JP4155952B2 - パターン分析に基づく動きベクトル補正装置及びその方法 - Google Patents

パターン分析に基づく動きベクトル補正装置及びその方法 Download PDF

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Description

本発明は、パターン分析に基づく動きベクトル補正装置及びその方法に関し、さらに詳細には、動き推定対象であるブロックのパターン如何を判断して既推定された動きベクトルを補正する動きベクトル補正装置及びその方法に関する。
FRC(Frame Rate up−Conversion)、IPC(Interaced to Progressive Conversion)などのような映像処理において、映像フレーム間の動き推定は必需的に行われている。動き推定は動き補償のために動きベクトルを推定することであって、一般にブロックマッチングアルゴリズム(以下、「BMA」と記す)を利用して推定される。
BMAは連続入力される2枚のフレーム/フィールドをブロック単位に比較してブロック当たり1つの動きベクトルを推定する。この場合、動きベクトルは既に公知された動き予測誤差値、例えば、SAD(絶対差の和)値を利用して推定される。そして、動き補償過程では推定された動きベクトルを利用して動き補償を行う。
しかし、従来の動き推定において、ブロック別に推定された各々の動きベクトルは不正確に推定される場合が発生する。特に、図1Aに示すように、同じ映像が周期的に繰り返される実際周期パターン映像は、BMAだけでは正確な動きベクトルが推定し難い。周期パターンは、所定映像が一定間隔に繰り返されるパターンであって、階段、縞馬、窓の格子などを例に上げることができる。
したがって、周期パターン映像において、BMAにより推定された動きベクトルを利用して動き補償を行うようになれば、図1Bに示すように、補間フレーム/フィールド映像ではブロックアーティファクトが発生する。ブロックアーティファクトは隣接したブロック間の境界が不連続的に見える現象であって、視覚的に目に障る映像を提供し、画質低下を招く。このようなブロックアーティファクトは、周辺ブロックとの相関性を考慮しない状態で推定された動きベクトルを利用してブロック別に動き補償を行なうことによって発生する。
本発明は上述した問題点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、所定ブロックの動きベクトルが不正確に推定されて発生するブロックアーティファクト現象を改善するために所定ブロックのパターン如何を判断し、ブロック間の相関性を考慮して動きベクトルを補正できるパターン分析に基づく動きベクトル補正装置及びその方法を提供するところである。
前記のような技術的課題を解決するため、本発明に係るパターン分析に基づく動きベクトル補正装置は、現在フレーム/フィールドの現在ブロックと以前フレーム/フィールドに設定される所定の探索領域とを比較して複数の動き予測誤差値を算出した後、前記複数の動き予測誤差値に基づいて前記現在ブロックの仮動きベクトルを推定する動き推定部と、算出された前記動き予測誤差値を分析して、前記現在ブロックがパターン映像であるか否かを判断するパターン判断部と、前記現在ブロックが前記パターン映像であると判断された場合、前記複数の動き予測誤差値を利用して前記現在ブロックの補正動きベクトルを出力する動き補正部と、前記パターン判断部の結果によって、前記動き推定部で推定された前記仮動きベクトル及び前記動き補正部で補正された前記補正動きベクトルのいずれかを最終動きベクトルとして選択する動きベクトル選択部とを備える。
さらに詳細には、前記動き推定部は、所定の大きさのブロックに分割された前記現在フレーム/フィールドの中で前記現在ブロックと前記探索領域に対してブロックマッチング方式を適用して、前記複数の動き予測誤差値を算出する動き予測誤差算出部と、算出された前記複数の動き予測誤差値の中で最小動き予測誤差値を有する位置から前記現在ブロックの前記仮動きベクトルを推定する動きベクトル推定部とを備える。
好ましくは、前記パターン判断部は、前記複数の動き予測誤差値に対して累積投射を行って、複数の投射値を生成する累積投射部と、複数の前記投射値の中で所定の第1及び第2投射値の間に位置し、前記第1及び第2投射値より小さな少なくとも1つの投射局部の最小値の個数を確認する投射値確認部と、前記複数の投射値の中で順次的に発生する前記投射局部の最小値を少なくとも1つ含む周期の繰り返し回数を算出し、前記探索領域の長さを前記周期の繰り返し回数で割り算して前記周期を算出する周期算出部と、確認された前記投射局部の最小値の個数及び算出された前記周期の繰り返し回数を分析して、前記現在ブロックがパターン映像であるか否かを判断するパターン判別部とを備える。
また、前記累積投射の遂行部は、前記複数の動き予測誤差値に対して垂直方向に累積投射を行うことにより、複数の垂直投射値を生成する垂直投射部と、前記複数の動き予測誤差値に対して水平方向に累積投射を行うことにより、複数の水平投射値を生成する水平投射部とを備える。
また、前記投射値確認部は、生成された前記複数の垂直投射値の中で、所定の第1及び第2垂直投射値の間に位置し、前記第1及び第2垂直投射値より小さな垂直投射局部の最小値の個数を確認する垂直投射値確認部と、生成された前記複数の水平投射値の中で、所定の第1及び第2水平投射値の間に位置し、前記第1及び第2水平投射値より小さな水平投射局部の最小値の個数を確認する水平投射値確認部とを備える。
また、前記周期算出部は、前記複数の垂直投射値の中で、順次的に発生する前記垂直投射局部の最小値を少なくとも1つ含む垂直周期の繰り返し回数を算出する垂直周期算出部と、前記複数の水平投射値の中で、順次的に発生する前記水平投射局部の最小値を少なくとも1つ含む水平周期の繰り返し回数を算出する水平周期算出部とを備える。
好ましくは、前記垂直周期算出部及び前記水平周期算出部は、次の式により前記垂直及び水平周期の繰り返し回数を算出する。
Figure 0004155952

ここで、γは前記垂直周期の繰り返し回数、Lv、aは前記複数の垂直投射値の中で、隣接した2垂直投射値の間の絶対差を全て加算した垂直投射長さ、Lv、pは前記複数の垂直投射値の中で最大及び最小垂直投射値の絶対差、γは前記水平周期の繰り返し回数、Lh、aは前記複数の水平投射値の中で隣接した2水平投射値の間の絶対差を全て加算した水平投射の長さ、Lh、Pは前記複数の水平投射値の中で最大及び最小水平投射値の絶対差である。
また、前記垂直周期算出部は、前記探索領域の水平長さを前記垂直周期の繰り返し回数で割り算して前記パターン映像の垂直周期を算出し、前記水平周期算出部は、前記探索領域の垂直長さを前記水平周期の繰り返し回数で割り算して前記パターン映像の水平周期を算出する。
詳細には、前記パターン判別部は、前記投射局部の最小値の個数が少なくても2つであり、前記周期繰り返し回数が設定された所定の第1しきい値以上であれば、前記現在ブロックはパターン映像であると判断する。
さらに詳細には、前記パターン映像であると判断された場合、前記探索領域の中心から最短距離に隣接した誤差局部の最小値の位置によって、前記パターン映像が前記現在ブロックの動きが零(0)である静的パターン映像と前記現在ブロックの動きにより発生した動的パターン映像のうち、いずれかであるかを分類するパターン分類部をさらに備える。
また、前記パターン分類部は、前記複数の動き予測誤差値の中で所定の第1及び第2誤差値の間に位置し、前記第1及び第2誤差値より小さな少なくとも1つの誤差局部の最小値の中で、前記探索領域の中心から最短距離に位置した誤差局部の最小値と前記周期算出部により算出された前記周期とを比較することにより、前記パターン映像を分類する。
また、前記パターン分類部は、次の条件を満足すれば前記パターン映像が前記静的パターン映像であると判断する。
Figure 0004155952

