダ側ヒンジ軸43に装着することができる。
【0016】
製造ラインでは、グローブボックス2はその左端側に設けている支持ピン47を軸孔48に挿通し、図8に示すように、インパネ側ヒンジ26をグローブボックス2に取付けたまま、スクリュ29を用いてインストルメントパネル1に取り付ける。この際、グローブボックス2を開状態にすると、図4に示すようにリッド4(想像線)の先端部が下がり、車室の前席側からインパネ側ヒンジ26の取付部が良く見える。よって、作業者はインパネ側ヒンジ26に形成した挿通孔30,31にスクリュ29を差し込んで、インパネ側ヒンジ26をインストルメントパネル1に穿設したスクリュ孔32,33を介して容易に取付けることができる。
グローブボックス2の閉状態では、インパネ側ヒンジ26がリッド4の裏面側に隠されることにより、車室側から見えることがない。また、このインパネ側ヒンジ26の取付部は本実施形態では、複雑な構造としたが、ヒンジ軸43と少なくてもピン挿通孔40,41があれば形状は制限されない。
【0017】
このような、グローブボックス2は、これに取付けたダンパー11が、図4に示すように、インパネ側ヒンジ26のシリンダ側ヒンジ軸43を中心として回転可能であり、ダンパー11の摺動ロッド13が、グローブボックス2の回転に伴って、伸縮が可能である。具体的には、実線で示すグローブボックス2の閉状態にてダンパー11の摺動ロッド13が縮小状態にあり、想像線で示すグローブボックス2の開状態にてグローブボックス2の回転とともに摺動ロッド13が伸びた状態となる。このダンパー11の作用により、グローブボックス2の開放速度を緩和し開閉時の衝撃が軽減される。
【0018】
以上、本発明の実施の形態について説明したが、勿論、本発明はこれに限定されることなく本発明の技術的思想に基いて種々の変形及び変更が可能である。
例えば、上記実施の形態では、ダンパー11の一方のロッド側ヒンジ孔13aをボックス側ヒンジ17のロッド側ヒンジ軸22に取付け、他方のシリンダ側ヒンジ孔14aをインパネ側ヒンジ26のシリンダ側ヒンジ軸43に取付けたが、これらのロッド側ヒンジ孔13a,シリンダ側ヒンジ孔14aに対してロッド側ヒンジ軸22,シリンダ側ヒンジ軸43を相互に反対に取付けてもよい。
【0019】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明の収納ボックスの取付構造の請求項1によれば、物入れ用ボックス部とリッド部とを一体に形成した収納ボックスが車体の構成部材に対して回転することにより、収納ボックスが開閉する収納ボックスの取付構造において、前記収納ボックスに回転可能に構成部材側ヒンジ部を設け、前記収納ボックスにボックス側ヒンジ部を固定して設け、シリンダ本体と該シリンダ本体から伸び縮みする摺動ロッドで構成したダンパーを前記構成部材側ヒンジ部と前記ボックス側ヒンジ部との間に配設し、前記構成部材側ヒンジ部に前記ダンパー用の一方のヒンジ軸を設け、前記ボックス側ヒンジ部に前記ダンパー用の他方のヒンジ軸を設け、前記シリンダ本体にヒンジ孔を設けるとともに、前記摺動ロッドにヒンジ孔を設け、該ヒンジ孔へそれぞれ任意に前記一方のヒンジ軸と前記他方のヒンジ軸を回転可能に取付けて、前記収納ボックスに前記構成部材側ヒンジ部、前記ボックス側ヒンジ部および前記ダンパーを一体的に組付け、該構成部材側ヒンジ部を前記車体の構成部材に固定し、前記収納ボックスを車体の構成部材に対して回転可能に取付けるようにしたので、収納ボックスにボックス側ヒンジ部とダンパーと構成部材側ヒンジ部を取付けたまま収納ボックスを構成部材側に組み付けることができる。また、従来のギヤー構造ほどに部品精度を要せず、容易にダンパーを収納ボックスに取付けできる。
本発明の請求項2は、前記構成部材側ヒンジ部の一方のヒンジ軸及び収納ボックス側ヒンジ部の他方のヒンジ軸が、これらヒンジ軸の先端部が先細のテーパ部と、該テーパ部の最大径よりも小径の軸部とを備え、ヒンジ軸を該ヒンジ軸の先端側から基端側に形成した溝部により分割してなり、前記一方のヒンジ軸及び他方のヒンジ軸に前記ダンパーのヒンジ孔を差し込むことにより、前記ダンパーを取付けできるようにしたので、ダンパーを取付ける際にスクリュを使用することなく、ワンタッチで差し込むようにしてダンパーをヒンジ部材に取付けることができる。テーパ部がヒンジ軸を取付ける際にはガイド部となり、取付後は抜け止めになる。
本発明の請求項3は、前記収納ボックスの一方側の回転軸として、該収納ボックスおよび前記構部材側ヒンジ部にそれぞれ軸孔を形成し、該軸孔に差込ピンを挿通して前記収納ボックスと前記構部材側ヒンジ部を回転可能に取付け、該構成部材側ヒンジ部を前記車体の構成部材に固定し、前記収納ボックスの他方側の回転軸として、該収納ボックスの回転軸方向に延びる支持ピンを前記収納ボックスに形成し、前記車体の構成部材に軸孔を形成し、該軸孔に前記支持ピンを挿通して前記収納ボックスと前記車体の構成部材を回転可能に組付けたので、他方側の収納ボックスの支持ピンを構成部材側に形成した軸孔に差し込み、一方側の構成部材側ヒンジ部と収納ボックスの各々の軸孔に差し込みピンを差し込むだけでよく、構成部材側への収納ボックスの取付けが容易になる。また、収納ボックスを直接構部材に取付ける場合、支持ピンの取付部が構部材の裏側に位置するため支持ピンが取付けにくいが、本発明では、構部材側ヒンジ部に支持ピンを予め取付けておいて、その後構成部材側ヒンジ部を、本実施の形態で説明したように構部材(インストルメントパネル)の表面側から取付けることができるようになり、収納ボックスの取付性の向上を図ることができる。
