JP4156950B2 - 放射線カセッテ用連結構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、放射線画像記録担体が収容される2以上の放射線カセッテを連結するための放射線カセッテ用連結構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、蓄積性蛍光体(輝尽性蛍光体)を利用して、人体等の被写体の放射線画像情報を一旦記録し、この放射線画像情報を写真フイルム等の写真感光材料等に再生させる、あるいはCRT等に可視像として出力させるシステムが知られている。
【0003】
蓄積性蛍光体は、放射線(X線、α線、β線、γ線、電子線、紫外線等)の照射によりこの放射線エネルギの一部を蓄積し、後に可視光等の励起光の照射によって、蓄積されたエネルギに応じて輝尽発光を示す蛍光体をいう。この蓄積性蛍光体は、通常、シート状に構成されて蓄積性蛍光体シートとして使用されている。
【0004】
一方、人体等の被写体に放射線、例えば、X線を照射してこの被写体の放射線画像情報を写真フイルムに直接記録する作業が行われている。そして、この写真フイルムに現像処理が施されることにより可視画像が得られ、この可視画像を使用して医療診断等がなされている。
【0005】
上記の蓄積性蛍光体シートや写真フイルム等の放射線画像記録担体は、通常、1枚ずつカセッテに収容された状態で撮影装置に装填され、このカセッテを通して前記放射線画像記録担体にX線が照射されている。
【0006】
一般に、例えば、脊柱側湾症や下肢の診断を行う際には、通常、被写体の全脊柱や全下肢を覆う記録領域を有する長尺な放射線画像記録担体が使用されている。ところが、この長尺な放射線画像記録担体の取り扱い作業性が悪く、しかも、前記長尺な放射線画像記録担体に読取処理や現像処理を施す処理装置が相当に大型化するという不具合が指摘されている。
【0007】
そこで、例えば、特許文献1に開示されている組立体が使用されている。この組立体は、図8に示すように、複数のカセッテ1を取り付ける支持体2を備えるとともに、前記カセッテ1は、それぞれの前段と後段とが部分的に重なるように配設されている。支持体2は、フック3を介してX線記録装置4に装着される一方、前記支持体2のX線照射側には、全面パネル5が設けられる。この全面パネル5の正面側には、X線管6が配置されている。
【0008】
そこで、X線管6を点灯させることにより、複数の、例えば、4台のカセッテ1に収容されている各記録用要素(放射線画像記録担体)に、図示しない被写体の放射線画像情報が連続的に記録される。これを使用することによって、脊柱側湾症や下肢の診断を行うことが可能になる。
【0009】
【特許文献1】
特開平11−244270号公報(段落[0036]〜[0038]、図1)
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の支持体2は、例えば、4台のカセッテ1を支持するため、この支持体2自体が相当に大型化してしまう。これにより、支持体2の取り扱い作業が煩雑なものとなっている。しかも、配列されるカセッテ1の台数が変更される際には、この台数に対応する支持体2を用意しなければならない。従って、汎用性がなく、経済的ではないという問題がある。さらに、全面パネル5は、支持体2と同様に、大型でかつ汎用性がないという問題がある。
【0011】
本発明はこの種の問題を解決するものであり、簡単な構成で、所望の枚数の放射線画像記録担体に記録処理を容易に施すことができるとともに、汎用性に優れる放射線カセッテ用連結構造を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る放射線カセッテ用連結構造では、放射線画像記録担体を出し入れ可能な開口部を設けるとともに、前記放射線画像記録担体を収容した状態で該放射線画像記録担体に放射線を照射可能な少なくとも第1および第2の放射線カセッテと、前記第1および第2の放射線カセッテの側面同士に装着され、該第1および第2の放射線カセッテを分離可能に連結する結合機構とを備えている。
【0013】