ここで、uは前記最短距離に位置した誤差局部の最小値の位置、αは所定定数、pは前記周期算出部により算出された周期である。
さらに詳細には、前記動き補正部は、前記静的パターン映像に分類された場合、前記探索領域の中心から最短距離に位置した誤差局部の最小値に対応される位置から前記補正動きベクトルを推定して出力する静的動き補正部と、前記動的パターン映像に分類された場合、前記現在ブロックに隣接した周辺ブロックの動きベクトルの平均ベクトルを算出する平均ベクトル算出部と、少なくとも1つの前記誤差局部の最小値の中で算出された前記平均ベクトルと最短距離に位置した誤差局部の最小値の位置から前記補正動きベクトルを推定して出力する動的動き補正部とを備える。
また、前記パターン判断部で前記パターン映像であると判断されれば、前記動きベクトル選択部は、前記動き補正部で推定された前記補正動きベクトルを前記最終動きベクトルとして選択する。
好ましくは、前記パターン分類部で前記パターン映像が前記静的パターン映像に分類されれば、前記動きベクトル選択部は、前記静的動き補正部で推定された補正動きベクトルを選択し、前記動的パターン映像に分類されれば、前記動きベクトル選択部は、前記動的動き補正部で推定された補正動きベクトルを選択する。
好ましくは、前記第1及び第2動き予測誤差値は、SAD、MAD(平均絶対差)及びMSE(平均平方誤差)のいずれかにより算出される。
一方、上述した技術的課題を解決するための本発明に係るパターン分析に基づく動きベクトル補正方法は、現在フレーム/フィールドの現在ブロックと以前フレーム/フィールドとに設定される所定の探索領域とを比較して、複数の動き予測誤差値を算出した後、前記複数の動き予測誤差値に基づいて前記現在ブロックの仮動きベクトルを推定する動き推定ステップと、算出された前記動き予測誤差値を分析して、前記現在ブロックがパターン映像であるか否かを判断するパターン判断ステップと、前記現在ブロックが前記パターン映像であると判断された場合、前記複数の動き予測誤差値を利用して前記現在ブロックの補正動きベクトルを出力する動き補正ステップと、前記パターン判断ステップの結果により、前記動き推定ステップで推定された前記仮動きベクトル及び前記動き補正ステップで補正された前記補正動きベクトルのいずれかを最終動きベクトルとして選択する動きベクトル選択ステップとを備える。
さらに詳細には、前記動き推定ステップは、所定大きさのブロックに分割された前記現在フレーム/フィールドの中で前記現在ブロックと前記探索領域とに対してブロックマッチング方式を適用して、前記複数の動き予測誤差値を算出する動き予測誤差算出ステップと、算出された前記複数の動き予測誤差値の中で最小動き予測誤差値を有する位置から前記現在ブロックの前記仮動きベクトルを推定する動きベクトル推定ステップとを備える。
また、前記パターン判断ステップは、前記複数の動き予測誤差値に対して累積投射を行って、複数の投射値を生成する累積投射ステップと、複数の前記投射値の中で所定の第1及び第2投射値の間に位置し、前記第1及び第2投射値より小さな少なくとも1つの投射局部の最小値の個数を確認する投射値の確認ステップと、前記複数の投射値の中で順次的に発生する前記投射局部の最小値を少なくとも1つを含む周期の繰り返し回数を算出し、前記探索領域の長さを前記周期の繰り返し回数で割り算して前記周期を算出する周期算出ステップと、確認された前記投射局部の最小値の個数及び算出された前記周期繰り返し回数を分析して、前記現在ブロックがパターン映像であるか否かを判断するパターン判別ステップとを備える。
また、前記累積投射の遂行ステップは、前記複数の動き予測誤差値に対して垂直方向に累積投射を行って、複数の垂直投射値を生成する垂直投射ステップと、前記複数の動き予測誤差値に対して水平方向に累積投射を行って、複数の水平投射値を生成する水平投射ステップとを備える。
また、前記投射値の確認ステップは、生成された前記複数の垂直投射値の中で所定の第1及び第2垂直投射値の間に位置し、前記第1及び第2垂直投射値より小さな垂直投射局部の最小値の個数を確認する垂直投射値の確認ステップと、生成された前記複数の水平投射値の中で所定の第1及び第2水平投射値の間に位置し、前記第1及び第2水平投射値より小さな水平投射局部の最小値の個数を確認する水平投射値の確認ステップとを備える。
また、前記周期算出ステップは、前記複数の垂直投射値の中で、順次的に発生する前記垂直投射局部の最小値を少なくとも1つ含む垂直周期の繰り返し回数を算出する垂直周期算出ステップと、前記複数の水平投射値の中で、順次的に発生する前記水平投射局部の最小値を少なくとも1つ含む水平周期の繰り返し回数を算出する水平周期算出ステップと、を備える。
好ましくは、前記垂直周期算出ステップ及び前記水平周期算出ステップは、各々次の式により前記垂直及び水平周期の繰り返し回数を算出する。
Figure 0004155952

ここで、γは前記垂直周期の繰り返し回数、Lv、aは前記複数の垂直投射値の中で隣接した2垂直投射値の間の絶対差を全て加算した垂直投射の長さ、Lv、pは前記複数の垂直投射値の中で最大及び最小垂直投射値の絶対差、γは前記水平周期の繰り返し回数、Lh、aは前記複数の水平投射値の中で隣接した2水平投射値の間の絶対差を全て加算した水平投射の長さ、Lh、pは前記複数の水平投射値の中で最大及び最小水平投射値の絶対差である。
また、前記垂直周期算出ステップは、前記探索領域の水平長さを前記垂直周期の繰り返し回数で割り算して前記パターン映像の垂直周期を算出し、前記水平周期算出ステップは、前記探索領域の垂直長さを前記水平周期の繰り返し回数で割り算して前記パターン映像の水平周期を算出する。
前記パターン判別ステップは、前記投射局部の最小値の個数が少なくとも2つであり、前記周期繰り返し回数が設定された所定の第1しきい値以上であれば、前記現在ブロックはパターン映像であると判断する。
さらに詳細には、前記パターン判断ステップでパターン映像であると判断されれば、前記探索領域の中心から最短距離に隣接した誤差局部の最小値の位置により、前記パターン映像が前記現在ブロックの動きが零(0)である静的パターン映像及び前記現在ブロックの動きにより発生した動的パターン映像のうち、いずれかであるかを分類するパターン分類ステップをさらに備える。
また、前記パターン分類ステップは、前記複数の動き予測誤差値の中で所定の第1及び第2誤差値の間に位置し、前記第1及び第2誤差値より小さな少なくとも1つの誤差局部の最小値の中で、前記探索領域の中心から最短距離に位置した誤差局部の最小値と前記周期算出部により算出された前記周期とを比較して、前記パターン映像を分類する。
前記パターン分類ステップは、次の条件を満足すれば前記パターン映像が前記静的パターン映像であると判断する。
Figure 0004155952

