JP2001112009A - 動画像符号化装置および復号装置 - Google Patents

動画像符号化装置および復号装置

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JP2001112009A
JP2001112009A JP29215599A JP29215599A JP2001112009A JP 2001112009 A JP2001112009 A JP 2001112009A JP 29215599 A JP29215599 A JP 29215599A JP 29215599 A JP29215599 A JP 29215599A JP 2001112009 A JP2001112009 A JP 2001112009A
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pixel
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JP29215599A
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Mitsuko Rinka
晃子 林下
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 動き補償前の参照画像のパディング処理にて
縞模様などの画質劣化させる余分な画像を発生させない
動画像符号化装置および復号装置の提供。 【解決手段】 画像符号化装置10は、パディング処理回
路16b にVOP メモリ16a からオブジェクト境界を含むマ
クロブロックを参照画像として読み出す。パディング処
理回路16b では、このブロックのオブジェクト内の画素
の平均値を求め、その平均値をオブジェクト外の画素に
補填する。動きベクトル検出回路16cは、この補填され
た参照画像に基づいて現画像の動きベクトルを検出し、
動き補正回路16e はこの参照画像で検出した動きベクト
ルで的確に動き補正して、減算器22に供給する。減算器
22では現画像と参照画像との差分を行う。この差分され
た画像信号がテクスチャ符号化回路14で符号化されるこ
とで画質の劣化を抑制している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、動画像符号化装置
および復号装置に係り、特に、たとえば、所定の記録媒
体への画像蓄積あるいは画像伝送に用いて好適な動画像
符号化装置および復号装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、テレビジョン信号あるいはコンピ
ュータ画像などの動画像信号を記録または伝送する際
に、動画像信号の冗長性を取り除いて高能率にデータ圧
縮する符号化方式はMPEG (Moving Picture Experts Gro
up phase-1: 以下、MPEG1 という), MPEG2あるいはMPEG
4 などにてその標準化が図られている。
【0003】MPEG1, MPEG2の規格は、動画像のすべての
物体を含むフィールド間またはフレーム間にて一方を他
方に動き補償した後、それらの差分信号を直交変換など
にて符号化して、符号化効率を高めるものであった。ま
た、MEPG4 の規格は、動画像中の任意形状の物体(以
下、オブジェクトと呼ぶ。)毎に、MPEG1, 2のフィール
ドまたはフレームに相当するビデオオブジェクトプレー
ン(Video Object Plane: 以下、VOP という) を形成し
て、それぞれのVOP 間にて動き補償して、その絵柄およ
び形状をそれぞれ符号化するオブジェクト符号化が適用
されている。
【0004】従来、上記のようなオブジェクト符号化が
適用された符号化装置および復号装置としては、たとえ
ば、(株)工業調査会発行の「MPEG4 のすべて」(三木
弼一編著、第79頁〜第82頁、1998年)に記載のように、
動き補償の前に参照画像のVOP にてオブジェクトの周囲
画素をオブジェクト境界の画素にて補填する繰り返しパ
ディング処理を施すものが知られている。
【0005】たとえば、繰り返しパディング処理を含む
符号化装置では、すでに符号化された前画像のVOP を復
号してVOP メモリに参照画像として順次蓄積する。現画
像の画像信号が供給されると、VOP メモリから現画像に
対応する参照画像のマクロブロックが読み出される。こ
の際、参照画像のマクロブロックがオブジェクト境界を
含む場合には、まず、オブジェクト境界の画素をオブジ
ェクト外の画素に順次水平方向に複写する。
【0006】次に、水平パディングをした後、残りのオ
ブジェクト外の画素があるときは、さらに水平パディン
グした画素を垂直方向に複写する。これにより、参照画
像にてオブジェクト境界を含むマクロブロックのオブジ
ェクト外のすべての画素を有意な値とする。次いで、繰
り返しパディングした参照画像に基づいて現画像との間
の動きベクトルを求めて、さらに、その動きベクトルを
用いて繰り返しパディングした参照画像を符号化対象の
マクロブロックの位置に動き補正する。
【0007】また、オブジェクト境界を含むマクロブロ
ックに隣接するオブジェクト外のマクロブロックを参照
する場合は、その位置に応じてオブジェクト境界の画素
を水平または垂直パディングして隣接のブロックの画素
が連続するようにオブジェクト外の画素を有意な値とし
て動き検出する。ちなみに、さらに外部に位置するその
他のオブジェクト外のマクロブロックを参照する場合に
は中間値など所定の値にてパディングしてそれぞれの画
素を有意な値として用いる。
【0008】パディングして動き補正された参照画像の
画像信号は現画像の画像信号との差分がとられて、その
差分信号がDCT(Discrete Cosine Transform)などの直交
変換を含む所定の符号化方式にて符号化されて、動きベ
クトルの符号とともに出力される。以下同様に、符号化
対象とする画像に対応する参照画像にて繰り返しパディ
ングによりオブジェクト外の画素を有意な値として、そ
のパディングした参照画像を動き補償して、符号化する
ものであった。
【0009】一方、復号装置では、符号化側からの符号
を受けると、その符号を復号して現画像の動きベクトル
と差分信号をそれぞれ復号する。次に、以前に復号され
たオブジェクト画像を含む参照画像を上記符号化装置と
同様に繰り返しパディングによりオブジェクト外の画素
を有意な値として、その参照画像を復号した動きベクト
ルにて現画像位置に動き補正する。次いで、現画像での
復号した差分信号に、繰り返しパディングして動き補正
した参照画像の画像信号を加算して、元の現画像の画像
信号を再生していた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たように従来の技術では、パディングの際に、オブジェ
クト境界の画素を水平方向または垂直方向に複写して、
オブジェクト外の画素を補填しているので、たとえば、
オブジェクト境界の絵柄がチェック柄などのように隣合