そこで、複数の放射線カセッテが結合機構を介して連結された状態で、各放射線カセッテ内に収容されている放射線画像記録担体に記録処理が施された後、前記放射線カセッテが互いに分離される。次いで、各放射線カセッテは、個別に読取装置等の処理装置に装填され、それぞれの放射線画像記録担体に対して読取処理等の所望の処理が遂行される。
【0014】
このため、処理装置では、各放射線カセッテを個別に取り扱うことができ、前記放射線カセッテの取り扱い作業性が有効に向上する。しかも、撮影時に相当に大型の支持体や全面パネル等が不要になり、構成の簡素化および取り扱い性の向上が図られるとともに、経済的であるという効果が得られる。
【0015】
さらに、第1の放射線カセッテは、一端部に開口した凹部を設ける一方、第2の放射線カセッテは、前記凹部に挿入される挿入端部を設けている。従って、第2の放射線カセッテの挿入端部を第1の放射線カセッテの凹部に挿入することにより、前記第1および第2の放射線カセッテが面一に連結されるとともに、これら第1および第2の放射線カセッテに収容されるそれぞれの放射線画像記録担体の端部同士が重ね合わせられる。これによって、それぞれの放射線画像記録担体には、被写体の放射線画像情報が連続して記録される。
【0016】
また、結合機構は、第1および第2の放射線カセッテ同士の連結を解除する手動操作部を備えており、前記結合機構による前記第1および第2の放射線カセッテの着脱作業が容易かつ迅速に遂行可能になる。
【0017】
さらにまた、第1の放射線カセッテは、2枚の放射線画像記録担体が互いの端部同士を隣接して収容されるとともに、放射線照射面を有する筐体と、前記筐体の両端に設けられ、前記放射線画像記録担体をそれぞれ出し入れ可能な第1および第2開口部と、前記第1および第2開口部を個別に開閉可能な第1および第2蓋体と、前記第1および第2蓋体が揺動可能に設けられるとともに、前記筐体内を光密に保持する遮光板と、前記筐体内に設けられ、2枚の前記放射線画像記録担体の端部同士を分離して配置させる仕切り部材とを備えている。そして、第2蓋体には、第2の放射線カセッテの挿入端部を挿入する凹部が設けられている。
【0018】
これにより、第1および第2の放射線カセッテが連結されるだけで、一度の撮影処理で、被写体の放射線画像情報を3枚の放射線画像記録担体の略全面にわたって高精度に記録するとともに、前記放射線画像記録担体に記録された各放射線画像情報の連結処理が容易かつ確実に行われる。
【0019】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の第1の実施形態に係る放射線カセッテ用連結構造10の分解斜視説明図である。
【0020】
連結構造10は、第1および第2放射線カセッテ12、14と、前記第1および第2放射線カセッテ12、14を分離可能に連結する結合機構16とを備える。なお、連結構造10は、3以上の放射線カセッテを連結することが可能であるとともに、2以上の第1放射線カセッテ12同士を連結したり、2以上の第2放射線カセッテ14同士を連結したりすることもできる。
【0021】
図2に示すように、第1放射線カセッテ12は、2枚の蓄積性蛍光体シート(放射線画像記録担体)18a、18bを収容する長尺な筐体20と、前記筐体20の長手方向(矢印A方向)両端に設けられ、前記蓄積性蛍光体シート18a、18bをそれぞれ出し入れ可能な第1および第2開口部22a、22bと、前記第1および第2開口部22a、22bを個別に開閉可能な第1および第2蓋体24a、24bと、前記第1および第2蓋体24a、24bが揺動可能に設けられるとともに、前記筐体20内を光密に保持する遮光板26と、前記筐体20内に設けられ、2枚の前記蓄積性蛍光体シート18a、18bの端部同士を分離してかつ該筐体20の幅方向に重ね合わせて配置させる仕切り板(仕切り部材)28とを備える。
【0022】
蓄積性蛍光体シート18a、18bは、例えば、ガラス等の硬質材料からなる支持基板に柱状の第1および第2蛍光体層を蒸着して形成される硬質のシートを用いることができる。なお、第1および第2蛍光体層は、真空容器内で蓄積性蛍光体を加熱して蒸発させ、これらを支持基板上に付着させる真空蒸着法、スパッタリング、CVD、イオンフレーティング法を用いて形成することができる。このようにして形成される第1および第2蛍光体層は、蛍光体が第1および第2蓄積性蛍光体シート18a、18bの平面と略垂直な柱状をなし、それぞれが光学的に独立に構成されており、照射される放射線に対して高感度で、かつ、画像の粒状性を低下させることができるとともに、励起光の散乱を減少させて画質を鮮明にすることができる。
