JP4155329B1 - 自動販売機 - Google Patents

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Abstract

【課題】独立した冷却システムと冷却加温システムを備えた自動販売機で、加温時の加温効率を向上させるとともに、サービス時のユニット交換作業を早めた自動販売機を提供する。
【解決手段】機械室52内の流路切替弁55と冷却加温庫39内の室内熱交換器50を結ぶ接続配管61を備えており、バンディングチューブ63は第1キャピラリーチューブ59と接続配管61を密着させ、断熱部材62を介して第2キャピラリーチューブ60を一体にして形成し、前記流路切替弁と前記室内熱交換器を結んだことを特徴とする自動販売機。
【選択図】図5

Description

本発明は缶・びん入り飲料商品などの商品を冷却もしくは加温して販売する自動販売機に関するものである。
従来、この種の自動販売機は省エネを目的に冷却加温するシステムが提案されている(特許文献1参照)。
図6は、特許文献1に記載された従来の自動販売機の冷媒回路図を示すものである。図に示すように、自動販売機の庫内は3つに分割され、冷却専用庫(以下左室という)、冷却加温庫B(以下中室という)、冷却加温庫C(以下右室という)にそれぞれ対応して、後に詳述する利用側ユニット1A(特定利用側ユニット)、利用側ユニット1B及び利用側ユニット1Cが設けられ、各ユニットにはそれぞれ送風機が設けられている。自動販売機の庫外側には、熱源側ユニット2及び送風機20が設けられている。そして、これら熱源側ユニット2、利用側ユニット1A〜1Cにて自動販売機の冷却加温装置が構成される。
次に、冷媒回路について説明する。熱源側ユニット2は、圧縮機18と熱源側熱交換器19と気液分離器21などから構成されると共に、利用側ユニット1A、1B及び1Cは、利用側熱交換器12A、12B及び12Cを有している。そして、熱源側熱交換器19を圧縮機18の冷媒吐出管3と冷媒吸込管4とに切換弁5A、5Bを分岐接続する一方、熱源側ユニット2と利用側ユニット1A、1B、1Cとを接続するユニット間配管6を冷媒吐出管3と分岐接続された高圧ガス管7と、冷媒吸込管4と分岐接続された低圧ガス管8と、液管9とで構成している。
そして、利用側ユニット1Aの利用側熱交換器12Aは、低圧ガス管8と接続されると共に、液管9には電動膨張弁等の冷媒流量制御弁14を介して接続されている。また、利用側ユニット1B、1Cの利用側熱交換器12B、12Cは、高圧ガス管7と低圧ガス管8とにそれぞれ切換弁10A、10B、11A、11Bを介して分岐接続され、液管9には電動式膨張弁等の冷媒流量制御弁15、16を介して接続されている。
尚、電動式膨張弁等の冷媒流量制御弁17を液管9に介在させている。また、左室は冷却のみ行うため、利用側ユニット1Aには利用側ユニット1B、1Cの如き切換弁10A、10B、11A、11Bは設けていないが、切換弁を冷媒吐出管3と冷媒吸込管4とに分岐接続して、加温も可能としても良い。更に、左室を加温専用庫としても良く、その場合には当然に利用側熱交換器12Aは高圧ガス管7に接続されることになる。
ここで、従来例の各熱交換器の容量は、利用側熱交換器12Bの容量を1とした場合、利用側熱交換器12Cの容量が2、利用側熱交換器12Aの容量が3、熱源側熱交換器19の容量は6となるように設定されている。
以上のように構成された自動販売機について、以下その動作を説明する。
まず、左室、中室、右室の全てを冷却庫として商品を冷却する場合について説明する。
圧縮機18から吐出された冷媒は、冷媒吐出管3、切換弁5A、熱源側熱交換器19と順次流れてここで凝縮液化した後、冷媒流量制御弁17及び液管9を経て、各利用側ユニット1A、1B、1Cの冷媒流量制御弁14、15、16に分配され、ここで減圧される。
尚、このときマイクロコンピュータ22は、冷媒流量制御弁17は全開とすると共に、冷媒流量制御弁14、15、16は温度センサ23A、23B、23Cの出力に基づいて絞り量が調節される。然る後、各冷媒流量制御弁14、15、16を経た冷媒は、各利用側熱交換器12A、12B、12Cに流入して蒸発気化した後、利用側熱交換器12B、12Cからは、切換弁10B、11Bを経て低圧ガス管8に入り、利用側熱交換器12Aからはそのまま低圧ガス管8に入る。そして、低圧ガス管8で合流した冷媒は、冷媒吸込管4、気液分離器21を順次経て圧縮機18に吸い込まれる。
次に、左室及び中室を冷却する一方、右室は加温する場合について説明する。
