JP4156424B2 - 固体撮像装置の駆動方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、家庭用ビデオカメラ、デジタルスチルカメラ、携帯電話用カメラなど、各種の機器に用いられるMOS型固体撮像装置の駆動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
図5および図6を参照して、従来のセンサ、およびその駆動方法を説明する。図5は、従来のセンサの回路図である。図5に示すセンサは、2×2のマトリックス状に配列された感光セル(破線で囲んだ部分)を備えている。各感光セルは、フォトダイオード51、転送ゲート52、フローティング拡散層部53、増幅トランジスタ54、リセットトランジスタ55、およびアドレストランジスタ56を含み、画像を構成する1つの画素に対応する。なお、以下では、説明を簡単にするために、感光セルは2×2のマトリックス状に配列されていると仮定するが、実際には、感光セルは行および列方向にそれぞれ数十から数千個配列される。
【0003】
図5に示すセンサの駆動方法は、以下のとおりである。1行目の感光セルから信号を取り出すためには、まず、1行目の感光セルに含まれるアドレストランジスタ56a、56bが、垂直シフトレジスタ61からON状態に制御される。次に、リセットトランジスタ55a、55bが、同様に、垂直シフトレジスタ61からON状態に制御される。これにより、フローティング拡散層部53a、53bはリセットされる。このとき、増幅トランジスタ54aと負荷トランジスタ63pとによってソースホロア回路が構成され、垂直信号線62p上にはこのソースホロア回路の出力が現れる。同様に、増幅トランジスタ54bと負荷トランジスタ63qとによってソースホロア回路が構成され、垂直信号線62q上にもソースホロア回路の出力が現れる。このとき垂直信号線62p、62q上に現れる電圧は、フォトダイオード51a、51bに蓄積された信号電荷とは無関係な雑音電圧である。次に、転送ゲート52a、52bが、垂直シフトレジスタ61からON状態に制御される。これにより、フォトダイオード51a、51bに蓄積された信号電荷がフローティング拡散層部53a、53bに転送され、垂直信号線62p、62q上には、フォトダイオード51a、51bに蓄積されていた信号電荷に対応する信号電圧が現れる。
【0004】
クランプ容量64p、64q、クランプトランジスタ65p、65q、サンプルホールドトランジスタ66p、66q、およびサンプルホールド容量67p、67qは、雑音抑圧回路を構成する。この雑音抑圧回路は、フローティング拡散層部53に信号電荷があるときの画素出力(すなわち、信号出力)と、信号電荷がないときの画素出力(すなわち、雑音出力)との差を求める。図5に示すセンサでは、主として、増幅トランジスタ54の閾値電圧のばらつきによる雑音と、リセットトランジスタ55の熱雑音であるkTC雑音とが発生する。垂直信号線62p、62q上に雑音出力が現れているときに、クランプトランジスタ65p、65qとサンプルホールドトランジスタ66p、66qとは、制御端子74、75からON状態に制御され、サンプルホールド容量67p、67qにはクランプ電圧供給端子73から雑音のないクランプ電圧が印加される。所定の時間が経過した後、クランプトランジスタ65p、65qは、制御端子74からOFF状態に制御される。
【0005】
次に、垂直信号線62p、62qには、雑音のない信号電圧と雑音電圧の和に等しい電圧が現れる。垂直信号線62p、62qは雑音電圧から信号電圧と雑音電圧との和に変化し、その変化分は雑音のない信号電圧に相当する。したがって、クランプ容量64p、64qのサンプルホールド側電圧も、雑音のない信号電圧に相当する分だけ変化する。実際に、サンプルホールド容量67p、67qにかかる電圧は、雑音のないクランプ電圧から、垂直信号線62p、62qの信号電圧変化分をクランプ容量とサンプルホールド容量で分圧した電圧分だけ変化する。よって、サンプルホールド容量67p、67qにかかる電圧は、雑音のないクランプ電圧と分圧された信号電圧とであり、雑音分が除去されている。サンプルホールドトランジスタ66p、66qがOFF状態に制御された後、水平シフトレジスタ69によって、水平トランジスタ68p、68qが順次選択的にON状態に制御される。これにより、フォトダイオード51a、51bに蓄積されていた信号電荷に対応する信号が、出力端子70から順次出力される。