【0023】
また、第1および第2蛍光体層は、支持基板に蛍光体を塗布して形成される可撓性のシート(例えば、特開2000−249795号公報等参照)を用いてもよい。なお、後述する蓄積性蛍光体シート18cは、上記の蓄積性蛍光体シート18a、18bと同様に構成される。
【0024】
第1および第2蓋体24a、24bは、ヒンジ部30a、30bを介して筐体20に揺動可能である。第2蓋体24bは、筐体20側に屈曲しており、この筐体20の内面との間には、蓄積性蛍光体シート18bの端部を配置する収容部32が設けられる。第2蓋体24bに板状のカバー34が固着され、前記第2蓋体24bと前記カバー34との間には、凹部36が形成される。
【0025】
第1および第2蓋体24a、24bは、筐体20にロックされた状態で、遮光板26と協働して前記筐体20内を光密に保持する。この遮光板26は、筐体20に着脱自在に、または一体的に構成されている。
【0026】
図3に示すように、第2放射線カセッテ14は、蓄積性蛍光体シート18cを収容する筐体40と、前記筐体40の一端に設けられ、前記蓄積性蛍光体シート18cを出し入れ可能な開口部42と、前記開口部42を開閉可能な蓋体44と、前記蓋体44が揺動可能に設けられるとともに、前記筐体40内を光密に保持する遮光板46とを備える。
【0027】
蓋体44は、ヒンジ部48を介して筐体40に揺動可能であり、この蓋体44は、前記筐体40にロックされた状態で、遮光板46と協働して前記筐体40内を光密に保持する。この遮光板46は、筐体40に着脱自在に、または一体的に構成されている。
【0028】
筐体40の他端には、第1放射線カセッテ12の凹部36に挿入されることにより、第1および第2放射線カセッテ12、14に収容されている蓄積性蛍光体シート18b、18cの端部同士を重ね合わせるための挿入端部52が設けられる。この挿入端部52は、筐体40から離間する方向に向かって幅狭に構成される。
【0029】
図1および図4に示すように、結合機構16は、角材状の連結棒体54a、54bを備える。連結棒体54a、54bは、第1および第2放射線カセッテ12、14に対向する面にピン56a〜56dが植設されるとともに、前記ピン56a、56b間には、ロック部58が設けられる。
【0030】
このロック部58は、図4に示すように、連結棒体54a、54bに形成された室60内でスプリング62に係合して矢印A方向に進退可能なスライド部材64を備え、このスライド部材64に爪部材66がねじ止めされる。爪部材66の先端には、テーパ面66aが形成される。スライド部材64には、手動操作部68がねじ止めされており、この手動操作部68は、室60に連通するスリット70を通って連結棒体54a、54bの外部に露呈している。
【0031】
図1および図4に示すように、第1放射線カセッテ12を構成する筐体20の両側部には、それぞれ互いに所定の間隔だけ離間して穴部72a、72bが形成され、この穴部72a、72bには、連結棒体54a、54bのピン56a、56bが嵌合する。穴部72a、72b間には、前記穴部72bに近接して爪部材66を挿入するための孔部74が設けられるとともに、この孔部74を構成するテーパ面76は、前記爪部材66のテーパ面66aに係合自在である。
【0032】
第2放射線カセッテ14を構成する筐体40の両側部には、それぞれ互いに所定の間隔だけ離間して穴部78a、78bが形成される。この穴部78a、78bには、連結棒体54a、54bのピン56c、56dが嵌合する。
【0033】
このように構成される連結構造10の動作について、以下に説明する。
【0034】
まず、第1放射線カセッテ12内に放射線画像情報が記録される前の蓄積性蛍光体シート18a、18bを挿入する際には、第1および第2蓋体24a、24bを揺動させて第1および第2開口部22a、22bを開放する。そして、第1および第2開口部22a、22bから筐体20内に蓄積性蛍光体シート18a、18bが装填された後、第1および第2蓋体24a、24bを揺動させて第1および第2開口部22a、22bを閉塞する。