ここで、uは前記最短距離に位置した誤差局部の最小値の位置、αは所定定数、pは前記周期算出部により算出された周期である。
さらに詳細には、前記動き補正ステップは、前記静的パターン映像に分類された場合、前記探索領域の中心から最短距離に位置した誤差局部の最小値に対応される位置から前記補正動きベクトルを推定して出力する静的動き補正ステップと、前記動的パターン映像に分類された場合、前記現在ブロックに隣接した周辺ブロック等の動きベクトル等の平均ベクトルを算出する平均ベクトル算出ステップと、少なくとも1つの前記誤差局部の最小値の中から算出された前記平均ベクトルと最短距離に位置した誤差局部の最小値の位置から前記補正動きベクトルを推定して出力する動的動き補正ステップとを備える。
また、前記パターン判断ステップで前記パターン映像であると判断されれば、前記動きベクトル選択ステップは、前記動き補正部で推定された前記補正動きベクトルを前記最終動きベクトルとして選択する。
また、前記パターン分類ステップで前記パターン映像が前記静的パターン映像に分類されれば、前記動きベクトル選択ステップは前記静的動き補正ステップで推定された補正動きベクトルを選択し、前記動的パターン映像に分類されれば、前記動きベクトル選択ステップは前記動的動き補正部で推定された補正動きベクトルを選択する。
本発明に係るパターン分析に基づく動きベクトル補正装置及びその方法によれば、正確な動きベクトルの推定が困難なパターン領域で動き予測誤差値に基づいてパターンを分析し、周辺ブロック間の相関性を利用して正確な動きベクトルを推定することが可能である。したがって、FRC、IPCなどに本発明を適用する場合、動きベクトルの推定エラーによって補間映像で発生するブロックアーティファクトのような画質低下現象を效果的に改善できる。
本発明の実施例を図面を参照に説明する。
図2は、本発明の好ましい実施の形態に係るパターン分析に基づく動きベクトル補正装置を概略的に示すブロック図であり、図3は、図2に設けられたパターン判断部をさらに詳細に示すブロック図である。
図2を参照すれば、パターン分析に基づく動きベクトル補正装置200は、動き推定部210、パターン判断部220、パターン分類部230、動き補正部240及び動きベクトル選択部250を備える。
動き推定部210は、動き予測誤差算出部212及び動きベクトル推定部214を備える。
動き予測誤差算出部212は、入力される現在フレーム/フィールド(以下、「現在フレーム」と記す)Fを所定大きさのブロックに分割し、各ブロックの動きベクトル(v)を推定する。詳細に説明すれば、動き予測誤差算出部212は、分割された各ブロックの中で、動きベクトルを推定する現在ブロックと以前フレーム/フィールド(以下、「以前フレーム」と記す)Fn−1に設定される探索領域とを比較して複数の動き予測誤差値を算出する。
この場合、複数の動き予測誤差値は両方向BMA、単方向BMA、または、動きベクトルを推定できる全ての公知された技術により推定できることもちろんである。また、動き予測誤差値はSAD、MAD、MSEなど多様な方式により算出でき、本発明ではSAD値を適用するので、以下では「SAD値」と記す。
動きベクトル推定部214は、算出された複数の動き予測誤差値の中で最小動き予測誤差値を有する位置から現在ブロックの仮動きベクトル(仮MV)を推定する。
このような方法で動き推定部210は分割された各ブロックのSAD値及び仮動きベクトルを推定する。
算出されたSAD値はSADマップに形成され、SADマップの大きさは設定された探索領域(K×K)と同じである。図4は、算出されたSADマップの一部を3次元に形状化したグラフである。図4を参照すれば、xは探索領域の水平方向軸、yは探索領域の垂直方向軸を意味し、例えば、(x、y)=(0、5)に位置するSAD値は「1500」であることが分かる。ここで、SADマップをなす複数のSAD値は上述したようにBMAにより算出された値である。
各ブロックの中で現在動き補償を行う現在ブロックのSADマップは、上述した動きベクトル推定部214及び後述するパターン判断部220、パターン分類部230及び動き補正部240に提供される。また、現在ブロックの仮動きベクトルは後述する動きベクトル選択部250に提供される。
パターン判断部220は、算出されたSADマップ、すなわち、探索領域をなす複数のSAD値を分析して現在ブロックがパターン映像であるか否かを判断する。パターン映像は、一定間隔繰り返される映像であって、「周期パターン映像」と称することもする。図3を参照すれば、パターン判断部220は、累積投射部222、投射値確認部224、周期算出部226及びパターン判別部228を備える。また、パターン判断部220は、SADマップの垂直方向特性及び水平方向特性を各々考慮して周期パターン映像を判断する。以下では水平方向の周期パターンを判断するための各ブロックの動作をさらに詳細に説明し、垂直方向の周期パターン判断に対する説明は、水平方向の周期パターン判断とほぼ同じであるため説明の便宜上簡略に述べる。
累積投射部222は、現在ブロックのSADマップに対して累積投射(integral Projection)を行って、複数の累積ベクトル(以下、「投射値」と記す)を生成する。このような累積形式で投射値を生成することによってノイズによる画質低下の影響を最小化できる。
本発明において、累積投射部222は、垂直及び水平投射を行い、このため、垂直投射部222a及び水平投射部222bを有する。
垂直投射部222aは、現在ブロックのSADマップに対して垂直方向に垂直累積投射を行って複数の垂直投射値を生成する。すなわち、垂直投射部222aは、水平方向の周期パターンを判断するために垂直累積投射を行い、これによって、例えば、(K×K)行列を有するSADマップ(K×1)行列の垂直投射値に変換される。
図5は、図4のような所定SADマップから生成された複数の垂直投射値の実施の形態を示すグラフである。
垂直累積投射により生成されたx番目での垂直投射値は、次の式(1)と同じである。
Figure 0004155952

図5及び式(1)を参照すれば、xは探索領域の中で水平方向軸、Sv(x)はx番目での垂直投射値、E(x、y)は動きベクトル(x、y)に相応するSAD値、Kは探索領域の中でy軸に位置するSAD値の総個数を意味する。
水平投射部222bは、現在ブロックのSADマップに対して水平方向に累積投射を行って複数の水平投射値を生成する。すなわち、水平投射部222bは垂直方向の周期パターンを判断するために水平累積投射を行い、これにより(K×K)行列を有するSADマップは(K×1)行列の水平投射値に変換される。水平累積投射により生成されたy番目での水平投射値は、次の式(2)のようである。
Figure 0004155952