【0006】
次に、2行目の感光セルから信号を取り出すために、2行目の感光セルについて、1行目の場合と同様の操作が行われる。これにより、フォトダイオード51c、51dに蓄積されていた信号電荷に対応する信号が、出力端子70から順次出力される。
【0007】
以上の動作をタイミングチャートで示すと、図6のようになる。図6において、フォトダイオード51の1行分に蓄積されていた信号が最終的に出力端子70から出力される期間を水平有効期間と呼び、フォトダイオード51から信号を垂直信号線62に出力し、出力した信号の雑音を抑圧する期間を水平ブランキング期間と呼ぶ。また、水平ブランキング期間と水平有効期間とを合わせて、1水平期間と呼ぶ。1水平期間は、実際に1行分の信号を読み出すために要する時間である。センサ全体から信号を読み出すために要する時間を1フレーム期間と呼ぶ。図6に示すように、フォトダイオード51に蓄積される信号電荷の量は、転送ゲート52に印加される転送パルスの時間間隔で定まる。また、転送パルスの時間間隔は、1フレーム期間で一定である。このため、フォトダイオード51の感度は、一定になる。
【0008】
図5に示すセンサでは、4個のトランジスタ(転送ゲート52、増幅トランジスタ54、リセットトランジスタ55、およびアドレストランジスタ56)によって、各感光セルが構成されている。これに対して、最近、センサの小型化のために、3個のトランジスタで各感光セルを構成したセンサが考案されている。この新しく考案されたセンサは、図5に示すセンサからアドレストランジスタ56を除去した上で、感光セルの電源を共通化した構成を有している。このセンサから信号を読み出すためには、各感光セルにパルス状の電源電圧を供給する必要がある。
【0009】
なお、図5に示すセンサの駆動方法は、例えば、特許文献1に記載されている。また、特許文献2には、フォトダイオードの1行分の信号を1水平期間内で平均的に出力するための駆動方法が記載されている。
【0010】
【特許文献1】
特開平9−247537号公報
【特許文献2】
特開平2001−45375号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、各感光セルを3個のトランジスタで構成したセンサには、電源をパルス駆動することに伴い、以下のような問題が発生する。第1に、電源がすべての感光セルに接続され、選択された感光セルだけでなくセンサ全体が駆動されるので、センサ全体の動作に影響が生じる。第2に、ハイレベル時の電源電圧はセンサの動作に影響を与えないが、ローレベル時の電源電圧が選択されていない感光セルの動作に影響を与える。第3に、電源をパルス駆動すること自体が、センサ全体に様々な影響を与える。
【0012】
ここでは、上記第3の問題点に着目する。センサに含まれる画素は、半導体基板内の奥深くで発生する電荷がフォトダイオードに流れ込むことを防止するために、図7に断面を示すように、n型基板上のp型ウェル内に形成される場合がある。図7に示すセンサでは、n型基板81上のp型ウェル82の表面部分に、各種トランジスタの電極端子83が形成されている。
【0013】
このようなセンサでは、図7に模式的に示すように、p型ウェル82の抵抗84の値が大きくなり、これに伴い、p型ウェル82の時定数も大きくなる。このため、電源をパルス駆動した場合には、電源電圧が変化した直後では、p型ウェル82の電位が、電源の供給場所からの距離などに応じて画素ごとに異なることがある。このような現象が発生すると、センサから出力される信号電圧は画素ごとにばらつき、その結果、再生画像に雑音が発生する。
【0014】
それ故に、本発明は、各感光セルを3個のトランジスタで構成したセンサから、雑音の少ない再生画像を読み出すための固体撮像装置の駆動方法を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