【0035】
その際、筐体20内には、仕切り板28が配置されており、蓄積性蛍光体シート18a、18bの端部は、前記仕切り板28を介して互いに部分的に重なり合っている(図2参照)。
【0036】
一方、第2放射線カセッテ14では、蓋体44が揺動されて開口部42が開放され、この開口部42から筐体40内に蓄積性蛍光体シート18cが装填される。さらに、蓋体44が揺動されて開口部42が閉塞される(図3参照)。
【0037】
次いで、第1および第2放射線カセッテ12、14は、結合機構16を介して連結される。具体的には、第1放射線カセッテ12の第1蓋体24a側に凹部36が形成されており、第2放射線カセッテ14の挿入端部52が前記凹部36に挿入される(図5参照)。この状態で、連結棒体54a、54bが第1および第2放射線カセッテ12、14の両側部に配置される。
【0038】
図4に示すように、連結棒体54aが、矢印B方向に押し付けられると、この連結棒体54aに植設されているピン56a〜56dは、第1放射線カセッテ12の穴部72a、72bおよび第2放射線カセッテ14の穴部78a、78bに挿入される。
【0039】
その際、ロック部58を構成する爪部材66は、第1放射線カセッテ12の孔部74側に移動し、この爪部材66のテーパ面66aと前記孔部74を構成するテーパ面76とが係合し、スライド部材64は、スプリング62の弾性力に抗して矢印A1方向に移動する。
【0040】
連結棒体54aがさらに矢印B方向に押圧されることにより、爪部材66のテーパ面66aは、テーパ面76から離脱して孔部74内に進入する。このため、スライド部材64は、スプリング62を介して爪部材66と一体的に矢印A2方向に移動し、ロック部58が第1放射線カセッテ12に固定される。
【0041】
一方、連結棒体54bは、上記の連結棒体54aと同様に、第1および第2放射線カセッテ12、14に装着される。これにより、第1および第2放射線カセッテ12、14は、結合機構16を介して一体的に連結保持され、前記第1および第2放射線カセッテ12、14は、単一の放射線カセッテとして取り扱い可能となる。
【0042】
ここで、第1および第2放射線カセッテ12、14内では、蓄積性蛍光体シート18a、18bの端部同士が、仕切り板28を介装して重ね合わされるとともに、第2放射線カセッテ14内の蓄積性蛍光体シート18cと前記蓄積性蛍光体シート18aとの端部同士が、重ね合わされている(図5参照)。
【0043】
次に、第1および第2放射線カセッテ12、14が図示しない画像記録装置に装填され、この第1および第2放射線カセッテ12、14の筐体20、40側から、図示しない被写体の放射線画像情報を含む放射線が照射される。このため、蓄積性蛍光体シート18a〜18cには、略全面にわたって図示しない被写体の放射線画像情報が一体的に記録される。
【0044】
上記のように撮影処理が終了した後、第1および第2放射線カセッテ12、14は、図示しない画像記録装置から取り出されて読取装置(図示せず)に装填される。その際、第1および第2放射線カセッテ12、14は、結合機構16を介して分離されている。
【0045】
すなわち、図4に示すように、連結棒体54aに設けられている手動操作部68が、技師等の操作者の手指によって矢印A1方向に押圧されると、この手動操作部68がねじ止め固定されているスライド部材64は、スプリング62に抗して矢印A1方向に移動する。従って、爪部材66は孔部74内で矢印A1方向に移動し、テーパ面66a、76の係合状態が解除される。
【0046】
この状態で、連結棒体54aが矢印B方向とは反対方向に引き抜かれることにより、この連結棒体54aに設けられているピン56a〜56dは、第1放射線カセッテ12の穴部72a、72bおよび第2放射線カセッテ14の穴部78a、78bから離脱する。同様に、連結棒体54bは、第1および第2放射線カセッテ12、14の側部から離脱される。
【0047】