う画素の値が大きく異なる場合に繰り返しパディングし
た部分が横または縦の縞模様となって現われ、動き検出
あるいはその符号化に悪影響を及ぼすおそれがあるとい
う問題があった。
【0011】また、オブジェクトが一様な絵柄である場
合であっても、オブジェクト形状を正確に抽出すること
が困難であることから、オブジェクト境界にてオブジェ
クト側の画素とオブジェクト外の画素とを正確に切り分
けることが難しい。このため、それらの画素がオブジェ
クト境界にて混在して上記と同様に隣合う画素の値が大
きく異なる値となって検出される可能性が高い。この場
合も上記と同様に繰り返しパディングすると横または縦
の縞模様が現われてしまう。
【0012】このように参照画像に縞模様が発生する
と、パディングした参照画像と符号化対象の現画像との
差が大きくなって動き検出の精度が悪くなり、その動き
検出による動き補償した後の差分信号が大きくなって符
号化効率が低下するという問題が生じる。さらに、動き
検出が正確に行なわれた場合であっても、参照画像と符
号化対象の画像との差分をとると、その差分信号に不必
要な縞模様が現われて、その余分な縞模様を符号化する
ために符号量を増加させてしまうなどの問題があった。
【0013】本発明はこのような従来技術の欠点を解消
し、絵柄または形状検出の精度によってパディングによ
る余分な縞模様を発生させずに、動き検出精度あるいは
符号化効率への悪影響が少ない動画像符号化装置および
復号装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明による動画像符号
化装置は上述の課題を解決するために、動画像中の任意
形状のオブジェクトを表わす画像信号をそれぞれのビデ
オプレーン毎に所定の画素数のマクロブロックに分割し
て符号化する動画像符号化装置において、符号化対象の
画像に対して前記オブジェクトを含むビデオプレーンの
画像信号を参照画像として順次記憶する参照画像記憶手
段と、この参照画像記憶手段から読み出した画像信号に
て表わされるビデオオブジェクトプレーンのオブジェク
トの周辺画素を有意な値にて補填するパディング手段
と、このパディング手段からの参照画像を表わす画像信
号を参照して符号化対象となる画像のオブジェクトの動
きベクトルを検出する動きベクトル検出手段と、この動
きベクトル検出手段からの動きベクトルに基づいてパデ
ィング手段からの参照画像を表わす画像信号を符号化対
象の画像位置に動き補正する動き補正手段と、この動き
補正した参照画像の画像信号と符号化対象の画像信号と
の差分値を所定の画素毎に圧縮符号化する符号化手段と
を含み、パディング手段は、オブジェクト境界を含むマ
クロブロックにてこのブロックのオブジェクト内の画素
の平均値を求める平均値算出手段と、この平均値算出手
段にて求めた平均値にてそのマクロブロック内における
オブジェクト外の画素を補填する平均値挿入手段とを含
むことを特徴とする。
【0015】この場合、平均値挿入手段は、さらにオブ
ジェクト境界を含むマクロブロックに隣接する外部のマ
クロブロックを参照する際に、この外部のブロックのそ
れぞれの画素を平均値算出手段にて求めたオブジェクト
境界を含むマクロブロックのオブジェクト内の画素の平
均値にて補填するとよい。
【0016】また、パディング手段は、平均値を補填し
たオブジェクト境界を含むマクロブロックにてオブジェ
クト境界付近の画素値の変化を緩やかな値に変換する境
界値変換手段を含むと有利である。
【0017】さらに、境界値変換手段は、オブジェクト
境界のオブジェクト側の画素に隣接するオブジェクト外
の画素をそれぞれの画素の周辺の画素値に基づいて平滑
処理する平滑フィルタを含むとよい。
【0018】これらの場合、本発明による動画像符号化
装置は、オブジェクト形状を表わす形状情報を符号化す
る形状符号化手段を含み、パディング手段は、形状符号
化手段からの形状情報に基づいてオブジェクト境界の画
素を検出して、オブジェクト外の画素を補填するとよ
い。
【0019】また、本発明による動画像復号装置は、上
述の課題を解決するために、任意形状のオブジェクト毎
に符号化された動画像信号を復号する動画像復号装置に
おいて、符号化されたそれぞれのオブジェクトの動きベ
クトルを復号する動きベクトル復号手段と、符号化され
た現画像の画像信号と参照画像の画像信号との差分信号
を復号するテクスチャ復号手段と、復号されたそれぞれ
のオブジェクトを含むビデオプレーンの画像信号を記憶
する記憶手段と、記憶手段から読み出した復号画像の画
像信号にて表わされるビデオプレーンのオブジェクトの
周辺画素を有意な値にて補填するパディング手段と、パ
ディング手段からの画像信号を動きベクトル復号手段に
て復号した現画像の動きベクトルにて動き補正する動き
補正手段と、動き補正手段からの画像信号をテクスチャ
復号手段にて復号した差分信号に加算して復号画像を表
わす画像信号を生成する加算手段とを含み、パディング
手段は、オブジェクト境界を含むマクロブロックにてそ
のブロックのオブジェクト内の画素の平均値を求める平
均値算出手段と、この平均値算出手段にて求めた平均値
にてそのマクロブロックのオブジェクト外の画素を補填
する平均値挿入手段とを含むことを特徴とする。
【0020】この場合、平均値挿入手段は、さらにオブ
ジェクト境界を含むマクロブロックに隣接する外部のマ
クロブロックを参照する際に、この外部のマクロブロッ
クのそれぞれの画素を平均値算出手段にて求めたオブジ
ェクト境界を含むマクロブロックのオブジェクト内の画
素の平均値にて補填するとよい。
【0021】また、パディング手段は、平均値を補填し
たオブジェクト境界を含むマクロブロックにてオブジェ
クト境界付近の画素値の変化を緩やかな値に変換する境
界値変換手段を含むと有利である。
【0022】さらに、境界値変換手段は、オブジェクト
境界のオブジェクト側の画素に隣接するオブジェクト外
の画素をそれぞれの画素の周辺の画素値に基づいて平滑
処理する平滑フィルタを含むとよい。
【0023】これらの場合、本発明による動画像復号装
置は、オブジェクト形状を表わす形状情報を復号する形
状復号手段を含み、パディング手段は、形状復号手段か
らの形状情報に基づいてオブジェクト境界の画素を検出
して、オブジェクト外の画素を補填するとよい。
【0024】
【発明の実施の形態】次に、添付図面を参照して本発明
による動画像符号化装置および復号装置の実施例を詳細
に説明する。図1には、本発明による動画像符号化装置
の一実施例が示されている。本実施例による動画像符号
化装置は、動画像中の人物あるいは動物体など所定のオ
ブジェクト毎にその画像を表わす動画像信号を圧縮符号
化する符号化装置であり、オブジェクトの動画像信号を
含むビデオオブジェクトプレーン(VOP) 間にて所定の画
素数のマクロブロック毎に動き補償して、そのオブジェ
クトの絵柄および形状をそれぞれ所定の符号化方式にて
符号化するオブジェクト符号化装置である。
【0025】特に、本実施例では、動き補償の前に参照
画像のVOP にてオブジェクト外の画素を有意な値に補填