圧縮機18から吐出された冷媒の一部は冷媒吐出管3、切換弁34Aを順次経て、熱源側熱交換器19に流れると共に、残りの冷媒は高圧ガス管7を経て、加温する利用側ユニット1Cの切換弁11Aから利用側熱交換器12Cへと流入する。
そして、この利用側熱交換器12Cと熱源側熱交換器19にて凝縮液化される。これら熱交換器12C、19で凝縮液化された冷媒は、液管9を経て利用側ユニット1A、1Bの冷媒流量制御弁14、15で減圧された後、それぞれの利用側熱交換器12A、12Bに流入して蒸発気化する。
利用側熱交換器12Aを経た冷媒は低圧ガス管8に、また、利用側熱交換器12Bを経た冷媒は切換弁10Bを経た後低圧ガス管8に流入して合流し、冷媒吸込管4、気液分離機21を順次経て圧縮機18に吸い込まれる。このように、この場合には利用側熱交換器12Cは凝縮器として作用するので、右室は加温され、蒸発器として作用する利用側熱交換器12A、12Bにて左室及び中室は冷却されることになる。
このように、利用側ユニット1Cでは利用側ユニット1A及び1Bの冷却時に生じる排熱を利用して右室の加温を行うことができるため、効率的に熱回収及び利用を行うことができ、効率の良い運転を行うことができる。そのため、電気ヒータだけで加温を行っていた従来の自動販売機と比して、電力消費量を減少させることができ、ランニングコストの低減を図ることができる。
特開2001−84447号公報
しかしながら、例えば利用側ユニット1Cを加温する場合、高圧ガス管6を経て切替弁11Aから加温する利用側ユニット1Cへと流入し、利用側熱交換器12Cで凝縮液化して利用側ユニット1A、1Bの冷媒流量制御弁14、15で減圧されて利用側熱交換器12A、12Bに流入して蒸発器気化する。また利用側ユニット1A、1B、1Cすべて冷却する場合も加温時と同じ冷媒流量制御弁を通過することになる。
利用側熱交換器12Cと切替弁11Aおよび切替弁11Bとを並列に接続する接続配管25は冷却時にて低圧ガス管となるため液管9と密着させることで、熱交換による冷却効率を上げ、同時に接続配管25の液冷媒の戻りを防止することができる。しかし、加温運転する場合に、圧縮機18から吐出された冷媒ガスは液管9(6)と熱交換されてしまい、室内側に運ばれる熱量を減少させ室内側での熱交換器の温度を低下させ、その熱交換される熱量を減少させてしまう。
上記従来の構成では、熱源側ユニットと利用側ユニットに備えた熱交換器の接続配管を、加温時および冷却時ともに同じ1つの液管とガス管で冷却、加温運転を行うため、加温時に液管とガス管の間で熱交換されるため、加温能力が低下して効率が低下するという課題があった。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、冷却加温システムの接続配管として、並列接続した液管を構成し、第1キャピラリーチューブは冷却時専用液管として用い、またガス管となる接続配管と冷却時専用液管とを密着させることで、室外熱交換器の凝縮作用により液冷媒となった冷媒はさらに接続配管によって冷やされて過冷却液となって第1キャピラリーチューブに流れていくので、冷却時の冷却効率を上げることができ、さらに接続配管の液戻りを防止することができ、また加温時専用液管である第2キャピラリーチューブは、断熱材を介して接続配管に固定することで、加温時の接続配管の放熱作用を抑制して、室内側に運ばれる熱量を維持させ室内側での熱交換器の温度を適温に維持し、加温効率を高めることができる自動販売機を提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本発明の自動販売機は、庫内に投入された商品を、前記庫内に配置された庫内熱交換器、前記庫内の下方に配置した機械室の圧縮機、庫外熱交換器、流路を切替える流路切替弁、複数のキャピラリーチューブとを環状に接続する冷却加温システムによって冷媒の流れを切り替えることで、冷却または加温する自動販売機において、前記複数のキャピラリーチューブは並列接続され、接続された一方の配管経路には冷却時に冷媒を減圧する第1キャピラリーチューブを備え、接続された他方の配管経路には加温時に冷媒を減圧する第2キャピラリーチューブを備え、前記庫内熱交換器と前記圧縮機との配管に前記流路切替弁を設け、前記流路切替弁と前記庫内熱交換器とを接続する接続配管と前記第1キャピラリーチューブとは密着させて表面を断熱部材で覆い、前記断熱部材の外側に前記第2キャピラリーチューブを配置したものである。