これにより、第1および第2放射線カセッテ12、14は、結合機構16による結合状態が解除される。そして、この第2放射線カセッテ14の挿入端部52を第1放射線カセッテ12の凹部36から取り出すことにより、第1および第2放射線カセッテ12、14が互いに分離される。
【0048】
そこで、例えば、第1放射線カセッテ12は、第1蓋体24a側を前方にして読取装置(図示せず)に装填され、この第1蓋体24aがヒンジ部30aを支点にして揺動され、第1開口部22aが開放される。読取装置内には、第1開口部22aから蓄積性蛍光体シート18aが搬入され、この蓄積性蛍光体シート18aに担持されている放射線画像情報が光電的に読み取られた後、前記蓄積性蛍光体シート18aが前記第1開口部22aから筐体20に収容される。
【0049】
次いで、第1放射線カセッテ12が読取装置から一旦取り出され、この第1放射線カセッテ12は、第2蓋体24b側を前方にして前記読取装置に装填される。そして、第2蓋体24bがヒンジ部30bを支点に揺動され、第2開口部22bが開放される。読取装置内には、第2開口部22bから蓄積性蛍光体シート18bが搬入されて、前記蓄積性蛍光体シート18bに担持されている放射線画像情報が光電的に読み取られる。この蓄積性蛍光体シート18bは、第2開口部22bから筐体20内に収容される。
【0050】
さらに、第1放射線カセッテ12が読取装置から取り出された後、第2放射線カセッテ14は、蓋体44側を前方にして前記読取装置に装填される。読取装置内では、蓋体44がヒンジ部48を支点に揺動されて開口部42が開放された後、蓄積性蛍光体シート18cが前記読取装置内に搬入される。この蓄積性蛍光体シート18cに担持されている放射線画像情報が光電的に読み取られた後、前記蓄積性蛍光体シート18cが、開口部42から筐体40内に収容され、次いで蓋体44が閉塞されて第2放射線カセッテ14が読取装置から取り出される。
【0051】
なお、蓄積性蛍光体シート18a〜18cから読み取られた各放射線画像情報は、連結処理が施されることにより一体化され、被写体の全脊柱や全下肢等の広域画像情報が得られる。
【0052】
この場合、第1の実施形態では、第1および第2放射線カセッテ12、14が結合機構16を介して連結される。この状態で、蓄積性蛍光体シート18a〜18cに被写体の放射線画像情報が記録された後、前記第1および第2放射線カセッテ12、14が互いに分離される。
【0053】
次いで、第1および第2放射線カセッテ12、14は、個別に読取装置(処理装置)に装填され、蓄積性蛍光体シート18a〜18cに対して読取処理が個別に遂行される。このため、読取装置において、第1および第2放射線カセッテ12、14を個別に取り扱うことができ、前記第1および第2放射線カセッテ12、14の取り扱い作業性が有効に向上する。
【0054】
しかも、放射線画像情報の記録時には、結合機構16を介して第1および第2放射線カセッテ12、14を連結するだけでよく、例えば、前記第1および第2放射線カセッテ12、14全体を支持する相当に大型の支持体や、前記第1および第2放射線カセッテ12、14全体を覆う全面パネル等が不要になる。これにより、構成の簡素化および取り扱い性の向上を図るとともに、経済的であるという効果が得られる。
【0055】
さらに、第1放射線カセッテ12に凹部36が設けられる一方、第2放射線カセッテ14に挿入端部52が設けられる。従って、第2放射線カセッテ14の挿入端部52を第1放射線カセッテ12の凹部36に挿入するだけで、蓄積性蛍光体シート18b、18cの端部同士が重ね合わされ、被写体の放射線画像情報が連続して記録される。
【0056】
さらにまた、第1放射線カセッテ12には、端部同士を重ね合わせて2枚の蓄積性蛍光体シート18a、18bが収容されている。このため、第1および第2放射線カセッテ12、14を連結するだけで、一度の撮影処理で被写体の放射線画像情報を3枚の蓄積性蛍光体シート18a〜18cの略全面にわたって記録することが可能になる。
【0057】
図6は、本発明の第2の実施形態に係る放射線カセッテ用連結構造90の要部斜視説明図である。なお、第1の実施形態に係る連結構造10と同一の構成要素には同一の参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。また、以下に説明する第3の実施形態においても同様に、その詳細な説明は省略する。