式(2)を参照すれば、yは探索領域の中で垂直方向軸、S(y)はy番目での水平投射値、E(x、y)は動きベクトル(x、y)に相応するSAD値、Kは探索領域の中でx軸に位置するSAD値の総個数を意味する。
生成された複数の垂直及び水平投射値は、投射値確認部224に提供される。
投射値確認部224は、累積投射部222から生成された複数の投射値の中で投射局部の最小値の個数(n)を確認する。ここで、投射局部最小値は複数の投射値の中で所定の第1及び第2投射値間に位置し、第1及び第2投射値より小さな値をいう。確認された投射局部最小値は後述するパターン判別部228でパターン映像であるか否かを判別するのに用いられる。
本発明において、投射値確認部224は、垂直投射値確認部224a及び水平投射値確認部224bを有する。
垂直投射値確認部224aは、生成された複数の垂直投射値の中で垂直投射局部の最小値の個数(n)を確認する。垂直投射局部の最小値は、複数の垂直投射値の中で第1及び第2垂直投射値の間に位置し、第1及び第2垂直投射値より小さな値をいう。図5を参照して説明すれば、所定の垂直投射値S(x)が隣接した2垂直投射S(x−1)とS(x+1)より小さな場合、S(x)は垂直投射局部の最小値に該当する。
水平投射値確認部224bは、生成された複数の水平投射値の中で水平投射局部の最小値の個数(n)を確認する。ここで、水平投射局部の最小値は、複数の水平投射値の中で第1及び第2水平投射値間に位置し、第1及び第2水平投射値より小さな値をいう。
また、垂直投射値確認部224a及び水平投射値確認部224bは、確認された各々の局部の最小値の位置情報を後述するパターン分類部230、静的動き補正部242及び動的動き補正部246に提供する。
周期算出部226は、累積投射部222から生成された複数の投射値の中で順次的に発生する投射局部の最小値を少なくとも1つ含む周期の繰り返し回数(γ)を算出する。また、周期算出部226は、探索領域の長さまたは大きさを算出された周期の繰り返し回数で割り算して周期(T)を算出する。
本発明において、周期算出部226は、垂直周期算出部226a及び水平周期算出部226bを有する。
垂直周期算出部226aは、式(3)により垂直周期の繰り返し回数を算出する。ここで、垂直周期は、垂直投射部222aから生成された複数の垂直投射値の中で順次的に発生する垂直投射局部の最小値を少なくとも1つ含む周期をいう。
Figure 0004155952

ここで、γvは垂直周期の繰り返し回数、Lv、aは複数の垂直投射値の中で隣接した2垂直投射値の間の絶対差を全て加算した垂直投射の長さ、Lv、pは複数の垂直投射値の中で最大及び最小垂直投射値(Sv、max、Sv、min)の絶対差を意味する。式(3)を参照すれば、垂直投射値の中で最大垂直投射値と最小垂直投射値との絶対差は、半周期に相応する垂直投射値の差を表すので、垂直周期の繰り返し回数は式(3)により算出可能である。したがって、(2・Lv、p)は1周期に相応する差を意味する。
また、垂直周期算出部226aは、式(4)により垂直周期を算出する。
Figure 0004155952

ここで、Tvは垂直周期、Kは探索領域の水平方向長さ、γvは垂直周期の繰り返し回数を意味する。式(4)を参照すれば、垂直周期算出部226aは探索領域の水平方向の長さを垂直周期の繰り返し回数で割り算して垂直周期を算出する。
一方、水平周期算出部226bは、式(5)により水平周期の繰り返し回数を算出する。ここで、水平周期は、水平投射部222bから生成された複数の水平投射値の中で順次的に発生する水平投射局部の最小値を少なくとも1つ含む周期を意味する。
Figure 0004155952

ここで、γhは水平周期の繰り返し回数、Lh、aは複数の水平投射値の中で隣接した2水平投射値の間の絶対差を全て加算した水平投射の長さ、Lh、pは複数の水平投射値の中で最大及び最小水平投射値(Sh、max、Sh、min)の絶対差を意味する。式(5)を参照すれば、水平投射値の中で最大水平投射値と最小水平投射値との差は、半周期に相応する水平投射値の差を表すので、水平周期の繰り返し回数は式(5)により算出可能である。したがって、(2・Lh、p)は1周期に相応する差を意味する。
また、水平周期算出部226bは式(6)により水平周期を算出する。
Figure 0004155952

ここで、Thは水平周期、Kは探索領域の垂直方向の長さ、γhは水平周期の繰り返し回数を意味する。式(6)を参照すれば、水平周期算出部226bは探索領域の垂直方向の長さを水平周期の繰り返し回数で割り算して水平周期を算出する。
パターン判別部228は、投射値確認部224から確認された投射局部の最小値の個数(n)及び周期算出部226から算出された周期繰り返し回数(γ)を分析して、現在ブロックがパターン映像であるか否かを判断する。詳細に説明すれば、パターン判別部228は、投射局部の最小値の個数が少なくても2つであり、周期繰り返し回数が設定された第1しきい値以上であれば現在ブロックは周期パターン映像であると判断する。
例えば、水平方向の周期パターンを判断しようとする場合、垂直投射値確認部224aから確認された垂直投射局部の最小値の個数が少なくとも2つであり、垂直周期算出部226aから算出された垂直周期が第1しきい値である「1.75」以上であれば、パターン判別部228は現在ブロックが水平方向の周期パターン映像であると判断する。また、垂直方向の周期パターンを判断しようとする場合、設定された第1しきい値は上述した「1.75」と同一または相違し得る。
また、パターン判別部228は判断された結果を後述するパターン分類部230、動き補正部240及び動きベクトル選択部250に提供する。
パターン分類部230は、パターン判別部228により現在ブロックがパターン映像であると判断された場合、動きがないことを意味する探索領域の中心(すなわち、ゼロベクトル)に最も近接した誤差局部の最小値の位置によってパターン映像を静的パターン映像及び動的パターン映像のいずれに分類する。ここで、静的パターン映像は、現在ブロックの実際動きがない(すなわち、ゼロモーション)周期パターン映像を言い、動的パターン映像は現在ブロックの実際動きにより発生した周期パターン映像をいう。
詳細に説明すれば、パターン分類部230は、少なくとも1つの誤差局部の最小値の中で探索領域の中心から最短距離に位置した誤差局部の最小値と周期算出部226により算出された周期パターン映像の周期とを比較して、垂直方向及び水平方向のパターン映像を分類する。誤差局部最小値は、SADマップの中で所定の第1及び第2誤差値間に位置し、第1及び第2誤差値より小さな値をいう。
例えば、パターン分類部230は式(7)により水平方向の周期パターン映像を分類する。
Figure 0004155952

ここで、x’は探索領域の中心と最短距離に位置した誤差局部の最小値の位置、Tは垂直周期を意味し、αは所定定数として本発明では「1/8」を使用するがこれに限定されることではない。
図6Aは、静的パターン映像のSADマップ、図6Bは動的パターン映像のSADマップの実施の形態を説明するために示す分布図であって、図4のようなSADマップの中で探索領域の中心区間を2次元化した図である。
まず、式(7)及び図6Aを参照すれば、P及びRは誤差局部の最小値、Qは誤差全域の最小値であり、Cは探索領域の中心であって現在ブロックの動きがゼロである位置、Lは探索領域のCから左右にα・Tだけ移動した範囲であって、パターン映像を分類するために既設政される範囲である。このような場合、パターン分類部230は、探索領域の中心であるCに最も近接した誤差局部の最小値Rの位置がL内に含まれれば、パターン判断部220で判断された水平方向の周期パターン映像は静的パターン映像に分類する。ここで、誤差全域最小値は、SADマップをなす複数の動き予測誤差値の中で最小動き予測誤差値をいう。
これに対し、式(7)及び図6Bを参照すれば、パターン分類部230は、探索区間の中心に最も近接した誤差局部の最小値Rの位置が決められた範囲L内に含まれていないと、パターン判断部220で判断された水平方向のパターン映像は動的パターン映像であると分類する。
一方、パターン分類部230は、式(8)により垂直方向の周期パターン映像を分類する。
Figure 0004155952