するパディング処理を含み、たとえば、オブジェクト境
界の画素を含むマクロブロックにてそのオブジェクト内
の画素の平均値にてオブジェクト外の画素を補填する平
均値パディング回路を含む点が主な特徴点である。
【0026】詳細には、本実施例による動画像符号化装
置10は、図1に示すように、VOP 入力部12と、テクスチ
ャ符号化部14と、動き補償部16と、形状符号化部18と、
多重化部20とを含む。VOP 入力部12は、動画像中の所定
のオブジェクトを含むVOP の画像信号を抽出して入力す
る入力回路である。VOP 入力部12は、たとえばフィール
ドあるいはフレーム単位に形成されたそれぞれの画像信
号からオブジェクトを含む所定の範囲の画像信号を切り
出してVOP を形成するVOP 形成回路である。形成された
VOP は面内符号化(IVOP)、前方向予測符号化(PVOP)およ
び双方向予測符号化(BVOP)の符号化順序に応じてテクス
チャ符号化部14および動き補償部16ならびに形状符号化
部18にそれぞれ供給される。
【0027】テクスチャ符号化部14は、オブジェクトの
絵柄(テクスチャ)を直交変換を含む所定の符号化方式
にて圧縮符号化する符号化部である。テクスチャ符号化
部14、減算器22を介して供給される画像信号をそれぞれ
のVOP に亙って符号化する符号化回路である。本実施例
のテクスチャ符号化部14は、たとえば図に示すように、
DCT (Discrete Cosine Transform) 符号化回路14a と、
量子化回路14b と、予測符号化回路14c と、可変長符号
化回路14d と、逆量子化回路14e と、逆DCT 回路14f と
を含む。
【0028】DCT 符号化回路14a は、減算器22を介して
供給される画像信号を、たとえば、(8×8 ) 画素毎に直
流成分および交流成分にて表わす周波数成分の係数に変
換する直交変換回路である。DCT 符号化回路14a は、直
交変換された変換係数を量子化回路14b に供給する。量
子化回路14b は、DCT 符号化回路14a からの変換係数を
所定の量子化ステップにて量子化する量子化器である。
量子化回路14b は、量子化した変換係数を予測符号化回
路14c および逆量子化回路14e に供給する。
【0029】予測符号化回路14c は、量子化回路14b か
らの量子化した変換係数をブロック間にて予測符号化す
る符号化回路である。予測符号化とは、たとえば隣接す
るブロックとの勾配値を算出して勾配の小さいブロック
との差分値を予測誤差としてそれぞれ符号化する処理で
ある。予測符号化された変換係数は可変長符号化回路14
d に供給される。可変長符号化回路14d は、予測符号化
回路14c からの符号列をさらにハフマン符号などの符号
化テーブルに基づいて符号化する符号化回路である。こ
こで可変長符号化された画像信号は多重化回路20に供給
される。
【0030】一方、逆量子化回路14e は、量子化回路14
b からの量子化された変換係数を量子化回路14b とほぼ
反対のステップにて元の変換係数に戻す逆変換回路であ
る。ここで逆量子化された変換係数は逆DCT 回路14f に
供給される。逆DCT 回路14fは、逆量子化回路14e から
の変換係数をDCT 変換回路14a とほぼ反対のステップに
て元の画像信号に戻す変換回路である。変換した画像信
号は加算回路24を介して動き補償部16に供給される。
【0031】動き補償部16は、たとえば、すでに符号化
されて復号された前画像を参照画像として現画像との間
の動きを検出して、その動きに基づいて参照画像を動き
補正する信号処理部である。本実施例では、参照画像の
VOP にてオブジェクト外の画素を有意な値にパディング
して動き検出および動き補正するパディング処理を含む
参照画像処理回路である。
【0032】より詳しくは、本実施例の動き補償部16
は、たとえば図1に示すように、VOPメモリ16a と、パ
ディング処理回路16b と、動きベクトル検出回路16c
と、動きベクトル符号化回路16d と、動き補正回路16e
とを含む。VOP メモリ16a は、参照画像となるそれぞれ
のVOP の画像信号を順次蓄積する記憶回路である。本実
施例では、テクスチャ符号化部14からの復号信号と動き
補正回路16e からの画像信号とを加算器24にて加算した
前画像の画像信号を順次蓄積する。
【0033】パディング処理回路16b は、VOP メモリ16
a からの参照画像の画像信号をたとえば(16×16)画素
のマクロブロック毎に読み出して、そのオブジェクト外
の画素を有意な値に補填する処理回路である。本実施例
でパディング処理回路16b は、オブジェクト内の画素の
平均値をオブジェクト外の画素に補填する平均値パディ
ング回路である。より具体的には、本実施例のパディン
グ処理回路16b は、たとえば、図2に示すように、平均
値算出回路1000と、平均値挿入回路1100とを含む。
【0034】平均値算出回路1000は、参照画像のマクロ
ブロックにオブジェクト境界を含む場合に、そのマクロ
ブロックのオブジェクト内の画素の平均値を求める演算
回路である。平均値算出回路1000は、VOP メモリ16a か
らの画素信号S1と形状符号化部18からの形状情報S2とに
基づいて平均値を算出する。形状情報S2は、オブジェク
ト内の画素を"1" にて表わし、オブジェクト外の画素
を"0" にて表わす2値情報である。これにより、本実施
例の平均値算出回路1000は、マクロブロックに"0", "1"
両方の形状情報S2を含むか否かを検出する検出機能と、
両方の形状情報S2を含む場合にマクロブロック内の形状
情報"1" の画素の総数を計数する計数機能と、そのマク
ロブロックにて形状情報"1" に応当するVOP メモリ16a
からの画素値S1を順次加算する累算機能と、その加算結
果を画素の総数にて除算する除算機能とを含み、その演
算結果S3を平均値挿入回路1100に供給する。
【0035】平均値挿入回路1100は、平均値算出回路10
00にて求めた平均値S3をそのオブジェクト境界を含むマ
クロブロックのオブジェクト外の画素に補填する補填回
路である。本実施例で平均値挿入回路1100は、形状情報
S2に基づいてその値が"0" の画素に平均値S3をそれぞれ
補填し、形状情報S2が"1" の画素にはVOP メモリ16aか
らの画素信号S1をそのまま出力する。
【0036】また、本実施例では、オブジェクト境界を
含むマクロブロックに隣接するオブジェクトを含まない
マクロブロックを参照する場合には、そのマクロブロッ
クのすべての画素に平均値S3を補填し、さらに外部のオ
ブジェクトを含まないマクロブロックを参照する場合
は、8ビットにて"126" などの値となる中間値をそれぞ
れの画素値として補填する。パディングした参照画像の
画像信号S4は、動きベクトル検出回路16c および動き補
正回路16e に供給される。
【0037】図1に戻って、動きベクトル検出回路16c
は、現画像の画像信号とパディングした参照画像の画像
信号とからそれらの間の動きベクトルをそれぞれのマク