第1の発明は、半導体基板上に、少なくとも光電変換手段、増幅手段を設けたセルを2次元上に配列した感光領域とセルと電気的に接続した雑音抑圧手段と雑音抑圧手段と電気的に接続した水平読み出し手段とを備え、水平読み出し手段を介して信号が読みだされている第1の水平期間とそれ以外の第2の水平期間がある固体撮像装置の駆動方法において、感光領域に与える電源電圧は第2の水平期間にローレベルの電位からハイレベルの電位とし、第2の水平期間から第1の水平期間へ移行時はハイレベルの電位を保持することを特徴とする。
このような第1の発明によれば、電源ラインが変化した後、雑音抑圧処理を始めるまでに、時間Tを確保することができる。時間Tを、センサの基板の時定数に対して十分長くすることにより、雑音抑圧処理を行うときのセンサの基板の電位を各画素においてほぼ一定とすることができる。したがって、センサから雑音の少ない美しい再生画像を読み出すことができる。
第2の発明は、セルは信号電荷転送手段、信号電荷排出手段を備え、第2の水平期間は順次、第1副と第2副と第3副の期間を備え、第1副の期間に信号電荷排出手段に与えるパルスの立上げと立下げからなる第1動作と、信号電荷転送手段に与えるパルスの立上げと立下げからなる第2動作と、第1副の期間あるいは第2副の期間に信号電荷排出手段に与えるパルスの立上げを行う第3動作と、第2副の期間に信号電荷排出手段に与えられたパルスの立下げを行う第4動作と、を順次行い、感光領域に与える電源電圧は第1副の期間はハイレベルの電位とし第2副の期間はローレベルの電位とし第3副の期間は再びハイレベルの電位とし、さらに第3副の期間に続く第1の水平期間もハイレベルの電位を保持することを特徴とする。
第3の発明は、第1副の期間の第2動作により読み出された信号を雑音抑圧手段に出力し、さらに雑音抑圧手段に与えるパルスの立上げと立下げのあとに第2副の期間となることを特徴とする。
【0016】
第4の発明は、感光領域が、n型基板上のp型ウェル内に形成されていることを特徴とする。
このような第4の発明によれば、水平ブランキング期間内に電源をパルス駆動する方法では再生画像に雑音が発生しやすい、n型基板上のp型ウェル内に形成された感光領域を備えた固体撮像装置から、雑音の少ない美しい再生画像を読み出すことができる。
【0017】
第5の発明は、感光領域の対角長が、8ミリメートル以上であることを特徴とする。
このような第5の発明によれば、水平ブランキング期間内に電源をパルス駆動する方法では再生画像に雑音が発生しやすい、比較的大規模な固体撮像装置から、雑音の少ない美しい再生画像を読み出すことができる。
第6の発明は、信号電荷転送手段および信号電荷排出手段を駆動する垂直選択手段と増幅手段の出力を読み出す同じ列に配列した複数の垂直信号線と水平読み出し手段を駆動する水平選択手段とを備える。
【0018】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施形態に係るセンサの回路図である。図1に示すセンサは、m×nのマトリックス状に配列された感光セル(破線で囲んだ部分)、電源ライン10、垂直シフトレジスタ11、n本の垂直信号線12−1〜n、n個の負荷トランジスタ13−1〜n、雑音抑圧回路14、n個の水平トランジスタ、および水平シフトレジスタ16を備えている。各感光セルは、フォトダイオード1、転送ゲート2、フローティング拡散層部3、増幅トランジスタ4、およびリセットトランジスタ5を含んでいる。この感光セルは、3個のトランジスタ(転送ゲート2、増幅トランジスタ4、およびリセットトランジスタ5)を含み、アドレストランジスタを含まないことを特徴とする。実際のセンサにおけるmおよびnの値は、数十から数千程度である。
【0019】
m×n個の感光セルは、半導体基板上に形成される。より詳細には、感光セルは、p型基板上、または、n型基板上のp型ウェル(P-well)内に形成される。各感光セルにおいて、フォトダイオード1は、入射光を光電変換し、得られた信号電荷を蓄積する。転送ゲート2は、フォトダイオード1とフローティング拡散層部3との間に設けられ、フォトダイオード1に蓄積された信号電荷をフローティング拡散層部3に転送する。フローティング拡散層部3は、フォトダイオード1から転送された信号電荷を一時的に蓄積する。増幅トランジスタ4は、フローティング拡散層部3に蓄積された信号電荷を増幅する。リセットトランジスタ5は、フローティング拡散層部3に蓄積された信号電荷をリセットする。