式(8)を参照すれば、y’は探索領域の中心と最短距離に位置した誤差局部の最小値の位置、Tは水平周期を意味し、αは所定定数であって、本発明では「1/8」を使用するが、これに限定することではない。水平方向のパターン映像分類は、垂直方向のパターン映像を分類する方法と類似しているため、それに対する詳細な説明は省略する。
動き補正部240は現在ブロックがパターン映像であると判断された場合、SADマップを利用して現在ブロックの補正動きベクトルを出力する。特に、動き補正部240は、パターン判断部220で判断された垂直方向及び水平方向のパターン映像によって適応的に補正された動きベクトルを生成する。周期パターンの誤差局部の最小値位置は周期パターンの動きによって移動するので、動き補正部240は周期パターンの動きを考慮した補正を行う。すなわち、動き補正部240はパターン分類部230で分類された結果によって適応的に動き補正を行う。このために、動き補正部240は静的動き補正部242、平均ベクトル算出部244及び動的動き補正部246を有する。
静的動き補正部242は、パターン分類部230で静的パターン映像であると判断された現在ブロックの補正動きベクトルを生成する。詳細に説明すれば、静的動き補正部242は、探索領域の中心から最短距離に位置した誤差局部の最小値(例えば、図6AのR)の位置から補正動きベクトルを生成する。これにより、他の誤差局部の最小値(例えば、図6AのP、Q)に相応するベクトルを現在ブロックの最終動きベクトルとして決定することを防止する。静的動き補正部242による補正方法は、1つの周期パターンを形成している複数のブロックらで一貫した動きベクトルが決定されるようにする。したがって、推定されたベクトルを利用して映像を補間することにより、周期パターン映像で発生するブロック間のパターンのずれ、すなわち、ブロックアーティファクト現象を改善できる。
一方、パターン分類部230で現在ブロックのパターン映像が動的パターン映像であると判断されれば、補正動きベクトルを生成する前に平均ベクトル算出部244は現在ブロックに隣接した周辺ブロック等の動きベクトル等の平均ベクトルを算出する。この場合、各周辺ブロックの動きベクトルは後述する動きベクトル選択部250から提供される最終動きベクトルなどである。
動的動き補正部246は、上述したように、周辺ブロック等の動きベクトル等の平均ベクトルから現在ブロックの動きベクトルを近似的に予測する。図6Bを参照して詳細に説明すれば、動的動き補正部246は、少なくとも1つの誤差局部の最小値の中で算出された平均ベクトルと最短距離に位置した誤差局部の最小値Rの位置から補正動きベクトルとを生成する。これは、現在ブロックのパターン映像が動的パターン映像である場合、複数の誤差局部の最小値の中でどの値が実際動きを示しているかわからないので、周辺ブロック等の動きベクトル間の相関性を利用して、現在ブロックの補正された動きベクトル(補正MV)を生成する。
動きベクトル選択部250は、パターン判別部228の判別結果によって動き推定部210で推定された仮動きベクトル及び動き補正部240で補正された補正動きベクトルのいずれを最終動きベクトル(最終MV)として選択する。詳細に説明すれば、パターン判別部228で現在ブロックがパターン映像でないと判別されれば、動きベクトル選択部250は動き推定部210で推定された仮動きベクトルを最終動きベクトルとして選択する。
反面、パターン判別部228で現在ブロックがパターン映像であると判別されれば、動きベクトル選択部250は静的及び動的動き補正部242、246のいずれから生成された補正動きベクトルを最終動きベクトルとして選択する。すなわち、パターン判別部228で現在ブロックがパターン映像であると判別され、パターン分類部230でパターン映像が静的パターン映像であると分類されれば、動きベクトル選択部250は静的動き補正部242から生成された補正動きベクトルを最終動きベクトルとして選択する。また、パターン判別部228で現在ブロックがパターン映像であると判別され、パターン分類部230でパターン映像が動的パターン映像であると分類されれば、動きベクトル選択部250は、動的動き補正部246から生成された補正動きベクトルを最終動きベクトルとして選択する。
上述したように、動きベクトルを推定する現在ブロックのパターン如何を判断し最終動きベクトルを決定することにより、映像出力段(図示せず)では図7に示すように、図1Aに比べてブロックアーティファクト現象が顕著に減少された映像を具現できる。
図8は、図2によるパターンにともなう動きベクトル補正方法を概略的に説明するためのフローチャートである。
図2ないし図8を参照すれば、まず、動き予測誤差算出部212は、現在ブロックと以前フレームに設定された探索領域を比較して、複数の動き予測誤差値を算出する(S805)。複数の動き予測誤差値として、SAD、MAD及びMSEのいずれを使用することができ、本発明ではSAD値を適用する。したがって、算出された複数の動き予測誤差値は以下ではSADマップという。動きベクトル推定部214は、SADマップの中で最小SAD値を有する位置から現在ブロックの仮動きベクトルを推定する(S810)。
SADマップが算出されれば、累積投射部222は、SADマップに対して累積投射を行って複数の投射値を生成する(S815)。投射値確認部224はS815段階で生成された複数の投射値の中で投射局部の最小値の個数を確認する(S820)。これと共に、周期算出部226は、複数の投射値の中で順次的に発生する投射局部の最小値を少なくとも1つ含む周期の繰り返し回数を算出し、また、探索領域の長さを周期の繰り返し回数で割り算して実際周期を算出する(S825)。
S825段階が行われれば、パターン判別部228は、S820段階で確認された投射局部の最小値の個数及びS825段階で算出された周期繰り返し回数を分析して、現在ブロックのパターン映像如何を判別する(S830)。S830段階で現在ブロックがパターン映像でないと判別されれば、動きベクトル選択部250は、S810段階で推定された仮動きベクトルを現在ブロックの最終動きベクトルとして選択する(S835)。
反面、S830段階で現在ブロックがパターン映像であると判別されれば、パータン分類部230は、パターン映像が静的及び動的パターン映像のうち、どのパターン映像であるか分類する(S840)。
S840段階において、パターン映像が静的パターン映像であると分類されれば、静的動き補償部242は、探索領域の中心から最短距離に隣接した誤差局部の最小値の位置から補正動きベクトルを推定する(S845)。また、動きベクトル選択部250は、S845段階で推定された補正動きベクトルを現在ブロックの最終動きベクトルとして選択する(S850)。