【0058】
連結構造90は、第1および第2放射線カセッテ12、14と、前記第1および第2放射線カセッテ12、14を分離可能に連結する結合機構92とを備える。結合機構92は、スライド部材64にねじ止めされて矢印A方向に進退可能な手動操作部94と、連結棒体54a、54bにねじ止め固定される固定把持部96とを備える。手動操作部94および固定把持部96には、操作者の手指を掛け易くして着脱操作を一層容易にするための凹部94a、96aが形成される。
【0059】
このように構成される第2の実施形態では、結合機構92により第1および第2放射線カセッテ12、14を連結する際には、第1の実施形態と同様に、連結棒体54a、54bを矢印B方向に移動させる。これにより、ロック部58が第1放射線カセッテ12に係合して、第1および第2放射線カセッテ12、14が一体的に連結される。
【0060】
一方、連結棒体54a、54bを第1および第2放射線カセッテ12、14から取り外す際には、操作者が手動操作部94と固定把持部96とを同時に把持する。このため、手動操作部94は、スプリング62の弾性力に抗して固定把持部96側(矢印A1方向)に移動し、ロック部58による第1放射線カセッテ12のロック状態が解除される。
【0061】
そして、操作者が、手動操作部94および固定把持部96を把持した状態で、連結棒体54a、54bを第1および第2放射線カセッテ12、14から離間する方向に移動させることにより、結合機構92による前記第1および第2放射線カセッテ12、14の連結状態が解除される。
【0062】
これにより、第2の実施形態では、第1の実施形態と同様の効果が得られるとともに、特に、手動操作部94と固定把持部96とを設けることによって、連結棒体54a、54bの取り外し作業が一層容易かつ確実に遂行されるという利点がある。
【0063】
図7は、本発明の第3の実施形態に係る放射線カセッテ用連結構造100の要部斜視説明図である。
【0064】
連結構造100は、第1および第2放射線カセッテ12、14と、前記第1および第2放射線カセッテ12、14を分離可能に連結する結合機構102とを備える。結合機構102は、連結棒体54a、54bの室60に進退可能に配置されるスライド部材104を備え、このスライド部材104には、矢印A方向に長尺な長穴106が形成される。
【0065】
この長穴106には、ねじ108a、108bが挿入されるとともに、このねじ108a、108bは、連結棒体54a、54bに固定される。ねじ108a、108bは、スライド部材104の矢印A方向への移動量を規制する機能を有する。
【0066】
スライド部材104には、ロック部58が設けられるとともに、このロック部58は、手動操作部110に設けられるカム部材112に係合する。カム部材112は、例えば、長方形状を有しており、ロック部58に短辺側および長辺側が摺接自在である。なお、カム部材112は、長方形状に代替して、楕円形状等、種々の形状に設定可能である。
【0067】
このように構成される第3の実施形態では、連結棒体54a、54bを第1および第2放射線カセッテ12、14から取り外す際に、手動操作部110を90°回転させることにより、ロック部58にカム部材112の短辺側が摺接する(図7中、二点鎖線参照)。このため、ロック部58には、矢印A1方向の押圧力が作用し、スライド部材104と一体的に前記ロック部58が矢印A1方向に移動する。
【0068】
従って、ロック部58による第1放射線カセッテ12のロック状態が解除される。この状態で、連結棒体54a、54bを第1および第2放射線カセッテ12、14から取り外すことができる。
【0069】
このように、第3の実施形態では、手動操作部110を回転させることにより、ロック部58による第1放射線カセッテ12のロックおよびロック解除が遂行される。これにより、結合機構102の着脱操作が、一層容易かつ確実に遂行されるという効果が得られる。
【0070】
なお、放射線画像記録担体として蓄積性蛍光体シート18a〜18cを用いて説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、写真フイルム等を採用してもよい。