【0020】
感光セルが配列された感光領域には、電源ライン10および垂直信号線12−1〜nに加えて、2組のm本の信号線17−1〜m、18−1〜mが配線される。電源ライン10は、増幅トランジスタ4のドレインに共通して接続される。本実施形態では、電源ライン10は、すべての感光セルに含まれる増幅トランジスタ4およびリセットトランジスタ5のドレインに共通して接続され、電源ライン10の他端にある電源供給端子20から、すべての感光セルに対して、パルス状の電源電圧VddCが印加されるものとする。なお、図1では、すべての感光セルが1本の電源ライン10に接続されているが、感光セルに共通した電源を供給するために、電源ラインを2本以上使用してもよい。
【0021】
垂直信号線12−1〜nは、感光セルの各列に対して設けられる。垂直信号線12〜1〜nは、それぞれ、同じ列に配列された感光セルに含まれる増幅トランジスタ4および負荷トランジスタ13−1〜nと、雑音抑圧回路14とを接続する。信号線17−1〜m、18−1〜mは、垂直シフトレジスタ11の出力信号線であり、感光セルの各行に対して設けられる。信号線17−1〜mは、それぞれ、同じ行に配列された感光セルに含まれる転送ゲート2のゲートを接続する。信号線18−1〜mは、それぞれ、同じ行に配列された感光セルに含まれるリセットトランジスタ5のゲートを接続する。
【0022】
垂直シフトレジスタ11は、以下に示すように、垂直ドライバ回路として動作する。垂直シフトレジスタ11は、電源ラインVddCがハイレベルであるときに、同じ行に配列された感光セルに含まれる転送ゲート2を同時に駆動する。また、垂直シフトレジスタ11は、電源ラインVddCがハイレベルであるときに、転送ゲート2の駆動タイミングとは異なるタイミングで、同じ行に配列された感光セルに含まれるリセットトランジスタ5を同時に駆動する。負荷トランジスタ13−1〜nは、それぞれ、垂直信号線12−1〜nに接続され、行方向に並べて配列される。雑音抑圧回路14は、垂直信号線12−1〜nに接続され、増幅トランジスタ4から出力された信号を取り込み、取り込んだ信号の雑音成分を除去する。水平トランジスタ15−1〜nは、行方向に並べて配列される。各水平トランジスタ15−1〜nには、雑音抑圧回路14から出力されたn本の信号がそれぞれ入力される。水平シフトレジスタ16は、水平ドライバ回路として動作する。すなわち、水平シフトレジスタ16は、水平トランジスタ15−1〜nを順次選択的に動作させる。これにより、雑音抑圧回路14から出力されたn本の信号は、出力端子21から順次出力される。
【0023】
図2は、雑音抑圧回路14の詳細を説明するための図である。雑音抑圧回路14は、図2(a)に示すように、n個のサンプルホールドトランジスタ31−1〜n、n個のクランプ容量32−1〜n、n個のクランプトランジスタ33−1〜n、およびn個のサンプルホールド容量34−1〜nを含んでいる。雑音抑圧回路14は、図5に示した雑音抑圧回路とサンプルホールドトランジスタ31−1〜nの位置が異なるが、図5に示した雑音抑圧回路とほぼ同様に動作する。サンプルホールドトランジスタ31−1〜nのゲートには、制御端子22から入力されるサンプルホールド制御信号が印加される。同様に、クランプトランジスタ33−1〜nのゲートには、制御端子23から入力されるクランプ制御信号が印加される。これら2本の制御信号は、図2(b)に示すように変化する。2本の制御信号がともにハイレベルである期間が雑音出力期間となり、サンプルホールド制御信号がハイレベルで、クランプ制御信号がローレベルである期間が信号出力期間となる。
【0024】
以下、図3および図4を参照して、図1に示すセンサの駆動方法を説明する。図3は、参考例に係る駆動方法を示すタイミングチャートである。図3に示す駆動方法は、従来の駆動方法(図6)を、図1に示すセンサの構成に応じて変形したものである。図4は、本発明の実施形態に係る駆動方法を示すタイミングチャートである。図4に示す駆動方法は、センサから雑音の少ない美しい再生画像を読み出すために、新規に考案されたものである。