ロブロック毎に検出する検出回路である。この検出回路
16c は、たとえば、ブロックの各画素の相関関係を求め
て対応の画素およびブロックを検出するブロックマッチ
ング法あるいは反復勾配演算法などが有利に適用され
る。特に、オブジェクト境界を含むマクロブロックで
は、動きのあるオブジェクトの画素と背景などの動きの
ない画素とが混在するため、オブジェクト外の画素をオ
ブジェクト内の画素に近い値としてパディングしたブロ
ックがその動き検出の際に有利に適用される。検出した
動きベクトルは、動きベクトル符号化回路16d および動
き補正回路16e に供給され、さらに形状符号化部18にそ
れぞれ供給される。
【0038】動きベクトル符号化回路16d は、動きベク
トル検出回路16c にて求めたそれぞれのマクロブロック
の動きベクトルを隣接するマクロブロックの動きベクト
ルとの間にて差分をとってそれぞれ符号化する符号化回
路である。符号化された動きベクトルは、多重化回路20
に供給される。
【0039】一方、動き補正回路16e は、パディング処
理回路16b からの参照画像のマクロブロックを動きベク
トル検出回路16c にて求めた動きベクトルにて現画像の
ブロック位置に動き補正する処理回路である。動きベク
トル検出回路16c は、動き補正した参照画像のブロック
の画像信号を減算回路22に順次出力する。減算回路22
は、動き補正した参照画像と現画像の画像信号とのそれ
ぞれの画素の差を求めて、テクチャ符号化回路14に供給
する。
【0040】他方、形状符号化回路18は、現画像の画像
信号を受けてそのオブジェクトの形状情報を検出して符
号化する符号化回路である。形状符号化回路18は、"0”
および"1" にて表わす2値の形状情報あるいは"0" ( オ
ブジェクト)および"1〜255"にて表す 256値の形状情報
をたとえば周辺画素との生起確率を用いた算術符号化な
どにて符号化する。検出した形状情報はパディング処理
回路16b に1フレーム分遅延して供給され、符号化した
形状情報は多重化回路20に供給される。
【0041】多重化回路20は、可変長符号化回路14d か
らの符号と、動きベクトル符号化回路16d からの符号
と、形状符号化部18からの符号とを多重化して符号化ス
トリームを形成するストリーム形成回路である。多重化
回路20は、有利には動画像中のそれぞれのオブジェクト
の符号をグループ化した階層構造のストリームを形成し
て出力する。
【0042】以上のような構成において上記動画像符号
化装置の動作を説明すると、まず、オブジェクトを含む
フィールドあるいはフレーム単位の画像信号がVOP 入力
部12に供給されると、VOP 入力部12ではオブジェクトを
含む所定の範囲の画像信号を取り出して、VOP を形成
し、それぞれ符号化順序に従って各部に供給する。
【0043】たとえば、VOP に形成された第1の画面の
画像信号は、減算器22を介してテクスチャ符号化部14に
供給されて、面内符号化されてIVOP(Iピクチャ)とし
て形成される。この場合、テクスチャ符号化部14に入力
した画像信号は、DCT 符号化回路14a にて所定の画素数
毎に直交変換されて、さらに、その変換係数が量子化回
路14b にて所定の量子化ステップにて量子化され、予測
符号化回路14c および逆量子化14e に供給される。
【0044】次に、予測符号化回路14c では、直交変換
されて量子化されたブロック毎の変換係数を隣接するブ
ロック間にてその勾配を求め、勾配の少ないブロックと
の差分をとって予測符号化する。次に、予測符号化され
たブロック毎の符号列は、可変長符号化回路14d にてハ
フマン符号などの可変長符号にて符号化されて、多重化
回路20に供給される。
【0045】一方、テクスチャ符号化部14にてDCT 符号
化されて量子化されたIVOPの画像信号の符号は、逆量子
化回路14e および逆DCT 回路14f を順に経て復号され
て、元の画像信号が再生される。再生した画像信号は、
加算器24を介してVOP メモリ16a に順次蓄積される。他
方、形状符号化部18では、IVOPでのオブジェクトの形状
情報が検出されて、その形状情報がパディング処理回路
16b に1フレーム分遅延して供給される。IVOPでは動き
ベクトル符号化および形状符号化は実行されない。IVOP
の符号化は、以下所定の画面毎にテクスチャ符号化部14
のみが起動されて実行される。これにより、テクスチャ
符号化部14にて面内符号化され、この符号化されたテク
チャ符号が、多重化回路20を介して出力される。
【0046】次に、ビデオオブジェクトプレーンVOP に
形成された2画面目ないし4画面目の画像信号は、たと
えば4画面目のVOP が1画面目の画像信号を参照画像と
して前方向予測符号化され、2画面および3画面目のビ
デオオブジェクトプレーンVOP が1画面目および4画面
目の画像信号を参照画像として双方向予測符号化され
る。以下同様に、3画面毎に前方向予測およびそれらの
間にて双方向予測によりそれぞれのオブジェクトが符号
化される。
【0047】前方向予測の場合、VOP 入力部12から、た
とえば4画面目のビデオオブジェクトプレーンVOP の画
像信号が動き補償部16に供給されると、VOP メモリ16a
に直前にIVOPとして符号化されて復号された1画面目の
VOP の画像信号が参照画像として読み出されて、パディ
ング処理回路16b に供給される。これにより、パディン
グ処理回路16b では、オブジェクト外の画素を有為な値
にて補填して、それぞれ補填したマクロブロックを動き
ベクトル検出回路16c に供給する。
【0048】たとえば、図3に示すように、オブジェク
ト境界を含むマクロブロックが参照されたときは、それ
らオブジェクト内の画素d1〜dnの平均値S3を図2に示す
平均値算出回路1000にて求める。求めた画素の平均値S3
は、平均値挿入回路1100にてオブジェクト外の画素に挿
入されて、パディングしたマクロブロックが動きベクト
ル検出回路204 に供給される。さらに、オブジェクト境
界を含むブロックに隣接するオブジェクトを含まないブ
ロックを続けて参照する場合、たとえば、図3に示すブ
ロックの右側あるいは上側に隣接するマクロブロック
(オブジェクト外領域)を参照する際にはそのブロック
の画素(オブジェクト外領域)を上記平均値算出回路10
00にて求めたオブジェクト内の画素(オブジェクト領
域)の平均値S3にて補填して、その結果のブロックを動
きベクトル検出回路16c に供給する。
【0049】これにより、動きベクトル検出回路16c で
は、現画像と参照画像との間のマクロブロックの動きベ
クトルをそれぞれ求めて、その結果を動きベクトル符号
化回路16d および動き補正回路16e ならびに形状符号化
回路18にそれぞれ供給する。
【0050】次に、検出された動きベクトルを受けた動
き補正回路16e では、その動きベクトルにてパディング
処理回路16b からのパディングされた参照画像のマクロ
ブロックを動き補正して、対応の現画像の画像信号に同