反面、S840段階でパターン映像が動的パターン映像であると分類されれば、平均ベクトル算出部244は現在ブロックに隣接した周辺ブロック等の動きベクトル等の平均ベクトルを算出する(S855)。S855段階が行われれば、動的動き補償部246は、SADマップの中でS855段階で算出された平均ベクトルに最も近接した誤差局部最小値の位置から補正動きベクトルを推定する(S860)。また、動きベクトル選択部250は、S860段階で推定された補正動きベクトルを現在ブロックの最終動きベクトルとして選択する(S865)。
一方、上述した本発明において、パターン判別部228で現在ブロックがパターン映像であると判別された場合、パターン分類部230、静的動き補正部240及び動的動き補正部240は、垂直投射値確認部224a及び水平投射値確認部224bで確認された各々の局部の最小値の位置情報を読み出して各々の動作を行うことができることは勿論である。
パターン判別部228で現在ブロックがパターン映像であると判別された場合、パターン分類部230、静的動き補正部240及び動的動き補正部240は、垂直投射値確認部224a及び水平投射値確認部224bで確認された各々の投射局部の最小値の位置情報を抽出して各々の動作を行うことができることは勿論である。
投射局部の最小値の位置情報を抽出して各々の動作を行う場合を図2を参照して説明すれば次のようである。
動き推定部210は、上述したように分割された各ブロックのSAD値及び仮動きベクトルを推定する。そして、動き推定部210はSAD値からなるSADマップをパータン判断部220及びパターン分類部230に提供する。
パターン判断部220は、提供されたSADマップを分析して現在ブロックがパターン映像であるか否かを判断する。このため、パターン判断部220の累積投射部222は、現在ブロックのSADマップに対して累積投射を行って複数の累積ベクトルを生成する。好ましくは。累積投射部222は垂直累積投射及び水平累積投射を行って各々複数の垂直累積ベクトル及び水平累積ベクトルを生成する。以下では、垂直累積ベクトルを「垂直投射値」、水平累積ベクトルを「水平投射値」と記す。
そして、投射値確認部224は、生成された複数の垂直投射値の中で垂直投射局部の最小値の個数(n)及び生成された複数の水平投射値の中で水平投射局部の最小値の個数(n)を確認する。また、投射値確認部224は複数の垂直投射局部の最小値及び水平投射局部の最小値の位置情報を確認した後、パターン分類部230、静的動き補正部242及び動的動き補正部246に提供する。
パターン分類部230は、パターン判別部228により現在ブロックがパターン映像であると判断されれば、動きがないことを意味する探索領域の中心に最も近接した投射局部の最小値の位置に基づいて、パターン映像を静的パターン映像及び動的パターン映像のいずれに分類する。
詳細に説明すれば、パターン分類部230は、少なくとも1つの投射局部の最小値の中で探索領域の中心から最短距離に位置した投射局部の最小値と周期算出部226により算出された周期パターン映像の周期を比較して、垂直方向及び水平方向のパターン映像を分類する。投射局部最小値は、SAD投射値の中で所定の第1及び第2投射値に対応されるSAD投射値より小さな値をいう。
パターン分類部230で分類されるパターン映像は、図6A及び図6Bを参照して説明した方法と類似しているため、詳細な説明は省略する。但し、図6A及び図6Bにおいて、誤差全域の最小値は投射全域最小値として、誤差局部の最小値は投射局部の最小値として設定して現在ブロックのパターン映像を分類する。
動き補正部240は、パターン分類部230の結果に基づいて動き補正を行う。特に、動き補正部240は現在ブロックがパターン映像であると判断された場合、投射値確認部224で確認された複数の累積ベクトル(すなわち、累積投射値)の位置情報を利用して、現在ブロックの補正動きベクトルを生成する。
詳細に説明すれば、静的動き補正部242は、静的パターン映像と判断された現在ブロックの補正動きベクトルを複数の累積投射値の位置情報を利用して生成する。一方、動的動き補正部246は、動的パターン映像と判断された現在ブロックの補正動きベクトルを複数の累積投射値の位置情報及び平均ベクトル算出部244で算出された平均ベクトルを利用して生成する。
動きベクトル選択部250は、パターン判別部228の判別結果に基づいて、動き推定部210で推定された仮動きベクトル及び動き補正部240で補正された補正動きベクトルのいずれを最終動きベクトル(最終MV)として選択する。
すなわち、パターン判別部228で現在ブロックがパターン映像でないと判別されれば、動きベクトル選択部250は、動き推定部210で推定された仮動きベクトルを最終動きベクトルとして選択する。
反面、パターン判別部228で現在ブロックがパターン映像であると判別されれば、動きベクトル選択部250は、静的及び動的動き補正部240のいずれから生成された補正動きベクトルを最終動きベクトルとして選択する。
また、本発明において、垂直周期算出部226a及び水平周期算出部226bは、パターン判別部228の判別結果に関係なく垂直周期及び水平周期を算出したが、これとは異なりパターン判別部228でパターン映像であると判別された場合にだけ、垂直周期及び水平周期を算出することも可能である。
尚、本発明は、上記した本実施の形態に限られるものではなく、本発明の技術的思想から逸脱しない範囲内で多様に変更して実施することが可能である。
本発明は、動き推定対象であるブロックのパターン如何を判断して、既推定された動きベクトルを補正する動きベクトル補正装置及び方法に適用可能である。
一般的な実際周期パターン映像の実施の形態を示す図である。 従来の動き推定方法によりブロックアーティファクトが発生した周期パターン映像のシミュレーション例を示す図である。 本発明の好ましい実施の形態に係るパターンにともなう動きベクトル補正装置を概略的に示すブロック図である。 図2に設けられたパターン判断部をさらに詳細に示すブロック図である。 図2の動き予測誤差算出部で算出されたSADマップの一部を3次元に示すグラフである。 図4のような所定SADマップから生成された複数の垂直投射値の実施の形態を示すグラフである。 静的パターン映像のSADマップである。 動的パターン映像のSADマップを2次元に示す分布図である。 図2によりブロックアーティファクトが減少された映像のシミュレーション例を示す図である。 図2によるパターンにともなう動きベクトル補正方法を概略的に説明するためのフローチャートである。
符号の説明
200 動きベクトル補正装置
210 動き推定部
220 パターン判断部
222 累積投射部
224 投射値確認部
226 周期算出部
228 パターン判別部
230 パターン分類部
240 動き補正部
242 静的動き補正部
244 平均ベクトル算出部
246 動的動き補正部
250 動きベクトル選択部