【0025】
本実施形態に係る駆動方法と参考例に係る駆動方法とは、各水平期間ごとに電源ライン10を駆動するステップと、垂直シフトレジスタ11によって、m×n個のフォトダイオード1から1行分の信号を読み出すステップと、水平シフトレジスタ16によって、読み出した1行分の信号を順次出力するステップとを備える点で共通する。これら2つの駆動方法の相違点は、図3および図4に示すように、電源電圧VddCの供給タイミングにある。
【0026】
まず、参考例に係る駆動方法(図3)を説明する。参考例に係る駆動方法では、各水平期間の開始時点において、電源電圧VddCはローレベルである。すなわち、各水平期間の開始時点では、電源ライン10は駆動されていない。1行目の感光セルから信号を取り出すためには、まず、電源電圧VddCがハイレベルに制御される。これにより、すべての感光セルにおいて、転送ゲート2およびリセットトランジスタ5のドレインがハイレベルになる。次に、電源ライン10が駆動されている間に、垂直シフトレジスタ11が、信号線18−1を所定の時間だけハイレベルにする。これにより、リセットトランジスタ5a、5bを始め、1行目の感光セルに含まれるリセットトランジスタ5のゲート電位はハイレベルとなり、これらリセットトランジスタ5はON状態となる。このとき、増幅トランジスタ4a、4bを始め、1行目の感光セルに含まれる増幅トランジスタ4も動作状態となる。同時に、フローティング拡散層部3a、3bを始め、1行目の感光セルに含まれるフローティング拡散層部3に蓄積された信号電荷をリセットしたときの雑音出力が、垂直信号線12−1〜nに現れる。
【0027】
次に、電源ライン10が駆動されている間に、垂直シフトレジスタ11が、信号線17−1を所定の時間だけハイレベルにする。これにより、転送ゲート2a、2bを始め、1行目の感光セルに含まれる転送ゲート2のゲート電位はハイレベルとなり、これら転送ゲート2はON状態となる。このとき、フォトダイオード1a、1bを始め、1行目の感光セルに含まれるフォトダイオード1に蓄積された信号電荷は、各感光セルに含まれるフローティング拡散層部3に読み出され、読み出された信号電荷に対応した信号出力が、垂直信号線12−1〜nに現れる。
【0028】
このようにして、垂直信号線12−1〜nには、雑音電圧が現れた後、信号電圧と雑音電圧との和が現れる。雑音抑圧回路14は、従来の雑音抑圧回路と同様に動作し、垂直信号線12−1〜nに出力された信号の雑音を抑圧する。雑音抑圧回路14から出力されたn本の信号は、それぞれ、水平トランジスタ15−1〜nに入力される。
【0029】
雑音抑圧回路14が動作した後、電源電圧VddCは、ローレベルに変化する。次に、電源ライン10が駆動されていない間に、垂直シフトレジスタ11が、信号線18−1を所定の時間だけハイレベルにする。これにより、フローティング拡散層部3a、3bを始め、1行目の感光セルに含まれるフローティング拡散層部3に蓄積された信号電荷は、リセットされる。また、増幅トランジスタ4a、4bを始め、1行目の感光セルに含まれる増幅トランジスタ4は、次に選択されるまで非動作状態となる。
【0030】
水平シフトレジスタ16は、水平トランジスタ15−1〜nのゲートに接続されるn本の出力信号を出力する。水平シフトレジスタ16は、n本の出力信号を選択的にハイレベルにすることにより、水平トランジスタ15−1〜nを順次選択的にON状態に制御する。これにより、フォトダイオード1a、1bを始め、1行目のフォトダイオード1に蓄積されていた信号電荷に対応する信号が、出力端子21から順次出力される。
【0031】
次に、2行目の感光セルから信号を取り出すために、2行目の感光セルについて、1行目の場合と同様の操作が行われる。これにより、フォトダイオード1c、1dを始め、2行目の感光セルに蓄積されていた信号電荷に対応する信号が、出力端子21から順次出力される。以下、3行目からm行目の感光セルについても、同様の操作が行われる。なお、図3に示す水平ブランキング期間、水平有効期間、1水平期間、および1フレーム期間の定義、並びにフォトダイオード1の感度が一定になる点は、従来のセンサと同じである。