期するように減算器22に出力する。
【0051】この結果、減算器22にて現画像と参照画像
の画像信号の差分がとられ、その結果の差分信号がテク
スチャ符号化部14に供給される。テクスチャ符号化部14
に入力した差分信号は、上記面内符号化の場合と同様
に、DCT 符号化回路14a にて所定の画素数毎に直交変換
されて、さらにその変換係数が量子化回路14b にて所定
の量子化ステップにて量子化されて、上記と同様に予測
符号化回路14c および逆量子化14e に供給される。
【0052】以下同様に、それぞれのマクロブロックが
動き補償部16にて、前画像のオブジェクト外の画素がオ
ブジェクト内の画素の平均値にてパディングされ、その
パディングした参照画像に基づいて現画像での動きベク
トルが検出されて、その動きベクトルにて動き補正した
参照画像のブロックと現画像のブロックとの間の差分信
号がテクスチャ符号化部14にてDCT 変換されて量子化さ
れる。
【0053】次に、それぞれのブロックにてDCT 変換さ
れて量子化された変換係数は、上記と同様に、予測符号
化回路14c にてブロック間にてその勾配が求められ、勾
配の少ないブロックとの差分がそれぞれ予測符号化され
る。次に、予測符号化されたブロック毎の符号列は、上
記と同様に可変長符号化回路14d にてハフマン符号など
の可変長符号にて符号化されて、多重化回路20に供給さ
れる。
【0054】一方、テクスチャ符号化部14にてDCT 符号
化されて量子化されたPVOPの画像信号の符号は、逆量子
化回路14e および逆DCT 回路14f にて復号されて、元の
差分信号が再生され、加算器24にて動き補正した画像信
号と加算されて、VOP メモリ16a に順次蓄積される。
【0055】他方、形状符号化部18では、PVOPでのオブ
ジェクトの形状情報が検出されてパディング処理回路16
b に1フレーム分遅延して供給され、また、ブロック毎
に形状符号化されて、多重化回路20に供給される。これ
により、多重化回路20ではテクスチャ符号化部14からの
テクスチャ符号と、動き補償部16からの動きベクトル符
号と、形状符号化部18からの形状符号を多重化して、前
方向符号化により符号化された画像信号を符号化ストリ
ームを形成して出力する。
【0056】次に、双方向予測符号化の場合は、たとえ
ば2画面目のビデオオブジェクトプレーンVOP が動き補
償部16に供給されると、上述したようにすでに符号化さ
れて復号された第1画面と第4画面の画像信号がVOP メ
モリ16a から読み出されて、上記前方向符号化の場合と
同様に、それぞれパディング処理回路16b にて平均値パ
ディングされる。それらパディングされた前画像と後画
像の画像信号は、動きベクトル検出回路16c にて現画像
の画像信号との間にて前方向および後方向予測の動きベ
クトルがそれぞれ検出される。検出された動きベクトル
は、動きベクトル符号化回路16d および動き補正回路16
e ならびに形状符号化回路18にそれぞれ供給される。
【0057】次いで、検出された動きベクトルを受けた
動き補正回路16e では、それぞれの動きベクトルにてパ
ディング処理回路16b からのパディングされた前画像と
後画像のそれぞれの参照画像のマクロブロックを現画像
の位置にそれぞれ動き補正して、たとえば、それらの平
均値にて表わすそれぞれの画素を対応の現画像の画像信
号に同期するように減算器22に出力する。
【0058】この結果、上記前方符号化の場合と同様
に、減算器22にて現画像と参照画像の画像信号の差分が
とられ、その結果の差分信号がテクスチャ符号化部14に
供給される。テクスチャ符号化部14では、上記各符号化
の場合と同様に、差分信号を直交変換してさらに量子化
して、それらのブロック間の差分値を予測符号化して、
さらに可変長符号化して多重化回路20に供給する。
【0059】これにより、多重化回路20では、上記前方
向符号化の場合と同様に、テクスチャ符号化部14からの
テクスチャ符号と、動き補償部16からの動きベクトルの
符号と、形状符号化部18からの形状符号を多重化して、
双方向符号化により符号化された画像信号を符号化スト
リームとして形成して出力する。
【0060】同様に、第3画面のビデオオブジェクトプ
レーンVOP は、第2の画面と同様に第1画面と第4画面
のビデオオブジェクトプレーンVOP を平均値パディング
にてそれぞれ補填した参照画像に基づいて双方向予測符
号化されて、その符号化ストリームが形成されて出力さ
れる。
【0061】以下、次の面内符号化の画面までに、3画
面おきに前方向予測符号化により符号化され、それら前
方向予測の間の2画面が双方向予測により符号化され
て、それぞれ符号化ストリームとして形成されて出力さ
れる。
【0062】以上のように本実施例の動画像符号化装置
10によれば、動き補償部16に、VOPメモリ16a から読み
出した参照画像のオブジェクト外の画素をオブジェクト
内の画素の平均値にてパディングするパディング処理回
路16b を設けたので、パディングした参照画像にてオブ
ジェクト外の画素がオブジェクト内の画素値に近い値に
て一様に補填されて、不必要な横または縦の縞模様が発
生することなく、動きベクトルを有効に検出することが
できる。また、パディングして動き補正した画像でも不
要な縞模様が発生しないので、その参照画像と現画像と
の差分信号においても余分な縞模様などが発生せず、こ
れを符号化した際に符号量を増加させることなく符号化
することができる。したがって、符号化効率を低下させ
ることなく有効に符号化を実行することができる。
【0063】本実施例の効果をより明確にするため、図
8に示す繰り返しパディング処理と図4に示す本実施例
に適用された平均値パディング処理とを比較すると、図
8に示す繰り返しパディング処理では、オブジェクト境
界を含むマクロブロックにてオブジェクト境界の画素d
2, d4, d7, ・・・, dn を水平方向に複写して水平パディ
ングする。次に、残りのオブジェクト外の画素にオブジ
ェクト境界の画素d1と水平パディングした画素d2とを垂
直方向に複写して垂直パディングする。この図から明か
なように、たとえば、オブジェクト境界の画素d1, d2,
d4, d7, ・・・, dnが隣合う画素にてその値が大きく異な
ると、その値を複写したオブジェクト外に画素値d2, d
4, d7, ・・・, dn にて表わす横方向の縞模様と、縦方向
にd1の縞模様とが現われる。本実施例では、図4に示す
ように、オブジェクト外のそれぞれの画素にオブジェク
ト内の画素d1〜dnの平均値daをパディングするので、オ
ブジェクトの絵柄あるいはその形状検出の精度が悪い場
合であっても、オブジェクト外のそれぞれの画素が一様
な値にて補填されて、図8に示す繰り返しパディングの
ように縦または横の縞模様が発生することがない。した
がって、本実施例の符号化装置10では、動き検出精度お
よび符号化効率に悪影響を及ぼすことなく、参照画像を
有効にパディングして符号化することができる。
【0064】次に、図5には、図1に示す動画像符号化