Claims (26)

  1. 現在フレーム/フィールドの現在ブロックと以前フレーム/フィールドに設定される所定の探索領域とを比較して複数の動き予測誤差値を算出した後、前記複数の動き予測誤差値に基づいて前記現在ブロックの仮動きベクトルを推定する動き推定部と、
    算出された前記動き予測誤差値を分析して、前記現在ブロックがパターン映像であるか否かを判断するパターン判断部と、
    前記現在ブロックが前記パターン映像であると判断された場合、前記複数の動き予測誤差値を利用して前記現在ブロックの補正動きベクトルを出力する動き補正部と、
    前記パターン判断部の結果によって、前記動き推定部で推定された前記仮動きベクトル及び前記動き補正部で補正された前記補正動きベクトルのいずれかを最終動きベクトルとして選択する動きベクトル選択部とを備え
    前記パターン判断部は、
    前記複数の動き予測誤差値に対して累積投射を行って、複数の投射値を生成する累積投射部と、
    複数の前記投射値の中で所定の第1及び第2投射値の間に位置し、前記第1及び第2投射値より小さな少なくとも1つの投射局部の最小値の個数を確認する投射値確認部と、
    前記複数の投射値の中で順次的に発生する前記投射局部の最小値を少なくとも1つ含む周期の繰り返し回数を算出し、前記探索領域の長さを前記周期の繰り返し回数で割り算して前記周期を算出する周期算出部と、
    確認された前記投射局部の最小値の個数及び算出された前記周期の繰り返し回数を分析して、前記現在ブロックがパターン映像であるか否かを判断するパターン判別部と、
    前記パターン判定部により、前記パターン映像であると判断された場合、前記探索領域の中心から最短距離に隣接した誤差局部の最小値の位置によって、前記パターン映像が前記現在ブロックの動きが零(0)である静的パターン映像と前記現在ブロックの動きにより発生した動的パターン映像のうち、いずれかであるかを分類するパターン分類部をさらに備え、
    前記動き補正部は、
    前記静的パターン映像に分類された場合、前記探索領域の中心から最短距離に位置した誤差局部の最小値に対応される位置から前記補正動きベクトルを推定して出力する静的動き補正部と、
    前記動的パターン映像に分類された場合、前記現在ブロックに隣接した周辺ブロックの動きベクトルの平均ベクトルを算出する平均ベクトル算出部と、
    少なくとも1つの前記誤差局部の最小値の中で算出された前記平均ベクトルと最短距離に位置した誤差局部の最小値の位置から前記補正動きベクトルを推定して出力する動的動き補正部とを備えることを特徴とするパターン分析に基づく動きベクトル補正装置。
  2. 前記動き推定部は、
    所定の大きさのブロックに分割された前記現在フレーム/フィールドの中で前記現在ブロックと前記探索領域に対してブロックマッチング方式を適用して、前記複数の動き予測誤差値を算出する動き予測誤差算出部と、
    算出された前記複数の動き予測誤差値の中で最小動き予測誤差値を有する位置から前記現在ブロックの前記仮動きベクトルを推定する動きベクトル推定部とを備えることを特徴とする請求項1に記載のパターン分析に基づく動きベクトル補正装置。
  3. 前記累積投射部は、
    前記複数の動き予測誤差値に対して垂直方向に累積投射を行うことにより、複数の垂直投射値を生成する垂直投射部と、
    前記複数の動き予測誤差値に対して水平方向に累積投射を行うことにより、複数の水平投射値を生成する水平投射部とを備えることを特徴とする請求項に記載のパターン分析に基づく動きベクトル補正装置。
  4. 前記投射値確認部は、
    生成された前記複数の垂直投射値の中で、所定の第1及び第2垂直投射値の間に位置し、前記第1及び第2垂直投射値より小さな垂直投射局部の最小値の個数を確認する垂直投射値確認部と、
    生成された前記複数の水平投射値の中で、所定の第1及び第2水平投射値の間に位置し、前記第1及び第2水平投射値より小さな水平投射局部の最小値の個数を確認する水平投射値確認部とを備えることを特徴とする請求項に記載のパターン分析に基づく動きベクトル補正装置。
  5. 前記周期算出部は、
    前記複数の垂直投射値の中で、順次的に発生する前記垂直投射局部の最小値を少なくとも1つ含む垂直周期の繰り返し回数を算出する垂直周期算出部と、
    前記複数の水平投射値の中で、順次的に発生する前記水平投射局部の最小値を少なくとも1つ含む水平周期の繰り返し回数を算出する水平周期算出部とを備えることを特徴とする請求項に記載のパターン分析に基づく動きベクトル補正装置。
  6. 前記垂直周期算出部及び前記水平周期算出部は、次の式により前記垂直及び水平周期の繰り返し回数を算出することを特徴とする請求項に記載のパターン分析に基づく動きベクトル補正装置。
    Figure 0004155952

    ここで、γは前記垂直周期の繰り返し回数、Lv、aは前記複数の垂直投射値の中で、隣接した2垂直投射値の間の絶対差を全て加算した垂直投射長さ、Lv、pは前記複数の垂直投射値の中で最大及び最小垂直投射値の絶対差、γは前記水平周期の繰り返し回数、Lh、aは前記複数の水平投射値の中で隣接した2水平投射値の間の絶対差を全て加算した水平投射の長さ、Lh、Pは前記複数の水平投射値の中で最大及び最小水平投射値の絶対差である。
  7. 前記垂直周期算出部は、
    前記探索領域の水平長さを前記垂直周期の繰り返し回数で割り算して前記パターン映像の垂直周期を算出し、
    前記水平周期算出部は、
    前記探索領域の垂直長さを前記水平周期の繰り返し回数で割り算して前記パターン映像の水平周期を算出することを特徴とする請求項に記載のパターン分析に基づく動きベクトル補正装置。
  8. 前記パターン判別部は、前記投射局部の最小値の個数が少なくても2つであり、前記周期繰り返し回数が設定された所定の第1しきい値以上であれば、前記現在ブロックはパターン映像であると判断することを特徴とする請求項に記載のパターン分析に基づく動きベクトル補正装置。
  9. 前記パターン分類部は、前記複数の動き予測誤差値の中で所定の第1及び第2動き予測誤差値の間に位置し、前記第1及び第2動き予測誤差値より小さな少なくとも1つの誤差局部の最小値の中で、前記探索領域の中心から最短距離に位置した誤差局部の最小値と前記周期算出部により算出された前記周期とを比較することにより、前記パターン映像を分類することを特徴とする請求項に記載のパターン分析に基づく動きベクトル補正装置。
  10. 前記パターン分類部は、次の条件を満足すれば前記パターン映像が前記静的パターン映像であると判断することを特徴とする請求項に記載のパターン分析に基づく動きベクトル補正装置。
    Figure 0004155952