【0032】
次に、本実施形態に係る駆動方法(図4)を説明する。上述したように、本実施形態に係る駆動方法と参考例に係る駆動方法とは、電源電圧VddCの供給タイミングが相違する。本実施形態に係る駆動方法では、参考例に係る駆動方法とは異なり、各水平期間の開始時点では、電源電圧VddCはハイレベルである。電源電圧VddCは、信号線17−1〜mのいずれかが一旦ハイレベルとなり、その後ローレベルとなった後の所定の時点まで、ハイレベルに保たれる。
【0033】
1行目の感光セルから信号を取り出すためには、水平ブランキング期間内で電源ライン10が駆動されている間に、垂直シフトレジスタ11が、信号線18−1を所定の時間だけハイレベルにする。これにより、参考例に係る駆動方法の場合と同様に、フローティング拡散層部3a、3bを始め、1行目の感光セルに含まれるフローティング拡散層部3に蓄積された信号電荷をリセットしたときの雑音出力が、垂直信号線12−1〜nに現れる。
【0034】
次に、水平ブランキング期間内で電源ライン10が駆動されている間に、垂直シフトレジスタ11が、信号線17−1を所定の時間だけハイレベルにする。これにより、参考例に係る駆動方法の場合と同様に、フォトダイオード1a、1bを始め、1行目の感光セルに含まれるフォトダイオード1に蓄積された信号電荷は、各感光セルに含まれるフローティング拡散層部3に読み出され、読み出された信号電荷に対応した信号出力が、垂直信号線12−1〜nに現れる。
【0035】
雑音抑圧回路14は、従来の雑音抑圧回路と同様に動作し、垂直信号線12−1〜nに出力された信号の雑音を抑圧する。雑音抑圧回路14から出力されたn本の信号は、それぞれ、水平トランジスタ15−1〜nに入力される。
【0036】
雑音抑圧回路14が動作した後、電源電圧VddCは、ローレベルに変化する。次に、電源ライン10が駆動されていない間に、垂直シフトレジスタ11が、信号線18−1を所定の時間だけハイレベルにする。これにより、フローティング拡散層部3a、3bを始め、1行目の感光セルに含まれるフローティング拡散層部3に蓄積された信号電荷は、リセットされる。また、増幅トランジスタ4a、4bを始め、1行目の感光セルに含まれる増幅トランジスタ4は、次に選択されるまで非動作状態となる。
【0037】
水平シフトレジスタ16は、参考例に係る駆動方法の場合と同様に、フォトダイオード1a、1bを始め、1行目のフォトダイオード1に蓄積されていた信号電荷に対応する信号を、出力端子21から順次出力する。
【0038】
参考例に係る駆動方法(図3)では、一旦ローレベルとなった電源電圧VddCが次にハイレベルとなるのは、次の水平期間の水平ブランキング期間においてである。これに対して、本実施形態に係る駆動方法(図4)では、一旦ローレベルとなった電源電圧VddCは、同じ水平期間の水平ブランキング期間内に再びハイレベルとなる。その後、電源電圧VddCは、当該水平期間の残りの期間ではハイレベルに保たれ、引き続き、次の水平期間において、信号線17−1が一旦ハイレベルとなり、その後ローレベルとなった後の所定の時点まで、ハイレベルに保たれる。このため、水平有効期間における電源電圧は、参考例に係る駆動方法ではローレベルに保たれるが、本実施形態に係る駆動方法ではハイレベルに保たれる。
【0039】
次に、2行目からm行目の感光セルから信号を取り出すために、2行目からm行目の感光セルについて、1行目の場合と同様の操作が行われる。なお、図4に示す水平ブランキング期間、水平有効期間、1水平期間、および1フレーム期間の定義、並びにフォトダイオード1の感度が一定になる点は、従来のセンサと同じである。
【0040】