本発明の請求項4は、前記収納ボックスの閉時において、前記構成部材側ヒンジ部が前記リッド部に覆われるようにしたので、インストルメントパネル正面側から取付けた構成部材側ヒンジ部を収納ボックス閉時において、リッド部にてかくすことができるため、取付部のネジなどが常に見えないので意匠性が向上する。
本発明の請求項5は、前記ボックス側ヒンジ部が収納ボックスと別体のボックス側ヒンジ部材であって、前記収納ボックスの外側面に前記ボックス側ヒンジ部材を取付ける係止部を収納ボックスに一体的に形成したので、ヒンジ軸等の複雑な形状を有するボックス側ヒンジ部を収納ボックスと一体成形することがないので、収納ボックスの型費の軽減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態による収納ボックスの取付構造を採用している自動車のインストルメントパネルの斜視図である。
【図2】 図1に示すグローブボックスをリッドの裏面側から見た斜視図である。
【図3】 図1のグローブボックスの分解斜視図である。
【図4】 図1のX−X線方向におけるグローブボックスの開閉状態を示す側面図である。
【図5】 図2に示すダンパーの伸縮状態を示す側面図である。
【図6】Aは、グローブボックスとボックス側ヒンジを示す拡大分解図であり、Bはインパネ側ヒンジとダンパー及びグローブボックスの拡大分解図である。
【図7】 Aは本発明の実施の形態に用いたボックス側ヒンジを側面方向から見た側面図であり、Bはボックス側ヒンジをヒンジ軸側から見た平面図である。
【図8】 本発明の実施の形態におけるインパネ側ヒンジをインストルメントパネルのグローブボックスの取付部に取付ける状態を示す斜視図である。
【図9】 従来の収納部材の取付構造を示す収納ボックスの側面図である。
【符号の説明】
1 インストルメントパネル(構部材)
2 グローブボックス(収納ボックス)
4 リッド
11 ダンパー
12 シリンダ
13 摺動ロッド
15 ボス(ボックス側ヒンジ部の係止部)
16 位置決めピン(ボックス側ヒンジ部の係止部)
17 ボックス側ヒンジ
22 ロッド側ヒンジ軸
23,44 先端部
25,46 溝
43 シリンダ側ヒンジ軸

Claims (5)

  1. 物入れ用ボックス部とリッド部とを一体に形成した収納ボックスが車体の構成部材に対して回転することにより、収納ボックスが開閉する収納ボックスの取付構造において、
    前記収納ボックスに回転可能に構成部材側ヒンジ部を設け、
    前記収納ボックスにボックス側ヒンジ部を固定して設け、
    シリンダ本体と該シリンダ本体から伸び縮みする摺動ロッドで構成したダンパーを配設し、
    前記構成部材側ヒンジ部に前記ダンパー用の一方のヒンジ軸を設け、前記ボックス側ヒンジ部に前記ダンパー用の他方のヒンジ軸を設け、
    前記シリンダ本体にヒンジ孔を設けるとともに、前記摺動ロッドにヒンジ孔を設け、該ヒンジ孔へそれぞれ任意に前記一方のヒンジ軸と前記他方のヒンジ軸を回転可能に取付けて前記ダンパーを前記構成部材側ヒンジ部と前記ボックスとの間に配設し、
    前記収納ボックスに前記構成部材側ヒンジ部、前記ボックス側ヒンジ部および前記ダンパーを一体的に組付け、
    該構成部材側ヒンジ部を前記車体の構成部材に固定することにより、前記収納ボックスを車体の構成部材に対して回転可能に取付けたことを特徴とする収納ボックスの取付構造。
  2. 前記構成部材側ヒンジ部の一方のヒンジ軸及び収納ボックス側ヒンジ部の他方のヒンジ軸は、これらヒンジ軸の先端部が先細のテーパ部と、該テーパ部の最大径よりも小径の軸部とを備え、ヒンジ軸を該ヒンジ軸の先端側から基端側に形成した溝部により分割してなり、前記一方のヒンジ軸及び他方のヒンジ軸に前記ダンパーのヒンジ孔を差し込むことにより、前記ダンパーを取付けできるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の収納ボックスの取付構造。
  3. 前記収納ボックスの一方側の回転軸として、該収納ボックスおよび前記構部材側ヒンジ部にそれぞれ軸孔を形成し、該軸孔に差込ピンを挿通して前記収納ボックスと前記構部材側ヒンジ部を回転可能に取付け、該構成部材側ヒンジ部を前記車体の構成部材に固定し、
    前記収納ボックスの他方側の回転軸として、該収納ボックスの回転軸方向に延びる支持ピンを前記収納ボックスに形成し、前記車体の構成部材に軸孔を形成し、該軸孔に前記支持ピンを挿通して前記収納ボックスと前記車体の構成部材を回転可能に組付けたことを特徴とする請求項1または2に記載の収納ボックスの取付構造。
  4. 前記収納ボックスの閉時において、前記構成部材側ヒンジ部が前記リッド部に覆われることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の収納ボックスの取付構造。
  5. 前記ボックス側ヒンジ部は収納ボックスと別体のボックス側ヒンジ部材であって、前記収納ボックスの外側面に前記ボックス側ヒンジ部材を取付ける係止部を収納ボックスに一体的に形成したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の収納ボックスの取付構造。
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