【0071】
【発明の効果】
本発明に係る放射線カセッテ用連結構造では、第1および第2の放射線カセッテが結合機構を介して分離可能に連結されており、各放射線カセッテは、撮影処理が終了した後に個別に読取装置等の処理装置に装填される。このため、処理装置では、各放射線カセッテを個別に取り扱うことができ、前記放射線カセッテの取り扱い作業性が有効に向上する。しかも、相当に大型の支持体や全面パネル等が不要になり、構成の簡素化および取り扱い性の向上を図るとともに、経済的であるという効果が得られる。
【0072】
さらに、第2の放射線カセッテの挿入端部を第1の放射線カセッテの凹部に挿入することにより、前記第1および第2の放射線カセッテに収容されるそれぞれの放射線画像記録担体の端部同士が重ね合わされる。これによって、それぞれの放射線画像記録担体には、被写体の放射線画像情報が連続して記録される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る放射線カセッテ用連結構造の分解斜視説明図である。
【図2】前記連結構造を構成する第1放射線カセッテの断面説明図である。
【図3】前記連結構造を構成する第2放射線カセッテの断面説明図である。
【図4】前記連結構造を構成する結合機構の要部説明図である。
【図5】前記第1および第2放射線カセッテが連結された状態の断面説明図である。
【図6】本発明の第2の実施形態に係る放射線カセッテ用連結構造の要部斜視説明図である。
【図7】本発明の第3の実施形態に係る放射線カセッテ用連結構造の要部斜視説明図である。
【図8】特許文献1に係る組立体の説明図である。
【符号の説明】
10、90、100…連結構造 12、14…放射線カセッテ
16、92、102…結合機構 18a〜18c…蓄積性蛍光体シート
20、40…筐体 22a、22b、42…開口部
24a、24b、44…蓋体 26、46…遮光板
28…仕切り板 52…挿入端部
54a、54b…連結棒体 56a〜56d…ピン
58…ロック部 64、104…スライド部材
66…爪部材 68、94、110…手動操作部
72a、72b、78a、78b…穴部
74…孔部 96…固定把持部
112…カム部材
Claims (3)
- 放射線画像記録担体を出し入れ可能な開口部を設けるとともに、前記放射線画像記録担体を収容した状態で該放射線画像記録担体に放射線を照射可能な少なくとも第1および第2の放射線カセッテと、
前記第1および第2の放射線カセッテの側面同士に装着され、該第1および第2の放射線カセッテを分離可能に連結する結合機構と、
を備え、
前記第1の放射線カセッテは、一端部に開口した凹部を設ける一方、前記第2の放射線カセッテは、前記凹部に挿入されて、前記第1および第2の放射線カセッテに収容されるそれぞれの放射線画像記録担体の端部同士を重ね合わせるための挿入端部を設け、
前記挿入端部は、前記凹部の形状に対応する形状の薄肉部として形成され、前記挿入端部の全体が前記凹部に挿入されることで前記第1の放射線カセッテと前記第2の放射線カセッテとが面一に連結されることを特徴とする放射線カセッテ用連結構造。 - 請求項1記載の連結構造において、前記結合機構は、前記第1および第2の放射線カセッテ同士の連結を解除するための手動操作部を備えることを特徴とする放射線カセッテ用連結構造。
- 請求項1または2記載の連結構造において、前記第1の放射線カセッテは、2枚の放射線画像記録担体が互いの端部同士を隣接して収容されるとともに、放射線照射面を有する筐体と、
前記筐体の両端に設けられ、前記放射線画像記録担体をそれぞれ出し入れ可能な第1および第2開口部と、
前記第1および第2開口部を個別に開閉可能な第1および第2蓋体と、
前記第1および第2蓋体が揺動可能に設けられるとともに、前記筐体内を光密に保持する遮光板と、
前記筐体内に設けられ、2枚の前記放射線画像記録担体の端部同士を分離して配置させる仕切り部材と、
を備え、
前記第2蓋体には、前記第2の放射線カセッテの前記挿入端部を挿入する前記凹部が設けられることを特徴とする放射線カセッテ用連結構造。
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