このように、本実施形態に係る駆動方法は、(1)各水平期間を水平ブランキング期間と水平有効期間とに分割し、水平ブランキング期間を時間の経過に従って第1ないし第3の期間に分割したときに、電源ライン10を、第1および第3の期間並びに水平有効期間ではハイレベルに、第2の期間ではローレベルになるように駆動するステップと、(2)垂直シフトレジスタ11によって、各水平期間ごとに、順次異なる行を選択し、選択した行に配列された感光セルについて、第1の期間内にリセットトランジスタ5と転送ゲート2を相次いで動作させた後、第2の期間内にリセットトランジスタ5を動作させるステップと、(3)水平シフトレジスタ16によって、各水平期間ごとに、雑音抑圧回路14の出力を順次出力させるステップとを備える。あるいは、上記(1)のステップは、ある行に含まれる感光セルから信号電圧を読み出すために、電源ライン10を、当該行より1つ前の行の水平期間の水平ブランキング期間内の所定の時点からハイレベルとなるようにパルス駆動するステップと言い替えることもできる。
【0041】
以下、参考例に係る駆動方法と対比して、本実施形態に係る駆動方法の効果を説明する。参考例に係る駆動方法では、電源電圧VddCがハイレベルとなった後、信号線18がハイレベルとなるまでに、わずかな時間t(図3を参照)しか確保できない。このため、雑音抑圧処理を行うとき(各水平期間において最初に信号線18をハイレベルし、その後、信号線17をハイレベルにするとき)のセンサの基板電位が、電源の供給場所からの距離などに応じて画素ごとに異なることがある。このため、雑音抑圧後の信号電圧としてセンサから出力される信号電圧も画素ごとにばらつき、再生画像に雑音が発生する。この雑音は、例えば、n型基板上のp型ウェル内に形成された、比較的大規模なセンサ(例えば、感光領域の対角長が8ミリメートル以上のセンサ)において観測される。
【0042】
これに対して、本実施形態に係る駆動方法では、電源電圧VddCは、ローレベルとなった水平期間の水平ブランキング期間内で再びハイレベルとなる。このため、電源電圧VddCがハイレベルとなった後、信号線18にハイレベルとなるまでに、少なくとも水平有効期間より長い時間T(図4を参照)を確保することができる。したがって、時間Tがセンサの基板の時定数に対して十分長ければ、雑音抑圧処理を行うときのセンサの基板電位は、各画素においてほぼ一定となる。よって、雑音抑圧後の信号電圧としてセンサから出力される信号電圧も各画素においてほぼ一定となり、再生画像に雑音が発生することを防止することができる。その結果、本実施形態に係る駆動方法によれば、各感光セルを3個のトランジスタで構成したセンサから、雑音の少ない美しい画像を読み出すことができる。この効果は、n型基板上のp型ウェル内に形成された、比較的大規模なセンサ(例えば、感光領域の対角長が8ミリメートル以上のセンサ)において、特に顕著である。
【0043】
具体例を挙げると、n型基板上のp型ウェル内に形成された、感光領域の対角長が16ミリメートル程度のセンサにおけるp型ウェルの時定数は、約20マイクロ秒である。一方、一般的なテレビ周波数規格では、水平ブランキング期間は約10マイクロ秒であり、水平有効期間は約53マイクロ秒である。本実施形態に係る駆動方法によれば、上記時間Tを少なくとも水平有効期間より長く確保できるので、時間Tはp型ウェルの時定数に対して十分大きいと言える。したがって、本実施形態に係る駆動方法によれば、n型基板上のp型ウェル内に形成された、感光領域の対角長が16ミリメートル程度のセンサについても、雑音抑圧処理を行うときのセンサの基板電位を各画素においてほぼ一定とし、センサから雑音の少ない美しい画像を読み出すことができる。
【0044】
なお、本実施形態に係る駆動方法では、電源電圧VddCがローレベルとなった後、信号線18がハイレベルとなるまでの時間S(図4を参照)が、参考例に係る駆動方法よりも短くなる。このため、フローティング拡散層部3に蓄積された信号をリセットするとき(各水平期間において2回目に信号線18をハイレベルとするとき)に、センサの基板電位が、電源の供給箇所からの距離などに応じて画素ごとに異なることがある。ところが、信号電荷のリセット時にセンサの基板電位が画素ごとに異なっていても、この時点でリセットトランジスタ2をOFF状態に制御できればよいため、基板電位のばらつきが再生画像の画質に与える影響は小さい。したがって、時間Sが参考例に係る駆動方法より短いことが、再生画像の画質に影響を及ぼすことはない。
【0045】