これによって、冷却加温システムを備えた自動販売機の冷却時の冷凍能力を高めるとともに、加温時の接続配管からの放熱作用を抑制して、室内側に運ばれる熱量を維持させ室内熱交換器の温度を適温に維持し、加温効率を高めることができるとともに、流路切替弁より室内熱交換器側の接続配管と熱交換させることで、流路切替弁および接続配管の機械室における収納効率も向上することができる。
本発明の自動販売機は、冷却加温システムの冷却時の冷凍能力を高めるとともに、加温時の加温効率を高めることができ、さらに、流路切替弁および接続配管の機械室における収納効率も向上することができる。
請求項1に記載の発明は、庫内に投入された商品を、前記庫内に配置された庫内熱交換器、前記庫内の下方に配置した機械室の圧縮機、庫外熱交換器、流路を切替える流路切替弁、複数のキャピラリーチューブとを環状に接続する冷却加温システムによって冷媒の流れを切り替えることで、冷却または加温する自動販売機において、前記複数のキャピラリーチューブは並列接続され、接続された一方の配管経路には冷却時に冷媒を減圧する第1キャピラリーチューブを備え、接続された他方の配管経路には加温時に冷媒を減圧する第2キャピラリーチューブを備え、前記庫内熱交換器と前記圧縮機との配管に前記流路切替弁を設け、前記流路切替弁と前記庫内熱交換器とを接続する接続配管と前記第1キャピラリーチューブとは密着させて表面を断熱部材で覆い、前記断熱部材の外側に前記第2キャピラリーチューブを配置したことで、加温時の接続配管からの放熱作用を抑制して、室内側に運ばれる熱量を維持させ室内熱交換器の温度を適温に維持し、加温効率を高めることができるとともに、流路切替弁および接続配管の機械室における収納効率も向上することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明にさらに、第2キャピラリーチューブは、断熱部材の外側に、長さ方向に沿って固定したものであり、第2キャピラリーチューブとの断熱を維持しながら、接続配管に固定して機械室内の配管整理を行うことができ、サービス時のユニット交換作業を容易に行うことができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明に、第2キャピラリーチューブの表面に配管表面の傷つきを防止する被覆層で覆ったものであり、第2キャピラリーチューブの表面の傷つきを低減することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明するが、従来例または先に説明した実施の形態と同一構成については同一符号を付して、その詳細な説明は省略する。なお、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における自動販売機の正面図、図2は同実施の形態の自動販売機の縦断面図、図3は同実施の形態の自動販売機の機械室の構造を示す斜視図、図4は同実施の形態の自動販売機のシステム回路図である。
図1において、自動販売機30は缶飲料商品を冷却あるいは加温販売するものであり、前面に開口した断熱箱体からなる本体31と、この本体31に一側を回動自在に枢支された開閉自在の前面扉32とから構成されている。前面扉32の下部には販売口33が配置されている。
この前面扉32の後方には、前面に断熱扉(図示しない)を有する商品収納庫34が本体31内に形成されている。この商品収納庫34内は図1のように、内部に断熱材が充填された区画壁35と36により左右3室に区画されており、区画壁35の左側に冷却庫37が形成され、区画壁35と区画壁36間に位置した中央に冷却と加温のいずれかを選択して切り替え可能な冷却加温庫38が形成され、区画壁36の右側にも冷却と加温のいずれかを選択して切り替え可能な冷却加温庫39が形成されている。
またそれぞれ室内には収納棚40が商品収納庫34の上部に吊下げられており、商品41が内部に収納されている。そして収納棚40の下部には選択された商品を搬出する搬出装置42が配置され、1個ずつ商品41を下方に落下させる。搬出装置42の下方には販売口33に向かって傾斜したシュート43が配置されており、各収納棚40から排出された商品41は、このシュート43上に落下し、転動して販売口33に導かれるものである。
シュート43の下側には冷却庫37、冷却加温庫38、39にそれぞれ対応して冷却室44、冷却加温室45、46が備えられている。冷却室44内には蒸発器47、冷却加温室45内には蒸発器48、加温時に通電して加温室とする電気ヒータ49を備えている。また冷却加温室46内には室内熱交換器50と、加温時に室内熱交換器50の補助として通電可能な補助電気ヒータ64を備えている。また各室にはそれぞれ庫内ファン(図示しない)があり、強制送風して庫内を強制的に循環させ、各室それぞれに備えた庫内センサー(図示しない)によって庫内を適温に制御する。