装置10に適用されるパディング処理回路16b の他の実施
例が示されている。本実施例において、図2に示すパデ
ィング処理回路16b と異なる点は、オブジェクト外の画
素を平均値にて補填した後に、オブジェクト境界付近の
画素の変化を緩やかな値に変換する境界フィルタ回路12
00を設けた点である。なお、図5において上記実施例と
同様の部分には同符号が付されている。
【0065】詳しくは、本実施例のパディング処理回路
16b は、平均値算出回路1000と、平均値挿入回路1100
と、境界フィルタ回路1200とを含み、それぞれVOP メモ
リ16aからの参照画像の画像信号S1が供給され、形状符
号部18からの形状情報S2が供給される。平均値算出回路
1000は、上記実施例と同様に、オブジェクト境界を含む
マクロブロックが参照された際に、そのオブジェクト内
の画素の平均値S3を求めて平均値挿入回路1100に供給す
る演算回路である。
【0066】平均値挿入回路1100は、上記実施例と同様
に、平均値算出回路1000から供給される平均値S3にて少
なくともオブジェクト境界を含むマクロブロックのオブ
ジェクト外の画素を補填する補填回路である。平均値挿
入回路1100は、その補填結果の画素信号S4を境界フィル
タ回路1200に出力する。
【0067】境界フィルタ回路1200は、平均値挿入回路
1100を介して供給されるオブジェクト境界を含むマクロ
ブロックにてオブジェクト境界付近の画素値の変化を緩
やかな値に変換する境界値変換回路である。本実施例で
境界フィルタ回路1200は、オブジェクト境界のオブジェ
クト内の画素に隣接するオブジェクト外の画素をそれぞ
れ周囲の画素の値に基づいて平滑処理する処理回路であ
る。より具体的には、形状情報S2を受けた際にオブジェ
クト内の画素(図6の斜線領域のブロック40)を示す形
状情報"1" からオブジェクト外の画素を示す形状情報"
0" に変化したオブジェクト外の画素(図6のブロック4
2)を検出する境界外画素検出機能と、検出した境界外
の画素を、次式(1) にて演算した結果に変換する平滑フ
ィルタとを含む。
【0068】
【数1】 D(j, i) =[d(j, i)+( 1/α)・{d(j-1, i)+ d(j, i-1) + d(j+1, i)+d(j, i+1)}]/ [1 +( 4/α)] ・・・(1) 上式において、d(j,i)は検出画素値、d(j-1, i), d(j,
i-1), d(j+1, i), d(j, i+1)はそれぞれ検出画素の上下
左右の画素、αはフィルタ係数、D(j, i) は平滑処理に
よって得られた変換値である。すなわち、本実施例の平
滑フィルタは、たとえば、図6に示すように、フィルタ
対象画素d(j, i) と、その上下左右の画素 d(j-1, i),
d(j, i-1), d(j+1, i), d(j, i+1) にて、対象画素をそ
のままの値に、上下左右の画素を1/αにてそれぞれフィ
ルタリングして、それらの結果を平滑して、検出画素の
値として置き換えるディジタルフィルタである。図6に
示すように、検出画素に対して太い実線44a, 44bで囲ん
だこれらの領域の画素を用いて平滑化が行われる。この
とき、周囲の画素に対する各係数の位置関係は図6(b)
に示す通りである。
【0069】以上のような構成の本実施例によるパディ
ング処理回路が適用された動画像符号化装置10におい
て、動き補償部16では、VOP メモリ16a から参照画像の
画像信号をそれぞれのマクロブロック毎に読み出すと、
そのマクロブロックにオブジェクト境界を含む場合に、
パディング処理回路16b は、まず、平均値算出回路1000
にてオブジェクト内の画素を検出してその平均値S3を求
める。
【0070】求めた平均値S3は、平均値挿入回路1100に
供給される。これにより、平均値挿入回路1200では、オ
ブジェクト外の画素を検出すると、それぞれの画素を平
均値S3に置き換えて、その結果S4を境界フィルタ回路12
00に順次供給する。この場合オブジェクト内の画素はそ
のままの値にして、境界フィルタ回路1200にそれぞれの
画像信号S4が供給される。
【0071】次いで、境界フィルタ回路1200では、平均
値S3を補填した画像信号S4のうちオブジェクト境界に隣
接するオブジェクト外の画素を形状情報S2に基づいて順
次検出し、それぞれの画素をその周囲4画素の値に基づ
いて平滑処理し、その結果を検出画素の値として出力す
る。この結果、オブジェクト境界を含むマクロブロック
にて、オブジェクト外の画素がオブジェクト内の画素の
平均値にて補填され、さらにオブジェクト境界付近の画
素の変化が緩やかな値として変換された参照画像の画像
信号S5が動きベクトル検出回路16c に供給される。
【0072】以下、上記実施例と同様に、動きベクトル
検出回路16c にて現画像と参照画像との間にて動きベク
トルが検出され、動き補正回路16e にて上記のようにパ
ディングされた参照画像が動き補正されて、減算器22を
介してテクスチャ符号化部14に供給されて、符号化が実
行される。
【0073】以上のように本実施例のパディング処理回
路16b が適用された動画像符号化装置10によれば、オブ
ジェクト境界にてオブジェクト内の画素に隣接するオブ
ジェクト外の画素をその周囲の画素との間にて平滑処理
する境界フィルタ回路1200を設けたので、オブジェクト
外の画素がオブジェクト内の画素の平均値にて補填され
た参照画像のマクロブロックにてオブジェクト境界付近
の画素の変化が緩やかな値となるため、オブジェクト周
囲の画素を含むマクロブロックの動き検出を的確に実行
することができる。したがって、参照画像の動き補正を
的確に行なうことができ、符号化効率の向上を図ること
ができる。
【0074】次に、図7には、本発明による動画像復号
装置50の一実施例が示されている。本実施例による動画
像復号装置50は、上記各実施例の動画像符号化装置10に
て符号化されたオブジェクト毎の画像信号を復号するオ
ブジェクト復号装置である。上記各実施例と同様のパデ
ィング処理回路512 を含む復号装置である。
【0075】詳細には、本実施例による動画像復号装置
50は、図7に示すように、符号分離回路502 と、動きベ
クトル復号回路504 と、テクスチャ復号回路506 と、形
状復号回路508 と、VOP メモリ510 と、パディング処理
回路512 と、動き補正回路514 と、加算器516 と、を含
む。符号分離回路502 は、符号化ストリームから動きベ
クトルの符号と、テクスチャ符号と、形状符号とをそれ
ぞれ分離する回路である。符号分離回路502 は、分離し
た動きベクトルの符号を動きベクトル復号回路504 に、
テクスチャ符号をテクスチャ復号回路506 に、形状符号
を形状復号回路508 にそれぞれ供給する。
【0076】動きベクトル復号回路504 は、前述した実
施例の動きベクトル符号化回路16dとほぼ反対の工程に
て動きベクトルの符号を復号する復号回路である。この
復号回路504 は、それぞれブロック間の動きベクトルの