    ここで、uは前記最短距離に位置した誤差局部の最小値の位置、αは所定定数、pは前記周期算出部により算出された周期である。
  11. 前記パターン判断部で前記パターン映像であると判断されれば、前記動きベクトル選択部は、前記動き補正部で推定された前記補正動きベクトルを前記最終動きベクトルとして選択することを特徴とする請求項1に記載のパターン分析に基づく動きベクトル補正装置。
  12. 前記パターン分類部で前記パターン映像が前記静的パターン映像に分類されれば、前記動きベクトル選択部は、前記静的動き補正部で推定された補正動きベクトルを選択し、前記動的パターン映像に分類されれば、前記動きベクトル選択部は、前記動的動き補正部で推定された補正動きベクトルを選択することを特徴とする請求項に記載のパターン分析に基づく動きベクトル補正装置。
  13. 前記第1及び第2動き予測誤差値は、SAD、MAD及びMSEのいずれかにより算出されることを特徴とする請求項に記載のパターン分析に基づく動きベクトル補正装置。
  14. 現在フレーム/フィールドの現在ブロックと以前フレーム/フィールドとに設定される所定の探索領域とを比較して、複数の動き予測誤差値を算出した後、前記複数の動き予測誤差値に基づいて前記現在ブロックの仮動きベクトルを推定する動き推定ステップと、
    算出された前記動き予測誤差値を分析して、前記現在ブロックがパターン映像であるか否かを判断するパターン判断ステップと、
    前記現在ブロックが前記パターン映像であると判断された場合、前記複数の動き予測誤差値を利用して前記現在ブロックの補正動きベクトルを出力する動き補正ステップと、
    前記パターン判断ステップの結果により、前記動き推定ステップで推定された前記仮動きベクトル及び前記動き補正ステップで補正された前記補正動きベクトルのいずれかを最終動きベクトルとして選択する動きベクトル選択ステップとを備え、
    前記パターン判断ステップは、
    前記複数の動き予測誤差値に対して累積投射を行って、複数の投射値を生成する累積投射ステップと、
    複数の前記投射値の中で所定の第1及び第2投射値の間に位置し、前記第1及び第2投射値より小さな少なくとも1つの投射局部の最小値の個数を確認する投射値の確認ステップと、
    前記複数の投射値の中で順次的に発生する前記投射局部の最小値を少なくとも1つを含む周期の繰り返し回数を算出し、前記探索領域の長さを前記周期の繰り返し回数で割り算して前記周期を算出する周期算出ステップと、
    確認された前記投射局部の最小値の個数及び算出された前記周期繰り返し回数を分析して、前記現在ブロックがパターン映像であるか否かを判断するパターン判別ステップと、
    前記パターン判断ステップでパターン映像であると判断されれば、前記探索領域の中心から最短距離に隣接した誤差局部の最小値の位置により、前記パターン映像が前記現在ブロックの動きが零(0)である静的パターン映像及び前記現在ブロックの動きにより発生した動的パターン映像のうち、いずれかであるかを分類するパターン分類ステップとを備え、
    前記動き補正ステップは、
    前記静的パターン映像に分類された場合、前記探索領域の中心から最短距離に位置した誤差局部の最小値に対応される位置から前記補正動きベクトルを推定して出力する静的動き補正ステップと、
    前記動的パターン映像に分類された場合、前記現在ブロックに隣接した周辺ブロックの動きベクトルの平均ベクトルを算出する平均ベクトル算出ステップと、
    少なくとも1つの前記誤差局部の最小値の中から算出された前記平均ベクトルと最短距離に位置した誤差局部の最小値の位置から前記補正動きベクトルを推定して出力する動的動き補正ステップとを備えることを特徴とするパターン分析に基づく動きベクトル補正方法。
  15. 前記動き推定ステップは、
    所定大きさのブロックに分割された前記現在フレーム/フィールドの中で前記現在ブロックと前記探索領域とに対してブロックマッチング方式を適用して、前記複数の動き予測誤差値を算出する動き予測誤差算出ステップと、
    算出された前記複数の動き予測誤差値の中で最小動き予測誤差値を有する位置から前記現在ブロックの前記仮動きベクトルを推定する動きベクトル推定ステップとを備えることを特徴とする請求項14に記載のパターン分析に基づく動きベクトル補正方法。
  16. 前記累積投射ステップは、
    前記複数の動き予測誤差値に対して垂直方向に累積投射を行って、複数の垂直投射値を生成する垂直投射ステップと、
    前記複数の動き予測誤差値に対して水平方向に累積投射を行って、複数の水平投射値を生成する水平投射ステップとを備えることを特徴とする請求項14に記載のパターン分析に基づく動きベクトル補正方法。
  17. 前記投射値の確認ステップは、
    生成された前記複数の垂直投射値の中で所定の第1及び第2垂直投射値の間に位置し、前記第1及び第2垂直投射値より小さな垂直投射局部の最小値の個数を確認する垂直投射値の確認ステップと、
    生成された前記複数の水平投射値の中で所定の第1及び第2水平投射値の間に位置し、前記第1及び第2水平投射値より小さな水平投射局部の最小値の個数を確認する水平投射値の確認ステップとを備えることを特徴とする請求項16に記載のパターン分析に基づく動きベクトル補正方法。
  18. 前記周期算出ステップは、
    前記複数の垂直投射値の中で、順次的に発生する前記垂直投射局部の最小値を少なくとも1つ含む垂直周期の繰り返し回数を算出する垂直周期算出ステップと、
    前記複数の水平投射値の中で、順次的に発生する前記水平投射局部の最小値を少なくとも1つ含む水平周期の繰り返し回数を算出する水平周期算出ステップとを備えることを特徴とする請求項17に記載のパターン分析に基づく動きベクトル補正方法。
  19. 前記垂直周期算出ステップ及び前記水平周期算出ステップは、各々次の式により前記垂直及び水平周期の繰り返し回数を算出することを特徴とする請求項18に記載のパターン分析に基づく動きベクトル補正方法。
    Figure 0004155952

    ここで、γは前記垂直周期の繰り返し回数、Lv、aは前記複数の垂直投射値の中で隣接した2垂直投射値の間の絶対差を全て加算した垂直投射の長さ、Lv、pは前記複数の垂直投射値の中で最大及び最小垂直投射値の絶対差、γは前記水平周期の繰り返し回数、Lh、aは前記複数の水平投射値の中で隣接した2水平投射値の間の絶対差を全て加算した水平投射の長さ、Lh、pは前記複数の水平投射値の中で最大及び最小水平投射値の絶対差である。
  20. 前記垂直周期算出ステップは、前記探索領域の水平長さを前記垂直周期の繰り返し回数で割り算して前記パターン映像の垂直周期を算出し、前記水平周期算出ステップは、前記探索領域の垂直長さを前記水平周期の繰り返し回数で割り算して前記パターン映像の水平周期を算出することを特徴とする請求項18に記載のパターン分析に基づく動きベクトル補正方法。
  21. 前記パターン判別ステップは、前記投射局部の最小値の個数が少なくとも2つであり、前記周期繰り返し回数が設定された所定の第1しきい値以上であれば、前記現在ブロックはパターン映像であると判断することを特徴とする請求項14に記載のパターン分析に基づく動きベクトル補正方法。
  22. 前記パターン分類ステップは、前記複数の動き予測誤差値の中で所定の第1及び第2動き予測誤差値の間に位置し、前記第1及び第2動き予測誤差値より小さな少なくとも1つの誤差局部の最小値の中で、前記探索領域の中心から最短距離に位置した誤差局部の最小値と前記周期算出部により算出された前記周期とを比較して、前記パターン映像を分類することを特徴とする請求項14に記載のパターン分析に基づく動きベクトル補正方法。
  23. 前記パターン分類ステップは、次の条件を満足すれば前記パターン映像が前記静的パターン映像であると判断することを特徴とする請求項22に記載のパターン分析に基づく動きベクトル補正方法。
    Figure 0004155952

    ここで、uは前記最短距離に位置した誤差局部の最小値の位置、αは所定定数、pは前記周期算出部により算出された周期である。
  24. 前記パターン判断ステップで前記パターン映像であると判断されれば、前記動きベクトル選択ステップは、前記動き補正部で推定された前記補正動きベクトルを前記最終動きベクトルとして選択することを特徴とする請求項14に記載のパターン分析に基づく動きベクトル補正方法。
  25. 前記パターン分類ステップで前記パターン映像が前記静的パターン映像に分類されれば、前記動きベクトル選択ステップは前記静的動き補正ステップで推定された補正動きベクトルを選択し、前記動的パターン映像に分類されれば、前記動きベクトル選択ステップは前記動的動き補正部で推定された補正動きベクトルを選択することを特徴とする請求項23に記載のパターン分析に基づく動きベクトル補正方法。
  26. 前記第1及び第2動き予測誤差値は、SAD、MAD及びMSEのいずれかにより算出されることを特徴とする請求項22に記載のパターン分析に基づく動きベクトル補正方法。
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