本体31の下方には、商品収納庫34の下部に備えた区画壁51によって区画された機械室52を形成している。
図3、図4を参照して本実施例の自動販売機30の機械室構造を説明する。図3、図4は機械室52と室内熱交換器の接続をイメージした斜視図である。機械室52は、室内熱交換器50と環状に接続される第1圧縮機53と第1熱交換器54(庫外熱交換器)と冷媒の流路を切替える流路切替弁55などで構成された冷却加温サイクル、また蒸発器47、48と環状に接続される第2圧縮機56と凝縮器57と蒸発器47、48への冷媒の流路を切替える三方弁58などで構成された冷却サイクルとなっている。
また流路切替弁55は4つの切替弁で構成されており、冷却加温庫39が冷却される時、冷媒流路として開かれる高圧側冷却用切替弁55aと低圧側冷却用切替弁55bを備え、冷却加温庫39が加温される時、冷媒流路として開かれる高圧側加温用切替弁55cと低圧側加温用切替弁55dを備えている。
図3、図4のように第1熱交換器54と凝縮器57はフィンチューブ式の熱交換器で、共通のフィンチューブを貫通させてお互いに前後方向に重ねて形成した一体型の熱交換器いわゆるカスケード式熱交換器58として形成されている。図のように機械室52内の前方、すなわち自動販売機30の前面扉32側で、左右方向でほぼ中央位置にカスケード式熱交換器58が配置し、機械室52内の後方には第1圧縮機53と第2圧縮機56が横並びに配置されている。第2圧縮機56はカスケード式熱交換器58のほぼ真後ろの位置に設置している。第1圧縮機53の前方でカスケード式熱交換器58の横方向にはスペースが形成されていて、この部分に流路切替弁55が集約配置し、第1圧縮機53と第1熱交換器54と室内熱交換器50を環状に接続する配管系や減圧手段などが集約されている。
また、流路切替弁55と室内熱交換器50との間は流路切替弁55aの動作により冷却加温庫39が冷却される場合にのみ冷媒が流れる配管経路にはドライヤ100、逆止弁101、第1液管(第1キャピラリーチューブ)59とが接続され、流路切替弁55cの動作により冷却加温庫39が加温される場合にのみ冷媒が流れる配管経路には、第2液管(第2キャピラリーチューブ)60、逆止弁102が接続されている。
冷却加温庫39の冷却時には蒸発器として作用する室内熱交換器50から流路切替弁55bの方向に冷媒が流れて第1圧縮機53に戻り、加温時には第1圧縮機53から吐出された冷媒は流路切替弁55cを通過して凝縮器として作用する室内熱交換器50の方向に冷媒が流れ、流路切替弁55bおよび55cと室内熱交換器50とを接続するガス管61(接続配管)が構成されている。
図5は、本実施の形態における冷却加温システムの接続配管と第1キャピラリーチューブと第2キャピラリーチューブの配管構成を表した要部斜視図である。
図5のように接続配管61と第1キャピラリーチューブ59とは流路切替弁55と室内熱交換器50までの間において、はんだ等で全長に渡って密着固定されており、さらに図5のように周囲をウレタンフォームなどの断熱部材62で囲っている。また第2キャピラリーチューブ60は接続配管61や第1キャピラリーチューブ59と接触させて固定されておらず、接続配管61と熱交換しないように断熱部材62で断熱して、バンディングチューブ63等で、断熱部材62の外側に固定して構成している。
以上のように構成された自動販売機について、以下その動作、作用を説明する。
まず、冷却庫37、冷却加温庫38、39がすべて冷却庫として商品を冷却する場合、すなわち冷却加温庫39は、高圧側冷却用切替弁55aと低圧側冷却用切替弁55bが開放され、他の切替弁55c、55dが閉じた状態でカスケード式熱交換器58として組み込まれた第1熱交換器54が凝縮器として、室内熱交換器50が蒸発器として作用し、冷却庫39として形成される。冷媒は圧縮機で圧縮され高温高圧の気体となり、切替弁55aを介して第1熱交換器54での外気への放熱により液化され、切替弁55bの動作により流路が確保される第1キャピラリーチューブ59を通り、減圧されながら室内熱交換器50に流れ、そこで冷却庫39内から熱を吸収することで蒸発し、ガス管61と通じて切替弁55bを介して圧縮機へと戻る。