差分値を復号して元のそれぞれのブロックの動きベクト
ルを求める。復号されたブロック毎の動きベクトルは、
動き補正回路514 に供給される。
【0077】同様に、テクスチャ復号回路506 は、前述
した実施例のテクスチャ符号化部14とほぼ反対の工程に
てテクスチャ符号を復号する復号回路である。テクスチ
ャ復号回路506 は、有利には、図示しないがテクスチャ
符号化部14と同様の性能を有する逆量子化回路および逆
DCT 回路を含むとよい。復号された画像信号は、加算器
516 に供給される。
【0078】また、形状復号回路508 も、前述した実施
例の形状符号化回路18とほぼ反対の工程にてオブジェク
トの形状情報を復号する復号回路である。この復号回路
508は、復号した現画像の形状情報は加算器516 に供給
され、1フレーム分遅延した前画像の形状情報S2がパデ
ィング処理回路512 に供給される。
【0079】一方、VOP メモリ510 は、加算器516 を介
して供給される復号された画像信号を順次蓄積する記憶
回路である。VOP メモリ510 は、それぞれ復号された画
像信号をビデオオブジェクトプレーンVOP 毎に参照画像
として記憶して、そのマクロブロック毎の画像信号S1を
パディング処理回路512 に供給する。
【0080】パディング処理回路512 は、VOP メモリ51
0 から読み出された参照画像のオブジェクト外の画素を
有為な値にてパディングするパディング回路である。本
実施例では、上記各実施例の動画像符号化装置と同様
の、たとえば図2あるいは図5に示すパディング回路が
有利に適用される。パディングされた参照画像は、動き
補正回路514 に供給される。
【0081】動き補正回路514 は、パディング処理回路
512 にてパディングされた参照画像を動きベクトル復号
回路504 にて復号した動きベクトルにて動き補正する回
路である。動き補正された参照画像の画像信号は加算器
516 に供給される。
【0082】加算器516 は、テクスチャ復号回路506 か
らの画像信号に、動き補正した参照画像の画像信号と形
状復号回路508 からの形状情報を加算して、元の画像信
号を再生する画像再生回路である。再生された画像信号
は、画像出力およびVOP メモリ510 に供給される。
【0083】以上のような構成において本実施例による
動画像復号装置50の動作を説明する。動画像復号装置50
は、符号化ストリームを受けると、符号分離回路502 に
て動きベクトルの符号と、テクスチャ符号と形状符号と
を分離して、それぞれ動きベクトル復号回路504 、テク
スチャ復号回路506 および形状復号回路508 にそれぞれ
供給する。これにより、動きベクトル復号回路504 では
動きベクトルが復号され、テクスチャ復号回路506 では
テクスチャの画像信号が復号され、そして形状復号回路
508 では形状情報がそれぞれ、復号される。
【0084】動きベクトルが復号されると、動き補正回
路514 ではパディング処理回路512を介してVOP メモリ5
10 から参照画像の画像信号を読み出す。この際、パデ
ィング処理回路512 では、前述した実施例の動画像符号
化装置10と同様に、参照画像のオブジェクトの周囲画素
をオブジェクト内の平均値にて補填して、オブジェクト
外の画素を有意な値にてパディングする。これにより、
動き補正回路514 ではパディング処理回路512 にてパデ
ィングした参照画像を動きベクトル復号回路504 にて復
号した動きベクトルにて動き補正して、その結果を加算
器516 に供給する。
【0085】この結果、加算器516 では、テクスチャ復
号回路506 にて復号された画像信号と動き補正回路514
からの画像信号とを加算して、さらに形状復号回路508
からの形状情報を加算して、元の画像信号を再生する。
再生された画像信号は、VOPメモリ510 に蓄積されると
ともに、後段のたとえば、オブジェクト合成回路などに
供給されて、他のオブジェクトと合成されてそれぞれの
シーンが形成される。
【0086】以下同様に、VOP メモリ510 からの参照画
像を上述した実施例と同様にパディング処理回路512 に
てパディングして、その参照画像を復号した動きベクト
ルにて動き補正して、復号したテクスチャおよび形状情
報を加算して元の画像信号を順次再生していく。
【0087】以上のように本実施例の動画像復号装置で
は、前述した実施例の動画像符号化装置10にて符号化し
た動画像信号をこの実施例と同様の平均値パディングに
て処理した参照画像に基づいて元の画像信号を有効に再
生することができる。
【0088】
【発明の効果】このように本発明の動画像符号化装置お
よび復号装置によれば、動き補償の前に参照画像のビデ
オオブジェクトプレーンにてオブジェクト境界を含むマ
クロブロックのオブジェクト内の画素の平均値にてオブ
ジェクト外の画素を補填するので、オブジェクトの絵柄
などによりまたはオブジェクト形状を精度よく検出でき
なかった場合であってもパディングによる縞模様が発生
することがないため、動き検出を的確に実行することが
できる。したがって、符号化効率を低下させることな
く、また符号量を有効に抑えることができるなどの効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による動画像符号化装置の一実施例の概
略的な構成を示すブロック図である。
【図2】図1の実施例による動画像符号化装置に適用さ
れるパディング処理回路の一例を示すブロック図であ
る。
【図3】図1の実施例による動画像符号化装置にて処理
されるオブジェク境界を含むマクロブロックを示す図で
ある。
【図4】図1の実施例による動画像符号化装置にて適用
される平均値パディング処理を示す図である。
【図5】図1の実施例による動画像符号化装置に適用さ
れるパディング処理回路の他の例を示すブロック図であ
る。
【図6】図5の実施例による動画像符号化装置に適用さ
れる平均値パディング処理の要部を示す図である。
【図7】本発明による動画像復号装置の一実施例の概略
的な構成を示すブロック図である。
【図8】従来の動画像符号化装置に適用される繰り返し
パディング処理を説明するための図である。
【符号の説明】
10 動画像符号化装置 12 VOP 入力部 14 テクスチャ符号化部 16 動き補償部 18 形状符号化部 20 多重化部 16a VOP メモリ 16b パディング処理回路 16c 動きベクトル検出回路 16d 動きベクトル符号化部 16e 動き補正回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C059 KK01 KK03 KK11 KK15 KK19 MA23 MB04 MB14 MB16 MB26 MB27 NN01 NN38 PP04 PP25 RB06 RC16 SS01 SS02 SS11 SS12 TA08 TA62 TB18 TC01 TC12 TC33 TD03 UA02 UA31 UA38

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動画像中の任意形状のオブジェクトを表