また、本実施形態に係る駆動方法では、電源電圧VddCは、ローレベルとなった水平期間の水平有効期間ではなく、それより前の水平ブランキング期間内で再びハイレベルとなる。この理由は、信号電圧を出力する水平有効期間内で電源電圧VddCを変化させると、電源電圧の変動に伴い、再生画像に雑音が発生するからである。
【0046】
以上に示すように、本実施形態に係る駆動方法によれば、電源電圧VddCがハイレベルとなった後、雑音抑圧処理を始めるまでに、センサの基板の時定数に対して十分長い時間Tを確保することができる。これにより、雑音抑圧処理を行うときのセンサの基板電位を各画素においてほぼ一定とし、センサから雑音の少ない美しい再生画像を読み出すことができる。
【0047】
なお、本実施形態に係る駆動方法は、n型基板上のp型ウェル内に上に形成された、比較的大規模なセンサに対して効果的であるが、p型基板上に形成されたセンサや、中規模以下のセンサにも適用できることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るセンサの回路図
【図2】本発明の実施形態に係るセンサの雑音抑圧回路の詳細を示す図
【図3】本発明の参考例に係るセンサの駆動方法を示すタイミングチャート
【図4】本発明の実施形態に係るセンサの駆動方法を示すタイミングチャート
【図5】従来のセンサの回路図
【図6】従来のセンサの駆動方法を示すタイミングチャート
【図7】センサの断面図
【符号の説明】
1…フォトダイオード
2…転送ゲート
3…フローティング拡散層部
4…増幅トランジスタ
5…リセットトランジスタ
10…電源ライン
11…垂直シフトレジスタ
12…垂直信号線
13…負荷トランジスタ
14…雑音抑圧回路
15…水平トランジスタ
16…水平シフトレジスタ
VddC…電源電圧
Claims (5)
- 半導体基板上に、少なくとも光電変換手段、増幅手段を設けたセルを2次元状に配列した感光領域と前記セルと電気的に接続した雑音抑圧手段と前記雑音抑圧手段と電気的に接続した水平読み出し手段とを備え、前記水平読み出し手段を介して信号が読みだされている第1の水平期間とそれ以外の第2の水平期間がある固体撮像装置の駆動方法において、
前記感光領域に与える電源電圧は前記第2の水平期間にローレベルの電位からハイレベルの電位とし、前記第2の水平期間から前記第1の水平期間への移行時は前記ハイレベルの電位を保持し、
前記セルは信号電荷転送手段、信号電荷排出手段を備え、前記第2の水平期間は順次、第1副と第2副と第3副の期間を備え、
前記第1副の期間に前記信号電荷排出手段に与えるパルスの立上げと立下げからなる第1動作と、前記信号電荷転送手段に与えるパルスの立上げと立下げからなる第2動作とを順次行い、前記第2副の期間に前記信号電荷排出手段に与えるパルスの立上げを行う第3動作と、前記信号電荷排出手段に与えられたパルスの立下げを行う第4動作とを順次行い、
前記感光領域に与える前記電源電圧は、前記第1副の期間は前記ハイレベルの電位とし、前記第2副の期間は前記ローレベルの電位とし、前記第3副の期間は再び前記ハイレベルの電位とし、さらに前記第3副の期間に続く前記第1の水平期間も前記ハイレベルの電位を保持することを特徴とする固体撮像装置の駆動方法。 - 前記第1副の期間の前記第2動作により読み出された信号を前記雑音抑圧手段に出力し、さらに前記雑音抑圧手段に与えるパルスの立上げと立下げのあとに前記第2副の期間となることを特徴とする請求項1に記載の固体撮像装置の駆動方法。
- 前記感光領域がn型基板上のp型ウェル内に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の固体撮像装置の駆動方法。
- 前記感光領域の対角長が8ミリメートル以上であることを特徴とする請求項1または2に記載の固体撮像装置の駆動方法。
- 前記信号電荷転送手段および前記信号電荷排出手段を駆動する垂直選択手段と、前記増幅手段の出力を読み出す複数の垂直信号線と、前記水平読み出し手段を駆動する水平選択手段とを備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の固体撮像装置の駆動方法。
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