これらの作用により冷却庫39は冷却される。この時、高温の第1キャピラリーチューブ59と低温の接続配管61は密着されているため、第1キャピラリーチューブ59は接続配管61によって冷やされて、第1熱交換器54の凝縮作用により液冷媒となった冷媒はさらに接続配管61によって冷やされて過冷却液となって第1キャピラリーチューブ59に流れていくので、冷却時の冷却効率を上げることができ、消費電力量を低減することが出来る。
この時、温められた接続配管61内に残留した液冷媒の蒸発も促進され、圧縮機53への液冷媒戻りを防止することができるため、圧縮機の故障を低減できる。
次に冷却加温庫39が加温庫39に設定された場合、すなわち冷却加温庫39は、高圧側加温用切替弁55cと低圧側加温用切替弁55dが開放され、他の切替弁55a、55bが閉じた状態でカスケード式熱交換器59として組み込まれた第1熱交換器54が蒸発器として、室内熱交換器50が凝縮器として作用し、加温庫39として形成される。冷媒は圧縮機53で圧縮され高温高圧の気体となり、切替弁55cを介して接続配管61を通り、室内熱交換器50へと流れ込み加温庫39への放熱により液化され、切替弁55dの動作により流路が確保される第2キャピラリーチューブ60を通り、減圧されながら第1熱交換器54に流れ、そこで外気から熱を吸収することで蒸発し、圧縮機へと戻る。
これらの作用により加温庫39は加温される。この時、高温の接続配管61と低温の第2キャピラリーチューブ60は断熱部材62により断熱されているため、接続配管61から第2キャピラリーチューブ60への熱移動はなく、第1圧縮機53から吐出された冷媒ガスの温度を低下させないように断熱部材62により放熱を抑えて室内熱交換器50へ運ばれるため、加温庫39の加温効率をアップすることができる。
また、第2キャピラリーチューブ60自体にも別の断熱部材を巻きつけて、バンディングチューブ63で、断熱部材62の外側に固定することで、さらに第2キャピラリーチューブ60と接続配管61との熱交換を抑制し、さらに第2キャピラリーチューブ60の配管表面の傷付きを防止することができる。断熱部材以外に傷つきを防止する被覆層で覆ってもよい。
また、第1キャピラリーチューブ59と第2キャピラリーチューブ60は図3のように室内熱交換器50と同じジョイントパイプ50aに接続されるので、第2キャピラリーチューブ60は断熱部材62の外側に固定することでサービス時のユニット交換作業性を向上することができる。
以上のように本発明にかかる自動販売機は、冷却加温システムの加温、冷却効率を高め、消費電力を低減でき、サービス性も向上できるためカップ自動販売機にも適用できる。
本発明の実施の形態1における自動販売機の正面図 本発明の実施の形態1における自動販売機の縦断面図 本発明の実施の形態1における機械室斜視図 本発明の実施の形態1におけるシステム回路図 本発明の実施の形態1における接続配管を表した要部斜視図 従来の自動販売機の冷媒回路図
符号の説明
30 自動販売機
34 商品収納庫
37 冷却庫
38,39 冷却加温庫
47,48 蒸発器
50 室内熱交換器
52 機械室
53 第1圧縮機
54 第1熱交換器(庫外熱交換器)
55 流路切替弁
56 第2圧縮機
57 凝縮器
58 カスケード式熱交換器
59 第1液管(第1キャピラリーチューブ)
60 第2液管(第2キャピラリーチューブ)
61 ガス管(接続配管)
62 断熱部材
63 バンディングチューブ

Claims (3)

  1. 庫内に投入された商品を、前記庫内に配置された庫内熱交換器、前記庫内の下方に配置した機械室の圧縮機、庫外熱交換器、流路を切替える流路切替弁、複数のキャピラリーチューブとを環状に接続する冷却加温システムによって冷媒の流れを切り替えることで、冷却または加温する自動販売機において、前記複数のキャピラリーチューブは並列接続され、接続された一方の配管経路には冷却時に冷媒を減圧する第1キャピラリーチューブを備え、接続された他方の配管経路には加温時に冷媒を減圧する第2キャピラリーチューブを備え、前記庫内熱交換器と前記圧縮機との配管に前記流路切替弁を設け、前記流路切替弁と前記庫内熱交換器とを接続する接続配管と前記第1キャピラリーチューブとは密着させて表面を断熱部材で覆い、前記断熱部材の外側に前記第2キャピラリーチューブを配置したことを特徴とする自動販売機。
  2. 第2キャピラリーチューブは、断熱部材の外側に、長さ方向に沿って固定したことを特徴とする請求項1に記載の自動販売機。
  3. 第2キャピラリーチューブの表面に配管表面の傷つきを防止する被覆層で覆ったことを特徴とする請求項1または2に記載の自動販売機。
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