    わす画像信号をそれぞれのビデオプレーン毎に所定の画
    素数のマクロブロックに分割して符号化する動画像符号
    化装置において、該装置は、 符号化対象の画像に対して前記オブジェクトを含むビデ
    オプレーンの画像信号を参照画像として順次記憶する参
    照画像記憶手段と、 該参照画像記憶手段から読み出した画像信号にて表わさ
    れるビデオオブジェクトプレーンのオブジェクトの周辺
    画素を有意な値にて補填するパディング手段と、 該パディング手段からの参照画像を表わす画像信号を参
    照して符号化対象となる画像のオブジェクトの動きベク
    トルを検出する動きベクトル検出手段と、 該動きベクトル検出手段からの動きベクトルに基づいて
    前記パディング手段からの参照画像を表わす画像信号を
    符号化対象の画像位置に動き補正する動き補正手段と、 該動き補正した参照画像の画像信号と符号化対象の画像
    信号との差分値を所定の画素毎に圧縮符号化する符号化
    手段とを含み、 前記パディング手段は、オブジェクト境界を含むマクロ
    ブロックにて該ブロックのオブジェクト内の画素の平均
    値を求める平均値算出手段と、 該平均値算出手段にて求めた平均値にてそのマクロブロ
    ック内におけるオブジェクト外の画素を補填する平均値
    挿入手段とを含むことを特徴とする動画像符号化装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の装置において、前記平
    均値挿入手段は、さらにオブジェクト境界を含むマクロ
    ブロックに隣接する外部のマクロブロックを参照する際
    に、該外部のブロックのそれぞれの画素を前記平均値算
    出手段にて求めたオブジェクト境界を含むマクロブロッ
    クのオブジェクト内の画素の平均値にて補填することを
    特徴とする動画像符号化装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の装置に
    おいて、前記パディング手段は、平均値を補填したオブ
    ジェクト境界を含むマクロブロックにてオブジェクト境
    界付近の画素値の変化を緩やかな値に変換する境界値変
    換手段を含むことを特徴とする動画像符号化装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の装置において、前記境
    界値変換手段は、オブジェクト境界のオブジェクト側の
    画素に隣接するオブジェクト外の画素をそれぞれの画素
    の周辺の画素値に基づいて平滑処理する平滑フィルタを
    含むことを特徴とする動画像符号化装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいずれかに記
    載の装置において、該装置は、オブジェクト形状を表わ
    す形状情報を符号化する形状符号化手段を含み、前記パ
    ディング手段は、前記形状符号化手段からの形状情報に
    基づいてオブジェクト内の画素およびオブジェクト外の
    画素を検出して、オブジェクト外の画素を補填すること
    を特徴とする動画像符号化装置。
  6. 【請求項6】 動画像中の任意形状のオブジェクト毎に
    符号化された動画像信号を復号する動画像復号装置にお
    いて、該装置は、 符号化されたそれぞれのオブジェクトの動きベクトルを
    復号する動きベクトル復号手段と、 符号化された現画像の画像信号と参照画像の画像信号と
    の差分信号を復号するテクスチャ復号手段と、 復号されたそれぞれのオブジェクトを含むビデオプレー
    ンの画像信号を記憶する記憶手段と、 該記憶手段から読み出した復号画像の画像信号にて表わ
    されるビデオプレーンのオブジェクトの周辺画素を有意
    な値にて補填するパディング手段と、 該パディング手段からの画像信号を前記動きベクトル復
    号手段にて復号した現画像の動きベクトルにて動き補正
    する動き補正手段と、 該動き補正手段からの画像信号を前記テクスチャ復号手
    段にて復号した差分信号に加算して復号画像を表わす画
    像信号を生成する加算手段とを含み、 前記パディング手段は、オブジェクト境界を含むマクロ
    ブロックにて該ブロックのオブジェクト内の画素の平均
    値を求める平均値算出手段と、 該平均値算出手段にて求めた平均値にてそのマクロブロ
    ックのオブジェクト外の画素を補填する平均値挿入手段
    とを含むことを特徴とする動画像復号装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の装置において、前記平
    均値挿入手段は、さらにオブジェクト境界を含むマクロ
    ブロックに隣接する外部のマクロブロックを参照する際
    に、該外部のマクロブロックのそれぞれの画素を前記平
    均値算出手段にて求めたオブジェクト境界を含むマクロ
    ブロックのオブジェクト内の画素の平均値にて補填する
    ことを特徴とする動画像復号装置。
  8. 【請求項8】 請求項6または請求項7に記載の装置に
    おいて、前記パディング手段は、平均値を補填したオブ
    ジェクト境界を含むマクロブロックにてオブジェクト境
    界付近の画素値の変化を緩やかな値に変換する境界値変
    換手段を含むことを特徴とする動画像復号装置。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の装置において、前記境
    界値変換手段は、オブジェクト境界のオブジェクト側の
    画素に隣接するオブジェクト外の画素をそれぞれの画素
    の周辺の画素値に基づいて平滑処理する平滑フィルタを
    含むことを特徴とする動画像復号装置。
  10. 【請求項10】 請求項6ないし請求項9のいずれかに
    記載の装置において、該装置は、オブジェクト形状を表
    わす形状情報を復号する形状復号手段を含み、前記パデ
    ィング手段は、前記形状復号手段からの形状情報に基づ
    いてオブジェクト内の画素およびオブジェクト外の画素
    を検出して、オブジェクト外の画素を補填することを特
    徴とする動画像復号装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100372381C (zh) * 2003-07-31 2008-02-27 三星电子株式会社 基于模式分析的运动矢量补偿装置和方法
JP2009027457A (ja) * 2007-07-19 2009-02-05 Fujifilm Corp 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム

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